JP4693101B2 - 美容用のパックシートとその製造方法 - Google Patents

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本発明は、顔のほぼ全面を覆う状態で使用する美容用のパックシートとその製造方法に関する。
この種のパックシートは、例えば特許文献1に公知であり、小さく折り畳んで包装用の袋に封入されている。詳しくは、展開状態において扁平円形のパックシートを、平行な縦線に沿って断面Z字状に折り曲げ、さらに横線に沿って二つ折りした状態に折り畳んでいる。展開状態におけるパックシートの周縁の左右には耳状の摘みを突設してあり、これらの摘みが、先の折り畳み状態において側縁から突出している。同様のパックシートは、特許文献2にも開示されている。
特開2004−97785号公報(段落番号0012、図8) 登録実用新案第3072027号公報(段落番号0028、図2)
パックシートの周縁の左右には耳状の摘みが突設されているため、パックシートをシート素材から打ち抜くとき、摘みの分だけ打ち抜き間隔を大きくするか、打ち抜き位置をずらす必要がある。打ち抜き間隔を大きくすると、シート素材の無駄が増え、その分だけ素材コストが嵩む。また、打ち抜き位置をずらす場合には、パックシートを打ち抜くための抜き型やロールカッタを複数個用意する必要があり、同様に製造コストが高く付く。
上記のように小さく折り畳んだパックシートの折り畳み体は、左右の摘みを両手でつかんで左右方向へ引っ張ることにより、折り姿を開放して展開することができる。しかし、パック液が含浸されていない乾燥状態の折り畳み体ならともかく、パック液を含む折り畳み体の場合には、折り合わしたシート面どうしがパック液を介して密着しているうえ、折り姿を開放するときのシート面の接触長さ(左右長さ)が大きいため、開放抵抗が大きく、折り姿を開放するのに手間取ることが多い。
縦線に沿って三層に重なる状態で折られたシート面は、さらに横線に沿って二つ折りするので、最後の折り面の内側に位置するシート面が展開しにくいことも、折り姿の開放を阻害する一因になっている。左右の摘みを無理に引っ張り操作すると、シート面が破れることがある。シート面が、強く引っ張られて変形して伸びたり、摘みが千切れたりすることもある。このように、従来のパックシートは、折り畳み状態から開放することに関して折り姿に改善の余地がある。
本発明の目的は、シート本体の外形形状を単純化することによって、その占有面積を小さくすることにより、シート素材の無駄を省いて、その分だけ製造コストを低減化できる美容用のパックシートを提供することにある。本発明の目的は、折り畳み構造を改良することによって、小さく折り畳んだシート本体の折り姿を簡単にしかも確実に開放操作できる美容用のパックシートを提供することにある。本発明の目的は、小さく折り畳まれたパックシートを能率よく生産できるようにすることにある。
本発明のパックシートは、所定形状に打ち抜き形成したシート本体1のシート面に、目、鼻、口に対応する切込み2・3・4が形成されている。シート本体1は、複数の縦折り線15・16に沿って縦長に折り曲げ、さらに横折り線18に沿って折り曲げて折畳み体20としてある。折畳み体20の折り姿を開放する開放体30は、シート本体1の片面に縦折り線15、16と交差する状態で配置されて、シート本体1に折り込まれている。開放体30の両端は折畳み体20の外面に露出してある。開放体30としては、プラスチックフィルム、プラスチックシートなどを数mm幅の帯状に切断したテープ、紐、線材等を適用できる。
シート本体1は、シート面の中央部分を含む縦長の第1領域8と、第1領域8の左右両側に隣接する縦長の一対の第2領域9と、第2領域9の左右の外側方に隣接する縦長の一対の第3領域10と、第3領域10の外側方に隣接する左右一対のつまみ領域11とを有する。左右の第2領域9は、それぞれ第1縦折り線15に沿って第1領域8の中央部分へ向かって折り曲げられている。左右の第3領域10は、それぞれ第2縦折り線16に沿って第2領域9とは逆向きに折り曲げられて、つまみ領域11が第1縦折り線15より横外側方にはみ出されている。第1・第2・第3の各領域8・9・10と、つまみ領域11とが、つまみ領域11を左右に横断する横折り線18に沿って二つ折りにして折畳み体20としてある。開放体30は、横折り線18に隣接する状態で、一方のつまみ領域11から、第1・第2・第3の各領域8・9・10を経由して、他方のつまみ領域11にわたって配置してある。
本発明の美容用パックシートの製造方法は、原反ロール22から連続して供給されるシート素材Wをシート素材Wの送り方向と平行な折り線に沿って折り畳む前段折畳み工程A1と、癖付けされたシート素材Wを面状に展開する開放工程A2と、展開されたシート素材Wからシート本体1を打ち抜き形成する打抜き工程A3と、得られたシート本体1を、前段折畳み工程A1で形成した折り線に従って再び折り畳んで後段折畳み体17を形成し、さらに後段折畳み体17を二つ折りにして折畳み体20を形成する後段折畳み工程A4とを含む。
上記の製造方法において、後段折畳み工程A4に連続して、パック液を折畳み体20に含浸させる含浸工程A5と、パック液が含浸された折畳み体20を袋13内に密封包装する包装工程A6とを備えることができる。
本発明のパックシートでは、所定形状に打ち抜き形成したシート本体1を、シート中央の第1領域8と、第1領域8の左右に一対ずつ設けられる第2領域9、第3領域10、およびつまみ領域11とで構成し、第2領域9と第3領域10とを、第1領域8の片面側において内外逆向きに折り畳むことにより、つまみ領域11が第2領域9の第1縦折り線15より外側方にはみ出るようにし、得られた後段折畳み体17を二つ折りにすることにより、最終の折り姿である折畳み体20を形成するようにした。
かかる本発明のパックシートでは、シート周縁の左右両側部分を利用してつまみ領域11としているので、展開状態におけるシート本体1の周縁から摘み部分が突出することがなく、パックシート1を打ち抜き形成するときの打ち抜き間隔を小さくして、その分だけシート素材Wの無駄を省くことができる。これにより、本発明のパックシートは、従来のパックシートに比べて製造コストを減らすことができる。また、シート本体1の打ち抜き位置をずらす必要がないので、シート本体1を打ち抜くための抜き型やロールカッタ25の設置個数を最小限化でき、その分だけ製造コストを低減化が図れる。
第2領域9と第3領域10は、第1領域8の片面側において内外逆向きに折り畳んで後段折畳み体17を形成するので、左右のつまみ領域11を引っ張り操作して折畳み体20の折り姿を開放操作するときの折り合わさったシート面の左右長さ、即ち摩擦面の左右長さを第1領域8の左右幅の半分に小さくできる。そのため、断面Z字状に折り畳んでいた従来のパックシートに比べて、折畳み体20を開放するときの開放抵抗を概ね半分程度に小さくなり、つまみ領域11を強く引っ張る必要もなく、小さく折り畳まれたパックシートの折り姿を簡単にしかも確実に開放できる。
第1・第2・第3の各領域8・9・10とつまみ領域11とは、つまみ領域11を左右に横断する横折り線18に沿って二つ折りにするので、二つに折り畳まれたつまみ領域11を摘んで折畳み体20を開放操作でき、大きな外力がつまみ領域11に作用したとてもシート面が破れることはなく、小さく折り畳まれたパックシートを確実に開放操作できる。
後段折畳み体17を横折り線18に沿って二つ折りにした状態において、第3領域10およびつまみ領域11が、横折り線18の最外面に臨むようにした折畳み体20によれば、つまみ領域11を摘んで折畳み体20を開放操作するとき、最外面に位置する第3領域10を、第1・第2の各領域8・9のシート面に邪魔されることもなく展開させ開放できるので、折畳み体20をさらに簡単に開放操作できる。因みに、第3領域10およびつまみ領域11が横折り線18の最内面に臨む折り姿の場合には、第1・第2の各領域8・9のシート面を押しのけながら第3領域10を展開させる必要があるので、その分だけ開放抵抗が大きくなる。
左右一対の第2領域9および第3領域10が、第1領域8に対して左右対称形状に折り畳んであると、折畳み体20を開放操作するとき、左右の第2領域9および第3領域10の開放抵抗が同じになるので、開放操作力が右または左の領域に偏って作用するのを阻止して、折畳み体20をさらに簡便に開放操作することができる。
本発明のパックシートでは、シート本体1の縦折り線15・16と交差する状態で配置した開放体30をシート本体1と共に折り込むので、折畳み体20の外面に露出する開放体30の両端を、互いに逆向きに引っ張り操作することにより、折畳み体20の折り姿を確実に、しかも簡単に開放することができる。折畳み体20を開放するときの引っ張り力を開放体30で受け止めて、シート本体1に過剰な外力が作用するのを阻止できるので、折畳み体20を開放するとき、シート本体1の一部が破れたり伸び変形するのを防止できる。
中央の第1領域8と、第1領域8の左右に一対ずつ設けられる第2領域9、第3領域10、つまみ領域11とでシート本体1を形成し、これらの領域を第1縦折り線15と第2縦折り線16に沿って縦長に折り曲げ、得られた後段折畳み体17を横折り線18に沿って二つ折りにしたパックシートにおいて、開放体30を横折り線18に隣接する状態で配置し、一方のつまみ領域11から、第1・第2・第3の各領域8・9・10を経由して、他方のつまみ領域11にわたって折り込んであると、左右のつまみ領域11と開放体30との両者を摘んで折畳み体20を開放操作でき、しかも、折畳み体20を開放するときの摩擦面の左右長さを第1領域8の左右幅の半分に小さくできる。したがって、断面Z字状に折り畳んでいた従来のパックシートに比べて、折畳み体20を開放するときの開放抵抗を小さくなり、小さく折り畳まれたパックシートの折り姿をさらに簡単に開放できる。
本発明の美容用パックシートの製造方法においては、前段折畳み工程A1において、原反ロール22から連続して供給されるシート素材Wを、シート素材Wの送り方向と平行な折り線に沿って折り畳んだうえで、開放工程A2でシート素材Wを面状に展開し、打抜き工程A3でシート本体1を打ち抜き形成したのち、後段折畳み工程A4において、シート本体1を先に形成した折り線に従って再び折り畳むことにより後段折畳み体17を形成し、さらに後段折畳み体17を二つ折りにして折畳み体20を形成するので、小さく折り畳まれたパックシートを形成するための一連の作業を連続して行って、折畳み体20を能率よく生産することができる。さらに、シート本体1を打ち抜いた状態において、シート面に折り癖が形成されているので、シート本体1を折り畳んで後段折畳み体17を形成するための処理が簡便に能率よく行え、折り畳み処理を行うための装置も簡素化できる利点もある。
上記の製造方法において、折畳み体20を形成したのちに、パック液を含浸工程A5で折畳み体20に含浸させ、さらにパック液が含浸された折畳み体20を、包装工程A6で袋13内に密封包装すると、前段折畳み工程A1から後段折畳み工程A4に到る間の処理および作業が乾燥状態で確実に行え、パック液の無駄がなく、その分だけパックシートを低コストで生産できる。
(実施例1) 図1ないし図5は本発明に係るパックシートの実施例を示す。図1および図2において符号1は扁平円形状のシート本体であり、そのシート面には、人の目、鼻、口に対応する切込み2・3・4が形成されており、シート周縁の下半左右に、シート面を肌面に密着させるための直線状の切込み5が形成されている。
図2においてシート本体1は、シート面の中央部分を含む縦長の第1領域8と、第1領域8の左右両側に隣接する縦長の一対の第2領域9・9と、第2領域9・9の左右の外側方に隣接する縦長の一対の第3領域10・10と、第3領域10・10の横外側方に隣接する左右一対のつまみ領域11・11とを有する。
この実施例のパックシートにおいては、第1領域8の中央寄りに人の鼻に対応する切込み3を横臥コ字状に形成し、その下方に人の口に対応する切込み4を横長だ円状に形成し、鼻に対応する切込み3より上方の第1領域8と第2領域9・9とにわたって人の目に対応する切込み2を横長だ円状に形成した。
パックシートは、図1に示すようにシート本体1を小さく折り畳んで折畳み体20とした状態で供給する。詳しくは、展開状態のシート本体1のうち、左右の第2領域9・9のそれぞれを、第1縦折り線15に沿って第1領域8の中央部分へ向かって折り曲げて、前段折畳み体を形成する。第1縦折り線15は第1領域8の左右側縁と一致している。
次に、左右の第3領域10のそれぞれを、第2縦折り線16に沿って第2領域とは逆向きに折り曲げて、後段折畳み体17を形成する。この折り畳み状態におけるつまみ領域11は、第1縦折り線15よりも横外側方にはみ出している。第2縦折り線16は第2領域9と第3領域10の境界線に一致している。
最後に、第1・第2・第3の各領域8・9・10と、つまみ領域11とを、シート本体1の上下中央において横向きに走る横折り線18に沿って二つ折りにして、折畳み体20を形成する。このとき、第3領域10およびつまみ領域11が横折り線18の最外面に臨む折り姿とする。横折り線18は、縦長の後段折畳み体17の上下中央近傍に位置していて、つまみ領域11を左右に横断する。得られた折畳み体20は、これにパック液を含浸した状態で袋13に密封包装する。
実際の製造工程における折畳み体20は、図3に示す各工程を経て形成する。前段折畳み工程A1と、開放工程A2と、打抜き工程A3と、後段折畳み工程A4と、含浸工程A5と、包装工程A6を経て、連続した状態で形成する。
前段折畳み工程A1においては、原反ロール22から繰り出された不織布製のシート素材Wを、数段の折畳みローラ23で先の後段折畳み体17と同じ断面形状に折り畳んで癖付けする(図3の符合a参照)。このときの第1縦折り線15および第2縦折り線16は、シート素材Wの送り方向と平行になる。
開放工程A2では、癖付けされたシート素材Wを開放体24で受け止めて面状に展開する。展開されたシート素材Wには、図3の符合bで示すように折り癖が残っている。
打抜き工程A3では、図3の符合cで示すように、ロールカッタ25で展開されたシート素材Wからシート本体1を打ち抜く。このとき同時に切込み2・3・4・5が形成される。得られたパックシートのみがベルトコンベア26で次工程へ送られ、抜き跡の不織布はロール状に巻き取られる。
後段折畳み工程A4では、シート本体1を先の前段折畳み工程A1において形成された折り線に従って再び折り畳むことにより、後段折畳み体17を形成する。さらに後段折畳み体17を横折り線18に沿って二つ折りにして折畳み体20を形成する。
この後、含浸工程A5において、ベルトコンベア26の上方に配置したノズル27からパック液を供給して折畳み体20に含浸させる。得られた折畳み体20を、包装工程A6で袋13に封入して折り畳まれたパックシートを完成する。
上記のように、シート素材Wの送り方向と、前段折畳み工程A1における第1・第2の折り線15・16とを平行にしてあると、シート素材Wの折り畳み処理、その後の展開および打ち抜き処理などを連続して行えるので、折り畳まれたパックシートを能率よく連続生産できる。
また、パックシートを打ち抜いた状態において、シート面に折り癖が形成されているので、パックシートを折り畳んで後段折畳み体17を形成するための処理が、より簡便に能率よく行え、折り畳み処理を行うための装置も簡素化できる。
従来のパックシートとは異なり、第2領域9、および第3領域10が、第1領域8に対して左右対称に位置するようにシート本体1を折り畳むことにより、シート周縁の両側部分を利用してつまみ領域11とするので、シート本体1の外形形状を単純化できる。したがって、従来のパックシートにおいて避けられなかった摘み部分の突出がない分だけシート素材の無駄を省いて、パックシートの製造コストを減らすことができる。
使用時には、図5に示すように折畳み体20の左右にはみ出ているつまみ領域11を、それぞれ人差し指と親指とで摘んで引っ張り操作することにより、折畳み体20の折り姿を簡単にしかも確実に展開できる。
折り畳み状態における各領域8・9・10は、図4に示す状態で重なり合っていて、左右のつまみ領域11を引っ張り操作するときの摩擦面(接触面)の左右長さは、第1領域8の左右幅の半分にしかならない。そのため、断面Z字状に折り畳まれた従来のパックシートに比べて、折畳み体20を開放するときの開放抵抗を概ね半分程度に小さくでき、つまみ領域11を強く引っ張る必要もなくシート面を拡げることができる。
また、二つに折り畳まれたつまみ領域11を摘んで引っ張り操作するので、大きな外力がつまみ領域11に作用してもシート面が破れることはなく、小さく折り畳まれたパックシートを確実に開放操作することができる。
(実施例2) 図6ないし図8は本発明に係るパックシートの実施例2を示す。そこでは、実施例1で説明したパックシートに、折畳み体20の開放を容易化するための開放体30を付加して、さらに簡単に折畳み体20を開放できるようにした。開放体30は、プラスチックフィルムやプラスチックシートなどを2〜5mm幅の帯状に切断したテープからなり、図6に示すように、シート本体1を左右に横断し、その両端がつまみ領域11の側縁から僅かにはみ出る長さにしてある。
図6に示すように、開放体30は横折り線18の下側に隣接する状態で配置されており、図7に示すように開放体30の大半の部分が折畳み体20の折り畳み内面側に位置するようにシート本体1と同時に折り畳まれる。得られた折畳み体20においては、開放体30が第3領域10とつまみ領域11の外面に露出している。折畳み体20は、実施例1と同様にパック液を含浸した状態で袋13に密封包装する。他は、実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
したがって、使用時には図8に示すように、折畳み体20の左右にはみ出ているつまみ領域11と開放体30を、それぞれ人差し指と親指とで摘んで引っ張り操作することにより、折畳み体20を簡単にしかも確実に展開し開放できる。このとき、引っ張り力の殆どを開放体30で受け止めて、シート本体1に過剰な外力が作用するのを阻止できる。したがって、折畳み体20を開放するときシート本体1の一部が破れ、あるいは伸び変形するのを確実に防止できる。また、シート本体1が薄いシート素材で形成してある場合でも、折畳み体20を簡単にしかも確実に展開し開放できるので、素材コストを削減できる利点もある。
上記のように、開放体30をシート本体1に折り込む場合には、シート本体1は実施例1,2で説明した折り構造とする必要はなく、折り構造は限定しない。例えば、断面Z字状に折り畳まれた従来のパックシートに開放体30を折り込んで、その開放操作を簡便化することができる。その場合には、鼻や目などの切込み2・3・4のひとつに開放体30を通して、開放体30の半分をシート本体1の表面に露出させ、残る半分をシート本体1の裏面に露出させておくと、小さく折り畳まれたパックシートを確実に開放できる。
上記の実施例では後段折畳み体17を二つ折りにした状態において、第3領域10およびつまみ領域11が横折り線18の最外面に露出するようにしたが、後段折畳み体17を二つ折りにした状態において、第3領域10およびつまみ領域11を横折り線18の内面に臨ませてもよい。
シート素材Wとしては、綿やレーヨンなどのセルロース系不織布、ポリエステル、ポリオレフィン、ナイロンなどの合成繊維系不織布等を適用できるが、必要に応じて織布や紙を使用してもよい。パック液に代えて、ゲル状のパック剤を折畳み体20に含ませ、あるいは粉末状のパック剤を折畳み体20に含ませておいて、袋13内に蒸留水や化粧水を注ぎ入れて含浸させることができる。シート本体1は、ロールカッタ25で打ち抜く必要はなく、上下動するプレス型で打ち抜くことができる。
開放体30の形成素材としては、プラスチック紐、線材、網体、生地、不織布などを適用できる。必要があれば、複数の開放体30をシート本体1に折り込むことができる。
パックシートの折り畳み手順を示す正面図である。 パックシートの正面図である。 パックシートの製造工程を示す説明図である。 パックシートの折り畳み構造を示す断面図である。 パックシートの開放要領を示す正面図である。 実施例2に係るパックシートの折り畳み手順を示す正面図である。 実施例2に係るパックシートの折り畳み構造を示す断面図である。 実施例2に係るパックシートの開放要領を示す正面図である。
符号の説明
1 シート本体
2・3・4 切込み
8 第1領域
9 第2領域
10 第3領域
11 つまみ領域
13 袋
15 第1縦折り線
16 第2縦折り線
17 後段折畳み体
18 横折り線
20 折畳み体
22 原反ロール
30 開放体
W シート素材

Claims (4)

  1. 所定形状に打ち抜き形成したシート本体(1)のシート面に、目、鼻、口に対応する切込み(2)・(3)・(4)が形成されており、
    シート本体(1)が、複数の縦折り線(15)・(16)に沿って縦長に折り曲げ、さらに横折り線(18)に沿って折り曲げて折畳み体(20)としてある美容用のパックシートであって、
    折畳み体(20)の折り姿を開放する開放体(30)が、シート本体(1)の片面に縦折り線(15)・(16)と交差する状態で配置されて、シート本体(1)に折り込まれており、
    開放体(30)の両端が折畳み体(20)の外面に露出してあることを特徴とする美容用のパックシート。
  2. シート本体(1)が、シート面の中央部分を含む縦長の第1領域(8)と、第1領域(8)の左右両側に隣接する縦長の一対の第2領域(9)と、第2領域(9)の左右の外側方に隣接する縦長の一対の第3領域(10)と、第3領域(10)の外側方に隣接する左右一対のつまみ領域(11)とを有し、
    左右の第2領域(9)が、それぞれ第1縦折り線(15)に沿って第1領域(8)の中央部分へ向かって折り曲げられており、
    左右の第3領域(10)が、それぞれ第2縦折り線(16)に沿って第2領域(9)とは逆向きに折り曲げられて、つまみ領域(11)が第1縦折り線(15)より横外側方にはみ出ており、
    第1・第2・第3の各領域(8)・(9)・(10)と、つまみ領域(11)とが、つまみ領域(11)を左右に横断する横折り線(18)に沿って二つ折りにして折畳み体(20)としてあり、
    開放体(30)が、横折り線(18)に隣接する状態で、一方のつまみ領域(11)から、第1・第2・第3の各領域(8)・(9)・(10)を経由して、他方のつまみ領域(11)にわたって配置してある請求項1記載の美容用のパックシート。
  3. 原反ロール(22)から連続して供給されるシート素材(W)を、シート素材(W)の送り方向と平行な折り線に沿って折り畳む前段折畳み工程(A1)と、
    癖付けされたシート素材(W)を面状に展開する開放工程(A2)と、
    展開されたシート素材(W)からシート本体(1)を打ち抜き形成する打抜き工程(A3)と、
    得られたシート本体(1)を、前段折畳み工程(A1)で形成した折り線に従って再び折り畳んで後段折畳み体(17)を形成し、さらに後段折畳み体(17)を二つ折りにして折畳み体(20)を形成する後段折畳み工程(A4)とを含む美容用パックシートの製造方法。
  4. 後段折畳み工程(A4)に連続して、パック液を折畳み体(20)に含浸させる含浸工程(A5)と、パック液が含浸された折畳み体(20)を袋(13)内に密封包装する包装工程(A6)とを備えている請求項3記載の美容用パックシートの製造方法。
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