JP5308140B2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、口紅,リップクリーム等の棒状化粧料を繰り出して使用する容器に関するもので、特に、店頭等に展示され、ユーザーが試用することのできる口紅テスター等、棒状化粧料のテスターに適した容器に関する。
従来から、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際には、図4に示すように、レフィルホルダ22の上側に色見本21(ダミーや色板,シール等)が取り付けられ、その下側に試供用のサンプル品(試供品用のレフィル24)が配設されたテスター20を各色ごとに用意し、これらを、上面に多数のテスター挿入穴30aが設けられた展示台30に並べて展示する方法が用いられている(例えば、特許文献1〜2等を参照。)。
この試供品用のレフィル(あるいはリフィル:refill)24は、相対回転する外筒と内筒からなる試供品用筒状体の内部に、上記色見本21と同じ色の棒状化粧料を充填したもので、図5のように、その開口(棒状化粧料の繰出し口)を下に向けた状態でアダプタ23に嵌め入れられ、このアダプタ23ごとレフィルホルダ22の下端開口から押し込まれて、上記レフィルホルダ22の内側に下向きに保持されている。
顧客(ユーザー)が試用する場合は、上記テスター20を展示台30から抜き出し、試供品用のレフィル24を上に向け、その状態で、レフィル24における上記レフィルホルダ22から露出(突出)している部位(筒状体の外筒)と、レフィルホルダ22とを相対回転させて棒状化粧料を繰出し、試し塗りすることが行なわれる。
また、上述のような口紅のテスター20の展示方法では、テスター20が長期間展示されていると、試し塗りを繰り返されるために使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなったりする場合がある。このようなときは、レフィルを新しいものと交換する必要があるが、試供品用のレフィル24は販売促進用として限定生産されたもので再入手が困難であるため、代わりに、図5のように、市販品(商品)に用いられている筒状体(市販品用のレフィル25)を上記レフィルホルダ22に保持して展示することが行われる。
なお、通常、市販品用のレフィル25は、そのスリーブの外径が試供品用のレフィル24より大径に形成されているため、レフィルホルダ22の下端開口からそのまま押し込んで固定するか、あるいは、別途専用のアダプタを介して固定する方法が採られている。
特開平8−117069号公報 特開平9−322820号公報 特開平10−174614号公報 特開平11−46852号公報
ところで、このような口紅の展示方法においては、図4のように、テスター20は、その上部の色見本21がユーザーから見えるように載置され、その下部(サンプル品の部分)が展示台30の挿入穴30aに挿入されて隠れるため、下方を向くレフィル(24,25)の開口部には、カバーやキャップ等の蓋部材は特に設けられていない。
ところが、近年、密着感やツヤ等を向上させた口紅等、従来よりオイルリッチで低融点の棒状化粧料が商品化されたことから、テスターを展示する場所によっては、夏場等の気温の上昇あるいは照明光による温度上昇等により、棒状化粧料が軟化してしまう場合があることが分かってきた。また、この棒状化粧料の軟化が極端な場合、展示時は開口を下にして配置されているレフィルから、溶融した棒状化粧料の滴が落下するおそれがあり、最悪の場合、棒状化粧料自身がレフィルから抜け落ちる等の問題が発生する可能性がある。
このような問題を解決する方法として、これまでとは逆に、レフィルを上向きに(すなわち、棒状化粧料の繰出し口を展示台上方に向けて)保持し、そのレフィルの開口の上方に、ホコリや照明の熱等を遮るキャップ等の蓋部材を設けた棒状化粧料のテスターが考えられる。
しかしながら、展示に用いられる棒状化粧料のテスターは、市販品とは異なり、不特定多数の人が試用するために、蓋やキャップ等を設けた場合でも、1)この蓋やキャップ等の上部構造が簡単かつ直感的に開閉可能であること。2)開けた蓋やキャップ等を紛失しない構造であること。3)レフィルの交換が容易であること、等が求められる。
なお、ユーザーに提供される市販品においては、通常、蓋やキャップ等が別体となった商品が多く見受けられる。また、蓋やキャップ等がレフィルホルダに一体化され、これらの開閉がレフィルの昇降に伴って自動で行なわれる提案(特許文献3〜4等)もなされてはいるが、これらの提案に係る棒状化粧料容器は、レフィルの交換が考慮された構造とはなっておらず、構造が複雑で製造コストが嵩むという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、上向きに保持されたレフィルの先端をカバーするキャップを、分かり易い簡単な操作で開放することができ、しかも、このキャップを紛失するおそれのない、蓋部材一体型の棒状化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、内部に棒状化粧料が充填された円筒状のレフィルと、外周が多角形状に形成された筒状部と底部とからなるレフィルホルダと、このレフィルホルダと略同じ外周形状を有する側壁と蓋部とからなるキャップとを備え、上記レフィルホルダの上面開口から嵌め入れられたレフィルを、その上端が該レフィルホルダの上面開口から突出した状態で保持する棒状化粧料容器において、上記レフィルホルダの筒状部の外周面のうちの一面には、ヒンジ用の第1係合用突部が形成され、上記キャップの側壁の一部には、上記レフィルの外径より幅広で、かつ、上記キャップの底面開口に連通する側面開口が設けられ、この側面開口の上縁部にヒンジ用の第2係合用突部が形成されているとともに、上記キャップの側面開口と同じ幅を有する柱部と、この柱部の下端に形成されて上記第1係合用突部と係合する第1ヒンジ部と、上記柱部の上端に形成されて上記第2係合用突部に係合する第2ヒンジ部とからなるキャップ支持部材が、上記レフィルホルダの第1係合用突部とキャップの第2係合用突部との間に配設されている棒状化粧料容器を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記第1ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルホルダの上縁より下側の位置に配置され、上記第2ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルにおける上記レフィルホルダからの突出高さの中間点より上側の位置に配置されている棒状化粧料容器を第2の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記キャップ支持部材の柱部と上記レフィルホルダの筒状部との間に係止手段が設けられ、上記第1ヒンジ部の回動動作が、上記第2ヒンジ部の回動による上記キャップの開放動作の完了後に行なわれるようになっている棒状化粧料容器を第3の要旨とする。
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記キャップが、透明または半透明の樹脂を用いて形成され、このキャップの少なくとも蓋部の上面には、上記棒状化粧料と同色の色見本が配設されている、テスター用の棒状化粧料容器を第4の要旨とする。
本発明は、柱部の上端および下端にそれぞれ1つずつのヒンジ部を有するキャップ支持部材を用いて、レフィルホルダとこのホルダの上部をカバーするキャップとを連結し、このキャップを二段階動作で開閉させることにより、上記キャップがレフィルの先端に引っ掛かることなく、棒状化粧料の昇降動作に用いるレフィルの上部を、スムーズに露出させることができるように構成したものである。
すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、レフィルホルダの中に、レフィルを上に向けて保持し、その上側にキャップを設けるとともに、上記レフィルホルダの筒状部側面(外周面)に形成された第1係合用突部と、上記キャップの側面開口の上端(外周面)に形成された第2係合用突部との間に、第1係合用突部に係合する第1ヒンジ部および第2係合用突部に係合する第2ヒンジ部を両端に備えるキャップ支持部材を介在配置することにより、上記キャップを、レフィルホルダの上面開口から突出するレフィルに接触させることなく、簡単に開閉させることが可能になる。
また、本発明の棒状化粧料容器は、上記キャップがキャップ支持部材を介してレフィルホルダに連結されていることから、このキャップが離れて紛失するおそれがなく、構造がシンプルで、誰にでも簡単にかつ直感的に操作することができる。
さらに、本発明の棒状化粧料容器は、レフィルホルダの上面全体を大きく開口させることができることから、口紅テスター等の展示品に用いた場合も、その内部に嵌め入れられたレフィルの交換作業を容易に行なうことができるという利点を有する。
また、本発明において、特に、上記第1ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルホルダの上縁より下側の位置に配置され、上記第2ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルにおける上記レフィルホルダからの突出高さの中間点より上側の位置に配置されているものは、レフィルの先端部がレフィルホルダ上面から突出する高さに関わらず、キャップをこのレフィルに接触させることなく開くことが可能になる。さらに、キャップを開いた後は、上記キャップおよびキャップ支持部材がレフィルホルダの開口面より下に位置するため、これらキャップ等が棒状化粧料の昇降動作(レフィル上部の回転動作)の邪魔になることがない。
そして、本発明において、特に、上記キャップ支持部材の柱部と上記レフィルホルダの筒状部との間に係止手段が設けられ、上記第1ヒンジ部の回動動作が、上記第2ヒンジ部の回動による上記キャップの開放動作の完了後に行なわれるようになっているものは、上述のキャップを開放する時の二段階動作を、予備知識がなくても、誰もが直感的にかつ簡単に行なうことができるようになる。
また、本発明において、特に、上記キャップが、透明または半透明の樹脂を用いて形成され、このキャップの少なくとも蓋部の上面に、上記棒状化粧料と同色の色見本が配設されているものは、キャップ内のレフィル上部の視認性を向上させることができるとともに、このレフィルの開口と棒状化粧料を保護しながら、ユーザーに対して商品情報を提供することが可能となるため、口紅テスター等の棒状化粧料のテスターに適する。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における棒状化粧料容器(棒状化粧料テスター10)の縦断面図である。また、図2は、この棒状化粧料テスター10をヒンジ側から見た外観図であり、図3は、この棒状化粧料テスター10の構成を示す組立図である。
本実施形態における棒状化粧料容器(棒状化粧料テスター10)は、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際に用いられるテスターであり、試供品用のレフィル4と、アダプタ3と、キャップ1を備えるレフィルホルダ2とから構成されている。なお、従来の口紅テスター20(図5参照)とは異なり、図3のように、本実施形態におけるレフィルホルダ2は、その開口が上面に設けられており、この上面開口から、レフィル4を嵌め入れたアダプタ3を挿入して形成されている。
すなわち、本実施形態における棒状化粧料テスター10は、通常の棒状化粧料容器と同様、そのレフィル4の開口(棒状化粧料の繰出し口)を上に向けて、すなわち、ユーザーの使用方向と同じ方向に向けて保持するように構成されている。したがって、この棒状化粧料テスター10は、夏場等の気温の上昇あるいは店頭の照明光による温度上昇等、レフィル4の内部に充填された棒状化粧料が軟化し易い環境におかれた場合でも、溶融した棒状化粧料の滴が落下したり、棒状化粧料自身がレフィル4から抜け落ちる等の不具合の発生がない。
本実施形態における棒状化粧料容器およびこれを用いたテスター10の特徴は、上記レフィル4がその開口を上に向けて保持されている点に加え、上記アダプタ3を介してレフィル4を保持するレフィルホルダ2と、このレフィルホルダ2の上部開口をカバーするキャップ1とが、上端および下端にそれぞれ1つずつのヒンジ部5b,5cを有するキャップ支持部材5を用いて連結されている点である。
アダプタ3は、底部3bと、内周面の底部3b近傍にレフィル嵌合用の複数のリブ3d,3d,・・・を有する円筒部3aとから構成されており、この円筒部3aの内部に、上記レフィル4を嵌め入れて固定することができる。なお、円筒部3aの外周面には、レフィルホルダ2との嵌合に用いられる複数のガイド3c,3c,・・・および3c’,3c’が設けられている。
また、試供品用のレフィル4は、従来品と同様、相対回転する外筒と内筒からなる試供品用筒状体(スリーブ)の内部に、色見本11と同じ色の棒状化粧料が充填されたものであり、その長さ(軸方向長さ)は、上記アダプタ3の内部空間の高さ(上面開口から底部3bまでの深さ)より長く形成されている。そのため、アダプタ3に嵌め入れてレフィルホルダ2にセットされた場合、このレフィル4は、その上端(先端)をレフィルホルダ2の上面開口から突出させて保持される。
つぎに、レフィルホルダ2と、キャップ1およびキャップ支持部材5の構造を詳しく説明する。
レフィルホルダ2は、外周が多角形状(本実施形態においては四角形状)に形成された筒状部2aと底部2bとからなり、この筒状部2aの外周面のうちの1つの面(図1においては図示右側の面)には、後述するキャップ支持部材5の第1ヒンジ部5bと係合する第1係合用突部2cが設けられている。また、筒状部2aの内周面の底部2b近傍には、上記アダプタ3の底部3bを保持する複数のリブ2d,2d,・・・が形成されているとともに、その底部2bには、別途用意したダミーDを係止する場合に用いる係合穴2f,2fが設けられている。
なお、上記第1係合用突部2cより上部(開口側)の筒状部外周面2eは、キャップ支持部材5の柱部5aの厚みを考慮して、その厚さが、その他の部位の筒状部2aに比べて薄くなるように形成されている。この筒状部外周面2eの外面に、上記キャップ支持部材5の柱部5aと係合する突片を設けてもよい。また、通常の市販品(商品)として、ダミーDを使用しない場合は、底部2bに上記係合穴2f,2fを設けなくてもよい。
キャップ1は、上記レフィルホルダ2と略同じ外周形状(本実施形態においては四角形状)を有する側壁1aと蓋部1bとからなり、この側壁1aの外周面のうちの1つの面(図1においては図示右側の面)には、後述するキャップ支持部材5の第2ヒンジ部5cと係合する第2係合用突部1cが設けられている。
なお、上記第2係合用突部1cより下部(開口側)には、キャップ1の側壁1aが形成されておらず、キャップ1の底面開口に連通する側面開口となっている。そして、この側面開口部分は、上記キャップ支持部材5の柱部5aの一部が、上記側壁1aに代わってその開口をカバーしている。また、キャップ1は、内部のレフィル4の先端部が容易に視認できるように、樹脂等を用いて透明あるいは半透明に形成されており、その蓋部1bの上面には、色板やシール等からなる色見本11が取り付けられている。
これらレフィルホルダ2とキャップ1を連結するキャップ支持部材5は、図2のように、上述のキャップ1の側面開口と同じ幅(およびレフィルホルダ2の側面と同じ幅)を有する略板状の柱部5aと、この柱部5aの下端に一体に形成された第1ヒンジ部5bと、上記柱部5aの上端に一体に形成された第2ヒンジ部5cとからなる。
下端側の第1ヒンジ部(5b)には、上記レフィルホルダ2の外周面に設けられた第1係合用突部2cを挟み込んで係合できるように、左右の第1ヒンジ部5b,5b’が形成されており、これら第1係合用突部2cおよび左右の第1ヒンジ部5b,5b’のどちらか一方に設けられた凸状部を他方に係合させるか、あるいは、これら第1係合用突部2cおよび第1ヒンジ部5b,5b’の間に、別途用意した芯棒状の部材を挿通させるかして、ヒンジ(蝶番)として構成されている。
また、上端側の第2ヒンジ部(5c)にも、上記キャップ1の外周面に設けられた第2係合用突部1cを挟み込んで係合できるように、左右の第2ヒンジ部5c,5c’が形成されており、上述の第1ヒンジ部5bと同様の方法を用いて、ヒンジ(蝶番)として構成されている。なお、上記第1係合用突部2cと左右の第1ヒンジ部5b,5b’、および、上記第2係合用突部1cと左右の第2ヒンジ部5c,5c’を用いてヒンジとして構成する方法は、上記例に限定されるものではなく、その他の従来公知のヒンジの構成手段を用いることもできる。
つぎに、上記キャップ支持部材5を介してレフィルホルダ2に接続されたキャップ1の開放動作について説明する。なお、ユーザーの操作を考慮して、レフィルホルダ2の上下方向(図示上下方向)をそのまま上側および下側とし、ヒンジのない側(図示左方)を手前側、ヒンジのある側(図示右方)を奥側として説明する。
店頭等に展示された棒状化粧料テスター10は、初期の状態において、図1の実線のように、閉じられたキャップ1により、レフィルホルダ2の上部開口がカバーされている。
なお、この状態(図1の実線)において、上記第1ヒンジ部5bの回動支点O1は、レフィルホルダ2の上縁より下側(距離N)の位置に配置されている。また、上記第2ヒンジ部5cの回動支点O2は、レフィルホルダ2の上縁より上方(距離M)の位置に配置されているとともに、この回動支点O2は、レフィル4の先端(点Q)がレフィルホルダ2の上縁から突出する高さ(距離L+M)の中間点より上側の位置(L<M)に配置されている(図2を参照)。
ユーザーの指等により、手前側のキャップ1の側壁1a(図示左方の側面)が押し上げられた場合、まず、キャップ1が第2ヒンジ部5cの回動支点O2を中心に上側に向かって回転し(矢印A)、レフィル4の先端が露出する。この時、上記回動支点O2から最も遠いキャップ1の下端部(点P)は、図中鎖線のような軌跡を通って点P’まで移動することとなるが、上述のように、回動支点O2がホルダ2から突出するレフィル4の高さの中間点より上側の位置(L<M)に配置されていることから、キャップ1の下端部(点P)はレフィル4の先端(点Q)に接触することなく、スムーズにレフィルホルダ2の奥側(ヒンジ側)に向かって開くことができる。
また、上記レフィル4の上部が露出した後は、指等の押圧によって、キャップ1がさらにレフィルホルダ2の奥側に向かって回転を続けるとともに、それに繋がるキャップ支持部材5が、第1ヒンジ部5bの回動支点O1を中心に奥側に向かって回転を始める(矢印B,B)。なお、前述のように、レフィルホルダ2の筒状部外周面2eにキャップ支持部材5の柱部5aと係合する突片が設けられている場合は、これらの間の軽い係止力により、上記キャップ支持部材5の回転の始まりを、確実に、レフィル4の上部の露出完了後に遅らせることができ、好適である。
その後、キャップ1およびキャップ支持部材5は、指等の押圧によってさらに下側へ回転し、レフィルホルダ2の側面に接触して停止する(矢印C,C)。このとき、第1ヒンジ部5bの回動支点O1がレフィルホルダ2の上縁より下側の位置に配置されているために、これらキャップ1およびキャップ支持部材5は、ユーザーによる棒状化粧料の繰出し(昇降)操作の邪魔にならない下側の位置まで到達する。
以上の構成により、本実施形態における棒状化粧料テスター10は、レフィル4を上に向けて保持し、その上側にキャップ1を設けたにも関わらず、このキャップ1がレフィルホルダ2上面から突出するレフィル4の先端に引っ掛かることなく、簡単に開閉させることができる。
また、キャップ1がキャップ支持部材5を介してレフィルホルダ2に連結されていることから、このキャップ1が離れて紛失するおそれが少なく、構造がシンプルで、誰にでも簡単にかつ直感的に操作することができる。
さらに、この棒状化粧料テスター10は、レフィルホルダ2の上面全体が大きく開口することから、その内部に保持されたレフィル4の交換作業を容易に行なうことができる。
なお、本実施形態においては、本発明に係る棒状化粧料容器として、試供品用のレフィル4を用いたテスター10を例に説明したが、この試供品用のレフィル4に代えて、通常の市販品(商品)に用いられているレフィル25(図5参照)を使用することができる。その場合のアダプタ3の使用は任意である。
また、レフィルホルダ2やキャップ1およびキャップ支持部材5を構成する材料や、これらの形状も特に限定されず、レフィル4の内部に充填される棒状化粧料も、口紅の他、リップクリーム等、その他のスティック状化粧品でもよい。したがって、レフィルホルダ2の形状や、キャップ1およびキャップ支持部材5の形状等は、その商品に合わせて適宜変更すればよい。
上記実施形態においては、顧客の試用に供される口紅テスターを例に説明したが、本発明の棒状化粧料容器の構造は、この店頭用テスターだけではなく、顧客に販売される通常の市販品(商品)に適用でき得ることはいうまでもない。
本発明は、店頭等に展示されてユーザーが試用することのできる口紅テスターやリップクリームテスター等、不特定多数の人が利用する可能性のある棒状化粧料のテスターに適する。また、顧客に販売される市販品(商品)の棒状化粧料容器に使用することもできる。
本発明の実施の形態における棒状化粧料容器の断面図である。 本発明の実施の形態における棒状化粧料容器の外観図である。 本発明の実施の形態における棒状化粧料容器の構成を示す組立図である。 口紅テスターの展示方法を説明する図である。 従来の口紅テスターの構成を示す組立図である。
符号の説明
1 キャップ
1a 側壁
1b 蓋部
1c 第2係合用突部
2 レフィルホルダ
2a 筒状部
2b 底部
2c 第1係合用突部
3 アダプタ
4 レフィル
5 キャップ支持部材
5a 柱部
5b,5b’ 第1ヒンジ部
5c,5c’ 第2ヒンジ部
10 テスター
D ダミー

Claims (4)

  1. 内部に棒状化粧料が充填された円筒状のレフィルと、外周が多角形状に形成された筒状部と底部とからなるレフィルホルダと、このレフィルホルダと略同じ外周形状を有する側壁と蓋部とからなるキャップとを備え、上記レフィルホルダの上面開口から嵌め入れられたレフィルを、その上端が該レフィルホルダの上面開口から突出した状態で保持する棒状化粧料容器において、上記レフィルホルダの筒状部の外周面のうちの一面には、ヒンジ用の第1係合用突部が形成され、上記キャップの側壁の一部には、上記レフィルの外径より幅広で、かつ、上記キャップの底面開口に連通する側面開口が設けられ、この側面開口の上縁部にヒンジ用の第2係合用突部が形成されているとともに、上記キャップの側面開口と同じ幅を有する柱部と、この柱部の下端に形成されて上記第1係合用突部と係合する第1ヒンジ部と、上記柱部の上端に形成されて上記第2係合用突部に係合する第2ヒンジ部とからなるキャップ支持部材が、上記レフィルホルダの第1係合用突部とキャップの第2係合用突部との間に配設されていることを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 上記第1ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルホルダの上縁より下側の位置に配置され、上記第2ヒンジ部の回動支点が、上記レフィルにおける上記レフィルホルダからの突出高さの中間点より上側の位置に配置されている、請求項1記載の棒状化粧料容器。
  3. 上記キャップ支持部材の柱部と上記レフィルホルダの筒状部との間に係止手段が設けられ、上記第1ヒンジ部の回動動作が、上記第2ヒンジ部の回動による上記キャップの開放動作の完了後に行なわれるようになっている、請求項1または2記載の棒状化粧料容器。
  4. 上記キャップが、透明または半透明の樹脂を用いて形成され、このキャップの少なくとも蓋部の上面には、上記棒状化粧料と同色の色見本が配設されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の棒状化粧料容器。
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