JP5297367B2 - 肘掛ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、便器等に回動自在に取り付ける肘掛ユニットに関するものである。
特許文献1に記載される従来の肘掛ユニットは、図4(a)に示すように、便器本体への取付部13が、固定板1とスペーサ2と肘掛アーム3aの台座3とを重ねて組み立てられたものからなっていて、固定板1は、スペーサ2に対して回動自在となっていて、スペーサ2と台座3は固定されている。ここで、固定板1には固定用孔1bが、スペーサ2には頭部移動孔2bが、台座3にはねじ締結操作用孔3bが、重ねた方向に一直線状に連通するように穿設されている。固定板1を便器本体に固定する固定ねじ4は、固定ねじ4の頭部4aが、固定用孔1bのスペーサ2側に設けた頭部収納部1b1に位置するように固定用孔1b内に挿入されている。上記のように一直線状に連通した状態において、図4(b)に示すように、固定ねじ4の頭部4aは、固定ねじ4の頭部4aの最大径よりも小径に設けたねじ締結操作用孔3bには入らず、頭部4aの最大径よりも大径に設けた頭部収納部1b1と頭部移動孔2bの間で移動自在となっている。
このような構成であっては、固定ねじ4の頭部4aが、スペーサ2の頭部移動孔2bに入った状態で、スペーサ2が回動等すると、図4(c)に示すように、頭部4aが頭部移動孔2bに押されて斜めに傾いて、十分に固定ねじ4の締め付けがし難いという問題があった。また、頭部移動孔2bや固定用孔1bや固定ねじ4に破損が生じるおそれがあるという問題があった。
また、ねじ締め操作とは別に、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に連通させた状態を保持する操作が必要で、便器本体への肘掛ユニットの取り付けが難しいという問題があった。
また、このような構造の肘掛ユニットを便器本体(図示せず)の側面に取り付ける場合、通常、便器本体の側面と、その側面に対向する便所壁面(図示せず)との間は狭く、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとが一直線上に連通しているかどうか確認することは難しいという問題があった。
また、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に一旦連通させても、ねじ締めする間にねじ締結操作用孔3bがずれてしまって、固定ねじ4をまっすぐ締めることが難しいという問題があった。
特開2003−159200号公報
本発明は上記事情を鑑みて発明したものであって、便器等にねじで十分に締め付け固定することが可能で、ねじの接触部分に破損が生じることを防止でき、ねじ締め操作が容易で、取り付けが簡単な肘掛ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の肘掛ユニットは、固定板1に、固定板1に対して回動自在なスペーサ2を介して肘掛アーム3aの台座3を回動自在に取り付け、固定ねじ4を貫通させて固定させる固定用孔1bを固定板1に穿設し、固定用孔1bのスペーサ2側に、固定ねじ4の頭部4aを収納する頭部収納部1b1を設け、頭部4aより大径の頭部移動孔2bをスペーサ2に穿設し、頭部4aよりも小径のねじ締結操作用孔3bを台座3に穿設し、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に連通させ、固定用孔1bに貫通させた固定ねじ4の頭部4aを、頭部収納部1b1と頭部移動孔2bの内部で前後方向に移動自在に収納させた肘掛ユニットにおいて、回動防止用の仮止め軸5を嵌合させる固定板嵌合孔1cを固定板1に設け、仮止め軸5を嵌合させるスペーサ貫通孔2cをスペーサ2に穿設し、仮止め軸5を嵌合させる台座貫通孔3cを台座3に穿設し、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとが一直線上に連通する状態で固定板嵌合孔1cとスペーサ貫通孔2cと台座貫通孔3cとが一直線上に連通するように設け、台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに、仮止め軸5を抜き取り自在に貫通させることを特徴とする。
このような構成とすることで、一直線上に連通する台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに、仮止め軸5を貫通させれば、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとが一直線上に連通した状態を保持することができる。よって、固定板1の固定用孔1bに貫通させた固定ねじ4の頭部4aが、回動するスペーサ2の頭部移動孔2bに押されて斜めに傾くことを防止でき、ねじ締結操作用孔3bからドライバーや六角レンチ等を差し込んで固定ねじ4の頭部4aをまっすぐねじ締めできて、ねじ締め操作を簡単にできる。また、固定ねじ4の頭部4aをまっすぐねじ締めできるので、肘掛ユニットの固定板1を十分な締め付け強度で便器等に固定することができる。また、回動による不意な力が固定ねじ4に働かないので、頭部移動孔2bや固定用孔1bや固定ねじ4に破損が生じることを防止することができる。また、ねじ締め操作の途中に、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとは一直線上からずれることがなく、一直線上に連通しているかどうか確認する必要がないので、便器等への取り付けが簡単にできる。また、仮止め軸5は抜き取り自在なので、便器等に固定した後は、仮止め軸5を抜き取れば、肘掛アーム3aを回動自在とすることができる。また、肘掛アーム3aが必要なくなって、肘掛ユニットを取り外す際にも、台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとを一直線上に連通させて仮止め軸5を差し込めば、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に連通させると共に、連通した状態を保持することができるので、ねじ締め解除の操作も容易で、便器等から簡単に取り外しすることができる。
また、上記仮止め軸5には、台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに連通した状態で固定板嵌合孔1cからスペーサ2と反対側に突出する嵌合部5aを設け、該嵌合部5aを、固定板1を固定するための肘掛ユニット取付部9に嵌合可能とすることが好ましい。
このような構成とすることで、肘掛ユニットに貫通させた仮止め軸5の嵌合部5aを、便器等の肘掛ユニット取付部9に嵌合させれば、その嵌合箇所を位置合わせの基準としながら、肘掛ユニット取付部9の取り付け位置に、容易に肘掛ユニットを取り付けることができる。
本発明は、便器等にねじで十分に締め付け固定することが可能で、ねじの接触部分に破損が生じることを防止でき、ねじ締め操作が容易で、取り付けが簡単な肘掛ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態の一例を示す肘掛ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施形態の肘掛ユニットが取り付けられた便器の斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態の肘掛ユニットの取り付けられる便器の肘掛ユニット取付部の斜視図であり、(b)は本発明の実施形態の肘掛ユニットの側面を示す斜視図である。 (a)は、従来の肘掛ユニットの分解斜視図であり、(b)は、ねじ締め時の状態を示す断面図あり、(c)は(b)の状態からスペーサーと台座がわずかに回動した時の状態を示す断面図ある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図2に示す本発明の実施形態の一例を示す肘掛ユニットは、便器本体8の両側面に設けた肘掛ユニット取付部9に回動自在に取り付けられる。
肘掛ユニットは、肘掛ユニット取付部9に取り付けられる取付部13と、使用者が肘を掛ける肘掛部3a1と、その肘掛部3a1と取付部13とを接続するアーム部3a2と、から構成される。肘掛部3a1とアーム部3a2とを合せて肘掛アーム3aとする。
肘掛ユニットの取付部13は、図1に示すように、肘掛ユニット取付部9に固定される固定板1と、滑性のある合成樹脂にて形成されるスペーサ2と、肘掛アーム3aの基部が一体に結合された台座3とから構成される。固定板1は、皿ねじ等の固定ねじ4によって、肘掛ユニット取付部9に固定される。固定板1とスペーサ2と台座3は、この順番に重なって組み立てられ、略同径の円盤状に形成される。
台座3は、スペーサ2と反対側の面の中央部に肘掛アーム3aが結合されている。台座3のスペーサ2に対向する対向面31の中央部からは、回動軸3eが突設されている。また、回動軸3eの近傍の対向面31からは、固定板1とスペーサ2の回動範囲を規制する円柱状のストッパーピン3dが突設されている。回動軸3eは、先端に、ナット7が螺合されるナット螺合部3e2を有し、対向面31側に、固定板1とスペーサ2の回動軸となる基部3e1を有する。ナット螺合部3e2は、基部3e1よりも小径に形成されている。さらに、台座3の両側の対称位置には、固定ねじ4のねじ締め操作を行うためのねじ締結操作用孔3bが穿設されている。ねじ締結操作用孔3bは、固定ねじ4の頭部4aの最大径よりも小径で、ドライバーや六角レンチなどの工具の先端を挿入可能な径を有する。
スペーサ2には、中央部に、スペーサ中央孔2eが穿設されている。また、台座3のねじ締結操作用孔3bに対向する位置には、固定ねじ4の頭部4aが移動可能な頭部移動孔2bが穿設されている。また、台座3のストッパーピン3dに対向する位置には、ストッパーピン3dに嵌合するスペーサ嵌合孔2dが穿設されている。スペーサ中央孔2eは、台座3の回動軸3eの基部3e1と略同径に形成される。頭部移動孔2bは、固定ねじ4の頭部4aの最大径より少し大径に形成される。スペーサ嵌合孔2dは、ストッパーピン3dの断面と略同径に形成される。
固定板1には、中央部に、固定板中央孔1eが穿設されている。また、スペーサ2の頭部移動孔2bに対向する位置には、固定ねじ4を貫通させて固定板1を固定させる固定用孔1bが穿設されている。また、台座3のストッパーピン3dに対向する位置には、ストッパーピン3dが挿入されてスライドされるスライド孔1dが穿設されている。固定板中央孔1eは、台座3の回動軸3eの基部3e1と略同径に形成される。固定用孔1bは、スペーサ2側に、固定ねじ4の頭部4aを収納する頭部収納部1b1を有し、スペーサ2と反対側に固定ねじ4の軸部4bを収納する軸部収納部1b2を有する。頭部収納部1b1は、頭部4aの最大径より少し大径に形成される。軸部収納部1b2は、頭部4aの最大径より小径で、軸部4bより大径に形成される。スライド孔1dは、円弧状の溝で形成されていて、円弧の外径と内径との差である溝幅がストッパーピン3dの直径と略同じに形成される。ここで、スライド孔1dの円弧は、固定板中央孔1eの中央を中心とする。
肘掛ユニットの取付部13は、以下のようにして、組み立てられる。
まず、固定板1の固定用孔1bに、固定ねじ4を挿入する。次に、台座3の回動軸3eの基部3e1が、スペーサ2のスペーサ中央孔2eと、固定板1の固定板中央孔1eとを通るように固定板1とスペーサ2と台座3とを重ね合わせる。このとき、台座3のストッパーピン3dが、スペーサ2のスペーサ嵌合孔2dに嵌合し、固定板1のスライド孔1d内に位置するように固定板1とスペーサ2と台座3とを重ね合わせる。次に、回動軸3eの先端のナット螺合部3e2に、固定板中央孔1eよりも大径のワッシャ6を通し、ナット7を螺合させる。このように組み立てることによって、スペーサ2は台座3に対して回動不可に取り付けられる。そして、固定板1は台座3に対して、台座3のストッパーピン3dがスライド孔1d内を移動可能な範囲内で、回動自在に取り付けられる。このようにして、固定板1に対してスペーサ2は回動自在に取り付けられ、そのスペーサ2に回動不可に取り付けられた台座3が、スペーサ2を介して固定板1に回動自在に取り付けられる。
なお、円弧状のスライド孔1d内で、台座3側から視て反時計回り方向の端部にストッパーピン3dが位置した状態のとき、肘掛アーム3aの肘掛部3a1は水平な状態となり、それ以上、下方に回動しない。また、他方の端部にストッパーピン3dが位置した状態のとき、肘掛アーム3aの肘掛部3a1は跳ね上げた状態となり、それ以上後方に回動しない。
固定ねじ4は、固定板1の固定用孔1b内で、頭部4aが頭部収納部1b1に位置し、軸部4bが軸部収納部1b2に位置するよう貫通させている。
以上のようにして組み立てられた肘掛ユニットの取付部13を、便器本体8の肘掛ユニット取付部9に取り付ける際には、台座3の回動軸3eを中心に、固定板1を回動させて、固定板1の固定用孔1bとスペーサ2の頭部移動孔2bと台座3のねじ締結操作用孔3bとを、一直線上に連通させた状態とする。この状態において、固定ねじ4の頭部4aは、固定板1の固定用孔1b内の頭部収納部1b1とスペーサ2の頭部移動孔2bの内部で前後方向に移動自在に収納される。この状態において、ねじ締結操作用孔3bから、ドライバー等を挿入して固定ねじ4の締結操作を行って肘掛ユニットの取付部13を、便器本体8の肘掛ユニット取付部9に取り付ける。
なお、この一直線上に連通させた状態において、固定ねじ4の頭部4aを頭部移動孔2bの内部の台座3近傍に位置させた場合に、軸部4bが固定板1のスペーサ2と反対側の面から突出しないようにしてもよい。このような構成とすれば、軸部4bが取付部13の外側で何かに接触して、軸部4bが潰れたり、固定ねじ4が接触する部分の固定板1やスペーサ2に過度な負荷が発生することを防止することができる。
本発明の実施形態の肘掛ユニットは、さらに、以下の構成を有する。
固定板1には、回動防止用の仮止め軸5を嵌合させる固定板嵌合孔1cが設けられている。また、スペーサ2には、その固定板嵌合孔1cに対向する位置に、仮止め軸5を嵌合させるスペーサ貫通孔2cが穿設されている。また、台座3には、そのスペーサ貫通孔2cに対向する位置に、仮止め軸5を嵌合させる台座貫通孔3cが穿設されている。固定板嵌合孔1cは、仮止め軸5に螺合する螺合溝を有する。固定板嵌合孔1cとスペーサ貫通孔2cと台座貫通孔3cは、仮止め軸5と略同径で形成される。ここで、固定板嵌合孔1cとスペーサ貫通孔2cと台座貫通孔3cは、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に連通させた状態で、一直線上に連通するように設けられている。
仮止め軸5は、頭部5bが螺入方向に対して肉厚に形成された、ねじで形成される。頭部5bの外周には滑り止め用溝が螺入方向に沿って形成されている。このような構成とすることで、仮止め軸5は、手で締めたり緩めたりすることができ、取付部13に抜き取り自在に貫通できる。なお、仮止め軸5は、螺合するものに限定されるものではなく、円筒形のものでもよい。
一直線上に連通した状態の台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに、仮止め軸5を貫通させることで、固定板1とスペーサ2と台座3とは回動不可に固定される。このとき、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとは一直線上に連通した状態となっており、固定ねじ4の頭部4aが、ねじ締結操作用孔3bには入らず、頭部収納部1b1と頭部移動孔2bの間で移動自在な状態となっている(図4(b)参照)。
このような構成とすることで、一直線上に連通する台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに、仮止め軸5を貫通させれば、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとが一直線上に連通した状態を保持することができる。よって、固定板1の固定用孔1bに貫通させた固定ねじ4の頭部4aが、回動するスペーサ2の頭部移動孔2bに押されて斜めに傾くことを防止でき、ねじ締結操作用孔3bからドライバーや六角レンチ等を差し込んで固定ねじ4の頭部4aをまっすぐねじ締めできて、ねじ締め操作を簡単にできる。また、固定ねじ4の頭部4aをまっすぐねじ締めできるので、肘掛ユニットの固定板1を十分な締め付け強度で便器等に固定することができる。また、回動による不意な力が固定ねじ4に働かないので、頭部移動孔2bや固定用孔1bや固定ねじ4に破損が生じることを防止することができる。また、ねじ締め操作の途中に、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとは一直線上からずれることがなく、一直線上に連通しているかどうか確認する必要がないので、便器等への取り付けが簡単にできる。また、仮止め軸5は抜き取り自在なので、便器等に固定した後は、仮止め軸5を抜き取れば、肘掛アーム3aを回動自在とすることができる。また、肘掛アーム3aが必要なくなって、肘掛ユニットを取り外す際にも、台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとを一直線上に連通させて仮止め軸5を差し込めば、固定用孔1bと頭部移動孔2bとねじ締結操作用孔3bとを一直線上に連通させると共に、連通した状態を保持することができるので、ねじ締め解除の操作も容易で、便器等から簡単に取り外しすることができる。
上記肘掛ユニットの仮止め軸5についてさらに詳しく説明すると、仮止め軸5は先端に、肘掛ユニット取付部9に嵌合させる嵌合部5aを有する。図3(b)に示すように、台座貫通孔3cとスペーサ貫通孔2cと固定板嵌合孔1cとに仮止め軸5を貫通させた状態において、仮止め軸5の嵌合部5aは、固定板1のスペーサ2と反対側の面から突出する。便器本体8には、図3(a)に示すように、固定板1を固定するための肘掛ユニット取付部9が設けられている。肘掛ユニット取付部9には、嵌合部5aに嵌合可能な被嵌合凹部9cが設けられている。
このような構成とすることで、肘掛ユニットに貫通させた仮止め軸5の嵌合部5aを、肘掛ユニット取付部9に嵌合させれば、その嵌合箇所を位置合わせの基準としながら、肘掛ユニット取付部9の取り付け位置に、容易に肘掛ユニットを取り付けることができる。
さらに、肘掛ユニットの取付部13と肘掛ユニット取付部9について詳しく説明すると、図1、図3(b)に示すように、固定板1には、スペーサ2と反対側の面から、肘掛ユニット取付部9との位置決めを行うための位置決め用突部1fが3つ突設されている。
肘掛ユニット取付部9には、図3(a)に示すように、その位置決め用突部1fに対応する位置に、位置決め用凹部9fが設けられている。また、固定板1の固定用孔1bに対向する位置に、固定ねじ4の軸部4bが螺合する螺合穴9bが設けられている。
仮止め軸5の、固定板1のスペーサ2と反対側の面からの最大突出長さは、位置決め用突部1fの突出長さや、固定ねじ4の軸部4bの、固定板1のスペーサ2と反対側の面からの最大突出長さよりも長くなるように形成される。肘掛ユニット取付部9の被嵌合凹部9cの深さは、仮止め軸5の固定板嵌合孔1cからの最大突出長さ以上に形成される。ここで、仮止め軸5の最大突出長さとは、仮止め軸5の頭部5bが台座3に接触して、それ以上取付部13に螺入させることができない状態における仮止め軸5の、固定板1のスペーサ2と反対側の面から突出した部分の長さのことである。
肘掛ユニット取付部9に肘掛ユニットを取り付ける際には、まず、肘掛ユニットに貫通させた仮止め軸5の嵌合部5aの先端を、肘掛ユニット取付部9の被嵌合凹部9cに嵌合させる。その後、その嵌合箇所を位置合わせの基準として、位置決め用突部1fを位置決め用凹部9fに対向する位置に合わせる。そして、肘掛ユニットの取付部13を肘掛ユニット取付部9に押し込む。このようにすることで、肘掛ユニット取付部9の螺合穴9bに固定板1内に挿入した固定ねじ4を容易に位置合わせすることができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 固定板
1b 固定用孔
1b1 頭部収納部
1b2 軸部収納部
1c 固定板嵌合孔
1d スライド孔
1e 固定板中央孔
1f 位置決め用突部
2 スペーサ
2b 頭部移動孔
2c スペーサ貫通孔
2d スペーサ嵌合孔
2e スペーサ中央孔
3 台座
3a 肘掛アーム
3a1 肘掛部
3a2 アーム部
3b 締結操作用孔
3c 台座貫通孔
3d ストッパーピン
3e 回動軸
3e1 基部
3e2 ナット螺合部
4 固定ねじ
4a 頭部
4b 軸部
5 仮止め軸
5a 嵌合部
5b 頭部
6 ワッシャー
7 ナット
8 便器本体
9 肘掛ユニット取付部
9b 螺合穴
9c 被嵌合凹部
9f 位置決め用凹部
13 取付部
31 対向面

Claims (2)

  1. 固定板に、固定板に対して回動自在なスペーサを介して肘掛アームの台座を回動自在に取り付け、固定ねじを貫通させて固定させる固定用孔を固定板に穿設し、固定用孔のスペーサ側に、固定ねじの頭部を収納する頭部収納部を設け、上記頭部より大径の頭部移動孔をスペーサに穿設し、上記頭部よりも小径のねじ締結操作用孔を台座に穿設し、固定用孔と頭部移動孔とねじ締結操作用孔とを一直線上に連通させ、固定用孔に貫通させた固定ねじの頭部を、頭部収納部と頭部移動孔の内部で前後方向に移動自在に収納させた肘掛ユニットにおいて、回動防止用の仮止め軸を嵌合させる固定板嵌合孔を固定板に設け、仮止め軸を嵌合させるスペーサ貫通孔をスペーサに穿設し、仮止め軸を嵌合させる台座貫通孔を台座に穿設し、固定用孔と頭部移動孔とねじ締結操作用孔とが一直線上に連通する状態で固定板嵌合孔とスペーサ貫通孔と台座貫通孔とが一直線上に連通するように設け、台座貫通孔とスペーサ貫通孔と固定板嵌合孔とに、仮止め軸を抜き取り自在に連通させることを特徴とする肘掛ユニット。
  2. 上記仮止め軸には、台座貫通孔とスペーサ貫通孔と固定板嵌合孔とに連通した状態で固定板嵌合孔からスペーサと反対側に突出する嵌合部を設け、該嵌合部を、固定板を固定するための肘掛ユニット取付部に嵌合可能としたことを特徴とする請求項1記載の肘掛ユニット。
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