JP5315740B2 - リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ - Google Patents
リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5315740B2 JP5315740B2 JP2008073959A JP2008073959A JP5315740B2 JP 5315740 B2 JP5315740 B2 JP 5315740B2 JP 2008073959 A JP2008073959 A JP 2008073959A JP 2008073959 A JP2008073959 A JP 2008073959A JP 5315740 B2 JP5315740 B2 JP 5315740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- bobbin
- central axis
- linear actuator
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、特許文献2では、ボイスコイルモータのコイルの巻き方について記載されている。すなわち、筒状のボビンに巻き線方向が互いに逆方向となる2つのコイルを巻装する際、スペーサを使ってコイルワイヤに角部(屈曲部)を発生させないように曲線状に曲げて該コイルワイヤの信頼性を向上させている。スペーサは、巻線後に取り外される。このような構成にあって、コイルワイヤは、樹脂(接着剤)などで固定されている。これは、ボイスコイルモータでは一般的なことである。
本発明の目的は、必ずしも接着等によるコイルワイヤの固定を要することなく、信頼性を向上することができるリニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータを提供することにある。
同構成によれば、信頼性の優れたコイル装置を備えたリニアアクチュエータを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るリニアアクチュエータを示す縦断面図である。同図に示されるように、このリニアアクチュエータの備える固定子10は、磁性金属(鉄、磁性ステンレスなど)からなる有蓋円筒状のケース11を有するとともに、該ケース11は、蓋壁の近傍で段部11aを介して拡開されている。そして、ケース11内には、その中心軸線Oに沿って段部11a上に順番に並設された円環状の3つのティース12,13,14が装着されている。これらティース12〜14は、磁性金属にて形成されている。
(1)本実施形態では、コイル16,18は、1本のコイルワイヤWで形成されるものの、これらコイル16,18間のコイルワイヤW(接続線Wc、戻り線Wr)は、ガイド溝42に配索される前後で巻き線方向が反転されることで、これに伴う張力にて安定した状態で固定・保持される。つまり、コイルワイヤWは、始端Ws及び終端Weの係止と、巻回等に伴う張力のみで安定した状態で固定・保持される。従って、接着等(樹脂)によりコイルワイヤWを固定することなく、コイル16,18(コイル装置)の信頼性を向上することができる。また、コイル16,18間のコイルワイヤW(接続線Wc、戻り線Wr)は、ガイド溝42に納められることでティース13の径方向外側への突出を抑制することができる。
(6)本実施形態では、磁気回路上の空隙は、ティース12〜14とヨーク21,22との空隙Cであり、コイル16,18の厚さに依存しないため、その巻き数やコイルワイヤWの太さ等の自由度を向上することができ、高出力化が可能である。
・前記実施形態において、ボビン15,17及びガイド溝42は、ティース13と別体であってもよい。この場合、コイル16,18の巻装に先立って、ボビン15,17及びガイド溝42をティース13に接着等することが好ましい。
・前記実施形態において、永久磁石23は、ネオジム磁石などであってもよい。
Claims (5)
- 固定子に設けられ、中心軸線に沿って並設された磁極を形成する3つのティースの隣り合うティース間に装着された樹脂材からなる第1ボビン及び第2ボビンを有するとともに、前記第1ボビン及び前記第2ボビンに巻き線方向が互いに逆方向でそれぞれ巻装された直列接続の第1コイル及び第2コイルを有し、通電に伴い永久磁石を含む可動子を前記中心軸線に沿って移動させるリニアアクチュエータのコイル装置において、
前記固定子の中央磁極を形成する前記ティースの外周部に形成され、前記中心軸線に沿って連通する切欠きと、
前記切欠きに装着されて前記第1及び第2ボビンに一体に接続され、前記中心軸線に沿って連通する樹脂材からなるガイド溝と、
前記中心軸線の方向で前記第2ボビンよりも前記第1ボビンに近い側に配設された第1ターミナル及び第2ターミナルとを備え、
前記第1及び第2コイルは、1本のコイルワイヤで形成されており、
前記コイルワイヤは、
始端が前記第1ターミナルに係止され、前記第1ボビンに巻回されて前記第1コイルを形成し、
前記ガイド溝に配索されて前記第1及び第2コイルを直列接続する接続線を形成するとともに、反転した巻き線方向で前記第2ボビンに巻回されて前記第2コイルを形成し、
再び前記ガイド溝に配索されて戻り線を形成するとともに、再び反転した巻き線方向で前記第1ボビンに所定の調整回だけ巻回されて終端が前記第2ターミナルに係止されており、
前記第1ボビンにはホルダ部が設けられ、前記第1ターミナル及び第2ターミナルは、前記ホルダ部に対して前記第1ボビンと反対側に配設され、
前記第1ターミナルに前記始端が係止された前記コイルワイヤは、前記第1ターミナルから前記中心軸線側へ向かい前記ホルダ部において前記中心軸線に沿って配索されるとともに、前記第1ボビンに対して前記第1ターミナルから前記中心軸線側へ向かう方向と逆方向に巻回され、
前記第1ボビンに所定の調整回だけ巻回された前記コイルワイヤは、前記ホルダ部において前記中心軸線に沿って配索されるとともに、そのホルダ部に配索される前後でコイルワイヤの向かう方向が逆方向となるように配索後の前記コイルワイヤが前記中心軸線から前記第2ターミナル側へ向かい前記終端が前記第2ターミナルに係止されることを特徴とするリニアアクチュエータのコイル装置。 - 請求項1に記載のリニアアクチュエータのコイル装置において、
前記ガイド溝は、前記固定子の周方向に沿って互いに対向する側に突出して前記接続線及び前記戻り線の径方向外側への逸脱を抑制する一対の返し部を有することを特徴とするリニアアクチュエータのコイル装置。 - 請求項2に記載のリニアアクチュエータのコイル装置において、
前記返し部の径方向外側の面までの前記中心軸線からの径方向の距離は、前記固定子の中央磁極を形成する前記ティースの外周面までの前記中心軸線からの径方向の距離以下に設定されていることを特徴とするリニアアクチュエータのコイル装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータのコイル装置において、
前記第1及び第2ボビン並びに前記ガイド溝は、前記固定子の中央磁極を形成する前記ティースに一体形成されていることを特徴とするリニアアクチュエータのコイル装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータのコイル装置を備えたリニアアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008073959A JP5315740B2 (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008073959A JP5315740B2 (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009232558A JP2009232558A (ja) | 2009-10-08 |
JP5315740B2 true JP5315740B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=41247337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008073959A Expired - Fee Related JP5315740B2 (ja) | 2008-03-21 | 2008-03-21 | リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5315740B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN208675084U (zh) * | 2018-08-03 | 2019-03-29 | 瑞声科技(南京)有限公司 | 线性振动电机 |
CN208589900U (zh) * | 2018-08-03 | 2019-03-08 | 瑞声科技(南京)有限公司 | 线性振动电机 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11351322A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-24 | Tokai Rubber Ind Ltd | 能動的防振用加振器 |
JP3624109B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2005-03-02 | 東栄電機株式会社 | 極低温冷凍機用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイル |
JP2004088992A (ja) * | 2002-05-24 | 2004-03-18 | Murata Mfg Co Ltd | ボイスコイル型リニアアクチュエータ及びこのアクチュエータを用いた装置、並びにこのアクチュエータの製造方法 |
-
2008
- 2008-03-21 JP JP2008073959A patent/JP5315740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009232558A (ja) | 2009-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6952064B2 (en) | Motor | |
JP5297364B2 (ja) | 電動機 | |
US7218026B2 (en) | Motor | |
WO2018117195A1 (ja) | 回転電気機械 | |
US11056957B2 (en) | Rotary electric machine equipped with magnetic flux variable mechanism | |
JP4841673B2 (ja) | 電磁石アクチュエータ | |
WO2017051522A1 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2011109831A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP2007135350A (ja) | アウタ可動型リニアアクチュエータ | |
WO2013058032A1 (ja) | アウターロータ型モータ | |
JP5315740B2 (ja) | リニアアクチュエータのコイル装置及びリニアアクチュエータ | |
JP2001078417A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP2001112228A (ja) | 磁石可動型リニアアクチュエータ | |
JP3599071B2 (ja) | 永久磁石形同期電動機の回転子 | |
JP2009225628A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP2009240138A (ja) | リニアアクチュエータ | |
JP4924914B2 (ja) | アウタ可動型リニアアクチュエータ | |
KR20020064558A (ko) | 리니어 모터의 적층 코어 체결구조 | |
KR20090077592A (ko) | 분할코어식 모터 고정자 | |
KR100802622B1 (ko) | 왕복동식 모터의 고정자 구조 | |
JPH0442767A (ja) | 小型モータ | |
WO2019102761A1 (ja) | 筒型リニアモータ | |
JP5696403B2 (ja) | リニアアクチュエータ | |
KR200401556Y1 (ko) | 단상스탭핑모터의 스테이터 | |
WO2019202920A1 (ja) | 筒型リニアモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130611 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130624 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5315740 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |