JP5361562B2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、口紅,リップクリーム等の棒状化粧料を繰り出して使用する容器に関するもので、特に、店頭等に展示され、ユーザーが試用することのできる口紅テスター等、棒状化粧料のテスターに適した容器に関する。
従来から、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際には、図4の斜視図に示すように、レフィルホルダ22の上側に色見本21(ダミーや色板,シール等)が取り付けられ、その下側に試供用のサンプル品(試供品用のレフィル24)が配設されたテスター20を各色ごとに用意し、これらを、上面に多数のテスター挿入穴30aが設けられた展示台30に並べて展示する方法が用いられている(例えば、特許文献1,2等を参照。)。
この試供品用のレフィル(あるいはリフィル:refill)24は、相対回転する外筒と内筒からなる試供品用筒状体の内部に、上記色見本21と同じ色の棒状化粧料を充填したもので、図5の組立図に示すように、その開口(棒状化粧料の繰出し口)を下に向けた状態でアダプタ23に嵌入され、このアダプタ23ごとレフィルホルダ22の下端開口から押し込まれて、上記レフィルホルダ22の内側に下向きに保持されている。
顧客(ユーザー)が試用する場合は、上記テスター20を展示台30から抜き出し、試供品用のレフィル24を上に向け、その状態で、レフィル24における上記レフィルホルダ22から露出(突出)している部位(筒状体の外筒)と、レフィルホルダ22とを相対回転させて棒状化粧料を繰り出し、試し塗りすることが行われる。
また、上述のような口紅のテスター20の展示方法では、テスター20が長期間展示されていると、試し塗りを繰り返されるために使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなったりする場合がある。このようなときは、レフィルを新しいものと交換する必要があるが、試供品用のレフィル24は販売促進用として限定生産されたもので再入手が困難であるため、代わりに、図5の組立図に示すように、市販品(商品)に用いられている筒状体(市販品用のレフィル25)を上記レフィルホルダ22に保持して展示することが行われる。
なお、上記市販品用のレフィル25のスリーブ外径が、試供品用のレフィル24より大径に形成されている場合は、レフィルホルダ22の下端開口からそのまま押し込んで直接固定するか、あるいは、別途専用のアダプタを介して固定する方法が採られる。
特開平8−117069号公報 特開平9−322820号公報 特開平10−174614号公報 特開平11−46852号公報
ところで、通常、このような口紅の展示方法においては、図4の斜視図に示すように、テスター20は、その上部の色見本21がユーザーから見えるように載置され、その下部(サンプル品の部分)が展示台30の挿入穴30aに挿入されて隠れるため、下方を向くレフィル(24,25)の開口部には、カバーやキャップ等の蓋部材が設けられていないものがほとんどであった。
ところが、近年、密着感やツヤ等を向上させた口紅等、従来よりオイルリッチで低粘度・低融点の棒状化粧料が商品化されたことから、テスターを展示する場所によっては、夏場等の気温の上昇あるいは照明光による温度上昇等により、棒状化粧料が軟化してしまう場合があることが分かってきた。また、この棒状化粧料の粘度が低い場合、あるいは、温度上昇による軟化が極端な場合、展示時は開口を下にして配置されているレフィルから、溶融した棒状化粧料の滴が落下するおそれがあり、最悪の場合、棒状化粧料自身がレフィルから抜け落ちる等の問題が発生する可能性がある。
このような問題を解決する方法として、これまでとは逆に、レフィルを上向きに(すなわち、棒状化粧料の繰出し口を展示台上方に向けて)保持し、そのレフィルの開口の上方に、ホコリや照明の熱等を遮るキャップ等の蓋部材を設けた棒状化粧料のテスターが考えられる。
しかしながら、展示に用いられる棒状化粧料のテスターは、市販品とは異なり、不特定多数の人が試用するために、蓋やキャップ等を設けた場合でも、1)この蓋やキャップ等の上部構造が簡単かつ直感的に開閉可能であること。2)開けた蓋やキャップ等を紛失しない構造であること、等が求められる。
なお、ユーザーに提供される市販品においては、通常、蓋やキャップ等が別体となった商品が多く見受けられる。また、蓋やキャップ等がレフィルホルダに一体化され、これらの開閉がレフィルの昇降に伴って自動で行われる提案(特許文献3,4等)もなされてはいるが、これらの提案に係る棒状化粧料容器は、レフィルの交換が考慮された構造とはなっておらず、構造が複雑で製造コストが嵩むという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、上向きに保持されたレフィルの先端をカバーするキャップを、分かり易い簡単な操作で開放することができ、しかも、このキャップを紛失するおそれのない棒状化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、内部に棒状化粧料が充填された円筒状のレフィルと、このレフィルを保持する筒状のレフィルホルダと、このレフィルホルダと略同じ外周形状を有する側部と蓋部とからなるキャップとを備え、上記レフィルホルダの端部開口から嵌入されたレフィルを、その上端が上記レフィルホルダの上面から突出した状態で保持する棒状化粧料容器であって、上記キャップの側部の下端縁から、上記レフィルの嵌入方向に沿って延びる板状部が延設され、この板状部の先端部には、左右に突出する凸部が設けられ、上記レフィルホルダの外側面には、上記レフィルの嵌入方向に沿って延びるレール状の案内溝が設けられ、この案内溝には、左右の側壁から突出する突条部が形成されて、上記案内溝の内部に上記板状部の先端部が嵌入され、この板状部先端の各凸部が、上記案内溝の各突条部内側にそれぞれ係合することにより、上記キャップが上記レフィルの嵌入方向に沿ったスライド自在に支持されているとともに、上記案内溝の上端に、この板状部先端の各凸部の上方への抜けを防止するストッパが設けられ、上記スライドして移動した板状部先端の各凸部が、このストッパに突き当たって保持されることにより、上記キャップが板状部を介して、この位置から後方に向かって回動自在に支持されるようになっている棒状化粧料容器を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、上記レール状の案内溝内をスライドする上記板状部先端の凸部の移動距離が、上記レフィルホルダの上面から突出するレフィルの突出高さより大きくなるように構成されている棒状化粧料容器を第2の要旨とする。
本発明は、レフィルホルダの側面に、レフィルの嵌入方向に沿って形成されたレール状(カーテンレール状)の案内溝に沿って、このホルダの上部をカバーするキャップを上下させ、内部に保持されたレフィルの先端を露出させるとともに、このレフィルの先端が露出した状態で、上記キャップを回転(回動)させる二段階動作を採用することにより、上記キャップがレフィルの先端に引っ掛かることなく、誰もが直感的にキャップを開閉できるように構成したものである。
すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、上記レフィルホルダの外側面に、その左右の側壁から突出する突条部を有するレール状の案内溝を設け、上記キャップの側部の下端縁から、先端部に上記レフィルホルダの外側面に沿って左右に突出する凸部を有する板状部を延設し、この板状部の凸部を上記案内溝の内部に嵌入して係合させることにより、このレール状の案内溝に沿って、上記キャップをレフィル嵌入方向へスライド移動させることができるようになっている。
また、上記レール状の案内溝の上端には、この板状部先端の各凸部の上方への抜けを防止するストッパが設けられ、上記スライドして移動した板状部先端の各凸部が、このストッパに突き当たって係合保持されるように構成されていることから、上記レフィルの先端が完全に露出し、上記キャップのスライド動作の終点、すなわち上記板状部先端の凸部がストッパに衝突して停止した点において、このキャップを上方へ引き上げようとする力が、上記板状部先端の凸部を支点としてこれを後方に回動させ、レフィルホルダの上面全体が露出するようになる。したがって、本発明の棒状化粧料容器は、上記キャップのスライドと回動という二段階動作を、予備知識がなくても、誰もが直感的に行うことができるようになる。
そして、上記の構成により、本発明の棒状化粧料容器は、上記キャップを、一連の動作でスムーズに開閉させ、レフィルの先端部を容易に露出させることが可能になる。また、本発明の棒状化粧料容器は、上記キャップが板状部を介してレフィルホルダに係合していることから、このキャップが離れて紛失するおそれがなく、構造がシンプルで、誰にでも簡単にかつ直感的に操作できる点で優れる。
さらに、本発明の棒状化粧料容器は、レフィルホルダの上面全体が大きく開口し、レフィルの先端(回動操作部)が完全に露出することから、口紅テスター等の展示品に用いた場合も、その内部に嵌め入れられたレフィルの繰出し操作を簡単に行うことができるという利点を有する。
また、本発明において、上記レール状の案内溝内をスライドする上記板状部先端の凸部の移動距離が、上記レフィルホルダの上面から突出するレフィルの突出高さより大きくなるように構成されているものは、このレフィルの先端部が上記レフィルホルダ上面から突出する高さに関わらず、キャップをこのレフィルに接触させることなく簡単に開くことが可能になる。
本発明の実施の形態における棒状化粧料容器のキャップ開閉動作を説明する図である。 (a)は本発明の実施の形態における棒状化粧料容器の縦断面図であり、(b)はこの棒状化粧料容器をスライド部側から見た端面図である。 本発明の実施の形態における棒状化粧料容器の構成を示す組立図である。 口紅テスターの展示方法を説明する図である。 従来の口紅テスターの構成を示す組立図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における棒状化粧料容器のキャップ開閉動作を示す説明図である。また、図2(a)はこの棒状化粧料容器の縦断面図、図2(b)はこの棒状化粧料容器をスライド部側から見た外観図であり、図3は、この棒状化粧料容器の構成を示す組立図である。なお、ユーザーの操作を考慮して、レフィルホルダ2の上下方向をそのまま上側および下側とし、レフィルホルダ2の側面における案内溝2eのない側を前方(手前側)、案内溝2eのある側を後方(奥側)として説明する。
本実施形態における棒状化粧料容器は、口紅等、棒状化粧料の色見本品を店頭等で展示する際に用いられる棒状化粧料テスター10であり、図3の組立図に示すように、試供品用のレフィル4と、レフィルホルダ2,アダプタ3,キャップ1および色見本11,ダミーDとから構成されている。また、従来の口紅テスター20(図5参照)とは異なり、本実施形態における棒状化粧料テスター10は、通常の棒状化粧料容器と同様、そのレフィル4の開口(棒状化粧料の繰出し口)を上に向けて、すなわち、ユーザーの使用方向と同じ方向に向けて保持するように構成されている。
試供品用のレフィル4は、従来品と同様、相対回転する外筒と内筒からなる試供品用筒状体(スリーブ)の内部に、色見本11と同じ色の棒状化粧料が充填されたものである。なお、後述するアダプタ3にその底部を嵌入して、レフィルホルダ2にセットされた場合、このレフィル4は、図2(a)の断面図に示すように、その上端(先端)がレフィルホルダ2の上面開口から突出するように形成されている。
また、レフィルホルダ2は、外周が多角形状(本実施形態においては四角形状)に形成された筒状部2aと、上記レフィル4の先端部を挿通させることのできる穴2cを有する上面2bとからなり、その底部には、上記レフィル4を挿通させ、上記アダプタ3を嵌合する底部開口2dが設けられている。また、この筒状部2aの外周面のうちの1つの面(図1においては図示手前側の面であり、使用するユーザーにとっては後方に相当する面)には、後述するキャップ1の板状部1cに形成された凸部1eと係合するレール状の案内溝2eが設けられている。
なお、この案内溝2eの開口近傍の左右の側壁には、これら各側壁から突出する突条部2f,2fが設けられており、その断面形状は、開口幅よりも内部空間の幅の方が広い、いわゆるカーテンレール状に形成されている。また、その上面2bには、上記レフィル4の挿通穴2cの他に、上記キャップ1が閉じられた場合に、そのキャップ1を位置決めするガイド板2g,2gが設けられている。
アダプタ3は、内周面にレフィル嵌合用の複数のリブを有する円筒部3aと、底部3bとから構成されており、この円筒部3aの内部に、上記レフィル4の回動操作部を嵌入して固定することができる。また、円筒部3aの外周面には、上記レフィルホルダ2の内周と嵌合する複数のリブが設けられており、図2(a)の断面図に示すように、上記レフィルホルダ2の内周に挿入された状態で、そのレフィルホルダ2の底部開口2dからダミーDを押し込むことにより、この位置に固定されている。
また、キャップ1は、上記レフィルホルダ2と略同じ外周形状(本実施形態においては四角形状)を有する側部1aと蓋部1bとからなり、この側部1aの外周面のうちの1つの面の下端縁から、後述する板状部1cが延設されている。
本実施形態における棒状化粧料容器テスター10の構成上の特徴は、上記キャップ1の板状部1cが、このキャップ1の側部1aの下端縁から、上記レフィル4の嵌入方向(すなわち、上記レフィルホルダ筒状部2aの長手方向であり、上記レール状の案内溝2eが形成された方向)に沿って延びる形状に形成され、図2(b)の端面図に示すように、この板状部1cの先端部1dに、左右に突出する凸部1e,1eが設けられている点である。また、この板状部1cの先端部1dは、上記案内溝2eの内部に嵌入され、上記先端部1dの各凸部1eは、レール状の案内溝2eの各突条部2fの内側に当接して、この案内溝2e方向への摺接自在に配置されている。
そして、案内溝2eにおけるレフィルホルダ上面2b側端部(上端部)には、上記板状部1c先端の各凸部1eの上方への抜けを防止するストッパ5,5が配置され、上記案内溝2e内を移動してきた板状部1c先端の各凸部1eが、このストッパ5に突き当たって保持されるようになっている。
つぎに、図1を用いて、上記板状部1cを介してレフィルホルダ2の案内溝2eに係合されたキャップ1の開放動作について説明する。なお、先に述べたように、ユーザーの操作を考慮して、棒状化粧料の繰出し方向(図示上下方向)をそのまま上方,下方とし、レフィルホルダ2において案内溝2eが形成されている側(図1の右方)を後方(奥側)、その反対側でユーザーに正対する側(図1の左方)を前方(手前側)として説明する。
店頭等に展示された棒状化粧料テスター10は、初期の状態において、図1の仮想線(下側の二点鎖線)のように、閉じられたキャップ1により、レフィルホルダ2の上部開口がカバーされている。
なお、この状態において、上記板状部1cの凸部1e,1eは、図2(b)の端面図に示すように、レール状の案内溝2e内におけるレフィルホルダ2の上縁より下側の位置に配置されている。また、この凸部1eのストッパ5からの距離L2は、レフィル4の先端がレフィルホルダ2の上面2bから突出する高さ(距離L1)より長くなるように設定されている(L2>L1)。
ユーザーの指等により、キャップ1が引き上げられた場合、まず、キャップ1がレフィルホルダ2のガイド板2g,2gから外れて上昇する(図中矢印A)。このとき、上記キャップ板状部1c先端の各凸部1eが、レール状の案内溝2eの各突条部2fの内側にそれぞれ係合していることから、このキャップ1は、上記案内溝2eに沿って上側にスライド移動(上昇)し、これら各凸部1eが、案内溝2eの上端部にある各ストッパ5に接触した時点で停止する。
また、この凸部1eのストッパ5からの距離L2が、レフィルホルダ上面2bから突出するレフィル4の高さ(距離L1)より長くなるように設定されている(L2>L1)ことから、上記キャップ1の移動が完了した時点で、上記レフィル4の突出部が完全に露出する。
そして、このキャップ1を上方へ引き上げようとする力がさらに加わった場合、上記板状部1c先端の各凸部1eが上記ストッパ5に突き当たって係合保持されることから、このキャップ1は、上記各凸部1eを支点として後方(図1の右方)へと回動(倒伏)し始め、上記レフィルホルダ2の上面2b全体が露出する(図中矢印B)。
その後、キャップ1は、その自重等によってさらに下側へ回転し、レフィルホルダ2の側面に接触して停止する。このとき、これらキャップ1および板状部1cは、ユーザーによる棒状化粧料の繰出し操作の邪魔にならない下側の位置まで到達する。
以上の構成により、本実施形態における棒状化粧料テスター10は、レフィル4を上に向けて保持し、その上側にこれをカバーするキャップ1を設けたにも関わらず、このキャップ1がレフィルホルダ2の上面2bから突出するレフィル4の先端に引っ掛かることなく、簡単に開閉させることができる。
また、キャップ1が板状部1cを介してレフィルホルダ2に連結されていることから、このキャップ1が離れて紛失するおそれが少なく、構造がシンプルで、誰にでも簡単にかつ直感的に操作することができる。
なお、本実施形態においては、本発明に係る棒状化粧料容器として、試供品用のレフィル4を用いたテスター10を例に説明したが、この試供品用のレフィル4に代えて、通常の市販品(商品)に用いられているレフィル25(図5参照)を使用することができる。その場合のアダプタ3の使用は任意である。
また、レフィルホルダ2やアダプタ3,色見本11,ダミーD等を構成する材料や、これらの形状も特に限定されず、レフィル4の内部に充填される棒状化粧料も、口紅の他、リップクリーム等、その他のスティック状化粧品でもよい。したがって、レフィルホルダ2やレール状の案内溝2eの形状、および、この案内溝2e内に嵌入される先端部1d,凸部1eや、キャップ1および板状部1cの形状等は、その商品に合わせて適宜変更すればよい。
上記実施形態においては、顧客の試用に供される口紅テスターを例に説明したが、本発明の棒状化粧料容器の構造は、この店頭用テスターだけではなく、顧客に販売される通常の市販品(商品)に適用でき得ることはいうまでもない。
本発明は、店頭等に展示されてユーザーが試用することのできる口紅テスターやリップクリームテスター等、不特定多数の人が利用する可能性のある棒状化粧料のテスターに適する。また、顧客に販売される市販品(商品)の棒状化粧料容器に使用することもできる。
1 キャップ
1c 板状部
1d 先端部
1e 凸部
2 レフィルホルダ
2e 案内溝
2f 突条部
3 アダプタ
4 レフィル
5 ストッパ
10 テスター
11 色見本

Claims (2)

  1. 内部に棒状化粧料が充填された円筒状のレフィルと、このレフィルを保持する筒状のレフィルホルダと、このレフィルホルダと略同じ外周形状を有する側部と蓋部とからなるキャップとを備え、上記レフィルホルダの端部開口から嵌入されたレフィルを、その上端が上記レフィルホルダの上面から突出した状態で保持する棒状化粧料容器であって、上記キャップの側部の下端縁から、上記レフィルの嵌入方向に沿って延びる板状部が延設され、この板状部の先端部には、左右に突出する凸部が設けられ、上記レフィルホルダの外側面には、上記レフィルの嵌入方向に沿って延びるレール状の案内溝が設けられ、この案内溝には、左右の側壁から突出する突条部が形成されて、上記案内溝の内部に上記板状部の先端部が嵌入され、この板状部先端の各凸部が、上記案内溝の各突条部内側にそれぞれ係合することにより、上記キャップが上記レフィルの嵌入方向に沿ったスライド自在に支持されているとともに、上記案内溝の上端に、この板状部先端の各凸部の上方への抜けを防止するストッパが設けられ、上記スライドして移動した板状部先端の各凸部が、このストッパに突き当たって保持されることにより、上記キャップが板状部を介して、この位置から後方に向かって回動自在に支持されるようになっていることを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 上記レール状の案内溝内をスライドする上記板状部先端の凸部の移動距離が、上記レフィルホルダの上面から突出するレフィルの突出高さより大きくなるように構成されている請求項1記載の棒状化粧料容器。
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