JP5308710B2 - 音響反射板装置及びその折畳み方法 - Google Patents

音響反射板装置及びその折畳み方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5308710B2
JP5308710B2 JP2008128321A JP2008128321A JP5308710B2 JP 5308710 B2 JP5308710 B2 JP 5308710B2 JP 2008128321 A JP2008128321 A JP 2008128321A JP 2008128321 A JP2008128321 A JP 2008128321A JP 5308710 B2 JP5308710 B2 JP 5308710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
reflector
main frame
subframe
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008128321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009273695A (ja
Inventor
昌三 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd
Priority to JP2008128321A priority Critical patent/JP5308710B2/ja
Publication of JP2009273695A publication Critical patent/JP2009273695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308710B2 publication Critical patent/JP5308710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、多目的ホール等の舞台上で音響を改善する音響反射板装置に関し、特に、舞台上を移動可能な折り畳み式の音響反射板装置に関する。
従来より、多目的ホールや劇場等では、演劇や音楽演奏等、様々な催し物が行われている。特に、クラシックコンサートを開催する場合においては、音質が重要視されるので、舞台上に音響反射板装置を配置する場合が多い。
この音響反射板装置は、使用しない場合には、他の催し物が行われる際に不都合が生じてしまうので、できるだけ小さくして舞台奥側の保管場所に収納しておく必要がある。したがって、従来より、収納時のサイズを小さくするために、様々な構成が採用されている。
一般的な音響反射板装置として、複数(通常は3個程度)の門型形状の音響反射板を入れ子状に配置したものがある。この音響反射板装置は、使用する際には、各門型形状の音響反射板を舞台床面上に設けられた走行レール上を走行させて所定の位置に配置するようになっている。また、この音響反射板装置は、収納する際には、各門形形状の音響反射板を入れ子状に重ねた状態で、舞台奥側の保管場所に収納される。
しかしながら、このような音響反射板装置の場合には、舞台床面に音響反射板の重量に耐える鉄製の走行レールを設けなければならず、舞台を使用する際に、走行レールが邪魔になってしまうという問題があった。
また、別の例として、舞台床面に掘り込み状の溝を形成し、この溝の中に走行レールを設け、舞台で催し物を行う際には、この走行レールを蓋で覆うような構成も実施されている。
しかしながら、このような音響反射板装置の場合には、音響反射板を移動させる際に、走行レール上に配置される蓋を取外す作業が必要となるので、音響反射板装置の設置に手間がかかるという問題があった。
特許文献1は、上述の問題を解決するために提案されたものである。この特許文献1では、舞台の天井に一対の天井レール14を設け、複数の門型形状の音響反射板11,12,13を一対の天井レール14に移動可能に懸垂させている。複数の門型形状の音響反射板11,12,13は、互いに重なるように入れ子状に構成されており、収納する際には、各門形形状の音響反射板11,12,13を入れ子状に重ねた状態で、舞台奥側の保管場所に収納される。このように、特許文献1では、上述の従来例のように舞台床面に走行レールを設ける必要がなくなり、舞台を使用する際に走行レールが邪魔になるようなことがない。
一方、舞台上で行われる演奏は、100人を超えるオーケストラから、少人数の演奏やソロ演奏等、様々な演奏形態があり、音響反射板装置の構成もその演奏形態に合わせて変化させたいという要望がある。
特許第3886083号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、舞台袖方向(舞台左右方向)の長さが固定された門型形状の音響反射板を使用しているので、舞台袖方向の長さを変更することができない。また、特許文献1の構成では、門型形状の音響反射板を舞台客席側から舞台奥側に向かう方向(舞台前後方向)には移動可能であるが、舞台前後方向の長さを変更しようとすると、各音響反射板が入れ子状に重なるような構成となっているので、音響反射板で形成される内側の表面に段差が生じたり、各門型形状の音響反射板の間に隙間が生じてしまうという問題があった。
加えて、特許文献1の構成では、音響反射板を入れ子状に重ねて収納した際に、音響反射板装置を3分割した長さまでしか小さくすることができないので、音響反射板装置の保管場所として、舞台奥側にかなりのスペースを確保しなければならなかった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用する際には、様々な演奏形態に合わせて舞台前後方向及び舞台袖方向の長さを変更でき、収納する際には、よりコンパクトに折畳むことができる音響反射板装置及びその折畳み方法を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、請求項1の本発明では、舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の走行レールと、該一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、前記一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成され、前記メインフレームに対して舞台奥側に配置されているサブフレームと、前記サブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームに回動可能に取付けられている天井反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部に取付けられている一対の側面反射板であって、該側面反射板の舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記サブフレームに取付けられることにより前記サブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記サブフレームに取付けられている正面反射板とを備えている。
請求項2の本発明では、前記走行レールが、一対の第1の走行レールと、該一対の第1の走行レールの外側に配置されている第2の走行レールとから構成され、前記メインフレームが、前記第1の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記サブフレームが、前記メインフレームより低い位置で前記第2の走行レールを架け渡すように形成されるとともに前記第2の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記メインフレームが、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有するように形成され、前記側面反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記天井反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に取付けられている。
請求項3の本発明では、前記第1の移動機構が、前記側面反射板の舞台客席側の端部を前記メインフレームに沿って移動させる第1の駆動機構を備え、前記第2の移動機構が、前記側面反射板の舞台奥側の端部を前記サブフレームに沿って移動させる第2の駆動機構を備え、前記第1の駆動機構及び前記第2の駆動機構が、前記側面反射板の移動を制御する移動制御手段で制御されるように構成されている。
請求項4の本発明では、前記サブフレームが、第1のサブフレームと、該第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームとから構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記第1のサブフレームに取付けられ、前記正面反射板の前記上端部が前記第2のサブフレームに取付けられている。
請求項5の本発明では、舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第1の走行レールと、 前記舞台の前記天井面に敷設されるとともに前記一対の第1の走行レールの外側に配置され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第2の走行レールと、前記一対の第1の走行レール間を架け渡すように形成され、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有し、前記第1の走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成されている第1のサブフレームと、前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成され、前記第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームと、前記第1のサブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に回動可能に取付けられている天井反射板と、前記舞台に対して垂直に起立し、舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記第1のサブフレームに取付けられることにより前記第1のサブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記第2のサブフレームに取付けられている正面反射板とを備えている音響反射板装置の折畳み方法であって、前記第2のサブフレームを前記第2の走行レールに沿って前記第1のサブフレームの位置まで移動させ、前記正面反射板を前記天井反射板の下方の位置に配置するステップと、前記側面反射板を前記第1の回動軸を中心に回動させながら、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを一体にして前記第2の走行レールを移動させるステップと、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを前記メインフレームの下方の位置まで移動することにより、前記側面反射板と前記正面反射板とを前記メインフレームの下方に配置するとともに前記天井反射板を前記メインフレームに対して垂直となる位置まで回動させるステップとを含む。
上述の如く、本発明によれば、舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の走行レールと、該一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、前記一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成され、前記メインフレームに対して舞台奥側に配置されているサブフレームと、前記サブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームに回動可能に取付けられている天井反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部に取付けられている一対の側面反射板であって、該側面反射板の舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記サブフレームに取付けられることにより前記サブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記サブフレームに取付けられている正面反射板とを備えているので、側面反射板の角度を調整したり、一対の側面反射板間の長さを変更することができる。この際、天井反射板の角度及び正面反射板の位置も同時に変更されることになり、その結果、音響反射板装置全体の舞台前後方向の長さ及び舞台袖方向の長さを変更することができる。
例えば、サブフレームを走行レールに沿って舞台客席側に向かって移動させるとともに側面反射板の舞台奥側の端部をサブフレームに沿って内側に移動させることにより、側面反射板を第1の回動軸を中心に回動させながら正面反射板を舞台客席側に移動させることができる。これにより、音響反射板装置の奥行きの長さを変更することができる。
また、側面反射板の舞台客席側の端部をメインフレームに沿って内側に移動させるとともに側面反射板の舞台奥側の端部をサブフレームに沿って内側に移動させることにより、音響反射板装置の舞台前後方向の長さを変えることなく、音響反射板装置の舞台袖方向の長さのみを変更することができる。
更に、本発明によれば、前記走行レールが、一対の第1の走行レールと、該一対の第1の走行レールの外側に配置されている第2の走行レールとから構成され、前記メインフレームが、前記第1の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記サブフレームが、前記メインフレームより低い位置で前記第2の走行レールを架け渡すように形成されるとともに前記第2の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記メインフレームが、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有するように形成され、前記側面反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記天井反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に取付けられているので、音響反射板装置を折畳む際には、サブフレームを第2の走行レールに沿って舞台客席側へ向かって移動し、サブフレームをメインフレームの下方に位置するように配置することができる。この際、側面反射板は、第1の回動軸を中心に回動しながら折畳まれ、メインフレームの下方に位置することになる。一方、正面反射板は、サブフレームとともにメインフレームの下方に位置することになる。そして、天井反射板は、サブフレームが舞台客席側に向かって移動するにしたがって下方に向かって回動し、メインフレームに対して垂直となる位置まで回動することになる。
上述の従来の門型形状の音響反射板では、音響反射板を入れ子状に重ねるので、収納する際には、音響反射板装置を分割された幅の長さまでにしか小さくすることができなかったが、本発明によれば、音響反射板装置を折畳む際には、メインフレームの下方に側面反射板と正面反射板とが位置して、天井反射板がメインフレームに対して垂直となる位置まで折畳まれるので、メインフレームの舞台前後方向の幅に全ての反射板が収まることになり、従来に比べて音響反射板装置をよりコンパクトに折畳むことができる。
更に、本発明によれば、前記第1の移動機構が、前記側面反射板の舞台客席側の端部を前記メインフレームに沿って移動させる第1の駆動機構を備え、前記第2の移動機構が、前記側面反射板の舞台奥側の端部を前記サブフレームに沿って移動させる第2の駆動機構を備え、前記第1の駆動機構及び前記第2の駆動機構が、前記側面反射板の移動を制御する移動制御手段で制御されるように構成されているので、側面反射板の舞台客席側の端部をメインフレーム沿って自動的に移動させることができ、また、側面反射板の舞台奥側の端部もサブフレームに沿って自動的に移動させることができる。これにより、手動等で側面反射板の移動を行う場合に比べて、側面反射板の移動や角度の調整が容易になる。
更に、本発明によれば、前記サブフレームが、第1のサブフレームと、該第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームとから構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記第1のサブフレームに取付けられ、前記正面反射板の前記上端部が前記第2のサブフレームに取付けられているので、第2のサブフレームを第2の走行レールに沿って舞台奥側に移動させることにより正面反射板のみを舞台奥側に移動することができる。これにより、正面反射板を音響反射板装置から離れた位置に移動し、通常の正面反射板の位置にスクリーン等を代わりに配置することで、観客に映像を見せるような催し物を行う際にも、映像を見せつつ音響の改善を行うことができる。
更に、本発明によれば、舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第1の走行レールと、 前記舞台の前記天井面に敷設されるとともに前記一対の第1の走行レールの外側に配置され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第2の走行レールと、前記一対の第1の走行レール間を架け渡すように形成され、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有し、前記第1の走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成されている第1のサブフレームと、前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成され、前記第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームと、前記第1のサブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に回動可能に取付けられている天井反射板と、前記舞台に対して垂直に起立し、舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記第1のサブフレームに取付けられることにより前記第1のサブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記第2のサブフレームに取付けられている正面反射板とを備えている音響反射板装置の折畳み方法であって、前記第2のサブフレームを前記第2の走行レールに沿って前記第1のサブフレームの位置まで移動させ、前記正面反射板を前記天井反射板の下方の位置に配置するステップと、前記側面反射板を前記第1の回動軸を中心に回動させながら、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを一体にして前記第2の走行レールを移動させるステップと、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを前記メインフレームの下方の位置まで移動することにより、前記側面反射板と前記正面反射板とを前記メインフレームの下方に配置するとともに前記天井反射板を前記メインフレームに対して垂直となる位置まで回動させるステップとを含むので、メインフレームの舞台前後方向の幅に全ての反射板が収まることになり、従来に比べて音響反射板装置をよりコンパクトに折畳むことができる。また、第2のサブフレームを第1のサブフレームの位置まで移動させた後は、第1のサブフレームと第2のサブフレームを一体にして移動させればよいので、容易に音響反射板装置を折畳むことができる。
以下、本発明に係る音響反射板装置の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る音響反射板装置の分解斜視図を示した図である。なお、図1において、矢印Xの方向を舞台客席側とし、矢印Yの方向を舞台奥側とする。また、矢印Zの方向を舞台袖方向とする。
本発明の実施形態に係る音響反射板装置1は、多目的ホール等の舞台2上で使用されるものであり、天井反射板3と一対の側面反射板4と正面反射板5とにより客席側に向かって開口するような空間を形成し、クラシックコンサート等を行う際の音響を改善するものである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1において、天井反射板3は、舞台2の上方に配置されるものであり、矩形形状に形成されている。天井反射板3は、舞台客席側の端部3aに回動軸3bを有している。また、天井反射板3の下面には、舞台袖方向の両端部において舞台客席側から舞台奥側へ向かう方向(以下、舞台前後方向)に延在する一対のガイドレール3cが設けられている。
側面反射板4は、天井反射板3に対して舞台袖方向の両端部に配置されるものであり、上辺が舞台奥側に向かって下方に傾斜するような形状で形成されている。側面反射板4の舞台客席側の端部4aは、舞台2に対して垂直な第1の回動軸4bを有し、側面反射板4の舞台奥側の端部4cも、舞台2に対して垂直な第2の回動軸4dを有している。
また、正面反射板5は、側面反射板4に対して舞台奥側に配置されるものであり、矩形形状に形成されている。
本発明の実施形態に係る音響反射板装置1において、舞台2の天井面(図示せず)には、舞台前後方向に延在する一対の第1の走行レール6と、該第1の走行レール6の外側に配置され、舞台前後方向に延在する一対の第2の走行レール7とが敷設されている。
第1の走行レール6には、一対の第1の走行レール6間を架け渡すように形成されたメインフレーム8が取付けられている。メインフレーム8は、舞台前後方向に所定の幅を有する板状部8aと、該板状部8aの舞台袖方向の両端部から上方に延びる複数の支持部8bとから構成されている。また、メインフレーム8の支持部8bの上端部8cは、走行台車8dを備えており、メインフレーム8は、走行台車8dを介して第1の走行レール6に取付けられることにより第1の走行レール6に沿って移動可能に構成されている。そして、メインフレーム8の板状部8aの下面には、舞台袖方向の両端部において、舞台客席側の端縁部8eに沿うように一対の第1の移動機構8fが設けられている。
ここで、第1の移動機構8fは、側面反射板4の舞台客席側の端部4aをメインフレーム8に沿って移動させるものである。第1の移動機構8fは、例えば、スクリュージャッキのような構成であり、ネジ軸(図示せず)と、ネジ軸を移動するナット状部材(図示せず)とから構成されている。また、第1の移動機構8fは、ネジ軸を回転させナット状部材を移動せしめる第1の回転駆動モータ(第1の駆動機構(図示せず))を備えており、第1の回転駆動モータは、側面反射板4の移動を制御する移動制御手段9に制御されるようになっている。
第2の走行レール7には、一対の第2の走行レール7間を架け渡すように形成された第1のサブフレーム10と、一対の第2の走行レール7間を架け渡すように形成され、第1のサブフレーム10に対して舞台奥側に配置された第2のサブフレーム11とが取付けられている。
第1のサブフレーム10は、舞台袖方向に延びる水平部10aと、該水平部10aの舞台袖方向の両端部から上方に延びる一対の垂直部10bとからなるコ字状の形状を有している。なお、第1のサブフレーム10の水平部10aは、メインフレーム8の板状部8aよりも低い位置となるように形成されている。第1のサブフレーム10の垂直部10bの上端部10cは、走行台車10dを備えており、第1のサブフレーム10は、走行台車10dを介して第2の走行レール7に取付けられることにより第2の走行レール7に沿って移動可能に構成されている。また、第1のサブフレーム10の水平部10aには、各垂直部10bの近傍においてローラ10eが取付けられている。そして、第1のサブフレーム10の水平部10aの下面には、水平部10aの舞台袖方向の両端部から水平部10aに沿うように一対の第2の移動機構10fが設けられている。
ここで、第2の移動機構10fは、側面反射板4の舞台奥側の端部4cをメインフレーム8に沿って移動させるものである。第2の移動機構10fは、第1の移動機構8fと同様に、スクリュージャッキのような構成であり、ネジ軸(図示せず)と、ネジ軸を移動するナット状部材(図示せず)とから構成されている。第2の移動機構10fは、ネジ軸を回転させナット状部材を移動せしめる第2の回転駆動モータ(第2の駆動機構(図示せず))を備えており、第2の回転駆動モータは、側面反射板4の移動を制御する移動制御手段9に制御されるようになっている。
第2のサブフレーム11は、舞台袖方向に延びる水平部11aと、該水平部11aの舞台袖方向の両端部から上方に延びる一対の垂直部11bとからなるコ字状の形状を有している。なお、第2のサブフレーム11の水平部11aは、第1のサブフレーム10の水平部10aと略同じ高さとなるように形成されている。また、第2のサブフレーム11の垂直部11bの上端部11cは、走行台車11dを備えており、第2のサブフレーム11は、走行台車11dを介して第2の走行レール7に取付けられることにより第2の走行レール7に沿って移動可能に構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係る音響反射板装置において図1の各反射板が取付けられた状態を示した図である。
図2に示すように、天井反射板3は、回動軸3bがヒンジ機構12を介してメインフレーム8の舞台奥側の端縁部8gに回動可能に取付けられている。そして、天井反射板3は、第1のサブフレーム10のローラ10eが天井反射板3のガイドレール3cに当接するように第1のサブフレーム10上に載置されている。
以上の構成から、図3に示すように、天井反射板3は、第1のサブフレーム10が第2の走行レール7に沿って舞台客席側に移動する際には、ローラ10eがガイドレール3cに当接しながら、回動軸3bを中心に下方に回動するようになっている。また、天井反射板3は、第1のサブフレーム10が第2の走行レール7に沿って舞台奥側に移動する際には、ローラ10eがガイドレール3cに当接しながら、回動軸3bを中心に上方に回動するようになっている。
また、図2に示すように、側面反射板4の第1の回動軸4bは、第1の移動機構8fのナット状部材に回動可能に取付けられている。これにより、側面反射板4の舞台客席側の端部4aは、第1の回動軸4bを中心に回動するとともにメインフレーム8に沿って移動するようになっている。
また、側面反射板4の第2の回動軸4dは、第2の移動機構10fのナット状部材に回動可能に取付けられている。これにより、側面反射板4の舞台奥側の端部4cは、第2の回動軸4dを中心に回動するとともに第1のサブフレーム10に沿って移動するようになっている。
以上の構成から、図4に示すように、第1のサブフレーム10を第2の走行レール7に沿って舞台客席側に向かって移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、側面反射板4は第1の回動軸4bを中心に回転するようになっている。
また、図5に示すように、側面反射板4の舞台客席側の端部4aをメインフレーム8に沿って内側に移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、一対の側面反射板4の間の長さを変更できるようになっている。
図2に示すように、正面反射板5は、舞台2に対して垂直に起立するように、上端部が第2のサブフレーム11の水平部11aに取付けられている。
図6に示すように、正面反射板5は、第2のサブフレーム11が第2の走行レール7に沿って移動するに従って、舞台前後方向を移動するようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1において、演奏形態に合わせて変形させた各態様について説明する。
図7は、本実施形態の第1の態様を示しており、音響反射板装置の舞台前後方向の長さを小さく設定した態様を示している。
図7に示すように、音響反射板装置1において、第1のサブフレーム10を第2の走行レール7に沿って舞台客席側に向かって移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、一対の側面反射板4は第1の回動軸4bを中心に内側に向かって回動することになる。この際、第2のサブフレーム11も第1のサブフレーム10とともに第2の走行レール7に沿って舞台客席側に向かって移動させることにより、正面反射板5も舞台客席側に向かって移動することになる。一方、天井反射板3は、第1のサブフレーム10が第2の走行レール7に沿って舞台客席側に向かって移動するので、それにともなって下方に向かって回動することになる。以上のように、音響反射板装置1は、舞台前後方向の長さを変更できるようになっている。
また、図8は、本実施形態の第2の態様を示しており、音響反射板装置の舞台袖方向の長さを小さく設定した態様を示している。
図8に示すように、音響反射板装置1において、側面反射板4の舞台客席側の端部4aをメインフレーム8に沿って内側に移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、一対の側面反射板4は、回動することなく通常の傾斜角度を保った状態で、一対の側面反射板4の間の長さを変更できるようになっている。この際、第1のサブフレーム10及び第2のサブフレーム11は移動されないので、天井反射板3の位置と正面反射板5の位置は変更されない。以上のように、音響反射板装置1は、舞台前後方向の長さを変更することなく、舞台袖方向の長さのみを変更できるようになっている。
図9は、本実施形態の第3の態様を示しており、正面反射板を音響反射板装置から離れた位置に移動させた態様を示している。
図9に示すように、音響反射板装置1において、第2のサブフレーム11のみを舞台奥側に向かって第2の走行レール7に沿って移動させることにより、正面反射板5が音響反射板装置1から離れた位置に配置されている。この際、通常の正面反射板5の位置にスクリーン等を代わりに配置することで、観客に映像を見せるような催し物を行う際にも、映像を見せつつ音響の改善を行えるようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1の折畳み方法について説明する。図10は、本発明の実施形態に係る音響反射板装置を折畳んだ状態を示している。
本発明の実施形態に係る音響反射板装置1を折畳む場合には、まず、第2のサブフレーム11を第2の走行レール7に沿って第1のサブフレーム10の位置まで移動させ、正面反射板5を天井反射板3の下方に配置する。
次に、第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11とを一体にして第2の走行レール7を移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させる。この際、一対の側面反射板4は、それぞれ第1の回動軸4bを中心に回動することになる。
そして、図10に示すように、第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11とをメインフレーム8の下方の位置まで移動し、側面反射板4と正面反射板5とをメインフレーム8の下方に配置する。この際、天井反射板3は、メインフレーム8に対して垂直となる位置まで回動することになる。
以上により、音響反射板装置1の折畳みが完了することになる。
なお、音響反射板装置1は、その後、折畳んだ状態でメインフレーム8と第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11とを一体にして舞台奥側へ移動させることにより、舞台奥側の保管場所に収納することができる。
上述のように、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1によれば、舞台2の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第1の走行レール6と、舞台2の天井面に敷設されるとともに一対の第1の走行レール6の外側に配置され、舞台前後方向に延在するように設けられている一対の第2の走行レール7と、一対の第1の走行レール6間を架け渡すように形成され、第1の走行レール6に沿って走行可能に構成されているメインフレーム8と、一対の第2の走行レール7間をメインフレーム8より低い位置で架け渡すように形成され、第2の走行レール7に沿って走行可能に構成されている第1のサブフレーム10と、一対の第2の走行レール7間をメインフレーム8より低い位置で架け渡すように形成され、第2の走行レール7に沿って走行可能に構成され、第1のサブフレーム10に対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレーム11と、第1のサブフレーム10上に載置され、舞台客席側の端部3aがメインフレーム8に回動可能に取付けられている天井反射板3と、舞台2に対して垂直に起立するとともに、メインフレーム8の舞台袖方向の両端部に取付けられている一対の側面反射板4であって、側面反射板4の舞台客席側の端部4aが、舞台2に対して垂直な第1の回動軸4bを有し、側面反射板4の舞台客席側の端部4aは、第1の回動軸4bが第1の移動機構8fを介してメインフレーム8に取付けられることによりメインフレーム8に沿って移動可能に構成され、側面反射板4の舞台奥側の端部4cが、舞台2に対して垂直な第2の回動軸4dを有し、側面反射板4の舞台奥側の端部4cは、第2の回動軸4dが第2の移動機構10fを介して第1のサブフレーム10に取付けられることにより第1のサブフレーム10に沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板4と、舞台2に対して垂直に起立するとともに、上端部5aが第2のサブフレーム11に取付けられている正面反射板5とを備えているので、側面反射板4の角度を調整したり、一対の側面反射板4間の長さを変更することができる。この際、天井反射板3の角度及び正面反射板5の位置も同時に変更されることになり、その結果、音響反射板装置1全体の舞台前後方向の長さ及び舞台袖方向の長さを変更することができる。
例えば、第1のサブフレーム10及び第2のサブフレーム11を第2の走行レール7に沿って舞台客席側に向かって移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、音響反射板装置1の奥行きの長さを変更することができる。また、側面反射板4の舞台客席側の端部4aをメインフレーム8に沿って内側に移動させるとともに側面反射板4の舞台奥側の端部4cを第1のサブフレーム10に沿って内側に移動させることにより、音響反射板装置1の舞台前後方向の長さを変えることなく、音響反射板装置1の舞台袖方向の長さのみを変更することができる。
また、第2のサブフレーム11を第2の走行レール7に沿って舞台奥側に移動させることにより正面反射板5のみを舞台奥側に移動することができる。これにより、正面反射板5を音響反射板装置1から離れた位置に移動し、通常の正面反射板5の位置にスクリーン等を代わりに配置することで、観客に映像を見せるような催し物を行う際にも、映像を見せつつ音響の改善を行うことができる。
また、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1によれば、メインフレーム8が第1の走行レール6を走行可能に構成され、第1のサブフレーム10及び第2のサブフレーム11が第1の走行レール6に対して外側に配置された第2の走行レール7を走行可能に構成され、メインフレーム8が、舞台前後方向に所定の幅を有するように形成され、側面反射板4の舞台客席側の端部4aが、メインフレーム8の舞台袖方向の両端部で且つメインフレーム8の舞台客席側の端縁部8eに沿って設けられた第1の移動機構8fに取付けられ、天井反射板3の舞台客席側の端部3aが、メインフレーム8の舞台奥側の端縁部8gに取付けられているので、音響反射板装置1を折畳む際には、第1のサブフレーム10及び第2のサブフレーム11を第2の走行レール7に沿って舞台客席側へ向かって移動し、第1のサブフレーム10及び第2のサブフレーム11をメインフレーム8の下方に位置するように配置することができる。この際、側面反射板4は、第1の回動軸4bを中心に回動しながら折畳まれ、メインフレーム8の下方に位置することになる。一方、正面反射板5は、第2のサブフレーム11とともにメインフレーム8の下方に位置することになる。そして、天井反射板3は、第1のサブフレーム10が舞台客席側に向かって移動するにしたがって下方に向かって回動し、メインフレーム8に対して垂直となる位置まで回動することになる。
上述の従来の門型形状の音響反射板では、音響反射板を入れ子状に重ねるので、収納する際には、音響反射板装置を分割された幅の長さまでにしか小さくすることができなかったが、本発明によれば、収納する際には、メインフレーム8の下方に側面反射板4と正面反射板5とが位置して、天井反射板3がメインフレーム8に対して垂直となる位置まで折畳まれるので、メインフレーム8の幅の長さに全ての反射板3,4,5が収まることになり、従来に比べて音響反射板装置1をよりコンパクトに収納することができる。
また、本発明の実施形態に係る音響反射板装置1によれば、第1の移動機構8fが、ネジ軸と該ネジ軸を移動するナット状部材とから構成され、第1の移動機構8fは、ネジ軸を回転させナット状部材を移動せしめる第1の回転駆動モータを備え、第2の移動機構10fが、ネジ軸と該ネジ軸を移動するナット状部材とから構成され、第2の移動機構10fは、ネジ軸を回転させナット状部材を移動せしめる第2の回転駆動モータを備え、各回転駆動モータが、側面反射板4の移動を制御する移動制御手段9で制御されるように構成されているので、側面反射板4の舞台客席側の端部4aをメインフレーム8沿って自動的に移動させることができ、また、側面反射板4の舞台奥側の端部4cも第1のサブフレーム10に沿って自動的に移動させることができる。これにより、手動等で側面反射板4の移動を行う場合に比べて、側面反射板4の移動や角度の調整が容易になる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
本発明の実施形態では、映像を見せるような催し物を考慮して第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11を別個に構成しているが、音楽のみの催し物が行われるようなホールにおいては、第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11とを一体にして一つのサブフレームとしてもよい。
本発明の実施形態では、メインフレーム8と第1のサブフレーム10と第2のサブフレーム11とが、それぞれ走行台車8d,10d,11dを備え、第1の走行レール6或いは第2の走行レール7を走行可能に構成されているが、第1の走行レール6及び第2の走行レール7をH型鋼とし、走行台車8d,10d,11dを車輪とし、H形鋼に車輪が噛み合うような構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る音響反射板装置の分解斜視図を示した図である。 本発明の実施形態に係る音響反射板装置において図1の各構成要素が取付けられた状態を示した図であり、(a)が斜視図であり、(c)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台上方から見た図であり、(b)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台袖方向から見た図である。 本発明の実施形態に係る天井反射板が回動する過程を示した図である。 本発明の実施形態に係る一対の側面反射板が回動する過程を示した図であり、音響反射板装置の舞台前後方向の長さを変化させる場合の動きを示した図である。 本発明の実施形態に係る側面反射板が移動する過程を示した図であり、音響反射板装置の舞台袖方向の長さを変化させる場合の動きを示した図である。 本発明の実施形態に係る正面反射板が移動する過程を示した図である。 本発明の実施形態に係る音響反射板装置における第1の態様を示した図であり、(a)が斜視図であり、(c)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台上方から見た図であり、(b)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台袖方向から見た図である。 本発明の実施形態に係る音響反射板装置における第2の態様を示した図であり、(a)が斜視図であり、(c)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台上方から見た図であり、(b)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台袖方向から見た図である。 本発明の実施形態に係る音響反射板装置における第3の態様を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る音響反射板装置を折畳んだ状態の図であり、(a)が斜視図であり、(c)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台上方から見た図であり、(b)は(a)の音響反射板装置の断面図であって舞台袖方向から見た図である。
符号の説明
1 音響反射板装置
2 舞台
3 天井反射板
3a 天井反射板の舞台客席側の端部
3b 天井反射板の回動軸
4 側面反射板
4a 側面反射板の舞台客席側の端部
4b 側面反射板の第1の回動軸
4c 側面反射板の舞台奥側の端部
4d 側面反射板の第2の回動軸
5 正面反射板
6 第1の走行レール
7 第2の走行レール
8 メインフレーム
8a 板状部
8b 支持部
8c 支持部の上端部
8d 走行台車
8e メインフレームの舞台客席側の端縁部
8f 第1の移動機構
8g メインフレームの舞台奥側の端縁部
9 移動制御手段
10 第1のサブフレーム
10a 第1のサブフレームの水平部
10b 第1のサブフレームの垂直部
10c 垂直部の上端部
10d 走行台車
10e ローラ
10f 第2の移動機構
11 第2のサブフレーム
11a 第2のサブフレームの水平部
11b 第2のサブフレームの垂直部
11c 垂直部の上端部
11d 走行台車
12 ヒンジ機構

Claims (5)

  1. 舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の走行レールと、
    該一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、
    前記一対の走行レール間を架け渡すように形成され、前記走行レールに沿って走行可能に構成され、前記メインフレームに対して舞台奥側に配置されているサブフレームと、
    前記サブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームに回動可能に取付けられている天井反射板と、
    前記舞台に対して垂直に起立するとともに、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部に取付けられている一対の側面反射板であって、該側面反射板の舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記側面反射板の舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記サブフレームに取付けられることにより前記サブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、
    前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記サブフレームに取付けられている正面反射板と
    を備えていることを特徴とする音響反射板装置。
  2. 前記走行レールが、一対の第1の走行レールと、該一対の第1の走行レールの外側に配置されている第2の走行レールとから構成され、前記メインフレームが、前記第1の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記サブフレームが、前記メインフレームより低い位置で前記第2の走行レールを架け渡すように形成されるとともに前記第2の走行レールに沿って走行可能に取付けられ、前記メインフレームが、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有するように形成され、前記側面反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記天井反射板の舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の音響反射板装置。
  3. 前記第1の移動機構が、前記側面反射板の舞台客席側の端部を前記メインフレームに沿って移動させる第1の駆動機構を備え、前記第2の移動機構が、前記側面反射板の舞台奥側の端部を前記サブフレームに沿って移動させる第2の駆動機構を備え、前記第1の駆動機構及び前記第2の駆動機構が、前記側面反射板の移動を制御する移動制御手段で制御されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の音響反射板装置。
  4. 前記サブフレームが、第1のサブフレームと、該第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームとから構成され、前記側面反射板の舞台奥側の端部が、前記第1のサブフレームに取付けられ、前記正面反射板の前記上端部が前記第2のサブフレームに取付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の音響反射板装置。
  5. 舞台の天井面に敷設され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第1の走行レールと、
    前記舞台の前記天井面に敷設されるとともに前記一対の第1の走行レールの外側に配置され、舞台客席側から舞台奥側に向かって延在するように設けられている一対の第2の走行レールと、
    前記一対の第1の走行レール間を架け渡すように形成され、舞台客席側から舞台奥側に向かう方向に所定の幅を有し、前記第1の走行レールに沿って走行可能に構成されているメインフレームと、
    前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成されている第1のサブフレームと、
    前記一対の第2の走行レール間を前記メインフレームより低い位置で架け渡すように形成され、前記第2の走行レールに沿って走行可能に構成され、前記第1のサブフレームに対して舞台奥側に配置されている第2のサブフレームと、
    前記第1のサブフレーム上に載置され、舞台客席側の端部が前記メインフレームの舞台奥側の端縁部に回動可能に取付けられている天井反射板と、
    前記舞台に対して垂直に起立し、舞台客席側の端部が、前記舞台に対して垂直な第1の回動軸を有し、舞台客席側の端部が、前記メインフレームの舞台袖方向の両端部で且つ前記メインフレームの舞台客席側の端縁部に取付けられ、前記舞台客席側の端部は、前記第1の回動軸が第1の移動機構を介して前記メインフレームに取付けられることにより前記メインフレームに沿って移動可能に構成され、舞台奥側の端部が、前記舞台に対して垂直な第2の回動軸を有し、前記舞台奥側の端部は、前記第2の回動軸が第2の移動機構を介して前記第1のサブフレームに取付けられることにより前記第1のサブフレームに沿って移動可能に構成されている、一対の側面反射板と、
    前記舞台に対して垂直に起立するとともに、上端部が前記第2のサブフレームに取付けられている正面反射板とを備えている音響反射板装置の折畳み方法であって、
    前記第2のサブフレームを前記第2の走行レールに沿って前記第1のサブフレームの位置まで移動させ、前記正面反射板を前記天井反射板の下方の位置に配置するステップと、
    前記側面反射板を前記第1の回動軸を中心に回動させながら、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを一体にして前記第2の走行レールを移動させるステップと、
    前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームとを前記メインフレームの下方の位置まで移動することにより、前記側面反射板と前記正面反射板とを前記メインフレームの下方に配置するとともに前記天井反射板を前記メインフレームに対して垂直となる位置まで回動させるステップと
    を含む音響反射板装置の折畳み方法。
JP2008128321A 2008-05-15 2008-05-15 音響反射板装置及びその折畳み方法 Active JP5308710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128321A JP5308710B2 (ja) 2008-05-15 2008-05-15 音響反射板装置及びその折畳み方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128321A JP5308710B2 (ja) 2008-05-15 2008-05-15 音響反射板装置及びその折畳み方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009273695A JP2009273695A (ja) 2009-11-26
JP5308710B2 true JP5308710B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=41439670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008128321A Active JP5308710B2 (ja) 2008-05-15 2008-05-15 音響反射板装置及びその折畳み方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308710B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5728192B2 (ja) * 2010-10-06 2015-06-03 カヤバ システム マシナリー株式会社 音響反射板装置
CN103760920B (zh) * 2014-01-23 2017-01-18 宏泰集团(厦门)有限公司 智能声场控制系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3517571B2 (ja) * 1997-11-13 2004-04-12 日立造船株式会社 一体型音響反射板
JP2001132134A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 音響反射板装置
JP2002306861A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 音響反射板装置
JP3926623B2 (ja) * 2001-12-28 2007-06-06 カヤバ システム マシナリー株式会社 音響反射板
JP2004147736A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Kenji Hashimoto 音響反射板装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009273695A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7103168B2 (ja) 車両用シート構造
CN101011982B (zh) 汽车的可动地板装置
WO2012043118A1 (ja) 椅子式マッサージ機
JP2006123715A (ja) 車両用シート
JP2004196163A (ja) シート装置
EP0708215B1 (en) Storage-type chair
JP2013082344A (ja) 車両用シート
JP5308710B2 (ja) 音響反射板装置及びその折畳み方法
JP2005035454A (ja) シート装置
KR101073341B1 (ko) 축 결합 구조체
JPH08228877A (ja) 観覧席用シートおよび折り畳み式のシートを有する観覧席
JP2008240478A (ja) 回り舞台装置
JP4156365B2 (ja) 車両の前部座席
JP3084595B2 (ja) 平台式移動観覧席の走行装置
JP2005145432A (ja) 車両用シート組立体
JP2003339473A (ja) 収納椅子
JP2018078088A (ja) 間口照明移動装置及び間口調整装置
JP2005111063A (ja) 電動車椅子
JP2013086576A (ja) 車両用シート
JPH0427965Y2 (ja)
KR20240061466A (ko) 차량의 폴딩 시트
JP3886083B2 (ja) 音響反射板装置
JP5496505B2 (ja) シート装置
JPH0727322Y2 (ja) 可変床装置
JP2019064530A (ja) 車室前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350