JPH06210911A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

Info

Publication number
JPH06210911A
JPH06210911A JP2053293A JP2053293A JPH06210911A JP H06210911 A JPH06210911 A JP H06210911A JP 2053293 A JP2053293 A JP 2053293A JP 2053293 A JP2053293 A JP 2053293A JP H06210911 A JPH06210911 A JP H06210911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
paper
printing
print
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2053293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takagi
謙至 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2053293A priority Critical patent/JPH06210911A/ja
Publication of JPH06210911A publication Critical patent/JPH06210911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラベル間の隙間が短いラベル用紙を用いても
効率良くラベルを発行する。 【構成】 印刷制御手段54は、ラベル用紙をモータ4
0の駆動によって送り出しながらそのラベル4に印刷を
施す。印刷データ編集手段55は、ラベル4に対する印
刷が終了すると直ちに次ラベルの印刷データの編集を開
始し、分離制御手段56は、印刷済みラベル4の後端が
剥離エッジ32に達するまでラベル用紙を送り出してラ
ベル貼付機15へ印刷済みラベルを送る。戻し制御手段
57は、印刷済みラベルが剥離した後、直ちに次ラベル
を印刷開始位置まで戻す。発行起動手段58は、印刷デ
ータ編集手段55による編集が終了し、且つラベル貼付
機15からのラベル発行要求信号が入力されると、印刷
制御手段54による次ラベルの印刷を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラベルに文字や図形等
を1枚ずつ印刷して外部に送出すラベルプリンタに関
し、特に、搬送ライン上で印刷済みラベルを物品に貼付
けるラベル貼付機等とともに用いられるラベルプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種の生産ラインや仕分けライ
ン等では、物品が搬送ライン上を搬送している間に物品
に対する検査等が行なわれ、その検査結果、送り先、内
容物の種類、重さ、数、価格、日付等が印刷されたラベ
ルを、ライン上で各物品にそれぞれ貼付けて、搬出して
いる。
【0003】このラベルの印刷および貼付けは、例えば
図7に示すように、搬送ライン1の上方(側方の場合も
ある)に配置されたラベルプリンタ10およびラベル貼
付機15によって行なわれる。
【0004】ラベルプリンタ10は、図8に示すよう
に、連続した台紙3上に剥離自在なラベル4が所定間隔
で設けられたラベル用紙2を、図示しない紙送り機構に
よって印字ヘッド11とプラテンローラ12との間へ送
りながら、印刷データに従ってラベル4の表面に必要な
情報を印刷し、さらにラベル用紙2をラベル送出口10
a側へ送り出す。この印刷データは、前段ライン等から
の物品データを印刷用に編集したものである。
【0005】印字ヘッド11側から送り出されるラベル
用紙2のうち、台紙3は、鋭角に形成された剥離エッジ
13に沿って巻取られ、剥離エッジ13を通過するラベ
ル4は台紙3の鋭角的な戻りによって台紙3上から剥離
し、ラベル送出口10aからラベル貼付機15側へほぼ
水平に送り出される。
【0006】ラベル貼付機15は、図7に示しているよ
うに、エアシリンダ16とそのシリンダ軸17の下端に
取り付けられた吸着パッド18とを有しており、ラベル
プリンタ10から送り出された印刷済みのラベル4を、
吸着パッド18の下面にエア等によって吸着する。そし
て、このラベルに対応する物品が下方まで搬送されたこ
とが、搬送ライン1上の物品センサ19によって検知さ
れると、搬送ライン1を一時停止させて、エアシリンダ
16を下降駆動し、吸着パッド18に吸着されているラ
ベル4を物品Wの上面に貼付ける。このラベル貼付け
後、エアシリンダ16は元の位置まで上昇駆動され、搬
送ライン1の停止が解除され、次ラベルの発行要求がラ
ベルプリンタ10へなされる。ラベルプリンタ10は、
このラベル発行要求を受けて、次のラベルを印刷してラ
ベル貼付機15へ送り出す。
【0007】以下同様の動作が繰り返されて、搬送ライ
ン上1を通過する物品に、その物品の情報が印刷された
ラベル4が次々に貼付けられていく。
【0008】この種のラベルプリンタ10に用いられる
ラベル用紙2は、一般にロール状のものが使用される
が、ラベル用紙1巻当りのラベル数は、ラベル4の長さ
が一定の場合、そのラベル間の隙間Lが少ない程多くな
り、経済的に使用できる。
【0009】ところが、ラベル間の隙間Lが剥離エッジ
13の先端と印字ヘッド11の間の距離より短い場合
に、印刷済みのラベル4を台紙3から完全に剥離させる
位置まで紙送りを行なうと、次の未印刷のラベル4が印
字ヘッド11の前方側へ大きく送り出されてしまう。
【0010】このため、ラベル間の隙間Lの短いラベル
用紙2を用いる従来のラベルプリンタ10では、ラベル
用紙の戻し処理を含む図9に示す一連の処理によって、
ラベル1枚毎の発行制御を行なっている。即ち、始め
に、前段ライン等からの受けたデータの印刷データへの
編集処理(T1 )を行い、この編集が完了した後にラベ
ル4への印刷処理(T2 )を開始し、印刷が完了した後
に、剥離のための送出し処理(T3 )を行なって、印刷
済みラベル4をラベル貼付機15へ送り、貼付け待ち
(T4 )状態となる。ラベル貼付機15によるラベルの
貼付けが完了すると、次ラベルの印刷開始位置への戻し
処理(T5 )がなされ、次のラベルの印刷データの編集
処理に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来のラベルプリンタでは、ラベル1枚を発行す
るために、前記各処理の合計時間T1 +T2 +T3 +T
4 +T5 が必要となってしまい、高速な動作が望めな
い。特に、ラベル間の隙間が短く、ラベル4の全面に印
刷を施すような場合には、ラベルの戻し距離が長くな
り、そのための時間T5 も長くなってしまう。そこで、
ラベル間の隙間が剥離エッジ13と印字ヘッド11との
間の距離にほぼ等しいラベル用紙を用いて、ラベル戻し
処理T5 を省くことも考えられるが、このようにラベル
間の隙間の長いラベル用紙を用いた場合には、用紙交換
の頻度が高くなり、しかもラベル用紙を型抜きによって
製造する過程において、その隙間分の無駄紙が大量に発
生し、極めて不経済なものとなってしまう。
【0012】本発明は、この課題を解決し、ラベルの経
済性とラベル発行の効率化とを両立させたラベルプリン
タを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のラベルプリンタは、ラベル発行要求信号を
受ける毎に、連続したラベル用紙を紙送り機構によって
印字機構へ送りながら該ラベル用紙のラベル面に印刷を
施し、該印字機構を通過する印刷済みラベルを分離機構
によって前記ラベル用紙から分離して外部へ送り出すラ
ベルプリンタにおいて、前記紙送り機構を駆動して前記
ラベル用紙を前記印字機構へ送り出しながら、前記ラベ
ル用紙のラベル面にラベル1枚当りの編集済み印刷デー
タに従った印刷を施す印刷制御手段と、前記印刷制御手
段によってラベル面にラベル1枚分の印刷が施されたラ
ベル用紙を、前記紙送り機構の駆動によって前記分離機
構まで送り出して、前記印字済みラベルを前記ラベル用
紙から分離させる分離制御手段と、前記印刷制御手段に
よるラベル1枚当りの印刷が完了した時点から、次ラベ
ル用の印刷データの編集を開始する印刷データ編集手段
と、前記分離制御手段によって印刷済みラベルがラベル
用紙から分離されたとき、前記紙送り機構を駆動して、
ラベル用紙を次ラベルの印刷開始位置まで戻す戻し制御
手段と、前記戻し制御手段によるラベル用紙の戻しと、
前記印刷データ編集手段による印刷データの編集とが完
了し、かつ、次ラベルに対する前記ラベル発行要求信号
が入力されたとき、前記印刷制御手段による印刷を開始
させる発行起動手段とを備えている。
【0014】
【作用】このように構成したため、本発明のラベルプリ
ンタでは、ラベル用紙にラベル1枚分の印字がなされる
と、次のラベルの印刷データの編集が開始されるととも
に、ラベルの分離がなされ、この分離後ただちにラベル
用紙が次ラベルの印刷開始位置まで戻される。そして印
刷データの編集が終了し、かつ次の発行要求信号が入力
されると直ちに次ラベルへの印刷が開始される。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図2は、図7で示したラベル貼付機15ととも
に搬送ライン1上に配置される一実施例のラベルプリン
タ20の概略機構を示している。
【0016】図2において、ラベルプリンタ20の上部
には、用紙支持軸21が設けられており、この用紙支持
軸21には、ロール状のラベル用紙2が回転自在に支持
されている。
【0017】ラベル用紙2には、図3に示すように、所
定幅で連続する台紙3上に、剥離自在な所定長L0 のラ
ベル4が短かい隙間Lをもって設けられている。このラ
ベル4は、感熱紙で形成されており、台紙3から剥離さ
れる面は接着性を有している。
【0018】用紙支持軸21の下方には、ガイド板2
2、搬送ローラ23および圧着ローラ24が配置されて
おり、用紙支持軸21に支持されたラベル用紙2は、ガ
イド板22に接した状態で引き出され、搬送ローラ23
と圧着ローラ24との間に挟まれている。
【0019】圧着ローラ24の下方にはガイドローラ2
5が配置され、ガイドローラ25とラベル送出口20a
との間には、ラベル用紙2を通過させる隙間で上下に対
向するガイド板26、27が配置されている。また、カ
イド板26、27とラベル送出口20aとの間には、印
字機構を形成する印字ヘッド30とプラテンローラ31
が配置されている。搬送ローラ23と圧着ローラ24と
の間から送り出されるラベル用紙2は、ガイドローラ2
5を介して上下のカイド板26、27の間を通り、印字
ヘッド30とプラテンローラ31との間へ送り出され
る。印字ヘッド30は、下面側の発熱部30aを感熱性
のラベル4に接触させて、ラベル面に印刷を施すサーマ
ル型のヘッドである。
【0020】ラベル送出口20aには、ラベル4を台紙
3から剥離するための剥離エッジ32が分離機構として
配置され、プラテンローラ31の下方には、ガイドロー
ラ33が配置されている。印字ヘッド30とプラテンロ
ーラ31との間を通過したラベル用紙2のうち、台紙3
は剥離エッジ32に沿ってガイドローラ33側へ送ら
れ、剥離エッジ32を通過するラベル4は、台紙3から
剥離して、ほぼ水平な状態でラベル貼付機15の吸着パ
ッド18の下部へ送り出される。
【0021】搬送ローラ23の下方には、台紙3をガイ
ドするためのガイドローラ34が配置され、搬送ローラ
23の右方には、搬送ローラ35と圧着ローラ36が配
置されている。剥離エッジ32でラベル4が剥離された
台紙3は、ガイドローラ33、34を経て、搬送ローラ
35と圧着ローラ36との間を通過し、その上方の巻取
軸37で巻き取られる。
【0022】なお、2つの搬送ローラ23、35は、図
示しないクラッチ機構によって一定方向のみに回転駆動
される。即ち、搬送ローラ23は、図2において時計回
りの駆動力を受けているときのみ回転駆動され、圧着ロ
ーラ24との間のラベル用紙2を引き戻し、反時計回り
の駆動力に対して空回り状態となる。また、搬送ローラ
35は、反時計回りの駆動力を受けている時のみ回転駆
動され、圧着ローラ36との間の台紙3を引いてラベル
用紙2を送り出させ、時計回りの駆動力に対して空回り
状態となる。
【0023】紙送り機構の要部としての搬送ローラ2
3、35および巻取軸37は、パルス駆動型のモータ4
0によって駆動される。即ち、モータ40の駆動プーリ
40a、搬送ローラ35および巻取軸37との間は、ド
ライブベルト41で連結され、搬送ローラ22、32間
は、連結ベルト42によって連結されている。ドライブ
ベルト41および連結ベルト42には、適度な張力がそ
れぞれテンションローラ43、44によって付与されて
いる。
【0024】このため、モータ40の駆動プーリ40a
が反時計回り、即ち、送出し方向に駆動されると、搬送
ローラ35および巻取軸37がともに反時計回りに回転
駆動され、ラベル用紙2が搬送ローラ23側から印字ヘ
ッド30側へ送出される。逆に、モータ40の駆動プー
リ40aが時計回り、即ち、戻し方向に駆動されると、
搬送ローラ23および巻取軸37が時計回りに回転駆動
され、ラベル用紙2が印字ヘッド30側から搬送ローラ
23側へ戻されることになる。
【0025】ガイド板26、27の印字ヘッド30寄り
の傾斜部には、ラベル用紙2上にラベル4がある部分と
台紙3だけの部分とを透光量の差によって検出するため
の投光器45と受光器46が設けられている。
【0026】このような機構部を有するラベルプリンタ
20は、図1に示す発行制御部50によって制御され
る。発行制御部50は、ラベル貼付機15からのラベル
発行要求信号および図示しない前段ライン等からのラベ
ル1枚毎のデータを受けて、印字ヘッド30およびモー
タ40を駆動して、必要な情報が印刷されたラベルをラ
ベル貼付機15へ送出す。
【0027】以下、図1および図4に従ってこの発行制
御部50の構成と各部のラベルに対する制御を説明す
る。なお、図4では、ラベル用紙の搬送経路を直線的に
示している。
【0028】図1において、寸法データ設定手段51に
は、ラベル4の長さL0 および隙間L、ラベル4の先端
からの印刷開始距離Lsおよび後端からの印刷終了位置
Le、受光器45から印字ヘッド30までの距離La、
剥離エッジ32の先端から印字ヘッド30までの距離L
b等の寸法データが設定される。これらの各寸法データ
は、後述する初期状態設定手段53、印刷制御手段5
4、分離制御手段55および戻し制御手段57へ送られ
る。
【0029】また、モータ駆動回路52はこれらの各制
御手段からの駆動信号を受けている間、所定周期のパル
スでモータ40を駆動して、ラベル用紙の送りまたは戻
しを行なう。
【0030】初期状態設定手段53は、このラベルプリ
ンタ20の運転開始時に、先頭のラベル4が図4の
(b)の印刷開始位置に達するまでモータ40を送り出
し駆動するとともに、後述するデータ編集手段55およ
び戻し制御手段57へ初期信号を送出する。このラベル
4の印刷開始位置までの搬送駆動は、図4の(a)のよ
うに、ラベル4の先端が受光器46を通過するタイミン
グから、ラベル4がLa+Lbだけ送り出される時点ま
で行なわれる。なお、モータ40への駆動パルスの周期
をΔt、1パルス当たりのラベル移動量をΔLとする
と、その搬送速度Vは、ΔL/Δtとなる。
【0031】印刷制御手段54は、ラベル4が印刷開始
位置にある状態で発行起動信号を受けると、後述する印
刷データ編集手段55によって予め編集された印刷デー
タに従って印字ヘッド30を駆動するとともに、図4の
(b)の印刷開始位置状態から同図の(c)のように印
刷終了状態に達するまで駆動信号を送出して、1枚のラ
ベル4上に印刷を施し、印刷完了時に印刷完了信号をデ
ータ編集手段55および分離制御手段56へ送出する。
なお、この印刷処理時間T2 は、 T2 =〔L0 −(Ls+Le)〕/V となる。
【0032】印刷データ編集手段55は、初期状態設定
手段53からの初期信号、または印刷制御手段54から
の印刷完了信号を受けると、前段ラインからの物品に対
するデータを受けとり、このデータの編集を開始し、編
集完了後に編集完了信号を出力する。
【0033】分離制御手段56は、印刷完了信号を受け
ると、図4の(c)の印刷終了状態から図4の(d)に
示す剥離完了状態に達するまで駆動信号を送出して、印
刷済みラベル4を剥離させた後、送出し完了信号を戻し
制御手段57へ送出する。このラベル分離のための時間
3 は、 T3 =(Lb+Le)/V となる。
【0034】なお、分離制御手段56は、印刷済みラベ
ル4が完全に台紙3上から剥離される直前に、ラベル貼
付機15側へ吸着要求信号を出力して、送り出したラベ
ルを吸着パッド18に吸着させる。
【0035】戻し制御手段57は、初期状態設定手段5
3からの初期信号を受けた場合には、戻し完了信号を発
行起動手段58へ送出し、分離制御手段56からの送出
し完了信号を受けた場合には、図4の(d)に示す送出
し完了状態から図4の(e)に示す印刷開始状態に達す
るまで、戻し方向の駆動信号を送出して、ラベル用紙を
戻した後、戻し完了信号を出力する。この戻し時間T5
は、 T5 =〔Lb−(L+Ls)〕/V となる。
【0036】発行起動手段58は、ラベル貼付機15か
らのラベル発行要求信号、印刷データ編集手段55から
の編集完了信号および戻し制御手段57からの戻し完了
信号を全て受けたとき、印刷制御手段54に対して、次
ラベルの印刷を開始させるための発行起動信号を出力す
るとともに、初期状態設定手段53をリセットして、初
期信号の出力を停止させる。
【0037】一方、ラベル貼付機15は、図5に示す処
理手順によって物品に対するラベルの貼付を行なう。
【0038】即ち、ラベル貼付機15は、ラベルプリン
タ20側からの吸着要求信号を受けると、図4の(d)
に示すように吸着パッド18の下面にラベル4を吸着さ
せ、物品がその下方位置に来ると、この搬送ライン1を
一時停止させるための一時停止信号を出力した後、図4
の(e)のようにエアシリンダ16を下降駆動する。こ
の下降駆動によって物品に印刷済みラベル4を貼付けた
後、直ちにエアシリンダ16を元の位置まで上昇駆動し
て、停止解除信号を出力して搬送ラインを再駆動させる
とともに、ラベルプリンタ20側へラベル発行要求信号
を出力して次の吸着要求信号の入力まで待機する。
【0039】ラベルプリンタ20は、次ラベルに対する
印刷データの編集が完了している状態でラベル貼付機1
5からのラベル発行要求信号を受けると、図4の(b)
の状態から直ちに次ラベルに対する印刷処理を開始し、
編集が未完了の状態でラベル発行要求信号を受けたとき
には、編集完了後に直ちに印刷を開始する。そして、こ
の印刷制御手段54による印刷が完了すると、印刷デー
タ編集処理が開始されるとともに、前記分離制御手段5
6、戻し制御手段57の制御によって、図4の(c)、
(d)、(e)の順でラベルを発行し、再び、ラベル発
行要求信号待ち状態となる。
【0040】以下、同様の処理が繰返されて、物品毎の
印刷済みラベルが順次ラベルプリンタ20から送出さ
れ、ラベル貼付機15によって物品に貼付けられてい
く。図6は、この間におけるラベルプリンタ20の処理
過程を示すタイムチャートであり、印刷処理(T2 )の
後に、分離(剥離)処理(T3 )と印刷データの編集処
理(T1 )とがともに開始され、分離処理(T3 )完了
後に、直ちに戻し処理(T5 )が行なわれる。
【0041】ここで、通常、貼付待ち時間T4 は戻し処
理時間T5 より長いため、1つのラベルの印刷開始から
次ラベルの印刷開始までの処理時間T0 は、 T0 =T2 +T3 +T4 (T3 +T4 >T1 のとき)…(1) T0 =T2 +T1 (T3 +T4 <T1 のとき)…(2) となる。(1)式の処理時間T0 は、図9に示した従来
の合計処理時間より、印刷データの編集時間T1 と戻し
時間T5 とを合わせた時間分短縮され、(2)式の処理
時間T0 は、貼付待ち時間T4 と戻し時間T5 とを合わ
せた時間分だけ従来より短縮されている。
【0042】また、いずれの場合であっても、ラベルの
戻し時間T5 がT0 に含まれなくなるので、ラベル間の
隙間Lが極めて短かいラベル用紙を用いた場合でも、極
めて高速なラベル発行が行なえる。
【0043】なお、前記実施例では、台紙3上に剥離自
在なラベル4が設けられたラベル用紙2を用い、分離機
構としての剥離エッジ32にこのラベル用紙を送ること
によって印刷済みラベルを分離させていたが、印刷済み
ラベルをカッタによってラベル用紙から分離するラベル
プリンタについても本発明を同様に適用できる。
【0044】また、前記実施例のラベルプリンタ20
は、ラベル貼付機15からのラベル発行要求信号によっ
てラベルの印刷および送り出しを行なっていたが、単独
で用いられ、スイッチ操作によるラベル発行要求信号に
対して、ラベルの印刷および送り出しを行なうラベルプ
リンタについても本発明を適用できる。
【0045】また、前記実施例の印字機構は、感熱紙の
ラベルにサーマル型の印字ヘッドで印刷を行なっていた
が、普通紙のラベルの場合には、印字ヘッド30とラベ
ル用紙との間に熱転写リボンを送る機構を設ければよ
い。また、印字ヘッドはサーマル型のものだけでなく、
インク噴射型の印字ヘッドを用いてもよい。
【0046】また、前記実施例では、ラベル用紙の搬送
速度を一定としていたが、分離処理、戻し処理における
搬送速度を印刷処理時の搬送速度より速くしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラベルプ
リンタは、1枚のラベルに対する印刷が完了した時点
で、次ラベルに対する印刷データの編集を開始し、印刷
済みラベルが用紙から分離された後、直ちに次ラベルを
印刷開始位置まで戻して待機し、次ラベルに対する印刷
データの編集が終了し、かつラベル発行要求信号が入力
されたとき、次ラベルの印刷および送出しを開始するよ
うに構成されている。
【0048】このため、ラベルの分離処理と戻し処理と
を行なっている時間に印刷データの編集処理も同時にな
され、また戻し処理を行なっている時間がラベル発行要
求信号の待ち時間に含まれるので、ラベル間の隙間が少
ないラベル用紙を用いた場合でもラベル1枚当りの発行
処理時間を格段に短縮することができ、経済性と高速性
とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】一実施例の機構部の概略構成を示す図である。
【図3】ラベル用紙の一部を示す平面図である。
【図4】一実施例の要部による制御を説明する概略図で
ある。
【図5】ラベル貼付機の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】一実施例の各処理のタイムチャート図である。
【図7】搬送ラインに設けられるラベルプリンタとラベ
ル貼付機を示す図である。
【図8】ラベルプリンタの要部を示す図である。
【図9】従来のラベルプリンタの各処理のタイムチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 搬送ライン 2 ラベル用紙 3 台紙 4 ラベル 15 ラベル貼付機 16 エアシリンダ 18 吸着パッド 20 ラベルプリンタ 23、35 搬送ローラ 30 印字ヘッド 32 剥離エッジ 40 モータ 45 投光器 46 受光器 50 発行制御部 54 印刷制御手段 55 印刷データ編集手段 56 分離制御手段 57 戻し制御手段 58 発行起動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル発行要求信号を受ける毎に、連続し
    たラベル用紙を紙送り機構によって印字機構へ送りなが
    ら該ラベル用紙のラベル面に印刷を施し、該印字機構を
    通過する印刷済みラベルを分離機構によって前記ラベル
    用紙から分離して外部へ送り出すラベルプリンタにおい
    て、 前記紙送り機構を駆動して前記ラベル用紙を前記印字機
    構へ送り出しながら、前記ラベル用紙のラベル面にラベ
    ル1枚当りの編集済み印刷データに従った印刷を施す印
    刷制御手段と、 前記印刷制御手段によってラベル面にラベル1枚分の印
    刷が施されたラベル用紙を、前記紙送り機構の駆動によ
    って前記分離機構まで送り出して、前記印字済みラベル
    を前記ラベル用紙から分離させる分離制御手段と、 前記印刷制御手段によるラベル1枚当りの印刷が完了し
    た時点から、次ラベル用の印刷データの編集を開始する
    印刷データ編集手段と、 前記分離制御手段によって印刷済みラベルがラベル用紙
    から分離されたとき、前記紙送り機構を駆動して、ラベ
    ル用紙を次ラベルの印刷開始位置まで戻す戻し制御手段
    と、 前記戻し制御手段によるラベル用紙の戻しと、前記印刷
    データ編集手段による印刷データの編集とが完了し、か
    つ、次ラベルに対する前記ラベル発行要求信号が入力さ
    れたとき、前記印刷制御手段による印刷を開始させる発
    行起動手段とを備えたことを特徴とするラベルプリン
    タ。
JP2053293A 1993-01-13 1993-01-13 ラベルプリンタ Pending JPH06210911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2053293A JPH06210911A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 ラベルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2053293A JPH06210911A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 ラベルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06210911A true JPH06210911A (ja) 1994-08-02

Family

ID=12029769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2053293A Pending JPH06210911A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 ラベルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06210911A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076587A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Sato Corp ラベル剥離装置
WO2006046456A1 (ja) * 2004-10-26 2006-05-04 Star Micronics Co., Ltd. ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ
JP2006232376A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sato Corp 印刷ラベル剥離システム
JP2011131917A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Teraoka Seiko Co Ltd ラベル発行装置
WO2017097017A1 (zh) * 2015-12-11 2017-06-15 山东新北洋信息技术股份有限公司 标签打印机的控制方法以及标签打印机
EP3210899A1 (de) * 2016-02-26 2017-08-30 Focke & Co. (GmbH & Co. KG) Verfahren und vorrichtung zum aufbringen von etiketten auf produkten
JP2019043561A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
WO2023037668A1 (ja) * 2021-09-08 2023-03-16 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076587A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Sato Corp ラベル剥離装置
WO2006046456A1 (ja) * 2004-10-26 2006-05-04 Star Micronics Co., Ltd. ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ
JP2006123923A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Star Micronics Co Ltd ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ
JP4594697B2 (ja) * 2004-10-26 2010-12-08 スター精密株式会社 ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ
US7905976B2 (en) 2004-10-26 2011-03-15 Star Micronics Co., Ltd. Label peeling method for label paper sheet and label printer
JP2006232376A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sato Corp 印刷ラベル剥離システム
JP2011131917A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Teraoka Seiko Co Ltd ラベル発行装置
WO2017097017A1 (zh) * 2015-12-11 2017-06-15 山东新北洋信息技术股份有限公司 标签打印机的控制方法以及标签打印机
CN106864051A (zh) * 2015-12-11 2017-06-20 山东新北洋信息技术股份有限公司 标签打印机的控制方法以及标签打印机
EP3210899A1 (de) * 2016-02-26 2017-08-30 Focke & Co. (GmbH & Co. KG) Verfahren und vorrichtung zum aufbringen von etiketten auf produkten
DE102016002250A1 (de) * 2016-02-26 2017-08-31 Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) Verfahren und Vorrichtung zum Aufbringen von Etiketten auf Produkten
JP2019043561A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
WO2023037668A1 (ja) * 2021-09-08 2023-03-16 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003316265A (ja) 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ
EP1671802B1 (en) Method and apparatus for manufacturing printed thermosensitive adhesive labels
JPH06210911A (ja) ラベルプリンタ
JP2006232376A (ja) 印刷ラベル剥離システム
JPH1016932A (ja) ラベル貼付装置
JP3368453B2 (ja) ラベルプリンタ
JPH11221792A (ja) ラベル作成装置
JPH08324050A (ja) ラベルプリンタ
JPH1149128A (ja) ラベル貼付機
JP2015034050A (ja) 台紙レスラベルの下貼り機構および下貼り方法
JP2001080154A (ja) 記録装置
JPH05178524A (ja) テープ貼着装置
JP3191394U (ja) ラベルプリンタ
JP2958769B1 (ja) サーマルスタンパ
JPH06262785A (ja) 熱発色式両面印字装置
JP3401042B2 (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付方法
JPS60104375A (ja) 多色感熱転写記録装置
JP5313724B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP4769069B2 (ja) ラベル貼付装置
JPH06333108A (ja) 印字発券方法
JP2508295Y2 (ja) 感熱転写記録装置
JPS60159078A (ja) 画像形成装置
JP3434171B2 (ja) 単票発行装置
JP2002348030A (ja) ラベルプリンタ
JP2001219917A (ja) ラベル貼付機