JP2005202097A - 多層光拡散板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の多層光拡散板(A)は、メタクリル酸メチル樹脂などの熱可塑性樹脂(B1)中に光拡散剤(B2)が分散された光拡散層(B)の両面に、互いに同じメタクリル酸メチル樹脂などの透明熱可塑性樹脂(C1)からなる透明層(C)が共押出成形により積層一体化されている。背面投影スクリーン(E)として好適である。熱可塑性樹脂(B1)に光拡散剤(B2)が分散された光拡散性熱可塑性樹脂(B0)と、透明熱可塑性樹脂(C1)とを、それぞれ溶融温度以上に加熱して溶融し、光拡散性熱可塑性樹脂(B0)から形成される層(B)の両面に、透明熱可塑性樹脂(C1)から形成される層(C)が積層されるように、共押出成形用ダイ(1)から共押出し、積層一体化して製造される。
【選択図】 図1
Description
特許文献3〔実用新案登録第3093398号公報〕には、透明熱可塑性樹脂(B1)に光拡散剤(B2)が分散された光拡散板(B)に透明板(C)を接着により積層一体化した多層光拡散板(A)が開示されている。
特許文献4〔特開平6−18991号公報〕には、光拡散剤(B2)が分散された光拡散層(B)の片面に、共押出成形法により透明層(C)を形成した2層構成の光拡散板(A)が開示されている。
光拡散層(B)は、透明熱可塑性樹脂(B1)に光拡散剤(B2)が分散された層である。透明熱可塑性樹脂(B1)としては、例えばメタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂などが挙げられる。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジルなどのアクリル酸エステル類、
メタクリル酸、アクリル酸などの不飽和酸類、
スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミドなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。中でもアクリル酸メチル、アクリル酸エチルなどをはじめとするアクリル酸エステル類が好ましい。また、この共重合体は、無水グルタル酸単位やグルタルイミド単位を含んでいてもよい。
ビニルトルエン、α−メチルスチレンのようなアルキルスチレン類などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。スチレン系重合体粒子におけるスチレン系単官能単量体以外の他の単官能単量体としては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルのようなメタクリル酸エステル類、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルのようなアクリル酸エステル類、アクリロニトリルなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。多官能単量体としては、例えば、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、テトラプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレートのような多価アルコール類のメタクリル酸エステル類、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、テトラプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートのような多価アルコール類のアクリル散エステル類、
ジビニルベンゼン、ジアリルフタレートのような芳香族多官能単量体などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルのようなアクリル酸エステル類、
メタクリル酸、アクリル酸などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
多官能単量体としては、スチレン系重合体粒子にいて上記したと同様のものが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
B:光拡散層 B1:熱可塑性樹脂 B2:光拡散剤 tB:光拡散層の厚み
B0:光拡散性熱可塑性樹脂
C:透明層 C1:透明熱可塑性樹脂 tC:透明層の厚み
D:背面投影型画像表示装置 E:背面投影スクリーン F:投影装置
1:共押出成形用ダイ
2B:押出機 2C:押出機
3:冷却ロール
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂中に光拡散剤が分散された光拡散層の両面に、互いに同じ透明熱可塑性樹脂からなる透明層が共押出成形により積層一体化されてなることを特徴とする多層光拡散板。
- 光拡散層を構成する熱可塑性樹脂が、メタクリル酸メチル樹脂、スチレン樹脂またはポリカーボネート樹脂であり、透明層を構成する透明熱可塑性樹脂がメタクリル酸メチル樹脂である請求項1に記載の多層光拡散板。
- 光拡散層の厚みが0.2mm〜5mmであり、透明層の厚みが1mm〜10mmである請求項1または請求項2に記載の多層光拡散板。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の多層光拡散板からなる背面投影スクリーン。
- 請求項4に記載の背面投影スクリーンが組み込まれた背面投影型画像表示装置。
- 熱可塑性樹脂に光拡散剤が分散された光拡散性熱可塑性樹脂と、透明熱可塑性樹脂とを、それぞれ加熱して溶融し、
前記光拡散性熱可塑性樹脂から形成される層の両面に、前記透明熱可塑性樹脂から形成される層が積層されるように共押出成形用ダイから共押出して、積層し、一体化することを特徴とする請求項1に記載の多層光拡散板の製造方法。 - 前記熱可塑性樹脂がメタクリル酸メチル樹脂、スチレン樹脂またはポリカーボネート樹脂であり、前記透明熱可塑性樹脂がメタクリル樹脂である請求項6に記載の製造方法。
- 前記光拡散性熱可塑性樹脂から形成される層の厚みが0.2mm〜5mmとなり、前記透明熱可塑性樹脂から形成される層の厚みが1mm〜10mmとなるように共押出成形用ダイから共押出しする請求項6または請求項7に記載の製造方法。
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- 2004-01-15 JP JP2004007657A patent/JP2005202097A/ja active Pending
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