JP5293984B1 - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルのターン数の自由度を大きくしつつ、生産性を向上できるようにする。
【解決手段】磁気的空隙Sを介して相対移動可能に対向配置された固定子110と可動子120を備えたモータ100であって、可動子120は、ヨーク123と、ヨーク123から磁気的空隙S側に突出して設けられたティース124と、ティース124に巻き付けられた複数のコイル127と、を有し、複数のコイル127は、相対移動方向に連続して配置された同相且つ線径が同一である2つのコイル127を備えたコイル群を各相ごとに有し、U相、V相及びW相に対応するコイル群127U,127V,127Wは、相対移動方向のコイル幅L1が相対移動方向のティースピッチTPよりも大きな第1コイル127U1,127V1,127W1をそれぞれ有する。

Description

開示の実施形態は、交流モータに関する。
特許文献1には、同相コイルが3つ連続する3相電機子巻線に関し、特に2種の線径のコイルで巻くことで、占積率を低下させることなくコイルのターン数に自由度を持たせる技術が記載されている。このモータでは、電機子巻線が界磁磁石に対して相対移動する方向に順に配置された3つの同相コイルをそれぞれ第1コイル、第2コイル、第3コイルとし、第1、第3コイルの線径をD1、ターン数をN1、第2コイルの線径をD2、ターン数をN2とした場合に、D1>D2且つN1<N2、又は、D1<D2且つN1>N2とする。
特許第4304999号公報(第4頁、第1図、第3図)
上記従来技術では、コイルのターン数の自由度を大きくすることが可能だが、コイルごとに線径が異なることから連続する同相コイルの一筆巻きをすることができず、生産性が低下するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、コイルのターン数の自由度を大きくしつつ、生産性を向上することが可能なモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、磁気的空隙を介して相対移動可能に対向配置された固定子と可動子を備えたモータであって、前記固定子及び前記可動子のいずれか一方は、ヨークと、前記ヨークから前記磁気的空隙側に突出して設けられた複数のティースと、前記複数のティースに巻線が巻き付けられて構成された複数のコイルと、を有し、前記複数のコイルは、前記相対移動方向に連続して配置された同相且つ線径が同一である複数の前記コイルを備えたコイル群を各相ごとに有し、前記コイル群は、前記相対移動方向のコイル幅が前記相対移動方向のティースピッチよりも大きく、かつ、前記巻線が前記相対移動方向にm列かつ前記相対移動方向に直交する直交方向にn段(但しm,nは整数)巻き付けられることによりm×nのターン数とした第1コイルと、前記相対移動方向のコイル幅が前記相対移動方向のティースピッチよりも小さく、かつ、前記巻線が前記相対移動方向にp列(但しpはmより小さな整数)かつ前記直交方向にn段巻き付けられることによりp×nのターン数とした第2コイルと、を有するモータが適用される。
本発明のモータによれば、コイルのターン数の自由度を大きくしつつ、生産性を向上することができる。
本実施形態に係るモータの構成を表す縦断面図である。 モータの可動子のコイル配列構成を説明するための説明図である。 従来のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 従来のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 従来のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 比較例のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 比較例のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 実施形態のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 実施形態のコイル構成の一例を説明するための説明図である。 従来と実施形態のモータで得られる推力−速度特性を表す図である。 変形例のモータの可動子のコイル配列構成を説明するための説明図である。 変形例のモータの可動子のコイル配列構成を説明するための説明図である。
以下、一実施の形態について図面を参照して説明する。
<モータの構成>
本実施形態に係るモータ100は、3相交流を用いたリニア同期モータである。図1では、モータ100のスロットコンビネーションが5ポール6スロット(5P6S)である場合を一例として示している。図1に示すように、モータ100は、磁気的空隙Sを介して相対移動可能に対向配置された固定子110と可動子120を備えている。
固定子110は、平板状のヨーク111と、ヨーク111上に相対移動方向(図1中左右方向)に一定間隔(マグネットピッチMP)で配列された複数の永久磁石112とを有している。可動子120は、コア121と、このコア121を覆うように設けた例えば樹脂製の可動子ベース122とを有している。コア121は、ヨーク123及びこのヨーク123から磁気的空隙S側に突出して設けられたティース124からなる分割コア125が相対移動方向に一定間隔(ティースピッチTP)で並列され、分割コア125の両端部にサブティース126が配置された構成となっている。なお、本実施形態ではコア121を分割構成としているが、一体構成としてもよい。
コア121の各ティース124間に形成される各スロットには、複数のコイル127が巻装されている。図2に示すように、スロットコンビネーションが5ポール6スロット(5P6S)であるモータ100では、2つの同相のコイル127が相対移動方向(図2中左右方向)に連続して配置される。なお、図2に示すU、V、WはU相、V相、W相に対応する各コイル127を示しており、これらと巻き方向が反対であるコイル127をそれぞれ−U、−V、−Wで図示している。
可動子120は、連続配置された2つの同相のコイル127を備えたコイル群を各相(U相、V相、W相)ごとに有している。U相に対応するコイル群127Uは、相対移動方向に連続して配置された同相(U相)の2つのコイルである、第1コイル127U1と第2コイル127U2を備えている。第1コイル127U1は、コイル幅L1がスロットピッチSP(=ティースピッチTP)よりも大きく、第2コイル127U2は、コイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さい。また、これら第1コイル127U1と第2コイル127U2は、線径が同一である。なお、上記スロットピッチSPは、各分割コア125のヨーク123の相対移動方向の長さと同じである。
同様に、V相に対応するコイル群127Vは、相対移動方向に連続して配置された同相(V相)且つ線径が同一である、コイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きな第1コイル127V1と、コイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さな第2コイル127V2を備えている。また同様に、W相に対応するコイル群127Wは、相対移動方向に連続して配置された同相(W相)且つ線径が同一である、コイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きな第1コイル127W1と、コイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さな第2コイル127W2を備えている。
各相における第1コイルのコイル幅L1と第2コイルのコイル幅L2の和は、スロットピッチSPの2倍と略一致する。このような構成により、各相のコイル群127U,127V,127Wを相対移動方向に並べたときのコイル幅の配列関係が、図2に示すように「大・小」、「大・小」、「大・小」となり、各スロットに隙間なくコイル127を配列することが可能である。したがって、コイルの占積率が低下するのを防止できるので、モータ定数の低下を防止できる。
なお、図1に示すように、モータ100は、図2に示すコイル群127U,127V,127Wを相対移動方向に3組備えているが、組数をこれに限定するものではない。また、この例では可動子120がコイル群127U,127V,127Wを有する構成としたが、可動子と固定子の対応関係を反対とし、固定子がコイル群127U,127V,127Wを有する構成としてもよい。
<実施形態の効果>
上記構成であるモータ100は、コイル幅L1がスロットピッチSP(=ティースピッチTP)よりも大きな第1コイル127U1,127V1,127W1を有する点が最大の特徴である。これにより得られる効果について、比較例を用いつつ以下に説明する。
3相交流等を用いる多相交流モータにおいて、ユーザの要求に合致した出力特性(推力−速度特性)を得るには、各相のコイルのターン数を適切な値に設定する必要がある。しかしながら、従来のモータではコイルのターン数の飛びが大きいという問題がある。例えば図3に示すように、2つの同相のコイルが連続して配置されるスロットコンビネーション(5P6S等)のモータにおいて、例えばスロットの高さを30mm、スロットの幅(隣り合うティース同士の隙間)を6mmとした場合、線径φD=3mmのときに各コイルのターン数は10段×1列(10ターン)となり、1相グループのトータルのターン数N=10ターン×2コイル=20ターンとなる。
占積率が略同一という条件でこれよりもターン数を増やす場合、例えば図4に示すように線径φD=1.5mmとすると、各コイルのターン数は20段×2列(40ターン)となり、1相グループのトータルのターン数N=40ターン×2コイル=80ターンとなる。また、例えば図5に示すように、線径φD=1mmとすると、各コイルのターン数は30段×3列(90ターン)となり、1相グループのトータルのターン数N=90ターン×2コイル=180ターンとなる。このように、線径φDを小さくするにつれターン数Nは4倍、9倍となってしまい飛びが大きいので、ユーザの要求に合致したターン数に設定するのが難しい。
そこで、2つの同相コイルの線径とターン数を変えることによって、中間的なターン数を得る場合について考える。この場合の構成を、図6及び図7に比較例として示す。例えば図6に示すように、第1コイル(図6中左側のコイル)の線径φD1=3mm、第2コイル(図6中右側のコイル)の線径φD2=1.5mmとすると、第1コイルのターン数N1は10段×1列(10ターン)、第2コイルのターン数N2は20段×2列(40ターン)となり、トータルのターン数N=10ターン+40ターン=50ターンとなる。また例えば図7に示すように、第1コイル(図7中左側のコイル)の線径φD1=1.5mm、第2コイル(図7中右側のコイル)の線径φD2=1mmとすると、第1コイルのターン数N1は20段×2列(40ターン)、第2コイルのターン数N2は30段×3列(90ターン)となり、トータルのターン数N=40ターン+90ターン=130ターンとなる。このようにして中間的なターン数を得ることが可能となる。しかしながら、コイルごとに線径が異なるので、連続する同相コイルの一筆巻きをすることができず、生産性が低下するという問題がある。
そこで、本発明者らは、コイルの線径が制約され選択肢が少ない(例えば上記の例では、1mm≦φD≦3mmの範囲では線径φD=3mm、1.5mm、1mmしか選択できない)ことに鑑みて鋭意研究開発を行った結果、各コイルのコイル幅LがスロットピッチSP以内となるように設計するという技術的な常識を覆すことに想到し、初めて本実施形態の構成に想到した。すなわち本実施形態では、前述したように、連続配置された同相且つ線径が同一である複数(本実施形態では2)のコイルからなるコイル群127U,127V,127Wが、コイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きなコイル127U1,127V1,127W1をそれぞれ有する構成とする。すなわち、コイル幅LがスロットピッチSP以内という制約がない。
これにより、例えば上記の例ではさらに線径φD=2mm又はφD=1.2mmのコイルを選択することが可能となり、コイルの線径の選択肢を増やすことができる。その結果、図8に示すように線径φD=2mmとした場合には、例えば第1コイル(図8中左側のコイル)のターン数N1は15段×2列(30ターン)、第2コイル(図8中右側のコイル)のターン数N2は15段×1列(15ターン)となり、トータルのターン数N=30ターン+15ターン=45ターンとなる。また図9に示すように、線径φD=1.2mmとした場合には、例えば第1コイル(図9中左側のコイル)のターン数N1は25段×3列(75ターン)、第2コイル(図9中右側のコイル)のターン数N2は25段×2列(50ターン)となり、トータルのターン数N=75ターン+50ターン=125ターンとなる。このようにして中間的なターン数を得ることができるので、コイルのターン数の自由度を大きくすることができる。さらに、第1及び第2コイルの線径φDを同一とすることができるので、連続する同相コイルの一筆巻きをすることが可能となり、生産性を向上できる。
以上の結果、本実施形態によれば、図10に示すように中間的な出力特性(推力−速度特性)を得ることができるので、ユーザの要求に合致した出力特性を得ることが可能となる。
また、本実施形態では特に、2つの同相のコイルが連続して配置されるスロットコンビネーションのモータ100に対して適用することで、後述する3つの同相のコイルが連続して配置されるモータに適用する場合に比べ、コイルの占積率の低下を防止し、モータ定数の低下を防止できる効果がある。
なお、上記図6及び図7で述べた第1及び第2コイルは特許請求の範囲に記載の第1及び第2コイルに相当せず、上記図2、図8及び図9で述べた第1及び第2コイルが特許請求の範囲に記載の第1及び第2コイルに相当する。
<変形例>
上記実施形態ではスロットコンビネーションが5ポール6スロット(5P6S)である場合を一例として説明したが、これに限定するものではない。同相のコイルが2個連続して配置されるスロットコンビネーションとしては、この他にも例えば7ポール6スロット(7P6S)や、10ポール12スロット(10P12S)、14ポール12スロット(14P12S)等があり、このようなモータに対しても適用可能である。
さらに、同相のコイルが2個連続して配置されるモータに限らず、同相のコイルが3個連続して配置されるスロットコンビネーションのモータにも適用することが可能である。同相のコイルが3個連続して配置されるスロットコンビネーションとしては、例えば8ポール9スロット(8P9S)や10ポール9スロット(10P9S)等がある。本変形例について、図11及び図12を用いて説明する。
図11に示すように、本変形例のモータ100では、3つの同相のコイル127が相対移動方向(図11中左右方向)に連続して配置される。可動子120は、連続配置された3つの同相のコイル127を備えたコイル群を各相(U相、V相、W相)ごとに有している。U相に対応するコイル群127Uは、相対移動方向に連続して配置された同相(U相)の3つのコイルである、第1コイル127U1と2つの第2コイル127U2を備えている。第1コイル127U1は、コイル幅L1がスロットピッチSP(=ティースピッチTP)よりも大きく、第2コイル127U2は、第1コイル127U1の相対移動方向における両側にそれぞれ位置し、コイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さい。また、これら第1コイル127U1と2つの第2コイル127U2は線径が同一であり、一筆巻きをすることが可能である。
V相に対応するコイル群127V及びW相に対応するコイル群127Wも、上記コイル群127Uと同様の構成を有している。
本変形例のように、同相のコイルが3個連続して配置されるモータにおいて、例えばコイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さな第2コイル127U2,127V2,127W2の相対移動方向における両側にコイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きな第1コイル127U1,127V1,127W1をそれぞれ配置する場合、各相のコイル群127U,127V,127Wを相対移動方向に並べたときのコイル幅の配列関係が「大・小・大」、「大・小・大」、「大・小・大」となり、寸法的な制約から配置が成立しない。
これに対し、図11に示すように、コイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きな第1コイル127U1,127V1,127W1の相対移動方向における両側にコイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さな2つの第2コイル127U2,127V2,127W2をそれぞれ配置することで、各相のコイル群127U,127V,127Wを相対移動方向に並べたときのコイル幅の配列関係が「小・大・小」、「小・大・小」、「小・大・小」となり、寸法的に配置が成立する。したがって、同相コイルが3つ連続するスロットコンビネーションのモータにおいて、コイルのターン数の自由度を大きくしつつ生産性を向上できるモータを実現できる。
また、図12に示すモータ100では、U相に対応するコイル群127Uは、コイル幅L1がスロットピッチSPよりも大きな第1コイル127U1と、この第1コイル127U1の相対移動方向における一方側(この例では図12中右側。図12中左側としてもよい)に配置された、コイル幅L2がスロットピッチSPよりも小さな2つの第2コイル127U2とを有している。これら第1コイル127U1と2つの第2コイル127U2は線径が同一であり、一筆巻きをすることが可能である。また、V相に対応するコイル群127V及びW相に対応するコイル群127Wも、上記コイル群127Uと同様の構成を有している。
本変形例によっても、各相のコイル群127U,127V,127Wを相対移動方向に並べたときのコイル幅の配列関係が「大・小・小」、「大・小・小」、「大・小・小」あるいは「小・小・大」、「小・小・大」、「小・小・大」となり、寸法的に配置が成立する。したがって、同相コイルが3つ連続するスロットコンビネーションのモータにおいて、コイルのターン数の自由度を大きくしつつ生産性を向上できるモータを実現できる。
なお、以上では、モータ100がリニア同期モータである場合を一例として説明したが、これに限らず、リニア誘導モータにも適用することが可能である。さらにリニアモータに限らず、回転型のモータに適用してもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
100 モータ
110 固定子
120 可動子
123 ヨーク
124 ティース
127 コイル
127U,V,W コイル群
127U1,V1,W1 第1コイル
127U2,V2,W2 第2コイル
L1,L2 コイル幅
S 磁気的空隙
TP ティースピッチ

Claims (5)

  1. 磁気的空隙を介して相対移動可能に対向配置された固定子と可動子を備えたモータであって、
    前記固定子及び前記可動子のいずれか一方は、
    ヨークと、
    前記ヨークから前記磁気的空隙側に突出して設けられた複数のティースと、
    前記複数のティースに巻線が巻き付けられて構成された複数のコイルと、
    を有し、
    前記複数のコイルは、
    前記相対移動方向に連続して配置された同相且つ線径が同一である複数の前記コイルを備えたコイル群を各相ごとに有し、
    前記コイル群は、
    前記相対移動方向のコイル幅が前記相対移動方向のティースピッチよりも大きく、かつ、前記巻線が前記相対移動方向にm列かつ前記相対移動方向に直交する直交方向にn段(但しm,nは整数)巻き付けられることによりm×nのターン数とした第1コイルと、
    前記相対移動方向のコイル幅が前記相対移動方向のティースピッチよりも小さく、かつ、前記巻線が前記相対移動方向にp列(但しpはmより小さな整数)かつ前記直交方向にn段巻き付けられることによりp×nのターン数とした第2コイルと、
    有することを特徴とするモータ。
  2. 前記コイル群は、
    1つの前記第1コイルと1つ若しくは2つの前記第2コイルとを1組として、前記相対移動方向にk組(但しkは整数)配設した
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第1コイルと前記第2コイルの前記コイル幅の和は、前記ティースピッチの2倍と略一致する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  4. 前記第2コイルは、
    前記第1コイルの前記相対移動方向における両側に2つ設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  5. 前記第2コイルは、
    前記第1コイルの前記相対移動方向における一方側に2つ設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ。
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