JP6970495B2 - ステンレス鋼板カーボン複合材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ここで、図5は、燃料電池16を構成する単位セルの構成を示す分解図であり、図6は、図5に示す燃料電池用セパレータ5の構成を示す図である。図6(a)は、平面図であり、図6(b)は、図6(a)の線X−Yにとった断面図である。
すなわち、固体高分子形燃料電池用セパレータとしては、ガラス状カーボンを中心としたカーボン製セパレータが従来から検討されていたが、このようなカーボン製のセパレータは、非常に割れやすく、可撓性・柔軟性が乏しく、また、車載用の燃料電池等としての用途を考えると、ガスバリア性・気密性に乏しく、更には、小型化が困難で加工コストも高い等といった問題もあることから、実用性に問題があるとされている。
一方で、金属製の基材に対して、炭素粉末と樹脂粉末とを混合した混合粉末を含んだ塗料を塗布して、金属基材の表面に導電性塗膜を形成した塗装金属や、前記混合粉末を成型したカーボン板を金属製の基材に積層させた複合カーボン板を、燃料電池用のセパレータとして使用することもこれまで検討されている。
そこで、このような状況の下、本発明者らが鋭意検討した結果、ステンレス鋼製の板状基材の表面には、EDS元素分析で測定された酸素(O)と鉄(Fe)との元素比(O/Fe)が所定の範囲である酸素欠損性の酸化皮膜を形成し、導電性が発現する酸素欠損性の酸化皮膜を介して板状基材の表面にカーボン層を積層することにより、導電性、耐食性及び可撓性が共に優れたステンレス鋼板カーボン複合材が得られることを見出し、本発明を完成した。
また、本発明の他の目的は、当該、導電性、耐食性及び可撓性等が共に優れたステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法を提供することにある。
(1) ステンレス鋼製の板状基材の少なくとも片面に、炭素粉末と熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末とを含むカーボン層が積層されたステンレス鋼板カーボン複合材であり、前記カーボン層は、前記炭素粉末(C)と樹脂粉末(R)とを体積比(C/R)で6/4〜9/1の割合で含み、且つ前記板状基材の表面に形成された酸化皮膜を介して積層されており、また、前記酸化皮膜はEDS元素分析で測定された酸素(O)と鉄(Fe)との元素比(O/Fe)が0.07〜0.26の範囲内であることを特徴とするステンレス鋼板カーボン複合材。
(2) 前記板状基材が、オーステナイト系ステンレス鋼又はフェライト系ステンレス鋼であることを特徴とする前記(1)に記載のステンレス鋼板カーボン複合材。
(3) 前記熱可塑性樹脂からなる樹脂粉末が、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、液晶ポリマー樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のステンレス鋼板カーボン複合材。
(4) 前記熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末が、フェノール樹脂及びエポキシ樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のステンレス鋼板カーボン複合材。
(5) 前記板状基材の表面とこの表面に積層されるカーボン層との間が、接着剤層を介して接合されていることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材。
(6) ステンレス鋼製の板状基材の少なくとも片面に、炭素粉末と熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末とを含むカーボン層を積層してステンレス鋼板カーボン複合材を製造する方法であり、
前記板状基材の少なくとも片面に、表面処理液として、1〜8質量%のフッ化水素酸水溶液、又は、フッ化水素酸(HF)と硝酸(HNO3)との濃度比(HF/HNO3)が2以上であってHF濃度が2質量%以上のフッ化水素酸・硝酸混合水溶液を接触させる表面処理工程と、
この表面処理後の板状基材の表面に前記炭素粉末(C)と樹脂粉末(R)との体積比(C/R)が6/4〜9/1の割合であるカーボン層を積層する積層工程とを有することを特徴とするステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(7) 前記表面処理工程に先駆けて、前記板状基材の少なくとも片面に、前処理液として、酸濃度25質量%以上及び塩化鉄濃度20質量%以上の塩化鉄含有酸水溶液を接触させる前処理工程を有することを特徴とする前記(6)に記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(8) 前記積層工程では、前記炭素粉末と樹脂粉末とを含む粉末混合物をホットプレスしてカーボン層を形成し、得られたカーボン層を表面処理後の板状基材の表面にホットプレスして積層することを特徴とする前記(6)又は(7)に記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(9) 前記積層工程に先駆けて、表面処理後の板状基材の表面に接着剤組成物を塗布して接着剤層を形成する接着剤層形成工程を有し、積層工程ではこの接着剤層を介して表面処理後の板状基材の表面にカーボン層が積層されることを特徴とする前記(6)〜(8)のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(10) 前記熱可塑性樹脂からなる樹脂粉末が、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、液晶ポリマー樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする前記(6)〜(9)のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(11) 前記熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末が、フェノール樹脂及びエポキシ樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする前記(6)〜(9)のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
(12) 前記板状基材が、オーステナイト系ステンレス鋼又はフェライト系ステンレス鋼であることを特徴とする前記(6)〜(11)のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
また、本発明によれば、導電性、耐食性及び可撓性が共に優れたステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法を提供することができる。
本発明のステンレス鋼板カーボン複合材は、ステンレス鋼製の板状基材の少なくとも片面に、炭素粉末と熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末とを含むカーボン層が積層されたステンレス鋼板カーボン複合材であって、前記カーボン層は、前記炭素粉末(C)と樹脂粉末(R)とを体積比(C/R)で6/4〜9/1の割合で含み、且つ板状基材の表面に形成された酸化皮膜を介して積層されており、また、前記酸化皮膜はEDS元素分析で測定された酸素(O)と鉄(Fe)との元素比(O/Fe)が0.07〜0.26の範囲内であることにその特徴を有する。
そして、この炭素粉末の粒子径については、レーザー回折式粒度分布測定装置(例えば、Malvern社製商品名「Mastersizer2000」等)を用いて測定されるD50(累積50体積%径)の値(平均粒子径)が、通常4μm以上200μm以下、好ましくは10μm以上30μm以下であるのがよく、4μmより小さいと比表面積が大きいため樹脂が粒子同士またはSUS板との接着に使用されにくく可撓性に劣る虞があり、反対に、200μmより大きくなるとカーボン層を形成する際に平滑な面が得られにくく不良率が大きくなる虞がある。
本発明のステンレス鋼板カーボン複合材は、柔軟性や可撓性、圧縮強度、成形性、気密性等において優れているだけでなく、導電性(低接触抵抗)と耐食性とが共に優れており、例えば、固体高分子形燃料電池用等の燃料電池用セパレータ、レドックスフロー型2次電池用の集電板、石油精製用、石油化学用等のガスケットやパッキン等の用途において好適に用いられる。
1.ステンレス鋼製の板状基材の調製
〔ステンレス鋼製の板状基材〕
以下の各実施例及び比較例においては、SUS430ステンレス鋼板(以下、「M1」という。)、SUS444ステンレス鋼板(以下、「M2」という。)、及びSUS316Lステンレス鋼板(以下、「M3」という。)から切り出された50μm厚み×幅100mm×長さ100mmの大きさの板状基材(M1〜M3)を用いた。
上で得られた板状基材(M1〜M3)について、それぞれ、表面処理液として表1に示すように4質量%のフッ化水素酸水溶液を用い、この表面処理液中に50℃及び10分間の処理条件で浸漬し、次いで超純水を用いて表面を洗浄し、板状基材の表面に酸化皮膜からなる表面層が形成された表面処理後の板状基材(M1〜M3)を調製した。
表面処理後の板状基材(M1〜M3)について、集束イオンビーム加工装置(日立ハイテクサイエンス社製のSMI3050SE)を用い、メッシュとしてMo製メッシュを使用し、また、表面保護膜としてカーボンデポ膜を使用し、FIB-マイクロサンプリング法にてTEM観察用の薄膜断面試料を作製した。
また、TEM観察には電解放出型透過電子顕微鏡(日本電子株式会社製のJEM-2100F)を用いて、断面観察の加速電圧は200kVとし、また、EDS元素分析にはエネルギー分散形X線分析装置(日本電子株式会社製のJED-2300T)を用いて、EDS元素分析時には加速電圧200kVで実施した。EDS測定を実施する酸化皮膜は、TEM観察断面(図1)において、EDSによる点分析のFeのKα線とCrのKα線とのカウントピーク面積比が母材(ステンレス)のFeとCrとの組成比(モル比)になる基材部分(2)の表面に形成されている酸化皮膜層(1)を対象とした。
そして、酸素Oと鉄Feの元素比(O/Fe)は、EDSによる点分析の酸素(O)のKα線及び鉄(Fe)のLα線のカウントピーク面積比から算出した。なお、この面積の解析には日本電子株式会社製のAnalysis Programを使用した。
実際の測定及び算出に際しては、酸化皮膜の4ヶ所以上の点において、それぞれのEDSのピーク比率を算出し、その平均値を求めた。なお、この測定は表面処理後大気中で30日経過した試料を用いて測定した。
表面処理後の板状基材(M1〜M3)について、集束イオンビーム加工装置(日立ハイテクサイエンス社製のSMI3050SE)を用い、メッシュとしてMo製メッシュを使用し、また、表面保護膜としてカーボンデポ膜を使用し、FIB-マイクロサンプリング法にてTEM観察用の薄膜断面試料を作製した。
また、TEM観察には電解放出型透過電子顕微鏡(日本電子株式会社製のJEM-2100F)を用い、1視野につき任意の3箇所の酸化皮膜の厚みを測定しその平均をすることで酸化皮膜の厚さを測定した。なお、上記同様にTEM観察断面において、EDSによる点分析のFeのKα線とCrのKα線とのカウントピーク面積比が母材(ステンレス)のFeとCrとの組成比(モル比)になる基材部分(2)の表面に形成されている酸化皮膜層(1)を対象とした。なお、上記同様、この測定についても表面処理後大気中で30日経過した試料を用いて測定した。
〔接着剤層形成工程〕
接着剤層を形成するための接着剤組成物としては、後述の実施例及び比較例の場合も含めて、樹脂粉末として熱可塑性樹脂〔ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリメチルペンテン樹脂(PMP)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)、液晶ポリマー樹脂(LCP)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)、ポリスルホン樹脂(PSU)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)〕を使用する場合には、変性ポリオレフィン樹脂接着剤(三井化学株式会社製、ユニストール)を用い、また、樹脂粉末として熱硬化性樹脂を使用する場合において、当該熱硬化性樹脂がフェノール樹脂(PF)の場合には、イソプロピルアルコールに5wt%になる様にフェノール樹脂を溶解させたフェノール樹脂接着剤(リグナイト株式会社製フェノール樹脂、商品名:AH-1148)を用い、一方で、当該熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂(EP)の場合には、エポキシ樹脂接着剤(新日鉄住金化学株式会社製商品名:YSLV-80XY)を用いた。
そして、上で得られた表面処理後30日経過後の板状基材(M1〜M3)の表面に、卓上コーターを用いて塗布厚10μmとなるように前記接着剤組成物を塗布し、室温中で10分乾燥させて接着剤層を形成し、接着剤層付きの板状基材(M1〜M3)を得た。
炭素粉末としては、球状黒鉛(伊藤黒鉛株式会社製商品名:SG-BH、平均粒子径:20μm)及び膨張黒鉛(伊藤黒鉛株式会社製商品名:EC100、平均粒子径:160μm)を使用した。
また、樹脂粉末としては、後述の実施例及び比較例の場合も含めて、熱可塑性樹脂としてポリプロピレン樹脂(PP)(住友精化株式会社製商品名:フローブレンHP-8522)、ポリエチレン樹脂(PE)(住友精化株式会社製商品名:フローセンUF-20S)、ポリアミド樹脂(PA)(東レ株式会社製商品名:TR-2)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)(東レ株式会社製商品名:A900)、及びポリメチルペンテン樹脂(PMP)(三井化学株式会社製商品名:MX002)、変性ポリメチルペンテン樹脂(m-PMP)〔開発品、無水マレイン酸変性(変性量:1.0質量%)〕、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)(クオドラントポリペンコジャパン株式会社製商品名:ケトロン1000)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)(旭化成ケミカルズ株式会社製商品名:ザイロン300H)、液晶ポリマー樹脂(LCP)(JX日鉱日石エネルギー株式会社製商品名:ザイダーNX−101)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)(東レ株式会社製商品名:TI−5013)、ポリスルホン樹脂(PSU)(BASF社製商品名:ウルトラゾーンS2010)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)(株式会社帝人製:TRN−MTJ)、及びポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)(三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製商品名:ノバデュラン5010R5)を使用し、また、熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂(PF)(リグナイト株式会社製商品名:AH-1148)、及びエポキシ樹脂(EP)(新日鉄住金化学株式会社製商品名:YSLV-80XY)を使用した。
図4に接触抵抗の測定方法を示す。先ず、表面処理後30日経過後の板状基材又はステンレス鋼板カーボン複合材を、それぞれ長さ17〜20mm、幅3〜5mmに加工して試験片S又はS’とし、これと標準とするカーボンペーパ(東レ株式会社製商品名:TGP-H-120)301とを重ねた。そして、これを2つの金メッキした銅製金具302で挟み込み、圧縮応力0.9MPa(P’)を付加した状態で2つの金メッキ銅製金具の間に試験片S/カーボンペーパ接触面積値(単位cm2)と同じ値の直流電流(単位A)を流して、金メッキ銅金具302/カーボンペーパ301/試験片S又はS’の接続部に生ずる電圧降下を測定することで得られる接触抵抗値(単位:mΩ・cm2)で確認した。測定は10点測定を行い、最大値と最小値を省いた8点の平均値を測定値とした。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。
耐久性試験は、前記の試験片S’(ステンレス鋼板カーボン複合材)を、予め20ppmのフッ素(F)イオンを含んだ80℃のpH3の硫酸溶液中に4日間浸漬した上で、処理後の試験片S’を超純水で洗浄し、乾燥した後、上記と同様の方法で接触抵抗値(単位:mΩ・cm2)を測定した。浸漬前後の接触抵抗値の変化を評価することで耐久性(耐食性)を評価した。
得られた結果を下記の表2に示す。
実施例1〜4で得られた各ステンレス鋼板カーボン複合材から、それぞれ50mm×5mm×0.6mmの大きさの試験片として切り出し、この各試験片を、JIS K7171に準拠して、万能試験機(島津製作所社製AUTOGRAPH AG-IS型)によりStress-Strain曲線を測定し、歪み1.5%又は0.8%の時における各試験片の破壊(亀裂)の発生の有無を目視で観察し、下記の基準で評価した。
得られた結果を下記の表2に示す。
◎:1.5%歪みで破壊しない場合
○:0.8%歪みで破壊しない場合
×:0.8%歪みで破壊する場合
前記板状基材(M1)を用いて、先ず、前処理液として塩酸(関東化学社製特級)及び塩化鉄(FeCl3)(関東化学社製特級)をそれぞれ30質量%の濃度で溶解された塩化鉄含有酸溶液を用い、この前処理液中に50℃及び1分間の処理条件で浸漬し、次いで超純水を用いて表面を洗浄し、前処理後の板状基材(M1)を調製した。
上で得られた前処理後の板状基材(M1)について、それぞれ、表面処理液として表1に示す濃度のフッ化水素酸水溶液を用い、この表面処理液中に50℃及び10分間の処理条件で浸漬し、次いで超純水を用いて表面を洗浄し、板状基材の表面に酸化皮膜からなる表面層が形成された表面処理後の板状基材(M1)を調製した。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記実施例5〜7において、表面処理液として使用したフッ化水素酸水溶液に代えて、表面処理液として硝酸(関東化学社製特級)及びフッ化水素酸(関東化学社製特級)を表1に示す割合で含有するフッ化水素酸・硝酸混合水溶液を用いた以外は、実施例5〜7と同様の方法で前処理及び表面処理を行った板状基材(M1)を調製し、同じように、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定し、また、同じように、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層及びカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記実施例5〜7において、表面処理液として使用したフッ化水素酸水溶液の濃度4質量%とした以外は、実施例5〜7と同様の方法で前処理及び表面処理を行なった板状基材(M1)を調製し、同じように、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。そして、実施例5〜7において使用した樹脂粉末に代えて、表1に記載の通り、樹脂粉末をそれぞれPE、PA、PPS、PMP、m-PMP、PEEK、PSU、LCP、PET、PAI、PPE、PBT、PF又はEPとすると共に、カーボン層を形成する際の前プレスの温度をそれぞれ130℃(PE)、250℃(PA、PBT、PPE、m-PMP)、300℃(PPS、PET、PAI)、350℃(LCP)、400℃(PEEK、PSU)、250℃(PMP)及び80℃(PF及びEP)とした以外は、実施例5〜7と同様にカーボン層を形成し、また、同じように、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層及びカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。なお、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層付きのカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得る際の本プレスの温度は、それぞれ130℃(PE)、250℃(PA、PBT、PPE、m-PMP)、300℃(PPS、PET、PAI)、350℃(LCP)、400℃(PEEK、PSU)、150℃(PF及びEP)とした。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記実施例5〜7において、表面処理液として使用したフッ化水素酸水溶液の濃度4質量%とした以外は、実施例5〜7と同様の方法で前処理及び表面処理を行なった板状基材(M1)を調製し、同じように、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。そして、実施例5〜7において使用した炭素粉末及び樹脂粉末の配合比率を表1に示す比率とした以外は、実施例5〜7と同様にカーボン層を形成し、同じように、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層及びカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記実施例5〜7において、表面処理液として使用したフッ化水素酸水溶液の濃度4質量%とした以外は、実施例5〜7と同様の方法で前処理及び表面処理を行なった板状基材(M1)を調製し、同じように表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。そして、実施例5〜7において使用した炭素粉末の配合比率を表1に示す比率とした以外は、実施例5〜7と同様にカーボン層を形成し、同じように、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層及びカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記実施例5〜7において、前処理液として、塩酸及び塩化鉄(FeCl3)が表1に記載の通りの濃度で溶解された塩化鉄含有酸溶液を用い、且つ、表面処理液として使用したフッ化水素酸水溶液の濃度4質量%とした以外は、実施例5〜7と同様の方法で前処理及び表面処理を行なった板状基材(M1)を調製し、同じように、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。そして、実施例5〜7と同じように、表面処理後30日経過後の板状基材に接着剤層及びカーボン層を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記板状基材(M3)を用いて、これを2質量%硫酸(関東化学社製)中に浸漬させて、温度30℃において、+2A/dm2×1秒、-2A/dm2×1秒、+2A/dm2×1秒、-2A/dm2×1秒、及び+2A/dm2×1秒(+がアノード電極、-がカソード電極)の順に電解処理(前処理)を行った。次いで、表面処理液として5質量%のフッ化水素酸水溶液と3質量%の硝酸を混合した酸溶液を用い、前記電解処理後の板状基材を55℃及び90秒間の処理条件で浸漬し、次いで超純水を用いて表面を洗浄し、板状基材の表面に酸化皮膜からなる表面層が形成された表面処理後の板状基材(M3)を調製した。
その後、得られた表面処理後の板状基材(M3)について、前述の実施例1〜4と同様に、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、表面処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。接着剤層及びカーボン層の積層は行なわず、当該表面処理後の各板状基材(M3)としたまま、実施例1〜4と同様の方法を用いて、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。
得られた結果を下記の表2に示す。
前記板状基材(M3)を用いて、これを、前処理として濃度5質量%、液温60℃のオルソケイ酸ナトリウム溶液に浸漬し、電流密度5A/dm2でアノード電解脱脂を10秒間実施した後、中和処理のため、濃度5質量%、常温の塩酸酸洗を10秒間実施した。そして、温度50℃の15質量%FeCl3(関東化学社製)中に浸漬させ、アノード電流密度は3.0kA/m2、カソード電流密度は0.5kA/m2、交番サイクル2.5Hzの電解処理を60秒実施し、次いで超純水を用いて表面を洗浄した。
その後、得られた電解処理後の板状基材(M3)について、前述の実施例1〜4と同様に、表面処理後30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定した。なお、電解処理直後の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している。一方で、フェノール樹脂(リグナイト株式会社製商品名:AH-1148)と天然黒鉛粉(伊藤黒鉛株式会社製商品名:SG-BH8)とカーボンブラック(ライオン株式会社製商品名:ECP-600JD)とをそれぞれ3g、6g又は1g(質量比で3:6:1)で混合し、これに、イソシアネート架橋剤(旭化成ケミカルズ株式会社製商品名:MF-B60X)を前記フェノール樹脂質量に対して3倍量添加し、これを混練した。これに酢酸エチレングリコールモノブチルエーテルを添加しスラリー状にした後、前記電解処理後の板状基材(M3)にバーコーターで塗布し275℃で60秒焼き付け処理を経てステンレス鋼板カーボン複合材とした。乾燥後の被覆層厚さは6μmとした。その後、得られたステンレス鋼板カーボン複合材について、実施例1〜4と同様の方法で、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。
得られた結果を下記の表2に示す(なお、この比較例8については、表2における「表面処理直後」は『電解処理直後』と読み替え、また、「表面処理30日後」は『電解処理30日後』と読み替えるものとする)。
前記板状基材(M1)を用いて、表面処理を行わなかった以外は、前述の実施例1と同様にして、30日経過後の酸化皮膜の厚み、元素比(O/Fe)及び接触抵抗値を測定し、また、同じように、当該板状基材に接着剤層及びカーボン層(樹脂粉末としてPPを使用)を積層させてステンレス鋼板カーボン複合材を得ると共に、接触抵抗値の測定、耐久性試験及び可撓性評価を行なった。なお、30日経過前の板状基材についても、同様の方法で接触抵抗値を測定している(なお、この比較例9については、表面処理を行っていないが、表2における「表面処理直後」は『30日経過前』と読み替え、また、「表面処理30日後」は『30日経過後』と読み替えるものとする)。
Claims (7)
- ステンレス鋼製の板状基材の少なくとも片面に、炭素粉末と熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末とを含むカーボン層を積層してステンレス鋼板カーボン複合材を製造する方法であり、
前記板状基材の少なくとも片面に、表面処理液として、1〜8質量%のフッ化水素酸水溶液、又は、フッ化水素酸(HF)と硝酸(HNO3)との濃度比(HF/HNO3)が2以上であってHF濃度が2質量%以上8質量%以下のフッ化水素酸・硝酸混合水溶液を接触させて、表面に厚さが6nm以上25nm以下である酸化皮膜が形成された表面処理後の板状基材を得る表面処理工程と、
この表面処理後の板状基材の表面に、前記炭素粉末(C)と樹脂粉末(R)との体積比(C/R)が6/4〜9/1の割合であると共に厚さが0.05mm以上2.0mm以下であるカーボン層を積層する積層工程とを有することを特徴とするステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。 - 前記表面処理工程に先駆けて、前記板状基材の少なくとも片面に、前処理液として、酸濃度25質量%以上及び塩化鉄濃度20質量%以上の塩化鉄含有酸水溶液を接触させる前処理工程を有することを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
- 前記積層工程では、前記炭素粉末と樹脂粉末とを含む粉末混合物をホットプレスしてカーボン層を形成し、得られたカーボン層を表面処理後の板状基材の表面にホットプレスして積層することを特徴とする請求項1又は2に記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
- 前記積層工程に先駆けて、表面処理後の板状基材の表面に接着剤組成物を塗布して接着剤層を形成する接着剤層形成工程を有し、積層工程ではこの接着剤層を介して表面処理後の板状基材の表面にカーボン層が積層されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂からなる樹脂粉末が、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、液晶ポリマー樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂からなる樹脂粉末が、フェノール樹脂及びエポキシ樹脂からなる群から選ばれたいずれか1種か又は2種以上の混合物からなる樹脂粉末であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
- 前記板状基材が、オーステナイト系ステンレス鋼又はフェライト系ステンレス鋼であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のステンレス鋼板カーボン複合材の製造方法。
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