JP5309937B2 - 電子部品のテーピング方法 - Google Patents

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本発明は、微小サイズの電子部品をキャリアテープの収納部に収納した後、キャリアテープをカバーテープで覆うとともに、このカバーテープを熱圧着用コテで押圧してカバーテープをキャリアテープに接着するようにした電子部品のテーピング方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、高性能化が急速に進み、それに伴い電子機器に用いられる電子部品の小型化も急速に進んでいる。特に、チップ抵抗器やチップコンデンサ等のチップ形電子部品においては、長さが0.40mmで幅が0.20mmのいわゆる0402サイズのチップ形電子部品も供給されている。
このような微小サイズのチップ形電子部品は、キャリアテープに設けた収納部に収納され、その後、この収納部を覆うようにキャリアテープ上にカバーテープを重ね、そして、このカバーテープをキャリアテープに熱圧着により接着し、その後、これをリールに巻回して出荷するようにしているものである。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2007−246113号公報
上記特許文献1には、図8に示すように、収納部1と非収納部2を有するキャリアテープ3にカバーテープ4を重ね、そして、このカバーテープ4を熱圧着用コテ5で押圧してカバーテープ4をキャリアテープ3に接着する電子部品のテーピング方法において、熱圧着用コテ5に切り欠き部6を設けることにより、キャリアテープ3における収納部1に隣接する部分7を熱圧着用コテ5で押圧する回数が、キャリアテープ3における非収納部2に隣接する部分8を熱圧着用コテ5で押圧する回数よりも少なくなるようにして、カバーテープ4の剥離強度が均一になるようにした技術が示されており、そして、前記カバーテープ4としては、図9に示すように、ポリエチレンテレフタレートからなる基材4aとポリエチレンからなる中間層4bと粘着層4cからなる3層構造のテープを用いているものである。
しかしながら、このような従来の電子部品のテーピング方法では、熱圧着用コテ5におけるカバーテープ4を押圧する部分5aの幅Wが、図10に示すように均一であるため、熱圧着用固定5でカバーテープ4を押圧する力を強くしてシール強度を上げた場合には、図9に示すカバーテープ4の中間層4bが熱圧着用コテ5で押圧した際の熱で滲み出し、そして、この滲み出した中間層4bが図9に示すようにカバーテープ4をたわませることになるため、キャリアテープ3の収納部1に収納された電子部品9が、図9に示すように回転してしまうという、いわゆるチップ立ち現象が生じやすく、その結果、特に微小サイズのチップ形電子部品においては、実装工程において実装不良が生じる一因となるものであった。
ここで、カバーテープ4のたわみや変形を抑制してチップ立ちが生じないようにするためには、熱圧着用コテ5の温度を下げる、熱圧着用コテ5で押圧する回数を減らす、熱圧着用コテ5で押圧する力を弱くする等の対策が考えられるが、いずれの対策を採用した場合においても、キャリアテープ3とカバーテープ4の接着強度が低下するため、カバーテープ4で封止されたキャリアテープ3を巻回したリールに落下等の衝撃が加わった場合には、この衝撃によってカバーテープ4が剥離するという不具合が新たに発生しやすくなるものであった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、カバーテープを熱圧着用コテで押圧した際、この押圧時の熱によってカバーテープの中間層が滲み出してカバーテープが変形するのを抑制することができるとともに、カバーテープとキャリアテープの接着強度も確保することができる電子部品のテーピング方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、収納部を長さ方向に一定の間隔で配置したキャリアテープにおける前記収納部に電子部品を収納する工程と、この電子部品が収納された収納部を覆うように前記キャリアテープ上にカバーテープを重ねる工程と、このカバーテープの幅方向両側部を熱圧着用コテで押圧してカバーテープを前記キャリアテープに接着する工程とを備え、前記熱圧着用コテを、少なくとも前記カバーテープにおける前記収納部より外側に位置する第1の部分を押圧する第1のコテと、この第1の部分が第1のコテで押圧された後に前記カバーテープの第2の部分を押圧する第2のコテとにより構成し、かつ前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成し、前記第2のコテの幅を前記第1のコテの幅より狭く形成するとともに、前記第2のコテで押圧される前記第2の部分における幅方向外側のラインが前記第1のコテで押圧される前記第1の部分における幅方向外側のラインと同じ位置、あるいは前記第1の部分における幅方向外側のラインよりも内側の位置になるように構成したもので、この電子部品のテーピング方法によれば、熱圧着用コテを、少なくともカバーテープにおける収納部より外側に位置する第1の部分を押圧する第1のコテと、この第1の部分が第1のコテで押圧された後に前記カバーテープの第2の部分を押圧する第2のコテとにより構成し、かつ前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成しているため、第1のコテでカバーテープの第1の部分を押圧してカバーテープをキャリアテープに仮止めすることができ、そして、その後、第2のコテでカバーテープの第2の部分を押圧してカバーテープをキャリアテープに接着することにより、カバーテープとキャリアテープの接着強度を確保しながら、前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置することによって、カバーテープの中間層が収納部側に滲み出すのを阻止することができ、これにより、カバーテープの中間層が滲み出すことによるカバーテープの変形を抑制することができ、また、仮に中間層が滲み出した場合でも、その中間層はキャリアテープの収納部の外側に滲み出すようになり、これにより、カバーテープの変形に起因する電子部品の収納部内での回転によるチップ立ち現象も抑制されるため、実装品質は安定し、さらに、カバーテープが接着されたキャリアテープを巻回したリールに落下等の衝撃が加わった場合においても、カバーテープの剥離は生じにくくなるという作用効果を有するものである。また、第2のコテの幅を第1のコテの幅より狭く形成するとともに、前記第2のコテで押圧される第2の部分における幅方向外側のラインが前記第1のコテで押圧される第1の部分における幅方向外側のラインと同じ位置、あるいは第1の部分における幅方向外側のラインよりも内側の位置になるように構成しているため、第1のコテでカバーテープの第1の部分を比較的広い範囲で押圧してカバーテープをキャリアテープに仮止めすることができ、そして、その後、第2のコテでカバーテープの第2の部分(カバーテープの第1の部分における幅方向外側に位置する両端部側)を押圧してカバーテープをキャリアテープに接着することにより、カバーテープとキャリアテープの接着強度を確保することができ、これにより、カバーテープが接着されたキャリアテープを巻回したリールに落下等の衝撃が加わった場合においても、カバーテープの剥離は生じにくくなる。さらに、カバーテープの裏面に位置する中間層は第1のコテで仮止めされている第1の部分には滲み出さず、仮に中間層が滲み出した場合でも、その中間層はキャリアテープの収納部の外側に滲み出すようになり、これにより、カバーテープの変形に起因する電子部品の収納部内での回転によるチップ立ち現象も抑制されるため、実装品質は安定したものが得られるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の電子部品のテーピング方法は、収納部を長さ方向に一定の間隔で
配置したキャリアテープにおける前記収納部に電子部品を収納する工程と、この電子部品が収納された収納部を覆うように前記キャリアテープ上にカバーテープを重ねる工程と、このカバーテープの幅方向両側部を熱圧着用コテで押圧してカバーテープを前記キャリアテープに接着する工程とを備え、前記熱圧着用コテを、少なくとも前記カバーテープにおける前記収納部より外側に位置する第1の部分を押圧する第1のコテと、この第1の部分が第1のコテで押圧された後に前記カバーテープの第2の部分を押圧する第2のコテとにより構成し、かつ前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成し、前記第2のコテの幅を前記第1のコテの幅より狭く形成するとともに、前記第2のコテで押圧される前記第2の部分における幅方向外側のラインが前記第1のコテで押圧される前記第1の部分における幅方向外側のラインと同じ位置、あるいは前記第1の部分における幅方向外側のラインよりも内側の位置になるように構成しているため、第1のコテでカバーテープの第1の部分を押圧してカバーテープをキャリアテープに仮止めすることができ、そして、その後、第2のコテでカバーテープの第2の部分を押圧してカバーテープをキャリアテープに接着することにより、カバーテープとキャリアテープの接着強度を確保しながら、前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置することによって、カバーテープの中間層が収納部側に滲み出すのを抑制することができ、これにより、カバーテープの中間層が滲み出すことによるカバーテープの変形を抑制することができ、また、仮に中間層が滲み出した場合でも、その中間層はキャリアテープの収納部の外側に滲み出すようになり、これにより、カバーテープの変形に起因する電子部品の収納部内での回転によるチップ立ち現象も抑制されるため、実装品質は安定し、さらに、カバーテープが接着されたキャリアテープを巻回したリールに落下等の衝撃が加わった場合においても、カバーテープの剥離は生じにくくなるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法に用いられる熱圧着用コテの斜視図、図1(b)は同熱圧着用コテの正面図、図1(c)は同熱圧着用コテの側面図、図1(d)は同熱圧着用コテの裏面図をそれぞれ示したものである。
図1(a)〜(d)において、11は熱圧着用コテ本体、12は長さL1を有し、かつ間隔Y1を隔てて位置する一対の第1のコテ、13は長さL2を有し、かつ間隔Y2を隔てて位置する一対の第2のコテである。14は熱圧着用コテ本体11の長さ方向の隙間部で、この隙間部14は、第1のコテ12と第2のコテ13との間に位置し長さL3を有するものである。ここで、第1のコテ12および第2のコテ13は、熱圧着用コテ本体11の裏面の幅方向両端部に、熱圧着用コテ本体11の長さ方向に並べてそれぞれ独立して配置されるとともに、これらは一体に形成され、そして、第2のコテ13の幅W2は、第1のコテ12の幅W1よりも狭く形成されているものである。設計寸法の一例として、例えばカバーテープの幅が4mmの場合には、W1=0.3mm、W2=0.2mm、Y1=1.3mm、Y2=1.5mm、L1=10mm、L2=10mm、L3=10mmとするのが好ましいものである。
図2(a)〜(d)、図3(a)(b)および図4(a)(b)は本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法を示す工程図を示したもので、この図2(a)〜(d)、図3(a)(b)および図4(a)(b)を用いて、本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法を説明する。なお、ここで、図2(a)(c)、図3(b)および図4(b)は上面図を示し、かつ図2(b)(d)、図3(a)および図4(a)は断面図を示す。
まず、図2(a)(b)に示すように、ポリエチレンテレフタレートを主原料とし、複数個の送り孔15と金型成形された凹状の収納部16を長さ方向に一定の間隔で複数個形成したキャリアテープ17を準備し、そして、このキャリアテープ17の収納部16に、チップ抵抗器やチップコンデンサ等の電子部品18を収納する。このキャリアテープ17は、テープの幅が4mmで収納部16が1mm間隔で形成されており、0603サイズや0402サイズ等の微小サイズのチップ形電子部品に対応しているものである。
次に、図2(c)(d)に示すように、電子部品18が収納された収納部16を完全に覆うように、キャリアテープ17上にカバーテープ19を重ねる。ここで、このカバーテープ19としては、図9に示した従来例と同様に、ポリエチレンテレフタレートからなる基材とポリエチレンからなる中間層と粘着層からなる3層構造のテープを用いているもので、例えば、住友ベークライト社製の導電タイプのカバーテープCSL−Z7302を用いることができる。
次に、図3(a)(b)に示すように、キャリアテープ17とカバーテープ19を支持台20上に配置した後、熱圧着用コテ本体11を下降させてカバーテープ19上に当接させ、カバーテープ19における収納部16より外側に位置する第1の部分21を第1のコテ12で押圧して、カバーテープ19をキャリアテープ17に接着し、その後、熱圧着用コテ本体11を上昇させてカバーテープ19上から外す。そして、この後、キャリアテープ17とカバーテープ19を第1のコテ12から第2のコテ13の方向に向かって収納部16の間隔だけ移動させて、上記工程を繰り返す。ここで、収納部16の間隔が1mm、第1のコテ12の長さが10mmの場合には、カバーテープ19における第1の部分21が、第1のコテ12で10回押圧されることになる。このように、第1のコテ12でカバーテープ19の第1の部分21を複数回押圧することにより、カバーテープ19とキャリアテープ17を仮止めする。
次に、図4(a)(b)に示すように、熱圧着用コテ本体11を下降させてカバーテープ19上に当接させ、カバーテープ19の第2の部分22を第2のコテ13で押圧して、カバーテープ19をキャリアテープ17に接着する。この場合、第2のコテ13で押圧されるカバーテープ19の第2の部分22における幅方向内側のラインは、図4(b)に示すように、前記第1のコテ12で押圧されるカバーテープ19の第1の部分21における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成するとともに、前記第2の部分22における幅方向外側のラインは前記第1の部分21における幅方向外側のラインと同じ位置になるように構成しているものである。その後、熱圧着用コテ本体11を上昇させてカバーテープ19の上から外す。そして、この後、キャリアテープ17とカバーテープ19を第1のコテ12から第2のコテ13の方向に向かって収納部16の間隔だけ移動させて、上記工程を繰り返す。ここで、収納部16の間隔が1mm、第2のコテ13の長さが10mmの場合には、カバーテープ19の第2の部分22が、第2のコテ13で10回押圧されることになる。
上記したように本発明の一実施の形態においては、第1のコテ12でカバーテープ19の第1の部分18を複数回押圧してカバーテープ19をキャリアテープ17に仮止めした後、第2のコテ13でカバーテープ19の第2の部分22、すなわち、カバーテープ19の第1の部分21における幅方向外側に位置する両端部側を押圧してカバーテープ19をキャリアテープ17に接着することにより、カバーテープ19の第2の部分22における接着強度を確保しているもので、この場合、第2のコテ13で押圧されるカバーテープ19の第2の部分22における幅方向内側のラインが第1のコテ12で押圧されるカバーテープ19の第1の部分21における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成するとともに、前記第2の部分22における幅方向外側のラインが前記第1の部分21における幅方向外側のラインと同じ位置になるように構成しているため、カバーテープ19の第2の部分22を第2のコテ13で押圧した際、この押圧時の熱によってカバーテープ19の裏面に位置する中間層は滲み出ることになるが、このとき、第1のコテ12で押圧されるカバーテープ19の第1の部分21が仮止めされているため、この第1の部分21の存在により、前記中間層は第1の部分で阻止されることになり、これにより、前記中間層がキャリアテープ17の収納部16側に滲み出すということはなくなるため、カバーテープ19の中間層が滲み出すことによるカバーテープ19の変形を抑制することができるものである。また、仮に中間層が滲み出した場合でも、その中間層はキャリアテープ17の収納部16の外側に滲み出すようになり、これにより、カバーテープ19の中間層が収納部16側に滲み出してカバーテープ19が変形することに起因する電子部品18の収納部16内での回転によるチップ立ち現象も抑制されるため、実装品質は安定したものが得られ、さらに、カバーテープ19が接着されたキャリアテープ17を巻回したリールに落下等の衝撃が加わった場合においても、第2のコテ13でカバーテープ19の第2の部分21がキャリアテープ17に強固に接着されているため、カバーテープ19の剥離が生じにくくなるという効果が得られるものである。
また、熱圧着用コテ本体11の裏面に配置されて固定されている第1のコテ12と第2のコテ13との間には、熱圧着用コテ本体11の長さ方向に隙間部14が設けられているため、キャリアテープ17とカバーテープ19を、第1のコテ12から第2のコテ13の方向に向かって収納部16の間隔だけ移動させながら熱圧着用コテ本体11を上下させることによって、カバーテープ19の特定の部分に着目すると、第1のコテ12で押圧された後、第2のコテ13で押圧されるまでの間に、熱圧着用コテ本体11の隙間部14がカバーテープ19上において上下することになり、これにより、カバーテープ19上に第1のコテ12および第2のコテ13で押圧されない休止時間が存在することになる。そして、この休止時間が存在することによって、第1のコテ12で押圧されて加熱されたカバーテープ19とキャリアテープ17の熱は隙間部14を通って逃げやすくなり、これにより、カバーテープ19の中間層が滲み出してカバーテープ19が変形するのをより確実に抑制することができるものである。
なお、上記本発明の一実施の形態においては、熱圧着用コテ本体11の裏面の幅方向両端部に、第1のコテ12と第2のコテ13を熱圧着用コテ本体11の長さ方向に並べてそれぞれ独立して配置するとともに、これらを一体に形成したものについて説明したが、この構成に限定されるものではなく、前記第1のコテ12と第2のコテ13を前記熱圧着用コテ本体11とは別個に形成し、そしてこれらを前記熱圧着用コテ本体11の裏面に取り付けるようにしてもよく、また、前記第1のコテ12で押圧される第1の部分21と第2のコテ13で押圧される第2の部分22との位置合わせ精度が確保されるのであれば、前記第1のコテ12と第2のコテ13をそれぞれ個別に形成し、かつこれらのみで熱圧着用コテを構成してもよいものである。
また、上記本発明の一実施の形態においては、カバーテープ19における第1のコテ12で押圧される第1の部分21と、第2のコテ13で押圧される第2の部分22との関係については、図4(b)に示すように、第1の部分21の幅よりも第2の部分22の幅が狭く、かつ第2の部分22における幅方向外側のラインが第1の部分21における幅方向外側のラインと同じ位置になるように構成したものについて説明したが、この構成に限定されるものではなく、要は、第2の部分22における幅方向内側(収納部16側)のラインが第1の部分21における幅方向内側(収納部16側)のラインよりも外側(収納部16の反対側)に位置するように構成すればよく、例えば、図5に示すように、第2の部分22における幅方向外側(収納部16の反対側)のラインが第1の部分21における幅方向外側(収納部16の反対側)のラインよりも内側の位置になるようにした構成、また、図6に示すように、第1の部分21と第2の部分22を完全に分離させた構成、そしてまた、図7に示すように、第1の部分21と第2の部分22を一部オーバーラップさせた構成、すなわち、第2の部分22における幅方向内側(収納部16側)のラインと第1の部分21における幅方向外側(収納部16の反対側)のラインとオーバーラップさせるとともに、第2の部分22における幅方向外側(収納部16の反対側)のラインが第1の部分21における幅方向外側(収納部16の反対側)のラインよりも外側の位置になるようにした構成においても、上記した本発明の一実施の形態と同様の効果が得られるものである。
本発明に係る電子部品のテーピング方法は、カバーテープを熱圧着用コテで押圧した際、この押圧時の熱によってカバーテープの中間層が滲み出してカバーテープが変形するのを抑制することができるとともに、カバーテープとキャリアテープの接着強度も確保することができるという効果を有するものであり、特に微小サイズのチップ形電子部品のテーピング方法に適用することにより有用となるものである。
(a)本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法に用いる熱圧着用コテの斜視図、(b)同熱圧着用コテの正面図、(c)同熱圧着用コテの側面図、(d)同熱圧着用コテの裏面図 (a)〜(d)本発明の一実施の形態における電子部品のテーピング方法を示す製造工程図 (a)(b)同電子部品のテーピング方法を示す製造工程図 (a)(b)同電子部品のテーピング方法を示す製造工程図 本発明の他の実施の形態における電子部品のテーピング方法を示す上面図 本発明の他の実施の形態における電子部品のテーピング方法を示す上面図 本発明の他の実施の形態における電子部品のテーピング方法を示す上面図 従来の電子部品のテーピング方法を示す斜視図 従来の電子部品のテーピング方法を用いた場合のカバーテープの変形ならびに電子部品の収納部内での回転状態を示す断面図 従来の電子部品のテーピング方法に用いる熱圧着用コテの裏面図
符号の説明
11 熱圧着用コテ本体
12 第1のコテ
13 第2のコテ
16 収納部
17 キャリアテープ
19 カバーテープ
21 第1の部分
22 第2の部分

Claims (1)

  1. 収納部を長さ方向に一定の間隔で配置したキャリアテープにおける前記収納部に電子部品を収納する工程と、この電子部品が収納された収納部を覆うように前記キャリアテープ上にカバーテープを重ねる工程と、このカバーテープの幅方向両側部を熱圧着用コテで押圧してカバーテープを前記キャリアテープに接着する工程とを備え、前記熱圧着用コテを、少なくとも前記カバーテープにおける前記収納部より外側に位置する第1の部分を押圧する第1のコテと、この第1の部分が第1のコテで押圧された後に前記カバーテープの第2の部分を押圧する第2のコテとにより構成し、かつ前記第2の部分における幅方向内側のラインが前記第1の部分における幅方向内側のラインよりも外側に位置するように構成し、前記第2のコテの幅を前記第1のコテの幅より狭く形成するとともに、前記第2のコテで押圧される前記第2の部分における幅方向外側のラインが前記第1のコテで押圧される前記第1の部分における幅方向外側のラインと同じ位置、あるいは前記第1の部分における幅方向外側のラインよりも内側の位置になるように構成した電子部品のテーピング方法。
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