JP5313856B2 - Rf−idメディア検査装置 - Google Patents

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本発明は、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なRF−IDメディアの検査を行うRF−IDメディア検査装置に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、このカードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に添付されるタグに情報を記録し、このタグを用いての商品等の管理も行われている。このようなカードやタグを用いた情報管理においては、カードやタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
上述したような非接触型ICカードや非接触型ICタグといったRF−IDメディアにおいては、製品として出荷される前に検査手段となるリーダ/ライタによって、RF−IDメディアに書き込まれたID等の情報を読み出すこと等により、良品/不良品の検査が行われている。RF−IDメディアは、製造過程においては一般的に複数枚が重ね合わされた状態でストックされているため、このような検査を行う場合においても、複数枚のRF−IDメディアが重ね合わされた状態で検査を行う装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−340325号公報
しかしながら、上述したように複数枚のRF−IDメディアが重ね合わされた状態で検査を行う装置においては、重ね合わされた他のRF−IDメディアとの間における干渉によって、重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアそれぞれに対して、RF−IDメディアに書き込まれたID等の情報の読み出しを正しく行うことができなくなってしまう虞れがある。
そのため、重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアそれぞれに対して1枚ずつ検査を行うことが好ましいが、重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアを1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のRF−IDメディアを重ね合わされた状態とするには、手間がかかってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、手間をかけずに、重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアを1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のRF−IDメディアを重ね合わされた状態とすることができるRF−IDメディア検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアを1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のRF−IDメディアを重ね合わされた状態とするRF−IDメディア検査装置であって、
複数枚のRF−IDメディアを前後に重ね合わせた状態で収納する第1の収納部材と、
上面が開口し、前記第1の収納部材に収納された複数枚のRF−IDメディアのうち、検査が行われたRF−IDメディアを前後に重ね合わせた状態で収納する第2の収納部材と、
前記第2の収納部材を支持するとともに、前記第1の収納部材を、前記第2の収納部材上に重ね合わされた第1の位置から前記複数のRF−IDメディアの重ね合わせ方向に引き出し可能に支持するフレーム部材と、
前記第1の収納部材の前記引き出し方向先端側端部に収納され、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持されると前記フレーム部材に固定され、その後、前記第1の収納部材が引き出された場合に前記フレーム部材に固定された状態を維持する押し出し板と、
前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側端部に配置され、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持されると前記第2の収納部材側に落下した状態で支持される奥板と、
前記フレーム部材のうち、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持された場合に前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側において前記第1の収納部材と前記第2の収納部材との少なくとも一部に対向する領域に設けられ、前記RF−IDメディアに対して検査を行う検査手段とを有し、
前記奥板は、前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側の面が、上端から所定の高さまで当該奥板の厚さが厚くなっていく傾斜を有し、
前記第1の収納部材は、前記奥板が前記第2の収納部材側に落下した状態において、前記奥板の上端に対して前記引き出し方向後端側に、当該第1の収納部材に収納されたRF−IDメディアが前記第2の収納部材に落下するための開口部を有する。
上記のように構成された本発明においては、複数枚のRF−IDメディアを前後に重ね合わせた状態で第1の収納部材に収納し、この第1の収納部材と上面が開口した第2の収納部材とを、第1の収納部材が第2の収納部材上に重ね合わされるようにフレーム部材にて支持する。この際、第1の収納部材は、第1の位置から複数枚のRF−IDメディアの重ね合わせ方向に引き出し可能にフレーム部材に支持される。すると、第1の収納部材の引き出し方向先端側端部に収納された押し出し板がフレーム部材に固定されるとともに、第1の収納部材の引き出し方向後端側端部に配置された奥板が第2の収納部材側に落下した状態で支持される。その後、第1の収納部材を引き出すと、複数枚のRF−IDメディアが収納された第1の収納部材がフレーム部材から引き出されるものの押し出し板がフレーム部材に固定された状態が維持されるので、第1の収納部材に収納された複数枚のRF−IDメディアが第1の収納部材の引き出し方向後端側に押されることになる。第1の収納部材の引き出し方向後端側には奥板が配置されているものの、この奥板は第2の収納部材側に落下した状態で支持されており、また、奥板が第2の収納部材側に落下した状態において、奥板の上端に対して引き出し方向後端側に、第1の収納部材に収納されたRF−IDメディアが第2の収納部材に落下するための開口部が設けられているので、第1の収納部材に収納された複数枚のRF−IDメディアのうち、第1の収納部材の引き出し方向後端側のRF−IDメディアから1枚ずつ、上面が開口した第2の収納部材に落下していくことになる。このように、前後に重ね合わされた状態で第1の収納部材に収納された複数枚のRF−IDメディアが第2の収納部材に落下していく際に1枚ずつとなるため、その際、フレーム部材のうち、第1の収納部材が第1の位置に支持された場合に第1の収納部材の引き出し方向後端側において第1の収納部材と第2の収納部材との少なくとも一部に対向する領域に設けられた検査手段において、RF−IDメディアに対する検査が行われる。また、奥板は、第1の収納部材の引き出し方向後端側の面が、上端から所定の高さまでその厚さが厚くなっていく傾斜を有するものであるため、第1の収納部材の引き出し方向後端側のRF−IDメディアは、この傾斜面を滑っていくようにして第2の収納部材に落下していく。そして、この傾斜は、奥板の上端から所定の高さまでとなっているので、第2の収納部材に落下したRF−IDメディアは、その高さよりも低い部分に当接することによって略垂直に支持されて重ね合わされていく。
このように、前後に重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアが収納された第1の収納部材を複数枚のRF−IDメディアの重ね合わせ方向に引き出すだけで、RF−IDメディアが1枚ずつ検査され、第2の収納部材に重ね合わされた状態で収納されることとなる。
以上説明したように本発明においては、前後に重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアが収納された第1の収納部材を複数枚のRF−IDメディアの重ね合わせ方向に引き出すと、第1の収納部材に重ね合わされた状態で収納された複数枚のRF−IDメディアが1枚ずつ第2の収納部材に落下し、その際に、RF−IDメディアに対して検査を行い、その後、検査が行われたRF−IDメディアが第2の収納部材に重ね合わされた状態で収納される構成としたため、手間をかけずに、重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアを1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のRF−IDメディアを重ね合わされた状態とすることができる。
本発明のRF−IDメディア検査装置の実施の一形態を示す外観斜視図であり、(a)は全体の外観斜視図、(b)は(a)に示した上段のストッカーの外観斜視図、(c)は(a)に示した下段のストッカーの外観斜視図である。 図1に示したフレーム部材の詳細な構成を示す図であり、(a)は正面から見た図、(b)は側面方向からの断面図である。 図1に示した上段のストッカーの詳細な構成を示す図であり、(a)は押し出し板をストッカーの内部側から見た図、(b)は押し出し板の側面図、(c)はストッカーの引き出し方向後端側の一部を上から見た図、(d)は奥板が取り付けられた状態でストッカーの引き出し方向後端側から見た図、(e)は奥板の側面図である。 図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置1におけるICカードの検査方法を説明するための図である。 図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置において上段のストッカーに設けられた奥板が下段のストッカー側に落下する動作を説明するための図であり、(a)は奥板支持具が突起に当接する状態をストッカーの上面から見た図、(b)は奥板が下段のストッカー側に落下した状態をICカードの重ね合わせ方向から見た図、(c)は奥板が下段のストッカー側に落下した状態をストッカーの側方から見た図である。 図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置において上段のストッカーに収納された複数枚のICカードが下段のストッカーに落下していく際の動作を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のRF−IDメディア検査装置の実施の一形態を示す外観斜視図であり、(a)は全体の外観斜視図、(b)は(a)に示した上段のストッカー20の外観斜視図、(c)は(a)に示した下段のストッカー30の外観斜視図である。
本形態は図1に示すように、第1の収納部材であるストッカー20と、第2の収納部材であるストッカー30とが、金属からなる箱型のフレーム部材10に引き出しのように上段及び下段に分けて収容されることによって支持されて構成されている。
フレーム部材10の上段に収容されるストッカー20は、上面が全面開口するとともに、後述するように底面の一部及び奥側の側面が開口した箱型形状であって、その両側面に溝22が形成されている。また、ストッカー20の引き出し方向先端側端部には押し出し板21が収納され、ストッカー20の引き出し方向後端側端部には奥板23が配置されている。また、ストッカー20の引き出し方向後端側の底部には、奥板23を支持する奥板支持具24がストッカー20の側板に回転可能に取り付けられており、この奥板支持具24によって奥板23が落下可能に支持されている。また、押し出し板21は、その高さがストッカー20の高さよりも高いことによりストッカー20からはみ出す領域を有し、そのため、ストッカー20がフレーム部材10に収容された場合にその領域がフレーム部材10の前面に当接する。
フレーム部材10の下段に収容されるストッカー30は、上面が全面開口した箱型形状であって、その両側面に溝31が形成されている。また、その高さが、収納されるICカードの高さと同等のものとなっている。
フレーム部材10には、1つの面に、ストッカー20,30を収容するための開口部が設けられているとともに、ストッカー20がフレーム部材10に収容されていく際に奥板支持具24が挿入されていく支持具挿入溝11が設けられている。
図2は、図1に示したフレーム部材10の詳細な構成を示す図であり、(a)は正面から見た図、(b)は側面方向からの断面図である。
図1に示したフレーム部材10は図2に示すように、内側面には、その両側に、ストッカー20が収容されていく際にストッカー20の溝22と係合することによってストッカー20を引き出し可能に支持する係合レール12と、ストッカー30が収容されていく際にストッカー30の溝31と係合することによってストッカー30を引き出し可能に支持する係合レール13と、ストッカー20が収容されていく際にストッカー20の奥板支持具24が挿入されていく支持具挿入溝11とが設けられており、支持具挿入溝11の奥側端部には、突起14が設けられている。また、奥側の内側面には、ストッカー20に収納されたRF−IDメディアとなるICカードに書き込まれたIDを非接触状態にて読み出すことによって検査を行う検査手段となる検査用RW40が取り付けられている。この検査用RW40は、ストッカー20,30がフレーム部材10に収容された場合に、ストッカー20,30の一部に対向するように取り付けられている。また、内側面の天井部には、ストッカー30に収納されたICカードの枚数を計数するための員数計数用カメラ50が取り付けられている。
図3は、図1に示したストッカー20の詳細な構成を示す図であり、(a)は押し出し板21をストッカー20の内部側から見た図、(b)は押し出し板21の側面図、(c)はストッカー20の引き出し方向後端側の一部を上から見た図、(d)は奥板23が取り付けられた状態でストッカー20の引き出し方向後端側から見た図、(e)は奥板23の側面図である。
押し出し板21は、上述したようにストッカー20の引き出し方向先端側端部に収納されており、図3(a)に示すように、ストッカー20からはみ出した領域のうちストッカー20の内部側の面に磁石25が取り付けられている。また、図3(b)に示すように、押し出し板21は、ストッカー20の引き出し方向後端側の面が、上端からその厚さが厚くなっていく傾斜を有している。
また、図3(c)に示すように、ストッカー20の引き出し方向後端側端部には、側板27に取り付けられた軸24aによって、側板27の下面に奥板支持具24が回転可能に取り付けられており、側板27の奥板支持具24が取り付けられた領域のうちストッカー20の内部側の面には、奥板23が係合する溝29が設けられている。また、ストッカー20の底板26は、溝29が設けられた領域からストッカー20の引き出し方向後端側には設けられておらず、それにより、ストッカー20は、その底部の形状が、溝29が設けられた領域からストッカー20の引き出し方向後端側が開口した形状となっており、この開口した部分が、ストッカー20に収納されたICカードがストッカー30に落下するための開口部となる。また、ストッカー20の引き出し方向後端側端部には、ストッカー20に収納されたICカードをストッカー20の引き出し方向後端側に倒れないように支えるためのカード支えバー28が取り外し可能に設けられている。
このように構成されたストッカー20に奥板23が取り付けられる。奥板23は、非金属かつ非磁性体からなり、図3(d)に示すように、ストッカー20の側板27に設けられた溝29にその側部が係合するようにストッカー20の上面側から差し込まれ、その底部が奥板支持具24に当接することによって落下しないように支持される。奥板23は、その上端部に他の領域よりも幅方向に突出した突出部23aを有しているとともに、図3(e)に示すように、ストッカー20の引き出し方向後端側の面が、上端から高さh1までその厚さが厚くなっていく傾斜を有している。
以下に、上記のように構成されたRF−IDメディア検査装置1におけるICカードの検査方法について説明する。
図4は、図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置1におけるICカードの検査方法を説明するための図である。
図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置1においてICカードの検査を行う場合は、まず、ストッカー30の溝31にフレーム部材10の係合レール13を係合させながら、図4(a)に示すようにフレーム部材10にストッカー30を収容する。
また、RF−IDメディアとなる複数枚のICカード2を前後に重ね合わせた状態でストッカー20に収納し、ストッカー20の溝22にフレーム部材10の係合レール12を係合させながら、図4(b)に示すようにフレーム部材10にストッカー20を収容する。この際、ストッカー20に設けられた奥板支持具24は、ストッカー20の幅方向に突出した状態となっているが、フレーム部材10の支持具挿入溝11に挿入されていくことによってストッカー20の幅方向に突出した状態となったままストッカー20がフレーム部材10に収容されていく。これにより、ストッカー20,30は、ストッカー20がストッカー30上に重ね合わされた状態となってフレーム部材10に支持される。ここで、ストッカー20がフレーム部材10に完全に収容された状態におけるストッカー20の位置を第1の位置とする。すなわち、ストッカー20は、ストッカー20の溝22とフレーム部材10の係合レール12とが係合することによって、第1の位置から、ICカード2の重ね合わせ方向に引き出し可能に支持されていることになる。
ストッカー20がフレーム部材10に完全に収容されて第1の位置に支持されると、上述したように押し出し板21のうちストッカー20からはみ出す領域がフレーム部材10の前面に当接し、フレーム部材10が金属からなるものであるため、押し出し板21のストッカー20からはみ出した領域に取り付けられた磁石25によって、押し出し板21がフレーム部材10の前面に固定される。
また、ストッカー20がフレーム部材10に完全に収容されて第1の位置に支持されると、図4(c)に示すようにストッカー20に設けられた奥板23がストッカー30側に落下する。
図5は、図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置1においてストッカー20に設けられた奥板23がストッカー30側に落下する動作を説明するための図であり、(a)は奥板支持具24が突起14に当接する状態をストッカー20の上面から見た図、(b)は奥板24がストッカー30側に落下した状態をICカード2の重ね合わせ方向から見た図、(c)は奥板24がストッカー30側に落下した状態をストッカー20の側方から見た図である。
ストッカー20の溝22にフレーム部材10の係合レール12を係合させながらフレーム部材10にストッカー20を収容していくと、図5(a)に示すように、フレーム部材10に設けられた突起14が奥板支持具24に当接し、それにより、奥板支持具24が、側板27に取り付けられた軸24aを中心に回転する。
すると、図5(b)に示すように、奥板23の下面が奥板支持具24によって支持されなくなり、奥板23が側板27の溝29に沿ってストッカー30側に落下する。2つの側板27にそれぞれ取り付けられた奥板支持具24は、突起14に当接することによって回転した状態における互いの間隔が、奥板23の突出部23aを除いた幅と同等となっているため、ストッカー30側に落下した奥板23は、突出部23aが奥板支持部24に引っかかった状態で支持される。この際、突出部23aとなる領域の高さh2が、ストッカー30の底板26の厚さよりも低いため、図5(c)に示すように、ストッカー30側に落下した状態で支持される奥板23は、その上端部がストッカー30の底板26の表面から突出することはない。
その後、エアーシリンダー(不図示)等によってストッカー20をフレーム部材10から引き出すと、ストッカー20自体はフレーム部材10から引き出されるものの、ストッカー20に収納された押し出し板21は、磁石25によってフレーム部材10の前面に固定されているため、フレーム部材10に固定された状態が維持される。そのため、この押し出し部材21によって、ストッカー20に収納された複数枚のICカード2がストッカー20の引き出し方向後端側に押されることになる。
そして、上述したようにストッカー20の引き出し方向後端側に配置された奥板23がストッカー30側に落下した状態で支持されており、また、ストッカー20の底部の形状が、奥板23が係合している溝29が設けられた領域からストッカー20の引き出し方向後端側が開口しているため、図4(d)に示すように、ストッカー20に収納された複数枚のICカード2のうち、ストッカー20の引き出し方向後端側のICカード2から1枚ずつストッカー30に落下していくことになる。
図6は、図1〜図3に示したRF−IDメディア検査装置1においてストッカー20に収納された複数枚のICカード2がストッカー30に落下していく際の動作を説明するための図である。
上述したように、ストッカー20に収納された複数枚のICカード2は、押し出し板21によってストッカー20の引き出し方向後端側に押されるが、ストッカー20の引き出し方向後端側端部においては、奥板23がストッカー30側に落下した状態で支持されており、この奥板23が、ストッカー20の引き出し方向後端側の面が、上端から高さh1までその厚さが厚くなっていく傾斜を有しているものであるため、ストッカー20の引き出し方向後端側に押されたICカード2は、図6(a)に示すように、この傾斜面を滑っていくようにしてストッカー30に落下していく。この際、上述したように、押し出し板21が、ストッカー20の引き出し方向後端側の面が、上端からその厚さが厚くなっていく傾斜を有しているものであるため、ストッカー20の引き出し方向後端側のICカード2が、その上端側がストッカー20の引き出し方向後端側に倒れてカード支えバー28に当接し、下端がストッカー20の底板に当接したままストッカー20から落下しない状態となってしまうことを回避することができる。
ストッカー20に複数枚重ね合わされた状態で収納されたICカード2は、ストッカー20からストッカー30に落下する際に1枚ずつに分離する。そして、フレーム部材10の奥側の内側面においては、ストッカー20,30の一部に対向するように検査用RW40が取り付けられているため、この検査用RW40によって、1枚ずつに分離したICカード2に対して、ICカード2に書き込まれたIDが非接触状態にて読み出されて検査が行われることになる。なおこの際、ICカード2は、奥板23の傾斜面を滑り落ちながら検査用RW40によって検査が行われることになるが、奥板23が、非金属かつ非磁性体からなるものであるため、奥板23によって検査が妨げられてしまうことがない。また、検査用RW40においては、上述したようにICカード2が奥板23の傾斜面を滑っていくようにしてストッカー30に落下する際にそのICカード2に対する検査を行うため、ストッカー20の引き出しに伴って、検査用RW40と検査対象となるICカード2との距離が長くなっていく。そのため、検査用RW40の出力を、ストッカー20の引き出しに伴って強くしていくことが考えられる。
奥板23の傾斜面を滑り落ちたICカード2は、ストッカー30の底部に当接するが、奥板23の傾斜が、奥板23の上端から高さh1までとなっているので、ストッカー30の底部に当接したICカード2は、図6(b)に示すように、奥板23の高さh1よりも低い部分に当接することによって略垂直に支持されて重ね合わされていく。
このようにして、ストッカー20をフレーム部材10から引き出していくことにより、ストッカー20に収納された複数枚のICカード2が1枚ずつ奥板23の傾斜面を滑り落ち、その際に検査用RW40によって検査が行われ、図4(e)に示すように、ストッカー30に落下してストッカー30にて前後に重ね合わされた状態で収納されていく。
ストッカー20に収納された複数枚のICカード2が全てストッカー30に収納された後、ストッカー20をフレーム部材10から取り外し、フレーム部材10の内側面の天井部に取り付けられた員数係数用カメラ50によって、ストッカー30に収納されたICカード2が撮影され、ICカード2の枚数が計数される。
その後、図4(f)に示すように、ICカード2が収納されたストッカー30をフレーム部材10から引き出す。
このように、本形態においては、前後に重ね合わされた複数枚のICカード2が収納されたストッカー20を複数枚のICカード2の重ね合わせ方向に引き出すだけで、ICカード2が1枚ずつストッカー30に落下し、その際に、ICカード2が1枚ずつ検査され、その後、検査が行われたICカード2がストッカー30に重ね合わされた状態で収納されるため、手間をかけずに、重ね合わされた複数枚のICカード2を1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のICカード2を重ね合わされた状態とすることができる。
なお、本形態においては、ストッカー20の引き出し方向後端側端部には、ストッカー20に収納されたICカード2をストッカー20の引き出し方向後端側に倒れないように支えるためのカード支えバー28が取り外し可能に設けられているが、カード支えバー28を用いずに、ストッカー20自体を上面及び底部の一部が開口した箱状としてもよい。ただし、本形態にようにカード支えバー28を用いた場合、ICカード2をストッカー20の上面側から収納するのではなく、カード支えバー28をストッカー20から取り外して引き出し方向後端側からも収納することができる。
また、本形態においては、押し出し板21に磁石25を取り付けることによって押し出し板21をフレーム部材10に固定しているが、押し出し板21をフレーム部材10に固定する手段としてはこれに限らず、フレーム部材10に押し出し板21を固定するための爪部を設ける等、適宜設定可能である。また、フレーム部材10を金属からなるものを例に挙げて説明したが、フレーム部材10は、樹脂製や木製のもの等、非金属製のものであってもよい。その場合、押し出し板21を磁石25によってフレーム部材10に固定するために、フレーム部材10の押し出し板21が当接する領域に金属からなるプレート等を取り付けておくことが考えられる。
また、本形態においては、フレーム部材10の奥側の内側面において、ストッカー20,30がフレーム部材10に収容された場合に、ストッカー20,30の一部に対向するように検査用RWが取り付けられているが、検査用RW40は、ストッカー20,30がフレーム部材10に収容された場合に、ストッカー20,30の少なくとも一部に対向するように取り付けられていればよく、ストッカー20,30の全面に対向するように取り付けられていてもよい。
1 RF−IDメディア検査装置
2 ICカード
10 フレーム部材
11 支持具挿入溝
12,13 係合レール
14 突起
20,30 ストッカー
21 押し出し板
22,29,31 溝
23 奥板
23a 突出部
24 奥板支持具
24a 軸
25 磁石
26 底板
27 側板
28 カード支えバー
40 検査用RW
50 員数計数用カメラ

Claims (1)

  1. 重ね合わされた複数枚のRF−IDメディアを1枚ずつにして検査を行い、その後、複数枚のRF−IDメディアを重ね合わされた状態とするRF−IDメディア検査装置であって、
    複数枚のRF−IDメディアを前後に重ね合わせた状態で収納する第1の収納部材と、
    上面が開口し、前記第1の収納部材に収納された複数枚のRF−IDメディアのうち、検査が行われたRF−IDメディアを前後に重ね合わせた状態で収納する第2の収納部材と、
    前記第2の収納部材を支持するとともに、前記第1の収納部材を、前記第2の収納部材上に重ね合わされた第1の位置から前記複数のRF−IDメディアの重ね合わせ方向に引き出し可能に支持するフレーム部材と、
    前記第1の収納部材の前記引き出し方向先端側端部に収納され、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持されると前記フレーム部材に固定され、その後、前記第1の収納部材が引き出された場合に前記フレーム部材に固定された状態を維持する押し出し板と、
    前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側端部に配置され、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持されると前記第2の収納部材側に落下した状態で支持される奥板と、
    前記フレーム部材のうち、前記第1の収納部材が前記第1の位置に支持された場合に前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側において前記第1の収納部材と前記第2の収納部材との少なくとも一部に対向する領域に設けられ、前記RF−IDメディアに対して検査を行う検査手段とを有し、
    前記奥板は、前記第1の収納部材の前記引き出し方向後端側の面が、上端から所定の高さまで当該奥板の厚さが厚くなっていく傾斜を有し、
    前記第1の収納部材は、前記奥板が前記第2の収納部材側に落下した状態において、前記奥板の上端に対して前記引き出し方向後端側に、当該第1の収納部材に収納されたRF−IDメディアが前記第2の収納部材に落下するための開口部を有するRF−IDメディア検査装置。
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