JP5297275B2 - 防振装置 - Google Patents

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    • B60K5/00Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
    • B60K5/12Arrangement of engine supports
    • B60K5/1208Resilient supports

Description

本発明は、防振装置に関し、特に、樹脂金型の構造を簡素化することができる防振装置に関するものである。
従来より、軽量化を図るために防振装置の各部品の樹脂化が進められており、このような樹脂化が進められた従来の防振装置が特許文献1に開示されている。かかる従来の防振装置は、予め本体ゴム16が加硫接着された内筒金具14と、同様に弾性体38が加硫接着された取付金具30とが、樹脂材料からなるブラケット20により一体に形成されている。この防振装置によれば、本体ゴム16で減衰できない周波数帯域の振動が入力された場合でも、弾性体38により減衰することができるので、広範囲な周波数帯域で振動の減衰が可能となる。
特開平7−280034号(段落[0028]、第2図など)
しかしながら、上述した従来の防振装置では、内筒金具14の軸心方向と取付金具30の軸心方向とが直交し、異なった方向となっているので、防振装置を成形するために使用される樹脂金型の割り構造が複雑になり、結果、樹脂金型の構造が複雑になるという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、樹脂金型の構造を簡素化することができる防振装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の防振装置は、車体側に取り付けられる複数の第1取付部材と、前記複数の第1取付部材が配設される脚部および前記脚部に連続して形成される本体部を有すると共に樹脂材料から構成される連結部材と、振動発生体側に取り付けられる第2取付部材と、前記第2取付部材を前記連結部材の本体部に連結すると共にゴム状弾性体から構成される防振基体とを備えるものであり、前記複数の第1取付部材と前記連結部材の脚部とをそれぞれ連結すると共にゴム状弾性体から構成される複数の弾性体を備え、前記第1取付部材および第2取付部材は、貫通孔を有する筒状に形成され、前記第1取付部材は、前記弾性体と共に前記連結部材の脚部にインサート成形または圧入されるものであり、前記第1取付部材の軸心方向または前記連結部材の脚部に形成され前記第1取付部材および弾性体が圧入される圧入穴の軸心方向と、前記第2取付部材の軸心方向とが互いに平行に構成され、前記第1取付部材は、前記筒状の両端面の一部から軸方向へ向けて突出する突起を備え、前記車体側に固着されると共に所定間隔を隔てて立設される一対の板状の壁部の間に挿入された後、前記壁部のそれぞれに穿設された孔部と前記第1取付部材の貫通孔とにボルト部材を内挿されて締結されることで、前記車体側に取り付けられるものであり、前記第1取付部材が前記一対の壁部の間に挿入された場合に、前記壁部のそれぞれの上端面に前記突起が当接することで、前記一対の壁部に対する第1取付部材の挿入移動が規制され、前記突起は、前記一対の壁部に対する挿入移動が規制された状態で、前記一対の壁部に対してその上端面を含む面方向に移動可能に構成されることで、前記壁部のそれぞれに穿設された孔部の位置に前記第1取付部材の貫通孔の位置を合致させている。
請求項2記載の防振装置は、請求項1記載の防振装置において、前記複数の弾性体は、一の弾性体と他の弾性体とが異なるばね定数に設定されている。
請求項3記載の防振装置は、請求項2記載の防振装置において、前記圧入穴は、複数が前記連結部材の脚部に形成されると共に、前記複数の圧入穴は、一の圧入穴と他の圧入穴とが異なる内径に形成されている。
請求項1記載の防振装置によれば、第2取付部材および防振基体と複数の第1取付部材および複数の弾性体とが挿入された樹脂金型のキャビティ内へ樹脂材料が射出され連結部材が射出成形されることで、これら各部材が一体に形成される。
ここで、第1取付部材および弾性体は、複数が連結部材の脚部に配設されているので、これら各第1取付部材が車体側に、第2取付部材が振動発生体側に、それぞれ取り付けられた場合には、振動発生体を安定した状態で車体側に支持することができるという効果がある。
また、第1取付部材の軸心方向または連結部材の脚部に形成され第1取付部材および弾性体が圧入される圧入穴の軸心方向と、第2取付部材の軸心方向とが互いに平行に構成されているので、連結部材を射出成形した後、防振装置を樹脂金型から抜き取る場合に、その抜き取り方向を同じ方向とすることができる。よって、樹脂金型の割り構造を単純化して、その樹脂金型の構造を簡素化することができるという効果がある。
また、筒状の両端に備えられる突起は、第1取付部材が壁部の間に挿入された場合に、壁部のそれぞれの端部に当接して、壁部のそれぞれに対する第1取付部材の挿入移動を規制される共に、一対の壁部に対する挿入移動が規制された状態で、一対の壁部に対してその上端面を含む面方向に移動可能に構成されることで、壁部のそれぞれに穿設された孔部の位置に第1取付部材の貫通孔の位置を合致させる。よって、壁部のそれぞれに穿設された孔部の位置と、第1取付部材に形成された貫通孔の位置とを、短時間かつ正確に合致させることができる。従って、第1取付部材の貫通孔と壁部のそれぞれに穿設された孔部とにボルト部材を内挿して締結する作業の効率を向上させることができるという効果がある。
ここで、請求項1の防振装置と異なり、筒状の一端だけに突起が備えられる構成では、その一端側の貫通孔と孔部とにおける位置は合致させることができるが、突起が設けられていない他端の貫通孔と孔部との位置には、第1取付部材の挿入方向におけるズレが発生する。よって、貫通孔と孔部とにボルト部材を内挿して締結する作業を行う場合には、他端側の貫通孔と孔部との位置を合致させる作業が発生し、作業の効率が低下する。これに対し、筒状の両端に突起を設ける構成であれば、一端側および他端側のそれぞれにおいて貫通孔と孔部との位置にズレが発生することはなく、これら貫通孔と孔部との位置を短時間かつ正確に合致させることができる。よって、第1取付部材の貫通孔と壁部のそれぞれに穿設された孔部とにボルト部材を内挿して締結する作業の効率を向上させることができる。
請求項2記載の防振装置によれば、請求項1記載の防振装置の奏する効果に加え、第1取付部材は、複数が連結部材の脚部に配設されると共に、複数の第1取付部材と連結部材の脚部とが複数の弾性体によりそれぞれ連結されているので、連結部材をマス(質量体)とし、防振基体および複数の弾性体をばねとしたマス・ばね系を構成することができる。この場合、本発明によれば、複数の弾性体は、一の弾性体と他の弾性体とのばね定数を異ならせる構成であるので、各第1取付部材(弾性体)の配設位置の変更を必要とすることなく、振動モードを変更することができる。即ち、複数の弾性体に対して、例えば、それぞれのゴム硬度を変更することで、各弾性体のばね定数を個別に調整して、振動モードを変更することができる。よって、各第1取付部材の配設位置を調整するために、樹脂金型の形状変更を行う必要がないので、防振装置の振動モードの変更を容易に行うことができるという効果がある。
その結果、例えば、防振装置を、車体側または振動発生体側の振動を抑制するためのダイナミックダンパー(動吸振器)として利用する場合には、ダイナミックダンパーの固有振動数を車体側等の共振周波数に合わせるチューニング作業を容易かつ低コストに行うことができる。一方、防振装置をダイナミックダンパーとして利用せず、その共振を抑制する場合であっても、上述した場合と同様に、防振装置の振動モードを調整して共振を抑制する作業を容易かつ低コストに行うことができる。
また、本発明のように、複数の弾性体の内の一の弾性体と他の弾性体とのばね定数を異ならせる構成であれば、マス・ばね系において、質量体の重心位置とばねの中心線とをずらすことができるので、防振装置をダイナミックダンパー(動吸振器)として利用する場合には、複数の振動モードを生成させて連成させることができるという効果がある。
請求項3記載の防振装置によれば、請求項2記載の防振装置の奏する効果に加え、圧入穴は、複数が連結部材の脚部に形成されると共に、これら複数の圧入穴は、一の圧入穴と他の圧入穴とが異なる内径に形成されているので、一の圧入穴に圧入される弾性体(及び第1取付部材)と他の圧入穴に圧入される弾性体(及び第1取付部材)とを同じ寸法および特性に構成した場合であっても、それぞれの圧入代を異ならせて、ばね定数を異ならせることができる。その結果、一の圧入穴に圧入される弾性体(及び第1取付部材)と他の圧入穴に圧入される弾性体(及び第1取付部材)とを共通化することができるので、部品コストを削減して、その分、防振装置全体としての製品コストの削減を図ることができるという効果がある。
本発明の第1実施の形態における防振装置の斜視図である。 (a)は、防振装置の正面図であり、(b)は、防振装置の側面図である。 (a)は、軸短取付金具が配設される側の脚部の部分拡大正面図であり、(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb線における脚部の部分拡大断面図であり、(c)は、軸長取付金具が配設される側の脚部の部分拡大正面図であり、(d)は、図3(c)のIIId−IIId線における脚部の部分拡大断面図である。 防振装置が成形された直後の樹脂金型の状態を示した図である。 (a)は、固定金具の正面図であり、(b)は、図5(a)に示すVb−Vb線における固定金具の断面図である。 (a)は、固定金具の正面図であり、(b)は、図6(a)に示すVIb−VIb線における固定金具の断面図である。 (a)は、第2実施の形態における軸短取付金具が配設される側の脚部の部分拡大正面図であり、(b)は、図7(a)のVIIb−VIIb線における脚部の部分拡大断面図であり、(c)は、軸長取付金具が配設される側の脚部の部分拡大正面図であり、(d)は、図3(c)のVIId−VIId線における脚部の部分拡大断面図である。 (a)は、変形例における軸長取付金具が配設される側の脚部の部分拡大正面図であり、(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb線における脚部の部分拡大断面図である。 図8(b)のIX−IX線における脚部の部分拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して防振装置1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施の形態における防振装置1の斜視図であり、図2(a)は、防振装置1の正面図であり、図2(b)は、防振装置1の側面図である。なお、この防振装置1は、防振装置1の成形に使用される樹脂金型60(図5参照)の割り構造を単純化して、その樹脂金型60の構造を簡素化することができるものである。
図1に示すように、防振装置1は、自動車のエンジン(図示せず)を支持固定しつつ、そのエンジンから発生する振動を車体(図示せず)へ伝達させないようにするものであり、図1に示すように、車体側に取り付けられる一対の軸短取付金具50及び軸長取付金具51と、それら両取付金具50,51の外周面に加硫接着されると共にゴム状弾性体から構成される薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46と、それら両弾性体45、46がそれぞれ圧入される脚部13及び脚部13に連続して形成される本体部11を有すると共に樹脂材料から構成される連結部材10と、エンジン(振動発生体)側に取り付けられる内筒30と、その内筒30を本体部11に連結すると共にゴム状弾性体から構成される防振基体40とを有している。
図1及び図2に示すように、軸短取付金具50及び軸長取付金具51は、鉄鋼材料から構成され、前述の通り、車体側に取り付けられる金具である。これら両取付金具50,51は、貫通孔50c,51cを有する筒状に形成されている。この貫通孔50c,51cには、ボルト(図示せず)が内挿され、そのボルトの締結により、両取付金具50,51の端面(座面50b,51b)がそれぞれ車体側に取り付けられる。また、両取付金具50,51は、その軸方向両側の端面からそれぞれ突出する突起50a,51aを有している。なお、これら軸短取付金具50及び軸長取付金具51の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。
図1及び図2に示すように、連結部材10は、本体部11と、補強リブ12と、脚部13とを有している。本体部11は、矩形の筒状に形成されている。その本体部11の内周側には、防振基体40が配置され、その防振基体40には、内筒30が加硫接着されている。具体的には、本体部11の内周面に、防振基体40の外周面が連結され、防振基体40の内周面に、内筒30の外周面が連結される。
本体部11の両端縁には、その縁に沿って、ストッパ13eが上下方向に沿って固着されている。かかるストッパ13eは、防振基体40に連なっており、エンジン側の大変位時に、エンジン側の部品(図示せず)が当接され、その変位を規制する。
本体部11の上壁は、本体部11の下壁よりも上下方向(図2(a)上下方向)に肉厚に形成され、その上壁の壁面には、複数の本体側肉抜き11aが凹設されている。これにより、本体部11の剛性を確保しつつ本体部11の軽量化を図ることができる。
図1及び図2に示すように、補強リブ12は、本体10の上下方向(図2(a)上下方向)への強度を補うための平板状の部材であり、本体11の側壁から外方へ向けて突出されると共に脚部13に連なって形成される。
図1及び図2(a)に示すように、脚部13は、本体部11の側壁および下壁を取り囲むように、本体部11の側壁および下壁から膨出する部分であり、脚部13の下部には、軸短取付金具50及び軸長取付金具51に加硫接着された薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46がそれぞれ圧入されている。このように、脚部13は、本体部11の側壁と下壁とに連結されるので、本体部11へ強固に連結される。
ここで、脚部13には、一対の圧入穴13a,13bが貫通形成されており、これら一対の圧入穴13a,13bに各弾性体45,46がそれぞれ圧入される(図3参照)。なお、圧入穴13a,13bの軸心方向は、内筒30の軸心方向と平行に構成されている。よって、樹脂金型60(図4参照)からの脱型性が確保される。
また、図2(a)に示すように、脚部13には、一方の壁面に(図2(a)紙面手前側の壁面に)、第1肉抜き部14が凹設され、他方の壁面に(図2(a)紙面奥側の壁面に)、第2肉抜き部(図示せず)が凹設される。なお、第1肉抜き部14と第2肉抜き部とは同一形状に形成されるので、第1肉抜き部14についてのみ図示および説明し、第2肉抜き部の図示および説明は省略する。
第1肉抜き部14は、脚部13を軽量化するために、脚部13に設けられる空間であって、脚部13の上部に凹設される上側第1肉抜き部14aと、脚部13の下部に凹設される下側第1肉抜き部14bとで構成される。上側第1肉抜き部14aは正面視平行四辺形状に、下側第1肉抜き部14bは正面視三角形状に、それぞれ形成されることで、両肉抜き部14a,14bを取り囲む壁部は、略一定の肉厚に形成されている。
図1及び図2(a)に示すように、内筒30は、アルミ合金で構成され、貫通孔30aを有する筒状に形成されている。この貫通孔30aにボルト(図示せず)が内挿され、締結されることで、内筒30は、エンジン側に連結される。防振基体40は、エンジン側で発生する振動を吸収する部材であり、ゴム状弾性体で構成される。この防振基体40と、本体部11の上側内周面および下側内周面との間には隙間11bが形成される。よって、防振基体40は、上下方向におけるばね定数を、左右方向におけるばね定数よりも小さく設定できる。
次に、図3を参照して、軸短取付金具50及び軸長取付金具51の外周面に加硫接着された薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46が圧入される脚部13について詳しく説明する。図3(a)は、軸短取付金具50が配設される側の脚部13の部分拡大正面図であり、図3(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb線における脚部13の部分拡大断面図である。また、図3(c)は、軸長取付金具51が配設される側の脚部13の部分拡大正面図であり、図3(d)は、図3(c)のIIId−IIId線における脚部13の部分拡大断面図である。
図3に示すように、軸短取付金具50及び軸長取付金具51は、軸心に垂直な平面で切断した切断面が円環状となる筒状体であり、その筒状体の両端面には、座面50b,51bが形成されている。この座面50b,51bは、円環状に形成されると共に、その円環状の一部から突起50a,51aが軸方向(図3(b)及び図3(d)の左右方向)へ向けてそれぞれ突出されている。また、座面50b,51bには、その中央に同心状に貫通孔50c,51cが開口されている。
図3に示すように、貫通孔50c,51cは、軸方向に沿って貫通形成され、軸短取付金具50及び軸長取付金具51の一方の座面50b,51bから、軸短取付金具50及び軸長取付金具51の他方の座面50b,51bまで、連通している。
なお、軸短取付金具50及び軸長取付金具51は、軸方向長さ(図3(b)及び図3(d)の左右方向長さ)が異なる以外は、同じ形状に構成されている。即ち、軸短取付金具50の軸方向長さが軸長取付金具51の軸方向長さよりも短くされる以外は、軸短取付金具50の内径および外径は、軸長取付金具51の内径および外径と同じ寸法に設定され、また、突起50aの形状は、突起51aの形状と同じ形状に形成されている。
薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46は、ゴム状弾性体から構成される円筒状の部材であり、その円筒状の内周面が軸短取付金具50及び軸長取付金具51の外周面にそれぞれ加硫接着されると共に、脚部13に貫通形成された圧入穴13a,13bにそれぞれ圧入されている。なお、薄肉弾性体45の外径は、厚肉弾性体46の外径よりも小さな寸法値(即ち、薄肉)に設定されている。また、薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46の外径は、圧入穴13a,13bの内径よりもそれぞれ大きな寸法値に設定されており、これにより、圧入した際の圧入代が確保されている。
次に、図4を参照して、防振装置1が成形された後の、樹脂金型60からの脱型性について説明する。図4は、防振装置1が成形された直後の樹脂金型60の状態を示した図である。なお、図4では、主要な構成のみ符号を付し、その他の構成への符号の付与を省略する。
樹脂金型60は、第1樹脂金型61と、第2樹脂金型62とを有しており、内筒30及びその内筒30に加硫接着された防振基体40が第2樹脂金型62に配置された後、その第2樹脂金型62に対して第1樹脂金型61が型締めされ、樹脂金型60に形成されたキャビティ内へ樹脂材料が充填(射出)される。これにより、樹脂材料が、内筒30及び防振基体40と一体に成形されるので、その成形品を樹脂金型60から取り出して、脚部13の圧入穴13a,13bへ軸短取付金具50及び軸長取付金具51の外周に加硫接着された薄肉弾性体45及び厚肉弾性体46をそれぞれ圧入することで、防振装置1が完成される。
ここで、防振装置1の内筒30及び圧入穴13a,13bの軸心方向は、互いに平行に構成されているので、内筒30及び防振基体40を保持する中型の突出方向(軸心方向)と、圧入穴13a,13bを形成するための中型の突出方向(軸心方向)とを平行とすることができる。
よって、図4に示すように、内筒30及び防振基体40を第1樹脂金型61に設置し、第1樹脂金型61と第2樹脂金型62とを型締めして樹脂材料を成形した後、成形品を樹脂金型60から抜き取る場合に、第1樹脂金型61及び第2樹脂金型62の抜き取り方向を、同じ方向、即ち、図5の上下へ引き離す方向にすることができる。
従って、防振装置1は、樹脂金型60の割り構造を単純化して、その樹脂金型60の構造を簡素化することができる。また、樹脂金型60の構造の簡素化により、樹脂金型60のコストを抑制することができる。更に、1つの樹脂金型60から成形できる防振装置1の数を増やすことができる。
加えて、軸短取付金具50及び軸長取付金具51に設けられた突起50a,51aの突出方向は、内筒30及び圧入穴13a,13bの軸心方向と平行に構成されている(図1から図3参照)。よって、防振装置1は、軸短取付金具50及び軸長取付金具51に突起50a,51aが設けられる場合でも、樹脂金型60の割り構造を単純化して、その樹脂金型60の構造を簡素化することができる。
次に、図5及び図6を参照して、防振装置1の車体側への取り付けについて説明する。図5(a)は、固定金具70の正面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すVb−Vb線における固定金具70の断面図である。また、図6(a)は、固定金具70の正面図であり、図6(b)は、図6(a)に示すVIb−VIb線における固定金具70の断面図である。図6(a)及び図6(b)では、防振装置1の軸長取付金具51が固定金具70に載置された状態が図示されている。なお、軸短取付金具50を車体側に取り付ける固定金具の構成は、壁部70bの対向間隔が異なる以外は、固定金具70と同じ構成であるので、その説明は省略する。
図5に示すように、固定金具70は、車体側に固着される金具であり、鉄鋼材料から側面視コ字状に折り曲げ形成される。即ち、固定金具70は、車体側に溶着される平板状の底板70aと、その底板70aに連接されると共に所定間隔を隔てて立設される一対の板状の壁部70bとを有している。
図5(b)に示すように、壁部70bの上方の上端面70dは、底板70aと平行であり、かつ平面状に形成されている。また、壁部70bのそれぞれには、孔部70cが正面視において同心となる位置に形成されており、この孔部70cのそれぞれには、壁部70bと軸長取付金具51とを締結するボルト(図示せず)が内挿される。
図6に示すように、軸長取付金具51を固定金具70に締結する場合には、まず、壁部70bの対向間に取付金具51が挿入される。このとき、軸長取付金具51の挿入移動が所定量になると、軸長取付金具51の両座面51bに設けられた突起51aのそれぞれが、上端面70dのそれぞれに当接する。これにより、突起51aのそれぞれは、軸長取付金具51の上端面70dに対する挿入移動が規制され、孔部70cのそれぞれの位置に軸長取付金具51の貫通孔51cの位置が合致される。よって、貫通孔51cの位置と、孔部70cのそれぞれの位置とを、短時間かつ正確に合致させることができる。従って、貫通孔51cと孔部70cのそれぞれとにボルト(図示せず)を内挿して締結する作業の効率を向上させることができる。
ここで、本願の防振装置1とは異なり、軸長取付金具51の一方の端面だけに突起51aが設けられる防振装置では、その一方の端面側の貫通孔51cと孔部70cとにおける位置は合致させることができるが、突起51aが設けられていない他方の端面側の貫通孔51cと孔部70cとの位置には、挿入方向におけるズレが発生する。よって、貫通孔51cと孔部70cのそれぞれとにボルト(図示せず)を内挿して締結する作業を行う場合には、他方の端面側の貫通孔51cと孔部70cとの位置を合致させる作業が発生し、作業の効率が低下する。
これに対し、本願の防振装置1では、軸長取付金具51の両端面に突起51aを設けているので、一方の端面側および他方の端面側のそれぞれにおいて、貫通孔51cと孔部70cとの位置に、挿入方向におけるズレが発生することはなく、これら貫通孔51cと孔部70cとの位置を、短時間かつ正確に合致させることができる。よって、本願の防振装置1では、貫通孔51cと孔部70cのそれぞれとにボルトを内挿して締結する作業の効率を向上させることができる。
また、図6(a)に示すように、突起51aに当接する上端面70dが平面状であると共に、その上端面70dに当接する突起51aの当接面もまた、平面状である。よって、突起51aが上端面70dに当接した際に、貫通孔51c、孔部70c或いは突起51aや上端面70dの加工公差によって、貫通孔51cと孔部70cとの位置が図6(a)の左右方向にズレていたとしても、軸長取付金具51をスライドさせて、そのズレを容易に修正することができる。従って、貫通孔51cの位置と、孔部70cのそれぞれの位置とを、短時間のうちに合致させることができる。
以上説明したように、本実施の形態における防振装置1によれば、エンジン(振動発生体)側に取り付けられる内筒30が、防振基体40を介して、連結部材10の本体部11に連結されると共に、車体側に取り付けられる軸短取付金具50及び軸長取付金具51が、薄肉弾性体45及び圧肉弾性体46を介して、連結部材10の脚部13に連結されているので、連結部材10をマス(質量体)とし、防振基体40および両弾性体45,46をばねとしたマス・ばね系を構成することができる。
この場合、本実施の形態によれば、薄肉弾性体45と圧肉弾性体46とのばね定数を異ならせる構成であるので、軸短取付金具50及び軸長取付金具51の配設位置の変更を必要とせず、振動モードを変更することができる。即ち、薄肉弾性体45及び圧肉弾性体46に対して、例えば、それぞれのゴム硬度を変更する、或いは、ゴムの厚み寸法(即ち、圧入代)を変更することで、各弾性体45,46のばね定数を個別に調整して、振動モードを変更することができる。よって、軸短取付金具50及び軸長取付金具51の配設位置を調整するために、樹脂金型60の形状変更を行う必要がないので、防振装置1の振動モードの変更を容易に行うことができる。
その結果、防振装置1を、車体側またはエンジン(振動発生体)側の振動を抑制するためのダイナミックダンパー(動吸振器)として利用する場合には、ダイナミックダンパーの固有振動数を車体側等の共振周波数に合わせるチューニング作業を容易かつ低コストに行うことができる。一方、防振装置1をダイナミックダンパーとして利用せず、その共振を抑制する場合であっても、上述した場合と同様に、防振装置1の振動モードを調整して共振を抑制する作業を容易かつ低コストに行うことができる。
また、本実施の形態における防振装置1のように、薄肉弾性体45及び圧肉弾性体46のばね定数を異ならせる構成であれば、マス・ばね系において、質量体(即ち、連結部材10の質量)の重心位置とばね(薄肉弾性体45及び圧肉弾性体46によるばね)の中心線とをずらすことができるので、防振装置1をダイナミックダンパー(動吸振器)として利用する場合には、複数の振動モードを生成させて連成させることができる。
次いで、図7を参照して、第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、薄肉弾性体45及び肉厚弾性体46が脚部13の圧入穴13a,13bに圧入される場合を説明したが、第2実施の形態では、薄肉弾性体245及び圧肉弾性体246が脚部213にインサート成形される。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7(a)は、第2実施の形態における軸短取付金具50が配設される側の脚部213の部分拡大正面図であり、図7(b)は、図7(a)のVIIb−VIIb線における脚部213の部分拡大断面図である。また、図7(c)は、軸長取付金具51が配設される側の脚部213の部分拡大正面図であり、図7(d)は、図3(c)のVIId−VIId線における脚部213の部分拡大断面図である。
図7に示すように、薄肉弾性体245及び厚肉弾性体246は、ゴム状弾性体から構成される円筒状の部材であり、その円筒状の内周面が軸短取付金具50及び軸長取付金具51の外周面にそれぞれ加硫接着されている。第2実施の形態では、これら薄肉弾性体245及び圧肉弾性体246が脚部13にインサート成形されている。
即ち、第2実施の形態では、内筒30及びその内筒30に加硫接着された防振基体40と、各取付金具50,51及びそれら各取付金具50,51にそれぞれ加硫接着された各弾性体245,246とが第2樹脂金型62に配置された後、その第2樹脂金型62に対して第1樹脂金型61が型締めされ、樹脂金型60に形成されたキャビティ内へ樹脂材料が充填(射出)される(図4参照)。これにより、樹脂材料が、防振基体40及び各弾性体245,246と一体に成形され、防振装置が完成される。
なお、薄肉弾性体245の外径は、厚肉弾性体246の外径よりも小さな寸法値(即ち、薄肉)に設定されている。
以上、本実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
上述した実施の形態の防振装置1では、突起50a,51aを直方体状に形成したが、これに限られるものではない。即ち、突起50a,51aを円柱状に形成しても良いし(例えば、突起50a,51aを別体でピン状に形成し、座面50b,51bに打ち込んでも良いし)、突起50a,51aを三角柱状に形成しても良い。この構成の場合であっても、突起50a,51aは、各取付金具50,51の上端面70dに対する挿入移動を規制することができるので、孔部70cの位置に貫通孔50c,51cの位置を合致させることができる。
また、上述した実施の形態の防振装置1では、突起50a,51aに当接する上端面70dが平面状であったが、これに限られるものではない。即ち、上端面70dに、突起50a,51aが嵌め込まれる矩形状の溝を設け、その溝に突起50a,51aを挿入する構成としても良い。また、上端面70dにV字状の溝を設け、そのV字状の溝に合致する形状に突起50a,51aを形成し(例えば、突起50a,51aを三角柱状に形成し)、V字状の溝に突起50a,51aを挿入する構成としても良い。
これらの構成の場合には、各取付金具50,51の上端面70dに対する挿入移動を規制すると共に、各取付金具50,51の左右方向の移動(図6(a)左右方向の移動)を規制することができる。よって、貫通孔50c,51cの位置と孔部70cの位置とを、更に、短時間かつ正確に合致させることができる。従って、貫通孔50c,51cと孔部70cとにボルト(図示せず)を内挿して締結する作業の効率を、更に、向上させることができる。
また、上述した第1実施の形態では、一対の脚部13の内の一方の脚部13(圧入穴13a)に圧入される薄肉弾性体45と、他方の脚部13(圧入穴13b)に圧入される圧肉弾性体46とが、異なる外径を有する(即ち、各取付金具50,51の外径が同じであるので、薄肉弾性体45と圧肉弾性体46とが異なる肉厚を有する)場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、一対の脚部13の内の一方の脚部13(圧入穴13a)に圧入される弾性体と、他方の脚部13(圧入穴13b)に圧入される弾性体とを同じ外径とすることは当然可能である。
即ち、一対の脚部13の一方の圧入穴13aと他方の圧入穴13bとが異なる内径に形成されていれば、一方の圧入穴13aに圧入される弾性体(及び取付部材)と他方の圧入穴13bに圧入される弾性体(及び取付部材)とを同じ寸法および特性に構成した場合であっても、それぞれの圧入代を異ならせて、ばね定数を異ならせることができる。その結果、一方の圧入穴13aに圧入される弾性体(及び取付部材)と他方の圧入穴13bに圧入される弾性体(及び取付部材)とを共通化することができるので、部品コストを削減して、その分、防振装置全体としての製品コストの削減を図ることができる。
また、上述した各実施の形態では、軸短取付金具50及び軸長取付金具51を断面円環状の筒状に形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の形状とすることは当然可能である。この他の形状としての変形例について、図8及び図9を参照して説明する。
図8(a)は、変形例における軸長取付金具351が配設される側の脚部13の部分拡大正面図であり、図8(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb線における脚部13の部分拡大断面図である。また、図9は、図8(b)のIX−IX線における脚部13の部分拡大断面図である。
図8及び図9に示すように、変形例における軸長取付金具351は、断面円環状の筒状の外周面から断面矩形状の張出部351dが外方(図9上方)へ向けて張り出し形成されている。これにより、軸長取付金具351の端面には、円環形状の領域とその円環形状から外方に突出する矩形形状の領域とを有する座面351bが形成されている。
また、軸長取付金具351は、両座面351bから軸方向と平行に突出する突起351aを備えており、その突起351aは、円環形状の領域から外方に突出する矩形形状の領域に突出されている。即ち、突起351aは、座面351bの円環形状の領域を維持する位置(円環形状を妨げない位置)に設けられている。この配置により、ボルト締結に伴って壁板70b(図6参照)に圧接される座面351bの圧接面積を、規定の面積に確保することができる。よって、ボルト締結時に壁板70bから受ける圧力を座面351bで分散し、結果、座面351bや壁板70bの変形を防止することができる。
また、軸長取付金具351の外周面に張出部351dが設けられることで、圧肉弾性体346との接着面積を拡大して、接着強度を確保することができる。よって、両者を強固に一体化することができるので、圧肉弾性体346から軸長取付金具351が軸方向に抜け落ちることを防止することができると共に、軸長取付金具351に軸心回りの回転力が作用した場合に、軸長取付金具351が圧肉弾性体346に対して軸心周りに回転することを防止することができる。
また、上述した各実施の形態では、軸短取付金具50と軸長取付金具51との外径を同じ値に設定する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、異なる外径とすることは当然可能である。同様に、薄肉弾性体45,245と圧肉弾性体46,246,346との軸方向長さ(例えば、図3(b)及び図3(d)左右方向長さ)を同じ値に設定したが、これを異なる軸方向長さとすることは当然可能である。即ち、薄肉弾性体45,245と圧肉弾性体46,246,346とのばね定数の差異は、ゴムの形状(厚み寸法、軸方向長さ)、ゴム硬度、ゴム素材、圧入代のいずれか一つまたは複数を組み合わせることで異ならせることができる。
上述した第1実施の形態では、両脚部13に薄肉弾性体45及び圧肉弾性体46が圧入される場合を説明し、第2実施の形態では、両脚部213に薄肉弾性体245及び圧肉弾性体246がインサート成形される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、両脚部13,213の内の一方の脚部13,213に薄肉弾性体45又は圧肉弾性体46を圧入し、他方の脚部13,213に薄肉弾性体245又は圧肉弾性体246をインサート成形しても良い。
上記各実施の形態では、2個の第1取付金具51を備える場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、3個以上の第1取付金具51を備えて構成することは当然可能である。
1 防振装置
50 軸短取付金具(第1取付部材)
51,351 軸長取付金具(第1取付部材)
13、213 脚部
11 本体部
10 連結部材
30 内筒(第2取付部材)
40 防振基体
45,245 薄肉弾性体(弾性体)
46,246,346 圧肉弾性体(弾性体)
50c,51c 貫通孔
13a,13b 圧入穴
50a,51a,351a 突起
70b 壁部
70c 孔部
70d 上端面(壁部の端部)

Claims (3)

  1. 車体側に取り付けられる複数の第1取付部材と、前記複数の第1取付部材が配設される脚部および前記脚部に連続して形成される本体部を有すると共に樹脂材料から構成される連結部材と、振動発生体側に取り付けられる第2取付部材と、前記第2取付部材を前記連結部材の本体部に連結すると共にゴム状弾性体から構成される防振基体とを備えた防振装置において、
    前記複数の第1取付部材と前記連結部材の脚部とをそれぞれ連結すると共にゴム状弾性体から構成される複数の弾性体を備え、
    前記第1取付部材および第2取付部材は、貫通孔を有する筒状に形成され、
    前記第1取付部材は、前記弾性体と共に前記連結部材の脚部にインサート成形または圧入されるものであり、
    前記第1取付部材の軸心方向または前記連結部材の脚部に形成され前記第1取付部材および弾性体が圧入される圧入穴の軸心方向と、前記第2取付部材の軸心方向とが互いに平行に構成され
    前記第1取付部材は、
    前記筒状の両端面の一部から軸方向へ向けて突出する突起を備え、
    前記車体側に固着されると共に所定間隔を隔てて立設される一対の板状の壁部の間に挿入された後、前記壁部のそれぞれに穿設された孔部と前記第1取付部材の貫通孔とにボルト部材を内挿されて締結されることで、前記車体側に取り付けられるものであり、
    前記第1取付部材が前記一対の壁部の間に挿入された場合に、前記壁部のそれぞれの上端面に前記突起が当接することで、前記一対の壁部に対する第1取付部材の挿入移動が規制され、
    前記突起は、前記一対の壁部に対する挿入移動が規制された状態で、前記一対の壁部に対してその上端面を含む面方向に移動可能に構成されることで、前記壁部のそれぞれに穿設された孔部の位置に前記第1取付部材の貫通孔の位置を合致させることを特徴とする防振装置。
  2. 前記複数の弾性体は、一の弾性体と他の弾性体とが異なるばね定数に設定されていることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記圧入穴は、複数が前記連結部材の脚部に形成されると共に、前記複数の圧入穴は、一の圧入穴と他の圧入穴とが異なる内径に形成されていることを特徴とする請求項2記載の防振装置。
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