JPH0590051U - 土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構 - Google Patents

土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構

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JPH0590051U
JPH0590051U JP037293U JP3729392U JPH0590051U JP H0590051 U JPH0590051 U JP H0590051U JP 037293 U JP037293 U JP 037293U JP 3729392 U JP3729392 U JP 3729392U JP H0590051 U JPH0590051 U JP H0590051U
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JP
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side wall
peripheral edge
labyrinth
floating seal
small diameter
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Withdrawn
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JP037293U
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English (en)
Inventor
知之 高橋
裕之 井上
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/80Labyrinth sealings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 土砂の侵入圧力を隙間量の変化によって変化
させ、シ−ルの耐久性を向上させるようにしたもの。 【構成】 対向する回転側壁1と固定側壁2のラジアル
方向の各凹部1a,2aにフロ−ティングシ−ル3を装
着し、回転側壁1の周縁1bを小径に、固定側壁2の周
縁2bを大径として互いに重なるように延設すると共
に、小径側となる回転側壁1の周縁1bを受け入れる大
径側となる固定側壁2に環状の凹部4を形成して、フロ
−ティングシ−ル3に至る両周縁1b,2b間および対
向する両側壁1,2間の隙間5をラビリンスとした土砂
侵入防止機構において、延設した回転側壁1の周縁1b
の外面に、固定側壁2の周縁2b内面の端部がほぼ中間
となるように土砂の侵入圧力を変化させる角形の切欠き
6を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械の終減速機等の回転側と固定側との間にフロ−ティングシ− ル等のシ−ル機構を設けた土砂侵入防止装置に係り、特に土砂侵入防止ラビリン スの隙間減少機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えばブルド−ザ等の建設機械においては、図6に示すように横軸 装置11の側面に装着された終減速装置12の軸13から一段減速された軸14 の回りの固定軸15に、回転する遊星ギヤ装置16と一体のスプロケット17が あって、スプロケット17には履帯18のリンク19が噛み合うようになってい る。さらに詳しくは固定軸15には軸受20,21のインナレ−ス20a,21 aがそれぞれ外嵌され、そのそれぞれのアウタレ−ス20b,21bにはスプロ ケット17が外嵌されており、したがってスプロケット17は固定軸15に軸受 20,21を介して回転可能となっている。この場合、固定軸15と回転側との 境界部にはフロ−ティングシ−ル22が設けられていて、軸受20を含む終減速 装置12内のオイル封入がなされると同時に、外部から軸受20を通してゴミ等 の異物の侵入を防止している。しかしフロ−ティングシ−ル22自体は上記のよ うにゴミ等の異物の侵入を防止するものであり、土砂と干渉すると損傷してシ− ル機能を損なうので、土砂の侵入を直接防止するためには、回転軸23の外周と 固定軸15の外周の隙間で行うようになっている。
【0003】 すなわち、回転軸23と固定軸15との間の隙間を狭く、かつ重なる部分の長 さを長くするなど複雑にしたラビリンス構造により、フロ−ティングシ−ル22 に土砂等の異物が侵入して、フロ−ティングシ−ル22を圧迫するのを防止して いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図7に示すように回転軸23側と固定軸15側との間が一定( s)で狭く、複雑な構造に出来ない場合には、土砂が侵入してフロ−ティングシ −ル22を圧迫し、破損する不具合が発生する。
【0005】 本考案はこれに鑑み、土砂の侵入圧力を隙間量の変化によって変化させ、シ− ルの耐久性を向上させることのできる土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構を 提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は、互いに対向する回転側 壁と固定側壁のラジアル方向の各凹部にフロ−ティングシ−ルを装着し、前記回 転側壁の周縁と固定側壁の周縁の何れか一方を小径に、他方を大径として互いに 重なるように延設すると共に、小径側の周縁を受け入れる大径側壁に環状の凹部 を形成して、前記フロ−ティングシ−ルに至る両周縁間および対向する両側壁間 の隙間をラビリンスとした土砂侵入防止機構において、延設した小径側の周縁外 面、または大径側の周縁内面の何れか一方、もしくは両方に土砂の侵入圧力を変 化させる切欠きを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、外部から小径側周縁と大径側周縁の間を通って侵入して来 る土砂の侵入圧力を隙間量の変化によって変化させることにより、土砂の侵入量 を減少させることができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案にかかる土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構の一実施例を示 す断面図、図2乃至図5は図1の他の実施例を示す断面図である。
【0009】 以下、本考案を図1乃至図5に示す一実施例を参照して説明する。本考案は図 1に示すように互いに対向する回転側壁1と固定側壁2のラジアル方向の各凹部 1a,2aにフロ−ティングシ−ル3を装着し、前記回転側壁1の周縁1bを小 径に、固定側壁2の周縁2bを大径として互いに重なるように延設すると共に、 小径側となる回転側壁1の周縁1bを受け入れる大径側となる固定側壁2に環状 の凹部4を形成して、前記フロ−ティングシ−ル3に至る両周縁1b,2b間お よび対向する両側壁1,2間の隙間5をラビリンスとした土砂侵入防止機構にお いて、延設した回転側壁1の周縁1bの外面に、前記固定側壁2の周縁2b内面 の端部がほぼ中間となるように土砂の侵入圧力を変化させる角形の切欠き6を設 けたものである。図1乃至図5中、7は軸受であり、軸芯の矢印方向は回転側の 回転方向を示す。
【0010】 図2乃至図5は本考案の他の実施例を示すもので、図1と共通する部品には図 1と同一符号を付して説明は省略する。図2は他の実施例1を示すもので、図1 の切欠き6ほか、回転側壁1の周縁1b外面1cに対向する固定側壁2の周縁に U字形の切欠き8を設けたものである。図3は他の実施例2を示すもので、図1 の切欠き6のほか、固定側周縁2b内面に対向する回転側周縁1b外面に角形の 切欠き6aを複数個設けたものである。図4は他の実施例3を示すもので、回転 側周縁1b外面に対向する固定側周縁2b内面に角形の切欠き6bを設けたもの である。また、図5は図4の切欠き形状を角形とせず、複数個の鋸刃状のV形の 切欠き6cを設けたものである。
【0011】 つぎに作用を説明する。図1乃至図5において土砂が回転側の周縁1bと固定 側の周縁2bの境界からフロ−ティング3に至る隙間5を通ってフロ−ティング 3側に侵入しようとした場合、従来の図7に示したように隙間sが一定であると 、土砂の侵入圧力も一定となるから、容易にフロ−ティング3に達してフロティ ングシ−ル3が圧迫され破損するが、本考案のように土砂侵入口に体積が大きく なるような切欠き6(6a,6b,6c,7)を設けて、この部分で土砂の侵入 圧を変化(低下)させているから下流側の少ない隙間5には侵入し難くなり、し たがって土砂のフロ−ティングシ−ル3への侵入量が減少する。
【0012】 なお、本考案は実施例において回転側を小径とし、固定側を大径としたもので 説明したが、この逆に回転側を大径とし、固定側を小径とした場合にも適用てき ることは云うまでもない。また、適用事例として装軌車両の終減速装置について 説明したが、下転輪や誘導輪の場合に適用して同じ効果が得られることは勿論で ある。さらに、切欠きの形状は角形、U形、V形など必要に応じて適宜に変更可 能である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、互いに対向する回転側壁と固定側壁のラジアル 方向の各凹部にフロ−ティングシ−ルを装着し、前記回転側壁の周縁と固定側壁 の周縁の何れか一方を小径に、他方を大径として互いに重なるように延設すると 共に、小径側の周縁を受け入れる大径側壁に環状の凹部を形成して、前記フロ− ティングシ−ルに至る両周縁間および対向する両側壁間の隙間をラビリンスとし た土砂侵入防止機構において、延設した小径側の周縁、または大径側の内周縁の 何れか一方、もしくは両方に土砂の侵入圧力を変化させる切欠きを設けたから、 外部から両側壁間に侵入してくる土砂の侵入圧力が隙間量の変化により変化する 。つまり土砂を隙間の狭くなった場所から先には侵入し難くして土砂の侵入量を 減少させることができるため、これによりフロ−ティングシ−ルの耐久性を向上 させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる土砂侵入防止ラビリンスの隙間
減少機構の一実施例を示す断面による説明図である。
【図2】図1の他の実施例の1を示す断面による説明図
である。
【図3】図1の他の実施例の2を示す断面による説明図
である。
【図4】図1の他の実施例の3を示す断面による説明図
である。
【図5】図1の他の実施例の4を示す断面による説明図
である。
【図6】従来から用いられているフロ−ティングシ−ル
周辺のラビリンス隙間構造を含む終減速装置構造の説明
図である。
【図7】図6のフロ−ティングシ−ル周辺のラビリンス
隙間構造の詳細を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転側壁 1a 凹部 1b 周縁 2 固定側壁 2a 凹部 2b 周縁 3 フロ−ティングシ−ル 4 凹部 5 隙間 6 切欠き 6a 〃 6b 〃 6c 〃 8 〃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する回転側壁と固定側壁のラ
    ジアル方向の各凹部にフロ−ティングシ−ルを装着し、
    前記回転側壁の周縁と固定側壁の周縁の何れか一方を小
    径に、他方を大径として互いに重なるように延設すると
    共に、小径側の周縁を受け入れる大径側壁に環状の凹部
    を形成して、前記フロ−ティングシ−ルに至る両周縁間
    および対向する両側壁間の隙間をラビリンスとした土砂
    侵入防止機構において、延設した小径側の周縁外面、ま
    たは大径側の周縁内面の何れか一方、もしくは両方に土
    砂の侵入圧力を変化させる切欠きを設けたことを特徴と
    する土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構。
JP037293U 1992-05-08 1992-05-08 土砂侵入防止ラビリンスの隙間減少機構 Withdrawn JPH0590051U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346205A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Komatsu Ltd 土砂侵入防止用ラビリンスシール
JP2006316916A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Kayaba Ind Co Ltd 走行モータの土砂侵入防止用ラビリンスシール
JP2009136809A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Nachi Fujikoshi Corp 回転ドラム型フィルタ
KR101357272B1 (ko) * 2008-11-28 2014-01-28 무쓰비시 고무 가부시키가이샤 토압 전파 억제 링체와 그 설치 구조, 디스크 커터 및 전륜 장치

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