JP5296964B2 - 表示パネル用の光学シート及び表示パネル - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネル用の光学シート及び表示パネルに関し、特に、リアプロジェクションテレビ等に使用される光学シート及び表示パネルに関する。
近年、リアプロジェクションテレビ等に使用される透過型スクリーンは、一般に、2枚のフレネルレンズシート、レンチキュラーレンズシートが重ね合わせられた構成を有する。フレネルレンズシートは、三管式CRTエンジンからの映像光あるいは液晶などのピクセルエンジンを投下した映像光が一定の角度の範囲内に入るように絞り込む。レンチキュラーレンズシートは、フレネルレンズシートを透過した映像光を適度な角度の範囲に広げる。
図13に、この一般の透過型スクリーンの一構成例が示されている。図13に示すように、一般の透過型スクリーン900では、フレネルレンズシート910が光源側に配置され、観察者側にレンチキュラーレンズシート920が配置されている。フレネルレンズシート910は、基材911に複数のフレネルレンズ912が配設された構造を有する。レンチキュラーレンズシート920は、基材921に複数のレンチキュラーレンズ922が配設された構造を有する。また、レンチキュラーレンズシート920の観察者側には、透過した映像光を遮断する遮光層923が設けられている。
さらに、図14に示された透過型スクリーン901のように、レンズシート910,920への埃付着や傷つきの防止、もしくは意匠性のために観察者側に透明の前面板930を設けて3枚構成とするものが多くなっている。さらにまた、図15のように、前面板930とレンチキュラーレンズシート920を接着した構成を有するスクリーンもある。このような各種透過型スクリーンは、特許文献1等に開示されている。
レンチキュラーレンズシート920では、CRTエンジンやピクセルエンジンからの映像光が、透過型スクリーン900〜902上で鮮明に像を再現するために、フレネルレンズ920とレンチキュラーレンズ910は環境変化などによらず密着していることが必要である。そのために、レンチキュラーレンズシート920に、あらかじめテレビセット光源側に50mm〜100mm程度の反りを設けて、フレネルレンズシート910との密着を図っていた。
さらに、フレネルレンズシート910とレンチキュラーレンズシート920の2枚構成のスクリーン全体が環境変化によらず、平面を維持しながら観察方向の前後移動を少なくするために、スクリーン全体をテレビセット光源側に5mm〜15mm程度の反りを設ける必要があった。
一般に、スクリーン材料は樹脂から構成されているので、軽量性については優れるものの、ガラスなどの無機材料に比べて、温度による熱膨張や吸湿による吸湿膨張の影響が大きい。しかも、スクリーン材料が樹脂である場合には、剛直性(ヤング率)も小さいので種々の応力によって変形を受けやすい。
すなわち、湿度変化や温度変化、さらには四辺のスクリーンを取付ける部材からの不均一な応力変化を受けるなど、種々の環境変化によって、部分的または全体的に応力を受ける。これによって、各レンズシート910,920が密着せずに浮きが発生したりして、画像品質を悪化させる場合があった。これを防止するために、レンチキュラーレンズ920の反りを増やすと、両レンズシート910,920間の密着応力が強くなりすぎ、白粉の発生や刃つぶれを起こしたりすることが多くなるので、限界があった。
また、鮮明な画像のためには、2枚のレンズシート910,920が密着したままであることが、また画像に歪やゆがみがないためにはスクリーン全体が平面であることが必要である。環境変化によってスクリーン全体が観察者の前後に移動すれば、画像に歪やゆがみを生じて画像品質が悪化する。スクリーン全体の前後移動を緩和させ、安定化させるために、レンチキュラーレンズの反りと同じ方向に観察者の反対側に5mm〜20mm程度の反りを設けて設置する場合もある。この場合には、スクリーンが平面でないことから、蛍光灯や窓枠等の外光反射像のスクリーンへの映り込み像が直線でなく変形するためにスクリーンをはじめTVセット全体の高級感が失われるなどの問題もあった。
近年では、リアプロジェクションテレビセットの奥行きをさらに薄く短くするために、スクリーンへの短焦点化への要求が大きい。短焦点化が進むと、スクリーンが前後に数mm移動することによって、ますます画像歪みが問題となる。そのため、スクリーンの環境安定性への要求度が高くなる。
また、テレビセットの奥行きをさらに薄くするために、特許文献2等に開示されるような、全反射を利用したレンズ列を備えたフレネルレンズシートを用いる技術もある。このような全反射面を備えたフレネルレンズでは、反り形状の変化に伴う影響が大きい。反り形状が変化して入射光線に対する反射面の角度がaだけ変わると、反射角度は2a変わるためである。したがって、全反射面を備えたフレネルレンズでは特にスクリーンの環境安定性への要求度が高くなる。
前面板930についても、2枚レンズシート910,920を重ね合わせた構成のスクリーンとは距離をおいて観察者側に設置する場合が多い。この場合には、環境変化によって部分的に変形し、又は全体的に前後に移動したりして、前面板の平面性が損なわれて高級感を失する場合がある。
特開平9−120101号公報 特開昭61−208041号公報
このように、従来の透過型スクリーンでは、前面板の平面性が損なわれるため、品質が低下するという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、高品質な表示パネル用の光学シート及び表示パネルを提供することを目的とする。
本発明に係る光学シートは、表示パネルに用いられる光学シートであって、当該光学シートのシート基材と、当該シート基材の平坦面に配設された第1の挟持部材と、前記シート基材の平坦面に対向した面に配設され、当該第1の挟持部材との間で前記シート基材を挟み込む第2の挟持部材とを備え、当該第2の挟持部材の厚み及びヤング率は、前記第1の挟持部材の厚み及びヤング率と同じであり、前記シート基材の厚みをa(mm)、ヤング率をEN/mm )、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材の厚みをb(mm)、ヤング率をEN/mm )、E<Eとしたときに、
Figure 0005296964
は、K>3を満たす。このような構成において、光学シートの曲げ剛性を高めることができるので、環境変化によって変形することなく平面性を維持することができる。これによって、高品質な表示パネル用の光学シートを得ることができる。
さらに、前記シート基材の比重をρ(g/cm)、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材の比重をρ(g/cm)としたときに、
Figure 0005296964
は、K<1.7を満たす。これによって、光学シートをより軽量化することができる。
他方、本発明に係る光学シートは、表示パネルに用いられる光学シートであって、当該光学シートのシート基材と、当該シート基材の平坦面に配設され、前記シート基材よりも高い曲げ剛性を有する第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材との間で前記シート基材を挟み込んだ状態で前記シート基材の平坦面に対向した面に配設され、前記シート基材よりも高い曲げ剛性を有する第2の挟持部材とを備え、前記第1の挟持部材と前記第2の挟持部材を合せた厚みは、前記シート基材の厚みに対して1/9以上2/3以下である。このような構成において、光学シートの曲げ剛性を高めることができるので、環境変化によって変形することなく平面性を維持することができる。これによって、高品質な表示パネル用の光学シートを得ることができる。
好適には、前記シート基材を樹脂材料から構成し、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材をガラス材料から構成することができる。
好適には、前記シート基材を樹脂材料から構成し、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材は剛直性樹脂を構成することができる。
また、当該光学シートは前記表示パネルの前面を保護する前面板であって、前記シート基材、第1の挟持部材、及び第2の挟持部材は、光透過性を有する材料から構成される。
本発明に係る表示パネルは、映像光が入射され、当該入射光を所定の方向に絞り込むフレネルレンズシートと、当該フレネルレンズシートと重ね合わせられ、前記絞り込まれた光を広げて出射するレンチキュラーレンズシートと、当該レンチキュラーレンズシートの光が出射する側に配設され、上記の前面板とを備えたものである。
本発明に係るフレネルレンズシートを、上記のような光学シートと、当該光学シートの少なくとも一方の面に設けられたフレネルレンズ層とを備えたものとしてもよい。
本発明によれば、高品質な表示パネル用の光学シート及び表示パネルを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、図1を用いて、本発明に係るディスプレイ用の光学シートについて説明する。図1(a)は、本発明に係る光学シートの断面模式図である。図1(a)に示すように、本発明に係る光学シート1は、シート基材11、挟持部材121,122を備えている。
シート基材11は、例えば樹脂から構成されたシート状の部材である。好適には、シート基材11を構成する樹脂基材としては、ポリメチルメタクリレート(以下では、PMMAと略すことがある)、ポリスチレン、スチレン−メチルメタクリレート共重合体(以下では、MSと略すことがある)、ポリカーボネート(以下では、PSと略すことがある)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(以下ASと略すことがある)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等を使用することができる。これらの中でも、ポリメチルメタクリレート、スチレン−メチルメタクリレート共重合体等が好適に使用される。
挟持部材121,122は、シート状の部材であり、例えばガラスやハードコート樹脂のようなシート基材11の構成材料よりも高い曲げ剛性を有する材料から構成された高剛性部材である。好適には、挟持部材121,122を構成するガラス材料としては、ソーダガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、石英ガラス等が好適に使用され、樹脂材料としては、一例として、アクリル系モノマー・オリゴマー・光反応開始剤を含む、アクリル系光硬化性ハードコート樹脂を使用される。また、挟持部材121,122はそれぞれ、曲げ剛性が異なる材料から構成してもよいし、曲げ剛性が同じ材料から構成してもよい。
挟持部材121,122は、シート基材11を両面から挟み込んでいる。従って、シート基材11は、挟持部材121,122に挟み込まれた中間部材である。光学シート1は、シート基材11が挟持部材121,122によって挟み込まれた構成を有する。例えば、接着部材によって、シート基材11、挟持部材121,122は、接着部材によって固着されている。この場合に用いられる接着部材として、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、粘着剤等が使用される。好適には、挟持部材121,122がガラス材料から構成されている場合には、挟持部材121,122はシート基材11に接着される。また例えば、挟持部材121,122をシート基材11上に直接形成することができる。好適には、挟持部材121,122がハードコート樹脂から構成されている場合には、挟持部材121,122はシート基材11上に直接形成される。
図1(a)では、好適な例として、シート基材11が透明樹脂、例えばPMMAやMS、AS樹脂等から構成され、挟持部材121,122がガラス材料から構成された場合が示されている。また、図1(a)では、シート基材11と挟持部材121,122とが接着樹脂によって接着されているが、下記の光学シート1の詳細な説明で主たる構成として機能しないので、この接着樹脂が省略されている。
続いて、図1(b)、図2を用いて、本発明に係る光学シート1のたわみと曲げ剛性について説明する。ここでは、シート基材11がPMMA/MS樹脂から構成され、挟持部材121,122がともにガラス材料から構成されている場合を用いて説明する。また、図1(a)に示すように、光学シート1全体の厚みは2mmとしている。
図1(b)の模式図に、本発明に係る光学シート1に加えられた集中荷重によって光学シート1がたわむ状態が示されている。また、図1(b)では、両もち状態で光学シート1の中央に集中的にかけられたときの集中荷重たわみが示されている。
図1(b)に示すように、集中荷重W()、光学シート1の上下方向の長さL(mm)、ヤング率をE(N/mm )、慣性モーメントImm )とすると、この光学シート1の集中荷重たわみy(mm)は、
Figure 0005296964
と表される。すなわち、このたわみは、光学シートの上下方向のたわみを示している。
本発明に係る光学シート1においては、シート基材11の厚みをa(mm)、ヤング率をEN/mm )、挟持部材121,122それぞれの厚みをb(mm)、ヤング率をEN/mm )、E<Eとしたときに、以下のパラメータ
Figure 0005296964
がK>2を満たしている。
このような場合には、後述するように、ガラスのような高い曲げ剛性を有する光学シート1を得ることが可能である。
本発明に係る光学シート1の曲げ剛性EN・mm)は、上記の各パラメータを用いて、
Figure 0005296964
と表すことができる。
複数のシートが一体構成された光学シート1に対して、仮に光学シートがシート基材11を構成する透明樹脂、例えばPMMAやMS樹脂のみから均一に構成されている場合には、その曲げ剛性E'I'N・mm)は、
Figure 0005296964
と表すことができる。
このような本発明に係る光学シート1で、パラメータKが3より大きい場合には、E>3E'I'が成立する。すなわち、本発明の一体構造を有する光学シート1の曲げ剛性が均一な光学シートの曲げ剛性の3倍より大きいことを示している。従って、集中荷重たわみy(mm)が曲げ剛性Eに反比例するので、本発明に係る光学シート1の集中荷重たわみは、均一な光学シートの集中荷重たわみの1/3よりも小さくなる。
図2のグラフに、光学シート1の挟持部材121,122の厚みb(mm)に対するたわみ量が示されている。また、図2には、1m×1mの両もち状態で1kg(9.8N)の荷重が中央にかけられたときの集中荷重たわみが示されている。
図2に示すように、光学シート1の集中荷重たわみは、挟持部材121,122の厚みが薄くなるほどよくたわむ。特に、挟持部材121,122の厚みb(mm)が0の場合は、光学シート全体がPMMAもしくはMS樹脂のみから均一に構成されている場合を示している。逆に、挟持部材121,122の厚みb(mm)が1.0の場合は、光学シート全体がガラスのみから均一に構成されている場合を示している。
下記の表に、ガラスと樹脂のヤング率、比重が示されている。ここで、樹脂の例として、PMMA樹脂(下記の表ではアクリルと表記している)、MS樹脂(下記の表ではMSと表記している)、樹脂ハードコート(下記の表ではHCと省略している)が列挙されている。下記の表に示されるように、ガラスのヤング率は、PMMA樹脂、MS樹脂のヤング率の20倍であり、そのためにガラスのたわみは樹脂のたわみに比べて小さい。
Figure 0005296964
図2において網掛けされた範囲について考える。この範囲は、挟持部材121,122の厚みb(mm)が0.1mm〜0.4mm程度の範囲であり、挟持部材121,122の厚みb(mm)が光学シート1の厚み(2mm)に対して1/20〜1/5程度となる範囲である。すなわち、挟持部材121,122を合せた厚みは、シート基材11の厚みに対して1/9〜2/3程度となる。この範囲において、光学シート1のたわみは、光学シートがガラス材料のみから均一に構成された場合に近づき、光学シートがシート基材11を構成するPMMA/MS樹脂のみから均一に構成された場合に比べて、1/10程度となっている。従って、光学シート1の曲げ剛性は、このように光学シートが均一に構成された場合に比べて約10倍となっている。
より好ましくは、挟持部材121,122の厚みb(mm)は、光学シート1の厚み(2mm)に対して1/10〜2/5程度、すなわちシート基材11の厚みに対して約1/3とすることができる。この場合には、光学シート1の曲げ剛性を最適にすること可能である。
このように、本発明に係る光学シート1では、透明樹脂であるPMMAやMS樹脂のシート基材11の両面をガラス材料から構成された挟持部材121,122によって挟み込み、挟持部材121,122の厚みを調整にする。これによって、ガラス材料から構成された光学シートと樹脂から構成された光学シートとの間の曲げ剛性を有する光学シート1を得ることができる。
特に、光学シート1の挟持部材121,122の厚みb(mm)が薄く、かつ挟持部材121,122の厚みb(mm)がシート基材11の厚みa(mm)に比べて薄い場合には、b/aが小さくなる。この場合には、光学シート1の曲げ剛性EN・mm)は、
Figure 0005296964
と近似される。
このとき、挟持部材121,122それぞれの厚みb(mm)を0.1mmとし場合にはb/a≒1/10となる。さらに、上記の表に示されるように、例えば挟持部材121,122をハードコート樹脂から構成された場合には、 /E ≒2となる。このような場合には、E=300(Kg/mm(300Kg/mm =2,940N/mm 、a=2(mm)より、光学シート1の曲げ剛性E=440(Kg・mm)(440Kg・mm=4,312N・mm)となる。従って、このような光学シート1の曲げ剛性は、光学シートがシート基材11を構成する透明樹脂であるPMMAやMS樹脂等のみから均一に構成された場合に対して約2.2倍となっている。これは ≒2.2であることに他ならず、本発明に含まれる。
さらに、本発明に係る光学シート1においては、シート基材11の厚みをa(mm)、比重をρ、挟持部材121,122それぞれの厚みをb(mm)、比重をρとしたとき、パラメータ
Figure 0005296964
がK<1.7を満たしている。
このパラメータK分子は一体構造を有する本発明の光学シート1の自重を示し、その分母は均一な光学シートの自重を示すものである。それ故、上記のK<1.7は、本発明の一体構造を有する光学シート1の自重が均一な光学シートの自重の1.7倍より小さいことを示している。従って、均一な樹脂板のように、過度に自重を大きくせずに比較的軽量な光学シート1を得ることが可能である。
図3のグラフに、光学シート1について、厚みを2mmに固定して挟持部材121,122の構成材料にガラスを用いた場合について、その厚みb(mm)に対する自重が示されている。
図3に示すように、光学シート1の自重は、挟持部材121,122の厚みb(mm)が厚くなるのに比例して大きくなる。特に、挟持部材121,122の厚みb(mm)が0の場合は、光学シート全体が透明樹脂であるPMMAやMS樹脂のみから均一に構成されている場合を示している。逆に、挟持部材121,122の厚みb(mm)が1.0の場合は、光学シート全体がガラス材料のみから均一に構成されている場合を示している。
図3において網掛けされた範囲について考える。この範囲は、図2において網掛けされた範囲に対応した範囲である。具体的には、この範囲は、挟持部材121,122の厚みb(mm)が0.1mm〜0.4mm程度の範囲であり、挟持部材121,122の厚みb(mm)が光学シート1の厚み(2mm)に対して1/20〜1/5程度となる範囲である。
この範囲において、光学シート1の自重は、光学シートがシート基材11を構成するPMMA/MS樹脂のみから均一に構成された場合に比べて1.5倍程度となっている。従って、光学シート1の自重は、光学シートが樹脂材料のみから均一に構成された場合に近づいている。
このように、本発明に係る光学シート1では、ガラスのような曲げ剛性を有し、かつ樹脂のように比較的軽量な光学シート1を得ることができる。
上記のような光学シート1の構造は、一例として、表示パネルの前面を保護する前面板に適用することができる。ここでは、表示パネルの一例として、背面投射型表示装置の背面投射型表示パネルを用いて説明する。
まず、図4,5を用いて、本発明に係る背面投射型表示パネルについて説明する。図4,5は、本発明に係る背面投射型表示パネルの一構成例を示し、図4は斜視模式図、図5は断面模式図である。
図4,5に示すように、背面投射型表示パネル20は、フレネルレンズシート21、レンチキュラーレンズシート22、前面板23を備える。映像光の投射側から映像光の出射側に向かって、フレネルレンズシート21、レンチキュラーレンズシート22、前面板23が順次配置されている。換言すれば、これら各部材は、背面投射型表示パネル20の背面から前面に向かって順に配設されている。
フレネルレンズシート21は、例えばシート状の形状を有し、プラスチックから構成されている。フレネルレンズ212は、先端が鋭利な鋸歯形状を有し、フレネルレンズシート21のレンズシート基材211の片面に配設されている。また、フレネルレンズ212は、映像光の出射側に向かって凹凸している。
レンチキュラーレンズシート22は、例えばシート状の形状を有し、プラスチックから構成されている。レンチキュラーレンズ222は、蒲鉾状の凸形状を有し、レンチキュラーレンズシート22のレンズシート基材221の片面に配設されている。また、レンチキュラーレンズ222は、映像光の投射側に向かって凹凸している。従って、レンチキュラーレンズシート22のレンチキュラーレンズ222は、フレネルレンズシート21のフレネルレンズ212に対向している。換言すれば、両レンズシート21,22は、各レンズ212,222が対向した状態で重ね合わせられている。
光を遮断する遮光層223は、レンチキュラーレンズ222のレンズ面と反対側の平坦面に並設され、映像光が通過しない非集光領域に形成されている。
前面板23は、背面投射型表示パネル20の前面を保護する機能を有し、その両面が高い曲げ剛性を有する部材によって挟み込まれたものである。詳細には、前面板23は、前面板基材231、挟持部材232,233を有する。
前面板基材231は、上記のシート基材11と同様にシート状の形状を有し、これと同様の材料から構成されている。挟持部材232,233は、上記のシート基材11と同様にシート状の形状を有し、これと同様の材料から構成され、前面板基材231よりも高い曲げ剛性を有する。図5に示すように、挟持部材232,233は、接着樹脂234,235によって貼付されている。
前面板23は、レンチキュラーレンズシート22の遮光層223の配設面に、光学用途の接着剤または粘着剤を介して積層されている。また、挟持部材232,233や接着樹脂234,235に光拡散剤を混入した場合には、前面板13は光を拡散する拡散板として機能する。
次に、図6を用いて、本発明に係る光学シート1の製造方法について説明する。
光学シート1に使用されるシート基材11は、例えば押出し成形によって形成される。具体的には、押出機が溶融した樹脂を吐出し、一対のロール対の間に形成されたエアギャップに送ってロール対に押し付ける。この押し付けられた樹脂は冷却されることによって、シート基材11が形成される。シート基材11は搬送ロールによって搬送され、押出し成形工程が終了する。押出し成形によって形成されたシート基材11は、搬送ロールによって搬送された後、挟持部材121,122が貼り合せられる。
図6に、本発明に係る光学シート1の製造装置の主たる構成が示されている。図6に示された装置は、シート基材11に挟持部材121,122を貼り付ける貼付装置である。この貼付装置30は、図6に示すように、搬送ロール311,312、接着樹脂塗工機32、貼り合せロール331,332、紫外線照射機34を有する。
図6に示すように、搬送ロール311,312によって送られたシート基材11は、接着樹脂塗工機32は、搬送ロール311,312によってシート基材11上に接着樹脂を滴下して塗工する。接着樹脂が塗工されたシート基材11上に、挟持部材121が送られて載置される。シート基材11は、この接着樹脂を挟んで挟持部材121が載置された状態で一対の貼り合せロール331,332の間に送られる。
挟持部材121は、貼り合せロール331,332とによってシート基材11に押し付けられ、搬送ロール311,312によって紫外線照射機34へと送られる。紫外線照射機34は、送られてきたシート基材11に両側から紫外線を照射する。シート基材11と挟持部材121の間の接着樹脂が硬化し、片面に挟持部材121が貼り付けられたシート基材11が完成する。その後、上記の各工程と同様に、挟持部材121が貼り付けられた面に対して反対側のシート基材11の面に挟持部材122が貼り付けられ、光学シート1が完成する。
なお、本実施形態1では、接着樹脂として紫外線硬化樹脂を用いたが、これに限らず、熱硬化樹脂を用いることが可能である。この場合には、紫外線照射機34に替えて、加熱機が設けられ、紫外線照射機34と同様に、熱硬化樹脂を加熱することによって硬化させる。
またなお、本実施形態では押出し成形によって形成されたシート基材11を切断せずに挟持部材121,122を貼付しているが、シート基材11を切断し、1枚または複数枚を順次貼り付けてもよい。
発明の実施の形態2.
実施形態1では、挟持部材121,122がシート基材11に接着された光学シート1を前面板23に適用した。これに対して、本実施形態2では、挟持部材121,122がシート基材11上に直接形成された光学シート1を前面板23に適用した場合について説明する。具体的には、前面板基材231の両面にコーティングを施して挟持部材を形成する。
図7の断面模式図に、本実施形態2における背面投射型表示パネルが示されている。背面投射型表示パネル41は、レンズシート21,22に加えて、前面板43を備える。なおここでは、実施形態1における部材と同じ部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
前面板43は、前面板基材231に加え、コーティング部材431,432を有する。本実施形態2においても、コーティング部材431,432は、挟持部材232,233と同様にシート状の形状を有し、中間部材となる前面板基材231の両平坦面を挟み込んでいる。本実施形態2におけるコーティング部材431,432は、挟持部材232,233と異なり、接着樹脂を介することなく、前面板基材231上に直接コーティングされている。
コーティング部材431,432は、前面板基材231よりも高い曲げ剛性を有する剛性コーティング材料から構成されている。この剛性コーティング材料は、好適には光反応開始剤を含む光硬化性のハードコート樹脂であり、一例として、アクリル系モノマー・オリゴマー・光反応開始剤を含む、アクリル系光硬化性ハードコート樹脂とすることができる。
前面板43は、レンチキュラーレンズシート22の遮光層223の配設面に、光学用途の接着剤または粘着剤を介して固着されている。詳細には、前面板43のコーティング部材432が形成された面がレンチキュラーレンズシート22の遮光層223に接着されている。従って、遮光層223との接着面に対して反対側に配置されたコーティング部材431は、背面投射型表示パネル1の最前面に配置されている。また例えば、コーティング部材431の構成材料に光拡散剤を混入した場合には、前面板43は光を拡散する拡散板として機能する。
次に、図8を用いて、本実施形態2における前面板43の製造方法について説明する。
図8に、本実施形態における前面板43の製造装置の主たる構成が示されている。図8に示された装置は、前面板基材231にコーティング部材431,432を形成する装置である。このコーティング装置51は、図8に示すように、コーティング材を塗布するダイコータ511、ロールコータ512を有する。
図8に示すように、前面板基材231は、搬送ロール311,312によってダイコータ511へと送られる。ダイコータ511は、コーティング樹脂を吐出し、送られた前面板基材231の片面にコーティング樹脂を塗工する。コーティング樹脂が塗工された前面板基材231は、ロールコータ512によって紫外線照射機34へと送られ、紫外線照射機34によって紫外線を照射される。紫外線が照射されたコーティング樹脂は硬化し、この硬化によってコーティング樹脂がコーティング部材431となる。その後、上記の各工程と同様に、コーティング部材431の配設面に対して反対側の前面板基材231の面にコーティング部材432が形成され、前面板43が完成する。
発明の実施の形態3.
実施形態2では、コーティング樹脂を塗工してコーティング部材431,432を形成したが、コーティング樹脂を転写してコーティング部材を形成することもできる。
図9に、本発明に係る前面板43の製造装置の主たる構成が示されている。図9に示された装置は、前面板基材231にコーティング部材431,432を転写する装置である。この転写装置53は、図9に示すように、ダイ531、成形ロール532,533、アニーリングロール534,535、転写ロール536,537、貼り合せロール538,539、紫外線照射機34を有する。
転写装置53は、主として、押出し成形によって前面板基材231を形成される。具体的には、まず、ダイ531は、図示しない押出し機によって溶融された樹脂を吐出して成形ロール532,533のエアギャップに送る。この吐出された樹脂は、成形ロール532によって成形ロール533に押し付けられる。このとき、成形ロール533は、この樹脂をシート状に延ばし、それとともに樹脂を冷却する。このシート状に形成された樹脂は、アニーリングロール534,535によって冷却され、これによって前面板基材231が形成される。その後、前面板基材231は、搬送ロールによって搬送される。
前面板231の平坦面に、転写ロール536,537それぞれによって一対のコーティングフィルムが転写される。これらコーティングフィルムは、上記のようなコーティング樹脂から構成されたシート状のフィルムであり、その平坦面に紫外線硬化樹脂が塗工されている。これらコーティングフィルムは、この紫外線硬化樹脂が塗工された面が前面板基材231の平坦面に対向するように転写ロール536,537から巻き出される。これらコーティングフィルムはそれぞれ、前面板基材231の両平坦面に転写され、貼り合せロール538,539の間で前面板基材231に押し付けられる。これによって、コーティングフィルムは、前面板基材231の平坦面に貼り合せられ、その後に紫外線照射機34へと送られる。
紫外線照射装置34は、前面板基材231の平坦面の両側から紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂を硬化する。これによって、コーティングフィルムは、前面板基材231に貼り付けられ、前面板43が完成する。ここで、これらコーティングフィルムが前面板43のコーティング部材431,432となる。
発明の実施の形態4.
実施形態2,3では、コーティング部材431,432を前面板基材231上に直接形成したが、コーティング部材431,432を前面板基材231上に接着部材を介して接着してもよい。
図10の断面模式図に、本実施形態4における背面投射型表示パネルが示されている。背面投射型表示パネル60は、レンズシート21,22に加えて、前面板63を備える。なおここでは、実施形態1,2における部材と同じ部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
前面板63は、前面板基材231、コーティング部材431,432に加え、調整部材631,632を有する。調整部材631,632は、前面板63の曲げ剛性を調整するための部材であり、前面板基材231とコーティング部材431,432との間の曲げ剛性を有する材料から構成されている。この材料は、好適にはポリエチレン・テレフタレート等とすることができる。
本実施形態4においても、コーティング部材431,432は、挟持部材232,233と同様にシート状の形状を有し、中間部材となる前面板基材231の両平坦面を挟み込んでいる。本実施形態4におけるコーティング部材431,432は、実施形態2と異なり、調整部材631,632、接着樹脂234,235を介して、前面板基材231上にコーティングされている。換言すれば、調整部材631,632が前面板基材231の両面に接着樹脂234,235によって接着され、コーティング部材431,432がこの調整部材631,632上に形成されている。
次に、図11を用いて、本実施形態4における前面板63の製造方法について説明する。
図11に、本実施形態における前面板53の製造装置の主たる構成が示されている。図11に示された装置は、前面板基材231にコーティング部材431,432を形成する装置である。このコーティング装置65は、図11に示すように、コーティング材を塗布するダイコータ651を有する。
図11に示すように、前面板基材231は、搬送ロール311,312によってダイコータ651へと送られる。ダイコータ651は、紫外線硬化樹脂を吐出し、送られてきたコーティングフィルムの片面に塗工する。この塗工されたコーティングフィルムは、搬送ロールによって送られた前面板基材231にコーティング樹脂を塗工する。
この塗工されたコーティングフィルムは、紫外線硬化樹脂が塗工された面が前面板231の平坦面に対向するように送られ、前面板基材231の平坦面に貼り合せられる。コーティングフィルムは、貼り合せロール331,332の間で前面板基材231に押し付けられ、これによってコーティングフィルムは、前面板基材231の平坦面に貼り合せられる。その後、コーティングフィルムが貼り合せられた前面板基材231は、紫外線照射機34へと送られる。
紫外線照射装置34は、前面板基材231の平坦面の片側から紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂を硬化する。これによって、コーティングフィルムは、前面板基材231に貼り付けられ、前面板63が完成する。ここで、これらコーティングフィルムが前面板63のコーティング部材431,432となる。
発明の実施の形態5.
本実施形態5では、上記実施形態1〜4で得られた、基材231、挟持部材232,233を備えた基材シート64にフレネルレンズを形成した例について、図12を用いて説明する。
本発明の光学シートを基材シート64とし、この基材シート64の片面に紫外線硬化樹脂67を塗布し、塗布した面にフレネルレンズの逆形状を備えた成形型66を積層する(図12(a))。その後、基材シート64側から紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂67を硬化し、成形型66を離形することでフレネルレンズシート68(図12(b))を成形することができる。
また、図示しない別の基材シートの片側にフレネルレンズを形成したフレネルレンズシートを基材シート64の片面に積層してフレネルレンズシート68を成形することもできる。
なお、本発明を背面投射型表示パネルに適応した場合について説明するが、これに限らず、液晶表示表示パネル等の前面板を有する各種表示表示パネルに適応可能である。また、本実施形態においては、光硬化工程において紫外線が用いられているが、これに限らず、種々の光を照射することができ、それにともなって接着樹脂やハードコート樹脂の種類を変更することができる。
本発明に係る光学シートの一構成例を示す模式図である。 本発明に係る光学シートのたわみを示すグラフである。 本発明に係る光学シートの自重を示すグラフである。 本発明に係る背面投射型表示パネルの一構成例を示す斜視模式図である。 本発明に係る背面投射型表示パネルの一構成例を示す断面模式図である。 本発明に係る光学シートの製造装置の一構成例を示す模式図である。 本発明に係る背面投射型表示パネルの一構成例を示す断面模式図である。 本発明に係る光学シートの製造装置の一構成例を示す模式図である。 本発明に係る光学シートの製造装置の一構成例を示す模式図である。 本発明に係る背面投射型表示パネルの一構成例を示す断面模式図である。 本発明に係る光学シートの製造装置の一構成例を示す模式図である。 本発明に係るフレネルレンズシートの一構成例を示す斜視模式図である。 従来の背面投射型表示パネルの一構成例を示す斜視模式図である。 従来の背面投射型表示パネルの一構成例を示す斜視模式図である。 従来の背面投射型表示パネルの一構成例を示す斜視模式図である。
符号の説明
1…光学シート、11…シート基材、121,122…挟持部材
20…背面投射型表示パネル、21…フレネルレンズシート、211…基材、
212…フレネルレンズ、22…レンチキュラーレンズシート、221…基材、
222…レンチキュラーレンズ、323…遮光層、
23…前面板、231…前面板基材、232,233…挟持部材、
234,235…接着樹脂
30…貼付装置、311,312…搬送ロール、32…接着樹脂塗工機、
331,332…貼り合せロール、34…紫外線照射機
40…背面投射型表示パネル、43…前面板、431,432…コーティング部材
51…コーティング装置、511…ダイコータ511、512…ロールコータ
53…転写装置、531…ダイ、532,533…成形ロール、
534,535…アニーリングロール、536,537…転写ロール、
538,539…貼り合せロール
60…背面投射型表示パネル、63…前面板、631,632…調整部材
65…コーティング装置、651…ダイコータ

Claims (8)

  1. 表示パネルに用いられる光学シートであって、
    当該光学シートのシート基材と、
    当該シート基材の平坦面に配設された第1の挟持部材と、
    前記シート基材の平坦面に対向した面に配設され、当該第1の挟持部材との間で前記シート基材を挟み込む第2の挟持部材とを備え、
    前記第1の挟持部材と前記第2の挟持部材とは、前記シート基材の構成材料よりも高い曲げ剛性を有し、
    当該第2の挟持部材の厚み及びヤング率は、前記第1の挟持部材の厚み及びヤング率と同じであり、
    前記シート基材の厚みをa(mm)、ヤング率をEN/mm )、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材の厚みをb(mm)、ヤング率をEN/mm )、E<Eとしたときに、
    Figure 0005296964
    は、K>2を満たし、
    前記シート基材の比重をρ(g/cm)、前記第1の挟持部材及び前記第2の挟持部材の比重をρ(g/cm)としたときに、
    Figure 0005296964
    は、K<1.7を満たす表示パネル用の光学シート。
  2. 前記第1の挟持部材と前記第2の挟持部材とは、ガラス材料とハードコート樹脂とのいずれかから構成されていることを特徴とする請求項1記載の表示パネル用の光学シート。
  3. 前記第1の挟持部材と前記第2の挟持部材を合せた厚みは、前記シート基材の厚みに対して1/9以上2/3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示パネル用の光学シート。
  4. 前記シート基材は樹脂材料から構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示パネル用の光学シート。
  5. 前記ガラス材料は、ソーダガラス石英ガラスとのいずれかであり、
    前記ハードコート樹脂は、アクリル系モノマー・オリゴマー・光反応開始剤を含む、アクリル系光硬化性ハードコート樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の表示パネル用の光学シート。
  6. 当該光学シートは前記表示パネルの前面を保護する前面板であって、前記シート基材、第1の挟持部材、及び第2の挟持部材は、光透過性を有する材料から構成される請求項1乃至5のいずれか一項に記載の表示パネル用の光学シート。
  7. 映像光が入射され、当該入射光を所定の方向に絞り込むフレネルレンズシートと、
    当該フレネルレンズシートと重ね合わせられ、前記絞り込まれた光を広げて出射するレンチキュラーレンズシートと、
    当該レンチキュラーレンズシートの光が出射する側に配設され、請求項6に記載の前面板とを備えた表示パネル。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学シートと、
    当該光学シートの少なくとも一方の面に設けられたフレネルレンズ層とを備えたフレネルレンズシート。
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