JP5301122B2 - 壁体の永久型枠 - Google Patents

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Description

本発明は、側壁,床壁,天井壁等のコンクリート製の壁体の永久型枠に係り、特に、壁体を型枠とともに一体に構築することができる壁体の永久型枠に関する。
従来、この種の壁体の永久型枠として、図9に示すように、特開2001−124021号公報(特許文献1)記載のものが知られている。これは、所定間隔に対峙して配設された型枠パネル100と、対峙する型枠パネル100の裏面側同士を連結する連結部材101とを備え、型枠パネル100間に流動コンクリートを流し込んで型枠パネル100とコンクリートとを一体にした壁体を構築するものである。連結部材101は、ネジ手段102により長さ調整可能なロッド103と、ロッド103の両端に設けられ型枠パネル100に設けた取付金具104に係止されるフック105とを備えて構成されている。そして、型枠パネル100を組み立てるときは、連結部材101のフック105を型枠パネル100の取付金具104に係止し、その後、ネジ手段102によりロッド103の長さを調整して行なう。
特開2001−124021号公報
ところで、従来の壁体の永久型枠においては、型枠パネル100を組み立てるときは、連結部材101のフック105を型枠パネル100の取付金具104に係止し、その後、ネジ手段102によりロッド103の長さを調整して行なうので、作業が煩雑になっているという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、連結部材を簡易な操作で取り付けることができるようにして、作業性の向上を図った壁体の永久型枠を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の壁体の永久型枠は、所定間隔に対峙して配設される型枠パネルと、該対峙する型枠パネルの裏面側同士を連結する連結部材とを備え、該型枠パネル間に流動コンクリートを流し込んで型枠パネルとコンクリートとを一体にした壁体を構築する壁体の永久型枠において、
上記型枠パネルを、連設される複数のパネル材と、該連設されるパネル材の側端間に設けられ該パネル材の側端を保持する複数の支柱とを備えて構成し、
上記支柱を、該支柱の長手方向に沿って設けられた中空部と、上記支柱の長手方向に沿って該支柱の裏面側に形成されるとともに上記中空部に連通し該中空部の幅より狭い幅の裏側開口とを備えて構成し、
上記連結部材を、ロッドと、該ロッドの両端に設けられ上記支柱の裏側開口に挿通され該ロッドの軸線を中心とする回転により上記裏側開口の内側縁部に係合する一対の係合片とを備えて構成している。
これにより、この壁体の永久型枠を用いて、壁体の施工するときは、設置面に型枠パネルを所定間隔で対峙させて配置し、対峙させた型枠パネル同士を連結部材で連結する。連結部材は、複数本用意され、支柱の適宜の位置において、対峙した支柱間に架設される。この連結部材の取り付けにおいては、先ず、一方の型枠パネルの支柱において、連結部材の一方の係合片を、裏側開口に挿通し、適宜ロッドをその軸線を中心に回転させ、他方の型枠パネルユニットの支柱において、連結部材の他方の係合片を、裏側開口に挿通し、ロッドをその軸線を中心に更に回転させ、両方の係合片を、対峙した両方の支柱における裏側開口の内側縁部に係合させる。
この場合、係合片を支柱の裏側開口に挿通させてロッドを回転させる単純な作業で連結部材を取り付けることができるので、作業がきわめて簡単であり、作業性が大幅に向上させられる。また、連結強度も高いものになる。
型枠パネルを構築したならば、対峙させた型枠パネル間に流動コンクリートを流し込み固化させ、固化させたコンクリートを型枠パネルで覆った一体の壁体を構築する。この場合、型枠パネルに外向きの荷重が作用するが、互いに対峙する型枠パネル同士は、連結部材で連結されているので、この連結部材が型枠パネルを互いに引っ張り合うことになり、そのため、型枠パネルが撓んだりする事態が防止され、型枠パネルが平面を保持して壁体が構築される。
そして、必要に応じ、上記各係合片を、上記ロッドの軸線に直交する軸線を有した棒状に形成し、一方の係合片の軸線の方向と、他方の係合片の軸線の方向とをずらした構成としている。これにより、連結部材の取り付けは、先に、連結部材の一方の係合片を、一方の支柱の裏側開口に挿通し、ロッドをその軸線を中心に回転させ、それから、連結部材の他方の係合片を、他方の支柱の裏側開口に挿通し、ロッドをその軸線を中心に更に回転させて、両方の係合片を両方の支柱に係合させるので、連結作業時に、係合片が支柱の開口から容易に抜け出ることがなく、それだけ、作業を確実に行なうことができる。
即ち、ロッドの軸線に直交する平面から見て、一方の係合片の軸線と他方の係合片の軸線とを、所定の角度θだけ位相を異ならせる。この場合、望ましくは、θ≦45°に設定すると良い。θ=0°の場合にはロッドを90°回転させることにより、両方の係合片の裏側開口の内側縁部への引っ掛かりが強くなるが、連結作業時に、開口から抜けやすくなる。一方、90°≧θ>45°であると、両方の係合片の裏側開口の内側縁部への引っ掛かりが弱くなる。
また、必要に応じ、上記裏側開口を、上記中空部の長手方向中央に沿って形成するとともに、上記各係合片を、上記ロッドの軸線に対して左右対称に形成し、上記中空部の幅をHとしたとき、一方の係合片の最大長さL1を、L1<Hに設定し、他方の係合片の最大長さL2を、L2>Hに設定した構成としている。
これにより、連結部材の取り付けは、先に、連結部材の一方の係合片を、一方の支柱の裏側開口に挿通し、ロッドをその軸線を中心に回転させ、それから、連結部材の他方の係合片を、他方の支柱の裏側開口に挿通し、ロッドをその軸線を中心に更に回転させる。この場合、一方の係合片の最大長さL1が、L1<Hに設定されているので、一方の係合片を装着する際は、中空部内でどのようにも回転するが、他方の係合片の最大長さL2が、L2>Hに設定されているので、他方の係合片を装着してロッドを回転すると、他方の係合片の外端が中空部の側壁に当接して回転が規制され、連結部材が停止する。そのため、一義的な回転位置において、連結部材を停止させることができるので、装着が容易になるとともに、連結部材の落下が防止され、連結部材の保持を確実に行なわせることができる。
更に、必要に応じ、上記中空部の底壁面に対峙する上記各係合片の端面に、該中空部の底壁面に当接する突起を設けた構成としている。ロッドを回転させる際に、突起が中空部の底壁面に当接するので、各係合片が裏側開口の内側縁部と中空部の底壁面との間に摩擦的に係合して挾持されることになり、そのため、連結部材の落下が防止され、この点でも、連結部材の保持を確実に行なわせることができる。
また、必要に応じ、上記支柱に、上記パネル材の側端を保持する凹所を備えて構成している。凹所にパネル材の側端が入り込むので、容易に剥れにくくなり、それだけパネル材の強度や耐久性が向上させられる。
更に、必要に応じ、上記支柱を、金属もしくは樹脂で型成形した構成としている。製造が容易で、大量生産に向く。
更にまた、必要に応じ、上記型枠パネルを構成する型枠パネルユニットを備え、該型枠パネルユニットを、一側に設けられる一側支柱と、他側に設けられる他側支柱とを備えて構成し、上記一側支柱の外側に凸条を形成し、上記他側支柱の外側に上記一側支柱の凸条が嵌合しうる形状の凹条を形成し、隣接する型枠パネルユニットを上記一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結する構成としている。これにより、ユニット化したので、工場生産が容易であり、また、隣接する型枠パネルユニットにおいては、一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結されるので、隣接する型枠パネルユニット同士の連設強度が強いものになる。
あるいはまた、必要に応じ、上記型枠パネルを構成する型枠パネルユニットを備え、該型枠パネルユニットを、複数のパネル材と、該パネル材同士を連結する中間支柱と、連結された複数のパネル材の一側に設けられる一側支柱と、連結された複数のパネル材の他側に設けられる他側支柱とを備えて構成し、上記一側支柱の外側に凸条を形成し、上記他側支柱の外側に上記一側支柱の凸条が嵌合しうる形状の凹条を形成し、隣接する型枠パネルユニットを上記一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結する構成としている。これによっても、ユニット化したので、工場生産が容易であり、また、隣接する型枠パネルユニットにおいては、一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結されるので、隣接する型枠パネルユニット同士の連設強度が強いものになる。
また、必要に応じ、上記パネル材を、上記支柱間に充填される樹脂を有して構成している。工場生産が容易になる。また、支柱に対して容易に剥れにくくなり、それだけ強度や耐久性が向上させられる。
そしてまた、必要に応じ、上記支柱を、該支柱の長手方向に沿って設けられた中空部と、上記支柱の長手方向に沿って該支柱の表面側に形成されるとともに上記中空部に連通し該中空部の幅より狭い幅の表側開口とを備えて構成している。表側においても、表側開口を利用して、種々の部品を取り付けることができるようになり、極めて便利になる。
また、必要に応じ、上記型枠パネル間に流動コンクリートを流し込む際、連設された型枠パネルユニットの表面側であって隣接する型枠パネルユニットに跨って付設され該各型枠パネルユニットを押える押え棒と、上記支柱の表側開口のある中空部に着脱可能に取り付けられ上記支柱に押え棒を保持する保持金具とを備えた構成としている。対峙させた型枠パネル間に流動コンクリートを流し込み固化させる際、型枠パネルに外向きの荷重が作用するが、型枠パネルは、押え棒によって押えられているので、型枠パネルが撓んだりする事態が防止され、型枠パネルが平面を保持して壁体が構築される。
この場合、必要に応じ、上記保持金具を、上記支柱の表側開口に挿通され回転により表側開口の内側縁部に係合する棒状の係合体と、係合体から突設するボルトと、該ボルトに螺合し締め付けにより上記係合体を上記表側開口の内側縁部に固着させるナットと、該ナットから突設し上記押え棒を支承する支承棒と、該支承棒に設けられた穴に嵌入され上記押え棒を上記支柱に押圧する楔とを備えて構成している。保持金具の取り付け位置を適宜選択できるとともに、楔で保持するので、容易に押え棒を装着でき、この点でも、作業性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記支柱の表側開口のある中空部に着脱可能に取り付けられ上記型枠パネルユニットの設置面に対する高さ調整を行なう高さ調整金具を備えた構成としている。高さ調整ができるので、現場の条件に合わせて、精度の良い壁体を構築できる。
この場合、必要に応じ、上記高さ調整金具を、上記支柱の表側開口に挿通され回転により表側開口の内側縁部に係合する棒状の係合体と、該係合体から突設するボルトと、該ボルトに挿通される長孔を有し設置面に対して支承される調整部材と、上記ボルトに螺合し締め付けにより上記係合体を上記表側開口の内側縁部に固着させて上記調整部材を上記支柱に固定するナットとを備えて構成している。調整部材の取り付け位置を容易に変更でき、それだけ作業性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記設置面に固定され上記調整部材を支承する支承部材を備えた構成としている。調整部材の支持が確実になる。
本発明の壁体の永久型枠によれば、係合片を支柱の裏側開口に挿通させてロッドを回転させる単純な作業で連結部材を取り付けることができるので、作業がきわめて簡単であり、作業性を大幅に向上させることができるとともに、連結強度も向上させることできる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠について詳細に説明する。
図1乃至図8に示すように、本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠Kは、所定間隔に対峙して配設される型枠パネルPと、この対峙する型枠パネルPの裏面側同士を連結する連結部材20とを備え、型枠パネルP間に流動コンクリートC(図8)を流し込んで型枠パネルPとコンクリートCとを一体にした壁体H(図8)を構築するものである。
型枠パネルPは、連設される複数のパネル材1と、隣接するパネル材1の側端間に設けられパネル材1の側端を保持する複数の支柱10とを備えて構成されている。
実施の形態では、型枠パネルPは、予め工場生産される型枠パネルユニットPUを連結することにより構成される。型枠パネルユニットPUは、図1,図2及び図8に示すように、複数(実施の形態では2枚)のパネル材1と、パネル材1同士を連結する中間支柱10(A)と、連結された複数のパネル材1の一側に設けられる一側支柱10(B)と、連結された複数のパネル材1の他側に設けられる他側支柱10(C)とを備えて構成されている。図1中、符号2,3は、パネル材1の上下側端を夫々保持する桟である。
パネル材1は、金属製板,樹脂製板あるいは木製板等適宜のものが用いられる。実施の形態では、例えば、高発泡ウレタンフォーム等の断熱材としての樹脂が用いられる。樹脂としては、予め板状に成形したものでも良く、また、注入により支柱10間に充填して設けられるものでも良い。ここでは充填して設けられるものを用いている。また、樹脂の表面に、表面材を設けても良い。
支柱10は、例えば、金属あるいは樹脂の押し出し型成形で形成され、実施の形態ではアルミニウム合金の押し出し型成形で形成されている。支柱10は、図1及び図2に示すように、支柱10の長手方向に沿って、表裏方向に連設された3つの断面矩形状の中空部11を備えている。支柱10の裏面側には、支柱10の長手方向中央に沿って裏面側の中空部11に連通しこの中空部11の幅より狭い幅の裏側開口12が形成されている。一方、支柱10の表面側には、支柱10の長手方向中央に沿って表面側の中空部11に連通しこの中空部11の幅(H)より狭い幅の表側開口13が形成されている。
また、図2に示すように、中間支柱10(A)の両側,一側支柱10(B)の内側及び他側支柱10(C)の内側は、チャンネル状に形成されており、パネル材1の側端を保持する凹所14を備えて構成されている。この凹所14のある支柱10間に、パネル材1を構成する断熱材としての樹脂が注入により充填されている。そのため、凹所14にパネル材1の側端が入り込むので、容易に剥れにくくなり、それだけパネル材1の強度や耐久性が向上させられる。
また、一側支柱10(B)の外側には、長手方向に沿う凸条15が形成され、他側支柱10(C)の外側には、一側支柱10(B)の凸条15が嵌合しうる形状の長手方向に沿う凹条16が形成されている。これにより、隣接する型枠パネルユニットPUを一側支柱10(B)の凸条15と他側支柱10(C)の凹条16とを嵌合させて連結する。
連結部材20は、図2,図3及び図4に示すように、例えば、金属や樹脂で形成され、ロッド21と、ロッド21の両端に設けられ支柱10の裏側開口12に挿通されロッド21の軸線Qを中心とする回転により裏側開口12の内側縁部11aに係合する一対の係合片22とを備えて構成されている。ロッド21には、スパナが係合して回転を容易にする係合部21b(図3(a))が設けられている。各係合片22は、ロッド21の軸線Q(図3)に直交する軸線R(図3)を有した棒状に形成され、中間部がロッド21に接合され、ロッド21の軸線Qに対して左右対称に形成されている。また、一方の係合片22の軸線R(A)の方向と、他方の係合片22の軸線R(B)の方向とは、ずらしてある。即ち、図3(b)に示すように、ロッド21の軸線Qに直交する平面から見て、一方の係合片22の軸線R(A)と他方の係合片22の軸線R(B)とは所定の角度θだけ位相が異なっている。例えば、角度θは、θ<90°であり、望ましくは、θ≦45°、実施の形態では、θ=30°に設定されている。θ=0°の場合にはロッド21を90°回転させることにより、両方の係合片22の裏側開口12の内側縁部11aへの引っ掛かりが強くなるが、連結作業時に、開口12から抜けやすくなる。一方、θ>45°であると、両方の係合片22の裏側開口12の内側縁部11aへの引っ掛かりが弱くなる。
また、図2及び図3に示すように、中空部11の幅をH(図2)としたとき、一方の係合片22(A)の最大長さ(対角線長さ)L1を、L1<Hに設定し、他方の係合片22(B)の最大長さ(対角線長さ)L2を、L2>Hに設定した構成としている。
更に、中空部11の底壁面11bに対峙する各係合片22の端面に、中空部11の底壁面11bに当接する突起18を設けた構成としている。
また、実施の形態においては、図2,図5及び図8に示すように、型枠パネルP間に流動コンクリートCを流し込む際、連設された型枠パネルユニットPUの表面側であって隣接する型枠パネルユニットPUに跨って付設され各型枠パネルユニットPUを押える押え棒30と、支柱10の表側開口13のある中空部11に着脱可能に取り付けられ支柱10に押え棒30を保持する保持金具31とが備えられている。
保持金具31は、図2及び図5に示すように、支柱10の表側開口13に挿通され回転により表側開口13の内側縁部11aに係合する棒状の係合体32と、係合体32から突設するボルト33と、ボルト33に螺合し締め付けにより係合体32を表側開口13の内側縁部11aに固着させるナット34と、ナット34から突設し押え棒30を支承する支承棒35と、支承棒35に設けられた穴36に嵌入され押え棒30を支柱10に押圧する楔37とを備えて構成されている。
更に、実施の形態においては、図6及び図7に示すように、支柱10の表側開口13のある中空部11に着脱可能に取り付けられ型枠パネルユニットPUの設置面Lに対する高さ調整を行なう高さ調整金具40が備えられている。
この高さ調整金具40は、支柱10の表側開口13に挿通され回転により表側開口13の内側縁部11aに係合する棒状の係合体41と、係合体41から突設するボルト42と、ボルト42に挿通される長孔43を有し設置面Lに対して支承される板状の調整部材44と、ボルト42に螺合し締め付けにより係合体41を表側開口13の内側縁部11aに固着させて調整部材44を支柱10に固定するナット45とを備えて構成されている。また、設置面Lにビス46で固定され上縁が調整部材44に設けた段差44aに当接して調整部材44を支承する断面L字状の支承部材47が備えられている。
従って、この実施の形態に係る壁体の永久型枠Kを用いて、例えば、建物の壁体Hとしての側壁の施工するときは、図1,図2及び図8に示すように、設置面Lに一組の型枠パネルユニットPUを所定間隔で対峙させて配置し、対峙させた型枠パネルユニットPU同士を連結部材20で連結する。連結部材20は、複数本用意され、支柱10の適宜の位置において、対峙した支柱10間に架設される。
この連結部材20の取り付けにおいては、先ず、図4(a)に示すように、一方の型枠パネルユニットPUの支柱10において、連結部材20の一方の係合片22(A)を、その軸線R(A)と裏側開口12の長手方向とを平行にした状態で、裏側開口12に挿通し、図4(b)に示すように、連結部材20の他方の係合片22の軸線R(B)と他方の型枠パネルユニットPUの支柱10にある裏側開口12の長手方向とが平行になるように、ロッド21をその軸線Qを中心に回転させる。この場合、一方の係合片22(A)の最大長さL1が、L1<H(中空部11の幅)に設定されているので、一方の係合片22(A)を装着する際は、中空部11内でどのようにも回転する。また、ロッド21を回転させる際に、突起18が中空部11の底壁面11bに当接するので、係合片22が裏側開口12の内側縁部11aと中空部11の底壁面11bとの間に摩擦的に係合して挾持されることになり、そのため、連結部材20の落下が防止され、装着が容易になる。
そして、この状態で、他方の型枠パネルユニットPUの支柱10において、連結部材20の他方の係合片22(B)を、裏側開口12に挿通し、図4(c)に示すように、ロッド21をその軸線Qを中心に更に回転させ、両方の係合片22を、対峙した両方の支柱10における裏側開口12の内側縁部11aに係合させる。この場合、他方の係合片22(B)の最大長さL2が、L2>H(中空部11の幅)に設定されているので、他方の係合片22(B)を装着してロッド21を回転すると、他方の係合片22(B)の外端が中空部11の側壁に当接して回転が規制され、連結部材20が停止する。そのため、一義的な回転位置において、連結部材20を停止させることができるので、装着が容易になるとともに、連結部材20の落下が防止され、連結部材20の保持を確実に行なわせることができる。
また、係合片22を裏側開口12に挿通させてロッド21を回転させる単純な作業で連結部材20を取り付けることができるので、作業がきわめて簡単であり、作業性が大幅に向上させられる。また、連結強度も高いものになる。
一組の型枠パネルユニットPUの組付けが終わったならば、別な組の型枠パネルユニットPUを、連設する。この場合、隣接する型枠パネルユニットPUにおいては、一側支柱10(B)の凸条15と他側支柱10(C)の凹条16とを嵌合させて連結する。一側支柱10(B)の凸条15と他側支柱10(C)の凹条16とが嵌合するので、隣接する型枠パネルユニットPU同士の連設強度が強いものになる。そして、上記と同様に、別な組の型枠パネルユニットPUにおいても、連結部材20により互いに対峙した型枠パネルユニットPU同士を連結する。
このようにして、順次、型枠パネルユニットPUを組付けていく。尚、隣接する型枠パネルユニットPUの一側支柱10(B)と他側支柱10(C)とを、これらに跨って設けられる連結板(図示せず)等で固定するようにしてよい。より一層連設強度が増す。
また、図6及び図7に示すように、高さ調整金具40を取り付け、予め設置面Lに固定した支承部材47に調整部材44を支承させ、調整部材44をボルト42に対して適宜移動させ、ナット45で締め付けることにより、型枠パネルユニットPUの高さ調整を行なう。
型枠パネルユニットPUを順次組付けて、型枠パネルPを構築したならば、図2,図5及び図8(a)に示すように、所要の位置に押え棒30を保持する複数の保持金具31の支承棒35を支柱10に取り付け、押え棒30を複数の支承棒35に支承し、連設された型枠パネルユニットPUの表面側であって隣接する型枠パネルユニットPUに跨って設け、支承棒35に設けられた穴36に楔37を嵌入して、押え棒30を支柱10に押圧する。尚、対峙する型枠パネルP間には、鉄筋などの補強部材を適宜配設してよい。
この状態で、図8(a)に示すように、対峙させた型枠パネルP間に流動コンクリートCを流し込み固化させ、固化させたコンクリートCを型枠パネルPで覆った一体の壁体Hを構築する。この場合、型枠パネルPに外向きの荷重が作用するが、互いに対峙する型枠パネルP同士は、連結部材20で連結されているので、この連結部材20が型枠パネルPを互いに引っ張り合うことになり、そのため、型枠パネルPが撓んだりする事態が防止され、型枠パネルPが平面を保持して壁体Hが構築される。また、型枠パネルPは、押え棒30によっても押えられているので、これによっても、型枠パネルPが撓んだりする事態が防止され、型枠パネルPが平面を保持して壁体Hが構築される。そして、コンクリートCが固化したならば、図8(b)に示すように、保持金具31を外して押え棒30を外す。
このように構築された壁体Hにおいては、連結部材20が型枠パネルPの表面より内側に設けられて埋設されるので、連結部材20の構成要素が壁体Hの表面に露出することがなく、型枠パネルPの表面の外観を損ねる事態が防止され、また、その後の建物の構築に障害となる事態が防止される。
尚、上記実施の形態に係る壁体の永久型枠Kにおいて、型枠パネルユニットPUのパネル材1を2枚設けて構成したが、1枚のものでもよい。この場合には、中間支柱10(A)は不要になる。また、パネル材1を3枚以上設けて構成してもよい。更に、パネル材1及び支柱10の材質や形状等の構成は上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。また、上記実施の形態においては、本発明を側壁を構築する場合に適用したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、床壁や天井壁等種々の壁体Hを構築する場合に適用して良いことは勿論である。
本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠を示す横断面図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠において、連結部材の構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠において、連結部材を取り付けるときの工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠において、押え棒を支承する保持金具の取り付け状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠において、高さ調整金具を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠において、高さ調整金具の取り付け状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る壁体の永久型枠を用いて壁体を構築する際の状態を示す斜視図である。 従来の壁体の永久型枠の一例を示す断面図である。
符号の説明
K 永久型枠
H 壁体
C コンクリート
P 型枠パネル
PU 型枠パネルユニット
1 パネル材
2,3 桟
10 支柱
10(A) 中間支柱
10(B) 一側支柱
10(C) 他側支柱
11 中空部
11a 内側縁部
11b 底壁面
H 中空部の幅
12 裏側開口
13 表側開口
14 凹所
15 凸条
16 凹条
18 突起
20 連結部材
21 ロッド
22 係合片
Q ロッドの軸線
R 係合片の軸線
θ 角度
L1 一方の係合片の最大長さ
L2 他方の係合片の最大長さ
30 押え棒
31 保持金具
L 設置面
40 高さ調整金具
47 支承部材

Claims (14)

  1. 所定間隔に対峙して配設される型枠パネルと、該対峙する型枠パネルの裏面側同士を連結する連結部材とを備え、該型枠パネル間に流動コンクリートを流し込んで型枠パネルとコンクリートとを一体にした壁体を構築する壁体の永久型枠において、
    上記型枠パネルを、連設される複数のパネル材と、該連設されるパネル材の側端間に設けられ該パネル材の側端を保持する複数の支柱とを備えて構成し、
    上記支柱を、該支柱の長手方向に沿って設けられた中空部と、上記支柱の長手方向に沿って該支柱の裏面側に形成されるとともに上記中空部に連通し該中空部の幅より狭い幅の裏側開口とを備えて構成し、
    上記連結部材を、ロッドと、該ロッドの両端に設けられ上記支柱の裏側開口に挿通され該ロッドの軸線を中心とする回転により上記裏側開口の内側縁部に係合する一対の係合片とを備えて構成し、
    上記各係合片を、上記ロッドの軸線に直交する軸線を有した棒状に形成し、一方の係合片の軸線の方向と、他方の係合片の軸線の方向とをずらしたことを特徴とする壁体の永久型枠。
  2. 上記裏側開口を、上記中空部の長手方向中央に沿って形成するとともに、上記各係合片を、上記ロッドの軸線に対して左右対称に形成し、
    上記中空部の幅をHとしたとき、一方の係合片の最大長さL1を、L1<Hに設定し、他方の係合片の最大長さL2を、L2>Hに設定したことを特徴とする請求項1記載の壁体の永久型枠。
  3. 上記中空部の底壁面に対峙する上記各係合片の端面に、該中空部の底壁面に当接する突起を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の壁体の永久型枠。
  4. 上記支柱に、上記パネル材の側端を保持する凹所を備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の壁体の永久型枠。
  5. 上記支柱を、金属もしくは樹脂で型成形したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の壁体の永久型枠。
  6. 上記型枠パネルを構成する型枠パネルユニットを備え、該型枠パネルユニットを、一側に設けられる一側支柱と、他側に設けられる他側支柱とを備えて構成し、上記一側支柱の外側に凸条を形成し、上記他側支柱の外側に上記一側支柱の凸条が嵌合しうる形状の凹条を形成し、隣接する型枠パネルユニットを上記一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結することを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の壁体の永久型枠。
  7. 上記型枠パネルを構成する型枠パネルユニットを備え、該型枠パネルユニットを、複数のパネル材と、該パネル材同士を連結する中間支柱と、連結された複数のパネル材の一側に設けられる一側支柱と、連結された複数のパネル材の他側に設けられる他側支柱とを備えて構成し、上記一側支柱の外側に凸条を形成し、上記他側支柱の外側に上記一側支柱の凸条が嵌合しうる形状の凹条を形成し、隣接する型枠パネルユニットを上記一側支柱の凸条と他側支柱の凹条とを嵌合させて連結することを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の壁体の永久型枠。
  8. 上記パネル材を、上記支柱間に充填される樹脂を有して構成したことを特徴とする請求項6または7記載の壁体の永久型枠。
  9. 上記支柱を、該支柱の長手方向に沿って設けられた中空部と、上記支柱の長手方向に沿って該支柱の表面側に形成されるとともに上記中空部に連通し該中空部の幅より狭い幅の表側開口とを備えて構成したことを特徴とする請求項6乃至8何れかに記載の壁体の永久型枠。
  10. 上記型枠パネル間に流動コンクリートを流し込む際、連設された型枠パネルユニットの表面側であって隣接する型枠パネルユニットに跨って付設され該各型枠パネルユニットを押える押え棒と、上記支柱の表側開口のある中空部に着脱可能に取り付けられ上記支柱に押え棒を保持する保持金具とを備えたことを特徴とする請求項9記載の壁体の永久型枠。
  11. 上記保持金具を、上記支柱の表側開口に挿通され回転により表側開口の内側縁部に係合する棒状の係合体と、該係合体から突設するボルトと、該ボルトに螺合し締め付けにより上記係合体を上記表側開口の内側縁部に固着させるナットと、該ナットから突設し上記押え棒を支承する支承棒と、該支承棒に設けられた穴に嵌入され上記押え棒を上記支柱に押圧する楔とを備えて構成したことを特徴とする請求項10記載の壁体の永久型枠。
  12. 上記支柱の表側開口のある中空部に着脱可能に取り付けられ上記型枠パネルユニットの設置面に対する高さ調整を行なう高さ調整金具を備えたことを特徴とする請求項9乃至11何れかに記載の壁体の永久型枠。
  13. 上記高さ調整金具を、上記支柱の表側開口に挿通され回転により表側開口の内側縁部に係合する棒状の係合体と、該係合体から突設するボルトと、該ボルトに挿通される長孔を有し設置面に対して支承される調整部材と、上記ボルトに螺合し締め付けにより上記係合体を上記表側開口の内側縁部に固着させて上記調整部材を上記支柱に固定するナットとを備えて構成したことを特徴とする請求項12記載の壁体の永久型枠。
  14. 上記設置面に固定され上記調整部材を支承する支承部材を備えたことを特徴とする請求項13記載の壁体の永久型枠。
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