JP5301382B2 - 遊技機用内枠構造及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用内枠構造とその内枠構造を備えた遊技機に関する。
例えば、パチンコ機において、外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着される内枠は、軽量化及びコストダウンを図るため、従来の金属製から合成樹脂製を採用する傾向が顕著になっている。ただし、矩形状の内枠全体を合成樹脂にて一体成形する場合には、成形用の金型が大型化して成形費用(製造コスト)が高騰する上に、成形時や装着後の変形(反り)が大きくなって製品歩留まりが悪化したり使用時(特に開放時)に不具合が発生したりするおそれもある。
そこで、遊技盤を囲んで矩形状に四分割された枠組によって内枠を構成し、その四辺(上下左右)の各枠(前面枠の板部)を個々に高分子材料(例えばABS樹脂等の合成樹脂材料)によって形成する四分割構造が提案されている(特許文献1参照)。また、四辺の枠組のうち、ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺を金属材料製の左右の縦辺部材(縦フレーム)により形成し、残りの対向二辺を高分子材料製の上下辺部材(横フレーム)により形成する四分割構造も提案されている(特許文献2参照)。
特開平9−182856号公報 特許第3727262号公報
これらの四分割構造によれば、高分子材料の採用により内枠の軽量化や製造コストの低減をある程度達成することができる。しかし、特許文献1のように四辺すべて高分子材料製の場合には、成形時の変形(反り)は縮小するものの、使用時(特に外枠に対して内枠を開放した時)の変形(反り)は大きい。したがって、装着後の補強のため、高分子材料製の板部(前面枠)に沿ってさらに、高分子材料(例えばABS樹脂等の合成樹脂材料)製の上方・左側・右側の枠部(取付枠)を必要とし、製造コストはかえって上昇する。一方、特許文献2のように金属材料製の縦フレームと高分子材料製の横フレームとを組み合わせる場合には、縦フレームに金属成形フレーム(例えば冷間押出成形品)を用いることにより、必要な強度を保持しつつ比較的安価に製造できる。ところが、このような金属成形フレームを縦フレームに使用するには、ビス等の締結部材により横フレームに固定するための孔(ビス孔、ねじ孔等)を成形品に対して二次加工する必要があり、その際、縦フレームや横フレームの形状・寸法は遊技機の型式によってまちまちであるから、孔加工を標準化(規格化)することはきわめて難しい。したがって、内枠全体として製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることは困難である。
本発明の課題は、四辺のうちの対向二辺に金属成形フレームを使用する場合でも、内枠の軽量化と必要な強度の確保を容易とし、残りの対向二辺に固定するための孔等の二次加工を要することなく、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることのできる遊技機用内枠構造とそれを備えた遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の遊技機用内枠構造は、
遊技機の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが係合し、かつ前記連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されることを特徴とする。
その際、現実的な遊技機用内枠構造は、
遊技機(例えばパチンコ機)の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、遊技盤を囲んで矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記回動軸線方向から嵌合することにより、前記回動軸線に直交する断面内での前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが嵌合し、かつ前記連結フレームが前記第一フレームと前記第二フレームとを挟み付ける状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定される。
このように、金属材料製の第一フレーム(例えば縦フレーム)の第一係合部と高分子材料製の第二フレーム(例えば横フレーム)の第二係合部とが係合(例えば嵌合)し、(例えば左右一対の連結フレームの各々が第一フレームと第二フレームとを挟み付ける状態にて、各々の)連結フレームの長手方向端部が、締結部材(例えばビス)によって第二フレームの長手方向端部に固定される。これによって、第一フレームに金属成形フレーム(例えばアルミニウム材料又はその合金材料からなる冷間押出成形品であるアルミ成形フレーム)を使用する場合でも、内枠の軽量化と必要な強度の確保を容易とし、第二フレームに固定するための孔等の二次加工を要することなく、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。
しかも、第一フレームに沿って平行状に配置される連結フレームは、内枠の構造材としての強度や位置合わせのための精密な寸法精度を必要とするわけではないので、高価な材料や特殊な加工を要しない。したがって、連結フレームは、金属材料(例えばスチール板金)製に限らず、高分子材料(例えばABS樹脂等の合成樹脂材料)製であってもよい。なお、第二フレームは、例えば剛性が高く成形性のよいABS樹脂等の合成樹脂材料によって形成することが望ましい。
ただし、第二係合部は第一係合部と係合するとき、その第一係合部を外側から取り囲みつつ、自身の内周面が第一係合部の外周面と摺動して回動軸線方向に移動し、かつ連結フレームが第二フレームを第一フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定される場合がある。
あるいは、第一係合部は第二係合部と係合するとき、その第二係合部を外側から取り囲みつつ、自身の内周面が第二係合部の外周面と摺動して回動軸線と交差(直交)する方向(例えば水平左右方向)に移動し、かつ連結フレームが第一フレームを第二フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定される場合もある。
ところで、第一係合部は、第一フレームの少なくとも長手方向端面に開口形成された係合凹部であり、
第二係合部は、第二フレームの長手方向両端部にそれぞれ形成され、係合凹部に対して前記回動軸線方向から嵌入する係合凸部であり、
第一フレームの係合凹部に第二フレームの係合凸部が嵌入し、かつ連結フレームが第一フレームを第二フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定されることが望ましい。
この場合には、第一フレームの係合凹部に第二フレームの係合凸部が嵌入し、(例えば左右一対の)連結フレーム(の各々)が第一フレームを第二フレーム側に挟み込む状態にて、(各々の)連結フレームの長手方向端部が、締結部材(例えばビス)によって第二フレームの長手方向端部に固定される。係合凹部と係合凸部とによって第一フレームと第二フレームとを堅牢に組み付けることができ、組立作業も容易である。
そして、このような内枠構造は、例えば次のいずれによって組み立ててもよい。
(1)一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の係合凹部に一対の第二フレーム(上フレームと下フレーム;横フレーム)の係合凸部を回動軸線方向からそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。各々の第一フレームに沿って平行状に一対の(左右の)連結フレームを配置し、各連結フレームの長手方向端部(延出部)を各第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
(2)一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の係合凹部に一方の第二フレーム(上フレーム又は下フレーム;横フレーム)の係合凸部を回動軸線方向からそれぞれ嵌入し、門形状に枠組構成する。各々の第一フレームに沿って平行状に一対の(左右の)連結フレームを配置し、各連結フレームの長手方向一端部(上端延出部)を第二フレームの長手方向端部にビス固定する。他方の第二フレーム(下フレーム又は上フレーム;横フレーム)の係合凹部を一対の第一フレームの係合凹部に回動軸線方向からそれぞれ嵌合し、矩形状に枠組構成する。各連結フレームの長手方向他端部(下端延出部)を第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
(3)一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の各々に沿って平行状に、一対の(左右の)連結フレームを配置(仮止め)して一対の組合せ体を形成する。各組合せ体の第一フレームに形成された係合凹部に、第二フレームに形成された係合凸部を回動軸線方向からそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。各連結フレームの長手方向両端部(延出部)を各第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
(4)一対の第二フレーム(上フレームと下フレーム;横フレーム)の第二係合部が、一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の第一係合部を外側から取り囲みつつ、自身の内周面が第一係合部の外周面と摺動して回動軸線方向に移動して嵌合し、矩形状に枠組構成する。各々の第一フレームに沿って平行状に一対の(左右の)連結フレームを配置し、各連結フレームの長手方向両端部(延出部)を各第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
(5)一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の第一係合部が、一対の第二フレーム(上フレームと下フレーム;横フレーム)の第二係合部を外側から取り囲みつつ、自身の内周面が第一係合部の外周面と摺動して回動軸線と直交する水平左右方向に移動して係合し、矩形状に枠組構成する。各々の第一フレームに沿って平行状に一対の(左右の)連結フレームを配置し、各連結フレームの長手方向両端部(延出部)を各第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
このようにして組み立てられた内枠構造では、さらに、連結フレームの長手方向端部は第一フレームの長手方向端面よりも回動軸線方向外側に延出し、その延出部が締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定されているとよい。
これにより、連結フレームと第二フレームとで第一フレームを確実に挟み込んで保持しながら、第二フレームの位置する側とは反対側(の外方)から締結部材を締め付けることにより、連結フレームの延出部(長手方向端部)を第二フレームの長手方向先端部に容易に固定することができる。
例えば、第一フレームの係合凹部は、壁部によって閉鎖した断面形状が回動軸線方向に連続することにより形成された長手方向の貫通孔であり、
第二フレームの係合凸部は、外部から係合凹部を構成する貫通孔に嵌入され、その貫通孔の内周面を自身の外周面が回動軸線方向に摺動して第一フレームに組み付けることができる。
このような貫通孔(係合凹部)を有する第一フレームは、金属材料(例えばアルミニウム材料又はその合金材料)製の成形品(例えば冷間押出成形品)である金属成形フレーム(例えばアルミ成形フレーム)として安価に製造できる。また、その貫通孔は、第二フレームの係合凸部を嵌入(摺動)させるための組み付けガイドとして活用される。
具体的には、第一フレームには、貫通孔の壁部に隣接する形で、長手方向の全体にわたって連続的に開口する開口部が形成され、
連結フレームを、その開口部から第一フレームに挿入し抱持させるとともに、延出部を第二フレームの長手方向端部に固定することができる。
これにより、連結フレームを開口部から第一フレームに挿入すれば、連結フレームはそのまま第一フレームに抱持されるので、延出部(連結フレームの長手方向端部)の第二フレームの長手方向先端部への固定が容易に行える。
さらに具体的には、連結フレームの延出部(長手方向端部)には、締結部材の取付位置に対応して第二フレームの長手方向端部から突出形成された取付凸部を収納するための挿入凹部が、第一フレームへの挿入方向又はその第一フレームの形成方向に沿って形成される場合がある。
このように、連結フレームの延出部(長手方向端部)において、第一フレームへの挿入方向又は第一フレームの形成方向に沿って挿入凹部を形成することにより、第二フレームの長手方向端部から突出形成された取付凸部を挿入ガイドとして連結フレームを挿入するだけで、挿入凹部に取付凸部を収納することができる。このような挿入凹部と取付凸部とを形成することによって、第一フレーム、第二フレーム及び連結フレームの位置決めが極めて容易に行える。
また、連結フレームには、少なくとも遊技に対する賞球を払い出すための球通路部が高分子材料にて一体成形され、
その球通路部をカバー体で覆うことにより払出装置を形成することができる。
連結フレームに球通路部を一体成形することにより、払出装置を取り付けるための孔等の二次加工を第一フレームに施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、払出装置の小型化と遊技機の内部構造の簡素化を図り、背面側スペースを拡大することができる。
あるいは、連結フレームには、球の払出装置を取り付けるためのベース部を形成することができる。
連結フレームに払出装置のためのベース部を形成することにより、払出装置を取り付けるための孔等の二次加工を第一フレームに施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、この場合には、ベース部に対して、少なくとも遊技に対する賞球を払い出すための球通路体と、その球通路体を覆うカバー体とを組み付けることにより払出装置を形成することができる。さらに、連結フレームに払出装置のためのベース部を形成してあれば、払出装置の主要部をなす球通路体やカバー体をセットで組み付けること(カセット化)ができるので、遊技機の内部構造の簡素化や背面側スペースの拡大とともに、払出装置の取付工程を簡略化することができる。
他方、ヒンジの回動軸線の位置する側とは反対側の連結フレームには、外枠に対する施錠装置を搭載するとともに、
その施錠装置を搭載する連結フレームは、第一フレームを第二フレームの位置する側とは反対側から第二フレーム側に押圧した状態で、自身の長手方向端部(延出部)を締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定することができる。
連結フレームに施錠装置を搭載することにより、連結フレームが施錠装置の主要部を兼ねることが可能となり、施錠装置を取り付けるための孔等の二次加工を第一フレームに施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、この場合には、連結フレームは金属材料(例えばスチール板金)製にて形成されるので、第一フレームとともに内枠の強度(剛性)を高めることができる。
ところで、連結フレームと第一フレーム(例えば第一フレームの貫通孔の壁部)又は第二フレームとの間には、それらによって長手方向に沿って閉鎖状に形成され、遊技に係わる電気配線を収容可能な長手空間(例えば上下空間)を設けることができる。
このような長手空間を設けることにより長手方向に沿って電気配線を通し、連結フレームによって長手空間に蓋をするので、電気配線をすっきり収納することができ、ぶら下がり基板等を用いた不正行為の防止にも役立つ。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
以上のような遊技機用内枠構造を備え、前記外枠に対して前記ヒンジにより開閉可能に装着されることを特徴とする。
このように、内枠構造の第一フレームに金属成形フレーム(例えばアルミニウム材料又はその合金材料からなる冷間押出成形品であるアルミ成形フレーム)を使用する場合でも、内枠の軽量化と必要な強度の確保を容易とし、第二フレームに固定するための孔等の二次加工を要することなく、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。
なお、本発明の内枠構造は、パチンコ機、アレパチ機等の弾球遊技機に対して特に好適に用いられる。
本発明に係る内枠構造を備えたパチンコ機を例示する正面図。 本発明に係る第一の内枠構造を示す後方からの全体斜視図。 図2の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図。 縦フレーム、横フレーム及び連結フレームの接続構成を説明する分解斜視図。 図4の接続構成を拡大して示す側面図。 図5のA−A断面図及びB−B断面図。 左連結フレームの斜視図。 本発明に係る第四の内枠構造を示す後方からの全体斜視図。 図8の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図。 本発明に係る第五の内枠構造を示す後方からの全体斜視図。 図10の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図。 本発明に係る第七の内枠構造を示す後方からの全体斜視図。 図12の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図。 図13の接続構成を拡大して示す側面図。 図14のA’−A’断面図。 第一の変形例を説明する図6(a)相当の断面図。 第二の変形例を説明する図4相当の分解斜視図。 本発明に係る第二の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図。 本発明に係る第三の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図。 本発明に係る第六の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技機用内枠構造(以下、単に内枠構造、内枠ともいう)を備えたパチンコ機を例示する正面図である。図1に示すように、パチンコ機1(遊技機)には遊技盤2が設けられ、前面側(遊技者に対面する側)の盤面には、ほぼ左半周が内外2本の発射レール2bによって区画され、全体として円形の遊技領域2aが形成されている。遊技盤2(遊技領域2a)のほぼ中央には液晶表示部3が搭載され、液晶表示部3の下方(遊技領域2aの中央下部)に大入賞口7が配置されている。また、液晶表示部3と大入賞口7との間には、電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動入賞口8が配置されている。
遊技盤2は内枠4に固定され、内枠4は正面視左側にて上下一対のヒンジ4aにより外枠5に対して回動軸線O周りに回動開閉可能に支持されている。また、遊技盤2は手前側(遊技者側)に位置するガラス板(図示せず)で覆われ、ガラス板は前面枠6(ガラス枠)に固定され、前面枠6はヒンジ5aにより内枠4に対して回動開閉可能に支持され、その回動軸線はヒンジ4a(内枠4)の回動軸線Oとほぼ一致している。なお、内枠4は前面枠6の背面側に、外枠5は内枠4の背面側に、それぞれ全体がほぼ重なり合った状態で配置されている。
なお、本明細書において、上下方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で遊技球が流下する縦方向(例えば、鉛直方向)を意味し、上方をU、下方をDと表す場合がある。また、左右方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で上下方向と交差する横方向(例えば、水平方向)を意味し、遊技者側からみて左側をL、右側をRと表す場合がある。さらに、前後方向とは遊技盤2と交差(例えば、直交)する方向を意味し、遊技者に対面する側(手前側)である前面側(前方側)をF、その反対側(奥側)である後面側(後方側)をBと表す場合がある(図2参照)。
図2は本発明に係る第一の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図3はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図2に示すように、この内枠4は、外枠5(図1参照)に対して回動軸線O周りに回動開閉可能に装着されるとともに、遊技盤2を囲む形で矩形状に四分割された枠組により構成されている。
図2及び図3に示すように、四辺の枠組のうち、回動軸線Oと平行状に配置される対向二辺は、金属(例えばアルミニウムまたはその合金)材料製の左フレーム10L(縦フレーム;第一フレーム)と、同じく右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)とにより形成されている。一方、残りの対向二辺は、高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料製の上フレーム20U(横フレーム;第二フレーム)と、同じく下フレーム20D(横フレーム;第二フレーム)とにより形成されている。また、左フレーム10Lには、その左フレーム10Lに沿って上下方向に平行状に延びる左連結フレーム30L(連結フレーム)が配置され、右フレーム10Rには、その右フレーム10Rに沿って上下方向に平行状に延びる右連結フレーム30R(連結フレーム)が配置されている。なお、左フレーム10L及び右フレーム10Rには冷間押出成形品としてのアルミ成形フレーム(金属成形フレーム)が用いられ、左連結フレーム30L及び右連結フレーム30Rは高分子(例えばポリプロピレン(PP)等の合成樹脂)材料製である。
次に、図4は上記した各フレームの接続構成を説明する分解斜視図、図5はそれらの接続構成を拡大して示す側面図、図6は図5のA−A断面図及びB−B断面図、図7は左連結フレームの斜視図である。図4(及び図3)から明らかなように、左フレーム10L(及び右フレーム10R)の長手方向の上下端面には、長手方向(上下方向)に形成された貫通孔11(係合凹部;第一係合部)がそれぞれ開口している。一方、上フレーム20U(及び下フレーム20D)の長手方向(左右方向)両端部には係合凸部21(第二係合部)がそれぞれ回動軸線O方向に突出形成され、各々の係合凸部21は回動軸線O方向から貫通孔11へ嵌入する。そして、貫通孔11と係合凸部21とが嵌合することにより、左フレーム10L(及び右フレーム10R)と上フレーム20U(及び下フレーム20D)との水平方向(例えば左右方向及び前後方向)への相対移動が阻止されている。
具体的には、図6(a)に示すように、右フレーム10Rの貫通孔11は、壁部12によって閉鎖したL字形の断面形状が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されている。また、左フレーム10Lの貫通孔11は、壁部12によって閉鎖した矩形の断面形状が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されている。したがって、上フレーム20U(下フレーム20D)の係合凸部21は、左フレーム10L(右フレーム10R)の貫通孔11に嵌入し、貫通孔11の内面を回動軸線O方向に摺動して、左フレーム10L(右フレーム10R)に組み付けられる。
図4(及び図3)に戻り、左フレーム10L(右フレーム10R)には、貫通孔11の壁部12に隣接する形で、長手方向(上下方向)の全体にわたって連続的に後方開口する開口部13が形成されている。また、上フレーム20U(下フレーム20D)の長手方向(左右方向)の先端部には、ねじ孔23を有する複数(例えば2個)の取付凸部22が左右方向へそれぞれ突出形成されている(図6(b)参照)。さらに、左連結フレーム30L及び右連結フレーム30Rの長手方向上端部(下端部)は、左フレーム10L及び右フレーム10Rの長手方向上端面(下端面)よりも回動軸線O方向の上方(下方)に延出して延出部31を構成している(図5,図7参照)。
図6(b)に示すように、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)の延出部31には、取付凸部22を収納するための挿入凹部32が、左フレーム10L(右フレーム10R)の開口部13への挿入方向に沿って(前方へ向かって)形成されている。また、その挿入凹部32(延出部31)には、ねじ孔23と同数(例えば2個)の取付孔33が、各ねじ孔23と対応する位置に貫通形成されている。したがって、延出部31の挿入凹部32と上フレーム20U(下フレーム20D)の取付凸部22とを位置合わせしつつ、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)を開口部13から前方側へ挿入し、左フレーム10L(右フレーム10R)に抱持させる(図4参照)。そして、ビス39(締結部材)を延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合することにより、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)が左フレーム10L(右フレーム10R)を上フレーム20U(下フレーム20D)側に挟み込む状態にて、延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図5参照)。
図6(a)に戻り、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)の主体部はコ字形(あるいは鍋底形、バスタブ形)の断面形状を有しているので、開口部13から前方側へ挿入されたとき、左フレーム10L(右フレーム10R)の貫通孔11の壁部12との間に、閉鎖状の上下空間S(長手空間)が長手方向に沿って形成される。この実施例では、左連結フレーム30Lの上下空間Sに、遊技に係わる電気配線W(図2参照)が収容されている。なお、符号34は、電気配線Wを上下空間Sの内部から外部へ引き出す(又は外部から内部へ引き込む)ために、左連結フレーム30Lの長手方向上下2ヶ所に形成された切欠である(図7参照)。
内枠4は以上のような構造を備えており、図3において2つの組立方法を採用できる。
<第一の組立方法>
左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11に上フレーム20U及び下フレーム20Dの係合凸部21をそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。次に、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)を開口部13から前方側へ挿入し、左フレーム10L(右フレーム10R)に抱持させる。そして、ビス39を上下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
<第二の組立方法>
左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11に下フレーム20Dの係合凸部21をそれぞれ嵌入し、逆門形状に枠組構成する。次に、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)を開口部13から前方側へ挿入し、左フレーム10L(右フレーム10R)に抱持させる。そして、ビス39を下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、下端部側の延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。さらに、上フレーム20Uの係合凸部21を左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11にそれぞれ嵌合し、矩形状に枠組構成する。そして、ビス39を上端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、上端部側の延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
このように、アルミ成形フレームで構成された左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11に、ABS樹脂製の上フレーム20U及び下フレーム20Dの係合凸部21がそれぞれ嵌入し、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)が左フレーム10L(右フレーム10R)を上フレーム20U(下フレーム20D)側に挟み込む状態にて、ビス39により延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とが固定される。これによって、内枠4の軽量化と必要な強度の確保が容易となり、左フレーム10L及び右フレーム10Rには、上フレーム20U及び下フレーム20Dに固定するための孔等の二次加工を要することなく、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。しかも、左連結フレーム30L及び右連結フレーム30Rには高価な材料や特殊な加工を要しない。
(変形例1)
次に、図16は第一の変形例を説明する図6(a)相当の断面図である。図16に示す右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)の貫通孔11’(係合凹部;第一係合部)は、部分的に開放されたL字形の断面形状をなすように、前後方向の一辺が削除された壁部12’が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されている。したがって、上フレーム20U(横フレーム;第二フレーム)の係合凸部21(第二係合部)は、右フレーム10Rの貫通孔11’に嵌入し、貫通孔11’の内面を回動軸線O方向に摺動して、右フレーム10Rに組み付けられる。なお、左フレーム10Lの貫通孔11’(係合凹部;第一係合部)も同様に、部分的に開放された矩形の断面形状をなすように、前後方向の一辺が削除された壁部12’が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されているが、図示を省略した(図6(a)参照)。
(変形例2)
次に、図17は第二の変形例を説明する図4相当の分解斜視図である。図17に示すように、右連結フレーム30R’(連結フレーム)の延出部31には、上フレーム20U(横フレーム;第二フレーム)の長手方向(右方向)の先端部から右方向へ突出形成された取付凸部22を収納するための挿入凹部32’が、右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)における開口部13の形成方向に沿って(上方へ向かって)取付凸部22と同数(例えば2個)形成されている。また、各挿入凹部32’(延出部31)には、ねじ孔23と対応する位置に取付孔33が貫通形成されている。したがって、左右フレーム10L,10R,上下フレーム20U,20D及び左右連結フレーム30L’,30R’は、図17に示す第三の組立方法によって組み立てられる。
<第三の組立方法>
図17(a)に示すように、右連結フレーム30R’(左連結フレーム30L’)を開口部13から前方側へ挿入し、右フレーム10R(左フレーム10L)に抱持させて組合せ体を形成する。図17(b)に示すように、この各組合せ体の右フレーム10R(左フレーム10L)に形成された貫通孔11(係合凹部;第一係合部)に、上フレーム20U(下フレーム20D)に形成された係合凸部21(第二係合部)をそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。組合せ体の右連結フレーム30R’(左連結フレーム30L’)に形成された挿入凹部32’に沿って上フレーム20U(下フレーム20D)の取付凸部22をスライド収納させ、ビス39(締結部材)を上下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
(実施例2)
次に、図18は本発明に係る第二の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図である。図18に示す上フレーム420U(横フレーム;第二フレーム)の長手方向両端部に形成された第二係合部421は、右フレーム410R(縦フレーム;第一フレーム)の壁部412(第一係合部)を外側から取り囲んでいる。そして、右フレーム410R,上フレーム420U及び右連結フレーム30R(連結フレーム)は、以下に示す第四の組立方法によって組み立てられる。
<第四の組立方法>
図18(a)に示すように、上フレーム420U(下フレーム420D)の第二係合部421が右フレーム410R(左フレーム410L)の壁部412と嵌合するとき、壁部412を外側から取り囲み、第二係合部421の内周面が壁部412の外周面と摺動して回動軸線O方向(下方向)に移動する。そして、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)が上フレーム420U(下フレーム420D)の第二係合部421を右フレーム410R(左フレーム410L)側に挟み込む状態にて、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)の延出部31が、ビス39(締結部材)によって上フレーム420U(下フレーム420D)に固定される。
(実施例3)
次に、図19は本発明に係る第三の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図である。図19に示す右フレーム510R(縦フレーム;第一フレーム)の壁部512(第一係合部)は、部分的に開放されたL字形の断面形状をなす貫通孔11”が形成されるように、中央側の前後方向一辺が削除されており、上フレーム520U(横フレーム;第二フレーム)の第二係合部521を外側から取り囲んでいる。そして、右フレーム510R,上フレーム520U及び右連結フレーム30R(連結フレーム)は、以下に示す第五の組立方法によって組み立てられる。
<第五の組立方法>
図19(a)に示すように、右フレーム510R(左フレーム510L)の壁部512が上フレーム520U(下フレーム520D)の第二係合部521と嵌合するとき、第二係合部521を外側から取り囲み、壁部512の内周面が第二係合部521の外周面と摺動して回動軸線Oと直交する中央方向(水平左右方向)に移動する。そして、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)が右フレーム510R(左フレーム510L)を上フレーム520U(下フレーム520D)の第二係合部521側に挟み込む状態にて、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)の延出部31が、ビス39(締結部材)によって上フレーム520U(下フレーム520D)に固定される。
(実施例4)
次に、図8は本発明に係る第四の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図9はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図8及び図9に示す内枠4において、左連結フレーム130L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路部135が、高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、球通路部135をベース体136及びカバー体137で覆うことにより払出装置Eが形成されている。
このように、左連結フレーム130Lに球通路部135を一体成形することにより、払出装置Eを取り付けるための孔等の二次加工を左フレーム10L(縦フレーム;第一フレーム)に施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、払出装置Eの小型化と遊技機1の内部構造の簡素化を図り、背面側スペースを拡大することができる。
(実施例5)
次に、図10は本発明に係る第五の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図11はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図10及び図11に示す内枠4において、左連結フレーム230L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)の払出装置Eを取り付けるためのベース部235が高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、ベース部235に対して、球を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路体236と、球通路体236を覆うカバー体237とを組み付けることにより払出装置Eが形成されている。
このように、左連結フレーム230Lに払出装置Eのためのベース部235を形成することにより、払出装置Eを取り付けるための孔等の二次加工を左フレーム10L(縦フレーム;第一フレーム)に施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、この場合には、ベース部235に対して、遊技に対する貸球や賞球を払い出すための球通路体236と、その球通路体236を覆うカバー体237とを組み付けることにより、払出装置Eの取付工程を簡略化することができる。
(実施例6)
次に、図20は本発明に係る第六の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図20に示す左連結フレーム330L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)の払出装置Eを取り付けるためのベース部335が高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、球を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路体、球通路体を覆うカバー体等を有する収納ケース339から突出する係止爪339’(ケース側係止部)を、ベース部335に形成された係止溝335’(ベース側係止部)に組み付けることにより、払出装置Eが構成されている。
このように、左連結フレーム330Lに払出装置Eのためのベース部335を形成することにより、払出装置Eを取り付けるための孔等の二次加工を左フレーム(縦フレーム;第一フレーム;図示せず)に施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、この場合には、左連結フレーム330Lに払出装置Eのためのベース部335を形成し、払出装置Eの主要部をなす球通路体やカバー体をセットで組み付け収納してユニット化してあるので、遊技機1の内部構造の簡素化や背面側スペースの拡大とともに、払出装置Eの取付工程を簡略化することができる。
(実施例7)
次に、図12は本発明に係る第七の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図13はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図、図14は内枠構造の接続構成を拡大して示す側面図、図15は図14のA’−A’断面図である。これらの図に示す内枠4において、金属材料(例えばスチール板金)製の右連結フレーム330R(連結フレーム)には、外枠5(図1参照)に対する施錠装置Lが搭載されている。具体的には、右連結フレーム330Rは、右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)を上フレーム20U及び下フレーム20D(横フレーム;第二フレーム)側(左側)に押圧した状態で、延出部31がビス39(締結部材)によって上フレーム20U及び下フレーム20Dの長手方向先端部に固定されている。
このように、右連結フレーム330Rに施錠装置Lを搭載することにより、右連結フレーム330Rが施錠装置Lの主要部を兼ねることが可能となり、施錠装置Eを取り付けるための孔等の二次加工を右フレーム10Rに施さなくてすむので、製造工程の簡素化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。また、右連結フレーム330Rは金属材料(例えばスチール板金)製にて形成されるので、右フレーム10Rとともに内枠4の強度(剛性)を高めることができる。
なお、変形例1・2及び実施例2〜7(図8〜図20)において実施例1(図2〜図7)と共通の機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略した。また、これらの変形例及び実施例は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
以上の実施例ではパチンコ機の内枠構造のみについて説明したが、アレパチ機等の他の弾球遊技機の内枠構造に用いてもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 液晶表示部
4 内枠(内枠構造;遊技機用内枠構造)
4a ヒンジ
10L 左フレーム(縦フレーム;第一フレーム)
10R 右フレーム(縦フレーム;第一フレーム)
11 貫通孔(係合凹部;第一係合部)
12 壁部
13 開口部
20U 上フレーム(横フレーム;第二フレーム)
20D 下フレーム(横フレーム;第二フレーム)
21 係合凸部(第二係合部)
22 取付凸部
23 ねじ孔
30L 左連結フレーム(連結フレーム)
30R 右連結フレーム(連結フレーム)
31 延出部
32 挿入凹部
33 取付孔
34 切欠
39 ビス(締結部材)
130L 左連結フレーム(連結フレーム)
135 球通路部
136 ベース体
137 カバー体
230L 左連結フレーム(連結フレーム)
235 ベース部
236 球通路体
237 カバー体
330R 右連結フレーム(連結フレーム)
412 壁部(第一係合部)
420U 上フレーム(横フレーム;第二フレーム)
421 第二係合部
E 払出装置
L 施錠装置
O 回動軸線
S 上下空間(長手空間)
W 電気配線

Claims (8)

  1. 遊技機の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
    前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
    前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
    前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが係合嵌合し、かつ前記連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されることを特徴とする遊技機用内枠構造。
  2. 前記第一係合部は、前記第一フレームの少なくとも長手方向端面に開口形成された係合凹部であり、
    前記第二係合部は、前記第二フレームの長手方向両端部にそれぞれ形成され、前記係合凹部に対して前記回動軸線方向から嵌入する係合凸部であり、
    前記第一フレームの係合凹部に前記第二フレームの係合凸部が嵌入し、かつ前記連結フレームが前記第一フレームを前記第二フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定される請求項1に記載の遊技機用内枠構造。
  3. 前記連結フレームの長手方向端部は前記第一フレームの長手方向端面よりも前記回動軸線方向外側に延出し、その延出部が前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されている請求項2に記載の遊技機用内枠構造。
  4. 前記第一フレームの係合凹部は、壁部によって閉鎖した断面形状が前記回動軸線方向に連続することにより形成された長手方向の貫通孔であり、
    前記第二フレームの係合凸部は、外部から前記係合凹部を構成する貫通孔に嵌入され、その貫通孔の内周面を自身の外周面が前記回動軸線方向に摺動して前記第一フレームに組み付けられている請求項2又は3に記載の遊技機用内枠構造。
  5. 前記連結フレームには、球の払出装置を取り付けるためのベース部が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。
  6. 前記ヒンジの回動軸線の位置する側とは反対側の連結フレームには、前記外枠に対する施錠装置を搭載するとともに、
    その施錠装置を搭載する連結フレームは、前記第一フレームを前記第二フレームの位置する側とは反対側から第二フレーム側に押圧した状態で、自身の長手方向端部が前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。
  7. 前記連結フレームと前記第一フレーム又は第二フレームとの間には、それらによって長手方向に沿って閉鎖状に形成され、遊技に係わる電気配線を収容可能な長手空間が設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造を備え、前記外枠に対して前記ヒンジにより開閉可能に装着されることを特徴とする遊技機。
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