JP5316399B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトの回転に伴って出力される信号に基づいて前記クランクシャフトの回転角であるクランク角を検出するクランク角検出手段と、機関停止時のクランク角を記憶する記憶手段とを備え、始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角を参照し、それに基づいて始動制御を実行する内燃機関の制御装置であって、始動指令がなされたときにクランク角が判明している場合には、前記記憶手段に記憶されているクランク角に基づいて始動制御開始時から各気筒に対して燃料をそれぞれ供給する早期始動制御を実行する一方、始動指令がなされたときにクランク角が判明していない場合には、スタータモータの駆動力によって前記クランクシャフトを回転させ、同クランクシャフトの回転に伴って新たにクランク角が検出されてから各気筒に対して燃料をそれぞれ供給する通常始動制御を実行し、始動指令がなされたときにクランク角が判明していない場合には、始動制御に伴う機関回転速度の変化に基づいて吸入空気量を制御する吹き上がり抑制制御を実行する一方、始動指令がなされたときにクランク角が判明している場合には、前記記憶手段に記憶されているクランク角に基づいて予め吸入空気量の制御態様を設定しておく吹き上がり抑制制御を実行することをその要旨とする。
図1は本実施形態にかかる電子制御装置60と、その制御対象である内燃機関1の概略構成を示す模式図である。尚、本実施形態にかかる内燃機関1は第1気筒から第4気筒まで4つの気筒11を備えた直列4気筒型の内燃機関であり、図1にあっては4つの気筒11のうちの1つのみを図示している。
また、クランクポジションセンサ54から出力されるパルス信号に基づいてクランクシャフト15の回転速度である機関回転速度NEを算出し、この機関回転速度NE及びアクセル操作量ACCPに基づいてモータ33aを制御することによりスロットルバルブ33を駆動して吸入空気量GAを調量する。また、吸入空気量GAに併せて燃料噴射弁34の開弁期間を制御して燃料噴射量を調量する。
尚、メモリ61は給電が停止されることにより記憶されている情報が消失する揮発性のメモリであるため、メインスイッチ71が「OFF」位置から「ON」位置に操作され、更に「START」位置まで操作されたときに実行される初回の機関始動時には、メモリ61には何も記憶されていない。そのため、電子制御装置60を起動してから初めて実行される機関始動の際には、基本的に通常始動制御が実行されることとなる。
このように本実施形態にあっては、従来行われていたように、自動始動による始動制御か、手動始動による始動制御かに基づいて始動制御の制御態様を選択するのではなく、始動指令がなされたときにクランク角CAがメモリ61に記憶されているか否かに基づいて始動制御の制御態様を選択するようにしている。
燃料の噴射や点火が停止され、機関運転が停止されているときには、吸気バルブ31及び排気バルブ41の双方が閉弁した状態で停止している気筒11が存在する。そのため、機関停止時にあっては、クランクシャフト15は、こうした密閉された気筒11内に存在する気体の圧力が均衡するような位置で停止しやすい。
一方、ステップS400において、クランク角CAにずれが生じることが推定される旨の判定がなされなかった場合(ステップS400:NO)には、ステップS410をスキップし、電子制御装置60は、そのままこの処理を一旦終了する。
(1)実行されようとしている始動制御が、始動条件が成立したことに基づく自動始動であるか、それともメインスイッチ71が操作されたことに基づく手動始動であるかといった情報は、機関始動時の内燃機関1の状態を示すものではない。そのため、こうした情報に基づいて始動制御の制御態様を選択するようにした場合には効率的な始動制御を実現することができない場合がある。これに対して、クランク角CAは内燃機関1の状態を示す情報の一つであり、始動指令がなされたときにクランク角CAが判明しているか否かといった情報は、機関始動時に内燃機関1の状態が把握できているか否かを示す情報である。
・上記実施形態にあっては、図3を参照して説明したクランク角リセット処理のステップS400において、機関停止時のクランク角CAに基づいてクランク角CAがずれることを推定する構成を示したが、メモリ61に記憶されているクランク角CAと実際のクランク角CAとがずれることを推定する方法は適宜変更することができる。
・また、坂道に停車している場合には、機関停止中であっても車両が動く可能性があり、それに伴ってクランクシャフト15が回転することがある。そのため、坂道に停車していることに基づいて、クランク角CAがずれることが推定される旨を判定するようにしてもよい。
・上記実施形態にあっては、メモリ61にクランク角CAが記憶されているか否かに基づいてクランク角CAが判明しているか否かを判定する構成を示したが、クランク角CAが判明しているか否かを判定する方法は適宜変更することができる。
・その他、始動指令がなされたときにクランク角CAが判明している場合には、アイドルストップ状態からの再始動であると判断し、再始動用始動制御を実行する一方、クランク角CAが判明していない場合には、アイドルストップ状態からの再始動ではないと判断し、通常始動制御を実行するといった構成を採用することもできる。
Claims (5)
- 内燃機関のクランクシャフトの回転に伴って出力される信号に基づいて前記クランクシャフトの回転角であるクランク角を検出するクランク角検出手段と、機関停止時のクランク角を記憶する記憶手段とを備え、始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角を参照し、それに基づいて始動制御を実行する内燃機関の制御装置であって、
始動指令がなされたときにクランク角が判明している場合には、前記記憶手段に記憶されているクランク角に基づいて各気筒に対して燃料をそれぞれ供給する早期始動制御を実行する一方、
始動指令がなされたときにクランク角が判明していない場合には、スタータモータの駆動力によって前記クランクシャフトを回転させ、同クランクシャフトの回転に伴って新たにクランク角が検出されてから各気筒に対して燃料をそれぞれ供給する通常始動制御を実行し、
始動指令がなされたときにクランク角が判明していない場合には、始動制御に伴う機関回転速度の変化に基づいて吸入空気量を制御する吹き上がり抑制制御を実行する一方、
始動指令がなされたときにクランク角が判明している場合には、前記記憶手段に記憶されているクランク角に基づいて予め吸入空気量の制御態様を設定しておく吹き上がり抑制制御を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角と始動指令がなされたときの実際のクランク角とがずれることが推定されるときに、前記記憶手段に記憶されているクランク角を消去する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - クランク角が判明しているか否かを示すフラグを参照することによりクランク角が判明しているか否かを判定する請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角と始動指令がなされたときの実際のクランク角とがずれることが推定されるときに、前記フラグをクランク角が判明していないことを示す状態にする
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 機関停止時のクランク角に基づいて、始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角と始動指令がなされたときの実際のクランク角とがずれることを推定する
請求項2又は請求項3に記載の内燃機関の制御装置。 - 機関停止中に機関温度が大幅に変化したことに基づいて、始動指令がなされたときに前記記憶手段に記憶されているクランク角と始動指令がなされたときの実際クランク角とがずれることを推定する
請求項2又は請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
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