JP5734135B2 - 電気機械およびその製造方法 - Google Patents
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Description
また、永久磁石磁極数Pと突極磁極数Mの関係が、(2/3)M<P<(4/3)M、かつ、M=3m(但しmは2以上の奇数、M≠P)とした場合に、コギングトルク低減効果と出力向上効果が同時に得られる(例えば、特許文献2参照)。
従って、電気機械では電機子起磁力の高調波成分に起因するトルクリップルを低減することができず、例えば電気機械をエレベ−タの巻上機として使用する場合、トルクリップルが乗り心地に影響するといった問題があった。
図1は、この発明の実施の形態1に係る電気機械の構成を示す断面図である。以下の説明では、電気機械の例として、回転電機を例に挙げている。
この回転電機1は、電機子2と界磁極3が磁気的空隙を介して相対的に図示しないベアリング等の保持具により配置されている。
界磁極3は、界磁極鉄心4とこれに等間隔に固定された永久磁石5を有している。N極の永久磁石5とS極の永久磁石5を5対、計10個の磁極を有している。
電機子2には紙面に向かって左側から右に第1ティースから第9ティースが配置されており、第1ティースのコアバック10側にはV4−、空隙11側にはU1+、第2ティースのコアバック10側にはU21−、空隙11側にはU22−、第3ティースのコアバック10側にはW5−、空隙11側にはU3+、第4ティースのコアバック10側にはU4−、空隙11側にはW1+、第5ティースのコアバック10側にはW21−、空隙11側にはW22−、第6ティースのコアバック10側にはV5−、空隙11側にはW3+、第7ティースのコアバック10側にはW4−、空隙11側にはV1+、第8ティースのコアバック10側にはV21−、空隙11側にはV22−、第9ティースのコアバック10側にはU5−、空隙11側にV3+の巻線9が巻回されている。
式(1)からも、a4=a5=0.43Tとしたとき分布巻係数はほぼ0になり、単一の巻線を同じターン数で巻回した場合の分布巻係数0.2176よりも大きく低減することがわかる。
また、図1、3の説明においては10極9ティースの回転電機で説明を行ったが、この極数とスロット数に限定するものではなく、nを1以上の整数として、10n極9nティースの回転電機全てにおいて用いることが可能である。
さらに、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
図2は、この発明の実施の形態2に係る電気機械の構成を示す断面図である。以下の説明では、電気機械の例として、回転電機を例に挙げている。
この回転電機1は、電機子2と界磁極3が磁気的空隙を介して相対的に図示しないベアリング等の保持具により配置されている。
界磁極3は、界磁極鉄心4とこれに等間隔に固定された永久磁石5を有している。N極の永久磁石5とS極の永久磁石5を4対、計8個の磁極を有している。
電機子2には紙面に向かって左側から右に第1ティースから第9ティースが配置されており、第1ティースのコアバック10側にはV4−、空隙11側にはU1+、第2ティースのコアバック10側にはU21−、空隙11側にはU22−、第3ティースのコアバック10側にはW5−、空隙11側にはU3+、第4ティースのコアバック10側にはU4−、空隙11側にはW1+、第5ティースのコアバック10側にはW21−、空隙11側にはW22−、第6ティースのコアバック10側にはV5−、空隙11側にはW3+、第7ティースのコアバック10側にはW4−、空隙11側にはV1+、第8ティースのコアバック10側にはV21−、空隙11側にはV22−、第9ティースのコアバック10側にはU5−、空隙11側にV3+の巻線9が巻回されている。
式(1)からも、a4=a5=0.43Tとしたとき分布巻係数はほぼ0になり、単一の巻線を同じターン数で巻回した場合の分布巻係数0.2176よりも大きく低減することがわかる。
また、図1、9の説明においては8極9ティースの回転電機で説明を行ったが、この極数とスロット数に限定するものではなく、nを1以上の整数として、8n極9nティースの回転電機全てにおいて用いることが可能である。
さらに、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
一般的にティースに巻回された巻線に鎖交する磁束は漏れ磁束の影響で巻線位置がコアバックに近づくほど大きくなるため、異なる相の電流が通電される複数の巻線がティースに巻回される場合、各相に鎖交する誘起電圧は不均一となる。
しかしながら、実施の形態2においては同相の1つの巻線のみ(U21とU22などの場合)が巻回されたティースを中心に対称に巻線を配置できるため、各相の巻線における空隙11側、もしくはコアバック10側に配置される巻線の巻数がすべて等しくなり、各相の巻線には等しい量の磁束が鎖交し、図17に示すように3相間において巻線に鎖交する誘起電圧のバランスが保たれる。
さらに、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
実施の形態3においては、実施の形態1又は実施の形態2で示した巻線構造を有した電気機械において、U21とU22、V21とV22、W21とW22のそれぞれの合計ターン数をTとし、且つU4とU5、V4とV5、W4とW5のターン数をすべて0.28T以上、0.43T以下としている。
従って、実施の形態3においては第5次高調波、第7次高調波、もしくはその両方に対する巻線係数がほぼ0となり、トルクリップルの電気角1周期の第6次、12次成分を最小化できる。
また、巻線配置が同じで移動方向のみ逆となる8n極9nティースの回転電機でも上記と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
図3は、実施の形態4における巻線構造を示している。同図に示すように、各ティースについてコアバック10側と空隙11側に分けて2つの巻線を巻回し、第1ティースのコアバック10側にはV4−、空隙11側にはU1+、第2ティースのコアバック10側にはU21−、空隙11側にはU22−、第3ティースのコアバック10側にはW5−、空隙11側にはU3+、第4ティースのコアバック10側にはU4−、空隙11側にはW1+、第5ティースのコアバック10側にはW21−、空隙11側にはW22−、第6ティースのコアバック10側にはV5−、空隙11側にはW3+、第7ティースのコアバック10側にはW4−、空隙11側にはV1+、第8ティースのコアバック10側にはV21−、空隙11側にはV22−、第9ティースのコアバック10側にはU5−、空隙11側にはV3+の巻線が巻回されている。また、U+とU−は巻極性が互いに逆であることを示している。
一般的にティースに巻回された巻線に鎖交する磁束は漏れ磁束の影響で巻線位置がコアバックに近づくほど大きくなるため、異なる相の電流が通電される複数の巻線がティースに巻回される場合、各相に鎖交する誘起電圧は不均一となる。
しかしながら、実施の形態4においては同相の1つの巻線のみ(U21とU22などの場合)が巻回されたティースを中心に対称に巻線を配置できるため、各相の巻線における空隙側、もしくはコアバック側に配置される巻線の巻数がすべて等しくなり、各相の巻線には等しい量の磁束が鎖交し、図17に示すように3相間において巻線に鎖交する誘起電圧のバランスが保たれる。
さらに、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
図18は、この発明の実施の形態5に係る巻線構造を示している。
図18に示すように、各ティースについてコアバック10側と空隙11側に分けて2つの巻線を巻回し、第1ティースのコアバック10側にはU1+、空隙11側にはV4−、第2ティースのコアバック10側にはU21−、空隙11側にはU22−、第3ティースのコアバック10側にはU3+、空隙11側にはW5−、第4ティースのコアバック10側にはW1+、空隙11側にはU4−、第5ティースのコアバック10側にはW21−、空隙11側にはW22−、第6ティースのコアバック10側にはW3+、空隙11側にはV5−、第7ティースのコアバック10側にはV1+、空隙11側にはW4−、第8ティースのコアバック10側にはV21−、空隙11側にはV22−、第9ティースのコアバック10側にはV3+、空隙11側にはU5−の巻線が巻回されている。
また、図19に示すように、巻線配置が同じで移動方向のみ逆となる8n極9nティースの回転電機でも上記と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態5においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タについても上記と同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態6に係る回転電機における巻線構造は、この発明の実施の形態5に係る回転電機における巻線構造と同様であるが、接続が異なる。
図18に示すように、各ティースについてコアバック側と空隙側に分けて2つの巻線を巻回し、第1ティースのコアバック10側にはU1+、空隙11側にはV4−、第2ティースのコアバック10側にはU21−、空隙11側にはU22−、第3ティースのコアバック10側にはU3+、空隙11側にはW5−、第4ティースのコアバック10側にはW1+、空隙11側にはU4−、第5ティースのコアバック10側にはW21−、空隙11側にはW22−、第6ティースのコアバック10側にはW3+、空隙11側にはV5−、第7ティースのコアバック10側にはV1+、空隙11側にはW4−、第8ティースのコアバック10側にはV21−、空隙11側にはV22−、第9ティースのコアバック10側にはV3+、空隙11側にはU5−の巻線が巻回されている。なお、U+とU−は巻極性が互いに逆であることを示している。
また、図20に示すように、U1−U21−U3とU4−U22−U5がそれぞれ並列接続されている。なお、同様の接続を、V相、W相についても行う。
但し、実際にはモータのターン数が自然数であるため、式(2)の値に設定するのが困難な場合がある。その場合は、式(3)に設定することにより、上記に近い効果を得ることが可能となる。なお、上記ではU相の例のみを示したが、V相、W相についても同様となる。
また、図19に示すように、巻線配置が同じで移動方向のみ逆となる8n極9nティースの回転電機にも適用することができるとともに同様の効果が得られる。
また、本実施の形態においては回転電機を例とした説明を行ったが、直線状に対向する形で固定子と可動子が配置されているリニアモ−タにも適用することができるとともに同様の効果が得られる。
電機子と界磁極が磁気的空隙を介して相対的にベアリング等の保持具により配置された図1の回転電機に関して、界磁極は界磁極鉄心及びN極の永久磁石とS極の永久磁石をそれぞれ5対、計10個の磁極を界磁極鉄心に等間隔に固定する製造工程により製造される。また、等間隔に配置された磁気的空隙長の方向に突出した9個のティースが形成された電機子鉄心と、この電機子鉄心に集中的に巻回されスロットに収容された巻線とを有す電機子を準備する。
また、本実施の形態においては10極9ティースの回転電機における製造方法の説明を行ったが、この極数とスロット数に限定するものではなく、nを1以上の整数として、10n極9nティースの回転電機全てにおいて用いることが可能である。
すなわち、実施の形態7を実施の形態2で説明した電気機械に適用して、8n個(nは1以上の整数)の磁極を回転子に固定する工程と、同一のティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示した場合、分布巻係数の5次、7次、11次、13次を低減するように、9n個のティースを有する電機子鉄心の上記ティースの空間的な配列に従って、各ティースに、(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21− /V22−)、(V3+/U5−)の順序、又は該順序を繰返して上記巻線を巻回し、且つ、相が異なる2つの上記巻線が径方向に並ぶように巻回される基準とする上記ティースに対して隣接する一方の上記ティースに、上記基準とするティースに巻回される上記2つの巻線と同じ相の上記2つの巻線が径方向にずらされて巻回し、且つ、相が同じ1つの巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に相が同じ他の4つの上記巻線が巻回する工程とを含む電気機械の製造方法とした場合も、電機子起磁力の第N次高調波成分に対する巻線係数を0とした電気機械を製造することが可能となり、電機子起磁力の高調波成分に起因するトルクリップルが低減された電気機械を製造することが可能となる。
Claims (7)
- 9n(nは1以上の整数)個のティースを有する電機子及び10n個の磁極を有する界磁極からなる電気機械において、
同じ上記ティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の各相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、空間的配列に従って上記ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、(V3+/U5−)、もしくは、(V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、または該順序を繰り返して上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線が合計ターン数がTとなるように巻回される1つの上記ティースから、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される1つの上記巻線のターン数を、0.28T以上、0.43T以下とし、
上記ティースのそれぞれの上記巻線の合計ターン数がTである
ことを特徴とする電気機械。 - 9n(nは1以上の整数)個のティースを有する電機子及び8n個の磁極を有する界磁極からなる電気機械において、
同じ上記ティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の各相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、空間的配列に従って上記ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、(V3+/U5−)、もしくは、(V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、または該順序を繰り返して上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線が合計ターン数がTとなるように巻回される1つの上記ティースから、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される1つの上記巻線のターン数を、0.28T以上、0.43T以下とし、
上記ティースのそれぞれの上記巻線の合計ターン数がTである
ことを特徴とする電気機械。 - 9n(nは1以上の整数)個のティースを有する電機子及び10n個の磁極を有する界磁極からなる電気機械において、
同じ上記ティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の各相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、空間的配列に従って上記ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、(V3+/U5−)、もしくは (V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、または該順序を繰り返して上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線が巻回され、
1つの上記ティースに巻回される相が同じ2つの上記巻線の一方と、隣接する上記ティースにそれぞれ巻回される相が同じ2つの巻線とを直列接続した同相の巻線群と、1つの上記ティースに巻回される相が同じ2つの上記巻線の他方と、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される相が同じ2つの上記巻線とを直列接続した同相の巻線群とを、並列に接続し、且つ、一方の上記巻線と他方の上記巻線のターン数の比を、下式
ことを特徴とする電気機械。 - 9n(nは1以上の整数)個のティースを有する電機子及び8n個の磁極を有する界磁極からなる電気機械において、
同じ上記ティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の各相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、空間的配列に従って上記ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、(V3+/U5−)、もしくは、(V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、または該順序を繰り返して上記巻線が巻回され、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線が巻回され、
1つの上記ティースに巻回される相が同じ2つの上記巻線の一方と、隣接する上記ティースにそれぞれ巻回される相が同じ2つの巻線とを直列接続した同相の巻線群と、1つの上記ティースに巻回される相が同じ2つの上記巻線の他方と、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される相が同じ2つの上記巻線とを直列接続した同相の巻線群とを、並列に接続し、且つ、一方の上記巻線と他方の上記巻線のターン数の比を、下式
ことを特徴とする電気機械。 - 上記隣接するティースに径方向で互いにずらされて巻回された相が同じ2つの上記巻線は、相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースに隣接する方の上記巻線を、他方の上記巻線より、上記ティースのコアバックに近い側に巻回することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の電気機械。
- 10n個(nは1以上の整数)の磁極を回転子に固定する工程と、
同一のティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の各相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、分布巻係数の5次、7次、11次、13次を低減するように、9n個のティースを有する電機子鉄心の上記ティースの空間的な配列に従って、各ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、(V3+/U5−)、もしくは、(V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、又は該順序を繰返して上記巻線を巻回し、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線が巻回し、
相が同じ上記巻線が合計ターン数がTとなるように巻回される1つの上記ティースから、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される1つの上記巻線のターン数を、0.28T以上、0.43T以下とし、
上記ティースのそれぞれの上記巻線の合計ターン数がTとなるように巻回する工程と
を含むことを特徴とする電気機械の製造方法。 - 8n個(nは1以上の整数)の磁極を回転子に固定する工程と、
同一のティースに巻回する2つの巻線を( / )で、三相交流の相をU、V、Wで、巻極性を+、−でそれぞれ表示し、( / )内の左側の巻線は、( / )内の右側の巻線より上記ティースのコアバックに近い径方向位置に巻回され、( / )内の左側及び右側それぞれの相及び巻極性が同じ上記巻線は、それぞれを合わせた相が同じ1つの上記巻線として、またはそれぞれ相が同じ2つの上記巻線として上記ティースに巻回されるとした場合、分布巻係数の5次、7次、11次、13次を低減するように、9n個のティースを有する電機子鉄心の上記ティースの空間的な配列に従って、各ティースに、
(U1+/V4−)、(U21−/U22−)、(U3+/W5−)、(W1+/U4−)、(W21−/W22−)、(W3+/V5−)、(V1+/W4−)、(V21−/V22−)、 (V3+/U5−)、もしくは、(V4−/U1+)、(U21−/U22−)、(W5−/U3+)、(U4−/W1+)、(W21−/W22−)、(V5−/W3+)、(W4−/V1+)、(V21−/V22−)、(U5−/V3+)の順序、又は該順序を繰返して上記巻線を巻回し、
相が同じ上記巻線のみが巻回される上記ティースを真ん中にして、周方向に対称な位置に、上記真ん中の上記ティースに巻回される上記巻線と相が同じ他の4つの上記巻線を巻回し、
相が同じ上記巻線が合計ターン数がTとなるように巻回される1つの上記ティースから、周方向に2つ隣の上記ティースにそれぞれ巻回される1つの上記巻線のターン数を、0.28T以上、0.43T以下とし、
上記ティースのそれぞれの上記巻線の合計ターン数がTとなるように巻回する工程と
を含むことを特徴とする電気機械の製造方法。
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