JP2013238251A - 組立式家具用の連結手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立作業に不慣れな一般人であっても、容易に、かつ、短時間で組立式家具を組立てることができるようにした組立式家具用の連結手段を提供する。
【解決手段】組立式家具における一方の構成部材に固定されるボルト保持体5と、当該一方の構成部材に対応する他方の構成部材に固定される雌ねじ保持体7とよりなり、該ボルト保持体は、ボルト9の雄ねじ部9aを突出させた状態で該ボルトの頭部9bを保持し、該ボルトは、該ボルトの中心線9cに対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルトの頭部を旋回中心として旋回自在であり、該雌ねじ保持体は、該ボルトに対応する雌ねじ部15を回転自在かつ進退不能に備え、該雌ねじ部は人が指で回転させ得るように配設し、該ボルトを該雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ保持体が該ボルト保持体に接離する方向に進退する。
【選択図】図1
【解決手段】組立式家具における一方の構成部材に固定されるボルト保持体5と、当該一方の構成部材に対応する他方の構成部材に固定される雌ねじ保持体7とよりなり、該ボルト保持体は、ボルト9の雄ねじ部9aを突出させた状態で該ボルトの頭部9bを保持し、該ボルトは、該ボルトの中心線9cに対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルトの頭部を旋回中心として旋回自在であり、該雌ねじ保持体は、該ボルトに対応する雌ねじ部15を回転自在かつ進退不能に備え、該雌ねじ部は人が指で回転させ得るように配設し、該ボルトを該雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ保持体が該ボルト保持体に接離する方向に進退する。
【選択図】図1
Description
本発明は、組立式家具用の連結手段に関するものであり、更に詳しくは、組立式家具における構成部材と構成部材とを連結する手段に係るものである。
近年、組立式家具がしばしば販売されている。組立式家具は、家具の構成部材と該構成部材を連結するための連結手段等とが組立てられていない状態でセットとして販売され、購入者が説明書等を参考に自ら構成部材を連結手段により組立てるようにしたものである。
このような組立式家具用の連結手段としては、ボルトとナットとよりなるもの、あるいは、例えば、特開2002−361号公報に示すように、連結ピンを嵌合孔に嵌合させるようにしてなるものが知られている。以下、これらの連結手段を「従来の組立式家具用の連結手段」という。
しかるに、上記従来の組立式家具用の連結手段は、組立作業に不慣れな一般人にとっては使用し難いものであり、説明書等を参考にして自ら構成部材を連結手段により組立てることは極めて面倒であり、かつ、時間のかかる作業である。特に、ボルト、ナット等をレンチにより締め付ける作業は、一般人にとっては困難である。
このような状況に鑑み、本発明は、組立作業に不慣れな一般人であっても、容易に、かつ、短時間で組立式家具を組立てることができるようにした組立式家具用の連結手段を提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は、下記の組立式家具用の連結手段を提供する。
(1)組立式家具における一方の構成部材に固定されるボルト保持体と、当該一方の構成部材に対応する他方の構成部材に固定される雌ねじ保持体とよりなり、
該ボルト保持体は、ボルトの雄ねじ部を突出させた状態で該ボルトの頭部を保持し、該ボルトは、該ボルトの中心線に対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルトの頭部を旋回中心として旋回自在であり、
該雌ねじ保持体は、該ボルトに対応する雌ねじ部を回転自在かつ進退不能に備え、該雌ねじ部は人が指で回転させ得るように配設し、該ボルトを該雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ保持体が該ボルト保持体に接離する方向に進退するようになし、
以て、該雌ねじ保持体を固定した前記他方の構成部材と該ボルト保持体を固定した前記一方の構成部材とが相互に回動自在となり、該雌ねじ保持体の雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ部を該ボルトに締め付けて前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とが相互に固定されるようにしたことを特徴とする組立式家具用の連結手段(請求項1)。
該ボルト保持体は、ボルトの雄ねじ部を突出させた状態で該ボルトの頭部を保持し、該ボルトは、該ボルトの中心線に対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルトの頭部を旋回中心として旋回自在であり、
該雌ねじ保持体は、該ボルトに対応する雌ねじ部を回転自在かつ進退不能に備え、該雌ねじ部は人が指で回転させ得るように配設し、該ボルトを該雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ保持体が該ボルト保持体に接離する方向に進退するようになし、
以て、該雌ねじ保持体を固定した前記他方の構成部材と該ボルト保持体を固定した前記一方の構成部材とが相互に回動自在となり、該雌ねじ保持体の雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ部を該ボルトに締め付けて前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とが相互に固定されるようにしたことを特徴とする組立式家具用の連結手段(請求項1)。
(2)前記雌ねじ部には係止孔を備えさせ、該係止孔に物の先端を係止させて該雌ねじ部を回転させることができるようになす(請求項2)。
[請求項1の発明]
組立式家具を組立てるに当り、前記一方の構成部材と当該一方の構成部材に対応する前記他方の構成部材とを相互に固定する際には、前記一方の構成部材に固定されたボルト保持体のボルトを前記他方の構成部材に固定された雌ねじ保持体の雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を指で回転させることにより、該雌ねじ保持体を該ボルト保持体に連結する。これにより、前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とが相互に連結される。この状態で、必要に応じて、前記一方の構成部材と前記他方の構成部材との角度を調節し(図8〜図13参照)、雌ねじ保持体の雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ部を該ボルトに締め付けて前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とを相互に固定する。
組立式家具を組立てるに当り、前記一方の構成部材と当該一方の構成部材に対応する前記他方の構成部材とを相互に固定する際には、前記一方の構成部材に固定されたボルト保持体のボルトを前記他方の構成部材に固定された雌ねじ保持体の雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を指で回転させることにより、該雌ねじ保持体を該ボルト保持体に連結する。これにより、前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とが相互に連結される。この状態で、必要に応じて、前記一方の構成部材と前記他方の構成部材との角度を調節し(図8〜図13参照)、雌ねじ保持体の雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ部を該ボルトに締め付けて前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とを相互に固定する。
以上の如く、単にボルト保持体のボルトを雌ねじ保持体の雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を指で回転させることにより、該雌ねじ部を該ボルトに締め付けることができる。このとき、レンチ等の締付工具を用いる必要がない。したがって、レンチ等の締付工具を使用した経験がない人や組立作業に不慣れな人であっても、容易に、かつ、短時間で組立式家具を組立てることができる。
また、各構成部材を相互に連結させる作業を床面等の平面で行った後、各構成部材間の角度を調節し、該構成部材を相互に固定することができるため、作業は一層容易なものとなる。なお、本発明による組立式家具用の連結手段は、当該家具を組み立てた後は、正面、左右両側面、平面及び底面には見えないようにすることができる。
[請求項2の発明]
前記雌ねじ部には係止孔を備えさせ、該係止孔に物の先端を係止させて該雌ねじ部を回転させることができるようにしたため、該雌ねじ部を小さな力でボルトに強力に締め付けることができる。
前記雌ねじ部には係止孔を備えさせ、該係止孔に物の先端を係止させて該雌ねじ部を回転させることができるようにしたため、該雌ねじ部を小さな力でボルトに強力に締め付けることができる。
図8〜図13において、符号1、3に示すものは、組立式家具における構成部材である。
各構成部材1、3は、一例として、木粉と合成樹脂とによりハニカム構造体に形成してなるものとする。該ハニカム構造体は、例えば四角形の断面形状を有する。
本発明による組立式家具用の連結手段は、組立式家具における一方の構成部材1に固定されるボルト保持体5と、当該一方の構成部材1に対応する他方の構成部材3に固定される雌ねじ保持体7とよりなる。
該ボルト保持体5は、ボルト9の雄ねじ部9aを突出させた状態で該ボルト9の頭部9bを保持し、該ボルト9は、該ボルト9の中心線9cに対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルト9の頭部9bを旋回中心(回動中心)として旋回自在(回動自在)である。
すなわち、一例として、ボルト9の頭部9bはボルト9の中心線9cと直角の中心線9dを有する円柱体とし、ボルト保持体5には頭部9bの中心線9dと一致する中心線11aを有する略円筒状の保持孔11を形成し、ボルト9の頭部9bを該保持孔11に嵌着する。また、該保持孔11には、ボルト9がその頭部9bを旋回中心として旋回自在となるようにするために、該保持孔11に連続する旋回用孔(回動用孔)13を延設する(図4参照)。
雌ねじ保持体7は、ボルト9に対応する雌ねじ部15を回転自在かつ進退不能に備える。該雌ねじ部15には直接雌ねじ15aを形成しても差し支えないが、図2に示す事例における雌ねじ部15は、雌ねじ15aを備えた雌ねじ体15bを内部に固着している。
雌ねじ部15は人が指で回転させ得るように配設する。すなわち、雌ねじ部15は、雌ねじ保持体7から一部が露出している。
ボルト9を雌ねじ部15に螺合させた状態で該雌ねじ部15を回転させることにより該雌ねじ保持体7がボルト保持体5に接離する方向に進退するようになす。
以上により、図8〜図13に示すように、雌ねじ保持体7を固定した前記他方の構成部材3とボルト保持体5を固定した前記一方の構成部材1とが相互に回動自在となり、該雌ねじ保持体7の雌ねじ部15を回転させることにより該雌ねじ部15をボルト9に締め付けて前記他方の構成部材3と前記一方の構成部材1とが相互に固定されるようになす。
図示の事例においては、雌ねじ部15には係止孔21を備えさせ、該係止孔21に物の先端を係止させて該雌ねじ部15を回転させることができるようにしている。物の先端としては、例えばスクリュードライバーの先端を用いることができる。
1 構成部材
3 構成部材
5 ボルト保持体
7 雌ねじ保持体
9 ボルト
9a 雄ねじ部
9b 頭部
9c 中心線
9d 中心線
11 保持孔
11a 中心線
13 旋回用孔
15 雌ねじ部
15a 雌ねじ
15b 雌ねじ体
21 係止孔
3 構成部材
5 ボルト保持体
7 雌ねじ保持体
9 ボルト
9a 雄ねじ部
9b 頭部
9c 中心線
9d 中心線
11 保持孔
11a 中心線
13 旋回用孔
15 雌ねじ部
15a 雌ねじ
15b 雌ねじ体
21 係止孔
Claims (2)
- 組立式家具における一方の構成部材に固定されるボルト保持体と、当該一方の構成部材に対応する他方の構成部材に固定される雌ねじ保持体とよりなり、
該ボルト保持体は、ボルトの雄ねじ部を突出させた状態で該ボルトの頭部を保持し、該ボルトは、該ボルトの中心線に対し回転不能かつ進退不能であると共に該ボルトの頭部を旋回中心として旋回自在であり、
該雌ねじ保持体は、該ボルトに対応する雌ねじ部を回転自在かつ進退不能に備え、該雌ねじ部は人が指で回転させ得るように配設し、該ボルトを該雌ねじ部に螺合させた状態で該雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ保持体が該ボルト保持体に接離する方向に進退するようになし、
以て、該雌ねじ保持体を固定した前記他方の構成部材と該ボルト保持体を固定した前記一方の構成部材とが相互に回動自在となり、該雌ねじ保持体の雌ねじ部を回転させることにより該雌ねじ部を該ボルトに締め付けて前記他方の構成部材と前記一方の構成部材とが相互に固定されるようにしたことを特徴とする組立式家具用の連結手段。 - 前記雌ねじ部には係止孔を備えさせ、該係止孔に物の先端を係止させて該雌ねじ部を回転させることができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の組立式家具用の連結手段。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012109405A JP2013238251A (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 組立式家具用の連結手段 |
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JP2012109405A JP2013238251A (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 組立式家具用の連結手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP2012109405A Pending JP2013238251A (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 組立式家具用の連結手段 |
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JP (1) | JP2013238251A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108105225A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-01 | 武汉理工大学 | 一种曲柄滑块式连接紧固件及连接方法 |
CN108105222A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-01 | 广西玉林市汉龙环保科技有限公司 | 一种新型夹子 |
CN113187791A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-30 | 安徽省汉帮家具制造有限公司 | 一种家具组装用组件 |
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2012
- 2012-05-11 JP JP2012109405A patent/JP2013238251A/ja active Pending
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CN113187791A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-30 | 安徽省汉帮家具制造有限公司 | 一种家具组装用组件 |
CN113187791B (zh) * | 2021-03-30 | 2022-11-01 | 安徽省汉帮家具制造有限公司 | 一种家具组装用组件 |
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