JP3954467B2 - 生理用タンポン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、個装袋に封入された生理用タンポンに関する。
【0002】
【従来の技術】
使用前の生理用タンポンは、衛生面上の配慮から、1つずつ包装されるか、個装袋に封入されており、使用に際して包装または個装袋から取り出される。
【0003】
使用後の生理用タンポンは、吸収体中には固定することができない経血を含んでいる。このため、たとえティッシュやトイレットペーパーで幾重にも包んだとしても、経血が滲出することがあり、廃棄されたものとはいえ、見た目や衛生上の問題があった。また、生理用タンポンの個装袋は一般に小さいため、経血の吸収によって膨張した使用済みの生理用タンポンを廃棄するための袋に転用することはできなかった。
【0004】
使用後の処分方法を心配することなく、安心して生理用タンポンを使用してもらうために、特許文献1や特許文献2では、使用前の生理用タンポンを封入するための第1の袋と、使用後の生理用タンポンを入れるための第2の袋とが一体化された個装袋が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭60−4481号公報
【特許文献2】
実開昭61−115525号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の各特許文献に記載されている個装袋は、いずれも、第2の袋の平面視上の形状が略矩形であることから、使用後の生理用タンポンを第2の袋へ収容し易くするためには当該第2の袋の口を大型化しなければならず、それに伴って第2の袋自体も大型化することが必要となる。そして、第2の袋を大型化すると、第1の袋と合わせた個装袋全体が大型化して、携帯性が低下し易いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、個装袋に封入された生理用タンポンの使用前においては全体を小型化し易く、生理用タンポンの使用後においては当該生理用タンポンを個装袋に収容し易い個装袋入り生理用タンポンを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、生理用タンポンを封入する個装袋を特定の構造にすることによって、上記の課題を解決した。
【0009】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】
本発明の一態様では、個装袋(1)に封入された生理用タンポン(5)であって、前記個装袋を、使用後の生理用タンポン(5A)を収容し得る大きさの口(O1)および内容積、ならびに前記口よりも最大径の小さい底(B1)を有する廃棄用袋(1A)に変形可能であることを特徴とする個装袋入り生理用タンポン(10)を提供して、前記課題を解決する。
【0011】
個装袋を上記廃棄用袋に変形可能なものとすることにより、開封前においては全体を容易に小型化することができる。また、個装袋を廃棄用袋に変形させた後においては、片手で底側を把持するだけで当該廃棄用袋の口を開けた状態に保つことが可能なことから、使用後の生理用タンポンを容易にその中に収容することができる。
【0012】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好ましい実施形態について、図面を参照しつつ詳述する。なお、以下の説明においては、個装袋に封入されている生理用タンポンを「個装袋入り生理用タンポン」と称し、生理用タンポンそのものを単に「生理用タンポン」と称して、それぞれに異なる参照符合を付してある。
【0014】
<第1実施形態>
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る個装袋入り生理用タンポン10を概略的に示す平面図である。
【0015】
図示の個装袋入り生理用タンポン10は、平面視上の形状が略矩形を呈する個装袋1と、この個装袋1に封入されたアプリケータータイプの生理用タンポン5とを有している。
【0016】
個装袋1の長手方向には2つの封止端S1、S2があり、封止端S1に沿って、その内側に開封用のミシン目M1が入れられている。また、封止端S1と封止端S2との間には、個装袋1の長手軸に対して平面視上斜行する第3の封止端S3と、個装袋1の長手方向に対して略平行な第4の封止端S4とがある。
【0017】
封止端S1〜S3は、個装袋1用の材料の端部を熱接着等の接着手段によって封止することによって形成された封止端であるが、封止端S4は、個装袋1用の材料を2つ折りにしたときに生じた折り目である。
【0018】
本明細書においては、このような折り目や、個装袋用の材料を筒状に曲げたときの外周面における任意の母線に沿った端、あるいは、再封可能な手段(チャックテープ、ファスナー、粘着剤等)によって封緘された端部等も、封止端に含まれるものとする。
【0019】
図1(A)に示した個装袋入り生理用タンポン10は、図1(B)に示すように、開封する前の段階で、平面視上の形状が略台形の個装袋入り生理用タンポン10Aに変形可能である。
【0020】
図1(B)に示した個装袋入り生理用タンポン10Aは、例えば次のようにして作製することができる。
【0021】
まず、個装袋1用の材料を等脚台形状に成形し、これを、互いに平行ではない2辺同士が重なるように2つ折りにして封止端S4を形成してから、前記2辺をヒートシールによって互いに封着させて、封止端S3を形成する。
【0022】
次いで、台形の上底および下底に相当する辺の一方をヒートシールによって封着して封止端S1またはS2を形成し、中に生理用タンポン5を入れてから、未封止の辺をヒートシールによって封着して、封止端S1およびS2のうちの残りの封止端を形成する。封止端S1の形成後に、ミシン目M1を形成することにより、図1(B)に示した個装袋入り生理用タンポン10Aを得ることができる。なお、ミシン目Mは、封止端S1の形成前に形成することもできる。必要に応じて、封止端S1やS3の外側に粘着剤を塗布する。
【0023】
この個装袋入り生理用タンポン10Aを、図1(B)中に一点鎖線で示す折り目C1で折った後、さらに折り目C2で折ることによって、図1(A)に示した個装袋入り生理用タンポン10を得ることができる。折った状態を維持するうえからは、上述のように封止端S1やS3の外側に粘着剤を塗布しておくか、封止端S1近傍にヒートシールを施すことが好ましい。
【0024】
個装袋入り生理用タンポン10における個装袋1をミシン目M1に沿って開封することにより、図2(A)に示すように、中の生理用タンポン5を取り出すことができる。このとき、封止端S3の外側に予め粘着剤が塗布されていると、個装袋1の展開が抑えられるので、当該個装袋1を容易に小型に保っておくことができる。
【0025】
開封後の個装袋1を図1(B)に示した折り目C1、C2に沿って展開することにより、図2(B)に示すように、当該個装袋1を廃棄用袋1Aに変形させることができる。
【0026】
廃棄用袋1Aは、図2(B)に示すように、使用後の生理用タンポン5Aを収容し得る大きさの口O1および内容積を有すると共に、口O1よりも最大径の小さい底B1を有している。なお、使用後の生理用タンポン5Aは、経血の吸収によって膨張、展開した吸収体5aと、この吸収体5aに固着されている取り出し用紐5bとを有している。
【0027】
廃棄用袋1Aが上述の形状および大きさを有していることから、当該廃棄用袋1Aの底B1側を片手7で把持するだけで口O1を開けた状態に保ちつつ、使用後の生理用タンポン5Aを容易にその中に収容することが可能である。
【0028】
使用後の生理用タンポン5Aを廃棄用袋1Aに収容した後、例えば口O1を閉じて幾重にも折り込むことにより、中の生理用タンポン5Aが零れ出すのを防止することが可能である。
【0029】
このように、個装袋入り生理用タンポン10は、生理用タンポン5の使用前においては全体を小型化し易く、生理用タンポン5の使用後においては当該使用後の生理用タンポン5Aを廃棄袋1Aに収容し易いものである。
【0030】
使用後の生理用タンポン5Aを廃棄用袋1Aに収容した後に、生理用タンポン5Aから滲出した経血によって廃棄用袋1Aに染みができたり、廃棄用袋1Aから経血が滲出したりするのを防止するうえから、廃棄用袋1Aのもとなる個装袋1は、防水性または撥水性を有していることが好ましい。また、廃棄用袋1Aに収容した生理用タンポン5Aが外から見えないように、廃棄用袋1Aのもとなる個装袋1は、不透明であることが好ましい。
【0031】
このような個装袋1は、例えばポリエチレンフィルム、SMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)不織布、SMMS(スパンボンド・メルトブローン・メルトブローン・スパンボンド)不織布、紙もしくは不織布とポリエチレンフィルムとの積層物等を用いて形成することが可能である。また、個装袋1の内表面に、経血を吸収、保持することができる不織布、紙、吸水性ポリマー等を貼付もしくは塗布しておいてもよい。
【0032】
<第2実施形態>
図3は、本発明に係る第2実施形態の個装袋入り生理用タンポン20を概略的に示す斜視図である。
【0033】
図示の個装袋入り生理用タンポン20は、図1(B)に示した個装袋入り生理用タンポン10Aを、同図に示した折り目C1の延在方向と略平行な方向に延在する母線が形成されるように円筒状に巻回して得たものである。
【0034】
この点を除けば、個装袋入り生理用タンポン20の構成は実施例1の個装袋入り生理用タンポン10の構成と同様であるので、図3においては、図1(A)で用いた参照符号と同じ参照符号を用いて各構成要素を示している。
【0035】
上記の構成および形状を有する個装袋入り生理用タンポン20も、平面視上、略矩形を呈しており、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様の効果を奏する。
【0036】
<第3実施形態>
図4は、本発明に係る第3実施形態の個装袋入り生理用タンポン30を概略的に示す平面図である。
【0037】
図示の個装袋入り生理用タンポン30は、(1)図1(B)に示した折り目C2での折り込み方向が実施例1の個装袋入り生理用タンポン10での織り込み方向と逆である点、および、(2)図1(A)または図1(B)に示した封止端S1に相当する封止端S1A、およびミシン目M1に相当するミシン目M2が、図1(B)に示した個装袋1を略矩形状に折り畳んだ後に形成されている点で、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と異なる。
【0038】
他の構成は実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様であるので、図4に示した構成要素のうち、封止端S1Aおよびミシン目M2を除いた構成要素については図1(A)で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0039】
上述のように個装袋1を略矩形状に折り畳んだ後に封止端S1Aおよびミシン目M2を形成することにより、ミシン目M2に沿って個装袋入り生理用タンポン30を開封し易くなる。
【0040】
この個装袋入り生理用タンポン30も、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様の効果を奏する。
【0041】
<第4実施形態>
図5(A)は、本発明に係る第4実施形態の個装袋入り生理用タンポン40を概略的に示す平面図である。
【0042】
図示の個装袋入り生理用タンポン40は、平面視上の形状が略矩形を呈する個装袋31と、この個装袋31に封入されたアプリケータータイプの生理用タンポン35とを有している。
【0043】
個装袋31は、長手方向に2つの封止端S11、S12を有していると共に幅方向に2つの封止端S13、S14を有しており、さらに、封止端S11、S12の延在方向に沿って並列に形成された複数の襞33を有している。封止端S11に沿って、その内側に開封用のミシン目M3が入れられている。
【0044】
複数の襞33を有することから、ミシン目M3に沿って個装袋入り生理用タンポン40を開封した後においては、図5(B)に示すように、個装袋31を扇状に拡げて、当該個装袋31を、使用後の生理用タンポンを収容し得る大きさの口O2および内容積を有すると共に、口O2よりも最大径の小さい底B2を有する廃棄用袋31Aに変形させることが可能である。
【0045】
したがって、この個装袋入り生理用タンポン40も、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様の効果を奏する。
【0046】
<第5実施形態>
図6(A)は、本発明に係る第5実施形態の個装袋入り生理用タンポン50を概略的に示す平面図である。
【0047】
図示の個装袋入り生理用タンポン50は、平面視上の形状が略矩形を呈する個装袋41と、この個装袋41に封入されたアプリケータータイプの生理用タンポン45とを有している。
【0048】
個装袋41の長手方向には1つの封止端S21があり、この封止端S21に沿って、その内側に開封用のミシン目M4が入れられている。また、個装袋41は、その長手軸に対して平面視上斜行する2つの封止端S22、S23を有し、これらの封止端は1箇所において互いに接している。
【0049】
個装袋入り生理用タンポン50は、図6(B)に示すように、開封前に、平面視上の形状が略三角形の個装袋入り生理用タンポン50Aに変形可能である。
【0050】
図6(B)に示した個装袋入り生理用タンポン50Aは、例えば次のようにして作製することができる。
【0051】
まず、個装袋41用の材料から所定の二等辺三角形に成形した材料片を2つ切り出し、これらを重ねて、当該2つの材料片において二等辺三角形の底辺に相当する辺同士は互いに離隔させたまま、底辺に相当する辺以外の辺同士をヒートシールによって互いに封着させて、封止端S22、S23を形成する。
【0052】
この後、中に生理用タンポン45を入れ、未封止の辺をヒートシールによって封着して封止端S21を形成する。封止端S21の形成後または形成前に、ミシン目M4を形成することにより、個装袋入り生理用タンポン50Aを得ることができる。必要に応じて、封止端S21、S22、S23の平面視上の外側に粘着剤を塗布する。
【0053】
この個装袋入り生理用タンポン50Aを、図6(B)中に一点鎖線で示す折り目C11、C12、C13に沿って折ることによって、図6(A)に示した個装袋入り生理用タンポン50を得ることができる。
【0054】
ミシン目M4に沿って個装袋入り生理用タンポン50を開封することにより、個装袋41を、使用後の生理用タンポンを収容し得る大きさの口および内容積を有すると共に、口よりも最大径の小さい底を有する廃棄用袋に変形させることが可能である。
【0055】
したがって、この個装袋入り生理用タンポン50も、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様の効果を奏する。
【0056】
<第6実施形態>
図7(A)は、本発明に係る第6実施形態の個装袋入り生理用タンポン60を概略的に示す平面図である。
【0057】
図示の個装袋入り生理用タンポン60は、平面視上の形状が略矩形を呈する個装袋51と、この個装袋51に封入されたアプリケータータイプの生理用タンポン55とを有している。
【0058】
個装袋51は、長手方向に2つの封止端S31、S32Aを有していると共に幅方向に2つの封止端S33、S34を有している。封止端S31に沿って、その内側に開封用のミシン目M5が入れられている。
【0059】
この個装袋入り生理用タンポン60は、例えば次のようにして作製することができる。
【0060】
まず、個装袋51用の材料51Aを所定形状の長方形に成形し、これを2つ折にして、図7(B)に示すように、封止端S34を有する長方形状にする。次いで、短辺の1つはシールせずに、残りの短辺および残りの長辺をそれぞれヒートシールによって封着して、封止端S32、S33を形成する。
【0061】
この後、中に生理用タンポン55を入れ、未封止の辺をヒートシールによって封着して封止端S31を形成した後、または封止端S31を形成する前に、図7(B)に示した折り目C21、C22に沿って袋の左右両側を中央に向けて折り曲げる所謂カニ折りにし、その後、封止端S32に沿って更にヒートシールを施して、封止端S32Aを得る。封止端S31は、封止端32Aの形成前または形成後にヒートシールによって形成することができる。封止端S31およびS32Aまで形成することにより、図6(A)に示した個装袋入り生理用タンポン60を得ることができる。
【0062】
ミシン目M5に沿って個装袋入り生理用タンポン60を開封することにより、個装袋51を、使用後の生理用タンポンを収容し得る大きさの口および内容積を有すると共に、口よりも最大径の小さい底を有する廃棄用袋に変形させることが可能である。
【0063】
したがって、この個装袋入り生理用タンポン60も、実施例1の個装袋入り生理用タンポン10と同様の効果を奏する。
【0064】
以上、現時点において最も実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【0065】
例えば、開封前の個装袋の平面視上の形状は、1つの封止端に沿って開封することによって(i)使用後の生理用タンポンを収容し得る口、(ii)使用後の生理用タンポンを収容し得る内容積、および(iii)前記口よりも最大径の小さい底、を有する廃棄用袋に変形可能であれば、第1〜第6実施形態で示した略矩形や略台形に限定されるものではなく、個装袋の折り畳み方に応じた種々の形状とすることが可能である。
【0066】
同様に、廃棄用袋の形状も、上記(i)〜(iii)の要件を満たすものであれば、第1〜第6実施形態で説明した形状に限定されるものではなく、種々の形状とすることが可能である。例えば、第4実施形態では個装袋の両面(平面視したときの上面および下面)に襞を形成したが、片面にのみ襞を形成することも可能である。
【0067】
また、個装袋の縁部は、必要に応じて、例えば鋸歯状等の所望形状に成形することもできる。
【0068】
したがって、本明細書において個装袋入り生理用タンポンについていう「平面視上の形状が略矩形」とは、内部に生理用タンポンが封入されていることに起因する個装袋の変形や、個装袋を局所的に折り畳むか巻回したことによって生じた凹凸、あるいは個装袋の縁を直線状以外の所望形状に切断したときにおける当該縁がないと仮定すれば、平面視上矩形を呈することを意味する。本明細書でいう「略台形」および「略三角形」についても同様である。
【0069】
個装袋を開封し易くするために、第1〜第6実施形態においては当該個装袋にミシン目を入れているが、ミシン目に代えて、開封のきっかけとなる切欠き部を設けることもできる。また、比較的引き剥がし易い封止端を形成すれば、当該封止端を開封端として利用することもできる。
【0070】
したがって、本発明でいう「封止端に沿って開封する」とは、封止端よりも内側の領域を当該封止端に沿って破る動作の他に、封止端を引き剥がす動作、および、封止端が前述した再封可能な手段によって封緘されている場合には、当該再封可能な手段を開ける動作を含むものとする。
【0071】
個装袋に封入される生理用タンポンとしては、種々のタイプのものを適用することができ、アプリケータータイプの生理用タンポン以外に、指を使って膣内に挿入するフィンガータイプや、スティックを使って膣内に挿入するスティックタイプの生理用タンポンであってもよい。
【0072】
使用後の生理用タンポンの大きさは、当該生理用タンポンにおける吸収体のサイズに大きく左右されるので、個装袋の大きさを選定するにあたっては、当該個装袋に封入しようとする生理用タンポンにおける吸収体のサイズを十分に勘案する。
【0073】
廃棄用袋に一旦収容した使用後の生理用タンポンが当該廃棄用袋から零れ出るのを防止するうえから、個装袋には、廃棄用袋を封緘するための手段を予め設けておくことができる。例えば前述した再封可能な手段によって封止端を形成した場合には、当該再封可能な手段によって、廃棄用袋を封緘することができる。また、片面または両面に粘着剤が塗布された封止用テープを個装袋の所定箇所に予め貼付しておくことによっても、廃棄用袋を封緘することが可能である。さらには、廃棄用袋を封緘するためのシールを、生理用タンポンと一緒に個装袋に封入しておくこともできる。
【0074】
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、個装袋に封入された生理用タンポンの使用前においては全体を小型化し易く、生理用タンポンの使用後においては当該生理用タンポンを個装袋に収容し易い生理用タンポンが提供される。使用後の生理用タンポンの処分方法を心配することなく、生理用タンポンをより安心して使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、第1実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示した個装袋入り生理用タンポンを未開封のまま略台形状に変形させたときの状態を概略的に示す平面図である。
【図2】図2(A)は、図1(A)に示した個装袋入り生理用タンポンを開封したときの状態を概略的に示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示した個装袋を廃棄用袋に変形させて、その中に使用後の生理用タンポンを収容するときの様子を概略的に示す斜視図である。
【図3】第2実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す斜視図である。
【図4】第3実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す平面図である。
【図5】図5(A)は、第4実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す平面図であり、図5(B)は、図5(A)に示した個装袋を廃棄用袋に変形させたときの状態を概略的に示す斜視図である。
【図6】図6(A)は、第5実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す平面図であり、図6(B)は、図6(A)に示した個装袋入り生理用タンポンを未開封のまま略三角形状に変形させたときの状態を概略的に示す平面図である。
【図7】図7(A)は、第6実施形態による生理用タンポン(個装袋入り生理用タンポン)を概略的に示す平面図であり、図7(B)は、図7(A)に示した個装袋入り生理用タンポンの作製方法を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1、31、41 個装袋
5、35、45、55 生理用タンポン
5A 使用後の生理用タンポン
10、10A、20、30、40、50、50A、60 個装袋入り生理用タンポン
S1〜S4、S11〜S14、S21〜23、S31〜S34 封止端
Claims (5)
- 個装袋に封入された生理用タンポンであって、前記個装袋を、使用後の生理用タンポンを収容し得る大きさの口および内容積、ならびに前記口よりも最大径の小さい底を有する廃棄用袋に変形可能であることを特徴とする生理用タンポン。
- 前記個装袋を開封した時点で、該個装袋が前記廃棄袋に変形することを特徴とする請求項1に記載の生理用タンポン。
- 前記個装袋が、前記封止端の延在方向に沿って並列に形成された複数の襞を有することを特徴とする請求項1に記載の生理用タンポン。
- 前記廃棄用袋が、平面視上、略台形または略三角形を呈する請求項1〜3のいずれかに記載の生理用タンポン。
- 開封前の前記個装袋の平面視上の形状が略矩形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれに記載の生理用タンポン。
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