JP5291448B2 - コンテンツ制作サーバ及びコンテンツ制作プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ制作サーバ及びコンテンツ制作プログラムに係り、特に、複数人が効率的にコンテンツを共同制作するためのコンテンツ制作サーバ及びコンテンツ制作プログラムに関する。
従来、番組等のコンテンツの制作において、立案、制作、制作したコンテンツの蓄積、公開、配信等といった各分野の技術は、それぞれの分野毎に個別の手法が用いられていたが、最近では上述した各分野を統合して制作から配信を行うコンテンツ提供システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、コンテンツの提供については、主にインターネット等の通信ネットワーク等を介して、HTML(HyperText Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語や、画像や映像、音声、テキスト情報等の素材データ等がWeb上に公開されているため、ユーザは所望する情報をダウンロードして取得することができる。
また、上述したコンテンツを提供するツールとしては、例えば番組の制作、提示に用いられるスクリプトの一例として、TVML(TV program Marking Language)を用いた自動番組制作システム(TV4U)がある。TVMLとは、テレビ番組を制作するためのオブジェクトベース記述言語であり、テレビ番組の映像や音声等を、素材データと台本(演出内容等)とに分けて記述することができ、制作側で台本を記述することで、パソコン等で動作するソフトウェア等がこれを読み取り、台本に記述された素材データを取得して即座にテレビ番組として再生・視聴することができる。
なお、上述のTV4Uは、例えばクライアント側の端末でワープロ(エディタ)型のユーザインタフェースを用いて番組の台本を記述し、その台本に任意の番組制作エンジン(APE:Automatic Production Engine)を適用して番組を制作し、その台本や素材データ、番組制作エンジンをサーバ等にアップロードすることにより番組を公開することができる。
なお、番組制作エンジンとは、番組に登場するCGキャラクタや番組における1つの動作の単位で「タイトル表示」、「ズームイン」、「CGキャラクタの動作」等のイベントが予め定義されたものである。例えば、番組の内容を表す台本からのテキストデータ等を入力すると、それを元に番組の自動生成に必要なTVMLスクリプトを出力する。このように、番組制作エンジンを用いることで効率的に番組制作を実現することができる。
特開2005−318254号公報
ところで、従来では台本の記述は1つのファイルにされており、台本は先頭から順次読み込んで実行されるため、基本的に前の記述内容(演出内容)は後の記述内容に影響を及ぼす。そのため、複数人が台本を同時に制作する場合には、前後の記述内容を考慮していないため、生成される映像コンテンツが破綻する可能性があった。
そのため、従来技術では、台本記述を同時に制作・編集する作業は1人に限られており、台本の記述をネットワーク上で共有し、共同で編集することは不可能であった。したがって、コンテンツ制作に時間がかかり、効率的なコンテンツの制作ができなかった。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、複数人が効率的にコンテンツを共同制作するためのコンテンツ制作サーバ及びコンテンツ制作プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、複数のクライアント端末を用いて共同でコンテンツを制作するコンテンツ制作サーバにおいて、前記コンテンツの演出内容が記述された台本データを、予め設定された分割条件に対応させて分割する台本分割手段と、前記台本分割手段により分割された分割台本データ毎に編集状態を管理する台本管理手段と、前記台本管理手段により得られる分割台本データの編集状態が編集中である分割台本データに対して排他制御を行う権限制御手段と、前記台本管理手段により得られる各分割台本データの編集状態から、全ての分割台本データに対する現在の編集者情報を、編集内容と共に画面に表示させる画面生成手段とを有し、前記台本分割手段は、前記分割台本データの全てに行識別情報、タグ情報、テキスト情報、権限情報、及び次行識別情報の各項目のうち、少なくとも行識別情報及び次行識別情報を含む情報を付加し、前記台本管理手段は、前記分割台本データに対する全ての管理情報を、前記項目毎に履歴情報として管理し、前記行識別情報に基づく過去の履歴情報から得られる挿入又は編集され易い行の分割台本データを前記画面に強調表示させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、複数人が効率的にコンテンツを共同制作することができる。また、台本を行基準で分割して管理することで、挿入や削除等の編集処理を容易に行うことができる。また、台本の前後の文の連携や制御を最適に行うことができる。また、過去の統計等を利用して挿入され易い行や編集され易い行を画面上で色を変えたり点滅等の強調表示を行うことで、誤りのある番組情報を容易に制作者に提示することができ、より高精度にコンテンツを制作することができる。
請求項2に記載された発明は、前記台本分割手段は、前記台本データを1行又は複数行単位、又は、予め設定された意味関連項目単位に分割することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、編集し易いまとまった範囲で分割することで、制作者は容易に編集することができる。
請求項に記載された発明は、前記権限制御手段は、特定のクライアント端末における同一の分割台本データに対する編集回数を制限することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、編集時間を短縮させると共に、正確に編集させるように制作者側の意思を向上させることができる。
請求項4に記載された発明は、複数のクライアント端末を用いて共同でコンテンツを制作するためのコンテンツ制作プログラムにおいて、コンピュータを、前記コンテンツの演出内容が記述された台本データを、予め設定された分割条件に対応させて分割する台本分割手段、前記台本分割手段により分割された分割台本データ毎に編集状態を管理する台本管理手段、前記台本管理手段により得られる分割台本データの編集状態が編集中である分割台本データに対して排他制御を行う権限制御手段、及び、前記台本管理手段により得られる各分割台本データの編集状態から、全ての分割台本データに対する現在の編集者情報を、編集内容と共に画面に表示させる画面生成手段として機能させ、前記台本分割手段は、前記分割台本データの全てに行識別情報、タグ情報、テキスト情報、権限情報、及び次行識別情報の各項目のうち、少なくとも行識別情報及び次行識別情報を含む情報を付加し、前記台本管理手段は、前記分割台本データに対する全ての管理情報を、前記項目毎に履歴情報として管理し、前記行識別情報に基づく過去の履歴情報から得られる挿入又は編集され易い行の分割台本データを前記画面に強調表示させることを特徴とする。

請求項記載の発明によれば、管理側からコンテンツ提供側の1又は複数の端末に対して効率的に制御を行うことができる。また、台本を行基準で分割して管理することで、挿入や削除等の編集処理を容易に行うことができる。また、台本の前後の文の連携や制御を最適に行うことができる。また、過去の統計等を利用して挿入され易い行や編集され易い行を画面上で色を変えたり点滅等の強調表示を行うことで、誤りのある番組情報を容易に制作者に提示することができ、より高精度にコンテンツを制作することができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易にコンテンツ制作を実現することができる。

本発明によれば、複数人が効率的にコンテンツを共同制作することができる。
<本発明の概要>
本発明は、コンテンツの制作において、例えばテレビ番組等の映像コンテンツをスクリプト言語で制作・記述し、コンピュータグラフィックス(以下、CGという)、音声合成等を用いて再生する分野に関わるものである。特に、映像コンテンツ記述を台本記述と演出記述に分け、演出部分をスタイルシートで記述する分野に関わるものである。
ここで、台本記述は、従来1つのファイルに記述され、台本の時間軸上の前の記述は後の記述に影響を及ぼす。そのため、本発明では台本記述を行単位に分割し、それぞれの行を複数のユーザが別々に編集することによって、ネットワーク上での台本の共同編集作業を可能とする。
なお、本発明において「行」とは、単なる「行」だけに限定されず、例えば演出内容等を記述した1文であってもよく、1文が長い場合には複数行で構成される場合もある。また、「行」は、ある一連の演出内容を記述した複数の文から構成されていてもよい。つまり、例えば番組のタイトル表示やキャラクタのセリフ、スタジオ設定等の記述内容の違い等による、予め設定された分割条件により分割された台本データを「行」として扱うものとする。
また、台本の時間軸上における演出の前後関係については、同じ台本記述を編集しているユーザ間で共通の演出スタイルシートを用いることにより、台本記述において前後関係に不整合があっても、出力されるコンテンツには破綻が起きないようにする。
以下に、上述したような特徴を有する本発明におけるコンテンツ制作サーバ及びコンテンツ制作プログラムを好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態では、コンテンツの一例として番組の台本を用いる。また、本実施形態では、番組の生成や提示等に用いられるスクリプトの一例として、TVMLを用いる。また、以下に説明する本発明の一実施形態として使用されるクライアント端末は、自動番組制作システム(TV4U)の機能を有する。
<システム構成>
図1は、コンテンツ提供システムの一構成例を示す図である。図1に示すコンテンツ制作システム10は、コンテンツ制作サーバ11と、少なくとも1つからなるクライアント端末12−1,12−2,・・・,12−nとを有するよう構成されている。また、コンテンツ制作サーバ11及びクライアント端末12は、インターネット等の通信ネットワーク13を介してデータの送受信が可能な状態で接続されている。
ここで、コンテンツ制作サーバ11は、予め蓄積されている画像や映像、音声、テキストデータ等の各種データに基づいて、視聴者に提供する番組の共同制作を行う制作側の装置である。
なお、TVMLの場合、コンテンツ制作サーバ11により制作された番組には、制作された番組全体の流れや番組の演出等の内容が記述された台本と、その番組の制作に用いられる番組制作エンジンと、画像や映像等からなる素材データとを有する。
また、コンテンツ制作サーバ11は、クライアント端末12−1〜12−nにより制作される番組コンテンツの台本記述を予め設定された分割条件のもと、行単位に分割する。なお、予め設定された分割条件とは、例えば番組のタイトル表示やキャラクタのセリフ、スタジオ設定等の記述内容の違い毎や、ユーザ(番組制作者)毎等がある。また、コンテンツ制作サーバ11は、各クライアント端末12−1〜12−nに対して、分割された分割台本データへの書き込み権限を制御する。
なお、権限としては、例えば台本記述の各行は、例えば「行ID」、「行の相対位置」、「タグ」、「値」等のうち、少なくとも1つからなる台本情報の他、どのユーザが編集しているかを示す書き込み権限の情報を持ち、あるユーザがその行を編集中(書き込み権限を持っている状態)である場合には、その行の編集はロックされ、他のユーザからは排他制御により編集することができないようにする。
また、コンテンツ制作サーバ11は、1人のユーザは同時に1行又は予め設定された行数しか編集できないように権限制御することもできる。これにより、特定のユーザが全ての行を独占することなく、他のユーザも他の行を編集することができる。
なお、コンテンツ制作サーバ11及びクライアント端末12は、編集中の台本記述をもとに再生する際には共有されている台本記述に基づく演出スタイルシートによって番組コンテンツの記述に変換されて再生される。
ここで、コンテンツ制作サーバ11は、変換の際は台本の頭から終わりまで1度に変換するため、台本記述上の矛盾(出ていない出演者にセリフが割り当てられている等)があっても、その行をスキップして変換することができる。したがって、ある行をユーザAが編集中に、他のユーザ(ユーザB)が再生した場合でも、その行の編集前の台本情報を保持し、読み取り可能にしておくことによって、ユーザAの編集前の情報に基づいて再生することができる。
また、コンテンツ制作サーバ11は、各クライアント端末12からの番組を視聴するための問い合わせ(要求)やクライアント端末12から送られる番組等のコンテンツの情報等を管理する。
したがって、例えば、あるクライアント端末12から番組の取得要求があった場合には、その番組に対応する番組制作エンジン、素材データ、台本データを蓄積された各データ群の中から抽出し、抽出された各種データを取得要求のあったクライアント端末12に出力する。これにより、ユーザ毎に所望する台本情報を個々の権限に基づいて個別に提供することができる。
つまり、コンテンツ制作サーバ11は、上述した台本データや番組制作エンジン、素材データ等の各種データを蓄積手段等に蓄積し、クライアント端末12からの要求により対応する番組に必要な情報等を抽出し、通信ネットワーク13を介して提供する。また、コンテンツ制作サーバ11は、蓄積手段等に蓄積された番組等を任意のタイミングでクライアント端末12に提供してもよい。
一方、クライアント端末12−1,12−2,・・・,12−nは、クライアント側(ユーザ側)に設置され、通信ネットワーク13を介してコンテンツ制作サーバ11から送信された番組に関する各種データ等を受信し、受信したデータを利用して台本を制作したり、視聴者として番組を再生することもできる。
また、クライアント端末12は、例えば自らが番組の生成、再生に必要な台本データ等を生成することができ、その場合には、コンテンツ制作サーバ11に公開されている台本データを参照し、編集したい台本データ中に含まれる少なくとも1つの項目行の取得要求を行い、取得した分割台本データに対して編集を行い、編集された台本データを、通信ネットワーク13を介してコンテンツ制作サーバ11に送信(アップロード)することができる。
なお、上述したシステム構成によれば、コンテンツ制作サーバ11とクライアント端末12とは、1:nの関係となっているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えばn:nであってもよい。次に、コンテンツ制作サーバ11及びクライアント端末12におけるそれぞれの機能構成例について説明する。
<コンテンツ制作サーバ11:機能構成>
図2は、コンテンツ制作サーバの機能構成の一例を示す図である。図2に示すコンテンツ制作サーバ11は、入力手段21と、出力手段22と、蓄積手段23と、番組分割手段24と、台本管理手段25と、権限制御手段26と、番組再生制御手段27と、画面生成手段28と、送受信手段29と、制御手段30とを有するよう構成されている。
入力手段21は、管理者や番組制作者等からのコンテンツの生成指示や、台本分割指示、台本管理指示、権限制御指示、番組再生制御指示、画面生成指示等のコンテンツ制作における各入力を受け付ける。なお、入力手段21は、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイス、マイク等の音声入力デバイス等からなる。
出力手段22は、入力手段21により入力された指示内容や、各指示内容に基づいて生成された台本や番組、各クライアント端末12−1〜12−nで視聴している番組の管理内容、グループ情報、クライアント端末制御情報等の内容を表示したり、音声を出力する。なお、出力手段22は、ディスプレイ等の画面表示機能やスピーカ等の音声出力機能等を有する。
蓄積手段23は、コンテンツである所定の番組を制作するために必要な予め設定された番組のスタジオセットや照明等を含む番組制作エンジン(APE)31、台本に記述されている番組を生成するための画像や映像、音声、テキストデータ等の各種データからなる複数の素材データ32、番組の演出内容や番組を構成する上で必要な番組制作エンジン31や素材データ32が記述された台本データ33、番組制作エンジン31、素材データ32、及び台本データ33を用いて生成された番組データ34、台本の各行を今まで誰がどのように修正したかを示す修正情報や誰が作成した行であるか、前回修正した作業者等が記録される台本履歴情報35、誰がどの台本のどの行に対して権限を持っているかを示す権限情報36等を蓄積する。
また、蓄積手段23は、送受信手段29を介して受信したクライアント端末12で生成された番組制作エンジン、素材データ、台本データ、番組等の各種データを蓄積することができる。なお、蓄積手段23は、上述した各種データを通信ネットワーク13等に接続された外部装置等から取得することもできる。また、蓄積手段23は、例えばデータベース等のように文字情報や画像情報、その他の情報の集合物であり、それらの情報を検索することができるように体系的に構成されている。
台本分割手段24は、番組コンテンツの生成に必要な台本データを1行又は複数行単位、又は、演出内容等のある意味で関連した一連の情報である意味関連項目単位等に分割する。なお、意味関連項目とは、例えば、文章とその文章に対応する画像や映像、音声等を示す。したがって、例えば番組のタイトル表示やキャラクタのセリフ、スタジオ設定等の記述内容の違い毎や、ユーザ(番組制作者)毎等の予め設定された分割条件で分割が行われる。
なお、台本分割手段24における分割内容は、常時更新することができる。また、分割された台本の行(分割台本データ)は、それぞれ所定の台本記述データのデータ構造を示す。具体的には、台本の各行は、それぞれ行ID(識別情報)、タグ、値、権限、及び次行IDのうち、少なくとも1つの情報等を有する。なお、分割台本データの具体例については後述する。
台本管理手段25は、台本分割手段24により分割された台本データがどのように分割されたかを示す分割情報等を管理する。また、台本管理手段25は、管理された内容を台本履歴35として蓄積手段23に蓄積して管理することができる。
また、台本管理手段25は、蓄積手段23に予め蓄積されている番組制作エンジン31や素材データ32に基づいて所望する番組の台本データを行単位で生成することができる。また、台本管理手段25は、現在どの行を誰が編集しているかを示す編集中のユーザ情報を、画面生成手段28で生成された台本編集画面上に表示する。
また、台本管理手段25は、各クライアント端末12−1〜12−nの誰がどの分割台本データを編集中であるか否かの情報、及び編集している台本の内容等を管理する。具体的には、各クライアント端末12−1〜12−nがそれぞれどの台本のどの行を見ているかをクライアント端末12から送られる台本編集情報等により判断して、その台本の各行の情報を管理する。更に、台本管理手段25は、各クライアント端末12−1〜12−nが番組を視聴中であるか否かの情報、及び視聴している番組の内容等を管理する。具体的には、各クライアント端末12−1〜12−nがそれぞれどのチャンネルの番組を見ているかをクライアント端末12から送られる視聴情報等により判断して、そのチャンネルの番組情報を管理する。
また、台本管理手段25は、クライアント端末12からの番組取得要求に対して蓄積手段23等から該当する番組データ34や、番組制作エンジン31、素材データ32、台本データ33等を抽出し、抽出した番組情報を送受信手段29により要求のあったクライアント端末12に出力させる。なお、台本管理手段25は、上述した各クライアント端末12−1〜12−nにおける各要求情報も管理する。また、台本管理手段25は、上述した台本に対する全ての管理情報を履歴情報(台本履歴35)として蓄積手段23に蓄積する。これにより、過去の統計等を利用して挿入され易い行や編集され易い行を画面上で色を変えたり点滅等の強調表示を行うことで、誤りのある番組情報を容易に制作者に提示することができより高精度にコンテンツを制作することができる。
権限制御手段26は、各クライアント端末12−1〜12−nに対して権限を設定して分割台本データ毎に使用可能なクライアントを特定する。これにより、同じ行の編集を同時にできないように排他制御する。具体的には、権限制御手段26は、台本管理手段25により得られる分割台本データの編集状態が編集中である分割台本データに対して、編集中のクライアント端末以外のクライアント端末からの編集要求を拒否する。これにより、迅速に台本を共同制作することができる。
また、権限制御手段26は、あるユーザがある台本のある行について一度修正や更新、追加の編集等をした場合には、次に再度修正することができないようにしたり、逆に最初に制作した制作者にしかその分割台本データを編集することができないといった制御を行うことができる。
また、権限制御手段26は、台本共有サーバ11上でその行の編集が終了し、権限が解放されるまで各行におけるタグ、値の情報は更新されず、ロックする前の状態を保持しており、ユーザが編集を終了した段階で情報が更新される。また、ユーザは同時に1つの行の権限しか保持することができない。
更に、権限制御手段26は、ある特定の分野の専門の知識のある人物に回答して欲しいような場合に、知識内容に応じてその人物が使用しているクライアント端末に対し、台本を作成してもらうために要求情報を出力する等といった設定を行うことで、より高精度なコンテンツ制作を実現することができる。なお、そのクライアントにおける分野の設定の際には、例えば視聴している番組情報や、視聴者(クライアント端末12)毎の嗜好情報(好きなジャンル(音楽、画像、映像、スポーツ、ニュース)、趣味、特技等)、地域情報、視聴者情報(年齢、性別)等がある。したがって、これらの情報からユーザに対して予め登録されたメールアドレス等やコンテンツ制作サーバ11にある各クライアント端末12−1〜12−nが閲覧可能な掲示板等によりコンテンツ制作を要求することができる。
なお、権限制御手段26は、上述した各種の権限設定情報を権限情報36として蓄積手段23に蓄積する。
番組再生制御手段27は、現在分割台本データを編集中又は番組を視聴中のクライアント端末12に割り込み、編集中の分割台本データを再生させないようにしたり、現在視聴中の番組を最新の台本に更新して再度視聴させる等の各種再生制御を行う。
画面生成手段28は、台本管理手段25により得られる各分割台本データの編集状態から、全ての分割台本データに対する現在の編集者情報を、編集内容と共に画面に表示させる。具体的には、画面生成手段28は、各クライアント端末12により誰がどの行のデータを編集しているか、どのような編集をしたか、又はその履歴情報等を示す画面を生成する。また、画面生成手段28は、生成した画面を公開して各クライアント端末12−1〜12−nに参照させることができる。
また、画面生成手段28は、蓄積手段23に蓄積されている台本に関するメタデータを、例えばHTML(HyperText Markup Language)形式に変換する。なお、画面生成手段28は、変換したHTMLファイルをWeb上の他の端末から閲覧可能な状態にして、メタデータの内容を公開する。
これにより、各クライアント端末12−1〜12−nは、通信ネットワーク13を介して公開されているメタデータを参照し、その中から所望する番組を選択し、選択した番組に関する番組情報(番組制作エンジン、素材データ、台本データ)をダウンロードさせることで、クライアント端末12でその番組を再生して、視聴者に提供することができる。なお、本発明において公開される台本データのファイル形式は、HTMLに限定されるものではなく他のファイル形式であってもよい。
また、画面生成手段28は、動画や音声等のデータを通信ネットワーク13に接続された他のストレージ装置に蓄積しておき、その情報にアクセスすることができるURL(Uniform Resource Locator)等のアドレス情報を管理し、そのアドレス情報のみをWebに公開したり、送受信手段29を介してクライアント端末12に直接送信してもよい。
送受信手段29は、通信ネットワーク13を介して番組制作エンジン31、素材データ32、台本データ33、番組データ34、権限情報36等の各種データをクライアント端末12に送信するための通信インタフェースである。また、送受信手段29は、クライアント端末12から送信された番組の視聴情報や番組の要求情報等を受信し、また受信した要求に対しては、対応する番組を要求のあったクライアント端末12に送信する。
制御手段30は、コンテンツ制作サーバ11における各機能構成全体の制御を行う。具体的には、制御手段30は、入力手段21により入力されたユーザからの入力情報に基づいて番組を生成したり、クライアント端末12からの要求に対して蓄積手段23に蓄積された対応する各種データを抽出し、送受信手段29を介してクライアント端末12に送信させたり、例えば台本データをクライアント端末に送信し編集させたり、権限設定したり、番組再生したり、画面を生成する等の各種制御を行う。
<台本データ、素材データについて>
ここで、上述した台本データ、素材データの構成について説明する。例えば、TVML形式で記述された台本には、画像(subimage)、音声(bgm)、動画(mainmovie)の3つの素材データが存在している。なお、データは、それぞれXML(eXtensible Markup Language)形式等で記述されている。
また、素材メタデータに含まれる要素としては、例えば素材のファイル名(ファイル実体までのパス等)(material file)、素材の種類(type)や、素材の形式(format)、素材の品質(quality)、画素数(size)、素材の内容(content)、素材長(素材が番組中で表示される時間長等)(duration)、及び素材の雰囲気(tone)等のうち、少なくとも1つが含まれる。
なお、素材メタデータの要素については、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば作成日等の日時情報や上記以外の素材関連情報等を含めてもよい。
<クライアント端末12:機能構成>
次に、クライアント端末12の機能構成について図を用いて説明する。図3は、本実施形態におけるクライアント端末の機能構成の一例を示す図である。図3に示すクライアント端末12は、入力手段41と、出力手段42と、蓄積手段43と、台本生成手段44と、台本管理手段45と、再生手段46と、送受信手段47と、制御手段48とを有するよう構成されている。
入力手段41は、使用者(視聴者等)からの番組取得に関する要求や、コンテンツ制作サーバ11に公開された番組メタデータ等へのアクセス、取得した番組の再生、分割台本データの編集等の各種入力指示を受け付ける。なお、入力手段41は、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイス、音声により指示を入力するためのマイク等からなる。
また、出力手段42は、入力手段41により入力された指示内容や、再生手段46により再生された番組等を表示する。なお、出力手段42は、ディスプレイ、スピーカ等からなる。更に、出力手段42は、プリンタ等の機能を有していてもよく、その場合には台本、番組の内容等、取得可能なデータを紙等の印刷媒体に印刷して、視聴者等に提供することもできる。
蓄積手段43は、コンテンツ制作サーバ11から取得した番組制作エンジン51、素材データ52、台本データ53等を蓄積する。なお、蓄積手段43は、上述した各種データを通信ネットワーク13等に接続された外部装置等から取得することもできる。また、蓄積手段43は、例えばデータベース等のように文字情報や画像情報、その他の情報の集合物であり、それらの情報を検索することができるように体系的に構成されている。
台本生成手段44は、蓄積手段43に予め蓄積されている番組制作エンジン51、素材データ52、及び台本データ53に基づいて所望する番組を生成する。また、台本生成手段44は、コンテンツ制作サーバ11から取得した分割台本データ(既に存在する分割台本データ又は新規に行を追加して作成した分割台本データ)に対して入力手段41等を用いて編集を行う。なお、編集された分割台本データは、台本データ53として蓄積手段43に蓄積されてもよい。
更に、台本生成手段44は、生成した分割台本データは番組そのものを送受信手段47により通信ネットワーク13を介してコンテンツ制作サーバ11に送信(アップロード)させることもできる。
台本管理手段45は、コンテンツ制作サーバ11に対して送受信される台本情報(台本全体又は分割台本データ)を管理する。つまり、台本管理手段45は、コンテンツ制作サーバ11からの台本情報を取得し、各台本の各行(項目)に対して編集可能な部分であるか、又は編集不可能な部分であるかを把握し、その内容に基づいて台本生成手段44により分割台本データを編集したり、再生手段46により再生中の番組に他の番組(割り込み用番組)を割り込ませる等の処理を行う。
再生手段46は、コンテンツ制作サーバ11から取得した各番組情報(番組制作エンジン、素材データ、台本データ)から番組を再生し、出力手段42により出力させて視聴者に提供する。また再生手段46は、現在再生している番組の内容を視聴情報として生成し、送受信手段47により通信ネットワーク13を介してコンテンツ制作サーバ11に送信する。
なお、再生手段46は、TVMLプレイヤー等を用いることができる。TVMLプレイヤーとは、TVMLで記述された番組スクリプトを読み取り、番組映像音声をリアルタイムに出力するソフトウェアである。TVMLプレイヤーは、スタジオショットをリアルタイムCGで生成し、CGスタジオセットの中に登場するCGキャラクタがTVMLスクリプト中に記述された台詞を合成音声で喋り、演技するところを表示することができる。
送受信手段47は、番組取得要求や、台本生成手段44により生成した分割台本データや番組データ、再生手段46により生成した視聴情報等の各情報をコンテンツ制作サーバ11に送信する。また、送受信手段47は、コンテンツ提供サーバ11から番組情報、割り込み用の制御情報等の各情報を受信する。
制御手段48は、クライアント端末12の各構成全体の制御を行う。具体的には、制御手段48は、台本生成手段44により分割台本を生成させたり、制御情報管理手段45によりコンテンツ制作サーバ11からの各種制御情報を管理させたり、再生手段46により番組を再生させる等の処理を制御する。
上述した構成により、管理側(コンテンツ制作サーバ11)からコンテンツ提供側の1又は複数の端末(クライアント端末12−1〜12−n)に対して効率的に制御を行うことができる。なお、上述したクライアント端末12は、使用者の権限等に応じてコンテンツ制作サーバ11の機能を設けてもよい。
上述したコンテンツ制作サーバ11又はクライアント端末12の構成により、複数人が台本にアクセスして効率的にコンテンツを共同制作することができる。また、本実施形態では、コンテンツ制作サーバ11は、いわゆる台本共有サーバであり、この台本共有サーバが複数の分割台本データを含む台本データを保持・管理する。したがって、遠隔地にいる複数のユーザが台本共有サーバ上にある1つの台本データを分割台本データ毎に編集し、それぞれの端末で個別に再生することができる。なお、編集対象とする分割台本データは1つに限定されず、複数の分割台本データを1度に編集してもよい。
<分割台本データ(台本記述データ)の例>
ここで、分割台本データ(台本記述データ)の一例について図を用いて説明する。図4は、本実施形態における分割台本データの一例を示す図である。図4に示す分割台本データのデータ構造では、台本の各行にそれぞれ「行ID」、「タグ」、「値」、「権限」、及び「次行ID」等の項目を有している。なお、本発明における項目の順序、内容等についてはこれに限定されるものではなく、上記項目のうち少なくとも1つを有し、行IDと次行IDの情報がその項目の中に含まれていればよい。
図4において、行IDは、その行を識別するものである。またタグは、その行の属性(タイトル、セリフ、画像等)を表す。また値は、その行の中心となる台本情報であり、タグがセリフならそのセリフ文字列、画像なら画像のファイル名を記述する。また、権限は、書き込み権限を表し、現在どのユーザが編集中かを表す。
更に、次行IDは、行の相対位置を表すのに用いられ、その行の次に配置される行の行IDを保持する。また、どの行が最初の行かという情報も別に保持される。なお、行IDは、コンテンツ制作サーバ11が管理し、ユーザが行IDを変更することはできない。また、次行IDはその行がロックされていても編集可能な項目である。
図4の例では、最初の行は「行1」であり、次が「行3」、その次が「行2」という順番で配列されている。また、「行1」と「行3」は、それぞれユーザA、ユーザBが権限を持っているため、その他のユーザ(例えば、ユーザC等)はそれらの行を編集することができない(排他制御)。なお、図4の例では、ユーザCは、「行2」のみ編集可能である。
また、例えばユーザCが「行2」を編集しようとする場合、まず「行2」の権限をユーザCにしてロックし、その後タグや値等を編集する。
コンテンツ制作サーバ11上では、その行の編集が終了し、権限を解放するまで、タグや値の情報は更新されず、ロックする前の状態が保持され、ユーザが編集を終了した段階で情報が更新される。また、ユーザは、同時に1つ又は予め設定された行数の権限しか保持することができない。例えば、あるユーザが同時に1つの権限した保持することができない場合、図4の状態でユーザAが「行2」を編集しようとする場合、まず「行1」の権限を解放し、その後、「行2」の権限を取得して編集を開始する。なお、具体的な編集の内容については、後述する。
<実行プログラム>
ここで、上述したコンテンツ制作サーバ11及びクライアント端末12は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、マウスやキーボード、ポインティングデバイス等の入力装置、画像やデータを表示する表示部、並びに外部と通信するためのインタフェースを備えたコンピュータによって構成することができる。
したがって、コンテンツ制作サーバ11が有する入力手段21、出力手段22、蓄積手段23、台本分割手段24、台本管理手段25、権限制御手段26、番組再生制御手段27、画面生成手段28、送受信手段29、及び制御手段30における各機能、及び、クライアント端末12が有する入力手段41、出力手段42、蓄積手段43、台本生成手段44、台本管理手段45、再生手段46、送受信手段47、及び制御手段48における各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現可能となる。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピィーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して頒布することもできる。
つまり、上述した各構成における処理をコンピュータに実行させるための実行プログラム(コンテンツ制作プログラム)を生成し、例えば、汎用のパーソナルコンピュータやサーバ等にそのプログラムをインストールすることにより、コンテンツ制作処理を実現することができる。
次に、本発明における実行プログラムによる処理手順についてコンテンツ制作サーバ11におけるコンテンツ制作処理についてフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理の説明では、コンテンツの一例として番組を用い、その制作対象として台本データを用いるが、本発明におけるコンテンツの種類についてはこれに限定されるものではない。
<第1実施例:台本編集>
ここで、第1実施例として、台本データの編集処理手順について図を用いて説明する。なお、編集対象の台本データは、一例として上述した図4に示す台本データ構造を用いるものとするが、本発明においては特に制限されるものではない。また、以下の処理では、1ユーザが同時に1つの行しか編集できない例を示すが、本発明においてはこれに限定されるものではない。
<台本制作処理:編集開始時>
図5は、本実施形態における台本編集管理(編集開始時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。図5において、まず、管理対象のクライアント端末12−1〜12−nの何れかから台本の編集開始要求があったか否かを判断し(S01)、編集開始要求がない場合(S01において、NO)、編集開始要求があるまで待機する。また、編集開始要求があった場合(S01において、YES)、編集開始要求のあったユーザIDが現在編集中か否かを判断する(S02)。
ここで、要求のあったユーザIDが現在編集中でない場合(S02において、NO)、次に要求のあった行が現在編集中か否かを判断する(S03)。ここで、要求のあった行が現在編集中でなかった場合(S03において、NO)、行データ(分割台本データ)をそのユーザに送信し(S04)、サーバ上においてそのユーザID及び行を編集中として管理する(S05)。
また、上述したS02の処理においてそのユーザIDが現在編集中である場合(S02において、YES)、上述したS03の処理においてその要求のあった行が現在編集中である場合(S03において、YES)、又はS05の処理が終了後、編集開始時の台本制作処理を終了する。
<台本制作処理:編集終了時>
次に、編集終了時の処理手順について説明する。図6は、本実施形態における台本編集管理(編集終了時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6において、まず管理対象のクライアント端末12−1〜12−nの何れかから台本の編集終了の要求があったか否かを判断し(S11)、編集終了要求がない場合(S11において、NO)、編集終了要求があるか又は当該処理が終了するまで待機する。また、編集終了要求があった場合(S11において、YES)、編集終了要求のあったユーザIDが現在編集中か否かを判断する(S12)。
ここで、要求のあったユーザIDが現在編集中でない場合(S12において、NO)、要求のあった行が現在編集中か否かを判断する(S13)。ここで、要求のあった行が現在編集中でなかった場合(S13において、NO)、ユーザから編集後の行データを受信し(S14)、その行データを更新し(S15)、そのユーザID・行の編集(ロック)を解除する(S16)。
また、上述したS12の処理においてそのユーザIDが現在編集中である場合(S12において、YES)、上述したS13の処理においてその要求のあった行が現在編集中である場合(S13において、YES)、又はS16の処理が終了後、編集終了時の台本制作処理を終了する。
<第2実施例:台本挿入>
次に、第2実施例として、例えば台本データに行を挿入する場合における処理手順について図を用いて説明する。
<台本制作処理:行挿入時>
図7は、本実施形態における台本編集管理(行挿入時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図8は、本実施例における行挿入時の台本データの一例を示す図である。
図7において、まず管理対象のクライアント端末12−1〜12−nの何れかから台本の挿入要求があったか否かを判断し(S21)、挿入要求がない場合(S21において、NO)、挿入要求があるか又は当該処理が終了するまで待機する。また、挿入要求があった場合(S21において、YES)、その挿入要求のあったユーザIDが現在編集中か否かを判断する(S22)。
ここで、現在編集中でない場合(S22において、NO)、挿入位置の行IDと次IDを取得し(S23)、新規の行データを作成する(S24)。次に、この行が台本の最終行であるか否かを判断し(S25)、最終行でない場合(S25において、NO)、新規作成した行の次行IDを挿入位置の次行IDにする(S26)。また、S25の処理において、最終行である場合(S25において、YES)、新規作成した行の次行IDを空にする(S27)。
次に、S26及びS27の処理が終了後、その行が台本の先頭行であるか否かを判断し(S28)、先頭行でない場合(S28において、NO)、挿入位置の次行IDを新規作成した行IDとする(S29)。また、S28の処理において、先頭行であった場合(S28において、YES)、先頭行IDを新規作成した行IDとする(S30)。
また、上述のS22の処理において、要求のあったユーザIDが現在編集中である場合(S22において、YES)、又は、S29並びにS30の処理が終了後、行挿入時の台本制作処理を終了する。
上述の処理により、例えば図8に示すように、ユーザCが「行4」という行を「行1」と「行3」の間に挿入しようとした場合、まず「行4」の次行IDに「行3」を設定する。また、「行1」の次行IDを「行4」に変更する。ここで、「行1」は、ユーザAが権限を持っているが、編集中でも次行IDはロックされないため、変更が可能となる。
<第3実施例:台本削除>
次に、第3実施例として、例えば台本データの行を削除する場合における処理手順について図を用いて説明する。
<台本制作処理:行削除時>
図9は、本実施形態における台本編集管理(行削除時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図10は、本実施例における行削除時の台本データの一例を示す図である。
図9において、まず管理対象のクライアント端末12−1〜12−nの何れかから台本の削除要求があったか否かを判断し(S41)、削除要求がない場合(S41において、NO)、削除要求があるか又は当該処理が終了するまで待機する。また、削除要求があった場合(S41において、YES)、その削除要求のあったユーザIDが現在編集中か否かを判断する(S42)。
ここで、現在編集中でない場合(S42において、NO)、削除位置の行IDを取得し(S43)、削除位置の前の行の次行IDを削除位置の次行IDで置き換え(S45)、その行データを削除する(S46)。
また、上述のS42の処理において要求のあったユーザIDが編集中である場合(S42において、YES)、上述のS43の処理においてその行が編集中である場合(S43において、YES)、又はS46の処理が終了後、行削除時の台本制作処理を終了する。
上述の処理により、例えば図10に示すように、上述した図4に示す台本データの行の配列状態において、ユーザBが「行3」を削除しようとすると、まず行1の次行IDを「行2」に変更し、その後、「行3」のデータを削除する。なお、このような行の削除の際には権限が必要となり、例えば管理者やその行の制作者等でないと削除できないように制御することができる。これにより、他人にむやみに行が削除されるといったことをなくすことができる。
<表示画面例:制作画面>
ここで、上述した画面生成手段28により生成され、各クライアント端末12から閲覧される本実施形態における台本作成画面の一例について図を用いて説明する。図11は、台本作成画面の一例を示す図である。図11に示す台本作成画面60は、実際に台本に記載されている内容を実行(画像、映像表示、音声出力等)させる部分を有している。図11に示す台本作成画面60には、行A、行B、行Cが表示されており、各行が現在誰に編集されているかを各クライアント端末12が容易に分かるように、コンテンツ制作サーバ11で管理されている現在その行を実行しているユーザ情報61が表示される。
つまり、図11では、台本記述を表示した編集ツールとして表示された台本作成画面60には、編集ツール上ではタイトル(1行目)とセリフ(2行目)がそれぞれユーザA、ユーザBによって編集中であることを示すアイコンが表示されており、これらの行は、他のユーザからは編集できないようになっている。このとき、画像の部分(3行目)は、どのユーザも編集をしていないので「なし」と表示され、他のユーザでも編集可能な状態になっている。
更に、台本作成画面60には、チャット領域62を設け、編集参加者がリアルタイムに意見交換することができる。これにより、より迅速に編集者同士で連携を取りながら高精度に迅速なコンテンツ(番組台本)を制作することができる。
<台本記述を基づいて変換され映像コンテンツ記述例>
ここで、図12は、台本記述を基づいて変換され映像コンテンツ記述例を示す図である。なお、図12には、説明上左側に番号を付している。また、図12の例では、映像コンテンツ記述言語にTVML(TV program Making Language)を用いており、上述した図4の台本記述をTVMLに変換している。
なお、図12において、(02)〜(06)行目は、セットアップ情報を示し、(07)〜(19)行目は、「タイトル:“今日のニュース”」に対応した記述を示している。更に、(20)〜(25)行目は、「セリフ:“今晩は、今日のニュースです”」に対応した記述を示している。また、(26)行目〜(37)行目には、「“画像:news_image.jpg”」に対応した記述を示している。
なお、上述した図4では、「行1」と「行3」が共に編集中であるが、台本共有サーバ上では編集前の台本情報を保持し、読み取りは可能であるため、編集中でも図12に示すように変換することができる。また、台本記述からTVML変換する演出スタイルシートには、例えばXSLT等を想定することができる。
ここで、図13は、変換されたTVMLの再生例を示す図である。図13では、台本に示される各ユーザが作成した「タイトル」、「キャラクターのセリフ」、「画像」が図13(a)〜(c)に示すように出力され、番組が進行される。
<その他の実施例:台本記述の矛盾記載例>
ここで、図14は、台本記述上矛盾のある場合の一例を示す図である。この例では、複数のユーザが別々に編集を行い、「行5」に画像を消すためのコマンドが記述されている。ここで、「行5」より前に画像は表示されていないため、台本の前後関係で矛盾が生じている。そのため、通常はそのまま変換・再生するとエラーが起こる。しかしながら、本発明では、映像コンテンツ記述に変換する際に、「行5」より前に画像が表示されていないことをチェックすることができるため、変換時に「画像を消す」という動作をスキップして変換することができる。
上述したように本発明によれば、複数人が効率的にコンテンツを共同制作することができる。これにより、ネットワーク上で離れた複数のユーザが共同して台本記述を制作・編集・再生することが可能となる。したがって、共同制作のための台本記述のデータ構造、ユーザ毎の迅速なアクセス制御方法、及び映像コンテンツへの変換方法を提供することができる。
つまり、本発明によれば、例えば映像コンテンツ記述を台本記述と演出記述に分け、演出部分をスタイルシートで記述する分野に関わるものであり、台本記述を行単位に分割し、それぞれの行を複数のユーザが別々に編集することによって、ネットワーク上での台本の共同編集作業を可能とする。
また、時間軸上の前後関係については同じ台本記述を編集しているユーザ間で共通の演出スタイルシートを用いることにより、台本記述の上で前後関係に不整合があっても、出力される映像コンテンツ記述には破綻が起きないシステムとすることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
コンテンツ提供システムの一構成例を示す図である。 コンテンツ制作サーバの機能構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるクライアント端末の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態における台本記述データの一例を示す図である。 本実施形態における台本編集管理(編集開始時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における台本編集管理(編集終了時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における台本編集管理(行挿入時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施例における行挿入時の台本データの一例を示す図である。 本実施形態における台本編集管理(行削除時)の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施例における行削除時の台本データの一例を示す図である。 台本作成画面の一例を示す図である。 台本記述を基づいて変換され映像コンテンツ記述例を示す図である。 変換されたTVMLの再生例を示す図である。 台本記述上矛盾のある場合の一例を示す図である。
符号の説明
10 コンテンツ制作システム
11 コンテンツ制作サーバ
12 クライアント端末
13 通信ネットワーク
21,41 入力手段
22,42 出力手段
23,43 蓄積手段
24 番組分割手段
25 台本管理手段
26 権限制御手段
27 番組再生制御手段
28 画面生成手段
29,47 送受信手段
30,48 制御手段
31,51 番組制作エンジン(APE)
32,52 素材データ
33,53 台本データ
60 台本作成画面
61 ユーザ情報
62 チャット領域

Claims (4)

  1. 複数のクライアント端末を用いて共同でコンテンツを制作するコンテンツ制作サーバにおいて、
    前記コンテンツの演出内容が記述された台本データを、予め設定された分割条件に対応させて分割する台本分割手段と、
    前記台本分割手段により分割された分割台本データ毎に編集状態を管理する台本管理手段と、
    前記台本管理手段により得られる分割台本データの編集状態が編集中である分割台本データに対して排他制御を行う権限制御手段と、
    前記台本管理手段により得られる各分割台本データの編集状態から、全ての分割台本データに対する現在の編集者情報を、編集内容と共に画面に表示させる画面生成手段とを有し、
    前記台本分割手段は、前記分割台本データの全てに行識別情報、タグ情報、テキスト情報、権限情報、及び次行識別情報の各項目のうち、少なくとも行識別情報及び次行識別情報を含む情報を付加し、
    前記台本管理手段は、前記分割台本データに対する全ての管理情報を、前記項目毎に履歴情報として管理し、前記行識別情報に基づく過去の履歴情報から得られる挿入又は編集され易い行の分割台本データを前記画面に強調表示させることを特徴とするコンテンツ制作サーバ。
  2. 前記台本分割手段は、
    前記台本データを1行又は複数行単位、又は、予め設定された意味関連項目単位に分割することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ制作サーバ。
  3. 前記権限制御手段は、
    特定のクライアント端末における同一の分割台本データに対する編集回数を制限することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ制作サーバ。
  4. 複数のクライアント端末を用いて共同でコンテンツを制作するためのコンテンツ制作プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記コンテンツの演出内容が記述された台本データを、予め設定された分割条件に対応させて分割する台本分割手段、
    前記台本分割手段により分割された分割台本データ毎に編集状態を管理する台本管理手段、
    前記台本管理手段により得られる分割台本データの編集状態が編集中である分割台本データに対して排他制御を行う権限制御手段、及び、
    前記台本管理手段により得られる各分割台本データの編集状態から、全ての分割台本データに対する現在の編集者情報を、編集内容と共に画面に表示させる画面生成手段として機能させ、
    前記台本分割手段は、前記分割台本データの全てに行識別情報、タグ情報、テキスト情報、権限情報、及び次行識別情報の各項目のうち、少なくとも行識別情報及び次行識別情報を含む情報を付加し、
    前記台本管理手段は、前記分割台本データに対する全ての管理情報を、前記項目毎に履歴情報として管理し、前記行識別情報に基づく過去の履歴情報から得られる挿入又は編集され易い行の分割台本データを前記画面に強調表示させることを特徴とするコンテンツ制作プログラム。
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