JP5290776B2 - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は吸収式冷凍装置に関するものであり、特に小型化を実現するとともに、自動車等の移動体に搭載することをも可能とした装置に係るものである。
近時、オゾン層の破壊、地球温暖化問題等の観点から、エアコンや冷凍機等の冷媒として用いられていたフロンは、アンモニア、炭酸ガス、炭化水素、水等の自然媒体に置き換えられている。
このうち特に冷媒として水を用いる場合には、安価であること、万が一漏れ出したとしても人体や周辺に与える影響が少ないこと、廃棄時の処理が容易であること、蒸発潜熱が大きいこと、粘度が比較的低いこと等のメリットがある。他方、使用温度帯での蒸気の比容積が大きいことから実用機としてみると、単位能力あたりの装置の大きさを非常に大きくせざるを得ず、製造コストの増大を招いてしまい、設置対象も限られてしまうという問題があった。
ところで上述のような水を冷媒として用いた装置の一つに吸収式冷凍装置F′がある。この装置は一例として図6に示すように、蒸発器1′、吸収器2′、再生器3′及び凝縮器4′を具えて成り、前記蒸発器1′によって水Wを蒸発させて蒸発熱を奪うことにより冷媒として供するものである。
そしてこのとき生じた水蒸気Sを、吸収器2′によって吸湿剤水溶液Dに吸収させることにより蒸発器1′内での水Wの蒸発を促進させ、一方、この吸湿剤水溶液Dについては、再生器3′によりこのものから水分を除去し、吸湿剤水溶液Dを再度吸収器2′に送って循環使用し、また吸湿剤水溶液Dから除去された水分(水蒸気S)を凝縮器4′によって凝縮させて水Wとし、この水Wを再度蒸発器1′に送って循環使用するものである。
このような吸収式冷凍装置F′はその構造上、装置に振動が加わった場合には蒸発器1′内に位置する水Wと、吸収器2′内に位置する吸湿剤水溶液Dとが混ざってしまったり、再生器3′内に位置する水分が除去された吸湿剤水溶液Dと、凝縮器4′内に位置する水Wとが混ざってしまう恐れがあるため、装置全体の小型化が困難であるといった問題と相まって、自動車等の移動体に搭載することは実現されていなかった(例えば特許文献1参照)。
特開2003−21418公報
本発明はこのような背景を考慮してなされたものであって、小型化を実現するとともに、自動車等の移動体に搭載することを可能にした、新規な吸収式冷凍装置の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の吸収式冷凍装置は、蒸発器及びこの蒸発器に隣接して設置された吸収器を具えた蒸発吸収ユニットと、再生器及びこの再生器に隣接して設置された凝縮器を具えた再生凝縮ユニットとを具え、前記蒸発器によって冷媒中の水分を蒸発させて蒸発熱を奪うことにより冷媒の温度を低下させて冷却に供し、このとき生じた水蒸気を前記吸収器によって吸湿剤水溶液に吸収させて冷媒からの水分の蒸発を促進させ、前記再生器によって吸湿剤水溶液に吸収された水分を除去し、吸湿剤水溶液を再度吸収器に送って循環使用し、また吸湿剤水溶液から除去された水分を凝縮器において回収し、再度蒸発器に送って循環使用するように構成された装置において、前記蒸発器と吸収器とが同一筐体内に具えられ、また前記再生器と凝縮器とが同一筐体内に具えられ、且つ、前記筐体内における蒸発器と吸収器との間には、水蒸気が移動するための空間が確保され、同様に前記筐体内における再生器と凝縮器との間には、蒸気が移動するための空間が確保されて成り、前記冷媒及び吸湿剤水溶液を循環使用するため流路はそれぞれ独立した循環経路として形成され、前記再生凝縮ユニットにおいては、冷媒の循環経路を通じて凝縮器に戻された冷媒に、再生器によって吸湿剤水溶液から蒸発した水蒸気を取り込むことができるように構成されるものであり、前記蒸発器または吸収器のいずれか一方または双方は チューブ状の半透膜によって形成され、更に前記再生器または凝縮器のいずれか一方または双方はチューブ状の半透膜によって形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、装置に振動が加わった場合であっても、蒸発器内に位置する冷媒と、吸収器内に位置する吸湿剤水溶液とが混ざってしまったり、再生器内に位置する水分が除去された吸湿剤水溶液と、凝縮器内に位置する水とが混ざってしまうことを回避しながらも、蒸発器から吸収器への水蒸気の移動、再生器から凝縮器への水蒸気の移動を阻害してしまうことがないため、自動車等の移動体への搭載を可能とすることができる。
また、蒸発器及び吸収器それぞれの容量を減少させることなく、これらの総容積を縮小させることができ、装置の小型化を実現することができる。
更にまた、蒸発器においてはチューブ状の半透膜を通じて水蒸気を発散させることができ、また吸収器においてはチューブ状の半透膜を通じて水蒸気を吸湿剤水溶液に取り込むことができ、また再生器においてはチューブ状の半透膜を通じて水分を吸湿剤水溶液から発散させることができ、更にまた凝縮器においてはチューブ状の半透膜を通じて水蒸気を取り込んで凝縮させることが可能となる。
また請求項記載の吸収式冷凍装置は、前記要件に加え、前記蒸発器と吸収器との間あるいは前記再生器と凝縮器との間にデミスタを介在させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、装置に振動が加わった場合に、冷媒または吸湿剤水溶液が隣接する機器の半透膜や機器間の境界部に配された半透膜に直接触れてしまうのを防いで、水蒸気の透過を妨げてしまうことや熱の損失を回避することができる。
更にまた請求項記載の吸収式冷凍装置は、前記要件に加え、前記蒸発器内の冷媒の表面に毛細管集合体を設けたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、冷媒の蒸発を促進することができるとともに、装置に振動が加わった場合に、冷媒または吸湿剤水溶液が隣接する機器の半透膜や機器間の境界部に配された半透膜に直接触れてしまうのを防いで、水蒸気の透過を妨げてしまうことを回避することができる。
更にまた請求項記載の吸収式冷凍装置は、前記要件に加え、前記冷媒を、前記吸収器及び再生器内に位置する吸湿剤水溶液よりも吸湿力の弱い吸湿剤水溶液とすることを特徴として成るものである。
この発明によれば、再生器において生じた蒸気を凝縮器によって円滑に回収することができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
本発明によれば、吸収式冷凍装置の耐振動性を向上することができるとともに、小型化することができるため、自動車等への搭載を実現することが可能となる。
またエンジンの排熱を車内冷房のためのエネルギーとして使用することができるため、エネルギーの有効活用が可能となる。
本発明の吸収式冷凍装置を冷媒の循環経路と吸湿剤水溶液の循環経路との双方を閉路として構成した実施例を示すブロック図である。 蒸発管と吸収管の設置の一例を示す斜視図である。 本発明の吸収式冷凍装置を冷媒の循環経路または吸湿剤水溶液の循環経路のいずれか一方を閉路として構成した実施例を示すブロック図である。 本発明の吸収式冷凍装置を冷媒の循環経路及び吸湿剤水溶液の循環経路の一部を開放状態として構成した実施例を示すブロック図である。 収式冷凍装置を蒸発器、吸収器、再生器及び凝縮器を開放状態として構成した参考例を示すブロック図である。 既存の吸収式冷凍装置を示すブロック図である。
1 蒸発器
10 蒸発管
11 流入口
12 流出口
13 ノズル
15 毛細管集合体(蒸発促進材)
16 排出口
2 吸収器
20 吸収管
21 流入口
22 流出口
23 ノズル
24 予冷器
25 冷却器
26 排出口
3 再生器
30 再生管
31 流入口
32 流出口
33 ノズル
35 加熱器
36 排出口
4 凝縮器
40 凝縮管
41 流入口
42 流出口
43 ノズル
44 冷却器
46 排出口
5 冷却装置
6 デミスタ
7 隔壁
8 半透膜
9 熱交換器
D 吸湿剤水溶液
Dw 低濃度吸湿剤溶液
F 吸収式冷凍装置
P1 ポンプ
P2 ポンプ
P3 ポンプ
S 水蒸気
U1 蒸発吸収ユニット
U2 再生凝縮ユニット
V ミキシングバルブ
W 水(冷媒)
以下、本発明を実施するための最良の形態について図示の実施例に基づいて説明する。
本発明の吸収式冷凍装置Fは、蒸発器1において水W等の冷媒から水分を蒸発させて蒸発熱を奪うことにより、冷媒の温度を低下させ、このものを冷却装置5に供給して室内の冷却等に供するものである。
そしてこのとき生じた水蒸気Sは、吸収器2によって吸湿剤水溶液Dに吸収され、これにより濃度が低下した吸湿剤水溶液Dは再生器3に送られ、再生器3によって水分が除去されて再び吸湿能力の高い状態となり、この吸湿剤水溶液Dは再度吸収器2に送られて循環使用されるものである。
また前記再生器3によって吸湿剤水溶液Dから除去された水分は凝縮器4によって回収され、再度蒸発器1に送られて循環使用されるものである。
なお前記吸湿剤水溶液Dは、臭化リチューム、塩化リチューム等を吸湿剤として採用した水溶液であるが、この他にも適宜の吸湿剤を採用することもできる。
また前記冷媒としては、水Wの他に、以下の実施例において説明するように、前記吸湿剤水溶液Dよりも吸湿能力の低い吸湿剤を用いたものや、前記吸湿剤水溶液Dと同じ吸湿剤を用いた低濃度吸湿剤水溶液Dwが用いられる場合もある。
以下、本発明の吸収式冷凍装置Fについて、形態を異ならせた複数の実施例に従って説明を行うものであるが、これらの実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
〔冷媒の循環経路と吸湿剤水溶液の循環経路との双方を閉路とした実施例〕
始めに冷媒の循環経路と吸湿剤水溶液Dの循環経路との双方を閉路とした実施例について説明すると、図1中、符号Fで示すものが吸収式冷凍装置であって、この装置は、蒸発器1及びこの蒸発器1に隣接して設置された吸収器2並びに再生器3及びこの再生器3に隣接して設置された凝縮器4を具えて成るものである。そして前記蒸発器1と吸収器2とは気密性を有する筐体である蒸発吸収ユニットU1内に具えられ、また再生器3と凝縮器4とは気密性を有する筐体である再生凝縮ユニットU2内に具えられる。
ここで前記蒸発器1、吸収器2、再生器3及び凝縮器4は、それぞれ蒸発管10、吸収管20、再生管30、凝縮管40を、蒸発吸収ユニットU1あるいは再生凝縮ユニットU2内に設けて構成されるものであり、これら蒸発管10、吸収管20、再生管30、凝縮管40は、半透膜が適用された管体によって構成される。
前記半透膜は、中空糸分離膜、セラミック等を素材とするものであって、水分子(水W、水蒸気S)のみが透過し、吸湿剤水溶液D中の吸湿剤、低濃度吸湿剤水溶液Dw中の吸湿剤等は透過することができないものである。
そして前記蒸発管10の流入口11と凝縮管40の流出口42との間、及び蒸発管10の流出口12と凝縮管40の流入口41との間をそれぞれ管路によって接続することにより閉路が形成され、この中に低濃度吸湿剤水溶液Dw等が封入される。また流出口12と流入口41との間に冷却装置5が具えられ、更に適宜の個所にポンプP1が具えられる。
なお前記低濃度吸湿剤水溶液Dwとは、後述する吸収管20と再生管30とを含む閉路内に封入される吸湿剤水溶液Dよりも吸湿剤の濃度すなわち吸湿能力が低く設定されたものである。
また前記吸収管20の流入口21と再生管30の流出口32との間、及び吸収管20の流出口22と再生管30の流入口31との間をそれぞれ管路によって接続することにより閉路が形成され、この中に吸湿剤水溶液Dが封入される。また流出口22と流入口31との間に加熱器35が具えられ、更に流出口32と流入口21との間に予冷器24が具えられ、また適宜の個所にポンプP2が具えられる。
なお前記蒸発管10と吸収管20との間の空間、並びに再生管30と凝縮管40との間の空間はわずかであっても水蒸気Sの移動が円滑に成されるため、省スペース化が可能となり、蒸発吸収ユニットU1及び再生凝縮ユニットU2ひいては吸収式冷凍装置F全体を小型化することが可能となるものである。
更に図2に示すように、蒸発管10と吸収管20とを対向させて近接させることにより、より一層の小型化が可能となるものである。
この図1の実施例で示す吸収式冷凍装置Fは一例として上述したように構成されるものであり、以下、その作動態様について説明する。
(1)蒸発吸湿ユニット内での水分と熱の移動
まずポンプP1、P2を起動して低濃度吸湿剤水溶液Dw及び吸湿剤水溶液Dをそれぞれの循環路内で循環させるとともに、予冷器24及び加熱器35を起動する。因みに吸収式冷凍装置Fを自動車に搭載する場合には、前記加熱器35の熱源としてエンジンの排熱が有効利用される。
前記予冷器24によって冷却された吸湿剤水溶液Dは、吸湿能力が高められた状態で吸収管20に供給されるため、蒸発吸収ユニットU1内において蒸発管10内に位置する低濃度吸湿剤水溶液Dwの水分蒸発を促すこととなる。このため低濃度吸湿剤水溶液Dw中の水分が気化し、水蒸気Sとなって蒸発管10を通過し、更に吸収管20を通過するとともに、吸収管20内の吸湿剤水溶液Dによって吸収されることとなる。なお蒸発管10の表面に染み出した水Wがここで蒸発するような場合も想定される。
このとき、蒸発管10内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは、蒸発熱を奪われて温度が低下するものであり、この状態で冷却装置5に送られて冷媒として供される。
なお上述した過程において、蒸発管10内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは濃度が高くなり、一方、吸収管20内の吸湿剤水溶液Dは濃度が低くなる。
(2)再生凝縮ユニット内での水分の移動
そして流出口22から排出された吸湿剤水溶液Dは、加熱器35によって昇温されて再生管30に供給されるものであり、再生管30内において吸湿剤水溶液D中の水分が気化し、水蒸気Sとなって再生管30を通過し、更に凝縮管40を通過するとともに、凝縮管40内に位置する低濃度吸湿剤水溶液Dwによって吸収されることとなる。なお凝縮管40の表面で凝縮した水Wが凝縮管40を透過して低濃度吸湿剤水溶液Dwに吸収されるような場合も想定される。
このような過程において再生管30内の吸湿剤水溶液Dは濃度が高くなり、一方、凝縮管40内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは濃度が低くなる。
そして吸湿剤水溶液Dは再び吸収管20に送られ、低濃度吸湿剤水溶液Dwは再び蒸発管10に送られてそれぞれ循環使用されることとなる。
以上述べたようにこの実施例で示した本発明の吸収式冷凍装置Fは、一の筐体内に二種類の機器を具えてユニット化した構成としたため、装置全体を小型化することができる。
また半透膜によって構成された蒸発管10、吸収管20、再生管30及び凝縮管40は、水分子(水W、水蒸気S)を透過することができる一方で、吸湿剤水溶液D及び低濃度吸湿剤水溶液Dw中の吸湿剤等を透過することができないものであるため、装置が揺れたり振動が加わった場合であっても、吸湿剤水溶液Dと低濃度吸湿剤水溶液Dwとが実施的に混ざり合ってしまうことがない。
このため吸収式冷凍装置Fを、自動車等の移動体への搭載が可能な装置として実現することができる。
〔冷媒の循環経路または吸湿剤水溶液の循環経路のいずれか一方を閉路とした実施例〕
次に冷媒の循環経路または吸湿剤水溶液Dの循環経路のいずれか一方を閉路とした実施例について説明するものであり、先ず図3(a)に示す蒸発器1と凝縮器4との間を閉路とした実施例について説明する。
なお吸収式冷凍装置Fの基本構成と動作原理は、既に説明した実施例で例示した装置と同様であるため、ここでは構成の相違する個所についてのみ説明を行うものとする。
図3(a)に示す吸収式冷凍装置Fは、蒸発管10及び凝縮管40を、半透膜が適用された管体によって構成するものであり、蒸発管10の流入口11と凝縮管40の流出口42との間、蒸発管10の流出口12と凝縮管40の流入口41との間をそれぞれ管路によって接続することにより閉路が形成されたものであって、この閉路の中には冷媒である低濃度吸湿剤水溶液Dwが封入される。
また流出口12と流入口41との間に冷却装置5が具えられ、更に適宜の個所にポンプP1が具えられる。
そして前記蒸発管10及び凝縮管40はそれぞれ蒸発吸収ユニットU1、再生凝縮ユニットU2の筐体内上方に配される。
一方、吸湿剤水溶液Dの循環経路は開放状態で形成されるものであり、蒸発吸収ユニットU1の筐体内に具えられたデミスタ6の下方にノズル23が配されるとともにこのノズル23と、再生凝縮ユニットU2の筐体下部に形成された排出口36との間が適宜の管路によって接続されている。なおこの管路には冷却器25及びポンプP3が具えられる。
また再生凝縮ユニットU2の筐体内に具えられたデミスタ6の下方にノズル33が配されるとともにこのノズル33と、蒸発吸収ユニットU1の筐体下部に形成された排出口26との間が適宜の管路によって接続されている。なおこの管路にはポンプP2及び加熱器35が具えられる。
吸湿剤水溶液Dの循環経路はこのようにして形成されるものであり、ノズル23と排出口26との間、ノズル33と排出口36との間が開放状態となっており、吸湿剤水溶液Dは、蒸発吸収ユニットU1、再生凝縮ユニットU2の筐体内においてノズル23、33から散布され、筐体下部に一時的に貯留された状態となりながら循環することとなる。
この実施例で示す吸収式冷凍装置Fは一例として上述したように構成されるものであり、以下、その作動態様について説明する。
(1)蒸発吸湿ユニット内での水分と熱の移動
まずポンプP1、P2、P3を起動して低濃度吸湿剤水溶液Dw及び吸湿剤水溶液Dをそれぞれの循環路内で循環させるとともに、予冷器24及び加熱器35を起動する。
前記予冷器24によって冷却された吸湿剤水溶液Dは、吸湿能力が高められた状態でノズル23から噴出させられ、蒸発吸収ユニットU1内において蒸発管10内に位置する低濃度吸湿剤水溶液Dwの水分蒸発を促すこととなる。このため低濃度吸湿剤水溶液Dw中の水分が気化し、水蒸気Sとなって蒸発管10を通過し、更にデミスタ6を通過するとともに吸湿剤水溶液Dによって吸収されることとなる。
このとき、蒸発管10内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは、蒸発熱を奪われて温度が低下するものであり、この状態で冷却装置5に送られて冷媒として供される。
なお上述した過程において、蒸発管10内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは濃度が高くなり、一方、蒸発吸収ユニットU1内に貯留状態となっている吸湿剤水溶液Dは濃度が低くなる。
(2)再生凝縮ユニット内での水分の移動
そして排出口26から排出された吸湿剤水溶液Dは、加熱器35によって昇温されてノズル33から噴出させられ、吸湿剤水溶液D中の水分が気化し、水蒸気Sとなってデミスタ6を通過し、更に凝縮管40を通過するとともに、凝縮管40内に位置する低濃度吸湿剤水溶液Dwによって吸収されることとなる。
このような過程において、再生凝縮ユニットU2内に貯留状態となっている吸湿剤水溶液Dは濃度が高くなり、一方、凝縮管40内の低濃度吸湿剤水溶液Dwは濃度が低くなる。
そして吸湿剤水溶液Dは再びノズル23に送られ、低濃度吸湿剤水溶液Dwは再び蒸発管10に送られてそれぞれ循環使用されることとなる。
以上述べたようにこの実施例で示した本発明の吸収式冷凍装置Fは、前記ノズル23、33の上方にはデミスタ6が位置するため、蒸発吸収ユニットU1、再生凝縮ユニットU2の筐体内にて吸湿剤水溶液Dは蒸発管10、凝縮管40に直接触れることはなく、蒸発管10、凝縮管40の半透膜を水分子(水W、水蒸気S)が透過するのを阻害してしまうのを防止することが可能となっている。
このため吸収式冷凍装置Fを、自動車等の移動体への搭載が可能な装置として実現することができる。
また一の筐体内に二種類の機器を具えてユニット化した構成としたため、装置全体を小型化することができる。
なお図3(a)に示した装置構成は、蒸発器1と凝縮器4との間を閉路としたものであったが、この装置における蒸発吸収ユニットU1と再生凝縮ユニットU2との間に設けられた機器の設置個所を変更するとともに、凝縮器4内に冷却器44を設置して、図3(b)に示すような吸収器2と再生器3との間を閉路とした構成を採ることもできる。
因みにこの場合、再生器3における再生管30を透過した水蒸気Sは、冷却器44によって冷却されることにより凝縮して水Wとなるため、冷媒には格別吸湿作用は要求されない。このため凝縮器4を、ノズル43と冷却器44とを具えた開放状態の構成とした場合には、冷媒として水Wを用いることができるものである。
また蒸発器1内に貯留状態となっている水Wの表面に、毛細管現象を起こすことのできる糸材によって構成された毛細管集合体15を設置し、水Wの蒸発を促進するようにしてもよい。
〔冷媒の循環経路及び吸湿剤水溶液の循環経路の一部を開放状態とした実施例〕
次に冷媒の循環経路及び吸湿剤水溶液Dの循環経路の一部を開放状態とした実施例について説明するものであり、先ず図4(a)に示す吸収器2及び凝縮器4を開放状態とした実施例について説明する。
なお吸収式冷凍装置Fの基本構成と動作原理は、既に説明した実施例で例示した装置と同様であるため、ここでは構成の相違する個所についてのみ説明を行うものとする。
この図4(a)に示す吸収式冷凍装置Fは、蒸発管10及び再生管30を、半透膜が適用された管体によって構成されるものであり、蒸発管10の流入口11と排出口46との間、蒸発管10の流出口12とノズル43との間をそれぞれ管路によって接続することにより冷媒である水Wの循環経路が形成される。
また流出口12とノズル43との間に冷却装置5が具えられ、更に適宜の個所にポンプP1が具えられる。
なお蒸発吸収ユニットU1及び再生凝縮ユニットU2の筐体内は、それぞれデミスタ6によって上下二つの空間に区画されており、前記蒸発管10は蒸発吸収ユニットU1内の上部空間に配され、前記ノズル43は再生凝縮ユニットU2内の下部空間に配される。
一方、吸湿剤水溶液Dの循環経路は、蒸発吸収ユニットU1内の下部空間に配されたノズル23と、再生凝縮ユニットU2内の上部空間に配された再生管30の流出口32との間を管路で接続するとともに、排出口26と再生管30の流入口31との間を管路で接続して形成される。
なおノズル23と流出口32との間には予冷器24が具えられ、排出口26と流入口31との間にはポンプP2及び加熱器35が具えられる。
また前記ノズル23の下方には冷却器25が具えられ、ノズル43の下方には冷却器44が具えられる。
以上述べたようにこの実施例で示す吸収式冷凍装置Fは、吸湿剤水溶液Dの循環経路における吸収器2が、ノズル23と排出口26との間で開放状態となり、また冷媒である水Wの循環経路における凝縮器4が、ノズル43と排出口46との間で開放状態となっているものである。
この実施例で示す吸収式冷凍装置Fは一例として上述したように構成されるものであり、以下、その作動態様について説明する。
(1)蒸発吸湿ユニット内での水分と熱の移動
まずポンプP1、P2を起動して水W及び吸湿剤水溶液Dをそれぞれの循環内で循環させるとともに、予冷器24、冷却器25、加熱器35及び冷却器44を起動する。
前記予冷器24によって冷却された吸湿剤水溶液Dは、吸湿能力が高められた状態でノズル23から噴出させられ、更に冷却器25によって冷却されて吸湿能力が高められる。そして蒸発吸収ユニットU1内において蒸発管10内に位置する水Wの蒸発を促すこととなる。このため水Wの一部が気化し、水蒸気Sとなって蒸発管10を通過し、更にデミスタ6を通過するとともに吸湿剤水溶液Dによって吸収されることとなる。
このとき、蒸発管10内の水Wは、蒸発熱を奪われて温度が低下するものであり、この状態で冷却装置5に送られて冷媒として供される。
なお上述した過程において、蒸発吸収ユニットU1内に貯留状態となっている吸湿剤水溶液Dは濃度が低くなる。
(2)再生凝縮ユニット内での水分の移動
そして排出口26から排出された吸湿剤水溶液Dは加熱器35によって昇温されて再生管30に供給されるものであり、ここで吸湿剤水溶液D中の水分が気化して水蒸気Sとなって再生管30を通過し、更にデミスタ6を通過した水蒸気Sはノズル43から噴出された水Wと接触し、更に冷却器44によって冷却されて凝縮する。
このような過程において、再生管30内の吸湿剤水溶液Dは濃度が高められる。
そして吸湿剤水溶液Dは再びノズル23に送られ、水Wは再び蒸発管10に送られてそれぞれ循環使用されることとなる。
以上述べたようにこの実施例で示した本発明の吸収式冷凍装置Fは、前記ノズル23、43の上方にはデミスタ6が位置するため、蒸発吸収ユニットU1の筐体内において、吸湿剤水溶液Dは蒸発管10に直接触れることはなく、また再生凝縮ユニットU2の筐体内において、水Wは再生管30に直接触れることはなく、蒸発管10、再生管30の表面が濡れて水蒸気Sが半透膜を透過するのを阻害してしまうのを防止することが可能となっている。
このため吸収式冷凍装置Fを、自動車等の移動体への搭載が可能な装置として実現することができる。
また一の筐体内に二種類の機器を具えてユニット化した構成としたため、装置全体を小型化することができる。
なお以上述べた実施例では、吸収器2と凝縮器4とを開放状態としたが、図4(b)に示すように蒸発器1と再生器3とを開放状態とするように構成することもできる。
因みにこの場合、再生器3において発生した水蒸気Sを、凝縮管40を透過させて冷媒中に取り込むこととなるため、冷媒として低濃度吸湿剤水溶液Dwが採用される。
また蒸発器1内の低濃度吸湿剤水溶液Dwの表面に、毛細管現象を起こすことのできる糸材によって構成された毛細管集合体15を設置し、水分の蒸発を促進するようにしてもよい。
〔蒸発器、吸収器、再生器及び凝縮器を開放状態とした参考例〕
次に本願発明に関連した、蒸発器1、吸収器2、再生器3及び凝縮器4を開放状態とした参考例について説明する。
なお吸収式冷凍装置Fの基本構成と動作原理は、既に説明した実施例で例示した装置と同様であるため、ここでは構成の相違する個所についてのみ説明を行うものとする。
図5に示す吸収式冷凍装置Fは、蒸発吸収ユニットU1及び再生凝縮ユニットU2の筐体内を、隔壁7と膜状の半透膜8とによって二室に区画するとともに、蒸発器1、吸収器2、再生器3、凝縮器4を構成する部材をそれぞれの空間に配して成るものである。
まず蒸発吸収ユニットU1には、図5中左側の空間にノズル13が配されて蒸発器1が形成され、一方、右側の空間にノズル23及び冷却器25が配されて吸収器2が形成される。
また再生凝縮ユニットU2には、図5中左側の空間にノズル33が配されて再生器3が形成され、一方、右側の空間に冷却器44が配されて凝縮器4が形成される。
そしてノズル13と排出口46とをミキシングバルブVを介在させて管路によって接続することにより、水Wの循環経路が形成されるものであり、この実施例では排出口16と前記ミキシングバルブVを接続するとともに、その途中にポンプP1及び冷却装置5を具えるようにした。
また排出口26とノズル33とを、熱交換器9を介在させて管路によって接続し、更に排出口36とノズル23とを前記熱交換器9を介在させて管路によって接続することにより、吸湿剤水溶液Dの循環経路が形成されるものである。なお熱交換器9とノズル23との間に予冷器24を具え、熱交換器9とノズル33との間に加熱器35を具えるようにした。
更に排出口26と熱交換器9との間にポンプP2を具え、排出口36と熱交換器9との間にポンプP3を具えるようにした。
以上述べたようにこの参考例で示す吸収式冷凍装置Fは、冷媒である水Wの循環経路における蒸発器1が、ノズル13と排出口16との間で開放状態となり、更に凝縮器4内も開放状態で形成されているものである。
また吸湿剤水溶液Dの循環経路における吸収器2が、ノズル23と排出口26との間で開放状態となり、再生器3が、ノズル33と排出口36との間で開放状態となっているものである。
この参考例で示す吸収式冷凍装置Fは一例として上述したように構成されるものであり、以下、その作動態様について説明する。
(1)蒸発吸湿ユニット内での水分と熱の移動
まずポンプP1、P2、P3を起動して水W及び吸湿剤水溶液Dをそれぞれの循環経路内で循環させるとともに、予冷器24、冷却器25、加熱器35及び冷却器44を起動する。
前記予冷器24によって冷却された吸湿剤水溶液Dは、吸湿能力が高められた状態でノズル23から噴出させられ、更に冷却器25によって冷却されて吸湿能力が高められる。そして蒸発器1内においてノズル13から噴出される水Wの蒸発を促すこととなるものであり、水Wの一部が気化し、水蒸気Sとなって半透膜8を通過し、吸収器2内の吸湿剤水溶液Dによって吸収されることとなる。
このとき、蒸発器1内の水Wは、蒸発熱を奪われて温度が低下するものであり、この状態で冷却装置5に送られて冷媒として供される。
なお上述した過程において、吸収器2内に貯留状態となっている吸湿剤水溶液Dは濃度が低くなる。
(2)再生凝縮ユニット内での水分の移動
そして排出口26から排出された吸湿剤水溶液Dは熱交換器9を通過し、更に加熱器35によって昇温されてノズル33に供給されるものであり、再生器3内に噴出されるとともに、ここで水分の一部が気化して水蒸気Sとなる。このような過程において、再生器3内で貯留状態となっている吸湿剤水溶液Dは濃度が高められる。
そして吸湿剤水溶液Dは熱交換器9を通過する際に、排出口26からノズル33に送られる吸湿剤水溶液Dとの間で熱交換を行った後、予冷器24を経由して再びノズル23に送られて循環使用されることとなる。
一方、再生器3において発生した水蒸気Sは、半透膜8を透過して凝縮器4内に至り、ここで冷却器44によって冷却されて凝縮し水Wとなる。
そしてこの水Wは排出口46からミキシングバルブVに送られ、ここで冷却装置5から送られてくる水Wと合流した後、再びノズル13に送られて循環使用されることとなる。
なお前記ノズル13、23、33の上方にはデミスタ6を設けてもよく、この場合には、吸湿剤水溶液D及び水Wが半透膜8に直接触れることはなく、水蒸気Sが半透膜8を通過するのを阻害してしまうのを防止することとなる。
以上述べたようにこの参考例で示した吸収式冷凍装置Fにあっては、半透膜8は、水蒸気Sの通過を許容する一方で、吸湿剤水溶液Dまたは低濃度吸湿剤水溶液Dwの通過を許容しないものであるため、装置が揺れたり振動が加わった場合であっても、吸湿剤水溶液Dと低濃度吸湿剤水溶液Dwが混ざり合ってしまうことがない。
このため吸収式冷凍装置Fを、自動車等の移動体への搭載が可能な装置として実現することができる。
また一の筐体内に二種類の機器を具えてユニット化した構成としたため、装置全体を小型化することができる。

Claims (4)

  1. 蒸発器及びこの蒸発器に隣接して設置された吸収器を具えた蒸発吸収ユニットと、再生器及びこの再生器に隣接して設置された凝縮器を具えた再生凝縮ユニットとを具え、前記蒸発器によって冷媒中の水分を蒸発させて蒸発熱を奪うことにより冷媒の温度を低下させて冷却に供し、このとき生じた水蒸気を前記吸収器によって吸湿剤水溶液に吸収させて冷媒からの水分の蒸発を促進させ、前記再生器によって吸湿剤水溶液に吸収された水分を除去し、吸湿剤水溶液を再度吸収器に送って循環使用し、また吸湿剤水溶液から除去された水分を凝縮器において回収し、再度蒸発器に送って循環使用するように構成された装置において、前記蒸発器と吸収器とが同一筐体内に具えられ、また前記再生器と凝縮器とが同一筐体内に具えられ、且つ、前記筐体内における蒸発器と吸収器との間には、水蒸気が移動するための空間が確保され、同様に前記筐体内における再生器と凝縮器との間には、蒸気が移動するための空間が確保されて成り、前記冷媒及び吸湿剤水溶液を循環使用するため流路はそれぞれ独立した循環経路として形成され、前記再生凝縮ユニットにおいては、冷媒の循環経路を通じて凝縮器に戻された冷媒に、再生器によって吸湿剤水溶液から蒸発した水蒸気を取り込むことができるように構成されるものであり、前記蒸発器または吸収器のいずれか一方または双方は チューブ状の半透膜によって形成され、更に前記再生器または凝縮器のいずれか一方または双方はチューブ状の半透膜によって形成されていることを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 前記蒸発器と吸収器との間あるいは前記再生器と凝縮器との間にデミスタを介在させることを特徴とする請求項記載の吸収式冷凍装置。
  3. 前記蒸発器内の冷媒の表面に毛細管集合体を設けたことを特徴とする請求項1または記載の吸収式冷凍装置。
  4. 前記冷媒を、前記吸収器及び再生器内に位置する吸湿剤水溶液よりも吸湿力の弱い吸湿剤水溶液とすることを特徴とする請求項1、2または記載の吸収式冷凍装置。
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