JP5293646B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液面高さを検出する液面検出装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、本体部と、液面に浮くフロートと、本体部に対して回動可能な回転部と、回転部とフロートとを連結してフロートの上下運動を回転部の回転運動に変換するアームと、回転部に内蔵されたマグネットと、本体部に内蔵され、マグネットの磁束密度の変動を電気信号に変換する磁電変換素子と、を備える液面検出装置が提案されている。
この液面検出装置は、上記した構成要素の他に、磁電変換素子と電気的に接続された複数のターミナルを備えており、このターミナルにおける磁電変換素子と電気的に接続された端部とは反対側の端部を含む一部が、本体部から露出されている。ターミナルそれぞれの電位は異なっており、本体部から露出されたターミナルそれぞれの一部(以下、露出部と示す)は、対応するリード線(ワイヤ)それぞれと電気的に接続されている。そして、ターミナルとワイヤとの電気的な接続部位を含む、ターミナルの露出部の周囲が、壁部、蓋部、及び枠部によって覆われている。
特開2010−032440号公報
特許文献1に示される液面検出装置では、上記したように、ターミナル(露出部)それぞれの電位が異なり、液面高さによっては、露出部それぞれが液体に浸漬される。したがって、この構成の場合、他のターミナルよりも電位が高いターミナルの露出部(以下、高電位露出部と示す)から金属イオンが液体に溶出し、溶出した金属イオンが、高電位露出部よりも電位の低いターミナルの露出部(以下、低電位露出部と示す)に流動して、低電位露出部に付着する、という電食が生じる虞がある。このような電食が生じると、高電位露出部が細くなり、高電位露出部の抵抗が高まる。その結果、液面検出装置の消費電力が増大する虞がある。更に言えば、ターミナルの抵抗変動によって磁電変換素子の電気信号が変動し、液面高さの検出精度が低下する虞がある。
上記した電食を防ぐために、特許文献1では、ターミナルそれぞれの露出部の周囲を、壁部、蓋部、及び枠部によって覆っている。これによれば、高電位露出部から低電位露出部へ金属イオンが流動する経路(流動経路)が長くなるので、金属イオンが高電位露出部から低電位露出部へ流動し難くなる。換言すれば、流動経路の抵抗が高まるので、リーク電流が高電位露出部から低電位露出部へ流れ難くなる。これにより、金属イオンの溶出が抑制される。
ところで、特許文献1では、上記したように、ターミナルそれぞれの露出部が、対応するワイヤそれぞれと電気的に接続され、露出部の周囲が、壁部、蓋部、及び枠部によって覆われている。そして、蓋部と枠部とが固定されている。露出部と接続されたワイヤも、液面高さによっては液体に浸漬される。したがって、液体が流動すると、液体の流動に伴ってワイヤが変位し、ワイヤの変位が蓋部若しくは枠部に作用して、蓋部と枠部の固定状態が解除される虞がある。蓋部と枠部の固定状態が解除されると、流動経路が短くなり、金属イオンの溶出を抑制する、という効果が損なわれる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、固定状態を維持することで、電食が生じることが抑制された液面検出装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液面高さを検出するセンサ部と、該センサ部と外部とを電気的に接続する複数のターミナルと、センサ部とターミナルとの電気的な接続部位を被覆する被覆部と、を有する液面検出装置であって、複数のターミナルそれぞれの電位が異なり、複数のターミナルそれぞれの一部が被覆部から延出して、外部に露出されており、被覆部から露出された複数のターミナルそれぞれの露出部が一方向に所定の間隔を置いて順次並んで配置され、露出部それぞれに、露出部と外部とを電気的に中継する中継部材が電気的に接続されており、複数の露出部における、被覆部からの延出方向の周囲全てを一体的に覆う筒部を備え、筒部は、被覆部に固定され、露出部の並ぶ方向において1つの露出部を介して互いに対向するように、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部と、全ての壁部を一体的に挟むように、露出部の並ぶ方向と延出方向に垂直な方向において互いに対向して配置された2つの蓋部と、を有し、筒部の中空が、壁部と蓋部とによって複数の領域に区画され、その区画された領域それぞれに、1つの露出部が配置されており、少なくとも2つの壁部それぞれに雌型嵌合部が形成され、2つの蓋部それぞれに雄型嵌合部が形成されており、2つの蓋部の内の一方である第1蓋部に形成された雄型嵌合部、及び、2つの蓋部の内の他方である第2蓋部に形成された雄型嵌合部それぞれが、少なくとも2つの壁部それぞれに形成された雌型嵌合部と嵌合されることで、壁部と蓋部とが固定されて、筒部が構成されており、第2蓋部には、第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部との嵌合が解除されることを防止するストッパーが形成されていることを特徴とする。
このように本発明では、複数のターミナルそれぞれの一部が被覆部から露出されている。そして、複数のターミナルの露出部における、被覆部からの延出方向の周囲全てが筒部によって覆われている。また、筒部の中空が、筒部を構成する壁部と蓋部とによって複数の領域に区画され、その区画された領域それぞれに、1つの露出部が配置されている。これによれば、複数の露出部それぞれの、被覆部からの延出方向の周囲全てが壁部と蓋部とによって覆われることとなる。これにより、他のターミナルよりも電位が高いターミナルの露出部(以下、高電位露出部と示す)から、高電位露出部よりも電位の低いターミナルの露出部(以下、低電位露出部と示す)へ金属イオンが流動する経路(流動経路)が長くなる。この結果、流動経路の抵抗が高まり、金属イオンが高電位露出部から低電位露出部へ流動し難くなる。以上により、高電位露出部から金属イオンが溶出されることが抑制される。
また、本発明では、筒部が、少なくとも3つの壁部と2つの蓋部(第1蓋部と第2蓋部)とによって構成され、これら壁部と蓋部とが、壁部に形成された雌型嵌合部と蓋部に形成された雄型嵌合部とが嵌合されることで固定されている。そして、第2蓋部に、第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部との嵌合が解除されることを防止するストッパーが形成されている。これによれば、第1蓋部(ストッパーが形成されていない蓋部)に、第1蓋部と壁部とを離反する外力が作用したとしても、ストッパーによって、第1蓋部と壁部との固定状態が解除されることが抑制される。このように、本発明に係る液面検出装置は、壁部と蓋部との固定状態を維持することで、電食の発生を抑制する、という効果を奏する。なお、上記した外力は、例えば、液体の流動による中継部材の変位や、液面検出装置の被取り付け部材への取り付け時の応力などである。
請求項2に記載のように、ストッパーは、第2蓋部から第1蓋部の方へ突起した凸部であり、露出部の並ぶ方向に沿って、凸部と、第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部とが順次並んで配置された構成が好ましい。
これによれば、第1蓋部と壁部とを離反する外力が第1蓋部に作用されて、第1蓋部に形成された雄型嵌合部が、該雄型嵌合部に対応する雌型嵌合部から抜けようとした際に、第1蓋部に形成された雄型嵌合部と凸部とが接触する。この結果、第1蓋部に形成された雄型嵌合部が、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部から抜けることが抑制される。このように、第1蓋部と壁部とを離反する外力が第1蓋部に作用したとしても、第1蓋部と壁部との固定状態が解除されることが抑制される。
請求項3に記載のように、被覆部は、被取り付け部材に取り付け固定されており、第2蓋部が、被取り付け部材と壁部との間に挟持された構成が好ましい。これによれば、第2蓋部(ストッパーが形成された蓋部)と壁部とを離反する外力が、第2蓋部に作用したとしても、第2蓋部が壁部と壁面とによって挟持されているので、第2蓋部と壁部との固定状態が解除されることが抑制される。
筒部の具体的な構成としては、請求項4に記載のように、壁部は4つあり、所定の間隔を置いて配置された4つの壁部の内、内側に位置する第1壁部、及び、内側に位置し且つ第1壁部と1つの露出部を介して対向する第2壁部それぞれに雌型嵌合部が形成されており、第1壁部に形成された雌型嵌合部は、第1壁部における第2壁部との対向面の裏面に形成された第1溝部と第2溝部であり、第2壁部に形成された雌型嵌合部は、第2壁部における第1壁部との対向面の裏面に形成された第3溝部と第4溝部であり、第1蓋部に形成された雄型嵌合部は、第1蓋部から第2蓋部に向かって延びた第1突起部及び該第1突起部から第1溝部へ突出した第1爪部から成る第1鉤部と、第1蓋部から第2蓋部に向かって延びた第2突起部及び該第2突起部から第4溝部へ突出した第2爪部から成る第2鉤部であり、第2蓋部に形成された雄型嵌合部は、第2蓋部から第1蓋部に向かって延びた第3突起部及び該第3突起部から第3溝部へ突出した第3爪部から成る第3鉤部と、第2蓋部から第1蓋部に向かって延びた第4突起部及び該第4突起部から第2溝部へ突出した第4爪部から成る第4鉤部である構成が良い。
上記構成の場合、壁部が4つなので、筒部の中空が3つの領域に区画される。そして、区画された3つの領域それぞれに、1つの露出部が配置される。これによれば、第1壁部を介して1組の露出部が対向し、第2壁部を介して1組の露出部が対向する。また、第1壁部と2つの蓋部とが、第1壁部を介して対向する1組の露出部の一方から、他方の露出部へ金属イオンが流動する経路(流動経路)を長くする機能を果たし、第2壁部と2つの蓋部とが、第2壁部を介して対向する1組の露出部の一方から、他方の露出部へ金属イオンが流動する経路(流動経路)を長くする機能を果たす。
請求項4に記載の発明では、内側に位置する第1壁部及び第2壁部と2つの蓋部とが嵌合されている。これによれば、所定の間隔を置いて配置された4つの壁部の内、両端に位置する壁部それぞれと2つの蓋部とが嵌合される構成と比べて、蓋部と嵌合される2つの壁部間の距離が短いために、蓋部における第1壁部と第2壁部との間の部位が外力などによって撓み難くなっている。したがって、第1壁部と蓋部との当接状態及び第2壁部と蓋部との当接状態が安定化する。これにより、第1壁部と蓋部との当接部位及び第2壁部と蓋部との当接部位が外力などによって不安定と成り、上記した当接部位を介して、金属イオンが一方の領域から他方の領域に流動する、という不具合が生じることが抑制される。すなわち、電食の発生を抑制する、という効果が低下することが抑制される。
なお、筒部の具体的な構成としては、請求項5に記載のように、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、一方の端に位置する第1壁部と、他方の端に位置する第2壁部それぞれに雌型嵌合部が形成されており、第1壁部に形成された雌型嵌合部は、第1壁部における露出部側の面に形成された第1溝部と第2溝部であり、第2壁部に形成された雌型嵌合部は、第2壁部における露出部側の面に形成された第3溝部と第4溝部であり、第1蓋部に形成された雄型嵌合部は、第1蓋部から第2蓋部に向かって延びた第1突起部及び該第1突起部から第1溝部へ突出した第1爪部から成る第1鉤部と、第1蓋部から第2蓋部に向かって延びた第2突起部及び該第2突起部から第4溝部へ突出した第2爪部から成る第2鉤部であり、第2蓋部に形成された雄型嵌合部は、第2蓋部から第1蓋部に向かって延びた第3突起部及び該第3突起部から第3溝部へ突出した第3爪部から成る第3鉤部と、第2蓋部から第1蓋部に向かって延びた第4突起部及び該第4突起部から第2溝部へ突出した第4爪部から成る第4鉤部である構成を採用することもできる。
これによれば、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、端に位置する第1壁部及び第2壁部それぞれと蓋部とが嵌合されるので、内側に位置する壁部と蓋部とが嵌合される構成と比べて、蓋部における第1壁部側の端部及び第2壁部側の端部が外力などによって撓み難い。これにより、第1壁部と蓋部との当接状態及び第2壁部と蓋部との当接状態が安定化する。
請求項6に記載のように、筒部の一方の開口部が、被覆部によって閉塞され、筒部の他方の開口部が、閉塞部によって閉塞された構成が好ましい。これによれば、全ての露出部が、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、一方の端に位置する壁部と、他方の端に位置する壁部と、2つの蓋部と、被覆部と、閉塞部とによって構成される閉塞空間内に収納される。この結果、露出部が液体に浸漬されないので、電食の発生が抑制される。
なお、蓋部を壁部から離反する外力が蓋部に印加されて、上記した閉塞空間の密閉状態が解除された結果、閉塞空間内に液体が流入して、露出部が液体に浸漬されたとしても、露出部それぞれが壁部と蓋部とによって覆われているので、電食の発生が抑制される。
また、請求項6に記載の構成の場合、特に、請求項5に記載の構成が好ましい。請求項5に記載の構成の場合、上記したように、一方の端に位置する第1壁部と蓋部との当接状態、及び、他方の端に位置する第2壁部と蓋部との当接状態が安定化する。したがって、第1壁部と蓋部との当接状態及び第2壁部と蓋部との当接状態が外力などによって不安定と成り、上記した閉塞空間の密閉状態が解除される、という不具合が生じることが抑制される。
請求項7に記載のように、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、両端に位置する2つの壁部それぞれに、蓋部と壁部との位置を決定する段差部が形成された構成が良い。これによれば、壁部と蓋部との位置決めを容易に行うことができる。
請求項8〜12いずれかに記載の発明の作用効果は、請求項1〜3、5〜7いずれかに記載の発明の作用効果と同様なので、その記載を省略する。
請求項13に記載のように、壁部は、被覆部の一部である構成が良い。これによれば、壁部と被覆部とが別部材の構成と比べて、部品点数の増大が抑制される。
請求項14に記載のように、複数のターミナルとして、グランドと接続される接地ターミナルと、電源と接続される電源ターミナルと、センサ部の出力信号を外部に出力する信号ターミナルと、を含む構成を採用することができる。
請求項15に記載のように、センサ部としては、液面に浮かぶフロートと、マグネットが内蔵された回転部と、フロートと回転部とを連結して、液面の変動によるフロートの上下運動を、回転部の回転運動に変換するアームと、回転部の回転に伴う、マグネットの磁束密度の印加方向の変動に基づいて、回転部の回転角度を検出する角度検出部と、を有し、角度検出部が被覆部によって被覆され、回転部が被覆部に回動可能に設けられた構成を採用することができる。
請求項16に記載のように、液面検出装置を車両に搭載しても良い。
第1実施形態に係る液面検出装置の概略構成を示す正面図である。 図1に示すII−II線に沿う断面図である。 図1に示すIII−III線に沿う断面図である。 図1に示すIV−IV線に沿う断面図である。 壁部の概略構成を示す平面図であり、(a)は第1壁部、(b)は第2壁部、(c)は第3壁部、(d)は第4壁部を示す。 蓋部の概略構成を示す平面図であり、(a)は第1蓋部、(b)は第2蓋部を示す。 筒部の変形例を説明するための断面図である。 筒部の変形例を説明するための断面図である。
以下、本発明に係る液面検出装置を、車両の燃料タンク内の燃料の液面高さを検出する燃料レベルゲージに適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る液面検出装置の概略構成を示す正面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿う断面図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿う断面図である。図4は、図1に示すIV−IV線に沿う断面図である。図5は、壁部の概略構成を示す平面図であり、(a)は第1壁部、(b)は第2壁部、(c)は第3壁部、(d)は第4壁部を示す。図6は、蓋部の概略構成を示す平面図であり、(a)は第1蓋部、(b)は第2蓋部を示す。以下においては、水平面に沿う一方向をx方向、水平面に沿い、且つx方向に垂直な方向をy方向と示す。また、鉛直方向をz方向と示す。
液面検出装置100は、図1及び図2に示すように、要部として、フロート10と、回転部20と、アーム30と、本体部40と、を有する。フロート10が、ガソリンとアルコールとが混合されて成る燃料X1に浮かび、本体部40が、燃料X1を貯留するタンクの内壁面に取り付け固定されている。
フロート10は、燃料X1の液面X2に浮かぶ比重を有するものである。本実施形態に係るフロート10は、円筒形状を成し、その中空内にアーム30の一端が差し込まれて、アーム30と連結されている。
回転部20は、マグネット21を内蔵するものであり、後述するモールド部材45(本体部40)に回動可能に設けられている。回転部20は、中空を有する円環部22と、該円環部22におけるモールド部材45の構成要素である第1被覆部45aとの対向面の裏面に設けられた嵌合部23と、を有する。円環部22に、リング形状のマグネット21が内蔵され、嵌合部23に、アーム30の他端が嵌合されている。
アーム30は、フロート10と回転部20とを機械的に連結するものである。液面X2の変動に伴ってフロート10が上下運動すると、この上下運動がアーム30を介して回転部20に伝達されて、回転部20が本体部40に対して回転運動する。回転部20が回転すると、その回転に伴ってマグネット21も回転し、円環部22の中空内に形成される磁束密度の印加方向が変動する。図2に示すように、後述する角度検出部41は、円環部22の中空内に配置されるので、回転部20の回転(液面X2の変動によるフロート10の上下動)に伴って、角度検出部41に印加される磁束密度の印加方向が変動するようになっている。
本体部40は、図2に示すように、回転部20の回転に伴う、マグネット21の磁束密度の印加方向の変動に基づいて、回転部20の回転角度を検出する角度検出部41と、該角度検出部41と電気的に接続されるリード42と、該リード42を介して角度検出部41と電気的に接続され、角度検出部41と外部とを電気的に接続する複数のターミナル43と、複数のターミナル43を一体的に保持し、ターミナル43の強度を補強するホルダ44と、角度検出部41、リード42、ターミナル43、及びホルダ44を被覆するモールド部材45と、ターミナル43におけるモールド部材45から露出された露出部46の周囲を覆う筒部47と、を有する。
角度検出部41は、回転部20(マグネット21)の回転に伴う磁束密度の変化に応じた電気信号を出力するホール素子(図示略)と、該ホール素子の出力信号を増幅する増幅素子(図示略)と、を有するホールICである。角度検出部41は、半導体チップ(ベアチップ)であり、半導体チップの表面に形成された複数のパッド(図示略)それぞれに、対応するリード42が電気的に接続されている。上記したフロート10と、回転部20と、マグネット21と、アーム30と、角度検出部41と、によって、特許請求の範囲に記載のセンサ部が構成されている。
ターミナル43は、図2に示すように、z方向に延びた矩形状を成し、図3及び図4に示すように、電源と接続される電源ターミナル43aと、グランドと接続される接地ターミナル43bと、角度検出部41の出力信号を外部に出力する信号ターミナル43cと、を有する。これら3つのターミナル43a〜43cそれぞれの電位は異なり、電源ターミナル43aは接地ターミナル43bよりも高電位となり、信号ターミナル43cは接地ターミナル43bよりも高電位となっている。図2に示すように、ターミナル43a〜43cそれぞれの一端に、かしめや溶接などによってリード42が機械的及び電気的に接続され、3つのターミナル43a〜43cそれぞれの他端は、モールド部材45から露出されている。そして、このモールド部材45から露出された部位(露出部46a〜46c)それぞれに、対応するワイヤ70a〜70cが電気的に接続されている。
図2〜図4に示すように、露出部46a〜46cそれぞれは、第1被覆部45aから、液面X2と遠ざかる方向に延出されており、x方向に所定の間隔をおいて順次並んで配置されている。なお、z方向が、特許請求の範囲に記載の延出方向に相当し、ワイヤ70a〜70cが、特許請求の範囲に記載の中継部材に相当する。
ホルダ44は、3つのターミナル43a〜43cそれぞれを一体的に保持する保持部44aと、角度検出部41を収納する収納部44bと、を有する。図2に示すように、保持部44aは、ターミナル43の長手方向と、自身の長手方向とが沿う矩形状を成す。収納部44bは、ターミナル43の一端側に開口し、軸方向がターミナル43に対して垂直な方向に沿う有底筒状を成す。
モールド部材45は、ターミナル43及びホルダ44それぞれの一部を被覆する第1被覆部45aと、角度検出部41が収納された収納部44bを被覆する第2被覆部45bと、を有する。第1被覆部45aは、保持部44aの長手方向と、自身の長手方向とが沿う平板状を成し、第2被覆部45bは、収納部44bの軸方向と、自身の軸方向とが沿う筒形状を成す。第2被覆部45bの径は、円環部22(回転部20)が第2被覆部45b(本体部40)に対して回動可能な程度に、円環部22の内径よりも短くなっており、第2被覆部45bの軸方向の長さは、円環部22が第2被覆部45bから抜け落ちることを防止する止め輪45cが装着可能な程度に、円環部22の軸方向の長さよりも長くなっている。円環部22が第2被覆部45bに挿入された状態において外部に露出される第2被覆部45bの外周には、リング状の溝部45dが形成されており、この溝部45dに、上記した止め輪45cが装着されている。なお、本実施形態では、第1被覆部45aが、図示しない取り付け部材によって、燃料X1を貯留するタンクの内壁面に取り付け固定される。これにより、後述する第2蓋部53が、後述する壁部48〜51とタンクとの間に挟持されている。上記したタンクが、特許請求の範囲に記載の被取り付け部材に相当する。
筒部47を説明する前に、先ず、本実施形態に係る液面検出装置100の液面X2の高さを検出する原理を説明する。図2に示すように、角度検出部41は、円環部22の中空内に配置されて、円環部22に内蔵されたマグネット21の磁束密度が角度検出部41に印加されるようになっている。したがって、液面X2の変動に伴ってフロート10が上下運動し、この上下運動に伴って回転部20が回転運動し、その回転運動に伴って円環部22の中空内に形成されるマグネット21の磁束密度の印加方向が変動すると、角度検出部41のホール素子に印加される磁束密度が変動する。ホール素子は、自身に印加される磁束密度の変動を電気信号の変動に変換する磁電変換素子なので、液面X2の変動は、ホール素子から出力される電気信号の変動に変換される。このホール素子から出力された液面X2の高さに依存する電気信号は、増幅素子によって増幅され、この増幅された電気信号が、信号ターミナル43cを介して外部に出力される。信号ターミナル43cは、マイコン(図示略)と接続されており、このマイコンは、検出された電気信号に基づいて、車両に搭載された燃料計(図示略)を作動する。
次に、筒部47を説明する。上記したように、筒部47は、露出部46の周囲を覆うものである。筒部47の中空内に露出部46a〜46cが設けられており、筒部47の一方の開口部が第1被覆部45aによって閉塞され、他方の開口部の一部が開口されている。図2に示すように、筒部47の他方の開口部には、ワイヤ70a〜70cそれぞれを固定するための固定部71が設けられており、この固定部71には、ワイヤ70a〜70cそれぞれを外部に露出させるための切り欠き孔(図示略)が形成されている。この切り欠き孔を介して、筒部47と外部とが連通されている。したがって、液面X2の高さによっては、筒部47の中空内に燃料X1が流入することとなる。
筒部47は、図3及び図4に示すように、x方向に所定の間隔を置いて配置された4つの壁部48〜51と、壁部48〜51全てを一体的に挟むように、y方向において互いに対向して配置された2つの蓋部52,53と、を有する。4つの壁部48〜51の内、両端に配置された第1壁部48及び第4壁部51と、第1蓋部52及び第2蓋部53とによって、筒部47の外形が形作られ、内側に配置された第2壁部49及び第3壁部50によって、筒部47の中空が3つの領域54a〜54cに区画されている。これら3つの領域54a〜54cそれぞれに3つの露出部46a〜46cのいずれか1つが配置されている。詳しく言えば、第1領域54aに電源ターミナル43aの露出部46aが配置され、第2領域54bに接地ターミナル43bの露出部46bが配置され、第3領域54cに信号ターミナル43cの露出部46cが配置されている。
図5(a)〜(d)に示すように、壁部48〜51それぞれは、z方向に自身の長手方向が沿う矩形状を成し、図6(a),(b)に示すように、蓋部52,53それぞれは、z方向とx方向とに一面が平行な平板状を成す。壁部48〜51は、モールド部材45と共に一体成形されており、壁部48〜51それぞれの一端48a〜51aがモールド部材45(第1被覆部45a)に連結され、他端48b〜51bが固定部71と当接されている。このように、壁部48〜51は、モールド部材45と共に一体成形されているので、壁部48〜51とモールド部材45とが別部材の構成と比べて、部品点数の増大が抑制されている。蓋部52,53それぞれは、モールド部材45とは別個に形成され、モールド部材45(壁部48〜51)が形成された後に、4つの壁部48〜51の内、両端に配置された第1壁部48と第4壁部51に固定される。なお、壁部48〜51及び蓋部52,53それぞれのz方向の長さは、露出部46a〜46cそれぞれのz方向の長さよりも長くなっている。
図3〜図5に示すように、第1壁部48における、タンクから離反された端部48cに、第1蓋部52の第1壁部48への位置を決めるための第1段差部55aが形成され、タンク側の端部48dに、第2蓋部53の第1壁部48への位置を決めるための第2段差部55bが形成されている。同じく、図3〜図5に示すように、第4壁部51における、タンクの壁面から離反された端部51cに、第1蓋部52の第4壁部51への位置を決めるための第3段差部55cが形成され、タンク側の端部51dに、第2蓋部53の第4壁部51への位置を決めるための第4段差部55dが形成されている。これによれば、第1段差部55aと第3段差部55cとに第1蓋部52の端部を接触することで、第1蓋部52と壁部48〜51との位置を決定し、第2段差部55bと第4段差部55dとに第2蓋部53の端部を接触することで、第2蓋部53と壁部48〜51との位置を決定することができる。
図3及び図4に示すように、第1壁部48における露出部46a側の内面48eに、第1壁部48のx方向の長さ(厚さ)が局所的に短くなった(薄くなった)第1溝部56と第2溝部57とが形成されている。この第1溝部56と第2溝部57とは、図5(a)に示すように、内面48eの1つの対角線において、互いに斜向かいとなるように内面48eの隅に形成されている。同じく、図3及び図4に示すように、第4壁部51における露出部46c側の内面51eに、第4壁部51のx方向の長さ(厚さ)が局所的に短くなった(薄くなった)第3溝部58と第4溝部59とが形成されている。この第3溝部58と第4溝部59とは、図5(d)に示すように、内面51eの1つの対角線において、互いに斜向かいとなるように内面51eの隅に形成されている。なお、第1溝部56と第2溝部57とが位置する対角線と、第3溝部58と第4溝部59とが位置する対角線とは、第1壁部48と第4壁部51とが、壁部49,50を介してx方向で対向した状態で、交差する関係となっている。
図3及び図4に示すように、第1蓋部52における第2蓋部53との対向面52aに、第1溝部56と嵌合される第1鉤部60と、第4溝部59と嵌合される第2鉤部61とが形成されている。この第1鉤部60と第2鉤部61とは、図6(a)に示すように、対向面52aの1つの対角線において、互いに斜向かいとなるように、対向面52aの隅に形成されている。同じく、図3及び図4に示すように、第2蓋部53における第1蓋部52との対向面53aに、第3溝部58と嵌合される第3鉤部62と、第2溝部57と嵌合される第4鉤部63とが形成されている。この第3鉤部62と第4鉤部63とは、図6(b)に示すように、対向面53aの1つの対角線において、互いに斜向かいとなるように、対向面53aの隅に形成されている。なお、第1鉤部60と第2鉤部61とが位置する対角線と、第3鉤部62と第4鉤部63とが位置する対角線とは、第1蓋部52と第2蓋部53とが、壁部49〜51を介してy方向で対向した状態で、交差する関係となっている。
図3に示すように、第1鉤部60は、第1領域54aに配置され、第3鉤部62は、第3領域54cに配置されている。第1鉤部60は、y方向に沿って、第1蓋部52から第2蓋部53に向かって延びた第1突起部60aと、該第1突起部60aの先端から、x方向に沿って、第1溝部56に突出した第1爪部60bと、から成る。第3鉤部62は、y方向に沿って、第2蓋部53から第1蓋部52に向かって延びた第3突起部62aと、該第3突起部62aの先端から、x方向に沿って、第3溝部58に突出した第3爪部62bと、から成る。
図4に示すように、第2鉤部61は、第3領域54cに配置され、第4鉤部63は、第1領域54aに配置されている。第2鉤部61は、y方向に沿って、第1蓋部52から第2蓋部53に向かって延びた第2突起部61aと、該第2突起部61aの先端から、x方向に沿って、第4溝部59に突出した第2爪部61bと、から成る。第4鉤部63は、y方向に沿って、第2蓋部53から第1蓋部52に向かって延びた第4突起部63aと、該第4突起部63aの先端から、x方向に沿って、第2溝部57に突出した第4爪部63bと、から成る。
第1鉤部60が第1溝部56に嵌合され、第2鉤部61が第4溝部59に嵌合されることで、第1蓋部52が第1壁部48と第4壁部51とに固定される。そして、第3鉤部62が第3溝部58に嵌合され、第4鉤部63が第2溝部57に嵌合されることで、第2蓋部53が第1壁部48と第4壁部51とに固定される。この固定状態で、筒部47が形作られ、蓋部52,53それぞれの対向面52a,53aに、壁部48,49における蓋部52,53との対向面が当接されて、領域54a〜54cが構成される。上記した溝部56〜59それぞれが、特許請求の範囲に記載の雌型嵌合部に相当し、鉤部60〜63それぞれが、特許請求の範囲に記載の雄型嵌合部に相当する。なお、本実施形態に係る液面検出装置100では、蓋部52,53を壁部48,51に固定する場合、後述する凸部64,65のために、先ず、第1蓋部52を壁部48,51に固定した後に、第2蓋部53を壁部48,51に固定する。
次に、本実施形態の特徴点である凸部64,65を説明する。図3及び図4に示すように、第2蓋部53には、y方向に沿って、第2蓋部53から第1蓋部52に向かって突起した凸部64,65が形成されている。凸部64,65は、第2蓋部53と一体成形され、その一端が第2蓋部53に連結されている。第1凸部64は、図3に示すように、第1領域54aに配置され、x方向において、第1鉤部60を介して第1溝部56と対向している。これに対して、第2凸部65は、図4に示すように、第3領域54cに配置され、x方向において、第2鉤部61を介して第4溝部59と対向している。第1凸部64と第2凸部65は、図6(b)に示すように、互いに斜向かいとなるように、第2蓋部53の対向面53aに形成されている。
図3に示すように、第1凸部64のy方向の長さは、x方向において、第1凸部64の先端と、第1突起部60aの先端とが互いに対向するように形成されている。そのため、x方向において、第1凸部64の先端と、第1突起部60aの先端と、第1爪部60bと、第1溝部56とが順次並んで配置されている。また、x方向における、第1突起部60aの先端と第1凸部64の先端との隣接距離L1は、第1爪部60bのx方向に沿う長さL2よりも短くなっている。したがって、応力の印加によって、第1突起部60aが弾性変形して、第1爪部60bが第1溝部56から抜けようとした際、第1突起部60aの先端が、第1凸部64に接触することとなる。
また、図4に示すように、第2凸部65のy方向の長さは、x方向において、第2凸部65の先端と、第2突起部61aの先端とが互いに対向するように形成されている。そのため、x方向において、第2凸部65の先端と、第2突起部61aの先端と、第2爪部61bと、第4溝部59とが順次並んで配置されている。また、x方向における、第2突起部61aの先端と第2凸部65の先端との隣接距離L3は、第2爪部61bのx方向に沿う長さL4よりも短くなっている。したがって、応力の印加によって、第2突起部61aが弾性変形して、第2爪部61bが第4溝部59から抜けようとした際、第2突起部61aの先端が、第2凸部65に接触することとなる。
次に、本実施形態に係る液面検出装置100の作用効果を説明する。上記したように、固定部71の切り欠き孔を介して、筒部47と外部とが連通されているので、液面X2の高さによっては、筒部47の中空内に燃料X1が流入する。筒部47の中空内が燃料X1で満たされると、露出部46a〜46cそれぞれが燃料X1に浸漬される。また、上記したように、電源ターミナル43aは接地ターミナル43bよりも高電位となり、信号ターミナル43cは接地ターミナル43bよりも高電位となっているので、電源ターミナル43aから接地ターミナル43bに向かう電界と、信号ターミナル43cから接地ターミナル43bに向かう電界とが形成される。したがって、ターミナル43a〜43cの露出部46a〜46cそれぞれが燃料X1に浸漬されると、上記した電界のために、露出部46aから露出部46b及び露出部46cから露出部46bに金属イオンが流出する、という電食が生じる虞がある。
これに対して、本実施形態では、露出部46a〜46cの周囲が筒部47によって覆われている。筒部47は、x方向に所定の間隔を置いて配置された4つの壁部48〜51と、壁部48〜51全てを一体的に挟むように、y方向において互いに対向して配置された2つの蓋部52,53と、を有し、これら壁部48〜51と蓋部52,53とによって、筒部47の中空が、3つの領域54a〜54cに区画されている。そして、第1領域54aに露出部46aが配置され、第2領域54bに露出部46bが配置され、第3領域54cに露出部46cが配置されている。この構成により、露出部46a〜46cのz方向の周囲全てが壁部48〜51と蓋部52,53とによって覆われている。この結果、露出部46aから露出部46bに金属イオンが流動する経路(流動経路)が長くなり、露出部46cから露出部46bに金属イオンが流動する経路(流動経路)が長くなる。これにより、流動経路の抵抗が高まり、露出部46aから露出部46b、及び、露出部46cから露出部46bに金属イオンが流動し難くなる。以上により、露出部46a,46cそれぞれから金属イオンが溶出されることが抑制される。
また、本実施形態では、第1壁部48に第1溝部56と第2溝部57が形成され、第4壁部51に第3溝部58と第4溝部59が形成されている。そして、第1蓋部52に第1鉤部60と第2鉤部61が形成され、第2蓋部53に第3鉤部62と第4鉤部63が形成されている。これら溝部57〜59に、対応する鉤部60〜63が嵌合されることで、壁部48,51に蓋部52,53が固定されて、領域54a〜54cが構成されている。
そして、第2蓋部53には、y方向に沿って、第2蓋部53から第1蓋部52に向かって突起した凸部64,65が形成されている。上記したように、外力によって、第1突起部60aが弾性変形して、第1爪部60bが第1溝部56から抜けようとした際に、第1突起部60aの先端が、第1凸部64に接触する。また、外力によって、第2突起部61aが弾性変形して、第2爪部61bが第4溝部59から抜けようとした際、第2突起部61aの先端が、第2凸部65に接触する。このように、第1凸部64が、第1鉤部60が第1溝部56から抜けることを抑制し、第2凸部65が、第2鉤部61が第4溝部59から抜けることを抑制するストッパーとしての機能を果たす。これにより、第1蓋部52と壁部48,51との固定状態が解除されることが抑制される。なお、凸部64,65が、特許請求の範囲に記載のストッパーに相当する。
また、本実施形態では、第2蓋部53が、壁部48〜51とタンクとの間に挟持されている。これによれば、第2蓋部53に、第2蓋部53を壁部48〜51から離反する応力が作用されたとしても、第2蓋部53と壁部48,51との固定状態が解除されることが抑制される。
以上、示したように、蓋部52,53と壁部48,51との固定状態が解除されることが抑制されるので、領域54a〜54cそれぞれの形状が維持される。この結果、露出部46a〜46cのz方向の周囲全てが壁部48〜51と蓋部52,53とによって覆われた状態が維持されるので、電食の発生が抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、筒部47の一方の開口部が閉塞され、他方の開口部の一部が開口された例を示した。しかしながら、筒部47の他方の開口部に設けられる固定部71の切り欠き孔と、該切り欠き孔に通されるワイヤ70a〜70cとの間に形成される空隙を、例えば、柔軟性を有する樹脂(図示略)によって閉塞することで、筒部47の両方の開口部を閉塞しても良い。この場合、露出部46a〜46cが、壁部48,51と、蓋部52,53と、第1被覆部45aと、固定部71と、上記した樹脂とによって構成される閉塞空間内に収納される。この結果、露出部46a〜46cが燃料X1に浸漬されないので、電食の発生が抑制される。なお、外力の印加によって、上記した閉塞空間の密閉状態が解除された結果、閉塞空間内に燃料X1が流入して、露出部46a〜46cが燃料X1に浸漬されたとしても、露出部46a〜46cそれぞれの周囲が壁部48〜51と蓋部52,53とによって覆われているので、電食の発生が抑制される。固定部71と上記した樹脂とによって、特許請求の範囲に記載の閉塞部材が構成される。
なお、上記した変形例の場合、本実施形態で示したように、両端に位置する壁部48,51と蓋部52,53とが嵌合される構成が好ましい。これによれば、内側に位置する壁部49,50と蓋部52,53とが嵌合される構成と比べて、蓋部52,53における第1壁部48側の端部及び第4壁部51側の端部が外力などによって撓み難いので、壁部48,51と蓋部52,53との当接状態が安定化する。これにより、壁部48,51と蓋部52,53との当接状態が外力などによって不安定となり、閉塞空間の密閉状態が解除される、という不具合が生じることが抑制される。
本実施形態では、第1壁部48に溝部56,57が形成され、第4壁部51に溝部58,59が形成された例を示した。しかしながら、例えば図7及び図8に示すように、溝部56,57が第2壁部49に形成され、溝部58,59が第3壁部50に形成された構成を採用することもできる。図7及び図8は、筒部の変形例を示す断面図であり、図7は図3に対応し、図8は図4に対応している。
上記した変形例の場合、本実施形態で示したように、壁部48,51と蓋部52,53とが嵌合される構成と比べて、蓋部52,53と嵌合される壁部間の距離が短いために、蓋部52,53における第2壁部49と第3壁部50との間の部位が外力などによって撓み難くなっている。したがって、壁部49,50と蓋部52,53との当接状態が安定化する。これにより、壁部49,50と蓋部52,53との当接部位を介して、金属イオンが領域54a(54c)から領域54bに流動することが抑制される。すなわち、電食の発生を抑制する、という効果が低下することが抑制される。
本実施形態では、本発明に係る液面検出装置100が、自動車の燃料タンク内の燃料の液面高さを検出する燃料レベルゲージに適用された例を示した。しかしながら、本発明に係る液面検出装置100の適用としては、上記例に限定されず、例えば、民生用機器が備える液体容量機内の液面検出器に適用することができる。
10・・・フロート
20・・・回転部
21・・・マグネット
30・・・アーム
40・・・本体部
43・・・ターミナル
46・・・露出部
47・・・筒部
48〜51・・・壁部
52,53・・・蓋部
54a〜54c・・・領域
55a〜55d・・・段差部
56〜59・・・溝部
60〜63・・・鉤部
64,65・・・凸部
100・・・液面検出装置

Claims (16)

  1. 液面高さを検出するセンサ部と、
    該センサ部と外部とを電気的に接続する複数のターミナルと、
    前記センサ部と前記ターミナルとの電気的な接続部位を被覆する被覆部と、を有する液面検出装置であって、
    複数の前記ターミナルそれぞれの電位が異なり、複数の前記ターミナルそれぞれの一部が前記被覆部から延出して、外部に露出されており、
    前記被覆部から露出された複数の前記ターミナルそれぞれの露出部が一方向に所定の間隔を置いて順次並んで配置され、前記露出部それぞれに、前記露出部と外部とを電気的に中継する中継部材が電気的に接続されており、
    複数の前記露出部における、前記被覆部からの延出方向の周囲全てを一体的に覆う筒部を備え、
    前記筒部は、前記被覆部に固定され、前記露出部の並ぶ方向において1つの前記露出部を介して互いに対向するように、所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部と、全ての前記壁部を一体的に挟むように、前記露出部の並ぶ方向と前記延出方向に垂直な方向において互いに対向して配置された2つの蓋部と、を有し、
    前記筒部の中空が、前記壁部と前記蓋部とによって複数の領域に区画され、その区画された領域それぞれに、1つの前記露出部が配置されており、
    少なくとも2つの前記壁部それぞれに雌型嵌合部が形成され、2つの前記蓋部それぞれに雄型嵌合部が形成されており、
    2つの前記蓋部の内の一方である第1蓋部に形成された雄型嵌合部、及び、2つの前記蓋部の内の他方である第2蓋部に形成された雄型嵌合部それぞれが、少なくとも2つの前記壁部それぞれに形成された雌型嵌合部と嵌合されることで、前記壁部と前記蓋部とが固定されて、前記筒部が構成されており、
    前記第2蓋部には、前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部との嵌合が解除されることを防止するストッパーが形成されていることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記ストッパーは、前記第2蓋部から前記第1蓋部の方へ突起した凸部であり、
    前記露出部の並ぶ方向に沿って、前記凸部と、前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部とが順次並んで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記被覆部は、被取り付け部材に取り付け固定されており、
    前記第2蓋部が、前記被取り付け部材と前記壁部との間に挟持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記壁部は4つあり、
    所定の間隔を置いて配置された4つの前記壁部の内、内側に位置する第1壁部、及び、内側に位置し且つ前記第1壁部と1つの前記露出部を介して対向する第2壁部それぞれに前記雌型嵌合部が形成されており、
    前記第1壁部に形成された雌型嵌合部は、前記第1壁部における前記第2壁部との対向面の裏面に形成された第1溝部と第2溝部であり、
    前記第2壁部に形成された雌型嵌合部は、前記第2壁部における前記第1壁部との対向面の裏面に形成された第3溝部と第4溝部であり、
    前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第1突起部及び該第1突起部から前記第1溝部へ突出した第1爪部から成る第1鉤部と、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第2突起部及び該第2突起部から前記第4溝部へ突出した第2爪部から成る第2鉤部であり、
    前記第2蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第3突起部及び該第3突起部から前記第3溝部へ突出した第3爪部から成る第3鉤部と、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第4突起部及び該第4突起部から前記第2溝部へ突出した第4爪部から成る第4鉤部であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の液面検出装置。
  5. 所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、一方の端に位置する第1壁部と、他方の端に位置する第2壁部それぞれに前記雌型嵌合部が形成されており、
    前記第1壁部に形成された雌型嵌合部は、前記第1壁部における前記露出部側の面に形成された第1溝部と第2溝部であり、
    前記第2壁部に形成された雌型嵌合部は、前記第2壁部における前記露出部側の面に形成された第3溝部と第4溝部であり、
    前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第1突起部及び該第1突起部から前記第1溝部へ突出した第1爪部から成る第1鉤部と、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第2突起部及び該第2突起部から前記第4溝部へ突出した第2爪部から成る第2鉤部であり、
    前記第2蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第3突起部及び該第3突起部から前記第3溝部へ突出した第3爪部から成る第3鉤部と、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第4突起部及び該第4突起部から前記第2溝部へ突出した第4爪部から成る第4鉤部であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の液面検出装置。
  6. 前記筒部の一方の開口部が、前記被覆部によって閉塞され、前記筒部の他方の開口部が、閉塞部によって閉塞されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の液面検出装置。
  7. 所定の間隔を置いて配置された少なくとも3つの壁部の内、両端に位置する2つの壁部それぞれに、前記蓋部と前記壁部との位置を決定する段差部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の液面検出装置。
  8. 液面高さを検出するセンサ部と、
    該センサ部と外部とを電気的に接続する複数のターミナルと、
    前記センサ部と前記ターミナルとの電気的な接続部位を被覆する被覆部と、を有する液面検出装置であって、
    複数の前記ターミナルそれぞれの電位が異なり、複数の前記ターミナルそれぞれの一部が前記被覆部から延出して、外部に露出されており、
    前記被覆部から露出された複数の前記ターミナルそれぞれの露出部が一方向に所定の間隔を置いて順次並んで配置され、前記露出部それぞれに、外部と電気的に中継する中継部材が電気的に接続されており、
    複数の前記露出部における、前記被覆部からの延出方向の周囲全てを一体的に覆う筒部を備え、
    前記筒部は、前記被覆部に固定され、前記露出部の並ぶ方向において全ての前記露出部を介して互いに対向するように、所定の間隔を置いて配置された2つの壁部と、全ての前記壁部を一体的に挟むように、前記露出部の並ぶ方向と前記延出方向に垂直な方向において互いに対向して配置された2つの蓋部と、を有し、
    前記筒部の一方の開口部が、前記被覆部によって閉塞され、前記筒部の他方の開口部が、閉塞部によって閉塞されており、
    2つの前記壁部それぞれに雌型嵌合部が形成され、2つの前記蓋部それぞれに雄型嵌合部が形成されており、
    2つの前記蓋部の内の一方である第1蓋部に形成された雄型嵌合部、及び、2つの前記蓋部の内の他方である第2蓋部に形成された雄型嵌合部それぞれが、2つの前記壁部それぞれに形成された雌型嵌合部と嵌合されることで、前記壁部と前記蓋部とが固定されて、前記筒部が構成されており、
    前記第2蓋部には、前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部との嵌合が解除されることを防止するストッパーが形成されていることを特徴とする液面検出装置。
  9. 前記ストッパーは、前記第2蓋部から前記第1蓋部の方へ突起した凸部であり、
    前記露出部の並ぶ方向に沿って、前記凸部と、前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部と、該雄型嵌合部と対応する雌型嵌合部とが順次並んで配置されていることを特徴とする請求項8に記載の液面検出装置。
  10. 前記被覆部は、被取り付け部材に取り付け固定されており、
    前記第2蓋部が、前記被取り付け部材と前記壁部との間に挟持されていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の液面検出装置。
  11. 2つの前記壁部の内の一方の壁部に形成された雌型嵌合部は、該壁部における前記露出部側の面に形成された第1溝部と第2溝部であり、
    2つの前記壁部の内の他方の壁部に形成された雌型嵌合部は、該壁部における前記露出部側の面に形成された第3溝部と第4溝部であり、
    前記第1蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第1突起部及び該第1突起部から前記第1溝部へ突出した第1爪部から成る第1鉤部と、前記第1蓋部から前記第2蓋部に向かって延びた第2突起部及び該第2突起部から前記第4溝部へ突出した第2爪部から成る第2鉤部であり、
    前記第2蓋部に形成された雄型嵌合部は、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第3突起部及び該第3突起部から前記第3溝部へ突出した第3爪部から成る第3鉤部と、前記第2蓋部から前記第1蓋部に向かって延びた第4突起部及び該第4突起部から前記第2溝部へ突出した第4爪部から成る第4鉤部であることを特徴とする請求項8〜10いずれか1項に記載の液面検出装置。
  12. 2つの前記壁部それぞれに、前記蓋部と前記壁部との位置を決定する段差部が形成されていることを特徴とする請求項8〜11いずれか1項に記載の液面検出装置。
  13. 前記壁部は、前記被覆部の一部であることを特徴とする請求項1〜12いずれか1項に記載の液面検出装置。
  14. 複数の前記ターミナルとして、グランドと接続される接地ターミナルと、電源と接続される電源ターミナルと、前記センサ部の出力信号を外部に出力する信号ターミナルと、を含むことを特徴とする請求項1〜13いずれか1項に記載の液面検出装置。
  15. 前記センサ部は、
    液面に浮かぶフロートと、
    マグネットが内蔵された回転部と、
    前記フロートと前記回転部とを連結して、液面の変動による前記フロートの上下運動を、前記回転部の回転運動に変換するアームと、
    前記回転部の回転に伴う、前記マグネットの磁束密度の印加方向の変動に基づいて、前記回転部の回転角度を検出する角度検出部と、を有し、
    前記角度検出部が前記被覆部によって被覆され、前記回転部が前記被覆部に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜14いずれか1項に記載の液面検出装置。
  16. 車両に搭載されることを特徴とする請求項1〜15いずれか1項に記載の液面検出装置。
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