JP5301382B2 - 遊技機用内枠構造及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
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Description
遊技機の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが係合し、かつ前記連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されることを特徴とする。
遊技機(例えばパチンコ機)の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、遊技盤を囲んで矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記回動軸線方向から嵌合することにより、前記回動軸線に直交する断面内での前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが嵌合し、かつ前記連結フレームが前記第一フレームと前記第二フレームとを挟み付ける状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定される。
第二係合部は、第二フレームの長手方向両端部にそれぞれ形成され、係合凹部に対して前記回動軸線方向から嵌入する係合凸部であり、
第一フレームの係合凹部に第二フレームの係合凸部が嵌入し、かつ連結フレームが第一フレームを第二フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定されることが望ましい。
(1)一対の第一フレーム(左フレームと右フレーム;縦フレーム)の係合凹部に一対の第二フレーム(上フレームと下フレーム;横フレーム)の係合凸部を回動軸線方向からそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。各々の第一フレームに沿って平行状に一対の(左右の)連結フレームを配置し、各連結フレームの長手方向端部(延出部)を各第二フレームの長手方向端部にビス固定する。
第二フレームの係合凸部は、外部から係合凹部を構成する貫通孔に嵌入され、その貫通孔の内周面を自身の外周面が回動軸線方向に摺動して第一フレームに組み付けることができる。
連結フレームを、その開口部から第一フレームに挿入し抱持させるとともに、延出部を第二フレームの長手方向端部に固定することができる。
その球通路部をカバー体で覆うことにより払出装置を形成することができる。
その施錠装置を搭載する連結フレームは、第一フレームを第二フレームの位置する側とは反対側から第二フレーム側に押圧した状態で、自身の長手方向端部(延出部)を締結部材によって第二フレームの長手方向端部に固定することができる。
以上のような遊技機用内枠構造を備え、前記外枠に対して前記ヒンジにより開閉可能に装着されることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技機用内枠構造(以下、単に内枠構造、内枠ともいう)を備えたパチンコ機を例示する正面図である。図1に示すように、パチンコ機1(遊技機)には遊技盤2が設けられ、前面側(遊技者に対面する側)の盤面には、ほぼ左半周が内外2本の発射レール2bによって区画され、全体として円形の遊技領域2aが形成されている。遊技盤2(遊技領域2a)のほぼ中央には液晶表示部3が搭載され、液晶表示部3の下方(遊技領域2aの中央下部)に大入賞口7が配置されている。また、液晶表示部3と大入賞口7との間には、電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動入賞口8が配置されている。
左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11に上フレーム20U及び下フレーム20Dの係合凸部21をそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。次に、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)を開口部13から前方側へ挿入し、左フレーム10L(右フレーム10R)に抱持させる。そして、ビス39を上下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11に下フレーム20Dの係合凸部21をそれぞれ嵌入し、逆門形状に枠組構成する。次に、左連結フレーム30L(右連結フレーム30R)を開口部13から前方側へ挿入し、左フレーム10L(右フレーム10R)に抱持させる。そして、ビス39を下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、下端部側の延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。さらに、上フレーム20Uの係合凸部21を左フレーム10L及び右フレーム10Rの貫通孔11にそれぞれ嵌合し、矩形状に枠組構成する。そして、ビス39を上端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、上端部側の延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
次に、図16は第一の変形例を説明する図6(a)相当の断面図である。図16に示す右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)の貫通孔11’(係合凹部;第一係合部)は、部分的に開放されたL字形の断面形状をなすように、前後方向の一辺が削除された壁部12’が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されている。したがって、上フレーム20U(横フレーム;第二フレーム)の係合凸部21(第二係合部)は、右フレーム10Rの貫通孔11’に嵌入し、貫通孔11’の内面を回動軸線O方向に摺動して、右フレーム10Rに組み付けられる。なお、左フレーム10Lの貫通孔11’(係合凹部;第一係合部)も同様に、部分的に開放された矩形の断面形状をなすように、前後方向の一辺が削除された壁部12’が回動軸線O方向(長手方向;上下方向)に連続することにより貫通形成されているが、図示を省略した(図6(a)参照)。
次に、図17は第二の変形例を説明する図4相当の分解斜視図である。図17に示すように、右連結フレーム30R’(連結フレーム)の延出部31には、上フレーム20U(横フレーム;第二フレーム)の長手方向(右方向)の先端部から右方向へ突出形成された取付凸部22を収納するための挿入凹部32’が、右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)における開口部13の形成方向に沿って(上方へ向かって)取付凸部22と同数(例えば2個)形成されている。また、各挿入凹部32’(延出部31)には、ねじ孔23と対応する位置に取付孔33が貫通形成されている。したがって、左右フレーム10L,10R,上下フレーム20U,20D及び左右連結フレーム30L’,30R’は、図17に示す第三の組立方法によって組み立てられる。
図17(a)に示すように、右連結フレーム30R’(左連結フレーム30L’)を開口部13から前方側へ挿入し、右フレーム10R(左フレーム10L)に抱持させて組合せ体を形成する。図17(b)に示すように、この各組合せ体の右フレーム10R(左フレーム10L)に形成された貫通孔11(係合凹部;第一係合部)に、上フレーム20U(下フレーム20D)に形成された係合凸部21(第二係合部)をそれぞれ嵌入し、矩形状に枠組構成する。組合せ体の右連結フレーム30R’(左連結フレーム30L’)に形成された挿入凹部32’に沿って上フレーム20U(下フレーム20D)の取付凸部22をスライド収納させ、ビス39(締結部材)を上下端部側の延出部31の取付孔33に挿通し、取付凸部22のねじ孔23と螺合して、延出部31(挿入凹部32)と取付凸部22とを固定する(図6(b)参照)。
次に、図18は本発明に係る第二の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図である。図18に示す上フレーム420U(横フレーム;第二フレーム)の長手方向両端部に形成された第二係合部421は、右フレーム410R(縦フレーム;第一フレーム)の壁部412(第一係合部)を外側から取り囲んでいる。そして、右フレーム410R,上フレーム420U及び右連結フレーム30R(連結フレーム)は、以下に示す第四の組立方法によって組み立てられる。
図18(a)に示すように、上フレーム420U(下フレーム420D)の第二係合部421が右フレーム410R(左フレーム410L)の壁部412と嵌合するとき、壁部412を外側から取り囲み、第二係合部421の内周面が壁部412の外周面と摺動して回動軸線O方向(下方向)に移動する。そして、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)が上フレーム420U(下フレーム420D)の第二係合部421を右フレーム410R(左フレーム410L)側に挟み込む状態にて、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)の延出部31が、ビス39(締結部材)によって上フレーム420U(下フレーム420D)に固定される。
次に、図19は本発明に係る第三の内枠構造を示す図4相当の分解斜視図及び図6(a)相当の断面図である。図19に示す右フレーム510R(縦フレーム;第一フレーム)の壁部512(第一係合部)は、部分的に開放されたL字形の断面形状をなす貫通孔11”が形成されるように、中央側の前後方向一辺が削除されており、上フレーム520U(横フレーム;第二フレーム)の第二係合部521を外側から取り囲んでいる。そして、右フレーム510R,上フレーム520U及び右連結フレーム30R(連結フレーム)は、以下に示す第五の組立方法によって組み立てられる。
図19(a)に示すように、右フレーム510R(左フレーム510L)の壁部512が上フレーム520U(下フレーム520D)の第二係合部521と嵌合するとき、第二係合部521を外側から取り囲み、壁部512の内周面が第二係合部521の外周面と摺動して回動軸線Oと直交する中央方向(水平左右方向)に移動する。そして、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)が右フレーム510R(左フレーム510L)を上フレーム520U(下フレーム520D)の第二係合部521側に挟み込む状態にて、右連結フレーム30R(左連結フレーム30L)の延出部31が、ビス39(締結部材)によって上フレーム520U(下フレーム520D)に固定される。
次に、図8は本発明に係る第四の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図9はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図8及び図9に示す内枠4において、左連結フレーム130L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路部135が、高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、球通路部135をベース体136及びカバー体137で覆うことにより払出装置Eが形成されている。
次に、図10は本発明に係る第五の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図11はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図10及び図11に示す内枠4において、左連結フレーム230L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)の払出装置Eを取り付けるためのベース部235が高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、ベース部235に対して、球を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路体236と、球通路体236を覆うカバー体237とを組み付けることにより払出装置Eが形成されている。
次に、図20は本発明に係る第六の内枠構造の主要部を分解して示す斜視図である。図20に示す左連結フレーム330L(連結フレーム)には、球(CR機では貸球及び賞球、現金機では賞球)の払出装置Eを取り付けるためのベース部335が高分子(例えばABS樹脂等の合成樹脂)材料にて一体成形されている。そして、球を払い出すための払出回転体及びその駆動源を含む球通路体、球通路体を覆うカバー体等を有する収納ケース339から突出する係止爪339’(ケース側係止部)を、ベース部335に形成された係止溝335’(ベース側係止部)に組み付けることにより、払出装置Eが構成されている。
次に、図12は本発明に係る第七の内枠構造を示す後方からの全体斜視図、図13はその内枠構造の主要部を分解して示す斜視図、図14は内枠構造の接続構成を拡大して示す側面図、図15は図14のA’−A’断面図である。これらの図に示す内枠4において、金属材料(例えばスチール板金)製の右連結フレーム330R(連結フレーム)には、外枠5(図1参照)に対する施錠装置Lが搭載されている。具体的には、右連結フレーム330Rは、右フレーム10R(縦フレーム;第一フレーム)を上フレーム20U及び下フレーム20D(横フレーム;第二フレーム)側(左側)に押圧した状態で、延出部31がビス39(締結部材)によって上フレーム20U及び下フレーム20Dの長手方向先端部に固定されている。
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 液晶表示部
4 内枠(内枠構造;遊技機用内枠構造)
4a ヒンジ
10L 左フレーム(縦フレーム;第一フレーム)
10R 右フレーム(縦フレーム;第一フレーム)
11 貫通孔(係合凹部;第一係合部)
12 壁部
13 開口部
20U 上フレーム(横フレーム;第二フレーム)
20D 下フレーム(横フレーム;第二フレーム)
21 係合凸部(第二係合部)
22 取付凸部
23 ねじ孔
30L 左連結フレーム(連結フレーム)
30R 右連結フレーム(連結フレーム)
31 延出部
32 挿入凹部
33 取付孔
34 切欠
39 ビス(締結部材)
130L 左連結フレーム(連結フレーム)
135 球通路部
136 ベース体
137 カバー体
230L 左連結フレーム(連結フレーム)
235 ベース部
236 球通路体
237 カバー体
330R 右連結フレーム(連結フレーム)
412 壁部(第一係合部)
420U 上フレーム(横フレーム;第二フレーム)
421 第二係合部
E 払出装置
L 施錠装置
O 回動軸線
S 上下空間(長手空間)
W 電気配線
Claims (8)
- 遊技機の外枠に対してヒンジにより開閉可能に装着されるとともに、矩形状に四分割された枠組により構成され、その四辺の枠組は、前記ヒンジの回動軸線と平行状に配置される対向二辺が金属材料製の一対の第一フレームにより、残りの対向二辺が高分子材料製の一対の第二フレームにより、それぞれ形成された遊技機用内枠構造において、
前記第二フレームの長手方向両端部には、前記第一フレームの少なくとも長手方向端部に形成された第一係合部に対して前記第一フレームとの相対移動を阻止するための第二係合部がそれぞれ形成される一方、
前記一対の第一フレームには、各々の第一フレームに沿って平行状に延びる一対の連結フレームが配置され、
前記第一フレームの第一係合部と前記第二フレームの第二係合部とが係合嵌合し、かつ前記連結フレームの長手方向端部が、締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されることを特徴とする遊技機用内枠構造。 - 前記第一係合部は、前記第一フレームの少なくとも長手方向端面に開口形成された係合凹部であり、
前記第二係合部は、前記第二フレームの長手方向両端部にそれぞれ形成され、前記係合凹部に対して前記回動軸線方向から嵌入する係合凸部であり、
前記第一フレームの係合凹部に前記第二フレームの係合凸部が嵌入し、かつ前記連結フレームが前記第一フレームを前記第二フレーム側に挟み込む状態にて、その連結フレームの長手方向端部が、前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定される請求項1に記載の遊技機用内枠構造。 - 前記連結フレームの長手方向端部は前記第一フレームの長手方向端面よりも前記回動軸線方向外側に延出し、その延出部が前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されている請求項2に記載の遊技機用内枠構造。
- 前記第一フレームの係合凹部は、壁部によって閉鎖した断面形状が前記回動軸線方向に連続することにより形成された長手方向の貫通孔であり、
前記第二フレームの係合凸部は、外部から前記係合凹部を構成する貫通孔に嵌入され、その貫通孔の内周面を自身の外周面が前記回動軸線方向に摺動して前記第一フレームに組み付けられている請求項2又は3に記載の遊技機用内枠構造。 - 前記連結フレームには、球の払出装置を取り付けるためのベース部が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。
- 前記ヒンジの回動軸線の位置する側とは反対側の連結フレームには、前記外枠に対する施錠装置を搭載するとともに、
その施錠装置を搭載する連結フレームは、前記第一フレームを前記第二フレームの位置する側とは反対側から第二フレーム側に押圧した状態で、自身の長手方向端部が前記締結部材によって前記第二フレームの長手方向端部に固定されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。 - 前記連結フレームと前記第一フレーム又は第二フレームとの間には、それらによって長手方向に沿って閉鎖状に形成され、遊技に係わる電気配線を収容可能な長手空間が設けられている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造。
- 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の遊技機用内枠構造を備え、前記外枠に対して前記ヒンジにより開閉可能に装着されることを特徴とする遊技機。
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