JP5317425B2 - 造影撮影装置 - Google Patents

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本発明は、被検者に造影剤を注入して撮影する造影撮影装置に関する。
従来、特に医療分野において、被検者の特定の部位や組織が強調された画像を得ることを目的として、被検者に造影剤を注入して撮影するいわゆる造影撮影が行われている。
一般に、造影剤には特有の副作用があり、例えば、体が熱くなる、気分が悪くなるといった比較的軽度のものから、腎臓疾患の誘発、心停止といった重度のものまで様々な副作用が考えられる。また、被検者が造影剤全般または特定の造影剤にアレルギー(allergy)反応を示す造影剤アレルギーである場合も考えられる。
そこで、造影撮影を行う際には、撮影技師は、被検者のカルテ(carte)情報を見て被検者が造影撮影の対象者であるか、造影撮影が可能な体質であるかを確認している。また、撮影技師は、被検者に対して、これから造影撮影を行うことを説明したり、造影撮影には一定のリスク(risk)が伴うことに同意しているか(同意書にサイン(sign)しているか)を確認したり、造影剤アレルギーであったり心臓病を患っているなど造影撮影に適さない体質でないかを確認したり、あるいは、被検者がパニック(panic)にならないように造影剤の注入により体が熱くなるといった違和感が生じることを説明したりしている。
また、記憶装置から読み出した患者情報の中から造影剤アレルギー情報を取り出し、アレルギー反応を示す造影剤があるかを確認し、あればそれに代わる他の造影剤を用いるといった方法も提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−102281号公報
しかしながら、造影撮影を行う際に、撮影技師が、カルテ情報を見誤ったり、不注意によりカルテ情報を確認しなかったりすることも考えられる。また、被検者に対して行われる上記のような説明や確認は、撮影技師によって主に口頭で行われるものであり、撮影技師がそのような説明や確認を実施しなかった場合には、被検者に対して造影撮影に関する注意を十分に喚起させることができない。このような場合には、造影撮影が安全に行われず、医療事故に繋がるケース(case)も考えられる。
本発明は、上記事情に鑑み、造影撮影をより安全に行うことが可能な造影撮影装置を提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、被検者に対して造影撮影を行うための撮影手段と、造影撮影を行う際に注意すべき事項を表す注意情報を記憶する記憶手段と、造影条件を設定する造影条件設定手段と、前記造影条件設定手段による造影条件の設定に応答して、前記記憶手段に記憶されている注意情報を人が認識し得る形態で出力する出力手段と、を備えた造影撮影装置を提供する。
第2の観点では、本発明は、前記記憶手段が、1以上の注意情報を該注意情報別に前記造影条件に含まれる所定の条件と対応付けて記憶するものであり、前記出力手段が、前記設定された造影条件に含まれる条件に対応した注意情報を前記記憶手段から読み出して出力する上記第1の観点の造影撮影装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記造影条件が、造影剤の種類を含み、前記記憶手段が、前記注意情報を前記造影剤の種類と対応付けて記憶する上記第2の観点の造影撮影装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記記憶手段が、前記被検者が造影撮影可能な体質であるかを確認するための情報、前記被検者が造影撮影されることに同意済みであるかを確認するための情報、および、造影剤の注入により違和感が発生し得ることを表す情報のうち少なくとも1つを前記注意情報として記憶する上記第3の観点の造影撮影装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記出力手段が、前記造影条件の設定に係る、操作者による所定の操作に応答して前記注意情報を出力する上記第1の観点から第4の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、操作者による入力操作に応じて、所望の情報を前記注意情報として前記記憶手段に記憶させる登録手段をさらに備えた上記第1の観点から第5の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、前記出力手段が、前記注意情報を文字および/または音声で出力する上記第1の観点から第6の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、前記出力手段が、予め用意された複数種類の言語のうち少なくとも1つの言語で出力する上記第1の観点から第7の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
第9の観点では、本発明は、前記被検者のカルテ情報を取得するカルテ情報取得手段と、造影撮影が可能な否かを確認するための前記被検者に関する情報を入力する入力手段と、前記入力された情報と前記取得されたカルテ情報とを照合する照合手段と、前記照合手段による照合において非合致情報があるとの判定に応じて、その旨を人が認識し得る形態で出力する第2の出力手段と、をさらに備えた上記第1の観点から第8の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
第10の観点では、本発明は、前記照合手段による照合において非合致情報があるとの判定に応じて、造影剤の注入を不可とする制御を行う制御手段をさらに備えた上記第9の観点の造影撮影装置を提供する。
第11の観点では、本発明は、前記カルテ情報取得手段が、前記カルテ情報を外部施設からネットワークを介して取得可能である上記第9の観点または第10の観点の造影撮影装置を提供する。
第12の観点では、本発明は、前記造影撮影が、放射線撮影または磁気共鳴撮影である上記第1の観点から第11の観点のいずれか1つの観点の造影撮影装置を提供する。
本発明の造影撮影装置によれば、出力手段が、造影条件の設定に応答して、造影撮影する際に注意すべき事項を表す注意情報を記憶手段から読み出し、それを人が認識し得る形態で出力するので、造影撮影に係る通常の処理が行われる過程において、造影撮影に係わる人が造影撮影に関する注意事項を意識せずとも認識することができ、造影撮影をより安全に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるX線CTシステム(system)の構成を示す図である。
このX線CTシステムは、空洞部を挟んで対向配置されたX線管およびX線検出部を有し、これらをX線放射させながら空洞部の周りで回転させることによりX線投影データ(data)を収集するガントリ(gantry)11、被検者14を載置して上記空洞部に搬送するテーブル(table)12、被検者14に造影剤を注入するインジェクタ(injector)13、システム全体を制御するための操作コンソール(console)8により構成されている。
操作コンソール8は、ガントリ11により収集されたX線投影データに基づいて、被検者14の断層像を再構成する再構成部1、造影撮影を行う際に注意すべき事項を表す注意情報を記憶する記憶部2、少なくとも造影撮影に特有の条件である造影条件を設定する撮影条件設定部3、撮影条件設定部3による造影条件の設定に応答して、記憶部2に記憶されている注意情報を人が認識し得る形態で出力する出力部4と、操作者による入力操作に応じて、所望の情報を注意情報として記憶部2に記憶させる登録部5、各種の入力操作を受け付けるキーボード(keybord)やマウス(mouse)などの入力部6、各種の設定画面や登録画面、再構成された断層像などを表示するモニタ(monitor)7により構成されている。なお、本実施形態における記憶部2、撮影条件設定部3、出力部4、および登録部5は、それぞれ、本発明における記憶手段、造影条件設定手段、出力手段、および登録手段の一例である。
記憶部2は、1以上の注意情報を当該注意情報別に造影条件に含まれる所定の条件と対応付けて記憶するものであり、出力部4は、撮影条件設定部3で設定された造影条件に含まれる条件に対応した注意情報を記憶部2から読み出して出力する。
また、記憶部2は、被検者が造影撮影可能な体質であるかを確認するための情報、被検者が造影撮影されることに同意済みであるかを確認するための情報、および、造影剤の注入により違和感が発生し得ることを表す情報のうち少なくとも1つを注意情報として記憶する。
撮影条件設定部3は、少なくとも1つの造影条件を設定するが、ここでは、造影条件と一般撮影条件とを含む造影撮影条件を設定する。造影条件としては、例えば、造影剤の種類、造影剤の注入総量、造影剤の注入速さ、造影剤の注入タイミング(timing)、造影撮影のための種々のモード(mode)等がある。また、一般撮影条件としては、例えば、X線管の管電圧および管電流、撮影開始/終了位置、ヘリカル(helical)/アキシャル(axial)の別などのスキャン(scan)方式等がある。
出力部4は、注意情報を音声および文字で出力するものであり、注意情報を表示するためのディスプレイ(display)9と、注意情報を音声で出力するためのスピーカ(speaker)10が、テーブル12で搬送される被検者14が視聴可能な所定の位置にそれぞれ設けられている。ここでは、その一例として、ディスプレイ9は、被検者14が仰向けの状態でテーブル12に載置されガントリ11の空洞部に搬送される場合を想定して、ガントリ11の、テーブル12に近い側面上、空洞部の上部付近に、被検者14から視認できる角度で取り付けられている。また、スピーカ10は、ガントリ11の、テーブル12に近い側面に被検者14が聞こえやすい位置および向きで取り付けられている。
出力部4は、予め用意された複数種類の言語のうち少なくとも1つの言語で注意情報を出力する。複数種類の言語としては、例えば、日本語、中国語、朝鮮語、英語、スペイン語(Spanish)、フランス語(French)、ドイツ語(German)、イタリア語(Italian)、ロシア語(Russian)などが考えられる。
ここで、登録部5による注意情報の登録について説明する。
登録部5は、操作者による入力操作に応じて、モニタ7に登録画面を表示させて登録処理を行う。
図2は、モニタ7に表示される登録画面の一例を示した図である。登録画面は、注意情報の出力に用いる言語を選択可能とし、その選択言語毎にページ(page)が切り換わるようになっている。なお、図2に示す登録画面Rは、言語として日本語が選択された場合のページを表している。登録画面の各ページには、登録済みの注意情報の一覧、注意情報の登録や再生に用いる各種ボタン(button)が表示されており、操作者は、GUIにより登録・確認操作を行うことができる。注意情報の一覧としては、例えば、注意情報毎に、情報名に相当する「造影剤の種類」、注意情報の「音声録音時間」、「表示内容」等の項目が表示され、入力部6を介した上書き入力により情報名や表示内容を更新できる。各種ボタンとしては、例えば、「録音スタート(start)」、「録音ストップ(stop)」、「再生」、「プレビュー(preview)」、「登録」等が表示され、これらのボタンを押下することで、音声の録音・再生、表示内容のプレビュー、登録内容の確定(登録)等を行うことができる。
注意情報の具体的な内容としては、例えば、「造影検査を行います。心臓疾患のある方は職員(撮影技師)にご相談ください。」、「心臓・肝臓・腎臓に疾患のある方は職員(撮影技師)にご相談ください。」、「造影検査を行います。体が熱くなります。」などが考えられる。
なお、記憶部2が記憶する注意情報は、経験的に使用が想定される注意情報を予めプリセット(preset)しておき、登録部5により必要に応じて注意情報を追加・改変できるようにすることが望ましいが、注意情報はすべて操作者により登録するようにしてもよいし、逆に、登録改変は不可とし、予め用意された注意情報のみ記憶させるようにしてもよい。
次に、このX線CTシステムにおける処理の流れについて説明する。
図3は、このX線CTシステムにおける処理の流れを示したフローチャート(flow chart)である。まず、撮影条件設定部3が、操作者による入力操作に応じて、モニタ7に造影撮影条件の設定画面を表示させて設定処理を行う。
図4は、モニタ7に表示される造影撮影条件の設定画面の一例を示した図である。設定画面には、一般撮影条件を設定するための複数の項目の他、造影条件を設定するためのウィンドウ(window)を開く際に押下する、造影剤に関する各種ボタン、造影撮影条件の設定を確認する際に押下する設定確認ボタンB1などが表示されており、操作者は、GUI(graphic user interface)により設定操作を行うことができる。
上記複数の項目としては、例えば、X線管の管電圧および管電流、撮影開始/終了位置、スカウトスキャン(scout scan)/本撮影の別を表すスキャンタイプ(scan type)、ヘリカル/アキシャルの別を表すスキャン方式、被検者14の搬送方向や搬送体位等が表示され、入力部6を介した入力により各項目の内容を更新できる。造影剤に関する各種ボタンとしては、例えば、ヨード(iodine)系などの静注タイプの造影剤を一覧から選択したり一覧に登録したりするためのウィンドウを開く際に押下するボタンB2、バリウム(barium)系などの飲用タイプの造影剤を一覧から選択したり一覧に登録したりするためのウィンドウを開く際に押下するボタンB3、インジェクタ13の各種設定を行うためのウィンドウを開く際に押下するボタンB4などがある。
図示の設定画面Pは、操作者がボタンB2およびB4を押下して、注射タイプの造影剤を選択するためのウィンドウW1と、造影剤の注入総量、造影剤の注入速さ、造影剤の注入タイミング、すなわち造影剤の注入開始から撮影開始までの待ち時間などのインジェクタ13の各種設定を行うためのウィンドウW2を表示させた状態を示している。
操作者は、このような設定画面上で、上記のような一般撮影条件や造影剤の種類を含む造影条件を入力する(ステップS1)。
これらの条件入力が終わり、操作者が確定ボタンB1を押下すると、撮影条件設定部3は入力された造影撮影条件を確定し、これにより、造影条件を設定する(ステップS2)。出力部4は、この確定ボタンB1の押下すなわち造影条件の設定に応答して、設定された造影条件に含まれる条件の1つである造影剤の種類に対応した注意情報を、記憶部2から読み出し(ステップS3)、その内容をディスプレイ9に表示するとともに、スピーカ10により音声出力する(ステップS4)。なお、出力言語は予め設定されており、例えば、日本語のみ、あるいは日本語および英語などの言語で出力する。
被検者14は、ディスプレイ9やスピーカ10を介して出力された注意情報を認識し、操作者(撮影技師)に相談すべきであるか否かを判断する(ステップS5)。ここで、被検者14は、操作者に相談すべきであると判断した場合には、操作者に声を掛けて相談することになる。この場合、操作者は被検者14から相談を受け、このままの設定で造影撮影可能か否かを判断し(ステップS11)、造影撮影可能と判断すれば造影撮影を続行し(ステップS6へ)、造影撮影不可と判断した場合には、さらに代替可能な造影剤があるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、代替可能な造影剤があるときには、造影撮影条件の再設定を行い(ステップS1へ)、代替可能な造影剤がないときには、撮影を中止するか、造影剤を使用しない通常の撮影に切り換えたりする(ステップS13)。
操作者がスキャンを開始させる入力操作を行うと、それに応答して設定された条件でスキャンが開始され(ステップS6)、X線投影データの収集が始まる。このとき、インジェクタ13は、操作コンソール8からの制御により、スキャン前またはスキャン中に、設定されたタイミングおよび速さで造影剤の注入を開始する(ステップS7)。そして、スキャン終了とともにX線投影データの収集が完了する(ステップS8)。再構成部1は、収集されたX線投影データに基づいて画像再構成処理を行い、被検者14の断層像を再構成する(ステップS9)。再構成された断層像は、モニタ7の画面に表示される(ステップS10)。
以上説明した本実施形態によれば、出力部4が、造影条件の設定に応答して、造影撮影する際に注意すべき事項を表す注意情報を記憶部2から読み出し、それを人が認識し得る形態で出力するので、造影撮影に係る通常の処理が行われる過程において、造影撮影に係わる人が造影撮影に関する注意事項を意識せずとも認識することができ、造影撮影をより安全に行うことが可能となる。例えば、造影撮影を行う際に、被検者14に対して造影撮影に関する説明や確認が操作者によって十分に行われない場合であっても、それに起因する医療事故を未然に防ぐことが可能となる。
また、本実施形態によれば、出力部4が、注意情報を文字および音声で出力するので、被検者14が視覚または聴覚のいずれかに障害を持つ者であっても、確実に注意を喚起することができる。
また、本実施形態によれば、出力部4が、予め用意された複数種類の言語のうち少なくとも1つの言語で出力するので、被検者14が日本語の分からない外国人であっても注意を喚起することができる。
なお、本実施形態では、操作コンソール8とインジェクタ13とが通信可能に接続されており、インジェクタ13の設定および制御は操作コンソール8側で行われる。そのため、インジェクタ13の設定でもある、上記した造影条件の設定は、操作コンソール8が備える撮影条件設定部3により行われ、この設定に応答して注意情報が出力される。一方、操作コンソール8とインジェクタ13とが通信を行わない場合には、インジェクタ13本体側において、上記した造影条件の設定が行われ、この設定に応答して注意情報が出力されることになる。この場合、注意情報はインジェクタ13が有するモニタやスピーカで出力されるようにしてもよいし、インジェクタ13と有線または無線で接続された他のモニタやスピーカで出力されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、撮影条件設定部3は、操作者の操作に応じて造影条件を設定するが、被検者14の電子カルテや撮影スケジュールをサーバ等から読み出して造影条件を自動で設定してもよい。
また、本実施形態では、出力部4は、ガントリ11上の所定の位置に設けられたディスプレイ9やスピーカ10を介して、注意情報を出力しているが、もちろん、これらの形態に限定されない。例えば、ディスプレイ9やスピーカ10をインジェクタ13や専用のスタンド(stand)に設けてもよいし、あるいは、これらの出力機器を介さずに、プロジェクタ(projector)等を用いて撮影室の壁や天井に注意情報を示す画像を投影するようにしてもよい。
また、本実施形態では、注意情報を被検者14に対してのみ出力するようにしているが、同様の注意情報を操作者に対してのみ、あるいは、操作者と被検者14の両方に対して出力するようにしてもよい。例えば、注意情報を操作コンソール8のモニタ7に出力するだけとしてもよいし、注意情報をディスプレイ9やスピーカ10を介して出力するとともに、同様の注意情報を操作コンソール8のモニタ7に出力するようにしてもよい。操作者は出力された注意情報を確認することで、被検者14への説明をうっかり忘れてしまうことを防ぐことができ、被検者14に対して造影撮影に関する注意をより喚起させることが可能となる。
また、本実施形態では、造影条件に含まれる条件、特に、造影剤の種類に対応した注意情報を、記憶部2から読み出して出力するようにしているが、例えば、造影剤の種類によって変わらない共通の注意情報がある場合には、造影剤の種類によらず、造影剤を選択したり、造影撮影を確定したりするような設定に応答して、その共通の注意情報を出力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、注意情報として、造影剤の注入により違和感が発生し得ることを表す情報、例えば「体が熱くなります。」といった情報を含めているが、造影条件に造影剤の注入速さが含まれる場合には、造影剤の注入により違和感が発生し得ることを表す注意情報として、設定された造影剤の注入速さの程度に応じた違和感の発生の緩急を表す情報を含めるようにしてもよい。例えば、注入速さが比較的速い場合には、造影剤を注入する際に被検者14の体が急に熱くなる傾向があるので、注意情報として、「体が“急に”熱くなります。」という情報を含むようにしてもよい。
また、本実施形態では、設定された造影条件に応じて注意情報を出力するだけであるが、下記のような構成により、さらなる情報を出力するようにしてもよい。すなわち、別の実施形態として、被検者14のカルテ情報を取得するカルテ情報取得部と、造影撮影が可能な否かを確認するための被検者14に関する情報を入力する入力部と、入力された情報と取得されたカルテ情報とを照合する照合部と、照合部による照合において非合致情報があるとの判定に応じて、その旨を人が認識し得る形態で出力する第2の出力部と、をさらに備えた構成とする。ここで入力する情報としては、例えば、被検者14の氏名、性別、年齢、腎臓疾患や心臓疾患の有無、造影剤アレルギーの有無、造影撮影に同意済みか否かを表す情報などを考えることができる。このような実施形態によれば、被検者14から聞き出した情報を入力することで、被検者14が真の造影撮影対象者であるか確認したり、造影撮影が可能な者に間違いないかを確認したりすることができ、造影撮影をより安全に行うことができる。なお、当該実施形態において、照合部による照合における非合致情報があるとの判定に応じて、造影剤の注入を不可とする制御を行う制御部をさらに備えた構成としてもよい。例えば、操作コンソール8からインジェクタ13へ造影剤の注入を支持する制御信号が送られないように制御したり、造影撮影に係る操作が行えないようにロック(lock)したりする。このようにすれば、被検者14に誤って造影剤を注入してしまう事態を防ぐことができる。また、カルテ情報取得部は、カルテ情報を外部施設、例えば、被検者14に対する造影撮影が行われる施設とは異なる他の病院や医療施設からネットワーク(network)を介して取得可能であってもよい。このようにすれば、被検者本人が、自身が撮影可能な体質であるか否かを把握していなくても、他の施設に過去の診断記録がある場合に、その記録を読み出して確認することが可能となる。
また、本実施形態では、本発明をX線CTシステムに適用した例として説明したが、本発明は、造影撮影が可能なあらゆる撮影システムに適用可能であり、例えば、X線直接撮影システムを含む他の放射線撮影システムや磁気共鳴撮影(MRI;Magnetic Resonance Imaging)システム、超音波撮影システム等にも適用できる。
なお、本実施形態は、本発明を実施するための最良の形態の一例であり、本発明は本実施形態に限定されない。すなわち、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、あらゆる変更、追加、組合せが可能である。
また、コンピュータ(computer)を本発明の造影撮影装置あるいはその各手段として機能させるためのプログラムも本発明の実施形態の一例である。なお、このプログラムは、インターネット(internet)等のネットワークを介して、ダウンロード(down load)、配信等によって供給してもよいし、このプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して供給するようにしてもよい。
本発明の一実施形態によるX線CTシステムの構成を示す図 操作コンソールのモニタに表示される登録画面の一例を示した図 本発明の一実施形態によるX線CTシステムにおける処理の流れを示したフローチャート 操作コンソールのモニタに表示される造影撮影条件の設定画面の一例を示した図
符号の説明
1 再構成部
2 記憶部(記憶手段)
3 撮影条件設定部(造影条件設定手段)
4 出力部(出力手段)
5 登録部(登録手段)
6 入力部
7 モニタ
8 操作コンソール
9 ディスプレイ
10 スピーカ
11 ガントリ
12 テーブル
13 インジェクタ
14 被検者

Claims (11)

  1. 被検者に対して造影撮影を行うための撮影手段と、
    造影撮影を行う際に被検者に対して注意を喚起する文章からなる注意情報を記憶する記憶手段と、
    造影条件を設定する造影条件設定手段と、
    前記造影条件設定手段による造影条件の設定に応答して、前記記憶手段に記憶されている注意情報を被検者が認識し得る形態で出力する出力手段と、

    を備え
    前記記憶手段は、前記被検者が造影撮影可能な体質であるかを確認するための情報、前記被検者が造影撮影されることに同意済みであるかを確認するための情報、および、造影剤の注入により違和感が発生し得ることを表す情報のうち少なくとも1つを前記注意情報として記憶する

    造影撮影装置。
  2. 前記記憶手段は、1以上の注意情報を該注意情報別に前記造影条件に含まれる所定の条件と対応付けて記憶し、
    前記出力手段は、前記設定された造影条件に含まれる条件に対応した注意情報を前記記憶手段から読み出して出力する請求項1に記載の造影撮影装置。
  3. 前記造影条件は、造影剤の種類を含み、
    前記記憶手段は、前記注意情報を前記造影剤の種類と対応付けて記憶する請求項2に記載の造影撮影装置。
  4. 前記出力手段は、前記造影条件の設定に係る、操作者による所定の操作に応答して前記注意情報を出力する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
  5. 操作者による入力操作に応じて、所望の情報を前記注意情報として前記記憶手段に記憶させる登録手段をさらに備えた請求項1から請求項のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
  6. 前記出力手段は、前記注意情報を文字および/または音声で出力する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
  7. 前記出力手段は、予め用意された複数種類の言語のうち少なくとも1つの言語で出力する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
  8. 前記被検者のカルテ情報を取得するカルテ情報取得手段と、
    造影撮影が可能な否かを確認するための前記被検者に関する情報を入力する入力手段と、
    前記入力された情報と前記取得されたカルテ情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合における非合致情報があるとの判定に応じて、その旨を人が認識し得る形態で出力する第2の出力手段と、をさらに備えた請求項1から請求項のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
  9. 前記照合手段による照合における非合致情報があるとの判定に応じて、造影剤の注入を不可とする制御を行う制御手段をさらに備えた請求項に記載の造影撮影装置。
  10. 前記カルテ情報取得手段は、前記カルテ情報を外部施設からネットワークを介して取得可能である請求項または請求項に記載の造影撮影装置。
  11. 前記造影撮影は、放射線撮影または磁気共鳴撮影である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の造影撮影装置。
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