JP6948362B2 - 開封構造および包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包装体を帯状に切り取って開封するための開封構造およびこの開封構造を備えた包装体に関する。
袋や箱などの包装体を開封するための構造の一つとして、切取部の設けられた構造が知られている。たとえば、並んで延設された一対の切取部がそれぞれ同様に切り込まれ、切取部どうしの間に延在する帯状領域が引き千切られる開封構造が提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2014-133597号公報 特許第5948463号公報
しかしながら、上述のように切取部のそれぞれが同様に切り込まれた開封構造では、帯状領域がその延在方向に対して傾斜する方向へ引っ張られた際に、切取部の破断不良を招くおそれがある。具体的には、一方の切取部から他方の切取部へ向かう成分を有する引張力で帯状領域が切り取られる際に、一方の切取部は良好に破断されるものの、他方の切取部で破断不良を招くおそれがある。
よって、開封構造の破断不良を抑えるうえで改善の余地がある。
本件は、開封構造の破断不良を抑えることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
ここで開示する開封構造は、包装体における帯状領域を切り取って開封するための開封構造であって、前記帯状領域において巾方向一側の端縁に沿って延設された第一切取部と、前記帯状領域において巾方向他側の端縁に沿って延設され、前記第一切取部よりも破断強度が小さく設定された第二切取部と、を備えている。
ここで開示する包装体は、上記の開封構造と、開口を有する袋と、前記開口の一側で前記袋から延出し、前記袋に貼り付けられ、前記開封構造の設けられた舌片と、を備えている。
本件によれば、開封構造の破断不良を抑えることができる。
包装体の分解斜視図である。 包装体の取説部を示す平面図である。 開封前の包装体を示す斜視図である。 開封後の包装体を示す斜視図であり、(a)に第一開封状態を示し、(b)に第二開封状態を示し、(c)に第三開封状態を示す。 包装体の開封構造を示す平面図である。
以下、実施形態としての包装体および開封構造を説明する。
本実施形態の包装体は、袋状のパッケージである。ここでは、包装体に収容される包装対象として、積み重ねられたティシュペーパを例示する。具体的には、ポップアップ方式で順次取り出されるように積重されたティシュペーパを包装対象の例に挙げる。
本実施形態の開封構造は、包装体の一部を切り取って開封するための構造である。この開封構造は、ティシュペーパが包装された袋状の包装体を開封する構造に適用されるだけでなく、ティシュペーパのほかにさまざまな物品を収容する包装体に適用することができ、袋状に限らず箱状の包装体にも適用可能である。
下記の一実施形態では、包装体が水平面に載置されたものとし、水平方向を前後方向(図中には前方を「F」で示すとともに後方を「B」で示す)および左右方向(図中には左方を「L」で示すとともに右方を「R」で示す)に大別して説明する。また、鉛直方向のうち、重力の作用方向を下方(図中には「D」で示す)とし、下方の反対方向を上方(図中には「U」で示す)とする。
そのほか、特に断らない限り、任意の数値を「数値X」とするとともに数値Xよりも大きい任意の数値を「数値Y」とするもとで「数値X〜数値Y」なる表現は、数値X以上であって数値Y以下の範囲を意味する。
[I.一実施形態]
下記の一実施形態では、包装体および開封構造の構成を項目[1]で説明する。その後に、項目[1]の構成による作用および効果を項目[2]で述べる。
[1.構成]
本項目[1]では、包装体を小項目[1−1]で説明し、開封構造を小項目[1−2]で説明する。
[1−1.包装体]
包装体には、図1に示すように、以下に示す三つの部材1,2,3が設けられている。
・ガゼット袋1:上部の開口1Oからティシュペーパ9が収容された角底袋状の部材
・ 舌 片 2:ガゼット袋1の開口1Oから延出した部材(いわゆる「ベロ」)
・バ ン ド3:ガゼット袋1の外側に巻回された環状の部材
ガゼット袋1および舌片2は、一体に設けられている。このように連設されたガゼット袋1および舌片2に対してバンド3は、固定されておらず、上下方向の位置が調節自在に設けられている。
ガゼット袋1は、紙製の部材(すなわち「紙袋」)である。ここでは、舌片2やバンド3も紙製の包装体を例説する。すなわち、ガゼット袋1,舌片2およびバンド3の全てが紙製の例を挙げる。詳細に言えば、ガゼット袋1および舌片2にクラフト紙が用いられており、ガゼット袋1および舌片2によってベロ付きのクラフト袋が形成されている。また、バンド3に紙紐が用いられている。
ただし、ガゼット袋1,舌片2,バンド3のそれぞれにおいて、少なくとも一部に樹脂材あるいは金属材といった紙材以外の資材が用いられていてもよい。
さらに、ガゼット袋1および舌片2には、ニスの塗工やサイズ剤の含浸といった耐水加工あるいは撥水加工が施されている。そのほか、ガゼット袋1には、図柄や文字などのデザイン17がインキで印刷されている。
<ガゼット袋>
上記のガゼット袋1には、以下に示す二種の面部11,12が設けられている。
・底面部11:ガゼット袋1の下部で矩形状をなす面部
・立面部12:底面部11から開口1Oに向けて立設された面部
底面部11は、矩形状の底部(いわゆる「角底」)をなす部位である。この底面部11にティシュペーパ9が載置される。立面部12は、底面部11の端縁から上方に立設された四角筒状の部位である。この立面部12の下側でティシュペーパ9の前後左右が囲繞される。これらの底面部11および立面部12によって、有底の角筒状にガゼット袋1が形成される。
立面部12には、以下に示す二種の面部が設けられている。
・ 主面部13 :底面部11の端縁のうち前後の端縁から立設された一対の面部
・マチ面部14:底面部11の端縁のうち左右の端縁から立設された一対の面部
主面部13は、包装体が開封された状態で前後に対向する面状の部位である。具体的に言えば、一対の主面部13では、前側の前面部13Fと後側の後面部13Bとが前後に向かい合う。この主面部13は、左右方向の寸法が不変な部位である。
マチ面部14は、包装体が開封された状態で左右に対向する面状の部位である。具体的に言えば、一対のマチ面部14では、左側の左面部14Lと右側の右面部14Rとが左右に向かい合う。
このマチ面部14は、折り畳み自在に設けられ、折り畳まれた状態と折り畳みが展開された状態とで前後方向の寸法が可変な部位である。ガゼット袋1の奥行き(いわゆる「マチ」)は、マチ面部14によって形成される。
上記のように種々の面部11〜14が設けられたガゼット袋1は、上下方向の位置によって下記の二領域R1,R2に大別される。
・ 収容領域R1 :ティシュペーパ9の収容された領域(底面部11側の領域)
・非収容領域R2:ティシュペーパ9の収容されていない領域(開口1O側の領域)
収容領域R1には、底面部11と立面部12の底面部11側(開封状態で下側)とが設けられる。この収容領域R1では、マチ面部14の折り畳みが展開された状態に設けられ、主面部13どうしが前後に離間した状態に設けられている。
非収容領域R2には、立面部12の開口1O側(開封状態で上側)が設けられる。この非収容領域R2では、マチ面部14が折り畳まれ、主面部13どうしが前後に重ね合わせられている。
このようにマチ面部14の形態が相違する領域R1,R2のそれぞれでは、水平方向に沿った周囲の寸法である胴囲が異なる。
収容領域R1の胴囲を「W1」とし、非収容領域R2の胴囲を「W2」とし、主面部13の左右方向寸法を「A」とし、折り畳みの展開されたマチ面部14の前後方向寸法を「B」とすれば、下記の等式(式1)で収容領域R1の胴囲が表現され、下記の近似式(式2)で非収容領域R2の胴囲が表現される。
W1=2A+2B ・・・式1
W2≒2A ・・・式2
すなわち、折り畳みの展開されたマチ面部14の前後方向寸法を二倍した寸法分だけ収容領域R1の胴囲のほうが非収容領域R2の胴囲よりも長い。換言すれば、収容領域R1よりも非収容領域R2のほうが細身である。
そのほか、ガゼット袋1のサイズは、五個パックあるいは二個パックといった複数が一セットになって販売されている箱ティシュに相当する容量のティシュペーパ9を収容可能な大きさに設定される。ここで例示するティシュペーパ9は、左右方向(上面視における長手方向)の寸法よりも上下方向(積み重ねられた方向)の寸法のほうが大きいサイズに設定されている。
上記のように大容量のティシュペーパ9を収容するガゼット袋1に設定されるサイズの具体的な範囲を挙げれば、左右方向の寸法(いわゆる「幅方向の寸法」)が180〜300[mm]であり、前後方向の寸法(いわゆる「奥行きの寸法」)が80〜140[mm]であり、上下方向の寸法(いわゆる「高さの寸法」)が380〜580[mm]である。さらに、ガゼット袋1に採用されるサイズの一例を挙げれば、左右方向の寸法が240[mm]であり、前後方向の寸法が110[mm]であり、上下方向の寸法が480[mm]である。
積み重ねられたティシュペーパ9に採用されるサイズの具体的な範囲を挙げれば、ガゼット袋1よりも小さいサイズに設定されることを前提として、左右方向の寸法が160〜280[mm]であり、前後方向の寸法が60〜120[mm]であり、上下方向の寸法が220〜420[mm]である。さらに、ティシュペーパ9に採用されるサイズの一例を挙げれば、左右方向の寸法が230[mm]であり、前後方向の寸法が100[mm]であり、上下方向の寸法が310[mm]である。
積み重ねられたティシュペーパ9の組数は、複数が一セットになって販売されている箱ティシュにおけるティシュペーパに相当する組数である。具体的なティシュペーパ9の組数の範囲を挙げれば、150〜1200[組]である。ティシュペーパ9の組数の一例を挙げれば、920[組]である。
なお、ティシュペーパ9が2プライや3プライといった複数のプライが重ね合わせられて構成されていれば、プライの数(すなわち「枚数」)は、組数にプライの数を乗算した数となる。
さらに、非収容領域R2の主面部13には、開封された包装体の使用方法を表示する取説部16が設けられている。なお、前面部13Fに取説部16が設けられた例を図1に示すが、後面部13Bに取説部16が設けられていてもよい。
取説部16は、図2に示すように、開封された包装体からティシュペーパ9を取り出しやすい態様にする手順を使用方法の説明としてユーザに表示する部位である。
この取説部16には、以下に列挙する四つの手順1〜4が表示されている。
・手順1:立面部12の角部を上方から切り込む手順
・手順2:立面部12の上部を下方へ折り返す手順
・手順3:バンド3を調節する手順
・手順4:ティシュペーパ9の一部を引き出す手順
手順1は、手順2の折り返しを容易にするための下準備を実施する手順である。図2の手順1には、立面部12における四つの角部のうち二つの角部を切り込む様子を例示する。ただし、手順1では、立面部12の少なくとも一箇所を上方から切り込めばよい。更に言えば、手順1を省略して、つぎに説明する手順2の折り返しを実施してもよい。
手順2は、ズボンの裾やシャツの袖をまくりあげる(いわゆる「ロールアップ」)ように、立面部12の上部を下方へ折り返す手順である。この手順2は、ティシュペーパ9の一部が包装体から延出した状態に保持するための支度を実施する手順と言える。手順2が実施されると、図4(a)〜(c)に示すように、立面部12の折り返された部位で取説部16が被覆され、取説部16が外観不能な状態となる。
手順3は、手順2で折り返された立面部12に応じてバンド3の上下方向位置を調節する手順である。この手順3は、バンド3の調節が不要であれば、省略してもよい。
手順4は、収容されたティシュペーパ9の一部を取出口から延出した状態に引き出す手順である。この手順4でティシュペーパ9の一部が引き出されることにより、図4(a)に示すように、箱ティシュからティシュペーパが取り出されるのと同様に、ユーザが速やかにティシュペーパ9を取り出すことができる。
さらに、手順1〜4までが一通り実施された後に再び手順2が実施されれば、図4(b)や図4(c)に示すように、収容されたティシュペーパ9の残量に応じて、ティシュペーパ9の取出口を下方に移動させることができる。
<舌片>
収容領域R1には、舌片2が貼り付けられている。舌片2は、非収容領域R2から延出している。詳細に言えば、図3に示すように、開封前の包装体における舌片2は、非収容領域R2における主面部13のうち後面部13Bから下側(図1のように分解された状態では上側)に延出し、収容領域R1における主面部13のうち前面部13Fに貼り付けられる。
この舌片2は、以下に示す二つの部位に大別される。
・重合部21:後面部13Bに重ね合わせられる部位
・延出部22:後面部13Bから延出した部位
重合部21は、後面部13Bに対して固定されている。
延出部22は、フラップ状に設けられている。この延出部22には、前面部13Fに対面する表面(いわば「ウラ面」)に貼付用の接着剤あるいは粘着剤が塗布されている。
前面部13Fのうち延出部22が貼り付けられた部位(以下「貼付部」と称する)15には、貼付性の低下を抑制する加工が施されている。具体例を挙げれば、貼付部15を避けて図柄や文字といったデザイン17がレイアウトされており、デザイン17用のインキによる貼付性の低下が抑制されている。ここでは、デザイン17の一部が貼付部15と重複しないように、貼付部15よりも下方に一体的なデザイン17が配置されている。
貼付性の低下を抑制する加工としては、上記のようにインキを貼付部15に用いない加工のほか、貼付性を向上させる機能剤の塗工や貼付性を高める表面加工といった種々の加工が挙げられる。
上記のように舌片2が貼り付けられることにより、収容領域R1と非収容領域R2との間には左右方向に連通したトンネル状の空間Sが形成される。この空間Sには、つぎに説明するバンド3が挿通されている。
<バンド>
バンド3は、非収容領域R2の外側で巻回された状態に設けられている。バンド3としては、紐あるいはリボンなどの細長い部材が用いられる。
ここでは、非収容領域R2の外側で二重(多重)に巻き回された丸紐状のバンド3が結び留められた例を挙げる。丸紐状のバンド3としては、いわゆる「ラタン紐」が挙げられる。
バンド3の一周あたりの長さ(以下「周長」と称する)は、ガゼット袋1における収容領域R1の胴囲よりも小さい周長であって非収容領域R2の胴囲よりも大きい周長をなす。すなわち、バンド3の周長を「W」とし、上述のように収容領域R1の胴囲を「W1」とするとともに非収容領域R2の胴囲を「W2」とすれば、下記の不等式(式3)を満たす。
W2<W<W1・・・式3
そのほか、バンド3の全長は、上記の不等式を満たす周長に結び留められるのであれば、任意の寸法を採用することができる。たとえば、バンド3の全長には1000〜2000[mm]が設定される。バンド3の全長に採用される一例としては1500[mm]が挙げられる。このバンド3に採用されうる寸法の設定例としては、結び留められる部分よりも端部側の長さ(周長に寄与しない部分の長さ)が400[mm],周長が550[mm](二周分の長さは1100[mm])が挙げられる。
[1−2.開封構造]
開封構造4は、図1,図3に示すように、主面部13に貼り付けられた舌片2に設けられている。この開封構造4は、図5に示すように、舌片2(包装体)のうち主に延出部22に延在する帯状領域RWを切り取って開封するための構造である。
帯状領域RWは、舌片2の左右方向に延在する領域であって上下方向(幅方向)に巾をもつ領域である。
この開封構造4において帯状領域RWの上側(巾方向一側)および下側(巾方向他側)の端縁には、以下に示す二種の切取部41,42が設けられている。
・第一切取部41:帯状領域RWにおいて上側の端縁に沿って延設された部位
・第二切取部42:帯状領域RWにおいて下側の端縁に沿って延設された部位
切取部41,42は、帯状領域RWが切り取られるときに破断される部位である。
切取部41,42で帯状領域RWが切り取られる方向は、左右方向に沿う方向であって下方へ向けて傾斜した方向(第一切取部41から第二切取部42へ向かう方向)が想定されている。
このようにやや傾斜した方向に帯状領域RWが切り取られる場合には、上側の第一切取部41が切り取られてから下側の第二切取部42が切り取られるように切取部41,42へ破断力が印加される。
そのため、第一切取部41に第二切取部42よりも大きな破断力が印加されやすい傾向にあり、破断力の印加方向が第一切取部41の延在方向に対して交差する角度よりも第二切取部42の延在方向に対して交差する角度のほうが大きい傾向にある。よって、第一切取部および第二切取部のそれぞれを破断するのに要する強度(すなわち「破断強度」)が同等に設定されていると、第二切取部の破断不良を招くおそれがある。
そこで、切取部41,42の破断強度がそれぞれに設定されている。具体的には、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度が小さく設定されている。
上記のような破断強度の大小を設定するための構成として、ミシン目の寸法が調節された構成を例示する。具体的には、下記のカット部C1,C2や非カット部U1,U2の寸法が調節された構成を例説する。
・ 第一のカット部C1 :第一切取部41において断続的に切り込まれた部位
・ 第二のカット部C2 :第二切取部42において断続的に切り込まれた部位
・第一の非カット部U1:第一のカット部C1どうしの間に間欠的に設けられた部位
・第二の非カット部U2:第二のカット部C2どうしの間に間欠的に設けられた部位
第一のカット部C1どうしの間では、第一の非カット部U1において帯状領域RWとこの領域RWに対して上側の領域とが連続している。同様に、第二のカット部C2どうしの間では、第二の非カット部U2において帯状領域RWとこの領域RWに対して下側の領域とが連続している。
第一のカット部C1よりも第二のカット部C2のほうが長い寸法で切り込まれている。このように切り込まれた寸法の長短を切取部41,42に設定することで、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度が抑えられる。たとえば、第一のカット部C1が2[mm]の寸法で切り込まれ、第二のカット部C2が4[mm]の寸法で切り込まれる。
ここでは、第一の非カット部U1と第二の非カット部U2とが同等の寸法で切り残されている。たとえば、非カット部U1,U2が1[mm]の寸法で切り残されている。
ただし、第一の非カット部U1よりも第二の非カット部U2のほうが短い寸法で切り残されていてもよい。このように切り残された寸法の長短を切取部41,42に設定することによっても、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度が抑えられる。
さらに、本開封構造4には、下記のテーパー部43や持手部44が設けられている。
・テーパー部43:上下方向の寸法が左右方向中央側へ向かうほど小さくなる部位
・ 持手部44 :開封構造4の切取時の摘ままれる部位
テーパー部43は、帯状領域RWの左側(長手方向一側)において、左右方向中央側へ向かうほど上下方向の寸法が小さくなるテーパー形状の部位である。敷衍して言えば、帯状領域RWの右端(長手方向他端)のほうが左端(長手方向一端)よりも上下方向の寸法が小さく設定されている。
このように左右非対称な帯状領域RWを形成するテーパー部43の設けられた開封構造4は、帯状領域RWの左側が右側よりも大きく形成されている。そのため、帯状領域RWの左側に右側よりも大きな領域(いわば「包装体のユーザにとって摘まみやすい領域」)が確保され、帯状領域RWの切取方向が左方から右方へ向かう方向に設定される。さらに、上記のテーパー部43が設けられることにより、帯状領域RWの切取方向が下方へ向けて傾斜した方向になりやすい。
持手部44は、開放側を左右方向中央に向けたコの字形状の連続した切込線Lで囲繞された部位である。すなわち、持手部44は、帯状領域RWの左右端部(長手方向端部)のそれぞれに設けられ、第一切取部41と第二切取部42とを結ぶ連続した切込線Lで上側(巾方向一側)および下側(巾方向他側)ならびに左右端部(長手方向端部)の三方が囲繞された部位である。
上記の持手部44に対して左右のそれぞれには、持手部44を左右反転させた形状に切り込まれた補助持手部45も設けられている。
そのほか、帯状領域RWに対して左右に不感領域ROが設けられている。不感領域ROは、帯状領域RWと舌片2の左右端縁との左右方向中間(包装体の端縁との間)に位置する。
この不感領域ROは、帯状領域RWよりも切り取りにくく設けられている。具体的に言えば、第一切取部41を仮想的に延長した線状のミシン目46が不感領域ROに設けられている。このミシン目46は、切取部41,42よりも切り込まれた寸法が小さく設定され、切り残された寸法が大きく設定されている。たとえば、ミシン目46のカット部が1[mm]の寸法で切り込まれ、ミシン目46の非カット部が4[mm]の寸法で切り残されている。
このようにして、不感領域ROの破断強度が切取部41,42の破断強度よりも大きく設定されている。
なお、上記の開封構造4における帯状領域RWおよび不感領域ROの一部には、前面部13Fに対面する表面のうち、図5に網点を付して示す領域に接着剤あるいは粘着剤による貼付を防止する剥離紙が積層されている。
[2.作用および効果]
本実施形態は、上述のように構成されるため、下記のような作用および効果を得ることができる。
本項目[2]では、包装体を小項目[2−1]で説明し、開封構造4を小項目[2−2]で説明する。
[2−1.包装体]
(1)本実施形態の包装体によれば、ガゼット袋1の非収容領域R2に対して外側に、収容領域R1の胴囲よりも小さい周長であって非収容領域R2の胴囲よりも大きい周長のバンド3が巻回されている。このことから、ティシュペーパ9の包装容器としてガゼット袋1を使用する場合に、折り畳まれたマチ面部14の展開をバンド3で制限することができる。そのため、ティシュペーパ9の取出口がバンド3で適切に絞られ、延出した状態のティシュペーパ9を保持することができる。
さらに、ティシュペーパ9の残量が減少した場合には、立面部12を折り返すことで、ティシュペーパ9を取り出し可能な位置にティシュペーパ9の取出口を下方へ移動させることができる。このとき、ガゼット袋1や舌片2にバンド3が固定されておらず、ガゼット袋1や舌片2に対してバンド3の上下方向位置が調節自在であることから、下方へ移動した取出口をバンド3で調節することができる。このようにして、ティシュペーパ9が取り出される箇所の上下方向位置によらず、ティシュペーパ9の取出口が過剰に大きくなるのをバンド3で抑えることができる。
よって、包装体のユーザビリティを高めることができる。
(2)バンド3が非収容領域R2の外側で二重に巻回されていることから、一重に巻回されたバンドと比較して全長が長い。そのため、バンド3とガゼット袋1との接触箇所や摩擦力を確保することができ、ティシュペーパ9の取出口を拡げたり狭めたりする調節代を確保することもできる。よって、ティシュペーパ9の取出口に対するバンド3による調節の安定性を向上させることができ、調節の範囲を拡充することもできる。この点からも、包装体のユーザビリティを高めることができる。
(3)バンド3が丸紐状であれば、平帯状のバンドよりもガゼット袋1に対する引っ掛かりが抑えられ、上下方向位置の変更が容易となる。この点からも、包装体のユーザビリティを高めることができる。
(4)ガゼット袋1,舌片2,バンド3の全てが紙製であることから、包装体を部位ごとに分解することなく可燃ゴミとして廃棄することができ、包装体の易廃棄性を確保することができる。ガゼット袋1,舌片2,バンド3が紙製の包装体は、箱ティシュのようにティシュペーパの取出口にプラスチック製のフィルムが設けられた包装体と比較すれば、プラスチックの廃棄物を削減(いわゆる「脱プラ」)することができ、古紙の回収に供することもできる。よって、環境負荷を低減させることができる。
(5)さらに、ガゼット袋1および舌片2にクラフト紙が用いられていることから、ガゼット袋および舌片に上質紙が用いられた包装体と比較して、環境負荷の低減に資する。
更に言えば、クラフト紙製の包装体からそのままティシュペーパ9が取り出せることで、インテリアになじむデザインを提供することができ、エコロジー思想をもつユーザや暮らしになじむデザインを嗜好するユーザに対して包装体を訴求することができる。
(6)ガゼット袋1から延出した舌片2が主面部13に貼り付けられることから、ティシュペーパ9を収容した包装体を封緘することができる。
さらに、主面部13に舌片2が貼り付けられることにより、収容領域R1と非収容領域R2との間で左右方向に連通したトンネル状の空間Sにバンド3が挿通される。そのため、バンド3で舌片2の貼り付けられたガゼット袋1を吊り下げることができ、包装体の持ち運びに供する提げ手としてバンド3を利用することができる。
(7)主面部13において舌片2の貼り付けられる貼付部15には、貼付性の低下を抑制する加工が施されている。そのため、主面部13に舌片2を確実に貼り付けることができる。貼付部15においてニスの塗布やサイズ剤の含浸といった貼付性の低下を招くおそれのある加工が施されていたとしても、貼付部15に対する舌片2の貼付性を確保することができる。
(8)開封された包装体の使用方法を表示する取説部16が非収容領域R2の外側に配置されているため、開封された包装体の立面部12が下方へ折り返されると、立面部12の折り返された部分で取説部16が被覆される。このようにして包装体の使用時には取説部16が隠れることで、使用している包装体の外観が取説部16によって低下するのを抑えることができる。
この取説部16は、前面部13Fにおいて舌片2の貼り付けられる貼付部15に対して開口1O側に配置されていることから、開封前の包装体において非収容領域R2の前面部13Fや後面部13Bで被覆される。このように開封前の包装体に取説部16が露出しないことで、未開封の包装体の外観が取説部16によって低下するのも抑えられる。
なお、開封される前の包装体において取説部16が露出している場合には、開封前から包装体の使用方法をユーザに表示することができる。
(9)左右方向の寸法よりも上下方向の寸法のほうが大きいサイズのティシュペーパ9がガゼット袋1に収容されるため、包装体に大容量のティシュペーパ9が収容される。このことから、五個パックあるいは二個パックといった複数が一セットになって販売されている箱ティシュに相当する容量のティシュペーパ9を収容した包装体を、箱ティシュを一セットにする外装フィルムを用いることなく提供することができる。そのため、プラスチックの廃棄物を削減することができ、環境負荷を低減させることができる。
[2−2.開封構造]
(1)本実施形態の開封構造4によれば、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度が小さく設定されている。このことから、第一切取部41から第二切取部42へ向かう方向へ傾斜した方向に帯状領域RWが切取部41,42で切り取られるときに、第一切取部41だけでなく第二切取部42も良好に破断させることができる。
詳細に言えば、第一切取部41よりも第二切取部42に小さな破断力が印加される場合には、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度が抑えられているため、第一切取部41に印加される破断力よりも小さな破断力で第二切取部42を切り取ることができる。また、破断力の印加方向が第一切取部41の延在方向に対する交差角度よりも第二切取部42の延在方向に対する交差角度のほうが大きい場合には、第一切取部41の延在方向に沿って印加される破断力よりも第二切取部42の延在方向に沿って印加される破断力のほうが小さくなる傾向にある。このように第二切取部42に印加される破断力が小さかったとしても、第二切取部42の破断強度が抑えられているため、第二切取部42に沿って良好に破断させることができる。
よって、開封構造4の破断不良を抑えることができる。
(2)第一のカット部C1よりも第二のカット部C2のほうが長い寸法で切り込まれている。このようにカット部C1,C2が切り込まれた寸法の長短によって、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度を抑えることができる。
(3)第一の非カット部U1よりも第二の非カット部U2のほうが短い寸法で切り残されていれば、非カット部U1,U2が切り残された寸法の長短によって、第一切取部41よりも第二切取部42の破断強度を抑えることができる。
(4)帯状領域RWの左側において左右方向中央側へ向かうほど上下方向の寸法が小さくなるテーパー部43によって、帯状領域RWの切取方向が下方へ向けて傾斜した方向になりやすい。このような切取方向の開封構造4に対して破断強度の大小が設定された切取部41,42が設けられることで、開封構造4の破断不良を効率よく抑えられる。
(5)帯状領域RWの右端のほうが左端よりも上下方向の寸法が小さく設定されることで、帯状領域RWの右側が不意に破断するのを抑えることができ、帯状領域RWの左側を意図した切取操作で破断させやすくすることができる。
(6)切込線Lで帯状領域RWの上側および下側ならびに左右端部の三方が囲繞された持手部44が設けられるため、開封構造4の帯状領域RWが切り取られるときにユーザが持手部44を摘まむことができる。よって、帯状領域RWを切り取る作業性が向上する。
持手部44に対して左右のそれぞれには、持手部44を左右反転させた形状に切り込まれた補助持手部45も設けられることから、補助持手部45を摘まんで不感領域ROを切り取る作業性を高めることもできる。
(7)帯状領域RWと舌片2の左右端縁との間に設けられた不感領域ROの破断強度が切取部41,42の破断強度よりも大きく設定されていることから、開封構造4の意図しない破断を抑えることができる。たとえば、包装体の提げ手としてバンド3が利用されているときに、位置のズレたバンド3によって開封構造4の後側(いわば「ウラ側」)から前側(いわば「オモテ側」)へ向けて領域RW,ROが押圧されたとしても、不感領域ROでの破断が抑えられる。延いては、持ち運ばれている包装体においてガゼット袋1および舌片2のバンド3からの脱離を抑制することができる。
[II.変形例]
上述の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
以下、包装体の変形例を項目[1]で述べ、開封構造の変形例を項目[2]で述べる。
[1.包装体]
バンドは、丸紐状に限らず平帯状であってもよく、二重に巻回された形態に限らず一重に巻回されていてもよいし三重以上の多重に巻回されていてもよい。バンドが平帯状であれば、丸帯状のバンドと比較して、ガゼット袋に対する接触面積や摩擦力が確保され、ティシュペーパの取出口の絞られた状態を安定して保持することができる。バンドが一重に巻回されていれば、二重以上の多重に巻回されたバンドと比較して、バンドに用いられる資材が低減し、包装体の資材コストの低減や重量を軽減させることができる。一方、バンドが三重に巻回されていれば、ガゼット袋1に対する接触箇所や摩擦力を一層確保することができ、ティシュペーパの取出口の調節代を更に拡充することができる。
バンドは、紙製に限らず、ゴム製,樹脂製,金属製といったさまざまな材料から製造されたものであってもよい。バンドに用いられる材料によって、バンドの強度,触感,耐久性といった種々の機能性を高めることができる。
ガゼット袋に収容されたティシュペーパの寸法は、左右方向の寸法よりも上下方向の寸法のほうが大きいサイズに限らず、任意の寸法を採用することができる。たとえば、一箱分の箱ティシュに収容されたティシュペーパに相当する量のティシュペーパがガゼット袋に収容されていてもよい。
包装体には、少なくともガゼット袋およびバンドが設けられていればよく、舌片を省略してもよい。この場合には、包装体の封緘性が低下しうるものの、包装体を簡素な構成とすることができ、資材コストの低減や重量の軽減に寄与する。
また、貼付部における貼付性の低下を抑制する加工や取説部を省略してもよい。この場合にも、包装体を簡素な構成とすることができ、製造コストの低減に寄与する。
[2.開封構造]
第一切取部および第二切取部には、カット部や非カット部でミシン目の設けられた形態に限らず、舌片(包装体)の厚み方向における一部が切り込まれたカット形態(いわゆる「ハーフカット」)が採用されていてもよい。この場合には、第一切取部よりも第二切取部における厚み方向の切り込み深さを大きくすることで、破断強度の大小を設定することができる。
第一切取部の非カット部よりも第二切取部の非カット部のようが短い寸法であれば、第一切取部のカット部と第二切取部のカット部とが同等の寸法であってもよい。このようにカット部および非カット部の何れか一方が同等の寸法であったとしても、第一切取部および第二切取部の破断強度を相違させることができる。
テーパー部や持手部は、省略してもよい。テーパー部や持手部が省略された場合には、開封構造を簡素な構成とすることができる。さらに、テーパー部が省略された場合には、上下方向(巾方向)の寸法が一定の帯状領域が設けられ、開封構造の切取方向を左方から右方へ向かう方向と右方から左方へ向かう方向との二方向に切り取りやすさの異方性をなくすことができる。このようにして切取方向の等方性をもたせたユニバーサルデザインを開封構造に採用してもよい。
不感領域も省略すれば、開封構造を簡素な構成とすることができるうえに、開封性を高めることができる。
そのほか、開封構造が左右方向に対称に形成されていてもよい。たとえば、左右のそれぞれにテーパー部が設けられていてもよい。このようにシンメトリーなデザインを開封構造に採用することで、開封構造のデザイン性を高めることに寄与する。
1 ガゼット袋
11 底面部
12 立面部
13 主面部
13F 前面部
13B 後面部
14 マチ面部
14L 左面部
14R 右面部
15 貼付部
16 取説部
17 デザイン
1O 開口
2 舌片
21 重合部
22 延出部
3 バンド
4 開封構造
41 第一切取部
42 第二切取部
43 テーパー部
44 持手部
45 補助持手部
9 ティシュペーパ
C1,C2 カット部
R1 収容領域
R2 非収容領域
RW 帯状領域
RO 不感領域
S 空間
L 切込線
U1,U2 非カット部

Claims (7)

  1. 包装体における帯状領域を切り取って開封するための開封構造であって、
    前記帯状領域において巾方向一側の端縁に沿って延設された第一切取部と、
    前記帯状領域において巾方向他側の端縁に沿って延設された第二切取部と、を備え、
    前記第一切取部および前記第二切取部の延設された方向に沿う方向であって前記第一切取部から前記第二切取部へ向かう方向が前記帯状領域の切り取られる方向として設定され、
    前記第一切取部は、前記切り取られる方向に前記帯状領域が切り取られる場合に巾方向一側の前記端縁に沿って切り取られるように破断強度が設定され、
    前記第二切取部は、前記切り取られる方向に前記帯状領域が切り取られる場合に巾方向他側の前記端縁に沿って切り取られるように破断強度が設定されるとともに前記第一切取部よりも破断強度が小さく設定され、
    前記包装体の端縁と前記帯状領域との間に前記第一切取部および前記第二切取部よりも破断強度が大きく設定された不感領域が設けられた
    ことを特徴とする開封構造。
  2. 前記第一切取部には、断続的に切り込まれた第一のカット部が設けられ、
    前記第二切取部には、前記第一のカット部よりも長い寸法で断続的に切り込まれた第二のカット部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の開封構造。
  3. 前記第一切取部には、断続的に切り込まれたカット部どうしの間に第一の非カット部が間欠的に設けられ、
    前記第二切取部には、断続的に切り込まれたカット部どうしの間に前記第一の非カット部よりも短い寸法の第二の非カット部が間欠的に設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の開封構造。
  4. 前記帯状領域の長手方向一側に設けられ、前記帯状領域の長手方向中央側へ向かうほど巾方向の寸法が小さくなるテーパー部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の開封構造。
  5. 前記帯状領域の長手方向一端よりも長手方向他端のほうが巾方向の寸法が小さく設定された
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の開封構造。
  6. 前記帯状領域に設けられ、前記第一切取部と前記第二切取部とを結ぶ連続した切込線で巾方向一側および巾方向他側ならびに長手方向端部の三方が囲繞された持手部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の開封構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の開封構造と、
    開口を有する袋と、
    前記開口の一側で前記袋から延出し、前記袋に貼り付けられ、前記開封構造の設けられた舌片と、を備えた
    ことを特徴とする包装体。
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