JP5307475B2 - 膨張黒鉛シートガスケット - Google Patents

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本発明は、アラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートガスケットに関するものである。
配管フランジ等の金属シール面間をシールするために使用されるシートガスケットとしては、伝統的に、石綿ジョイントシートが使用されていたが、近時、石綿資源の枯渇に加えて石綿が健康,環境衛生上の問題(例えば、肺気腫等の原因となる等)が指摘されるに至り、その代替品として非石綿系シートガスケットが種々提案されている。
このような非石綿系シートガスケットとしては、一般に、シール性及び耐熱性に優れた膨張黒鉛製のものが公知である(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照)が、かかる膨張黒鉛シートガスケットは引張強度等の機械的強度に劣るという宿命的な欠点を有していた。
そこで、従来からも、このような膨張黒鉛シートガスケットの欠点を補うべく、有機繊維等で補強することが提案されており、特に石綿繊維に類似する繊維質のアラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートガスケットが石綿ガスケット代替品として好適するものとして実用されている(例えば特許文献3又は特許文献4を参照)。
特開昭53−112293号公報 特開平06−101763号公報 特開昭60−071578号公報 特開昭63−072780号公報
しかし、アラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートガスケットにあっても、その保守管理上、重大な問題が生じていた。すなわち、シール面であるフランジ等の金属面には、ガスケットがこれらの間に挟圧されることにより、ガスケット表面が強固に接着する。これはガスケット表面の黒鉛が金属面に接触することにより所謂パイ電子結合を生じることが主たる原因であるが、当該ガスケットの使用状態によって(被シール流体が高温流体であり、当該ガスケットが高温に晒される等)、ガスケット表面の金属面への接着は更に強固となる。而して、このようにガスケットがシール面に強固に接着すると、ガスケット交換時においてガスケットをシール面から容易に引き剥がすことができず、ガスケットの一部が破損して金属シール面に付着したまま残留することになる。したがって、ガスケット交換作業を行う都度、シール面の残留物除去,清掃を行う必要があるため、作業効率が頗る悪く、また作業者に必要以上の労働負担を強いることにもなっていた。
本発明は、このような点に鑑みて、膨張黒鉛特有のシール性能を阻害することなく、金属シール面に強固に接着することなく、ガスケット交換作業を容易且つ効率良く行うことができる膨張黒鉛シートガスケットを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成すべく、アラミド繊維(芳香族ポリアミド繊維)で補強された膨張黒鉛シートからなるガスケット本体の表面に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ディスパージョンに当該PTFEディスパージョン100部に対して15部を超えない範囲で層状鉱物を分散配合すると共に防食剤として当該PTFEディスパージョン100部に対して3〜9部の亜硝酸ナトリウムを添加した固着防止剤を塗工することによって膜厚が3〜8μmの固着防止膜を形成したことを特徴とする膨張黒鉛シートガスケットを提案する。ガスケット本体としては、アラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートからなる周知,市販の膨張黒鉛シート(例えば、特許文献3,4に開示されたもの等)を使用条件に応じて任意に使用することができる。
ばシール面の材質が耐食性に優れない鉄材で構成されているような場合にも、防食剤として亜硝酸ナトリウムを添加した固着防止剤を塗工することによって固着防止膜を形成しておくと、金属シール面の腐食が効果的に防止され、それによって当該ガスケットのシール面からの剥離性が更に向上することになる。亜硝酸ナトリウムの配合量は、上記した如くPTFEディスパージョン100部に対して3〜9部の範囲で適宜に設定されるが、亜硝酸ナトリウムの配合量が3部未満では金属シール面の防食効果が十分に発揮されない。一方、亜硝酸ナトリウムの配合量が9部を超えても、当該防食効果が飽和して、飛躍的に向上するものでなく、却って固着防止膜による剥離性向上機能を阻害する虞れがある。
固着防止剤に添加される層状鉱物としては、セリサイト、マイカ、バーミキュライト又はタルクやこれらを複数種混合したものを使用することが好ましく、その配合量は、上記した如くPTFEディスパージョン100部に対して15部を超えない範囲で適宜に設定される。層状鉱物の配合量が多くなるに伴ってシール面に対する剥離性は向上するが、それがPTFEディスパージョン100部に対して15部を超えると、固着防止膜が膨張黒鉛シートガスケット本来のシール特性を阻害し、シール性が低下する虞れがある。また、固着防止膜の膜厚は、上記した如く3〜8μmの膜厚のものとされ、均一な薄膜であることが好ましい。膜厚が3μm未満では固着防止膜によるシール面に対する剥離性向上効果が顕著に発揮されないし、逆に膜厚が8μmを超えると、固着防止膜を形成することによるガスケットの柔軟性やシール性が低下して、膨張黒鉛シートガスケット本来の特性を阻害する。
本発明によれば、ガスケット表面に形成した固着防止膜によって金属シール面からの剥離を容易にし、ガスケット交換作業を効率よく容易に行うことができる、実用的極めて大なる膨張黒鉛シートガスケットを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る膨張黒鉛シートガスケットの使用形態の一例を示す縦断側面図であり、図2はその要部を拡大して示す詳細図である。
図1に示す膨張黒鉛シートガスケットAは、金属製の配管フランジB,B間に挟圧状態で装填されるものであり、フランジBの平面形状に応じた環状形態をなしている。
この膨張黒鉛シートガスケット1は、図2に示す如く、ガスケット本体Cの表面に固着防止膜Dを形成してなる。なお、固着防止膜Dは、当該ガスケットAにより金属シール面(この例ではフランジB,Bの対向端面)に接触するガスケットの両面(表裏面)に形成しておくものである。
ガスケット本体Cは、アラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートからなるものであればよく、周知の膨張黒鉛シートガスケット(例えば、特許文献3,4に開示されるもの又は市販のもの(日本ピラー工業(株)製の「ピラーテクノグラフシートシリーズ#5600」等)を使用条件に応じて選択して使用することができる。
固着防止膜Dは、PTFEディパージョンに層状鉱物を分散配合させた固着防止剤をガスケット表面に塗布等により塗工することにより形成される。PTFEディスパージョンは、PTFE(ポリテトラフロオロエチレン)の微粒子を水に分散させた液体(水分散体)であり、具体的には、例えば、三井・デュポンフロロケミカル株式会社製「PTFEディスパージョン34JR」を使用することができる。層状鉱物としては、例えば、セリサイト、マイカ、バーミキュライト又はタルクやこれらを複数種混合したものを使用することができる。なお、バーミキュライトは、一般には市販の園芸用のものを使用することができるが、必要に応じて、硫酸処理したものを使用することができる。硫酸処理は、硫酸添加によりこれをバーミキュライト層間に浸透させ、その後に過酸化水素水を添加してバーミキュライト層間を膨らませることによって、バーミキュライト体積を処理前の10倍以上に増大させ、より柔軟な薄片を得られるようにするものである。層状鉱物のの配合量(複数種の層状鉱物を使用する場合は、それらの合計量)は、PTFEディスパージョン100部に対して15部を超えない範囲で適宜に設定しておくことが好ましい。15部を超えると、固着防止膜を形成することによってガスケット本来の特性(シール性等)を損なう虞れがあるからである。層状鉱物は、微粉状に粉砕した形態でPTFEディスパージョンに分散配合するが、その分散配合方法は任意である。例えば、後述する如く、層状鉱物をPTFEディスパージョンと共にミキサーに投入して、ミキサーにより粉砕しつつPTFEディスパージョンに分散混合させる。
固着防止膜Dは、前述した如く、3〜8μmの均一な薄膜とされるが、その塗工方法は、このような均一な膜厚の薄膜Dをガスケット表面に形成できるものであればよく、周知,公知の方法から任意に選択することができる。
ところで、配管フランジ等の金属シール面に腐食(孔食)が生じていると、ガスケットAの金属シール面への固着がより強固となる。したがって、金属シール面の材質が腐食する可能性のあるもの(例えば鉄製フランジ)である場合には、金属シール面の腐食を防止するために、固着防止剤に防食剤として亜硝酸ナトリウムを加添させておく。亜硝酸ナトリウムの配合量は、前述したように、PTFEディスパージョン100部に対して3〜9部の範囲で適宜に設定される
実施例及び参考例として、上記した形態の膨張黒鉛シートガスケットAを複数種製作した。すなわち、後述するように固着防止膜Dを形成するために使用した固着防止剤の組成のみが異なる本発明に係る膨張黒鉛シートガスケット(以下「実施例ガスケット」という)A11及び参考例としての膨張黒鉛シールガスケット(以下「参考例ガスケット」という)A1〜A10を製作した。
各ガスケットA1〜A11においては、ガスケット本体Cとして日本ピラー工業(株)製「ピラーテクノグラフシートシリーズ#5600」を使用した。
また、PTFEディスパージョンに層状鉱物を添加した固着防止原料をミキサーで5分間粉砕,混合することにより、PTFEディスパージョンに微粉状の層状鉱物が分散配合された固着防止剤を得て、この固着防止剤をガスケット本体Cの両面(表裏面)に塗工することにより、ガスケット本体Cの両面に均一な5μmの膜厚の固着防止膜Dを形成した。但し、実施例ガスケットA11においては、固着防止剤として、上記の如くPTFEディスパージョンに微粉状の層状鉱物が分散配合されたものに更に防食剤として亜硝酸ナトリウムを添加したものを使用した。亜硝酸ナトリウムの配合量は、PTFEディスパージョン100部に対して4部とした。PTFEディスパージョンとしては、三井・デュポンフロロケミカル(株)製「PTFEディスパージョン34JR」を使用した。
各ガスケットA1〜A11において、固着防止剤に含有される層状鉱物及びその配合量は表1に示す通りである。
すなわち、参考例ガスケットA1〜A5においては、層状鉱物としてマイカの一種であるセリサイト(脇田工業(株)製「セリサイトマイカMK」)を使用した。PTFEディスパージョン100部に対するセリサイトの配合量は、ガスケットA1においては1部、ガスケットA2においては4部、ガスケットA3においては7部、ガスケットA4においては10部、ガスケットA5においては15部とした。
また、参考例ガスケットA6においては、層状鉱物としてバーミキュライト(市販の園芸用バーミキュライト)と参考例ガスケットA1〜A5において使用したものと同一のセリサイトとの混合物を使用し、PTFEディスパージョン100部にセリサイト5部とバーミキュライト5部とを分散配合させた固着防止剤により固着防止膜Dを形成した。
また、参考例ガスケットA7においては、層状鉱物としてタルク(日本タルク(株)製「タルクMS」)とガスケットA6において使用したものと同一のセリサイト及びバーミキュライトとの混合物を使用し、PTFEディスパージョン100部にセリサイト5部とバーミキュライト5部とタルク3部とを分散配合させた固着防止剤により固着防止膜Dを形成した。
また、参考例ガスケットA8においては、層状鉱物としてガスケットA7において使用したものと同一のタルクを使用し、PTFEディスパージョン100部にタルク10部を分散配合させた固着防止剤により固着防止膜を形成した。
また、参考例ガスケットA9においては、層状鉱物としてマイカ(脇田鉱業(株)製「マイカ#3900」)を使用し、PTFEディスパージョン100部にマイカ10部を分散配合させた固着防止剤により固着防止膜Dを形成した。
また、参考例ガスケットA10においては、層状鉱物として参考例ガスケットA6,A7において使用したものと同一のバーミキュライトを使用し、PTFEディスパージョン100部にバーミキュライト10部を分散配合させた固着防止剤により固着防止膜Dを形成した。
また、実施例ガスケットA11においては、参考例ガスケットA4で使用されたものと同一の固着防止剤に亜硝酸ナトリウムを添加した(添加量はPTFEディスパージョン100部に対して4部とした)ものを固着防止剤として、これを塗工することにより固着防止膜Dを形成した。
また、比較例として、次のようなシートガスケット(以下「比較例ガスケット」という)A12〜A14を製作した。すなわち、比較例ガスケットA12は、固着防止剤におけるセリサイトの配合量を20部(PTFEディパージョン100部に対して)とした点を除いて、参考例ガスケットA4と同一構成の膨張黒鉛シートガスケットである。比較例ガスケット13は、実施例ガスケットA11、参考例ガスケットA1〜A10及び比較例ガスケットA12においてガスケット本体Cとして使用した膨張黒鉛シートガスケットである。比較例ガスケットA14は市販の石綿ジョイントシートである。
而して、実施例ガスケットA11、参考例ガスケットA1〜A10及び比較例ガスケットA12〜A14について、次のような実験装置を使用した剥離性確認試験を行った。
すなわち、実験装置は、図3(a)に示す如く、上下対向端面の中央部に凹部E,Fを形成したステンレス鋼製の上下容器G,Hを、その対向面(金属シール面)g,h間にガスケットAを介在させた状態で、ボルト・ナットIにより締付けるように構成されたものである。
そして、ガスケットAの締付面圧が4MPaとなるようにボルト・ナットIを締付けると共に下容器Hの凹部Eに水Jを入れた状態(ガスケットAが高温蒸気に晒される状態)で、電気炉内において200℃,24時間の条件で加熱処理をした上、常温まで空冷した。この加熱,空冷工程を3回繰り返した上、上容器Gを取り外して、図3(b)に示す如く、ガスケットAを下容器Hの上面から引き剥がした。
ガスケットAの引き剥がしは、図3(b)に示す如く、ガスケットAの一端部にバネ秤Kを取り付けて、このバネ秤Kを持ち上げることによって行った。そして、このときの持ち上げ力をバネ秤Kで測定して、これを当該ガスケットAの引き剥がしに必要な剥離力(kg)とした。その結果は、表1に示す通りであった。
また、ガスケットAを引き剥がした後において、下容器のガスケット接着面の状態を目視により観察して、ガスケットAの剥離容易性を評価した。その結果は、表1に示す通りであった。剥離力が500kg以下であれば作業者が容易にガスケットを剥がすことができるという経験から、剥離容易性の評価は、剥離力が500kg以下であり、金属シール面hにガスケットAの装着跡が残っていない場合を、剥離容易性に極めて優れるとして表1に「◎」で示した。また、剥離力が500kg以下であるが、金属シール面hにガスケットAの装着跡が残っている場合を、剥離容易性に優れるとして表1に「○」で示した。また、金属シール面hにはガスケットAの装着跡が残っているにすぎないが、剥離力が500kgを超えており、ガスケットAの剥離が容易でない場合を、剥離容易性に劣るとして表1に「△」で示した。また、剥離力とは関係なく、引き剥がし時にガスケットAの一部又は全部が破壊されて、ガスケットAが金属シール面hに強く付着している場合を、剥離不可能として表1に「×」で示した。
また、シール性についても確認した。その結果は表1に示す通りであった。シール性は、固着防止膜Dを形成していない比較例ガスケットA13のシール性を基準として、これと同等のシール性を有するものをシール性に問題ないものとして表「○」で示し、比較例ガスケットA13のシール性に比してシール性の劣るものを表1に「×」で示した。なお、比較例ガスケットA14については、膨張黒鉛シートガスケットではないことから、シール性の確認は行わなかった。
表1に示す剥離力,剥離容易性から明らかなように、固着防止膜Dを形成したものは、固着防止膜Dを形成しないものに比して、剥離力が極めて小さく、容易に剥離することができ、剥離容易性にも優れている。特に、剥離力は、固着防止膜Dにおける層状鉱物の配合量(固着防止剤における層状鉱物の配合量)が多くなるに従って小さくなっている。このことから、ガスケットAの金属シール面への固着防止効果は、主として、層状鉱物の存在によるものと理解される。しかし、比較例ガスケット12から明らかなように、層状鉱物の配合量が15部を超えると、ガスケット本来の機能であるシール性に悪影響を及ぼす。また、防食剤として亜硝酸ナトリウムを配合した実施例ガスケットA11については、上下容器G,Hを耐食性に劣る鉄製のものに変えて、上記した剥離性確認試験を行ったが、金属シール面hに孔食等の腐食が生じておらず、剥離力,剥離容易性,シール性についても耐食性に優れるステンレス鋼製の上下容器G,Hを用いた場合と同一の結果が得られた。このことから、亜硝酸ナトリウムを適量配合しておくことにより、金属シール面の材質が耐食性に優れるものである場合には勿論、耐食性に劣るものであっても、固着防止膜Dの機能やガスケット本来のシール機能を阻害することなく、そのまま担保しうることが理解される。
Figure 0005307475
本発明に係る膨張黒鉛シートガスケットの一例を示す縦断側面図である。 図1の要部を拡大して示す縦断側面図である。 膨張黒鉛シートガスケットの剥離性確認試験に使用する実験装置を示した縦断側面図であり、(a)図は当該ガスケットの挟圧,加熱状態を示し、(b)図は当該ガスケットの剥離力の測定状態を示している。
符号の説明
A 膨張黒鉛シートガスケット
C ガスケット本体
D 固着防止膜

Claims (2)

  1. アラミド繊維で補強された膨張黒鉛シートからなるガスケット本体の表面に、PTFEディスパージョンに当該PTFEディスパージョン100部に対して15部を超えない範囲で層状鉱物を分散配合すると共に防食剤として当該PTFEディスパージョン100部に対して3〜9部の亜硝酸ナトリウムを添加した固着防止剤を塗工することによって膜厚が3〜8μmの固着防止膜を形成したことを特徴とする膨張黒鉛シートガスケット。
  2. 固着防止剤にあって、セリサイト,マイカ,バーミキュライト,タルクから選択された1種以上の層状鉱物が配合されていることを特徴とする、請求項1に記載する膨張黒鉛シートガスケット。
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