JP5315251B2 - それぞれの結晶方位を持つ多層を有するx線集束光学系及びこの光学系を形成する方法 - Google Patents

それぞれの結晶方位を持つ多層を有するx線集束光学系及びこの光学系を形成する方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、X線光学系に関する。具体的には、それぞれの層が所定の結晶方位を持つ多層を有するX線集束結晶光学系の改良に関する。
X線解析システムでは、高いX線ビーム強度および小さいビームのスポット・サイズが、試料の露光時間の短縮と空間分解能を向上させおよびその結果として信号対背景雑音比とX線解析測定の全体の品質の改善させるために、重要である。過去においては、回転陽極X線管またはシンクロトロンのような高価で強力なX線源だけが、高強度X線ビームを発生させるために利用可能な選択肢であった。最近のX線光学系装置の発展によって、X線源から発散するX線を集束させることによって集めることが可能になった。X線集束光学系と、小さな低パワーのX線源との組み合わせは、より高価な装置を用いて達成されるのと同等の強度を持つX線ビームを作り出すことができる。その結果、小さく廉価なX線源、励起光学系および集光系の組み合わせに基づくシステムは、例えば、小さな研究室または現場におけるX線解析装置の入手可能性と能力を大幅に拡大してきた。
励起および/または検出経路におけるX線ビームの単色化も、上述のように有用である。既存の1つのX線単色化技術は、例えば、ゲルマニウム(Ge)またはシリコン(Si)結晶のような光学結晶上でのX線の回折に基づくものである。湾曲した結晶は、対象物へ到達するフォトンの単色化を実現すると同時に、X線源から発散する輻射を対象物上へ偏向させることができる。2つのよく用いられる型の湾曲した結晶は、一重に湾曲した結晶と二重に湾曲した結晶(DCC)として知られている。この分野においてローランド円形配置として知られる配置を用いると、一重に湾曲した結晶は、二次元での集束を実現し、第3の面または直交する面内ではX線輻射は集束されないまま残る。二重に湾曲した結晶は、線源からのX線を全三次元の中の1点の対象物への集束を実現する。この三次元集束は、この分野では、「点対点(point-to-point)」集束と呼ばれている。
米国特許第6285506号明細書 米国特許第7035374 B1号明細書 米国特許第6285506 Bl号明細書
セラー(Celler)ら、「シリコン・オン・インシュレータ技術の最先端(Frontier of Silicon−on−Insulator)」、ジャーナル・オブ・アップライド・フィジックス(Journal of Applied Physics)、93巻、9号、2003年5月1日
本明細書と共通の譲受人に譲渡された特許文献1および2は、X線の集束と単色化のための湾曲したX線光学系の様々な構成を開示している。一般には、これらの文献は、湾曲した光学系素子に形成した(例えば、Siのような)材料のフレキシブル層を開示している。光学系の単色化機能と伝達効率は、光学系の結晶構造によって決定される。本発明は、湾曲した結晶光学系の形成に関するある種の改良を提供し、動作特性上の重要な利点を提供するものである。
従来技術の欠点を克服し、さらなる利点が提供される本発明は、1つの側面においては、X線を受け入れおよび方向付けする光学系であって、この光学系は、類似のまたは異なる材料組成と、類似のまたは異なる結晶方位とを有する少なくとも2つの層を備えたことを特徴とする。これらの層のそれぞれは、回折効果を示し、その集合としての効果は、受け取ったX線に回折効果を与える。1つの実施形態では、これらの層はシリコンであり、シリコン・オン・インシュレータ接合技術を用いて張り合わされる。他の実施形態では、接着剤接合技術を用いても良い。この光学系は、湾曲した、単色化光学系であっても良い。
本発明の他の側面においては、本発明は、少なくとも2つの層のそれぞれが、所定の結晶方位を持つ少なくとも2つの材料層を張り合わせるために、絶縁物上に材料を接合する技術を用いたX線光学系を形成する方法である。1つの実施形態では、これら2つの層は、湾曲した、単色化光学系に形成されても良い。
さらに別の特徴および利点は、本発明の技術を通して実現される。本発明の他の実施形態と側面も、ここに詳しく記述され請求項に記載された本発明の一部分であると考えられる。
本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による処理ステップの積層光学系構造形成過程を描いた図である。 本発明による、完成した4層光学系構造を示した図である。 上記の積層構造を用いた、点集束のおよび二重に湾曲した単色化光学系の1つの実施形態を示した図である。 図3の光学系の線A−Aに沿って撮った断面、立面図である。 上記した積層構造の多くの例を用いた、集束させる、湾曲した単色化光学系の他の可能な実施形態を示した図である(ローランド円配置を示す)。
図1A〜図1Iを参照しながら、X線光学系の構造とこれを形成するための典型的な技術が開示される。(これら図における寸法は例示的な目的のみであり、誇張されていて、必ずしも比例しない。)以下にさらに説明するように、本発明によって形成される光学系は、各層が、異なる所定の結晶方位を有する、例えば、シリコンの多層であって、シリコン・オン・インシュレータ接合技術を用いて張り合わされている多層を含む。
シリコン・オン・インシュレータ(SOI)接合技術は、この分野では公知であり、非特許文献1に記載されている。この文献の全ては、参照することによってここに取り込まれているものとする。一般には、SOI技術は、例えば、ファンデアワールス力のような原子/分子レベルでの分子的接着と、多分、化学的に支援された接着を含む。「絶縁物上の材料」という用語は、ここでは広く用いられ、材料をシリコンに制限することなく、この技術のファミリーを含む。本発明は、1つの実施形態では、それぞれが異なる結晶方位を持つ可能性のある層の多層構造を有する、湾曲した単色化X線光学系を作製するために、SOIプロセス技術の成熟度に依拠している。
(たとえば、シリコンまたはゲルマニウムのような)第1の基板10が、(ハッチングパターンの方向で表される)第1の結晶方位をもって備えられる。熱的成長のような既知のプロセス(非特許文献1を参照)を用いて、酸化物層20が基板10上に形成される。第2の結晶方位を持つ(例えば、シリコンのような)第2の層30が、上述のSOI接合技術を用いて層10に接着される。次に、(例えば、化学機械的研磨のような標準的プレーナ研磨工程を用いて)第2の層が研磨され100、層30´を残す。1つの実施形態では、残留層の厚さは、シリコン層が1−5μmであり、介在する酸化物層は約0.1−0.5μmである。
このステップは、もう1つの酸化物層40と(再度、それ自身の、所望の方位を持った)他の層50を用いて繰り返される。そこで、層50は、研磨され100、層50´を残す。
もう1つの酸化物層60と(再度、それ自身の、所望の方位を持った)他の層70を用いて、このステップは再び繰り返される。そこで、層70は研磨され100、層70´を残す。
図2は、4つの出来上がった層を持ち、それぞれがそれ自身の予め定められた結晶方位をもって出来上がった薄い(約20―50μmの)積層構造110を示す。この例では4層が示されているが、本発明は、設計パラメータに依存して任意の複数の層に拡げることができる。しかも、全ての方位が異なる必要はない。各層の結晶方位を前もって決めることによって、構造全体の回折特性を最適化できる。
本発明によれば、個々の結晶層のそれぞれは、個々の回折効果を備える。これらの回折効果は個別にモデル化でき、そこで、出来上がった光学系におけるその集合としての効果を予想することができ、最終の設計条件に従って実装される。これは、公知の「多層」光学系と対比すべきものである。「多層」光学系では、オングストローム/ナノメートル厚さの多層を持ち、それぞれは個々の回折効果を持つことはなく、層内での相互作用が全体としての回折効果を生じることになる。
本発明の他の側面では、同じ光学系において、層間で同じ、または異なる結晶方位(またはその混合)を持ち、材料組成が異なる層を用いることができる。また、層間で同じ、または異なる結晶方位(またはその混合)を持ち、材料組成が類似の(または同じ)層を用いることもできる。本発明のこれらの任意の側面では、とくに、上記した絶縁物上に材料を接着する方法が不適当である場合には、絶縁物上に材料を接合する技術に関して上述した一連のステップにおいて隣接する結晶層を接着するため、(例えば、エポキシのような)接着剤の層を用いることもできる。
次に、構造110は、二重に湾曲した結晶(DCC)の光学系を含む、湾曲した、単色化光学系に形成することができる。そのような二重に湾曲した光学系装置の1実施形態は、図3および3Aに描かれているが、詳しくは特許文献3に記述されている。特許文献3の全体は、参照することによってここに取り込まれているものとする。
図3の実施形態では、二重に湾曲した光学系装置は、フレキシブル層110と、厚いエポキシ層112と、および支持板114とを含む。装置の構造は、図3Aにおける断面立面図に更に示されている。
この装置において、エポキシ層112は、フレキシブル層110を、曲率を持った選択された形状に保持し拘束する。エポキシ層の厚さは、20μmより大きく、フレキシブル層の厚さは、5μmより大きいのが好適である。さらに、典型的には、エポキシ層の厚さは、フレキシブル層の厚さより厚い。フレキシブル層は、雲母、Si、Ge、石英、プラスチック、ガラスなどを含む多くの種類の材料の中の1つであって良い。エポキシ層112は、粘性度が103〜104ポアズの程度で、ポットライフ(可使用時間:pot life)は30〜60分である糊状のものであって良い。支持板114は、エポキシとよく接着する固形物であって良い。支持板の表面118は、平坦であっても(図3A)または湾曲していても良く、その正確な形状と表面仕上げは、フレキシブル層の形状と表面仕上げに比べて決定的ではない。図3および図3Aの装置では、特別仕上げの支持板は必要ではない。
フレキシブル層を取り囲んで薄いプラスチックのような保護材料116の薄いシートがあり、これは、フレキシブル層の端部の周りに用いられる(図3Aを参照)。この保護材料は、鋳型が再利用できるように製造鋳型を保護し、フレキシブル層とサイズがぴったりか小さめの鋳型のときは、または犠牲鋳型の時には必要ないであろう。
二重に湾曲した結晶(DCC)光学系のような二重に湾曲した光学系装置は、現在は、材料解析の分野で、大きな立体角からのX線を集めて集束させ、X線源からの利用可能な線束を増加させるために用いられている。特性X線の三次元的な集束は、小さなX線源のときに使われるドーナツ型の結晶からの回折によって実現可能である。この点から点へのジョアン(Johan)幾何形状が、図4に示されている。各結晶光学素子200の回折面は、結晶表面に平行にすることができる。点線源および焦点を含む焦点円210が半径R0を持つときには、結晶表面は、例えば、焦点円の面内で2R0の曲率半径Rを持ち、垂直な面内ではr=2R0sin2θBragの曲率半径を持ち、その半径は線源と焦点間を結ぶ線分上に中心を持つ。線源から発散し、結晶のロッキング・カーブ内の角度で結晶表面に入射するX線は、焦点すなわち像点へ効率よく反射される。DCCベースのシステムに対する焦点での単色線束密度は、より強力な線源と同程度の線源−対象間距離を持つ従来のシステムのものよりも数桁大きい。この増大は、(ここに記述したように)X線の蛍光と回折を含む多くの異なる応用分野で用いられるときに非常に高感度を実現する。
さらなる増強手段として、図4が示しているように、光学系装置が、ローランド(Rowland)円の周りに格子パターン状に配置された、多数の二重に湾曲した結晶光学素子200であって、各素子は、(素子間で、類似のまたは異なる層構造を持つ)上記したようなフレキシブルな構造110から形成されているような結晶光学素子200を備えても良い。このような構造は、ブラッグ回折によって発散する輻射の捕捉と方向付けを最適化するために構成されても良い。1つの側面では、いろいろな原子的回折面方位を持つ複数の光学結晶は、発散するX線を捕捉して焦点へ集束させるために用いることができる。他の側面では、結晶の二次元または三次元行列をX線源に対して配置して、発散するX線を三次元的に捕捉して集束させることができる。このような構造のさらなる詳細は、上に取り込まれた特許文献3に発表されている。
本発明の積層光学系構造は、以下の利点を提供する。
光学系のモザイク度およびロッキング・カーブが、層方位の設計によって制御される。
光学系の効率が増大する。(それ自身の所望の方位をもつ)各層はそれ自身の視野を持つ。その結果、効率を増大させ、および光学系がより大きな線源のスポット・サイズを収容(accommodate)可能とする複合の視野を持つ。そして、より大きな線源のスポット・サイズを収容する(accommodate)ことにより、システムの設置が容易になる。
光学系の帯域(すなわち、単色化)を制御することができ、ある種の単色化の応用においては、帯域を増大させることができて有利である。
ここで描かれたステップ群は、一例に過ぎず、本発明の精神から逸脱することなしに、ここに記述したこれらの図またはステップ(または操作)には多くの変形があり得る。例えば、これらのステップ群は、異なる順番で行ってもよく、あるいはステップを付け加えたり取り除いたり、または変形したりしても良い。これらの変形の全ては、本発明の請求項の一部分と考えられる。
好適な実施形態がここでは詳しく描かれおよび記述されたが、本発明の精神から逸脱することなしに、さまざまな改良、追加、置換などをすることができること、およびそれらは以下の請求項で規定される本発明の範囲内であると考えられることは、当業者には明らかであろう。

Claims (26)

  1. X線を受け入れおよび方向付けをする、湾曲した単色化回折性光学系において、
    X線を受け入れるための単一の連続したプレーナ最上部層を含み、各々が類似の材料組成および異なる結晶方位に従った個々の回折効果を有する少なくとも2つのプレーナ結晶層
    を備えたことを特徴とする単色化回折性光学系。
  2. 前記層は、絶縁物上に材料を接合する技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記層はシリコンであり、シリコン・オン・インシュレータ接合技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 前記層は、接着剤技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  5. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であって、各層はその結晶方位にしたがったX線回折性を示すことを特徴とする請求項3に記載の光学系。
  6. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  7. 各層は、その結晶方位に従ってX線回折性を示すことを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  8. X線を受け入れおよび方向付けをする、湾曲した単色化回折性光学系において、
    X線を受け入れるための単一の連続したプレーナ最上部層を含み、各々が異なる材料組成および異なる結晶方位に従った個々の回折効果を有する少なくとも2つのプレーナ結晶層
    を備えたことを特徴とする単色化回折性光学系。
  9. 前記層は、絶縁物上に材料を接合する技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項8に記載の光学系。
  10. 前記層の少なくとも1つはシリコンであり、シリコン・オン・インシュレータ接合技術を用いて前記光学系の中で張り合わされることを特徴とする請求項9に記載の光学系。
  11. 前記層は、接着剤技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項8に記載の光学系。
  12. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であることを特徴とする請求項8に記載の光学系。
  13. 各層は、その結晶方位に従ってX線回折性を示すことを特徴とする請求項8に記載の光学系。
  14. X線を受け入れおよび方向付けをする、湾曲した単色化回折性光学系において、
    X線を受け入れるための単一の連続したプレーナ最上部層を含み、各々が異なる材料組成を有しならびに類似のもしくは異なる結晶方位に従った個々の回折効果を有する少なくとも2つのプレーナ結晶層
    を備えたことを特徴とする単色化回折性光学系。
  15. 前記層は、絶縁物上に材料を接合する技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項14に記載の光学系。
  16. 前記層は、接着剤技術を用いて張り合わされることを特徴とする請求項14に記載の光学系。
  17. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であることを特徴とする請求項14に記載の光学系。
  18. 各層は、その結晶方位に従ってX線回折性を示すことを特徴とする請求項14に記載の光学系。
  19. X線を受け入れおよび方向付けをする、湾曲した単色化回折性光学系を形成する方法において、
    絶縁物上に材料を接合する技術を用いて、X線を受け入れるための単一の連続したプレーナ最上部層を含み、各々が所定の結晶方位ならびに類似のもしく異なる材料組成に従った個々の回折効果を有する少なくとも2つのプレーナ材料層を張り合わせるステップと、
    前記少なくとも2つの張り合わされた層を、湾曲した単色化回折性光学系に形成するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  20. 鋳型を用いて前記少なくとも2つの層を湾曲した光学系に形成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記湾曲した光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. X線を受け入れおよび方向付けをする、湾曲した単色化回折性光学系を形成する方法において、
    接着剤接合技術を用いて、X線を受け入れるための単一の連続したプレーナ最上部層を含み、各々が所定の結晶方位ならびに類似のもしくは異なる材料組成に従った個々の回折効果を有する少なくとも2つのプレーナ材料層を張り合わせるステップと、
    前記少なくとも2つの張り合わされた層を、湾曲した、単色化回折性光学系に形成するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  23. 鋳型を用いて、前記少なくとも2つの張り合わせた層を湾曲した光学系に形成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記湾曲した光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であって、各層は、その結晶方位に従ってX線回折性を示すことを特徴とする請求項10に記載の光学系。
  26. 前記光学系は、2重に湾曲した、点焦点の、単色化光学系であって、各層は、その結晶方位に従ってX線回折性を示すことを特徴とする請求項15に記載の光学系。
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