JP5522624B2 - フェイスマスク包装体 - Google Patents

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本発明は、顔形状の基材シートに化粧液が含浸されたフェイスマスクを、合成樹脂シートで被覆して密封したフェイスマスク包装体に関する。
従来のフェイスマスクは、携帯が可能で、収納するのに場所を取らないために、所定の大きさに折り畳んだ後、その折り畳み状態で包装袋に入れて密封している。そのために、フェイスマスクにより顔面をパックする場合には、フェイスマスクを包装袋から取り出し、その取り出したフェイスマスクを一面に展開して拡げることが必要であるが、フェイスマスクは基材シートに化粧液を含浸した湿潤状態で小さく折り畳んでおり、フェイスマスクの折り畳んだ部分同士が密着状態となっているため、その展開を開始する位置となる端部を探すことすら難しい場合があり、シート体に複数の切り込みがあることと相まって、短時間で容易に拡げることが困難であるという欠点があった。フェイスマスクにより顔面をパックすることが目的であるにも拘わらす、フェイスマスクの展開操作に時間を取られることは、今日の多忙な人にとって大変にわずらわしいものとなっている。
上記欠点を解決するために、顔形状の基材シートに化粧液が含浸されたフェイスマスクを、合成樹脂シートで被覆したフェイスマスク包装体が提案されており、以下に示すものが知られている。
シート体に化粧液を含浸させたフェイスマスクを、包装フィルムと一緒に一方向に三つ折り状に折り畳んで、包装フィルムの縦端部をシールした縦シール部と、横両端部をシールした横シール部を形成して包装袋とするパック用シート包装体(第4の実施例)が提案されている。このパック用シート包装体は、折り線に沿って包装フィルムを内側に折り重ねた後、折り線に沿って右側に折り畳み、折り線に沿って左側に折り畳むことで三つ折り状に折り畳まれており、その後に上記縦シール部と横シール部を形成して包装袋とするものである。この包装袋の開封の際には、縦シール部側から開封して、順次横シール部を剥がして右側の包装袋とフェイスマスクからなる右折り畳み部を右側に拡げ、次に左側の包装袋とフェイスマスクからなる左折り畳み部の端部を摘んで左側に拡げて行けば、フェイスマスクを展開状に拡げられることが記載されている(特許文献1参照)。
特開2006−224974号公報
上述した従来のフェイスマスクが短時間で容易に拡げることが困難であったのに対して、上記パック用シート包装体は、容易に拡げることが可能となり展開操作に掛かる時間が短くはなったが、しかしながら、上記右側の包装袋とフェイスマスクからなる右折り畳み部を右側に拡げる場合に、該右折り畳み部のフェイスマスクが左折り畳み部の包装袋上に付着したままで展開されない恐れがあり、そして、右折り畳み部が右側に展開されたとしても、折り線に沿って包装フィルムを内側に折り重ねているため、その折り重ねた包装フィルムからフェイスマスクの左側端部を引き抜く必要があり、依然として展開操作に時間を取られるものであった。
それ故に、本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、今日の多忙な人にとってフェイスマスクの展開操作に時間を取られることなく、密封されたフェイスマスク包装体の開封と同時にフェイスマスクが短時間に展開できるフェイスマスク包装体を提供することである。
上記課題を解決するために、第1の発明のフェイスマスク包装体は、顔形状の基材シートに化粧液が含浸されたフェイスマスクを包装袋で被覆して密封したフェイスマスク包装体であって、前記フェイスマスク包装体が前記フェイスマスクを被覆して密封する包装袋と前記フェイスマスクを載置するフェイスマスク載置部材からなり、該フェイスマスク載置部材が1枚の横方向に長方形の合成樹脂シートであって、その中心で山折りに折り畳まれたフェイスマスク載置部とその両端に設けられた固着部を有しており、そのフェイスマスク載置部の上に縦方向に山折りに折り畳まれた上記フェイスマスクが載置されており、2枚の同一形状の凡そ正方形の合成樹脂シートからなる前記包装袋が、上記フェイスマスク載置部材の両端に設けられた固着部に固着されており、上記フェイスマスク載置部を被覆して周縁を剥離可能に密封したシール部を設けたことを特徴とする。
同様に、第2の発明のフェイスマスク包装体は、前記フェイスマスク包装体が前記フェイスマスクの中心線とその中心線と対向するシール部との間に空間部を有することを特徴とする。
第3の発明のフェイスマスク包装体は、前記フェイスマスク載置部材がフェイスマスク載置部を三角形状の状態に、そして、固着部を外側に開いた状態にヒートセットしてあることを特徴とする。
第4の発明のフェイスマスク包装体は、前記シール部が完全に剥がされると、フェイスマスク載置部材がフェイスマスクを載置した状態で立ち上がることを特徴とする。
第5の発明のフェイスマスク包装体は、前記包装袋がそのフェイスマスクの中心線と対向する辺の一方の隅部に剥離部を設けることを特徴とする。
第6の発明のフェイスマスク包装体は、前記包装袋がそのフェイスマスクの中心線と対向する辺の中間に凸状の剥離部を設けることを特徴とする。
第7の発明のフェイスマスク包装体は、前記縦方向に山折りに折り畳まれたフェイスマスクが前記基材シートの中心線の長さの半分の位置を通る線から口の裁断部の下端を通る線の間の範囲にある折り畳み線で山折りに折り畳まれていることを特徴とする。
第8の発明のフェイスマスク包装体は、前記フェイスマスクがその上方部に凸状の摘み部を設けることを特徴とする。
第9の発明のフェイスマスク包装体は、前記シール部の幅が2〜6mmの範囲にあることを特徴とする。
第10の発明のフェイスマスク包装体は、前記シール部がヒートシール又は超音波接着で密封されることを特徴とする。
本発明のフェイスマスク包装体は、シール部を剥がして開封すると同時に、フェイスマスク載置部材がフェイスマスクを載置した状態で立ち上がるので、該フェイスマスクを指で把持して摘み上げれば一面のフェイスマスクを短時間に展開でき、展開したフェイスマスクが再びくっ付き合ったりせずに、そのまま顔面に装着できる状態となる。そして、展開操作が簡単なために化粧液に触れる必要がなくなり、指や手の汚れを生じることなく使用できる。
また、フェイスマスクを展開する過程で化粧液が垂れ落ちて、衣服などを汚してしまう可能性も大幅に低減できる。
本発明のフェイスマスク包装体は、セルロース不織布の基材シートと合成樹脂シートのフェイスマスク載置用包装袋の2種類の素材からなり、そして、その形状も顔形状、正方形状及び長方形状の3種類の形状からなっているので、簡単な製造工程で作製することができ製造費が低廉ですむ。
顔形状の基材シートの平面図である。 フェイスマスク載置用包装袋の展開した状態を示す斜視図である。 フェイスマスクを包装袋に収納したフェイスマスク包装体の平面図である。 図3のフェイスマスク包装体のI−I線矢視図の模式図である。 周縁のシール部を剥離して展開した状態を示す展開平面図である。
本発明のフェイスマスク包装体の最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は顔形状の基材シート1の平面図である。図2はフェイスマスク載置用包装袋の展開した状態を示す斜視図である。図3はフェイスマスク1′を包装袋10に収納したフェイスマスク包装体20の平面図である。図4は図3のフェイスマスク包装体20のI−I線矢視図の模式図である。図5はフェイスマスク包装体20の周縁のシール部15を剥離して展開した状態を示す展開平面図である。
図1に示すように、顔形状の基材シート1は、顔の形状に合う大きさに裁断されており、その基材シート1には、目及び口の形状に裁断された目の裁断部2及び口の裁断部4と、鼻の形状に裁断された鼻の裁断部3が設けられている。そして、上記基材シート1の目尻、頬及び顎の外周には、顔面に密着して貼着できるようにスリット5が設けられている。そして、符号7は上記基材シート1の中心線を示し、符号6は上記鼻の裁断部3の下端を通って該中心線7と垂直に引かれた折り畳み線を示している。この折り畳み線6は基材シート1を山折りに折り畳む線を示すものである。符号8は基材シート1に化粧液を含浸したフェイスマスク1′を摘み上げるための摘み部である。この摘み部8は折り畳み線6と中心線7の交差する点から凡そ左右に45度の方向の基材シート1の外縁に、例えば半円形の形状の凸部を設けたものである。この摘み部8を設けることでフェイスマスク1′を左右の指で把持して持ち上げることが容易になる。なお、把持部8を設けなくともフェイスマスク1′を持ち上げることは可能である。
そして、フェイスマスク1′は、顔形状に形成された基材シート1に化粧液が含浸されたもので、該基材シート1の素材はレーヨン、コットン、パルプのようなセルロース繊維を主成分とする不織布、織布等が用いられるがセルロース不織布が好ましく、セルロース不織布を用いることで化粧液が十分に保持できると共に、顔面にフェイスマスク1′を装着した際に、良好な装着感が得られる。なお、折り畳み線6は鼻の裁断部3の下端を通る線として説明したが、これに限定されるものではなく、基材シート1の中心線の長さの半分の位置を通る線から口の裁断部4の下端を通る線の間の範囲であれば良く、鼻の裁断部3の下端を通る線が好ましい。この範囲であると、包装袋のサイズが大きくならないようにすることができるし、摘み部を把持してフェイスマスクを、フェイスマスク載置部から引き上げるときの粘着力を少なくすることが出来るからである。
前記基材シート1の目付は、適宜調整できるものであるが、30〜100g/m2が好ましく、40〜80g/m2がより好ましい。この範囲内であれば、一層、保液性が向上すると共に、前記フェイスマスク1′を装着した際に、良好な装着感が得られる。
図2のフェイスマスク載置用包装袋10の展開状態が示すように、フェイスマスク載置用包装袋10は包装袋11、12とフェイスマスク載置部材13から構成されている。包装袋11、12は2枚の同一形状の凡そ正方形の合成樹脂シートからなり、フェイスマスク載置部材13は、横幅が図1の基材シート1の横幅より長く形成された長方形の合成樹脂シートを、図2に示すような角度にヒートセットすることで、三角形状のフェイスマスク載置部14とその載置部14の下端に、外側に開いた状態の固着部14′、14′が形成されている。該固着部14′、14′は上記2枚の包装袋11、12の隙間を跨ぐように該包装袋11、12上に載置された状態で熱融着により固着されている。
図2の点線で示す符号(1)は、縦方向に山折りに折り畳まれた基材シート1が載置される場所を示すものである。
(フェイスマスク載置用包装袋)
次に、前記フェイスマスク載置用包装袋10の素材について説明する。
フェイスマスク載置用包装袋10の素材としては、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂、ポリ乳酸樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)樹脂、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂よりなる群から選ばれた1種又は2種以上の樹脂から形成されたものであることが好ましい。さらに好ましくは、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂、ポリ乳酸樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)樹脂、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂よりなる群から選ばれた1種又は2種以上の樹脂から形成されたものであることが好ましい。
また、包装袋のバリア性を向上するために、これら合成樹脂フィルムにアルミニウムやシリカなどを蒸着したフィルムを好ましく使用できるし、アルミニウムなどの金属箔を中間部に積層したラミネートフィルムも好ましく使用できる。
また、包装袋の周囲に設けるシール部を易剥離性とするために、低融点ポリエステル、低融点ポリエチレンなどの接着層を包装袋の内側に積層して設けることが好ましい。
フェイスマスク載置用包装袋10の素材の厚みとしては、50〜150μmが好ましく、70〜120μmがより好ましい。フェイスマスク載置部材は、包装袋と同材質とすることができる。
(製造方法)
前記フェイスマスク包装体20の製造方法の一例について説明する。
長尺状のシート基材(図示せず)を所定形状に裁断することにより、図1に示す顔、目、鼻及び口が裁断されて顔形状の基材シート1を形成して、折り畳み線6で山折りに折り畳む。
次に、長尺状の合成樹脂シート(図示せず)を所定形状に裁断することにより、図2に示す包装袋11、12及び平面なフェイスマスク載置部材13を形成する。その平面なフェイスマスク載置部材13を図2に示す角度にヒートセットしてフェイスマスク載置部14と固着部14′、14′を形成して、上記包装袋11と包装袋12間に隙間を空けた状態で上記固着部14′、14′を該包装袋11、12上に載置して熱融着により固着する。そのフェイスマスク載置部14上に上記縦方向に山折りに折り畳まれた基材シート1を載置する。基材シート1を載置した状態で包装袋11、12の左右側の先端部が一致するように、包装袋11、12及びフェイスマスク載置部材13を折り畳む。その後、化粧液を注入するための注入口となる上部を残して、包装袋11、12の左右周縁及び底部周縁をヒートシール装置でヒートシールしてシール部15a、15b、15cを形成した後、上記注入口から基材シート1内に注入ノズルを介して化粧液を注入し、注入完了後に該化粧液注入口をヒートシールすることで完全に密閉されたフェイスマスク包装体20が製造される。
図3は上述した製造方法で製造されたフェイスマスク包装体20の平面図である。フェイスマスク1′が包装袋11、12内に折り畳まれた状態で収納されており、外周縁がヒートシールでシール部15a、15b、15c、15dを形成しているので、注入された化粧液が包装袋11、12から漏れ出ることはない。符号17はフェイスマスク1′の中心線と右側のシール部15aとの間にある空間部であり、その空間部17はその上端の注入口に連なっているので、上述した注入口から基材シート1内に注入ノズルを介して化粧液を注入するとは、換言すれば、注入口から注入された化粧液はそれに連なる空間部に注入することを意味している。その空間部17に注入された化粧液は、毛細管現象により基材シート1の中心線からその外周端に向かって含浸していくので、化粧液が均一に含浸されたフェイスマスク1′を得ることができる。
シート基材1のシール部15a、15b、15c、15dの幅は、液密性と剥離性の両者を保持するために、2〜6mm程度、さらに好ましくは3〜5mmの範囲が良い。
加熱時間は、シール性と剥離性の観点から0.1〜5秒程度の範囲に設定するのが適当である。さらに好ましくは、0.2〜2秒程度である。また、使用時においてシール部を剥離しやすいように、シール予定部を第一段階で予備的にプレスしてフィルム化したのち、第二段階でシールを完結する二段階プレス工程を経ることも可能である。また、超音波接着装置を使用して上記シール性と剥離性を同時に満足するように密封することもできる。好ましい操作条件は、出力2000〜2500W、また超音波の発振周波数は20kHzが適当である。1シールあたりの超音波発振時間は0.5秒〜3秒程度が生産性の点で適当である。
符号16はフェイスマスク包装体20を開封する際に指で摘んで把持するためのシールされていない剥離部であり、フェイスマスク包装体20のフェイスマスクの中心線と対向する辺の一方の隅部に設けられている。剥離部16を設ける位置はこれに限定されるものではなく、フェイスマスクの中心線と対向する辺の他方の隅部に設けても良いしフェイスマスクの中心線と対向する辺の中間に設けても良い。フェイスマスクの中心線と対向する辺の中間に設ける場合には、図2に示す凡そ正方形の包装袋11、12のフェイスマスクの中心線と対向する辺の中間に半円形等の凸状の剥離部16を形成させることで、シール部15aの形成が容易になる。これらの位置に剥離部16を設けることによりシール部15を剥がし易くなる。
図4は図3のフェイスマスク包装体20のI−I線矢視図の模式図である。上の包装袋11と下の包装袋12の間にフェイスマスク載置部14を介して、中心線7で折り畳まれたフェイスマスク1′が上記包装袋11、12の周縁のシール部15をヒートシールすることで密封されている。図4が示すように、フェイスマスク載置部14の図2に示した尖り屋根は折り畳まれ、また、外側に開いた状態の固着部14′、14′も折り畳まれた状態で密封されており、そして、フェイスマスク1′の中心線と右側のシール部15aとの間には空間部17が空いていることが分かる。
なお、図4で示すフェイスマスク載置部14及び外側に開いた状態の固着部14′、14′は、折り畳まれて接触した状態で密封されているが、実際にはこれらの部材は図2に示すような角度にヒートセットされているので、そのヒートセットされた箇所は空間が保たれており接触していない。
図5はフェイスマスク包装体20の周縁のシール部15a、15b、15c、15dを剥離して展開した状態を示す展開平面図であるが、この図は、実際に図3に示すフェイスマスク包装体20の剥離部16を指で把持して、シール部15a、15b、15c、15dを剥がして展開した状態を示したものではなく、フェイスマスク1′と包装袋11、12及びフェイスマスク載置部材13の位置関係を理解しやすくすることで、化粧液の粘着力が作用する場所とそうでない場所を説明するためのものである。
上述したように、前記空間部17に注入された化粧液は、毛細管現象により基材シート1の中心線からその外周端に向かって含浸していくが、合成樹脂シートからなるフェイスマスク載置部材13のフェイスマスク1′以外の場所及びその裏側の場所には化粧液は流出しないので、図3に示すフェイスマスク1′を包装袋11、12に収納して密封した状態で、上記フェイスマスク載置部材13のフェイスマスク1′以外の場所(図5の右斜め線で示す)と包装袋11、12と接している場所は、化粧液が介在していないので化粧液の粘着力が働くことはない。また、同様に、折り畳まれてフェイスマスク載置部材13裏側の接している場所も、化粧液が介在していないので化粧液の粘着力が働くことはない。
最後に、図3に示すフェイスマスク包装体20の剥離部16を指で把持して、シール部15を剥がすことでフェイスマスク1′が展開するまでの行程を説明する。
図3に示したフェイスマスク包装体20の左側周縁のシール部15bを平面な机等に載せた状態で、剥離部16を指で把持して左右方向に引っ張ると、シート基材1のシール部15の幅が3〜5mmの範囲なので、剥離部16に連なるシール部15a、15cが容易に剥がされるが、そのシール部15a、15cが剥がされるにつれて、包装袋11、12の内面もフェイスマスク1′の粘着力に抗してフェイスマスク1′から離間していく。次に、シール部15b、15dが剥がされるが、シール部15bが剥がされるのに伴って、フェイスマスク載置部材13が図2に示すような角度にヒートセットされているので、フェイスマスク載置部14が三角形状の状態に、そして、固着部14′、14′が外側に開いた状態に復元し続け、シール部15bが完全に剥がされると図2に示すような形状を維持したままで、フェイスマスク載置部材13はフェイスマスク1′を載置した状態で立ち上がっている。
摘み部8を左右の指で把持して上方に持ち上げると、フェイスマスク1′とフェイスマスク載置部14間の粘着力より包装袋10の重力が大きいので、フェイスマスク1′は、フェイスマスク載置部14のフェイスマスク1′の頭部の位置から折り畳み線6の位置まで離れていき、次に、折り畳み線6の位置からフェイスマスク1′の顎部の位置まで完全に離れた状態となり、一面のフェイスマスク1′が展開される。その離れた状態のフェイスマスク1′を顔面に密着させながら貼着させる。
以上述べたように、本発明のフェイスマスク包装体20は、シール部を剥がして開封すると同時にフェイスマスクが立ち上がるので、該フェイスマスクを指で把持して摘み上げれば一面のフェイスマスクを短時間に展開でき、そして、展開操作が簡単なために化粧液に触れる必要がなくなり、指や手の汚れを生じることなく使用できる。
1 基材シート
1′ フェイスマスク
6 折り曲げ部
7 基材シートの中心線
8 摘み部
10 フェイスマスク載置用包装袋
11 包装袋
12 包装袋
13 フェイスマスク載置部材
14 フェイスマスク載置部
14′固着部
15 シール部
16 剥離部
17 空間部
20 フェイスマスク包装体

Claims (10)

  1. 顔形状の基材シートに化粧液が含浸されたフェイスマスクを包装袋で被覆して密封したフェイスマスク包装体であって、
    前記フェイスマスク包装体が前記フェイスマスクを被覆して密封する包装袋と前記フェイスマスクを載置するフェイスマスク載置部材からなり、該フェイスマスク載置部材が1枚の横方向に長方形の合成樹脂シートであって、その中心で山折りに折り畳まれたフェイスマスク載置部とその両端に設けられた固着部を有しており、そのフェイスマスク載置部の上に縦方向に山折りに折り畳まれた上記フェイスマスクが載置されており、2枚の同一形状の凡そ正方形の合成樹脂シートからなる前記包装袋が、上記フェイスマスク載置部材の両端に設けられた固着部に固着されており、上記フェイスマスク載置部を被覆して周縁を剥離可能に密封したシール部を設けたことを特徴とするフェイスマスク包装体。
  2. 前記フェイスマスク包装体が前記フェイスマスクの中心線とその中心線と対向するシール部との間に空間部を有することを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク包装体。
  3. 前記フェイスマスク載置部材がフェイスマスク載置部を三角形状の状態に、そして、固着部を外側に開いた状態にヒートセットしてあることを特徴とする請求項2に記載のフェイスマスク包装体。
  4. 前記シール部が完全に剥がされると、フェイスマスク載置部材がフェイスマスクを載置した状態で立ち上がることを特徴とする請求項3に記載のフェイスマスク包装体。
  5. 前記包装袋がそのフェイスマスクの中心線と対向する辺の一方の隅部に剥離部を設けることを特徴とする請求項3に記載のフェイスマスク包装体。
  6. 前記包装袋がそのフェイスマスクの中心線と対向する辺の中間に凸状の剥離部を設けることを特徴とする請求項3に記載のフェイスマスク包装体。
  7. 前記縦方向に山折りに折り畳まれたフェイスマスクが前記基材シートの中心線の長さの半分の位置を通る線から口の裁断部の下端を通る線の間の範囲にある折り畳み線で山折りに折り畳まれていることを特徴とする請求項6に記載のフェイスマスク包装体。
  8. 前記フェイスマスクがその上方部に凸状の摘み部を設けることを特徴とする請求項3に記載のフェイスマスク包装体。
  9. 前記シール部の幅が2〜6mmの範囲にあることを特徴とする請求項3に記載のフェイスマスク包装体。
  10. 前記シール部がヒートシール又は超音波接着で密封されることを特徴とする請求項4に記載のフェイスマスク包装体。
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