JP5309315B2 - ポップアップ式のパックシート包装体 - Google Patents
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Description
そして、特許文献6に示したウエットティッシュ包装体は、特許文献3〜5に示した顔全体のパックシートと異なり、複数枚積層して積層体を構成しているので、内容物を使い切るまでは包装袋を廃棄する必要はないが、縦方向、横方向の折り目で複数回二つ折りを繰り返していることから、展開操作を行うのに容易にできない恐れがある。
即ち、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、顔形状に形成されたパックシートを使用時に展開できるように折り畳み、その折り畳まれたパックシートを上下に複数枚積層してなる積層体を、上面に開閉自在な取り出し口を有する包装容器で包装したポップアップ式のパックシート包装体であって、前記積層体の最上位のパックシートが顔形状の上端部両端にその上端部先端より上方に突出した摘み部を備え、横方向にZ折りに折り畳まれ、その後に縦方向に折り畳まれ、その折り畳まれたパックシートの上記摘み部が前記取り出し口から摘み上げられる位置に置かれて折り畳まれており、前記積層体の他のパックシートが上記積層体の最上位のパックシートと同様にして折り畳まれており、各折り畳まれたパックシートの折り畳み上部が上方の折り畳まれたパックシートの折り畳み下部に載置されていることを特徴とする。
同様に、請求項2に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記顔形状に形成されたパックシートの形状が顔全体形状であることを特徴とする。
請求項3に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記縦方向に折り畳まれたパックシートがZ折りであることを特徴とする。
請求項4に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記パックシートの折り畳み上部がその上のパックシートの折り畳み下部と折り畳み中間部に挟まれた状態で積み重ねられて積層体を形成していることを特徴とする。
請求項5に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記摘み部の先端部が重なった又は左右に離れた状態にあることを特徴とする。
請求項6に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記取り出し口から摘み上げられる位置に置かれて折り畳まれている摘み部が折り畳み中間部の縦中央にあることを特徴とする。
請求項7に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記摘み部がその基部に折り曲げ線が設けられており、その長さが折り曲げ線で折り曲げられたときに目尻の位置に届く長さであることを特徴とする。
請求項8に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記横方向にZ折りに折り畳まれたパックシートが、前記摘み部がさらに頭上に向かって折り返されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記顔全体形状の摘み部がその先端部の左側又は右側の何れか一つに目印を形成することを特徴とする。
請求項10に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記顔形状に形成されたパックシートの形状が上半部形状又は下半部形状であることを特徴とする。
請求項11に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記縦方向に折り畳まれたパックシートが谷折りであることを特徴とする。
請求項12に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記パックシートの折り畳み上部がその上のパックシートの折り畳み上部と折り畳み下部に挟まれた状態で積み重ねられて積層体を形成していることを特徴とする。
請求項13に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記摘み部の先端部が重なった又は左右に離れた状態にあることを特徴とする。
請求項14に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記上半部形状の摘み部がその基部に折り曲げ線が設けられており、その長さが折り曲げ線で折り曲げられたときに目尻の位置に届く長さであることを特徴とする。
請求項15に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記上半部形状の摘み部がその先端部の左側又は右側の何れか一つに目印を形成することを特徴とする。
請求項16に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記下半部形状の摘み部がその両先端部に目印を形成することを特徴とする。
請求項17に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記摘み部の重なった取り出し部が前記包装容器の取り出し口から摘み上げられる位置に置かれていることを特徴とする。
請求項18に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記顔全体形状のパックシートを取り出した後のパックシートの摘み部の重なり部が、取り出し口から摘み上げられる位置に置かれ浮いた状態にあることを特徴とする。
請求項19に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記上半部形状又は下半部形状のパックシートを取り出した後のパックシートの摘み部の重なり部が、取り出し口から摘み上げられる位置に置かれ浮いた状態にあることを特徴とする。
請求項20に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記取り出し部が摘み上げられることで、付着力より大きい摩擦力により次の摘み部が前記折り畳み下部から分離すると同時に取り出し口の形状となり、浮いた状態で折り畳み中間部又は折り畳み下部に載置され、そして、前記摘み部を左右方向に引っ張る張力が粘着力よりはるかに大きく働くことを特徴とする。
請求項21に係る発明のポップアップ式のパックシート包装体は、前記包装容器がフィルム製の包装袋又はプラスチック製容器であることを特徴とする。
また、本発明のポップアップ式のパックシート包装体は、使用時に各パックシートの摘み部の取り出し部が、取り出し口の視認しやすい位置に配置され、その取り出し部を摘み上げることで、次のパックシートも引っ張り上げられてその取り出し部が、取り出し口から摘み上げられる位置に置かれ浮いた状態で置かれるので、積層せしめた状態であっても一枚ずつ分離して取り出す操作が容易であるという格別の効果を奏する。
更に、前記ポップアップ式のパックシート包装体の顔全体形状及び上半部形状の摘み部は、折り曲げ線で折り曲げられたときに目尻の位置に届く長さであるので、目尻にパック用化粧液を含浸しやすくなるという格別の効果を奏する。
図1Aはパックシートを上下に複数枚積層してなる積層体を気密性のあるフィルム製の包装袋に収納したパックシート包装体の外観斜視図である。図1Bはパックシートを上下に複数枚積層してなる積層体をプラスチック製容器に収納したパックシート包装体の外観斜視図である。
図2は図1AのI−I線矢視図である。前記蓋ユニット部品3を備えた包装容器(包装袋)2の内部に、図2に示すようにパックシートを上下に複数枚積層してなる積層体4が収納されている。(この図では、パックシートの折り畳み構造は省略されている。)
前記包装体1は積層体4を収納する構造と基本的に同じものであり、例えば、特許文献7等で知られた構造のものを用いればよいので、その構造と相違する点を後述する。
なお、パックシートの積層体4を収納する包装容器として包装袋を説明したが、この包装袋に代えてプラスチック製容器であっても上記構造は同じ構造のものを用いることができる。
顔全体のパックシート11は、全顔形状に形成された基材シート10に液状化粧料が含浸されたもので、該基材シート10の素材は不織布、織布等の繊維シート類が用いられるが、不織布が好ましい。従来のパックシートの形状と相違する点は、摘み部12が該顔形状の基材シート10のひたい、即ち、上端部の両端(以下、「上端部両端」という。)にその上端部先端より上方に突出して設けられている点、そして、摘み部12の基部に折り曲げ線18(折り曲げ線18は後に説明する。図4参照)が設けられている点である。前記上端部先端は、図4aに示すようにひたいの中央の最も高い部位を意味している。
符号18は、前記摘み部12の基部に設けられた折り曲げ線(例えば、不連続なスリット線)を示し、パックシート11を顔面に貼着した後、該折り曲げ線18の位置で摘み部12を折り曲げ、目尻の位置へ該摘み部12を重ねて貼り付ける。この重ねて貼り付けられた摘み部12は目尻の位置にあるので、目尻に液状化粧料を含浸しやすくする。そのためには、摘み部12が折り曲げ線18で折り曲げられたときに、先端円弧状の角形状の長さが目尻の位置に届く長さであることが好ましい。
図5は、基材シートを横方向及び縦方向に折り畳む、基材シートの折り畳み行程を示す説明図である。上述したように、前記フィルム製の包装袋は、携帯するのに便利なように、プラスチック製容器より横幅が小さく、高さが低くできているので、この折り畳み行程はフィルム製の包装袋、例えばピロー包装袋に収納する場合に用いることが好ましい。
図5aに示す顔形状の基材シート10を折り畳み線に沿って折り畳み、図5iに示す折り畳みが完成するまでを以下に順番を追って説明する。
図5の折り畳み行程から分かるように、前記「折り畳み上部」は、横方向に折り畳まれた後に縦方向に折り畳まれた、主に摘み部を含むものであり、その摘み部を備える折り畳み上部の先端部が折り畳まれた基材シート10の縦中央に位置して折り畳まれており、前記「折り畳み中間部」は、折り曲げ線21と22の間の主に目、鼻の部位を含むものであり、前記「折り畳み下部」は、折り曲げ線22の下の主に口、顎の部位を含むものである。
前記積層体4の最上位のパックシート11は、図5に示す折り畳み方で折り畳まれており、該積層体の他のパックシート11は上記積層体の最上位のパックシート11と同様にして折り畳まれており、各折り畳まれたパックシート11の折り畳み上部31が上方の折り畳み下部33に載置されている。詳細には、上記折り畳み下部33と折り畳み中間部32に挟まれた状態で上下に複数枚積層して積層体4を形成している。換言すれば、積層体4は、該積層体4の最上位のパックシートと同様にして他のパックシート11が折り畳まれており、各折り畳まれたパックシートの折り畳み上部が上方の折り畳まれたパックシートの折り畳み下部に載置された状態で積層されている。
上記基材シート10は、包装容器(包装袋)2に収納された積層体をパック用化粧液で含浸することでパックシートとして使用する。
図7は、基材シートを横方向及び縦方向に折り畳む、基材シートの折り畳み行程の他の例を示す説明図である。
上述したように、プラスチック製容器は、洗面台、化粧台等に据え置いて使うために、フィルム製の包装袋より縦横の幅が大きく、高さが高くできているので、この折り畳み行程はプラスチック製容器に収納する場合に用いることが好ましい。
図7aに示す顔形状の基材シート10を折り畳み線に沿って折り畳み、図7hに示す折り畳みが完成するまでを以下に順番を追って説明する。
最初に図7aの両方のまぶた部16を折り曲げ線15で折り曲げ、次に、図7bに示すように基材シート10の右側の摘み部12を折り曲げ線20で折り曲げ、図7cに示すように基材シート10を裏返しにする。図7dに示すように基材シート10の左側の摘み部12を折り曲げ線19で折り曲げ、基材シート10を横方向にZ折りで折り畳む。次に、図7eに示すように顎部分を折り曲げ線22で縦方向に折り畳み、図7fに示すように基材シート10の上下を逆転して、図7gに示すように下側の摘み部を折り曲げ線21で縦方向に折り畳むことで、基材シート10が縦方向にZ折りで折り畳まれる。基材シート10が図7hに示すように両摘み部12の先端部が、重ならない状態で折り畳まれた基材シート10の縦中央に位置して折り畳まれて完成する。図7hの符号40は、基材シート10の摘み部12の重なった取り出し部であり、該取り出し部40は、包装容器(包装袋)2に積層された基材シート10が収納された後に、液状化粧料が含浸されてパックシート11となり、そのパックシート11を指で把持して取り出す部位を示すものである。
図8は、基材シートを横方向及び縦方向に折り畳む、基材シートの折り畳み行程を示す説明図である。そして、図8aは顔下半部の基材シート10の形状の平面図である。
図8aから分かるように、基材シート10の下半部形状は、図4のまぶた部16から下の口、顎を中心とした部位を被覆するために形成されたものである。前記基材シートの摘み部26は、その先端が略円形の山形状であり、上記下半部形状の基材シート10の鼻を囲む両端部の上端部先端より上方に突出して設けられているので、パックシート11が摘み易く、展開し易い構成である。該摘み部26が上記全顔形状又は上半部形状の摘み部12と異なる点は、その長さが短い点である。
上述では、パックシート基材を折り畳んでから、液状化粧料を含浸する場合を例にとって説明してきたが、逆に、先にパックシート基材に液状化粧料を含浸してから、折り畳み、積層する方法も採ることができる。
図9Bは包装袋上部に設けられた取り出し口に置かれている、折り畳んだ顔全体形状のパックシート11の重なった状態にある摘み部12の先端部を示す平面図である。
該パックシート11を包装容器(包装袋)2から取り出して展開して、顔に貼り付けるまでの行程の概要を説明し、パックシート11を一枚ずつの取り出す操作、その後の折り畳まれたパックシート11を展開する操作を詳細に説明する。なお、図6Bの積層体4の断面図を必要に応じて参照して説明を行う。
包装容器(包装袋)2に設けられた蓋体7を上方に開くと、密閉状態にあった嵌合部9が嵌合受部8から分離されて円形取り出し口6が現れ、その円形取り出し口6に図9Aに示す折り畳まれた状態のパックシート11が視認できる。そのパックシート11の摘み部12の先端部は左右に離れた状態にある。その摘み部12の重なった部位である取り出し部40が、円形取り出し口6から摘み上げられる位置に置かれているので、左右何れかの指で包装容器(包装袋)2を支えて左右何れかの親指と人差し指で摘み部12の重なった取り出し部40を摘み上げ、パックシート11の折り畳み下部33の末端が現れるまで上方に引っ張り上げる。
ここで、上記「取り出し部40が、円形取り出し口6から摘み上げられる位置に置かれている」の「位置」は、取り出し部40が円形取り出し口6から指で摘み上げられる位置に置かれていれば何れの場所でも良いが、凡そ中央付近に置かれていれば摘み上げやすいので、中央付近の位置が好ましい位置である。
使用開始後、先のシートと分離された次のパックシートの折り畳み上部31は、円形取り出し口内にゆっくりと落下して摘み部12の重なった取り出し部40が凡そ半円形状の浮いた状態で円形取り出し口から摘み上げられる位置に置かれている。それ故に、次にパックシート11を取り出す際に、上記浮いた状態の取り出し部40を指で把持することが容易にできる。
前記左右何れかの親指と人差し指で摘み部12の重なった取り出し部40を摘み上げ、パックシート11の折り畳み下部33が現れるまで上方に引っ張り上げると、該折り畳み下部33の下半分の上に貼着している次のパックシート11の折り畳み上部31が、嵌合受部8の半円形で直角の下端内周部8aに当接することで、前記付着力より大きい直角の下端内周部8aの摩擦力により、前記次の折り畳み上部31が前記折り畳み下部33から分離されて、指で折り畳み上部31の摘み部12を把持した状態で一枚のパックシート11が取り出される。そして、上記次の折り畳み上部31は、前記取り出し口6の半円形で直角の下端内周部8aに当接することで凡そ半円形状の形状となり、ゆっくりと落下して浮いた状態で円形取り出し口から摘み上げられる位置に置かれている。それ故に、次にパックシート11を取り出す際に、上記半円形の浮いた状態の取り出し部40を指で把持することが容易にできる。
取り出したパックシート11の切り目13のある摘み部12を左手で、他の摘み部12を右手で把持して左右方向に引っ張るが、上述したように、前記摘み部12は顔形状の上端部両端にその上端部先端より上方に突出して設けられており、且つ、パックシート11は横方向にZ折りに折り畳まれているので、該摘み部を左右方向に引っ張る張力が、高粘度の液状化粧料の使用により粘着力が大きいとしても、その粘着力よりはるかに大きい張力が働くので、パックシート11を横方向に展開する操作を容易に行うことができる。
上述したことから、ポップアップ式のパックシート包装体は、摘み部12が上端部両端にその上端部先端より上方に突出して設けられており、且つ、パックシート11が横方向にZ折りに折り畳まれていることで、該摘み部を左右方向に引っ張る張力が、粘着力よりはるかに大きい張力が働く機能を備えていることが分かる。
更に、右の摘み部12の先端に切り目13が形成されるとして説明したが、当然のことながら左の摘み部12の先端に形成しても良いし、また、切り目13に限定するものではなく、左であることを示す目印、例えば、小孔のような形状のものやカラーマークのような識別できるものであれば何でも良い。
Claims (21)
- 顔形状に形成されたパックシートを使用時に展開できるように折り畳み、その折り畳まれたパックシートを上下に複数枚積層してなる積層体を、上面に開閉自在な取り出し口を有する包装容器で包装したポップアップ式のパックシート包装体であって、
前記積層体の最上位のパックシートが顔形状の上端部両端にその上端部先端より上方に突出した摘み部を備え、横方向にZ折りに折り畳まれ、その後に縦方向に折り畳まれ、その折り畳まれたパックシートの上記摘み部が前記取り出し口から摘み上げられる位置に置かれて折り畳まれており、
前記積層体の他のパックシートが上記積層体の最上位のパックシートと同様にして折り畳まれており、各折り畳まれたパックシートの折り畳み上部が上方の折り畳まれたパックシートの折り畳み下部に載置されていることを特徴とするポップアップ式のパックシート包装体。 - 前記顔形状に形成されたパックシートの形状が顔全体形状であることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記縦方向に折り畳まれたパックシートがZ折りであることを特徴とする請求項2に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記パックシートの折り畳み上部がその上のパックシートの折り畳み下部と折り畳み中間部に挟まれた状態で積み重ねられて積層体を形成していることを特徴とする請求項3に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記摘み部の先端部が重なった又は左右に離れた状態にあることを特徴とする請求項2に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記取り出し口から摘み上げられる位置に置かれて折り畳まれている摘み部が折り畳み中間部の縦中央にあることを特徴とする請求項2に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記摘み部がその基部に折り曲げ線が設けられており、その長さが折り曲げ線で折り曲げられたときに目尻の位置に届く長さであることを特徴とする請求項2に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記横方向にZ折りに折り畳まれたパックシートが、前記摘み部がさらに頭上に向かって折り返されていることを特徴とする請求項7に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記顔全体形状の摘み部がその先端部の左側又は右側の何れか一つに目印を形成することを特徴とする請求項2に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記顔形状に形成されたパックシートの形状が上半部形状又は下半部形状であることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記縦方向に折り畳まれたパックシートが谷折りであることを特徴とする請求項10に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記パックシートの折り畳み上部がその上のパックシートの折り畳み上部と折り畳み下部に挟まれた状態で積み重ねられて積層体を形成していることを特徴とする請求項11に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記摘み部の先端部が重なった又は左右に離れた状態にあることを特徴とする請求項10に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記上半部形状の摘み部がその基部に折り曲げ線が設けられており、その長さが折り曲げ線で折り曲げられたときに目尻の位置に届く長さであることを特徴とする請求項10に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記上半部形状の摘み部がその先端部の左側又は右側の何れか一つに目印を形成することを特徴とする請求項10に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記下半部形状の摘み部がその両先端部に目印を形成することを特徴とする請求項15に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記摘み部の重なった取り出し部が前記包装容器の取り出し口から摘み上げられる位置に置かれていることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記顔全体形状のパックシートを取り出した後のパックシートの摘み部の重なり部が、取り出し口から摘み上げられる位置に置かれ浮いた状態にあることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記上半部形状又は下半部形状のパックシートを取り出した後のパックシートの摘み部の重なり部が、取り出し口から摘み上げられる位置に置かれ浮いた状態にあることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記取り出し部が摘み上げられることで、付着力より大きい摩擦力により次の摘み部が前記折り畳み下部から分離すると同時に取り出し口の形状となり、浮いた状態で折り畳み中間部又は折り畳み下部に載置され、そして、前記摘み部を左右方向に引っ張る張力が粘着力よりはるかに大きく働くことを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
- 前記包装容器がフィルム製の包装袋又はプラスチック製容器であることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式のパックシート包装体。
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