JP5313894B2 - 抗腫瘍活性を持つカンプトテシン誘導体 - Google Patents

抗腫瘍活性を持つカンプトテシン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、抗腫瘍活性を有する新規なカンプトテシン誘導体、その製造方法、抗腫瘍薬としてのその使用及びこれらを含む薬剤組成物に関する。
発明の背景
カンプトテシンは、最初にWallとWaniにより1966年に報告(J. Am. Chem. Soc. 1966, 88, 3888-3890)された、カンレンボク(Camptotheca acuminata)(ヌマミヅキ科(Nyssaceae))から抽出されるアルカロイドである。カンプトテシンは、広いスペクトルの抗腫瘍活性、特に結腸腫瘍及び他の固形腫瘍並びに白血病に対する活性を与えられているにもかかわらず、その高い毒性(これは、特に出血性膀胱炎、胃腸毒性及び骨髄抑制の形で現れる)のため治療において使用されていない。
低い毒性及び高い溶解度を有する化合物を得るために、幾つかのカンプトテシン類似体が合成されている。現在のところ、2種の薬物、即ち、CPT−11及びトポテカンが臨床診療において使用されている。ベロテカン(belotecan)、ルビテカン(rubitecan)、エキサテカン、ギマテカン、ペガモテカン(pegamotecan)、ルルトテカン、カレニテシン、アフェレテカン(afeletecan)、ホモカンプトテシン、ジフロモテカン(diflomotecan)のような他の誘導体、及びその他多くは、臨床試験を行っている。化合物CPT−11は、多数の固形腫瘍及び腹水(結腸直腸、皮膚、胃、肺、子宮頸、卵巣、非ホジキンリンパ腫)の治療に関して承認された、10−ヒドロキシ−7−エチルカンプトテシン(普通はSN−38として知られている)の高溶解性プロドラッグである。
トポテカンは、肺、胃、肝臓、卵巣、胸部、前立腺、食道、直腸、軟部組織肉腫、頭頸部、膠芽腫の腫瘍、慢性及び急性骨髄性白血病に対して活性な、生理溶液に可溶性の化合物である。しかしトポテカンは、好中球減少症及び血小板減少症のような重大な副作用を示す。
ルルトテカンは、頸部、卵巣、胸部、結腸直腸の腫瘍、及び肺小赤血球腫において活性を有する、更に高溶解性の誘導体である。しかし、ルルトテカンもまた、血液毒性を有する。
ルビテカンは、膵臓、卵巣及び胸部の腫瘍に対して有効な、経口使用のためのプロドラッグである。
カンプトテシン及びその類似体は、全てのトポイソメラーゼI阻害薬と同様に、トポイソメラーゼII阻害薬を含む、従来の薬物に耐性の腫瘍に対して有効であり;細胞周期全体を通して高いトポイソメラーゼレベルを維持し;多剤耐性(Pgo又はMRP)又は酵素が介在する解毒代謝を誘導しない。
今や、現在使用されている薬物よりも毒性が低い、トポイソメラーゼIの新規な阻害薬に研究が集中している。
開環カンプトテシン誘導体は、高いタンパク質結合性(特にアルブミンと)及び腫瘍組織での低い分布を示す。結果として、この生成物は体内に蓄積して、腫瘍にはあまり影響がない。
逆に、ラクトン型の高い親油性は、細胞膜(特に赤血球)へのカンプトテシン誘導体の接着を促進して、組織/血漿分布比に影響を及ぼす。このため、2種の代替アプローチへと研究が集中している:a)良好な溶解度を有するがタンパク質結合性は低い生成物の設計;b)極めて低い用量でも治療効果を有する非常に強力な生成物の設計。
7、9、10及び11位の修飾は通常、DNA−トポイソメラーゼI−カンプトテシン三重複合体(これの形成が本化合物の抗腫瘍活性を担っている)の安定性に影響することなく、許容性良好であることが判明した。
20R立体配置を持つ生成物は、不活性であるか、又は20S立体配置(これは天然の立体配置と一致する)を持つ生成物よりも非常に活性が低いかのいずれかであることが判明した。
概して、5位の修飾は、三重複合体の形成に不利であると考えられるが、一方ピリドン環D及びEの修飾は、生成物の活性に有害であると報告されている。
発明の開示
第1の態様において、本発明は、一般式(I):
Figure 0005313894

[式中、
Rは、F、Cl、Br、I、−N3、−NH2、−NR’R”、−COOR’、−CONR’R”、−NHR'''−NR’R”(ここで、R’、R”及びR'''は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルであってよい)であり;
R1は、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ニトリル、アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ、シリルアルキルであり;
R2は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
R3は、水素、場合により保護されているヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり、そしてここで、
アルキル、アシル、アルコキシ、アミノアルキル又はアルコキシイミノ基は、1〜8個、好ましくは1〜4個の炭素原子を直鎖又は分岐鎖中に含むことができ、そしてアリール及びアリールオキシ基は、5〜10個の炭素原子を含むことができる]で示されるカンプトテシン誘導体、薬剤学的に許容しうるその塩、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー及び対応する混合物に関する。
本発明の化合物は、低いタンパク質結合性を示し、そして良好な溶解度と、非常に低い用量であっても高い効力とを有する。
本発明の化合物の製造のための好ましい合成経路は、スキームI[スキーム中:
a) 前駆体ヒドロキシ基の保護;
b) ピリドン環のチオピリドン環への変換;
c) 保護基の脱離]に示される。
Figure 0005313894

スキームIにおいて、R、R1、R2及びR3は、上述の意味を有し、そしてPGは、ヒドロキシ保護基である。
前駆体は、市販されているか、又は文献に記載されているように得られる。5位で誘導体化された生成物の製造には、スキームII[これは、以下を含む:
a) 前駆体ヒドロキシ基の保護;
b) カルボアニオンの形成と求電子試薬との反応による、5位での誘導体化;
c) 16aカルボニルのチオカルボニルへの変換;
d) ヒドロキシ基の脱保護(そしてここで、
工程b)及びc)は、逆転させることができる)]に記載されるアプローチに従うことができる。
Figure 0005313894

スキームIIにおいて、R、R1、R2及びR3は、上述の意味を有し、そしてPGは、OH保護基である。
5位のカルボアニオンの形成は、前駆体を強有機塩基、好ましくはLiHMDSで処理して得ることができる。
カルボアニオンは、その場で求電子体(ハロゲンの発生源、アザジカルボキシラート、イソシアナート、クロロカルボニル誘導体、トシルアジドなど)と反応させる。
ピリドン環のチオピリドン環への変換は、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4−ジチアホスフェタン−2,4−ジスルフィド(一般にはローソン(Lawesson's)試薬として知られている)(Cava P.M.ら, Tetrahedron 1985, 41, 5061;Cherkasov RAら, Tetrahedron 1985, 41, 2567;Ghattas AAGら, Sulfur Lett. 1982, 1, 69;Yde Bら, Tetrahedron 1984, 40, 2047)との、又は同等の試薬との反応により得ることができる。ローソン試薬が好ましい。
シリル及びカルバマート又はこれらの組合せが、ヒドロキシ保護基として好ましい。
本発明の化合物は、広範なスペクトルの腫瘍細胞への細胞毒性アッセイで試験した。一例として、式(I)の2化合物に関するNCI−H460細胞株(NSCL癌)への細胞毒性データは、カンプトテシン及び薬物のトポテカン及びSN−38を対照として用いて報告される:
Figure 0005313894

Figure 0005313894

細胞毒性試験により、カンプトテシンのスルホ化誘導体が、非スルホ化類似体よりも平均で10倍強力であることが示された。
最も活性な化合物は、活性濃度及び損傷の持続を測定するDNA切断アッセイで評価した(「実施例」の項を参照のこと)。式(I)の誘導体は、驚くべきことに、有効な細胞毒性活性を維持しながら、対照標準物質(特にトポテカン及びカンプトテシン)よりもDNA複製のブロックにおいて長い持続を示す。
更には、スルホ化誘導体は、DNA損傷を低濃度で長い持続時間誘導したため、このケースでも非スルホ化類似体よりも活性が高いことが判明した。
化合物チオ−SN38(IDN6156)は、SN38のCPT11(イリノテカン)への変換の手順により、チオ−CPT11(チオ−イリノテカン)に変換した。生じた化合物チオ−イリノテカンは、対照標準物質には非常に感受性の高い肺腫瘍モデルで、臨床使用中の近縁の非スルホ化類似体(CPT11)とインビボで比較した。
下記の表に報告されるデータは、スルホ化化合物チオ−CPT11が、良好な許容度と治療指数と共に同じ有効性レベルを保持しながら、非スルホ化類似体CPT11よりも強力であることを示している。
Figure 0005313894

更に別の態様において、本発明は、式(I)の化合物を薬剤学的に許容しうる担体及び賦形剤と一緒に含む薬剤組成物に関する。化合物(I)の経口又は非経口投与に適した剤形は、固体、好ましくはカプセル剤、錠剤及び顆粒剤であっても、又は液体、好ましくは注射液若しくは輸液であってもよい。
本発明の適切に処方された化合物は、固形腫瘍及び白血病、特に肺、卵巣、胸部、胃、肝臓、前立腺、軟部組織肉腫、頭頸部、食道、膵臓、結腸、直腸、膠芽腫の腫瘍、慢性及び急性骨髄性白血病の治療に使用することができる。
実施例
20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン(0.100g、0.287mmol)を、不活性雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(3mL)に懸濁し、生じた懸濁液に、イミダゾール(0.980g、1.44mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次に塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.193mL、1.15mmol)をここに滴下し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.040g、0.287mmol)を加えた。46時間後、真空下でこの反応混合物から溶媒を留去した(試薬の完全な消失はTLCで確認、溶離液:CHCl/MeOH=30/1)。この固体を次にCHClに再溶解して、HO及び飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2×10mL)で抽出した。有機相を合わせてNaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮することにより、所望の生成物(0.133g、0.287mmol)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES−チオ−カンプトテシン
カンプトテシン 20−OTES(0.664g、1.44mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水キシレン(20mL)に溶解した。次に、ローソン試薬(LR)(0.523g、1.29mmol)を加え、この反応液を90℃まで加熱した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(へキサン/AcOEt=1/1)、反応混合物を90℃で18時間反応させた。真空下で溶媒を留去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=4/1続いて7/2)により精製することによって、所望の生成物(0.578g、1.21mmol、84%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
チオ−カンプトテシン(IDN6070)の調製
20−OTES チオ−カンプトテシン(0.150g、0.314mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(10mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.140mL、0.816mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/1)、この反応混合物を室温で48時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=2/1続いて1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.112g、0.307mmol、98%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES SN−38
SN−38(0.100g、0.255mmol)を、不活性雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁して、生じた懸濁液にイミダゾール(0.087g、1.28mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次に塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.171mL、1.02mmol)をここに滴下し、次に4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.031g、0.255mmol)を加えた。TLC(CHCl/MeOH=10/1)により試薬の完全な消失をモニターしながら、52時間後、真空下で反応混合物から溶媒を留去した。次にこの固体をCHClに再溶解して、HO及び飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2×10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮することにより、所望の生成物(0.121g、0.240mmol、94%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS−20−OTES SN−38
20−OTES SN−38(0.121g、0.240mmol)をCHCl/THF=1:1(8mL)無水混合物に不活性雰囲気下で溶解した。イミダゾール(0.081g、1.20mmol)をここに加え、次に10分後に塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.144mg、0.957mmol)、次いで4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.029g、0.240mmol)を加えた。TLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)により試薬の消失をモニターしながら、18時間後、真空下で反応混合物から溶媒を留去した。次にこの固体をCHClに再溶解して、HO及び飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2×10mL)で抽出して、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.127g、0.205mmol、85%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS 20−OTES チオSN−38
SN−38 10−OTBDMS 20−OTES(0.127g、0.205mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水キシレン(6mL)に溶解した。次に、ローソン試薬(LR)(0.075g、0.184mmol)を加え、この反応液を90℃まで加熱した。TLC(ヘキサン/AcOEt=2/1)により試薬の消失をモニターしながら、反応混合物を90℃で23時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=5/1)により精製することによって、所望の生成物(0.042g、0.066mmol、32%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES チオSN−38
10−OTBDMS 20−OTES チオSN−38(0.042g、0.066mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.013mL、0.080mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=2/1)、この反応混合物を室温で3時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=2/1続いて1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.034g、0.065mmol、99%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
チオSN−38(IDN6156)
20−OTES チオSN−38(0.034g、0.065mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.025mL、0.150mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/1)、この反応混合物を室温で40時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/3)により精製することによって、所望の生成物(0.026g、0.064mmol、98%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES トポテカン
トポテカン(0.100g、0.238mmol)を、不活性雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁して、生じた懸濁液にイミダゾール(0.081g、1.19mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次に塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.160mL、0.952mmol)をここに滴下し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.029g、0.238mmol)を加えた。TLC(CHCl/MeOH=10/1)により試薬の完全な消失をモニターしながら、52時間後、真空下でこの反応混合物から溶媒を留去した。次にこの固体をCHCl及びHOと飽和NHClに再溶解し、水相をCHCl(2×15mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮することにより、所望の生成物(0.120g、0.224mmol、94%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS 20−OTES トポテカン
20−OTES トポテカン(0.120g、0.224mmol)を、不活性雰囲気下でCHCl/THF=1:1無水混合物(8mL)に溶解した。イミダゾール(0.076g、1.12mmol)を加え、続いて10分後、塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.135mg、0.896mmol)、次に4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.027g、0.224mmol)を加えた。TLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)により試薬の消失をモニターしながら、21時間後、真空下でこの反応混合物から溶媒を留去した。次にこの固体をCHCl及びHOと飽和NHClに再溶解し、水相をCHCl(2×15mL)で抽出した。有機相を合わせてNaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.116g、0.179mmol、80%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS 20−OTES チオ−トポテカン
10−OTBDMS 20−OTES トポテカン(0.116g、0.179mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水キシレン(6mL)に溶解した。次にローソン試薬(LR)(0.065g、0.161mmol)を加えて、この反応液を90℃まで加熱した。TLC(ヘキサン/AcOEt=2/1)により試薬の消失をモニターしながら、この反応混合物を90℃で23時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=5/1)により精製することによって、所望の生成物(0.047g、0.072mmol、40%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES チオ−トポテカン
10−OTBDMS 20−OTES チオ−トポテカン(0.047g、0.072mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.014mL、0.086mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=2/1)、この反応混合物を室温で4時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=2/1続いて1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.039g、0.071mmol、99%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
チオ−トポテカン(IDN6180)
チオ−トポテカン 10−OH 20−OTES(0.039g、0.071mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.026mL、0.163mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/2)、この反応混合物を室温で40時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/3)により精製することによって、所望の生成物(0.030g、0.069mmol、98%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
20−OTES 10−ヒドロキシカンプトテシンの調製
10−ヒドロキシカンプトテシン(0.100g、0.275mmol)を不活性雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁して、生じた懸濁液にイミダゾール(0.225g、3.31mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次に塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.460mL、2.75mmol)をここに滴下し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.068g、0.550mmol)を加えた。TLCにより試薬の完全な消失をモニターしながら(CHCl/MeOH=20/1)、24時間後、真空下でこの反応混合物から溶媒を留去した。次にこの固体をCHClに再溶解して、HO及び飽和NHClで洗浄した。水相をCHCl(2×10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮することにより、所望の生成物(0.124g、0.259mmol、94%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS−20−OTES カンプトテシン
10−ヒドロキシ−20−OTES−カンプトテシン(0.105g、0.219mmol)を、不活性雰囲気下でCHCl/THF=1:1無水混合物(4mL)に溶解した。イミダゾール(0.097g、1.42mmol)を加え、続いて10分後に塩化tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS−Cl)(0.164mg、1.10mmol)を、次いで4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.040g、0.329mmol)を加えた。TLCにより試薬の完全な消失をモニターしながら(シクロヘキサン/AcOEt=1/3)、18時間後、真空下で反応混合物から溶媒を留去した。この固体を次にCHClに再溶解して、HO及び飽和NHClで洗浄し、水相をCHCl(2×10mL)で抽出した。有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、シクロヘキサン/AcOEt=1/3)により精製することによって、所望の生成物(0.117g、0.197mmol、90%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−OTBDMS−20−OTES チオ−カンプトテシン
10−OTBDMS 20−OTES カンプトテシン(0.350g、0.589mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水キシレン(10mL)に溶解した。次にローソン試薬(LR)(0.590g、1.47mmol)を加えて、この反応液を90℃まで加熱した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(シクロヘキサン/AcOEt=1/1)、この反応混合物を95℃で18時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、シクロヘキサン/AcOEt=4/1)により精製することによって、所望の生成物(0.323g、0.530mmol、90%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
10−ヒドロキシ−チオ−カンプトテシン(IDN6181)の調製
チオ−カンプトテシン 10−OTBDMS 20−OTES(0.320g、0.524mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(8mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.670mL、4.19mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(CHCl/MeOH=25/1)、この反応混合物を室温で20時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、CHCl/MeOH=25/1続いて20/1)により精製することによって、所望の生成物(0.189g、0.498mmol、95%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
チオ−トポテカン塩酸塩(IDN6180)
10−ヒドロキシ−チオ−カンプトテシン(0.150g、0.421mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水CHCl(3.5mL)とn−プロパノール(1.8mL)との混合物に溶解した。次に、ビス(ジメチルアミノ)メタン(0.092g、0.905mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(CHCl/MeOH=25/1)、この反応混合物を室温で4時間反応させた。約5時間後、n−プロパノール1ml中の濃HCl 0.125gの混合物を加え、この混合物を更に16時間反応させた。生成物を濾過して、CHCl及びEtOで反復洗浄することにより、所望の生成物(0.168g、0.370mmol、88%)を赤橙色の固体として得た。
Figure 0005313894
5−F−20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン 20−OTES(0.100g、0.216mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次に−78℃の温度まで冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.260mL、0.260mmol)をここに滴下した。20分後、無水THF(2mL)中のNFSI(0.089g、0.281mmol)を加えた。−78℃で2時間後、温度が25℃まで上昇するのを待ち、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=1/2)によりモニターした。2種のジアステレオマーの形成を観測した。室温で3時間後、飽和NHClの添加により反応をクエンチした。水相をCHCl(3×15mL)で抽出して、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1続いて2/1そして最後に1/1)により精製することによって、2種の異性体の混合物(0.101g、0.210mmol、97%)(1:1異性体比)を淡黄色の固体として得た。この2種の異性体は、更なるクロマトグラフィーにより分離した。溶出の順に:
Figure 0005313894
5−F−20−OH−カンプトテシン第1ジアステレオマーの調製
5−F−20−OTES−カンプトテシンの第1のジアステレオマー(0.025g、0.052mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(5mL)に溶解した。次にEtN・3HF(0.060mL、0.368mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/2)、この反応混合物を室温で28時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)に付すことにより、所望の生成物(0.019g、0.051mmol、98%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
5−F−20−OH−カンプトテシン第2ジアステレオマーの調製
5−F−20−OTES−カンプトテシンの第2のジアステレオマー(0.025g、0.052mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(5mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.060mL、0.368mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/2)、この反応混合物を室温で28時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)に付すことにより、所望の生成物(0.018g、0.050mmol、97%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
5−N−20−OTES−カンプトテシンの調製
カンプトテシン 20−OTES(0.100g、0.216mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次に−78℃の温度まで冷却し、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.260mL、0.260mmol)をここに滴下した。20分後、無水THF(2mL)中のトシルアジド(TsN)(0.055g、0.281mmol)を加えた。−78℃で2時間後、温度が25℃まで上昇するのを待ち、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=2/1)によりモニターした。2種のジアステレオマーの形成を観測した。室温で2時間30分後、飽和NHClの添加により反応をクエンチした。水相をCHCl(3×15mL)で抽出して、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。2種のジアステレオマーよりなる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1続いて2/1そして最後に1/1)により精製することによって、2種の異性体の混合物(異性体の比1:1)(0.106g、0.210mmol、97%)を淡黄色の固体として得た。この2種の異性体は、更なるクロマトグラフィーにより分離した。溶出の順に:
Figure 0005313894
5−N−20−OH−カンプトテシン第1ジアステレオマーの調製
5−N−20−OTES−カンプトテシンのジアステレオマー1(0.070g、0.139mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.170mL、1.016mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/1)、この反応混合物を室温で26時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.053g、0.136mmol、98%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
5−N−カンプトテシン第2ジアステレオマーの調製
5−N−20−OTES−カンプトテシンのジアステレオマー2(0.055g、0.109mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.135mL、0.820mmol)をここに滴下した。TLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)により出発試薬の消失をモニターしながら、この反応混合物を室温で26時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.042g、0.107mmol、98%)を淡黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
5−NH−カンプトテシンの調製
5−N−20−OH−カンプトテシンのジアステレオマー2(0.050g、0.129mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(1.5mL)と無水MeOH(6mL)との混合物に溶解し、次にPd/C(14mg ≒10%)を加え、真空/H(Hバルーン圧)で2サイクルを実施した。TLC(ヘキサン/AcOEt=1/3)により試薬の消失をモニターしながら、この反応混合物を室温で3時間反応させ、次にセライト(Celite)で濾過して、CHCl(2×15mL)で洗浄した。真空下で溶媒を留去した。粗反応物のH NMR分光法によって、C5位の2種のエピマーの1:1混合物として所望の生成物の存在が明らかになった。フラッシュクロマトグラフィー(SiO、CHCl/MeOH=35/1続いて25/1)により、2種のジアステレオマーの混合物(0.046g、0.126mmol、98%)が回収できた。
Figure 0005313894
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシン
カンプトテシン 20−OTES(0.100g、0.216mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次に−78℃の温度まで冷却して、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.281mL、0.281mmol)をここに滴下した。20分後、無水THF(2mL)中のアゾジカルボン酸ジ−tert−ブチル(DTBAC)(0.075g、0.324mmol)を加えた。−78℃で4時間後、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=3/1)によりモニターした。2種のジアステレオマーの形成を観測した。飽和NHClの添加により反応をクエンチした。水相をCHCl(3×15mL)で抽出して、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/1)により精製することによって、2種の異性体の混合物(0.145g、0.210mmol、97%)を得た。この2種の異性体は、更なるクロマトグラフィーにより分離した。溶出の順に:
Figure 0005313894
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OH−カンプトテシン第1ジアステレオマーの調製
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシン(0.050g、0.072mmol)の第1のジアステレオマーを、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.088mL、0.542mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=3/2)、この反応混合物を室温で35時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/2)により精製することによって、所望の化合物(0.041g、0.071mmol、98%)を淡黄色の固体として得た。
この生成物は、CHCl/ペンタン=1/50からの結晶化により更に精製した。
Figure 0005313894
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OH−カンプトテシン第2ジアステレオマーの調製
5−ジ−t−ブトキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシン(0.050g、0.072mmol)の第2のジアステレオマーを、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(4.5mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.088mL、0.542mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=3/2)、この反応混合物を室温で35時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=3/2)により精製することによって、所望の化合物(0.040g、0.069mmol、96%)を淡黄色の固体として得た。
この生成物は、CHCl/ペンタン=1/50からの結晶化により更に精製した。
Figure 0005313894
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの調製
カンプトテシン 20−OTES(0.100g、0.216mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次に−78℃の温度まで冷却して、THF中の1.0M LiHMDS溶液(0.281mL、0.281mmol)をここに滴下した。20分後、無水THF(2mL)中のアゾジカルボン酸ジベンジル(0.097g、0.324mmol)を加えた。−78℃で3時間後、温度が25℃まで上昇するのを待ち、試薬の消失をTLC(ヘキサン/AcOEt=3/1)によりモニターした。2種のジアステレオマーの形成を観測した。室温で90分後、飽和NHClの添加により反応をクエンチした。水相をCHCl(3×15mL)で抽出して、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過して真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=4/1続いて7/2)により精製することによって、淡黄色の固体を得た(0.161g、0.212mmol、98%)。この2種の異性体は、更なるクロマトグラフィーにより分離した。溶出の順に:
Figure 0005313894
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OH−カンプトテシン第1ジアステレオマーの調製
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの第1ジアステレオマー(0.140g、0.184mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.225mL、1.380mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=1/3)、この反応混合物を室温で52時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1続いて2/3)により精製することによって、生成物(0.113g、0.175mmol、95%)を淡黄色の固体として得た。この生成物は、CHCl/ペンタン=1/50からの結晶化により更に精製した。
Figure 0005313894
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OH−カンプトテシン第2ジアステレオマーの調製
5−ジベンジルオキシカルボニルヒドラジノ−20−OTES−カンプトテシンの第2ジアステレオマー(0.140g、0.184mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(6mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.150mL、0.921mmol)をここに滴下した。TLCにより試薬の消失をモニターしながら(ヘキサン/AcOEt=3/2)、この反応混合物を室温で55時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の化合物(0.113g、0.175mmol、95%)を淡黄色の固体として得た。この生成物は、CHCl/ペンタン=1/50からの結晶化により更に精製した。
Figure 0005313894
20−OTES−ギマテカンの調製
ギマテカン(0.040g、0.089mmol)を、不活性雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解して、イミダゾール(0.030g、0.445mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次に塩化トリエチルシリル(TES−Cl)(0.060mL、0.358mmol)をここに滴下し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.011g、0.089mmol)を滴下した。TLC(ヘキサン/AcOEt=1/1)により試薬の完全な消失をモニターしながら、75時間後、真空下でこの反応混合物から溶媒を留去した。この固体を次にCHCl及びHOと飽和NHClに再溶解し、水相をCHCl(3×10mL)で抽出した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=1/1)により精製することによって、所望の生成物(0.048g、0.085mmol、95%)を黄色の固体として得た。(混合物E/Z=70130)。
Figure 0005313894
20−OTES−チオ−ギマテカンの調製
ギマテカン 20−OTES(0.080g、0.143mmol)を、撹拌及び不活性雰囲気下で無水キシレン(6mL)に溶解した。次にローソン試薬(LR)(0.087g、0.214mmol)を加えて、この反応液を90℃まで加熱した。TLC(ヘキサン/AcOEt=3/1)により試薬の消失をモニターしながら、この反応混合物を90℃で18時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=4/1)により精製することによって、所望の生成物(0.060g、0.102mmol、71%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
チオ−ギマテカンの調製
チオ−ギマテカン 20−OTES(0.060g、0.104mmol)を、不活性雰囲気下で撹拌しながら無水THF(8mL)に溶解し、次にEtN・3HF(0.127mL、0.780mmol)をここに滴下した。TLC(CHCl/MeOH=25/1)により試薬の消失をモニターしながら、この反応混合物を室温で18時間反応させた。真空下で溶媒を留去して、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/AcOEt=2/1)により精製することによって、所望の生成物(0.048g、0.102mmol、95%)を強い黄色の固体として得た。
Figure 0005313894
細胞増殖阻害アッセイ
ヒト大細胞肺癌由来のH460細胞を、10%ウシ胎仔血清を含むRPMI−1640培地で培養した。細胞感受性は、薬物曝露の1又は72時間後に細胞増殖阻害アッセイにより決定した。対数増殖期の細胞を収集して、6ウェルプレートに二重反復で接種した。接種の24時間後、細胞を薬物に曝露して、薬物への曝露の72時間後にIC50の決定のためコールター(Coulter)カウンターで計数した。IC50は、非処理対照群の増殖と比較して50%細胞増殖を阻害する濃度として定義される。
トポイソメラーゼ−I依存性DNA破断アッセイ
DNA破断は、751塩基対BamHI−EcoRI DNA SV40精製ゲルを用いて測定した(Beretta GL, Binaschi M, Zagni AND, Capuani L, Capranico G. 異種部位選択的DNA結合タンパク質ドメインへの酵素融合によるDNA部位へのIB型トポイソメラーゼの係留。 Cancer Res 1999; 59:3689-97)。DNA断片は、3’だけ標識した。DNA破断反応(20,000cpm/試料)は、20mlの10mMトリス−HCl(pH7.6)、150mM KCl、5mM MgCl、15μg/mL BSA、0.1mMチオトレイトール、及びヒト組換え酵素(完全長top1)中で37℃で30分間行った。この反応は、0.5% SDS及び0.3mg/mL Kプロテイナーゼを用いて42℃で45分間ブロックした。DNA損傷の持続は、10μMの薬物との30分間のインキュベーション後に0.6M NaClを加えて、様々な時点で試験した。沈降後、DNAを変性緩衝液(80%ホルムアミド、10mM NaOH、0.01M EDTA及び1mg/mL染料)に再懸濁し、次に変性ゲル(TBE緩衝液中の7%ポリアクリルアミド)に接種した。全てのDNA破断レベルは、ホスホイメージャー(Phosphoimager)モデル425(モレキュラー・ダイナミクス(Molecular Dynamics)を用いて測定した(Dallavalle S, Ferrari A, Biasotti Bら 強力なインビトロ及びインビボ抗腫瘍活性を持つ新規な7−オキシイミノメチルカンプトテシン誘導体。 J. Med. Chem. 2001; 44:3264-74)。
Figure 0005313894

Claims (13)

  1. 一般式(I):
    Figure 0005313894

    [式中、
    Rは、F、Cl、Br、I、−N3、−NH2、−NR’R”、−COOR’、−CONR’R”、−NHR'''、−NR’R”(ここで、R’、R”及びR'''は、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルであってよい)であり;
    R1は、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ニトリル、アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ、シリルアルキルであり;
    R2は、水素、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり;
    R3は、水素、場合により保護されているヒドロキシル、アルコキシ、アミノアルキルであり、そしてここで、
    アルキル基、アシル、アルコキシ、アミノアルキル又はアルコキシイミノは、1〜8個の炭素原子を直鎖又は分岐鎖中に含むことができ、そしてアリール及びアリールオキシ基は、5〜10個の炭素原子を含むことができる]で示される化合物、薬剤学的に許容しうるその塩、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー又はそれらの混合物。
  2. アルキル、アシル、アルコキシ、アミノアルキル又はアルコキシイミノが、1〜4個の炭素原子を含む、請求項1記載の式(I)の化合物。
  3. 下記:
    a) チオ−カンプトテシン;
    b) チオ−ホモカンプトテシン;
    c) チオSN38;
    d) チオ−トポテカン;
    e) チオイリノテカン;
    f) チオギマテカン
    よりなる群から選択される化合物。
  4. (I)の化合物の製造方法であって、スキームI[スキーム中:
    a) 前駆体ヒドロキシ基の保護;
    b) ピリドン環のチオピリドン環への変換;
    c) 保護基の脱離]:
    Figure 0005313894

    [ここで、R、R1、R2及びR3は、上記と同義であり、そしてPGは、OH保護基である]に示される工程を含む方法。
  5. 式(I)の化合物の製造方法であって、スキームII[スキーム中:
    a) 前駆体ヒドロキシ基の保護;
    b) カルボアニオンの形成と求電子試薬との反応による、5位での誘導体化;
    c) 16aカルボニルのチオカルボニルへの変換;
    d) ヒドロキシ基の脱保護(そしてここで、
    工程b)及びc)は、逆転させることができる)]:
    Figure 0005313894

    [ここで、R、R1、R2及びR3は、上記と同義であり、そしてPGは、OH保護基である]に示される工程を含む方法。
  6. 請求項1記載の式(I)の化合物を薬剤学的に許容しうる担体及び賦形剤と一緒に含む、薬剤組成物。
  7. 経口又は非経口投与に適した剤形である、請求項6記載の薬剤組成物。
  8. 腫瘍の処置用の薬物の製造のための、請求項1〜3記載の化合物の使用
  9. 該薬物が、固形腫瘍及び白血病の処置に使用される、請求項8記載の使用。
  10. 固形腫瘍及び白血病が、肺、卵巣、胸部、胃、肝臓、前立腺、軟部組織肉腫、食道、膵臓、頭頸部、膠芽腫の腫瘍、慢性及び急性骨髄性白血病から選択される、請求項9記載の使用。
  11. 腫瘍の処置用の薬物の製造のための、請求項6〜7記載の組成物の使用。
  12. 該薬物が、固形腫瘍及び白血病の処置に使用される、請求項11記載の使用。
  13. 固形腫瘍及び白血病が、肺、卵巣、胸部、胃、肝臓、前立腺、軟部組織肉腫、食道、膵
    臓、頭頸部、膠芽腫の腫瘍、慢性及び急性骨髄性白血病から選択される、請求項12記載の使用。
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