JP5313724B2 - シート貼付装置及び貼付方法 - Google Patents
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上記のような不都合は、特許文献1のような、1のラベルに対して印字と剥離シートからの剥離とが同時に行われるタイプのラベルプリンタを採用すれば解消されるが、ラベルプリンタの選択の自由度を低下させてしまう、という不都合がある。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、被着体に貼付すべき印字シートを形成してバッファ領域で待機させる構成の印字手段を採用した場合であっても、当該貼付すべき印字シートをバッファ領域に残存させることなく被着体に貼付でき、ラベルプリンタの選択の自由度を低下させることのないシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
前記可変情報用データを読み取る読取手段と、
剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出す繰出手段と、前記可変情報用データを基に前記接着シートに可変情報を印字する印字手段と、少なくとも1枚の印字シートを作り置きするバッファ領域を経て前記剥離シートから印字シートを剥離する剥離手段と、前記剥離手段を介して剥離された印字シートを保持して当該印字シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、被着体が貼付位置に搬送された状態で次の被着体が搬送されてこなかったときに、予め設定された時間を経過したことを条件に接着シートを強制的に繰り出してダミー印字を施すダミー印字指令を出力する機能を含み、当該ダミー印字指令が出力されたときに、前記印字手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成するとともに、前記押圧手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分の貼付動作を行わせる、という構成を採っている。
搬送される被着体の可変情報用データが読み取られたときに、剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出し、
前記接着シートに可変情報を印字して印字シートを形成した後に、剥離位置の手前に設けたバッファ領域に少なくとも1枚の印字シートを作り置きし、
次の被着体の可変情報用データが読み取られたときに、前記作り置きされた印字シートを剥離シートから剥離して被着体に貼付するステップとし、
被着体が貼付位置に搬送された状態で次の被着体が搬送されてこなかったときに、予め設定された時間を経過したことを条件に接着シートを強制的に繰り出してダミー印字指令が所定の制御手段から出力されたときに、作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成すると同時に、前記バッファ領域に作り置きされた全ての印字シートを繰り出して貼付動作を行うように制御する、という手法を採っている。
更に、本発明によれば、搬送路に被着体がいつまでも残されることもないため、例えば、被着体が配送物である場合、配送時間のロスをなくすこともできる。
なお、制御装置22は、バーコードリーダ19によって読み取られた可変情報用データを基に可変情報を印字した後において、次のバーコードBの読み取りが一定の時間内に行われないときに、バッファ領域Aに位置する接着シートSの枚数、本実施形態では、1枚の接着シートSにダミー印字を行うように予め設定されている。
制御装置22が1個目の被着体Wの可変情報用データを基に接着シートSに可変情報を印字する動作信号をラベルプリンタ16に出力すると、繰出手段11が接着シートS1枚分を繰り出すと同時に、印字手段13の直前に位置する接着シートSに印字を行って印字シートPSを形成し、当該印字シートPSがバッファ領域Aに繰り出される。これにより、1個目の被着体Wは第1のストッパ30により停止するとともに、印字シートPSはバッファ領域Aに位置した状態で、次の接着シートSが繰り出されるまで待機状態となる。なお、この繰り出しにより、それまでバッファ領域Aに位置していた接着シートSは、開口部29Aから繰り出され、この繰出途中でセンサ50によってダミー印字(印字が施されていない)であることが読み取られ、リジェクト手段20のプレート46が保持部40の下方位置まで移動し、当該プレート46の上面に貼付されてプレート40が退避位置に後退動作することで除去される。
制御装置22は、上記同様にラベルプリンタ16に対して接着シートSの繰り出しと、印字の指令を出力することで、バッファ領域Aに作り置きされていた先行する印字シートPSが繰り出される。繰り出された印字シートPSは、繰出途中でセンサ50によって印字の確認が行われ、押圧手段18の保持部40に吸着保持され、第1のストッパ30で停止状態だった1個目の被着体Wに貼付される。その後、第1、第2ストッパ30、31が各被着体Wの停止を開放し、印字シートPSが貼付された1個目の被着体Wは、次工程に搬送されるとともに、第2ストッパ31で停止されていた2個目の被着体Wは、第1ストッパ30によって停止されて次の接着シートSの繰出に備えて待機状態となる。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
更に、センサ50は、カメラ等の撮像手段や光電管等であってよい。
また、読取手段は、カメラ等の撮像手段でもよい。
更に、ダミー印字を施す予め設定された条件は、予め設定された時間を経過したこと以外に、制御手段22に設けた内部時計によって定刻になったことを条件とすることもできる。
11 繰出手段
13 印字手段
15 ピールプレート(剥離手段)
18 押圧手段
19 バーコードリーダ(読取手段)
20 リジェクト手段
22 制御手段
A バッファ領域
B バーコード(可変情報用データ)
DS ダミー印字シート
PS 印字シート
R 原反
RL 剥離シート
S 接着シート
W 被着体
Claims (4)
- 被着体に付された可変情報用データに対応する情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを搬送される被着体に貼付するシート貼付装置であって、
前記可変情報用データを読み取る読取手段と、
剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記可変情報用データを基に前記接着シートに可変情報を印字する印字手段と、
少なくとも1枚の印字シートを作り置きするバッファ領域を経て前記剥離シートから印字シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段を介して剥離された印字シートを保持して当該印字シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
前記各手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、被着体が貼付位置に搬送された状態で次の被着体が搬送されてこなかったときに、予め設定された時間を経過したことを条件に接着シートを強制的に繰り出してダミー印字を施すダミー印字指令を出力する機能を含み、当該ダミー印字指令が出力されたときに、前記印字手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成するとともに、前記押圧手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分の貼付動作を行うことを特徴とするシート貼付装置。 - 前記ダミー印字シートを除去するリジェクト手段を更に含み、前記制御手段がダミー印字指令を出力した後に前記読取手段が可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを前記リジェクト手段が除去することを特徴とする請求項1記載のシート貼付装置。
- 可変情報用データが付された被着体を搬送する一方、前記可変情報用データに対応する可変情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを被着体に貼付するシート貼付方法であって、
搬送される被着体の可変情報用データが読み取られたときに、剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出し、
前記接着シートに可変情報を印字して印字シートを形成した後に、剥離位置の手前に設けたバッファ領域に少なくとも1枚の印字シートを作り置きし、
次の被着体の可変情報用データが読み取られたときに、前記作り置きされた印字シートを剥離シートから剥離して被着体に貼付するステップとし、
被着体が貼付位置に搬送された状態で次の被着体が搬送されてこなかったときに、予め設定された時間を経過したことを条件に接着シートを強制的に繰り出してダミー印字指令が所定の制御手段から出力されたときに、作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成すると同時に、前記バッファ領域に作り置きされた全ての印字シートを繰り出して貼付動作を行うように制御することを特徴とするシート貼付方法。 - 前記ダミー印字指令が出力された後に、被着体に付された可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを除去することを特徴とする請求項3記載のシート貼付方法。
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