JP5301883B2 - 斜面昇降機の振動防止構造 - Google Patents

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本発明は、斜面昇降機の振動防止構造に関するものであり、特に、人員を搭乗させる上部車両と、レールに沿って走行する駆動台車とを備えた斜面昇降機の振動防止構造に関する。
従来、モノレールカーなどの斜面昇降機は、車両が斜面を昇降することによって、その車両に搭乗する人員を搬送するものである。特に、本モノレールカーは、敷設した鋼製のレール上をスリップせずに走行するために、レールにラックを付設し、そのラックと噛合したピニオンをモータにて駆動する構成となっている。
また、このような斜面昇降機では、例えば、特許文献1に示すように、人員を搭乗させる上部車両と、その上部車両と連結して走行する駆動台車(下部車両)とで構成されており、鋼製のレール上を鋼製の車輪で走行することが一般的である。
特開2001−48009号公報
しかしながら、上述したような斜面昇降機では、鋼製のレール上を鋼製の車輪で走行させるため、上部車両における振動が大きくなり、搭乗する人員に乗り心地の悪い感覚を与えるおそれがあった。特に、上部車両の鉛直方向に対しての振動が大きくなる傾向があり、このような振動を緩和させることが望まれている。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、上部車両の振動を緩和させることができる斜面昇降機の振動防止構造を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
すなわち、請求項1記載の本発明では、人員を搭乗させる上部車両と、レールに沿って走行する駆動装置を有する下部車両とを備えた斜面昇降機の振動防止構造において、前記下部車両は、前記上部車両を鉛直方向に保持する保持部を有し、前記保持部には、鉛直方向に弾性を有する複数の空気ばねと、鉛直方向に弾性を有するダンパーと、水平方向に弾性を有する水平バッファと、鉛直方向に弾性を有する鉛直バッファと、支持部材に支持されて前記保持部に下方から当接させることにより鉛直方向に弾性を有するゴムバッファとを設け、前記空気ばねで前記上部車両における振動を緩和し、前記ダンパーで前記空気ばねの余振動と左右方向の揺れを緩和し、前記水平バッファと鉛直バッファとで急停車時における前記上部車両の沈み込みを緩和し、前記ゴムバッファによって急停車時における前記上部車両の浮き上がりを緩和させることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、人員を搭乗させる上部車両と、レールに沿って走行する駆動装置を有する下部車両とを備えた斜面昇降機の振動防止構造において、前記下部車両は、前記上部車両を鉛直方向に保持する保持部を有し、前記保持部には、鉛直方向に弾性を有する複数の空気ばねと、鉛直方向に弾性を有するダンパーと、水平方向に弾性を有する水平バッファと、鉛直方向に弾性を有する鉛直バッファと、支持部材に支持されて前記保持部に下方から当接させることにより鉛直方向に弾性を有するゴムバッファとを設け、前記空気ばねで前記上部車両における振動を緩和し、前記ダンパーで前記空気ばねの余振動と左右方向の揺れを緩和し、前記水平バッファと鉛直バッファとで急停車時における前記上部車両の沈み込みを緩和し、前記ゴムバッファによって急停車時における前記上部車両の浮き上がりを緩和させることにより、上部車両における走行中の振動による揺れ、そして、減速時や停止時の衝動による振れを緩和させることができ、搭乗する人員の乗り心地を改善することができる。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
[斜面昇降機の構成]
図1から図3は、本発明に係る斜面昇降機の好適な一実施形態として採用されるモノレールカー10を示している。図1から図3は、斜面昇降機の構成を示す概観図である。
モノレールカー10は、図1に示すように、敷設されたレール20上を走行する。
レール20は、走行方向に伸延した略正方形断面の上下角パイプを所定の上下間隔を保持して配置されており、走行方向に伸延されている。図1(B)に示すように、また、レール20の上角パイプの下面には、歯を下方向に突出させたラック46が付設されている。また、レール20の上角パイプには、導体よりなる給電レール42が長手方向に伸延させて配置されている。
モノレールカー10は、図1に示すように、上部車両12と下部車両14とから構成される。上部車両12は、人員を搭乗させるキャビンを備えた車両である。下部車両14は、レール20に沿って走行する駆動装置18を有する車両である。また、下部車両14には、上部車両12を保持するための保持部16が設けられている。
図2に示すように、下部車両14には、保持部16を傾動軸24で傾動させるためのシリンダー26が配設されている。このシリンダー26は、油圧式であり、電動で伸縮自在である。このように、シリンダー26が伸縮することによって、保持部16を傾動させ、上部車両12を傾動させることとなる。
具体的には、水平なレール20上にモノレールカー10がある場合には、図2(A)に示すように、シリンダー26が縮んだ状態に制御され、所定の傾斜角度のレール20上にモノレールカー10がある場合には、図2(B)に示すように、シリンダー26が伸びた状態に制御される。これによって、モノレールカー10は、斜面に敷設されているレールの傾斜角度に応じた走行が可能である。尚、本実施形態においては、傾動角度が約26度となっているが、本発明はこれに限らない。
このように、上部車両12と下部車両14とは傾動可能に連結されており、下部車両14は、上部車両12を水平状態とする角度で保持部16を傾動させるシリンダー26(車両傾動部)を備えたので、上部車両12を水平に保持することができるとともに、上部車両12と下部車両14との角度が一定でなくても、上部車両12の鉛直方向に対する振動を緩和させることができる。
図1(B)に示すように、駆動装置18には、レール20の上方から当接するように走行車輪36と、側方から当接するようにガイド車輪37が配設されている。また、駆動装置18には、レール20に付設したラック46に噛合させるピニオン34が配設けられている。このように、モノレールカー10は、走行車輪36、ガイド車輪37、ピニオン34により走行させることとなる。また、駆動装置18には、ピニオン34等を駆動させるためのモータ44にて駆動する構成となっている。
保持部16には、図2に示すように、上部車両12の底板枠22を保持するための複数の空気ばね28が配設されている。これら複数の空気ばね28は、鉛直方向に弾性を有する。また、この空気ばね28は、ベローズ型の空気ばねである。また、本実施形態においては、図3(A)に示すように、8個の空気ばね28が配設されているが、本発明はこれに限らない。
このように、上部車両12を鉛直方向に保持する保持部16に、鉛直方向に弾性を有する複数の空気ばね28が設けられたので、上部車両12の鉛直方向に対する固有振動数を低くめ、良好な防振効果を得られることができ、上部車両12における振動を緩和させることができる。
また、保持部16においては、図1(B)及び図2に示すように、空気ばね28の近傍で保持部16の前後左右4箇所にオイルダンパー30が配設されている。このオイルダンパー30は、鉛直方向に弾性を有するダンパーであり、空気ばね28の余振動と左右方向の揺れを緩和することができる。
また、保持部16においては、図2に示すように、ゴムバッファ32が配設されている。このゴムバッファ32は、図3(A)に示すように、空気ばね28の近傍で保持部16の前後左右4箇所に配設されている。これらゴムバッファ32は、図3(B)に示すように、前後方向(水平方向)に弾性を有する第一ゴムバッファ32aと、左右方向(水平方向)に弾性を有する第二ゴムバッファ32bと、上下方向(鉛直方向)に弾性を有する第三ゴムバッファ32cとから構成されている。
このように、保持部16には、水平方向に弾性を有するゴムバッファ32が設けられたので、走行時、減速時、停車時における水平方向の衝動による振れを緩和させることができる。また、保持部16には、鉛直方向に弾性を有するゴムバッファ32が設けられたので、急停車時における沈み込みを緩和させることができる。
また、保持部16においては、図1(B)に示すように、下方からもゴムバッファ38が配設されている。このゴムバッファ38は、上下方向(鉛直方向)に弾性を有する。また、このゴムバッファ38は、支持部材39に支持されており、保持部16に下方から当接するように構成されている。
このように、保持部16には、鉛直方向に弾性を有するゴムバッファ38が設けられたので、急停車時における浮き上がりを緩和させることができる。
[その他の実施形態]
尚、上述した実施形態においては、レールに付設したラックに噛合させるピニオンが設けられ、ピニオンにより走行させたが、これに限らず、別の態様で走行させてもよい。
更にまた、上述した実施形態においては、上部車両と下部車両とは傾動可能に連結されており、上部車両を水平状態とする角度で保持部を傾動させたが、これに限らず、例えば、完全に水平状態でなくても、特定の傾斜角度未満で保持部を傾動させてもよい。また、上部車両と下部車両とが傾動可能に連結されなくてもよく、例えば、上部車両と下部車両とが傾動不可能に連結されていてもよい。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
本実施形態における斜面昇降機の構成を示す概観図である。 本実施形態における斜面昇降機の構成を示す概観図である。 本実施形態における斜面昇降機の構成を示す概観図である。
符号の説明
10 モノレールカー
12 上部車両
14 下部車両
16 保持部
18 駆動装置
20 レール
28 空気ばね
30 オイルダンパー
32,38 ゴムバッファ
34 ピニオン

Claims (1)

  1. 人員を搭乗させる上部車両と、レールに沿って走行する駆動装置を有する下部車両とを備えた斜面昇降機の振動防止構造において、
    前記下部車両は、前記上部車両を鉛直方向に保持する保持部を有し、
    前記保持部には、鉛直方向に弾性を有する複数の空気ばねと、鉛直方向に弾性を有するダンパーと、水平方向に弾性を有する水平バッファと、鉛直方向に弾性を有する鉛直バッファと、支持部材に支持されて前記保持部に下方から当接させることにより鉛直方向に弾性を有するゴムバッファとを設け
    前記空気ばねで前記上部車両における振動を緩和し、
    前記ダンパーで前記空気ばねの余振動と左右方向の揺れを緩和し、
    前記水平バッファと鉛直バッファとで急停車時における前記上部車両の沈み込みを緩和し、
    前記ゴムバッファによって急停車時における前記上部車両の浮き上がりを緩和させることを特徴とする斜面昇降機の振動防止構造。
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