JP5293556B2 - レーザダイオード駆動回路及び光送信器 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザダイオード駆動回路及び光送信器に関する。
従来、レーザダイオード(以下、LD)を駆動するための技術として、LDに対して並列にトランジスタを接続する方式であるシャント駆動方式によってLDを駆動する技術が知られている。このような技術の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1の技術においては、LDに対して並列に接続された電界効果トランジスタ(以下、FET)のゲートにLD変調信号を入力することにより、LDを変調して駆動している。このようなシャント駆動方式によれば、FETがゲインを持つため、LDを比較的低い消費電力によって駆動することができる。
しかし、シャント駆動方式によってLDを駆動する場合には、差動駆動方式によってLDを駆動する場合と比較して、LDから発せられる光の波形が劣る、という問題がある。一方、LD変調信号をプリエンファシス及びディエンファシス可能なレーザダイオード駆動回路(以下、LDD)が知られている。このようなLDDの一例が特許文献2及び3に記載されている。特許文献2及び3のLDDは、正または負のピーキング信号を生成し、このピーキング信号とメイン信号とを加算することによってプリエンファシス及びディエンファシスされた出力信号(LD変調信号)を生成している。これら特許文献2及び3のLDDを、特許文献1の技術に適用することにより、LDから発せられる光の波形を調整することができる。
しかしながら、一般に、LDから発せられる光の波形は、LDの緩和振動の影響により、立ち上がり時間が早く、立ち下がり時間が遅い非対称な波形となる。特許文献2及び3のLDDは、対称な波形の出力信号しか生成できないので、LDから発せられる光の波形の非対称性を改善することができない。これに対して、近年、非対称な波形の出力信号を生成することが可能なLDDが知られている。このようなLDDの一例が、特許文献4に記載されている。特許文献4のLDDは、メイン信号と、メイン信号とメイン信号を遅延した信号の差分信号と、メイン信号とメイン信号の遅延した信号の排他的論理和信号と、を用いて、非対称な波形の出力信号(LD変調信号)を生成している。
米国特許6618408号明細書 米国特許6373346号明細書 特開平09−148631号公報 米国特許7147387号明細書
特許文献4のLDDにおいては、差分信号は差分回路によって生成される。この差分信号とメイン信号とを加算することにより、遅延差によってピーキングが得られるが、このピーキングに対する環境変動や外乱等の影響を排除するためには、差分回路を線形で構成する必要がある。このため、特許文献4のLDDによれば、必要以上に回路電流が必要になり消費電力が比較的大きくなる。
そこで、本発明は、比較的低い消費電力によって非対称な光波形を改善することが可能なレーザダイオード駆動回路及び、このレーザダイオード駆動回路を備える光送信器を提供することを目的とする。
本発明のレーザ駆動回路は、互いに相補的な第1及び第2データ信号と、該第1及び第2データ信号がそれぞれ所定時間遅延された第1及び第2遅延信号と、のうちの一方の入力を受け差動増幅して第1信号電流を出力する主増幅部と、主増幅部に対して並列に接続される副増幅部と、を備え、副増幅部は、第1及び第2データ信号と第1及び第2遅延信号とのうちの他方の入力を受け差動増幅して第2信号電流を出力する増幅回路と、第1データ信号及び第1遅延信号の入力を受け該第1データ信号及び該第1遅延信号の否定論理和である第3信号電流を出力する第1演算回路と、第2データ信号及び第2遅延信号の入力を受け該第2データ信号及び該第2遅延信号の否定論理和である第4信号電流を出力する第2演算回路と、を有し、第1〜4信号電流が合成されたレーザダイオード変調電流が出力される、ことを特徴とする。
また、本発明のレーザダイオード駆動回路は、互いに相補的な第1及び第2データ信号と、該第1及び第2データ信号がそれぞれ所定時間遅延された第1及び第2遅延信号と、のうちの一方の入力を受け差動増幅して第1信号電流を出力する主増幅部と、主増幅部に対して並列に接続される副増幅部と、を備え、副増幅部は、第1及び第2データ信号と第1及び第2遅延信号とのうちの他方の入力を受け差動増幅して第2信号電流を出力する増幅回路と、第1データ信号及び第2遅延信号の入力を受け該第1データ信号及び該第2遅延信号の論理和である第3信号電流を出力する第1演算回路と、第2データ信号及び第1遅延信号の入力を受け該第2データ信号及び該第1遅延信号の論理和である第4信号電流を出力する第2演算回路と、を有し、第1〜4信号電流が合成されたレーザダイオード変調電流が出力される、ことを特徴とする。
ここで、本発明のレーザダイオード駆動回路においては、主増幅部は、第1及び第2データ信号の入力を受けて、該第1及び第2データ信号を差動増幅して第1信号電流を出力し、副増幅部は、第1及び第2データ信号の入力を受けて、第1及び第2遅延信号を生成して出力する遅延回路を更に有する、ことが好ましい。
或いは、本発明のレーザダイオード駆動回路においては、第1及び第2データ信号の入力を受けて、第1及び第2遅延信号を生成して出力する遅延部を更に備え、主増幅部は、第1及び第2遅延信号の入力を受けて、該第1及び第2遅延信号を差動増幅して前記第1信号電流を出力する、ことが好ましい。
本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、主増幅部及び副増幅部が第1データ信号及び第2データ信号を基に生成する第1〜第4電流信号を合成するので、レーザダイオード変調電流が非対称な波形に形成される。また、本発明のレーザダイオード駆動回路においては、差分信号の生成等のアナログ演算を必用としないので、線形増幅が不要であり、したがって消費電力の増大を抑制することができる。これにより、本発明のレーザダイオード駆動回路によれば、比較的低い消費電力によって非対称な光波形を改善することが可能である。
また、本発明の光送信器は、上述したレーザダイオード駆動回路と、光信号を生成する光送信サブアセンブリと、を備え、光送信サブアセンブリは、レーザダイオードと、該レーザダイオードに対して並列に接続されたトランジスタと、該トランジスタの制御端子とグランドとの間に接続された抵抗素子と、を有し、レーザダイオードは、レーザダイオード駆動回路から出力されるレーザダイオード変調電流が抵抗素子に入力されることにより変調される、ことを特徴とする。
本発明の光送信器においては、レーザダイオードは、非対称な波形を有するレーザダイオード変調電流によって変調される。したがって、本発明の光送信器によれば、波形の非対称性が改善された光信号を出力することができる。さらに、シャント駆動方式を採用することにより、一層の低消費電力化が可能である。
比較的低い消費電力によって非対称な光波形を改善することが可能なレーザダイオード駆動回路及び、このレーザダイオード駆動回路を備える光送信器を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る光送信器の回路図である。 図1に示されたサブドライバの詳細を示す回路図である。 図2に示されたシンメトリックドライバ及びOR/NOR回路の一例を示す回路図である。 第1実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 第1実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 第1実施形態に係る光送信器による光信号の出力結果を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光送信器の回路図である。 図7に示されたサブドライバの詳細を示す回路図である。 第2実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 第2実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る光送信器の回路図である。 図11に示されたサブドライバの詳細を示す回路図である。 第3実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 第3実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る光送信器の回路図である。 図15に示されたサブドライバの詳細を示す回路図である。 第4実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 第4実施形態に係る光送信器において生成される各信号のタイミングチャートである。 本発明の他の実施形態に係る光送信器の回路図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)本発明に係る光送信器の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る光送信器を表す回路図である。図1に示されるように、第1実施形態に係る光送信器1aは、光送信サブアセンブリ2、レーザダイオード駆動回路3a、結合容量11、インダクタ12,15、負荷抵抗14及び電流源16を備える。光送信器1aは、レーザダイオード駆動回路3aにおいて生成されるレーザダイオード変調電流に応じて、光信号を生成して出力する光送信器である。
光送信サブアセンブリ2は、レーザダイオード21と、電界効果トランジスタ22と、終端抵抗(抵抗素子)23と、を有する。電界効果トランジスタ22は、レーザダイオード21に対して並列に接続されている。終端抵抗23は、電界効果トランジスタ22のゲート(制御端子)とグランドとの間に接続されている。電界効果トランジスタ22のソースは終端抵抗23及びレーザダイオード21のカソードと共通にグランドに接地されている。また、電界効果トランジスタ22のドレインは、レーザダイオード21のアノードと共通して、光送信サブアセンブリ2外部の電流源16にインダクタ15を介して接続されている。このように、光送信サブアセンブリ2は、片相入力のシャント駆動の光送信サブアセンブリである。なお、インダクタ15は、高周波信号をブロックするための素子であって、光送信サブアセンブリ2の内部に設けることもできる。また、インダクタ15に替えてトランジスタ等のアクティブ素子を用いることもできる。
レーザダイオード駆動回路3aは、入力端子30a,30b、インプットバッファ31、プリドライバ32、メインドライバ(主増幅部)33、サブドライバ(副増幅部)34a、バックターミネーション抵抗35、端子36及び出力端子37a,37bを有する。インプットバッファ31、プリドライバ32及びメインドライバ33は、それぞれ直列に接続されている。サブドライバ34aは、メインドライバ33に対して並列に接続されている。メインドライバ33及びサブドライバ34aの出力端子は、出力端子37a,37bにそれぞれ接続されている。バックターミネーション抵抗35及び端子36は、メインドライバ33及びサブドライバ34aの出力端子と出力端子37a,37bとの間に分岐して接続されている。出力端子37aは、結合容量11及び負荷抵抗14を介してグランドに接続されている。出力端子37bは、結合容量11を介して光送信サブアセンブリ2の終端抵抗23に接続されている。出力端子37bと終端抵抗23との間に一端が接続されるインダクタ12は、他端がバイアス電圧印加用の端子13に接続されている。端子36電源に接続され、メインドライバ33とサブドライバ34aとにバイアスを供給する。
インプットバッファ31は、入力端子30a,30bを介して入力される互いに相補的な差動信号を増幅して出力する。プリドライバ32は、メインドライバ33とサブドライバ34aとを駆動するための低出力インピーダンス増幅器である。メインドライバ33は、プリドライバ32から入力される互いに相補的な差動のメイン信号(第1データ信号)VA及びメイン信号(第2データ信号)VAを増幅して信号電流(第1信号電流)IMOD及び信号電流IMODを出力する。サブドライバ34aは、プリドライバ32からメイン信号VA,VAの入力を受けて信号電流ISUB,ISUBを出力する。バックターミネーション抵抗35は、光送信サブアセンブリ2とレーザダイオード駆動回路3aとの間をマイクロストリップラインの様な有限の伝送線路インピーダンスを持つ伝送路で接続する場合、負荷や伝送線路からの反射を吸収するために用いられる。
図2は、図1に示されるサブドライバ34aの詳細を表す回路図である。図2に示されるように、サブドライバ34aは、ディレイユニット(遅延回路)341、シンメトリックドライバ(増幅回路)342、アシンメトリックドライバ343及び外部端子346,347,348,349を有する。また、アシンメトリックドライバ343は、OR/NOR回路(第1演算回路)344及びOR/NOR回路(第2演算回路)345を含む。
サブドライバ34aの入力信号は、メイン信号VA,VAである。サブドライバ34aに入力されたメイン信号VA,VAは、ディレイユニット341において遅延時間τの遅延が与えられ、それぞれ差動の遅延信号(第1遅延信号)VB及び遅延信号(第2遅延信号)VBとして出力される。ディレイユニット341は、外部端子346から送信される信号に応じて、遅延時間τを可変制御可能に構成されている。また、ディレイユニット341は、外部端子347からの信号に応じて、出力信号(VB,VB)の極性を反転可能に構成されている。ディレイユニット341から出力される遅延信号VB,VBは、それぞれシンメトリックドライバ342及びアシンメトリックドライバ343に入力される。
シンメトリックドライバ342は、遅延信号VB,VBを差動増幅して信号電流IEMP及び信号電流(第2信号電流)IEMPを出力する。このシンメトリックドライバ342は、例えば、図3(a)に示されるような差動対で構成されている。この差動対の電流源lは外部端子349により調整することができる。
アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路344は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流(第3信号電流)INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流IORを出力する。アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路345は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流(第4信号電流)INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流IORを出力する。信号電流INORと信号電流INORとは電流加算され(合成され)、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。また、信号電流IORと信号電流IORとは電流加算され、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。
OR/NOR回路344,345は、例えば、図3(b)に示されるような回路構成を有する。この回路構成によれば、入力端子A又はBの電圧のどちらか一方が端子Vthの電圧を超えた場合に、端子ORから電流を引き込むことができる。また、入力端子A及びBの両端子の電圧が共に端子Vthの電圧を下回った場合に、端子NORから電流を引き込むことができる。ここで、端子Vthには入力端子A及びBに入力される信号の論理を判定するための閾値電圧が供給されている。また、電流源ICPは、図2に示されるように、外部端子348により調整することができる。
アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34aから出力される。また、アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34aから出力される。
サブドライバ34aから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流ITOTALとなる。また、サブドライバ34aから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流(レーザダイオード変調電流)ITOTALとなる。信号電流ITOTALは、出力端子37a及び結合容量11を介して負荷抵抗14に供給される。また、信号電流ITOTALは、出力端子37b及び結合容量11を介して光送信サブアセンブリ2の終端抵抗23に供給される。
続いて、図4及び図5を用いて、光送信器1aにおける各信号波形の生成について説明する。図4及び図5は、光送信器1aにおける各信号のタイミングチャートであって、縦軸は電流及び電圧を任意の単位によって表しており、横軸は時間を任意の単位によって表している。図4(a)はメイン信号VAを表しており、図4(b)は遅延信号VBを表している。図4(a)及び図4(b)において、縦軸は電圧を表している。図4(a)及び図4(b)に示されるように、遅延信号VBは、メイン信号VAに対してディレイユニット341によって遅延時間τ(τ=2)だけ遅延された信号となっている。図4(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。また、図4(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。図4(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図4(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。この信号電流IEMPは、遅延信号VBに対して位相を反転した信号電流である。図4(g)は、信号電流INORと信号電流INORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図4(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図4(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3aから出力される信号電流ITOTALは、立ち上がりが遅く立ち下りが早い非対称な波形を有することがわかる。この信号電流ITOTALが、バックターミネーション抵抗35と終端抵抗23とからなる負荷抵抗により電圧に変換されることにより、図4(i)に示される信号電圧が得られる。この信号電圧が、光送信サブアセンブリ2の電界効果トランジスタ22によって反転して、レーザダイオード21に流れる信号電流ILDが生成される。図4(j)はこの信号電流ILDを表している。レーザダイオード21は、このような信号電流ILDに応じて光信号を生成する。このため、光送信器1aによれば、立ち上がりを遅くし、立ち下りを早くするように波形が調整された、即ち、波形の非対称性が改善された光信号を生成して出力することができる。
図5(a)はメイン信号VAを表しており、図5(b)は遅延信号VBを表している。図5(a)及び図5(b)において、縦軸は電圧を表している。図5(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。また、図5(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。図5(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図5(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。このIEMPは、遅延信号VBに対して位相を反転した信号電流である。図5(g)は、信号電流IORと信号電流IORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図5(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図5(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3aから出力されるITOTALは、立ち上がりが早く立ち下がりが遅い非対称な波形を有することがわかる。図5(i)は、ITOTALが負荷抵抗14に供給されることにより生成される信号電圧の波形を表している。図4(i)及び図5(i)によれば、各信号電圧は、互いに振幅が同じで位相が反転した信号(差動出力信号)であることがわかる。
以上説明したように、光送信器1aによれば、レーザダイオード21を駆動するための信号電流ILDの生成の際に、差分信号の生成等のアナログ演算を必用としないので、線形増幅が不要であり、したがって消費電力の増大を抑制することができる。
続いて、図6を用いて光信号の出力結果を以下について説明する。図6(a)は、従来の光送信器により生成された10Gb/s光信号のアイパターンを表しており、図6(b)は第1実施形態の光送信器1aにより生成された10Gb/s光信号のアイパターンを表している。図6(a)及び図6(b)によれば、光送信器1aにより生成された光信号は、従来の場合の光信号に比べて、立ち下がり波形が効果的に改善され、アイパターンの開口率が良くなっていることがわかる。したがって、第1実施形態の光送信器1aによれば、波形の非対称性が改善された光信号を出力することができる。
(第2実施形態)次に、本発明に係る光送信器の第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態に係る光送信器を表す回路図である。図7に示されるように、第2実施形態に係る光送信器1bは、第1実施形態に係る光送信器1aのレーザダイオード駆動回路3aに替えて、レーザダイオード駆動回路3bを備えている。光送信器1bのその他の構成は、光送信器1aと同様である。レーザダイオード駆動回路3bは、レーザダイオード駆動回路3aのサブドライバ34aに替えてサブドライバ(副増幅部)34bを有している。レーザダイオード駆動回路3bのその他の構成は、レーザダイオード駆動回路3aと同様である。
サブドライバ34bの詳細について説明する。図8は、サブドライバ34bの詳細を表す回路図である。図8に示されるように、サブドライバ34bは、サブドライバ34aと同様の構成を有するが、各回路間における信号の入出力についての接続関係が異なっている。サブドライバ34bにおいては、OR/NOR回路344は、メイン信号(第1データ信号)VA及び遅延信号(第2遅延信号)VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流(第3信号電流)IORを出力する。OR/NOR回路345は、メイン信号(第2データ信号)VA及び遅延信号(第1遅延信号)VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流(第4信号電流)IORを出力する。信号電流INORと信号電流INORとは電流加算され(合成され)、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。また、信号電流IORと信号電流IORとは電流加算され、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。
アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34bから出力される。また、アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34bから出力される。
図9及び図10を用いて、第2実施形態に係る光送信器1bにおける各信号波形の生成について説明する。図9及び図10は、光送信器1bにおける各信号のタイミングチャートであって、縦軸は電流及び電圧を任意の単位によって表しており、横軸は時間を任意の単位によって表している。図9(a)はメイン信号VAを表しており、図9(b)は遅延信号VBを表している。図9(a)及び図9(b)において、縦軸は電圧を表している。図9(a)及び図9(b)に示されるように、遅延信号VBは、メイン信号VAに対してディレイユニット341によって遅延時間τ(τ=2)だけ遅延された信号となっている。図9(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。また、図9(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。図9(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図9(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。図9(g)は、信号電流IORと信号電流IORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図9(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図9(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3bから出力される信号電流ITOTALは、立ち上がりが遅く立ち上がりが早い非対称な波形を有することがわかる。この信号電流ITOTALが、バックターミネーション抵抗35と終端抵抗23とからなる負荷抵抗により電圧に変換されることにより、図9(i)に示される信号電圧が得られる。この信号電圧が、光送信サブアセンブリ2の電界効果トランジスタ22によって反転して、レーザダイオード21に流れる信号電流ILDが生成される。図9(j)はこの信号電流ILDを表している。レーザダイオード21は、このような信号電流ILDに応じて光信号を生成する。このため、光送信器1bによれば、立ち上がりを遅くし、立ち下りを早くするように波形が調整された、即ち、波形の非対称性が改善された光信号を生成することができる。
図10(a)はメイン信号VAを表しており、図10(b)は遅延信号VBを表している。図10(a)及び図10(b)において、縦軸は電圧を表している。図10(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。また、図10(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。図10(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図10(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。図10(g)は、信号電流INORと信号電流INORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図10(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図10(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3bから出力されるITOTALは、立ち上がりが早く立ち下がりが遅い非対称な波形を有することがわかる。図10(i)は、ITOTALが負荷抵抗14に供給されることにより生成される信号電圧の波形を表している。図9(i)及び図10(i)によれば、各信号電圧は、互いに振幅が同じで位相が反転した信号(差動出力信号)とであることがわかる。
以上説明したように、光送信器1bによれば、レーザダイオード21を駆動するための信号電流ILDの生成の際に、差分信号の生成等のアナログ演算を必用としないので、線形増幅が不要であり、したがって消費電力の増大を抑制することができる。
(第3実施形態)次に、本発明に係る光送信器の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に係る光送信器を表す回路図である。図11に示されるように、第3実施形態に係る光送信器1cは、第1実施形態に係る光送信器1aのレーザダイオード駆動回路3aに替えて、レーザダイオード駆動回路3cを備えている。光送信器1cのその他の構成は、光送信器1aと同様である。
レーザダイオード駆動回路3cは、レーザダイオード駆動回路3aのサブドライバ34aに替えてサブドライバ(副増幅部)34cを有すると共に、ディレイユニット(遅延部)38を更に有する。ディレイユニット38は、プリドライバ32とメインドライバ33との間に配置され、プリドライバ32とメインドライバ33とに直列に接続されている。レーザダイオード駆動回路3cのその他の構成は、レーザダイオード駆動回路3aと同様である。
ディレイユニット38は、プリドライバ32から、互いに相補的な差動のメイン信号(第1データ信号)VA及びメイン信号(第2データ信号)VAの入力を受ける。ディレイユニット38は、入力されたメイン信号VA及びメイン信号VAの各々に対して遅延時間τの遅延を与え、遅延信号(第1遅延信号)VB及び遅延信号(第2遅延信号)VBをそれぞれ生成して出力する。メインドライバ33は、ディレイユニット38から遅延信号VB,VBの入力を受ける。メインドライバ33は、入力された遅延信号VB及び遅延信号VBを差動増幅して、信号電流(第1信号電流)IMOD及び信号電流IMODをそれぞれ出力する。サブドライバ34cは、プリドライバ32からメイン信号VA,VAの入力を受けると共に、ディレイユニット38から遅延信号VB,VBの入力を受けて、信号電流ISUB,ISUBを出力する。
サブドライバ34cの詳細について説明する。図12は、サブドライバ34cの詳細を示す回路図である。図12に示されるように、サブドライバ34cは、サブドライバ34aに対して、ディレイユニット341を有さない点で異なっている。サブドライバ34cのその他の構成は、サブドライバ34aと同様である。ただし、サブドライバ34cにおける各回路間の信号の入出力についての接続関係は、サブドライバ34aと異なっている。
サブドライバ34cの入力信号は、メイン信号VA,VA及び遅延信号VB,VBである。サブドライバ34cに入力されたメイン信号VA,VAは、シンメトリックドライバ342及びアシンメトリックドライバ343に入力される。サブドライバ34cに入力された遅延信号VB,VBは、アシンメトリックドライバ343に入力される。
シンメトリックドライバ342は、メイン信号VA,VAを差動増幅して信号電流IEMP及び信号電流(第2信号電流)IEMPを出力する。
アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路344は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流(第3信号電流)INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流IORを出力する。アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路345は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流(第4信号電流)INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流IORを出力する。信号電流INORと信号電流INORとは電流加算され(合成され)、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。また、信号電流IORと信号電流IORとは電流加算され、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。
アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34cから出力される。また、アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34cから出力される。
サブドライバ34cから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流ITOTALとなる。また、サブドライバ34cから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流(レーザダイオード変調電流)ITOTALとなる。信号電流ITOTALは、出力端子37a及び結合容量11を介して負荷抵抗14に供給される。また、信号電流ITOTALは、出力端子37b及び結合容量11を介して光送信サブアセンブリ2の終端抵抗23に供給される。
なお、ディレイユニット38は、外部端子346から送信される信号に応じて、遅延時間τを可変制御可能に構成されている。また、ディレイユニット38は、外部端子347からの信号に応じて、出力信号(VB,VB)の極性を反転可能に構成されている。
続いて、図13及び図14を用いて、光送信器1cにおける各信号波形の生成について説明する。図13及び図14は、光送信器1cにおける各信号のタイミングチャートであって、縦軸は電流及び電圧を任意の単位によって表しており、横軸は時間を任意の単位によって表している。図13(a)はメイン信号VAを表しており、図13(b)は遅延信号VBを表している。図13(a)及び図13(b)において、縦軸は電圧を表している。図13(a)及び図13(b)に示されるように、遅延信号VBは、メイン信号VAに対してディレイユニット38によって遅延時間τだけ遅延された信号となっている。図13(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。また、図13(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。図13(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図13(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。この信号電流IEMPは、メイン信号VAに対して位相を反転した信号電流である。図13(g)は、信号電流INORと信号電流INORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図13(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図13(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3cから出力される信号電流ITOTALは、立ち上がりが遅く立ち下りが早い非対称な波形を有することがわかる。この信号電流ITOTALが、バックターミネーション抵抗35と終端抵抗23とからなる負荷抵抗により電圧に変換されることにより、図13(i)に示される信号電圧が得られる。この信号電圧が、光送信サブアセンブリ2の電界効果トランジスタ22によって反転して、レーザダイオード21に流れる信号電流ILDが生成される。図13(j)はこの信号電流ILDを表している。レーザダイオード21は、このような信号電流ILDに応じて光信号を生成する。このため、光送信器1cによれば、立ち上がりを遅くし、立ち下りを早くするように波形が調整された、即ち、波形の非対称性が改善された光信号を生成して出力することができる。
さらに、光送信器1cによれば、図13(j)に示されるように、レーザダイオード変調電流のうちの、入力されたデータ信号の最後部分に対応する部分(例えば、図中Aで示される部分)が強調される。このため、光送信器1cによれば、一層高速でレーザダイオードの変調ができる。
図14(a)はメイン信号VAを表しており、図14(b)は遅延信号VBを表している。図14(a)及び図14(b)において、縦軸は電圧を表している。図14(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。また、図14(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。図14(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図14(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。このIEMPは、メイン信号VAに対して位相を反転した信号電流である。図14(g)は、信号電流IORと信号電流IORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図14(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図14(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3cから出力されるITOTALは、立ち上がりが早く立ち下がりが遅い非対称な波形を有することがわかる。図14(i)は、ITOTALが負荷抵抗14に供給されることにより生成される信号電圧の波形を表している。図13(i)及び図14(i)によれば、各信号電圧は、互いに振幅が同じで位相が反転した信号(差動出力信号)であることがわかる。
以上説明したように、光送信器1cによれば、レーザダイオード21を駆動するための信号電流ILDの生成の際に、差分信号の生成等のアナログ演算を必用としないので、線形増幅が不要であり、したがって消費電力の増大を抑制することができる。
(第4実施形態)次に、本発明に係る光送信器の第4実施形態について説明する。図15は、第4実施形態に係る光送信器を表す回路図である。図15に示されるように、第4実施形態に係る光送信器1dは、第3実施形態に係る光送信器1cのレーザダイオード駆動回路3cに替えて、レーザダイオード駆動回路3dを備えている。光送信器1dのその他の構成は、光送信器1cと同様である。
レーザダイオード駆動回路3dは、レーザダイオード駆動回路3cのサブドライバ34cに替えて、サブドライバ34dを有している。レーザダイオード駆動回路3dのその他の構成は、レーザダイオード駆動回路3cと同様である。
サブドライバ34dの詳細について説明する。図16は、サブドライバ34dの詳細を示す回路図である。図16に示されるように、サブドライバ34dは、サブドライバ34cと同様の構成を有するが、各回路間における信号の入出力についての接続関係が異なっている。
サブドライバ34dの入力信号は、メイン信号VA,VA及び遅延信号VB,VBである。サブドライバ34dに入力されたメイン信号VA,VAは、シンメトリックドライバ342及びアシンメトリックドライバ343に入力される。サブドライバ34dに入力された遅延信号VB,VBは、アシンメトリックドライバ343に入力される。
シンメトリックドライバ342は、メイン信号VA,VAを差動増幅して信号電流IEMP及び信号電流(第2信号電流)IEMPを出力する。
アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路344は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流(第3信号電流)IORを出力する。アシンメトリックドライバ343のOR/NOR回路345は、メイン信号VA及び遅延信号VBの入力を受けて、メイン信号VA及び遅延信号VBの否定論理和である信号電流INORを出力すると共に、メイン信号VA及び遅延信号VBの論理和である信号電流(第4信号電流)IORを出力する。信号電流INORと信号電流INORとは電流加算され(合成され)、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。また、信号電流IORと信号電流IORとは電流加算され、信号電流ICPとしてアシンメトリックドライバ343から出力される。
アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34dから出力される。また、アシンメトリックドライバ343から出力された信号電流ICPは、シンメトリックドライバ342から出力された信号電流IEMPと電流加算され、信号電流ISUBとしてサブドライバ34dから出力される。
サブドライバ34dから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流ITOTALとなる。また、サブドライバ34dから出力された信号電流ISUBは、メインドライバ33から出力された信号電流IMODと電流加算され、信号電流(レーザダイオード変調電流)ITOTALとなる。信号電流ITOTALは、出力端子37a及び結合容量11を介して負荷抵抗14に供給される。また、信号電流ITOTALは、出力端子37b及び結合容量11を介して光送信サブアセンブリ2の終端抵抗23に供給される。
続いて、図17及び図18を用いて、光送信器1dにおける各信号波形の生成について説明する。図17及び図18は、光送信器1dにおける各信号のタイミングチャートであって、縦軸は電流及び電圧を任意の単位によって表しており、横軸は時間を任意の単位によって表している。図17(a)はメイン信号VAを表しており、図17(b)は遅延信号VBを表している。図17(a)及び図17(b)において、縦軸は電圧を表している。図17(a)及び図17(b)に示されるように、遅延信号VBは、メイン信号VAに対してディレイユニット38によって遅延時間τだけ遅延された信号となっている。図17(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。また、図17(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの論理和である信号電流IORを表している。図17(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図17(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。図17(g)は、信号電流IORと信号電流IORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図17(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図17(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3dから出力される信号電流ITOTALは、立ち上がりが遅く立ち下りが早い非対称な波形を有することがわかる。この信号電流ITOTALが、バックターミネーション抵抗35と終端抵抗23とからなる負荷抵抗により電圧に変換されることにより、図17(i)に示される信号電圧が得られる。この信号電圧が、光送信サブアセンブリ2の電界効果トランジスタ22によって反転して、レーザダイオード21に流れる信号電流ILDが生成される。図17(j)はこの信号電流ILDを表している。レーザダイオード21は、このような信号電流ILDに応じて光信号を生成する。このため、光送信器1dによれば、立ち上がりを遅くし、立ち下りを早くするように波形が調整された、即ち、波形の非対称性が改善された光信号を生成して出力することができる。
さらに、光送信器1dによれば、図17(j)に示されるように、レーザダイオード変調電流のうちの、入力されたデータ信号の最後部分に対応する部分(例えば、図中Bで示される部分)が強調される。このため、光送信器1dによれば、一層高速でレーザダイオードの変調ができる。
図18(a)はメイン信号VAを表しており、図18(b)は遅延信号VBを表している。図18(a)及び図18(b)において、縦軸は電圧を表している。図18(c)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。また、図18(d)は、メイン信号VAと遅延信号VBとの否定論理和である信号電流INORを表している。図18(e)は、メインドライバ33からの出力信号である信号電流IMODを表している。図18(f)は、シンメトリックドライバ342からの出力信号である信号電流IEMPを表している。図18(g)は、信号電流INORと信号電流INORとを電流加算して得られる信号電流ICPを表している。図18(h)は、信号電流ICPと、信号電流IEMPと、信号電流IMODと、を電流加算して得られる信号電流ITOTALを表している。図18(h)によれば、レーザダイオード駆動回路3cから出力されるITOTALは、立ち上がりが早く立ち下がりが遅い非対称な波形を有することがわかる。図18(i)は、ITOTALが負荷抵抗14に供給されることにより生成される信号電圧の波形を表している。図17(i)及び図18(i)によれば、各信号電圧は、互いに振幅が同じで位相が反転した信号(差動出力信号)であることがわかる。
以上説明したように、光送信器1cによれば、レーザダイオード21を駆動するための信号電流ILDの生成の際に、差分信号の生成等のアナログ演算を必用としないので、線形増幅が不要であり、したがって消費電力の増大を抑制することができる。
なお、上記第1〜4実施形態における各光送信器は、片相入力のシャント駆動の光送信サブアセンブリを備えるものに限らず、例えば、図19に示されるようなものとすることができる。図19に示される光送信器4は、レーザダイオード駆動回路として第1実施形態に係るレーザダイオード駆動回路3aを有するものであるが、これに替えて、第2〜4実施形態に係る各レーザダイオード駆動回路3b〜3dを有するものとしてもよい。
光送信器4は、光送信サブアセンブリ5、抵抗素子41を含む。他の構成は光送信器1aと同様である。
光送信サブアセンブリ5は、レーザダイオード51、電界効果トランジスタ52,53、容量素子54及び抵抗素子55を有する。電界効果トランジスタ52,53は、レーザダイオード51に対して並列に接続されている。レーザダイオード51のカソード及び電界効果トランジスタ52,53のソースは共通してグランドに接地されている。抵抗素子55は、電界効果トランジスタ52のゲートと電界効果トランジスタ53のゲートとの間に接続されている。容量素子54は、電界効果トランジスタ52のゲートと電界効果トランジスタ53のソースとの間に接続されている。端子42は、電界効果トランジスタ52,53のゲートに対してバイアス供給するために、抵抗素子41を介して電界効果トランジスタ52,53のゲートに接続されている。端子42に適当なバイアスを印加することにより、電界効果トランジスタ52,53を適当なバイアス条件に設定することができる。以上説明したように、光送信器4は、差動のシャント駆動の光送信サブアセンブリ5を備える光送信器である。このような光送信器4においても、レーザダイオード駆動回路3aを用いて、非対称な信号電流(ITOTAL,ITOTAL)を電界効果トランジスタ52,53に接続された抵抗素子55に向けて供給することにより、光波形の非対称性を改善することが可能となる。
1a,1b,1c,1d,4…光送信器、11…結合容量、12…インダクタ、13,36,42…端子、14…負荷抵抗、15…インダクタ、16…電流源、2,5…光送信サブアセンブリ、21,51…レーザダイオード、22,52,53…電界効果トランジスタ、23…終端抵抗、3a,3b,3c,3d…レーザダイオード駆動回路、30a,30b…入力端子、31…インプットバッファ、32…プリドライバ、33…メインドライバ、34a,34b,34c,34d…サブドライバ、35…バックターミネーション抵抗、37a,37b…出力端子、38,341…ディレイユニット、342…シンメトリックドライバ、343…アシンメトリックドライバ、344,345…OR/NOR回路、346,347,348,349…外部端子、41,55…抵抗素子、54…容量素子。

Claims (5)

  1. 互いに相補的な第1及び第2データ信号と、該第1及び第2データ信号がそれぞれ所定時間遅延された第1及び第2遅延信号と、のうちの一方の入力を受け差動増幅して第1信号電流を出力する主増幅部と、
    前記主増幅部に対して並列に接続される副増幅部と、を備え、
    前記副増幅部は、前記第1及び第2データ信号と前記第1及び第2遅延信号とのうちの他方の入力を受け差動増幅して第2信号電流を出力する増幅回路と、前記第1データ信号及び前記第1遅延信号の入力を受け該第1データ信号及び該第1遅延信号の否定論理和である第3信号電流を出力する第1演算回路と、前記第2データ信号及び前記第2遅延信号の入力を受け該第2データ信号及び該第2遅延信号の否定論理和である第4信号電流を出力する第2演算回路と、を有し、
    前記第1〜4信号電流が合成されたレーザダイオード変調電流が出力される、ことを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  2. 互いに相補的な第1及び第2データ信号と、該第1及び第2データ信号がそれぞれ所定時間遅延された第1及び第2遅延信号と、のうちの一方の入力を受け差動増幅して第1信号電流を出力する主増幅部と、
    前記主増幅部に対して並列に接続される副増幅部と、を備え、
    前記副増幅部は、前記第1及び第2データ信号と前記第1及び第2遅延信号とのうちの他方の入力を受け差動増幅して第2信号電流を出力する増幅回路と、前記第1データ信号及び前記第2遅延信号の入力を受け該第1データ信号及び該第2遅延信号の論理和である第3信号電流を出力する第1演算回路と、前記第2データ信号及び前記第1遅延信号の入力を受け該第2データ信号及び該第1遅延信号の論理和である第4信号電流を出力する第2演算回路と、を有し、
    前記第1〜4信号電流が合成されたレーザダイオード変調電流が出力される、ことを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  3. 前記主増幅部は、前記第1及び第2データ信号の入力を受けて、該第1及び第2データ信号を差動増幅して前記第1信号電流を出力し、
    前記副増幅部は、前記第1及び第2データ信号の入力を受けて、前記第1及び第2遅延信号を生成して出力する遅延回路を更に有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザダイオード駆動回路。
  4. 前記第1及び第2データ信号の入力を受けて、前記第1及び第2遅延信号を生成して出力する遅延部を更に備え、
    前記主増幅部は、前記第1及び第2遅延信号の入力を受けて、該第1及び第2遅延信号を差動増幅して前記第1信号電流を出力する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザダイオード駆動回路。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のレーザダイオード駆動回路と、
    光信号を生成する光送信サブアセンブリと、を備え、
    前記光送信サブアセンブリは、レーザダイオードと、該レーザダイオードに対して並列に接続されたトランジスタと、該トランジスタの制御端子とグランドとの間に接続された抵抗素子と、を有し、
    前記レーザダイオードは、前記レーザダイオード駆動回路から出力される前記レーザダイオード変調電流が前記抵抗素子に入力されることにより変調される、
    ことを特徴とする光送信器。
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