JP5298128B2 - 癌の治療用のIGF−1R阻害剤としての2−[(2−{フェニルアミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド誘導体 - Google Patents

癌の治療用のIGF−1R阻害剤としての2−[(2−{フェニルアミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、ピロロピリミジン誘導体、それを含有する組成物及び薬剤、並びにそのような化合物、組成物及び薬剤の調製及び使用の方法に関する。そのようなピロロピリミジン誘導体は、不適切なIGF−1R及びIR活性に関連する疾患の治療において有用である。
受容体チロシンキナーゼ(RTK)は、タンパク質中のチロシン残基のヒドロキシル基の可逆的リン酸化による、細胞分裂、成長、代謝、分化及び生存を含む種々の細胞機能を制御する細胞シグナル伝達経路に関与するとされている。細胞外シグナルは、細胞表面受容体の活性化によって変換され、タンパク質リン酸化のカスケードの複雑な動き及びタンパク質脱リン酸化事象を使用し増幅及び伝播して、制御されないシグナル伝達を回避する。これらのシグナル伝達経路は、多くの場合、複雑に絡み合ったキナーゼ経路によって高度に調節されており、ここで各キナーゼは、一つ又は複数の他のキナーゼ及びタンパク質ホスファターゼによってそれ自体が調節され得る。これらの精巧に調整されたシステムの生物学的重要性は、多様な細胞増殖性障害が、チロシン又はセリン/トレオニンキナーゼによって媒介される種々の細胞シグナル伝達経路の一つ又は複数における欠陥に関係するとされているほどである。
受容体チロシンキナーゼ(RTK)は、それら自体を含む種々のタンパク質中のいくつかのチロシンアミノ酸残基のリン酸化を触媒し、これにより、細胞成長、増殖及び分化を支配する。インスリン様成長因子−1受容体(IGF−1R)は、胎児及び出生後の細胞型の中でも普遍的な膜貫通チロシンキナーゼである。
IGFシグナル伝達軸は、複数のリガンド(IGF−1、IGF−2及びインスリン)、少なくとも六つの高親和性リガンド結合タンパク質及びプロテアーゼ、複数の受容体(IGF−1R及びGF−2R、IR及びIRR)及び多数の他の下流シグナル伝達タンパク質で構成されている(非特許文献1)。IGF−1Rの構造及び機能は、非特許文献2及び非特許文献3によって概説されている。受容体はリガンドIGF−1及びIGF−2によって活性化され、IGF−1R及びIRを介して、内分泌、傍分泌又は自己分泌様式でシグナル伝達する分裂促進タンパク質である。IGF−1受容体の活性化は、細胞増殖及びアポトーシスからの細胞の保護を含む細胞応答を誘発する(同文献)。IGF−1Rの過剰発現は培養細胞の悪性形質転換を招き、これに対し、下方調節は腫瘍細胞の転換表現型を反転させ、それらを潜在的にアポトーシスを起こしやすくすることができる(同文献)。
IR遺伝子にはスプライス変異が二つあり、グルコース取り込みを調節し、肝臓、筋肉及び脂肪組織で発現されるIR−Bアイソフォーム、並びにIGF−2と高親和性で結合し、増殖及びアポトーシスからの保護を促進するエクソン11変異型ヒトインスリン受容体アイソフォームA(IR−A)である(非特許文献4)。IR−Aは、胎生組織及び悪性腫瘍中並びにこの受容体で主に発現され、IGF−2は癌細胞移動を刺激する上でインスリンよりも強力である(非特許文献4)。インスリン受容体関連受容体(IRR)は、IRのキナーゼドメインと79%の相同性を有し、少数の限られた細胞型でのみ発現される(非特許文献5)。
IGF−1Rは、ヘテロ四量体の膜貫通細胞表面受容体である(非特許文献3)。IGF−1結合ドメインはIGF−1Rの細胞外アルファ鎖の一部であるのに対し、細胞内ベータ鎖はチロシンキナーゼドメインを含有する。三つのチロシン残基は、IGF−1Rベータ触媒ドメインの活性化ループ内の自己リン酸化部位、特にTyr1131、Tyr1135及びTyr1136を表す(非特許文献6)。三つすべてのリン酸化は、完全な受容体活性化のために必要であり、膜近傍のチロシン及びカルボキシ末端のセリンのリン酸化に先行する。インスリン受容体は、活性化ループ及び膜近傍領域上に三つの同様な自己リン酸化部位を有する。活性化及び自己リン酸化は、複数のドッキングタンパク質の動員及び細胞内シグナル伝達の発生をもたらす(非特許文献3)。一旦活性化すると、IGF−1R及びIRは、IRS−1、IRS−2、Grb2、Grb10、Grb14、Shc、SOC、14.3.3、FAKを含むいくつかの細胞内タンパク質基質をリン酸化し、又はそれらと直接的に相互作用するか、あるいはPI3K及びMAPKのような他のタンパク質と間接的に相互作用することができる(非特許文献3)(非特許文献7;非特許文献8)。焦点接着キナーゼ(FAK)は、細胞生存、増殖、移動及び浸潤の調節因子としてのその役割により、特に興味深い。FAKは、そのN末端ドメインを介して結合し、TyR97で自己リン酸化することにより、IGF−1R等の成長因子受容体によって活性化される。活性化又は過剰発現したFAKは、多種多様な癌によく見られ、ヒト発癌において役割を果たし得る(非特許文献9)。
癌におけるその役割に加えて、インスリン様成長因子受容体は、成長及び発生においても重要で多様な役割を果たす(非特許文献3)。そのIGF−1Rは、いくつかの代謝性及び免疫性疾患に関与するとされている(非特許文献10、非特許文献11、非特許文献12、非特許文献13及び非特許文献14)。
癌におけるIGF/IGF−1Rシグナル伝達系の役割は、この15年間にわたって徹底的に研究されてきた。特に、IGF−1Rのヒト癌との関与は、有糸分裂誘発、移動性及び転移を刺激し、アポトーシスに対して保護する上でのその役割から生じる(非特許文献11)。その抗アポトーシス及び分裂促進的役割に加えて、IGF/IGF−1Rシグナル伝達は転換表現型の確立及び存続に必要なようであるという理解の下で関心が高まっている。構成的活性化又は過剰発現は、多くの場合、インビトロの血清枯渇条件下であっても非接着性細胞成長をもたらし、ヌードマウスにおける腫瘍の形成と関連することが十分に確立されている(非特許文献15)。おそらくより重要なことには、IGF−1Rをコードする遺伝子が失活した細胞は、PDGFR又はEGFR、SV40ウイルスのT抗原、ウシパピローマウイルスのE5タンパク質及び活性化rasの過剰発現等、正常細胞を通常は不死化することができる作用物質による形質転換に対して完全に耐性があることが堅固に確立されている(非特許文献16、非特許文献17、非特許文献18、非特許文献19、非特許文献20)。故に、IGF−1Rは、癌遺伝子によって引き起こされる細胞死から保護する主要な生存因子として同定されている(非特許文献21)。IGF−1Rは多数の多様な腫瘍で発現し、IGFは受容体とのその相互作用により腫瘍成長を増幅する。発癌におけるIGF−1Rの役割を裏付ける証拠は、培養液中及びインビボでの多数の細胞株の増殖を阻害する受容体に向けられたモノクローナル抗体を使用する研究において見ることができる(非特許文献22、非特許文献23、非特許文献24)。ドミナントネガティブIGF−1Rは、腫瘍増殖を阻害することができる(非特許文献25)。
IGFシグナル伝達軸は、乳癌(非特許文献26、非特許文献13及び非特許文献22)、ユーイング肉腫、骨肉腫、骨巨細胞腫を含む骨及び骨髄の癌(非特許文献24、非小細胞及び小細胞肺癌並びに中皮腫を含む肺癌(非特許文献25及び非特許文献13、前立腺癌(非特許文献27、非特許文献28及び非特許文献13)、結腸直腸癌(非特許文献29、非特許文献30及び非特許文献13)、腎癌(非特許文献31)、膵癌(非特許文献32)、リンパ芽球性T細胞白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、有毛細胞白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性好中球性白血病、急性リンパ芽球性T細胞白血病、形質細胞腫、免疫芽細胞性大細胞白血病、マントル細胞白血病、多発性骨髄腫、巨核芽球性白血病、急性巨核球性白血病、前骨髄球性白血病、赤白血病、悪性リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、リンパ芽球性T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、濾胞性リンパ腫、骨髄異形成症候群を含む造血癌(非特許文献33及び非特許文献34)、神経芽細胞腫(非特許文献35)、神経膠腫、髄膜腫、髄芽腫、星状細胞腫及び膠芽腫(非特許文献36、非特許文献37及び非特許文献38)、甲状腺癌(非特許文献39、非特許文献40)及び肝細胞癌(非特許文献41)、卵巣癌、精巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、鼻咽頭癌、口腔癌、口の癌、GIST(消化管間質腫瘍)、黒色腫を含む皮膚癌並びに軟部組織の肉腫を含む種々の腫瘍型に関与している。
故に、ほぼ全種類のヒト癌において、IGFシグナル伝達の調節異常と発癌との間には強い関連がある(非特許文献42)。IGF−1Rの発現又は機能の阻害は、腫瘍成長及び転移をブロックし、また細胞毒性薬物及び放射線を含む他の抗新生物療法に対する感受性を増強することが示されている(非特許文献42)。
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本発明者らは、IGF−1Rの阻害剤である新規ピロロピリミジンの群を今回見出した。
本発明は、式(I)の化合物:
Figure 0005298128
又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物[式中、
はH及びアルキルC1〜C3から選択され、
は、H、アルキルC1〜C3及びハロから選択され、
は、H、OH、アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−OH、−アルキレンC1〜C6−フェニル(ハロで場合によって置換されている)及び−アルキレンC1〜C6−C(O)NHから選択され、
は、H、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
及びRは、それらが結合した原子と一緒になって、5又は6員のラクタムを形成し、
及びRは、H、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6からそれぞれ独立に選択されるか、あるいは
及びRは、それらが結合したアリールと一緒になって、ナフタレンを形成し、
は、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、ハロ、−N−R1919及び−O−アルキレンC1〜C6−ハロ1〜3から選択され、
は、H、ハロ及びアルキルC1〜C6から選択され、
及びR10の一方は、−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6
−NR19−アルキレンC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223
−O−アルキレンC0〜C6(−OHで場合によって置換されている)−NR2223
Figure 0005298128
から選択され、R及びR10の他方は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6及びハロから選択され、
ここで、Het1及びHet2は、それぞれ独立に、N原子並びに場合によってN及びOから選択される一つ又は二つの追加のヘテロ原子を有する5又は6員の複素環であり、
各R14は、H、OH、ハロ、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−シクロプロピル、−C(O)−アルキルC1〜C6、SO−アルキルC1〜C6、−(CH1〜4−ハロ及び−(CH1〜4−SO−アルキルC1〜C6から独立に選択されるか、
あるいは
及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、
ここで、R15は、H、−アルキルC1〜C4、−アルキレンC1〜C4−ハロ、−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−C(O)−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C4−NR2223、−アルキレンC1〜C4−C(O)−NR2223、−C(O)−アルキレンC1〜C4−O−アルキルC1〜C6、−C(O)−ピロリジン及び−C(O)−ピロリジン−アルキルC1〜C6から選択され、
16は、H及び=Oから選択され、
各R19は、H及びアルキルC1〜C6から独立に選択され、
22は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−O−アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択され、
23は、H、アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
22及びR23が組み合わさって、それらが結合しているN原子並びに場合によってN及びOから選択される追加のヘテロ原子を含有する4、5又は6員の複素環を形成し、該環は−OH又は−アルキルC1〜C6で場合によって置換されている]
を提供する。
別の実施形態によれば、式Iの化合物は、実施例のいずれか一つに記載されている通りに提供される。別の実施形態によれば、実施例のいずれか一つに記載されている式Iの、化合物の薬学的に許容される誘導体が提供される。
別の実施形態によれば、本発明は、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を、一つ又は複数の薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤と一緒に含む医薬組成物を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物における、少なくとも一つのIGF−1Rファミリー受容体の不適切な活性によって媒介される状態の、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体による治療方法を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物において感受性新生物を治療するための方法であって、該哺乳動物に、治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を投与するステップを含む方法を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物において、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される状態を治療するための方法であって、該哺乳動物に、治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を投与するステップを含む方法を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物において、乳癌、肉腫、肺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、結腸直腸癌、膵癌、血液癌、多発性骨髄腫、頭頸部癌又は卵巣癌から選択される状態を治療するための方法であって、該哺乳動物に、治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を投与するステップを含む方法を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、少なくとも一つのIGF−1Rファミリー受容体の不適切な活性によって媒介される状態の治療に使用するための、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物における感受性新生物の治療に使用するための、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物において、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される状態の治療に使用するための、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物において、乳癌、肉腫、肺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、結腸直腸癌、膵癌、血液癌、多発性骨髄腫、頭頸部癌又は卵巣癌から選択される状態の治療に使用するための、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、少なくとも一つのIGF−1Rファミリー受容体の不適切な活性によって媒介される状態の治療に使用するための薬剤の製造における、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体の使用を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物における感受性新生物の治療に使用するための薬剤の製造における、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体の使用を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物における、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される状態の治療に使用するための薬剤の製造における、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体の使用を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、それを必要とする哺乳動物における、乳癌、肉腫、肺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、結腸直腸癌、膵癌、血液癌、多発性骨髄腫、頭頸部癌又は卵巣癌から選択される状態の治療に使用するための薬剤の製造における、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその誘導体の使用を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、式Iの化合物を調製するための方法であって、式(III)の化合物
Figure 0005298128
を、式(II)の化合物
Figure 0005298128
と第三級アミンの存在下で反応させて、中間体(V)
Figure 0005298128
[式中、L及びLは脱離基であり、Xは保護基であり、R、R及びRは上記した通りである]を形成するステップと、
次いで、中間体(V)を式(IV)の化合物
Figure 0005298128
[式中、R、R、R及びR10は上記した通りである]と、酸、触媒及び低い求核性を有する極性プロトン性溶媒の存在下で加熱しながら反応させるステップと、
次いで、前ステップの生成物をアミン含有ヘテロ原子求核試薬と溶媒中で反応させるステップと、
次いで、保護基Xを塩基により溶媒中で除去するステップと
を含む方法を提供する。
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド一水和物の粉末X線回折パターンを示す図である。
本明細書において使用される場合、用語「アルキル」(及び「アルキレン」)は、異なる原子数が指定されていない限り1〜6個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖を指す。「アルキル」の例は、本明細書において使用される場合、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、イソブチル、イソプロピル及びtert−ブチルを含むがこれらに限定されない。「アルキレン」の例は、本明細書において使用される場合、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン及びイソブチレンを含むがこれらに限定されない。「アルキル」は置換アルキルも含む。アルキル(及びアルキレン)基は、ハロゲン又はヒドロキシルで一回又は複数回場合によって置換されていてよい。故に、用語「アルキル」は、例えば、他のハロゲン化アルキルの中でもトリフルオロメチル及びトリフルオロエチル、並びに指定されている場合、ヒドロキシメチル及び他の水酸化アルキルを含み得る。
本明細書において使用される場合、用語「アルケニル」(及び「アルキレン」)は、異なる原子数が指定されていない限り2〜6個の炭素原子と、少なくとも一つ、最大三つの炭素−炭素二重結合とを含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖を指す。「アルケニル」の例は、本明細書において使用される場合、エテニル及びプロペニルを含むがこれらに限定されない。「アルケニレン」の例は、本明細書において使用される場合、エテニレン、プロペニレン及びブテニレンを含むがこれらに限定されない。「アルケニル」(及び「アルケニレン」)は置換アルケニルも含み得る。アルケニル基は、指定されている場合、ハロゲン又はヒドロキシルで一回又は複数回場合によって置換されていてよい。
本明細書において使用される場合、用語「アルキニル」は、異なる原子数が指定されていない限り2〜6個の炭素原子と、少なくとも一つ、最大三つの炭素−炭素三重結合とを含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖を指す。「アルキニル」の例は、本明細書において使用される場合、エチニル及びプロピニルを含むがこれらに限定されない。「アルキニル」は置換アルキニルも含み得る。アルキニル基は、指定されている場合、ハロゲン又はヒドロキシルで一回又は複数回場合によって置換されていてよい。
本明細書において使用される場合、用語「シクロアルキル」は、異なる原子数が指定されていない限り3〜6個の炭素原子を有する飽和単環式炭素環を指す。「シクロアルキル」は、例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルを含む。「シクロアルキル」は置換シクロアルキルも含む。シクロアルキルは、任意の利用可能な炭素上において、アルコキシ、ハロ及びハロアルキル、例えばパーフルオロアルキルからなる群から選択される一つ又は複数の置換基で場合によって置換されていてよい。
用語「ハロ」又は「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを指す。好ましい実施形態によれば、ハロはフルオロ又はクロロである。
本明細書において使用される場合、用語「アルコキシ」は基−O−アルキルを指し、ここでアルキルは上記で定義された通りである。「アルコキシ」の例は、本明細書において使用される場合、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ及びt−ブトキシを含むがこれらに限定されない。「アルコキシ」は置換アルコキシも含む。アルコキシ基は、ハロゲンで一回又は複数回場合によって置換されていてよい。
用語「アリール」は、異なる原子数が指定されていない限り6〜10個の炭素原子を有し、少なくとも一つの芳香環を有する単環式炭素環基及び縮合二環式炭素環基を指す。特定のアリール基の例は、フェニル及びナフチルを含むがこれらに限定されない。本発明による一特定のアリール基は、フェニルである。
用語「ヘテロ環」、「複素環」又は「ヘテロシクリル」は、一又は複数度の不飽和を場合によって含有し、一つ又は複数のヘテロ原子も含有する単環式又は多環式環系を指す。ヘテロ原子は、N、O及び/又はSを含み得る。好ましいヘテロ原子はN及びOであり、特にNである。ヘテロ環は3〜10員であり、飽和しているか又は一又は複数度の不飽和を有するかのいずれかである。ヘテロ環は、別の複素環、ヘテロアリール環、アリール環又はシクロアルキル環の一つ又は複数と場合によって縮合していてよい。複素環基の例は、例えば、インドール、インドリン、イソキノリンを含む。
用語「薬学的に許容される誘導体」は、選択化合物の塩及び溶媒和物を指す。
用語「溶媒和物」は、本明細書において使用される場合、溶質(式(I)の化合物)及び溶媒によって形成された可変的な化学量論の錯体を指す。本発明の目的のためのそのような溶媒は、溶質の生物活性に干渉してはならない。適切な溶媒の例は、水、メタノール、エタノール及び酢酸を含むがこれらに限定されない。好ましくは、使用される溶媒は薬学的に許容される溶媒である。適切な薬学的に許容される溶媒の例は、水、エタノール及び酢酸を含むがこれらに限定されない。最も好ましくは、使用される溶媒は水である。
上述の通り、本発明の主要な実施形態は、式(I)の化合物:
Figure 0005298128
又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物[式中、
はH及びアルキルC1〜C3から選択され、
は、H、アルキルC1〜C3及びハロから選択され、
は、H、OH、アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−OH、−アルキレンC1〜C6−フェニル(ハロで場合によって置換されている)及び−アルキレンC1〜C6−C(O)NHから選択され、
は、H、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
及びRは、それらが結合した原子と一緒になって、5又は6員のラクタムを形成し、
及びRは、H、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6からそれぞれ独立に選択されるか、あるいは
及びRは、それらが結合したアリールと一緒になって、ナプタレンを形成し、
は、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、ハロ、−N−R1919及び−O−アルキレンC1〜C6−ハロ1〜3から選択され、
は、H、ハロ及びアルキルC1〜C6から選択され、
及びR10の一方は、−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6
−NR19−アルキレンC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223
−O−アルキレンC0〜C6(−OHで場合によって置換されている)−NR2223
Figure 0005298128
から選択され、R及びR10の他方は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6及びハロから選択され、
ここで、Het1及びHet2は、それぞれ独立に、N原子並びに場合によってN及びOから選択される一つ又は二つの追加のヘテロ原子を有する5又は6員の複素環であり、
各R14は、H、OH、ハロ、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−シクロプロピル、−C(O)−アルキルC1〜C6、SO−アルキルC1〜C6、−(CH1〜4−ハロ及び−(CH1〜4−SO−アルキルC1〜C6から独立に選択されるか、
あるいは
及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、
ここで、R15は、H、−アルキルC1〜C4、−アルキレンC1〜C4−ハロ、−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−C(O)−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C4−NR2223、−アルキレンC1〜C4−C(O)−NR2223、−C(O)−アルキレンC1〜C4−O−アルキルC1〜C6、−C(O)−ピロリジン及び−C(O)−ピロリジン−アルキルC1〜C6から選択され、
16は、H及び=Oから選択され、
各R19は、H及びアルキルC1〜C6から独立に選択され、
22は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−O−アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択され、
23は、H、アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
22及びR23が組み合わさって、それらが結合しているN原子並びに場合によってN及びOから選択される追加のヘテロ原子を含有する4、5又は6員の複素環を形成し、該環は−OH又は−アルキルC1〜C6で場合によって置換されている]
を提供する。
本発明の代替的な実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R10はHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R10はHであり、R、R及びRはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R10はHであり、R、R及びRはH及びハロから独立に選択され、RはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、RはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、RはHであり、R、R及びRはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、RはHであり、R、R及びRはH及びハロから独立に選択され、RはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、置換基は、それぞれ上記実施形態に記載されている通りであり、ここでRは−O−メチルである。
別の実施形態によれば、R、R及びRのそれぞれはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R、R及びRの一つはハロであり、R、R及びRの残りの二つはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。この実施形態の変形形態によれば、ハロはFである。
別の実施形態によれば、R、R及びRの二つはハロであり、R、R及びRの残りの一つはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。この実施形態の変形形態によれば、両方のハロはFである。
別の実施形態によれば、R及びRは、隣接するフェニルと一緒になって、ナフタレンを形成し、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、RはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、RはOH、アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−OH、−アルキレンC1〜C6−フェニル(ハロで場合によって置換されている)及び−アルキレンC1〜C6−C(O)NHから選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、RはHであり、R10は−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6、−N−アルキルC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−O−アルキレンC0〜C6(OHで場合によって置換されている)−NR2223
Figure 0005298128
及び
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、RはHであり、R10
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、RはHであり、R10
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。この実施形態の変形形態によれば、アルキルC1〜C6はn−プロピル又はi−プロピルである。
別の実施形態によれば、R10はHであり、Rは−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6、−N−アルキルC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−O−アルキレンC0〜C6(OHで場合によって置換されている)−NR2223
Figure 0005298128
及び
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R10はHであり、R
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R10はHであり、R
Figure 0005298128
から選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。この実施形態の変形形態によれば、アルキルC1〜C6はn−プロピル又はi−プロピルである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ia)
Figure 0005298128
[式中、置換基は主要な実施形態において上記した通りである]
のものである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ia)のものであり、R14は−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ia)のものであり、Rは−アルキルC1〜C6であり、Rはフルオロであり、RはHであり、Rはフルオロであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ib)
Figure 0005298128
[式中、置換基は主要な実施形態において上記した通りである]
のものである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ib)のものであり、R14は−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ib)のものであり、Rは−アルキルC1〜C6であり、Rはフルオロであり、RはHであり、RはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
本発明の別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R15は−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子はR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で場合によって置換されており、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R、R及びRのそれぞれはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
本発明の代替的な実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、
Figure 0005298128
から選択される5又は6員の複素環を形成する。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、
Figure 0005298128
から選択される5又は6員の複素環を形成し、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、
Figure 0005298128
から選択される5又は6員の複素環を形成し、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R15は−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、
Figure 0005298128
から選択される5又は6員の複素環を形成し、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R、R及びRのそれぞれはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)
Figure 0005298128
[式中、置換基は主要な実施形態において上記した通りである]
のものである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R15は−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R、R及びRのそれぞれはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−メチルであり、Rはフルオロであり、R及びRのそれぞれはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−メチルであり、Rはフルオロであり、R及びRのそれぞれはHであり、Rはメチルであり、R15は−C(O)−CH−N(CH)(CH)である。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ic)のものであり、Rは−O−メチルであり、Rはフルオロであり、R及びRのそれぞれはHであり、Rはメチルであり、R15は−C(O)−CH−N(CH)(CH)であり、R19はHである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Id)
Figure 0005298128
[式中、置換基は主要な実施形態において上記した通りである]
のものである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Id)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Id)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R15は−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Id)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R、R及びRのそれぞれはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Id)のものであり、Rは−O−メチルであり、Rはフルオロであり、R及びRのそれぞれはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ie)
Figure 0005298128
[式中、置換基は主要な実施形態において上記した通りである]
のものである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ie)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ie)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R15は−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223であり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ie)のものであり、Rは−O−アルキルC1〜C6であり、R、R及びRのそれぞれはH及びハロから独立に選択され、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、式(Ie)のものであり、Rは−O−メチルであり、Rはフルオロであり、R及びRのそれぞれはHであり、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は、下記の式から選択される式のものである。
Figure 0005298128
別の実施形態によれば、R及びRは、それらが結合した原子と一緒になって、5又は6員のラクタムを形成し、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、R及びRは、それらが結合したアリールと一緒になって、ナプタレンを形成し、残りの置換基は主要な実施形態において上記した通りである。
別の実施形態によれば、化合物は溶媒和形態である。
別の実施形態によれば、化合物は水和形態である。
別の実施形態によれば、化合物は一水和物形態である。
本発明は、以上に定義された概要において定義される通りの、本明細書の全体にわたって種々の実施例において説明される通りの、及び添付の請求項において列挙される通りの置換基を含む、本明細書で定義される特定の基のすべての組合せ及びサブセットを含むことを理解すべきである。
本発明の一実施形態によれば、本発明は、
2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−メチル−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−{[2−({2−メチル−5−[(1−ピロリジニルアセチル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−フルオロフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−{[2−({2−クロロ−5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−{[2−({2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−ヒドロキシベンズアミド;
3−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ナフタレンカルボキサミド;
3−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−2−ナフタレンカルボキサミド;
2−メチル−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−メチル−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−メチルベンズアミド;
4−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−(メチルオキシ)−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−(メチルオキシ)ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−({2−[(5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド;
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミド;
2−[(2−{[5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−5−フルオロベンズアミド;
5−フルオロ−N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−ブロモ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド;
4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−[(2−{[4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミド;
2−[(2−{[5−{[(2S)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−[(1S)−1−メチルプロピル]ベンズアミド;
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−(メチルオキシ)ベンズアミド;
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2,3−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4,5−ジフルオロベンズアミド;
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[5−{[(2S)−2−ヒドロキシ−3−(1−ピロリジニル)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
5−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
4−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
4−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド;
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド;
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド;
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド;
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド;及び
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
からなる化合物から選択される。
本発明の化合物の具体例は、下記の実施例において列挙されるもの及びその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を含む。
当業者には、本発明の化合物は薬学的に許容される塩又は溶媒和物の形態で利用できることが理解される。式(I)の化合物の薬学的に許容される塩は、薬学的に許容される(すなわち、非毒性の)無機又は有機の酸又は塩基から形成される従来の塩並びに第四級アンモニウム塩を含む。代表的な塩は、下記:酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、酒石酸水素塩、ホウ酸塩、臭化物、エデト酸カルシウム、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート、エシレート、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニレート、ヘキシルレゾルシネート、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル臭化物、メチル硫酸塩、メチル硫酸塩、一カリウムマレイン酸塩、ムコ酸塩(mucate)、ナプシル酸塩、硝酸塩、N−メチルグルカミン、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボネート)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、カリウム、サリチル酸塩、ナトリウム、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩、トリエチオジド、トリメチルアンモニウム及び吉草酸塩を含む。シュウ酸塩等、それ自体は薬学的に許容されない他の塩は、本発明の化合物を得る際の中間体として有用な塩の調製において有用であり、これらは本発明のさらなる態様を形成する。
式(I)の化合物等の化合物の薬学的に許容される塩及び溶媒和物を調製するための方法は、当該技術分野において慣例的である。例えば、Burger's Medicinal Chemistry And Drug Discovery 5th Edition, Vol 1: Principles And Practiceを参照されたい。
当業者には明らかなように、後述する式(I)の化合物の調製方法において、いくつかの中間体は、該化合物の薬学的に許容される塩又は溶媒和物の形態であってよい。それらの用語は、式(I)の化合物を調製する方法において用いられる任意の中間体に適用される場合、式(I)の化合物に関して上述したのと同じ意味を有する。中間体の薬学的に許容される塩及び溶媒和物を調製するための方法は当該技術分野において既知であり、式(I)の化合物等の化合物の薬学的に許容される塩及び溶媒和物を調製するための方法に類似している。
本発明の化合物は、結晶又は非結晶形態であってよく、結晶である場合、場合によって水和又は溶媒和していてもよい。本発明は、化学量論の水和物及び不定量の水を含有する化合物をその範囲内に含む。
いくつかの式(I)の化合物は、立体異性形態で存在し得る(例えば、それらは一つ又は複数の不斉炭素原子を含有し得、又はシス−トランス異性を呈し得る)。個々の立体異性体(鏡像異性体及びジアステレオマー)及びこれらの混合物は、本発明の範囲内に含まれる。本発明は、一つ又は複数のキラル中心が反転したその異性体との混合物としての、式(I)で表される化合物の個々の異性体も網羅する。式(I)の化合物は該式において示されるもの以外の互変異性形態で存在し得、これらも本発明の範囲内に含まれることが理解される。
式(I)の化合物は、医薬組成物における使用を目的としているため、それぞれ実質的に純粋な形態で、例えば、少なくとも純度60%、より適切には少なくとも純度75%及び好ましくは少なくとも85%、特に少なくとも純度98%(%は重量に対する重量基準である)で提供されるのが好ましいことが容易に理解される。化合物の不純な調製物は、医薬組成物において使用される、より純粋な形態を調製するために使用され得る。
本発明の化合物は、一つ又は複数のIGFRファミリー受容体の阻害剤である。「IGFR阻害剤」は、後述するIGFR阻害酵素アッセイ(TR−FRET)において少なくとも一つのIGFRファミリー受容体に対し5.5より大きいpIC50、並びに/又は後述する細胞アッセイの少なくとも一つにおいて、IGFR細胞の自己リン酸化に対し及び/もしくはIGFシグナル伝達に依存する細胞株(例えば、Colo205、NCl−H929)の細胞増殖において、効力約1.0μM未満のIC50を呈する化合物を意味する。より特定の実施形態において、「IGFR阻害剤」は、後述するIGFR阻害酵素アッセイにおいて少なくとも一つのIGFRファミリー受容体に対し7.6より大きいpIC50を呈する化合物を指す。代替的な特定の実施形態において、「IGFR阻害剤」は、後述する細胞アッセイの少なくとも一つにおいて、IGFR細胞の自己リン酸化に対し及び/もしくはIGFシグナル伝達に依存する細胞株(例えば、Colo205、NCl−H929)の細胞増殖において、効力約250nM未満のIC50を呈する化合物を指す。
本発明は、IGFRファミリー受容体キナーゼに対して選択的な式(I)の化合物に限定されず、むしろ、本発明は、IGFRファミリー受容体に加えて受容体に対する活性も有する式(I)の化合物を明示的に企図している。例えば、式(I)の化合物は、インスリン受容体(IR)ファミリーキナーゼに対して選択的である。本発明のいくつかの化合物は、Jnk1、Jnk2及びJnk3の一つ又は複数、インスリン関連受容体(IRR)並びに未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)に対する活性も有する。
未分化リンパ腫キナーゼに関して、ALKは、種々の癌の病因に関係していると考えられている受容体チロシンキナーゼであり、非ホジキンリンパ腫の亜型である未分化大細胞リンパ腫(ALCL)との関係に因んで命名されている(Chiarle et al. (2008) Nature 8, 11-23)。
癌におけるALKの活性化の調節異常は、主として、触媒活性を含有するC末端細胞内ドメインの、受容体の二量化を推進するオリゴマー形成ドメインを有するいくつかのタンパク質の一つとの融合により起こると考えられている(Duyster et al (2001) Oncogene 20, 5623-5637)。ALK融合タンパク質の二量化は、下流シグナル伝達カスケードの自己リン酸化及び活性化をもたらし、最終的に制御されない細胞増殖を招く。全長ALK発現は、遺伝子増幅の有無にかかわらず、遺伝子融合が存在しない場合、神経芽細胞腫、横紋筋肉腫及び乳癌において観察された(Chiarle et al. (2008))。
ALK融合は、炎症性筋線維芽細胞性腫瘍のいくつかの事例及びびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の稀な事例において見られる。これらの事例では、ALK遺伝子の融合は腫瘍発生において役割を果たし得る(Chiarle et al. (2008))。NPM−ALKは、インビトロモデルにおいて(Bai et al. (1998) Mol. Cell Biol. 18, 6951-6961)及び遺伝子導入マウス(Chiarle et al. (2003) Blood 101, 1919-1927)において形質転換癌遺伝子であることが見出されており、ここで、骨髄前駆細胞におけるNPM−ALKの発現は、B及びT細胞リンパ腫をもたらす。より最近では、ALKの融合は肺癌において観察された(Soda et al. (2007) Nature 448, 561-567;Rikova et al. (2007) Cell, 131, 1190-1203;Inamura et al. (2008) J. Thoracic Oncol. 3, 13-17;Koivenen et al, (2008) AACR Annual Meeting, San Diego, CA, Abstract No. 2373)。
これまでには、ALKの強力な選択的阻害剤であるNVP−TAE68(5−クロロ−2,4−ジアミノフェニルピリミジン)が、インビトロ及び腫瘍異種移植片モデルにおいてALCL細胞に対し活性であることを示している(Galkin et al (2007) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 104, 270-275)。該化合物はALK自己リン酸化を阻害し、細胞周期停止及びアポトーシスをもたらした。Metチロシンキナーゼ及びALKの二重阻害剤であるPF2341066も、インビトロ及びインビボの実験系においてALCL細胞の成長を阻害することを示した(Christensen et al. (2007) Mol. Cancer Ther. 6, 3314-3322)。一連の縮合ピロロカルバゾールに由来する分子(Wan et al. (2006) Blood, 107, 1617-1623)、ピラゾロイソキノリン(Li and Morris (2007))及び5−アリール−ピリジン−カルボキシイミド(Li et al (2006) J. Med. Chem. 49, 1006-1015)も、ALK活性及びALCL細胞の増殖をインビトロで阻害することが報告されている。
本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおける薬物療法に使用するための式(I)の化合物をさらに提供する。特に、本発明は、哺乳動物における少なくとも一つのIGFRファミリー受容体によって媒介される状態、及び好都合なことに、哺乳動物における一つ又は複数のIGFRファミリー受容体の不適切な活性によって媒介される状態の治療に使用するための式(I)の化合物を提供する。
本明細書で言及される不適切なIGFRファミリー受容体活性は、特定の哺乳類対象において予想される正常なIGFRファミリー受容体活性に由来する任意のIGFR受容体活性である。不適切なIGFRファミリー受容体活性は、例えば、活性の異常増加、又はIGFRファミリー受容体活性のタイミング及び/もしくは制御における逸脱の形態をとり得る。そのような不適切な活性は、次いで、例えば、タンパク質キナーゼ又はリガンドの過剰発現又は突然変異に起因し、受容体の不適切な又は制御されない活性化を招き得る。さらに、不要なIGFRファミリー受容体活性が悪性腫瘍等の異常源にあり得ることも理解される。すなわち、不適切であるとみなされるためにIGFRファミリー活性のレベルが異常である必要はなく、むしろ該活性は異常源に由来する。
式(I)の化合物並びにその塩及び溶媒和物は、一つ又は複数のIGFRファミリー受容体の阻害と、成長がIGFRファミリー活性に依存する選択された細胞株に対するその影響との結果として、抗癌及び抗腫瘍活性を有すると考えられている。
本発明は、感受性新生物の治療に使用するための式(I)の化合物を提供する。「感受性新生物」は、本明細書において使用される場合、IGFR阻害剤によって治療しやすい新生物を指す。一つ又は複数のIGFRファミリー受容体の不適切な活性に関連しており、したがってIGFR阻害剤によって治療しやすい新生物は、当該技術分野において既知であり、原発性及び転移性の腫瘍並びに癌の両方を含む。例えば、本発明の範囲内である感受性新生物は、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)を含むがこれらに限定されない。より詳細には、感受性新生物は、乳癌、肉腫、肺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、結腸直腸癌、膵癌、血液癌、多発性骨髄腫、頭頸部癌及び卵巣癌から選択され得る。
本発明は、それを必要とする哺乳動物におけるいくつかの状態の治療方法を提供し、そのすべてが、治療有効量の式(I)の化合物を投与するステップを含む。本発明の化合物による治療を必要とする哺乳動物は、好都合なことにヒトである。
本明細書において使用される場合、用語「治療」は、既に罹患している対象において、指定された状態を緩和すること、該状態の症状を解消し又は軽減すること、該状態の進行を減速させ又は解消すること並びに該状態の再発を予防し又は遅延させることを指す。
本明細書において使用される場合、用語「治療有効量」は、それが投与される対象において、例えば研究者又は臨床医が求めている細胞培養、組織、系、哺乳動物(ヒトを含む)の生物学的又は医学的応答を誘発するのに十分な、式(I)の化合物の量を意味する。該用語は、正常な生理的機能を増強するために有効な量もその範囲内に含む。例えば、少なくとも一つのIGFRファミリー受容体によって媒介される状態の治療用の式(I)の化合物の治療有効量は、対象において該状態を治療するのに十分な量である。同様に、感受性新生物の治療用の式(I)の化合物の治療有効量は、対象において感受性新生物を治療するのに十分な量である。本発明の一実施形態において、式(I)の化合物の治療有効量は、少なくとも一つのIGFRファミリー受容体を調節し、変調し、結合し又は阻害するのに十分な量である。
式(I)の化合物の正確な治療有効量は、治療されている対象の年齢及び体重、治療を必要としている正確な状態及びその重症度、製剤の性質並びに投与経路を含むがこれらに限定されないいくつかの要因によって決まり、最終的には担当医又は獣医の裁量によることになる。典型的に、式(I)の化合物は、治療のために一日当たりレシピエント(哺乳動物)の体重1kgにつき0.1〜200mgの範囲で、さらに通常は一日当たり体重1kgにつき1〜100mgの範囲で与えられる。許容される日用量は、約0.1〜約2000mg/日であってよく、好ましくは、約0.1〜約100mg/日であってよい。故に、少なくとも一つのIGFRファミリー受容体によって媒介される状態を治療されている70kgの成人ヒトの場合、一日当たりの実際の量は、通常5〜700mgとなり、この量は、一日当たり単回量で、又はさらに通常は一日当たり複数(2、3、4、5又は6等)の分割量で、あるいは、総日用量が同じになるように、週1回又は月1回等の代替的な投薬計画で与えられてよい。塩又は溶媒和物の治療有効量は、式(I)の化合物自体の治療有効量の割合として決定され得る。上記で言及した他の状態の治療にも同様の用量が適切であることが想定される。
本発明は、それを必要とする哺乳動物(例えば、ヒト)における、少なくとも一つのIGFRファミリー受容体によって媒介される状態の治療用の薬剤の調製のための、式(I)の化合物の使用も提供する。本発明は、哺乳動物における感受性新生物の治療用の薬剤の調製のための、式(I)の化合物の使用をさらに提供する。
療法において使用する場合、治療有効量の式(I)の化合物を未加工の化学物質として投与することが可能であるが、典型的には、医薬組成物又は製剤の活性成分として提示される。したがって、本発明は、式(I)の化合物を含む医薬組成物をさらに提供する。医薬組成物は、一つ又は複数の薬学的に許容される担体、希釈剤及び/又は賦形剤をさらに含み得る。担体(複数可)、希釈剤(複数可)及び/又は賦形剤(複数可)は、製剤の他の成分と適合し、そのレシピエントに有害でないという意味で許容されるものでなくてはならない。本発明の別の態様に従って、式(I)の化合物を一つ又は複数の薬学的に許容される担体、希釈剤及び/又は賦形剤と混和するステップを含む、医薬製剤の調製方法も提供される。
医薬製剤は、任意の適切な経路によって、例えば、経口(口腔内又は舌下を含む)、直腸、経鼻、局所(口腔内、舌下又は経皮を含む)、膣内又は非経口(皮下、筋肉内、静脈内又は皮内を含む)経路によって、投与に適用できる。そのような製剤は、薬学の技術分野において既知の任意の方法によって、例えば、活性成分を担体(複数可)又は賦形剤(複数可)と会合させることによって調製できる。
経口投与に適応される医薬製剤は、カプセル又は錠剤等の不連続単位;粉末又は顆粒;水性又は非水性液体中の溶液又は懸濁液;食用の泡状物又は起泡体;あるいは水中油型液体エマルジョン又は油中水型液体エマルジョンとして提示され得る。
例えば、錠剤又はカプセルの形態での経口投与の場合、活性薬物成分を、エタノール、グリセロール、水等の経口、非毒性の薬学的に許容される不活性担体と組み合わせてよい。粉末は、化合物を適切な微粒子サイズに粉砕し、食用炭水化物、例えばデンプン又はマンニトール等の同様に粉砕した医薬担体と混合することによって調製される。香味料、保存料、分散剤及び着色剤が存在してもよい。
カプセルは、上述した通りに粉末混合物を調製し、形成されたゼラチンシースに充填することによって作製される。充填操作の前に、コロイド状シリカ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム又は固体ポリエチレングリコール等の流動促進剤及び滑剤を粉末混合物に添加してよい。カプセルが摂取された際の薬剤のアベイラビリティを改善するために、寒天、炭酸カルシウム又は炭酸ナトリウム等の崩壊剤又は可溶化剤を添加してもよい。
さらに、望ましい又は必要な場合、適切な結合剤、滑剤、崩壊剤及び着色剤を混合物に組み込んでもよい。適切な結合剤は、デンプン、ゼラチン、グルコース又はベータ−ラクトース等の天然糖、コーン甘味料、アカシア、トラガカント又はアルギン酸ナトリウム等の天然及び合成ガム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックス等を含む。これらの剤形において使用される滑剤は、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等を含む。崩壊剤は、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガム等を含むがこれらに限定されない。錠剤は、例えば、粉末混合物を調製し、顆粒化又はスラグ化し、滑剤及び崩壊剤を添加し、押圧して錠剤とすることによって配合される。粉末混合物は、適切に粉砕した化合物を、上述した通りの希釈剤又は塩基と、また場合によって、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン又はポリビニルピロリドン等の結合剤、パラフィン等の溶液遅延剤、第四級塩等の再吸収促進剤及び/又はベントナイト、カオリン又は第二リン酸カルシウム等の吸収剤と混合することによって調製される。粉末混合物は、シロップ、デンプン糊、アカディア粘液、又はセルロースもしくはポリマー材料の溶液等の結合剤で湿らせ、篩に押し通すことによって顆粒化できる。顆粒化の代替として、粉末混合物を錠剤機に通してよく、結果として、形成不十分なスラグが砕かれて顆粒となる。錠剤形成鋳型への固着を防止するために、ステアリン酸、ステアリン酸塩、タルク又は鉱油の添加によって顆粒を潤滑化してよい。その後、潤滑化した混合物を錠剤に圧縮する。本発明の化合物を自由流動性の不活性担体と合わせ、顆粒化又はスラグ化ステップを経ることなく直接的に錠剤に圧縮してもよい。セラックのシーリングコート、糖又はポリマー材料のコーティング及びワックスの艶出しコーティングからなる透明又は不透明な保護コーティングが提供され得る。染料をこれらのコーティングに添加して、異なる単位用量を区別することができる。
溶液、シロップ及びエリキシル剤等の経口輸液は、所与の分量が所定量の化合物を含有するような用量単位形態で調製できる。シロップは、適切に香味付けされた水溶液に化合物を溶解することによって調製でき、一方、エリキシル剤は、非毒性アルコールビヒクルの使用によって調製される。懸濁液は、化合物を非毒性ビヒクル中に分散させることによって配合できる。エトキシ化イソステアリルアルコール及びポリオキシエチレンソルビトールエーテル等の可溶化剤及び乳化剤、保存料、ペパーミント油等の香味添加物、又は天然甘味料もしくはサッカリンもしくは他の人工甘味料等を添加してもよい。
適切な場合には、経口投与用の用量単位製剤をマイクロカプセル化してよい。該製剤は、例えば、粒子材料をコーティングし、又はポリマー、ワックス等に包埋する等により、放出を延長し又は持続するように調製することもできる。
式(I)の化合物は、定量加圧エアロゾル、定量吸入器、乾燥粉末吸入器、噴霧器又は注入器によって等、吸入によって投与できる。
一実施形態によれば、化合物は乾燥粉末組成物の形態で提供される。そのような場合、該組成物は吸入投与に適しており、適切な吸入デバイス内部のストリップ又はリボンに取り付けられた複数の密閉された投薬容器(例えば、乾燥粉末組成物を含有する)に組み込むことができる。容器は、要求に応じて破断可能又は剥離開口可能であり、乾燥粉末組成物の用量は、GlaxoSmithKlineが販売しているDISKUS(商標)デバイス等のデバイスを介する吸入によって投与できる。DISKUS(商標)吸入デバイスは、例えば、英国特許出願公開第2242134号明細書に記載されている。
別の実施形態によれば、式(I)の化合物は、吸入用のスプレー組成物に配合でき、例えば、水溶液もしくは懸濁液として、又は適切な液化推進剤の使用により定量吸入器(MDI)等の加圧パックから送達されるエアロゾルとして配合され得る。吸入に適したエアロゾル組成物は、懸濁液又は溶液のいずれかであってよく、概して、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、及びフッ化炭素もしくは水素含有クロロフルオロカーボン又はそれらの混合物、特にハイドロフルオロアルカン、とりわけ1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパン又はそれらの混合物等の適切な推進剤を含有し得る。エアロゾル組成物は、界面活性剤、例えば、オレイン酸、レシチン又は例えば国際公開第94/21229号パンフレット及び国際公開第98/34596号パンフレットに記載されている通りのオリゴ乳酸誘導体、並びに共溶媒、例えばエタノール等、当該技術分野において既知のさらなる製剤賦形剤を場合によって含有し得る。
式(I)の化合物は、小型単層ベシクル、大型単層ベシクル及び多層ベシクル等、リポソーム送達系の形態で投与してもよい。リポソームは、コレステロール、ステアリルアミン又はホスファチジルコリン等、多様なリン脂質から形成できる。
式(I)の化合物は、化合物分子とカップリングする個々の担体としてのモノクローナル抗体の使用によって送達してもよい。化合物は、標的化可能な薬物担体としての可溶性ポリマーとカップリングしてもよい。そのようなポリマーは、ポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミド−フェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルトアミドフェノール、又はパルミトイル残基で置換されているポリエチレンオキシドポリリシンを含み得る。さらに、化合物は、薬物の制御放出を達成する上で有用な生分解性ポリマーのクラス、例えば、ポリ乳酸、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリレート及びヒドロゲルの架橋又は両親媒性ブロックコポリマーとカップリングし得る。
経皮投与に適応される医薬組成物は、レシピエントの表皮と長期間密接に接触し続けることが意図される不連続なパッチとして提示され得る。例えば、活性成分は、概してPharmaceutical Research, 3(6), 318 (1986)に記載されている通りのイオントフォレーシスによってパッチから送達され得る。
局所投与に適応される医薬組成物は、軟膏、クリーム、懸濁液、ローション、粉末、溶液、ペースト、ゲル、スプレー、エアロゾル又は油として配合され得る。
目又は他の外部組織、例えば口及び皮膚の治療には、製剤を局所軟膏又はクリームとして塗布するのが好ましい。軟膏中に配合する場合、活性成分は、パラフィン系又は水混和性いずれかの軟膏基剤とともに用いられ得る。代替として、活性成分を、水中油型クリーム基剤又は油中水型基剤とともにクリーム中に配合してよい。
目への局所投与に適応される医薬組成物は点眼薬を含み、ここで、活性成分は適切な担体、特に水性溶媒に溶解又は懸濁される。
口内の局所投与に適応される医薬組成物は、舐剤、香錠及び洗口液を含む。
直腸投与に適応される医薬組成物は、坐薬として又は浣腸剤として提示され得る。
経鼻投与に適応される医薬組成物は、担体が固体である場合、例えば20〜500ミクロンの範囲内の粒径を有する粗粉末を含み、嗅剤を摂取する様式で、すなわち、鼻に接近して保持した粉末の容器から、鼻腔を通る急速吸入によって投与される。担体が液体である場合、経鼻スプレーとして又は点鼻薬として投与するための適切な製剤は、活性成分の水溶液又は油溶液を含む。
吸入による投与に適応される医薬組成物は、各種の定量加圧エアロゾル、噴霧器又は注入器によって生成できる微粒子粉塵又はミストを含む。
膣内投与に適応される医薬組成物は、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡状物又はスプレー製剤として提示され得る。非経口投与に適応される医薬組成物は、抗酸化剤、緩衝液、静菌薬及び製剤を対象とするレシピエントの血液とほぼ等張にする溶質を含有し得る水性及び非水性の無菌注射液、並びに懸濁化剤及び増粘剤を含み得る水性及び非水性の無菌懸濁液を含む。製剤は、単位用量又は複数回用量容器、例えば、密閉されたアンプル及びバイアル内に提示でき、無菌液体担体、例えば注射用水を使用直前に添加するだけでよいフリーズドライ(凍結乾燥)状態で保存できる。即席の注射液及び懸濁液は、無菌粉末、顆粒及び錠剤から調製できる。
特に上述した成分に加えて、製剤は、問題の製剤の種類を考慮して当該技術分野において慣例的な他の作用物質を含み得、例えば、経口投与に適切なものは香味剤を含み得ることを理解すべきである。
上記の治療及び使用の方法において、本発明の化合物は、単独で、一つ又は複数の本発明の他の化合物と組み合わせて、又は他の治療方法もしくは治療剤と組み合わせて用いてよい。特に、IGF−1Rの阻害によって改善される状態を治療する方法において及び感受性新生物を治療する方法において、本発明の化合物を、単独で、又は化学療法薬、ホルモン剤及び/もしくは抗体剤、外科的療法及び放射線療法の一つ又は複数と組み合わせて使用してよい。
用語「化学療法薬」は、本明細書において使用される場合、それが投与される対象に対して治療効果を有する任意の化学剤を指す。「化学療法」剤は、抗新生物剤、鎮痛剤及び制吐剤を含むがこれらに限定されない。本明細書において使用される場合、「抗新生物剤」は、細胞増殖抑制剤及び細胞毒性剤の両方を含む。制吐剤は、オンダンセトロン、グラニセトロン等の5HTアンタゴニスト、メタクロプロミド、デキサメタゾン及びニューロキニン−1アンタゴニストを含むがこれらに限定されない。
さらなる態様として、本発明は、上記した通りの治療及び使用の方法であって、本発明の化合物を少なくとも一つの化学療法剤と一緒に投与するステップを含む方法を提供する。一特定の実施形態において、化学療法剤は抗新生物剤である。別の実施形態において、本発明は、少なくとも一つの他の化学療法剤をさらに含む上記した通りの医薬組成物を提供し、より詳細には、化学療法剤は抗新生物剤である。
本発明の化合物及び少なくとも一つのさらなる抗新生物療法は、任意の治療上適切な組合せで、同時に又は連続的に組み合わせて用いてよい。一つ又は複数の他の抗新生物剤を伴う本発明の化合物の投与は、本発明に従う組合せで、(1)両方もしくはすべての化合物を含む単一の医薬組成物中、又は(2)化合物の一つをそれぞれが含む別個の医薬組成物中で同時に投与することによるものであってよい。組合せは、連続様式で別個に投与することができ、この場合、一方の抗新生物剤が一番目に投与され、他方(複数可)が二番目に投与される、又はその逆である。そのような連続投与は、時間的に近くてもよく、又は時間的に遠くてもよい。
本発明の化合物を化学療法剤と組み合わせて使用する場合、各化合物の用量は、化合物が単独で使用される場合の用量とは異なり得る。適切な用量は、当業者には容易に理解される。本発明の化合物(複数可)及び他の治療活性剤(複数可)の適切な用量並びに投与の相対的タイミングは、所望の併用治療効果を達成するように選択され、担当臨床医の専門知識及び裁量の範囲内である。
多くの化学療法剤の中でも、本発明の化合物と組み合わせて使用できるのは、抗増殖/抗新生物剤である。抗新生物剤は、細胞周期特異的様式で抗新生物効果を引き起こし得る、すなわち、相特異的であり、細胞周期の特定の相において作用するか、又はDNAを結合し、非細胞周期特異的様式で作用する、すなわち、非細胞周期特異的であり、他の機序によって動作する。いずれの種類の抗新生物剤も、本発明の化合物と組み合わせて用いてよい。
典型的に、治療されている感受性新生物に対して活性を有する任意の化学療法剤は、特定の作用物質が本発明の化合物を用いる療法と臨床的に適合する限り、本発明の化合物と組み合わせて利用できる。本発明において有用である典型的な抗新生物剤は、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、トポイソメラーゼI及びII阻害剤、ホルモン及びホルモン類似体、マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤;細胞成長又は成長因子機能の阻害剤、血管新生阻害剤及びセリン/トレオニン阻害剤を含むシグナル変換経路阻害剤;サイクリン依存性キナーゼ阻害剤;アンチセンス療法並びに免疫治療剤を含むがこれらに限定されない。
アルキル化剤の例は、シクロホスファミド、テモゾラマイド(temozolamide)、メルファラン及びクロラムブシル等のナイトロジェンマスタード類;オキサザホスホリン類;ブスルファン等のスルホン酸アルキル類;カルムスチン等のニトロソ尿素類;ダカルバジン等のトリアゼン類;並びに、シスプラチン、オキサプリプラチン(oxapliplatin)及びカルボプラチン等の白金配位錯体を含むがこれらに限定されない。
代謝拮抗物質抗新生物剤の例は、プリン及びピリミジン類似体並びに抗葉酸化合物、より具体的には、ヒドロキシ尿素、シトシン、アラビノシド、ラルチトレキセド、テガフール、フルオロウラシル(例えば、5FU)、メトトレキサート、シタラビン、メカプトプリン(mecaptopurine)及びチオグアニンを含む。
抗腫瘍抗生剤の例は、ダクチノマイシン等のアクチノマイシン類、マイトマイシン−C、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、エピルビシン等のアントラサイクリン類;ダウノマイシン、アドリアマイシン及びブレオマイシン類を含むがこれらに限定されない。
抗有糸分裂剤の例は、ジテルペノイド類、ビンカアルカロイド類、ポロ様キナーゼ(PLK)阻害剤及びCenpE阻害剤を含むがこれらに限定されない。ジテルペノイド類の例は、タキソール、タキソテール、パクリタキセル及びその類似体ドセタキセルを含むがこれらに限定されない。ビンカアルカロイド類の例は、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン及びビノレルビンを含むがこれらに限定されない。PLK阻害剤については以下でさらに論じる。
トポイソメラーゼI阻害剤の例は、アムサクリン、イリノテカン、トポテカン及び種々の光学形態の7−(4−メチルピペラジノ−メチレン)−10,11−エチレンジオキシ−20−カンプトセシン等のカンプトセシン類を含む。トポイソメラーゼII阻害剤の例は、エトポシド及びテニポシド等のエピポドフィロトキシン類を含む。
新生物の治療において有用であると考えられているホルモン及びホルモン類似体の例は、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、フルベストラント、ヨードキシフェン及びドロロキシフェン等の抗エストロゲン薬;
フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド及び酢酸シプロテロン等の抗アンドロゲン薬;
プレドニソン及びプレドニゾロン等の副腎皮質ステロイド類;アミノグルテチミド、並びにアナストロゾール、レトラゾール、ボラゾール及びエキセメスタン等の他のアロマターゼ阻害剤;
酢酸メゲストロール等のプロゲストリン類;フィナステライド及びデュタステライド等の5α−レダクターゼ阻害剤;並びにゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)及びその類似体、例えばゴセレリン、リュープロリド(luprolide)、リュープロレリン及びブセレリン等の黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)アゴニスト及びアンタガゴニスト(antagagonists)を含むがこれらに限定されない。
マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)阻害剤の例はマリマスタットである。
本発明において有用なシグナル変換経路阻害剤は、受容体チロシンキナーゼ、非受容体チロシンキナーゼ、SH2/SH3ドメインブロッカー、セリン/トレオニンキナーゼ、ホスファチジルイノシトール−3−OHキナーゼ、ミオ−イノシトールシグナル伝達及びRas癌遺伝子の阻害剤(例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ、ゲラニル−ゲラニルトランスフェラーゼ及びCAAXプロテアーゼ、並びにアンチセンスオリゴヌクレオチド、リボザイム及び免疫療法)を含むがこれらに限定されない。
いくつかのタンパク質チロシンキナーゼは、細胞成長の調節に関係している種々のタンパク質中の特定のチロシン残基のリン酸化を触媒する。そのようなタンパク質チロシンキナーゼは、受容体又は非受容体キナーゼとして大まかに分類できる。
IGF−1R阻害剤に加えて「成長因子受容体阻害剤」としても知られる受容体チロシンキナーゼの例は、上皮成長因子ファミリー受容体(EGFR、ErbB2及びErbB4);血小板由来成長因子受容体(PDGFR)、血管内皮成長因子受容体(VEGFR)、免疫グロブリン様及び上皮成長因子相同ドメイン(TIE−2)を有するチロシンキナーゼ、マクロファージコロニー刺激因子(c−fms)、c−kit、c−met、線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)、肝細胞成長因子受容体(HGFR)、Trk受容体(TrkA、TrkB及びTrkC)、エフリン(Eph)受容体、RET癌原遺伝子並びにAktキナーゼの阻害剤を含むがこれらに限定されない。
成長因子受容体のいくつかの阻害剤が開発中であり、リガンドアンタゴニスト、抗体、チロシンキナーゼ阻害剤、アンチセンスオリゴヌクレオチド及びアプタマーを含む。これらの成長因子受容体阻害剤のいずれも、本明細書に記載されている組合せ及び方法/使用のいずれかで、本発明の化合物と組み合わせて用いてよい。トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))は、成長因子機能の抗erbB2抗体阻害剤の例である。成長因子機能の抗erbB1抗体阻害剤の一例は、セツキシマブ(Erbitux(商標)、C225)である。上皮成長因子受容体の小分子阻害剤の例は、ラパチニブ(Tykerb(商標))、エルロチニブ(TARCEVA(登録商標))、ゲフィチニブ(IRESSA(登録商標))、カネチニブ(canetinib)又はCI1033を含むがこれらに限定されない。イミタニブ(Imitanib)はPDGFR阻害剤の一例である。VEGFR阻害剤の例は、パゾパニブ、ZD6474、AZD2171、PTK787、SU11248及びスニチニブを含む。
成長因子受容体キナーゼではないチロシンキナーゼは、非受容体チロシンキナーゼと呼ばれる。非受容体チロシンキナーゼの阻害剤は、時に「抗転移剤」と称され、本発明において有用である。抗転移剤の標的又は潜在的標的は、c−Src、Lck、Fyn、Yes、Jak、ablキナーゼ(c−Abl及びBcr−Abl)、FAK(焦点接着キナーゼ)及びブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を含むがこれらに限定されない。非受容体チロシンキナーゼ機能を阻害する非受容体キナーゼ及び作用物質は、Sinha, S. and Corey, S.J., (1999) J. Hematother. Stem Cell Res. 8: 465-80、並びにBolen, J.B. and Brugge, J.S., (1997) Annu. Rev. of Immunol. 15: 371-404に記載されている。
SH2/SH3ドメインブロッカーは、PI3−K p85サブユニット、Srcファミリーキナーゼ、アダプター分子(Shc、Crk、Nck、Grb2)及びRas−GAPを含むがこれらに限定されない多様な酵素又はアダプタータンパク質においてSH2又はSH3ドメイン結合を破壊する作用物質である。Src阻害剤の例は、ダサチニブ及びBMS−354825を含むがこれらに限定されない(J.Med.Chem (2004) 47: 6658-6661)。
セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤の例は、5−{6−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−3−{(1R)−1−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}チオフェン−2−カルボキサミド等のポロ様キナーゼ阻害剤(Plkファミリー、例えば、Plk1、Plk2及びPlk3);Ras/Rafキナーゼ阻害剤、分裂促進又は細胞外調節キナーゼ(MEK)、及び細胞外調節キナーゼ(ERK)を含むMAPキナーゼカスケードブロッカー;オーロラキナーゼ阻害剤(オーロラA及びオーロラBの阻害剤を含む);タンパク質キナーゼC(PKC)ファミリーメンバーブロッカー;カッパ−B(IkB)キナーゼファミリー(IKK−アルファ、IKK−ベータ)の阻害剤;PKB/Aktキナーゼファミリー阻害剤;並びにTGF−ベータ受容体キナーゼの阻害剤を含むがこれらに限定されない。Plk阻害剤の例は、GlaxoSmithKlineによるPCT公報である国際公開第04/014899号パンフレットに記載されている。
ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(uPA)とも称されるウロキナーゼの発現阻害剤を、上記した組成物及び方法において本発明の化合物と組み合わせて使用してよい。
IGFシグナル伝達軸に関係しているキナーゼの阻害剤は、本発明の化合物と組み合わせても有用となり得る。そのような阻害剤は、JNK1/2/3、PI3K、AKT及びMEKの阻害剤、並びに14.3.3シグナル伝達阻害剤を含むがこれらに限定されない。
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)の阻害剤を含む細胞周期シグナル伝達阻害剤は、上記した組成物及び方法において本発明の化合物と組み合わせても有用である。CDK2、CDK4及びCDK6を含むサイクリン依存性キナーゼ並びにその阻害剤の例は、例えば、Rosania G. R., et al., Exp. Opin. Ther. Patents (2000) 10: 215-230に記載されている。
受容体キナーゼ血管新生阻害剤は、本発明においても使用を見出すことができる。VEGFR及びTIE−2に関連する血管新生の阻害剤については、シグナル変換阻害剤に関して上記で論じている(いずれも受容体チロシンキナーゼである)。他の阻害剤を本発明の化合物と組み合わせて使用してもよい。例えば、VEGFR(受容体チロシンキナーゼ)を認識しないがリガンドと結合する抗VEGF抗体;血管新生を阻害するインテグリン(アルファベータ)の小分子阻害剤;エンドスタチン及びアンギオスタチン(非RTK)も、本発明の化合物と組み合わせて有用であると立証できる。VEGFR抗体の一例は、ベバシズマブ(Avastin(商標))である。
PI3−キナーゼ、ATM、DNA−PK及びKuのブロッカーを含むホスホチジルイノシトール−3−OHキナーゼファミリーメンバーの阻害剤は、本発明と組み合わせても有用となり得る。
また、ホスホリパーゼCブロッカー及びミオイノシトール類似体等のミオ−イノシトールシグナル伝達阻害剤も潜在的に本発明の化合物と組み合わせて使用される。
アンチセンス療法の例は、ISIS2503等の上記した標的に向けられたもの及びチミジンキナーゼ又はシトシンデアミナーゼを使用するもの等の遺伝子療法アプローチを含む。
免疫療法レジメンにおいて使用される作用物質は、本発明の化合物と組み合わせても有用となり得る。免疫療法レジメンは、サイトカイン(IL−2、IL−4、GMCFS及びMCFS)によるトランスフェクション等、患者の腫瘍細胞の免疫原性を増大させるエクスビボ及びインビボアプローチ、T細胞活性を増大させるアプローチ、トランスフェクトした免疫細胞を用いるアプローチ及び抗イディオタイプ抗体を用いるアプローチを含む。
アポトーシス促進レジメンにおいて使用される作用物質(例えば、Bcl−2アンチセンスオリゴヌクレオチド)は、本発明の化合物と組み合わせても有用となり得る。タンパク質のBcl−2ファミリーのメンバーは、アポトーシスをブロックする。したがって、Bcl−2の上方調節は化学療法耐性に関係するとされている。研究により、上皮成長因子(EGF)がBcl−2ファミリーの抗アポトーシスメンバー(すなわち、mcl−1)を刺激することが示された。したがって、腫瘍におけるBcl−2の発現を下方調節するために策定された戦略は、臨床的有益性を実証し、現在は第II/III相試験中である、すなわちGentaのG3139 bcl−2アンチセンスオリゴヌクレオチドである。Bcl−2にアンチセンスオリゴヌクレオチド戦略を使用するそのようなアポトーシス促進戦略は、Water, J.S., et al., J. Clin. Oncol. (2000) 18: 1812-1823、及びKitada, S., et al., Antisense Res. Dev. (1994) 4: 71-79において論じられている。
式(I)の化合物は、後述する方法を使用して調製できる。後述するスキームのすべてにおいて、必要な場合には、当業者に既知の一般的原理に従って保護基を用いてよいことが理解され、例えば、T. W. Green and P. G. M. Wuts (1991) Protecting Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sonsを参照されたい。これらの基は、当業者に既知の方法を使用して、化合物合成の好都合な段階において除去できる。方法の選択並びに反応条件及びその実行順序は、式(I)の化合物の調製と一致するものとする。
本発明は、式(I)の化合物及び薬学的に許容されるその誘導体を調製するための方法も提供する。具体的には、式(I)の化合物は、本明細書において化合物の頭部、核部及び尾部と称される、化合物の三つの主要な構成要素を反応させることによって調製される。
合成及びスキーム
式(I)の各化合物は、好都合にも、化合物の三つの構成物を別個に調製し、その後、それらの構成物を合わせて化合物(I)を形成することによって調製できる。便宜上、本明細書では三つの構成物を頭部(II)、核部(III)及び尾部(IV)と称する。便宜上、頭部、核部及び尾部という命名は、全体にわたって、個々に言及される場合には各構成物を指すために、また頭部/核部、尾部/核部、及び/又は頭部/核部/尾部の組合せの文脈で記載される場合には対応する部分を指すために使用される。
本発明の化合物の頭部構成要素は、式(II):
Figure 0005298128
[式中、置換基R、R及びRは上記で定義された通りである]
によって表されるo−アミノカルボキサミドである。
本発明の化合物の核部構成要素は、式(III):
Figure 0005298128
[式中、置換基L及びLのそれぞれは、脱離基、例えばハロゲン、好ましくは塩素、又はOTFを表し、Xは、保護基、例えばスルホンアミド又はアルコラート化したアルキル、例えば、アリル、ベンジル又はSEMを表す]
によって表されるピロロピリミジンである。
本発明の化合物の尾部構成要素は、式(IV):
Figure 0005298128
[式中、置換基R、R、R及びR10は、上記で定義された通りである]
によって表される置換アニリンである。
化合物の頭部(II)、核部(III)及び尾部(IV)は、例えば、スキーム1に示される合成経路で合わせることができる。
スキーム1
Figure 0005298128
図示する通り、例えばL及びLがClであり、Xがスルホンアミドである(CiventiChem、Research Triangle Park、NC)場合、式(III)の核部を、第三級アミン、例えばDIPEA、及び極性プロトン性溶媒、好ましくはヒンダードアルコール溶媒、例えばiPrOHの存在下、例えば102℃で加熱しながら式(II)の頭部と反応させる。その結果は式(V)の化合物である。
式(V)の化合物を、一連の三つの連続的な反応条件下で式(IV)の尾部と反応させる。第一に、酸、例えばHCl(2当量)を、触媒、例えばKI又はTBAI等のヨウ素塩、及び低い求核性を有する極性プロトン性溶媒、例えばTFEとともに、例えば85℃で加熱しながら使用する。第二に、アミン含有ヘテロ原子求核試薬、例えばNHOH又はRNHを、溶媒中、例えばTHF又はTHF/HO中で添加する。第三に、溶媒中、例えばMeOH/THF中の塩基、例えばNaOMeを使用して、保護基Xを除去し、式(I)の化合物を得る。
保護基、例えばスルホンアミドの除去は、極性プロトン性溶媒及びエーテル溶媒の混合物、例えばMeOH/THFを加えた塩基を用いて遂行されるのが好ましい。代替として、置換基R及びRがいずれもハロゲン、例えばFである場合、保護基の除去は、溶媒中、例えばTHF中の塩基、例えばNaOHを用いて、マイクロ波により例えば120℃で加熱しながら遂行されるのが好ましい。
化合物(I)は、スキーム2に従って、官能化されたアニリン(IV)による脱離基Lの置き換えにより、化合物(V)から変換される。
スキーム2
Figure 0005298128
尾部付加のより詳細な説明は、スキーム2に示されている。官能化されたアニリンによるL基の置き換えは、内部活性化の手段としてカルボキサミド基を使用して行うことができる。官能化されたピロロピリミジンの、アニリン(IV)、酸、例えばHCl、任意選択のヨウ化物源触媒、例えばKI、及び溶媒、例えばTFEによる、例えば80℃で加熱しながら、典型的には1又は2日にわたる処理により、単離可能な四環系の種(VI)が得られる。四環系の種(VI)の、溶媒中、例えばTHF又はTHF/HO中で添加されるアミン含有ヘテロ原子求核試薬、例えばNHOH又はRNHとの反応により、開環し再度芳香族化された生成物(VII)及び(VIII)が得られる。求核試薬のアルキル基は、化合物(VII)及び(VIII)中に留まっている。
スキーム3
Figure 0005298128
スキーム3を参照すると、頭部(II)は、酸又は塩基のいずれかを使用する4−L基の置き換えによって、4−L位の核部(III)上に導入することができる。塩基、例えばiPrEtN、及び極性プロトン性溶媒、例えばiPrOHによる、例えば85℃で加熱しながら(2〜5日間)の塩基性条件下での置き換えは、殆どのクラスの化合物(R位がハロゲン化されている化合物IIを除く)に好ましい。酸を使用する置き換えは、R位にハロゲンを有する頭部の基(II)に好ましい。これらの事例において、4−L置き換えは、極性プロトン性溶媒中、例えばトリフルオロエタノール中で、例えば80℃で加熱しながら、酸、例えばトリフルオロ酢酸を使用して効率的に行うことができる。
本明細書で定義された通りの置換基R、R、R及びR10を有する多様なアニリン尾部(IV)は、スキーム4〜9に従って調製できる。
スキーム4
Figure 0005298128
スキーム4に示されている通り、4−ピペリジニルアニリン尾部は、2−メチル−4−クロロ−ニトロベンゼン及び2−メトキシ−4−クロロ−ニトロベンゼン(いずれもAldrich製)等の市販の出発材料から調製できる。パラジウム源及び3−又は4−ピリジニルボロン酸のいずれかを加えた塩基を使用する鈴木クロスカップリング(Palladium Reagents and Catalysts, Jiro Tsuji, 2004, John Wiley and Sons, Ltd.)により、対応する4−ピリジルニトロベンゼンが高収率で得られる。このピリジンを、溶媒中、例えばピナコロン中で多様な第一級ハロゲン化アルキルのいずれか、例えばヨウ化アルキル又は臭化アリルによりアルキル化する。得られたピリジニウムの、例えば還元剤及び溶媒、例えばNaBH/THFによる還元により、対応する3−又は4−テトラヒドロピリジン類似体(それぞれXII及びXIII)が得られる。ハロゲン化アリルを使用する場合(化合物XIのシーケンス1〜5を参照)、場合によってカチオン捕捉剤、例えばジメチルバルビツル酸の存在下で、脱保護剤、例えばPd(PPh等のパラジウム源によるアリルの除去によってアルキル置換基を組み込み、N−脱アルキル化テトラヒドロピリジンを得ることができる。N−脱アルキル化テトラヒドロピリジンは、その後、極性溶媒及び塩基中でヨウ化又は臭化アルキルによってアルキル化できる。化合物XII及びXIIIを、還元剤及び水素源で、例えばFe(III)及びヒドラジンで選択的に還元(以後、「選択的ニトロ還元」と称する)して、それぞれ4−ピペリジニルアニリン尾部IVa及びIVdを得ることができる。代替として、化合物XII及びXIIIを、例えばPd/C、H、EtOHを加えた溶媒中、60psi等の圧力下においてパラジウム源及び水素源で完全に還元(以後、「完全還元」と称する)して、それぞれ4−ピペリジニルアニリン尾部IVb及びIVeを得ることができる。アルキル置換基がアリル基である化合物XIIの場合、分岐鎖アルキルを含む置換アルキル基によってアリルを置き換えてよい(上記化合物XIのシーケンス1〜5に関する論考を参照)。次いで、得られた化合物を選択的ニトロ還元に供して、ピペリジル窒素上に分岐したアルキル基を有する化合物IVcを得る。
スキーム5
Figure 0005298128
スキーム5に示されている通り、4−ピペラジン2−メトキシニトロベンゼン尾部は、官能化されたピペラジン、例えばPG=Me、iPr、Boc等の、例えば、Pd(dba)、キサントホス、ジオキサン及びCsCOを用いる芳香族ハロゲン化物とのブッフバルト/ハートウィグカップリング(Yin, Jingjun & Buchwald, Stephen. J. Am. Chem. Soc. 2002, 124, 6043-6048を参照)によって生成できる。尾部を選択的にニトロ還元して、直接的に官能化されたアニリンIVfを得ることができ、ここで、保護基(PG)は尾部の置換基として残っている。
代替として、保護基(PG)を、酸及び溶媒、例えばTFA/CHClによってピペラジンから除去して、化合物XIIIを形成することができる。化合物XIIIをアルキル化し、次いで完全にニトロ還元して、アニリン尾部IVgを形成することができる。代替として、化合物XIIIを、アシル化剤、例えばAcO、塩基、例えばEtN、及び溶媒、例えばCHCLでアシル化し、次いで完全にニトロ還元して、アニリン尾部IVhを形成することができる。
スキーム5a
Figure 0005298128
スキーム5aに示されている通り、4−ホモピペラジン2−メトキシニトロベンゼン尾部は、芳香族ハロゲン化物(IVba)を、官能化されたホモピペラジン、例えばPG=Bocと、塩基性条件、例えばKCO/DMSO下でカップリングして中間体を形成し、これを酸、例えばTFA/CHClで脱保護し、求電子試薬、例えばMeI、iPrI、ClSOMeと、塩基性条件、例えばKCO又はDIPEA下で反応させ、その後水素化して、化合物IVbbを形成することによって生成できる。
2−メトキシ−4−アルコキシアニリンは、芳香族(IVba)の、アルコール、例えばHO−R’’[式中、R’’は図示する通りである]との、塩基性条件、例えばKCO/DMSO下での反応、それに続く水素化、例えばH及びPd/Cにより、化合物IVbc及びIVbdを得ることによって調製できる。
同様に、(IVba)の(1−プロピル−4−ピペリジニル)メタノールとの反応、続いて、酸、例えばTFAによるその後の脱保護、アルキル化、例えばヨウ化プロピル、及びニトロ還元により、アニリン(IVfa)を得た。
スキーム6
Figure 0005298128
スキーム6に示されている通り、4−ピペリジニル2−メトキシニトロベンゼンは、4−フルオロニトロベンゼン(XIV)(市販の、例えばAldrich製のR=F、R10=H;あるいは文献化合物、例えば、Bolton, et al., Nucleophilic displacement in polyhaloaromatic compounds, Journal of the Chemical Society, Perkin Transactions 2: Physical Organic Chemistry (1972-1999)(1978),(2), 141-4に示されている通りのR=R10=H;又は、Van Zandt, et al., Design and synthesis of highly potent and selective (2-arylcarbamoyl-phenoxy)-acetic acid inhibitors of aldose reductase for treatment of chronic diabetic complications, Bioorganic & Medicinal Chemistry (2004), 12(21), 5661-5675に示されている通りのR=H、R10=Me)の直接置き換えによって調製できる。4−ピペリジニル2−メトキシニトロベンゼンをSNAR置き換え(アミン求核試薬、塩基、例えばKCO、及び極性溶媒、例えばDMSOとの反応)に供してアミノ化された中間体XVを得、その後の選択的ニトロ還元により、アニリン尾部IVjを得ることができる。代替として、4−ピペルジノールによる置き換え及びデス−マーチンペルヨージナンによる酸化(Tohma, Hirofumi & Kita, Yasuyuki. Adv. Synth. Catal. 2004, 346, 111-124を参照)により、対応する官能化されたピペリジノンが得られ、これを、プロトン源、例えばAcOH、緩衝液、例えばEtN、溶媒、例えばClCHCHCl、酸に安定な水素化物源、例えばNa(OAc)BH、及び第一級又は第二級アミンによる還元的アミノ化に供して、アミンがピペリジン環の置換基を提供するニトロ還元後に、二環式4−ピペリジニル2−メトキシアニリンIVkが得られる。アミンがBoc保護ピペラジンである場合、化合物IVkのピペラジンを、Boc脱保護、アルキル化及び選択的ニトロ還元のステップによって上記した通りにアルキル化して、アニリン尾部IVnを得ることができる。
代替として、4−フルオロニトロベンゼン(XIV)は、Boc保護を使用するSNAR置き換え、続いてBoc脱保護、続いてアルキル化剤、例えばエチレンメチルスルホン、塩基、例えばEtN、溶媒、例えばCHClによるアルキル化、続いて選択的ニトロ還元によって(IVm)の化合物を調製するために使用できる。
スキーム7
Figure 0005298128
スキーム7に示されている通り、市販の3−アミノニトロベンゼン(例えば、R=Me、Alpha Aesar製、Ward Hill、MA、R=F、3B Medical Systems製、Libertyville、IL、R=Aldrich、R=OCF、Matrix Scientific製、Columbia、SC)を、塩基、例えばEtN、触媒、例えばDMAP、及び溶媒、例えばCHCLの存在下、アシル化剤、例えば塩化N,N−ジメチルグリシルによってアシル化することができる。その後のニトロの完全還元により、対応する官能化された3−アミノアシルアニリンIVpが得られる。塩化N,N−ジメチルグリシルではなく塩化α−ブロモ−アセチルを使用する場合、塩基、例えばKCO、触媒KI、及び溶媒、例えばMeCNを用いる適切な求核試薬(上記の例ではピロリジン)による中間体α−ブロモ−アシルアミンの捕捉、並びにその後の完全還元により、さらに官能化された3−アミノアシルアミンIVqが得られる。代替として、金属、例えばSnCL、及び酸、例えばAcOHによる捕捉後に、該化合物を電子移動還元に供してもよい。
代替として、2−メトキシ−5−アシルアニリンIVrは、市販の2−メトキシ−5−ニトロアニリン、Aldrichから直接的に作製できる。最初にアニリンのNHを、保護剤、例えばBocO、溶媒、例えばTHF、及び塩基、例えばEtNによって保護し、次いで完全に還元し、次いで塩化N,N−ジメチルグリシルでアシル化(IVpのアシル化を参照)し、次いで、酸、例えばTFA、及び溶媒、例えばCHCLで脱保護する。
スキーム8
Figure 0005298128
スキーム8に示されている通り、5−ピペリジニル2−メトキシアニリンIVsは、5−ブロモ−2−メトキシニトロベンゼン(3B Medical Systems、Libertyville、IL)との鈴木クロスカップリング反応(スキーム4を参照)、次いで、溶媒、例えばピナコロンを用いる、ハロゲン化アルキル、例えばI−プロパンによるアルキル化、次いで、溶媒、例えばMeOHを用いる、還元剤、例えばNa(CN)BH3、及び酸、例えばHClによる還元、次いで、選択的ニトロ還元又は電子移動還元(スキーム7、IVqの電子移動還元を参照)によって生成した。5−ピペラジニル2−メトキシアニリンIVtは、5−ブロモ−2−メトキシニトロベンゼンとのブッフバルト/ハートウィグカップリング(スキーム5を参照)、次いで選択的ニトロ還元によって生成した。
代替として、5−アルコキシ2−メトキシアニリン(IVu)は、アルキル化剤、例えば(S)−(+)−グリシジル−3−ニトロベンゼンスルホネート、及びルイス酸、例えばLiClによる3−ニトロ,4−メトキシフェノール(CiventiChem、Research Triangle Park、NC)の直接アルキル化、続いて、アミンアルキル化剤及び溶媒、例えばイソプロパノールによる、例えば140℃にマイクロ波で加熱しながらのアルキル化によって調製できる。この生成物を選択的ニトロ還元に供し、アニリン尾部IVuが得られる。代替として、3−ニトロ,4−メトキシフェノールを、アルキル化剤、例えば塩化ジメチルアミノプロピルHCl、ヨウ化物源、例えばTBAI、塩基、例えばKCO、及び溶媒、例えばMeCNによってアルキル化し、それに続く選択的ニトロ還元により、アニリン尾部IVwを得ることができる。
スキーム9
Figure 0005298128
スキーム9に示されている通り、二環式インダン尾部は、出発材料として5−メトキシインドール(Aldrich)を使用して調製できる。最初に、水素化物源、例えばNa(CN)BH、及び酸、例えばAcOHを使用して5−メトキシインドールを還元し、次いで、場合によって塩基を加えた溶媒中、例えばAcOH中で、アシル化剤、例えばAcOによって保護する。保護により、ニトロ化剤、例えばHNO、及び酸、例えばAcOによるその後の選択的ニトロ化に備え、続いて溶媒中、例えばMeOH中での酸、例えばHClによる脱保護により、中間体XVIが得られる。
カップリング試薬、例えばHATU、DMAP、及び塩基、例えばPS−DIPEA、及び溶媒、例えばTHFを用いる、アシル化剤、例えば塩化α−ブロモアセチル、塩化アクリロイル又はアミノ酸によるその後のアシル化に中間体XVIを供する。アシル化剤を適切なアミン塩基、例えばMeNHと(溶媒、例えばTHFを用いて)反応させ、次いで生成物を還元(IVaの還元、スキーム4を参照)して、アニリノインドリン尾部IVxを得ることができる。
スキーム9a
Figure 0005298128
スキーム9aに示されている通り、さらなるインドリン尾部は、代替スキームによって調製できる。クロロアニリン(IVbf)は、アシル化剤、例えば塩化α−ブロモアセチルによる6−ニトロインドリンのアシル化、アミン塩基によるその後の置き換え、及びニトロ還元(水素化)によって容易に調製される。その後の求電子性ハロゲン源、例えばNCSとの反応により、(IVbf)が得られる。
同様に、アニリン(IVbh)は、アミド(IVbg)のニトロ化及び脱保護(国際公開第2001/023374号パンフレットを参照)、アシル化、例えば塩化α−ブロモアセチル、アミン塩基によるその後の置き換え、及びニトロ還元により、(IVbh)を得ることによって生成される。(IVbj)は、(IVbg)からの(IVbh)の調製に類似する様式で、(IVbi)から調製される。
スキーム9b
Figure 0005298128
スキーム9bに示されている通り、テトラヒドロキノリン尾部は、下記の通りに調製できる。
Chem. Pharm. Bull. (2001) p.822に従って調製した中間体(IVbk)を、アルキル化剤及び塩基、例えばMeI及びKCOでアルキル化し、次いで例えばボランでアミド還元し、アシル化剤、例えば塩化α−クロロアセチル、アミン塩基、例えばジメチルアミンで処理し、ニトロ還元して、(IVbl)を得ることができる。
中間体(IVbm)である容易に入手可能な4−アニシジンを、塩化3,3−ジメチルアクリロイル及び塩基、例えばKCOでアシル化し、ルイス酸、例えばAlCl、及び溶媒、例えば塩化メチレンとともに加熱し、続いて、酸中、例えばTFA中で、酸化試薬、例えばNaNOによりニトロ化してよい。その後のアミド還元、例えばボラン、それに続くアシル化剤、例えば塩化α−ブロモアセチルによる処理、アミン塩基、例えばジメチルアミンによる置き換え、及びニトロ還元により、(IVbo)が得られる。
スキーム9bに示されているアミド中間体のニトロ還元により、中間体(IVbn)が得られる。
スキーム9c
Figure 0005298128
スキーム9cに示されている通り、テトラヒドロイソキノリン尾部は下記の通りに調製できる。
中間体(IVbp)を、クロロギ酸エチルによってアシル化し、酸、例えばポリリン酸とともに加熱して、中間体(IVbt)を得ることができる。その後、(IVbt)を、例えばMeI、NaHでアルキル化し、酸中、例えばHNOでニトロ化し、例えばボランでアミド還元し、それに続くニトロ還元、例えばH、Pd/Cにより、(IVbq)を得ることができる。代替として、(IVbq)は、アルキル化及びニトロ還元の前のニトロ化及びアミド還元により、(IVbt)から(IVbu)を介して得ることができる。
(IVbs)は、還元的アミノ化、例えばケトン及びNaCNBH、並びにニトロ還元、例えばH、Pd/Cにより、(IVbu)から調製できる。
(IVbr)は、アシル化、例えば塩化アクリロイル、アミン塩基、例えばジメチルアミンによる処理及び加熱、それに続くニトロ還元、例えばH、Pd/C、及びアミド還元、例えばLiAlHにより、(IVbu)から調製できる。
スキーム10
Figure 0005298128
スキーム10に示されている通り、いくつかの4−ピペラジニルアニリンは、標準的な化学物質及び容易に入手可能な出発材料を使用して調製できる。例えば、尾部IVaa及びIVabは、2,5−ジフルオロ−4−ブロモニトロベンゼン及び2,5−ジメトキシ−4−クロロ−ニトロベンゼン(それぞれAlpha Aesar、Ward Hill、MA及びABCR Gmbh & Co.、独国)から調製でき、ナトリウムメトキシドによる処理(化合物IVaaのみ)及びイソプロピルピペラジンとのブッフバルト/ハートウィグカップリング(スキーム8を参照)、それに続く選択的ニトロ還元(IVaの還元、スキーム4を参照)によって、尾部IVaa及びIVabを得ることができる。尾部IVacは、2−ニトロ−5−クロロ−ベンズアルデヒド(Aldrich)から、IVaa及びIVabと同様にイソプロピルピペラジンとのブッフバルト/ハートウィグカップリング、続いて、ホスホニウム塩、例えばMePPhBr、及び塩基、例えばnBuLiによるウィッティヒオレフィン化(Reactions and Syntheses in the Organic Chemistry Laboratory.、Tietze, Lutz−Friedjan及びEicher, Theophil、1989、University Science Books、Mill Valley、CA.を参照)、それに続く水素化(IVbの水素化、スキーム4を参照)を使用して調製できる。
スルホン含有尾部IVad及びIVaeは、それぞれ3−メトキシ−4−ニトロ−ベンジルアルコール及び3−ニトロ−4−メトキシベンジルアルコール(いずれもAldrich製)から、塩素化(例えばPPh/NCSによる)、続いて、誘導された塩化ベンジルのメチルスルホンによる(例えばMeSONa/EtOHによる)置き換え、及びニトロ還元(IVbの還元、スキーム4を参照)により、容易に調製される。
アニリン尾部(IVaf)は、2−メチル−5−ヒドロキシ−フルオロ−ベンゼンから、ニトロ化剤、例えばHNO、触媒、例えばTBAI、及び溶媒、例えばClCHCHClによるニトロ化、続いて、アルキル化剤、例えばMeI、塩基、例えばKCO、溶媒、例えばDMFによる、例えば80℃で加熱しながらのフェノールアルキル化により調製した。Boc保護ピペリジンを使用するSNAR置き換え(スキーム6を参照)、続いてBoc脱保護(スキーム6を参照)、続いて、アルキル化剤、例えばCHCHSOMe、及び溶媒、例えばEtNによるアルキル化、続いて選択的ニトロ還元に中間体を供し、IVafを得る。
スキーム10b
Figure 0005298128
さらなるアニリンは、スキーム10bで説明されている通りに調製できる。アニリン(IVca)を、還元的アミノ化条件(例えば、ホルムアルデヒド、ナトリウムメトキシド、水素化ホウ素ナトリウム)、続いてアシル化剤及び塩基(例えば、塩化α−ブロモ−アセチル及びジイソプロピルエチルアミン)によるアシル化、続いてアミン又は他の求核試薬(例えば、ジメチルアミン)への曝露に供し、(IVcb)を得ることができる。ニトロ化剤及び酸(例えば、亜硝酸ナトリウム/TFA)による(IVca)のニトロ化、それに続く還元剤(例えば、Pd/C及び水素ガス)によるニトロ還元により、アニリン(IVcc)が得られる。同様に、(IVca)を保護(例えばアシル基で)し、その後、(IVcb)について上記した通りのニトロ化条件に曝露して、(IVcd)を得ることができる。その後の脱保護(例えば、酸/アルコール溶媒による脱アシル化)、アシル化剤及び塩基(例えば、塩化α−ブロモ−アセチル及びジイソプロピルエチルアミン)による再アシル化、アミン又は他の求核試薬(例えばジメチルアミン)による処理並びにニトロ還元(例えば、Pd/C及び水素ガス)により、(IVce)が得られる。直交保護されたジアミン(例えば(IVcf))を、還元的アミノ化条件(例えば、ホルムアルデヒド、ナトリウムメトキシド、水素化ホウ素ナトリウム)、続いてアシル化剤及び塩基(例えば、塩化α−ブロモ−アセチル及びジイソプロピルエチルアミン)によるアシル化、続いてアミン又は他の求核試薬(例えばジメチルアミン)への曝露に供して、(IVcg)を得ることができる。酸(すなわち、HCl又はTFA)によるBOC保護基の除去により、(IVch)が得られる。
(IVci)(Arp, Forrest O.; Fu, Gregory C. Kinetic Resolutions of Indolines by a Nonenzymatic Acylation Catalyst. Journal of the American Chemical Society (2006), 128(44), 14264-14265を参照)のニトロ化条件(例えば、硝酸ナトリウム及びTFA)への曝露、それに続く酸(例えばHCl)によるアシル基の脱保護により、(IVcj)が得られる。上記したものと同様の反応シーケンス(例えば、塩化α−ブロモアセチルによるアシル化、アミン又は他の求核試薬による置き換え、及びニトロ還元)による(IVcj)及び(IVcl)の進歩(Achvlediani, R.; Natsvlishvili, M.; Baberkina, E.; Khachidze, M.; Abesadze, I.; Suvorov, N. Synthesis of 1H-pyrrolo[3,2-g]- and 1H-pyrrolo[2,3-g]quinoline. Izvestiya Akademii Nauk Gruzii、Seriya Khimicheskaya (1996), 22(1-4), 43-47を参照)により、アニリン(IVck)及び(IVcn)が得られる。
スキーム11
Figure 0005298128
スキーム11に示されている通り、O−アミノカルボキサミド頭部IIは、対応する市販のo−アミノ安息香酸の、失活したカルボニル、例えばホスゲンによる処理、その後、インシチュで生成されたイサト酸無水物の、アンモニア源、例えば水酸化アンモニウムによる開環によって調製できる。
スキーム12
Figure 0005298128
スキーム12に示されている通り、頭部は、市販のジハロゲン化アニリン(例えば、3−コロ(choro)−5−フルオロ−アニリン、Apollo Scientific製、UK、3−4−ジフルオロアニリン、ABCR Gmbh & Co.製、独国)から調製できる。注記、このスキームは、置換基R4がHではない頭部に適用可能である。図示する通り、最初にアミン基を、溶媒中、例えばTHF中で、例えば80℃で加熱しながら、カルバメート保護基、例えばBocOによって保護し、次いで、エーテル溶媒中、例えばTHF中で、−80℃の低温において、強いアルキルリチウム塩基、例えばtBuLiによって脱保護し、その後、求電子試薬、例えばMeCOClで捕捉して、メチルエステル(XVII)を得る。メチルエステルXVIIを、酸及び溶媒、例えばTFA/CHCLによってBoc脱保護し、水を加えた溶媒中、例えばTHF/HO中で、水酸化物源、例えばLiOHによって加水分解する。アミドの酸(IIa)への変換は、標準的なカップリング手順を使用して、例えばNH、EDCl及びジオキサンを用いて行われる。
下記の特定の実施例は、説明として含まれるものであり、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書において使用される場合、これらの方法、スキーム及び実施例において使用される符号及び用法は、現代の科学文献、例えば、Journal of the American Chemical Society又はJournal of Biological Chemistryにおいて使用されている符号及び用法と一致する。標準的な一文字又は三文字の略号は、概してアミノ酸残基を指定するために使用され、特に断りのない限り、これらはL配置であると想定されている。特に断りのない限り、すべての出発材料は、商業的供給者から入手し、さらに精製することなく使用した。具体的には、実施例、スキーム、生物学的記述において及び本明細書の全体にわたって、下記の略号が使用され得る。
Figure 0005298128
特に断りのない限り、試薬及び溶媒は、商業的供給者から入手し、さらに精製することなく使用した。特に指示がない限り、すべての反応は室温で行ったものであり、すべての温度は℃(摂氏度)で表現されている。
本明細書の全体にわたって、種々の中間体及び例示化合物に関して多段階合成が記載されている。概して、最初のステップを除く各多段階合成のすべては、前のステップの生成化合物を参照する。特に断りのない限り、そのような参照は、一般的な化合物への参照として理解され、前のステップを行った際に生成された実際の生成物試料を必ずしも参照するものではない。
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲル60 F254プレコートプレート上で実施した。検出は、UV光(254nm)への曝露によって達成された。フラッシュ及びフラッシュカラムクロマトグラフィーは、シリカゲル60を使用して実施した。逆相分取及び分析用HPLCは、C18カラム及び修飾因子としてアセトニトリル:0.05%のTFAを加えた水勾配使用して実施した。
化合物の純度及び特徴付けは、H−NMR、液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)、高分解能質量分析(HRMS)、燃焼(元素)分析、HPLC及び融点によって決定した。一般式Iの化合物は、典型的に、>90%の純度を有することが分かった。
H NMRスペクトルは、Varian INOVA−300、Varian INOVA−400及びBruker AV400機器で記録した。化学シフトは100万分の1(ppm、単位δ)で表現されている。カップリング定数は単位ヘルツ(Hz)である。分裂パターンは、見掛けの多重度を表し、s(シングレット)、d(ダブレット)、dd(ダブレットのダブレット)、t(トリプレット)、q(カルテット)、m(マルチプレット)又はbr(ブロード)と指定される。
低分解能質量スペクトルは、Micromass Ltd.、Altricham、UK製のMicromass ZQ、Micromass ZMD、Micromass QuattroMicro及びMicromass GCT機器で、大気圧化学イオン化(APCI)又はESIイオン化(ESI)のいずれかを使用して得た。
高分解能質量スペクトルデータ(HRMS)は、Micromass LCT及びMicromass GCT機器で記録した。
燃焼分析は、Atlantic Microlab,Inc.(Norcross、Georgia)によって実施された。
融点は、開口毛細管内で記録したものであり、補正されていない。
X線回折パターンは、下記のパラメーターを使用し、PANalytical X’Pert Pro回折計のシリコンのゼロバックグラウンドプレート上に試料を振りかけることによって決定した。
放射源: Cu Kα
走査型: 連続
動作条件:
X線管電圧: 40kV
X線管電流: 40mA
走査条件:
走査範囲: 2〜40度2シータ
刻み幅: 0.017度2シータ/ステップ
ステップ当たりの時間: 10秒
試料スピナー: 1回転/秒
入射ビーム光学系:
0.04ラジアンソーラースリット、
6mmプログラム可能な発散スリット、
10mmビームマスク、
0.5度散乱防止スリット。
回折ビーム光学系:
6mmプログラム可能な散乱防止スリットアセンブリ
(X’celeratorモジュール)、
0.04ラジアンソーラースリット。
検出器: Philips X’Celerator RTMS(Real Time Multi Strip)
データ収集ソフト: X’Pertデータ収集装置v2.2b、PANalytical B.V、オランダ
データ分析ソフト: X’Pertデータビューワv1.0c、PANalytical B.V、オランダ
一般プロトコールI: o−アミノカルボキサミドの合成
Figure 0005298128
THF中の2−アミノ安息香酸の溶液に、ホスゲンをトルエン中20%溶液(1.1当量)としてゆっくり添加した。得られた懸濁液を固体が完全に溶解するまで室温で撹拌し、次いで0℃に冷却した。フラスコに添加漏斗を取り付け、水酸化アンモニウムを27%水溶液(10当量)として慎重に添加した。1時間後、有機相を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過及び残留溶媒の除去により、所望のアミドをその後の化学転換で使用するのに十分な純度の白色固体として得た。
中間体A1: 3−アミノ−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、3−アミノ−2−ナフタレンカルボン酸(6.0g、32.1mmol、3B Medical Systems)から出発して、3−アミノ−2−ナフタレンカルボキサミドを白色固体(4.45g、74%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.24 (s, 2 H), 6.92 (s, 1 H), 7.11 (ddd, J=8.00, 6.82, 1.10 Hz, 1 H), 7.32 (ddd, J=8.28, 6.82, 1.19 Hz, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 7.48 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H).
中間体A2:2−アミノ−6−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−6−メチル安息香酸(8.0g、53mmol、Acros Organics)から出発して、2−アミノ−6−メチルベンズアミドを黄色固体(1.05g、13%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.19 (s, 3 H), 4.88 (s, 2 H), 6.37 (d, J=7.33 Hz, 1 H), 6.49 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 6.89 (t, J=7.70 Hz, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H).
中間体A3:2−アミノ−6−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−6−(メチルオキシ)安息香酸(7.0g、42.4mmol、Peakdale Screening Library)から出発して、2−アミノ−6−(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(3.20g、46%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.72 (s, 3 H), 6.14 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 6.27 (dd, J=8.24, 0.92 Hz, 1 H), 6.32 (s, 2 H), 6.97 (t, J=8.15 Hz, 1 H), 7.24 (s, 1 H), 7.50 (s, 1 H).
中間体A4: 2−アミノ−5−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
6−メトキシ−2H−3,1−ベンゾキサジン−2,4(1H)−ジオン(3.0g、16mmol、Trans World Chemicals)を27%の水酸化アンモニウム水溶液で直接処理した。1時間後、有機相を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過及び残留溶媒の除去により、2−アミノ−5−(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(1.42g、53%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.63 (s, 3 H), 6.07 (s, 2 H), 6.60 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J=8.79, 2.93 Hz, 1 H), 7.03 (s, 1 H), 7.06 (d, J=2.93 Hz, 1 H), 7.71 (s, 1 H).
中間体A5:2−アミノ−4−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
上記の一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−4−メトキシ安息香酸(4.55g、47.9mmol、Carbocore)から出発して、2−アミノ−4−(メチルオキシ)ベンズアミドを黄色固体(4.55g、57%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.66 (s, 3 H), 6.03 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.16 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.71 (s, 2 H), 6.79 (s, 1 H), 7.45 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 7.52 (s, 1H).
中間体A6:2−アミノ−4,5−ビス(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−4,5−ビス(メチルオキシ)安息香酸(7.0g、36mmol、Alfa Aesar)から出発して、2−アミノ−4,5−ビス(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(3.75g、54%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.62 (s, 3 H), 3.67 (s, 3 H), 6.24 (s, 1 H), 6.40 (s, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 7.07 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H).
中間体A7:2−アミノ−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−4−フルオロ安息香酸(7.0g、45.2mmol、Aldrich)から出発して、2−アミノ−4−フルオロベンズアミドを白色固体(5.86g、84%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.25 (td, J=8.60, 2.56 Hz, 1 H), 6.41 (dd, J=11.89, 2.56 Hz, 1 H), 6.88 (s, 2 H), 7.06 (s, 1 H), 7.57 (dd, J=8.78, 6.77 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H).
中間体A8:2−アミノ−4,5−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−4,5−ジフルオロ安息香酸(7.0g、40.5mmol、Aldrich)から出発して、2−アミノ−4,5−ジフルオロベンズアミドを白色固体(4.70g、67%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.62 (dd, J=13.36, 7.32 Hz, 1 H), 6.75 (s, 2 H), 7.18 (s, 1 H), 7.62 (dd, J=12.44, 9.15 Hz, 1 H), 7.73 (s, 1 H).
中間体A9:2−アミノ−4−クロロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−4−クロロ安息香酸(7.0g、40.7mmol、Alfa Aesar)から出発して、2−アミノ−4−クロロベンズアミドを白色固体(5.10g、73%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.46 (dd, J=8.42, 2.20 Hz, 1 H), 6.72 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 6.81 (s, 2 H), 7.13 (s, 1 H), 7.52 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.76 (s, 1 H).
中間体A10:2−アミノ−5−ブロモベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIを使用し、2−アミノ−5−ブロモ安息香酸(11.0g、50.9mmol、Alfa Aesar)から出発して、2−アミノ−5−ブロモベンズアミドを白色固体(8.1g、74%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.62 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.68 (s, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 7.21 (dd, J=8.79, 2.38 Hz, 1 H), 7.66 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 7.81 (s, 1 H).
代替プロトコールI:安息香酸からのo−アミノカルボキサミドの合成
中間体A11: 2−アミノ−4,6−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(1.0L)及びN,N−ジメチルアセトアミド(150mL)中の2−アミノ−4,6−ジフルオロ安息香酸(4.0g、23.12mmol、Butt Park Ltd.)の溶液に、EDCI・HCl(13.44g、70mmol、Aldrich)、HOBT(9.5g、70mmol、Aldrich)及びジオキサン中0.5Mの溶液としてのアンモニア(460mL、230mmol、Aldrich)を添加した。得られたスラリーを24時間撹拌し、次いでセライトに通す濾過によって固体を除去した。濾液を減圧下で残留物とし、水と酢酸エチルとに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、SiO(酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、分析的に純粋な2−アミノ−4,6−ジフルオロベンズアミドを白色結晶性固体(3.11g、78%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.21 - 6.27 (m, 1 H), 6.27 - 6.32 (m, 1 H), 6.52 (s, 2 H), 7.48 (s, 1 H), 7.53 (s, 1 H).
中間体A12: 6−アミノ−2,3−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体A13: 1,1−ジメチルエチル(3,4−ジフルオロフェニル)カルバメート
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(300mL)中の3,4−ジフルオロアニリン(10g、77.5mmol、Aldrich)の溶液に、BocO(20.3g、93mmol、1.2当量、Aldrich)を添加した。得られた溶液を70℃で2日間撹拌し、この時点で追加のBocO(20.3g、93mmol、1.2当量)を添加し、得られた反応物を70℃でさらに2日間維持した。4日間加熱後、テトラヒドロフランを減圧下で除去し、生成物をヘキサンから再結晶させて、1,1−ジメチルエチル(3,4−ジフルオロフェニル)カルバメートをきれいに白色固体(16.1g、70mmol、91%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.48 (s, 9 H), 6.42 (s, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.02 (q, J=8.97 Hz, 1 H), 7.40 (s, 1 H).
ステップB/中間体A14:メチル6−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンゾエート
Figure 0005298128
−78℃のテトラヒドロフラン(250mL)中の1,1−ジメチルエチル(3,4−ジフルオロフェニル)カルバメート(8.0g、35mmol)の溶液に、tBuLiをペンタン中1.7Mの溶液(46mL、78.60mmol、2.25当量、Aldrich)としてゆっくり添加した。得られた鮮黄色溶液を−78℃で3時間維持し、この時点でクロロギ酸メチル(3.24mL、42mmol、1.20当量)を滴下添加した。45分後、塩化アンモニウム水溶液(100mL)を添加し、反応物を室温に加温した。有機層をブラインで洗浄し、減圧下で残留物とし、SiO(10〜30%の酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーによって精製して、メチル6−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンゾエートを淡黄色油(5.8g、20.2mmol、58%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.48 (s, 9 H), 3.94 (s, 3 H), 7.21 - 7.28 (m, 1 H), 8.08 (ddd, J=9.25, 4.12, 2.20 Hz, 1 H), 9.44 (s, 1 H).
ステップC/中間体A15: 6−アミノ−2,3−ジフルオロ安息香酸
Figure 0005298128
塩化メチレン(150mL)中のメチル6−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンゾエート(5.5g、19.2mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(25mL、Aldrich)を添加した。得られた溶液を終夜撹拌し、次いで減圧下で濃縮して油性残留物とした。この油をテトラヒドロフラン(150mL)及び水(100mL)に溶解し、水酸化リチウム(2.3g、100mmol、5当量)を添加した。得られた混合物を終夜急速に撹拌した。翌朝、反応物を酢酸エチルに注ぎ入れ、1.0NのHClをpHが7に調整されるまで添加した。有機層をブラインで二回洗浄し、減圧下で残留物として、次の転換においてそのまま使用するのに十分な純度の6−アミノ−2,3−ジフルオロ安息香酸(3.78g、22mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.51 (ddd, J=9.35, 4.22, 2.20 Hz, 1 H), 7.21 - 7.31 (m, 1 H), 8.71 (s, 1 H).
ステップD/中間体A12: 6−アミノ−2,3−ジフルオロベンズアミド
テトラヒドロフラン(500mL)中の2−アミノ−5,6−ジフルオロ安息香酸(3.78g、21.8mmol)の溶液に、EDCI・HCl(8.5g、44.0mmol、2.0当量)、HOBT(5.9g、44mmol、2.0当量)及びジオキサン中0.5Mの溶液としてのアンモニア(218mL、109 mmol、5当量)を添加した。得られたスラリーを24時間撹拌し、次いでセライトに通す濾過によって固体を除去した。濾液を減圧下で残留物とし、水と酢酸エチルとに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、SiO(酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、分析的に純粋な2−アミノ−5,6−ジフルオロベンズアミドを白色結晶性固体(2.73g、15.8mmol、72%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 5.78 (s, 2 H), 6.45 (ddd, J=9.16, 4.03, 1.83 Hz, 1 H), 7.10 - 7.18 (m, 1 H), 7.69 (d, J=11.00 Hz, 2 H).
中間体A16: 2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体A17: 1,1−ジメチルエチル(3−クロロ−5−フルオロフェニル)カルバメート
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン中の3−クロロ−5−フルオロアニリン(10g、69mmol、Acros)の溶液に、ジカルボン酸tert−ブチル(23g、103mmol)を添加した。反応物を還流で6日間維持し、揮発物を減圧下で除去した。得られた残留物をSiO(0〜30%の酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーにより精製したが、過剰なBocOを除去できなかった。1,1−ジメチルエチル(3−クロロ−5−フルオロフェニル)カルバメートを含有するカラム画分を濃縮し、塩化メチレンに再溶解し、MP−Trisamine樹脂(35g、Argonaut Technologies)とともに終夜撹拌した。濾過及び濃縮により、1,1−ジメチルエチル(3−クロロ−5−フルオロフェニル)カルバメートを次の転換で使用するのに十分な純度の透明油(9.8g、58%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.52 (s, 9 H), 6.51 (s, 1 H), 6.75 (dt, J=8.43, 2.02 Hz, 1 H), 7.09 - 7.17 (m, 2 H).
ステップB/中間体A18:メチル4−クロロ−2−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−6−フルオロベンゾエート
Figure 0005298128
−78℃のテトラヒドロフラン(200mL、Aldrich)中の1,1−ジメチルエチル(3−クロロ−5−フルオロフェニル)カルバメート(7.34g、30mmol)の溶液に、tBuLiをペンタン中1.7Mの溶液(46mL、78mmol、2.6当量)としてゆっくり添加した。得られた鮮黄色溶液を−78℃で3時間維持し、この時点でクロロギ酸メチル(3.02mL、39mmol、Fluka)を滴下添加した。45分後、塩化アンモニウム水溶液(100mL)を添加し、反応物を室温に加温した。有機層をブラインで洗浄し、減圧下で残留物とし、SiO(10〜30%の酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーによって精製して、メチル4−クロロ−2−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−6−フルオロベンゾエートを淡黄色油(6.4、70%収率)として、1,1−ジメチルエチル[5−クロロ−2−(2,2−ジメチルプロパノイル)−3−フルオロフェニル]カルバメートとのほぼ5:1の混合物で得て、後者はその後のステップにおいて除去した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.52 (s, 9 H), 3.95 (s, 3 H), 6.76 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 4 Hz, 1H) 8.31 - 8.34 (m, 1 H).
ステップC/中間体A19: 2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ安息香酸
Figure 0005298128
塩化メチレン(150mL)及びトリフルオロ酢酸(25mL)中のメチル4−クロロ−2−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−6−フルオロベンゾエートの溶液を6時間撹拌した。すべての溶媒を回転蒸発器上において減圧下で除去し、得られた残留物をTHF(150mL)及び水(100mL)に溶解し、水酸化リチウム(2.5g)を添加した。二相混合物を3日間急速に撹拌し、この時点でTLCにより出発材料は残っていない。有機層を2.0Nの水酸化ナトリウムで洗浄し、次いで有機層を廃棄した。1.0Nの塩酸を注意深く添加して水層をpH=2に調整し、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル洗浄液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、揮発物を減圧下で除去して、2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ安息香酸を次の転換で使用するのに十分な純度の白色固体(3.3g、69%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.38 (dd, J=11.17, 1.47 Hz, 1 H), 6.60 (s, 1 H).
ステップD/中間体A16: 2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベンズアミド
テトラヒドロフラン(100mL)中の2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロ安息香酸(3.22g、17.04mmol)の溶液に、EDCI・HCl(6.5g、34.1mmol、Aldrich)、HOBT(4.6g、34mmol)及びジオキサン中0.5Mの溶液としてのアンモニア(170mL、85mmol、Aldrich)を添加した。得られたスラリーを24時間撹拌し、次いでセライトに通す濾過によって固体を除去した。濾液を減圧下で残留物とし、水と酢酸エチルとに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、SiO(酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、分析的に純粋な2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベンズアミドを白色結晶性固体(2.98g、92%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.40 (s, 2 H), 6.44 (dd, J=10.81, 2.02 Hz, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H).
アニリン中間体の合成
中間体B1: 2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B2: 3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ピリジン(一般的な鈴木カップリング手順)
Figure 0005298128
窒素をジオキサンに15分間(100mL)吹き込んで発泡させた後、4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(5.0g、29.1mmol、Aldrich)を添加した。この溶液に、3−ピリジニルボロン酸(4.3g、34.9mmol、Frontier Science)、ジクロロ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.0g、1.46mmol、Aldrich)及び脱気したNaCO水溶液(30mL、3N、87.3mmol)を添加した。反応混合物を82℃で4時間加熱した。反応物が室温に冷却されたら追加の水(100mL)を反応物に添加し、酢酸エチルを使用して粗生成物を抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaCO)、濃縮し、シリカカラムクロマトグラフィー(10〜60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ピリジン(5.3g、85%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.58 (s, 3 H), 7.52 (ddd, J = 8.0, 4.8, 0.9 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J = 8.5, 2.1 Hz, 1 H), 7.90 (d, J = 1.1 Hz, 1 H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.16 (ddd, J = 8.0, 2.5, 1.6 Hz, 1 H), 8.62 (dd, J = 4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.95 - 8.97 (m, 1 H).
ステップB/中間体B3: 3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピルピリジニウムヨージド(一般的なピリジンアルキル化手順)
Figure 0005298128
ピナコロン(200mL、Aldrich)に、3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ピリジン(5.3g、24.0mmol)及びヨウ化プロピル(17.0g、100.0mmol、Fluka)を添加した。反応物を102℃で12時間撹拌した。固体を収集し、MeOH(2×20mL)で洗浄して、3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピルピリジニウムヨージド(8.7g、90%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (t, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.97 - 2.06 (m, 2 H), 2.62 (s, 3 H), 4.62 (t, J = 7.3 Hz, 2 H), 7.98 (dd, J = 8.5, 1.9 Hz, 1 H), 8.07 (d, J = 1.1 Hz, 1 H), 8.21 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.29 (dd, J = 8.1, 6.1 Hz, 1 H), 9.00 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 9.12 (d, J = 6.0 Hz, 1 H), 9.57 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 257.
ステップC/中間体B4: 5−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(一般的なピリジニウム還元手順)
Figure 0005298128
MeOH(200mL)に3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピルピリジニウムヨージド(9.4g、22.7mmol)を添加した。溶液を−10℃で10分間撹拌し、続いて固体NaBH(2.8g、68.1mmol、Aldrich)を5分間かけてゆっくり少量ずつ添加した。反応物を−10℃で1時間撹拌し続けた。混合物を濃縮し、酢酸エチル(200mL)で希釈した後、飽和NaHCO水溶液(150mL)を添加した。有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、乾燥させた(NaSO)。SiO(0〜10%のMeOH/DCM)上でのクロマトグラフィーによる精製によって、5−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(5.0g、85%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (t, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.48 - 1.57 (m, 2 H), 2.29 (td, J = 5.7, 3.2 Hz, 2 H), 2.39 - 2.43 (m, 2 H), 2.51 (t, J = 5.7 Hz, 2 H), 3.26 (d, J = 1.8 Hz, 2 H), 3.94 (s, 3 H), 6.43 (ddd, J = 3.8, 2.2, 2.0 Hz, 1 H), 7.10 (dd, J = 8.5, 1.7 Hz, 1 H), 7.23 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 7.83 (d, J = 8.4 Hz, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 261.
ステップD/中間体B1: 2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(一般的なヒラジン(Hyrazine)媒介還元手順)
MeOH(100mL)中の5−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(5.0g、19.2mmol)に、塩化鉄(III)(0.93g、5.8mmol、Aldrich)及び活性炭素(1.0g、Aldrich)を添加した。反応混合物を64℃で20分間撹拌した後、ヒドラジン水和物(11.5mL、230.8mmol、Aldrich)を5分間かけて滴下添加した。反応物を64℃でさらに5時間撹拌し続けた。濾過によって固体を除去し、濾液を濃縮し、SiO(0〜10%のMeOH中2MのNH/DCM)上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(3.6g、82%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.57 - 1.67 (m, 2 H), 2.16 (s, 3 H), 2.33 (tt, J = 5.9, 2.9 Hz, 2 H), 2.44 - 2.50 (m, 2 H), 2.59 (t, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.29 (q, J = 2.0 Hz, 2 H), 3.58 (s, 2 H), 5.96 (dq, J = 3.9, 2.0 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.02 - 7.06 (m, 2 H).
中間体B5: 2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B6: 5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−ニトロベンズアルデヒド
Figure 0005298128
ジオキサン(300mL)中の5−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド(10.0g、54.0mmol、Aldrich)に、1−(1−メチルエチル)ピペラジン(13.8g、108.0mmol、Aldrich)、キサントホス(3.1g、5.4mmol、Aldrich)及びCsCO(35.2g、108.0mmol、Aldrich)を添加した。混合物をNで15分間発泡させた後、Pd(dba)(2.5g、2.7mmol、Aldrich)を添加した。反応物を100℃で5時間撹拌した。酢酸エチル(150mL)を使用して反応混合物を希釈し、続いて水(100mL)を添加した。分配後、酢酸エチル(2×75mL)による抽出、乾燥(NaSO)、濃縮及びシリカゲルクロマトグラフィーにより、5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−ニトロベンズアルデヒド(1.5g、10%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.08 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.62 - 2.69 (m, 4 H), 2.70 - 2.79 (m, 1 H), 3.46 - 3.51 (m, 4 H), 6.93 (dd, J=9.2, 2.9 Hz, 1 H), 7.13 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 8.09 - 8.12 (m, 1 H), 10.53 (s, 1 H).
ステップB/中間体B7: 1−(3−エテニル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン
Figure 0005298128
−78℃の臭化メチルトリフェニルホスホニウム(3.5g、9.8mmol、Aldrich)のTHF溶液(25mL)に、ヘキサン中1.7Mの溶液(4.2mL、2.5M、Aldrich)としてのn−ブチルリチウムを添加した。反応物を終夜撹拌し、次いで酒石酸カリウムナトリウム(30mLの飽和水溶液)の添加によってクエンチした。酢酸エチル(2×10mL)による抽出、乾燥(NaCO)及び濃縮の後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/DCM)により粗生成物を精製した。生成物をヘキサンに溶解し、濾過して残留トリフェニルホスフィンオキシドを除去した。濾液の濃縮により、1−(3−エテニル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(1.4g、80%収率)を得た。ESIMS (M+H)+ = 276.3.
ステップC/中間体B5: 2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アニリン(一般的な水素化プロトコール)
脱気したエタノール中の1−(3−エテニル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(1.4g、5.1mmol)及び10%パラジウム炭素(0.5g)の溶液を、水素雰囲気(60psi)下で終夜維持した。翌朝、反応物をセライトに通して濾過し、濃縮し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アニリン(0.8g、3.2mmol、64%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) d ppm 0.92 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.51 - 1.60 (m, 2 H), 1.81 (dd, J=7.7, 2.9 Hz, 4 H), 1.98 - 2.06 (m, 2 H), 2.30 - 2.37 (m, 2 H), 2.40 (t, J=7.9 Hz, 1 H), 3.06 (d, J=11.7 Hz, 2 H), 3.67 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 6.63 - 6.70 (m, 3 H). 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 1.07 (td, J=7.5, 0.7 Hz, 3 H), 2.37 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 2.51 (s, 4 H), 2.59 - 2.67 (m, 1 H), 2.86 (s, 4 H), 4.29 (s, 2 H), 6.48 (s, 1 H), 6.51 (d, J=19.0 Hz, 2 H).
中間体B8: 2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B9: 3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピリジン
Figure 0005298128
中間体B2について上記した一般的な鈴木カップリング手順を使用し、3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピリジン(20g、106.4mmol mmol)は、4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(14.4g、117.0mmol)及び3−ピリジニルボロン酸(20g)から91%の収率で調製した。ESIMS (M+H)+ = 261.
ステップB/中間体B10: 3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド
Figure 0005298128
中間体B3について記載した一般的なピリジンアルキル化手順を使用し、3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド(31g、77.5mmol、89%収率)は、3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピリジン(20g、87mmol)及びヨウ化プロピル(59mL、348mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.93 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.97 - 2.07 (m, 2 H), 4.05 (s, 3 H), 4.62 (t, J = 7.3 Hz, 2 H), 7.61 (dd, J = 8.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 8.12 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.30 (dd, J = 8.1, 6.1 Hz, 1 H), 9.03 (ddd, J = 8.6, 1.5, 1.2 Hz, 1 H), 9.13 (d, J = 6.0 Hz, 1 H), 9.55 (s, 1 H).
ステップC/中間体B11:5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
中間体B4について記載した一般的なピリジニウム還元手順を使用し、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(19.0g、68.8mmol、89%収率)は、3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド(31g、77.5mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.93 - 0.97 (m, 3 H), 1.57 - 1.66 (m, 2 H), 2.38 - 2.43 (m, 2 H), 2.47 - 2.52 (m, 2 H), 2.62 (t, J = 5.7 Hz, 2 H), 3.31 (q, J = 2.6 Hz, 2 H), 3.97 (s, 3 H), 6.25 (ddd, J = 3.8, 2.2, 2.0 Hz, 1 H), 6.96 (dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1 H), 6.99 (d, J = 1.6 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 277.
ステップD/中間体B8:2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
中間体B1について上記した一般的なヒドラジン還元手順を使用し、2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(10g、40.7mmol、62%収率)は、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(18g、65.2mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 - 0.96 (m, 3 H), 1.57 - 1.67 (m, 2 H), 2.31 - 2.37 (m, 2 H), 2.45 - 2.50 (m, 2 H), 2.60 (t, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.30 (q, J = 2.6 Hz, 2 H), 3.77 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 5.96 - 5.99 (m, 1 H), 6.64 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.75 - 6.81 (m, 2 H).
中間体B12: 2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(一般的な水素化プロトコール)
Figure 0005298128
圧力容器に、酢酸エチル(100mL)中の5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(中間体B11、4.1g、15.0mmol)を投入した。溶液を窒素で15分間発泡させた後、10% Pd/C(0.5g)を添加した。反応物を60psiのH下において室温で12時間撹拌した。H圧力を解放後、混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(3.5g、96%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.82 (t, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.27 - 1.45 (m, 3 H), 1.45 - 1.58 (m, 1 H), 1.61 - 1.69 (m, 1 H), 1.69 - 1.77 (m, 1 H), 1.77 - 1.89 (m, 2 H), 2.16 - 2.26 (m, 2 H), 2.50 - 2.58 (m, 1 H), 2.75 - 2.88 (m, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.47 (s, 2 H), 6.52 (d, J = 0.9 Hz, 2 H), 6.65 (s, 1 H).
中間体B13: 2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B14: 1−メチル−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
一般的なピリジンアルキル化並びに中間体B3及びB4について記載したピリジニウム還元手順を使用し、ヨウ化メチルをアルキル化剤として用いて、3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ピリジン(7.2g、31.3mmol)を2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(5.0g、20.2mmol、65%収率、2ステップ)に変換した。ESIMS (M+H)+ = 249.
ステップB/中間体B13:2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
中間体B1について記載した一般的なヒドラジン還元手順を使用し、2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(1.96g、9mmol、90%収率)は、1−メチル−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(2.4g、10mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.35 (td, J = 5.9, 3.2 Hz, 2 H), 2.44 (s, 3 H), 2.55 (t, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.24 (d, J = 2.4 Hz, 2 H), 3.78 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 5.97 (dt, J = 3.8, 1.9 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.75 - 6.79 (m, 1 H), 6.80 (d, J = 1.5 Hz, 1 H).
中間体B15:2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)アニリン
Figure 0005298128
中間体B5について記載した一般的な水素化プロトコールを使用し、2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)アニリン(2.6g、96%収率)は、1−メチル−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(3.08g)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.32 - 1.43 (m, 1 H), 1.69 - 1.81 (m, 2 H), 1.86 - 1.94 (m, 3 H), 2.29 (s, 3 H), 2.72 (tt, J = 11.7, 3.5 Hz, 1 H), 2.86 - 2.96 (m, 2 H), 3.69 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 6.65 (s, 3 H).
中間体B16: 4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B17: 3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミド
Figure 0005298128
アセトン(300mL)に3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ピリジン(中間体B9、20.25g、88.0mmol))及び臭化アリル(42.6g、352.2mmol、Aldrich)を添加し、反応物を60℃で12時間撹拌した。濾過により液体を除去し、MeOH(2×20mL)で洗浄して、3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミドを黄色固体(30.8g、99%収率)として得た。
ステップB/中間体18: 5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
MeOH(200mL)中の3−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミド(28.2g、80.0mmol)の溶液に、NaBHCN(21.1g、320.0mmol)を添加した。反応物を65℃に加熱し、72時間撹拌した。冷却した溶液を濃縮してMeOHを除去し、残留物に飽和NaHCO水溶液(100mL)を添加した。酢酸エチル(2×100mL)による抽出、濃縮及び乾燥(NaSO)の後、シリカクロマトグラフィーによる精製によって、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(11.0g、50%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 275.
ステップC/中間体B19: 5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
窒素をジクロロメタン(100mL)に10分間吹き込んで発泡させ、続いてN−ジメチルバルビツル酸(15.4g、98.4mmol)及びPd(PPh(1.9g、1.6mmol)を添加した。5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンの添加後、反応物を35℃に加熱し、3時間撹拌した。冷却した溶液に飽和NaCO水溶液(100mL)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。ジクロロメタン(2×50mL)による抽出、乾燥(NaSO)及び濃縮の後、SiO上でのクロマトグラフィーにより、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(5.3g、70%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.31 (d, J=4.0 Hz, 2 H), 3.02 (t, J=5.7 Hz, 2 H), 3.29 (s, 1 H), 3.71 (d, J=1.8 Hz, 2 H), 3.97 (s, 3 H), 6.32 (t, J=4.0 Hz, 1 H), 6.95 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 7.85 (d, J=8.4 Hz, 1 H).
ステップD/中間体B20: 1−(1−メチルエチル)−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
アセトニトリル(40mL)及び炭酸カリウム(4.0g、29.2mmol)が入った圧力容器に、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.7g、7.3mmol)及び2−ヨードプロパン(1.85g、10.9mmol)を添加した。反応物を85℃で終夜撹拌した。減圧下での溶媒の除去後、残留物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、水(40mL)で洗浄した。分配及び水層の抽出(酢酸エチル2×15mL)後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−(1−メチルエチル)−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.6g、80%収率)を得た。ESIMS (M+H)+ = 277.1.
ステップE/中間体B16: 4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
中間体B1について記載した一般的なヒドラジン還元に類似する様式で、1−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.90g、67%収率)は、1−(1−メチルエチル)−5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.5g)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.15 (s, 2 H), 2.49 (s, 2 H), 2.74 - 2.84 (m, 1 H), 3.23 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 4.67 (s, 2 H), 5.90 (s, 1 H), 6.52 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 6.67 (dd, J=8.1, 1.7 Hz, 1 H), 6.78 (d, J=1.6 Hz, 1 H).
中間体B21: 2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B22: 3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピリジン
Figure 0005298128
窒素をジオキサン(100mL)に吹き込んで発泡させ、続いて4−ブロモ−1−(メチルオキシ)−2−ニトロベンゼン(5.0g、21.55mmol、Transworld)を添加した。この溶液に、3−ピリジニルボロン酸(3.16g、25.90mmol、Boron Molecular)、ジクロロ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.76g、1.08mmol、Strem)及び脱気したNaCO水溶液(65mL、1M、65mmol)を添加した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。反応混合物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、水(100mL)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、粗生成物をヘキサン/酢酸エチルから再結晶させて、3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピリジン(1.5g、76%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 231.
ステップB/中間体B23: 3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド
Figure 0005298128
ピナコロン(50mL、Aldrich)に、3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピリジン(3.5g、15.22mmol)及びヨウ化プロピル(10.46g、61.52mmol、Fluka)を添加した。反応物を95℃で終夜撹拌した。溶媒をデカントし、残った固体を終夜減圧下で乾燥させて、3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージドを得、これをさらに精製することなく次の反応に使用した。
ステップC/中間体B24: 5−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
メタノール(100mL)中の3−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド(6.10g、15.22mmol)の溶液にNaBHCN(9.58g、152.06mmol、Aldrich)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を水(50mL)でクエンチし、溶媒を減圧下で除去し、水層をジクロロメタン(2×50mL)で抽出し、有機層を合わせ、減圧下で残留物とし、SiO上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、5−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.89g、2ステップにわたり45%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 277.
ステップD/中間体B22: 2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン
無水エタノール(50mL)中の5−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(0.25g、0.91mmol)に、SnCL×2HO(1.22g、5.41mmol、Aldrich)及び触媒HCl(1mL、ジオキサン中1Mの溶液)を添加した。終夜撹拌後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(50mL)でクエンチし、室温で1時間撹拌し、セライトパッドに通す真空濾過によって固体を除去し、メタノールですすいだ。溶媒を減圧下で除去し、水層をジクロロメタン(2×50mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をシリカゲルに吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン+ 0.1%のNHOH)により精製して、2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.145g、65%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (t, J=7.52 Hz, 3 H) 1.56 - 1.66 (m, 2 H) 2.28 - 2.36 (m, 2 H) 2.43 - 2.48 (m, 2 H) 2.58 (t, J=5.87 Hz, 2 H) 3.23 - 3.29 (m, 2 H) 3.84 (s, 3 H) 5.94 - 6.01 (m, 1 H) 6.68 - 6.76 (m, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 247.
中間体B25: 4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B26: 4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピリジン
Figure 0005298128
窒素をジオキサン(800mL)に1時間吹き込んで発泡させ、続いて、4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(61g、0.33mol)、3−ピリジニルボロン酸(Boron Molecular、40g、0.33mmol)、ジクロロ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(10g、14mmol)及び脱気した3NのNaCO水溶液(325mL、975mmol)を添加した。反応混合物を機械的撹拌器で撹拌し、90℃で3時間加熱した。反応物を冷却し、大部分のジオキサンを真空除去した。これを水で希釈し、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルで洗浄して、4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)ピリジン(50g、66%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.05 (s, 3 H), 7.53 (dd, J=8.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=6.2 Hz, 2 H), 8.02 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=6.2 Hz, 2 H). ESIMS (M+H)+ = 231.
ステップB/中間体B27: 4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミド
Figure 0005298128
中間体B3について記載したピリジンアルキル化プロトコールに類似する様式で、4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミド(30g)は、4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピリジン(20.0g)及び臭化アリル(42.1g)から調製した。ESIMS (M-Br) = 271.
ステップC/中間体B28: 5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
中間体B4について記載したピリジニウム還元に類似する様式で、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンは、NaCN(BH)(21.0g)による4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)ピリジニウムブロミド(30g)の還元から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.54 (s, 2 H), 2.70 (d, J=2.2 Hz, 2 H), 3.15 (d, J=5.5 Hz, 2 H), 3.17 (d, J=1.8 Hz, 2 H), 3.94 (s, 3 H), 5.18 (d, J=10.3 Hz, 1 H), 5.26 (d, J=17.2 Hz, 1 H), 5.81 - 5.91 (m, J=16.9, 10.3, 6.4, 6.4 Hz, 1 H), 6.42 (s, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 7.28 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.4 Hz, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 275.
ステップD/中間体B29: 4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
中間体B29の脱保護に類似する様式で、4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.8g、35%収率)は、5−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−(2−プロペン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(6.0g、21.9mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (d, J=1.8 Hz, 2 H), 2.90 (t, J=5.7 Hz, 2 H), 3.30 (s, 1 H), 3.39 (d, J=2.9 Hz, 2 H), 3.94 (s, 3 H), 6.47 (s, 1 H), 7.13 (dd, J=8.4, 1.5 Hz, 1 H), 7.25 (s, 1 H), 7.84 (d, J=8.8 Hz, 1 H); ESI(M+H)+ = 235.
ステップE/中間体B30: 1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
中間体B20について記載したものに類似するアルキル化を使用し、1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(2.0g、94%収率)は、4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(1.8g、7.70mmol)及びヨウ化イソプロピル(1.96g、11.5mmol)から調製した。ESIMS (M+H)+ = 277.3.
ステップF/中間体B25: 4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
中間体B1のヒドラジン媒介還元に類似する様式で、4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(1.60g、90%収率)は、1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(2.0g、7.17mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.12 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.54 (s, 2 H), 2.73 (t, J=5.5 Hz, 2 H), 2.79 (dt, J=12.9, 6.6 Hz, 1 H), 3.24 (d, J=3.3 Hz, 2 H), 3.77 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 5.94 (s, 1 H), 6.65 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 6.80 - 6.86 (m, 2 H).
中間体B31: 4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
中間体B5の水素化に類似する様式で、4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(約0.450g)は、4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.500g、2.03mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.09 (d, J=6.2 Hz, 6 H), 1.73 - 1.78 (m, J=7.1, 2.7 Hz, 1 H), 1.80 - 1.86 (m, 3 H), 2.22 (t, J=11.0 Hz, 2 H), 2.38 (d, J=4.0 Hz, 1 H), 2.74 (s, 1 H), 3.00 (d, J=11.0 Hz, 2 H), 3.67 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 6.65 (s, 2 H), 6.70 (s, 1 H).
中間体B32: 2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B33: 4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−プロピルピリジニウムヨージド
Figure 0005298128
ヨウ化n−プロピル(200mL、2.05mol)を、ピナコロン(500mL)中の4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)ピリジン(25.0g、109mmol)の溶液に添加した。反応物に還流コンデンサーを取り付け、撹拌し、100℃で12時間加熱した。薄褐色の懸濁液が観察された。アリコート(約2.0mL)を反応混合物から取り出し、濃縮し、1H NMRにより分析すると、アルキル化生成物の形成及び出発材料の不在が明らかになった。反応物を冷却し、固体を濾過除去し、冷(0℃)アセトンで一回すすいで、4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピルピリジニウムヨージドを薄褐色の残留物(29.0g、67%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.99 (dt, J=7.3, 7.3 Hz, 2 H), 4.08 (s, 3 H), 4.59 (t, J=7.1 Hz, 2 H), 7.78 (dd, J=1.5, 8.4 Hz, 1 H), 7.92 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.13 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.65 (d, J=7.0 Hz, 2 H), 9.22 (d, J=6.6 Hz, 2 H).
ステップB/中間体B34: 4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
Figure 0005298128
4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピルピリジニウムヨージド(10g、25mmol)をメタノール(200mL)に溶解した。混合物を−10℃に冷却すると、出発材料が溶液から沈殿し始めた。水素化ホウ素ナトリウム(4.61g、11.3mmol)を約500mgずつに分けて添加した。添加中に泡立ちが観察され、そのとき反応物への固体の溶解が観察された。反応物を−10℃で2時間撹拌すると、TLCによる分析によって反応の完了が明らかになった。飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、反応物を室温に加温した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空濃縮して、4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(6.7g、97%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (t, J=7.4 Hz, 3 H), 1.50 (dt, J=7.3, 7.3 Hz, 2 H), 2.37 (t, J=7.2 Hz, 2 H), 2.53 (m, 2 H), 2.63 ( m, 2 H), 3.11 (br s, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 6.43 (t, J=3.5 Hz, 1 H), 7.16 (dd, J=8.4, 1.5 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.6 Hz, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 277.
ステップC: 2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン
パラジウム炭素(10重量%、2.5g)を窒素フラッシュしたFischer−Porter容器に添加した。ステップBからの4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンの少なくとも一部を、実質的に同じ方法によって調製された追加の4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンと合わせた。次いで、酢酸エチル(150mL)中の4−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(9.20g、33.3mmol)の溶液、続いてメタノール(50mL)を容器に添加した。反応物をパージし、次いで60psiの水素圧力下に2日間維持した。圧力を解放し、反応物を窒素でパージした。反応物をセライトに通して濾過し、濃縮して、2−メトキシ−4−(1−プロピルピペリジン−4−イル)アニリンを白色固体(7.0g、85%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 1.44 (dt, J=7.4, 7.4 Hz, 2 H), 1.52 - 1.63 (m, 2 H), 1.63 - 1.70 (m, 2 H), 1.90 (td, J=11.6, 2.4 Hz, 2 H), 2.20 - 2.25 (m, 2 H), 2.30 (tt, J=11.9, 4.0 Hz, 1 H), 2.89 - 2.94 (m, 2 H), 3.74 (s, 3 H), 4.45 (s, 2 H), 6.53 (s, 2 H), 6.65 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 249.
中間体B35: (3S)−1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−3−ピペリジノール
Figure 0005298128
ステップA/中間体B36: (3S)−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−3−ピペリジノール
Figure 0005298128
ジメチルスルホキシド(75mL)中の、(3S)−3−ピペリジノール塩酸塩(3.00g、21.7mmol、Astatech Inc.)、4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(3.38g、19.76mmol)及び炭酸カリウム(9.00g、65.22mmol)の溶液を終夜撹拌した。翌朝、反応物をジエチルエーテル及び飽和塩化ナトリウム水溶液で希釈した。エーテル層を水で洗浄し、その後、合わせた水層をジエチルエーテルで二回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、SiO(5%のMeOH/CHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、(3S)−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−3−ピペリジノールを淡黄色固体(3.90g、15.47mmol、78%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.59 - 1.71 (m, 2 H), 1.79 (s, 1 H), 1.86 - 1.96 (m, J=12.96, 6.41, 6.27, 3.48 Hz, 1 H), 1.96 - 2.04 (m, 1 H), 3.13 - 3.24 (m, 2 H), 3.47 (ddd, J=12.59, 6.36, 3.20 Hz, 1 H), 3.66 (dd, J=12.82, 3.48 Hz, 1 H), 3.86 - 3.92 (m, J=7.44, 3.94, 3.74, 3.74 Hz, 1 H), 3.93 (s, 3 H), 6.34 (d, J=2.56 Hz, 1 H), 6.43 (dd, J=9.34, 2.38 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=9.34 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B35: (3S)−1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−3−ピペリジノール
(3S)−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−3−ピペリジノール(3.90g、15.5mmol)、FeCl(0.630g、3.9mmol)、活性炭素(4.0g)及びヒドラジン水和物(3.9mL、124mmol)の溶液を、メタノール(100mL)中で3時間加熱した。出発材料が消費されたと薄層クロマトグラフィー(10%のMeOH/CHCL)により判断された時点で、混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、(3S)−1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−3−ピペリジノールを濃紫色の固体(2.56g、11.53mmol、74%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.62 - 1.72 (m, 2 H), 1.75 (d, J=3.30 Hz, 1 H), 1.93 (td, J=8.07, 4.40 Hz, 1 H), 2.44 (s, 2 H), 2.88 (s, 1 H), 2.93 (d, J=9.53 Hz, 1 H), 2.99 (dd, J=10.81, 6.05 Hz, 2 H), 3.12 (d, J=10.63 Hz, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.95 (s, 1 H), 6.44 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 6.53 (s, 1 H), 6.64 (d, J=8.07 Hz, 1 H).
中間体B37: 1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−4−ピペリジノール
Figure 0005298128
DMSO中の、4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(3.0g、17.5mmol)、4−ヒドロキシピペリジン(1.77g、17.5mmol)及び炭酸カリウム(2.9g、21mmol)の溶液を24時間撹拌した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで三回抽出した。合わせた有機溶液をMgSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残留物を、エタノール及び酢酸中、10% Pd/Cとともに30psiの水素下で16時間撹拌した。反応物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルですすいだ。濾液を濃縮し、塩化メチレンに溶解した。有機溶液を飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−4−ピペリジノール(2.44g、2ステップにわたり63%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 6.49-6.45 (m, 2H), 6.27 (dd, J = 8.4及び2.4 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 4.0 Hz,1 H), 4.18 (s, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.54-3.48 (m, 1H), 3.25-3.22 (m, 2H), 2.63-2.56 (M, 2H), 1.80-1.76 (m, 2H), 1.51-1.42 (m, 2H).
中間体B38: 4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B39: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノール
Figure 0005298128
100mLのDMSO中の、4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(7.52g、44mmol)、4−ヒドロキシピペリジン(4.45g、44mmol)及び炭酸カリウムの混合物を、72時間撹拌した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで二回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノール(10.9g、99%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 7.84 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.46 (s, 1H), 4.73 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.80-3.69 (m, 3H), 3.18-3.12 (m, 2H), 1.79-1.76 (m, 2H), 1.42-1.34 (m, 2H).
ステップB/中間体B40 − 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノン
Figure 0005298128
400mLのDCM中の(10g、40mmol)の溶液に、重炭酸ナトリウム(16.8g、200mmol)、水(0.72mL、40mmol)及び1,1,1−トリ(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン(デス−マーチンペルヨージノン(periodinone)、20.4g、48mmol、Aldrich)を添加した。1.5時間後、反応物は依然として出発材料を含有しており、進行していなかった。反応物を等量の飽和NaHCO及び飽和Naでクエンチした。1時間撹拌後、層を分離した。水相をDCMで抽出した。合わせた有機物を水及びブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、シリカゲル上に濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含有する画分を濃縮して、1.8gの所望生成物を得た。出発材料を含有する画分を濃縮し、上記条件に再度供した。ワークアップ及び精製後、さらに6.1gの生成物を収集して、7.9g(79%)の1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノンを得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 7.89 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.82-3.78 (m, 4H), 2.49-2.46 (m, 4H).
ステップC/中間体B41: 3,3−ジフルオロ−1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,4’−ビピペリジン
Figure 0005298128
1,2−ジクロロエタン中の、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノン(600mg、2.4mmol)、市販の3,3−ジフルオロピペリジン塩酸塩(753mg、4.8mmol)、酢酸(0.20mL、3.6mmol)及びトリエチルアミン(0.33mL、3.6mmol)の混合物を、30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(615mg、2.9mmol)を添加した。出発材料が存在しないことをLC/MSが示したら、反応物を飽和NaHCOの添加によってクエンチした。反応物をジクロロメタンで希釈し、層を分離した。水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、シリカゲル上に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより粗製物質を精製して、3,3−ジフルオロ−1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,4’−ビピペリジン(584mg、68%)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 9.6及び2.0 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 4.04 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.90 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 2.72-2.60 (m, 3H), 2.47 (DMSOヒ゜ークに隠れているm, 2H), 1.87-1.74 (m, 4H), 1.61-1.58 (m,. 2H), 1.48-1.38 (m, 2H).
ステップD/中間体B38: 4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン
3,3−ジフルオロ−1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,4’−ビピペリジン(580mg、1.6mmol)を、メタノール中の塩化ニッケル(II)六水和物(0.190g、0.8mmol)の溶液に添加した。その後、水素化ホウ素ナトリウム(0.091g、2.4mmol)の慎重な添加、メタノールの添加、及び濃縮により、紫色残留物を得た。シリカゲル上でのクロマトグラフィーによる残留物の精製により、4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(489mg、94%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 6.48-6.44 (m, 2H), 6.25 (dd, J = 8.4及び2.4 Hz, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.40 (d, J = 12.0 Hz, 2H), 2.70 (t, J = 11.6 Hz, 2H), 2.48-2.34 (DMSOヒ゜ークに隠れているm, 5H), 1.88-1.78 (m, 2H), 1.72 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 1.62-1.47 (m, 4H).
中間体B42: 4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B43: 4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノン(1.0g、4.0mmol)及び市販の(R)−(−)−3−フルオロピロリジン塩酸塩を、3,3−ジフルオロ−1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,4’−ビピペリジン(中間体B41)のための手順に類似する還元的アミノ化に供して、4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジン(1.3g、100%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 9.6及び2.0 Hz, 1H), 6.47 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.24-5.07 (m, 1H), 3.91-3.87 (m, 5H), 3.05-2.99 (m, 2H), 2.88-2.77 (m, 2H), 2.70-2.58 (m, 1H), 2.38-2.27 (m, 2H), 2.13-2.00 (m,1H), 1.88-1.75 (m, 3H), 1.46-1.36 (m, 2H).
ステップB/中間体B42: 4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジン(1.33g、4.0mmol)を、上記の4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(中間体B38)に類似する様式で還元した。濾液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して、4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(1.01g、86%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 6.48-6.45 (m, 2H), 6.26 (dd, J = 8.4及び2.4 Hz, 1H), 5.24-5.07 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.33-3.30 (m, 2H), 2.88-2.76 (m, 2H), 2.69-2.56 (m,1H), 2.54-2.46 (DMSOヒ゜ークに隠れているm, 2H), 2.37-2.31 (m, 1H), 2.14-1.99 (m, 2H), 1.90-1.75 (m, 3H), 1.51-1.41 (m, 2H).
中間体B44: 4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B45: 4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジノン(1.0g、4.0mmol)及び(S)−(+)−3−フルオロピロリジン塩酸塩を、3,3−ジフルオロ−1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1,4’−ビピペリジン(中間体B41)のための手順に類似する還元的アミノ化に供して、4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジンを定量的収率で得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 9.4及び2.2 Hz, 1H), 6.47 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.24-5.07 (m, 1H), 3.91-3.87 (m, 5H), 3.05-2.99 (m, 2H), 2.88-2.77 (m, 2H), 2.70-2.58 (m, 1H), 2.38-2.26 (m, 2H), 2.14-1.98 (m,1H), 1.88-1.75 (m, 3H), 1.46-1.36 (m, 2H).
ステップB/中間体B44: 4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペリジン(4mmol)を、4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(中間体B38)に類似する様式で還元した。濾液を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮して、4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(1.02g、86%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 6.48-6.45 (m, 2H), 6.26 (dd, J = 8.4及び2.4 Hz, 1H), 5.24-5.07 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.33-3.30 (m, 2H), 2.88-2.76 (m, 2H), 2.69-2.56 (m,1H), 2.54-2.46 (DMSOヒ゜ークに隠れているm, 2H), 2.37-2.31 (m, 1H), 2.14-1.99 (m, 2H), 1.90-1.75 (m, 3H), 1.51-1.41 (m, 2H).
中間体B46: 4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B47: 1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
ジオキサン(75mL)中の4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(3.0g、16.0mmol)に、1−(1−メチルエチル)ピペラジン(4.1g、32.0mmol)、キサントホス(1.4g、2.4mmol)及びCsCO(10.4g、32.0mmol)を添加した。混合物をNで15分間発泡させた後、Pd(dba)(1.5g、1.6mmol)を添加した。反応物を100℃で5時間撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を酢酸エチル(150mL)及び水(100mL)で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(4.0g、90%収率)を得た。ESIMS (M+H)+ = 280.
ステップB/中間体B46: 4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
圧力容器に、EtOH(100mL)中の1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(4.0g、14.3mmol)の溶液を投入した。溶液をNで15分間パージした後、10% Pd/C(0.5g)を添加した。反応物を60psiのH下において室温で5時間撹拌した。H圧力を解放後、濾過によって固体樹脂を除去し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜5%のMeOH中2MのNH/DCM)により精製して、4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(3.6g、99%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 2.66 - 2.75 (m, 5 H), 3.05 - 3.10 (m, 4 H), 3.47 (s, 3 H), 3.83 (s, 2 H), 6.42 (dd, J = 8.2, 2.4 Hz, 1 H), 6.52 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
中間体B48: 2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B49: 1,1−ジメチルエチル4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレート
Figure 0005298128
4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(10g、53.2mmol、Aldrich)、1,1−ジメチルエチル1−ピペラジンカルボキシレート(20g、107.5mmol)、炭酸セシウム(35.0g、107.5mmol)、Pddba(5g、5.5mmol)及びキサントホス(4.62g、8.0mmol)を、脱気したジオキサン(100mL)に添加し、水冷式の還流コンデンサー下で12時間、100℃に加熱した。ジオキサンを減圧下で除去し、固体を塩化メチレン(500mL)と水(500mL)とに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、塩化メチレン/ヘキサン混合物(15:85)で粉砕して、分析的に純粋な1−ジメチルエチル4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレートを黄色固体(13.2g、39.2mmol、73%収率)として沈殿させた。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.49 (s, 9 H), 3.33 - 3.42 (m, 4 H), 3.62-3.64 (m, 4 H), 3.96 (s, 3 H), 6.39 (s, 1 H), 6.44 (dd, J=9.16, 2.56 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=9.16 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B50: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
1−ジメチルエチル4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレート(2.25g、6.67mmol)を、塩化メチレン(50mL)及びトリフルオロ酢酸(10mL)に溶解した。得られた溶液は直ちに暗色に変わり、これを終夜撹拌した。溶液を濃縮し、塩化メチレンと2.0Nの水酸化ナトリウムとに分配した。有機層を収集し、水層を塩化ナトリウムの添加によって飽和させ、その後、追加の塩化メチレンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物として、分析的に純粋な1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジンを黄色固体(1.7g、7.2mmol、定量的収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 - 2.37 (m, 1 H), 2.76 (q, J=4.64 Hz, 4 H), 3.29 - 3.34 (m, 4 H), 3.86 (s, 3 H), 6.46 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.54 (dd, J=9.43, 2.47 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=9.34 Hz, 1 H).
ステップC/中間体B51: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−プロピルピペラジン
Figure 0005298128
アセトニトリル(50mL)中の、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(1.78g、7.51mmol)、1−ヨードプロパン(1.92g、11.3mmol)及び炭酸カリウム(4.15g、30.0mmol)の溶液を、圧力容器内80℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、アセトニトリルを減圧下で除去した。固体を塩化メチレン/水に溶解した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物をSiO(10%のMeOH/0.2%のNHを加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−プロピルピペラジンを淡黄色固体(1.5g、5.4mmol、72%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (t, J=7.32 Hz, 3 H), 1.51 - 1.61 (m, 2 H), 2.34 - 2.42 (m, 2 H), 2.59 (s, 4 H), 3.38 - 3.45 (m, 4 H), 3.95 (s, 3 H), 6.31 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.42 (dd, J=9.34, 2.38 Hz, 1 H), 8.00 (d, J=9.52 Hz, 1 H).
ステップD/中間体48: 2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)アニリン
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−プロピルピペラジン(中間体B50、1.5g、5.4mmol)、FeCl(0.300g、1.85mmol)、活性炭素(2.0g)及びヒドラジン水和物(2.1mL、65mmol)の溶液を、メタノール(50mL)中で3時間加熱した。混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)アニリンを白色固体(1.03g、4.2mmol、78%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.93 (t, J=7.51 Hz, 3 H), 1.51 - 1.61 (m, 2 H), 2.37 (d, J=8.06 Hz, 2 H), 2.57 - 2.66 (m, 4 H), 3.09-3.10 (m, 4 H), 3.53 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.42 (dd, J=8.24, 2.38 Hz, 1 H), 6.52 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.64 (d, J=8.42 Hz, 1 H).
中間体B52: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B53: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(2−メチルプロピル)ピペラジン
Figure 0005298128
アセトニトリル(80mL)中の、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(2.09g、8.44mmol)、2−メチル−ヨードプロパン(2.1g、11.39mmol)及び炭酸カリウム(4.7g、34mmol)の溶液を、圧力容器内80℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、アセトニトリルを減圧下で除去した。固体を塩化メチレン/水に溶解した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物をSiO(10%のMeOH/0.2%のNH3を加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(2−メチルプロピル)ピペラジンを淡黄色固体(1.70g、5.8mmol、69%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.91 (d, J=6.59 Hz, 6 H), 1.80 (ddd, J=13.69, 7.05, 6.91 Hz, 1 H), 2.13 (d, J=6.04 Hz, 2 H), 2.52 (s, 4 H), 3.38 (s, 4 H), 3.93 (s, 3 H), 6.29 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.40 (dd, J=9.43, 2.47 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=9.52 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B52: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]アニリン
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(2−メチルプロピル)ピペラジン(1.7g、5.82mmol)、FeCl(0.280g、1.75mmol)、活性炭素(2.0g)及びヒドラジン水和物(2.23mL、70mmol)の溶液を、メタノール(50mL)中で3時間加熱した。混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]アニリンを白色固体(1.24g、4.80mmol、83%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (d, J=6.22 Hz, 6 H), 1.85 (s, 1 H), 2.20 (s, 2 H), 2.61 (s, 4 H), 3.10 (s, 4 H), 3.54 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.43 (m, 1 H), 6.52 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 6.64 (d, J=8.42 Hz, 1 H).
中間体B54: 4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B55: 1−(シクロプロピルメチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
アセトニトリル(100mL)中の、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(2.00g、8.43mmol)、(クロロメチル)シクロプロパン(1.15g、12.7mmol mmol)、ヨウ化カリウム(2.00g、12.7mmol)及び炭酸カリウム(4.7g、34mmol)の溶液を、圧力容器内80℃で3日間加熱した。反応物を冷却し、アセトニトリルを減圧下で除去した。固体を塩化メチレン/水に溶解した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物をSiO(10%のMeOH/0.2%のNHを加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−(シクロプロピルメチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジンを淡黄色固体(1.30g、4.5mmol、53%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.12 - 0.22 (m, 2 H), 0.54 - 0.63 (m, 2 H), 0.90 (s, 1 H), 2.33 (d, J=6.23 Hz, 2 H), 2.69 (s, 4 H), 3.39 - 3.48 (m, 4 H), 3.95 (s, 3 H), 6.32 (d, J=2.56 Hz, 1 H), 6.42 (dd, J=9.16, 2.56 Hz, 1 H), 8.00 (d, J=9.53 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B54: 4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
1−(シクロプロピルメチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(1.05g、3.41mmol)、FeCl(0.165g、1.02mmol)、活性炭素(1.0g)及びヒドラジン水和物(1.3mL、41mmol)の溶液を、メタノール(50mL)中で3時間加熱した。出発材料が消費されたと薄層クロマトグラフィー(10%のMeOH/CHCL)により判断された時点で、混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを黄色固体(0.800g、3.07mmol、90%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.15 (q, J=4.89 Hz, 2 H), 0.52 - 0.60 (m, 2 H), 0.94 (d, J=6.23 Hz, 1 H), 2.35 (d, J=6.59 Hz, 2 H), 2.74 (s, 4 H), 3.07 - 3.15 (m, 4 H), 3.53 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.43 (dd, J=8.43, 2.20 Hz, 1 H), 6.53 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.65 (d, J=8.06 Hz, 1 H).
中間体B56: 4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B57: 1−アセチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(25mL)中の1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(0.5g、2.11mmol)及びトリエチルアミン(1.27g、12.63mmol、Aldrich)の溶液に、無水酢酸(0.64g、6.35mmol、Aldrich)を添加した。室温で3時間撹拌後、反応物を水(25mL)で洗浄し、有機層をシリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜10%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、1−アセチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(0.4g、68%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 280.
ステップB/中間体B56: 4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)アニリン
エタノール:酢酸エチル(5:1)中の1−アセチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(0.4g、1.43mmol)の溶液に10% Pd/炭素(約0.100g、Lancaster)を添加し、混合物を50psiのH下で終夜急速に撹拌した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、回転蒸発により濃縮して、4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)アニリン(0.3g、84%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 250.
中間体B58: 4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B59: 1−[2,5−ビス(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン
Figure 0005298128
1−クロロ−2,5−ビス(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(3.25g、15mmol、TCI America)、イソプロピルピペリジン(3.84g、30mmol、Oakwood Products)、炭酸セシウム(9.8g、30mmol)、Pddba(1.37g、1.5mmol)及びキサントホス(1.3g、2.25mmol)を、脱気したジオキサン(80mL)に添加し、水冷式の還流コンデンサー下で12時間、100℃に加熱した。ジオキサンを減圧下で除去し、固体を塩化メチレン(500mL)と水(500mL)とに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[2,5−ビス(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジンを黄色固体(3.5g、11.3mmol、76%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.09 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.69 - 2.73 (m, 4 H), 2.75 (d, J=6.60 Hz, 1 H), 3.23 - 3.32 (m, 4 H), 3.88 (s, 3 H), 3.94 (s, 3 H), 6.48 (s, 1 H), 7.55 (s, 1 H).
ステップB/中間体B58: 4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)アニリン
1−[2,5−ビス(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(3.50g、11.3mmol)、FeCl(0.550g、3.4mmol)、活性炭素(4.0g)及びヒドラジン水和物(3.6mL、113mmol)の溶液を、メタノール(50mL)中で3時間加熱した。混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)アニリンを灰色固体(2.00g、7.17mmol、63%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.10 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.72 (s, 5 H), 3.03 (s, 4 H), 3.59 (s, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 6.34 (s, 1 H), 6.57 (s, 1 H).
中間体B60: 5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B61: 5−ブロモ−4−フルオロ−2−ニトロフェニルメチルエーテル
Figure 0005298128
1−ブロモ−2,5−ジフルオロ−4−ニトロベンゼン(15.0g、63.0mmol)を、メタノール中のナトリウムメトキシドの溶液(164mL、0.5M、Aldrich)に添加した。反応物を60℃に1時間加熱した。室温に冷却後、溶液を濃縮し、残留物を水(100mL)で希釈し、続いて酢酸エチル(2×80mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濃縮して、5−ブロモ−4−フルオロ−2−ニトロフェニルメチルエーテルを橙色の固体(15.2g、95%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.93 (s, 3 H), 7.76 (d, J=5.5 Hz, 1 H), 8.08 (d, J=8.4 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B62: 1−[2−フルオロ−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン
Figure 0005298128
ジオキサン(150mL)中の5−ブロモ−4−フルオロ−2−ニトロフェニルメチルエーテル(4.0g、16.0mmol)に、1−(1−メチルエチル)ピペラジン(4.1g、32.0mmol)、キサントホス(0.9g、1.6mmol)及びCsCO(10.4g、32.0mmol)を添加した。混合物をNで15分間発泡させた後、Pd(dba)(0.7g、0.8mmol)を添加した。反応物を100℃で18時間撹拌した。酢酸エチル(100mL)を使用して反応混合物を希釈し、続いて水(80mL)を添加した。分配、酢酸エチル(2×75mL)による抽出、乾燥(NaSO)、濾過及び濃縮の後、シリカゲルクロマトグラフィーにより、1−[2−フルオロ−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジンを黄色固体(3.3g、70%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.54 - 2.61 (m, 4 H), 2.68 (dt, J=13.2, 6.6 Hz, 1 H), 3.24 - 3.31 (m, 4 H), 3.91 (s, 3 H), 6.64 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=13.6 Hz, 1 H).
ステップC/中間体B60: 5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
MeOH(100mL)中の1−[2−フルオロ−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(2.0g、6.7mmol)に、塩化鉄(III)(0.3g、2.0mmol)及び活性炭素(2.0g)を添加した。反応混合物を64℃で20分間撹拌した後、ヒドラジン水和物(4.0mL、80.7mmol)を5分間かけて滴下添加した。反応物を64℃でさらに4時間撹拌し続けた。濾過、残留物の濃縮、及びSiO(0〜10%のMeOH中2MのNH/DCM)上でのカラムクロマトグラフィーによる精製によって、5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを暗褐色固体(1.7g、95%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.45 - 2.54 (m, 4 H), 2.62 (dt, J=13.0, 6.6 Hz, 1 H), 2.79 - 2.86 (m, 4 H), 3.69 (s, 3 H), 4.55 (s, 2 H), 6.38 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 6.49 (d, J=8.2 Hz, 1 H).
中間体B63: 2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B64: 1−メチル−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
1,4−ジオキサン(20mL)のN脱気溶液に、4−ブロモ−1−(メチルオキシ)−2−ニトロベンゼン(0.5g、2.16mmol)、キサントホス(0.37g、0.65mmol、Aldrich)、Pd(dba)(0.39g、0.43mmol、Aldrich)、CsCO(1.4g、4.3mmol、Aldrich)及び1−メチルピペラジン(0.43g、4.3mmol、Aldrich)を添加した。90℃で終夜加熱後、反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄し、有機層をシリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、1−メチル−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン(0.4g、74%)を黄褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 252.
ステップB/中間体B63: 2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)アニリン
無水エタノール(100mL)中の1−メチル−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン(0.25g、1.0mmol)の溶液を、10% Pd/Cにより50psiで終夜水素化した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、濾液を減圧下で濃縮し、SiO(ジクロロメタン〜10%のメタノール/0.1%のNHOHを加えたジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより粗製アニリンを精製して、2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)アニリン(0.19g、85%)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.35 (s, 3 H) 2.55 - 2.64 (m, 4 H) 3.06 - 3.13 (m, 4 H) 3.78 (s, 3 H) 6.29 (dd, J=8.61, 2.75 Hz, 1 H) 6.38 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 6.69 (d, J=8.61 Hz, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 222.
中間体B65: 5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B66: 1−(1−メチルエチル)−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
1,4−ジオキサン(50mL、Aldrich)のN脱気溶液に、4−ブロモ−1−(メチルオキシ)−2−ニトロベンゼン(1.0g、4.31mmol、Aldrich)、キサントホス(0.74g、1.28mmol、Aldrich)、Pd(dba)(0.79g、0.86mmol、Aldrich)、CsCO(2.8g、8.63mmol、Aldrich)及び1−イソプロピルピペラジン(1.10g、8.6mmol、Oakwood Chemicals)を添加した。90℃で終夜加熱後、反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄し、有機層をシリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、1−(1−メチルエチル)−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン(0.66g、55%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 280.
ステップB/中間体B65: 5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
無水エタノール(100mL)中の1−(1−メチルエチル)−4−[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]ピペラジン(0.6g、2.15mmol)の溶液を、10% Pd/C(Lancaster)により50psiで終夜水素化した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、濾液を減圧下で濃縮し、SiO(ジクロロメタン〜10%のメタノール/0.1%のNHOHを加えたジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより粗製アニリンを精製して、5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを白色固体(0.42g、80%)として得た。ESIMS (M+H)+ = 250.
中間体B67: 4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B68: (3S)−3−メチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]モルホリン
Figure 0005298128
4−クロロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(6.71g、29.7mmol)、(3S)−3−メチルモルホリン(Synthetech Inc.、2.0g、19.8mmol)、炭酸セシウム(13.0g、40mmol)、Pddba(1.83g、2.0mmol)及びキサントホス(1.73g、3.0mmol)を、脱気したジオキサン(200mL)に添加し、水冷式の還流コンデンサー下で12時間、100℃に加熱した。ジオキサンを減圧下で除去し、固体を塩化メチレン(500mL)と水(500mL)とに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを黄色固体(2.46g、8.45mmol、43%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 (dd, J=6.41, 4.58 Hz, 3 H), 3.22 - 3.29 (m, J=12.11, 8.03, 4.03, 4.03 Hz, 1 H), 3.31 - 3.37 (m, 1 H), 3.59 - 3.69 (m, 1 H), 3.78 (d, J=2.93 Hz, 2 H), 3.92 (d, J=4.21 Hz, 4 H), 4.02 (s, 1 H), 6.25 (s, 1 H), 6.32 - 6.39 (m, 1 H), 7.98 (dd, J=9.34, 4.21 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B67: 4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
(3S)−3−メチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]モルホリン(2.46g、9.76mmol)、FeCl(0.400g、2.44mmol)、活性炭素(2.0g)及びヒドラジン水和物(2.5mL、78mmol)の溶液を、メタノール(150mL)中で3時間加熱した。出発材料が消費されたと薄層クロマトグラフィー(10%のMeOH/CHCL)により判断された時点で、混合物をセライト上で濾過し、濃縮して、4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを濃紫色固体(1.76g、7.93mmol、81%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.90 (d, J=6.60 Hz, 3 H), 2.95 (dd, J=6.97, 3.30 Hz, 1 H), 2.98 - 3.06 (m, 1 H), 3.28 (td, J=6.42, 3.30 Hz, 1 H), 3.50 (dd, J=11.00, 6.60 Hz, 1 H), 3.64 (d, J=13.20 Hz, 2 H), 3.76 - 3.82 (m, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 3.84 - 3.90 (m, 2 H), 6.50 (dd, J=8.43, 2.20 Hz, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 6.66 (d, J=8.43 Hz, 1 H).
中間体B69: N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B70: N,N−ジメチル−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)グリシンアミド
Figure 0005298128
ジクロロメタン(200mL)中の2−メチル−4−アミノニトロベンゼン(5.00g、32.3mmol)の溶液に、トリエチルアミン(12mL、97mmol、3当量)、ジメチルアミノピリジン(約500mg)及びジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(6.50g、41.1mmol、1.25当量)を添加した。得られた透明な溶液を24時間撹拌し、この時点で追加のジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(1.50g、9.5mmol、0.30当量)を添加した。さらに24時間後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO(0〜10%のメタノール/CHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)グリシンアミド(7.0g、29.5mmol、91%収率)を褐色油として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.40 (s, 6 H), 2.55 (s, 3 H), 3.11 (s, 2 H), 7.28 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J=8.32, 2.29 Hz, 1 H), 8.15 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 9.33 (s, 1 H),
ステップB/中間体B69: N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
,N−ジメチル−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)グリシンアミド(7.0g、19.5mmol)を酢酸エチルに溶解し、10% Pd/C(500mg)を添加した。反応物をFischer−Porter水素化装置上に置き、50psiのHガスで終夜処理した。Nによるパージに続いて、反応溶液をセライトプラグに通過させて、分析的に純粋なN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(6.0g、29.0mmol、98%収率)を淡黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.96 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H), 2.97 (s, 2 H), 4.79 (s, 2 H), 6.63 (dd, J=8.05, 2.01 Hz, 1 H), 6.78 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.96 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 9.24 (s, 1 H).
中間体B71: N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B72: 2−クロロ−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)アセトアミド
Figure 0005298128
THF(50mL)中の、4−メチル−3−ニトロアニリン(1.0g、6.58mmol、Lancaster)、トリエチルアミン(2.00g、19.7mmol、Aldrich)及び塩化クロロアセチル(0.96g、8.55mmol)の溶液を、室温で終夜撹拌した。反応物を1MのHCl(50mL)で洗浄し、回転蒸発により濃縮し、高真空下に置いて、2−クロロ−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)アセトアミド(1.35g、90%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 229.
ステップB/中間体B73: N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド
Figure 0005298128
無水THF(50mL)中の、2−クロロ−N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)アセトアミド(1.0g、4.39mmol)、炭酸カリウム(3.63g、26.3mmol)、ピロリジン(0.93g、13.2mmol、Aldrich)及び触媒KI(約100mg、Aldrich)の溶液を、60℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタン(100mL)に再溶解し、水(100mL)で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜10%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド(0.86g、75%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 264.
ステップC/中間体71: N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド
無水エタノール(50mL)中のN−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド(0.86g、3.27mmol)の溶液を、10% Pd/C(約0.200g、Lancaster)により50psiで終夜水素化した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、濾液を減圧下で濃縮して、N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド(0.72g、95%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.70 (dt, J=6.55, 3.23 Hz, 4 H) 1.95 (s, 3 H) 2.53 (t, J=5.86 Hz, 4 H) 3.13 (s, 2 H) 4.78 (s, 2 H) 6.62 (dd, J=7.87, 2.01 Hz, 1 H) 6.76 (d, J=8.06 Hz, 1 H) 6.93 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 9.23 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 234.
中間体B74: N−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B75: 1,1−ジメチルエチル[2−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]カルバメート
Figure 0005298128
無水THF(300mL)中の2−(メチルオキシ)−5−ニトロアニリン(10g、60mmol、Aldrich)の溶液に、トリエチルアミン(12.05g、120mmol、Aldrich)及び二炭酸ジ−tert−ブチル(15.6g、70mmol、Aldrich)を触媒DMAP(約0.100g)とともに添加した。終夜撹拌後、反応物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(300mL)に再溶解し、10%のクエン酸(100mL)で洗浄した。次いで、回転蒸発により溶媒を除去し、粗製の1,1−ジメチルエチル[2−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]カルバメートを高真空下に置いて、さらに精製することなく使用した。ESIMS (M+H)+ = 269.
ステップB/中間体B76: 1,1−ジメチルエチル[5−アミノ−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート
Figure 0005298128
無水エタノール(150mL)中の1,1−ジメチルエチル[2−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]カルバメート(6g、22mmol)の溶液を、10% Pd/C(約1.00g、Lancaster)により50psiで終夜水素化した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、濾液を減圧下で濃縮して、1,1−ジメチルエチル[5−アミノ−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(4.8g、90%)を黄褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 239.
ステップC/中間体B77: 1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート
Figure 0005298128
1:1のTHF/DCE(100mL)中の1,1−ジメチルエチル[5−アミノ−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(0.5g、2.1mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.28g、12.6mmol、Aldrich)、2−ジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(0.66g、4.20mmol、Alfa Aesar)及び触媒DMAPを添加した。65℃で終夜加熱後、粗反応混合物をブライン(50mL)で洗浄し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(0.44g、65%)を褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 324.
ステップD/中間体74: N−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド
ジクロロメタン(50mL)中の、1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(0.44g、1.36mmol)及びトリフルオロ酢酸(1.55g、13.6mmol、Aldrich)の溶液を室温で終夜撹拌した。粗反応物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和NaHCO(100mL)で洗浄し、減圧下で蒸発させ、高真空下で乾燥させて、N−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.29g、95%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H) 2.99 (s, 2 H) 3.80 (s, 3H) 5.29 (s, 2 H) 6.68 - 6.74 (m, 1 H) 7.03 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=2.38 Hz, 1 H) 9.49 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 224.
中間体78: N−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体79: N−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ジクロロメタン(200mL)中の2−トリフルオロメトキシ−4−アミノニトロベンゼン(5.00g、22.5mmol)の溶液に、トリエチルアミン(12.2mL、90mmol、4.0当量)、ジメチルアミノピリジン(約500mg)及びジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(5.3g、33.8mmol、1.50当量)を添加した。得られた透明な溶液を24時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO(0〜10%のメトナール/CHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、N−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド(4.54g、14.8mmol、66%収率)を褐色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.26 (s, 6 H), 3.11 (s, 2 H), 7.67 (dd, J=8.97, 1.28 Hz, 1 H), 8.08 (dd, J=9.06, 2.65 Hz, 1 H), 8.60 (d, J=2.74 Hz, 1 H), 10.40 (s, 1 H).
ステップB/中間体B78: N−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド
−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド(4.5g、14.7mmol)を酢酸エチルに溶解し、10% Pd/C(1.2g)を添加した。反応物をFischer−Porter水素化装置上に置き、50psiのHガスで終夜処理した。Nによるパージに続いて、反応溶液をセライトプラグに通過させて、分析的に純粋なN−[3−アミノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド(3.90g、14.1mmol、96%収率)を淡黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H), 2.99 (s, 2 H), 5.32 (s, 2 H), 6.70 (dd, J=8.88, 2.47 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J=8.70, 1.37 Hz, 1 H), 7.22 (d, J=2.56 Hz, 1 H), 9.51 (s, 1 H).
中間体B80: N−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B81: N−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
1:1のTHF/DCE(200mL)中の4−フルオロ−3−ニトロアニリン(2.48g、15.9mmol)の溶液に、ピリジン(7.54g、95.4mmol、Aldrich)、2−ジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(0.66g、4.20mmol、Lancaster)及び触媒DMAP(約0.100g)を添加した。65℃で1.5時間加熱後、粗反応混合物をジクロロメタン(300mL)で希釈し、飽和NaHCO(50mL)で洗浄し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、N−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(3.0g、78%)を褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 242.
ステップB/中間体80: N−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
無水エタノール(100mL)中の、N−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(3.0g、12.4mmol)、10% Pd/C(約0.500g、Lancaster)の溶液を50psiのH2(g)下で終夜撹拌した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすぎ、濾液を減圧下で濃縮して、N−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(2.23g、85%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H) 2.97 (s, 2 H) 5.09 (s, 2 H) 6.64 (ddd, J=8.74, 3.98, 2.66 Hz, 1 H) 6.83 (dd, J=11.26, 8.70 Hz, 1 H) 7.15 (dd, J=8.42, 2.56 Hz, 1 H) 9.40 (s, 1 H).
中間体B82: N−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B83: N−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
1:1のTHF/DCE(200mL)中の4−クロロ−3−ニトロアニリン(1.0g、5.81mmol)の溶液に、トリエチルアミン(3.53g、34.9mmol、Aldrich)、2−ジメチルアミノアセチルクロリド塩酸塩(1.82g、11.6mmol、Alfa Aesar)及び触媒DMAP(Aldrich)を添加した。65℃で終夜加熱後、粗反応混合物をジクロロメタン(300mL)で希釈し、飽和NaHCO(50mL)で洗浄し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜5%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、N−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(1.0g、67%)を褐色固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 258.
ステップB/中間体B82: N−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
無水エタノール(100mL)中の、N−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(1.0g、3.89mmol)、SnCL×2HO(5.26g、23.3mmol、Aldrich)及び1MのHCl(2mL、Aldrich)の溶液を、室温で終夜撹拌した。反応物をメタノール(100mL)で希釈し、飽和NaHCO(200mL)でクエンチした。室温で2時間撹拌後、エマルジョンをセライトパッドに通してろ過し、濾液を蒸発させた。次いで、残留物をジクロロメタン(200mL)に再懸濁し、水(200mL)で洗浄し、有機層を回転蒸発により濃縮し、高真空下に置いて、N−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.9g、55%)を褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H) 2.99 (s, 2 H) 5.29 (s, 2 H) 6.68 - 6.74 (m, 1 H) 7.03 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=2.38 Hz, 1 H) 9.49 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 228.
中間体B84: 2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B85: 4−(クロロメチル)−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
150mLのジクロロメタン中の3−メトキシ−4−ニトロベンジルアルコール(3.0g、16.4mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(5.6g、21.3mmol)を添加した。反応物を0℃に冷却し、N−クロロコハク酸イミド(2.8g、21.3mmol)を添加した。反応物を室温に加温し、次いで50℃に2時間緩やかに加熱した。反応物を炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れ、水層をジクロロメタンで、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、シリカゲル上に濃縮し、溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、3−メトキシ−4−ニトロベンジルクロリド(2.76g、84%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.2, 1.7 Hz, 1H), 4.81 (s, 2H), 3.91 (s, 3H).
ステップB/中間体B84: 2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン
20mLの無水エタノール中の3−メトキシ−4−ニトロベンジルクロリド(2.76g、13.7mmol)の溶液に、メタンスルフィン酸ナトリウム塩(1.0g、27.4mmol)を添加した。反応物を80℃に16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、シリカゲル上に濃縮し、溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。所望生成物を含有する画分を濃縮乾固し、次いで無水エタノールに再溶解し、10%パラジウム炭素(500mg)を添加し、反応物をFischer−Porter水素化装置上に置き、50psiのHガスで終夜処理して、2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン(2.46g、83%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.80 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 8.1, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.72 (s, 3H).
中間体B86: 2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B87: 4−(クロロメチル)−1−(メチルオキシ)−2−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
150mLのジクロロメタン中の4−メトキシ−3−ニトロベンジルアルコール(4.9g、24.4mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(4.2g、31.7mmol)を添加した。反応物を0℃に冷却し、N−クロロコハク酸イミド(8.3g、31.7mmol)を添加した。反応物を室温に加温し、次いで50℃に2時間緩やかに加熱した。反応物を炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れ、水層をジクロロメタンで、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、シリカゲル上に濃縮し、溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−メトキシ−3−ニトロベンジルクロリド(3.09g、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.78 (s, 2H), 3.91 (s, 3H).
ステップB/中間体B86:2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン
75mLの無水エタノール中の4−メトキシ−3−ニトロベンジルクロリド(3.09g、15.3mmol)の溶液に、メタンスルフィン酸ナトリウム塩(3.1g、30.7mmol)を添加した。反応物を80℃に16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を無水MgSOで乾燥させ、濾過し、シリカゲル上に濃縮し、溶離剤として酢酸エチル/ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。所望生成物を含有する画分を濃縮乾固し、次いで無水エタノールに再溶解し、10%パラジウム炭素(500mg)を添加し、反応物をFischer−Porter水素化装置上に置き、50psiのHガスで終夜処理して、2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン(1.7g、52%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.74 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 8.2, 2.2, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.19 (s, 2H), 3.72 (s, 3H).
中間体B88: (2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(1−ピロリジニル)−2−プロパノール
Figure 0005298128
ステップA/中間体B89: (2S)−2−({[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]オキシ}メチル)オキシラン
Figure 0005298128
DMF(10mL)中に、4−メトキシ−3−ニトロ−フェノール(4−ヒドロキシ−2−ニトロ−アニソール)(2.2g、12.9mmol)、(S)−(+)−グリシジル−3−ニトロベンゼンスルホネート(10.0g、39.6mmol)及びフッ化セシウム(9.8g、64.5mmol)を添加した。反応物を80℃に終夜加熱し、冷却した溶液にLiCl水溶液(500mL、5%)を添加した。10分間撹拌後、濾過により、(2S)−2−({[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]オキシ}メチル)オキシランを黄色固体(2.6g、90%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.76 (dd, J=4.8, 2.6 Hz, 1 H), 2.90 - 2.94 (m, 1 H), 3.36 (d, J=4.4 Hz, 1 H), 3.88 - 3.92 (m, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 4.28 (dd, J=11.0, 2.6 Hz, 1 H), 7.03 (d, J=9.2 Hz, 1 H), 7.17 (dd, J=9.2, 3.3 Hz, 1 H), 7.43 (d, J=3.3 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B88: (2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(1−ピロリジニル)−2−プロパノール
密閉管に、(2S)−2−({[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]オキシ}メチル)オキシラン(1.0g、4.4mmol)、ピロリジン(3.2g、44mmol)及びイソプロパノール(20mL)を投入した。混合物をマイクロ波下で140℃に10分間加熱した。イソプロパノールの除去により粗生成物を得て、10%パラジウム炭素(0.5g)を加えたエタノール(100mL)にこれを投入した。反応(reation)混合物を60psiのH下で終夜撹拌し続けた。濾過によって触媒を除去し、濃縮して、(2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(1−ピロリジニル)−2−プロパノール(1.1g、95%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.67 (ddd, J=6.4, 3.5, 3.3 Hz, 4 H), 2.47 - 2.50 (m, 1 H), 2.55 (d, J=1.8 Hz, 4 H), 2.64 (dd, J=12.3, 5.7 Hz, 1 H), 3.63 - 3.71 (m, 4 H), 3.75 - 3.82 (m, 1 H), 3.83 - 3.89 (m, 1 H), 4.70 (s, 2 H), 4.88 (s, 1 H), 6.03 (dd, J=8.4, 2.9 Hz, 1 H), 6.24 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 6.63 (d, J=8.8 Hz, 1 H).
中間体B90: (2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(ジメチルアミノ)−2−プロパノール
Figure 0005298128
(2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(1−ピロリジニル)−2−プロパノール(中間体B88)の調製と類似の手順で、(2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(ジメチルアミノ)−2−プロパノール(約0.660g)は、(2S)−2−({[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]オキシ}メチル)オキシラン(1.7g)及びジメチルアミンから調製した。ESIMS (M+H)+ = 241.2.
中間体B91: 5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
2−ブタノン(200mL)中に、4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェノール(6.0g、26.7mmol)、3−ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(12.6g、80.0mmol)、炭酸カリウム(16.6g、120.2mmol)及びTBAI(0.5g)を添加した。反応物を80℃で48時間撹拌し続けた。濃縮後、残留物を酢酸エチルと水とに分配し、水層を酢酸エチルで三回洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、精製されたジメチル(3−{[4−(メチルオキシ)−3−ニトロフェニル]オキシ}プロピル)アミンを得て、10%パラジウム炭素(0.5g)の添加により、生成物をエタノール(100mL)に溶解した。反応物を60psiのH下で週末にわたって撹拌し続けた。H圧力を解放後、濾過によって触媒を除去し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して、5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)アニリン(5.3g、90%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71 - 1.81 (m, 2 H), 2.11 (s, 6 H), 2.29 (t, J=7.1 Hz, 2 H), 3.66 (s, 3 H), 3.81 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 4.63 - 4.73 (m, 2 H), 6.02 (dd, J=8.4, 2.9 Hz, 1 H), 6.22 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=8.8 Hz, 1 H).
中間体B92: 3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B93: 1,2−ジフルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
無水ジメチルホルムアミド(120mL)中の2,3−ジフルオロ−6−ニトロフェノール(15.01g、85.8mmol)の溶液に、炭酸カリウム(16.6g、120mmol)及びヨウ化メチル(6.63mL、107mmol)を慎重に添加した。得られた懸濁液を終夜撹拌した。翌朝、反応物を水に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで二回抽出した。有機層を5%のLiClで二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を除去して、1,2−ジフルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼンを黄色油(14.7g、91%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 4.13 (s, 3 H), 7.00 (td, J=9.07, 7.15 Hz, 1 H), 7.67 (ddd, J=9.35, 5.32, 2.20 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B94: 1−[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン
Figure 0005298128
圧力フラスコに、1,2−ジフルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(3.5g、18.5mmol)、ジメチルスルホキシド(100mL)、イソプロピルピペラジン(5.41mL、22.2mmol)及び炭酸カリウム(5.1g、37.04mmol)を満たした。得られたスラリーを70℃に加温し、終夜撹拌した。翌朝、橙色の溶液を水に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO(0〜10%のMeOH/0.2%のNH3を加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジンを黄色固体(5.7g、定量的収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.10 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.71 (s, 4 H), 2.76 (s, 1 H), 3.29 (s, 4 H), 4.03 (s, 3 H), 6.64 (dd, J=9.53, 8.07 Hz, 1 H), 7.70 (dd, J=9.35, 2.02 Hz, 1 H).
ステップC/中間体B92: 3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
メタノール(200mL)中の1−[2−フルオロ−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(5.70g、19.2mmol)の溶液に、ヒドラジン(4.2mL、134mmol)、塩化鉄(III)(0.78g、4.18mmol)及び活性炭(6g)を添加した。得られたスラリーを60℃に加温し、終夜維持した。翌朝、スラリーを濾過し、濃縮して残留物とした。残留物を酢酸エチルと飽和NaCl(水溶液)とに分配した。有機層を飽和ブラインで二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、次のステップにおいてそのまま使用するのに十分な純度の−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(3.6g、70%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.49 - 2.55 (m, 4 H), 2.57 - 2.67 (m, J=6.60, 6.60, 6.60, 6.60 Hz, 1 H), 2.74 - 2.82 (m, 4 H), 3.69 (s, 3 H), 4.73 (s, 2 H), 6.36 (dd, J=8.80, 1.83 Hz, 1 H), 6.51 (t, J=8.80 Hz, 1 H).
中間体B95: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B96: 5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
窒素入口、機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された4つ口の22L丸底フラスコに、市販の5−メトキシインドール(750g、5.1mol)及び酢酸(3.75L)を満たした。得られた溶液を氷浴によって10℃に冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(640g、10.2mol、2当量)を少量ずつ添加して、反応温度を25℃未満に維持した。添加が完了したら、反応物を室温で3時間撹拌し、次いで水をゆっくり添加した(2.2L)。混合物を50%のNaOH(約5.3L、起泡を回避するためにゆっくり添加、温度は30℃未満に維持した)でpH>12に塩基性化した。得られた混合物をジクロロメタン(2×12L)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて、5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(760g、純度>90%)を得、これをさらに精製することなく次のステップに使用した。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 6.76 (s, 1H), 6.60 (s, 2H), 3.54 (t, 2H), 3.01 (t, 2H).
ステップB/中間体B97: 1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
還流コンデンサー、機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された4つ口の22L丸底フラスコに、直ぐ上のステップAに従って生成された5−メトキシインドリン(1520g、約10.2mol)及びジクロロメタン(15L)を満たした。この溶液に4−ジメチルアミノピリジン(50g、0.446mol)を添加し、続いて無水酢酸(1051mL、11.22mol、1.1当量、溶媒の緩やかな還流を維持する)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。完了後、反応混合物をジクロロメタン(10L)で希釈し、次いで水(15L)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(15L)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて粗固体とし、これをヘプタン(4L)から粉砕して、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1800g、2ステップにわたり92%収率)を得た。1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.13 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 6.74-6.71 (m, 2 H), 4.05 (t, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 3.17 (t, 2 H), 2.21 (s, 3 H).
ステップC/中間体B98: 1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された4つ口の22L丸底フラスコに、直ぐ上のステップBに従って作製された1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(300g、1.56mol)及び無水酢酸(12L)を満たした。得られた混合物を0℃に冷却し、次いで硝酸(70%、100mL、1.56mol)を滴下添加した。反応物を室温で終夜撹拌し、次いで0℃に冷却した。形成された固体を真空濾過によって収集し、水(200mL)及びMTBE(200mL)で洗浄し、次いでオーブンで乾燥させて、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを黄色固体(239g、65%収率)として得た。1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.43 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.13 (t, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.22 (t, 2H), 2.14 (s, 3H).
ステップD/中間体B99: 5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
還流コンデンサー、機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された丸底フラスコに、直ぐ上のステップCに従って生成された1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(954g、4.04mol)及び6Nの塩酸水溶液(9.5L)を満たした。得られた懸濁液を4時間加熱還流させた(2時間後、透明な溶液になった)。反応混合物を室温に冷却し、次いで水酸化ナトリウム(50%w/w)を添加して、pHを10に調整した。得られた混合物を酢酸エチル(3×10L)で抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸カリウム溶液(10L)及びブライン(10L)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(737g、94%)を得、これをさらに精製することなく次のステップに使用した。1H-NMR (DMSO, 300 MHz) δ 7.11 (s, 1H), 6.87 (s, 1H), 5.59 (brs, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.43 (t, 2H), 2.97 (t, 2H).
ステップE/中間体B100: N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
窒素入口、機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された4つ口の22L丸底フラスコに、塩化クロロアセチル(605mL、857.5g、7.59mol、2当量)、粉末炭酸カリウム(1153.7g、8.36mol、2.2当量)及びジクロロメタン(10L)を満たした。得られた懸濁液を氷浴によって冷却し、直ぐ上のステップDに従って生成された5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールの溶液(737g、4Lのジクロロメタン中3.795moll)をゆっくり添加した。反応混合物を2時間撹拌し、続いて真空濾過した。収集された固体(生成物及び無機塩の混合物)を水(10L)に懸濁し、再度濾過した。固体を水(3×1L)及びジクロロメタン(2×1L)で洗浄し、オーブンで乾燥させて、1−(クロロアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを黄色固体(750g)として得た。両方の濾過からの濾液を合わせ、層を分離した。有機層を飽和炭酸カリウム溶液(2×10L)及びブライン(5L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて粗固体とし、これをMTBE(1L)から粉砕して、1−(クロロアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(260g)の第二収穫物を得た。合わせた生成物は1010g(98%収率)であった。還流コンデンサー、機械的撹拌器及びサーモウェルが装備された4つ口の22L丸底フラスコに、直ぐ上に記載されている通りの1−(クロロアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(500g、1.852mol)、炭酸カリウム(767g、5.556mol、3当量)、テトラヒドロフラン(7.5L)及び水(3.75L)を満たした。次いで、ジメチルアミン塩酸塩(453g、5.556mol、3当量)を一度に添加した。得られた混合物を4時間加熱還流させ、次いで室温に冷却した。同じサイズの二つの反応物を合わせた。有機溶媒(THF)を真空除去し、得られた懸濁液を真空濾過によって濾過した。収集された固体をメタノールから粉砕して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを黄色固体(740g)として得た。メタノール粉砕からの母液を真空蒸発させて粗固体を得、これを酢酸エチル(10L)と水(I0L)とに分配した。セライトに通す濾過によって不溶性の固体を除去した。層を分離し、有機層をブライン(5L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて固体を得、これをヘプタン(2L)から粉砕して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(220g)の第二収穫物を得た。合わせた生成物の量は960g(93%収率)であった。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.59 (s, 6 H), 3.24 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.52 (s, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 4.19 (t, J=8.52 Hz, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H).
ステップF/中間体B95: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
18Lの圧力反応器内において、メタノール(6L)及び酢酸エチル(6L)中の、直ぐ上のステップEに従って生成されたN,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(499g、1.79mol)の溶液を、10% Pd/C(50g、50%の水を含有)の存在下、25psiの水素下で、それ以上水素が消費されなくなるまで撹拌した。反応混合物をセライトケーキ上で濾過し、濾過されたケーキをテトラヒドロフラン(20L)で洗浄した。溶媒を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発させて粗固体を得、これをメチルtert−ブチルエーテル(2L)から粉砕して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(380g、85%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 2.95 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.11 (s, 2 H), 3.68 (s, 3 H), 4.05 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 4.61 (s, 2 H), 6.68 (s, 1 H), 7.53 (s, 1 H).
中間体B95: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(第一の代替合成)
Figure 0005298128
ステップA/中間体B126(第一の代替合成): N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
CHCl(250mL)中の5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(94.5g、509mmol)の懸濁液を、0℃のCHCl(750mL)中の塩化α−ブロモアセチル(120g、764mmol)及びKCO(78g、560mmol)の混合物に滴下添加した。添加後、懸濁液を0℃で1.5時間撹拌した。反応物を水で洗浄し、濾過した。残留物(KCOと推定される)をDCM(2×100ml)ですすいだ。有機層を分離し、合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、褐色固体(135g、98%)を得た。
褐色固体(135g、499mmol)をDCM(500ml)に溶解し、0℃に冷却し、次いで、KCO(139g、999mmol)及び650mlのTHF中2Mのジメチルアミンで処理した。反応物を0℃で1時間撹拌し、濾過した。得られた固体をDCMで洗浄した。合わせた濾液を水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを灰色固体(111g、95%)として得た。ESIMS (M+H)+ = 235.
ステップB/中間体B100: N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(第一の代替合成)
Figure 0005298128
TFA(250mL)中のNaNO(43.9g、516mmol)の溶液に、0℃のTFA(50mL)中のN,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(11.6g、49mmol)を添加し、混合物を0℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を氷水(1000mL)に注ぎ入れ、TFA及び若干の水を減圧によって除去し(体積は400mLに減少した)、2NのNaOHの添加によって反応混合物をpH=11に調整し(混合物は濁ってきた)、水層をCHCl(2×300mL)で抽出し、水で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(130g、99%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H), 3.15 - 3.24 (m, 4 H), 3.86 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.5 Hz, 2 H), 7.31 (s, 1 H), 8.45 (s, 1 H).
より多量のN,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを生成するために、このプロトコールを繰り返してよく、合成シーケンスにおいて混合バッチとして進めてよい。
ステップC/中間体B95: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(第一の代替合成)
メタノール(500mL)中の、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(26.6g、95mmol)、塩化鉄(III)(3.09g、19.05mmol)、活性炭素(25g、95mmol)及びヒドラジン水和物(37.4mL、762mmol)の懸濁液を65℃に加温し、終夜維持した。温かいうちに反応物をセライトに通して濾過し、すべてのメタノールを減圧下で除去した。固体を酢酸エチル(約1L)と飽和塩化ナトリウム(約1L)とに分配し、水層を酢酸エチル(約500mL)で二回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、誘導された固体をヘキサン/ジエーテルエーテルで粉砕し、濾過して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(16.46g、69.3%収率)をオフホワイトの固体として得た。NMR: 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 2.95 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 3.11 (s, 2 H), 3.69 (s, 3 H), 4.07 (s, 2 H), 4.61 (s, 2 H), 6.68 (s, 1 H), 7.53 (s, 1 H).
中間体B95(第二の代替合成): 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B96(第二の代替合成): 5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
室温で、酢酸(150mL)中の5−(メチルオキシ)−1H−インドール(12g、81.5mmol、1.0当量)の溶液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(10.25g、163mmol、2.0当量)を小分けにして添加し、混合物を終夜撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(8.91g、45%収率)を得た。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 6.76 (s, 1H), 6.60 (s, 2H), 3.54 (t, 2H), 3.01 (t, 2H).
ステップB/中間体B97(第二の代替合成): 1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
酢酸(120mL)中の5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(8.9g、59.8mmol、1.0当量)の溶液に、無水酢酸(6.1g、59.8mmol、1.0当量)を滴下添加した。混合物を60℃で15分間加熱した。反応物を水(100mL)に注ぎ入れることによりクエンチした。冷却後、灰色の沈殿物が形成され、この沈殿物をブフナー漏斗により濾過し、水ですすいで、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(10.5g、91%収率)を得た。1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.13 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 6.74-6.71 (m, 2 H), 4.05 (t, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 3.17 (t, 2 H), 2.21 (s, 3 H).
ステップC/中間体B98(第二の代替合成): 1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
無水酢酸(150mL)中の5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(10.4g、54.4mmol、1.0当量)の溶液に、0℃で発煙硝酸(3.43g、54.4mmol、1.0当量)を滴下添加し、次いで混合物を室温で1時間撹拌した。1時間撹拌後、形成された黄色の沈殿物をブフナー漏斗で濾過し、水で洗浄し、真空乾燥させて、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを黄色固体(8.0g、62%収率)として得た。1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.43 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.13 (t, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.22 (t, 2H), 2.14 (s, 3H).
ステップD/中間体B99(第二の代替合成): 5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
メタノール(40mL)中の濃HCl(20mL)の溶液に1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(7.8g、33mmol)を添加し、得られた混合物を4時間還流させた。冷却後、溶媒を真空除去し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、褐色の沈殿物が形成された。この沈殿物をブフナー漏斗で濾過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを褐色固体(6.1g、94%収率)として得た。1H-NMR (DMSO, 300 MHz) δ 7.11 (s, 1H), 6.87 (s, 1H), 5.59 (brs, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.43 (t, 2H), 2.97 (t, 2H).
ステップE/中間体B100(第二の代替合成): N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(50mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.00g、5.2mmol)の溶液に、ポリマー担持ジイソプロピルエチルアミン(Argonaut Technologies Inc.、4.0g、約15mmol塩基)及び塩化ブロモアセチル(0.650mL、7.82mmol)を添加した。得られた溶液を3時間撹拌し、セライトのプラグに通して濾過した。ジクロロメタンを減圧下で除去し、残留物をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解した。この溶液に、テトラヒドロフラン中2.0Mの溶液としてのジメチルアミン(60mmol、Aldrich)を添加し、得られた溶液を終夜撹拌した。翌朝、揮発物を減圧下で除去し、SiO(0〜10%のMeOH/0.2%のNHを加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを黄色固体(1.20g、4.33mmol、84%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.59 (s, 6 H), 3.24 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.52 (s, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 4.19 (t, J=8.52 Hz, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H).
ステップF/中間体B95(第二の代替合成): 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
メタノール(30mL)中のN,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(1.0g、3.58mmol)の溶液に、活性炭素(1.0g)、塩化鉄(III)(0.120mg、0.2当量)及びヒドラジン水和物(0.800mL、25mmol、7.0当量)を添加した。得られたスラリーを60℃に加温し、終夜維持した。翌朝、反応物を濾過し、減圧下で残留物とし、酢酸エチルとブラインとに分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物を除去し、誘導された1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを、その後の転換で使用するのに十分な純度の白色固体(0.550g、2.20mmol、62%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 2.95 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.11 (s, 2 H), 3.68 (s, 3 H), 4.05 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 4.61 (s, 2 H), 6.68 (s, 1 H), 7.53 (s, 1 H).
中間体B101: 5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B102: 1−ブロモ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
200mLのアセトニトリル中の2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロアニリン(18.3g、100.45mmol)に、亜硝酸t−ブチル(23.8g、231mmol)を添加した。撹拌溶液に臭化銅(II)(53.85g、241mmol)を30分間かけて添加した。混合物を3時間撹拌した。アセトニトリルを回転蒸発器で除去した(rotovaped down)。粗生成物をエーテルと1NのHCl(水溶液)とに分配した。エーテル層を1NのHCl(水溶液)で数回洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、回転蒸発器で除去した。粗生成物を懸濁液として1:10のエーテル/ヘキサンに溶かし、濾過した。固体を1:10のエーテル/ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥させて、1−ブロモ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(19g、77.22mmol、77%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.75 (s, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 3.93 (s, 3 H), 2.37 (s, 3 H).
ステップB/中間体B103: 1,1−ジメチルエチル4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレート
Figure 0005298128
180mLのジオキサン中の1−ブロモ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(9g、36.6mmol)の撹拌溶液に、Pd(dba)(2.14g、2.34mmol)、キサントホス(2.12g、3.65mmol)、炭酸セシウム(50g、153.6mmol)及び1,1−ジメチルエチル1−ピペラジンカルボキシレート(13.6g、73.15mmol)を添加した。得られたスラリーを60℃に24時間加温した。ジオキサンを減圧下で除去し、粗混合物をエーテルに溶かし、濾過して炭酸セシウムを除去した。エーテルを水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、回転蒸発器で除去した。フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して、1,1−ジメチルエチル4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレート(4.83g、13.75mmol、38%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.81 (s, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 3.52 - 3.63 (m, 4 H), 2.88 - 2.99 (m, 4 H), 2.25 (s, 3 H), 1.47 (s, 9 H).
ステップC/中間体B104: 1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
80mLのジクロロメタン中の1,1−ジメチルエチル4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1−ピペラジンカルボキシレート(4.8g、13.67mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(約5.5mL)を添加した。混合物を室温で24時間撹拌した。溶媒を回転蒸発器で除去した。粗生成物を50mLのメタノールに溶かし、0.5Nのナトリウムメトキシドで中和した。12gのシリカゲルを添加し、溶媒を回転蒸発器で除去した。フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して、1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(3.43g、13.53mmol、98%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.75 (s, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 3.88 (s, 3 H), 3.08 - 3.18 (m, 8 H), 2.15 - 2.21 (m, 3 H).
ステップD/中間体B105: 1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン
Figure 0005298128
10mLのジオキサン中の1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(0.300g、1.2mmol)に、エテニルメチルスルホン(0.32g、3mmol)を添加した。混合物を120℃に1時間加熱した。溶媒を回転蒸発器で除去し、フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製し、続いてヘキサン中30%のエーテルにより固体を洗浄して、1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン(0.257g、0.72mmol、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ. ppm 7.80 (s, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 3.93 (s, 3 H), 3.18 - 3.30 (m, 2 H), 2.99 - 3.10 (m, 9 H), 2.71 - 2.82 (m, 4 H), 2.23 (s, 3 H).
ステップE/中間体B101: 5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}アニリン
1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン(0.257g、0.72mmol)を40mL高さのバイアルに投入し、10mLの1:1酢酸エチル/メタノールに溶解した。5wt%の白金(硫化物)/C(0.165g、0.043mmol)を添加し、続いて迅速にスクリューキャップセプタムを加えた。バイアルを排気し、窒素を六回充填して、いかなる酸素も除去した。次いで、バイアルを水素(バルーン)で加圧し、溶液を終夜撹拌した。翌朝、容器を排気し、窒素を六回充填して、いかなる水素も除去した。溶液をセライトに通して濾過し、蒸発させて、5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}アニリン(0.194g、0.59mmol、82%)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム- δ ppm 6.54 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.30 - 3.37 (m, 2 H), 3.07 (s, 3 H), 2.91 - 2.98 (m, 6 H), 2.82 - 2.90 (m, 4 H), 2.15 (s, 3 H).
中間体B106: 3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B107: 2−クロロ−4−フルオロ−3−メチル−1−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
硫酸(18M、10mL)中の1−クロロ−3−フルオロ−2−メチルベンゼン(1mL、8.24mmol)の氷冷溶液に、硫酸溶液(18M、10mL)としてのKNO(0.87g、8.65mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、次の転換で使用するのに十分な純度の2−クロロ−4−フルオロ−3−メチル−1−ニトロベンゼン(1.4g粗製物)を得た。
ステップB/中間体B108: 1−(3−クロロ−2−メチル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン
Figure 0005298128
90mLの無水DMSO中の2−クロロ−4−フルオロ−3−メチル−1−ニトロベンゼン(12.5g、64.8mmol、1.2当量)及びイソプロピルピペラジン(10.8g、53.98mmol、1当量)の溶液に、粉末KCO(37g、269mmol、5当量)を添加した。混合物を40〜50℃で終夜撹拌した後、これを200mLの氷水に注ぎ入れた。沈殿物を収集し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−(3−クロロ−2−メチル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジンを黄色固体(12.7g、79%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.95-1.05 (d, J=6.53Hz, 6H), 2.31 (s, 3H), 2.60-2.72 (m, 5H), 2.89-2.95 (m, 4H), 6.87 (d, J=8Hz, 1H), 7.62 (d, J=8Hz, 1H).
ステップC/中間体B109: 1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
120mLのDMF中の1−(3−クロロ−2−メチル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(12.6g、42.4mmol、1当量)の溶液に、ナトリウムメトキシド(1.12g、21mmol、0.5当量)を0℃で添加した。室温で1時間撹拌後、追加のナトリウムメトキシド(4.61g、85mmol、2当量、×2)を0℃で添加した。混合物を35℃に終夜加温した。翌朝、混合物を水で希釈し、乾燥させ、減圧下で残留物とした。酢酸エチルからの再結晶により、その後の化学転換で使用するのに十分な純度の1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(10.8g、収率87.1%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.12 (d, J=6.53Hz, 6H), 2.27 (s, 3H), 2.68-2.74 (m, 4H), 2.98-3.09 (m, 4H), 3.89 (s, 3H), 6.78 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.74 (d, J=9.2Hz, 1H).
ステップD/中間体B106: 3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
200mLのMeOH中の1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(5.5g、18.7mmol)及びラネーNi(2g)の混合物を、H雰囲気下で終夜撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で残留物として、3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリンを白色固体(4.50g、91%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 2.24 (s, 3H), 2.73-2.67 (m, 5H), 2.89 (m, 4H), 3.63 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 6.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 8.4 Hz, 1H).
中間体B110: 5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B111: 5−フルオロ−4−メチル−2−ニトロフェノール
Figure 0005298128
3−フルオロ−4−メチルフェノール(3.66g、29.0mmol)をジクロロエタン(32mL)に溶解し、臭化テトラブチルアンモニウム(0.935g、2.90mmol)を添加した。硝酸70%(3.7mL、58mmol)を水(33mL)で希釈して、7%の硝酸溶液を作製した。この溶液を反応混合物に添加し、次いでこれを室温で4時間撹拌し、この時点でTLCにより反応が完了したと判断された。反応物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタン(3×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。得られた残留物をシリカゲルに吸収させ、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、5−フルオロ−4−メチル−2−ニトロフェノールを黄色固体(2.83g、57%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.10 (s, 1 H), 7.89 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 6.85 (d, J=11.0 Hz, 1 H), 2.13 (s, 3 H).
ステップB/中間体B112: 1−フルオロ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン
Figure 0005298128
5−フルオロ−4−メチル−2−ニトロフェノール(2.83g、16.5mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)に溶解した。炭酸カリウム(3.4g、25mmol)及びヨードメタン(1.2mL、20mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで、混合物を水に注ぎ入れ、固体が破壊されるまで撹拌した。固体を濾過し、風乾して、さらに精製することなく、1−フルオロ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(2.76g、90%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.92 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=11.7 Hz, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 2.19 (d, J=1.5 Hz, 3 H).
ステップC/中間体B113: 1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン
Figure 0005298128
ジメチルスルホキシド中の1−フルオロ−2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロベンゼン(1.3g、7.03mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.9g、14.0mmol)及びイソプロピルピペラジン(2.0mL、14mmol)を添加した。得られた懸濁液を70℃で12時間加温し、水に注ぎ入れ、ジエチルエーテルで抽出した。エーテル層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(1.78g、86%収率)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.11 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.24 (s, 3 H), 2.72 (s, 4 H), 2.79 (s, 1 H), 3.06 (s, 4 H), 3.93 (s, 3 H), 6.57 (s, 1 H), 7.81 (s, 1 H).
ステップD/中間体B110: 5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン
メタノール(75mL)中の1−(1−メチルエチル)−4−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(1.78g、6.08mmol)の溶液に、ヒドラジン(1.33mL、7.0mmol)、塩化鉄(III)(0.200g、1.22mmol)及び活性炭(2g)を添加した。得られたスラリーを60℃に加温し、終夜維持した。翌朝、スラリーを濾過し、濃縮して残留物とした。残留物を酢酸エチルと飽和NaCl(水溶液)とに分配した。有機層を飽和ブラインで二回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物として、次のステップにおいてそのまま使用するのに十分な純度の5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(1.50g、94%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.04 (s, 3 H), 2.52 (s, 4 H), 2.64 (dt, J=12.92, 6.55 Hz, 1 H), 2.68 - 2.72 (m, 4 H), 3.69 (s, 3 H), 4.28 (s, 2 H), 6.41 (s, 1 H), 6.55 (s, 1 H).
中間体B114: 2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B115: 1,1−ジメチルエチル4,4’−ビピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(160mL)及びクロロホルム(160mL)中の4,4’−ビピペリジン(5.48g、32.6mmol)に、テトラヒドロフラン(90mL)中のBOC−ON(4.01g、16.2mmol)を8時間かけて滴下添加した。次いで、反応物を濃縮し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製した。残留物を1MのKHSO(250mL)に溶かし、ジエチルエーテルで洗浄した(三回)。炭酸カリウム(38.0g、275mmol)を水層に添加し、その後、これをクロロホルムで抽出し(三回)、乾燥させ(MgSO)、濃縮して、1,1−ジメチルエチル4,4’−ビピペリジン−1−カルボキシレート(1.98g、7.40mmol、45%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.06 - 1.18 (m, 6 H), 1.42 (s, 9 H), 1.58 - 1.69 (m, 6 H), 2.50 - 2.61 (m, 4 H), 3.06 (d, J=12.1 Hz, 2 H), 4.08 (br s, 1 H).
ステップB/中間体B116: 1,1−ジメチルエチル1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4,4’−ビピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0005298128
1,1−ジメチルエチル1’−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4,4’−ビピペリジン−1−カルボキシレート(2.32g、5.50mmol、75%)は、1−(3−クロロ−2−メチル−4−ニトロフェニル)−4−(1−メチルエチル)ピペラジン(中間体B108)のものと類似の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 - 1.03 (m, 2 H), 1.10 - 1.21 (m, 3 H), 1.27 - 1.39 (m, 10 H), 1.60 (d, J=12.3 Hz, 2 H), 1.70 (d, J=11.2 Hz, 2 H), 2.58 (bs, 2 H), 2.88 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 3.32, (s, 1H), 3.85 (s, 3 H), 3.91 (d, J=12.5 Hz, 2 H), 4.03 (d, J=13.4 Hz, 2 H), 6.43 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 6.53 (dd, J=9.4, 2.3 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=9.5 Hz, 1 H).
ステップC/中間体B117: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4,4’−ビピペリジン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4,4’−ビピペリジン(1.63g、5.10mmol、100%)は、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ピペラジン(中間体B50)のものと類似の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.03 - 1.07 (m, 2 H), 1.09 - 1.19 (m, 3 H), 1.31 (m, 1 H), 1.59 (d, J=12.1 Hz, 2 H), 1.73 (d, J=12.1 Hz, 2 H), 2.42 (t, J=11.9 Hz, 2 H), 2.82 - 2.91 (m, 2 H), 2.95 (d, J=12.1 Hz, 2 H), 3.36 (bs, 1H), 3.88 (s, 3 H), 4.06 (d, J=13.2 Hz, 2 H), 6.46 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 6.55 (dd, J=9.5, 2.6 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=9.5 Hz, 1 H).
ステップD/中間体B118: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン(0.602g、1.41mmol、83%)は、1−[2−メチル−5−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン(中間体105)のものと類似の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 - 1.04 (m, 1 H), 1.08 - 1.19 (m, 4 H), 1.25 - 1.35 (m, 1 H), 1.60 (d, J=11.2 Hz, 2 H), 1.71 (d, J=10.8 Hz, 2 H), 1.82 (t, J=11.5 Hz, 2 H), 2.60 (t, J=6.8 Hz, 2 H), 2.79 - 2.89 (m, 4 H), 2.96 (s, 3 H), 3.21 (t, J=6.8 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 4.02 (d, J=13.2 Hz, 2 H), 6.43 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 6.52 (dd, J=9.5, 2.4 Hz, 1 H) 7.82 (d, J=9.3 Hz, 1 H).
ステップE/中間体B114: 2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}アニリン
2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}アニリン(0.457g、1.16mmol、78%)は、4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(中間体B38)のものと類似の様式で調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 - 1.04 (m, 1 H), 1.06 - 1.13 (m, 2 H), 1.15 - 1.25 (m, 3 H), 1.65 (m, 4 H), 1.83 (t, J=11.1 Hz, 2 H), 2.33 - 2.42 (m, 2 H), 2.61 (t, J=6.7 Hz, 2 H), 2.84 - 2.90 (m, 2 H), 2.97 (s, 3 H), 3.21 (t, J=6.8 Hz, 2 H), 3.36 (d, J=11.4 Hz, 2 H), 3.68 (s, 3 H), 4.14 (bs, 2 H), 6.23 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1 H), 6.41 - 6.46 (m, 2 H).
中間体B119: 2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B120: 1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン
Figure 0005298128
トルエン(600mL)中の1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−4−ピペリジノン(中間体B40、17.35g、69.3mmol、複数のバッチから)の溶液に、トリエチルアミン(25mL、179.4mmol)、1−Boc−ピペラジン(25.36g、136.2mmol)及び酢酸(6.0mL、105.9mmol)を連続的に添加した。溶液を室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(12.2g、57.6mmol)を一度に添加し、30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(24.4g、115.1mmol)を完全に添加するために、これを二回繰り返した。反応物を3時間撹拌し、次いで重炭酸ナトリウムの飽和溶液(600mL)でクエンチし、2日間撹拌した。溶液を分離し、ジクロロメタンで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体、1,1−ジメチルエチル4−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−1−ピペラジンカルボキシレートをジクロロメタン(600mL)に溶解し、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(110mL)を添加し、反応物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応物を0℃に冷却し、6Nの水酸化ナトリウム(320mL)を滴下してクエンチした。溶液を分離し、ジクロロメタン(×3)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(18.03g、56.10mmol、81%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.41 (qd, J=12.0, 3.7 Hz, 2 H) 1.77 - 1.84 (m, 2 H) 2.38 - 2.47 (m, 5 H) 2.67 - 2.73 (m, 4 H) 2.88 - 2.98 (m, 2 H) 3.32 (br. s., 1 H) 3.88 (s, 3 H) 4.03 (d, J=12.8 Hz, 2 H) 6.48 (d, J=2.6 Hz, 1 H) 6.56 (dd, J=9.5, 2.6 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=9.2 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B121: 1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−(メチルスルホニル)ピペラジン
Figure 0005298128
1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(5.0g、11.6mmol)、塩化メタンスルホニル(1.4mL、17.5mmol)及びジクロロメタン(200mL)の懸濁液に、トリエチルアミン(8.1mL、58.2mmol)を添加した。反応物を室温で撹拌し、TLCによってモニターした。出発材料の完全消費後、透明な黄色溶液をシリカゲル上に濃縮し、クロマトグラフィーにより精製して、1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−(メチルスルホニル)ピペラジンを黄色固体(3.54g、76%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.85 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 9.2, 2.6 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 4.09 - 4.00 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.10 - 3.03 (m, 4H), 2.99 - 2.90 (m, 2H), 2.84 (s, 3H), 2.61 - 2.52 (m, 5H), 1.85 - 1.77 (m, 2H), 1.50 - 1.37 (m, 2H).
ステップC/中間体B119: 2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}アニリン
NaBH(1.18g、31.1mmol)を、1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−(メチルスルホニル)ピペラジン(3.54g、8.9mmol)、NiCL・6HO(1.06g、4.4mmol)、MeOH(100mL)及びTHF(50mL)の0℃の懸濁液に、分けて注意深く添加した(発熱)。氷浴を除去し、反応混合物を室温に加温した。反応混合物をシリカゲル上に濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより、2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}アニリン(2.93g、90%)を無色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.49 - 6.46 (m, 2H), 6.27 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 4.18 (bs, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.44 - 3.38 (m, 2H), 3.11 - 3.04 (m, 4H), 2.84 (s, 3H), 2.61 - 2.54 (m, 6H DMSOヒ゜ークで複雑化), 2.35 - 2.26 (m, 1H), 1.80- 1.77 (m, 2H), 1.56 - 1.46 (m, 2H).
中間体B122: 4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B123: 1−(2−フルオロエチル)−4−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン中の1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(中間体B120、18.03g、56.10mmol、及び別個のバッチから2.23g、6.96mmol)の溶液に、1−ヨード−2−フルオロエタン(7.38mL、90.79mmol)を添加した。反応物を85℃で終夜撹拌した。溶液を密閉管に移した。1−ヨード−2−フルオロエタン(7.38mL、90.79mmol)を添加したら、反応物を85℃でさらに5時間撹拌した。溶媒を真空除去し、残留物を水に溶かし、ジクロロメタン(×3)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、1−(2−フルオロエチル)−4−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(15.94g、43.50mmol、69%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (qd, J=11.9, 3.7 Hz, 2 H) 1.79 (d, J=10.8 Hz, 2 H) 2.32 - 2.42 (m, J=7.0, 3.7 Hz, 9 H) 2.52 (dt, JHF =28.6 Hz, J=4.9 Hz, 2 H) 2.86 - 2.95 (m, 2 H) 3.85 (s, 3 H) 3.99 (d, J=13.4 Hz, 2 H) 4.46 (dt, JHF =47.8 Hz, J=4.9 Hz, 2 H) 6.45 (d, J=2.4 Hz, 1 H) 6.54 (dd, J=9.5, 2.6 Hz, 1 H) 7.82 (d, J=9.3 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B122: 4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン
テトラヒドロフラン(200mL)及びメタノール(300mL)中の1−(2−フルオロエチル)−4−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(15.94g、43.50mmol)の溶液を、0℃に冷却した。塩化ニッケル(II)六水和物(5.18g、21.80mmol)を一度に添加した。溶液を30分間撹拌し、続いて水素化ホウ素ナトリウム(3.29g、87.00mmol)を少量ずつ添加した。反応物を室温に加温する前に、追加の塩化ニッケル(II)六水和物(5.18g、21.80mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(3.29g、87.00mmol)を反応物に添加した。溶媒を真空除去し、残留物をジクロロメタンに溶かし、セライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(13.46g、40.10mmol、92%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.46 (qd, J=11.9, 3.6 Hz, 2 H) 1.76 (d, J=12.1 Hz, 2 H) 2.12 - 2.20 (m, 1 H) 2.35 - 2.45 (m, 10 H) 2.53 (dt, JHF =28.6 Hz, J=4.9 Hz, 2 H) 3.37 (d, J=12.1 Hz, 2 H) 3.68 (s, 3 H) 4.14 (br. s., 2 H) 4.47 (dt, JHF =47.9 Hz, J=4.94 Hz, 2 H) 6.24 (dd, J=8.2, 2.4 Hz, 1 H) 6.43 (d, J=2.4 Hz, 1 H) 6.45 (d, J=8.4 Hz, 1 H).
中間体B124: 2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B125: 1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン
Figure 0005298128
1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}ピペラジン(中間体B120、10.0g、23.27mmol)及び1,4−ジオキサン(400mL)の懸濁液にMeOH(約100mL)を添加して、溶解性を増強した。メチルビニルスルホン(6.1mL、69.8mmol)及びNaCO(7.4g、69.8mmol)を添加し、得られた混合物を80℃で終夜加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物をDCM(300mL)に溶かし、濾過して塩を除去した。濾液を真空濃縮して、1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン(9.9g、>95%)を得、これをさらに精製することなく進めた。MS (ES+, m/z) 427 (M+1).
ステップB/中間体124: 2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)アニリン
NaBH(2.64g、69.8mmol)を、1−{1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−ピペリジニル}−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン(9.9g、23.3mmol)、NiCL・6HO(1.66g、7mmol)、MeOH(120mL)及びTHF(60mL)の0℃の懸濁液に、分けて注意深く添加した(発熱)。氷浴を除去し、反応混合物を室温で終夜(約16時間)撹拌した。反応混合物をシリカゲル上に濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより、2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)アニリン(6.24g、68%)を褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.49 - 6.44 (m, 2H), 6.26 (dd, J = 8.4, 2.6 Hz, 1H), 4.18 (bs, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.43 - 3.36 (m, 2H), 3.25 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.00 (s, 3H), 2.65 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.47 - 2.36 (m, 10H DMSOで複雑化), 2.23 - 2.15 (m, 1H), 1.82- 1.75 (m, 2H), 1.54 - 1.43 (m, 2H).
中間体B127: 1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
EtOH(100mL)中の1−アセチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール中間体B98(0.56g、2.37mmol)及び10% Pd炭素(500mg)の混合物を、1気圧のHガス下で終夜撹拌し、次いでセライトのパッドに通してろ過した。濾液を濃縮乾固した。残留物をCHClに溶解し、30〜60%のEtOAc/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを白色固体(327mg、67%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.09 s, 3H), 2.98 (t, J=8.33 Hz, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.99 (t, J=8.33 Hz, 2H), 4.62 (s, 2H), 6.69 (s, 1H), 7.52 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 207.
中間体B128: 1−[(ジエチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B129: N,N−ジエチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
THF(50mL)中の、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(中間体B99、433mg、2.23mol)、塩化ブロモアセチル(386mg、2.45mmol)及びKCO(924mg、6.69mmol)の混合物を40分間撹拌し、次いでEtNH(326mg、4.46mmol)を添加した。反応混合物を1日間撹拌し、追加のEtNH(0.3mL)を添加し、撹拌をさらに24時間継続し、次いで反応物を60℃で2時間加熱した。得られた混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水(150mL)及び飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、EtOAc(100mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濃縮して、N,N−ジエチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(687mg、100%)を得た。ESIMS(M+H)+ = 307.97.
ステップB/中間体B128: 1−[(ジエチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
EtOH(150mL)中のN,N−ジエチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(0.68g、2.2mol)及び10% Pd炭素(0.06g)の混合物を、1気圧のH下で20時間撹拌し、次いでセライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をCHClに溶解し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1−[(ジエチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを褐色固体(281mg、46%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (t, J=7.14 Hz, 6H), 2.57 (q, J=7.02 Hz, 4H), 2.97 (t, J=8.24 Hz, 2H), 3.28 (s, 2H), 3.71 (s, 3H), 4.12 (t, J=8.24 Hz, 2H), 4.62 (s, 2H), 6.70 (s, 1H), 7.54 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 278.19.
中間体B130: 5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B131: 5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(中間体B99、743mg、3.22mmol)及びDIPEA(2.8mL、16.11mmol)の0℃のスラリーに、塩化ブロモアセチル(0.3mL、3.54mmol)を滴下添加した。室温で40分間撹拌後、ピロリジン(1mL、12.89mmol)を添加し、反応混合物を終夜撹拌した。得られた混合物を濃縮し、残留物をEtOAc(200mL)と水(200mL)とに分配した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄した。水層をEtOAc(100mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濃縮して、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを褐色固体(754mg、77%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71 (br s, 4H), 2.58 (br s, 4H), 3.23 (t, J=8.42 Hz, 2H), 3.40 (s, 2H), 3.89 (s, 3H), 4.20 (t, J=8.42 Hz, 2H), 7.34 (s, 1H), 8.38 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 305.97.
ステップB/中間体B130: 5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
THF(20mL)及びMeOH(40mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(750mg、2.46mmol)の溶液に、NiCl.6HO(供給源: Riedel De Halen)(175mg、0.74mmol)を添加し、続いてNaBH(280mg、7.4mmol)を小分けにして添加した。終夜撹拌後、反応混合物をセライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを褐色固体(364mg、54%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.70 (br s, 4H), 2.56 (br s, 4H), 2.97 (t, J=8.24 Hz, 2H), 3.71 (s, 3H), 4.06 (t, J=8.33 Hz, 2H), 4.63 (s, 2H), 6.70 (s, 1H), 7.54 (s, 1H) CH2シク゛ナルのフ゜ロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 276.11.
中間体B132: 5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B133: 5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
THF(500mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(中間体B99、12.0g、52mmol)の0℃のスラリーを、DIPEA(27mL、156mmol)及びDMAP(6.3g、52mmol)で処理し、次いで終夜撹拌しながら室温に加温した。得られた混合物を濃縮し、残留物をCHCl(600mL)と1NのHCl溶液(300mL)とに分配した。有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して約50mLの体積とした。EtOを添加し、得られたスラリーを濾過して、5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを黄色固体(15.7g、87%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.35 (s, 3H), 2.95 (t, J=8.42 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.93 (t, J=8.33 Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.39 (d, J=8.24 Hz, 2H), 7.70 (d, J=8.06 Hz, 2H); ESIMS (M+H)+ = 349.11.
ステップB/中間体B132: 5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
THF(150mL)及びMeOH(300mL)中の5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(16.1g、46mmol)及びNiCl.6HO(3.29g、13.9mmol)の黄色スラリーを、小分けにしたNaBH(5.2g、139mmol)で処理した。得られた混合物を1時間撹拌し、セライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するカラムクロマトグラフィーにより精製して、5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを白色固体(11.94g、81%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.33 (s, 3H), 2.63 (t, J=8.15 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.77 (t, J=8.06 Hz, 2H), 4.79 (s, 2H), 6.58 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.34 (d, J=7.87 Hz, 2H), 7.62 (d, J=7.87 Hz, 2H); ESIMS (M+H)+ = 320.12.
中間体B134: 5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B135: 5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
THF(100mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(中間体B99、3.2g、13.87mmol)のスラリーを、ジイソプロピルエチルアミン(4.83mL、27.7mmol)で、続いて(メチルオキシ)アセチルクロリド(1.903mL、20.81mmol)で処理した。得られた黄色スラリーを室温で3日間撹拌し、次いでCHCl(300mL)で希釈し、水(150mL)、飽和NaCl溶液(150mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して、5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを橙色の固体(3.96g)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.24 (t, J=8.42 Hz, 2H), 3.36 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 4.07 (t, J=8.42 Hz, 2H), 4.19 (s, 2H), 7.35 (s, 1H), 8.47 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 266.87.
ステップB/中間体B134: 5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
THF(50mL)及びMeOH(100mL)中の5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(3.96g、14.87mmol)及びNiCl 6HO(1.061g、4.46mmol)のスラリーを、小分けにしたNaBH(1.69g、44.6mmol)で処理した。5分後、反応混合物をセライト上に濃縮し、THFを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。CHCl及びEtOを使用して粗生成物を粉砕して、5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを白色固体(884mg、25%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.98 (t, J=8.24Hz, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.93 (t, J=8.,33 Hz, 2H), 4.12 (s, 2H), 4.67 s, 2H), 6.71 (s, 1H), 7.54 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 237.4.
中間体B136: 1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
水素化アルミニウムリチウムのジエチルエーテル中1.0Mの溶液(Aldrich、11mL、11mmol、10当量)を、ジエチルエーテル(10mL)中の1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.280g、1.12mmol)の溶液に滴下添加した。固体が溶解しなかったため、無水テトラヒドロフランを添加し(10mL)、溶液を50℃で12時間維持した。溶液を冷却し、氷水に注ぎ入れ、酢酸エチルで希釈し、有機層を乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.065g、25%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.66 (s, 1 H), 6.05 (s, 1 H), 3.77 (s, 3 H), 3.28 (t, J=8.07 Hz, 2 H), 3.16 (t, J=6.97 Hz, 2 H), 2.86 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 2.64 (s, 2 H), 2.39 (s, 6 H).
中間体B137: 1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B138: N,N−ジメチル−3−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−3−オキソ−1−プロパンアミン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(100mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.50g、7.73mmol)及びポリマー担持ジイソプロピルエチルアミン(4.1g、16mmol)の懸濁液を0℃に冷却し、塩化2−プロペノイル(0.750mL、9.3mmol)を滴下添加した。溶液を室温にゆっくり加温し、すべての固体が溶解するのが観察された。混合物をセライトに通して濾過し、セライトをジクロロメタンで二回洗浄し、合わせた濾液を減圧下で濃縮して粗残留物を得、これをテトラヒドロフラン中1.0Mのジメチルアミン溶液(40mL)にそのまま溶解した。溶液を60℃で12時間維持し、冷却し、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−3−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−3−オキソ−1−プロパンアミン(1.52g、67%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.68 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 4.15 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.91 (s, 3 H), 3.26 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 2.81 (t, J=7.33 Hz, 2 H), 2.66 (t, J=7.15 Hz, 2 H), 2.27 - 2.41 (m, 6 H).
U24644/64/1
ステップB/中間体B137: 1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
MeOH(50mL)中のN,N−ジメチル−3−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−3−オキソ−1−プロパンアミン(1.52g、5.4mmol)に、塩化鉄(III)(0.220g、1.35mmol、Aldrich)及び活性炭素(2.0g、Aldrich)を添加した。反応混合物を64℃で20分間撹拌した後、ヒドラジン水和物(1.2mL、37.5mmol、Aldrich)を5分間かけて滴下添加した。反応物を64℃でさらに12時間撹拌し続けた。濾過によって固体を除去し、濾液を濃縮し、SiO(0〜10%のMeOH中2MのNH/DCM)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.270g、19%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.72 (s, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 3.95 - 4.15 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 3.76 (s, 2 H), 3.10 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 2.83 - 2.96 (m, 2 H), 2.70 (t, J=7.15 Hz, 2 H), 2.41 (s, 6 H).
中間体B139: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B140: 1−アセチル−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
トリフルオロ酢酸(50mL)中の1−アセチル−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.44g、11.13mmol、PCT国際出願(2001)、国際公開第2001/023374号パンフレット、2001年4月5日を参照)の溶液を0℃で撹拌し、硝酸カリウム(1.181g、11.68mmol)を一度に添加した。反応物を0℃で3時間維持し、水に注ぎ入れた。濾過によって固体を収集して、1−アセチル−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.545g、87%収率)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.41 (s, 1 H), 7.34 (s, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 2.15 (s, 2 H), 1.36 (s, 6 H).
注記:アセチルに対応するプロトン共鳴は極めて広く、及び/又は多様なロットについては明らかでなかった。
ステップB/中間体B141: 3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
メタノール(75mL)中の1−アセチル−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.55g、9.65mmol)の溶液をジオキサン中4.0NのHCl(19.30mL、77mmol)で処理し、70℃で16時間維持した。溶液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで固体を粉砕し、スラリーを濾過して、3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.340g、94%収率)を橙色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.68 (s, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 3.41 (s, 2 H), 1.33 (s, 6 H).
ステップC/中間体B142: {2−[3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(100mL)中の、3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.38g、10.71mmol)、ヒューニッヒ塩基(9.33mL、53.5mmol)及び塩化ブロモアセチル(1.159mL、13.92mmol)の溶液を、0℃で2時間維持した。ジメチルアミン(THF中2.0M、42.8mL、86mmol)をこの溶液に添加し、反応物を室温に加温し、5時間維持した。反応物を飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、{2−[3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン(2.14g、65.0%収率)を橙色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.44 (s, 1 H), 7.35 (s, 1 H), 3.97 (s, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.21 (s, 2 H), 2.26 (s, 6 H), 1.34 (s, 6 H).
ステップD/中間体B139: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
{2−[3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン(2.20g、7.16mmol)、ヒドラジン水和物(2.81mL、57.3mmol)、塩化鉄(III)(0.232g、1.432mmol)及び活性炭素(2g、7.16mmol)の懸濁液を65℃で16時間加温した。温かいうちに溶液をセライトに通して濾過し、減圧下で残留物とし、クロロホルムと飽和重炭酸ナトリウムとに分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(1.41g、71%収率)を薄黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.49 (s, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 4.62 (s, 2 H), 3.82 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 3.12 (s, 2 H), 2.23 (s, 6 H), 1.22 (s, 6 H).
中間体B143: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B144: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(25mL)中の、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.7g、11.71mmol)、1−メチル−L−プロリン(Acros、1.739g、13.46mmol)、HATU(5.79g、15.22mmol)及びDIPEA(6.13mL、35.1mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した。翌朝、溶液は完全に凝固していた。固体を酢酸エチル/THFで希釈し、すべての固体が溶解するまで飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(3.4g、95%収率)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.51 (s, 1 H), 7.35 (s, 1 H), 4.20 - 4.31 (m, 1 H), 4.10 - 4.20 (m, 1 H), 3.88 (s, 3 H), 3.56 - 3.70 (m, 1 H), 3.25 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.15 - 3.21 (m, 1 H), 2.52 - 2.64 (m, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.21 - 2.35 (m, 1 H), 1.75 - 1.93 (m, 3 H).
ステップB/中間体B143: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
メタノール(100mL)/テトラヒドロフラン(100mL)中の5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.50g、8.19mmol)の懸濁液を65℃に加温し、すべての固体が溶解するまで維持した。溶液を冷却し、窒素で40分間パージし、10%パラジウム炭素(1.1g、8.19mmol)を添加し、懸濁液を40psiのHガス下で急速に撹拌しながら24時間維持した。溶液を窒素で注意深くパージし、セライトのパッドに通して濾過し、すべての溶媒を減圧下で除去して、5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(2.23g、99%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.57 (s, 1 H), 6.70 (s, 1 H), 4.76 (s, 2 H), 4.06 - 4.17 (m, 1 H), 3.93 - 4.06 (m, 1 H), 3.70 (s, 3 H), 3.46 (s, 1 H), 3.06 - 3.18 (m, 1 H), 2.98 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 2.41 - 2.47 (m, 1 H), 2.37 (s, 3 H), 2.12 - 2.29 (m, 1 H), 1.66 - 1.92 (m, 3 H).
中間体B145: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B146: 1−メチル−D−プロリン
Figure 0005298128
O(900mL)中のD−プロリン(30g、260.7mmol、1当量)及び37%ホルムアルデヒド水溶液(80.5mL、782mmol、3当量)の溶液に、10% Pd/C(30g)をN下で添加した。混合物をH(30psi)下50℃で終夜撹拌した。混合物を沸騰するまで加熱し、濾過して触媒を除去した。溶液を減圧下で濃縮し、次いで水(150mL)を混合物に添加し、濃縮し、未反応のホルムアルデヒドを除去するためにこの手順を三回繰り返した。粗生成物をACN/HO(1:1、v/v)に再懸濁し、凍結乾燥した。固体生成物をEtOH/アセトンから再結晶させ、濾過し、アセトンで十分に洗浄し、減圧下で乾燥させて、1−メチル−D−プロリン(12.3g、40%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.95-1.99 (s, 1H), 2.1-2.2(s, 2H), 2.4-2.5 (m , 1H), 3.05-3.15(m,1H),3.3-3.35(s,1H),3.65-3.75(m,1H),3.75-3.85(m,1H).
ステップB/中間体B147: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中の、5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.35g、18.86mmol)、1−メチル−D−プロリン(2.436g、18.86mmol)、HATU(9.32g、24.52mmol)及びDIPEA(9.88mL、56.6mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した。溶液を酢酸エチル/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を飽和塩化ナトリウム(水溶液)で三回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(3.62g、11.86mmol、62.9%収率)を淡褐色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.52 (s, 1 H), 7.37 (s, 1 H), 4.21 - 4.34 (m, 1 H), 4.05 - 4.21 (m, 1 H), 3.90 (s, 3 H), 3.78 - 3.88 (m, 1 H), 3.22 - 3.31 (m, 2 H), 3.16 (d, J=3.01 Hz, 1 H), 2.64 - 2.81 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H), 2.30 - 2.44 (m, 1 H), 1.67 - 2.09 (m, 3 H).
ステップC/中間体B145: 5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
テトラヒドロフラン(50.0mL)/メタノール(50mL)中の5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(3.62g、11.86mmol)の懸濁液を60℃に加温し、すべての固体が溶解するまで維持した。溶液を冷却し、Nガスで20分間発泡させることにより脱気し、10%パラジウム炭素(1.1g、8.19mmol)が入った圧力フラスコに添加し、60psiのHガス下で24時間維持した。溶液を窒素でパージし、セライトに通して濾過し、セライトをメタノールで洗浄し、すべての揮発物を減圧下で除去して、5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(2.35g、定量的収率)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.57 (s, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 4.69 (s, 2 H), 4.06 - 4.17 (m, 1 H), 3.93 - 4.06 (m, 1 H), 3.71 (s, 3 H), 3.64 (s, 1 H), 3.32 (s, 1 H), 3.21 (d, J=10.83 Hz, 1 H), 3.00 (t, J=8.03 Hz, 2 H), 2.49 (t, 3 H), 2.30 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 1.65 - 1.96 (m, 3 H).
中間体B148: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B149: N,N−ジメチル−2−(6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(250mL)中の6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(10g、60.9mmol)及び炭酸カリウム(16.84g、122mmol)の懸濁液を塩化ブロモアセチル(6.33mL、76mmol)で処理し、25分間撹拌した。水を添加し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物をTHFに再溶解し、THF中2.0Mのジメチルアミン(Aldrich、152mL、305mmol)を添加した。溶液を終夜撹拌し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−2−(6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエタンアミン(13.6g、54.6mmol、90%収率)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.80 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.90 (dd, J=8.23, 2.21 Hz, 1 H), 7.48 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 4.26 (t, J=8.53 Hz, 2 H), 3.18 - 3.31 (m, 4 H), 2.28 (s, 6 H).
ステップB/中間体B148: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
N,N−ジメチル−2−(6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエタンアミン(13.6g、54.6mmol)、ヒドラジン水和物(21.42mL、436mmol)、塩化鉄(III)(1.768g、10.91mmol)、活性炭素(15g)及びメタノール(100mL)の懸濁液を65℃で12時間維持し、冷却し、セライトに通して濾過した(追加のメタノールですすいだ)。濾液を濃縮し、酢酸エチルに再溶解し、飽和塩化ナトリウム水溶液及び重炭酸ナトリウムで二回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(9.6g、80%収率)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.44 (d, J=1.40 Hz, 1 H), 6.83 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 6.20 (dd, J=7.93, 2.11 Hz, 1 H), 4.94 (s, 2 H), 4.06 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.14 (s, 2 H), 2.91 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 2.25 (s, 6 H).
中間体B150: 5−クロロ−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
アセトニトリル(150mL)中の1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(3.0g、13.68mmol)の溶液をN−クロロコハク酸イミド(2.010g、15.05mmol)で処理し、室温で15分間撹拌した。溶液をクロロホルム/飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)に注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、5−クロロ−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.510g、15%収率)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.66 (s, 1 H), 7.01 (s, 1 H), 5.21 (s, 2 H), 4.08 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 3.16 (s, 2 H), 2.95 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 2.25 (s, 6 H).
中間体B151: 1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B152: 3−クロロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド
Figure 0005298128
CHCl(2L)及び飽和NaHCO(2L)中の4−アミノフェノール(250g、2.29mol、1当量)の溶液を25℃で5分間撹拌し、次いで塩化3−クロロプロパノイル(314g、2.52mol、1.1当量)を滴下添加し、反応物を25℃でさらに3時間撹拌した。固体を濾過し、高真空下で乾燥させて、3−クロロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンアミドを得、次のステップにそのまま使用した(250g、粗製物)。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ, 2.96-2.99 (m, 2 H), 4.06-4.10 (m, 2 H), 6.88-6.92 (m 2 H), 7.57-7.60 (m, 2 H), 9.38-9.39 (br, 1 H), 10.1 (br, 1 H).
ステップB/中間体B153: 6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
3−クロロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド(122g、0.61mol)及びAlCl(327g、2.45mol)の混合物を、180℃で激しく撹拌しながらゆっくり加熱し(濃厚な融解物が形成された)、5時間後、液体を氷上に注いだ。濾過によって固体を収集し、水で洗浄し、MeOHから再結晶させて、6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(80g、40%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ, 2.32-2.36 (m, 2 H), 2.74 (t, 2 H, J=7.2 Hz), 6.50 (m, 1 H), 6.54 (d, 1 H, J=2.8 Hz), 6.62(d, 1 H, J=8.4 Hz), 9.00 (br, 1 H), 9.78 (br, 1 H).
ステップC/中間体B154: 6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
CHCN(2L)中の6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(90.8g、0.56mol、1当量)に、炭酸カリウム(230.67g、1.67mol、3当量)を添加した。混合物を25℃で1時間撹拌し、次いでMeI(75g、0.53mol、0.95当量)を添加し、混合物を60℃で12時間維持した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で残留物とした。粗製の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノンを次のステップにそのまま使用した(128g、粗製物)。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ, 2.34-2.38 (m, 2 H), 2.79 (t, 2 H, J=7.2 Hz), 3.65 (s, 3 H), 6.67 (m, 1 H), 6.72-6.75 (m, 2 H), 9.86 (br, 1 H).
>300gの分量の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノンを調製するために、この手順を複数回反復した。
ステップD/中間体B155: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
TFA(1500mL)中の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(209g、1.18mol)の溶液にNaNO(96g、1.41mol、1.2当量)を0℃で添加し、次いで温度を25℃に上昇させ、混合物を4時間撹拌した。混合物を氷に注ぎ入れ、黄色の沈殿物を濾過によって収集し、高真空下50℃で乾燥させた。粗生成物を酢酸エチルから再結晶させて、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(75.6g、29%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 2.39-2.43 (m, 2 H), 2.92(t, 2 H, J=7.2 Hz), 3.82 (s, 3 H), 7.22 (s, 1 H), 7.32 (s, 1 H), 10.11(br, 1 H).
ステップE/中間体B156: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
THF(1L)中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(75g、0.34mol、1当量)の撹拌溶液に、BH.DMS(10M、150mL、1.5mol、4.4当量)を25℃で滴下添加した。添加後、混合物を60℃で6時間撹拌した。反応物を冷却し、過剰なMeOHでクエンチし、減圧下で濃縮し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(51.5g、73%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 1.73-1.80 (m, 2 H), 2.71 (t, 2 H, J=6.4 Hz), 3.13-3.16 (m, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 5.83(br, 1 H), 6.88(s, 1 H), 6.95(s, 1 H).
ステップF/中間体B157: N−エチル−N−メチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(3.00g、14.41mmol)、ヒューニッヒ塩基(12.55mL、72.0mmol)及び塩化ブロモアセチル(1.500mL、18.01mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、この時点でキノリンが依然として残っているのが観察された。追加の塩化ブロモアセチル(1.500mL、18.01mmol)を添加し、反応物をさらに5時間撹拌し、N−エチルメチルアミン(12.38mL、144mmol)を添加し、反応物を室温で16時間維持した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、シリカゲルクロマトグラフィーにより残留物を精製して、N−エチル−N−メチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミン(2.02g、45.6%収率)を暗赤色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.35 (s, 1 H), 7.18 (s, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 3.75 (s, 2 H), 3.30 (s, 2 H), 2.81 (t, J=6.12 Hz, 2 H), 2.36 - 2.47 (m, 2 H), 2.19 (s, 3 H), 1.80 - 1.97 (m, 2 H), 0.86 - 1.02 (m, 3 H).
ステップG/中間体B151: 1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
メタノール(55mL)中のN−エチル−N−メチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミン(2.02g、6.57mmol)及び10%パラジウム炭素(1.05g)の溶液を、40psiのHガス下、圧力フラスコ中で24時間維持した。溶液を窒素でパージし、セライトに通して濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(1.16g、64%収率)を暗橙色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.82 (s, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 4.54 (s, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 3.61 (t, J=5.82 Hz, 2 H), 3.25 (s, 2 H), 2.57 (t, J=6.22 Hz, 2 H), 2.43 (q, J=7.02 Hz, 2 H), 2.20 (s, 3 H), 1.70 - 1.89 (m, 2 H), 0.84 - 1.03 (m, 3 H).
中間体B158: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B159: 6−(エチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
DMF(1.8L)中の6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(90.2g、0.55mol、1当量)に炭酸カリウム(228g、1.65mol、3当量)を添加した。スラリーを25℃で45分間撹拌し、次いでヨードエタン(114g、0.73mol、1.33当量)を添加し、撹拌を12時間継続した。混合物を濾過し、濾液を水に注ぎ入れ、白色沈殿物を濾過によって収集し、水(500mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、6−(エチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(72.3g、69%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ, 1.25 (t, J=7.2 Hz, 3H), 2.35 (m, 2 H), 2.78 (m, 2H), 3.90(m, 2H), 6.70-6.73 (m, 3H), 9.83 (br, 1H).
ステップB/中間体B160: 6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
TFA(800mL)中の6−エトキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(72.3g、0.38mol、1当量)の溶液に、NaNO(33.7g、0.496mol、1.3当量)を0℃で添加した。溶液を室温に加温し、撹拌を4時間継続した。混合物を氷に注ぎ入れ、黄色の沈殿物を濾過によって単離し、高真空下50℃で乾燥させた。粗生成物を酢酸エチルから再結晶させて、6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(69.2g、77%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 1.31 (t, J=6.8 Hz, 3H), 2.45-2.49 (m, 2 H), 2.95 (t, 2 H, J=6.4 Hz), 4.13-4.15 (m, 2 H), 7.25 (s, 1 H), 7.34 (s, 1 H), 10.16 (bs, 1 H).
ステップC/中間体B161: 6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
THF(1L)中の6−エトキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(69g、0.29mol、1当量)の撹拌溶液に、BH.DMS(10M、120mL、1.2mol、4当量)を25℃で滴下添加した。混合物を60℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し過剰なMeOHで注意深くクエンチし、次いで混合物を減圧下で濃縮し、得られた固体をEtO及びEtOAcの混合物に懸濁し、濾過して、6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(26.7g、42%収率)を橙色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 1.24 (t, J=6.8 Hz, 3 H), 1.73-1.77 (m, 2 H), 2.68 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 3.95-4.01 (m, 2 H), 5.81 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.89 (s, 1 H).
ステップD/中間体B162: {2−[6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(100mL)中の6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(5.0g、22.50mmol)及び炭酸カリウム(6.22g、45.0mmol)の懸濁液を塩化ブロモアセチル(2.336mL、28.1mmol)で処理し、25分間撹拌した。水を添加し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、THFに再溶解し、THF中2.0Mのジメチルアミン(67.5mL、135mmol)を添加した。溶液を終夜撹拌し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、{2−[6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン(5.8g、84%収率)を淡黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.34 (s, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 4.17 (q, J=6.96 Hz, 2 H), 3.74 (t, J=5.62 Hz, 2 H), 3.21 (s, 2 H), 2.80 (t, J=6.32 Hz, 2 H), 2.21 (s, 6 H), 1.76 - 2.01 (m, 2 H), 1.33 (t, J=6.92 Hz, 3 H).
ステップE/中間体B158: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
脱気したメタノール(50.0mL)中の{2−[6−(エチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン(5.8g、18.87mmol)の溶液を、脱気したメタノール(5mL)中の10% Pd/C(3.0g、16.36mmol)の懸濁液に添加し、50psiの水素ガス下で急速に撹拌しながら16時間維持した。懸濁液を窒素でパージし、セライトに通して濾過し、すべての揮発物を除去し、得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(2.85g、63%)を粘性黄色液体として得、これを10時間静置して凝固させた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.80 (s, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 4.52 (s, 2 H), 3.95 (q, J=6.89 Hz, 2 H), 3.61 (t, J=6.02 Hz, 2 H), 3.15 (s, 2 H), 2.55 (t, J=6.52 Hz, 2 H), 2.20 (s, 6 H), 1.73 - 1.86 (m, 2 H), 1.32 (t, J=7.02 Hz, 3 H).
中間体B163: 2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B164:エチル{2−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}カルバメート
Figure 0005298128
ジクロロメタン(150mL)中の{2−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}アミン(20g、132.3mmol)及びトリエチルアミン(20g、198mmol)の溶液に、クロリド炭酸エチル(17.7g、163mmol)を0℃で滴下添加した。1時間撹拌した後、溶媒を真空下で除去し、残留物を酢酸エチルで洗浄した。濾過に続いて、濾液を濃縮して、エチル{2−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}カルバメート(32g、粗製物、100%)を得た。1H NMR(CDCl3) δ: 7.15-7.25 (1H), 6.7-6.8 (3H), 4.72 (1H), 3.75 (3H), 3.4 (2H), 2.75 (2H), 2.0 (3H), 1.15-1.3(2H).
ステップB/中間体B165: 6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
Figure 0005298128
{2−[3−(メチルオキシ)フェニル]エチル}カルバメート(30g粗製物)及びポリリン酸(116g)の混合物を、120〜140℃で1時間維持した。室温に冷却後、水を添加した。6Nの水酸化ナトリウムで溶液をpH=9に調整し、有機生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(10g、40%)を得た。1H NMR(CDCl3) δ 8.0 (1H), 6.85 (1H), 6.7 (1H), 6.35 (1H), ,3.85 (3H), 3.55 (2H), 2.95 (2H).
ステップC/中間体B166: 2−メチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
Figure 0005298128
THF(300mL)中の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(5g、28.2mmol)の溶液にNaH(1.35g、34.1mmol)を添加し、混合物を30分間撹拌し、次いでMeI(4.82g、33.87mmol)を添加した。撹拌を3時間維持し、次いで溶液を飽和NHCl(水溶液)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して、6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(6.3g、100%)を得た。
ステップD/中間体B167: 2−メチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
Figure 0005298128
SO(2.17mL)中の2−メチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(5g、26.17mmol)の溶液に、HNO(1.95g、31.4mmol)を−20℃で滴下添加した。混合物を−20℃で2時間撹拌した。反応物を水で希釈し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して、2−メチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(4.7g、75.8%)を得た。
ステップE/中間体B168: 2−メチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
THF(500mL)中の2−メチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(4.7g、20mmol)の溶液に、THF中2.0MのBH(49.8mL、100mmol)を添加した。得られた溶液を20時間加熱還流させた。MeOH(50mL)を注意深く添加して混合物をクエンチし、得られた溶液を減圧下で濃縮し、残留物を80℃で2NのHClとともに3時間加熱した。反応物を冷却し、NHOH水溶液を慎重に添加して塩基性pHに調整し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、減圧下で濃縮して、6−メトキシ−2−メチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(3g粗製物、67%)を得た。
ステップF/中間体B163: 2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
MeOH(100mL)中の2−メチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン及びPd(OH)(1g)の溶液を、H下、室温で5時間撹拌した。溶液を濾過し、すべての溶媒を減圧下で除去して、2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(2g、77.2%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.51 (s, 1 H), 6.38 (s, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 3.64 (s, 2 H), 3.43 (s, 2 H), 2.81 (t, J=5.77 Hz, 2 H), 2.64 (t, J=5.90 Hz, 2 H), 2.42 (s, 3 H).
中間体B169: 2−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B170: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
Figure 0005298128
−20℃のHSO(45mL)中の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(3.4g、17.8mmol)の溶液に、HNO(1.58mL、21.3mmol)を滴下添加した。混合物を−20℃で3時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ入れ、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(3.0g、71%)を得た。1H NMR (CDCl3) δ 8.55 (1H), 6.88 (1H), 6.2 (1H), 4.0 (3H), 3.6 (2H), 3.05 (2H).
ステップB/中間体B171: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
THF(800mL)中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(7g、31.5mmol)の溶液を、THF中2MのBH(78.8mL、157.6mmol)で処理し、20時間加熱還流させた。メタノール(100mL)を添加し、溶液を減圧下で濃縮した。得られた残留物を2NのHClとともに3時間加熱し、冷却し、水酸化アンモニウム水溶液を注意深く添加して塩基性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物として、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(5.5g粗製物、純度84.5%)を得た。
ステップC/中間体B172: N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.25g、6.00mmol)、塩化ブロモアセチル(0.75mL、9.01mmol)及びポリマー担持ジイソプロピルエチルアミン(4.7g、18mmol)の懸濁液を4時間撹拌し、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物をテトラヒドロフラン中2.0Mのメチルアミン(15mL)に再溶解し、終夜撹拌した。溶液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−2−オキソエタンアミンをDMSO中の明らかな回転異性体形態の混合物(0.90g、3.07mmol)として得た。
ステップD/中間体B169: 2−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−2−オキソエタンアミン(0.9g、3.07mmol)、ヒドラジン水和物(0.67mL、21.5mmol)、塩化鉄(III)(0.125g、0.77mmol)、活性炭素(1g)及びメタノール(100mL)の懸濁液を65℃で12時間維持し、冷却し、セライトに通して濾過した(追加のメタノールですすいだ)。濾液を濃縮し、酢酸エチルに再溶解し、飽和塩化ナトリウム水溶液及び重炭酸ナトリウムで二回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、2−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.214g、26%)を白色固体として得た。1H NMR/80℃ (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.56 (s, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 4.49 (s, 2 H), 4.38 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 3.64 (s, 2 H), 3.11 (s, 2 H), 2.66 (s, 2 H), 2.20 (s, 6 H).
中間体B173: 6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B174: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
1,2−ジクロロエタン(5mL)中の、1−プロピル−4−ピペリジノン(01.25mL、8.3mmol)、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.0g、4.8mmol)、酢酸(0.55mL)及びトリエチルアミン(1.3mL)の混合物を30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.8g、2.8mmol)を添加した。12時間撹拌後、飽和NaHCO(水溶液)の添加によって反応物をクエンチした。反応物をジクロロメタンで希釈し、層を分離した。水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、シリカゲル上に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより粗製物質を精製して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.43g、89%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.60 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.73 (s, 2 H), 3.07 (d, J=9.17 Hz, 2 H), 2.91 (t, J=5.87 Hz, 2 H), 2.83 (t, J=5.68 Hz, 2 H), 2.47-2.60 (m, 1 H), 2.29-2.42 (m, 2 H), 2.04 (d, J=10.63 Hz, 2 H), 1.68-1.94 (m, 4 H), 1.49-1.66 (m, 2 H), 0.91 (t, J=7.33 Hz, 3 H).
ステップB/中間体B173: 6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.43g、4.35mmol)、ヒドラジン水和物(1.0mL、30.5mmol)、塩化鉄(III)(0.180g、1.09mmol)、活性炭素(2g)及びメタノール(50mL)の懸濁液を65℃で12時間維持し、冷却し、セライトに通して濾過した(追加のメタノールですすいだ)。濾液を濃縮し、酢酸エチルに再溶解し、飽和塩化ナトリウム水溶液及び重炭酸ナトリウムで二回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.550g、42%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.49 (s, 1 H), 6.37 (s, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 3.64 (s, 4 H), 2.99 - 3.15 (m, 2 H), 2.70 - 2.85 (m, 4 H), 2.49 (s, 1 H), 2.33 (s, 2 H), 2.01 (s, 2 H), 1.89 (s, 2 H), 1.77 (s, 2 H), 1.56 (s, 2 H), 0.91 (t, J=7.33 Hz, 3 H).
中間体B175: 2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノール
Figure 0005298128
ステップA/中間体B176: 1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
CHCl(150mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(33.6g、173mmol)の溶液を、CHCl(150mL)中の塩化ブロモアセチル(54.5g、346mmol)及びKCO(53.0g、381mmol)の混合物に滴下添加した。得られた溶液を0℃で1時間撹拌し、次いで室温に4時間加温した。水(150mL)を添加し、混合物をCHCl(2×100mL)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、溶媒を除去して、1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(54.2g、99%)を得た。1HNMR (400 MHz, DMSO) δ ppm 2.47(s, 2H), 3.25 (m, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 4.21 (m, 2 H), 7.34 (s, 1 H), 8.42 (s, 1 H).
ステップB/中間体B177: 2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノール
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジコロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及び2−(エチルアミノ)エタノール(2.3g、25.4mmol)を添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。濾過後、有機層を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去して、2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノールを黄色固体(3.77g、92%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 0.94 (t, J=7.14 Hz,3 H), 2.45 (s, 2 H), 2.60 (m, 4 H), 3.18 (t, J=8.42 Hz,2 H), 3.40 (t, J=6.13 Hz,2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.19 (t, J=8.51 Hz, 2 H), 7.29 (s, 1 H), 8.43 (s, 1 H).
ステップC/中間体B175: 2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノール
2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノール(3.77g、11.7mmol)を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10% Pd/Cを添加し、反応物をH圧力(65psi)下室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノールを黄色固体(3.43g、99%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 0.95 (t, J=6.96 Hz,3 H), 2.61(m, 2H), 2.94 (t, J=8.15 Hz, 2 H), 3.35 (m, 4 H), 3.68(s, 3H), 4.05 (t, J=7.97 Hz,2 H), 4.61 (s, 2H), 6.66 (s, 1 H), 7.51 (s, 1 H).
中間体B178: 1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジクロロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及びN−メチルエタンアミン(1.5g、25.4mmol)を添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。濾過後、有機層を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、誘導された残留物(3.4g、11.59mmol)を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10% Pd/Cを添加し、反応物をH圧力(65psi)下室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを黄色固体3.0g(97%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 0.97 (t, J=7.14 Hz,3 H), 2.20 (s, 3H), 2.46(m, 2H), 2.94 (t, 2 H), 3.16(s, 2H), 3.68 (s, 3H), 4.06 (t, J=8.42Hz,2 H), 4.60 (s, 2H), 6.67 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H).
中間体B179: 5−(メチルオキシ)−1−{[メチル(プロピル)アミノ]アセチル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジクロロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及びN−メチル−1−プロパンアミン(1.9g、25.4mmol)を添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。濾過後、有機層を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10%Pd/Cを添加し、反応物をH圧力(65psi)下室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で除去し、5−(メチルオキシ)−1−{[メチル(プロピル)アミノ]アセチル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを黄色固体3.0g(96%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 0.81 (t, J=7.14 Hz,3 H), 1.40 (m, 2H), 2.21 (s, 3H), 2.35(m, 2H), 2.94 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.17(s, 2H), 3.70 (s, 3H), 4.07 (t, J=8.33Hz,2 H), 4.60 (s, 2H), 6.67 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H).
中間体B180: 1−({メチル[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}アセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジクロロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及びN−メチル−2−(メチルオキシ)エタンアミン(1.4g、15.2mmol)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を100mLの水で希釈し、有機溶媒を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10% Pd/Cを添加し、反応物をH圧力のバルーン下において室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、1−({メチル[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}アセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを白色固体(3.1g、89%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 2.28(s, 3H), 2.62 (t, J=5.77 Hz,2 H), 2.94 (t, J=8.24Hz, 2H), 3.19 (s, 3H), 3.25(s, 2H), 3.41 (t, J=5.77 Hz, 2 H), 3.68(s, 3H), 4.04 (t, J=8.33Hz,2 H), 4.61 (s, 2H), 6.67 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H).
中間体B181:1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジノール
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジクロロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及び3−ピロリジノール(1.33g、15.2mmol)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を100mLの水で希釈し、有機溶媒を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10%Pd/Cを添加し、反応物をH圧力のバルーン下において室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジノールを白色固体(3.0g、92%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 1.60 (m, 1 H), 1.97 (m, 1 H),, 2.47(s, 1H), 2.59 (m, 1 H), 2.72 (m, 1 H), 2.85 (m, 1 H), 2.96 (m, 4 H), 3.50(s, 2H), 3.68(s, 3H), 4.00 (t, J=8.33Hz,2 H), 4.86 (s, 2H), 6.68 (s, 1 H), 7.51 (s, 1 H).
中間体B182:1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジノール
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(4.0g、12.7mmol)を50mLのジクロロメタンに溶解し、次いで10mLのジクロロメタン中のKCO(4.4g、31.7mmol)及び3−ピペリジノール(1.54g、15.2mmol)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を100mLの水で希釈し、有機溶媒を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで0.8gの10%Pd/Cを添加し、反応物をH圧力のバルーン下において室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で除去し、1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジノールを白色固体(3.0g、92%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 1.09 (m, 1 H), 1.44 (m, 1 H), 1.62 (m, 1 H), 1.74 (m, 1 H), 2.14(br, 1H), 2.47(s, 1H), 2.74(br, 2H), 2.95 (m, 4 H), 3.50(s, 2H), 3.68(s, 3H), 4.04 (t, J=6.13Hz,2 H), 4.71 (s, 2H), 6.68 (s, 1 H), 7.51 (s, 1 H).
中間体B183: 6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA:中間体B184: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
CHCl(40mL)中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(4.5g、21.6mmol)の溶液を、CHCl(40mL)中の塩化ブロモアセチル(6.8g、43.2mmol)及びKCO(6.6g、47.5mmol)の混合物に滴下添加した。得られた溶液を0℃で1時間撹拌し、次いで室温に4時間加温した。水(50mL)を添加し、CHCl(2×50mL)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物を50mLのジコロメタンに溶解した。10mLのジコロメタン中の炭酸カリウム(6.2g、44.4mmol)及びピロリジン(4.0g、55.4mmol)を添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。濾過後、有機層を水(2×100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを黄色固体(6.8g、97%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66 (br. s., 4 H), 1.85 (d, J=6.04 Hz, 2 H), 2.49 (br. s., 4 H), 2.79 (t, J=6.00 Hz, 2 H), 3.35 (br. s., 2 H), 3.71 (br. s., 2 H), 3.86 (s, 3 H), 7.16 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H)
ステップB:中間体B183: 6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(6.9g、21.6mmol)を、10mLのEA、25mLのMeOH及び15mLのTHFに溶解し、次いで1.0gの10% Pd/Cを添加し、反応物をH圧力のバルーン下において室温で終夜撹拌した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を減圧下で蒸発させて、6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミンを白色固体6.0g(95%)として得た。1HNMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm: 1.09 (m, 1 H), 1.44 (m, 1 H), 1.62 (m, 1 H), 1.74 (m, 1 H), 2.14(br, 1H), 2.47(s, 1H), 2.74(br, 2H), 2.95 (m, 4 H), 3.50(s, 2H), 3.68(s, 3H), 4.04 (t, J=6.13Hz,2 H), 4.71 (s, 2H), 6.68 (s, 1 H), 7.51 (s, 1 H).
中間体B185: 5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B186: 5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
ジクロロメタン(50mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.5g、2.57mmol)及びポリマー結合ジイソプロピルエチルアミン(2.10g、7.73mmol)の溶液に、塩化ブロモアセチル(0.49g、3.11mmol)を滴下添加によって加えた。室温で2時間撹拌後、真空濾過によって固体を除去した。濾液を減圧下で濃縮し、高真空下に数時間維持し、THF(20mL)に再溶解し、この粗混合物に、炭酸カリウム(1.06g、7.68mmol)、触媒KI及びモルホリン(0.67g、7.68mmol)を添加した。終夜撹拌後、反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(25mL)で洗浄し、綿プラグに通して濾過し、回転蒸発により濃縮して、5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.56g、2ステップにわたり67%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 322.
ステップB/中間体B185: 5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
無水エタノール(100mL)及びDMA(20mL)中の5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.56g、1.74mmol)の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(2.36g、10.45mmol)及び1MのHCl(1.0mL)を添加した。終夜撹拌後、反応物を過剰な飽和NaHCO溶液でクエンチし、1時間撹拌し、セライトに通して濾過し、これをメタノールですすいだ。有機溶媒の除去後、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出し、合わせた有機層をシリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM + 0.1%のNHOH)により精製して、5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを得た。ESIMS (M+H)+ = 292.
中間体B187:1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B188:1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
ジクロロメタン(50mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.5g、2.57mmol)及びポリマー結合ジイソプロピルエチルアミン(2.10g、7.73mmol)の溶液に、塩化ブロモアセチル(0.49g、3.11mmol)を滴下添加によって加えた。室温で2時間撹拌後、真空濾過によって固体を除去した。濾液を減圧下で濃縮し、高真空下に数時間維持し、THF(20mL)に再溶解し、この粗混合物に、炭酸カリウム(1.06g、7.68mmol)、触媒KI及びイソプロピルピペラジン(0.99g、7.68mmol)を添加した。終夜撹拌後、反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(25mL)で洗浄し、綿プラグに通して濾過し、回転蒸発により濃縮して、1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.60g、64%収率)を得た。ESIMS(M+H)+ = 363.
ステップB/中間体B187:1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
無水エタノール(100mL)及びDMA(20mL)中の1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.60g、1.66mmol)の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(2.24g、9.93mmol)及び1MのHCl(1.0mL)を添加した。終夜撹拌後、反応物を過剰な飽和NaHCO溶液でクエンチし、1時間撹拌し、セライトに通して濾過し、これをメタノールですすいだ。有機溶媒の除去後、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出し、有機層を合わせ、シリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM + 0.1%のNHOH)により精製して、1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを得た。ESIMS(M+H)+ = 333.
中間体B189: 5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B190: 5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
ジクロロメタン(200mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.0g、5.15mmol)及びポリマー結合ジイソプロピルエチルアミン(4.20g、15.46mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(0.51g、5.67mmol)を滴下添加によって加えた。室温で終夜撹拌後、真空濾過によって固体を除去し、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、真空下に数時間保存した。粗混合物(0.4g、1.61mmol)の一部を無水エタノール(25mL)に再溶解し、これにモルホリン(0.41g、4.84mmol)を添加した。60℃で3時間加熱後、反応物を減圧下で濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて、5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.44g、54%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 336.
ステップB/中間体B189: 5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
無水エタノール(150mL)及びDMA(20mL)中の5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.44g、1.31mmol)の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(1.77g、7.84mmol)及び1MのHCl(3.0mL)を添加した。終夜撹拌後、反応物を過剰な飽和NaHCO3溶液でクエンチし、1時間撹拌し、セライトに通して濾過し、これをメタノールですすいだ。有機溶媒の除去後、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出し、有機層を合わせ、シリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM+0.1%のNHOH)により精製して、5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを得た。ESIMS (M+H)+ = 306.
中間体B191:1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B192:1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
ジクロロメタン(200mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.0g、5.15mmol)及びポリマー結合ジイソプロピルエチルアミン(4.20g、15.46mmol)の溶液に、塩化アクリロイル(0.51g、5.67mmol)を滴下添加によって加えた。室温で終夜撹拌後、真空濾過によって固体を除去し、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、真空下に数時間維持した。この粗混合物(0.52g、2.1mmol)の一部を無水エタノール(25mL)に再溶解し、これにイソプロピルピペラジン(0.81g、6.29mmol)を添加した。60℃で3時間加熱後、反応物を減圧下で濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて、1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.62g、79%)を得た。ESIMS(M+H)+ = 377.
ステップB/中間体B191:1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
無水エタノール(150mL)及びDMA(10mL)中の1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.62g、1.65mmol)の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(2.23g、7.84mmol)及び1MのHCl(3.0mL)を添加した。終夜撹拌後、反応物を過剰な飽和NaHCO溶液でクエンチし、1時間撹拌し、セライトパッドに通して濾過し、これをメタノールですすいだ。有機溶媒の除去後、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出し、有機層を合わせ、シリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM + 0.1%のNHOH)により精製して、1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを得た。ESIMS(M+H)+ = 347.
中間体B193: 1−[(2S)−2−(ジプロピルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B194: N−{(1S)−1−メチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−N−プロピル−1−プロパンアミン
Figure 0005298128
THF(200mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.8g、4.12mmol)の溶液に、EDC塩酸塩(2.37g、12.4mmol)、HOBT(1.67g、12.4mmol)及びN,N−ジプロピル−L−アラニン(2.14g、12.4mmol)を添加した。室温で5日間撹拌後、反応物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和NaHCO(200mL)及び1MのNaOH(200mL)で洗浄した。有機層を分離し、シリカゲル上に吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、N−{(1S)−1−メチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−N−プロピル−1−プロパンアミン(0.6g、42%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 350.
ステップB/中間体B193: 1−[(2S)−2−(ジプロピルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
無水エタノール(50mL)中のN−{(1S)−1−メチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−N−プロピル−1−プロパンアミン(0.6g、1.72mmol)の溶液を、触媒10% Pd/Cとともに45psiのH2(g)下で16時間維持した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすいだ。濾液を収集し、減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、1−[(2S)−2−(ジプロピルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンを得た。ESIMS (M+H)+ = 320.
中間体B195: 1−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−メチル−1−オキソ−2−プロパノール
Figure 0005298128
ステップA/中間体B196: 2−メチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパノール
Figure 0005298128
DMF(50mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩酸塩(1g、4.34mmol)の溶液に、HATU(9.89g、26.0mmol)、2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(0.677g、6.50mmol)及びDIPEA(2.272mL、13.01mmol)を添加した。室温で終夜撹拌後、溶媒を除去し、残留物をDCM(100mL)に再溶解し、1MのHCl(100mL)で洗浄し、シリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(10%〜40%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、2−メチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパノール(0.84g、69%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 281.
ステップB/中間体B195: 1−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−メチル−1−オキソ−2−プロパノール
酢酸エチル(100mL)及びエタノール(50mL)中の2−メチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパノール(840mg、3.00mmol)の溶液をNで脱気し、これに10% Pd/C(31.9mg、0.300mmol)を添加した。反応物をFisher−Porter装置上、50psiのH2(g)、室温で終夜維持した。真空濾過により触媒を除去し、酢酸エチル(200mL)ですすぎ、濾液を減圧下で濃縮して、1−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−メチル−1−オキソ−2−プロパノール(0.7g、93%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 251. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (s, 6 H) 2.91 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 3.71 (s, 3 H) 4.31 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 4.57 (s, 2 H) 5.36 (s, 1 H) 6.70 (s, 1 H) 7.57 (s, 1 H).
中間体B197: 1−[(2R)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B198: N,N−ジメチル−D−アラニン
Figure 0005298128
O(900mL)中のD−アラニン(30g、336mmol)及び37%ホルムアルデヒド水溶液(90.5mL、930mmol)の溶液に、10% Pd/C(30g)をN下で添加し、混合物をH(30psi)下50℃で終夜撹拌した。混合物を沸騰するまで加熱し、濾過して触媒を除去した。溶液を減圧下で濃縮し、次いで水(150mL)を混合物に添加し、濃縮し、いかなる未反応のホルムアルデヒドも除去するためにこの手順を三回繰り返した。粗生成物をACN/HO(1:1、v/v)に再懸濁し、凍結乾燥した。固体生成物をEtOH/アセトンから再結晶させ、濾過し、アセトンで十分に洗浄し、減圧下で乾燥させて、N,N−ジメチル−D−アラニン(30.4g、77.07%)を白色で極めて吸湿性の高い固体として得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.41-1.49 (m, 3H), 2.8-2.85 (s, 6H), 3.6-3.65 (m, 1H), 4.9-4.95 (s,1H)
ステップB/中間体B199: 1−[(2R)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(2g、8.67mmol)の溶液に、N,N−ジメチル−D−アラニン(1.524g、13.01mmol)、PyBOP(13.54g、26.0mmol)及びDIPEA(15.14mL、87mmol)を添加した。室温で終夜撹拌後、溶媒を除去し、残留物をジクロロメタン(150mL)に懸濁し、水(100mL)で洗浄し、回転蒸発器上で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、1−[(2R)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン(2.2g、86%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 294.
ステップC/中間体B197: 1−[(2R)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
酢酸エチル(250mL)中の(2R)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン(2.2g、7.50mmol)の溶液にPd/C(0.798g、0.750mmol)を添加し、反応物を50psiのH2(g)下Fisher−Porter上で終夜維持した。粗製物質をセライトパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、回転蒸発器上で濃縮し、終夜高真空下に置いて、1−[(2R)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(1.4g、71%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 264.
中間体B200: 1−[(2S)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B201: N,N−ジメチル−L−アラニン
Figure 0005298128
O(900mL)中のL−アラニン(30g、360mmol)及び37%ホルムアルデヒド水溶液(90mL、930mmol)の溶液に、10% Pd/C(30g)をN下で添加し、混合物をH(30psi)下50℃で終夜撹拌した。混合物を沸騰するまで加熱し、濾過して触媒を除去した。溶液を減圧下で除去し、次いで水(150mL)を混合物に添加し、濃縮し、いかなる未反応のホルムアルデヒドも除去するためにこの手順を三回繰り返した。粗生成物をACN/HO(1:1、v/v)に再懸濁し、凍結乾燥した。固体生成物をEtOH/アセトンから再結晶させ、濾過し、アセトンで十分に洗浄し、減圧下で乾燥させて、N,N−ジメチル−L−アラニン(30.4g、77.07%)を白色で極めて吸湿性の高い固体として得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.41-1.49 (d, J=7.2Hz,3H), 2.8-2.85 (s, 6H), 3.6-3.65 (q, J=7.2Hz ,1H), 4.7-4.95 (br,1H).
ステップB/中間体B202: (2S)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(2g、8.67mmol)の溶液に、N,N−ジメチル−L−アラニン(1.524g、13.01mmol)、PyBOP(13.54g、26.0mmol)及びDIPEA(15.14mL、87mmol)を添加した。室温で終夜撹拌後、溶媒を除去し、残留物をジクロロメタン(150mL)に懸濁し、水(100mL)で洗浄し、回転蒸発器上で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、(2S)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン(2.2g、86%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 294.
ステップC/中間体B200: 1−[(2S)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
酢酸エチル(250mL)中の(2S)−N,N−ジメチル−1−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−1−オキソ−2−プロパンアミン(2.2g、7.50mmol)の溶液に、Pd/C(0.798g、0.750mmol)を添加し、反応物をFisher−Porter装置上、50psiのH2(g)下、終夜維持した。反応物をセライトパッドに通して濾過し、これを酢酸エチルで洗浄し、回転蒸発により濃縮し、真空下で12時間高度に維持して、1−[(2S)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(1.5g、76%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 264.
中間体B203: 2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B204: N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]アセトアミド
Figure 0005298128
THF(100mL)中の5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.7g、3.61mmol)の溶液に、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(1.11g、10.8mmol)及び炭酸カリウム(2.98g、21.6mmol)を添加した。65℃で4日間加熱後、反応物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(100mL)で洗浄した。有機層を分離し、シリカゲル上に吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜2%のMeOH/DCM)により精製して、N,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]アセトアミド(0.16g、16%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 280.
ステップB/中間体B203: 2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド
無水エタノール(50mL)及び酢酸エチル(5mL)中のN,N−ジメチル−2−[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]アセトアミド(0.16g、1.72mmol)の溶液を、触媒10% Pd/Cにより45psiで終夜水素化した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、これをメタノールですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−N,N−ジメチルアセトアミドを得た。次いで、これをそれ以上精製することなく進めた。
中間体B205: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B206: 1−アセチル−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
酢酸(150mL)中の6−(メチルオキシ)−1H−インドール(5.0g、34mmol)の溶液に、NaBHCN(5.12g、81.6mmol)をいくつかに小分けして添加した。室温で終夜撹拌後、溶媒を除去し、残留物を酢酸エチル(300mL)に再溶解し、飽和NaHCO(600mL)で洗浄し、綿プラグに通して濾過し、減圧下で濃縮して、粗製インドリンを得た。ESIMS (M+H)+ = 150.次いで、残留物を氷酢酸(150mL)に溶解し、無水酢酸(3.45g、33.86mmol)を添加した。室温で2時間撹拌後、溶媒を除去し、残留物を酢酸エチル(200mL)に再懸濁し、飽和NaHCO(600mL)で洗浄した。水層を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を合わせ、綿プラグに通して濾過し、減圧下で濃縮して、1−アセチル−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを得、これをそれ以上精製することなく使用した。ESIMS (M+H)+ = 192.
ステップB/中間体B207: 6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
0℃の無水酢酸(150mL)中の1−アセチル−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(2.0g、10.5mmol)の溶液に、70%硝酸(1.03g、11.5mmol)を滴下添加によって加えた。反応物を0℃で2時間撹拌後、内容物を室温に加温し、沈殿物を濾過し、水で洗浄した。濾液を5.0MのNaOHで中和し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。有機層を合わせ、シリカゲル上に吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜2%のMeOH/DCM)により精製した。その後、誘導された残留物をメタノール(200mL)に溶解し、続いて4MのHCl(29mL、116mmol)を添加した。60℃で3時間加熱後、回転蒸発により溶媒を除去し、残留物をTHF(300mL)に再溶解し、飽和NaHCO(300mL)で洗浄し、水層をTHF(200mL)で抽出した。合わせた有機層を綿プラグに通して濾過し、減圧下で濃縮し、高真空下に数時間置いて、6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.1g、2ステップにわたり54%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 195. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.90 (t, J=8.42 Hz, 2 H) 3.58 (t, J=8.52 Hz, 2 H) 3.75 - 3.79 (m, 3 H) 6.10 (s, 1 H) 7.14 (s, 1 H) 7.65 (s, 1 H).
ステップC/中間体B208: N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
THF(250mL)中の6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.1g、5.67mmol)及び炭酸カリウム(2.34g、17.17mmol)の溶液に、塩化ブロモアセチル(0.98g、6.23mmol)を滴下添加によって加えた。室温で2時間撹拌後、触媒KIを、続いてテトラヒドロフラン中2.0Mのジメチルアミン溶液(17mL)を添加した。終夜撹拌後、反応物を酢酸エチルで希釈し、水(200mL)で洗浄した。有機層をシリカゲル上に吸着させ、カラムクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(0.55g、2ステップにわたり35%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 280.
ステップD/中間体B205: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン
Figure 0005298128
無水エタノール(50mL)中のN,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(0.16g、1.72mmol)の溶液を、触媒10% Pd/Cとともに45psiのH2(g)下で12時間維持した。セライトパッドに通す真空濾過によって触媒を除去し、メタノールですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミンを得た。次いで、これをそれ以上精製することなく進めた。ESIMS (M+H)+ = 250.
中間体B210: 2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B211: 1−メチル−4−(2−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}エチル)ピペラジン
Figure 0005298128
20mLの無水DMF中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(1g、5.8mmol)の溶液に、2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エタノール(1.09g、7.6mmol)を添加した。水素化ナトリウム(60%)(467mg、11.68mmol)を少量ずつ添加した。反応物を室温で30分間撹拌し、この時点で反応物を酢酸エチルで希釈し、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、1.7gの粗製の1−メチル−4−(2−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}エチル)ピペラジンを黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 296.
ステップB/中間体B210: 2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}アニリン
1−メチル−4−(2−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}エチル)ピペラジン(1.7g、5.76mmol)をメタノール(75mL)に溶解し、Pd/Cカートリッジを使用してH−Cube内を循環させた。システム内を1時間循環させた後、溶媒を減圧下で除去して、2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}アニリンを紫色の粘着性固体(1.3g、4.9mmol)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3 H) 2.18 - 2.48 (m, 8 H) 2.61 (t, J=5.96 Hz, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 3.93 (t, J=5.91 Hz, 2 H) 4.23 (br. s., 2 H) 6.28 (dd, J=8.43, 2.57 Hz, 1 H) 6.45 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.49 - 6.57 (m, 1 H).
中間体B212: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B213: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ピペラジン
Figure 0005298128
10mLのDMSO中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(1g、5.8mmol)の溶液に、1−(メチルスルホニル)ピペラジン(1.15g、7.02mmol)及び炭酸カリウム(2.42g、17.5mmol)を添加した。混合物を80℃で16時間加熱し、この時点でそれを100mLの水に注ぎ入れた。得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、数時間風乾させた。固体を終夜高真空下で乾燥させて、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ピペラジン(1.09g、3.46mmol、60%)を黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 316.
ステップB/中間体B212: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]アニリン
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ピペラジン(1.09g、3.46mmol)を、100mLの丸底フラスコ中の5mLのTHF及び10mLのMeOHに懸濁した。NiCl−6HO(0.247g、1.04mmol)を添加し、続いてNaBH(0.392g、10.38mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をSiO上に吸着させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]アニリン(0.925g、3.24mmol、93%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.91 (s, 3 H) 2.99 - 3.07 (m, 4 H) 3.19 - 3.27 (m, 4 H) 3.75 (s, 3 H) 4.28 (s, 2 H) 6.33 (dd, J=8.39, 2.43 Hz, 1 H) 6.49 - 6.58 (m, 2 H). ESIMS (M+H)+ = 285.
中間体B214: 2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B215 1−メチル−4−(3−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}プロピル)ピペラジン
Figure 0005298128
20mLの無水DMF中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(1g、5.8mmol)の溶液に、3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−プロパノール(1.2g、7.59mmol)を添加した。水素化ナトリウム(60%)(467mg、11.68mmol)を少量ずつ添加し、反応物を室温で90分間撹拌し、この時点でそれを飽和NHCl(5mL)溶液でクエンチし、大部分のDMFを減圧下で除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、最小限の水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、1−メチル−4−(3−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}プロピル)ピペラジンを黄色固体(計1.8gを単離、生成物中に若干の残留DMF)として得た。(ESIMS (M+H)+ =311)
ステップB/中間体B214: 2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン
1−メチル−4−(3−{[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}プロピル)ピペラジン(1.8g、5.8mmol)をメタノール(75mL)に溶解し、Pd/Cカートリッジを使用してH−Cube内を循環させた。システム内を60分間循環させた後、溶媒を減圧下で除去した。NMRは出発材料が依然として存在することを示したため、残留物をエタノールに溶解し、5%の白金炭素(200mg)を添加し、Hバルーンに16時間供した。このとき、反応混合物をセライトに通して濾過し、これをメタノールで洗浄した。溶媒を減圧下で蒸発させて、2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン(1.1g、3.75mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (d, J=5.68 Hz, 2 H) 2.41 - 2.51 (m, 3H DMSOヒ゜ークと重なっている) 2.51 - 2.99 (m, 10 H) 3.68 (s, 3 H) 3.83 (t, J=6.23 Hz, 2 H) 6.24 (dd, J=8.42, 2.56 Hz, 1 H) 6.39 (d, J=2.47 Hz, 1 H) 6.49 (d, J=8.42 Hz, 1 H). ESIMS (M+H)+ =311.
中間体B216: 2−(メチルオキシ)−4−{[(1−プロピル−4−ピペリジニル)メチル]オキシ}アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B217: 4−({[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}メチル)−1−プロピルピペリジン
Figure 0005298128
20mLの無水DMF中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(1g、5.8mmol)の溶液に、1,1−ジメチルエチル4−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジンカルボキシレート(1.5g、7.0mmol)を添加した。水素化ナトリウム(60%)(448mg、11.68mmol)を少量ずつ添加した。反応物を室温で60分間撹拌し、この時点で反応物を酢酸エチルで希釈し、最小限の重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物をジクロロメタン(20mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4.5mL、58.4mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物をアセトニトリル(20mL)に溶解し、1−ヨードプロパン(0.63mL、6.4mmol)及び炭酸カリウム(2.4g、17.52mmol)を添加し、室温で16時間撹拌した。その後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、SiOクロマトグラフィーにより残留物を精製して、4−({[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}メチル)−1−プロピルピペリジン(0.9g、2.92mmol)を得た。(ESIMS (M+H)+ =309)
ステップB/中間体B216: 2−(メチルオキシ)−4−{[(1−プロピル−4−ピペリジニル)メチル]オキシ}アニリン
20mLのエタノール中の4−({[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]オキシ}メチル)−1−プロピルピペリジン(0.913g、3.0mmol)の溶液に、5%の白金炭素(100mg)を添加し、Hバルーンに40時間供した。このとき、反応混合物をセライトに通して濾過し、これをメタノールですすいだ。溶媒を減圧下で蒸発させて、2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン(0.769g、2.77mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (t, J=7.38 Hz, 3 H) 1.30-1.49 (m, 2 H) 1.48-1.63 (m, 2 H) 1.73-1.93 (m, 3 H) 2.55-2.77 (m, 2 H) 3.06-3.51 (m, 4 H) 3.65-3.76 (m, 5 H) 4.02-4.54 (m, 2 H) 6.28 (dd, J=8.43, 2.57 Hz, 1 H) 6.44 (d, J=2.47 Hz, 1 H) 6.48 - 6.57 (m, 1 H). ESIMS (M+H)+ =279.
中間体B218: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B219: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(TFA塩)
Figure 0005298128
DMSO(50mL)中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(2.32g、13.56mmol)の溶液に、1,1−ジメチルエチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−カルボキシレート(3.0g、15mmol)及び炭酸カリウム(5.6g、41mmol)を添加した。反応物を80℃で16時間加熱し、この時点で反応物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物をジクロロメタン(50mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(12.2mL、158.7mmol)を添加し、室温で40分間撹拌させた。その後、反応物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピンをTFA塩(7.6g、15.8mmol)として得た。ESIMS (M+H)+ =253.
ステップB/中間体B220: 1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(TFA塩として)(1.0g、2.08mmol)をジクロロメタン(10mL)及びトリエチルアミン(0.87mL、6.25mmol)に溶解した。塩化メタンスルホニル(0.24mL、3.12mmol)をゆっくり添加し、室温で30分間撹拌した。このとき反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸塩溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(0.737g、2.24mmol)を黄色/褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ =330.
ステップC/中間体B218: 2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]アニリン
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]−4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(0.737g、2.24mmol)を、100mLの丸底フラスコ中の5mLのTHF及び10mLのMeOHに懸濁した。NiCl−6HO(159mg、0.672mmol)を添加し、続いてNaBH(254mg、6.72mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をSiO上に吸着させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]アニリン(340mg、51%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 - 1.94 (m, 2 H) 2.80 (s, 3 H) 3.17 (t, J=5.82 Hz, 2 H) 3.36 - 3.43 (m, 2 H) 3.49 (dd, J=10.68, 3.99 Hz, 4 H) 3.75 (br. s., 3 H) 4.01 - 4.15 (m, 2 H) 6.10 - 6.20 (m, 1 H) 6.26 - 6.35 (m, 1 H) 6.48 - 6.59 (m, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 301
中間体B221: 4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B222 1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
Figure 0005298128
1−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(580mg、2.3mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解した。炭酸カリウム(952mg、6.9mmol)及び1−ヨードプロパン(0.344mL、3.45mmol)を添加した。反応物を室温で60時間撹拌した。このとき反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、SiOクロマトグラフィーにより精製して、1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(0.565g、1.92mmol)を得た。ESIMS (M+H)+ =295.
ステップB/中間体B221: 4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)アニリン
1−(1−メチルエチル)−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(0.565g、1.92mmol)を5mLのTHF及び10mLのMeOHに懸濁した。NiCl−6HO(138mg、0.576mmol)を添加し、続いてNaBH(218mg、5.76mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をSiO上に吸着させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)アニリン(364mg、1.38mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89-1.06 (m, 6 H) 1.71-1.88 (m, 2 H) 2.69 (br. s., 2 H) 2.81-2.97 (m, 1 H) 3.23-3.47 (m, 6 H) 3.66-3.77 (m, 3 H) 3.82-4.27 (m, 2 H) 6.08 (br. s., 1 H) 6.25 (br. s., 1 H) 6.49 (br. s., 1 H). ESIMS (M+H)+ = 264.
中間体B223: 4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B224: 1−メチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
Figure 0005298128
15mLのDMSO中の4−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1−ニトロベンゼン(1.0g、5.85mmol)の溶液に、1−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(0.8mL、6.42mmol)及び炭酸カリウム(2.4g、17.4mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間加熱し、この時点で反応物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和塩化ナトリウム溶液で希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、1−メチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(1.77g、6.67mmol)を、残留DMSOを含有する黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+=266
ステップB/中間体B223: 4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン
15mLのエタノール(溶解性を補助するために1mLのDMFを添加したもの)中の1−メチル−4−[3−(メチルオキシ)−4−ニトロフェニル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン(1.77g、6.67mmol)の溶液に5%の白金炭素(200mg)を添加し、Hバルーンに16時間供した。このとき反応混合物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(1.46g、6.2mmol、残留DMFを含有する)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (ddd, J=11.55, 6.05, 5.87 Hz, 2 H) 2.24 (s, 3 H) 2.39-2.47 (m, 2 H) 2.54-2.60 (m, 2 H) 3.28-3.36 (m, 2 H) 3.36-3.42 (m, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 3.93 (s, 2 H) 6.07 (dd, J=8.43, 2.66 Hz, 1 H) 6.23 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.49 (d, J=8.43 Hz, 1 H)
中間体B225: 2−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B226: 2−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(30mL)中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.6g、7.7mmol)の溶液を、塩化アクリロイル(1.9mL、23mmol、TCI)、トリエチルアミン(3.2mL、23mmol、Aldrich)及び触媒4−ジメチルアミノピリジン(50mg、0.41mmol、Aldrich)で処理した。混合物を16時間撹拌し、過剰な水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、2−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.7g、84%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6):アミト゛回転異性体のために複雑化している、δ ppm 2.86 - 2.95 (2本のトリプレットが2.88及び2.93, 2 H), 3.72 - 3.82 (2本のトリプレットが3.74及び3.80, 2 H), 3.89 (m, 3 H), 4.63-4.80 (2本のシングレットが4.65及び4.77, 2 H), 5.73 (ほぼd, J=10.3 Hz, 1 H), 6.16 (dd, J=16.7, 2.4 Hz, 1 H), 6.89 (dd, J=16.9, 10.3 Hz, 1 H), 7.21 (s, 1 H), 7.78 - 7.84 (2本のシングレットが7.79及び7.83, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 263.
ステップB/中間体B227: N,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミン
Figure 0005298128
メタノール(10mL)中の2−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.8g、3mmol)の溶液をジメチルアミン(10mL、THF中2M、20mmol、Aldrich)で処理し、密閉管中65℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、SiO(ジクロロメタン〜20%のメタノール/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミン(0.65g、71%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 308.
ステップC/中間体B225: 2−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
エタノール(10mL)中のN,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミン(0.65g、2.1mmol)の溶液を10%のパラジウム炭素(70mg、Aldrich)で処理し、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填(back−fill)した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、2−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.58g、2.1mmol、99%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、d ppm 2.14 (s, 6 H), 2.46 - 2.52 (m, シグナルがDMSOに隠れている, 4 H), 2.55 - 2.73 (m, 2本のトリプレットが2.58及び2.69, 2 H), 3.58 - 3.63 (m, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.37 - 4.48 (2本のシングレットが4.38及び4.45, 2 H), 4.54 - 4.61 (2本のブロードなシングレットが4.55及び4.58, 2 H), 6.38 - 6.42 (2本のシングレットが6.39及び6.41, 1 H), 6.56 - 6.59 (2本のシングレットが6.56及び6.57, 1H); ESIMS (M+H)+ = 278.
中間体B228: 6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B229: 6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
メタノール(5mL)中の2−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(425mg、1.62mmol)の溶液をモルホリン(1.00mL、11.5mmol、Aldrich)で処理し、密閉管中65℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、SiO(ジクロロメタン〜25%のメタノール/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを得た。この材料を収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体で複雑化している、δ ppm 2.32 - 2.41 (m, 4 H), 2.52 - 2.62 (m, 4 H), 2.79 - 2.97 (2本のほぼトリプレットが2.83及び2.94, 2H), 3.48 - 3.58 (m, 4 H), 3.63 - 3.72 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 4.55 - 4.69 (2本のシングレットが4.57及び4.67, 2 H), 7.18 - 7.21 (m, 1 H), 7.80 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 350.
ステップB/中間体B228: 6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(前反応から1.62mmolと想定される)をジメチルホルムアミド(3.0mL)に溶解し、エタノール(10mL)で希釈した。溶液を、塩化スズ(II)二水和物(2.2g、9.6mmol、Aldrich)、塩酸(1.0mL、1.0mmol、水中1M)で処理し、16時間撹拌した。過剰な飽和重炭酸ナトリウム水溶液を注意深く添加し、観察された白色懸濁液を1時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、SiO(ジクロロメタン〜20%のメタノール/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(350mg、1.10mmol、2ステップにわたり68%)を得、これはDMFでわずかに汚染されていた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体で複雑化している、d ppm 2.31 - 2.41 (m, 4 H), 2.52 - 2.71 (m, 6 H), 3.50 - 3.57 (m, 4 H), 3.57 - 3.62 (m, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.37 - 4.47 (2本のシングレットが4.38及び4.45, 2 H), 4.54 - 4.61 (2本のブロードなシングレットが4.56及び4.59, 2 H), 6.38 - 6.41 (2本のシングレットが6.39及び6.40, 1 H), 6.55 - 6.58 (2本のシングレットが6.56及び6.57, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 320.
中間体B230: 2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B231: 2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
メタノール(5mL)中の2−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(425mg、1.62mmol)の溶液を1−イソプロピルピペルジン(1.0mL、7.0mmol、Oakwood Products)で処理し、密閉管中65℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、SiO(ジクロロメタン〜25%のメタノール/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(285mg、0.731mmol、45%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 391.
ステップB/中間体B230: 2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
エタノール(10mL)中の2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(285g、0.731mmol)の溶液を10%のパラジウム炭素(30mg、Aldrich)で処理し、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.26g、0.72mmol、99%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、δ ppm 0.92 - 0.98 (m, 6 H), 2.30 - 2.71 (m, 一部のシグナルがDMSOに隠れている, 15 H), 3.56 - 3.63 (m, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.37 - 4.47 (2本のシングレットが4.38及び4.45, 2 H), 4.53 - 4.59 (2本のブロードなシングレットが4.55及び4.58, 2 H), 6.38 - 6.42 (2本のシングレットが6.39及び6.41, 1 H), 6.55 - 6.58 (2本のシングレットが6.56及び6.57, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 361.
中間体B232: 2−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(10mL)中の2−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(335mg、1.21mmol)の溶液を、水素化アルミニウムリチウム(10mL、ジエチルエーテル中1M、10mmol、Aldrich)で処理した。混合物を16時間還流させ、冷却し、水(0.4mL)、15%の水酸化ナトリウム水溶液(0.4mL)、次いで再度水(1.2mL)の連続添加によって注意深くクエンチした。混合物を1時間激しく撹拌し、次いでセライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃縮して、2−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(284mg、1.08mmol、90%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.55-1.65 (m, J=7.2, 7.2, 7.2, 7.2 Hz, 2 H), 2.11 (s, 6 H), 2.19 - 2.24 (m, 2 H), 2.36 - 2.41 (m, 2 H), 2.54 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 2.63 (t, J=5.4 Hz, 2 H), 3.34 - 3.41 (m, 2 H), 3.70 (s, 3 H), 4.44 (s, 2 H), 6.28 (s, 1 H), 6.48 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 264.
中間体B233: 1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B234: 1−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
ジクロロメタン中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.19g、0.91mmol)及びトリエチルアミン(0.5mL、3.6mmol、Aldrich)の混合物を、塩化アクリロイル(0.3mL、3.7mmol、Pfaltz and Bauer)の滴下添加によって処理した。触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを添加し、反応物を終夜撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを得、これを収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。ESIMS (M+H)+ = 263.
ステップB/中間体B235: N,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミン
Figure 0005298128
1−アクリロイル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(前反応からの粗製物、0.91mmolと想定される)をメタノール(5mL)に溶解し、過剰なジメチルアミン(5.0mL、10mmol、THF中2M、Aldrich)で処理し、反応物を密閉管中65℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液とに分配した。水層を分離し、次いでジクロロメタンで逆抽出した。有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、N,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミンを得、これを収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 - 1.94 (m, 2 H), 2.18 (bs, 6 H), 2.56 - 2.71 (m, 4 H), 2.80 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 3.71 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 7.20 (s, 1 H), 8.27 (アミド回転異性体のために非常にブロードなシングレット, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 308.
ステップC/中間体B233: 1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
N,N−ジメチル−3−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−3−オキソ−1−プロパンアミン(前反応からの粗製物、0.91mmolと想定される)をメタノール(10mL)に溶解し、10%のパラジウム炭素(50mg、Aldrich)で処理し、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.24g、3ステップにわたり93%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 - 1.85 (m, 2 H), 2.09 (bs, 6 H), 2.51 - 2.60 (m, 一部のシグナルがDMSOに隠れている, 6 H), 3.58 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 3.74 (s, 3 H), 4.60 (bs, 2 H), 6.60 (s, アミド回転異性体のためにブロード化, 2 H); ESIMS (M+H)+ = 278.
中間体B236:1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B237:1−(ブロモアセチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
ジクロロメタン中の6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.19g、0.91mmol)及びトリエチルアミン(0.5mL、3.7mmol、Aldrich)の混合物を、塩化ブロモアセチル(0.33mL、4.0mmol、Fluka)の滴下添加によって処理した。触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを添加し、反応物を終夜撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1−(ブロモアセチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを得、これを収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。RF = 0.3(50%EtOAc/ヘキサン)。
ステップB/中間体B238:N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(前反応からの粗製物、0.91mmolと想定される)を過剰なジメチルアミン(4.5mL、9.0mmol、THF中2M、Aldrich)で処理し、反応物を16時間撹拌した。混合物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液とに分配した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミンを得、これを収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 - 1.95 (m, 2 H), 2.22 (s, 6 H), 2.82 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 3.22 (bs, 2 H), 3.72 - 3.79 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 7.19 (s, 1 H), 8.37 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 294.
ステップC/中間体B236:1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
N,N−ジメチル−2−[6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエタンアミン(前反応からの粗製物、0.91mmolと想定される)をメタノール(5mL)に溶解し、10%のパラジウム炭素(40mg、Aldrich)で処理し、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮し、SiO(0〜20%のメタノール/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.18g、0.68mmol、3ステップにわたり75%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.88 - 1.97 (m, J=6.5, 6.5, 6.5, 6.5 Hz, 2 H), 2.35 (s, 6 H), 2.65 (m, 2 H), 3.24 (s, 2 H), 3.74 - 3.80 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.55 (s, 1 H), 6.76 (アミド回転異性体のために非常にブロードなシングレット, 1H), アニリンNH2は、恐らくは高速交換のために見えない。
中間体B239: 6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B240: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
1−(ブロモアセチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.66g、2.0mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、ピペリジン(0.2mL、2.0mmol、Aldrich)及び炭酸カリウム(0.83g、6.0mmol、Aldrich)で処理した。反応物を12時間撹拌した。混合物を酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、SiO(0〜20%のメタノール/アンモニア水を混ぜたジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.50g、75%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.34 - 1.60 (m, 6 H), 1.86 - 1.95 (m, 2 H), 2.29 - 2.40 (m, 4 H), 2.77 - 2.86 (m, 2 H), 3.21 (bs, 2 H), 3.70 - 3.78 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 7.19 (s, 1 H), 8.38 (bs, 1 H).
ステップB/中間体B239: 6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.50g、1.5mmol)をメタノール(10mL)及び水(0.2mL)の混合物に溶解し、10%のパラジウム炭素(75mg、Aldrich)で処理し、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.43g、93%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 - 1.62 (m, 6 H), 1.78 - 1.88 (m, 2 H), 2.29 - 2.41 (m, 4 H), 2.53 - 2.63 (m, 2 H), 3.18 (s, 2 H), 3.58 - 3.66 (m, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.53 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H). 6.86 (アミド回転異性体のために非常にブロードなシングレット, 1H).
中間体B241: 2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B242: 2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(222mg、1.07mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶かし、1−ヨード−2−フルオロエタン(0.40g、2.3mmol)及び炭酸カリウム(500mg、3.62mmol、Aldrich)で処理した。混合物を65℃で16時間加熱し、冷却し、酢酸エチルと水とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを得、これを収率測定せずにそのまま次のステップに持ち込んだ。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.89 - 3.04 (m, 6 H), 3.77 (s, 2 H), 3.94 (s, 3 H), 4.62 - 4.80 (dt, JHF=47.6, J=4.6 Hz, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 7.63 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 255.
ステップB/中間体B241: 2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(前反応から1.07mmolと想定される)を酢酸エチル(5mL)に溶解し、10%のパラジウム炭素(50mg、Aldrich)で処理し、次いでメタノール(10mL)で希釈した。混合物を、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(239mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.80 - 2.93 (m, 6 H), 3.51 (bs, 2 H), 3.61 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 4.58 - 4.75 (dt, JHF=47.6, J=4.9 Hz, 2 H), 6.37 (s, 1 H), 6.50 (s, 1 H).
中間体B243: 2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B244: 2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(222mg、1.07mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶かし、2−ヨードプロパン(0.8mL、5.0mmol)及び炭酸カリウム(600mg、4.35mmol、Aldrich)で処理した。混合物を65℃で16時間加熱し、冷却し、酢酸エチルと水とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、SiO(0〜20%のメタノール/アンモニア水を混ぜたジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.24g、88%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.76 - 2.84 (m, 2 H), 2.90 - 3.00 (m, 3 H), 3.70 (s, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 6.80 (s, 1 H), 7.64 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 251.
ステップB/中間体B243: 2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.24g、0.94mmol)を酢酸エチル(5mL)に溶解し、10%のパラジウム炭素(50mg、Aldrich)で処理し、次いでメタノール(10mL)で希釈した。混合物を、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(206mg、0.94mmol、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.13 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.71 - 2.81 (m, 4 H), 2.87 (tt, J=6.5, 6.5 Hz, 1 H), 3.59 (s, 2H), 3.63 (bs, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.40 (s, 1 H), 6.50 (s, 1 H).
中間体B245: 6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B246: 6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(222mg、1.07mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶解し、2−ヨードブタン(0.40mL、3.5mmol)及び炭酸カリウム(500mg、3.62mmol、Aldrich)で処理した。混合物を65℃で16時間加熱し、冷却し、酢酸エチルと水とに分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、SiO(0〜20%のメタノール/アンモニア水を混ぜたジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.23g、0.89mmol、82%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.96 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 1.06 - 1.18 (m, 3 H), 1.37 - 1.48 (m, 1 H), 1.63 (m, シグナルはH2Oと重複, 1 H), 2.64 - 3.08 (m, 5 H), 3.63 - 3.85 (m, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 6.81 (s, 1 H), 7.63 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 265.
ステップB/中間体B245: 6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン
6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.23g、0.87mmol)を酢酸エチル(5mL)に溶解し、10%のパラジウム炭素(50mg、Aldrich)で処理し、次いでメタノール(10mL)で希釈した。混合物を、Fischer−Porter装置内、60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(196mg、96%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 0.90 (t, J=7.4 Hz, 3 H), 1.02 (d, J=6.6 Hz, 3 H), 1.28 - 1.40 (m, 1 H), 1.59 - 1.69 (m, 1 H), 2.56 - 2.75 (m, 5 H), 3.48 - 3.67 (m, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 6.35 (s, 1 H), 6.47 (s, 1 H).
中間体B247: 1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B248: 1−アセチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
トリフルオロ酢酸(4mL、Aldrich)中の1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(500mg、2.44mmol、Aldrich)の溶液を、亜硝酸ナトリウム(169mg、2.45mmol、約四回に分けてゆっくり添加した、Aldrich)で処理した。暗褐色の反応物を2時間撹拌し、次いで氷上に注いだ。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、SiO(0〜100%酢酸エチル/ヘキサン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、1−アセチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(357mg、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、δ ppm 1.83 - 1.94 (m, 2 H), 2.14 - 2.25 (m, 3 H), 2.76 - 2.85 (m, 2 H), 3.64 - 3.73 (m, 2 H), 3.86 - 3.92 (m, 3 H), 7.14 - 7.25 (m, 1 H), 8.38 (非常にブロードなシングレット, 1H).
ステップB/中間体B247: 1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
酢酸エチル(20mL)中の1−アセチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(350mg、1.40mmol)の溶液をFischer Porter装置に入れ、10%のパラジウム炭素(100mg、Aldrich)で処理した。フラスコの側面を酢酸エチルですすいだ後、メタノール(30mL)を添加し、混合物を60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(270mg、1.23mmol、88%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74-1.86 (m, 2 H), 2.06-2.13 (m, 3 H), 2.53-2.61 (m, 2 H), 3.56-3.61 (m, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 4.55 (bs, 2 H), 6.46-6.91 (m, アミド回転異性体のためにシグナルがブロード化, 2 H).
中間体B249: 7−アミノ−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B250: 6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
トリフルオロ酢酸(4mL、Aldrich)中の6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(400mg、2.25mmol、Precursor Chemicals)の溶液を、亜硝酸ナトリウム(156mg、2.26mmol、約四回に分けてゆっくり添加した、Aldrich)で処理した。暗褐色の反応物を1時間撹拌し、その後アリコートを取り出し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層のTLC分析により、出発材料が残っていることが明らかになった。さらなる亜硝酸ナトリウム(50mg、0.72mmol)を添加し、反応物をさらに2時間撹拌し、この時点で反応物中に若干の沈殿物が観察された。反応物を氷上に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出した。未だ溶解されていない固体を中に有する有機層を濃縮して、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(372mg、70%)を白色粉末として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.45 - 2.49 (m, 2 H), 2.98 (t, J=7.5 Hz, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 7.29 (s, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 10.18 (bs, 1 H).
ステップB/中間体B249: 7−アミノ−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(485mg、2.18mmol)を酢酸エチル(10mL)及びメタノール(50mL)に溶かした。ジメチルホルムアミド(10mL)を添加し、混合物を加熱して溶解を確実にした。10%のパラジウム炭素(581mg、Aldrich)を添加し、反応物を60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、7−アミノ−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(387mg、2.02mmol、92%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.32 - 2.37 (m, 2 H), 2.66 - 2.72 (m, 2 H), 3.69 (s, 3 H), 4.63 (s, 2 H), 6.20 (s, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 9.70 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 193.
中間体B251: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B252: 3−メチル−N−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−ブテンアミド
Figure 0005298128
アセトン(125mL)中のp−アニシジン(10g、81mmol、Aldrich)及び炭酸カリウム(13.5g、97.5mmol、Aldrich)の混合物を0℃に冷却し、塩化ジメチルアクリロイル(10.2mL、89.3mmol)で処理した。混合物を室温に終夜加温した。反応物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、SiO(0〜100%の酢酸エチル/ジクロロメタン)上でのクロマトグラフィーにより精製して、3−メチル−N−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−ブテンアミド(12.4g、67%)を薄紫色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 (s, 3 H), 2.13 (s, 3 H), 3.71 (s, 3 H), 5.82 (s, 1 H), 6.85 (d, J=9.0 Hz, 2 H), 7.52 (d, J=9.0 Hz, 2 H), 9.67 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 206.
ステップB/中間体B253: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(250mL)中の3−メチル−N−[4−(メチルオキシ)フェニル]−2−ブテンアミド(5.8g、28mmol)の溶液を三塩化アルミニウム(13g、97mmol、Aldrich)で処理した。混合物を7時間還流させ、冷却し、次いで氷上に注いだ。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(4.5g、77%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.20 (s, 6 H), 2.29 (s, 2 H), 3.71 (s, 3 H), 6.72 - 6.81 (m, 2 H), 6.83 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 9.97 (s, 1 H).
ステップC/中間体B254: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
トリフルオロ酢酸(110mL)中の4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(4.45g、21.7mmol)の溶液を0℃で亜硝酸ナトリウム(1.9g、28mmol、Aldrich)によって処理した。暗褐色の混合物を室温に終夜加温した。H NMRによるアリコートの反応混合物の分析により、出発材料が依然として残っていることが明らかになった。さらに1.15g(16.7mmol)の亜硝酸ナトリウムを300/500/350mgの三分割として室温で添加し、反応物をそれぞれ3/3/20時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を分離し、水層を(エマルジョンにより)濾過し、ジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、ジクロロメタン/ジエチルエーテル/ヘキサンで粉砕した。混合物を濾過して純粋生成物(3.6g)を得、SiO(0〜100%の酢酸エチル/ジクロロメタン)上でのカラムクロマトグラフィーにより濾液を精製して、さらに350mgの4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(計3.97g、15.8mmol、73%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.28 (s, 6 H), 2.39 (s, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 7.21 (s, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 10.25 (s, 1 H).
ステップD/中間体B255: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(45mL)中の4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(2.5g、10mmol)の溶液をボラン−ジメチルスルフィド錯体(20.5mL、41mmol、THF中2M、Acros Organics)で処理した。混合物を16時間加熱還流させ、冷却し、過剰なメタノールの滴下により注意深くクエンチし、濃縮し、SiO(0〜100%の酢酸エチル/ジクロロメタン)上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.33g、5.63mmol、56%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (s, 6 H), 1.58 - 1.65 (m, 2 H), 3.13 - 3.21 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 5.95 (bs, 1 H), 6.96 (s, 1 H), 7.06 (s, 1 H).
ステップE/中間体B256: 1−(ブロモアセチル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.32g、5.59mmol)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解した。この溶液を炭酸カリウム(1.54g、11.2mmol、Aldrich)で処理し、0℃に冷却した。塩化ブロモアセチル(0.93mL、11mmol、Fluka)を添加し(白色沈殿物が観察された)、反応物を15分間撹拌した。次いで反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1−(ブロモアセチル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(5.59mmol、100%と想定される)を得た。この物質をH NMRにより分析し(アミド回転異性体が観察された)、さらに精製することなくブロミド置き換え反応にそのまま持ち込んだ。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.33 (s, 6 H), 1.75 - 1.86 (m, 2 H), 3.72 - 3.82 (m, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 4.31 - 4.69 (2本のシングレットが4.37及び4.63, 2 H), 7.27 (s, 1 H), 8.28 (非常にブロードなシングレット, 1H).
ステップF/中間体B257: {2−[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(35mL)中の1−(ブロモアセチル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.0g、2.8mmol)の溶液を、炭酸カリウム(1.3g、9.4mmol)及びジメチルアミン(10mL、20mmol、THF中2M、Aldrich)で処理した。混合物を密閉管中55℃で1時間加熱し、冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、{2−[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミンを得、これをそのまま次のステップに持ち込んだ。ESIMS (M+H)+ = 322.
ステップG/中間体B251: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
{2−[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル]−2−オキソエチル}ジメチルアミン(2.8mmolと想定される)を、酢酸エチル(50mL)及び水(5mL)の混合物に溶解し、Fischer Porter装置に移した。10%のパラジウム炭素(500mg、Aldrich)、続いてメタノール(5mL)を添加し、混合物を60psiの水素圧力下で2時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(724mg、2.49mmol、3ステップにわたり89%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.20 (s, 6 H), 1.62 - 1.68 (m, 2 H), 2.20 (s, 6 H), 3.17 (s, 2 H), 3.62 - 3.69 (m, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 4.58 (bs, 2 H), 6.56 - 6.94 (アミド回転異性体による非常にブロードなシングレットの頂部6.71にs, 2 H); ESIMS (M+H)+ = 292.
中間体B258: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B259: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(35mL)中の1−(ブロモアセチル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.0g、2.8mmol)の溶液を、炭酸カリウム(1.3g、9.4mmol)及びピロリジン(1.5mL、18mmol、Aldrich)で処理した。混合物を密閉管中55℃で1時間加熱し、冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを得、これをそのまま次のステップに持ち込んだ。ESIMS (M+H)+ = 348.
ステップB/中間体B258: 4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(2.8mmolと想定される)を、酢酸エチル(50mL)及び水(5mL)の混合物に溶解し、Fischer Porter装置に移した。10%のパラジウム炭素(500mg、Aldrich)、続いてメタノール(5mL)を添加し、混合物を60psiの水素圧力下で2時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(790mg、3ステップにわたり89%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.19 (s, 6 H), 1.61 - 1.71 (m, 6 H), 2.50 - 2.54 (m, シグナルがDMSOに隠れている, 4 H), 3.32 - 3.35 (m, シグナルがHOに隠れている, 2 H), 3.62 - 3.69 (m, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 4.58 (bs, 2 H), 6.62 - 7.00 (アミド回転異性体による非常にブロードなシングレットの頂部6.71にs, 2 H).
中間体B260: 7−アミノ−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン
Figure 0005298128
4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(250mg、1.00mmol)を酢酸エチル(10mL)に溶解し、Fischer Porter装置に移した。10%のパラジウム炭素(250mg、Aldrich)、続いてメタノール(20mL)を添加し、混合物を60psiの水素圧力下で16時間撹拌した。圧力を解放し、反応容器を排気し、窒素で二回再充填した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、7−アミノ−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(213mg、0.92mmol、92%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.16 (s, 6 H), 2.22 (s, 2 H), 3.72 (s, 3 H), 4.66 (s, 2 H), 6.20 (s, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 9.76 (s, 1 H).
中間体B261: 6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(25mL)中の、6−(メチルオキシ)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(3.0g、14.41mmol)、1−メチル−L−プロリン(2.140g、16.57mmol)、HATU(7.12g、18.73mmol)及びDIPEA(6.29mL、36.0mmol)の溶液を室温で2.5日間撹拌した。反応物を酢酸エチルに注ぎ入れ、5%の塩化リチウム(水溶液)及び飽和塩化ナトリウム(水溶液)で逐次洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、カラムクロマトグラフィー(10%のMeOH/CHCl)により精製して、6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(2.09g、6.54mmol、45.4%収率)を得た。残留物をエタノール(300mL)に懸濁し、N,N−ジメチルアセトアミド(50mL)、続いて塩化スズ(II)二水和物(6.78g、30.1mmol)及び1.0MのHCl(2.505mL、2.505mmol)を添加した。終夜撹拌後、反応物を過剰な飽和NaHCO(300mL)でクエンチし、室温で30分間撹拌した。セライトパッドに通して固体を除去し、MeOHですすぎ、蒸発させた。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を綿プラグに通して濾過し、回転蒸発により濃縮して、6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(1.1g、2ステップにわたり26%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 290.
中間体B262: N−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B263: N,2−ジメチル−4−(メチルオキシ)アニリン
Figure 0005298128
メタノール(100ml)中の、[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]アミン(5ml、39.2mmol)、パラホルムアルデヒド(5.88g、196mmol)及びナトリウムメトキシド(10.58g、196mmol)の懸濁液を50℃で5時間維持し、冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(7.41g、196mmol)を少量ずつ添加した。得られた懸濁液を50℃に再加熱し、16時間維持した。反応物を冷却し、酢酸エチル/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、N,2−ジメチル−4−(メチルオキシ)アニリン(5.40g、35.7mmol、91%収率)を淡橙色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.55 - 6.68 (m, 2 H), 6.34 - 6.40 (m, 1 H), 4.47 - 4.66 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 2.66 (d, J=5.0 Hz, 3 H), 2.04 (s, 3 H).
ステップB/中間体B264: N,N,N−トリメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]グリシンアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(150ml)中のN,2−ジメチル−4−(メチルオキシ)アニリン(5.10g、33.7mmol)及び炭酸カリウム(9.32g、67.5mmol)の懸濁液を塩化ブロモアセチル(3.50ml、42.2mmol)で処理し、45分間撹拌し、テトラヒドロフラン中のジメチルアミン(67.5ml、135mmol)を添加した。溶液を3時間撹拌し、追加のテトラヒドロフラン中のジメチルアミン(67.5ml、135mmol)を添加し、溶液を50℃に加温し、終夜維持した。溶液を冷却し、酢酸エチル/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、N1,N2,N2−トリメチル−N1−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]グリシンアミド(5.10g、21.58mmol、64.0%収率)を黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6); プロトン2個を多分DMSOが遮っている; δ ppm 7.13 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 6.90 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 6.77 - 6.84 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 3.00 (s, 3 H), 2.13 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H).
ステップC/中間体B265: N,N,N−トリメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミド
Figure 0005298128
TFA(20mL)中のN1,N2,N2−トリメチル−N1−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]グリシンアミド(4.9g、20.74mmol)の0℃溶液を亜硝酸ナトリウム(2.003g、29.0mmol)で処理した。得られた濃厚な混合物を室温で撹拌した。5時間後、水(20mL)及びEtOAc(200mL)を添加し、混合物を飽和NaHCO溶液(300mL)に注ぎ入れた。層を分離した。水層を数gのKCOで処理してpH=8にし、次いでEtOAc(2×125mL)及びCHCl(2×125mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、セライト上に濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、N,N,N−トリメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミドを橙色の固体(1.87g、32%収率)として得た。ESIMS (M+H)+ = 282.52.
ステップD/中間体B262: N−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミド
10%のパラジウム炭素(0.25g、8.52mmol)をN雰囲気下に置いた。MeOH(10mL)、続いてMeOH(90mL)中のN1,N2,N2−トリメチル−N1−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミド(1.86g、6.61mmol)の溶液を添加した。スラリーをNでパージし、次いでゴムのバルーンによってN雰囲気下に置き、室温で2日間維持した。得られた混合物をセライトに通して濾過した。濾液を濃縮した。油性残留物をEtOに溶かし、再度濃縮して、N−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミドを白色泡状固体(1.41g、85%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 (s, 3H), 2.11 (s, 6H), 2.58 (d, J=15.57 Hz, 1H), 2.77 (d J=15.57 Hz, 1H), 2.97 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 4.70 (s, 2H), 6.41 (s, 1H), 6.72 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 252.10.
中間体B266: N−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B267: 1,1−ジメチルエチル[5−(メチルアミノ)−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート
Figure 0005298128
メタノール(50ml)中の、1,1−ジメチルエチル[5−アミノ−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(1.94g、8.14mmol)、パラホルムアルデヒド(1.222g、40.7mmol)及びナトリウムメトキシド(2.199g、40.7mmol)の懸濁液を50℃で16時間維持し、冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(0.924g、24.42mmol)を少量ずつ添加し、溶液を50℃に再加熱し、さらに24時間維持した。溶液を冷却し、酢酸エチル、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、1,1−ジメチルエチル[5−(メチルアミノ)−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(2.15g、8.52mmol、定量的収率)を淡黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.58 (s, 1 H), 7.10 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.76 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 6.14 (dd, J=8.7, 2.7 Hz, 1 H), 5.07 - 5.31 (m, 1 H), 3.61 - 3.74 (m, 3 H), 2.60 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 1.44 (s, 9 H).
ステップB/中間体B268: 1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(75ml)中の1,1−ジメチルエチル[5−(メチルアミノ)−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(2.15g、8.52mmol)及び炭酸カリウム(2.355g、17.04mmol)の懸濁液を塩化ブロモアセチル(0.779ml、9.37mmol)で処理し、45分間撹拌し、THF中のジメチルアミン(17.04ml、34.1mmol)を添加した。溶液を室温で8時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム/酢酸エチルに注ぎ入れ、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、カラムクロマトグラフィーにより精製して、1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(2.25g、6.67mmol、78%収率)を黄色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.05 (br. s., 1 H), 7.60 (br. s., 1 H), 6.88 - 7.10 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 3.08 (s, 3 H), 2.80 (br. s., 2 H), 2.11 (s, 6 H), 1.36 - 1.54 (m, 9 H)
ステップC/中間体B266: N−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミド
1,4−ジオキサン(40ml)中の1,1−ジメチルエチル[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]カルバメート(2.01g、5.96mmol)の溶液を、ジオキサン中4.0MのHCl(7.45ml、29.8mmol)で処理し、3時間撹拌した。追加のジオキサン中4.0MのHCl(7.45ml、29.8mmol)を添加し、反応物を16時間撹拌した。溶液を酢酸エチルに注ぎ入れ、水で希釈し、固体炭酸カリウムを注意深く添加して中和した。水層をクロロホルムで洗浄し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物として、N1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(1.19g、5.01mmol、84%収率)を黄褐色油として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.78 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 6.48 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 6.41 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 4.91 (br. s., 2 H), 3.77 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.82 (s, 2 H), 2.12 (s, 6 H).
中間体B269
1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B270: N,N−ジメチル−2−(6−メチル−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル)−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
THF(50mL)中の6−メチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(2g、10.41mmol) −(Achvlediani, R.; Natsvlishvili, M.; Baberkina, E.; Khachidze, M.; Abesadze, I.; Suvorov, N. Synthesis of 1H-pyrrolo[3,2-g]- and 1H-pyrrolo[2,3-g]quinoline. Izvestiya Akademii Nauk Gruzii, Seriya Khimicheskaya (1996), 22(1-4), 43-47を参照)−の鮮橙色の溶液に、KCO(4.31g、31.2mmol)を添加した。得られた混合物を0℃に冷却し、塩化ブロモアセチル(1.040mL、12.49mmol)を滴下して処理した。反応混合物を20分間撹拌した。次いでEtOAc(100mL)及び水(100mL)を添加した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮した。粗製の1−(ブロモアセチル)−6−メチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(3.26g、10.41mmol)をTHF(50mL)に溶解した。THF中2MのMeNH溶液(50mL)を添加した。得られたスラリーを濾過し、固体をTHFですすいだ。濾液をセライト上に濾過し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体(2.09g、72%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81-1.97 (m, 2H), 2.24 (s, 6H), 2.47 (s, 3H), 2.80 (t, J=6.89 Hz, 2H), 3.25 (s, 2H), 3.68-6.85 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 8.54 (br s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 278.40.
ステップB/中間体B269: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン
10%のPd炭素(0.5g、17.37mmol)をN雰囲気下に置いた。MeOH(20mL)、続いてMeOH(80mL)中のN,N−ジメチル−2−(6−メチル−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル)−2−オキソエタンアミン(2.07g、7.46mmol)の溶液を添加した。混合物をバルーンによってN雰囲気下に置き、1日間維持した。得られた混合物を、MeOHを使用しセライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物をEtOに溶かし、再度濃縮して、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミンを灰色固体(1.55g、84%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71-1.87 (m, 2H), 1.99 (s, 3H), 2.20 (s, 6H), 2.45-2.58 (m, 2H), 3.18 (s, 2H), 3.61 (t, J=6.13 Hz, 2H), 4.66 (br s, 2H), 6.69 (s, 1H), 6.78 (br s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 248.17.
中間体B271
(2R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B272: (2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
0℃のTFA(2mL)中の(2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(100mg、0.487mmol) −(Arp, Forrest O.; Fu, Gregory C.; Kinetic Resolutions of Indolines by a Nonenzymatic Acylation Catalyst. Journal of the American Chemical Society (2006), 128(44), 14264-14265を参照)−の溶液を、亜硝酸ナトリウム(33.6mg、0.487mmol)で処理した。得られた赤色溶液を0℃で1時間撹拌した。HO(20mL)を添加し、得られたスラリーを濾過し、固体を水で洗浄して、(2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを黄色固体(85mg、70%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d8) δ ppm 1.22 (d, J=6.41 Hz, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.76 (d, J=17.21 Hz, 1H), 3.45 (dd, J=17.12, 8.88 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 4.59-4.74 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 8.40 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 251.00.
この手順を5gの(2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールに対して繰り返して、5.8gの(2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを得た。
ステップB/中間体B273: (2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素
Figure 0005298128
MeOH(50mL)及びジオキサン中4NのHCl溶液(57.7mL、231mmol)中の、(2R)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(5.78g、23.10mmol)のスラリーを70℃で8時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮して、(2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素を褐色の粘着性固体(5.47g、97%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (d, J=6.59 Hz, 3H), 2.82 (dd, J=16.85, 7.69 Hz, 1H), 3.32 (dd, J=16.85, 8.06 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 4.09-4.26 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.60 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 209.00.
ステップC/中間体B274: N,N−ジメチル−2−[(2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
THF(200mL)中の(2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(4.55g、18.60mmol)及びKCO(10.28g、74.4mmol)の0℃スラリーを、塩化ブロモアセチル(3.10mL、37.2mmol)で処理した。2時間後、反応混合物を室温に加温した。THF中2MのMeNH溶液(55.8mL、112mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。得られた濃厚なスラリーを濾過し、固体をEtOAcですすいだ。濾液をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、N,N−ジメチル−2−[(2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを橙色の固体(2.92g、54%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (d, J=6.04 Hz, 3H), 2.28 ( s, 6H), 2.75 (d, J=17.03 Hz, 1H), 3.14 (d, J=14.83 Hz, 1H), 3.44 (d, J=14.65 Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 4.77-4.92 (m, 1H), 7.36 (s, 1H), 8.43 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 294.01.
ステップD/中間体B271: (2R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
10%のパラジウム炭素(0.25g、8.52mmol)をN雰囲気下に置いた。MeOH(10mL)、続いてMeOH(190mL)中のN,N−ジメチル−2−[(2R)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(2.92g、9.96mmol)の溶液を添加した。スラリーをNでパージし、次いでゴムのバルーンによってN雰囲気下に置き、室温で2日間維持した。得られた混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾液を濃縮した。油性残留物をEtOに溶かし、再度濃縮して、(2R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンをベージュ色の固体(2.43g、93%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d8) δ ppm 1.17 (d, J=5.86 Hz, 3H), 2.26 (s, 6H), 2.44 (d, J=14.83 Hz, 1H), 3.02 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.10-3.27 (m, 1H), 3.36 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 4.52-4.77 (m, 3H), 6.72 (s, 1H), 7.48 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 264.23.
中間体B275
(2S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B276: (2S)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
TFA(30mL)中の(2S)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(5.19g、25.3mmol)の0℃の橙色の溶液を、少量ずつのNaNO(1.745g、25.3mmol)で処理した。2時間後、さらなるNaNO(800mg、11.6mmol)を添加した。1時間後、得られた混合物を水(450mL)に注ぎ入れた。得られたスラリーを濾過し、固体を水で洗浄した。固体をCHClに溶解した。層を分離し、有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮して、(2S)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドールを緑色固体(5.73g、91%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (d, J=6.23 Hz, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.76 (d, J=17.21 Hz, 1H), 3.45 (dd, J=17.03, 8.97 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 4.58-4.78 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 8.41 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 251.02.
ステップB/中間体B277:(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素
Figure 0005298128
MeOH(50mL)及びジオキサン中4NのHCl溶液(56.9mL、228mmol)中の、(2S)−1−アセチル−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(5.7g、22.78mmol)のスラリーを70℃で10時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮して、(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素をベージュ色の固体(5.55g、100%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.39 (d, J=6.41 Hz, 3H), 2.84 (dd, J=16.94, 7.60 Hz, 1H), 3.34 (dd, J=16.85, 8.06 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 4.12-4.27 (m, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.66 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 209.00.
ステップC/中間体B278: N,N−ジメチル−2−[(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン
Figure 0005298128
0℃のTHF(200mL)中の(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩化水素(4.43g、18.11mmol)及びKCO(10.01g、72.4mmol)のスラリーを、塩化ブロモアセチル(3.02mL、36.2mmol)で処理した。2時間後、得られた混合物を室温に加温した。THF中2MのMeNH溶液(54.3mL、109mmol)を添加した。18時間後、得られた濃厚なスラリーを濾過し、固体をEtOAcで洗浄した。濾液をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。CHCl及びヘキサン、CHCl及びEtO、次いでEtOを使用して泡状油性生成物を追跡して、N,N−ジメチル−2−[(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミンを橙色の固体(2.50g、47%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.23 (d, J=6.04 Hz, 3H), 2.28 (s, 6H), 2.75 (d, J=17.21 Hz, 1H), 3.14 (d, J=14.65 Hz, 1H), 3.44 (d, J=14.65 Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 4.75-4.92 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 8.43 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 293.88.
ステップD/中間体B275: (2S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン
10%のパラジウム炭素(0.25g、8.52mmol)をN雰囲気下に置いた。MeOH(10mL)、続いてMeOH(190mL)中のN,N−ジメチル−2−[(2S)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエタンアミン(2.50g、8.52mmol)の溶液を添加した。スラリーをNでパージし、次いでゴムのバルーンによってN雰囲気下に置き、室温で2日間維持した。得られた混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾液を濃縮した。油性残留物をEtOに溶かし、再度濃縮して、(2S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンをベージュ色の固体(2.10g、94%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d8) δ ppm 1.17 (d, J=5.68 Hz, 3H), 2.26 (s, 6H), 2.44 (d, J=15.02 Hz, 1H), 3.03 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.10-3.25 (m, 1H), 3.36 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 4.54-4.76 (m, 3H), 6.72 (s, 1H), 7.48 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 264.20.
中間体B279
N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体B280: N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]アセトアミド
Figure 0005298128
2−メチル−4−(メチルオキシ)アニリン(5ml、39mmol)を酢酸(40ml)に溶解し、無水酢酸(3.7ml、39mmol)を滴下添加した。反応物を60℃に加熱した。30分後、大部分の溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAcで希釈した。重炭酸ナトリウムの飽和溶液を溶液がpH8になるまで添加した。次いで有機物を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]アセトアミド(6.37g、35.5mmol)を桃色の綿毛状固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.95 - 2.06 (m, 3 H) 2.14 (s, 3 H) 3.71 (s, 3 H) 6.70 (dd, J=8.71, 2.84 Hz, 1 H) 6.77 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 7.18 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 9.16 (s, 1 H)
ステップB/中間体B281: N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]アセトアミド
Figure 0005298128
N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]アセトアミド(1.95g、10.88mmol)をTFA(20mL)に溶解し、氷浴中で0℃に冷却した。硝酸カリウム(1.210g、11.97mmol)をゆっくり添加した。反応物をtlcによってモニターし、氷に注ぎ入れてEtOAcで希釈することによってクエンチした。溶液が中性pHになるまで、飽和重炭酸ナトリウムの溶液を添加した。有機物を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、黄色固体を得た。固体を酢酸エチルに溶解しようとしたことにより懸濁液が得られ、これを数時間放置した。ヘキサンを添加し、固体を濾過して、N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]アセトアミド(1.13g、5.04mmol)を黄色の綿毛状固体として得た。濾液をSiOクロマトグラフィーにより精製して、N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]アセトアミド(1.02g、4.55mmol)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.00 - 2.11 (m, 3 H) 2.29 (s, 3 H) 3.90 (s, 3 H) 7.24 (s, 1 H) 7.99 (s, 1 H) 9.42 (s, 1 H)
ステップC/中間体B282: 2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロアニリンHCl塩
Figure 0005298128
メタノール(20ml)及びジオキサン中4MのHCl(8.92ml、35.7mmol)中の、N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]アセトアミド(1g、4.46mmol)のスラリーを60℃で18時間加熱した。反応混合物を氷浴中で冷却し、固体を濾過し、冷メタノールで洗浄して、2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロアニリンHCl塩(0.516g、2.36mmol)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.38 (s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 7.31 (s, 1 H) 7.87 (s, 1 H) 9.39 (br. s., 2 H)
ステップD/中間体B283: N,N−ジメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミド
Figure 0005298128
2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロアニリンHCl塩(500mg、2.287mmol)及びヒューニッヒ塩基(1.198ml、6.86mmol)の混合物をTHF(20ml)中で撹拌した。塩化ブロモアセチル(0.211ml、2.52mmol)を添加し、反応物を室温で40分間撹拌させた。LCMS分析が臭化アシルへの完全変換を示したため、THF中2Mのジメチルアミン溶液(4.6ml、9.15mmol)を添加し、室温で終夜撹拌させた。反応物をEtOAcで希釈し、飽和ブライン溶液で洗浄した。水層をEtOAcで再抽出した。有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、N,N−ジメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミド(0.642mg、2.4mmol)を得た。ESIMS (M+H)+ =268.
ステップE/中間体B279: N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド
,N−ジメチル−N−[2−メチル−4−(メチルオキシ)−5−ニトロフェニル]グリシンアミド(0.642mg、2.4mmol)をメタノール(20ml)に懸濁し、Pd/C(65mg)を添加した。反応容器をFisher Porter装置上で60psiのHに供した。終夜撹拌後、反応が完了していなかったため、さらなるPd(新たなボトルから)を添加し、容器をさらに18時間、Fisher Porter上で60psiのHに再度供した。セライトのパッドに通して濾過し、MeOHで洗浄することにより、反応物からPd/Cを除去した。溶媒を減圧下で除去し、SiOクロマトグラフィーにより残留物を精製して、N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド(435mg、1.83mmol)を橙色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.05 (s, 3 H) 2.30 (s, 6 H) 3.00 (s, 2 H) 3.72 (s, 3 H) 4.54 (s, 2 H) 6.62 (s, 1 H) 6.90 (s, 1 H) 8.97 (s, 1 H).
中間体B280
1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N,N−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5,6−ジアミン
Figure 0005298128
ステップA/中間体B281: 1−アセチル−5−フルオロ−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
酢酸(300ml)中の5−フルオロ−1H−インドール(5.0g、37mmol)の溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.79g、44mmol)を添加した。室温で終夜撹拌後、反応物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(300ml)に再溶解し、飽和重炭酸ナトリウムでpHを8に調整した。有機層を分離し、綿プラグに通して濾過し、蒸発させ、次の合成ステップの前に1時間、高真空下に置いた。次いで粗製物質を氷酢酸(100ml)に溶解し、続いて無水酢酸(3.5ml、37mmol)を添加した。60Cで1時間加熱後、反応物を氷に注ぎ入れ、1時間撹拌し、真空濾過によって固体を除去し、水ですすぎ、室内真空下で終夜乾燥させた。次に、OCの硫酸(10ml)中の1−アセチル−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(500mg、2.79mmol)の溶液に、硝酸(0.196ml、3.07mmol)をゆっくり滴下添加することによって加えた。OCで30分間撹拌後、氷水に注ぎ入れることによって反応物をクエンチした。真空濾過によって固体を除去し、ジクロロメタン(50ml)に再溶解し、シリカゲルに吸着させ、LC(25%〜75%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。低位のRfスポットを単離し、IRプロファイリングによって構造が所望の位置異性体であると決定した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.18 (s, 3 H) 3.25 (t, J=8.63 Hz, 2 H) 4.18 (t, J=8.53 Hz, 2 H) 7.50 (d, J=11.24 Hz, 1 H) 8.64 (d, J=7.22 Hz, 1 H).
ステップB/中間体B282: 5−フルオロ−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(50ml)及びメタノール(100ml)中の1−アセチル−5−フルオロ−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(1.22g、5.44mmol)及び4.0MのHCl/ジオキサン(6.80ml、27.2mmol)の溶液を、50Cで終夜加熱した。反応物を飽和NaHCO(200ml)でクエンチし、溶媒を除去し、水層をジクロロメタン(250ml)で抽出し、有機層をシリカゲルに吸着させ、LC(20〜75%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、インドリン(0.9g、91%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 183.
ステップC/中間体B283: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N,N−ジメチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(300ml)中の5−フルオロ−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.9g、4.94mmol)及び炭酸カリウム(2.049g、14.82mmol)の溶液に塩化ブロモアセチル(0.414ml、4.94mmol)を添加し、反応物を室温で30分間撹拌した。この溶液にTHF中2.0Mのジメチルアミン(7.41ml、14.82mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を除去し、水を添加し(200ml)、水層をジクロロメタン(2×250ml)で抽出し、有機層をシリカゲルに吸着させ、LC(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、表題化合物(1g、69%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 293.
ステップD/中間体B280: 1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N,N−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5,6−ジアミン
エタノール(100ml)中の1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N,N−ジメチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン(1.00g、3.42mmol)及び10% Pd/C(3.64g、3.42mmol)のN脱気溶液にHを添加し、反応物を、Fisher Porter上、50psiで終夜室温で撹拌した。反応物をセライトに通して濾過し、メタノール(100ml)ですすぎ、回転蒸発により濃縮し、次の反応の前に高真空化して、表題化合物(0.9g、100%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 263.
一般プロトコールII: 2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの4−クロロ置き換え
Figure 0005298128
2−プロパノール中の、2−アミノカルボキサミド(1〜3当量)、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1当量)(CiventiChem、Cary、NCから市販されている)及びジイソプロピルエチルアミン(5当量)の混合物を、濃厚な白色沈殿物が形成されるまで(1〜7日間)加熱還流させた。室温に冷却した後、沈殿物を収集し、いずれもジエチルエーテルで洗浄して、分析的に純粋な4−アニリノピロロピリジミンを白色固体として得た。
中間体C1:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(6.91g)及び2−アミノベンズアミド(11.8g)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを白色固体(6.2g、70%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.67 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.17 (td, J=7.59, 1.10 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=8.05 Hz, 2 H), 7.57 (td, J=7.87, 1.46 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.83 (dd, J=8.05, 1.46 Hz, 1 H), 7.98 (dt, J=8.69, 1.97 Hz, 2 H), 8.30 (s, 1 H), 8.44 (dd, J=8.33, 1.01 Hz, 1 H), 12.32 (s, 1 H).
中間体C2: 3−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し(但しジメチルエーテルの代わりにメタノールを使用して)、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2.5g、13.2mol)及び3−アミノ−2−ナフタレンカルボキサミド(3.00g、8.8mmol)から出発して、3−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2−ナフタレンカルボキサミドを白色固体(2.56g、59%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.35 (s, 3 H), 6.69 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.42 - 7.51 (m, 3 H), 7.58 (t, J=7.51 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.78 - 7.85 (m, 2 H), 7.90 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.40 (s, 2 H), 8.69 (s, 1 H), 11.90 (s, 1 H).
中間体C3:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2.79g、8.2mmol)及び2−アミノ−6−メチルベンズアミド(0.830g、5.46mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−メチルベンズアミドを黄色固体(0.960g、38%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.32 (s, 3 H), 2.36 (s, 3 H), 6.49 (s, 1 H), 7.18 - 7.24 (m, 2 H), 7.30 (s, 1 H), 7.44 - 7.47 (m, 4 H), 7.56 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.95 (d, J=8.43 Hz, 2 H).
中間体C4:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.00g、8.8mmol)及び2−アミノ−5−メチルベンズアミド(3.30g、22.0mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−メチルベンズアミドを白色固体(3.30g、82%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.30 (s, 3 H), 2.35 (s, 3 H), 6.64 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.37 (dd, J=8.60, 1.65 Hz, 1 H), 7.46 (d, J=8.05 Hz, 2 H), 7.64 (d, J=1.65 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.71 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.97 (dt, J=8.69, 1.97 Hz, 2 H), 8.19 (s, 1 H), 8.22 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 12.02 (s, 1 H).
中間体C5:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−4−メチルベンズアミド(2.0g、13.2mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチルベンズアミドを白色固体(2.81g、70%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 2.36 (s, 3 H), 6.65 (d, J=3.84 Hz, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 7.47 (d, J=8.05 Hz, 2 H), 7.70 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.75 (d, J=2.93 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.25 (s, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 12.52 (s, 1 H).
中間体C6:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.00g、8.8mmol)及び2−アミノ−6−(メチルオキシ)ベンズアミド(3.10g、18.7mmol)とともに一般プロトコールIIを使用し、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(1.15g、28%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H), 6.55 (s, 1 H), 6.94 (d, J=7.87 Hz, 1 H), 7.37 - 7.49 (m, 4 H), 7.63 (d, J=4.03 Hz, 3 H), 7.94 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 10.98 (s, 1 H).
中間体C7:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.64g、4.82mmol)及び2−アミノ−5−(メチルオキシ)ベンズアミド(1.0g、6.00mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(1.83g、81%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 6.61 (s, 1 H), 7.15 (dd, J=8.97, 2.93 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=2.93 Hz, 1 H), 7.46 (d, J=8.05 Hz, 2 H), 7.67 (d, J=4.03 Hz, 2 H), 7.96 (ddd, J=8.60, 2.01, 1.83 Hz, 2 H), 8.08 (d, J=8.78 Hz, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 11.48 (s, 1 H).
中間体C8:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(4.0g、11.7mmol)及び2−アミノ−4−(メチルオキシ)ベンズアミド(4.5g、26.8mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)ベンズアミドを黄色固体(0.1.58g、29%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.33 (s, 3 H), 4.28 (s, 3 H), 6.62 (t, J=3.48 Hz, 1 H), 6.68 (ddd, J=6.00, 2.88, 2.66 Hz, 1 H), 7.41 - 7.46 (m, 2 H), 7.64 (s, 1 H), 7.74 (t, J=3.48 Hz, 1 H), 7.81 - 7.87 (m, 1 H), 7.92 - 7.98 (m, 2 H), 8.22 (s, 1 H), 8.32 (t, J=2.66 Hz, 1 H), 13.13 (s, 1 H).
中間体C9:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ビス(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−4,5−ビス(メチルオキシ)ベンズアミド(3.7g、18.9mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ビス(メチルオキシ)ベンズアミドを白色固体(2.75g、62%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H), 6.60 (d, J=3.85 Hz, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 7.44 (d, J=8.61 Hz, 2 H), 7.62 (s, 1 H), 7.71 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.95 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.21 (s, 1 H), 8.32 (s, 1 H), 12.70 (s, 1 H).
中間体C10: 2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2−アミノ−6−フルオロベンズアミド(10g、64.9mmol、Piedmont又はRyan Scientific)及び2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(17.7g、51.7mmol)の混合物を、トリフルオロエタノール(400mL)及びトリフルオロ酢酸(20mL、260mmol)に溶かした。得られた黄色スラリーを80℃で加熱した。30分間加熱後、透明な褐色溶液が得られ、これを80℃で18時間、次いで還流温度でさらに6時間加熱した。得られたスラリーを0℃に冷却し、濾過した。濾液を200mLの体積まで濃縮し、80Cで20時間加熱し、0℃に冷却し、次いで濾過した。固体の二つの収穫物を合わせ、イソプロパノール(150mL)に溶かし、還流温度で4時間加熱し、次いで濾過して、13g(55%)の2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.71 (d, J=3.66 Hz, 1 H), 7.12 - 7.17 (m, 1 H), 7.45 - 7.48 (m, 2 H), 7.49 - 7.52 (m, 1 H), 7.61 (d, J=7.87 Hz, 1 H), 7.67 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.95 - 7.98 (m, 2 H), 10.47 (s, 1 H).
中間体C11:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−5−フルオロベンズアミド(4.0g、26mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミドを白色固体(3.05g、76%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.68 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.42 - 7.50 (m, 3 H), 7.65 (dd, J=9.51, 3.11 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=3.84 Hz, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 7.97 (dt, J=8.65, 1.90 Hz, 2 H), 8.26 (s, 1 H), 8.30 (dd, J=9.15, 5.12 Hz, 1 H), 11.81 (s, 1 H).
中間体C12:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−4−フルオロベンズアミド(3.50g、23mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミドを白色固体(1.75g、43%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.67 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 6.98 - 7.04 (m, 1 H), 7.47 (d, J=8.23 Hz, 2 H), 7.80 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.93 - 8.01 (m, 3 H), 8.40 (s, 1 H), 8.47 (dd, J=11.89, 2.74 Hz, 1 H), 12.95 (s, 1 H).
中間体C13:2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−4,5−ジフルオロベンズアミド(4.15g、23.9mmol)から出発して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミドを白色固体(1.80g、43%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 6.67 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.46 (d, J=8.61 Hz, 2 H), 7.76 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.92 - 8.01 (m, 4 H), 8.35 (s, 1 H), 8.55 (dd, J=13.55, 7.69 Hz, 1 H), 12.50 (s, 1 H).
中間体C14:5−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2.5g、7.3mmol)及び2−アミノ−5−クロロベンズアミド(3.73g、22mmol)から出発して、5−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを黄色固体(2.0g、57%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.70 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=8.23 Hz, 2 H), 7.64 (dd, J=8.87, 2.47 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=3.84 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=2.38 Hz, 2 H), 7.98 (d, J=8.60 Hz, 2 H), 8.38 (s, 1 H), 8.41 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 12.14 (s, 1 H).
中間体C15:4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(3.0g、8.8mmol)及び2−アミノ−4−クロロベンズアミド(3.0g、17.6mmol)から出発して、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを黄色固体(0.650g、16%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.68 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.23 (dd, J=8.51, 2.10 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=8.23 Hz, 2 H), 7.79 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.98 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.41 (s, 1 H), 8.66 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 12.65 (s, 1 H).
中間体C16:5−ブロモ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIを使用し、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(4.0g、11.7mmol)及び2−アミノ−5−ブロモベンズアミド(7.6g、35.2mmol)から出発して、5−ブロモ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを黄色固体(2.1g、35%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.70 (d, J=3.66 Hz, 1 H), 7.46 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 7.74 - 7.78 (m, 2 H), 7.88 (s, 1 H), 7.97 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.00 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 8.35 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 12.16 (s, 1 H).
中間体C17: 2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−
Figure 0005298128
トリフルオロエタノール(100mL)中の2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(5.9g、17.21mmol)及び2−アミノ−4,6−ジフルオロベンズアミド(2.96g、17.21mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(4mL、51.6mmol)を添加し、得られた溶液を水冷式の還流コンデンサー下75℃で加熱した。終夜撹拌後、LCMS分析は出発材料が依然として残っていることを示したため、追加アリコートのトリフルオロ酢酸(5mL)を添加し、加熱をさらに24時間継続した。反応物を冷却し、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミドを濾過により黄色固体として収集した(1.91g、23%収率)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.75 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.17 (ddd, J=11.09, 8.89, 2.38 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=7.70 Hz, 2 H), 7.74 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=11.00 Hz, 1 H), 7.94 - 7.99 (m, 3 H), 7.99 (s, 1 H), 11.08 (s, 1 H).
中間体C18: 6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
圧力フラスコに、6−アミノ−2,3−ジフルオロベンズアミド(0.700g、4.07mmol)、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.4g、4.07mmol)、トリフルオロエタノール(30mL)及びトリフルオロ酢酸(1.6mL、20.4mmol)を添加する。得られた透明な溶液を終夜撹拌した。翌朝、すべての沈殿物を収集して、分析的に純粋な6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミドを白色固体(1.07g、55%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3 H), 6.74 (s, 1 H), 7.41 - 7.48 (m, 3 H), 7.49 - 7.60 (m, 1 H), 7.64 (d, J=3.67 Hz, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.96 (d, J=8.43 Hz, 3 H), 10.13 (s, 1 H).
中間体C19:4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
圧力フラスコに、2−アミノ−4−クロロ−6−フルオロベナズミド(1.0g、5.32mmol)、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.64g、4.84mmol)、トリフルオロエタノール(40mL)及びトリフルオル酢酸(1.9mL、24.2mmol)を添加した。得られた透明な溶液を終夜撹拌した。翌朝、すべての沈殿物を収集して、分析的に純粋な4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.785g、33%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 6.76 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.35 (dd, J=9.89, 1.83 Hz, 1 H), 7.45 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.70 (d, J=3.85 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.95 (d, J=8.42 Hz, 3 H), 10.73 (s, 1 H).
一般プロトコールIII: 2,4−ビスアニリノピロロピリミジンの合成
Figure 0005298128
ステップA:トリフルオロエタノール(7〜300mL)中の2−クロロ−4−アニリノ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(i、中間体C1〜C19、300mg〜6g)の懸濁液に、アニリン(1.25〜1.75当量、中間体B1〜B124)、ジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(4当量)及び触媒ヨウ化カリウム(<10mg)を添加した。得られたスラリーを圧力バイアル中約85℃ですべての固体が完全に溶解するまで12〜36時間)撹拌した。得られた溶液を室温に冷却し、ジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウムで希釈して、水層をpH>10に調整した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、対応する3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−5−(フェニルアミノ)ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(ii)を得た。
ステップB:四環系のiiをテトラヒドロフラン(12〜20mL)に懸濁し、27%の水酸化アンモニウム水溶液(50mL)又は別の第一級アミン(すなわち、4−フルオロベンジルアミン、2〜15当量)のいずれかを添加した。得られた溶液を圧力容器中約80℃にすべての固体が溶解されるまで(1〜10時間)加温した。室温に冷却後、容器を慎重に開け、有機層を固体硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、十分に純粋な中間体iiiを得た。
ステップC:これらの固体(iii)をテトラヒドロフラン及びメタノールの1:1混合物に溶解し、固体ナトリウムメトキシドを添加した。得られた懸濁液を室温(又は圧力容器中80℃)ですべての出発材料が消費されたと薄層クロマトグラフィーにより判断されるまで撹拌した。室温に冷却したら、飽和重炭酸ナトリウム(10mL)及び酢酸エチル(20mL)を添加した。その後、有機層を2.0Nの水酸化ナトリウム及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、SiO(80gのSiO、0%〜10%のMeOH/0.2%のNHを加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、最終的なビスアニリノピロロピリミジン(6〜39%収率、3ステップ、実施例1〜115)を黄色又は白色固体として得た。
(実施例1)
2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.25g、51mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.26g、1.14mmol)から調製し、黄色固体(0.056g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (t, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.46 - 1.63 (m, 2 H), 2.19 - 2.31 (m, 5 H), 2.39 - 2.46 (m, 2 H), 2.50 - 2.59 (m, 2 H), 3.21 - 3.40 (m, 2 H), 6.11 (s, 1 H), 6.22 (dd, J = 3.2, 1.7 Hz, 1 H), 6.87 - 6.99 (m, 2 H), 7.15 - 7.24 (m, 2 H), 7.28 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.56 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.25 (s, 1 H), 8.92 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 11.21 (s, 1 H), 12.01 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 482.
(実施例2)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(3.0g、6.8mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(1.84g、7.48mmol)から調製し、黄色固体(2.53g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.51 - 1.60 (m, 2 H), 2.26 (s, 2 H), 2.38 - 2.44 (m, 2 H), 2.49 - 2.55 (m, 2 H), 3.23 - 3.29 (m, J = 2.0, 1.3, 1.1 Hz, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.11 - 6.16 (m, 1 H), 6.28 (dd, J = 3.5, 1.8 Hz, 1 H), 6.94 (dd, J = 8.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.00 - 7.05 (m, 3 H), 7.47 - 7.52 (m, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.82 (dd, J = 8.1, 1.5 Hz, 1 H), 8.29 (d, J = 0.7 Hz, 1 H), 8.30 - 8.34 (m, 1 H), 8.92 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1 H), 11.42 (s, 1 H), 12.00 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 498.
(実施例3)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.350g、0.79mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び[2−2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(0.21g、0.87mmol)から調製し、黄色固体(0.054g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.80 - 0.87 (m, 3 H), 1.39 - 1.50 (m, 3 H), 1.52 - 1.62 (m, 1 H), 1.66 - 1.74 (m, 1 H), 1.79 - 1.84 (m, 1 H), 1.88 - 1.98 (m, 2 H), 2.20 - 2.29 (m, 2 H), 2.64 - 2.74 (m, 1 H), 2.82 - 2.91 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 6.27 (dd, J = 2.7, 1.8 Hz, 1 H), 6.80 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.90 (s, 1 H), 6.97 - 7.05 (m, 2 H), 7.45 - 7.52 (m, 2 H), 7.71 - 7.76 (m, 1 H), 7.79 - 7.86 (m, 1 H), 8.17 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.26 - 8.33 (m, 1 H), 8.92 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 11.35 - 11.42 (m, 1 H), 11.97 - 12.05 (m, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 500.
(実施例4)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.5g、1.13mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.27g、1.25mmol)から調製し、黄色固体(0.075g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.27 (s, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.44 - 2.47 (m, 2 H), 3.20 (s, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.09 - 6.16 (m, 1 H), 6.29 (dd, J = 3.2, 1.9 Hz, 1 H), 6.94 (dd, J = 8.5, 1.7 Hz, 1 H), 6.99 - 7.07 (m, 3 H), 7.46 - 7.53 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.73 (s, 1 H), 7.82 (dd, J = 8.0, 1.2 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.33 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.92 (d, J = 8.2 Hz, 1 H), 11.41 (s, 1 H), 11.99 (s, 1 H); ESIMS (M-H)+ = 468.
(実施例5)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.5g、1.13mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)アニリン(0.27g、1.24mmol)から調製し、黄色固体(0.114g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 - 1.47 (m, 1 H), 1.58 (d, J=13.7 Hz, 1 H), 1.70 (d, J = 14.8 Hz, 1 H), 1.81 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 1.89 (s, 1 H), 1.92 (d, J = 4.9 Hz, 1 H), 2.20 (s, 3 H), 2.65 - 2.76 (m, 1 H), 2.76 - 2.87 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 6.24 - 6.32 (m, 1 H), 6.79 (d, J = 9.1 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 0.9 Hz, 1 H), 6.95 - 6.99 (m, 1 H), 7.01 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.43 - 7.51 (m, 2 H), 7.73 (s, 1 H), 7.76 - 7.85 (m, 1 H), 8.18 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 8.23 - 8.33 (m, 1 H), 8.92 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 11.36 (s, 1 H), 11.98 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 472.
(実施例6)
2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.083g、0.167mmol)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.25g、0.57mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリンから調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.17 - 2.27 (m, 2 H), 2.50 - 2.57 (m, 2 H), 2.78 - 2.89 (m, 1 H), 3.31 - 3.38 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.09 (s, 1 H), 6.24 - 6.30 (m, 1 H), 6.89 - 6.95 (m, 1 H), 6.96 - 7.04 (m, 3 H), 7.48 (t, J=7.9 Hz, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.81 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 8.24 - 8.32 (m, 2 H), 8.90 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 11.39 (s, 1 H), 11.98 (s, 1 H); ESIMS (M+)+ = 498.
(実施例7)
2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.5g、1.13mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.31g、1.25mmol)から調製し、黄色固体(0.123g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 2.57 (s, 4 H), 2.66 (d, J = 5.9 Hz, 1 H), 3.09 (s, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.23 (s, 1 H), 6.45 - 6.49 (m, 1 H), 6.62 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 6.91 - 6.94 (m, 1 H), 6.99 (t, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.38 - 7.45 (m, 2 H), 7.69 - 7.73 (m, 1 H), 7.80 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.94 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 11.94 - 11.97 (m, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 501.
(実施例8)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.106g、31%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.68mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(4−プロピル−1−ピペラジニル)アニリン(0.250g、1.02mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.42 Hz, 3 H), 1.40 - 1.50 (m, 2 H), 2.20 - 2.30 (m, 2 H), 2.49 (s, 4 H), 3.08 (s, 4 H), 3.79 (s, 3 H), 6.22 (dd, J=3.39, 1.74 Hz, 1 H), 6.46 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J=3.39, 2.29 Hz, 1 H), 6.94 - 7.02 (m, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.42 (t, J=7.69 Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.79 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 8.25 (s, 1 H), 8.92 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 11.25 (s, 1 H), 11.94 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 501.
(実施例9)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.23g、0.52mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−5−(4−メチル−1−ピペラジニル)アニリン(0.15g、0.68mmol)から調製し、黄色固体(0.112g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.19 (s, 3 H) 2.39 - 2.48 (m, 4 H) 2.96 - 3.05 (m, 4 H) 3.78 (s, 3 H) 6.26-6.28 (m, 1 H) 6.45 (dd, J=8.79, 2.75 Hz, 1 H) 6.84 (d, J=8.79 Hz, 1 H) 6.95 - 7.03 (m, 2 H) 7.42 - 7.50 (m, 2 H) 7.72 (s, 1 H) 7.80 (m, 1 H) 8.12 (m, 1 H) 8.28 (s, 1 H) 8.90 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 11.38 (s, 1 H) 12.01 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 473.
(実施例10)
2−[(2−{[5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.20g、0.8mmol)から調製し、黄緑色固体(0.099g、3ステップにわたり43%)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 - 1.04 (m, 6 H) 2.55 (s, 4 H) 2.64 (s, 1 H) 3.00 (s, 4 H) 3.78 (s, 3 H) 6.27 (m, 1 H) 6.44 (m, , 1 H) 6.84 (d, J=8.97 Hz, 1 H) 6.97 - 7.02 (m, 2 H) 7.45 (s, 1 H) 7.46 - 7.51 (m, 1 H) 7.72 (s, 1 H) 7.81 (m, 1 H) 8.14 (d, J=2.56 Hz, 1 H) 8.28 (s, 1 H) 8.91 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 11.38 (s, 1 H) 12.02 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 501.
(実施例11)
2−[(2−{[2−メチル−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−メチル−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.680mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(4−モルホリニル)アニリン(0.144g、0.750mmol)から調製し、黄色固体(0.110g、37%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.17 (s, 3 H), 3.02 - 3.12 (m, 4 H), 3.70 - 3.79 (m, 4 H), 6.19 (d, J=1.28 Hz, 1 H), 6.77 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.83 - 6.89 (m, 1 H), 6.93 (t, J=7.23 Hz, 1 H), 7.22 - 7.33 (m, 2 H), 7.68 (s, 1 H), 7.78 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.92 (d, J=8.60 Hz, 1 H), 11.14 (s, 1 H), 11.98 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 444. 保持時間1.77分。
(実施例12)
2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.378g、0.86mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)アニリン(0.220g、0.902mmol)から調製し、黄色固体(0.130g、33%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.06 - 3.11 (m, 4 H), 3.72 - 3.77 (m, 4 H), 3.82 (s, 3 H), 6.24 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H), 6.49 (dd, J=8.78, 2.56 Hz, 1 H), 6.65 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.94 (dd, J=3.38, 2.29 Hz, 1 H), 6.96 - 7.03 (m, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.41 - 7.47 (m, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.81 (dd, J=7.96, 1.37 Hz, 1 H), 7.94 (d, J=8.78 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.94 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 11.97 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 460. 保持時間1.75分。
(実施例13)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.680mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.176g、0.850mmol)から調製し、黄色固体(0.121g、39%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 3.00 (s, 2 H), 6.22 (dd, J=3.38, 1.92 Hz, 1 H), 6.88 - 6.95 (m, 2 H), 7.11 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 7.24 (t, J=7.50 Hz, 1 H), 7.38 (dd, J=8.14, 1.92 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.73 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J=8.05, 1.28 Hz, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.25 (s, 1 H), 8.89 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 9.57 (s, 1 H), 11.21 (s, 1 H), 12.04 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 459. 保持時間1.19分。
(実施例14)
2−{[2−({2−メチル−5−[(1−ピロリジニルアセチル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({2−メチル−5−[(1−ピロリジニルアセチル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.68mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−2−(1−ピロリジニル)アセトアミド(0.20g、1.02mmol)から調製し、黄色固体(0.112g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66-1.67 (m, 4H) 2.15 (s, 3 H) 2.52 (m, 4H) 3.16 (s, 2 H) 6.20-6.22 (m, 1 H) 6.88-6.92 (m, 2 H) 7.10 (d, J=8.24 Hz, 1H) 7.20-7.25 (m, 1H) 7.35-7.37 (m, 1 H) 7.67 - 7.70 (m, 2 H) 7.75-7.77 (m, 1 H) 8.14 (s, 1 H) 8.24 (s, 1 H) 8.88 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 9.54 (s, 1 H) 11.19 (s, 1 H) 12.02 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 485.
(実施例15)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.68mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.23g、1.02mmol)から調製し、黄色固体(0.115g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6H) 2.99 (s, 2 H) 3.80 (s, 3 H) 6.26-6.27 (m, 1 H) 6.92-6.94 (m, 1 H) 6.95 - 7.01 (m, 2 H) 7.31-7.34 (m, 1 H) 7.37 - 7.43 (m, 1 H) 7.56 (s, 1 H) 7.71 (s, 1 H) 7.80 (dd, J=7.87, 1.10 Hz, 1 H) 8.16-8.17 (m, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 8.90 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 9.39 (s, 1 H) 11.31 (s, 1 H) 12.03 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 475.
(実施例16)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.680mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−{3−アミノ−4−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.180g、0.850mmol)から調製し、黄色固体(0.135g、38%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H), 3.02 (s, 2 H), 6.25 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H), 6.91 - 6.98 (m, 2 H), 7.24 - 7.33 (m, 2 H), 7.50 (dd, J=8.88, 2.47 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.78 (dd, J=7.87, 1.28 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=2.56 Hz, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.87 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 9.79 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H), 12.08 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 529. 保持時間1.76分。
(実施例17)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−フルオロフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−フルオロフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.68mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.22g、1.04mmol)から調製し、黄色固体(0.056g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H) 3.02 (s, 2 H) 5.74 (s, 1H) 6.25-6.26 (m, 1H) 6.91 - 6.98 (m, 3 H) 7.11 - 7.19 (m, 1 H) 7.31 (s, 2 H) 7.35 - 7.43 (m, 1 H) 7.70 - 7.81 (m, 2 H) 7.96 (dd, J=7.41, 2.47 Hz, 1 H) 9.69 (s, 1 H) 11.31 (s, 1 H) 12.08 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 463.
(実施例18)
2−{[2−({2−クロロ−5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({2−クロロ−5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.68mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.23g、1.01mmol)から調製し、黄色固体(0.114g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.22 (s, 6 H) 3.03 (s, 2 H) 6.24-6.26 (m, 1 H) 6.91-6.97 (m, 2 H) 7.28 (m, 1 H) 7.37 (d, J=8.79 Hz, 1 H) 7.47-7.50 (m, 1 H) 7.70 (s, 1H) 7.77-7.79 (m, 1 H) 8.07 (d, J=2.38 Hz, 1 H) 8.14 (s, 1 H) 8.25 (s, 1H) 8.85 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 9.77 (s, 1 H) 11.32 (s, 1 H) 12.07 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 479.
(実施例19)
2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.250g、0.567mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン(0.146g、0.680mmol)から調製し、白色固体(0.075g、24%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.87 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 4.39 (s, 2 H), 6.27 (s, 1 H), 6.94 - 7.06 (m, 4 H), 7.42 - 7.53 (m, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.80 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.34 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.89 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 11.40 (s, 1 H), 11.98 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 467. 保持時間1.74分。
(実施例20)
2−{[2−({2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.250g、0.567mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−5−[(メチルスルホニル)メチル]アニリン(0.146g、0.680mmol)から調製し、黄色固体(0.051g、16%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.86 (s, 3 H), 3.87 (s, 3 H), 4.32 (s, 2 H), 6.29 (s, 1 H), 6.97 - 7.07 (m, 4 H), 7.48 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.73 (s, 1 H), 7.82 (d, J=7.50 Hz, 1 H), 8.22 - 8.33 (m, 2 H), 8.87 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 11.31 (s, 1 H), 11.99 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 467. 保持時間1.78分。
(実施例21)
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.50g、1.13mmol)、メチルアミン(0.93mL、30mmol)、及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.27g、1.25mmol)から調製し、黄色固体(0.099g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.27 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.44 - 2.47 (m, 2 H), 2.81 (d, J = 4.4 Hz, 3 H), 3.20 (d, J = 1.8 Hz, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.10 - 6.15 (m, 1 H), 6.31 - 6.35 (m, 1 H), 6.91 - 6.95 (m, 1 H), 6.99 - 7.08 (m, 3 H), 7.47 - 7.55 (m, 2 H), 7.72 - 7.78 (m, 1 H), 8.31 - 8.36 (m, 1 H), 8.70 - 8.77 (m, 1 H), 8.81 - 8.86 (m, 1 H), 11.39 - 11.44 (m, 1 H), 11.62 - 11.67 (m, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 484.
(実施例22)
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.50g、1.13mmol)、メチルアミン(0.96mL、30mmol)及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)アニリン(0.27g、1.24mmol)から調製し、黄色固体(0.152g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.62 - 1.74 (m, 2 H), 1.76 - 1.84 (m, 3 H), 1.86 - 1.91 (m, 1 H), 2.18 (s, 3 H), 2.72 - 2.84 (m, 6 H), 3.85 (s, 3 H), 6.30 (dd, J = 3.3, 1.8 Hz, 1 H), 6.75 - 6.81 (m, 1 H), 6.89 (d, J = 1.6 Hz, 1 H), 6.96 - 6.99 (m, 1 H), 7.04 (t, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.41 - 7.51 (m, 2 H), 7.69 - 7.76 (m, 1 H), 8.19 (d, J = 8.2 Hz, 1 H), 8.73 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 8.83 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 11.36 (s, 1 H), 11.63 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 486.
(実施例23)
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.300g、0.68mmol)、メチルアミン(THF中2.0M溶液2mL、Aldrich)及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.234g、0.95mmol)から調製し、黄色固体(0.065g、19%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.32 Hz, 3 H), 1.50 - 1.61 (m, 2 H), 2.27 (s, 2 H), 2.45 (s, 2 H), 2.54 (s, 2 H), 2.81 (d, J=4.39 Hz, 3 H), 3.29 (s, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.14 (s, 1 H), 6.33 (dd, J=3.20, 1.74 Hz, 1 H), 6.94 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.01 (s, 2 H), 7.05 (t, J=7.50 Hz, 1 H), 7.50 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.74 (d, J=7.87 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=4.21 Hz, 1 H), 8.84 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 11.42 (s, 1 H), 11.65 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 512. 保持時間1.52分。
(実施例24)
N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、N−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.35g、0.79mmol)、メチルアミン(30mmol)及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(0.21g、0.87mmol)から調製し、黄色固体(0.077g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (t, J=7.33 Hz, 3 H), 1.56 (s, 3 H), 1.69 (s, 1 H), 1.78 - 1.89 (m, 2 H), 2.69 (s, 1 H), 2.81 (d, J=4.77 Hz, 4 H), 3.16 (s, 2 H), 3.31 (s, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 6.31 (d, J=1.47 Hz, 1 H), 6.32 (s, 1 H), 6.81 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 6.95 - 7.01 (m, 1 H), 7.04 (t, J=7.33 Hz, 1 H), 7.44 - 7.53 (m, 3 H), 8.24 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=4.40 Hz, 1 H), 8.83 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 11.36 (s, 1 H), 11.65 (s, 1 H), その外にTsOH不純物が約70mol%存在する。ESIMS (M+H)+ = 514.
(実施例25)
N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.25g、0.54mmol)、メチルアミン(30mmol)及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.150g、0.60mmol)から調製し、黄色固体(0.140g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.61 - 2.70 (m, 1 H), 2.81 (d, J = 4.0 Hz, 3 H), 3.09 (s, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.27 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 6.46 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 6.62 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 6.89 - 6.96 (m, 1 H), 7.01 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.35 - 7.45 (m, 2 H), 7.72 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.89 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 8.68 - 8.75 (m, 1 H), 8.87 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 11.63 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 515.
(実施例26)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D1: N,N−ジメチル−N−[4−メチル−3−({3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)フェニル]グリシンアミド
Figure 0005298128
加圧容器に、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.0g、2.27mmol)、N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.590g、2.83mmol)、ヨウ化カリウム(<10mg)及びジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(約4mL)を添加した。得られた懸濁液をすべての固体が完全に溶解するまで(24時間)撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、ジクロロメタンで希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、揮発物を減圧下で除去し、固体をジエチルエーテルで粉砕して、その後の転換で使用するのに十分な純度のN,N−ジメチル−N−[4−メチル−3−({3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)フェニル]グリシンアミド(1.11g、18.7mmol、82%収率)を得た。ESIMS (M+H) = 596.
ステップB: 2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド
一般プロトコールIII(ステップB及びC)に従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミドは、N,N−ジメチル−N−[4−メチル−3−({3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)フェニル]グリシンアミド(0.200g、0.340mmol)及びエタノールアミン(0.100mL、1.68mmol)から出発し、黄色固体(0.071g、42%収率)として調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 2.98 (s, 2 H), 3.30 - 3.38 (m, 2 H), 3.51 (q, J=5.80 Hz, 2 H), 4.73 (t, J=5.77 Hz, 1 H), 6.22 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H), 6.87 - 6.92 (m, 1 H), 6.92 - 6.96 (m, 1 H), 7.09 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.18 - 7.26 (m, 1 H), 7.36 (dd, J=8.15, 1.92 Hz, 1 H), 7.69 - 7.72 (m, 2 H), 8.12 (s, 1 H), 8.67 (t, J=5.31 Hz, 1 H), 8.82 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 9.54 (s, 1 H), 11.19 (s, 1 H), 11.62 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 503. 保持時間1.21分。
(実施例27)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例26に類似する様式で、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミドは、N,N−ジメチル−N−[4−メチル−3−({3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)フェニル]グリシンアミド(0.150g、0.27mmol)及び4−フルオロベンジルアミン(0.5mL)から調製し、黄色固体(0.055g、39%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 3.01 (s, 2 H), 4.49 (d, J=6.04 Hz, 2 H), 6.21 (dd, J=3.29, 1.83 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J=3.20, 2.29 Hz, 1 H), 6.97 (t, J=7.50 Hz, 1 H), 7.08 - 7.17 (m, 3 H), 7.22 - 7.31 (m, 1 H), 7.33 - 7.42 (m, 3 H), 7.73 (d, J=1.65 Hz, 1 H), 7.78 (dd, J=8.05, 0.91 Hz, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.84 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 9.29 (t, J=6.04 Hz, 1 H), 9.58 (s, 1 H), 11.21 (s, 1 H), 11.56 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 567. 保持時間1.57分。
(実施例28)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−ヒドロキシベンズアミド
Figure 0005298128
実施例26に類似する様式で、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−N−ヒドロキシベンズアミドは、N,N−ジメチル−N−[4−メチル−3−({3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)フェニル]グリシンアミド(0.400g、0.67mmol)及び50%のヒドロキシルアミン水溶液(20mL)から調製し、黄色固体(0.026g、8%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 2.99 (s, 2 H), 6.23 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H), 6.85 - 6.94 (m, 2 H), 7.09 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.22 (t, J=7.60 Hz, 1 H), 7.35 (dd, J=8.33, 2.66 Hz, 1 H), 7.54 (dd, J=8.24, 1.46 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.80 (d, J=7.87 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H), 9.55 (s, 1 H), 11.20 (s, 1 H), 11.27 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 475. 保持時間110分。
(実施例29)
3−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、3−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ナフタレンカルボキサミドは、3−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2−ナフタレンカルボキサミド(0.300g、0.611mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.188g、0.764mmol)から調製し、黄色固体(0.075g、22%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (t, J=7.14 Hz, 3 H), 1.55 (s, 2 H), 2.30 (s, 2 H), 2.44 (s, 2 H), 2.55 (s, 2 H), 3.28 (s, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.19 (s, 1 H), 6.28 - 6.35 (m, 1 H), 6.92 (d, J=10.25 Hz, 1 H), 6.98 - 7.04 (m, 1 H), 7.05 - 7.10 (m, 1 H), 7.36 - 7.46 (m, 1 H), 7.48 - 7.56 (m, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.74 (d, J=8.78 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 8.16 - 8.23 (m, 1 H), 8.44 (s, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 9.22 (s, 1 H), 11.37 (s, 1 H), 11.67 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 548. 保持時間1.77分。
(実施例30)
3−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、3−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−2−ナフタレンカルボキサミドは、3−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2−ナフタレンカルボキサミド(0.300g、0.610mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.151g、0.732mmol)から調製し、黄色固体(0.057g、18%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.11 (s, 6 H), 2.21 (s, 3 H), 2.89 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 7.19 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 7.36 (t, J=6.95 Hz, 1 H), 7.43 - 7.55 (m, 3 H), 7.79 (d, J=8.78 Hz, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.25 (s, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 9.25 (s, 1 H), 9.55 (s, 1 H), 11.23 (s, 1 H), 11.79 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 509. 保持時間1.63分。
(実施例31)
2−メチル−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−メチル−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.028g、8%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−メチルベンズアミド(0.300g、0.66mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.213g、0.857mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.35 (s, 3 H), 2.57 (s, 4 H), 2.66 (s, 1 H), 3.05 (s, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.15 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H), 6.38 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.59 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.81 - 6.89 (m, 1 H), 7.01 (d, J=7.70 Hz, 1 H), 7.13 (s, 1 H), 7.27 (t, J=7.88 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.70 - 7.77 (m, J=12.46 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=7.70 Hz, 1 H), 8.00 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 8.66 (s, 1 H), 11.18 (s, 1 H). ESIMS (M+H) = 516.
(実施例32)
5−メチル−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−メチル−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−メチルベンズアミド(0.300g、0.66mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.230g、1.00mmol)から調製し、黄色固体(0.080g、25%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.41 Hz, 3 H), 1.50 - 1.61 (m, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 2.30 (s, 2 H), 2.43 (s, 2 H), 2.53 (s, 2 H), 3.27 (s, 2 H), 6.12 (s, 1 H), 6.21 (dd, J=3.48, 2.01 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J=3.48, 2.38 Hz, 1 H), 7.10 (dd, J=8.97, 1.65 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 7.23 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=8.60 Hz, 1 H), 7.62 (d, J=1.28 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 8.76 (d, J=8.60 Hz, 1 H), 11.20 (s, 1 H), 11.83 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 496. 保持時間1.38分。
(実施例33)
5−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−メチル−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−メチルベンズアミド(0.25g、0.55mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.16g、0.66mmol)から調製し、黄色固体(0.098g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.49 - 1.59 (m, 2 H), 2.25 (d, J = 4.4 Hz, 2 H), 2.30 (s, 3 H), 2.39 - 2.44 (m, 2 H), 2.50 - 2.54 (m, 2 H), 3.26 (d, J = 1.5 Hz, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.10 - 6.17 (m, 1 H), 6.26 (dd, J = 3.6, 1.9 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J = 8.4, 1.8 Hz, 1 H), 6.97 - 7.02 (m, 2 H), 7.31 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.65 (d, J = 1.3 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.32 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.75 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 11.38 (s, 1 H), 11.77 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 512.
(実施例34)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−メチルベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−メチルベンズアミド(0.300g、0.66mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.170g、0.82mmol)から調製し、黄色固体(0.019g、6%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 2.23 (s, 3 H), 2.99 (s, 2 H), 6.19 (s, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 7.03 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.10 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.35 (d, J=7.14 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 8.74 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 9.55 (s, 1 H), 11.16 (s, 1 H), 11.86 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 473. 保持時間1.32分。
(実施例35)
4−メチル−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−メチル−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.067g、21%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチルベンズアミド(0.300g、0.66mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.227g、0.99mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.41 Hz, 3 H), 1.50 - 1.59 (m, 2 H), 2.14 (s, 3 H), 2.24 (s, 3 H), 2.27 (s, 2 H), 2.41 (s, 2 H), 2.53 (s, 2 H), 3.24 (s, 2 H), 6.10 (s, 1 H), 6.24 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H), 6.73 (dd, J=8.23, 1.46 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J=3.48, 2.38 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J=8.32, 2.10 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.68 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 11.19 (s, 1 H), 12.19 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 512.
(実施例36)
2−(メチルオキシ)−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−(メチルオキシ)−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−(メチルオキシ)ベンズアミド(0.25g、0.53mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び[2−2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(0.15g、0.62mmol)から調製し、黄色固体(0.079g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.52 Hz, 3 H), 1.44 - 1.56 (m, 4 H), 1.64 (d, J=12.83 Hz, 2 H), 1.78 (dd, J=19.25, 7.52 Hz, 3 H), 1.84 (s, 1 H), 2.76 (s, 1 H), 3.04 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H), 6.23 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.77 (s, 1 H), 6.79 (s, 1 H), 6.90 (s, 1 H), 6.97 (dd, J=3.30, 2.20 Hz, 1 H), 7.34 - 7.43 (m, 2 H), 7.89 (s, 2 H), 8.20 - 8.30 (m, 2 H), 11.10 (s, 1 H), 11.33 (s, 1 H), その外にTsOH不純物が約40mol%存在する。ESIMS (M+H)+ = 530.
(実施例37)
5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−(メチルオキシ)ベンズアミド(0.300g、0.637mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.142g、0.701mmol)から調製し、黄色固体(0.114g、27%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (t, J=6.68 Hz, 3 H), 1.21 (s, 2 H), 1.54 (dd, J=14.82, 3.66 Hz, 2 H), 1.82 (s, 2 H), 2.18 - 2.29 (m, 5 H), 2.43 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 6.10 (s, 1 H), 6.18 (s, 1 H), 6.88 (d, J=3.29 Hz, 2 H), 7.19 (d, J=6.40 Hz, 1 H), 7.22 (s, 1 H), 7.33 (s, 1 H), 7.56 (d, J=7.68 Hz, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.74 (d, J=8.78 Hz, 1 H), 11.17 (s, 1 H), 11.55 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 512. 保持時間1.26分。
(実施例38)
5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−(メチルオキシ)−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−(メチルオキシ)ベンズアミド(0.250g、0.53mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.16g、0.64mmol)から調製し、黄色固体(0.063g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.49 - 1.59 (m, 2 H), 2.25 (dt, J = 2.9, 1.5 Hz, 2 H), 2.38 - 2.44 (m, 2 H), 2.49 - 2.53 (m, 2 H), 3.25 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 6.09 - 6.16 (m, 1 H), 6.25 (dd, J = 3.5, 1.8 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1 H), 6.97 (dd, J = 3.5, 2.2 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J = 9.2, 3.0 Hz, 1 H), 7.36 (d, J = 2.9 Hz, 1 H), 7.46 (s, 1 H), 7.69 - 7.74 (m, 1 H), 8.23 - 8.28 (m, 1 H), 8.33 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.70 (d, J = 9.1 Hz, 1 H), 11.35 (s, 1 H), 11.43 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 528.
(実施例39)
2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−(メチルオキシ)ベンズアミド(0.103g、32%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)ベンズアミド(0.300g、0.64mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.184g、0.83mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (d, J=6.23 Hz, 3 H), 2.94 - 3.05 (m, 2 H), 3.52 - 3.61 (m, 2 H), 3.64 - 3.73 (m, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 3.83 (d, J=10.80 Hz, 1 H), 6.18 - 6.26 (m, 1 H), 6.44 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 6.52 - 6.56 (m, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 6.93 (s, 1 H), 7.29 (s, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 7.77 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.63 (s, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 12.40 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 504.
(実施例40)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.650mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.188g、0.82mmol)から調製し、黄色固体(0.065g、20%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.32 Hz, 3 H), 1.49 - 1.60 (m, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 2.27 (s, 2 H), 2.43 (s, 2 H), 2.53 (s, 2 H), 3.25 (s, 2 H), 6.11 (s, 1 H), 6.20 (s, 1 H), 6.81 - 6.91 (m, 1 H), 6.94 (s, 1 H), 7.19 (d, J=8.60 Hz, 1 H), 7.22 (s, 1 H), 7.24 - 7.33 (m, 1 H), 7.58 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.48 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 10.52 (s, 1 H), 11.27 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 500. 保持時間1.32分。
(実施例41)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.270g、0.590mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.175g、0.710mmol)から調製し、黄色固体(0.067g、22%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.41 Hz, 3 H), 1.50 - 1.61 (m, 2 H), 2.27 (s, 2 H), 2.44 (s, 2 H), 2.55 (s, 2 H), 3.27 (s, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 6.13 (s, 1 H), 6.26 (dd, J=3.20, 1.74 Hz, 1 H), 6.92 (m, 2 H), 6.96 - 7.02 (m, 2 H), 7.43 - 7.50 (m, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 8.31 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.40 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 10.42 (s, 1 H), 11.43 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 516. 保持時間1.50分。
(実施例42)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン(0.18g、0.72mmol)から調製し、黄色固体(0.117g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 1.45 (dq, J=14.9, 7.4 Hz, 2 H), 1.64 - 1.75 (m, 4 H), 1.88 - 1.98 (m, 2 H), 2.19 - 2.27 (m, 2 H), 2.42 (dt, J=7.4, 3.8 Hz, 1 H), 2.95 (d, J=11.0 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.23 (dd, J=3.5, 2.0 Hz, 1 H), 6.76 (dd, J=8.4, 1.5 Hz, 1 H), 6.87 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 6.90 - 7.00 (m, 2 H), 7.39 - 7.48 (m, 2 H), 8.01 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.17 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.42 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 10.42 (s, 1 H), 11.39 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 518.
(実施例43)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.23g、0.78mmol)から調製し、2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.1g、3ステップにわたり27%)を黄緑色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.49 (s, 2 H) 1.86 (s, 3 H) 2.11 (s, 2 H) 2.33 (s, 1 H) 2.58 - 2.69 (m, 3 H) 2.77 - 2.83 (m, 2 H) 3.54 (d, J=12.09 Hz, 2 H) 3.77 (s, 3 H) 5.08-5.22 (dt, J=5.62, 56.21 Hz, 1H) 6.15 - 6.18 (m, 1 H) 6.44 (d, J=8.79 Hz, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 6.84 - 6.92 (m, 2 H) 7.33 - 7.40 (m, 3 H) 7.86 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.45 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 10.41 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 563.
(実施例44)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例43に完全に類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリンから調製して、2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.1g、3ステップにわたり27%)を黄緑色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 563. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 - 1.53 (m, 2 H) 1.82 - 1.91 (m, 3 H) 2.06 - 2.15 (m, 2 H) 2.30 - 2.38 (m, 1 H) 2.58 - 2.69 (m, 3 H) 2.77 - 2.83 (m, 2 H) 3.54 (d, J=12.45 Hz, 2 H) 3.77 (s, 3 H) 5.08-5.22 (dt, J=6.22, 56 Hz, 1H) 6.15 - 6.18 (m, 1 H) 6.44 (dd, J=8.70, 2.11 Hz, 1 H) 6.57 - 6.60 (m, 1 H) 6.84 - 6.92 (m, 2 H) 7.32 - 7.40 (m, 2 H) 7.86 (d, J=8.97 Hz, 1 H) 7.96 (s, 1H) 8.05 (s, 1 H) 8.45 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 10.41 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H).
(実施例45)
2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.187g、51%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(0.250g、0.850mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 - 1.42 (m, 2 H), 1.45 - 1.51 (m, 4 H), 1.55 (d, J=15.40 Hz, 2 H), 1.79 (d, J=11.00 Hz, 2 H), 2.25 - 2.36 (m, 1 H), 2.46 (s, 4 H), 2.54 - 2.66 (m, 2 H), 3.66 (d, J=12.83 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 6.20 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.46 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.90 (d, J=1.47 Hz, 1 H), 6.91 - 6.95 (m, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.40 (td, J=8.62, 6.97 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.47 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 11.29 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 559.
(実施例46)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.18g、0.72mmol)から調製し、黄色固体(0.083g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=5.5 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.66 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 3.08 (s, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.20 (dd, J=3.7, 1.8 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J=8.8, 1.5 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.88 - 6.94 (m, 2 H), 7.37 - 7.43 (m, 2 H), 7.88 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.48 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 519.
実施例46 (代替調製)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D66: 8−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
300mLの密閉管内、トリフルオロエタノール(200mL)中の、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(5.50g、11.98mmol)、[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミン(4.5g、18mmol、1.50当量)及びヨウ化カリウム(<20mg)の溶液に、ジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(12mL、48mmol、4当量)を添加した。容器を密閉し、得られた懸濁液を80℃で12時間急速に撹拌した。TLC/LCMS分析は出発材料が依然として残っていることを示したため、追加の塩酸(ジオキサン中4.0Mの溶液として5mL)及びヨウ化カリウム(<20mg)を添加し、加熱を継続した。三つのこのような反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム/塩化メチレンにそのまま注ぎ入れた。有機層を収集し、減圧下で濃縮し、次いでジエチルエーテルに再懸濁した。10分間の音波処理、続いて濾過を行って、粗製の8−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンを、次の転換で使用するのに十分な純度の橙色の固体(23.5g、約99%収率、純度85〜90%)として得た。ESIMS (M+H)+ = 655.
ステップB/中間体D67: 2−フルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(350mL)中の8−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(7.6g、11.6mmol)の溶液に、27%の水酸化アンモニウム(500mL)を添加した。得られた二相混合物を24時間急速に撹拌し、この時点でTLC/LCMSにより出発材料がないことが明らかになった。三つのこのような反応物を合わせ、EtOAcで希釈し、有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物として、2−フルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(19.3g、28.7mmol、80%収率)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.36 (s, 1 H), 8.04 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.87 - 7.99 (m, 4 H), 7.79 (br. s., 2 H), 7.26 - 7.47 (m, 4 H), 6.87 - 7.06 (m, 1 H), 6.63 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 6.47 - 6.58 (m, 2 H), 3.70 - 3.85 (m, 3 H), 3.05 - 3.19 (m, 4 H), 2.66 (クインタプレット, J=6.5 Hz, 1 H), 2.54 - 2.63 (m, 4 H), 2.32 (s, 3 H), 1.00 (d, J=6.6 Hz, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 673.
段階C/実施例46 (代替調製): 2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
メタノール(250mL)及びテトラヒドロフラン(125ml)中の2−フルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(15.7g、23.4mmol)の懸濁液に、KCO(32.3g、125mlの水中234mmol)を添加した。反応混合物を85℃で6時間撹拌した。その後、有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、SiO(400gのSiO、0%〜10%のMeOH/0.1%のNHを加えたCHCL)上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(11.2g、92%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.59 Hz, 6 H), 2.59 (d, J=3.85 Hz, 4 H), 2.67 (m, J=6.41 Hz, 1 H), 3.10 (br. s., 4 H), 3.81 (s, 3 H), 6.22 ( s., 1 H), 6.47 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.63 (d, J=1.28 Hz, 1 H), 6.89 - 6.98 (m, 2 H), 7.36 - 7.46 (m, 2 H), 7.90 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 8.02 ( s., 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.50 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 10.47 (s, 1 H), 11.31 ( s., 1 H). MS(ESI): m/z 519 (M+1)+.
(実施例47)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.065g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)アニリン(0.20g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=5.9 Hz, 6 H), 2.57 (s, 4 H), 2.62 - 2.69 (m, 1 H), 2.95 (s, 4 H), 3.71 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 6.22 (dd, J=3.3, 1.8 Hz, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 6.91 (dd, J=10.8, 8.2 Hz, 1 H), 6.95 - 7.00 (m, 1 H), 7.34 - 7.41 (m, 1 H), 7.43 (s, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.45 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 10.45 (s, 1 H), 11.34 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 549.
(実施例48)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.200g、0.44mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.144g、0.54mmol)から調製し、黄色固体(0.071g、24%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.68 (d, J=6.97 Hz, 1 H), 2.98 (s, 4 H), 3.85 (s, 3 H), 6.26 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.67 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J=11.36, 8.43 Hz, 1 H), 7.00 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H), 7.39 - 7.49 (m, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 8.37 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 10.39 (s, 1 H), 11.43 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 537.
(実施例49)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.200g、0.44mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.120g、0.54mmol)から調製し、黄色固体(0.043g、20%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.94 (d, J=6.23 Hz, 3 H), 2.94 - 3.02 (m, 1 H), 3.02 - 3.12 (m, 1 H), 3.54 - 3.65 (m, 2 H), 3.72 (s, 1 H), 3.74 (d, J=6.23 Hz, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 3.86 (d, J=11.36 Hz, 1 H), 6.21 (s, 1 H), 6.47 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 6.87 - 6.98 (m, 2 H), 7.36 - 7.45 (m, 2 H), 7.93 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.46 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 492.
(実施例50)
2−フルオロ−6−[(2−{[3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.101g、29%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.654mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び3−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.258g、0.981mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (d, J=6.23 Hz, 6 H), 2.15 (s, 3 H), 2.55 (s, 4 H), 2.60 - 2.69 (m, 1 H), 2.77 (s, 4 H), 3.63 (s, 3 H), 6.19 (dd, J=3.20, 1.74 Hz, 1 H), 6.75 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.85 - 6.95 (m, 2 H), 7.33 - 7.40 (m, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.42 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 533.
(実施例51)
2−フルオロ−6−[(2−{[3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.151g、37%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.350g、0.76mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び3−フルオロ−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.304g、1.14mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.62 - 2.74 (m, 1 H), 2.95 (s, 4 H), 3.81 (s, 3 H), 6.23 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H), 6.70 (t, J=9.16 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J=11.00, 8.80 Hz, 1 H), 6.97 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H), 7.36 - 7.43 (m, 1 H), 7.72 - 7.80 (m, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 8.43 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 10.45 (s, 1 H), 11.34 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 537.
(実施例52)
2−フルオロ−6−({2−[(5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.107g、40%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.200g、0.45mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−メチル−2−(メチルオキシ)−4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}アニリン(0.160g、0.49mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H), 2.59 (s, 4 H), 2.72 - 2.80 (m, 2 H), 2.84 (d, J=8.07 Hz, 4 H), 3.06 (s, 3 H), 3.31 - 3.35 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.22 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 6.92 (dd, J=11.55, 8.25 Hz, 1 H), 6.95 - 6.99 (m, 1 H), 7.38 - 7.45 (m, 2 H), 7.96 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.43 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 11.31 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 597.
(実施例53)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.350g、0.763mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.240g、0.96mmol)から調製し、黄色固体(110mg、28%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H), 3.11 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 3.76 (s, 2 H), 4.17 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 6.21 (dd, J=3.48, 1.65 Hz, 1 H), 6.80 - 6.90 (m, 1 H), 6.90 - 7.01 (m, 2 H), 7.25 - 7.37 (m, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.50 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 11.28 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 519.
実施例53 (代替調製)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D75: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(11g、24mmol)、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(5g、20mmol)、ジオキサン中4MのHCl溶液(25mL、100mmol)及び2,2,2−トリフルオロエタノール(250mL)の混合物を、80℃で16時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、27%のNHOH水溶液(250mL)及びTHF(250mL)で希釈した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。得られたスラリーを濾過し、HO(300mL)、EtO(300mL)、最後にEtOAc(300mL)を使用して固体を粉砕した。固体をTHFに溶解し、セライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。クロマトグラフィー後に得られた固体を、MeOH及びCHClの混合物を使用して粉砕して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドをベージュ色の固体(6.8g、51%)として得た。
ステップB/実施例53 (代替調製): 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(6.7g、10mmol)、NaOMeの溶液(MeOH中0.5M、200mL、100mmol)及びTHF(400mL)の混合物を室温で終夜撹拌した。得られた混合物をシリカゲルのパッドに通して濾過し、これをNHの溶液(MeOH中2N)ですすいだ。濾液を濃縮した。残留物をTHFに溶解し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/THFを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。粗生成物をTHF及びMeOHの混合物(200mL)に溶解し、2NのNaOH溶液(200mL)及び飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮し、EtOを使用して粉砕して、2.18gの2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドをベージュ色の固体として得た。カラムからの不純な画分を合わせ、濃縮した。残留物をTHFに溶解した。MeOH(100mL)、続いてNaOMe(2.6g)を添加した。2時間後、得られた混合物をEtOAc(100mL)及び2NのNaOH溶液(200mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(200mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、約20mLの体積まで濃縮した。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOで洗浄して、0.95gの2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを薄褐色固体(合わせた収量3.13g、61%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H), 3.11 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 3.76 (s, 2 H), 4.17 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 6.21 (dd, J=3.48, 1.65 Hz, 1 H), 6.80 - 6.90 (m, 1 H), 6.90 - 7.01 (m, 2 H), 7.25 - 7.37 (m, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.50 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 11.28 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 519.
(実施例54)
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(4.0g、8.71mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(2.5g、10mmol)から調製し、黄色固体(1.5g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.33 Hz, 3 H) 1.61 (s, 2 H) 2.25 (s, 2 H) 2.44-2.50 (m, 6H) 3.89 (s, 3 H) 6.19(s, 1H) 6.94-6.96 (m, 1H) 6.26 (dd, J=3.39, 1.74 Hz, 1 H) 6.99-7.01 (m, 2 H) 7.07 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 7.34-7.38 (m, 1 H) 7.43 (d, J=8.24 Hz, 1H) 7.56 (s, 1 H) 7.67 (dd, J=9.89, 2.93 Hz, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 8.31 (s, 2 H) 8.89 (dd, J=9.34, 5.49 Hz, 1 H) 11.40 (s, 1 H) 11.73 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 516.
(実施例55)
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.25g、0.57mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.14g、0.63mmol)から調製し、黄色固体(0.159g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.27 (s, 2 H), 2.30 (s, 2 H), 2.39 (s, 3 H), 2.54 (t, J=5.50 Hz, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 6.15 (t, J=4.03 Hz, 1 H), 6.28 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J=8.43, 1.83 Hz, 1 H), 6.98 - 7.04 (m, 1 H), 7.09 (d, J=7.70 Hz, 1 H), 7.33 - 7.42 (m, 1 H), 7.46 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.69 (dd, J=9.90, 2.93 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.91 (dd, J=9.35, 5.32 Hz, 1 H), 11.42 (s, 1 H), 11.74 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 488.
(実施例56)
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.26g、0.57mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−メチル−3−ピペリジニル)アニリン(0.14g、0.62mmol)から調製し、黄色固体(0.139g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.34 - 1.45 (m, 1 H), 1.51 - 1.63 (m, 1 H), 1.65 - 1.73 (m, 1 H), 1.76 - 1.81 (m, 1 H), 1.83 - 1.93 (m, 2 H), 2.17 (s, 3 H), 2.66 - 2.73 (m, 1 H), 2.74 - 2.83 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.24 (dd, J = 3.4, 1.9 Hz, 1 H), 6.78 (dd, J = 8.4, 1.5 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 6.96 (dd, J = 3.4, 2.3 Hz, 1 H), 7.28 - 7.37 (m, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 7.66 (dd, J = 9.9, 3.1 Hz, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 8.14 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 8.90 (dd, J = 9.2, 5.4 Hz, 1 H), 11.34 (s, 1 H), 11.71 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 490.
(実施例57)
5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.19g、0.77mmol)から調製し、5−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−5−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.026g、3ステップにわたり7.7%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.33 Hz, 3H) 1.43 - 1.54 (m, 2 H) 2.22 (bs, 2 H) 2.37 (bs, 2 H) 2.47 - 2.50 (m, 2 H) 3.20 (bs, 2 H) 3.85 (s, 3H) 6.04 (s, 1 H) 6.27-6.28 (m,1 H) 6.95 (s, 2 H) 6.99 - 7.05 (m, 1 H) 7.25 - 7.33 (m, 1 H) 7.53 (s, 1 H) 7.69 (dd, J=9.90, 3.30 Hz, 1 H) 7.87 (s, 1 H) 8.31-8.33 (m, 2 H) 8.89-8.93 (m, 1 H) 11.39 (s, 1 H) 11.84 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 516.
(実施例58)
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.102g、0.197mmol)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.25g、0.54mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.15g、0.60mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.2 Hz, 6 H), 1.59 - 1.70 (m, 2 H), 1.71 - 1.79 (m, 2 H), 2.14 - 2.24 (m, 2 H), 2.36 - 2.45 (m, 1 H), 2.64 - 2.74 (m, 1 H), 2.83 - 2.92 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 6.25 (dd, J=3.7, 1.8 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J=8.4, 1.8 Hz, 1 H), 6.88 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.97 (dd, J=3.7, 2.2 Hz, 1 H), 7.32 - 7.37 (m, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 7.68 (dd, J=9.9, 2.9 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 8.16 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.32 (s, 1 H), 8.93 (dd, J=9.2, 5.5 Hz, 1 H), 11.37 (s, 1 H), 11.73 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 518.
(実施例59)
5−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.250g、0.545mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]アニリン(0.190g、0.654mmol)から調製し、黄色固体(0.144g、47%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.55 (m, 2 H), 1.85 (d, J=12.09 Hz, 2 H), 2.19 (s, 2 H), 2.24 (d, J=17.03 Hz, 2 H), 2.61 (t, J=12.82 Hz, 2 H), 3.51 - 3.59 (m, 4 H), 3.66 (d, J=11.72 Hz, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 6.19 - 6.25 (m, 1 H), 6.48 (dd, J=8.70, 2.29 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 6.91 (d, J=3.30 Hz, 1 H), 7.28 (d, J=17.03 Hz, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.65 (dd, J=9.89, 2.93 Hz, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.85 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 8.93 (dd, J=9.16, 5.49 Hz, 1 H), 11.24 (s, 1 H), 11.71 (s, 1 H).
(実施例60)
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.250g、0.54mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.15g、0.60mmol)から調製し、黄色固体(0.131g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J = 6.2 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.65 (s, 1 H), 3.09 (s, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.22 (d, J = 2.6 Hz, 1 H), 6.48 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.62 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 6.90 - 6.94 (m, 1 H), 7.25 - 7.32 (m, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.67 (dd, J = 10.3, 2.6 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 8.32 (s, 1 H), 8.95 (dd, J = 9.5, 5.9 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 11.74 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 519.
(実施例61)
5−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.500g、1.09mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.350g、1.63mmol)から調製し、黄色固体(0.211g、39%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 (d, J=6.60 Hz, 3 H), 3.01 (ddd, J=12.19, 9.07, 3.30 Hz, 1 H), 3.06 - 3.11 (m, 1 H), 3.55 - 3.65 (m, 2 H), 3.70 - 3.78 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 3.87 (ddd, J=11.09, 3.21, 2.93 Hz, 1 H), 6.23 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H), 6.50 (dd, J=8.80, 2.20 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.86 - 6.96 (m, 1 H), 7.21 - 7.32 (m, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.67 (dd, J=9.90, 2.93 Hz, 1 H), 7.84 (s, 1 H), 7.91 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 8.31 (s, 1 H), 8.94 (dd, J=9.35, 5.32 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 11.72 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 492.
(実施例62)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.20g、0.98mmol)から調製し、黄色固体(0.045g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3H) 2.21 (s 6 H) 2.99 (s, 2 H) 6.19 (dd, J=3.48, 2.01 Hz, 1 H) 6.90 (dd, J=3.39, 2.29 Hz, 1 H) 7.02 - 7.12 (m, 2 H) 7.34 (dd, J=8.33, 2.11 Hz, 1 H) 7.64 (dd, J=9.98, 3.02 Hz, 1 H) 7.72 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 7.83 (s, 1 H) 8.15 (s, 1 H) 8.29 (s, 1 H) 8.89 (dd, J=9.34, 5.49 Hz, 1 H) 9.57 (s, 1 H) 11.20 (s, 1 H) 11.83 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 477.
(実施例63)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−{3−アミノ−4−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.172g、0.82mmol)から調製し、黄色固体(0.137g、39%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 3.02 (s, 2 H), 6.25 (dd, J=3.20, 1.74 Hz, 1 H), 6.92 - 7.00 (m, 1 H), 7.10 - 7.18 (m, 1 H), 7.31 (d, J=8.60 Hz, 1 H), 7.49 (dd, J=8.87, 2.47 Hz, 1 H), 7.67 (dd, J=9.97, 3.02 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 8.07 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.90 (dd, J=9.33, 5.49 Hz, 1 H), 9.83 (s, 1 H), 11.33 (s, 1 H), 11.89 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 547. 保持時間1.78分。
(実施例64)
2−[(2−{[5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−5−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−5−フルオロベンズアミド(0.149g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−{[3−(ジメチルアミノ)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.17g、0.78mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 (qd, J=6.8, 6.6 Hz, 2 H), 2.14 (s, 6 H), 2.36 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 3.91 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 6.29 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J=8.8, 2.9 Hz, 1 H), 6.88 (d, J=9.2 Hz, 1 H), 6.96 - 7.07 (m, 1 H), 7.32 - 7.39 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.69 (dd, J=9.9, 3.3 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 8.09 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 8.32 (s, 1 H), 8.89 (dd, J=9.3, 5.3 Hz, 1 H), 11.46 (s, 1 H), 11.74 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 494.
(実施例65)
ステップA/中間体D2: 9−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
加圧容器に、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(3.0g、6.54mmol)、4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(2.11g、8.5mmol)、ヨウ化カリウム(<10mg)及びジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(約10mL)を添加した。得られた懸濁液をすべての固体が完全に溶解するまで(24時間)撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、ジクロロメタンで希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、揮発物を減圧下で除去し、固体をジエチルエーテルで粉砕して、その後の転換で使用するのに十分な純度の9−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(3.27g、76%収率)を得た。ESIMS (M+H) = 656.
ステップB:5−フルオロ−N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIII(ステップB及びC)に従って、5−フルオロ−N−メチル−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、9−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.048g、0.01mmol)及びメチルアミンから調製し、淡黄色固体(0.022g、43%)として単離した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.03 - 1.10 (m, 6 H) 2.66 - 2.74 (m, 4 H) 2.78-2.79 (m, 1H) 2.95 - 3.00 (m, 3 H) 3.11 - 3.17 (m, 4 H) 3.85 (s, 3 H) 6.16 (s, 1 H) 6.45 - 6.57 (m, 3 H) 6.74 (m, 1 H) 7.07 (s, 1 H) 7.10 - 7.18 (m, 2 H) 8.17 - 8.22 (m, 1 H) 8.74 (s, 1 H) 8.85 (m, 1 H) 1.64 (m, 1H). ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例66)
5−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIII(ステップB及びC)に従って、5−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、エタノールアミン(0.115mL、1.91mmol)及び9−フルオロ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.250g、0.382mmol)から淡黄色固体(0.088g、41%収率)として調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (d, J=6.04 Hz, 6 H), 2.55 (s, 4 H), 2.64 (ddd, J=6.18, 3.30, 3.16 Hz, 1 H), 3.06 (s, 4 H), 3.28 - 3.34 (m, 2 H), 3.49 (q, J=5.86 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 4.72 (t, J=5.13 Hz, 1 H), 6.22 (s, 1 H), 6.44 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 6.89 (s, 1 H), 7.25 (td, J=8.56, 3.57 Hz, 1 H), 7.33 (s, 1 H), 7.61 (dd, J=9.80, 3.57 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.72 (t, J=5.49 Hz, 1 H), 8.80 (dd, J=9.52, 5.49 Hz, 1 H), 11.22 (s, 1 H), 11.23 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 563.
(実施例67)
N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D3: N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
無水ジメチルアセトアミド(20mL、Aldrich)中の9−フルオロ−5−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.2g、0.31mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.27g、9.19mmol、J. T. Baker)及びグリシンアミド塩酸塩(0.34g、3.07mmol、Aldrich)を添加した。90℃で4時間加熱後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタン(100mL)と水(50mL)とに分配し、有機層を除去し、水層をさらに50mLのジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をシリカゲルに吸着させ、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜10%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.1g、45%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 727.
ステップB:N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
一般プロトコールIII(ステップB及びC)に従って、N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、N−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−フルオロ−2−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.1g、0.14mmol)から調製し、淡黄色固体(0.021g、27%)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.83 - 0.91 (m, 3 H) 1.49-1.51 (m, 2 H) 2.23 (bs, 2 H) 2.39 (m, 2 H) 2.48 (bs, 2 H) 3.23 (bs, 2 H) 3.81-3.82 (m, 2 H) 3.86 (s, 3 H) 6.10 (bs, 1 H) 6.26 - 6.31 (m, 1 H) 6.84-6.91 (m, 2 H) 6.99 (s, 2 H) 7.05 (s, 1H) 7.43 (s, 1 H) 7.64 (s, 1 H) 7.89-7.91 (m, 1 H) 8.15 (d, J=8.63 Hz, 1 H) 8.76 (d, J=11.77 Hz, 1 H) 8.95 (s, 1 H) 11.40 (s, 1 H) 11.89 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 573.
(実施例68)
5−ブロモ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIII/ステップA及びBに従い、5−ブロモ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.5g、3.69mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.550g、3.32mmol)を合わせて、5−ブロモ−2−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを淡黄色固体(1.78g)として得た。アリコートの5−ブロモ−2−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.340g)を、一般プロトコールIII/ステップCに従って脱トシル化して、5−ブロモ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.204g、58%収率、3ステップ)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.41 Hz, 6 H), 2.56 (s, 4 H), 2.63 (d, J=6.23 Hz, 1 H), 3.07 (s, 4 H), 3.26 (s, 3 H), 6.19 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.45 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 6.59 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 6.91 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 7.51 (dd, J=9.06, 2.29 Hz, 1 H), 7.75 - 7.84 (m, 2 H), 7.96 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.88 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 11.85 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 580.
(実施例69)
2−{[2−({2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミド(0.093g、0.180mmol)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−エチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アニリン(0.18g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.0 Hz, 6 H), 1.05 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 2.50 - 2.59 (m, 6 H), 2.64 (d, J=5.7 Hz, 1 H), 3.07 (s, 4 H), 6.18 (s, 1 H), 6.72 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.75 (d, J=19.0 Hz, 2 H), 6.87 (s, 1 H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.84 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.75 (d, J=11.9 Hz, 1 H), 11.15 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 517.
(実施例70)
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.200g、0.810mmol)から調製し、黄色固体(0.069g、21%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (t, J=7.42 Hz, 3 H), 1.54 (s, 2 H), 2.26 (s, 2 H), 2.41 (s, 2 H), 2.52 (s, 2 H), 3.25 (s, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 6.13 (s, 1 H), 6.27 (dd, J=3.39, 1.92 Hz, 1 H), 6.83 (td, J=8.42, 2.56 Hz, 1 H), 6.92 (d, J=9.89 Hz, 1 H), 6.98 - 7.04 (m, 2 H), 7.67 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.90 (dd, J=8.79, 6.78 Hz, 1 H), 8.17 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 8.83 (dd, J=12.64, 2.56 Hz, 1 H), 11.42 (s, 1 H), 12.41 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 516. 保持時間1.65分。
(実施例71)
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.650mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−3−ピペリジニル)アニリン(0.200g、0.810mmol)から調製し、黄色固体(0.100g、30%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.84 (t, J=7.32 Hz, 3 H), 1.36 - 1.47 (m, 2 H), 1.52 - 1.62 (m, 1 H), 1.69 - 1.97 (m, 4 H), 2.19 - 2.31 (m, 2 H), 2.64 - 2.74 (m, 2 H), 2.81 - 2.92 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.26 (dd, J=3.29, 2.01 Hz, 1 H), 6.76 - 6.86 (m, 2 H), 6.91 (s, 1 H), 6.96 - 7.02 (m, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.90 (dd, J=8.78, 6.40 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 8.83 (dd, J=12.62, 2.38 Hz, 1 H), 11.38 (s, 1 H), 12.40 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 518. 保持時間1.60分。
(実施例72)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.078g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.25g、0.54mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.15g、0.60mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.40 - 2.46 (m, 2 H), 2.63 (t, J=5.3 Hz, 2 H), 2.72 (dt, J=13.0, 6.4 Hz, 1 H), 3.09 - 3.15 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.10 (s, 1 H), 6.26 (s, 1 H), 6.93 - 7.04 (m, 3 H), 7.31 - 7.40 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.67 (dd, J=9.8, 2.5 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 8.27 - 8.33 (m, 2 H), 8.91 (dd, J=9.0, 5.5 Hz, 1 H), 11.40 (s, 1 H), 11.73 (s, 1 H); ESIMS (M+)+ = 516.
(実施例73)
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.135g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.18g、0.72mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン(0.30g、0.65mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.40 - 1.50 (m, J=14.8, 7.7, 7.5, 7.5 Hz, 2 H), 1.65 - 1.77 (m, 4 H), 1.89 - 1.98 (m, 2 H), 2.20 - 2.27 (m, 2 H), 2.40 - 2.46 (m, 1 H), 2.95 (d, J=11.4 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.26 (dd, J=3.5, 2.0 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J=8.1, 1.8 Hz, 1 H), 6.83 (td, J=8.4, 2.6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 6.98 - 7.02 (m, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 7.90 (dd, J=9.0, 6.4 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 8.84 (dd, J=12.6, 2.7 Hz, 1 H), 11.39 (s, 1 H), 12.40 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 518.
(実施例74)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.654mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び(3S)−1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−3−ピペリジノール(0.200g、0.920mmol)から調製し、黄色固体(0.156g、49%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 - 1.27 (m, 1 H), 1.49 - 1.59 (m, 1 H), 1.70 - 1.74 (m, 1 H), 1.83 - 1.91 (m, 1 H), 2.41 - 2.45 (m, 1 H), 2.58 (td, J=11.45, 2.93 Hz, 1 H), 3.41 (td, J=7.97, 4.03 Hz, 1 H), 3.50 - 3.56 (m, 1 H), 3.59 (td, J=8.93, 5.04 Hz, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 4.76 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 6.22 (dd, J=3.48, 1.47 Hz, 1 H), 6.44 (dd, J=8.88, 2.47 Hz, 1 H), 6.58 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.76 - 6.84 (m, 1 H), 6.93 (dd, J=3.39, 2.11 Hz, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.71 (d, J=8.79 Hz, 2 H), 7.88 (dd, J=8.79, 6.59 Hz, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.84 (d, J=2.56 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 12.34 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 492.
(実施例75)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.188g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.21g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.55 (m, 2 H), 1.73 - 1.93 (m, 3 H), 2.07 - 2.16 (m, 2 H), 2.36 (q, J=6.8 Hz, 1 H), 2.59 - 2.71 (m, 3 H), 2.81 (d, J=6.6 Hz, 2 H), 3.51 - 3.60 (m, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 5.07 - 5.26 (m, 1 H), 6.22 (d, J=3.5 Hz, 1 H), 6.47 (dd, J=8.8, 2.4 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 6.79 (td, J=8.4, 2.6 Hz, 1 H), 6.92 - 6.95 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.72 (d, J=8.4 Hz, 2 H), 7.88 (dd, J=8.6, 6.8 Hz, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.84 (dd, J=12.6, 2.2 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.35 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 563.
(実施例76)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例75に完全に類似する様式で、4−フルオロ−2−[(2−{[4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.142g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[(3R)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.40g、0.72mmol)から調製した。ESIMS (M+H)+ = 563.
(実施例77)
2−[(2−{[4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−(3,3−ジフルオロ−1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド(0.060g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.2g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[(3S)−3−フルオロ−1−ピロリジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.23g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.55 - 1.65 (m, 4 H), 1.76 - 1.88 (m, 4 H), 2.50 - 2.51 (m, 2 H), 2.52 - 2.54 (m, 1 H), 2.57 - 2.67 (m, 2 H), 2.75 (t, J=11.5 Hz, 2 H), 3.68 (d, J=11.7 Hz, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 6.24 (dd, J=3.5, 2.0 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J=8.6, 2.7 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 6.80 (td, J=8.3, 2.7 Hz, 1 H), 6.94 - 6.96 (m, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.73 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.89 (dd, J=9.0, 6.4 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.85 (dd, J=12.8, 2.6 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 12.36 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 595.
(実施例78)
4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、上記4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.250g、0.545mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]アニリン(0.190g、0.654mmol)から調製し、黄色固体(0.107g、35%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.55 (m, 2 H), 1.85 (d, J=12.09 Hz, 2 H), 2.22 (t, J=10.62 Hz, 1 H), 2.46 (s, 4 H), 2.61 (t, J=11.99 Hz, 2 H), 3.50 - 3.58 (m, 4 H), 3.65 (d, J=12.45 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 6.22 (d, J=3.48 Hz, 1 H), 6.46 (dd, J=8.79, 2.38 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.79 (td, J=8.33, 2.56 Hz, 1 H), 6.94 (d, J=3.48 Hz, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.72 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 7.84 - 7.90 (m, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 11.27 (s, 1H), 12.34 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例79)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.250g、0.55mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.15g、0.60から調製し、黄色固体(0.096g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J = 6.2 Hz, 6 H), 2.58 (s, 4 H), 2.66 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 3.09 (s, 4 H), 3.79 (s, 3 H), 6.23 (s, 1 H), 6.47 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.62 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 6.77 - 6.84 (m, 1 H), 6.93 - 6.98 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.70 - 7.76 (m, 2 H), 7.86 - 7.92 (m, 1 H), 8.28 (t, J = 5.1 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 13.0, 2.0 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 12.36 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 519.
(実施例80)
4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.650mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]アニリン(0.260g、0.980mmol)から調製し、黄色固体(0.054g、16%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (d, J=6.41 Hz, 6 H), 1.78 (dt, J=13.69, 6.80 Hz, 1 H), 2.06 (d, J=7.69 Hz, 2 H), 2.45 (s, 4 H), 3.08 (s, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 6.21 (dd, J=3.39, 1.92 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J=8.52, 2.47 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.75 - 6.84 (m, 1 H), 6.93 (dd, J=3.48, 2.38 Hz, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.72 (d, J=8.61 Hz, 2 H), 7.87 (dd, J=8.79, 6.59 Hz, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.83 (dd, J=12.73, 2.47 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.35 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ =533.
(実施例81)
2−[(2−{[4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.654mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(シクロプロピルメチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.203g、1.2mmol)から調製し、黄色固体(0.131g、38%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.08 (d, J=4.21 Hz, 2 H), 0.46 (d, J=8.61 Hz, 2 H), 0.80 - 0.87 (m, 1 H), 2.20 (d, J=7.33 Hz, 2 H), 2.51 - 2.61 (m, 4 H), 3.05 - 3.15 (m, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 6.15 - 6.26 (m, 1 H), 6.46 (d, J=9.16 Hz, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 6.79 (t, J=8.06 Hz, 1 H), 6.92 - 6.95 (m, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.69 - 7.76 (m, 2 H), 7.82 - 7.94 (m, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.83 (dd, J=12.09, 3.11 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.35 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 531.
(実施例82)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.098g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2,5−ビス(メチルオキシ)アニリン(0.20g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 2.57 (s, 4 H), 2.62 - 2.70 (m, 1 H), 2.97 (s, 4 H), 3.71 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 6.25 (dd, J=3.5, 2.0 Hz, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 6.81 (td, J=8.3, 2.7 Hz, 1 H), 6.99 (dd, J=3.7, 2.2 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 7.69 - 7.77 (m, 2 H), 7.90 (dd, J=8.8, 6.6 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 8.84 (dd, J=12.6, 2.7 Hz, 1 H), 11.34 (s, 1 H), 12.39 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 549.
(実施例83)
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)アニリン(0.208g、0.78mmol)から調製し、黄色固体(0.229g、111%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.05 - 3.10 (m, 4 H), 3.72 - 3.77 (m, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.24 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.49 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.65 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.80 (td, J=8.43, 2.57 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J=3.30, 2.20 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.76 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 7.89 (dd, J=8.80, 6.60 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.84 (dd, J=12.65, 2.75 Hz, 1 H), 11.29 (s, 1 H), 12.36 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 478.
(実施例84)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.500g、1.09mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.350g、1.63mmol)から調製し、黄色固体(0.228g、43%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (d, J=6.23 Hz, 3 H), 2.98 - 3.10 (m, 2 H), 3.55 - 3.64 (m, 2 H), 3.69 - 3.77 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.86 (dt, J=10.91, 2.98 Hz, 1 H), 6.25 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.81 (td, J=8.34, 2.75 Hz, 1 H), 6.92 - 7.01 (m, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.80 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 7.90 (dd, J=8.80, 6.60 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.85 (dd, J=12.65, 2.75 Hz, 1 H), 11.30 (s, 1 H), 12.37 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 492.
(実施例85)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−フルオロベンズアミド(0.300g、0.650mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.170g、0.82mmol)から調製し、黄色固体(0.026g、8%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 2.98 (s, 2 H), 6.23 (d, J=1.65 Hz, 1 H), 6.73 (t, J=7.50 Hz, 1 H), 6.91 - 6.97 (m, 1 H), 7.10 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.35 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.68 - 7.74 (m, 1 H), 7.74 - 7.78 (m, 1 H), 7.86 (dd, J=8.69, 6.50 Hz, 1 H), 8.24 - 8.28 (m, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 8.79 (d, J=10.79 Hz, 1 H), 9.52 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 12.42 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 477. 保持時間1.45分。
(実施例86)
2−[(2−{[5−{[(2S)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[5−{[(2S)−3−(ジメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−フルオロベンズアミド(0.099g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−5−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び(2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(ジメチルアミノ)−2−プロパノール(0.38g、1.3mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.17 (s, 6 H), 2.26 (dd, J=12.1, 6.6 Hz, 1 H), 2.33 - 2.40 (m, 1 H), 3.75 - 3.81 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 3.84 - 3.91 (m, 2 H), 4.75 (d, J=3.7 Hz, 1 H), 6.30 (d, J=3.7 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J=8.8, 2.9 Hz, 1 H), 6.84 (td, J=8.4, 2.6 Hz, 1 H), 6.90 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.04 - 7.06 (m, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.77 (t, J=6.8 Hz, 1 H), 7.92 (dd, J=8.6, 6.4 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 8.29 - 8.33 (m, 1 H), 8.86 (dd, J=12.5, 2.6 Hz, 1 H), 11.59 (s, 1 H), 12.45 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 510.
(実施例87)
4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−[(1S)−1−メチルプロピル]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−[(1S)−1−メチルプロピル]ベンズアミドは、10−フルオロ−5−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.200g、実施例70に類似する様式で入手可能)、[(1S)−1−メチルプロピル]アミン(2.5mL、一般プロトコールIII/ステップBを未希釈で実施した)及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.075g)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 (q, J=7.58 Hz, 6 H), 1.15 (d, J=6.60 Hz, 3 H), 1.48 - 1.59 (m, 4 H), 2.23 - 2.31 (m, 2 H), 2.40 (d, J=3.67 Hz, 1 H), 2.43 (d, J=7.33 Hz, 1 H), 2.52 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 2.54 (s, 1 H), 3.26 (s, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 3.94 - 4.04 (m, 1 H), 6.13 (s, 1 H), 6.29 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.87 (td, J=8.43, 2.57 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J=8.62, 1.65 Hz, 1 H), 7.00 - 7.04 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.87 (dd, J=8.80, 6.60 Hz, 1 H), 8.19 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.75 (s, 1 H), 11.43 (s, 1 H), 11.94 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 572.
(実施例88)
4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−(メチルオキシ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−フルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−(メチルオキシ)ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.204g、0.82mmol)から調製し、黄色固体(0.051g、15%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.59 (s, 4 H), 2.69 (s, 1 H), 3.09 (s, 4 H), 3.79 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H), 6.20 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.58 - 6.64 (m, 2 H), 6.94 (d, J=3.67 Hz, 1 H), 7.47 (s, 1 H), 7.76 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=2.93 Hz, 2 H), 8.43 (dd, J=12.10, 2.57 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.01 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 549.
(実施例89)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA: 2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIII (ステップA及びB)に従って、2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.750g、1.57mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(1.17g、4.72mmol)から調製し、トシル加水分解前のシリカゲル上での精製に続いて単離した(0.650g、78%収率、2ステップ)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.41 Hz, 6 H), 2.31 (s, 3 H), 2.56 (s, 4 H), 2.60 - 2.68 (m, 1 H), 3.11 (s, 4 H), 3.75 (s, 3 H), 6.43 (dd, J=3.75, 2.29 Hz, 1 H), 6.51 (d, J=7.51 Hz, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 6.89 - 6.96 (m, 1 H), 7.31 (s, 1 H), 7.33 (dd, J=3.30, 2.01 Hz, 2 H), 7.55 (s, 1 H), 7.90 (d, J=7.14 Hz, 2 H), 7.96 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.24 (d, J=12.82 Hz, 1 H), 11.09 (s, 1 H).
ステップB
Figure 0005298128
代替脱トシル化プロトコールI
2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(175mg、0.254mmol)を、ジオキサン(10mL)及び2.0NのNaOH水溶液(5mL)の混合物に懸濁し、マイクロ波加熱(120℃)下で10分間急速に撹拌した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを淡黄色固体(85mg、63%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.52 - 2.61 (m, 4 H), 2.66 (d, J=6.23 Hz, 1 H), 3.08 (d, J=5.50 Hz, 4 H), 3.78 (s, 3 H), 6.18 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.89 (ddd, J=11.36, 8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.93 - 6.98 (m, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.68 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=1.47 Hz, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.56 (d, J=11.73 Hz, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 11.32 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 537.
実施例89 (代替調製)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D70: 2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
トリフルオロエタノール(150ml)中の、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(2.71g、5.68mmol)、4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(2.12g、8.52mmol)、ヨウ化カリウム(触媒)及び硫酸(2.72ml、51mmol)の懸濁液を90Cで4時間加熱した。反応物を1:1のTHF:酢酸エチル(300ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発により濃縮した。次いで固体をTHF(300ml)に、続いて水酸化アンモニウム(300ml)に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次に、粗反応物をシリカゲルに吸着させ、LC(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.5g、2ステップにわたり38%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 691.
ステップB/実施例89 (代替調製): 2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
1,4−ジオキサン(100ml)及び2−プロパノール(2ml)中の2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.5g、2.17mmol)の溶液に1.0Mの水酸化カリウム(21ml、21.7mmol)を添加し、反応物を80Cで終夜加熱した。得られた溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、シリカゲル上に吸着させ、LC(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(1.0g、86%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 537. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H) 2.54-2.60 (m, 4 H) 2.64 - 2.72 (m, 1 H) 3.05-3.11(m, 4 H) 3.78 (s, 3 H) 6.18 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H) 6.45 (dd, J=8.62, 2.38 Hz, 1 H) 6.61 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.86-6.92 (m, 1 H) 6.96 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H) 7.59 (s, 1 H) 7.68 (d, J=8.80 Hz, 1 H) 8.01 (br. s., 1 H) 8.16 (s, 1 H) 8.53-8.59 (m, 1 H) 11.08 (s, 1 H) 11.32 (s, 1 H).
(実施例90)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA:2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIII(ステップA及びB)に従って、2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.630mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.182g、0.820mmol)から調製し、トシル加水分解前のシリカゲル上での精製に続いて単離した(208mg、50%収率、2ステップ)。ESIMS(M + H)= 663.
ステップB/実施例90: 2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
2,4−ジフルオロ−6−({2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(200mg、0.301mmol)を、ジオキサン(10mL)及び2.0NのNaOH水溶液(5mL)の混合物に懸濁し、マイクロ波加熱(120℃)下で10分間急速に撹拌した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを淡黄色固体(74mg、48%収率)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 (d, J=6.60 Hz, 3 H), 2.97 - 3.09 (m, 2 H), 3.55 - 3.62 (m, 2 H), 3.69 - 3.76 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.82 - 3.89 (m, 1 H), 6.19 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.46 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.60 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.89 (ddd, J=11.46, 9.07, 2.57 Hz, 1 H), 6.97 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.75 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.56 (d, J=12.83 Hz, 1 H), 11.07 (s, 1 H), 11.33 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 510.
(実施例91)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.182g、53%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.63mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び5−メチル−4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.290g、1.100mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.15 (s, 3 H), 2.58 (s, 4 H), 2.64 - 2.70 (m, 1 H), 2.83 (s, 4 H), 3.78 (s, 3 H), 6.21 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 6.90 (ddd, J=11.36, 8.80, 2.20 Hz, 1 H), 6.96 - 7.03 (m, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.51 (d, J=11.73 Hz, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 11.34 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 552.
(実施例92)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.087g、22%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.350g、0.73mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン(0.273g、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.33 Hz, 3 H), 1.40 - 1.51 (m, 2 H), 1.60 - 1.71 (m, 2 H), 1.71 - 1.79 (m, 2 H), 1.88 - 2.00 (m, 2 H), 2.20 - 2.28 (m, 2 H), 2.93 (s, 1 H), 2.96 (d, J=9.53 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.22 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.77 (dd, J=8.25, 1.65 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 6.93 (ddd, J=11.46, 8.89, 2.38 Hz, 1 H), 7.00 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.99 (d, J=8.07 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.55 (s, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 11.41 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 536.
実施例92 (代替調製)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D69: 2,4−ジフルオロ−6−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミド(3.50g、7.32mmol)、2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン(2.7g、11mmol)及び2,2,2−トリフルオロエタノール(150mL)の三つの別個の混合物を三つの別個の密閉管に入れ、90℃で48時間加熱した。反応物を冷却し、合わせ、ジクロロメタンで希釈し、泡立ちが観察されなくなるまで飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。有機層中に沈殿物が観察され、これを分離し、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(300mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(300mL)で処理した。懸濁液を2時間撹拌し、その後、固体を溶解して二相混合物を形成した。反応物を終夜撹拌し、この時点でLCMSによる分析により、77:16比率の2,4−ジフルオロ−6−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド及び出発2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミドが明らかになった。有機層を分離し、シリカ上に吸着させ、次いでDCM中10〜100%のTHF/MeOH/NHOH/DCMの20:20:2:58混合物の勾配を用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによる精製に供した。関連画分の濃縮後、得られた固体をジエチルエーテル及び少量の酢酸エチルの混合物に(音波処理により)懸濁した。固体の濾過並びにさらなる量のジエチルエーテル及び少量の酢酸エチルによる洗浄によって、2,4−ジフルオロ−6−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(9.5g、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.37 - 1.50 (m, 2 H), 1.63 - 1.82 (m, 4 H), 1.90 - 2.01 (m, 2 H), 2.18 - 2.27 (m, 2 H), 2.33 (s, 3 H), 2.91 - 3.00 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.51 (d, J=4.0 Hz, 1 H), 6.86 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 6.93 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.96-7.03 (m, 1 H), 7.35 (d, J=8.2 Hz, 2 H), 7.40 (d, J=4.0 Hz, 1 H), 7.80-7.75 (m, 1H), 7.92 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 8.00 (br. s., 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 2 H), 11.06 (s, 1 H), 1Hがデータになかったが、下記の脱トシル化化合物と比較した結果、DMSO溶媒ピークに隠れていたことはほぼ確実; ESIMS (M+H)+ = 690.
ステップB/実施例92 (代替調製): 2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
2,4−ジフルオロ−6−({2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(9.5g、13.7mmol)を、テトラヒドロフラン(100mL)及びジオキサン(400mL)に溶解した。水(100mL)中のKOH(35g)の溶液を反応混合物に添加した。混合物を終夜加熱還流させ、冷却した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に吸着させた。DCM中10〜100%のTHF/MeOH/NHOH/DCMの20:20:2:58混合物の勾配を用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、所望の生成物を得、これは約15%のp−トルエンスルホン酸で汚染されていた。残留物をTHF(約400mL)に溶解し、還流させて、大部分の固体を溶解した。混合物を冷却し、次いで2NのNaOH水溶液で洗浄した。分離した透明な有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体をDCM中20%のMeOHで再結晶させて、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(5.8g、79%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.4 Hz, 3 H), 1.40 - 1.50 (m, 2 H), 1.60 - 1.78 (m, 4 H), 1.89 - 1.98 (m, 2 H), 2.20 - 2.27 (m, 2 H), 2.37 - 2.46 (m, 1 H), 2.91 - 2.98 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.22 (dd, J=3.4, 1.9 Hz, 1 H), 6.77 (dd, J=8.3, 1.6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.93 (ddd, J=11.4, 9.0, 2.6 Hz, 1 H), 7.00 (dd, J=3.5, 2.2 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.98 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.03 (br. s., 1 H), 8.17 (s, 1 H), 8.53 (d, J=11.4 Hz, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 11.42 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 536.
(実施例93)
4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.139、28%収率)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.450g、0.91mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液、4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.455g、1.83mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (d, J=6.59 Hz, 6 H), 2.54 (s, 4 H), 2.59 - 2.68 (m, 1 H), 3.04 (s, 4 H), 3.76 (s, 3 H), 6.17 (dd, J=3.30, 1.65 Hz, 1 H), 6.45 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 6.59 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.92 - 6.95 (m, 1 H), 7.07 (dd, J=10.62, 2.01 Hz, 1 H), 7.44 (s, 1 H), 7.70 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 10.72 (s, 1 H), 11.29 (s, 1 H). ESIMS (M+H) = 553.
(実施例94)
2,3−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2,3−ジフルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.072g、13%収率)は、6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド(0.500g、1.05mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.457g、1.83mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.97 (d, J=6.59 Hz, 6 H), 2.54 (s, 4 H), 2.63 (ddd, J=12.64, 6.59, 6.41 Hz, 1 H), 3.04 (s, 4 H), 3.76 (s, 3 H), 6.17 (dd, J=3.30, 1.65 Hz, 1 H), 6.45 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 6.59 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.92 - 6.95 (m, 1 H), 7.07 (dd, J=10.62, 2.01 Hz, 1 H), 7.44 (s, 1 H), 7.70 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 10.72 (s, 1 H), 11.29 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 537.
(実施例95)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.630mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.250g、0.950mmol)から調製し、黄色固体(0.040g、12%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.14 Hz, 3 H), 1.54 (s, 2 H), 1.74 (s, 2 H), 2.25 (s, 2 H), 2.42 (s, 2 H), 3.26 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.14 (s, 1 H), 6.23 - 6.32 (m, 1 H), 6.93 (d, J=7.69 Hz, 1 H), 7.02 (s, 2 H), 7.76 (s, 1 H), 7.91 (dd, J=1.65, 0.92 Hz, 1 H), 7.97 (dd, J=11.72, 8.79 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 9.08 (dd, J=14.65, 7.69 Hz, 1 H), 11.43 (s, 1 H), 12.25 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 533. 保持時間1.75分。
(実施例96)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.119g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.350g、0.76mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[1−(1−メチルエチル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.21g、0.84mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.18 - 2.25 (m, 2 H), 2.54 (t, J=5.5 Hz, 2 H), 2.84 (dt, J=13.0, 6.4 Hz, 1 H), 3.33 (s, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 6.07 - 6.11 (m, 1 H), 6.25 (dd, J=3.5, 1.8 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J=8.2, 1.6 Hz, 1 H), 6.99 - 7.01 (m, 2 H), 7.74 (s, 1 H), 7.87 - 7.98 (m, 2 H), 8.09 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.31 (s, 1 H), 9.06 (dd, J=14.2, 8.0 Hz, 1 H), 11.41 (s, 1 H), 12.23 (s, 1 H); ESIMS (M+)+ = 534.
(実施例97)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.076g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.225g、0.55mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[1−(1−メチルエチル)−4−ピペリジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.150g、0.60mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 1.65 (td, J=12.0, 3.1 Hz, 2 H), 1.75 (s, 1 H), 1.78 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 2.14 - 2.24 (m, 2 H), 2.34 - 2.45 (m, J=12.7, 5.2, 2.9 Hz, 1 H), 2.64 - 2.74 (m, J=6.1, 6.1, 1.6 Hz, 1 H), 2.83 - 2.91 (m, J=9.0, 2.0 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.25 (dd, J=3.7, 1.8 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J=8.1, 1.8 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.99 (dd, J=3.7, 2.2 Hz, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.93 - 7.99 (m, 2 H), 8.32 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 9.07 (dd, J=14.3, 8.1 Hz, 1 H), 11.38 (s, 1 H), 12.23 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 536.
(実施例98)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.123g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−4−ピペリジニル)アニリン(0.180g、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.40 - 1.50 (m, 2 H), 1.64 - 1.76 (m, 4 H), 1.94 (t, J=10.6 Hz, 2 H), 2.20 - 2.28 (m, 2 H), 2.39 - 2.46 (m, 1 H), 2.95 (d, J=11.0 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.25 (dd, J=3.3, 1.8 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J=8.1, 1.5 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 6.96 - 7.01 (m, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.89 - 7.99 (m, 3 H), 8.32 (s, 1 H), 9.08 (dd, J=14.3, 8.1 Hz, 1 H), 11.39 (s, 1 H), 12.24 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 536.
(実施例99)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.654mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[4−アミノ−3−(メチルオキシ)フェニル]−4−ピペリジノール(0.220g、0.980mmol)から調製し、黄色固体(0.072g、22%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 - 1.54 (m, 2 H), 1.83 (d, J=6.78 Hz, 2 H), 2.77 (t, J=11.81 Hz, 2 H), 3.41 - 3.51 (m, 2 H), 3.53 - 3.63 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 4.64 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 6.20 (s, 1 H), 6.46 (d, J=10.80 Hz, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.65 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.93 (dd, J=11.81, 9.06 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 9.07 (dd, J=14.28, 7.87 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 12.19 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 510.
(実施例100)
2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.250g、0.524mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−(1,4’−ビピペリジン−1’−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(0.200g、0.681mmol)から調製し、黄色固体(0.124g、41%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 - 1.42 (m, 2 H), 1.47 (d, J=4.40 Hz, 4 H), 1.55 (d, J=11.73 Hz, 2 H), 1.78 (d, J=10.26 Hz, 2 H), 2.25 - 2.36 (m, 1 H), 2.46 (s, 4 H), 2.60 (t, J=11.36 Hz, 2 H), 3.68 (d, J=12.46 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 6.21 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.47 (dd, J=8.98, 2.38 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.90 - 6.97 (m, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.66 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.95 (dd, J=12.10, 9.16 Hz, 1 H), 8.31 (s, 1 H), 9.08 (dd, J=14.11, 7.88 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 12.21 (s, 1 H).
(実施例101)
4,5−ジフルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.250g、0.524mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]アニリン(0.183g、0.63mmol)から調製し、黄色固体(0.046g、15%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.44 - 1.56 (m, 2 H), 1.86 (d, J=12.09 Hz, 2 H), 2.19 - 2.30 (m, 1 H), 2.45 (s, 4 H), 2.58 - 2.66 (m, 2 H), 3.52 - 3.60 (m, 4 H), 3.66 (d, J=12.09 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 6.21 (d, J=1.65 Hz, 1 H), 6.48 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.92 - 6.95 (m, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.66 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.95 (d, J=9.16 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 9.07 (dd, J=14.38, 8.33 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 12.19 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 579.
(実施例102)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.250g、0.52mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.14g、0.58mmol)から調製し、黄色固体(0.069g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (d, J = 6.4 Hz, 6 H), 2.56 (d, J = 4.6 Hz, 4 H), 2.60 - 2.69 (m, 1 H), 3.08 (s, 4 H), 3.76 (s, 3 H), 6.20 (dd, J = 3.2, 1.7 Hz, 1 H), 6.45 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz, 1 H), 6.60 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.90 - 6.97 (m, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.61 - 7.67 (m, 1 H), 7.82 - 7.88 (m, 1 H), 7.93 (dd, J = 12.0, 8.9 Hz, 1 H), 8.26 - 8.33 (m, 1 H), 9.05 (dd, J = 14.5, 8.1 Hz, 1 H), 11.26 (s, 1 H), 12.19 (s, 1 H); ESIMS(M+H)+ = 537.
(実施例103)
2−[(2−{[4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,5−ジフルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.20g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−2−(メチルオキシ)アニリン(0.18g、0.76mmol)から調製し、淡緑色固体(0.0763g、3ステップにわたり23%)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.04 (s, 3 H) 3.03 - 3.14 (m, 4 H) 3.58 (q, J=4.64 Hz, 4 H) 3.80 (s, 3 H) 6.22 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H) 6.51 (dd, J=8.43, 2.57 Hz, 1 H) 6.67 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.92 - 6.97 (m, 1 H) 7.63 (s, 1 H) 7.73 (d, J=8.43 Hz, 1 H) 7.87 (s, 1 H) 7.95 (dd, J=12.10, 8.80 Hz, 1 H) 8.30 (s, 1 H) 9.07 (dd, J=14.30, 8.07 Hz, 1 H) 11.29 (s, 1 H) 12.21 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 537.
(実施例104)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.629mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(4−モルホリニル)アニリン(0.192g、0.943mmol)から調製し、黄色固体(0.017g、6%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.03 - 3.10 (m, 4 H), 3.70 - 3.76 (m, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 6.20 (d, J=3.30 Hz, 1 H), 6.47 (d, J=6.41 Hz, 1 H), 6.63 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J=3.39, 2.11 Hz, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.68 (d, J=8.97 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.93 (dd, J=11.99, 9.06 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 9.05 (dd, J=14.01, 7.97 Hz, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.19 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 496.
(実施例105)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.500g、1.05mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[(3S)−3−メチル−4−モルホリニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(0.341g、1.57mmol)から調製し、黄色固体(0.120g、20%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.96 (d, J=6.60 Hz, 3 H), 2.99 - 3.10 (m, 2 H), 3.58 (ddd, J=6.87, 3.85, 3.57 Hz, 1 H), 3.61 (d, J=3.30 Hz, 1 H), 3.69 - 3.77 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.87 (ddd, J=11.55, 3.67, 3.48 Hz, 1 H), 6.22 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J=8.80, 2.57 Hz, 1 H), 6.61 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 6.91 - 6.98 (m, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.73 (d, J=8.80 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.95 (dd, J=11.91, 8.98 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 9.08 (dd, J=14.30, 8.07 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H), 12.20 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 510.
(実施例106)
2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4,5−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}−4,5−ジフルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.300g、0.630mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.200g、0.950mmol)から調製し、黄色固体(0.054g、17%収率)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.17 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 2.99 (s, 2 H), 6.20 - 6.24 (m, 1 H), 6.94 - 6.97 (m, 1 H), 7.13 (d, J=8.00 Hz, 1 H), 7.35 (dd, J=8.42, 1.83 Hz, 1 H), 7.76 - 7.81 (m, 1 H), 7.86 - 7.90 (m, 1 H), 7.93 (dd, J=11.72, 9.15 Hz, 1 H), 8.29 - 8.32 (m, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 9.03 (dd, J=14.46, 8.24 Hz, 1 H), 9.55 (s, 1 H), 11.27 (s, 1 H), 12.29 (s, 1 H). ESI-MS (M + H) 495. 保持時間1.57分。
(実施例107)
4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[5−{[(2S)−2−ヒドロキシ−3−(1−ピロリジニル)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4,5−ジフルオロ−2−[(2−{[5−{[(2S)−2−ヒドロキシ−3−(1−ピロリジニル)プロピル]オキシ}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.108g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,5−ジフルオロベンズアミド(0.30g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び(2S)−1−{[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}−3−(1−ピロリジニル)−2−プロパノール(0.21g、0.75mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.61 - 1.67 (m, 4 H), 2.39 - 2.45 (m, 1 H), 2.50 (d, J=2.2 Hz, 2 H), 2.59 (dd, J=12.1, 5.5 Hz, 1 H), 3.15 (d, J=5.5 Hz, 2 H), 3.75 - 3.82 (m, 4 H), 3.84 - 3.93 (m, 2 H), 4.76 - 4.85 (m, 1 H), 6.28 (dd, J=3.5, 1.6 Hz, 1 H), 6.49 (dd, J=8.8, 2.9 Hz, 1 H), 6.90 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.04 (dd, J=3.7, 2.2 Hz, 1 H), 7.73 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.93 - 8.01 (m, 2 H), 8.33 (s, 1 H), 9.08 (dd, J=14.3, 8.1 Hz, 1 H), 11.56 (s, 1 H), 12.27 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 554.
(実施例108)
5−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.23g、0.95mmol)から調製し、黄色固体(0.029g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.89 (t, J=7.32 Hz, 3 H) 1.50 - 1.61 (m, 2 H) 2.27 (s, 2 H) 2.54-2.55 (m, 6H) 3.89 (s, 3 H) 6.15 (s, 1 H) 6.28 (s, 1 H) 6.93 - 7.03 (m, 4 H) 7.51 (d, J=11.16 Hz, 1 H) 7.61 (s, 1 H) 7.82 - 7.92 (m, J=2.20 Hz, 3 H) 8.26 (d, J=8.05 Hz, 1 H) 8.40 (s, 1 H) 8.95 (d, J=9.15 Hz, 1 H) 11.44 (s, 1 H) 11.91 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 532.
(実施例109)
5−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、5−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、5−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.20g、0.95mmol)から調製し、黄色固体(0.048g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.14 (s, 3 H) 2.21 (s, 6 H) 2.99 (s, 2 H) 6.20 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H) 6.92 (dd, J=3.39, 2.29 Hz, 1 H) 7.09 - 7.20 (m, 2 H) 7.35 (dd, J=8.33, 2.11 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 7.79 - 7.90 (m, 2 H) 8.18 (s, 1 H) 8.36 (s, 1 H) 8.90 (d, J=8.97 Hz, 1 H) 9.58 (s, 1 H) 11.23 (s, 1 H) 11.97 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 292.
(実施例110)
4−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−クロロ−2−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(1−プロピル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)アニリン(0.23g、0.95mmol)から調製し、黄色固体(0.033g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (t, J=7.33 Hz, 3 H) 1.51-1.56 (m, 2 H) 2.24-2.29 (s, 2 H) 2.39-2.59 (m, 6H) 3.88 (s, 3 H) 6.13 (s, 1 H) 6.27-6.28 (m, 1 H) 6.93 - 6.97 (m, 1 H) 7.00 - 7.09 (m, 3H) 7.56 (s, 1 H) 7.80-7.85 (m, 2 H) 8.18 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 8.35 (s, 1 H) 8.99 (d, J=2.20 Hz, 1 H) 11.42 (s, 1 H) 12.23 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 532.
(実施例111)
4−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、4−クロロ−2−{[2−({5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−メチルフェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.30g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及びN−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−N,N−ジメチルグリシンアミド(0.20g、0.95mmol)から調製し、黄色固体(0.038g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.17 (s, 3 H) 2.22 (s, 6 H) 3.00 (s, 2 H) 6.23-6.24 (m, 1H) 6.94-6.96 (m, 2 H) 7.11 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 7.35-7.38 (m, 1 H) 7.72 - 7.74 (m, 1 H) 7.78 (s, 1H) 7.79-7.81 (m, 1H) 8.26 (s, 1 H) 8.32 (s, 1H) 8.93 (d, J=2.20 Hz, 1H) 9.54 (s, 1H) 11.26 (s, 1H) 12.28 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 493.
(実施例112)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.180g、42%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−{1’−[2−(メチルスルホニル)エチル]−4,4’−ビピペリジン−1−イル}アニリン(0.40g、1.0mmol)から調製した。ESIMS(M+H)+ = 665. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 - 1.36 (m, 6 H), 1.66 - 1.75 (m, 2 H), 1.75 - 1.81 (m, 2 H), 1.85 - 1.94 (m, 2 H), 2.52 - 2.59 (m, 2 H), 2.66 (t, J=6.8 Hz, 2 H), 2.90 - 2.96 (m, 2 H), 3.02 (s, 3 H), 3.27 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 3.63 - 3.70 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.21 (d, J=2.9 Hz, 1 H), 6.47 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=2.2 Hz, 1 H), 6.89 - 6.97 (m, 2 H), 7.38 - 7.46 (m, 2 H), 7.89 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.50 (dd, J=8.4, 4.4 Hz, 1 H), 10.45 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H).
(実施例113)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.346g、40%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.250g、0.543mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}アニリン(0.300g、0.815mmol)から調製した。(400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48-1.56 (m, 2 H), 1.79 - 1.82 (m, 2 H), 2.34 - 2.39 (m, 1 H), 2.57 - 2.62 (m, 6 H), 2.82 (s, 3 H), 3.05 - 3.08 (m, 4 H), 3.62 -2.65 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 6.17 (s, 1 H), 6.43 (dd, J = 2.2, 8.7 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.85 - 6.91 (m, 2 H), 7.34 - 7.40 (m, 2H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.44 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 638.
実施例113 (代替調製)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D73: 8−フルオロ−5−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
トリフルロロエタノール(200mL)並びにジオキサン(14.16ml、56.6mmol)及びKI(300mg、1.807mmol)中HCl中の2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}アニリン塩酸塩(3g、7.41mmol)及び2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(3g、6.52mmol)の溶液を、300mLの圧力容器中90℃、ブラストシールドの後ろで15時間撹拌した。室温に冷却後、溶液をNaHCO水溶液(400mL)で中和し、黒色懸濁液をCHCl(500mL)に添加し、層を分離した。ブライン(200mL)の添加により有機層及び水層の分離を促した。有機層を減圧下で濃縮し、次いでCHCl(20mL)及びEtO(150mL)に懸濁した。固体を濾過して、8−フルオロ−5−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンを褐色粉末(4.5g、5.81mmol、89%収率)として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。ESIMS (M+H)+ = 775.32 (100%).
ステップB/中間体D74: 2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
8−フルオロ−5−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(4.5g、5.81mmol)及び30%のNHOH水溶液(75mL、5.81mmol)及びテトラヒドロフラン(75mL)の溶液を、200mLの丸底フラスコ中室温で終夜撹拌した。溶液を酢酸エチル(250mL)及びブライン(50mL)で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、セライト上に濃縮し、SiO(CHCl中1〜10%のMeOH及び0.1%のNHOH)上で精製して、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(2.78g、3.51mmol、60%収率)をいくつかの他の生成物との混合物として得た。所望の生成物は、主な構成要素であった。生成物重量は2.78グラムであった。ESIMS (M+H)+ = 792.42 (100%).この物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップC/実施例113 (代替調製): 2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
200mLの密閉フラスコ中の2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(2.78g、3.51mmol)及び1,4−ジオキサン(100mL)の懸濁液を85℃浴中で11時間撹拌した。溶液を酢酸エチル(200mL)及びブライン(50mL)で抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、セライト上に濃縮し、SiOカラムクロマトグラフィー(CHCl中1〜10%のMeOH及び0.1%のNHOH)により精製して、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.0g、1.568mmol、44.7%収率)を得た。この物質を100mLの丸底フラスコ中で別のバッチからの約600mgの精製した物質と合わせた。THF(10mL)を添加し、スラリーを2分間音波処理した。エーテル(30mL)を添加し、スラリーを2分間音波処理した。スラリーを濾過し、固体を収集した。固体を0.5トールの高真空ポンプ上に2時間置いて、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(1.4g、2.195mmol)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48-1.56 (m, 2 H), 1.79 - 1.82 (m, 2 H), 2.34 - 2.39 (m, 1 H), 2.57 - 2.62 (m, 6 H), 2.82 (s, 3 H), 3.05 - 3.08 (m, 4 H), 3.62 -2.65 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 6.17 (s, 1 H), 6.43 (dd, J = 2.2, 8.7 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.85 - 6.91 (m, 2 H), 7.34 - 7.40 (m, 2H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.44 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 638.
(実施例114)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.245g、46%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.400g、0.87mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−{4−[4−(2−フルオロエチル)−1−ピペラジニル]−1−ピペリジニル}−2−(メチルオキシ)アニリン(0.496g、1.48mmol)から調製した。(400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.45-1.55 (m, 2 H), 1.82 - 1.85 (m, 2 H), 2.25 - 2.30 (m, 1 H), 2.43 - 2.64 (複雑なm, 12 H), 3.64 - 3.67 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 4.50 (dt, JHF = 47.7 Hz, J = 5.0, 2H), 6.19 - 6.20 (m, 1 H), 6.46 (dd, J = 2.4, 8.8 Hz, 1 H), 6.61 (シャープなm, 1 H), 6.88 - 6.94 (m, 2 H), 7.37 - 7.43 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 10.43 (s, 1 H), 11.29 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 606.
(実施例115)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.165g、28%収率)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.400g、0.87mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]−1−ピペラジニル}−1−ピペリジニル)アニリン(0.518g、1.31mmol)から調製した。(400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.45-1.55 (m, 2 H), 1.82 - 1.85 (m, 2 H), 2.24 - 2.30 (m, 1 H), 2.40 - 2.68 (複雑なm, 12H DMSOピークで複雑化), 3.01 (s, 3 H), 3.26 (t, J = 6.8, 2 H), 3.63 - 3.66 (m, 2H), 3.79 (s, 3 H), 6.19 - 6.20 (m, 1 H), 6.46 (dd, J = 2.4, 8.8 Hz, 1 H), 6.61 (シャープなm, 1 H), 6.87 - 6.94 (m, 2 H), 7.37 - 7.43 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.47 (d, J = 8.2 Hz, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 11.29 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 666.
(実施例116)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D4: 2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸
Figure 0005298128
iPrOH(1200mL)及び30mLのDIEA中の2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(50g、146mmol)及び2−アミノ−6−フルオロ安息香酸(27.2g、175mmol)(例えばAcros Organics製、Belgium)のスラリーを加熱還流させた。1時間後、溶液は透明な褐色に変わり、この時点で約450mLの溶媒を蒸留によって除去した。残った混合物をDIEA(90mL)で処理し、16時間加熱還流させた。次いでさらなる溶媒(4時間にわたり400mL)を留去することにより反応混合物をさらに濃縮し、その後終夜加熱還流を継続した。得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮して濃厚な油を得、これをEtOAc(1.3L)で希釈し、次いで1NのHCl溶液(2×500mL)及び飽和NaHCO溶液(500mL)で連続的に洗浄した。分離した有機層の、飽和NaCl溶液(500mL)によるさらなる希釈によって、濃厚沈殿物の形成を招いた。全混合物を濾過し、固体をEtOで洗浄した。固体を真空オーブン中60℃で終夜乾燥させて、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸を黄色固体(61.63g、92%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.37 (s, 3 H), 6.67 (d, J=3.85 Hz, 1 H), 6.71 - 6.81 (m, 1 H), 7.31 (td, J=8.33, 6.04 Hz, 1 H), 7.48 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.74 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.42 Hz, 2 H), 8.36 (d, J=8.24 Hz, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 461.06.
ステップB/中間体D5: 5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(33.05g、71.7mmol)及びTHF(1000mL)のスラリーを、数滴のDMF及び未希釈の塩化オキサリル(12.55mL、143mmol)で処理した。得られた微粒子スラリーを室温で3時間撹拌し、次いで約5℃で17時間維持した。冷スラリーを濾過し、固体を冷THFで洗浄し、次いで真空オーブン中室温で4時間乾燥させて、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素塩を淡黄色固体(約34.6g、定量的収率約100%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.41 (s, 3 H), 7.10 - 7.20 (m, 2 H), 7.45 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.56 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.67 (d, J=3.85 Hz, 1H), 7.77 (td, J=8.20, 5.59 Hz, 1 H), 8.11 (d, J=8.42 Hz, 2 H); ESIMS (M+H)+ = 442.99 (100%).
ステップC/中間体D6: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(600mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(9.0g、18.78mmol)及び1−[(ジメチルアミン)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−イノール−6−アミン(5.85g、23.47mmol)(これは、上記した中間体B95に関して記載されている通りに調製できる)の懸濁液を80℃で10時間維持した。溶液を室温に冷却し、THF中2.0Mのメチルアミン(94mL、188mmol)を添加し、懸濁液を室温で16時間激しく撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム及び酢酸エチルを添加し、すべての固体を迅速に溶解した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(10.85g、15.80mmol、84%)を黄色泡状物として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 2.32 (s, 3 H), 2.73 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 3.16 - 3.22 (m, 4 H), 3.72 (s, 3 H), 4.23 (s, 2 H), 6.54 (d, J=4.03 Hz, 1 H), 6.89 - 6.97 (m, 1 H), 7.03 (s, 1 H), 7.20 - 7.32 (m, 4 H), 7.90 - 8.01 (m, 3 H), 8.20 (d, J=16.86 Hz, 2 H), 8.43 (dd, J=4.58, 2.02 Hz, 1 H), 10.16 (s, 1 H). ESIMS (M+H) = 687.
ステップD/実施例116: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
上記ステップCに記載されている通りに複数のバッチで調製した2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(26g、37.9mmol)の、ジオキサン(900mL)中の薄褐色溶液を、1NのKOH水溶液(379mL、379mmol)で処理した。得られた混合物を90℃浴中で3時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、次いでEtOAc(500mL)で希釈した。有機層を分離し、2NのNaOH水溶液(2×200mL)及び飽和NaCl溶液(300mL)で連続的に洗浄し、次いで濃縮して濃厚なスラリーとした。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOで洗浄した。濾液を濃縮してスラリーとし、濾過し、前の残留物と合わせて、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを薄褐色固体(16.9g、84%収率)として得た。残ったろ液を濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNH)/CHClを使用するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、さらに1g(5%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (s, 6 H), 2.82 (d, J=4.40 Hz, 3 H), 3.08 - 3.15 (m, 2 H), 3.22 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 4.16 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 6.27 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 6.80 - 6.89 (m, 1 H), 6.92 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 6.93 (s, 1 H), 7.26 - 7.35 (m, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.65 (s, 1 H), 10.10 (s, 1 H), 11.06 (s, 1 H). ESIMS (M+H) = 533.
ステップD (代替) /実施例116(一水和物調製) 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド一水和物
その調製方法が上記ステップCに記載されている2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(19.1kg、27.8mol)の薄褐色溶液を、ジオキサン(191L、10体積)に懸濁し、15%のKOH水溶液(76.4L、4体積)で処理した。混合物を加熱還流させた(約85℃)。懸濁液が均質になった時点で、反応混合物を2時間還流に維持した。2時間後のインプロセスモニタリングは完了を示した。加熱を中止し、懸濁液を濃縮して、約80Lの溶媒を除去した。水(141L)を添加し、懸濁液を周囲温度で1時間撹拌し、遠心分離機に通して濾過した。濾液が透明になるまで固体を水で洗浄して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド一水和物を薄褐色固体(14.1kg、95%収率)として得た。
NMR分析により、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを確認した。粉末X線回折により、表1のピークを含む図1に示されるパターン1を特徴とする一水和物の存在を確認した。
Figure 0005298128
(実施例117)
2−[(2−{[1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.127g)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.065g)から調製し、黄色固体(0.044g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.33 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 8.48 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.36 - 7.47 (m, 2 H), 6.97 - 7.02 (m, 1 H), 6.86 - 6.94 (m, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 6.23 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 3.74 (s, 3 H), 3.24 (t, J=8.25 Hz, 2 H), 2.95 - 3.06 (m, 2 H), 2.81 (t, J=7.88 Hz, 2 H), 2.36 - 2.45 (m, 2 H), 2.13 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 505.
(実施例118)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−b−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−b−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.200g)から調製し、黄色固体(0.086g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.25 (s, 1 H), 10.50 (s, 1 H), 8.58 (s, 1 H), 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.22 - 7.32 (m, 1 H), 6.90 (s, 2 H), 6.78 - 6.87 (m, 1 H), 6.18 (d, J=1.47 Hz, 1 H), 4.10 (t, J=8.42 Hz, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 3.09 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 2.46 - 2.58 (m, 4 H), 2.12 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例119)
4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(20mL)中の、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.450g)、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.260g)、ヨウ化カリウム(0.005g)、及びジオキサン中4.0M溶液としての塩酸(3mL)の懸濁液を、圧力フラスコ中80℃で12時間維持した。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)/塩化メチレンに注ぎ入れ、有機層を減圧下で残留物とし、誘導された固体をジエチルエーテルで粉砕して、10−クロロ−5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−3,12−ジヒドロ−7H−6l−ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7−オン(0.350g)を橙色の固体として得た。残った濾液は、以下の4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドの合成のために保存した。粉砕した固体を、テトラヒドロフラン(30mL)と27%の水酸化アンモニウム水溶液(30mL)とに分配し、24時間激しく撹拌した。溶液をブライン/酢酸エチルで洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。固体を1,4−ジオキサン(8mL)に溶解し、マイクロ波バイアルに2.0Nの水酸化ナトリウム(8mL)とともに添加した。混合物を急速に撹拌しながらマイクロ波照射下120℃で8分間維持し、冷却し、酢酸エチル/テトラヒドロフラン/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.052g)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.33 (s, 1 H), 10.93 (s, 1 H), 8.67 (s, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.02 (dd, J=10.81, 2.02 Hz, 1 H), 6.97 - 6.99 (m, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 6.21 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 4.13 (t, J=8.62 Hz, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 3.12 (s, 2 H), 3.09 (t, J=8.60 Hz, 2 H), 2.21 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 553.
(実施例120)
4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
上記4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドの合成から生成された濾液の濃縮により得られた残留物をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、THF中2.0Mのメチルアミン(5mL)を添加した。得られた溶液を12時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して残留物とした。固体を1,4−ジオキサン(8mL)に溶解し、マイクロ波バイアルに2.0Nの水酸化ナトリウム(8mL)とともに添加した。混合物を急速に撹拌しながらマイクロ波照射下120℃で8分間維持し、冷却し、酢酸エチル/テトラヒドロフラン/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で残留物とし、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.078g)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.31 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 8.62 (d, J=2.57 Hz, 1 H), 8.49 - 8.56 (m, 2 H), 7.67 (s, 1 H), 7.05 (dd, J=10.26, 1.83 Hz, 1 H), 6.96 - 7.00 (m, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 6.21 - 6.28 (m, 1 H), 4.13 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 3.13 (s, 2 H), 3.09 (t, J=8.62 Hz, 2 H), 2.80 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.21 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 567.
(実施例121)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−メチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.165g)から調製し、黄色固体(0.094g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.34 (s, 1 H), 10.38 (s, 1 H), 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.38 - 7.47 (m, 1 H), 6.98 (dd, J=3.67, 2.20 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J=10.63, 8.43 Hz, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 6.25 (dd, J=3.67, 1.83 Hz, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 3.35 (s, 2 H), 2.76 (t, J=5.87 Hz, 2 H), 2.56 (t, J=5.68 Hz, 2 H), 2.32 (s, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 462.
(実施例122)
2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.350g)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び6−(メチルオキシ)−2−(1−プロピル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.346g)から調製し、黄色固体(0.212g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.32 (s, 1 H), 10.37 (s, 1 H), 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 7.33 - 7.51 (m, 2 H), 6.96 - 7.01 (m, 1 H), 6.86 - 6.96 (m, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 6.25 (dd, J=3.48, 2.02 Hz, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 3.54 (s, 2 H), 2.90 (d, J=11.00 Hz, 2 H), 2.71 (s, 4 H), 2.27 - 2.37 (m, 1 H), 2.20 (t, J=6.97 Hz, 2 H), 1.85 (t, J=12.83 Hz, 2 H), 1.77 (d, J=10.63 Hz, 2 H), 1.33 - 1.57 (m, 4 H), 0.84 (t, J=7.33 Hz, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 573.
(実施例123)
2−[(2−{[2−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.300g)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.214g)から調製し、黄色固体(0.125g)として単離した。1H 80℃ NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.20 (s, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 8.39 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 7.80 (s, 2 H), 7.48 (q, J=7.82 Hz, 1 H), 7.39 (s, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 6.86 - 6.96 (m, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 6.28 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 4.53 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.73 (s, 2 H), 3.32 - 3.44 (m, 1 H), 2.81 (s, 2 H), 2.22 (s, 6 H), 1.09 (t, J=6.23 Hz, 1 H). 回転異性体成分のために多くのピークがブロード/特徴なし。ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例124)
3−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、3−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2−ナフタレンカルボキサミドは、3−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2−ナフタレンカルボキサミド(0.300g)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.175g)から調製し、黄色固体(0.073g)として単離した。5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3,14−ジヒドロ−7H−6l−ベンゾ[g]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7−オンの粉砕後に生成された濾液を保存し、以下で使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.77 (s, 1 H), 11.21 (s, 1 H), 9.28 (s, 1 H), 8.58 (s, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.76 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.47 - 7.55 (m, 1 H), 7.41 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.34 (t, J=7.33 Hz, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 6.89 - 6.95 (m, 1 H), 6.25 (dd, J=3.11, 1.83 Hz, 1 H), 4.16 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 3.17 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 2.98 (s, 2 H), 1.99 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 551.
(実施例125)
3−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチル−2−ナフタレンカルボキサミド
Figure 0005298128
5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3,14−ジヒドロ−7H−6l−ベンゾ[g]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7−オン(上記で生成したもの)を含有する濾液を減圧下で残留物とし、テトラヒドロフランに再溶解し、テトラヒドロフラン中2.0Mのメチルアミン(5mL)を添加した。溶液を12時間撹拌し、すべての固体を減圧下で蒸発させて、その後の転換でそのまま使用するのに十分な純度の粗製3−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−N−メチル−2−ナフタレンカルボキサミドを生成した。MeOH/THF(1:1、10mL)中の3−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−N−メチル−2−ナフタレンカルボキサミド(100mg、0.139mmol)の溶液に、ナトリウムメトキシド(113mg、2.087mmol)を添加した。得られた溶液を80℃に45分間加温し、室温に冷却し、飽和NaCl水溶液(50mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(25mL)で希釈した。有機層を固体硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、3−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチル−2−ナフタレンカルボキサミドを黄色固体(0.055g)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.42 (s, 1 H), 11.20 (s, 1 H), 9.22 (s, 1 H), 8.89 - 9.00 (m, 1 H), 8.58 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 7.78 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.46 - 7.54 (m, 1 H), 7.40 - 7.46 (m, 1 H), 7.34 (t, J=7.42 Hz, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 6.90 - 6.95 (m, 1 H), 6.28 (dd, J=3.02, 1.74 Hz, 1 H), 4.16 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 3.74 (s, 3 H), 3.16 (t, J=8.42 Hz, 2 H), 2.97 (s, 2 H), 2.85 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 2.00 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 565.
(実施例126)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(200ml)中の、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(6.25g、13.59mmol)、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(3.90g、15.63mmol)、KI(2.256g、13.59mmol)及びHCl(ジオキサン中4.0M溶液、13.59ml、54.4mmol)の二つの別個の懸濁液を、密閉した圧力フラスコ中90℃で16時間加温した。反応物を冷却し、合わせ、ジクロロメタン/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を減圧下で残留物とし、ジエチルエーテルで粉砕して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(15g、22.9mmol、84%)を得た。THF(10ml)中の、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(500mg、0.763mmol)及びテトラヒドロフラン中2.0Mのエチルアミン(2.67ml、5.34mmol)の溶液を室温で16時間撹拌した。粗反応混合物をセライト上に揮散させ、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−N−エチル−6−フルオロベンズアミド(275mg、0.392mmol、51.5%)を淡褐色固体として得た。1,4ジオキサン/2.0NのNaOH中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−N−エチル−6−フルオロベンズアミド(0.275g、0.392mmol)の懸濁液を、マイクロ波中120℃で11分間加熱した。得られた溶液を酢酸エチル/飽和塩化ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、クロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−6−フルオロベンズアミド(150mg、0.274mmol、70%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.21 (s, 1 H), 9.91 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 8.55 (t, J=5.77 Hz, 1 H), 8.27 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.20 - 7.34 (m, 1 H), 6.87 - 6.95 (m, 2 H), 6.84 (d, J=9.34 Hz, 1 H), 6.22 (s, 1 H), 4.13 (t, J=8.42 Hz, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 3.18 - 3.26 (m, 2 H), 3.13 (s, 2 H), 3.07 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 2.21 (s, 6 H), 0.97 - 1.13 (m, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例127)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(8ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(500mg、1.043mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(333mg、1.200mmol)の溶液を、密閉した圧力バイアル中75℃に16時間加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタンに懸濁し、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機層を減圧下で残留物とし、ジエチルエーテルで粉砕して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.472g、0.690mmol、66.2%)を淡帯緑黄色固体として得た。THF(40ml)中の、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.472g、0.690mmol)及びTHF中2.0Mのメチルアミン(2.76ml、5.52mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、酢酸エチルで希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、1,4−ジオキサン(8ml)に再溶解し、マイクロ波に使用できるバイアルに2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)とともに添加した。内容物を急速に撹拌しながらマイクロ波照射下120℃に12分間加熱し、室温に冷却し、THF/酢酸エチル/飽和/重炭酸ナトリウム(水溶液)に注ぎ入れた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−3,3−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.202g、0.360mmol、52.2%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.26 (s, 1 H), 10.14 (s, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.54 (d, J=4.61 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.25 - 7.35 (m, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 2 H), 6.85 - 6.93 (m, 1 H), 6.21 - 6.32 (m, 1 H), 3.93 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.17 (s, 2 H), 2.79 (d, J=4.41 Hz, 3 H), 2.24 (s, 6 H), 1.32 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例128)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(50ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(550mg、1.147mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(363mg、1.320mmol)の懸濁液を90℃で2時間維持した。溶液を冷却し、ジクロロメタン/飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ入れ、有機層を減圧下で残留物とした。ジエチルエーテルによる粉砕により、8−フルオロ−5−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.390g、0.572mmol、49.9%)を、25%の対応する開環したトリフルオロエチルエステルで汚染された淡黄色固体として得た。この混合物(0.390g、0.572mmol)をそのままテトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、THF中2.0MのMeNH(2.86ml、5.72mmol)を添加した。得られた溶液を室温で6時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物を1,4−ジオキサン(8ml)/2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)に溶解し、マイクロ波加熱下120℃で12分間維持した。バイアルを冷却し、その内容物をTHF/EtOAc/飽和塩化ナトリウム(水溶液)で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.096g、0.172mmol、30.0%)を灰色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.27 (s, 1 H), 10.14 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.55 (s, 1 H), 8.35 (d, J=8.63 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.26 - 7.38 (m, 1 H), 6.92 - 6.99 (m, 2 H), 6.83 - 6.92 (m, 1 H), 6.28 (dd, J=3.31, 1.91 Hz, 1 H), 4.07 - 4.30 (m, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 3.18 - 3.27 (m, 1 H), 3.07 - 3.16 (m, 2 H), 2.93 - 3.04 (m, 1 H), 2.80 (d, J=4.61 Hz, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 2.11 - 2.21 (m, 1 H), 1.77 (m, 4 H). ESIMS (M+H)+ = 559.
(実施例129)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(50ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(550mg、1.147mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(363mg、1.320mmol)の懸濁液を80℃で2時間維持した。溶液を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム/ジクロロメタンに注ぎ入れ、有機層を減圧下で残留物とした。残留物をジエチルエーテルで粉砕して、8−フルオロ−5−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(425mg、0.623mmol、54.3%)を淡黄色固体として得た。テトラヒドロフラン(50ml)中の8−フルオロ−5−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(425mg、0.623mmol)の溶液に、THF中2.0MのMeNH(3.12ml、6.23mmol)を添加し、得られた溶液を室温で6時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物を1,4−ジオキサン(8ml)/2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)に溶解し、マイクロ波加熱下120℃で12分間維持した。バイアルを冷却し、その内容物をTHF/EtOAc/飽和塩化ナトリウム(水溶液)で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−D−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.205g、0.367mmol、58.9%)を灰色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.27 (s, 1 H), 10.15 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.55 (s, 1 H), 8.35 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.22 - 7.38 (m, 1 H), 6.92 - 6.97 (m, 2 H), 6.88 (t, J=9.30 Hz, 1 H), 6.28 (dd, J=3.51, 1.91 Hz, 1 H), 4.08 - 4.26 (m, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 3.17 - 3.23 (m, 1 H), 3.12 (t, J=7.62 Hz, 2 H), 2.93 - 3.04 (m, 1 H), 2.80 (d, J=4.21 Hz, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 2.11 - 2.22 (m, 1 H), 1.70 - 1.85 (m, 4 H). ESIMS (M+H)+ = 559.
(実施例130)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.600g、1.252mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.274g、1.252mmol)の懸濁液を、圧力管内のテトラヒドロフラン(20ml)中70℃で16時間維持した。反応物を冷却し、開け、減圧下で濃縮し、塩化メチレン/2,2,2−トリフルオロエタノール(約15mL)に再溶解した。飽和重炭酸ナトリウムを添加し、すべての固体を溶解した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とし、ジエチルエーテルで粉砕して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.696g、1.112mmol、89%)を黄色固体として得た。テトラヒドロフラン(20ml)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.696g、1.112mmol)の懸濁液を2.0Mのメチルアミン/THF(3.34ml、6.67mmol)で処理し、24時間かけてすべての固体を溶解した。溶液を飽和重炭酸ナトリウム/EtOAcに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物を1,4−ジオキサン(8ml)/2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)に溶解し、マイクロ波加熱下120℃で12分間維持した。溶液を冷却し、酢酸エチル/THF/飽和塩化ナトリウム(水溶液)に注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.230g、0.458mmol、41.1%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.33 (s, 1 H), 10.20 (s, 1 H), 8.89 (s, 1 H), 8.54 (d, J=7.62 Hz, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 7.83 (d, J=7.22 Hz, 1 H), 7.34 - 7.48 (m, 1 H), 7.10 (d, J=8.23 Hz, 1 H), 6.85 - 7.01 (m, 3 H), 6.29 (dd, J=3.41, 1.81 Hz, 1 H), 4.15 (t, J=8.23 Hz, 2 H), 3.21 (s, 2 H), 2.99 - 3.12 (m, 2 H), 2.79 (d, J=4.61 Hz, 3 H), 2.27 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 503.
(実施例131)
2−[(2−{[5−クロロ−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(20ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.550g、1.147mmol)及び5−クロロ−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.291g、1.147mmol)の懸濁液を、圧力容器中80℃で16時間維持した。容器を冷却し、THFを減圧下で除去し、固体を塩化メチレン/トリフルオロエタノール/飽和重炭酸ナトリウムに分配した。有機層を減圧下で残留物とし、ジエチルエーテルで粉砕して、5−{[5−クロロ−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.550g、0.833mmol、72.6%)を適度に純粋な(約70〜80%)緑色固体として得た。テトラヒドロフラン(20ml)中の5−{[5−クロロ−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.550g、0.833mmol)及び2.0Mのメチルアミン/THF(2.500ml、5.00mmol)の溶液を室温で5時間撹拌した。反応物をセライト上に直接揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、中間体トシレートを黄色泡状物として得た。この中間体を1,4−ジオキサン(8ml)に溶解し、マイクロ波バイアルに2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)とともに添加した。12分間にわたる120℃でのマイクロ波加熱に続いて、冷却、酢酸エチル/飽和重炭酸ナトリウム/THFによる希釈を行い、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[5−クロロ−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.068g)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.31 (s, 1 H), 10.19 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.63 Hz, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 7.33 (s, 1 H), 7.20 - 7.30 (m, 1 H), 6.92 - 6.97 (m, J=3.01 Hz, 1 H), 6.83 - 6.92 (m, 1 H), 6.26 (dd, J=3.41, 1.81 Hz, 1 H), 4.21 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 3.20 (s, 2 H), 3.09 - 3.17 (m, 2 H), 2.80 (d, J=4.61 Hz, 3 H), 2.24 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 537.
(実施例132)
2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(500mg、1.043mmol)及び1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(289mg、1.043mmol)の溶液を、圧力フラスコ中90℃に加温し、3時間維持した。バイアルを冷却し、その内容物を飽和重炭酸ナトリウム/塩化メチレンに注ぎ入れた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で残留物とした。残留物をジエチルエーテルで粉砕して、黄色固体(約310mg)を得た。固体をテトラヒドロフラン(100ml)に懸濁し、THF中2.0Mのメチルアミン(5.22ml、10.43mmol)を添加した。溶液を16時間撹拌し、減圧下で濃縮して固体として、2−({2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(310mg、0.434mmol、41.6%)を黄色固体として得た。1,4−ジオキサン(8.00ml)中の2−({2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(310mg、0.434mmol)の溶液を、マイクロ波バイアルに2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)とともに添加した。バイアルを密閉し、内容物を120℃で12分間加温した。反応物を冷却し、開け、酢酸エチル/THF/飽和塩化ナトリウムに注ぎ入れた。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.085g、0.152mmol、35.0%)を淡菫色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.34 (s, 1 H), 10.06 (s, 1 H), 8.49 (d, J=4.21 Hz, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.20 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 7.27 - 7.39 (m, 1 H), 6.86 - 6.99 (m, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.26 (s, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 3.66 (t, J=5.31 Hz, 2 H), 3.27 (s, 2 H), 2.74 (d, J=4.39 Hz, 3 H), 2.62 (s, 2 H), 2.28 (s, 2 H), 2.06 (s, 3 H), 1.71 - 1.89 (m, 2 H), 0.74 (s, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例133)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(30mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(550mg、1.147mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(318mg、1.147mmol)の懸濁液を、圧力容器中75℃で16時間撹拌した。すべての揮発物を除去し、固体をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウムとに分配した。有機層を減圧下で残留物とし、誘導された固体をジエチルエーテルで粉砕して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(548mg、0.801mmol、69.8%)を黄色固体として得た。テトラヒドロフラン(50ml)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.548g、0.801mmol)の溶液を、THF中のメチルアミン(2.0M)(3.21ml、6.41mmol)で処理し、16時間撹拌した。セライトを添加し、すべての揮発物を減圧下で除去し、カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(310mg)を得た。トシレートを1,4−ジオキサン(8ml)/2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)に溶解し、マイクロ波バイアルに添加し、マイクロ波加熱下120℃で12分間加温した。反応物を冷却し、酢酸エチル/飽和塩化ナトリウム(水溶液)で希釈し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(エチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.110g、0.196mmol、24.48%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.37 (s, 1 H), 10.10 (s, 1 H), 8.47 - 8.57 (m, 1 H), 8.42 (s, 1 H), 8.24 (d, J=6.82 Hz, 1 H), 7.45 (s, 1 H), 7.30 - 7.42 (m, 1 H), 6.99 (d, J=3.01 Hz, 1 H), 6.89 - 6.98 (m, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.29 (dd, J=3.41, 1.81 Hz, 1 H), 4.03 - 4.17 (m, 2 H), 3.70 (t, J=6.72 Hz, 2 H), 3.20 (s, 2 H), 2.79 (d, J=4.41 Hz, 3 H), 2.61 - 2.70 (m, 2 H), 2.09 (t, J=9.43 Hz, 6 H), 1.77 - 1.92 (m, 2 H), 1.37 (t, J=6.82 Hz, 3 H). ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例134)
2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D7: 2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の、1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(212mg、2mmol)、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(836mg、1.8mmol)、KI(5.6mg、0.03mmol)のスラリーを、ジオキサン中4NのHCl溶液(1.8mL、7.2mmol)で処理した。反応混合物を密閉容器中80℃で終夜加熱し、次いで室温に冷却した。反応混合物の半分をTHF(100mL)及び27%のNHOH水溶液(100mL)で希釈した。室温で終夜撹拌後、反応混合物を濃縮乾固した。残留物をCHCl(10mL)中で音波処理し、次いで濾過した。8〜10%のTHF/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより濾液を精製して、2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(192mg、2ステップにわたり34%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 3.19 (t, J=8.33 Hz, 2H), 3.73 (s, 3H), 4.15 (t, J=8.33 Hz, 2H), 6.50 (d, J=3.85 Hz, 1H), 6.92 (t, J=9.25 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 7.15-7.40 (m, 4H), 7.90-7.99 (m, 3H), 8.02 (s, 1H), 8.10 (d, J=8.61 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 10.49 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 630.13.
ステップB/実施例134 2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
メタノール(10mL)及びTHF(20mL)中の2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(104mg、0.17mmol)の溶液を、ナトリウムメトキシドの溶液(MeOH中0.5M、3.3mL、1.7mmol)で処理した。得られた混合物を室温で2日間撹拌し、次いでEtOAc(100mL)及び飽和NaCl溶液で希釈した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄し、セライト上に濃縮し、0〜5%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(63mg、81%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.13 (s, 3H), 3.09-3.19 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 4.06-4.15 (m, 2H), 6.23 (s, 1H), 6.88 (J=9.71 Hz, 9.34 Hz, 1H), 6.95 (s, 2H), 7.27-7.37 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.50 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 11.29 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 475.99.
(実施例135)
2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D8: 2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドの調製からの反応混合物の残りの半分を、THF(100mL)及びメチルアミンの溶液(2M、9mL)、18mmol)で希釈した。反応混合物を終夜撹拌し、次いで濃縮乾固した。残留物をCHCl(15mL)中で音波処理し、濾過した。10%のTHF/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより濾液を精製して、2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを黄色固体(236mg、2ステップにわたり41%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.75 (d, J=4.4 Hz, 3H), 3.19 (d, J=8.24 Hz, 2H), 3.73 (s, 3H), 4.15 (d, J=8.33 Hz, 2H), 6.55 (d, J=3.85 Hz, 1H), 6.94 (t, J=9.25 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 7.17-7.41 (m, 4H), 7.93 (d, J=8.24 Hz, 2H), 7.98 (J=8.42 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.36-8.52 (m, 1H), 10.16 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 644.20.
ステップB/実施例135 2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
MeOH(10mL)及びTHF(20mL)中の2−({2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(130mg、0.2mmol)の溶液を、ナトリウムメトキシドの溶液(MeOH中0.5M、4mL、2mmol)で処理した。得られた混合物を室温で終夜撹拌し、次いでEtOAc(100mL)及び飽和NaCl溶液で希釈した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄し、セライト上に濃縮し、0〜5%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−アセチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドをベージュ色の固体(73mg、75%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.13 (s, 3H) 2.80 (d, J=4.4 Hz, 3H), 3.12 (t, J=8.42 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 4.10 (t, J=8.42 Hz, 2H), 6.27 (d, J=1.28 Hz, 1H), 6.86-6.98 (m, 3H), 7.28-7.37 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 8.34 (d, J=8.61 Hz, 1H), 8.55 (br s, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.14 (s, 1H), 11.27 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 489.98.
(実施例136)
2−[(2−{[1−(N,N−ジエチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の、1−[(ジエチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(200mg、0.72mmol)及び2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(330mg、0.71mmol)及びジオキサン中4NのHCl溶液(0.7mL、2.87mmol)の混合物を、密閉容器中80℃で8時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物の半分をTHF(80mL)及び27%のNHOH水溶液(80mL)で希釈した。反応混合物を3時間撹拌し、濃縮した。残留物をCHCl(200mL)に溶かし、セライト上に濃縮し、20%のジオキサン中0.5MのNH/THFを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をTHF(10mL)及びTHF(20mL)に溶解し、ナトリウムメトキシドの溶液(MeOH中0.5M、4mL、2mmol)で処理した。反応混合物を2日間撹拌し、セライト上に濃縮し、4%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、次いでEtO(15mL)を使用して粉砕して、2−[(2−{[1−(N,N−ジエチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(41mg、3ステップにわたり20%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.99 (t, J=6.68 Hz, 6H), 2.58 (br s, 4H), 3.12 (t, J=8.15 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 4.24 (t, J=8.15 Hz, 2H), 6.22 (s, 1H), 6.86 (t, J=9.43 Hz, 1H), 6.96 (s, 2H), 7.31 (q, J=7.94 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.53 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 11.29 (s, 1H) CHシグナルのプロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 547.38.
(実施例137)
2−[(2−{[1−(N,N−ジエチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2−[(2−{[1−(N,N−ジエチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドの調製からの反応混合物の残りの半分を、THF(100mL)及びメチルアミンの溶液(THF中1M、10mL)で希釈した。4時間後、反応混合物を濃縮し、得られた残留物をCHCl(10mL)中で音波処理し、濾過した。0〜5%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより濾液を精製した。生成物をTHF(10mL)及びMeOH(20mL)に溶解し、ナトリウムメトキシドの溶液(MeOH中0.5M、4mL、2mmol)で処理した。反応混合物を2日間撹拌し、次いでセライト上に濃縮し、4%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジエチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを黄色固体(60mg、3ステップにわたり30%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (t, J=7.15 Hz, 6 H) 2.58 (q, J=6.72 Hz, 4 H) 2.80 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 3.12 (t, J=8.43 Hz, 2 H),3.77 (s, 3 H), 4.24 (t, J=8.43 Hz, 2 H), 6.27 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1 H), 6.76 - 7.03 (m, 3 H), 7.26 - 7.39 (m, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 8.62 (s, 1 H), 10.16 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H), CHシグナルのプロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 561.27.
(実施例138)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール中の5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(250mg、0.91mmol)及び2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(501mg、1.09mmol)の白色スラリーを、80℃で17時間加熱した。得られた混合物の半分をTHF(100mL)及び27%のNHOH水溶液(100mL)で希釈し、1日間撹拌した。有機揮発物を蒸発させ、残留物をCHClで希釈した。有機層を飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をTHFに溶解し、セライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。粗生成物をTHF(20mL)及びNaOMe溶液(MeOH中0.5M、6mL、3mmol)に溶かし、室温で1日間維持した。得られた混合物をセライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを黄色固体(85mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.64 (br s, 4H), 2.51 (br s, 4H), 3.01-3.14 (m, 2H), 3.27 (s, 2H), 3.72 (s, 3H), 4.05-4.18 (m, 2H), 6.17 (s, 1H), 6.81 (t, J=9.34 Hz, 1H), 6.90 (s, 2H), 7.20-7.32 (m, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.46 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 11.24 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 545.25.
(実施例139)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドの調製からの反応混合物の残りの半分を、THF及びMeNHの溶液(THF中2M、10mL、20mmol)で希釈した。反応混合物を室温で17時間撹拌した。水(20mL)、続いてMeNHの溶液(THF中1M、6mL、12mmol)を添加した。反応混合物を5日間撹拌し、有機揮発物を蒸発させ、残留物をCHCl(200mL)で抽出した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、セライト上に濃縮し、0〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。粗生成物をTHF(20mL)及びNaOMe溶液(MeOH中2M、10mL、20mmol)に溶かし、室温で1日間維持した。追加のNaOMe溶液(MeOH中2M、6mL、12mmol)を添加し、反応混合物を3日間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(100mL)及び飽和NaCl溶液で洗浄した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを褐色固体(48mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71 (br s, 4H), 2.78 (br s, 4H), 2.80 (br s, 3H), 3.06-3.19 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 4.08-4.23 (m, 2H), 6.28 (s, 1H), 6.84-7.02 (m, 3H), 7.24-7.38 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 8.36 (d, J=8.97 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 11.27 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 559.26.
(実施例140)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−グリシル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D9: 2−フルオロ−6−({2−({5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(250mL)中の、5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(4.0g、12.5mmol)、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(8.6g、18.79mmol)及びジオキサン中4NのHClの溶液(16mL、62.5mmol)の混合物を、密閉容器中80℃で終夜加熱した。反応混合物を飽和NaHCO溶液で希釈し、得られたスラリーを濾過し、固体をTHF(1L)に溶かした。得られたスラリーを濾過し、濾液を濃縮した。得られた橙色の固体をTHF(250mL)に溶解し、27%のNHOH水溶液(250mL)を添加し、反応混合物を終夜撹拌した。有機揮発物を蒸発させ、残留物をCHCl(3×200mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、セライト上に濃縮し、0〜2%のTHF/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−({2−({5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを黄色固体(2.8g、2ステップにわたり30%)として得た。ESIMS (M+H)+ = 742.17.
ステップB/実施例D10: 2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(300mL)中のナフタレン(14g、109mmol)の脱気溶液に、ナトリウムキューブ(2.6g、108mmol)を添加した。キューブを破砕し、次いで4時間撹拌した。計60mLの得られた深緑色溶液を、THF(100mL)中の2−フルオロ−6−({2−({5−(メチルオキシ)−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(3.7g、4.99mmol)の−78℃溶液に滴下添加した。次いで水(5mL)を添加し、得られた混合物を室温に加温し、濾過した。濾液をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを黄色固体(710mg、33%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.88 (t, J=8.33 Hz, 2H), 3.39 (t, J=8.15 Hz, 2H), 3.76 (s, 3H), 5.07 (br s, 1H), 6.24 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.89-7.02 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.50 (q, J=7.69 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1H), 10.46 (s, 1H), 11.39 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 434.17.
(実施例141)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−グリシル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(20mL)中の2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(70mg、0.16mmol)の−40℃溶液を、THF(1mL)中の塩化ブロモアセチル(25mg、0.16mmol)の溶液で処理した。5分後、27%のNHOH水溶液を添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOで洗浄して、2−フルオロ−6−[(2−{[1−グリシル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを灰色固体(67mg、86%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.07-3.19 (m, 2H), 3.44, (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.97-4.10 (m, 2H), 6.23, (s, 1H), 6.82-7.04 (m, 3H), 7.27-7.41 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.51 (d, J=7.61 Hz, 1H), 8.67 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 11.33 (s, 1H) CHシグナルのプロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 491.26.
(実施例142)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−(N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50mL)中の2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(250mg、0.58mmol)の−40℃溶液をTHF(1mL)中の塩化ブロモアセチル(95mg、0.61mmol)の溶液で処理した。反応混合物の三分の一をメチルアミンの溶液(THF中2M、4mL、8mmol)で処理した。終夜撹拌後、得られた混合物をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[1−(N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを黄色固体(54mg、56%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.43 (s, 3H), 3.12-3.22 (m, 2H), 3.68 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 4.03-4.15 (m, 2H), 6.22 (s, 1H), 6.87 (t, J=9.34 Hz, 1H), 6.96 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 7.23-7.38 (m, 1H), 7.66 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.49-8.60 (m, 2H), 10.56 (s, 1H), 11.29 (s, 1H), CHシグナルのプロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 505.07.
(実施例143)
2−[(2−{[1−(1−アゼチジニルアセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2−フルオロ−6−[(2−{[1−(N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドの調製からの反応混合物の三分の一を、アゼチジン(0.2mL)で処理し、室温で17時間維持した。得られた混合物をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(1−アゼチジニルアセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(72mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.15-2.27 (m, 2H), 3.11-3.23 (m, 2H), 3.72 (t, J=7.42 Hz, 4H), 3.78 (s, 3H), 3.93 (s, 2H), 4.07 (t, J=8.24 Hz, 2H), 6.22 (s, 1H), 6.80-6.93 (m, 1H), 6.96 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 7.31 (q, J=7.69 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 10.57 (s, 1H), 11.27 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 531.38.
(実施例144)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−[N−メチル−N−(メチルオキシ)グリシル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2−フルオロ−6−[(2−{[1−(N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドの調製からの反応混合物の三分の一を、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(145mg、2.37mmol)及びKI(90mg、0.54mmol)で処理した。1時間後、得られた混合物をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[1−[N−メチル−N−(メチルオキシ)グリシル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを黄色固体(43mg、42%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.59 (s, 3H), 3.08-3.20 (m, 2H), 3.43 (s, 3H), 3.60 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 4.22 (t, J=8.26 Hz, 2H), 6.23 (s, 1H), 6.81-6.92 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 7.28-7.40 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.51 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.54 (s, 1H), 11.31 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 535.18.
(実施例145)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−(1H−イミダゾール−1−イルアセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(10mL)中の2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(70mg、0.16mmol)の−40℃溶液を、THF(1mL)中の塩化ブロモアセチル(31mg、0.19mmol)の溶液、続いてイミダゾール(10mL)及びDIPEA(1mL)で処理した。3日後、得られた混合物をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。粗生成物をTHF(150mL)に溶解し、EtOAc(50mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(100mL)、飽和NaCl溶液(100mL)、並びに水(50mL)及び飽和NaCO溶液(50mL)の混合物で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮し、残留物をCHClで粉砕して、2−フルオロ−6−[(2−{[1−(1H−イミダゾール−1−イルアセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを白色固体(72mg、83%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.18 (t, J=8.15 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 4.18 (t, J=8.06 Hz, 2H), 6.19 (s, 1H), 6.78-6.94 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 7.29 (q, J=7.69 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.46 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 11.27 (s, 1H), CHシグナルのプロトン2個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 542.11.
(実施例146)
6−[(4−{[2−(アミノカルボニル)−3−フルオロフェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ]−N,N−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−カルボキサミド
Figure 0005298128
THF(4mL)中の2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(67mg、0.15mmol)及びCDI(30mg、0.18mmol)の混合物を15分間撹拌し、次いでメチルアミンの溶液(THF中2M、4mL、8mmol)で処理し、密閉容器中80℃で2時間加熱した。さらなるメチルアミン(THF中2M、5mL)を添加し、反応混合物を22時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、飽和NaCO溶液(50mL)、水(50mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄した。水層をEtOAc(50mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、6−[(4−{[2−(アミノカルボニル)−3−フルオロフェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)アミノ]−N,N−ジメチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−カルボキサミドを黄色固体(43mg、55%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.83 (s, 6H), 2.94 (t, J=8.06 Hz, 2H), 3.73-3.86 (m, 5H), 6.18-6.28 (m, 1H), 6.84-6.95 (m, 2H), 6.97 (s, 1H), 7.31-7.42 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.41 (d, J=8.24 Hz, 1H), 10.47 (s, 1H), 11.21 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 505.15.
(実施例147)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(15mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(380mg、0.858mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(236mg、0.858mmol)の混合物を、80℃で30分間加熱し、次いで室温に冷却し、CHCl(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(100ml)及び飽和NaCl溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、減圧下で濃縮した。粗生成物をTHF(60mL)に溶解し、30%のNHOH水溶液(200mL)で希釈した。得られた混合物を密閉容器中80℃で加熱した。17時間後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(200mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をTHF(25mL)及びMeOH(25mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(456mg、8.44mmol)で処理した。得られた混合物を室温で20時間撹拌し、次いでEtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(100mL)、飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドを淡黄色固体(144mg、32%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.66-1.85 (m, 3H), 2.06-2.34 (m, 5H), 2.89-3.04 (m, 1H), 3.04-3.26 (m, 3H), 3.77 (s, 3H), 4.07-4.32 (m, 2H), 6.15-6.28 (m, 1H), 6.79-6.92 (m, 1H), 6.96 (br s, 2H), 7.25-7.37 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.52 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.67 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 11.30 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 545.22.
(実施例148)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D11: 2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ安息香酸
Figure 0005298128
iPrOH(250ml)及びDIPEA(25.5ml、146mmol)中の2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(10g、29.2mmol)及び2−アミノ−4,6−ジフルオロ安息香酸(供給源:Buttpark Ltd.)(5.06g、29.2mmol)のスラリーを95℃で終夜加熱し、次いで180mLの溶媒を4時間かけて留去し、その後さらに2時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、1NのHCl溶液(400mL)、飽和NaHCO溶液(200mL)、飽和NaCl溶液(200mL)で洗浄した。有機層をEtO(200mL)で希釈した。得られたスラリーを濾過し、固体を真空オーブン中80℃で終夜乾燥させて、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ安息香酸を淡黄色固体(5.3g、38%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.37 (s, 3H), 6.60-6.78 (m, 2H), 7.48 (d, J=8.06 Hz, 2H), 7.77 (d, J=3.85 Hz, 1H), 7.98 (d, J=8.42 Hz, 2H), 8.23-8.36 (m, 1H); ESIMS (M+H)+ = 478.94.
ステップB/中間体D12: 5−クロロ−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素
Figure 0005298128
THF(300mL)中の2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ安息香酸(5.3g、11.07mmol)の不透明な溶液を、数滴のDMF、続いて塩化オキサリル(CHCl中1M、22.14mL、44.3mmol)で処理した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで氷浴に2時間投入した。得られたスラリーを濾過し、固体をCHClで洗浄して、5−クロロ−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素を白色固体(5.23g、95%)として得た。1H NMR (400 MHz, THF-d8) δ ppm 2.41 (s, 3H), 6.97-7.12 (m, 2H), 7.12-7.24 (m, 1H), 7.44 (d, J=8.24 Hz, 2H), 7.68 (d, J=3.66 Hz, 1H), 8.11 (d, J=8.42 Hz, 2H); ESIMS (M+H)+ = 460.94.
ステップC/中間体D13: 8,10−ジフルオロ−5−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(15mL)中の5−クロロ−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(500mg、1.085mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(299mg、1.085mmol)の混合物を、80℃で45分間加熱した。得られたスラリーを室温に冷却し、CHCl(200mL)及び飽和NaHCO溶液(100mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物をTHF(60mL)に溶解し、27%のNHOH水溶液(220mL)を添加し、密閉容器中で終夜撹拌した。得られた混合物をEtOAc(100mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(2×100mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−6−({2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを薄褐色固体(276mg、36%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 (br s, 3H), 2.01-2.29 (m, 5H), 2.32 (s, 3H), 2.85-3.01 (m, 1H), 3.08-3.24 (m, 3H), 3.72 (s, 3H), 4.03-4.30 (m, 2H), 6.41 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.76-6.93 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 7.26-7.40 (m, 3H), 7.87-8.06 (m, 3H), 8.15 (s, 1H), 8.18-8.34 (m, 2H), 8.53 (s, 1H), 11.29 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 717.36.
ステップD/実施例148 2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
ジオキサン(10mL)及び5NのKOH水溶液(0.770mL、3.85mmol)中の2,4−ジフルオロ−6−({2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(276mg、0.385mmol)のスラリーを80℃で加熱した。5時間後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(156mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 (s, 3H), 1.97-2.38 (m, 5H), 2.87-3.04 (m, 1H), 3.05-3.25 (m, 3H), 3.77 (s, 3H), 4.02-4.30 (m, 2H), 6.14-6.27 (m, 1H), 6.83 (t, J=11.08 Hz, 1H), 6.92-7.04 (m, 2H), 7.81 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.50-8.63 (m, 2H), 11.22 (s, 1H), 11.35 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 563.30.
(実施例149)
2−フルオロ−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(15mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(400mg、0.835mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(197mg、0.835mmol)の濃厚な白色スラリーを80℃で17時間加熱し、冷却し、次いでTHF(20mL)及び30%のNHOH水溶液(50mL)で希釈した。反応混合物を17時間維持し、次いでEtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(25mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(3×50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。EtOを使用して粗生成物を粉砕し、ジオキサン(15mL)及び1NのKOH溶液(3.64mL、3.64mmol)に溶解し、次いで80℃で3時間加熱した。得られた混合物をある程度冷却し、EtOAc(100mL)及び2NのNaOH溶液(50mL)で希釈した。有機層を2NのNaOH溶液(2×50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドを黄色固体(63mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.11 (t, J=8.15 Hz, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.01 (t, J=8.33 Hz, 2H), 4.14 (s, 2H), 6.16-6.27 (m, 1H), 6.76-6.89 (m, 1H), 6.90-6.99 (m, 2H), 7.22-7.38 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 11.29 (s, 1H) Me−Oシグナルのプロトン3個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 506.16.
(実施例150)
2−フルオロ−N−メチル−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(15mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(400mg、0.835mmol)及び5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(197mg、0.835mmol)の濃厚な白色スラリーを80℃で加熱した。17時間後、メチルアミン溶液(THF中2N、4.17mL、8.35mmol)を添加した。反応混合物を室温で22時間維持し、次いで濾過し、固体をTHFで洗浄した。濾液をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。粗生成物をジオキサン(15mL)及び1NのKOH溶液(4.38mL、4.38mmol)に溶解し、次いで80℃で加熱した。3時間後、反応混合物をある程度冷却し、EtOAc(100mL)及び2NのNaOH溶液(50mL)で希釈した。有機層を2NのNaOH溶液(2×50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−フルオロ−N−メチル−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[(メチルオキシ)アセチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドを黄色固体(116mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.80 (d, J=4.39 Hz, 3H), 3.13 (t, J=8.24 Hz, 2H), 3.79 (s, 3H), 4.04 (t, J=8.24 Hz, 2H), 4.17 (s, 2H), 6.25-6.34 (m, 1H), 6.84-7.04 (m, 3H), 7.27-7.40 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 8.35 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.50-8.61 (m, 1H), 8.68 (s, 1H), 10.16 (s, 1H), 11.30 (s, 1H), Me−Oシグナルのプロトン3個が見当たらない、試料中の水と重なっている可能性あり; ESIMS (M+H)+ = 520.16.
(実施例151)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D14: 5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(40mL)中の2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(1.96g、4.1mmol)の懸濁液に、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(1.33g、5.33mmol)、ジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(4.1mL)及び触媒ヨウ化カリウム(<10mg)を添加した。得られたスラリーを圧力バイアル中90℃で40時間撹拌し、この時点ですべての固体が完全に溶解していた。得られた溶液を室温に冷却し、ジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウムで希釈して、水層をpH>10に調整した。有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをジエチルエーテルからの粉砕により精製して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(2.63g、3.90mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =675)
ステップB/実施例151: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミド
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、THF中2Mの溶液としてのエチルアミン(1.11mL、2.22mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミドを含有する黄色固体を得た。この物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミド(60mg、0.101mmol)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 (t, J=7.14 Hz, 3 H) 2.18 - 2.31 (m, 6 H) 3.06 - 3.19 (m, 4 H) 3.34 (dq, J=6.87, 6.65 Hz, 2 H) 3.78 (s, 3 H) 4.09 - 4.24 (m, 2 H) 6.25 (br. s., 1 H) 6.75 - 6.89 (m, 1 H) 6.93 - 7.03 (m, 2 H) 7.62 - 7.75 (m, 1 H) 8.39 - 8.49 (m, 1 H) 8.55 (br. s., 2 H) 10.55 (s, 1 H) 11.26 (dd, J=2.56, 1.10 Hz, 1 H) (ESIMS (M+H)+ =565)
(実施例152)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−プロピルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、プロピルアミン(0.183mL、2.22mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−プロピルベンズアミドを含有する黄色固体を得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−プロピルベンズアミド(54mg、0.093mmol)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.37 Hz, 3 H) 1.41 - 1.56 (m, 2 H) 2.19 (s, 6 H) 3.02 - 3.15 (m, 4 H) 3.19 - 3.25 (m, 2 H) 3.72 (s, 3 H) 4.11 (t, J=8.29 Hz, 2 H) 6.17 (d, J=1.28 Hz, 1 H) 6.76 - 6.87 (m, 1 H) 6.88 - 6.97 (m, 2 H) 7.74 (s, 1 H) 8.34 - 8.43 (m, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 8.61 (br. s., 1 H) 10.40 (s, 1 H) 11.28 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =579)
(実施例153)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、(1−メチルエチル)アミン(0.757mL、8.89mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミドを含有する黄色固体を得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(26mg、0.045mmol)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (d, J=6.60 Hz, 6 H), 2.23 (s, 6 H), 3.07 - 3.19 (m, 4 H), 3.76 (s, 3 H), 4.07 - 4.22 (m, 3 H), 6.18 - 6.26 (m, 1 H), 6.80 - 6.91 (m, 1 H), 6.93 - 7.02 (m, 2 H), 7.79 (s, 1 H), 8.36 - 8.45 (m, 1 H), 8.46 - 8.56 (m, 2 H), 10.26 (s, 1 H), 11.28 - 11.37 (s, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =579)
(実施例154)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、メチル−1−プロパンアミン(0.22mL、2.22mmol)を添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミドを含有する黄色固体を得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド(50mg、0.084mmol)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (d, J=6.69 Hz, 6 H) 1.84 (dt, J=13.40, 6.72 Hz, 1 H), 2.24 (s, 6 H), 3.07 - 3.20 (m, 6 H), 3.76 (s, 3 H), 4.16 (t, J=8.34 Hz, 2 H), 6.21 (dd, J=3.21, 1.65 Hz, 1 H), 6.79 - 6.93 (m, 1 H), 6.93 - 7.01 (m, 2 H), 7.79 (s, 1 H), 8.39 - 8.47 (m, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 8.63 - 8.74 (m, 1 H), 10.32 (s, 1 H), 11.32 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =593)
(実施例155)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,10−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、[(4−フルオロフェニル)メチル]アミン(1.01mL、8.89mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、SiOにより精製した。これにより、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミドを含有する黄色固体をもたらした。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、10%の塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンズアミド(67mg、0.104mmol)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H), 3.06 - 3.18 (m, 4 H), 3.76 (s, 3 H), 4.16 (t, J=8.29 Hz, 2 H), 4.51 (d, J=5.86 Hz, 2 H), 6.17 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 6.81 - 7.01 (m, 3 H), 7.13 (t, J=8.84 Hz, 2 H), 7.38 (dd, J=8.29, 5.72 Hz, 2 H), 7.78 (s, 1 H), 8.43 (d, J=11.90 Hz, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 9.14 - 9.25 (m, 1 H), 10.38 (s, 1 H), 11.32 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =645)
(実施例156)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−プロピルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(200mg、0.305mmol)の溶液に、プロピルアミン(0.125mL、1.52mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製しようと試み、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリジミン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−プロピルベンズアミドを含有する固体を得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、2MのNaOH溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−プロピルベンズアミド(68mg、0.121mmol)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.86 (t, J=7.38 Hz, 3 H), 1.44 - 1.57 (m, 2 H), 2.26 (s, 6 H), 3.06 - 3.28 (m, 6 H), 3.18 (s, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.34 Hz, 2 H), 6.25 (dd, J=3.25, 1.79 Hz, 1 H), 6.84 - 7.00 (m, 3 H), 7.25 - 7.38 (m, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.25 Hz, 1 H), 8.55 - 8.67 (m, 2 H), 9.86 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =561)
(実施例157)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(200mg、0.305mmol)の溶液に、(2−メチルプロピル)アミン(0.153mL、1.52mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、褐色固体2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミドを得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(5mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。2MのNaOH溶液(5ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で8分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド(106mg、0.184mmol)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.87 (d, J=6.68 Hz, 6 H), 1.73 - 1.89 (m, 1 H), 2.26 (s, 6 H), 3.05 - 3.23 (m, 6 H), 3.77 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 6.24 (br. s., 1 H), 6.83 - 7.00 (m, 3 H), 7.24 - 7.38 (m, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.57 - 8.68 (m, 2 H), 9.77 (s, 1 H), 11.26 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =575)
(実施例158)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D15: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(265mg、0.404mmol)の溶液に、(1−メチルエチル)アミン(0.694mL、8.08mmol)を添加した。得られた混合物を40℃で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiOクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(210mg、0.294mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =715)
ステップB/実施例158: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(210mg、0.294mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(3mL)及び6MのNaOH溶液(3ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(120mg、0.214mmol)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.11 (d, J=6.50 Hz, 6 H), 2.25 (s, 6 H), 3.05 - 3.22 (m, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 4.03 - 4.13 (m, 1 H), 4.18 (t, J=8.29 Hz, 2 H), 6.26 (br. s., 1 H), 6.84 - 7.01 (m, 3 H), 7.25 - 7.38 (m, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.25 (d, J=8.33 Hz, 1 H), 8.45 (d, J=7.60 Hz, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 9.69 (s, 1 H), 11.25 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =561)
(実施例159)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D16: 5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10ml)中の6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド(350mg、0.732mmol)の懸濁液に、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(228mg、0.916mmol)、ジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(1.47ml、5.86mmol)及び触媒ヨウ化カリウム(<10mg)を添加した。得られたスラリーを圧力バイアル中90℃で24時間撹拌し、この時点ですべての固体が完全に溶解していた。得られた溶液を室温に冷却し、ジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウムで希釈して、水層をpH>10に調整した。有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。得られた緑色固体をジエチルエーテルによる粉砕によって精製して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(533mg、0.791mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =674)
ステップB/中間体D17: 6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、水酸化アンモニウム(27%水溶液)(100mL、大過剰)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド(133mg、0.193mmol)をオフホワイトの固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =691)
ステップC/実施例159: 6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド
6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド(133mg、0.193mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(3mL)及び6MのNaOH溶液(3ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド(79mg、0.147mmol)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.19 - 2.31 (m, 6 H), 3.04 - 3.25 (m, 4 H), 3.70 - 3.87 (m, 3 H), 4.18 (m, 2 H), 6.24 (d, J=0.64 Hz, 1 H), 6.95 (d, J=2.29 Hz, 2 H), 7.23 - 7.44 (m, 1 H), 7.54 (br. s., 1 H), 8.06 - 8.23 (m, 2 H), 8.24 - 8.38 (m, 1 H), 8.64 (br. s., 1 H), 9.93 (br. s., 1 H), 11.27 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =537)
(実施例160)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D18: 6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、メチルアミン(THF中2Mの溶液)(2.23mL、4.45mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10分間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(143mg、0.203mmol)をオフホワイトの固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =705)
ステップB/実施例160: 6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(143mg、0.203mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(3mL)及び6MのNaOH溶液(3ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(90mg、0.163mmol)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.19 - 2.31 (m, 6 H), 2.77 (br. s., 3 H), 3.04 - 3.23 (m, 4 H), 3.74 - 3.84 (m, 3 H), 4.17 (d, J=6.59 Hz, 2 H), 6.23 - 6.37 (m, 1 H), 6.86 - 7.02 (m, 2 H), 7.29 - 7.45 (m, 1 H), 7.50 (d, J=3.85 Hz, 1 H), 8.02 - 8.15 (m, 1 H), 8.65 (d, J=3.11 Hz, 2 H), 9.64 (d, J=3.94 Hz, 1 H), 11.23 (d, J=1.46 Hz, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =551)
(実施例161)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D19: 6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.445mmol)の溶液に、(1−メチルエチル)アミン(0.765mL、8.91mmol)を添加した。得られた混合物を室温で40分間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(101mg、0.138mmol)を黄色固体(LCMSにより純度85%のみ)として得た。(ESIMS (M+H)+ =733)
ステップB/実施例161: 6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(101mg、0.138mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(3mL)及び6MのNaOH溶液(3ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(45mg、0.078mmol)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (d, J=6.50 Hz, 6 H), 2.26 (s, 6 H), 3.10 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.17 (s, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 3.94 - 4.08 (m, 1 H), 4.17 (t, J=8.29 Hz, 2 H), 6.30 (br. s., 1 H), 6.86 - 6.99 (m, 2 H), 7.31 - 7.43 (m, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.92 - 8.02 (m, 1 H), 8.51 (d, J=7.60 Hz, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 11.20 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ =579)
(実施例162)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D20: 5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(40ml)中の6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロベンズアミド(600mg、1.26mmol)の懸濁液に、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(366mg、1.39mmol)、ジオキサン中4.0Mの溶液としての塩酸(2.51ml、10.1mmol)及び触媒ヨウ化カリウム(<10mg)を添加した。得られたスラリーを圧力バイアル中90℃で24時間撹拌し、この時点ですべての固体が完全に溶解していた。得られた溶液を室温に冷却し、ジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウムで希釈して、水層をpH>10に調整した。有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。得られた緑色固体をジエチルエーテルによる粉砕により精製して、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(830mg、1.21mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =688)
ステップB/中間体D21: 6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(270mg、0.393mmol)の溶液に、水酸化アンモニウム(27%水溶液)(100mL、大過剰)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(110mg、0.156mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =705)
ステップC/実施例162: 6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド
6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(110mg、0.156mmol)を1,4−ジオキサン(6mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(2mL)及び6MのNaOH溶液(2ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロベンズアミド(53mg、0.096mmol)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82 - 1.94 (m, 2 H), 2.12 (br. s., 6 H), 2.68 (br. s., 2 H), 3.24 (s, 2 H), 3.70 (t, J=5.95 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.29 (d, J=1.10 Hz, 1 H), 6.83 (br. s., 1 H), 6.98 (br. s., 1 H), 7.38 - 7.51 (m, 2 H), 8.12 (br. s., 3 H), 8.42 (br. s., 1 H), 9.83 (br. s., 1 H), 11.37 (d, J=1.01 Hz, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =551)
(実施例163)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D22: 6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(270mg、0.393mmol)の溶液に、メチルアミン(THF中2Mの溶液)(1.96mL、3.93mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(139mg、0.193mmol)を黄色固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =719)
ステップB/実施例163: 6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(139mg、0.193mmol)を1,4−ジオキサン(6mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(2mL)及び6MのNaOH溶液(2ml)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(51mg、0.090mmol)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 - 1.92 (m, 2 H), 2.11 (br. s., 6 H), 2.67 (br. s., 2 H), 2.74 (d, J=4.49 Hz, 3 H), 3.24 (s, 2 H), 3.69 (t, J=6.09 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 5.76 (s, 1 H), 6.34 (d, J=1.10 Hz, 1 H), 6.82 (br. s., 1 H), 6.96 (br. s., 1 H), 7.38-7.51 (m, 2 H), 7.90 - 8.01 (m, 1 H), 8.38 - 8.48 (m, 1 H), 8.63 (d, J=4.67 Hz, 1 H), 9.58 (s, 1 H), 11.33 (br.s, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =565)
(実施例164)
6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(5mL)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8,9−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(300mg、0.436mmol)の溶液に、(1−メチルエチル)アミン(1.4mL、17.44mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌させ、この時点でこれを酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製しようと試み、約50%の6−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミドmmol)を黄色固体として含有する黄色固体を得た。この粗製物質を1,4−ジオキサン(6mL)に溶解し、20mlのマイクロ波容器に移した。水(2mL)及び6MのNaOH溶液(2ml)を添加し、反応混合物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。得られた褐色溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して褐色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、6−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジフルオロ−N−(1−メチルエチル)ベンズアミド(42mg、0.071mmol)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.59 Hz, 6 H) 1.81 - 1.92 (m, 2 H) 2.12 (br. s., 6 H) 2.60 - 2.73 (m, 2 H) 3.24 (s, 2 H) 3.69 (t, J=6.04 Hz, 2 H) 3.83 (s, 3 H) 3.90 - 4.03 (m, 1 H) 6.34 (d, J=0.92 Hz, 1 H) 6.81 (br. s., 1 H) 6.91 - 6.99 (m, 1 H) 7.38 - 7.51 (m, 2 H) 7.74 - 7.87 (m, 1 H) 8.41 (d, J=7.69 Hz, 2 H) 9.29 (s, 1 H) 11.30 (br. s., 1 H) (ESIMS(M+H)+=593)
(実施例165)
2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.6g、2.2mmol)及び1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.8g、1.8mmol)を50mlのTHFに懸濁し、混合物を82℃で終夜撹拌した。反応混合物を冷却し、60mlの酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCOで洗浄し、有機相をNaSOで乾燥させ、溶媒を除去して、5−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンを得た。5−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンをメチルアミンの溶液(THF中2M、30mL)と混合し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を50mlの酢酸エチルで希釈し、飽和NaClで洗浄し、有機層をNaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、対応する2−({2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを得た。2−({2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを15mlのジオキサンに懸濁し、次いでKOHを添加した(これを5mlの水に溶解した)。反応混合物を92℃で2時間撹拌し、反応混合物を室温に冷却し、溶媒を除去し、残留物を50mlのCHClに再溶解し、水(2×100ml)で洗浄した。合わせた有機相を飽和NHOHで洗浄し、次いでNaSOで乾燥させ、溶媒を除去して粗生成物を得、SiO(0%〜10%のMeOH/0.2%のNHを加えたCHCl)上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを黄色固体(0.26g)として得た。1H NMR (400 MHz), DMSO-d6) δ ppm 0.98 (t, J = 6.59, 3H), 2.20 (s, 3H), 2.44 (t, J = 7.33 Hz, 2H), 2.78 (d, J = 3.11 Hz, 3H), 3.08 (t, J = 7.51 Hz, 2H), 3.20 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 4.16 (t, J = 7.79 Hz, 2H), 6.26 (s, 1H), 6.85-6.92 (m, 3H), 7.29 (q, J = 7.05 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 8.36 (d, J = 8.15 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.17 (s, 1H), 11.27 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例166)
2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N−エチル−N−メチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び1−{[エチル(メチル)アミノ]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.30g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.12g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.98 (m, 3 H), 2.20 (s, 3 H), 2.43 (t, J=7.15 Hz, 2H),3.07 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.20 (s, 2H), 3.75 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 6.20 (s,1 H), 6.84 (t, J=6.88 Hz, 1H), 6.93 (s, 2H),7.30 (q, J=6.96 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.99 (s,1H), 8.08 (s,1H),8.50 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.59 (s, 1 H), 10.52 (s, 1 H), 11.27 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例167)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(N−メチル−N−プロピルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(N−メチル−N−プロピルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、メチルアミン(THF中2M)及び5−(メチルオキシ)−1−{[メチル(プロピル)アミノ]アセチル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.30g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.27g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.81 (t, J=7.33 Hz, 3 H), 1.41 (q, J=7.23 Hz, 2H), 2.21 (s, 3 H), 2.36 (t, J=7.33 Hz, 2H), 2.78 (d, J=4.39 Hz, 3 H), 3.08 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.21 (s, 2H), 3.75 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 6.25 (s1 H), 6.84-6.92 (m, 3H), 7.29 (q, J=6.96 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 8.34 (d, J=8.38 Hz, 1H), 8.52 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 10.14 (s, 1 H), 11.25 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例168)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(N−メチル−N−プロピルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−(メチルオキシ)−1−{[メチル(プロピル)アミノ]アセチル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.30g、1.1mmol)及び黄色固体(0.13g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.81 (t, J=7.33 Hz, 3 H), 1.41 (q, J=7.14 Hz, 2H),2.20 (s, 3 H), 2.34 (t, J=7.05 Hz, 2H),3.09 (t, J=8.06 Hz, 2 H), 3.21 (s, 2H), 3.74 (s, 3 H), 4.18 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 6.20 (s,1 H), 6.86 (t, J=9.61 Hz, 1H), 6.93 (s, 2H),7.30 (m, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 8.00 (s,1H), 8.09 (s,1H),8.51 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.59 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 11.28 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例169)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[1−{N−メチル−N−[2−(メチルオキシ)エチル]グリシル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[1−{N−メチル−N−[2−(メチルオキシ)エチル]グリシル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、メチルアミン(THF中2M)及び1−({メチル[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}アセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.30g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.19g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (s,3 H), 2.62(t, J=5.40 Hz, 2H), 2.79 (d, J=4.12 Hz, 3 H), 3.08 (t, J=7.87 Hz, 2H), 3.20 (s, 3 H), 3.29 (s,2 H), 3.41 (t, J=5.49 Hz, 2H), 3.75 (s, 3 H), 4.15 (t, J=8.06 Hz, 2 H), 6.25 (s1 H), 6.84-6.92(m, 3H), 7.31 (q, J=7.23 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 8.36 (d, J=8.33 Hz, 1H), 8.52 (s, 1 H), 8.62 (s, 1 H), 10.15 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 577.
(実施例170)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−{N−メチル−N−[2−(メチルオキシ)エチル]グリシル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−{N−メチル−N−[2−(メチルオキシ)エチル]グリシル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−({メチル[2−(メチルオキシ)エチル]アミノ}アセチル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.30g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.28g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (br. s., 3 H), 2.62 (br. s., 2 H), 3.09 (t, J=7.51 Hz, 2 H), 3.20 (br. s., 3 H), 3.29 (br. s., 2 H), 3.41 (br. s., 2 H), 3.75 (s, 3 H), 4.16 (t, J=7.83 Hz, 2 H), 6.21 (br. s., 1 H), 6.84 (t, J=9.25 Hz, 1 H), 6.93 (br. s., 2 H), 7.29 (d, J=7.14 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 8.00 (br. s., 1 H), 8.09 (br. s., 1 H), 8.50 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 10.54 (br. s., 1 H), 11.28 (br. s., 1 H). ESIMS (M+H)+ = 563.
(実施例171)
4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.15、94%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.60mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.2g、0.65mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (br. s., 3 H), 1.88 (d, J=6.23 Hz, 1 H), 2.08 (br. s., 4 H), 2.69 (br. s., 2 H), 3.19 (s, 2 H), 3.70 (t, J=6.04 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.27 (d, J=1.46 Hz, 1 H), 6.84 (br. s., 1 H), 7.04 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=10.48, 1.69 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 8.09 (br. s., 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 10.83 (s, 1 H), 11.45 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 568.
(実施例172)
4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.14、84%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.60mmol)、メチルアミン(THF中2M)、及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.2g、0.65mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.84 - 1.89 (m, 2 H), 2.08 (br. s., 6 H), 2.50 (s, 2 H), 2.68 (s, 2 H), 2.79 (d, J=4.30 Hz, 3 H), 3.19 (s, 2 H), 3.69 (t, J=5.86 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.31 (s, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=10.30, 1.42 Hz, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.63 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 582.
(実施例173)
4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.12、76%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.40g、0.80mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.25g、0.85mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.63 (br. s., 4 H), 1.89 (br. s., 2 H), 2.71 (br. s., 6 H), 3.70 (br. s., 4 H), 3.84 (s, 3 H), 6.27 (s, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 7.04 (s, 1 H), 7.13 (d, J=10.35 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.58 (s, 1 H), 10.82 (s, 1 H), 11.50 (s, 1 H), ESIMS (M+H)+ = 594
(実施例174)
4−クロロ−2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.22、79%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.40g、0.80mmol)、メチルアミン(THF中2M)及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.25g、0.85mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.48 (br. s., 4 H), 1.84 (d, J=5.86 Hz, 4 H), 2.37 (br. s., 4 H), 2.65 (br. s., 2 H), 2.77 (d, J=4.03 Hz, 3 H), 3.66 (t, J=5.72 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 6.28 (s, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.99 (s, 1 H), 7.11 (d, J=10.16 Hz, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.38 (d, J=19.96 Hz, 2 H), 8.59 (s, 1 H), 10.43 (s, 1 H), 11.42 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 608.
(実施例175)
4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.15、58%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.40g、0.80mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液、及び5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.25g、0.90mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.74 (br. s., 4 H), 2.71 (br. s., 4 H), 3.14 (t, J=8.10 Hz, 2 H), 3.59 (br. s., 2 H), 3.77 (s, 3 H), 4.12 (t, J=8.06 Hz, 2 H), 6.23 (s, 1 H), 6.96 - 7.08 (m, 3 H), 7.74 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 10.96 (s, 1 H), 11.36 (s, 1 H), ESIMS (M+H)+ = 580.
(実施例176)
4−クロロ−2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、4−クロロ−2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.19、70%)は、4−クロロ−2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.40g、0.80mmol)、メチルアミン(THF中2M)、5−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.25g、0.90mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.60 - 1.73 (m, 4 H), 2.44 - 2.52 (m, 6 H), 2.79 (d, J=4.39 Hz, 3 H), 3.08 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.74 (s, 3 H), 4.11 (t, J=8.33 Hz, 2 H), 6.24 (d, J=1.47 Hz, 1 H), 6.90 - 6.98 (m, 2 H), 7.04 (dd, J=10.48, 1.51 Hz, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 8.51 (d, J=5.95 Hz, 2 H), 8.59 (s, 1 H), 10.51 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H), ESIMS (M+H)+ = 594.
(実施例177)
2−[(2−{[1−[N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)グリシル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−[(2−{[1−[N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)グリシル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−[{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}(エチル)アミノ]エタノール(0.30g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.05g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (t, J=9.71 Hz, 3H), 2.72 (m,2H), 3.11 (q, J=8.70 Hz, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.64-3.69 (m, 4H), 3.80 (s,2H), 3,96 (m 2H), 6.17(s., 1 H), 6.41 (s,1H),6.75 (m,2H), 6.77(m, 2H), 7.40 (br.s, 2H), 8.92 (d, J=8.33 Hz, 1H), 9.61 (s, 1H), 10.38 (s, 1H), 11.64 (s, 1H).
(実施例178)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.017g、32%)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.350g、0.73mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.29g、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.96 (d, 2 H), 2.20 (br. s., 6 H), 2.77 (br. s., 2 H), 3.29 - 3.37 (m, 2 H), 3.77 (br. s., 2 H), 3.89 (s, 3 H), 6.31 (s, 1 H), 6.92 (br. s., 2 H), 7.10 (s, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.59 (br. s., 1 H), 11.21 (s, 1 H), 11.50 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 551.
(実施例179)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(0.75g、78%)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(3.0g、6.27mmol)、メチルアミン(THF中2M)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(1.5g、5.7mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 (br. s., 2 H), 1.98 - 2.18 (m, 6 H), 2.67 (br. s., 2 H), 2.79 (d, J=4.30 Hz, 3 H), 3.18 (s, 2 H), 3.67 (t, J=5.68 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 6.26 (s, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.92 (dd, J=19.96, 1.83 Hz, 1 H), 7.00 (s, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 8.35 (br. s., 1 H), 8.56 (s, 1 H), 10.70 (s, 1 H), 11.40 (s, 1 H). ESIMS (M + H) = 565.
(実施例180)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
実施例90について記載したものに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−エチル−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.020g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.37、0.73mmol)、エチルアミン(THF中2M)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.29、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.15 (t, 3 H), 1.93 (br. s., 2 H), 2.16 - 2.30 (m, 6 H), 2.74 (br. s., 2 H), 3.34 (br. s., 2 H), 3.41 - 3.51 (m, 2 H), 3.70 - 3.79 (m, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 6.32 (br. s., 1 H), 6.89 (s, 1 H), 6.93 - 7.04 (m, 1 H), 7.07 (br. s., 1 H), 7.76 (s, 1 H), 8.36 (s, 2 H), 8.68 (s, 1 H), 10.55 (s, 1 H), 11.46 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 579.
(実施例181)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジノール(0.35g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.23g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.55 (dd, 1 H), 1.97 (dd, J=12.96, 7.00 Hz, 1 H), 2.43 (dd, J=9.52, 3.39 Hz, 1 H), 2.53 - 2.61 (m, 1 H), 2.69 (q, J=7.60 Hz, 1 H), 2.83 (dd, J=9.48, 6.18 Hz, 1 H), 3.12 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.35 (s, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 4.17 (t, J=8.33 Hz, 3 H), 4.72 (d, J=4.49 Hz, 1 H), 6.23 (br. s., 1 H), 6.86 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.96 (s, 2 H), 7.24 - 7.37 (m, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 8.52 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.61 (s, 1 H), 10.54 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 561.
(実施例182)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、メチルアミン(THF中2M)及び1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジノール(0.35g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.23g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.49 - 1.63 (m, 1 H), 1.91 - 2.04 (m, 1 H), 2.38 - 2.46 (m, 1 H), 2.55 (d, J=5.86 Hz, 1 H), 2.65 - 2.76 (m, 1 H), 2.80 (d, J=4.39 Hz, 4 H), 3.12 (br. s., 2 H), 3.33 (s, 2 H), 3.37 (不明, 1 H), 3.77 (s, 3 H), 4.16 (t, J=8.38 Hz, 3 H), 4.72 (d, J=4.49 Hz, 1 H), 6.28 (s, 1 H), 6.82 - 6.98 (m, 3 H), 7.33 (d, J=6.96 Hz, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.35 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.49 - 8.60 (m, 1 H), 8.62 (s, 1 H), 10.15 (s, 1 H), 11.28 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 575.
(実施例183)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジノール(0.35g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.12g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.08 (br. s., 1 H), 1.44 (br. s., 1 H), 1.61 (d, J=13.09 Hz, 1 H), 1.77 (br. s., 1 H), 1.90 (t, J=9.70 Hz, 1 H), 1.97 - 2.07 (m, 1 H), 2.68 (br. s., 1 H), 2.88 (br. s., 1 H), 3.12 (t, J=8.24 Hz, 2 H), 3.17 - 3.28 (m, 2 H), 3.47 (dd, J=9.02, 4.53 Hz, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 4.14 - 4.27 (m, 2 H), 4.61 (d, J=4.76 Hz, 1 H), 6.23 (d, J=1.37 Hz, 1 H), 6.86 (d, J=8.79 Hz, 1 H), 6.96 (s, 2 H), 7.29 - 7.41 (m, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 8.52 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 8.62 (s, 1 H), 10.54 (s, 1 H), 11.30 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 575.
(実施例184)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
実施例165について記載したものに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−[(3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.40g、0.90mmol)、メチルアミン及び1−{2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジノール(0.35g、1.1mmol)から調製し、黄色固体(0.15g)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (br. s., 1 H), 1.41 (br. s., 1 H), 1.56 (br. s., 1 H), 1.74 (br. s., 1 H), 1.83 - 1.91 (m, 1 H), 1.99 (br. s., 1 H), 2.66 (br. s., 1 H), 2.77 (d, J=4.39 Hz, 3 H), 2.83 - 2.90 (m, 1 H), 3.09 (t, J=8.19 Hz, 2 H), 3.20 (d, J=9.71 Hz, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 4.17 (br. s., 2 H), 4.60 (d, J=4.85 Hz, 2 H), 6.25 (s, 1 H), 6.83 - 6.95 (m, 3 H), 7.25 - 7.35 (m, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.33 Hz, 1 H), 8.47 - 8.54 (m, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 10.13 (s, 1 H), 11.25 (s, 1 H), ESIMS (M + H) = 589.
(実施例185)
2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.3g、0.65mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び5−(メチルオキシ)−1−(4−モルホリニルアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.29g、1.0mmol)から調製して、表題化合物(0.099g、3ステップにわたり30%)を白色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 561. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.39 - 2.49 (m, 4 H) 3.09 (t, J=8.15 Hz, 2 H) 3.21 (s, 2 H) 3.50 - 3.58 (m, 4 H) 3.73 (s, 3 H) 4.15 (t, J=8.33 Hz, 2 H) 6.18 (dd, J=3.39, 1.74 Hz, 1 H) 6.79 - 6.87 (m, 1 H) 6.89 - 6.99 (m, 2 H) 7.23 - 7.33 (m, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 8.59 (s, 1 H) 10.51 (s, 1 H) 11.24 (s, 1 H).
(実施例186)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.3g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−{[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]アセチル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.32g、0.96mmol)から調製して、表題化合物(0.052g、3ステップにわたり13%)を黄褐色固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 602. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.92 (s, 6 H) 2.37 - 2.47 (m, 8 H) 2.51-2.59 (m, 1 H) 3.08 (t, J=8.15 Hz, 2 H) 3.17 (bs, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 4.15 (t, J=8.15 Hz, 2 H) 6.18-6.19 (m, 1 H) 6.79 - 6.85 (m, 1 H) 6.89 - 6.94 (m, 2 H) 7.24 - 7.31 (m, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.58 (s, 1 H) 10.51 (s, 1 H) 11.24 (s, 1 H).
(実施例187)
2−フルオロ−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−フルオロ−6−{[2−({5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.36g、0.78mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び5−(メチルオキシ)−1−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.36g、1.18mmol)から調製して、表題化合物(0.168g、3ステップにわたり37%)を黄色固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 575. 1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ ppm 2.32 - 2.39 (m, 4 H) 2.52 - 2.59 (m, 4 H) 3.05 - 3.13 (m, 2 H) 3.50 - 3.55 (m, 4 H) 3.73 (s, 3 H) 4.07-4.11 (m, 2 H) 6.18 (d, J=2.93 Hz, 1 H) 6.79 - 6.88 (m, 1 H) 6.90 (s, 2 H) 7.23 - 7.33 (m, 1 H) 7.53 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.58 (s, 1 H) 10.50 (s, 1 H) 11.25 (s, 1 H).
(実施例188)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−フルオロ−6−[(2−{[1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.41g、0.89mmol)、27%水酸化アンモニウム及び1−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.46g、1.33mmol)から調製して、表題化合物(0.168g、3ステップにわたり37%)を黄色固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 616. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.91 (d, J=6.23 Hz, 6 H) 2.28-2.43 (m, 8 H) 2.50 - 2.59 (m, 5 H) 3.08 (t, J=8.15 Hz, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 4.09 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 6.16-6.20 (s, 1 H) 6.79 - 6.87 (m, 1 H) 6.88-6.92 (m, 2 H) 7.24 - 7.31 (m, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.58 (s, 1 H) 10.50 (s, 1 H) 11.24 (s, 1 H).
(実施例189)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.3g、0.63mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.17g、0.75mmol)から調製して、表題化合物(0.083g、3ステップにわたり25%)をオフホワイトの固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 537. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.21 (s, 6 H) 3.11 (t, J=8.43 Hz, 2 H) 3.13 (s, 2 H) 3.75 (s, 3 H) 4.14 (t, J=8.43 Hz, 2 H) 6.19-6.21 (m, 1 H) 6.80-6.85 (m, 1 H) 6.95 (s, 1 H) 6.97 - 7.01 (m, 1 H) 7.80 (s, 1 H) 8.01 (s, 1 H) 8.17 (s, 1 H) 8.47 (s, 1 H) 8.53-8.59 (m, 1 H) 11.20 (s, 1 H) 11.33 (bs, 1 H).
(実施例190)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.3g、0.63mmol)、テトラヒドロフラン中の2.0Mメチルアミン及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.19g、0.75mmol)から調製して、表題化合物(0.043g、3ステップにわたり12%)をオフホワイトの固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 551. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.19 (s, 6 H) 2.79 (d, J=4.58 Hz, 3 H) 3.08 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 3.10 (s, 2H) 3.72 (s, 3 H) 4.11 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 6.20-6.22 (m, 1 H) 6.78 - 6.87 (m, 1 H) 6.90 - 6.96 (m, 2 H) 7.74 (s, 1 H) 8.46 (s, 2 H) 8.51-8.55 (m, 1 H) 10.75 (s, 1 H) 11.28 (bs, 1 H).
実施例190 (代替調製)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D68: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(100mL)中の2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(4g、8.37mmol)の懸濁液に、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(3.13g、12.56mmol)、ジオキサン中4MのHCl溶液(16.7ml、67mmol)及び触媒量のKIを添加した。得られたスラリーを圧力容器中80℃で48時間撹拌し、24時間後、さらに2mlのジオキサン中4MのHClを添加した。
反応混合物をジクロロメタン及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(水溶液)で希釈して、水層をpH>10に調整した。有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、ジエチルエーテルからの粉砕により残留物を精製して、黄色固体(5.25g、7.77mmol)を得た。固体の一部(3.1g)をTHF(100ml)に懸濁し、THF中2Mのメチルアミン(18.55ml、37.1mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌させた。追加のTHF中2Mのメチルアミン(2ml)を添加し、反応物をさらに1時間撹拌させ、この時点で反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、すべての揮発物を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(1.6g、2.27mmol)(ESIMS (M+H)+ =705)を黄色固体として得た。この方法を必要に応じて繰り返した。
ステップB:実施例190 (代替調製): 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド
マイクロ波容器内、1,4ジオキサン(10mL)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(0.950g、1.07mmol)の懸濁液に、6NのNaOH(10ml)及び水(3mL)を添加した。得られた混合物をマイクロ波中120℃で9分間撹拌した。反応混合物をEtOAc及びTHFで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、すべての溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミド(0.532g、0.966mmol)をベージュ色の固体として得た。(ESIMS (M+H)+ =551). 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H) 2.83 (d, J=4.40 Hz, 3 H) 3.06 - 3.12 (m, 2 H) 3.33 (s, 2 H) 3.76 (s, 2 H) 4.05 - 4.23 (m, 2 H) 6.25 (dd, J=3.39, 1.74 Hz, 1 H) 6.80 - 6.94 (m, 1 H) 6.93 - 7.04 (m, 2 H) 7.80 (s, 1 H) 8.41 - 8.54 (m, 2 H) 8.54 - 8.64 (m, 1 H) 10.79 (s, 1 H) 11.33 (br. s., 1 H)
この反応を複数回繰り返して、総量1.8gの2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−4,6−ジフルオロ−N−メチルベンズアミドを得た。
(実施例191)
2−[(2−{[1−(N,N−ジプロピル−L−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジプロピル−L−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.13g、0.28mmol)、テトラヒドロフラン中の2.0Mメチルアミン及び1−[(2S)−2−(ジプロピルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.10g、0.34mmol)から調製して、表題化合物(0.041g、3ステップにわたり25%)を黄褐色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 603. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (t, J=6.78 Hz, 6 H) 0.96-1.04 (m, 3 H) 1.29 - 1.41 (m, 4 H) 2.25 - 2.35 (m, 2 H) 2.36-2.46 (m, 2 H) 2.73-2.80 (m, 3 H) 3.02-3.11 (m, 2 H) 3.69-3.82 (m, 4 H) 4.05 - 4.12 (m, 1 H) 4.54 - 4.65 (m, 1 H) 6.23 (s, 1 H) 6.81-6.88 (m, 1 H) 6.90 (s, 2H) 7.21 - 7.32 (m, 1 H) 7.53 (s, 1 H) 8.31 (d, J=8.06 Hz, 1 H) 8.49 (s, 1 H) 8.58 (s, 1 H) 10.12 (s, 1 H) 11.21 (s, 1 H).
(実施例192)
2−[(2−{[1−(N,N−ジプロピル−L−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジプロピル−L−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.19g、0.41mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(2S)−2−(ジプロピルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミンから調製して、表題化合物(0.028g、3ステップにわたり12%)を淡黄色固体として得た。ESIMS(M+H)+ = 589. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.74 (t, J=7.33 Hz, 6 H) 1.00 (d, J=6.41 Hz, 3 H) 1.26 - 1.43 (m, 4 H) 2.26 - 2.33 (m, 2 H) 2.37-2.42 (m, 2 H) 2.42 (s, 1 H) 3.07 (t, J=8.42 Hz, 2 H) 3.74 - 3.81 (m, 1 H) 4.03 - 4.13 (m, 1 H) 4.55 - 4.65 (m, 1 H) 6.18-6.19 (m, 1 H) 6.78 - 6.87 (m, 1 H) 6.89 - 6.95 (m, 2 H) 7.22 - 7.30 (m, 1 H) 7.56 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 10.51 (s, 1 H) 11.23 (s, 1 H)
(実施例193)
2−フルオロ−6−[(2−{[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(250ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(300mg、0.63mmol)及び1−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−2−メチル−1−オキソ−2−プロパノール(157mg、0.63mmol)の懸濁液を、65℃で4時間加熱した。反応物を酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発により濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから粉砕し、次のステップの前に室内真空下で乾燥させた。ESIMS (M+H)+ = 657.次いで固体をTHF(200ml)、続いてメチルアミンの溶液(THF中2M、11.42ml、22.84mmol)に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次に、粗反応物をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(30分間かけてDCM〜10%のMeOH/DCM)により精製した。ESIMS (M+H)+ = 688.単離した純粋なアミドを1,4−ジオキサン(10ml)に再溶解し、水酸化カリウム(8.72ml、8.72mmol)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で20分間加熱した。得られた溶液をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、表題化合物(0.130g、3ステップにわたり39%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 534. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.38 (s, 6 H) 2.80 (d, J=4.41 Hz, 3 H) 3.06 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 3.78 (s, 3 H) 4.43 (t, J=8.23 Hz, 2 H) 5.42 (s, 1 H) 6.26-6.27 (m, 1 H) 6.85 - 6.93 (m, 1 H) 6.93 - 6.95 (m, 1 H) 6.96 (s, 1 H) 7.28 - 7.38 (m, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 8.37 (d, J=8.43 Hz, 1 H) 8.51 - 8.58 (m, 1 H) 8.62 (s, 1 H) 10.17 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H).
(実施例194)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−L−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(500mg、1.043mmol)及び1−[(2S)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(302mg、1.147mmol)の懸濁液を、65℃で4時間加熱した。反応物を酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発により濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから粉砕し、次のステップの前に室内真空下で乾燥させた。ESIMS (M+H) = 670.次いで固体をTHF(50ml)mmol)、続いてメチルアミン2.0M/THF(16.80ml、33.6mmol)に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次に、粗反応物をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(30分間かけてDCM〜10%のMeOH/DCM)により精製した。ESIMS (M+H) = 701.単離した純粋なアミドを1,4−ジオキサン(10ml)に再溶解し、水酸化カリウム(2.497ml、12.49mmol)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で20分間加熱した。得られた溶液をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、表題化合物(0.2g、3ステップにわたり35%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 547. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (d, J=6.42 Hz, 3 H) 2.20 (s, 6 H) 2.80 (d, J=4.41 Hz, 3 H) 3.06 - 3.18 (m, 2 H) 3.55 - 3.66 (m, 1 H) 3.77 (s, 3 H) 4.11 - 4.21 (m, 1 H) 4.38 - 4.48 (m, 1 H) 6.25-6.31 (m, 1 H) 6.83 - 6.94 (m, 1 H) 6.94 - 7.02 (m, 2 H) 7.26 - 7.37 (m, 1 H) 7.57 (s, 1 H) 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H) 8.54 (s, 1 H) 8.62 (s, 1 H) 10.16 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H).
(実施例195)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−D−アラニル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(500mg、1.043mmol)及び1−[(2R)−2−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(302mg、1.147mmol)の懸濁液を、65℃で4時間加熱した。反応物を酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発により濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから粉砕し、次のステップの前に室内真空下で乾燥させた。ESIMS (M+H)+ = 670.次いで固体をTHF(50ml)mmol)、続いてメチルアミン2.0M/THF(26.1ml、52.3mmol)に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次に、粗反応物をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(30分間かけてDCM〜10%のMeOH/DCM)により精製した。ESIMS (M+H)+ = 701.単離した純粋なアミドを1,4−ジオキサン(10ml)に再溶解し、水酸化カリウム(2.497ml、12.49mmol)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で20分間加熱した。得られた溶液をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、表題化合物(0.1g、3ステップにわたり17%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 547. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.04 (d, J=6.62 Hz, 3 H) 2.20 (s, 6 H) 2.80 (d, J=4.41 Hz, 3 H) 3.08 - 3.16 (m, 2 H) 3.56 - 3.64 (m, 1 H) 3.77 (s, 3 H) 4.12 - 4.23 (m, 1 H) 4.36 - 4.45 (m, 1 H) 6.26-6.28 (m, 1 H) 6.85 - 6.94 (m, 1 H) 6.94 - 7.00 (m, 2 H) 7.27 - 7.37 (m, 1 H) 7.57 (s, 1 H) 8.36 (d, J=8.43 Hz, 1 H) 8.52 - 8.60 (m, 1 H) 8.62 (s, 1 H) 10.16 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H)
(実施例196)
2−[(2−{[1−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−5−(メチルオキシ)−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−5−(メチルオキシ)−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.25g、0.54mmol)及び2−[6−アミノ−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド(0.16g、0.64mmol)から調製して、表題化合物(0.016g、3ステップにわたり6%)を灰色固体として得た。LCMS(ESI+)及びH NMRは、インドリンのインドールへの酸化を示す。ESIMS (M+H)+ = 517. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.78 (s, 3 H) 2.98 (s, 3 H) 3.80 (s, 3 H) 4.93 (s, 2 H) 6.19-6.20 (m, 1 H) 6.29-6.30 (m, 1 H) 6.82 - 6.91 (m, 1 H) 6.94 - 7.01 (m, 1 H) 7.04 - 7.11 (m, 2 H) 7.25 - 7.35 (m, 1 H) 7.60 (s, 1 H) 7.98 (s, 1 H) 8.04 (s, 1H) 8.09 (s, 1 H) 8.45 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 10.48 (s, 1 H) 11.23 (s, 1 H).
(実施例197)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.18g、0.39mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン(0.12g、0.47mmol)から調製して、表題化合物(0.050g、3ステップにわたり25%)を淡黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 519. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H) 3.02 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 3.16 (s, 2 H) 3.79 (s, 3 H) 4.13 (t, J=8.15 Hz, 2 H) 6.22 (s, 1 H) 6.87 - 6.98 (m, 2 H) 7.38-7.45 (m, 2 H) 7.85 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 8.15 (s, 1 H) 8.34 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 10.35 (s, 1 H) 11.34 (s, 1 H)
(実施例198)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに類似する様式で、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドは、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.14g、0.31mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−アミン(0.09g、0.37mmol)から調製して、表題化合物(0.050g、3ステップにわたり31%)を緑色鱗片として得た。ESIMS (M+H)+ = 533; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6 H) 2.74 (d, J=4.58 Hz, 3 H) 3.02 (t, J=8.33 Hz, 2 H) 3.16 (s, 2 H) 3.79 (s, 3 H) 4.13 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 6.26-6.27 (m, , 1 H) 6.90 - 6.96 (m, 2 H) 7.38 - 7.45 (m, 2 H) 7.84 (s, 1 H) 8.16 (s, 1 H) 8.20 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.48-8.51 (m, 1 H) 10.01 (s, 1 H) 11.32 (s, 1 H)
(実施例199)
7−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン
Figure 0005298128
ステップA/中間体D23: 2−ブロモ−6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸
Figure 0005298128
2−プロパノール(150ml)中の、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2g、5.84mmol)、2−アミノ−6−ブロモ安息香酸(2.53g、11.69mmol)及びN−エチル−N−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミン(7.55g、58.4mmol)の懸濁液を、90℃で5日間加熱した。溶媒を除去し、残留物をDCM(150ml)に再溶解し、1MのHCl(100ml)で洗浄し、有機層を分離し、シリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製した。次いで粗生成物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶させて、2−ブロモ−6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸(1.5g、49%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 521.
ステップB/中間体D24: 8−ブロモ−5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素
Figure 0005298128
THF(200ml)中の2−ブロモ−6−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸(1.5g、2.87mmol)の溶液に塩化オキサリル(4.31ml、8.62mmol、2.0MのDCM)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を回転蒸発器上で濃縮し、THFに再溶解し、再度蒸発させ、次のステップの前に高真空化して、8−ブロモ−5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(1.3g、90%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 503.
ステップC/中間体D25: 8−ブロモ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
THF(50ml)中の8−ブロモ−5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(100mg、0.19mmol)及び[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミン4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)アニリン(59.4mg、0.238mmol)の懸濁液を、室温で終夜撹拌した。反応物を酢酸エチル(25ml)で希釈し、飽和NaHCO(20ml)で洗浄した。有機層を綿プラグに通して濾過し、回転蒸発により濃縮して、8−ブロモ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(0.120g、84%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 716.
ステップD/中間体D26:メチル2−ブロモ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート
Figure 0005298128
メタノール(25ml)中の8−ブロモ−5−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(120mg、0.167mmol)及び炭酸カリウム(69.4mg、0.502mmol)の溶液を、室温で撹拌した。反応物を濾過して塩基を除去し、有機層を綿プラグに通して濾過し、回転蒸発により濃縮し、シリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、メチル2−ブロモ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート(0.1g、80%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 748.
ステップE/中間体D27:メチル2−シアノ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート
Figure 0005298128
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(10ml)中のメチル2−ブロモ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート(500mg、0.668mmol)のN脱気溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(154mg、0.134mmol)及びシアン化亜鉛(94mg、0.801mmol)を添加した。反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。次いで溶媒を除去し、残留物をDCM(50ml)に再溶解し、水(50ml)で洗浄し、シリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、メチル2−シアノ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート(0.4g、86%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.62 Hz, 6 H) 2.33 (s, 3 H) 2.57 - 2.64 (m, 4 H) 2.65 - 2.72 (m, 1 H) 3.09 - 3.18 (m, 4 H) 3.63 (s, 3 H) 3.83 (s, 3 H) 6.53-55 (m, , 1 H) 6.64-6.66 (m, 1 H) 6.81 (d, J=4.01 Hz, 1 H) 7.36 (d, J=8.03 Hz, 2 H) 7.38 (d, J=4.01 Hz, 1 H) 7.52 - 7.57 (m, 1 H) 7.58 - 7.65 (m, 1 H) 7.71 - 7.74 (m, 1 H) 7.91 (d, J=8.23 Hz, 2 H) 7.95 (s, 1 H) 7.99 - 8.04 (m, 1 H) 9.95 (s, 1 H).
ステップF/中間体D28: 7−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン
Figure 0005298128
メタノール(50.0ml)及びTHF(50ml)中のメチル2−シアノ−6−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンゾエート(200mg、0.288mmol)の溶液に、塩化コバルト(II)六水和物(137mg、0.576mmol)を添加した。これに水素化ホウ素ナトリウム(109mg、2.88mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。水(25ml)を添加し、有機溶媒を減圧下で除去した。水層をDCM(2×50mL)で抽出し、有機層を合わせ、綿プラグに通して濾過し、シリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、ラクタム(165mg、86%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 667.
ステップG/実施例199: 7−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン
1,4−ジオキサン(8mL)中の7−({2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(140mg、0.210mmol)の溶液に1.0Mの水酸化カリウム(6.30mL、6.30mmol)を添加し、得られた反応物をマイクロ波反応器中120℃で20分間加熱した。反応物をブライン(5ml)で洗浄し、有機層を酢酸エチル(10mL)で希釈し、シリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、7−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(0.070g、75%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 513. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.02 (d, J=6.42 Hz, 6 H) 2.61 (d, J=9.23 Hz, 4 H) 3.08 - 3.16 (m, 4 H) 3.81 (s, 3 H) 4.39 (s, 2 H) 6.27 (dd, J=3.41, 1.81 Hz, 1 H) 6.51 (dd, J=8.73, 2.51 Hz, 1 H) 6.64 (d, J=2.61 Hz, 1 H) 6.97 (dd, J=3.41, 2.21 Hz, 1 H) 7.10 (d, J=7.62 Hz, 1 H) 7.43 - 7.50 (m, 1 H) 7.53 (s, 1 H) 7.83 (d, J=8.83 Hz, 1 H) 8.69 (d, J=8.23 Hz, 2 H) 8.79 (s, 1 H) 10.45 (s, 1 H) 11.33 (s, 1 H).
(実施例200)
7−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン
Figure 0005298128
実施例199のものと同様の手順を利用して、7−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オンは、8−ブロモ−5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.5g、0.93mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(0.27g、1.1mmol)から得られ、表題化合物(0.080g、5ステップにわたり17%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 513. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.23 (s, 6 H) 3.11 - 3.21 (m, 4 H) 3.77 (s, 3 H) 4.19 (t, J=8.43 Hz, 2 H) 4.37 (s, 2 H) 6.27 (s, 1 H) 6.98 (s, 2 H) 7.06 (d, J=7.42 Hz, 1 H) 7.37 (t, J=7.62 Hz, 1 H) 7.73 (s, 1 H) 8.58 (s, 1 H) 8.65 (d, J=8.23 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H) 10.47 (s, 1 H) 11.31 (s, 1 H).
(実施例201)
7−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン
Figure 0005298128
実施例199のものと同様の手順を利用して、7−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オンは、8−ブロモ−5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.45g、0.83mmol)及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.28g、0.98mmol)から得られ、表題化合物(0.050g、5ステップにわたり11%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 553. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.49 - 1.60 (m, 4 H) 1.84 - 1.95 (m, 2 H) 2.50-2.79 (m, 8 H) 3.74 (t, J=6.32 Hz, 2 H) 3.86 (s, 3 H) 4.40 (s, 2 H) 6.31 (s, 1 H) 6.88 (s, 1 H) 7.04 (s, 1 H) 7.09-7.12 (m, 1 H) 7.42-7.49 (m, 1 H) 7.66 (s, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 8.67 (d, J=8.03 Hz, 1 H) 8.80 (s, 1 H) 10.52 (s, 1 H) 11.44 (bs, 1 H).
(実施例202)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(300mg、0.63mmol)及び6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン217mg、0.75mmol)の懸濁液を、65℃で4時間加熱した。反応物を酢酸エチル(200ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発により濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから粉砕し、次のステップの前に室内真空下で乾燥させた。次いで固体をTHF(50ml)、続いてメチルアミンの溶液(THF中2M、7.40ml、3.7mmol)に添加し、得られた混合物を室温で終夜撹拌した。次に、粗反応物をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(30分間かけてDCM〜10%のMeOH/DCM)により精製した。ESIMS (M+H) = 727.単離した純粋なアミドを1,4−ジオキサン(10ml)に再溶解し、水酸化カリウム(2.497ml、12.49mmol)を添加し、反応物をマイクロ波中120℃で20分間加熱した。得られた溶液をシリカゲル上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM〜10%のMeOH/DCM)により精製して、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.1g、3ステップにわたり28%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 573; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.72 - 1.98 (m, 6 H) 2.06 (s, 3 H) 2.11 - 2.20 (m, 1 H) 2.58 - 2.73 (m, 2 H) 2.78 (d, J=4.41 Hz, 3 H) 2.85 - 2.97 (m, 1 H) 3.41 - 3.52 (m, 2 H) 3.88 (s, 3 H).
(実施例203)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.182g、0.340mmol、51%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.400g、0.87mmol)、27%水酸化アンモニウム及び2−(メチルオキシ)−4−{[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル]オキシ}アニリン(0.346g、1.3mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H) 2.24 - 2.48 (m, 8 H) 2.68 (t, J=5.87 Hz, 2 H) 3.82 (s, 3 H) 4.07 (t, J=5.87 Hz, 2 H) 6.22 (dd, J=3.39, 1.83 Hz, 1 H) 6.50 (dd, J=8.75, 2.61 Hz, 1 H) 6.64 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.86 - 7.01 (m, 2 H) 7.35 - 7.50 (m, 2 H) 7.92 - 8.07 (m, 2 H) 8.10 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 10.45 (s, 1 H) 11.33 (s, 1 H) (ESIMS (M+H)+ = 536)
(実施例204)
2−フルオロ−6−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド(0.156g、0.28mmol、43%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)−1−ピペラジニル]アニリン(0.242g、0.85mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.94 (s, 3 H) 3.19 - 3.30 (m, 8 H) 3.83 (s, 3 H) 6.19 - 6.25 (m, 1 H) 6.49 - 6.56 (m, 1 H) 6.69 (d, J=2.29 Hz, 1 H) 6.87 - 7.00 (m, 2 H) 7.38 - 7.48 (m, 2 H) 7.94 - 8.04 (m, 2 H) 8.07 - 8.13 (m, 1 H) 8.48 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 10.46 (s, 1 H) 11.30 - 11.36 (m, 1 H) (ESIMS (M+H)+ = 555)
(実施例205)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.206g、0.376mmol、56%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.400g、0.87mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン(0.364g、1.3mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.77 - 1.92 (m, 2 H) 2.15 (s, 3 H) 2.21 - 2.46 (m, 10 H) 3.79 (s, 3 H) 3.94 - 4.01 (m, 2 H) 6.20 (dd, J=3.44, 1.88 Hz, 1 H) 6.47 (dd, J=8.75, 2.61 Hz, 1 H) 6.60 (d, J=2.66 Hz, 1 H) 6.84 - 6.98 (m, 2 H) 7.33 - 7.46 (m, 2 H) 7.87 - 8.14 (m, 3 H) 8.45 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 10.44 (s, 1 H) 11.30 (s, 1 H) (ESIMS (M+H)+ = 549)
(実施例206)
2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[(1−プロピル−4−ピペリジニル)メチル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−({2−[(2−(メチルオキシ)−4−{[(1−プロピル−4−ピペリジニル)メチル]オキシ}フェニル)アミノ]−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(0.200g、0.284mmol、63%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.300g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム及び2−(メチルオキシ)−4−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]オキシ}アニリン(0.236g、0.848mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.85 (t, J=7.33 Hz, 3 H) 1.24 - 1.38 (m, 2 H) 1.38 - 1.50 (m, 2 H) 1.66 - 1.81 (m, 3 H) 1.81 - 1.94 (m, 2 H) 2.18 - 2.26 (m, 2 H) 2.83 - 2.93 (m, 2 H) 3.78 - 3.85 (m, 5 H) 6.22 (dd, J=3.44, 1.88 Hz, 1 H) 6.49 (dd, J=8.75, 2.61 Hz, 1 H) 6.62 (d, J=2.57 Hz, 1 H) 6.86 - 7.00 (m, 2 H) 7.37 - 7.48 (m, 2 H) 7.95 (d, J=8.80 Hz, 1 H) 8.02 (br. s., 1 H) 8.09 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 10.45 (s, 1 H) 11.32 (s, 1 H). (ESIMS (M+H)+ =549)
(実施例207)
2−フルオロ−6−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−{[2−({2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]フェニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド(158mg、0.278mmol、67%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(233mg、0.55mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(メチルオキシ)−4−[4−(メチルスルホニル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]アニリン(216mg、0.72mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.87 - 1.97 (m, 2 H) 2.83 (s, 3 H) 3.20 (dd, J=6.14, 5.41 Hz, 2 H) 3.45 (t, J=5.04 Hz, 2 H) 3.57 - 3.69 (m, 4 H) 3.80 (s, 3 H) 6.19 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1 H) 6.27 - 6.35 (m, 1 H) 6.40 (d, J=2.47 Hz, 1 H) 6.92 (t, J=2.84 Hz, 2 H) 7.33 (s, 1 H) 7.35 - 7.45 (m, 1 H) 7.73 (d, J=8.71 Hz, 1 H) 8.01 (br. s., 1 H) 8.09 (s, 1 H) 8.53 (d, J=8.43 Hz, 1 H) 10.47 (s, 1 H) 11.26 (s, 1 H) (ESIMS (M+H)+ = 569)
(実施例208)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(70mg、0.132mmol、65%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(250mg、0.54mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−[4−(1−メチルエチル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル]−2−(メチルオキシ)アニリン(185mg、0.71mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 (d, J=5.49 Hz, 6 H) 1.82 (br. s., 2 H) 2.50 (br. s., 2 H )(DMSOピークに隠れている) 2.71 (br. s., 2 H) 2.81 - 2.96 (m, 1 H) 3.49 (d, J=5.13 Hz, 4 H) 3.77 (s, 3 H) 6.18 (d, J=1.65 Hz, 1 H) 6.25 (d, J=8.52 Hz, 1 H) 6.34 (br. s., 1 H) 6.82 - 6.96 (m, 2 H) 7.29 - 7.42 (m, 2 H) 7.62 (d, J=7.97 Hz, 1 H) 7.96 - 8.15 (m, 2 H) 8.55 (d, J=8.52 Hz, 1 H) 10.48 (s, 1 H) 11.23 (br. s., 1 H). (ESIMS (M+H)+ = 533)
(実施例209)
2−フルオロ−6−[(2−{[4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般的手順IIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(116mg、0.230mmol、57%)は、2−[(2−クロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(300mg、0.85mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び4−(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−(メチルオキシ)アニリン(260mg、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85 - 1.98 (m, 2 H) 2.31 (br. s., 3 H) 2.50 (br. s., 2 H) 2.67 (d, J=1.56 Hz, 2 H) 3.45 (t, J=6.13 Hz, 2 H) 3.49 - 3.59 (m, 2 H) 3.78 (s, 3 H) 6.19 (dd, J=3.16, 1.69 Hz, 1 H) 6.25 (dd, J=8.79, 2.29 Hz, 1 H) 6.34 (d, J=2.11 Hz, 1 H) 6.81 - 6.96 (m, 2 H) 7.27 - 7.47 (m, 2 H) 7.65 (d, J=8.70 Hz, 1 H) 7.96 - 8.17 (m, 2 H) 8.54 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 10.47 (s, 1 H) 11.23 (br. s., 1 H) (ESIMS (M+H)+ = 505)
(実施例210)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.036g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.090g、0.34mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.71-1.82 (m, 2 H), 2.01 (bs, 6 H), 2.52-2.62 (m, 2 H), 3.15 (s, 2 H), 3.57-3.64 (m, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 6.14 (s, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 6.78-6.86 (m, 1 H), 6.89 (m, 1 H), 7.25-7.33 (m, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 7.90 (bs, 1 H), 7.97 (bs, 1 H), 8.23-8.35 (m, 2 H), 10.36 (bs, 1 H), 11.29 (bs, 1 H).
(実施例211)
2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.015g)は、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドの前述の調製中にトシル基の加水分解中に副生成物として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.76-1.85 (m, 2 H), 2.66 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 3.14 (m, 2 H), 3.71 (s, 3 H), 4.91 (bs, 1 H), 6.22-6.24 (m, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 6.90 - 6.99 (m, 2 H), 7.30 (s, 1 H), 7.36 (s, 1 H), 7.42-7.50 (m, 1 H), 8.02 (bs, 1 H), 8.10 (bs, 1 H), 8.52 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 10.50 (s, 1 H), 11.31 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 448.
(実施例212)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.041g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.090g、0.34mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82-1.93 (m, 2 H), 2.11 (bs, 6 H), 2.63-2.72 (m, 2 H), 2.78 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 3.24 (s, 2 H), 3.70 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 6.31 (s, 1 H), 6.83 (bs, 1 H), 6.92 - 7.01 (m, 2 H), 7.35-7.44 (m, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 8.21-8.28 (m, 1 H), 8.43 (m, 1 H), 8.51-8.58 (m, 1 H), 10.10 (bs, 1 H), 11.37 (bs, 1 H); ESIMS (M)+ = 546.
実施例212 (代替調製)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D71: 5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン
Figure 0005298128
トリフルロエタノール(250ml)中の、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(5.0g、10.87mmol)、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(3.44g、13.05mmol)及びヨウ化カリウム(0.090g、0.544mmol)の懸濁液に、4MのHCl/ジオキサン(10.87ml、43.5mmol)を添加した。ネジ式テフロンキャップが装備された圧力容器内で反応物を終夜加熱した。反応物をTHF(300ml)で希釈し、飽和NaHCO(300ml)で洗浄した。有機層を除去し、回転蒸発器上で濃縮し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから粉砕し、次のステップの前に室内真空下で乾燥させて、5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(5.0g、68%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 670.
ステップB/中間体D72: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(200ml)中の5−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(5.0g、7.47mmol)の溶液に、THF中2.0Mのメチルアミン(74.7ml、149mmol)を添加し、得られた反応物を室温で終夜撹拌した。粗反応物をシリカゲルに吸着させ、LC(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(3.2g、61%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 701.
ステップC/実施例212 (代替調製): 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
1,4−ジオキサン(200ml)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(3.2g、4.57mmol)の溶液に1.0Mの水酸化カリウム(91ml、91mmol)を添加し、得られた反応物を80Cで6時間撹拌した。反応物を酢酸エチル(200ml)で希釈し、ブライン(200ml)で洗浄し、シリカゲルに吸着させ、LC(DCM〜5%のMeOH/DCM)により精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(1.8g、72%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 547. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.79 - 1.88 (m, 2 H) 2.07 (br. s., 6 H) 2.59 - 2.68 (m, 2 H) 2.74 (d, J=4.58 Hz, 3 H) 3.20 (s, 2 H) 3.66 (t, J=6.13 Hz, 2 H) 3.80 (s, 3 H) 6.25-6.28 (m, 1 H) 6.78 (s, 1 H) 6.88 - 6.98 (m, 2 H) 7.32 - 7.39 (m, 1 H) 7.45 (s, 1 H) 8.20 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.38 (s, 1 H) 8.46 - 8.59 (m, 1H) 10.06 (s, 1 H) 11.32 (br. s., 1 H).
(実施例213)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.053g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.12g、0.42mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.80 - 1.90 (m, 2 H), 2.02 (s, 6 H), 2.51 - 2.55 (m, 2 H), 2.67 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 2.74-2.83 (m, 5 H), 3.68 (t, J=6.1 Hz, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 6.32 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.93-7.04 (m, 2 H), 7.39 - 7.49 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 8.25 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.30 (s, 1 H), 8.53-8.60 (m, 1 H), 10.10 (bs, 1 H), 11.79 (bs, 1H); ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例214)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.043g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.12g、0.42mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.80-1.90 (m, 2 H), 1.97 - 2.08 (bs, 6 H), 2.53-2.59 (m, シク゛ナルがDMSOに隠れている, 2H), 2.63-2.71 (m, 2 H), 2.73-2.83 (m, 2 H), 3.68 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 6.27 (s, 1 H), 6.83-6.88 (m, 1 H), 6.90-6.98 (m, 1 H), 7.00-7.05 (m, 1 H), 7.39-7.48 (m, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 8.00-8.11 (m, 2 H), 8.31 (s, 1 H), 8.45 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 10.47 (s, 1 H), 11.82 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例215)
2−[(2−{[1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.2g、0.44mmol)、1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.10g mg、0.43mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)に溶かし、塩酸(1.0mL、4.0mmol、1,4−ジオキサン中4M)を添加した。混合物を密閉管中90℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、過剰な飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰なメチルアミン(5.0mL、10mmol、THF中2M)で処理した。反応物を16時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜20%のメタノール/アンモニア水を混ぜたジクロロメタン)により精製した。「純粋な」画分を単離し、濃縮し、1,4−ジオキサン(7.0mL)に溶解し、85%の水酸化カリウム(750mg、11.4mmol)、水(1.0mL)で処理し、80℃で24時間撹拌した。反応物を冷却し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。逆相HPLC(5〜90%のアセトニトリル/水、0.05%のトリフルオロ酢酸)によるさらなる精製により、2−[(2−{[1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.03g、0.06mmol、3ステップにわたり14%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 - 1.92 (m, 2 H), 2.16 (s, 3 H), 2.64-2.72 (m, 2 H), 2.78 (d, J=4.2 Hz, 3 H), 3.68 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 6.32 (bs, 1 H), 6.84 (m, 1 H), 6.94 - 7.03 (m, 2 H), 7.40 - 7.47 (m, 1 H), 7.50 (s, 1H), 8.17-8.26 (m, 1 H), 8.46 (s, 1 H), 8.52-8.59 (m, 1 H), 10.07 (s, 1 H), 11.42 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 504.
(実施例216)
2−[(2−{[1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.20g、0.44mmol)、1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.10g mg、0.43mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)に溶解し、塩酸(1.0mL、4.0mmol、1,4−ジオキサン中4M)を添加した。混合物を密閉管中90℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、過剰な飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(35mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(20mL)で処理した。反応物を密閉管中80℃で1時間撹拌し、冷却し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜20%のメタノール/ジクロロメタン)により精製した。「純粋な」画分を単離し、濃縮し、1,4−ジオキサン(7.0mL)に溶解し、水酸化カリウム(4.0mL、20mmol、水中5M)で処理し、80℃で24時間撹拌した。反応物を冷却し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。逆相HPLC(5〜90%のアセトニトリル/水、0.05%のトリフルオロ酢酸)によるさらなる精製により、2−[(2−{[1−アセチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.03g、純度91%、0.054mmol、3ステップにわたり13%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 - 1.91 (m, 2 H), 2.15 (s, 3 H), 2.68 (m, 2 H), 3.68 (t, J=6.1 Hz, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 6.27 (s, 1 H), 6.85 (m, 1 H), 6.91 - 6.98 (m, 1 H), 7.02 (m, 1 H), 7.40 - 7.47 (m, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 8.02 (bs, 1 H), 8.08 (bs, 1 H), 8.36-8.41 (m, 1 H), 8.46 (s, 1 H), 10.43 (s, 1 H), 11.44 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 490.
(実施例217)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.085g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.20g、0.44mmol)、メチルアミン及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.20g、0.66mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.17 - 1.28 (m, 6 H), 1.84 - 1.93 (m, 2 H), 2.22 - 2.34 (m, 4 H), 2.64 - 2.69 (m, 2 H), 2.78 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 3.21 (s, 2 H), 3.67 - 3.74 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.29 - 6.32 (m, 1 H), 6.80 - 6.86 (m, 1 H), 6.91 - 7.00 (m, 2 H), 7.36 - 7.43 (m, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 8.23 - 8.29 (m, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 10.10 (s, 1 H), 11.39 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 587.
(実施例218)
2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.095g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.20g、0.44mmol)、27%アンモニア水及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピペリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.20g、0.66mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.14 - 1.33 (m, 6 H), 1.83 - 1.94 (m, 2 H), 2.22 - 2.34 (m, 4 H), 2.62 - 2.72 (m, 2 H), 3.20 (s, 2 H), 3.65 - 3.74 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.26 (dd, J=3.5, 1.6 Hz, 1 H), 6.84 (m, 1 H), 6.93 (dd, J=10.3, 8.4 Hz, 1 H), 7.00 (m, 1 H), 7.34 - 7.42 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.39 - 8.47 (m, 2 H), 10.47 (s, 1 H), 11.41 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 573
(実施例219)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.20g、0.42mmol)及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.20g、0.69mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)に溶かした。塩酸(1.5mL、6.0mmol、1,4−ジオキサン中4M)を添加し、混合物を密閉管中90℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、過剰な飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(5.0mL)で処理した。反応物を16時間撹拌した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(3.0mL)に溶解し、1,4−ジオキサン(10mL)、水(2.0mL)で希釈し、85%の水酸化カリウム(750mg、11.4mmol)で処理し、80℃で12時間撹拌した。反応物を冷却し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.044g、0.073mmol、3ステップにわたり17%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.41-1.57 (m, 4 H), 1.87 (m, 2 H), 2.30-2.45 (m, 4 H), 2.64-2.75 (m, 2 H), 3.24-3.33 (m, 2 H), 3.66-3.73 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.24 (m, 1 H), 6.82-6.96 (m, 2 H), 7.01-7.04 (m, 1 H), 7.73 (s, 1 H), 8.02-8.07 (m, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 8.34-8.40 (m, 1 H), 8.50-8.56 (m, 1 H), 11.19 (s, 1 H), 11.46 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 577
(実施例220)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.023g、0.047mmol、3ステップにわたり11%)を、上述の2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドの調製中に副生成物として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 1.84 (m, 2 H), 2.65 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 3.09-3.15 (m, 2 H), 3.68 (s, 3 H), 4.97 (m, 1 H), 6.21 (dd, J=3.5, 1.8 Hz, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 6.89 - 6.95 (m, 1 H), 6.99 (dd, J=3.5, 2.4 Hz, 1 H), 7.09 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 8.04 (bs, 1 H), 8.19 (bs, 1 H), 8.58-8.63 (m, 1 H), 11.12 (s, 1 H), 11.36 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 466
(実施例221)
2,4−ジフルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.20g、0.42mmol)及び6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.20g、0.69mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)に溶解した。塩酸(1.5mL、6.0mmol、1,4−ジオキサン中4M)を添加し、混合物を密閉管中90℃で24時間加熱した。反応物を冷却し、過剰な飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰なメチルアミン(3.0mL、6.0mmol、THF中2M)で処理した。反応物を16時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(3.0mL)に溶解し、1,4−ジオキサン(10mL)、水(2.0mL)で希釈し、85%の水酸化カリウム(750mg、11.4mmol)で処理し、80℃で12時間撹拌した。反応物を冷却し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジフルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.028g、0.047mmol、3ステップにわたり11%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.41-1.58 (m, 4 H), 1.81-1.92 (m, 2 H), 2.31-2.46 (m, 4 H), 2.64-2.74 (m, 2 H), 2.82 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 3.32 (シグナルがHOに隠れている, 2H), 3.69 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 6.28 (dd, J=3.3, 1.8 Hz, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 6.91 -
6.98 (m, 1 H), 7.01 - 7.03 (m, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 8.35-8.44 (m, 2 H), 8.55-8.61 (s, 1 H), 10.76 (s, 1 H), 11.44 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 591.
(実施例222)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.026g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び7−アミノ−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(0.063g、0.33mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.43 (t, J=7.4 Hz, 2 H), 2.79 (d, J=4.6 Hz, 3 H), 2.84 (t, J=7.4 Hz, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 6.27 (dd, J=3.5, 1.9 Hz, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 6.91 - 6.99 (m, J=3.4, 2.2 Hz, 2 H), 7.34 - 7.41 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.52-8.57 (m, 1 H), 9.79 (s, 1 H), 10.14 (s, 1 H), 11.26 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 476.
(実施例223)
2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.27g、0.54mmol)及び4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.19mg、0.60mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(25mL)に溶かし、90℃で3時間加熱した。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(15mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(10mL)で処理した。反応物を16時間撹拌し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(5.0mL)に溶解し、メタノール(5.0mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(324mg、6.00mmol)で処理し、50℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.103g、0.22mmol、3ステップにわたり36%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 6 H), 1.43 - 1.55 (m, 4 H), 1.65 - 1.76 (m, 2 H), 2.35 - 2.47 (m, 4 H), 3.36 (bs, 2 H), 3.76 (t, J=5.8 Hz, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.25 - 6.28 (m, 1 H), 6.90 - 6.97 (m, 2 H), 7.01 (s, 1 H), 7.35 - 7.43 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.40-8.47 (m, 2 H), 10.49 (s, 1 H), 11.43 (s, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 587.
(実施例224)
2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.13g、0.27mmol)及び4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.095mg、0.30mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(25mL)に溶かし、90℃で3時間加熱した。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰なメチルアミン(5.0mL、10mmol、THF中2M))で処理した。反応物を16時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(5.0mL)に溶解し、メタノール(5.0mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(250mg、4.63mmol)で処理し、50℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1−(1−ピロリジニルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.03g、0.05mmol、3ステップにわたり16%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 6 H), 1.44 - 1.55 (m, 4 H), 1.68 - 1.75 (m, 2 H), 2.36 - 2.45 (m, 4 H), 2.78 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 3.39 (s, 2 H, ピークがHOに隠れている), 3.72 - 3.79 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.30 - 6.33 (m, 1 H), 6.93 - 7.01 (m, 3 H), 7.36 - 7.43 (m, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 8.25 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.44 (bs, 1 H), 8.52 - 8.61 (m, 1 H), 10.11 (s, 1 H), 11.41 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 601.
(実施例225)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.27g、0.54mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.18g、0.60mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(20mL)に溶かし、90℃で3時間加熱した。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(10mL)で処理した。反応物を密閉バイアル中50℃で16時間撹拌した。反応物を冷却し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、メタノール(10mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(250mg、4.63mmol)で処理し、70℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.043g、0.077mmol、3ステップにわたり12%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 6 H), 1.68 - 1.76 (m, 2 H), 2.12 (bs, 6 H), 3.28 (s, 2 H), 3.75 (t, J=5.9 Hz, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.25 - 6.28 (m, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 3 H), 7.38 - 7.45 (m, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.35 - 8.43 (m, 2 H), 10.47 (s, 1 H), 11.42 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 561.
(実施例226)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.27g、0.54mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(0.18g、0.60mmol)の混合物を2,2,2−トリフルオロエタノール(20mL)に溶かし、90℃で3時間加熱した。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰なメチルアミン(10mL、20mmol、THF中2M)で処理した。反応物を密閉バイアル中50℃で16時間撹拌した。反応物を冷却し、水と酢酸エチルとに分配した。層の分離を支援するためにブラインを添加した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、メタノール(10mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(250mg、4.63mmol)で処理し、70℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.128g、0.223mmol、3ステップにわたり36%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 6 H), 1.67 - 1.77 (m, 2 H), 2.11 (bs, 6 H), 2.78 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 3.27 (s, 2 H), 3.75 (t, J=6.0 Hz, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 6.29 - 6.34 (m, 1 H), 6.92-7.02 (s, 3 H), 7.37 - 7.45 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 8.18 - 8.27 (m, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.52 - 8.58 (m, 1 H), 10.10 (s, 1 H), 11.39 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 575.
(実施例227)
2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.20g、0.41mmol)及び7−アミノ−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(0.10g、0.45mmol)の混合物をテトラヒドロフラン(7.0mL)に溶かし、3時間還流させた。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰な27%のアンモニア水(5.0mL)で処理した。反応物を16時間撹拌し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(5.0mL)に溶解し、メタノール(5.0mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(250mg、4.63mmol)で処理し、50℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.020g、0.041mmol、3ステップにわたり9%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (s, 6 H), 2.33 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.21 - 6.25 (m, 1 H), 6.88 - 6.95 (m, 2 H), 6.96 - 7.00 (m, 1 H), 7.32 - 7.40 (m, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 8.03 (bs, 1 H), 8.11 (bs, 1 H), 8.49 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 9.87 (s, 1 H), 10.52 (s, 1 H), 11.29 (bs, 1 H) ; ESIMS (M+H)+ = 490.
(実施例228)
2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(0.20g、0.41mmol)及び7−アミノ−4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン(0.10g、0.45mmol)の混合物をテトラヒドロフラン(7.0mL)に溶かし、3時間還流させた。反応物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)で希釈し、過剰なメチルアミン(10mL、20mmol、THF中2M)で処理した。反応物を16時間撹拌し、次いで密閉管中50℃でさらに6時間加熱した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗製物質をテトラヒドロフラン(5.0mL)に溶解し、メタノール(5.0mL)で希釈し、ナトリウムメトキシド(700mg、28.5mmol)で処理し、50℃で3時間撹拌した。反応物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン〜ジクロロメタン:メタノール:メタノール中2Mのアンモニアの8:1:1混合物)により精製して、2−[(2−{[4,4−ジメチル−6−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.100g、0.195mmol、3ステップにわたり43%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (s, 6 H), 2.32 (s, 2 H), 2.79 (d, J=4.6 Hz, 3 H), 3.81 (s, 3 H), 6.28 (dd, J=3.2, 1.7 Hz, 1 H), 6.89 - 6.98 (m, 3 H), 7.34 - 7.40 (m, 1 H), 7.54 - 7.57 (m, 2 H), 8.31 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.52-8.58 (m, 1 H), 9.86 (s, 1 H), 10.13 (s, 1 H), 11.26 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 504.
(実施例229)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.099g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%の水酸化アンモニウム水溶液及び2−{3−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]プロパノイル}−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.26g、0.73mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、δ ppm 0.90 - 1.00 (m, 6 H), 2.31 - 2.85 (m, 一部のシグナルがDMSOに隠れている, 15 H), 3.64 - 3.73 (m, 2 H), 3.80 - 3.89 (m, 3 H), 4.49 - 4.57 (m, 2 H), 6.26 - 6.31 (m, 1 H), 6.80 - 6.86 (m, 1 H), 6.93 - 7.04 (m, 2 H), 7.47 - 7.57 (m, 2 H), 8.01 - 8.21 (m, 3 H), 8.34 - 8.44 (m, 1 H), 10.39 - 10.47 (m, 1 H), 11.35 - 11.47 (m, 1H); ESIMS (M+H)+ = 630.
(実施例230)
2−[(2−{[2−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−(N,N−ジメチル−β−アラニル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.134g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.26g、0.96mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、δ ppm 2.15 (s, 6 H), 2.54 (m, シグナルがDMSOに隠れている, 4 H), 2.67 - 2.85 (m, 2 H), 3.64 - 3.72 (m, 2 H), 3.81 - 3.89 (m, 3 H), 4.48 - 4.56 (m, 2 H), 6.25 - 6.31 (m, 1 H), 6.80 - 6.85 (m, 1 H), 6.92 - 6.99 (m, 1 H), 7.00 - 7.04 (m, 1 H), 7.45 - 7.55 (m, 2 H), 8.01 - 8.20 (m, 3 H), 8.36 - 8.43 (m, 1 H), 10.40 - 10.47 (m, 1 H), 11.42 - 11.48 (m, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例231)
2−フルオロ−6−{[2−({6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−{[2−({6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル}アミノ)−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]アミノ}ベンズアミド(0.120g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び6−(メチルオキシ)−2−[3−(4−モルホリニル)プロパノイル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.35g、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): アミド回転異性体のために複雑化している、δ ppm 2.34 - 2.44 (m, 4 H), 2.54 - 2.60 (m, 4 H), 2.66 - 2.84 (m, 2 H), 3.49 - 3.59 (m, 4 H), 3.63 - 3.72 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 4.48 - 4.56 (m, 2 H), 6.24 - 6.33 (m, 1 H), 6.80 - 6.86 (m, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 1 H), 7.00 - 7.05 (m, 1 H), 7.47 - 7.57 (m, 2 H), 7.99 - 8.06 (m, 1 H), 8.08 - 8.22 (m, 2 H), 8.36 - 8.44 (m, 1 H), 10.40 - 10.45 (m, 1 H), 11.35 - 11.47 (m, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 589.
(実施例232)
2−[(2−{[2−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−[(2−{[2−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(0.130g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.30g、0.65mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.28g、1.1mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.62 - 1.72 (m, 2 H), 2.20 (s, 6 H), 2.30 - 2.38 (m, 2 H), 2.42 - 2.48 (m, 2 H), 2.59 - 2.67 (m, 2 H), 2.71 - 2.81 (m, 2 H), 3.43 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 6.25 - 6.29 (m, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 6.92 - 7.03 (m, 2 H), 7.42 - 7.49 (m, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 8.03 (bs, 1 H), 8.11 (bs, 1 H), 8.36 - 8.43 (m, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 11.36 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例233)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.060g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.10g、0.45mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.71 - 2.85 (m, 6 H), 3.53 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.54-4.71 (dt, JHF=47.5, J=4.8 Hz, 2 H), 6.25 - 6.28 (m, 1 H), 6.74 (s, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 2 H), 7.42 - 7.50 (m, 2 H), 7.93 (s, 1 H), 8.01 (bs, 1 H), 8.10 (bs, 1 H), 8.39 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 11.37 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 494.
(実施例234)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド(0.023g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.10g、0.45mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.72 - 2.84 (m, 9 H), 3.53 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.55 - 4.71 (dt, JHF=48.0, J=4.6 Hz, 2 H), 6.29 - 6.32 (m, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 2 H), 7.40 - 7.49 (m, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 8.25 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.52 - 8.59 (m, 1 H), 10.07 (s, 1 H), 11.35 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 508.
(実施例235)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.060g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.105g、0.477mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.65 - 2.86 (m, 8 H), 3.51 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 6.29 - 6.32 (m, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 6.93 - 7.01 (m, 2 H), 7.41 - 7.48 (m, 2 H), 7.97 (s, 1 H), 8.26 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.52 - 8.58 (m, 1 H), 10.07 (s, 1 H), 11.33 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 504.
(実施例236)
2−フルオロ−6−[(2−{[2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.059g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、27%アンモニア水及び2−(1−メチルエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.105g、0.477mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 (d, J=6.4 Hz, 6 H), 2.65 - 2.77 (m, 4 H), 2.79 - 2.88 (m, 1 H), 3.52 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 6.27 (m, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, 2 H), 7.40 - 7.48 (m, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 8.02 (bs, 1 H), 8.10 (bs, 1 H), 8.38 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 10.40 (s, 1 H), 11.35 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 490.
(実施例237)
2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.065g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、27%アンモニア水及び6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.098g、0.419mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.00 (d, J=6.4 Hz, 3 H), 1.29 - 1.41 (m, 1 H), 1.52 - 1.63 (m, 1 H), 2.57 - 2.67 (m, 2 H), 2.67 - 2.77 (m, 3 H), 3.44 - 3.60 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.25 - 6.28 (m, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 6.91 - 6.98 (m, 1 H), 6.99 - 7.03 (s, 1 H), 7.40 - 7.48 (s, 2 H), 7.94 (s, 1 H), 8.01 (bs, 1 H), 8.10 (bs, 1 H), 8.38 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 10.40 (s, 1 H), 11.34 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 504.
(実施例238)
2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2−フルオロ−N−メチル−6−[(2−{[6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.084g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(0.15g、0.33mmol)、メチルアミン及び6−(メチルオキシ)−2−(1−メチルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.098g、0.419mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.90 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 1.00 (d, J=6.4 Hz, 3 H), 1.29 - 1.40 (m, 1 H), 1.52 - 1.63 (m, 1 H), 2.56 - 2.82 (m, 8 H), 3.44 - 3.59 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.27 - 6.36 (m, 1 H), 6.70 (s, 1 H), 6.92 - 7.03 (m, 2 H), 7.40 - 7.49 (m, 2 H), 7.96 (s, 1 H), 8.26 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.51 - 8.62 (m, 1 H), 10.07 (s, 1 H), 11.32 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 518.
(実施例239)
2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
一般プロトコールIIIに従って、2,4−ジフルオロ−6−[(2−{[2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド(0.031g)は、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4,6−ジフルオロベンズアミド(0.15g、0.31mmol)、27%水酸化アンモニウム水溶液及び2−(2−フルオロエチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンアミン(0.08g、0.36mmol)から調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.71 - 2.83 (m, 6 H), 3.55 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 4.53 - 4.70 (dt, JHF=47.4, J=4.7 Hz, 2 H), 6.22 - 6.27 (m, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 6.95 (t, J=10.3 Hz, 1 H), 7.03 (s, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 8.05 (bs, 1 H), 8.19 (bs, 1 H), 8.49 (d, J=11.4 Hz, 1 H), 11.06 (s, 1 H), 11.42 (bs, 1 H); ESIMS (M+H)+ = 512.
(実施例240)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D29: 2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸
Figure 0005298128
iPrOH(300mL)中の、2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(25g、73.1mmol)、2−アミノ安息香酸(10.02g、73.1mmol)及びDIPEA(63.8mL、365mmol)の混合物を、85℃浴中で17時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、濃縮して約半分の体積とした。EtOAc(400mL)、続いて1NのHCl水溶液(400mL)を添加した。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOAcで洗浄し、EtOを使用して粉砕して、2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸を黄色固体(28.44g、88%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.36 (s, 3H), 7.11-7.23 (m, 1H), 7.47 (d. J=8.61 Hz, 2H), 7.56-7.67 (m, 1H), 7.76 (d, J=3.85 Hz, 1H), 7.95 (dd, J=7.69 Hz, 1.46 Hz, 1H), 7.97-8.02 (m, 2H), 8.29-8.36 (m, 1H), 11.36 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 443.06.
ステップB/中間体D30: 5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素
Figure 0005298128
THF(500mL)中の2−({2−クロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)安息香酸(28g、63.2mmol)の混合物を、2滴のDMF及び塩化オキサリル(8.30mL、95mmol)で処理し、室温で3時間撹拌した。得られたスラリーを濾過して、5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素を黄色固体(27.67g、95%)として得た。1H NMR (遊離塩基) (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.37 (s, 3H), 7.07 (d, 4.21 Hz, 1H), 7.34 (d, J=4.21 Hz, 1H), 7.47 (d, 8.06 Hz, 2H), 7.53-7.63 (m, 1H), 7.78-7.90 (m, 1H), 8.00 (d, J=8.42 Hz, 2H), 8.18 (dd, J=7.78 Hz, 1.74 Hz, 1H), 9.28 (d, J=8.42 Hz, 1H); ESIMS (M+H)+ = 424.97.
ステップC/中間体D31: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50mL)中の5−クロロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(500mg、1.084mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(270mg、1.084mmol)の混合物を、80℃で7.5時間加熱した。さらなる1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(270mg、1.084mmol)を添加し、反応混合物を80℃で1時間加熱した。得られた混合物を希釈して計70mLとし、そのうちの40mLを27%のNHOH水溶液(100mL)で希釈し、室温で3日間維持し、EtOAc(200mL)で希釈し、飽和NaCl溶液(4×125mL)で洗浄した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いてCHCl及びEtOの混合物を使用して粉砕して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミドを白色固体(101mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.24 (s, 6H), 2.35 (s, 3H), 3.14-3.28 (m, 4H), 3.74 (s, 3H), 4.24 (t, J=8.33 Hz, 2H), 6.47 (d, J=3.85 Hz, 1H), 6.91-7.03 (m, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.24 (t, J=7.60 Hz, 1H), 7.29-7.42 (m, 3H), 7.70-7.87 (m, 2H), 7.98 (d, J=8.24 Hz, 2H), 8.23 (s, 1H), 8.31 (br s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.70 (d, J=8.42 Hz, 1H), 12.22 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 655.37.
ステップD/実施例240: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミド
ジオキサン(13mL)及び1MのKOH水溶液(0.764mL、0.764mmol)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)ベンズアミド(100mg、0.153mmol)の溶液を、90℃で6時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(50mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体(56mg、74%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.40 (s, 6H), 3.07-3.20 (m, 2H), 3.50 (br s, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.13 (d, J=8.24 Hz, 2H), 6.19-6.31 (m, 1H), 6.87-7.05 (m, 3H), 7.31 (t, J=7.87 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.71 (br s, 1H), 7.78 (d, J=7.51 Hz, 1H), 8.26 (br s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.94 (d, J=8.61 Hz, 1H), 11.23 (s, 1H), 12.04 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 501.25.
(実施例241)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]ベンズアミドの調製からの残った反応混合物をメチルアミンの溶液(THF中2M、15mL、30mmol)で希釈した。得られた混合物を室温で2日間維持し、EtOAc(200mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(200mL)及び飽和NaCl溶液(125mL)で洗浄した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いてCHCl及びEtOの混合物を使用して粉砕した。粗生成物をジオキサン(13mL)に溶解し、1MのKOH水溶液(1.121mL、1.121mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で6時間加熱し、室温に冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(50mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−メチルベンズアミドをベージュ色の固体(70mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.26 (s, 6H), 2.83 (d, J=4.40 Hz, 3H), 3.04-3.28 (m, 4H), 3.78 (s, 3H), 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2H), 6.23-6.38 (m, 1H), 6.87-7.07 (m, 3H), 7.34 (t, J=7.60 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.72 (d, 7.33 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.67-8.81 (m, 1H), 8.90 (d, J=8.24 Hz, 1H), 11.26 (s, 1H), 11.73 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 515.33.
(実施例242)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D32: N−[3−({8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)フェニル]−N,N,N−トリメチルグリシンアミド
Figure 0005298128
テトラヒドロフラン(75ml)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン(2.00g、4.17mmol)及びN1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(1.040g、4.38mmol)の懸濁液を、密閉した圧力管中65℃で16時間維持した。反応物を冷却し、減圧下で残留物とし、すべての固体が溶解するまで、2,2,2−トリフルオロエタノールを添加して、ジクロロメタン/飽和重炭酸ナトリウムに分配した。有機層を分離し、減圧下で残留物とし、ジエチルエーテルで粉砕して、分析的に純粋なN1−[3−({8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(2.55g、3.96mmol、95%収率)を淡黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 644.
ステップB/実施例242: 2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
テトラヒドロフラン(75ml)中のN1−[3−({8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7−オキソ−3,7−ジヒドロピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−5−イル}アミノ)−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(0.800g、1.243mmol)の溶液を2.0Mのメチルアミン(3.11ml、6.21mmol)で処理し、室温で終夜維持した。反応物を減圧下で残留物とし、1,4−ジオキサン(8ml)に溶解し、マイクロ波バイアルに2.0NのNaOH(水溶液)(8ml)とともに添加した。混合物をマイクロ波加熱下120℃で12分間維持し、冷却し、飽和重炭酸ナトリウム及び酢酸エチルに注ぎ入れた。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(0.140g、0.269mmol、21.64%収率)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.47 (br. s., 1 H), 10.05 (s, 1 H), 8.54 (d, J=3.8 Hz, 1 H), 8.44 (br. s., 1 H), 8.14 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.36 - 7.50 (m, 1 H), 6.93 - 7.06 (m, 3 H), 6.84 (br. s., 1 H), 6.35 (br. s., 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.11 (s, 3 H), 2.86 (s, 2 H), 2.77 (d, J=4.4 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H). ESIMS (M+H)+ = 521.
(実施例243)
2−[(2−{[5−(ジメチルアミノ)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
これまでに概説した手順に類似する様式で、2−[(2−{[5−(ジメチルアミノ)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩酸塩、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N5,N5−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5,6−ジアミン及び水酸化アンモニウムから調製して、表題化合物(0.20g、3ステップにわたり45%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 532. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.21 - 2.28 (m, 6 H) 2.54 - 2.62 (m, 6 H) 3.03 - 3.12 (m, 2 H) 3.18 (s, 2 H) 4.17 (t, J=8.33 Hz, 2 H) 6.24-6.27 (m, 1 H) 6.85-6.90 (m, 1 H) 6.96-6.99 (m, 1 H) 7.06 (s, 1 H) 7.31 - 7.40 (m, 1 H) 7.67 (s, 1 H) 8.03 (br. s., 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.51 (d, J=8.23 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H) 10.54 (s, 1 H) 11.32 (s, 1 H).
(実施例244)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D37: 2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(400mg、0.835mmol)及びTHF(15mL)中のN1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド塩化水素(217mg、0.835mmol)の、2,2,2−トリフルオロエタノール(40mL)中のスラリーを室温で3時間撹拌した。LCMSが不完全な反応を示したため、さらなるN1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド塩化水素(115mg、0.24mmol)を添加し、反応混合物を80℃で4時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をTHF(100mL)及び27%のNHOH水溶液(100mL)で希釈し、室温で撹拌した。20時間後、CHCl(200mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを白色固体(364mg、67%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6H), 2.32 (s, 3H), 3.03 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 6.60 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.97-7.07 (m, 2H), 7.30-7.46 (m, 4H), 7.51 (dd, J=8.79, 2.56 Hz, 1H), 7.87-8.03 (m, 6H), 8.35 (br s, 1H), 9.50 (s, 1H), 10.38 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 647.
ステップB/実施例244: 2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
ジオキサン(20mL)中の2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(362mg、0.560mmol)及び1MのKOH水溶液(5.60mL、5.60mmol)の混合物を、80℃で7時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却した。EtOAc(50mL)、続いて飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(131mg、48%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (s, 6H), 3.03 (s, 2H), 3.82 (s, 3H), 6.26 (dd, J=3.30, 1.83 Hz, 1H), 6.87-6.98 (m, 2H), 7.01 (dd, J=3.39, 2.29 Hz, 1H), 7.34 (dd, J=8.79, 2.56 Hz, 1H), 7.36-7.46 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.20 (d, J=2.56 Hz, 1H), 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1H), 9.41 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 11.37 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 493.
(実施例245)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D38: 2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(400mg、0.835mmol)及びTHF(15mL)中のN1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド塩化水素(217mg、0.835mmol)の、2,2,2−トリフルオロエタノール中のスラリーを室温で撹拌した。3日後、LCMSが不完全な反応を示したため、さらなるN1−[3−アミノ−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド塩化水素(115mg、0.24mmol)を添加し、反応混合物を80℃で4時間加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をMeNH溶液(THF中2M、20mL)で処理した。反応混合物を室温で20時間撹拌し、次いでセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNH3を含有)/CH2Cl2を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを黄色固体(487mg、88%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6H), 2.31 (s, 3H), 2.68 (d, J=4.58 Hz, 3H), 3.04 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 6.67 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.96-7.09 (m, 2H), 7.34 (d, J=8.42 Hz, 2H), 7.37-7.45 (m, 2H), 7.53 (dd, J=8.79, 2.56 Hz, 1H), 7.83 (d, J=8.24 Hz, 1H), 7.88-8.00 (m, 3H), 8.39 (br s, 1H), 8.44-8.54 (m, 1H), 9.50 (s, 1H), 10.09 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 661.
ステップB/実施例245: 2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
ジオキサン(20mL)中の2−({2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(485mg、0.734mmol)及び1MのKOH水溶液(7.34mL、7.34mmol)の混合物を、80℃で7時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却した。EtOAc(50mL)、続いて飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを白色固体(220mg、59%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (s, 6H), 2.80 (d, J=4.58 Hz, 3H), 3.03 (s, 2H), 3.82 (s, 3H), 6.31 (dd, J=3.48, 1.83 Hz, 1H), 6.89-7.03 (m, 3H), 7.33 (dd, J=8.79, 2.56 Hz, 1H), 7.36-7.45 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 8.21 (d, J=2.38 Hz, 1H), 8.31 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.51-8.61 (m, 1H), 9.40 (s, 1H), 10.17 (s, 1H), 11.35 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 507.
(実施例246)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D39: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(50mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(400mg、0.835mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(206mg、0.835mmol)のスラリーを室温で4日間撹拌した。得られた緑色溶液をTHF(50mL)及び27%のNHOH水溶液(100mL)で希釈した。透明な橙色の反応混合物を室温で5時間撹拌した。EtOAc(200mL)を添加し、混合物を飽和NaCl溶液(3×100mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを白色固体(416mg、74%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.85-2.01 (m, 2H), 2.13 (br s, 6H), 2.16 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.76 (t, J=6.41 Hz, 2H), 3.18 (br s, 2H), 3.77 (t, J=5.77 Hz, 2H), 6.49 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.68 (br s, 1H), 6.88-7.01 (m, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.15-7.38 (m, 3H), 7.70 (br s, 1H), 7.80 (d, J=7.51 Hz, 2H), 7.92 (br s, 1H), 8.02 (br s, 1H), 8.10 (d, J=8.06 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 10.49 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 671.23.
ステップB/実施例246: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
ジオキサン(20mL)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(414mg、0.617mmol)及び1NのKOH水溶液(6.17mL、6.17mmol)の混合物を、80℃で17時間加熱した。EtOAc(50mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを白色固体(237mg、74%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.82-1.96 (m, 2H), 2.12 (s, 6H), 2.17 (s, 3H), 2.70 (t, J=6.50 Hz, 2H), 3.17 (s, 2H), 3.72 (t, J=6.04 Hz, 2H), 6.19 (dd, J=3.39, 1.92 Hz, 1H), 6.82-6.91 (m, 1H), 6.93 (dd, J=3.39, 2.29 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 7.19-7.30 (m, 1H), 7.78 (br s, 1H), 8.00 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.47 (d, J=8.61 Hz, 1H), 10.54 (s, 1H), 11.24 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 517.26.
(実施例247)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D40: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
THF(50mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(300mg、0.626mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(155mg、0.626mmol)のスラリーを、70℃で2時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、THF中2MのMeNH溶液(10mL)で処理した。反応混合物を室温で3日間撹拌し、次いでセライト上に濃縮し、1〜20%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(87mg、20%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 685.18.
ステップB/実施例247: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
ジオキサン(50mL)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(87mg、0.127mmol)及び1MのKOH水溶液(1.270mL、1.270mmol)の混合物を、80℃で10時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(100mL)及び飽和NaHCO溶液で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO 12g)により精製した。生成物をCHCl及びEtOの混合物に溶かし、再度濃縮して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを淡黄色固体(41mg、61%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.79-1.96 (m, 2H), 2.12 (s, 6H), 2.16 (s, 3H), 2.69 (t, J=6.41 Hz, 2H), 2.81 (d, J=4.58 Hz, 3H), 3.18 (br s, 2H), 3.71 (t, J=5.86 Hz, 2H), 6.23 (d, J=1.47 Hz, 1H), 6.82-6.96 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 7.16-7.34 (m, 1H), 7.79 (br s, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.34 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.44-8.61 Hz, 1H), 10.16 (s, 1H), 11.22 (br s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 531.17.
(実施例248)
2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D41: 2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(600mg、1.252mmol)及び(2R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(330mg、1.252mmol)のスラリーを、室温で18時間撹拌した。得られた鮮緑色スラリーを二つの同等のバッチに分けた。バッチの一方を27%のNHOH水溶液(10mL)で処理した。得られた橙色のスラリーを室温で2日間撹拌し、次いでEtOAc(50mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(249mg、58%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18-1.32 (m, 3H), 2.27 (br s, 6H), 2.33 (s, 3H), 2.63 (d, J=16.12 Hz, 1H), 3.14 (d, J=14.65 Hz, 1H), 3.27-3.51 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.75-4.87 (m, 1H), 6.53 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.94 (t, J=9.34 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.14-7.42 (m, 4H), 7.72-8.04 (m, 4H), 8.07 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 10.46 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 687.26.
ステップB/実施例248: 2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
ジオキサン(10mL)及び2MのNaOH水溶液(2mL)中の2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(246mg、0.358mmol)の溶液を、80℃で5時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(10mL)で希釈した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(143mg、75%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (d, J=5.49 Hz, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.60 (d, J=15.57 Hz, 1H), 3.08 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.26-3.48 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 4.71-4.86 (m, 1H), 6.24 (dd, J=3.11, 1.65 Hz, 1H), 6.89 (t, J=9.25 Hz, 1H), 6.98 (s, 2H), 7.23-7.43 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 11.33 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 533.36; 旋光度+14.4 (1mg/mL MeOH, rt).
(実施例249)
2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D42: 2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(600mg、1.252mmol)及び(2S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(330mg、1.252mmol)のスラリーを、室温で18時間撹拌した。得られた鮮緑色スラリーを二つの同等のバッチに分けた。バッチの一方を27%のNHOH水溶液(10mL)で処理した。橙色のスラリーを室温で2日間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(50mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(220mg、51%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.18-1.32 (m, 3H), 2.27 (br s, 6H), 2.33 (s, 3H), 2.65 (d, J=15.57 Hz, 1H), 3.14 (d, J=14.47 Hz, 1H), 3.27-3.51 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.75-4.87 (m, 1H), 6.53 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.94 (t, J=9.06 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.14-7.42 (m, 4H), 7.72-8.04 (m, 4H), 8.08 (d, J=8.42 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 10.47 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 687.23
ステップB/実施例249: 2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
ジオキサン(5mL)及び2MのNaOH水溶液(10mL)中の2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(216mg、0.315mmol)の溶液を、80℃で5時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(10mL)で希釈した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを黄色固体(106mg、63%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (d, J=5.49 Hz, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.60 (d, J=15.57 Hz, 1H), 3.09 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.25-3.50 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 4.71-4.86 (m, 1H), 6.24 (dd, J=3.11, 1.65 Hz, 1H), 6.89 (t, J=9.25 Hz, 1H), 6.98 (s, 2H), 7.25-7.43 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 11.33 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 533.36; 旋光度-13.1 (1mg/mL MeOH, rt).
(実施例250)
2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D43: 2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(600mg、1.252mmol)及び(2R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(330mg、1.252mmol)のスラリーを、室温で18時間撹拌した。得られた鮮緑色スラリーを二つの同等のバッチに分けた。バッチの一方をTHF中2MのMeNH溶液(10mL)で処理した。橙色のスラリーを室温で2日間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを薄褐色固体(281mg、64%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.26 (s, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.32 (s, 3H), 2.57-2.82 (m, 4H), 3.14 (d, J=14.47 Hz, 1H), 3.27-3.52 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.73-4.88 (m, 1H), 6.59 (d, J=4.03 Hz, 1H), 6.88-7.03 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.14-7.47 (m, 4H), 7.71-8.03 (m, 3H), 8.13 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.45 (d, J=3.48 Hz, 1H), 10.13 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 701.31
ステップB/実施例250: 2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
ジオキサン(10mL)及び2MのNaOH水溶液(2mL)中の2−({2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(278mg、0.397mmol)の溶液を、80℃で6時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(10mL)で希釈した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[(2R)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを桃色固体(172mg、79%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (d, J=5.68 Hz, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.59 (d, J=15.57 Hz, 1H), 2.80 (d, J=4.58 Hz, 3H), 3.07 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.24-3.46 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 4.71-4.85 (m, 1H), 6.29 (dd, J=3.02, 1.74 Hz, 1H), 6.85-7.07 (m, 3H), 7.26-7.43 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 8.32 (d, J=8.24 Hz, 1H), 8.55 (dd, J=4.40, 1.65 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 11.30 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 547.43; 旋光度+11.0 (1mg/mL MeOH, rt).
(実施例251)
2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D44: 2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(600mg、1.252mmol)及び(2S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(330mg、1.252mmol)のスラリーを、室温で18時間撹拌した。得られた鮮緑色スラリーを二つの同等のバッチに分けた。バッチの一方をTHF中2MのMeNH溶液(10mL)で処理した。橙色のスラリーを室温で2日間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを薄褐色固体(258mg、59%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.32 (s, 3H), 2.57-2.87 (m, 4H), 3.15 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.28-3.54 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 4.73-4.87 (m, 1H), 6.59 (d, J=3.85 Hz, 1H), 6.89-7.03 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.15-7.41 (m, 4H), 7.71-8.02 (m, 3H), 8.13 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.45 (d, J=4.39 Hz, 1H), 10.12 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 701.28.
ステップB/実施例251: 2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
ジオキサン(10mL)及び2MのNaOH水溶液(2mL)中の2−({2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(254mg、0.362mmol)の溶液を、80℃で6時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaCl溶液(10mL)で希釈した。有機層をセライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[(2S)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2−メチル−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを桃色固体(144mg、73%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.25 (d, J=5.49 Hz, 3H), 2.27 (s, 6H), 2.59 (d, J=15.57 Hz, 1H), 2.80 (d, J=4.40 Hz, 3H), 3.08 (d, J=14.28 Hz, 1H), 3.21-3.46 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 4.71-4.85 (m, 1H), 6.27-6.34 (m, 1H), 6.83-7.08 (m, 3H), 7.26-7.44 (m, 1H), 7.54 (s, 1H), 8.33 (d, J=8.06 Hz, 1H), 8.49-8.60 (m, 1H), 8.65 (s, 1H), 10.15 (s, 1H), 11.31 (s, 1H). ESIMS (M+H)+ = 547.40; 旋光度-11.4 (1mg/mL MeOH, rt).
(実施例252)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D45: 2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
アセトニトリル(150ml)/酢酸(30ml)中の2,4−ジクロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(7g、37.2mmol)及びセレクトフルオル(16.49g、46.5mmol)の溶液を、撹拌しながら80℃に3時間加温した。反応物を冷水(800mL)に注ぎ入れ、45分間結晶化させておき、濾過し、固体を分析した(NMR: N2869−100−1、収穫物1)。0℃に4時間さらに冷却した後、結晶の第二収穫物を収集した。固体を合わせて、純度ほぼ80%の2,4−ジクロロ−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.56g、7.57mmol、20.34%収率)を褐色固体として得た。
ステップB/中間体D46: 2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
ジクロロメタン(100ml)中の2,4−ジクロロ−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.65g、8.01mmol、上記(abovefl)からの粗製物質)の溶液を、DIPEA(2.80ml、16.02mmol)及び塩化p−トルエンスルホニル(p−toluenesulfonylchoride)(1.756g、9.21mmol)で処理し、24時間撹拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム/DCMに注ぎ入れ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に揮散させ、カラムクロマトグラフィー(10%のEtOAc/Hex)により精製した。クロマトグラフフィー残留物(複数の不純物を依然として含有する)を、Luna C18 5um、21×150mmカラム上、20mL/分、275nmのUVで65%アイソクラティックMeCN移動相によりさらに精製した。2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの最終純度は、同じ方法(1.128g)を使用して、254nmで99.5%と推定された。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.23 (d, J=2.20 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.47 (d, J=8.79 Hz, 2 H), 2.34 (s, 3 H).
ステップC/中間体D47: 2−({2−クロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸
Figure 0005298128
iPrOH(30mL)中の、2,4−ジクロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1.250g、3.47mmol)、DIPEA(3.03mL、17.35mmol)及び2−アミノ−6−フルオロ安息香酸(0.646g、4.16mmol)のスラリーを、90℃で3時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(100mL)及び1NのHCl溶液(100mL)で希釈した。有機層を飽和NaHCO溶液(100mL)及び飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄した。有機層をEtOで希釈し、得られたスラリーを濾過した。固体をEtOで洗浄し、真空で乾燥させて、2−({2−クロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(0.69g、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.38 (s, 3H), 6.71-6.87 (m, 1H), 7.21-7.36 (m, 1H), 7.48 (d, J=8.06 Hz, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.96 (d, J=8.42 Hz, 2H), 8.26 (d, J=8.61 Hz, 1H).
ステップD/中間体D48: 5−クロロ−1,8−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素
Figure 0005298128
THF(100mL)中の2−({2−クロロ−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(0.68g、1.420mmol)のスラリーを、一滴のDMF、続いて塩化オキサリルの溶液(CHCl中2M、2.84mL、5.48mmol)で処理した。30分後、EtO(50mL)を添加した。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOで洗浄し、次いで真空で乾燥させて、5−クロロ−1,8−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素を淡黄色固体(580mg、82%)として得た。1H NMR (400 MHz, THF-d8) δ ppm 2.41 (s, 3H), 7.14 (dd, J=10.07, 8.61 Hz, 1H), 7.45 (d, 8.06 Hz, 3H), 7.56 (d, J=2.56 Hz, 1H), 7.69-7.83 (m, 1H), 8.09 (d, J=8.42 Hz, 2H), 10.84 (br s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 460.98.
ステップE/実施例252: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
THF(110mL)中の5−クロロ−1,8−ジフルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩化水素(578mg、1.162mmol)及び1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(290mg、1.162mmol)の黄色スラリーを、室温で18時間撹拌した。得られた混合物のうち80mLを、27%のNHOH水溶液(100mL)で処理した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。EtOAc(200mL)及び飽和NaCl溶液(50mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(2×100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をCHCl及びEtOで粉砕した。粗製中間体をジオキサン(10mL)に溶かし、1NのKOH水溶液(3mL、3.00mmol)で処理した。反応混合物を80℃で1時間加熱した。EtOAc(100mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドを淡黄色固体(80mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6H), 3.06-3.25 (m, 4H), 3.75 (s, 3H), 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2H), 6.75-6.94 (m, 2H), 6.98 (s, 1H), 7.18-7.34 (m, 1H), 7.84 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.60 (d, J=8.42 Hz, 1H), 10.26 (s, 1H), 11.02 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 537.27.
(実施例253)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D49: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミドの合成で余った残り30mLの溶液を、MeNHの溶液(THF中2M、3.16mL、6.32mmol)で処理した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、EtOAc(100mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。CHCl及びEtOを使用し残留物を粉砕して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドをベージュ色の固体(112mg、50%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6H), 2.35 (s, 3H), 2.77 (d, J=4.4 Hz, 3H), 3.12-3.28 (m, 4H), 3.72 (s, 3H), 4.22 (d, J=8.42 Hz, 2H), 6.91 (t, J=9.43 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.14-7.26 (m, 1H), 7.27-7.43 (m, 3H), 7.92 (d, J=6.78 Hz, 2H), 8.11 (s, 1H), 8.27 (d, J=7.51 Hz, 1H), 8.57 (d, J=3.11 Hz, 1H), 8.65 (s, 1H), 10.08 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 705.30.
ステップB/実施例253: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
ジオキサン(10mL)及び1NのKOH水溶液(2mL、2.0mmol)中の2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(102mg、0.15mmol)の溶液を、80℃で6時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び飽和NaHCO溶液(50mL)で希釈した。有機層を飽和NaCl溶液(50mL)で洗浄し、セライト上に濃縮し、1〜10%のMeOH(0.2%のNHを含有)/CHClを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドを褐色固体(44mg、55%)として得た。1H NMR (400 MHz, THF-d8) δ ppm 2.31 (s, 6H), 2.93 (d, J=4.58 Hz, 3H), 3.06 (t, J=8.24 Hz, 2H), 3.14 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2H), 6.64 (s, 1H), 6.67-6.85 (m, 2H), 7.22-7.49 (m, 2H), 7.77 (br s, 1H), 8.75 (d, J=8.61 Hz, 1H), 9.35 (s, 1H), 10.50 (s, 1H), 10.76 (s, 1H); ESIMS (M+H)+ = 551.24.
(実施例254)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(0.5g、1.04mmol)の懸濁液に、N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(0.275g、1.10mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で90分間撹拌させた。次いで、溶媒を減圧下で除去して、褐色の残留物を得た。この物質の半分をTHF(10mL)に溶解し、THF中2Mのメチルアミン溶液(2.5mL、4.90mmol)を添加した。室温で30分間撹拌後、反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。この物質をジオキサン(6mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で2NのNaOH(4mL)を添加した。反応物をマイクロ波中120℃で15分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(119mg、0.223mmol)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.10 (s, 6 H) 2.12 (s, 3 H) 2.61 (d, J=15.75 Hz, 1 H) 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H) 2.83 (d, J=15.75 Hz, 1 H) 3.03 (s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 6.34 (dd, J=3.11, 1.83 Hz, 1 H) 6.93 - 7.05 (m, 3 H) 7.44 (d, J=6.59 Hz, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 8.16 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.27 (s, 1 H) 8.54 (d, J=3.85 Hz, 1 H) 10.06 (s, 1 H) 11.44 (br. s., 1 H). ESIMS (M+H)+ =535.
(実施例255)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(0.5g、1.04mmol)の懸濁液に、N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N1,N2,N2−トリメチルグリシンアミド(0.275g、1.10mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で90分間撹拌させた。次いで、溶媒を減圧下で除去して、褐色の残留物を得た。次いで、この物質の半分をTHF(10mL)に溶解し、水酸化アンモニウム水溶液(27%)(30mL、過剰)を添加した。30℃で24時間及び室温で18時間撹拌後、反応物を酢酸エチルで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。この物質をジオキサン(6mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で2NのNaOH(4mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で15分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)(メチル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(95mg、0.182mmol)を薄緑色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.10 (s, 6 H) 2.13 (s, 3 H) 2.62 (d, J=15.57 Hz, 1 H) 2.83 (d, J=15.57 Hz, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 6.29 (dd, J=3.20, 1.74 Hz, 1 H) 6.91 - 7.00 (m, 2 H) 7.00 - 7.07 (m, 1 H) 7.45 (d, J=6.78 Hz, 1 H) 7.54 (s, 1 H) 7.96 - 8.11 (m, 2 H) 8.23 - 8.34 (m, 2 H) 10.38 (s, 1 H) 11.47 (br. s., 1 H). ESIMS (M+H)+ =521.
(実施例256)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(375mg、0.782mmol)の懸濁液に、N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド(204mg、0.861mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で45分間撹拌させた。溶媒を減圧下で除去して、緑色の残留物を得た。この物質の半分をTHF(10mL)に溶解し、THF中2Mのメチルアミン溶液(3.88ml、7.77mmol)を添加した。室温で18時間撹拌後、反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残留物をマイクロ波に使用できる容器中でジオキサン(6mL)に溶解し、2NのNaOH(3mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で25分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(124mg、0.238mmol)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.16 (s, 3 H) 2.31 (s, 6 H) 2.79 (d, J=4.58 Hz, 3 H) 3.01 (s, 2 H) 3.83 (s, 3 H) 6.29 (dd, J=3.11, 1.83 Hz, 1 H) 6.83 - 7.02 (m, 3 H) 7.38 - 7.53 (m, 2 H) 8.16 (s, 1 H) 8.31 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.55 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 9.17 (s, 1 H) 10.16 (s, 1 H) 11.34 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ =521.
(実施例257)
2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(375mg、0.782mmol)の懸濁液に、N1−[5−アミノ−2−メチル−4−(メチルオキシ)フェニル]−N2,N2−ジメチルグリシンアミド(204mg、0.861mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で45分間撹拌させた。溶媒を減圧下で除去して、緑色の残留物を得た。この物質の半分をTHF(10mL)に溶解し、水酸化アンモニウム水溶液(27%)(30mL、過剰)を添加した。室温で約36時間撹拌後、反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残留物をマイクロ波に使用できる容器中でジオキサン(6mL)に溶解し、2NのNaOH(4mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で15分間加熱し、その後EtOAcで希釈した。有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[5−[(N,N−ジメチルグリシル)アミノ]−4−メチル−2−(メチルオキシ)フェニル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(52mg、0.103mmol)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.17 (s, 3 H) 2.32 (s, 6 H) 3.03 (s, 2 H) 3.84 (s, 3 H) 6.25 (dd, J=3.30, 1.65 Hz, 1 H) 6.86 - 6.97 (m, 2 H) 6.97 - 7.03 (m, 1 H) 7.40 - 7.49 (m, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 8.04 (br. s., 1 H) 8.11 (s, 1 H) 8.16 (s, 1 H) 8.47 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 9.19 (s, 1 H) 10.53 (s, 1 H) 11.37 (br. s., 1 H). ESIMS (M+H)+ =507.
(実施例258)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D50: 2,4−ジクロロ−5−ヨード−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
2,4−ジクロロ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(0.5g、2.66mmol)を無水DMF(20mL)に溶解し、N−ヨードコハク酸イミド(718mg、3.19mmol)を添加した。室温で45分間撹拌後、反応混合物を水(400mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×500mL)で抽出した。有機物を合わせ、ブライン(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、カラムクロマトグラフィーにより精製して、2,4−ジクロロ−5−ヨード−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(660mg、2.103mmol)を黄色固体として得た。
ESIMS (M+H)+ =315
ステップB/中間体D51: 2,4−ジクロロ−5−ヨード−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
2,4−ジクロロ−5−ヨード−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(660mg、2.103mmol)及び塩化トシル(441mg、2.31mmol)を乾燥ジクロロメタン(20ml)中で合わせた。ジイソプロピルエチルアミン(0.734mL、4.21mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌させた。次いで、反応物をジクロロメタンで希釈し、有機層を重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及びブラインの飽和溶液で洗浄し、その後硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2,4−ジクロロ−5−ヨード−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(901mg、1.94mmol)を黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ =469.
ステップC/中間体D52: 2,4−ジクロロ−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
2,4−ジクロロ−5−ヨード−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(800mg、1.71mmol)及びPd(PPh(40mg、0.034mmol)を乾燥THF(20ml)中で合わせ、THF中2Mの塩化メチル亜鉛溶液(1.28ml、2.56mmol)をN下で添加した。反応混合物を60℃で18時間撹拌させ、この時点で反応物を酢酸エチルで希釈し、有機層を重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2,4−ジクロロ−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(487mg、1.37mmol)を黄褐色固体として得た。この反応を繰り返して、その後の反応に十分な物質を必要に応じて合成した。ESIMS(M+H)+ =357.
ステップD/中間体D53: 5−クロロ−8−フルオロ−1−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩
Figure 0005298128
イソプロパノール(5mL)中の2,4−ジクロロ−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(535mg、1.50mmol)及び2−アミノ−6−フルオロ安息香酸(233mg、1.50mmol)の懸濁液にジイソプロピルエチルアミン(971mg、7.51mmol)を添加し、混合物を85℃で約48時間加熱した。このとき反応物を酢酸エチル(100ml)で希釈し、1NのHCl溶液、重炭酸ナトリウムの飽和溶液及びNaClの飽和溶液で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、約60%の2−({2−クロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(726mg、1.52mmol)を含有する固体を得た。この物質をTHF(10mL)及びDMF(数滴)に溶解し、ジクロロメタン中2Mの塩化オキサリル溶液(0.90mL、1.80mmol)を滴下添加した。LCMS分析は、少量の出発材料が残っていることを示したため、さらに0.1等量の塩化オキサリルを添加した。反応混合物を氷浴中で冷却し、ブフナー漏斗により濾過し、固体をTHFで洗浄した。固体を減圧下で乾燥させて、5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(280mg、0.0.57mmol)を得た。ESIMS (M+H)+ = 457
ステップE/中間体D54: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(5mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(260mg、0.53mmol)が入ったフラスコに、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(145mg、0.580mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して緑色の残留物を得、これをTHF(5mL)に溶解した。THF中2Mのメチルアミン溶液(2.64mL、5.27mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌させた。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(225mg、0.321mmol)を得た。ESIMS (M+H)+ = 701.
ステップF/実施例258: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(225mg、0.321mmol)をジオキサン(6mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で6NのNaOH(2mL)及び水(2mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で23分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(124mg、0.227mmol)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6 H) 2.41 (s, 3 H) 2.81 (d, J=4.39 Hz, 3 H) 3.12 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 3.17 (s, 2 H) 3.76 (s, 3 H) 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2 H) 6.68 (s, 1 H) 6.86 (t, J=9.25 Hz, 1 H) 6.95 (s, 1 H) 7.25 (d, J=7.14 Hz, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 8.45 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.57 (s, 1 H) 8.66 (d, J=4.39 Hz, 1 H) 9.44 (s, 1 H) 10.92 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例259)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D55: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(5mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(200mg、0.405mmol)が入ったフラスコに、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(111mg、0.446mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して緑色の残留物を得、これをTHF(5mL)に溶解した。過剰の水酸化アンモニウム水溶液(5ml)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌させた。反応が朝に完了していなかったため、より大きなフラスコに移し、20mlの水酸化アンモニウムを添加し、さらに24時間撹拌させた。このとき反応混合物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(194mg、0.282mmol)を黄色泡状物として得た。ESIMS (M+H)+ = 687.
ステップB/実施例259: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(194mg、0.282mmol)をジオキサン(6mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で6NのNaOH(2mL)及び水(2mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で17分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(104mg、0.195mmol)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6 H) 2.41 (s, 3 H) 3.08 - 3.17 (m, 4 H) 3.76 (s, 3 H) 4.18 (t, J=8.42 Hz, 2 H) 6.68 (s, 1 H) 6.85 (t, J=9.25 Hz, 1 H) 6.95 (s, 1 H) 7.19 - 7.30 (m, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 8.10 (d, J=15.93 Hz, 2 H) 8.48 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 8.57 (s, 1 H) 9.81 (s, 1 H) 10.92 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例260)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D56: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(5mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(414mg、0.839mmol)が入ったフラスコに、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(243mg、0.923mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、緑色の残留物を得た。この物質の半分をTHF(5mL)に溶解し、THF中2MのMeNH溶液(2.01ml、4.02mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌させ、次いで酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(249mg、0.348mmol)を黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 715.
ステップB/実施例260: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(249mg、0.348mmol)をジオキサン(3mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で2NのNaOH(2mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で17分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド(132mg、0.235mmol)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.83 - 1.93 (m, 2 H) 2.11 (br. s., 6 H) 2.42 (s, 3 H) 2.68 (br. s., 2 H) 2.81 (d, J=4.49 Hz, 3 H) 3.21 (s, 2 H) 3.66 - 3.74 (m, 2 H) 3.84 (s, 3 H) 6.70 - 6.78 (m, 1 H) 6.79 - 6.88 (m, 1 H) 6.88 - 6.98 (m, 1 H) 7.31 - 7.41 (m, 1 H) 7.43 (s, 1 H) 8.34 - 8.42 (m, 2 H) 8.63 - 8.72 (m, 1 H) 9.49 - 9.59 (m, 1 H) 11.00 - 11.12 (m, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 561
(実施例261)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D57: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(5mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(414mg、0.839mmol)が入ったフラスコに、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリンアミン(243mg、0.923mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、緑色の残留物を得た。この物質の半分をTHF(5mL)に溶解し、過剰の水酸化アンモニウム水溶液(27%)(約100ml)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌させ、次いで40℃で3時間加熱した。このとき次いで反応物を酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(146mg、0.208mmol)を得た。ESIMS (M+H)+ = 701.
ステップB/実施例261: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(146mg、0.208mmol)をジオキサン(3mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で2NのNaOH(2mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で10分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−6−(メチルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリニル]アミノ}−5−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(89mg、0.163mmol)を桃色固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.81 - 1.92 (m, 2 H) 2.10 (br. s., 6 H) 2.42 (s, 3 H) 2.67 (br. s., 2 H) 3.20 (s, 2 H) 3.66 - 3.74 (m, 2 H) 3.84 (s, 3 H) 6.74 (s, 1 H) 6.79 - 6.86 (m, 1 H) 6.86 - 6.96 (m, 1 H) 7.31 - 7.40 (m, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 8.12 (d, J=14.92 Hz, 2 H) 8.40 (d, J=8.61 Hz, 2 H) 9.88 (s, 1 H) 10.99 - 11.11 (m, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 547.
(実施例262)
2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
ステップA/中間体D58: 2,4−ジクロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
Figure 0005298128
THF(50mL)中のジイソプロピルアミン(2.2g、21.9mmol、1.5当量)の溶液に、N下−78℃でnBuLi(2.5mol/L、6.4mL、16.07mmol、1.1当量)を滴下添加し、次いで混合物を−78℃で30分間撹拌した。続いてTHF(50mL)中の2,4−ジクロロ−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(5g、14.6mmol、1当量)を混合物に添加し、次いで混合物を−78℃でさらに30分間撹拌した。MeI(2.28g、16mmol、1.1当量)を−78℃で30分間混合物に添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、飽和NHClでクエンチし、次いでEtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して粗生成物を得、これを逆相分取HPLCにより精製して、2.5gの2,4−ジクロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを白色固体として得た。ESIMS (M+H)+ =358.
ステップB/中間体D59: 2−({2−クロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸
Figure 0005298128
イソプロパノール(15mL)中の2,4−ジクロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500mg、1.40mmol)及び2−アミノ−6−フルオロ安息香酸(218mg、1.40mmol)の懸濁液にジイソプロピルエチルアミン(907mg、7.02mmol)を添加し、混合物を85℃で約72時間加熱した。反応物をEtOAc(100ml)で希釈し、1NのHCl溶液、重炭酸ナトリウムの飽和溶液及びNaClの飽和溶液で洗浄した。ブラインを添加すると、固体が破壊され始めた。エーテルを添加してすべてを溶液から追い出し、水も添加してNaClがすべて溶液中にあることを確実にした。固体を濾過し、減圧下で乾燥させて、2−({2−クロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(439mg、0.924mmol)を淡黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ =475.
ステップC/中間体D60: 5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩
Figure 0005298128
THF(15mL)及びDMF(数滴)中の2−({2−クロロ−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロ安息香酸(439mg、0.924mmol)の溶液に、ジクロロメタン中2Mの塩化オキサリル溶液(0.56mL、1.13mmol)を滴下添加した。約15分後、LCMS分析が反応の完了を示すため、反応混合物を氷浴中で冷却し、ブフナー漏斗により濾過し、固体をTHFで洗浄し、減圧下で乾燥させて、5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(423mg、0.86mmol)を黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ =457.
ステップD/中間体D61: 2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド
Figure 0005298128
2,2,2−トリフルオロエタノール(10mL)中の5−クロロ−8−フルオロ−2−メチル−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オンHCl塩(423mg、0.86mmol)が入ったフラスコに、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−アミン(254mg、1.02mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、黄色固体を得た。この物質の三分の一(約200mg)をTHF(5mL)に懸濁し、過剰な水酸化アンモニウム水溶液(27%)(約12mL)を添加した。反応物を室温で5時間撹拌させ、この時点で反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水及び飽和ブライン溶液で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して黄色固体を得、これをSiO上でのクロマトグラフィーにより精製して、2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(117mg、0.17mmol)を黄色固体として得た。ESIMS (M+H)+ = 688.
ステップE/実施例262: 2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド
2−({2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−7−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}アミノ)−6−フルオロベンズアミド(117mg、0.17mmol)をジオキサン(3mL)に溶解し、マイクロ波に使用できる容器中で2NのNaOH(2mL)を添加した。次いで、反応物をマイクロ波中120℃で35分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を水及び飽和ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、SiO上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して、2−[(2−{[1−(N,N−ジメチルグリシル)−5−(メチルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−6−メチル−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロベンズアミド(35mg、0.066mmolをオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6 H) 2.28 (s, 3 H) 3.12 (t, J=8.24 Hz, 2 H) 3.17 (s, 2 H) 3.78 (s, 3 H) 4.18 (t, J=8.33 Hz, 2 H) 5.90 (s, 1 H) 6.76 - 6.91 (m, 1 H) 6.95 (s, 1 H) 7.30 (d, J=6.96 Hz, 1 H) 7.50 (s, 1 H) 7.95 - 8.14 (m, 2 H) 8.53 (d, J=8.61 Hz, 1 H) 8.65 (s, 1 H) 10.42 (s, 1 H) 11.17 (s, 1 H). ESIMS (M+H)+ = 533.
(実施例263)
2−[(2−{[5−(ジメチルアミノ)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 0005298128
これまでに概説した手順に類似する様式で、2−[(2−{[5−(ジメチルアミノ)−1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]アミノ}−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ]−6−フルオロ−N−メチルベンズアミドは、5−クロロ−8−フルオロ−3−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピロロ[2’,3’:4,5]ピリミド[6,1−b]キナゾリン−7(3H)−オン塩酸塩、1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−N5,N5−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5,6−ジアミン及びメチルアミンから調製して、表題化合物(0.20g、3ステップにわたり44%)を得た。ESIMS (M+H)+ = 546. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.25 (s, 6 H) 2.58 (s, 6 H) 2.81 (d, J=3.61 Hz, 3 H) 3.02 - 3.14 (m, 2 H) 3.18 (s, 2 H) 4.16 (t, J=8.23 Hz, 2 H) 6.27 (br. s., 1 H) 6.87 - 6.99 (m, 2 H) 7.06 (s, 1 H) 7.32 - 7.45 (m, 1 H) 7.66 (s,1H) 8.38 (d, J=8.23 Hz, 1 H) 8.56 (br. s., 1 H) 8.77 (s, 1 H) 10.17 (s, 1 H) 11.30 (br. s., 1 H).
アッセイ
時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイは、例示された化合物について下記の通りに行った。
基質ペプチドの供給源
ビオチン化基質ペプチド(配列−ビオチン−アミノヘキシル−AEEEEY*MMMMAKKKK−NH)は、QCB,Inc.(Hopkinton、MA)から購入する。純度はHPLCにより決定する。ペプチドの算出された分子量は2216ダルトンである。ヒトIGF1R(hIGF1R)又はヒトIR(hIR)によるチロシンリン酸化は、記載したペプチド配列に示されている通りに(Y*)起こる。固体ペプチド試料を、DMSO中約1mMまで溶解し、等分し、使用するまで−20℃で保存する。真のペプチド濃度はアミノ酸分析により決定する。
酵素の供給源
hIGF1R:ヒトIGF1Rのアミノ酸残基957〜1367を含有するGST−rTEV−IGF−1R(957〜1367)(全米バイオテクノロジー情報センター(NCBI)アクセッション番号NP_000866による注釈の通り)を、Glutathione Sepharose 4FFカラムクロマトグラフィー、続いてSephadex−200サイズ排除カラムクロマトグラフィーを使用し、Sf9細胞中のバキュロウイルス発現系から精製する。約95%の酵素純度が達成される。25mMのトリス−HCl、250mMのNaCl、5%グリセロール、1mMのDTT、pH7.5中の試料を、使用するまで−80℃で保存する。
hIR:ヒトIRのアミノ酸残基979〜1382を含有するGST−rTEV−IR(979〜1382)(NCBIアクセッション番号NP_000199による注釈の通り)が発現され、hIGF1Rと同じ方法により精製する。約92%の酵素純度が達成される。25mMのトリス−HCl、250mMのNaCl、5%グリセロール、1mMのDTT、pH7.5中の試料を、使用するまで−80℃で保存する。
自己リン酸化によるhIGF1R及びhIRの活性化
hIGF1R: GST−rTEV−IGF−1R(957〜1367)の活性化は、50mMのHEPES中2mMのATP、20mMのMgCL、0.1mg/mlのBSAを用いる、hIGF1R(最終2.7μM)の室温における4分間のインキュベーションにより達成される。EDTA(〜最終100mM)の添加により、自己リン酸化を停止させる。等分した試料を液体窒素中で急速冷凍し、使用するまで−80℃で保存する。
hIR: GST−rTEV−IGF−1R(957〜1367)の活性化は、100mMのHEPES中2mMのATP、10mMのMgCL、0.1mg/mlのBSAを用いる、hIR(最終2.7μM)の室温における5分間のインキュベーションにより達成される。EDTA(〜最終100mM)の添加により、自己リン酸化を停止させる。等分した試料を液体窒素中で急速冷凍し、使用するまで−80℃で保存する。
精製されたhIGF1R又はhIRのキナーゼアッセイ
アッセイは、384ウェル(Greiner、カタログ番号784076)マイクロタイタープレート中で実施する。ペプチドリン酸化(10μl体積)のための反応緩衝液(50mMのHEPES緩衝液、pH7.5;10mMのMgCL;3mMのDTT;1mMのCHAPS;0.1mg/mlのBSA)は、最終濃度で、500nMのビオチン化ペプチド基質;10μMのATP;及び精製、活性化されたhIGF1R又はhIR(0.5nM)を含有するものであった。DMSOに滴定した化合物を、50μMから0.2nMまで11の濃度で評価する。DMSOの最終アッセイ濃度は10%を超えない。これらのDMSO量におけるhIGF1R又はIRについて、DMSOのない対照と比較して活性への影響は観察されない。反応物を室温で1時間インキュベートし、EDTA 5μlの添加(〜33mM)により停止させる。反応緩衝液(DTTなし)中で添加される、5μlの検出試薬(例えば、最終7nMのストレプトアビジン−APC(PerkinElmer #CR130〜150)、1nMのユーロピウム標識抗ホスホチロシンモノクローナル抗体(PerkinElmer #AD0067)のさらなる添加がシグナル発生のために必要である。30分後、PerkinElmer Viewluxマイクロプレートイメージャー又はWallac Victor蛍光光度計でシグナルを読み取る。
化合物の濃度応答を表すデータを、データ換算式100×(1−[(U1−C2)/(C1−C2)])を用いて算出した%阻害として、化合物濃度に対してプロットした[式中、
Uは未知値であり、
C1はDMSOのみについて得られた平均対照値であり、
C2はt=0においてEDTAで停止した反応について得られた平均対照値である]。
データを、
y=((Vmax×x)/(K+x))[式中、
Vmaxは上方漸近線であり、
KはIC50である]
によって表される曲線に当てはめた。
各化合物についての結果を、下記の通りに算出されたpIC50として記録した。
pIC50=−Log10(K)
実施例の化合物のpIC50値を(可能な場合)、IGF−1R及びIRの相対的阻害により分類した。結果を以下の表にまとめる。
Figure 0005298128
Figure 0005298128
ALK酵素アッセイ
該方法により、ATPからビオチン化合成ペプチドのチロシン残基へのガンマ−ホスフェートの移動を触媒する単離酵素の能力を計測する。チロシンリン酸化の程度は、抗ホスホチロシン抗体を使用して計測し、CisBioから購入した均一時間分解蛍光(HTRF)アッセイ(62TK0PEJ)によって定量化した。
反応は、黒色384ウェルポリスチレン低容量プレート中、5μlの最終体積で実施した。アッセイは、下記の溶液、酵素混合物及び基質をそれぞれ2.5μlずつ添加することにより実施した。酵素混合物は、プレート中最終濃度で、50mMのMOPS(pH7.0);10nMの補充酵素緩衝液;0.03%のNaN3;0.01%のBSA、0.1mMのオルトバナジン酸塩、5mMのMgCl2、1mMのCHAPS、1mMのジチオスレイトール及び0.25nMのALKを含有するものであった。基質混合物は、プレート中最終濃度で、50mMのMOPS(pH7.0);10nMの補充酵素緩衝液;0.03%のNaN3;0.01%のBSA、0.1mMのオルトバナジン酸塩、5mMのMgCl2、1mMのCHAPS、1mMのジチオスレイトール、15.0μMのATP及び0.25uMのTK基質ビオチンを含有するものであった。
化合物の効力を定量化するために、酵素混合物を化合物プレートに添加し、プレートを20℃で30分間インキュベートした。次いで、基質混合物を添加することにより反応を開始させた。反応を20℃で120分間続行した。次いで、5μlのHTRFの検出混合物を各ウェルに添加して、反応を終わらせた。最終濃度の検出試薬は、50mMのHEPES(pH7.0);0.1%のBSA;0.8MのKF;20mMのEDTA;1mMのCHAPS;TK抗体ユーロピウムクリプテート;及び41nMのストレプトアビジン−XL665であった。アッセイプレートを密封しないままにしておき、積み重ね、20°で60分間インキュベートした。活性の定量化は、Envision Counter(PerkinElmer)でカウントすることにより達成された。
分析する化合物を1.0mMまでMeSOに溶解し、12の希釈度によりMeSOで1〜3倍に連続希釈した。各濃度のものを0.05μlずつ、アッセイプレートの対応するウェルに移した。これにより、0.00017から10μMまでの最終化合物濃度範囲を作成する。
用量反応を表すデータを、データ換算式100×(1−(U1−C2)/(C1−C2))を用いて算出した%阻害として、化合物濃度に対してプロットした[式中、Uは未知値であり、C1は1%のDMSOについて得られた平均対照値であり、C2は0.1MのEDTAについて得られた平均対照値である]。データを、
Figure 0005298128
[式中、Aは最小値yであり、Bは最大y濃度[M]であり、Dは傾斜因子であり、xは化合物のlog10である]によって表される曲線に当てはめた。各化合物についての結果を、下記の通りに算出されたpIC50として記録した。
pIC50=−Log10(K)
実施例の化合物のpIC50値を(可能な場合)、IGF−1R及びIRの相対的阻害により分類した。結果を以下の表にまとめる。
Figure 0005298128
細胞増殖データ
A.IGF−1R阻害剤による細胞増殖の阻害
細胞増殖は、CellTiter−Glo(細胞ATPレベルを総細胞数の代理として計測する)又はInCell analyzer(核の数を細胞数の指標としてカウントする)のいずれかによって計測した。
CellTiter−Gloアッセイの場合、10%のウシ胎仔血清を含有する適切な培地中、5%のCOインキュベーター内37℃で培養した異なる腫瘍起源の対数成長期の細胞株を、96ウェルプレートに低密度(2000細胞/ウェル未満)で投入した。平板培養の24時間後、30uMから1.5nMまでの異なる濃度の試験化合物で細胞を処理した。いくつかのウェルを対照として未処理のままにしておいた。処理の72時間後、ウェル当たり50〜100ulのCellTiter−Glo(Promega #G7573)を使用して細胞数を決定した。プレートを37℃で30分間インキュベートし、化学発光シグナルをVictor V又はEnvison 2100リーダーで読み取った。細胞成長のパーセント阻害を、100%増殖(対照)に対するパーセント増殖として表現した。細胞成長の50%を阻害した試験化合物の濃度(IC50)は、XLfitを使用するデータの4パラメーター当てはめによって決定した(無細胞対照の値をバックグラウンド用のすべての試料から控除した)。
InCell Analyserアッセイの場合、異なる腫瘍起源の種々の細胞株を、10%のウシ胎仔血清を含有する適切な培地中、5%のCOインキュベーター内37℃で70〜80%の密集度まで成長させた。1日目、細胞を384ウェルプレート中に密度2で播種し、37℃で終夜インキュベートした。ジメチルスルホキシド(DMSO)を単独で及びDMSO中に9点半対数減少用量範囲(9-point half-log decreasing dose range)の化合物を含有するストック化合物プレートを予め調製した。化合物プレートを−80℃で保存し、各プレートを一度解凍しただけで使用した。0日目、音響送達系(ECHO)を介して主要なアッセイプレートに化合物又はDMSOを収容した。培養プレート中の用量範囲の化合物の最高最終濃度は10uMであった。これらのプレートを37℃で3日間培養した。化合物を収容しなかった細胞株プレートの平行セットを処理し、0日目に読み取ってT=0(時間ゼロ)を得た。3日目、化合物処理したプレートを染色し、固定し、InCelL000分析器を使用して、増殖、アポトーシス及び分裂指数を計測した。核染色法を使用して、ウェル中の細胞を同定した。核の数をカウントすることにより、DMSO対照を100%に設定し、これに対するパーセンテージとして化合物処理群の増殖指数を算出した。IC50値は、ExcelFitのモデル205を使用して算出した。
選択実施例の化合物のIC50(nM)値を、細胞増殖の相対的阻害により分類した。結果を以下の表にまとめる。
Figure 0005298128
Figure 0005298128
B.IGF−1R及びIRの細胞の自己リン酸化
ヒトIGF−1R又はIRを過剰発現しているNIH−3T3細胞を、10%のウシ胎仔血清を含有する培養培地中の96ウェルプレート(10,000細胞/ウェル)に投入し、5%のCOインキュベーター内37℃でインキュベートした。平板培養の24時間後、30uMから1.5nMまでの異なる濃度の試験化合物で細胞を処理した。化合物添加の2時間後、細胞をヒトIGF−1(30ng/ml)又はインスリン(3ug/ml)のいずれかで15分間刺激した。検出のために抗IGF−1R(MAB391、R&D Systems、Minneapolis、MN)又は抗IRβ(sc−711、Santa Cruz Biotechnology、Santa Cruz、CA)捕捉抗体及びユーロピウム標識抗pTyr抗体(Eu−N1 PT66、Perkin Elmer、Waltham、MA)を用いる解離促進ランタニド蛍光イムノアッセイ(DELFIA)を使用して、細胞溶解物をリン酸化受容体について分析する。化合物で処理した細胞の蛍光シグナルは、100%刺激(IGF−1又はインスリンで刺激されたシグナル)に対するパーセントとして表現した。リガンドによって引き起こされる受容体リン酸化を50%阻害した試験化合物の濃度(IC50)は、XLfitを使用するデータの4パラメーター当てはめによって決定した(無細胞対照の値をバックグラウンド用のすべての試料から控除した)。
実施例の化合物のIC50値を(可能な場合)、IGF−1R及びIRの相対的阻害により分類した。結果を以下の表にまとめる。
Figure 0005298128
Figure 0005298128

Claims (40)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 0005298128

    [式中、
    はH及びアルキルC1〜C3から選択され、
    は、H、アルキルC1〜C3及びハロから選択され、
    は、H、OH、アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−OH、−アルキレンC1〜C6−フェニル(場合によりハロで置換されている)及び−アルキレンC1〜C6−C(O)NHから選択され、
    は、H、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
    及びRは、それらが結合した原子と一緒になって、5又は6員のラクタムを形成し、
    及びRは、それぞれ独立してH、ハロ、アルキルC1〜C6及び−O−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
    及びRは、それらが結合したアリールと一緒になって、ナフタレンを形成し、
    は、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、ハロ、−N−R1919及び−O−アルキレンC1〜C6−ハロ1〜3から選択され、
    は、H、ハロ及びアルキルC1〜C6から選択され、
    及びR10の一方は、−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6
    −NR19−アルキレンC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223
    −O−アルキレンC0〜C6(場合により−OHで置換されている)−NR2223
    Figure 0005298128

    から選択され、R及びR10の他方は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6及びハロから選択され、
    ここで、Het1及びHet2は、それぞれ独立して、N原子並びに場合によりN及びOから選択される一つ又は二つの追加のヘテロ原子を有する5又は6員の複素環であり、
    各R14は、H、OH、ハロ、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−シクロプロピル、−C(O)−アルキルC1〜C6、SO−アルキルC1〜C6、−(CH1〜4−ハロ及び−(CH1〜4−SO−アルキルC1〜C6から独立に選択されるか、
    あるいは
    及びR10は、それらが結合した原子と一緒になって、一つ又は二つのN原子及び残りのC原子を含有する5、6又は7員の複素環を形成し、ここで、少なくとも一つのN原子はR15で置換されており、該複素環のC原子は場合によりR16及び(R191〜2から選択される一つ又は複数の基で置換されており、
    ここで、R15は、H、−アルキルC1〜C4、−アルキレンC1〜C4−ハロ、−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−C(O)−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C4−NR2223、−アルキレンC1〜C4−C(O)−NR2223、−C(O)−アルキレンC1〜C4−O−アルキルC1〜C6、−C(O)−ピロリジン及び−C(O)−ピロリジン−アルキルC1〜C6から選択され、
    16は、H及び=Oから選択され、
    各R19は、H及びアルキルC1〜C6から独立に選択され、
    22は、H、アルキルC1〜C6、−O−アルキルC1〜C6、−アルキレンC1〜C6−O−アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択され、
    23は、H、アルキルC1〜C6、−(CH2〜4−ハロ及び−(CH2〜4−SO−アルキルC1〜C6から選択されるか、あるいは
    22及びR23が組み合わさって、それらが結合しているN原子並びに場合によりN及びOから選択される追加のヘテロ原子を含有する4、5又は6員の複素環を形成し、該環は場合により−OH又は−アルキルC1〜C6で置換されている]
    又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  2. 、R及びRが、それぞれ独立してH及びハロから選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. がHである、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. がメチルである、請求項1又は2に記載の化合物。
  5. が−O−アルキルC1〜C6である、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
  6. が−O−メチルである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
  7. がHである、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
  8. 10はHであり、Rは、−アルキレンC1〜C6−SO−アルキルC1〜C6、−N−アルキレンC0〜C6−C(O)−アルキレンC0〜C6−NR2223、−O−アルキレンC0〜C6(場合により−OHで置換されている)−NR2223
    Figure 0005298128

    から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
  9. 10はHであり、R
    Figure 0005298128

    から選択される、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
  10. 及びR10が、それらが結合した原子と一緒になって、
    Figure 0005298128

    から選択される5又は6員の複素環を形成する、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
  11. 式(Ia):
    Figure 0005298128

    を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
  12. 14は−アルキルC1〜C6である、請求項1〜9及び11のいずれかに記載の化合物。
  13. はフルオロであり、RはHであり、Rはフルオロである、請求項1〜9、11及び12のいずれかに記載の化合物。

  14. Figure 0005298128

    で表される化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  15. 式(Ib):
    Figure 0005298128

    を有する、請求項1〜7及び10のいずれかに記載の化合物。
  16. 14は−アルキルC1〜C6である、請求項15に記載の化合物。
  17. はフルオロであり、RはHであり、RはHである、請求項1〜9、11、12及び15のいずれかに記載の化合物。

  18. Figure 0005298128

    で表される化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  19. 式(Ic):
    Figure 0005298128

    を有する、請求項1〜7及び10のいずれかに記載の化合物。
  20. 15は−C(O)−CH−N(CH)(CH)である、請求項1〜7、10及び19のいずれかに記載の化合物。
  21. はフルオロであり、RはHであり、RはHである、請求項10、19及び20のいずれかに記載の化合物。

  22. Figure 0005298128

    で表される化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  23. 一水和物形態にある式
    Figure 0005298128

    で表される化合物。
  24. 式(Id):
    Figure 0005298128

    を有する、請求項1〜7及び10のいずれかに記載の化合物。
  25. 15は−C(O)−CH−N(CH)(CH)である、請求項24に記載の化合物。
  26. はフルオロであり、RはHであり、RはHである、請求項24及び25に記載の化合物。

  27. Figure 0005298128

    で表される化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  28. 式(Ie):
    Figure 0005298128

    を有する、請求項1〜7及び10のいずれかに記載の化合物。
  29. 15は−C(O)−CH−N(CH)(CH)である、請求項28に記載の化合物。
  30. はフルオロであり、RはHであり、Rはフルオロである、請求項28又は29に記載の化合物。

  31. Figure 0005298128

    で表される化合物又はその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  32. 請求項1〜31のいずれかに記載の化合物、及び薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む、医薬組成物。
  33. 化学療法剤をさらに含む、請求項32に記載の医薬組成物。
  34. 哺乳動物におけるIGF−1Rによって媒介される状態の治療に使用するための、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物。
  35. 感受性新生物の治療に使用するための、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物。
  36. 前記感受性新生物が、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される、請求項35に記載の化合物。
  37. 哺乳動物におけるIGF−1Rによって媒介される状態の治療用の薬剤を調製するための、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物の使用。
  38. 哺乳動物における感受性新生物の治療用の薬剤を調製するための、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物の使用。
  39. 前記感受性新生物が、乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される、請求項38に記載の使用。
  40. 乳癌、肉腫、肺癌(非小細胞肺癌を含む)、前立腺癌、結腸直腸癌、腎癌、膵癌、血液癌(多発性骨髄腫を含む)、神経芽細胞腫、神経膠腫、頭頸部癌、甲状腺癌、肝細胞癌、卵巣癌、外陰癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、精巣癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、上咽頭癌、口腔癌、口の癌、消化管間質腫瘍及び皮膚癌(黒色腫を含む)から選択される感受性新生物の治療に使用するための医薬組成物であって、請求項1〜31のいずれかに記載の化合物を含む前記組成物。
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