JP5289417B2 - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5289417B2
JP5289417B2 JP2010255803A JP2010255803A JP5289417B2 JP 5289417 B2 JP5289417 B2 JP 5289417B2 JP 2010255803 A JP2010255803 A JP 2010255803A JP 2010255803 A JP2010255803 A JP 2010255803A JP 5289417 B2 JP5289417 B2 JP 5289417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
capacitor
voltage
circuit
supply terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010255803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012110096A (ja
Inventor
充孝 西田
純一 岡田
理 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010255803A priority Critical patent/JP5289417B2/ja
Publication of JP2012110096A publication Critical patent/JP2012110096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5289417B2 publication Critical patent/JP5289417B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Description

この発明は、マイクロプロセッサを内蔵し、多数の電気負荷の開閉駆動制御を行なう電子制御装置に係り、特に、特定の大電流負荷の負荷電流の断続に伴って電源ラインに発生するノイズを抑制する電子制御装置に関するものである。
マイクロプロセッサを内蔵し、多数の電気負荷の開閉駆動制御を行なう電子制御装置において、マイクロプロセッサに給電するための定電圧電源回路に対する電源供給ラインと、特定の大電流負荷に対する電源供給ラインを分割するとともに、大電流負荷の負荷電流の断続に伴って電源ラインに発生するノイズを抑制する電子制御装置には様々な工夫がなされている。
例えば、下記特許文献1によれば、車載バッテリから電源を供給する電源ラインLBにノイズフィルタ回路を設け、このノイズフィルタ回路の下流位置で分岐して、電気負荷を駆動するための開閉素子に給電する電源ラインLB1と、定電圧電源回路に給電する電源ラインLB2とが設けられ、この定電圧電源回路の出力によってマイクロコンピュータを含む電子制御回路が作動するようになっている。そして、電源ラインLB1と電源ラインLB2に対して共用されるノイズフィルタは、電源ラインLBに直列接続されたコイルLと、コイルLの前後に設けられた一対のコンデンサCによって構成されたπ型LCフィルタが使用されている。
また、下記特許文献2によれば、車載バッテリから給電されてマイクロプロセッサを駆動する定電圧電源回路と、車載バッテリから開閉素子を介して給電される大電流負荷である電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに高電圧を印加して過励磁制御を行なうための昇圧回路とを一体化した電子制御装置が開示されている。
特開206−320130号公報(要約の欄、図1) 特開2004−232493号公報(要約の欄、図1)
前記特許文献1に開示された車載電子制御装置用電源回路は、ノイズフィルタを複数の電源ラインに共用しただけのものであり、大電流負荷を断続制御することによって電源ラインLB1に電圧変動が発生すると、定電圧電源回路を介さないで作動する制御回路部が誤動作する問題がある。
一方、前記特許文献2による燃料噴射弁の制御装置では、車載バッテリから定電圧電源回路に至る電源ラインと、車載バッテリから開閉素子に至る電源ラインが分離されて表現されているが、実態としては共通の電源ラインを介して車載バッテリに接続されることになる。その結果、大電流負荷を断続制御することによって共通の電源ライン部分で異常電圧低下が発生し、定電圧電源回路を介さないで作動する制御回路部が誤動作する問題がある。そのため、共通の電源ライン部分の配線長を短くしたり、線径を大きくする必要があった。
この発明は、マイクロプロセッサを内蔵し、多数の電気負荷の開閉駆動制御を行なう電子制御装置であって、特に、特定の大電流負荷の負荷電流の断続に伴って電源ラインに発生するノイズを抑制し、電源ラインに設けられた制御回路の誤動作を防止することができる電子制御装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係る電子制御装置は、外部電源から給電端子を介して供給される制御電源電圧を降圧し、所定の制御電圧を生成してマイクロプロセッサに給電する定電圧電源回路と、前記給電端子又は該給電端子に併設された側路給電端子と電気負荷との間に接続され、前記マイクロプロセッサによって開閉制御されて前記電気負荷に対して断続電流を供給する開閉素子と、前記給電端子又は側路給電端子と前記開閉素子との間に接続された電源平滑回路と、を具備し、前記電源平滑回路は、前記給電端子又は側路給電端子に接続された側路電源線とグランド回路との間に接続された第1のコンデンサと、前記側路電源線から減圧充電回路を介して充電される第2のコンデンサと、前記側路電源線の電源電圧が前記開閉素子の開閉動作に応動して一時的に異常低下したときに、前記第2のコンデンサの充電電圧を前記側路電源線に供給する逆流阻止ダイオードと、を備え、前記第2のコンデンサは、前記第1のコンデンサよりも小容量で低耐圧であるが、前記第1のコンデンサよりも内部抵抗が小さいコンデンサであることを特徴とする。
この発明に係る電子制御装置は、電気負荷に給電する電源線に直接接続された第1のコンデンサと、負荷駆動用電源電圧よりも低い電圧で充電される第2のコンデンサと、第1のコンデンサの充電電圧が開閉素子の開閉動作に応動して一時的に異常低下したときに、第2のコンデンサの充電電圧を放出する逆流阻止ダイオードを備えている。従って、第1及び第2のコンデンサが協働して側路電源線に発生する異常電圧降下を抑制するので、側路電源線から給電される制御回路部の誤動作が防止されるとともに、側路電源線の上流に位置する主幹電源線の電圧降下が抑制されるので、主幹電源線の線形や配線長を変更しなくても当該主幹電源線から分岐する他の制御回路部の誤動作が防止される効果がある。
この発明の実施の形態1に係る電子制御装置を示す全体回路ブロック図である。 図1の要部を示す詳細ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電子制御装置の動作を説明するタイムチャートである。 この発明の実施の形態1に係る電子制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電子制御装置の電源平滑回路の詳細回路図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係る電子制御装置について好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により発明が限定されるものではなく、諸種の設計的変更をも包含するものである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子制御装置を示す全体回路ブロック図である。図1において、例えば車載エンジン制御装置である電子制御装置100は、マイクロプロセッサ110を主体として構成され、電気負荷群105の中の特定の電気負荷106を過励磁制御するための補助電源となる昇圧回路190と開閉制御回路180とを内蔵している。
まず、電子制御装置100の外部に接続されているものとして、例えば車載バッテリである外部電源101は、主幹電源線107aから第1の電源リレーの出力接点102aと外部電源線107bと給電端子102bを介して制御電源電圧Vbaを電子制御装置100に供給する。また、外部電源101は、主幹電源線107aから第2の電源リレーの出力接点103aと外部電源線107cと側路給電端子103bを介して負荷駆動電圧Vbbを電子制御装置100に供給する。更に、外部電源101は、主幹電源線107aから第3の電源リレーの出力接点105aと外部電源線107dと負荷電源端子105bを介して負荷駆動電圧Vbcを電子制御装置100に供給する。
出力接点102a、103a、105aを駆動する第1、第2、第3の電源リレーは、図示しない電源スイッチが閉路されることによって付勢され、マイクロプロセッサ110が動作を開始すると電源スイッチが開路されても自己保持付勢され、マイクロプロセッサ110の動作停止に伴って消勢されるように、図示しない付勢回路を介して制御されている。
入力センサ群104は、例えばエンジン回転速度を検出する回転センサ、燃料噴射タイミングを決定するクランク角センサ、車速を検出する車速センサなどの開閉センサや、アクセルペダルスイッチ、ブレーキペダルスイッチ、サイドブレーキスイッチ、変速機のシフトレバー位置を検出するシフトスイッチなどの手動操作スイッチがあり、その他にアクセルペダルの踏込み度合を検出するアクセルポジションセンサ、吸気スロットルの弁開度を検出するスロットルポジションセンサ、エンジンに対する吸気量を検出するエアフローセンサ、排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサ、エンジンの冷却水温センサ(水冷エンジンの場合)などのエンジンの駆動制御を行なうためのアナログセンサによって構成されている。
電子制御装置100によって駆動される電気負荷群105は、例えば点火コイル(ガソリンエンジンの場合)、吸気弁開度制御用モータなどの主機類や、排気ガスセンサ用のヒータ、負荷給電用の電源リレー、エアコン駆動用の電磁クラッチ、警報・表示機器などの補機類の電気負荷によって構成されている。また、電気負荷群105の中の特定の電気負荷である電磁コイル106は、燃料噴射用電磁弁を駆動するものであり、複数の電磁コイル106は、各気筒毎に設けられた後述の選択開閉素子によって順次切換接続されて多気筒エンジンの各気筒に対して燃料噴射を行うようになっている。
次に、電子制御装置100の内部構成として、マイクロプロセッサ110は、例えばフラッシュメモリである不揮発プログラムメモリ111、演算処理用のRAMメモリ112、不揮発データメモリ113、多チャンネルAD変換器114と協働するようになっている。
定電圧電源回路120は、外部電源101から第1の電源リレーの出力接点102aと給電端子102bを介して給電されて、例えばDC5Vの安定化電圧Vccを発生してマイクロプロセッサ110に給電する。
給電端子102bと定電圧電源回路120との間を接続する内部電源線102cとグランド回路との間には、例えばアルミ電解コンデンサである第1の大容量コンデンサ121と、例えばセラミックコンデンサである小容量の第1のバイパスコンデンサ122とが接続されている。安定化された制御電圧Vccを発生する定電圧電源回路120の出力端子とグランド回路との間には、例えばアルミ電解コンデンサである第2の大容量コンデンサ123と、例えばセラミックコンデンサである小容量の第2のバイパスコンデンサ124とが接続されている。
アナログ入力インタフェース回路140aは、入力センサ群104の中のアナログセンサとマイクロプロセッサ110のアナログ入力ポートAINとの間に接続されて、電圧レベルの変換やノイズ抑制処理を行うものであり、そのアナログ入力インタフェース回路140aの一部は制御電源Vccを電源として動作するようになっている。
デジタル入力インタフェース回路140bは、入力センサ群104の中のオン/オフ動作を行うデジタルセンサとマイクロプロセッサ110のデジタル入力ポートDINとの間に接続されて、電圧レベルの変換やノイズ抑制処理を行うものであり、内部電源線102cから給電されて動作するようになっている。
出力インタフェース回路150は、マイクロプロセッサ110が発生する負荷駆動指令信号Driに応動して、特定の電気負荷である電磁コイル106を除外した電気負荷群105を駆動する複数のパワートランジスタであり、該出力インタフェース回路150は、第3の電源リレーの出力接点105aと負荷電源端子105bを介して外部電源101から給電されるようになっている。なお、出力インタフェース回路150に接続される電気負荷群105の負荷電流が比較的小さな用途である場合には、第3の電源リレーを廃止して、第1の電源リレーの出力接点102aから給電端子102bを介して出力インタフェース回路150に給電することも可能である。
側路給電端子103bの内部に接続された側路電源線103cには電源平滑回路130Aが接続されている。電源平滑回路130Aは、側路給電端子103bに接続された側路電源線103cとグランド回路と間に接続された第1のコンデンサ131と、側路電源線103cから減圧充電回路134Aを介して充電される第2のコンデンサ132aと、側路電源線103cの電源電圧が異常低下したときに、第2のコンデンサ132aの充電電圧を側路電源線103cに供給する逆流阻止ダイオード133と、第1のコンデンサ131に並列接続された第3のコンデンサ132bを備えている。なお、減圧充電回路134Aは、側路電源線103cと第2のコンデンサ132aとの間に接続された充電抵抗135bと、第2のコンデンサ132aに対して並列接続された定電圧ダイオード135aとによって構成されている。
第1のコンデンサ131は、内部抵抗が大きい問題があっても、大きな静電容量が得られる特徴のあるアルミ電解コンデンサ又はタンタル電解コンデンサであるのに対し、第2のコンデンサ132aは、第1のコンデンサ131よりも小容量で低耐圧であるが、第1のコンデンサ131よりも内部抵抗が小さいセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサが使用されている。また、第3のコンデンサ132bは、第1のコンデンサ131と同じ耐圧を有するが、第2のコンデン132aよりも更に小容量のセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサが使用されている。従って、これらのコンデンサ131、132a、132bの静電容量の大小関係は、次のようになっている。即ち、
第1のコンデンサ131>>第2のコンデンサ132a>>第3のコンデンサ132b
各コンデンサ131、132a、132bの静電容量は大きいことが望ましいが、大きな静電容量のものは大型高価となるだけでなく、内部抵抗が大きくなって周波数特性が悪化するので、実態としては大容量のアルミ電解コンデンサと中容量のセラミックコンデンサと小容量のセラミックコンデンサとを組み合わせて使用している。
昇圧回路190は、昇圧用インダクタンス素子191、充電ダイオード192、高圧コンデンサ193、昇圧用開閉素子194、電流検出抵抗195、ゲート回路196、駆動抵抗197、電圧制御路198を主体として構成された補助電源である。昇圧用インダクタンス素子191は、外部電源101、第2の電源リレーの出力接点103a、側路給電端子103b、電源平滑回路130A、昇圧用開閉素子194、電流検出抵抗195を通じて給電され、昇圧用開閉素子194が開路したときには昇圧用インダクタンス素子191に蓄積されていた電磁エネルギーを充電ダイオード192を介して高圧コンデンサ193に放出するよう構成されている。
なお、電圧制御回路198は、電流検出抵抗195の両端電圧が所定値以下であるときに、通電指令出力DRの論理レベルを「L」にしてゲート回路196と駆動抵抗197を通じて昇圧用開閉素子194を導通させると共に、電流検出抵抗195の両端電圧が所定値以上となった後の所定期間に、通電指令出力DRの論理レベルを「H」にして昇圧用開閉素子194の駆動を停止し、この駆動停止期間に高圧コンデンサ193に対する充電が行われるよう構成されている。
また、このようにして昇圧用開閉素子194のON/OFF動作を繰返すことにより、高圧コデンサ193の充電電圧が所定の目標高電圧Vpmax(後述の図3(H)参照)に到達すると、電圧制御回路198は昇圧用開閉素子194に対する通電指令出力DRの論理レベルを「H」にして通電停止するように構成されている。
昇圧回路190は更に、後述の開閉制御回路180が昇圧禁止信号INHを発生しているときに、ゲート回路196を介して昇圧用開閉素子194の通電指令出力DRを停止するようになっている。
開閉制御回路180は、開閉素子181と側路開閉素子182を備え、側路開閉素子182は昇圧回路190から目標高電圧以下の昇圧電圧Vhを受けて、電磁コイル106に対して急速給電電圧を供給するようになっている。また、開閉素子181は外部電源101から負荷駆動電圧Vbbを受けて、逆流阻止ダイオード183を介して電磁コイル106に接続され、持続給電電圧を供給する。
マイクロプロセッサ110は、入力センサ群104の中のクランク角センサの動作状態に応動して動作指令信号Drjを発生し、開閉制御回路180は、動作指令信号Drjの発生にともなって開閉素子181と側路開閉素子182を閉路駆動すると共に、昇圧禁止信号INHを発生して昇圧用開閉素子194を遮断する。電磁コイル106に対する励磁電流が所定値まで上昇すると側路開閉素子182は開路され、やがて昇圧禁止信号INHも解除されて昇圧回路190の昇圧動作が開始される。
次に、図1で説明した昇圧回路190と開閉制御回路180の詳細を示す図2について説明する。図2において、昇圧回路190に含まれる電圧制御回路198は、比較基準電圧981a、982a、比較回路981b、982b、パルス発生回路983、論理和素子984、及び分圧抵抗985a、985bによって構成されている。
昇圧用開閉素子194は、電流検出抵抗195の両端電圧が所定の比較基準電圧981aの値未満である時にはゲート素子196の出力から駆動抵抗197を介して通電駆動されている。しかし、電流検出抵抗195の両端電圧が所定の基準電圧981aの値以上のなると、比較回路981bとパルス発生回路983と論理和素子984を介してゲート回路196の出力発生を所定時間だけ停止し、昇圧用開閉素子194が遮断されている期間に昇圧用インダクタンス素子191から充電ダイオード192を通じて高圧コンデンサ193に対する充電が行われるよう構成されている。
また、このようにして昇圧用開閉素子194のON/OFF動作を繰返すことによって、高圧コンデンサ193の充電電圧が所定の目標高電圧に到達し、分圧抵抗985a、985bによる分圧電圧が所定の比較基準電圧982aを超過すると、比較回路982bと論理和素子984を介しゲート回路196の出力発生を停止して、昇圧用開閉素子194に対する通電指令出力DRの論理レベルを「H」にして通電停止するように構成されている。
開閉制御回路180は、開閉素子181、逆流阻止ダイオード183、側路開閉素子182に加えて電磁コイル106の下流位置に直列接続された選択開閉素子184と電流検出抵抗186を備えている。選択開閉素子184には電圧制限ダイオード185が並列接続されるとともに、電磁コイル106と選択開閉素子184と電流検出抵抗186の直列回路に対して転流ダイオード187が並列接続されている。
なお、電磁コイル106が多気筒エンジンに対する燃料噴射用電磁弁を気筒別に制御するものである場合には、複数の電磁コイル106のそれぞれに対して選択用開閉素子184が設けられ、何れか一つの選択用開閉素子184が導通駆動されるようになっている。選択開閉素子184が閉路している状態で開閉素子181が開路した場合には、電磁コイル106の励磁電流は選択開閉素子184と低抵抗の電流検出抵抗186と転流ダイオード187を介して還流減衰するようになっている。しかし、選択開閉素子184が開路したときには、電磁コイル106の励磁電流は電圧制限ダイオード185と電流検出抵抗186と転流ダイオード187を介して還流し、高速減衰するようになっている。
実施の形態1に係る電子制御装置100は前記のように構成されており、次にその動作並びに作用について詳細に説明する。
図3は、実施の形態1に係る電子制御装置100の動作を説明するタイムチャートであり、図4はフローチャートである。
まず、図1において、図示しない電源スイッチが閉路されると、第1、第2、第3の電源リレーの出力接点102a、103a、105aが閉路して、電子制御装置100の給電端子102bには制御電源電圧Vbaが印加され、側路給電端子103bと負荷電源端子105bには負荷駆動電圧Vbb、Vbcがそれぞれ印加される。その結果、定電圧電源回路120が、例えばDC5Vに安定化された所定の制御電圧Vccを発生してマイクロプロセッサ110が制御動作を開始する。
マイクロプロセッサ110は、入力センサ群104の動作状態と、不揮発プログラムメモリ111に格納された制御プログラムの内容に応動して電気負荷群105に対する負荷駆動指令信号Driを発生するとともに、電気負荷群105の中の特定の電気負荷である電磁コイル106に対しては図3で後述する動作指令信号Drjを発生する。一方、昇圧回路190は、昇圧用開閉素子194の断続動作によって高圧コンデンサ193を高圧充電する。
図3において、図3(A)は、マイクロプロセッサ110が定期的に発生する動作指令信号Drjの論理レベルを示しており、動作指令信号Drjの論理レベルが「H」になると開閉制御回路180によって電磁コイル106に対する通電制御が行われる。
図3(B)は、側路開閉素子182が閉路駆動されて、電磁コイル106に対して昇圧回路190による昇圧電圧Vhが給電されている期間を論理レベル「H」として表現したタイムチャートである。
図3(C)は、開閉素子181が閉路駆動されて、電磁コイル106に対して負荷駆動電圧Vbbが印加されている期間を論理レベル「H」として表現したタイムチャートであるが、側路開閉素子182が閉路している期間では開閉素子181から電磁コイル106に対する励磁電流が流れることはない。また、電磁コイル106の励磁電流を開弁保持電流に維持する過程では開閉素子181が断続動作するようになっている。
図3(D)は、選択開閉素子184が閉路駆動されて、選択された電磁コイル106に対する通電が可能となっている期間を論理レベル「H」として表現したタイムチャートであるが、選択開閉素子184が開路されると電磁コイル106に対する励磁電流は高速減衰するようになっている。
図3(E)は、昇圧禁止信号INHが発生している期間を論理レベル「H」で表現したタイムチャートであり、この昇圧禁止信号INHは側路開閉素子182が閉路している期間と開閉素子181が連続閉路している期間において論理レベル「H」となっている。
図3(F)は、側路開閉素子182の開閉動作に応動する負荷駆動電圧Vbbの電圧レベルを示したタイムチャートであり、側路開閉素子182が開路した直後に異常降下電圧Vdが発生し、負荷駆動電圧Vbbは一時的に制御電圧Vcc以下にまで減衰するが、電源平滑回路130A内の第2のコンデンサ132aの作用によって電圧降下が抑制され、開閉制御回路180が誤動作しないための最小動作電圧Vmin以上の値に維持されている。
図3(G)は、開閉素子181、側路開閉素子182、選択開閉素子184の開閉動作に応動する電磁コイル106の励磁電流の制御特性を示したタイムチャートであり、側路開閉素子182が閉路して高圧コンデンサ193に充電されている高電圧が電磁コイル106に印加され、励磁電流が増大し、やがて所定のピーク電流Iaに到達すると側路開閉素子182が開路し、電磁コイル106に流れていた励磁電流は開閉素子181側に移行して、印加電圧は高圧の昇圧電圧Vhから負荷駆動電圧Vbbに切換わることによって励磁電流が減衰する。励磁電流が更に減少して所定の減衰判定電流Ib以下に減少すると開閉素子181も開路するが、励磁電流は所定の開弁保持電流Ihを維持するように開閉素子181が開閉動作を行うようになっている。しかし、動作指令信号Drjの論理レベルが「L」となることによって開閉素子181が開路して、励磁電流は急速遮断されるようになっている。
図3(H)は、昇圧禁止信号INHの動作に応動する昇圧電圧Vhの電圧レベルの変動を示したタイムチャートであり、動作指令信号Drjの論理レベルが「H」に変化した時刻t0において、高圧コンデンサ193の充電電圧は目標高電圧Vpmaxである最大電圧に達しており、側路開閉素子182が開路する時刻t1において放電最終電圧Vpminである最小電圧にまで放電する。
側路開閉素子182が開路して高圧コンデンサ193の放電が停止してから昇圧禁止信号INHが解除される時刻t2までは昇圧電圧Vhは放電最終電圧Vpminを維持し、昇圧禁止信号INHが解除されると昇圧用開閉素子194の断続動作が開始して高圧コンデンサ193の充電が行われ、時刻t3において目標高電圧Vpmaxである最大電圧に到達するようになっている。
充電所要時間(t3−t2)は、外部電源101の電源電圧の変動によって変化するが、次回の高電圧給電が開始するまでには目標とする最大電圧に到達するように昇圧用インダクタンス素子191の特性が決定されている。
次に、図4について、図3のタイムチャートを参照しながら説明する。なお、図4は、開閉制御回路180の論理制御動作をフローチャートで代替表現したものとなっている。
図4において、工程400は、開閉制御回路180が制御動作を開始するステップである。続く工程410は、入力センサ群104の中のクランク角センサの動作に応動して選択指令信号が更新されたかどうかを判定し、更新されていなければNOの判定を行って工程410へ復帰し、更新されていればYESの判定を行って工程411へ移行する判定待機ステップである。
工程411は、複数の選択開閉素子184のうちで、更新決定された一つの開閉素子184が閉路駆動され、以下、後述の工程420まで閉路状態を持続するステップである。
続く工程412は、マイクロプロセッサ110が発生する動作指令信号Drjの論理レベルが「H」になったかどうかを判定し、「H」でなければNOの判定を行って工程412へ復帰し、「H」であればYESの判定を行って工程413へ移行する判定待機ステップである。
工程413は、昇圧禁止信号INHを発生し、側路開閉素子182と開閉素子181を閉路駆動するステップであり、ここで発生した昇圧禁止信号INHは後述の工程420で解除されるようになっている。
続く工程414は、電磁コイル106の励磁電流が所定のピーク電流Iaに到達したかどうかを判定し、到達していなければNOの判定を行って工程413に復帰して現状動作を持続し、到達すればYESの判定を行って工程415へ移行する判定待機ステップである。
工程415は、側路開閉素子182を開路し、開閉素子181は閉路駆動を持続しておくステップであり、以降の工程では側路開閉素子182は開路状態が維持されている。
続く工程416は、電磁コイル106の励磁電流が所定の減衰判定電流Ibに減衰したかどうかを判定し、減衰していなければNOの判定を行って工程415に復帰して現状動作を持続し、減衰すればYESの判定を行って工程420へ移行する判定待機ステップである。
工程420は、開閉素子181を開路するとともに、選択開閉素子184も一時的に開路して励磁電流を高速減衰させるステップである。
続く工程421は、電磁コイル106の励磁電流が所定の保持電流制御域に減衰したかどうかを判定し、減衰していなければNOの判定を行って工程420に復帰して現状動作を持続し、減衰すればYESの判定を行って工程422へ移行する判定待機ステップである。
工程422は、マイクロプロセッサ110が発生する動作指令信号Drjの論理レベルが「H」になっているかどうかを判定し、「H」でなければNOの判定を行って工程428へ移行し、「H」であればYESの判定を行って工程423へ移行する判定ステップである。
工程423は、選択開閉素子184を再び閉路するとともに開閉素子181は引き続いて開路状態に維持しておくステップである。
続く工程424は、電磁コイル106の励磁電流が所定の保持最小電流Ie以下に減衰したかどうかを判定し、減衰していなければNOの判定を行って工程422に復帰して現状動作を持続し、減衰すればYESの判定を行って工程425へ移行する判定待機ステップである。
工程425は、マイクロプロセッサ110が発生する動作指令信号Drjの論理レベルが「H」になっているかどうかを判定し、「H」でなければNOの判定を行って工程428へ移行し「H」であればYESの判定を行って工程426へ移行する判定ステップである。
工程426は、選択開閉素子184は閉路したままで開閉素子181を閉路するステップである。
続く工程427は、電磁コイル106の励磁電流が所定の保持最大電流Id以上に増加したかどうかを判定し、増加していなければNOの判定を行って工程425に復帰して現状動作を持続し、増加していればYESの判定を行って工程422へ復帰する判定ステップである。
工程428では、側路開閉素子182は開路した状態のままで、選択開閉素子184と開閉素子181をともに開路して電磁コイル106の励磁電流を高速遮断して動作終了行程401へ移行し、電源が投入されているかぎりは動作終了行程401から直ちに動作開始工程400へ移行するようになっている。
以上の制御動作を概括説明すると、工程413は図3(B)の急速給電期間に相当し、工程415は図3(C)の持続給電期間に相当し、工程420は図3(D)の高速減衰期間に相当し、工程423、426は図3(C)の動作保持期間に相当し、工程428によって電磁コイル106への給電が停止されるようになっている。
以上の説明においては、電磁コイル106の急速過励磁制御における側路電源線103cの異常電圧降下について説明したが、電気負荷106が例えばランプ負荷や容量性の負荷であって、側路開閉素子182が設けられず、高電圧駆動は行われないが開閉素子181が閉路したときに側路電源線103cに突入電流が流入するような場合であっても同様の効果を奏するものである。
また、第2の電源リレーの出力接点103aと側路給電端子103bが廃止されて、図1に破線で示した短絡配線102dによって側路電源線103cと内部電源線102cとが接続されている場合には、給電端子102bと第1のコンデンサ121との間にインダクタンス素子125を接続しておくことによって、異常降下電圧Vdが発生したときの第1のコンデンサ121の充電電荷の流出を抑制することができる。これは、コネクタの電流分担のために側路給電端子103bを設けて、短絡配線102dを給電端子102bと側路給電端子103bの直近外部に設けた場合も同様である。また、電源平滑回路130Aは、後述の図5で説明する電源平滑回路130Bに置き換えることも可能である。
以上の説明で明らかなように、実施の形態1に係る電子制御装置100は、外部電源101から給電端子102bを介して供給された制御電源電圧Vbaを降圧し、所定の制御電圧Vccを生成してマイクロプロセッサ110に給電する定電圧電源回路120と、給電端子102b又は該給電端子102bに併設された側路給電端子103bと電気負荷106との間に接続され、マイクロプロセッサ110によって開閉制御されて電気負荷106に対して断続電流を供給する開閉素子181とを備えた電子制御装置100であって、給電端子102b又は側路給電端子103bと開閉素子181との間に接続された電源平滑回路130Aを更に備えている。
そして、電源平滑回路130Aは、給電端子102b又は側路給電端子103bに接続された側路電源線103cとグランド回路との間に接続された第1のコンデンサ131と、側路電源線103cから減圧充電回路134Aを介して充電される第2のコンデンサ132aと、側路電源線103cの電源電圧が開閉素子181の開閉動作に応動して一時的に異常低下したときに、第2のコンデンサ132aの充電電圧を側路電源線103cに供給する逆流阻止ダイオード133とを備え、第2のコンデンサ132aは、第1のコンデンサ131よりも小容量で低耐圧であるが、第1のコンデンサ131よりも内部抵抗が小さいコンデンサが使用されている。
更に、減圧充電回路134Aを介して充電される第2のコンデンサ132aの充電電圧は、電気負荷106に給電される負荷駆動電圧Vbb未満の値であって、しかも定電圧電源回路120が発生する制御電圧Vcc以上の値とし、マイクロプロセッサ110及び開閉素子181の開閉制御回路180が誤動作をしない限界の負荷駆動電圧Vbbの最小動作電圧Vminは制御電圧Vcc未満の値となっている。
このように、実施の形態1に係る電子制御装置100は、電源平滑回路130Aの第2のコンデンサ132aの充電電圧が、負荷駆動電圧Vbb未満であって、しかも定電圧電源回路120が発生する制御電圧Vcc以上の値となっており、第2のコンデンサ132aに印加される電圧は第1のコンデンサ131に比べて小さいので、第2のコンデンサ132aを小型化することができるとともに、開閉素子181の動作に応動して負荷電流が急峻に増大したことに伴う電源線路のインダクタンス成分による電圧降下の大半を第1のコンデンサ131の放電によって吸収し、第1のコンデンサ131の内部抵抗によって吸収しきれない残りの電圧降下を、内部抵抗が小さな第2のコンデンサ132aによって分担吸収して、開閉制御回路180が誤動作しないようにすることができる特徴がある。
また、減圧充電回路134Aは、側路電源線103cと第2のコンデンサ132aとの間に接続された充電抵抗135bと、第2のコンデンサ132aに対して並列接続された定電圧ダイオード135aとによって構成され、第2のコンデンサ132aに対する充電電圧は、定電圧ダイオード135aの動作電圧によって制限されるようになっている。
このように、第2のコンデンサ132aに対する減圧充電回路134Aは、充電抵抗135bと定電圧ダイオード135aによって構成されているので、開閉素子181の開閉動作頻度が低い場合には、十分な時間をかけて第2のコンデンサ132aを充電すればよいので、充電抵抗135bは大きな値のものを選択し、簡単安価な減圧充電回路134Aでありながら回路部品の発熱を抑制することができる特徴がある。
また、第1のコンデンサ131は、内部抵抗が大きい問題があっても、大容量のコンデンサが得られるという特徴のある電解コンデンサであるのに対し、第2のコンデンサ132aは、第1のコンデンサ131よりも小容量で低耐圧であるが、第1のコンデンサ131よりも内部抵抗が小さいセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサが使用されている。
このように、第1のコンデンサ131は電解コンデンサとし、第2のコンデンサ132aはセラミック又はフィルムコンデンサとなっているので、大電圧、大容量を必要とする第1のコンデンサ131が小型安価であるとともに、内部抵抗が小さいセラミック又はフィルムコンデンサを減圧使用して、機能分担によって原価低減を図ることができる特徴がある。
また、第1のコンデンサ131には、第2のコンデンサ132aよりも小容量で高耐圧のセラミック又はフィルムコンデンサである第3のコンデンサ132bが並列接続されている。
このように、第1のコンデンサ131には、小容量で高耐圧のセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである第3のコンデンサ132bが並列接続されているので、側路電源線103cから発生する高周波ノイズの発生を抑制することができる特徴がある。
また、給電端子102bは、第1の電源リレーの出力接点102aを介して外部電源101に接続されるとともに、側路給電端子103bは給電端子102bとは分割されていて、第2の電源リレーの出力接点103aを介して外部電源101に接続され、第1、第2の電源リレーの出力接点102a、103aと外部電源101との間の主幹電源線107aの線路インピーダンスは、出力接点102a、103aと給電端子102b及び側路給電端子103bとの間の外部電源線107b、107cの線路インピーダンスよりも小さくなる関係に配線長と線径が定められている。
このように、マイクロプロセッサ110に給電する定電圧電源回路120に対する給電端子102bと、電気負荷106に給電する側路給電端子103bは分割設置され、給電端子102bと側路給電端子103bは分割された外部電源線107b、107cを経て外部電源101に接続されるようになっているので、電気負荷106の断続動作に伴う電源電圧101の変動が定電圧電源回路120の入力電圧に波及する影響を抑制することができるとともに、保守点検作業において側路給電端子103bへの給電を停止した状態においてもマイクロプロセッサ110を作動させることができる特徴がある。
また、給電端子102bと定電圧電源回路120との間を接続する内部電源線102cには、電解コンデンサである第1の大容量コンデンサ121と、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量の第1のバイパスコンデンサ122とが接続されるとともに、定電圧電源回路120の出力端子には電解コンデンサである第2の大容量コンデンサ123と、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量の第2のバイパスコンデンサ124とが接続され、第1のコンデンサ131から第1の大容量コンデンサ121に至る電源線路は外部電源線107b、107cを経由して接続されるか、または給電端子102bと第1の大容量コンデンサ121との間に接続されたインダクタンス素子125によって接続されている。
このように、定電圧電源回路120の入出力部には、第1、第2の大容量コンデンサ121、123とバイパスコンデンサ122、124が接続され、第1のコンデンサ131と第1の大容量コンデンサ121と間は外部電源線107b、107c又はインダクタンス素子125を介して接続されているので、電気負荷106の断続動作に伴う電源電圧の変動が定電圧電源回路120の入力電圧及び出力電圧に波及する影響を抑制することができ、安定した制御電圧を得ることができる特徴がある。
また、実施の形態1に係る電子制御装置100は、電気負荷が電磁コイル106であって、該電磁コイル106に対する開閉制御回路180は、電源平滑回路130Aと電磁コイル106の駆動端子間に直列接続された開閉素子181と逆流阻止ダイオード183を備えるとともに、昇圧回路190によって充電される高圧コンデンサ193の充電電圧を電磁コイル106に印加して急速励磁を行なう側路開閉素子182を備え、
昇圧回路190は、昇圧用開閉素子194が閉路したときに外部電源101から給電される昇圧用インダクタンス素子191と、昇圧用開閉素子194が開路したときに昇圧用インダクタンス素子191から充電ダイオード192を介して充電される高圧コンデンサ193によって構成されており、
開閉制御回路180は、マイクロプロセッサ110から指令された動作指令信号Drjに応動して、少なくとも電磁コイル106に対する急速給電と持続給電とを行ない、側路開閉素子182に流れていた電磁コイル106に対する過励磁電流が、該側路開閉素子182の遮断に伴って開閉素子181に流通移行したときに、電源線路インピーダンスによる異常降下電圧Vdが発生し、
第1及び第2のコンデンサ131、132aは、協働して異常降下電圧Vdの発生に伴うマイクロプロセッサ110及び開閉制御回路180の誤動作を防止するものである。
このように、実施の形態1に係る電子制御装置100は、誘導性負荷である電磁コイル106に対する高電圧給電によって電磁コイル106を急速励磁する開閉制御回路180を備え、急速過励磁のための側路開閉素子182の遮断に伴って開閉素子181への通電移行が行われて電源線路インピーダンスによる異常降下電圧が発生するのを第1、第2のコンデンサ131、132aによって抑制するようになっているので、外部電源101から開閉素子181に至る外部の電源線路が比較的長く、電源線路インピーダンスが増大しても急速過励磁制御を円滑に行うことができる特徴がある。
また、昇圧回路190と開閉制御回路180を介して急速過励磁制御が行なわれる電磁コイル106は、車載エンジンの燃料噴射用電磁弁を開閉駆動するものであって、開閉制御回路180は、マイクロプロセッサ110から指令された動作指令信号Drjに応動して、開閉素子181と側路開閉素子182を導通駆動するとともに、電磁コイル106に対する励磁電流が所定のピーク電流Iaに到達したことに伴って側路開閉素子182は開路され、電磁コイル106に対する励磁電流が所定の判定電流Ib以下に減衰すると開閉素子181も更に開路し、動作指令信号Drjが持続している期間においては、開閉素子181の開閉制御によって電磁コイル106の励磁電流を所定の開弁保持電流Ihに維持するようになっている。
このように、昇圧回路190と開閉制御回路180を介して急速過励磁制御が行なわれる電磁コイル106は、車載エンジンの燃料噴射用電磁弁を開閉駆動するためのものとなっているので、電磁コイル106はエンジンのクランク角センサの動作に応動して定期的に断続駆動され、第2のコンデンサ132aに対する減圧充電回路134Aによる充電電流は最大のエンジン回転速度に基づいて決定することができる特徴がある。従って、電磁コイル106はエンジンのクランク角センサの動作に応動して定期的に断続駆動され、第2のコンデンサ132aに対する減圧充電回路134Aによる充電電流は最大のエンジン回転速度に基づいて決定することができるので、充電電流を規制することによって減圧充電回路134Aの発熱を抑制することができる特徴がある。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る電子制御装置について説明する。実施の形態2については、電源平滑回路の詳細を示す図5により、図1のものとの相違点を中心にして説明する。なお、各図において同一符号は同一又は相当部分を示している。
図5において、電源平滑回路130Bは減圧充電回路134Bを備えている。減圧充電回路134Bは、側路電源線103cと第2のコンデンサ132aとの間に接続された充電用トランジスタ137と、側路電源線103cと充電用トランジスタ137のベース端子間に接続された駆動抵抗138と、充電用トランジスタ137のベース端子から定電圧電源回路120の出力端子に導通する電圧制限ダイオード139a、139bを備えている。そして、第2のコンデンサ132aに対する充電電圧は、定電圧電源回路120の出力電圧である制御電圧Vccに対して電圧制限ダイオード139a、139bの電圧降下を加算した値から、充電用トランジスタ137のベース/エミッタ間電圧を差し引いた値に制限されている。なお、充電用トランジスタ137のコレクタ回路には限流抵抗136が接続されて、過大充電電流の発生を防止するようになっている。
側路給電端子103bと電源平滑回路130Bとの間に接続されたフィルタ回路160は、側路電源線103cに直列接続されたインダクタンス素子161と、側路給電端子103bとグランド回路との間に接続された電解コンデンサである大容量コンデンサ162と、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量のバイパスコンデンサ163を備えている。但し、側路給電端子103bを廃止し、破線で図示したように短絡配線102dによって給電端子102bへ接続することも可能であり、この場合には給電端子102bと第1の大容量コンデンサ121との間にはインダクタンス素子125を接続するのが望ましい。なお、電源平滑回路130Bに代わって図1で説明した電源平滑回路130Aを使用することも可能である。
以上の説明で明らかなように、実施の形態2に係る電子制御装置100は、外部電源101から給電端子102bを介して供給された制御電源電圧Vbaを降圧し、所定の制御電圧Vccを生成してマイクロプロセッサ110に給電する定電圧電源回路120と、給電端子102b又は該給電端子102bに併設された側路給電端子103bと電気負荷106との間に接続され、マイクロプロセッサ110によって開閉制御されて電気負荷106に対して断続電流を供給する開閉素子181とを備えた電子制御装置100であって、給電端子102b又は側路給電端子103bと開閉素子181との間に接続された電源平滑回路130Bを更に備えている。
電源平滑回路130Bは、給電端子102b又は側路給電端子103bに接続された側路電源線103cとグランド回路との間に接続された第1のコンデンサ131と、側路電源線103cから減圧充電回路134Bを介して充電される第2のコンデンサ132aと、側路電源線103cの電源電圧が開閉素子181の開閉動作に応動して一時的に異常低下したときに、第2のコンデンサ132aの充電電圧を側路電源線103cに供給する逆流阻止ダイオード133とを備え、第2のコンデンサ132aは、第1のコンデンサ131よりも小容量で低耐圧であるが、第1のコンデンサ131よりも内部抵抗が小さいコンデンサが使用されている。
また、減圧充電回路134Bは、側路電源線103cと第2のコンデンサ132aとの間に接続された充電用トランジスタ137と、側路電源線103cと充電用トランジスタ137のベース端子間に接続された駆動抵抗138と、充電用トランジスタ137のベース端子から定電圧電源回路120の出力端子に導通する電圧制限ダイオード139a、139bを備え、第2のコンデンサ132aに対する充電電圧は、定電圧電源回路120の出力電圧である制御電圧Vccに対して電圧制限ダイオード139a、139bの電圧降下を加算した値から、充電用トランジスタ137のベース/エミッタ間電圧を差し引いた値に制限されている。
このように、実施の形態2に係る電子制御装置100は、第2のコンデンサ132aに対する減圧充電回路134Bにベース端子の電位が規制された充電用トランジスタ137を備えている。従って、第2のコンデンサに対する急速充電が行なえて、充電完了後には充電用トランジスタ137が開路状態になるので回路部品の発熱を抑制することができるとともに、開閉素子181の開閉動作頻度が激しい場合であっても、次回の負荷電流急増が発生する前に第2のコンデンサ132aの充電を完了しておくことができる特徴がある。
また、側路給電端子103b又は給電端子102bから電源平滑回路130Bに至る側路電源線103cには、インダクタンス素子161が直列接続され、該インダクタンス素子161と側路給電端子103b又は給電端子102bとの間には、電解コンデンサである大容量コンデンサ162と、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量のバイパスコンデンサ163とがグランド回路に対して接続されている。
このように、電源平滑回路130Bの入力側にはインダクタンス素子161とコンデンサ162、163を用いたフィルタ回路160が接続されている。従って、電気負荷106の断続駆動に応動する電源ノイズの放出を抑制することができる特徴がある。
100 電子制御装置 101 外部電源(車載バッテリ)
102a 第1の出力接点 102b 給電端子
102c 内部電源線 103a 第2の出力接点
103b 側路給電端子 103c 側路電源線
106 電気負荷(電磁コイル) 107a 主幹電源線
107b、107c 外部電源線 110 マイクロプロセッサ
120 定電圧電源回路 121 第1の大容量コンデンサ
122 第1のバイパスコンデンサ 123 第2の大容量コンデンサ
124 第2のバイパスコンデンサ 125 インダクタンス素子
130A、130B 電源平滑回路 131 第1のコンデンサ
132a 第2のコンデンサ 132b 第3のコンデンサ
133 逆流阻止ダイオード 134A、134B 減圧充電回路
135a 定電圧ダイオード 135b 充電抵抗
137 充電用トランジスタ 138 駆動抵抗
139a、139b 電圧制限ダイオード 160 フィルタ回路
161 インダクタンス素子 162 大容量コンデンサ
163 バイパスコンデンサ 180 開閉制御回路
181 開閉素子 182 側路開閉素子
183 逆流阻止ダイオード 190 昇圧回路
191 昇圧用インダクタンス素子 192 充電ダイオード
193 高圧コンデンサ 194 昇圧用開閉素子
198 電圧制御回路 Drj 動作指令信号
Ia ピーク電流 Ib 減衰判定電流
Ih 開弁保持電流 INH 昇圧禁止信号
Vba 制御電源電圧 Vbb 負荷駆動電圧
Vcc 制御電圧 Vd 異常降下電圧
Vh 昇圧電圧 Vmin 最小動作電圧

Claims (11)

  1. 外部電源から給電端子を介して供給される制御電源電圧を降圧し、所定の制御電圧を生成してマイクロプロセッサに給電する定電圧電源回路と、
    前記給電端子又は該給電端子に併設された側路給電端子と電気負荷との間に接続され、前記マイクロプロセッサによって開閉制御されて前記電気負荷に対して断続電流を供給する開閉素子と、
    前記給電端子又は側路給電端子と前記開閉素子との間に接続された電源平滑回路と、
    を具備し、
    前記電源平滑回路は、前記給電端子又は側路給電端子に接続された側路電源線とグランド回路との間に接続された第1のコンデンサと、前記側路電源線から減圧充電回路を介して充電される第2のコンデンサと、前記側路電源線の電源電圧が前記開閉素子の開閉動作に応動して一時的に異常低下したときに、前記第2のコンデンサの充電電圧を前記側路電源線に供給する逆流阻止ダイオードと、を備え、
    前記第2のコンデンサは、前記第1のコンデンサよりも小容量で低耐圧であるが、前記第1のコンデンサよりも内部抵抗が小さいコンデンサであることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記減圧充電回路を介して充電される前記第2のコンデンサの充電電圧は、前記電気負荷に給電される負荷駆動電圧未満の値であって、しかも前記定電圧電源回路が発生する制御電圧以上の値とし、前記マイクロプロセッサ及び前記開閉素子の開閉制御回路が誤動作をしない限界の前記負荷駆動電圧の最小動作電圧は、前記制御電圧未満の値であることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記減圧充電回路は、前記側路電源線と前記第2のコンデンサとの間に接続された充電抵抗と、前記第2のコンデンサに対して並列接続された定電圧ダイオードを備え、
    前記第2のコンデンサに対する充電電圧は、前記定電圧ダイオードの動作電圧によって制限されることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記減圧充電回路は、前記側路電源線と前記第2のコンデンサとの間に接続された充電用トランジスタと、前記側路電源線と前記充電用トランジスタのベース端子間に接続された駆動抵抗と、前記充電用トランジスタのベース端子から前記定電圧電源回路の出力端子に導通する電圧制限ダイオードを備え、
    前記第2のコンデンサに対する充電電圧は、前記定電圧電源回路の出力電圧である制御電圧に対して前記電圧制限ダイオードの電圧降下を加算した値から、前記充電用トランジスタのベース/エミッタ間電圧を差し引いた値に制限されることを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  5. 前記第1のコンデンサを電解コンデンサで構成し、前記第2のコンデンサを前記第1のコンデンサよりも小容量で低耐圧であるが、前記第1のコンデンサよりも内部抵抗が小さいセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサで構成したこと特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子制御装置。
  6. 前記第1のコンデンサに、前記第2のコンデンサよりも小容量で高耐圧のセラミック又はフィルムコンデンサである第3のコンデンサを並列接続したことを特徴とする請求項5に記載の電子制御装置。
  7. 前記給電端子は第1の電源リレーの出力接点を介して前記外部電源に接続されるとともに、前記側路給電端子は前記給電端子とは分割されていて、第2の電源リレーの出力接点を介して前記外部電源に接続され、
    前記第1及び第2の電源リレーの出力接点と前記外部電源との間の主幹電源線の線路インピーダンスは、前記出力接点と前記給電端子及び側路給電端子との間の外部電源線の線路インピーダンスよりも小さくなる関係に配線長と線径が定められていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電子制御装置。
  8. 前記給電端子と前記定電圧電源回路との間を接続する内部電源線には、電解コンデンサである第1の大容量コンデンサと、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量の第1のバイパスコンデンサが接続されるとともに、前記定電圧電源回路の出力端子には、電解コンデンサである第2の大容量コンデンサと、セラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量の第2のバイパスコンデンサが接続され、
    前記第1のコンデンサから前記第1の大容量コンデンサに至る電源線路は、外部電源線を経由して接続されるか、または前記給電端子と前記第1の大容量コンデンサとの間に接続されたインダクタンス素子によって接続されることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子制御装置。
  9. 前記側路給電端子又は給電端子から前記電源平滑回路に至る側路電源線にインダクタンス素子を直列接続し、該インダクタンス素子と前記側路給電端子又は給電端子との間に、電解コンデンサである大容量コンデンサとセラミックコンデンサ又はフィルムコンデンサである小容量のバイパスコンデンサとをグランド回路に対して接続することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子制御装置。
  10. 前記電気負荷は電磁コイルであって、該電磁コイルに対する開閉制御回路は、前記電源平滑回路と前記電磁コイルの駆動端子間に直列接続された前記開閉素子と逆流阻止ダイオードを備えるとともに、昇圧回路によって充電される高圧コンデンサの充電電圧を前記電磁コイルに印加して急速励磁を行なう側路開閉素子を備え、
    前記昇圧回路は、昇圧用開閉素子が閉路したときに前記外部電源から給電される昇圧用インダクタンス素子と、前記昇圧用開閉素子が開路したときに前記昇圧用インダクタンス素子から充電ダイオードを介して充電される前記高圧コンデンサを備え、
    前記開閉制御回路は、前記マイクロプロセッサからの動作指令信号に応動して、少なくとも前記電磁コイルに対する急速給電と持続給電とを行ない、前記側路開閉素子に流れていた前記電磁コイルに対する過励磁電流が、該側路開閉素子の遮断に伴って前記開閉素子に流通移行したときに、電源線路インピーダンスによる異常降下電圧が発生し、前記第1及び第2コンデンサは協働して前記異常降下電圧の発生に伴う前記マイクロプロセッサ及び開閉制御回路の誤動作を防止するものであることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電子制御装置。
  11. 前記昇圧回路と前記開閉制御回路を介して急速過励磁制御が行なわれる前記電磁コイルは、車載エンジンの燃料噴射用電磁弁を開閉駆動するものであって、
    前記開閉制御回路は、前記マイクロプロセッサからの動作指令信号に応動して、前記開閉素子と前記側路開閉素子を導通駆動するとともに、前記電磁コイルに対する励磁電流が所定のピーク電流に到達したことに伴って前記側路開閉素子は開路され、前記電磁コイルに対する励磁電流が所定の判定電流以下に減衰すると前記開閉素子も開路し、前記動作指令信号が持続している期間においては、前記開閉素子の開閉制御によって前記電磁コイルの励磁電流を所定の開弁保持電流に維持することを特徴とする請求項10に記載の電子制御装置。
JP2010255803A 2010-11-16 2010-11-16 電子制御装置 Expired - Fee Related JP5289417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010255803A JP5289417B2 (ja) 2010-11-16 2010-11-16 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010255803A JP5289417B2 (ja) 2010-11-16 2010-11-16 電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012110096A JP2012110096A (ja) 2012-06-07
JP5289417B2 true JP5289417B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=46495088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010255803A Expired - Fee Related JP5289417B2 (ja) 2010-11-16 2010-11-16 電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5289417B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7078347B2 (ja) * 2016-04-01 2022-05-31 株式会社ジェイテクト センサ装置
JP7316030B2 (ja) * 2018-08-29 2023-07-27 株式会社デンソー 噴射制御装置
JP7209797B1 (ja) 2021-10-28 2023-01-20 三菱電機株式会社 電子制御装置及び電源入力回路

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638368A (ja) * 1992-07-17 1994-02-10 Jidosha Kiki Co Ltd 車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路
JPH0816264A (ja) * 1994-06-27 1996-01-19 Sanken Electric Co Ltd 直流電源装置
JPH08317551A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Fujitsu Ltd 突入電流防止回路
JP3481229B2 (ja) * 2002-02-22 2003-12-22 三菱電機株式会社 電源回路
JP3810372B2 (ja) * 2003-01-28 2006-08-16 三菱電機株式会社 燃料噴射弁の制御装置
JP2006320130A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Advics:Kk 車載電子制御装置用電源回路
JP2007244090A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンデンサ収容箱
JP4262261B2 (ja) * 2006-05-16 2009-05-13 日本電信電話株式会社 電流分配装置
JP4504341B2 (ja) * 2006-10-16 2010-07-14 日本電信電話株式会社 電流分配装置
JP2009261087A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電流分配装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012110096A (ja) 2012-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7784445B2 (en) Control unit for internal combustion engine
JP6104302B2 (ja) 車載エンジン制御装置
US8081498B2 (en) Internal combustion engine controller
US9926880B2 (en) In-vehicle engine control apparatus
JP4960476B2 (ja) 車載エンジン制御装置
JP5198496B2 (ja) 内燃機関のエンジンコントロールユニット
JP2008075516A (ja) 電磁弁駆動装置
US9476330B2 (en) Electro-magnetic valve driver
US20050265087A1 (en) Power supply boost control device and method for identifying and judging fault location in power supply boost control device
JP2004232493A (ja) 燃料噴射弁の制御装置
US20150112578A1 (en) Vehicular power-supply circuit
JP5289417B2 (ja) 電子制御装置
US20060086333A1 (en) Engine control method and system having a voltage increasing circuit
JP6232133B2 (ja) 電子制御装置
WO2016167185A1 (ja) 車載制御装置
JP4156465B2 (ja) 燃料噴射弁制御装置
JP2009142089A (ja) 車両用電源装置
JP5035037B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP5561610B2 (ja) 昇圧装置
JP4442258B2 (ja) 電磁式アクチュエータ駆動装置
JP6775630B1 (ja) 車載エンジン制御装置
JPS62294747A (ja) 内燃機関の制御装置
CN107061034B (zh) 用于喷射器的驱动及控制模块及其操作方法
JP6488770B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP7247906B2 (ja) 昇圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5289417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees