JPH0638368A - 車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路 - Google Patents
車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路Info
- Publication number
- JPH0638368A JPH0638368A JP4190654A JP19065492A JPH0638368A JP H0638368 A JPH0638368 A JP H0638368A JP 4190654 A JP4190654 A JP 4190654A JP 19065492 A JP19065492 A JP 19065492A JP H0638368 A JPH0638368 A JP H0638368A
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- Japan
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- power supply
- noise
- drive element
- terminal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車載電気回路における駆動素子の過電流による
破壊を防止しながら、しかも電源電圧に乗る駆動素子の
内部昇圧回路の動作によるノイズを効果的に低減する。 【構成】スマートMOS形FET1の出力端子1bと負
荷2とを接続する電気配線3に、ノイズカット用コンデ
ンサ4の一側端子が接続され、他側端子は接地されてい
る。また、スマートMOS形FET1の接地端子1dと
大地との間に素子保護用抵抗5が設けられている。更
に、スマートMOS形FET1の電源端子1cと電源
(不図示)との間を接続する配線6に、電源電圧変動ノ
イズカット用コンデンサ7の一端が接続されると共に、
他端が接地されている。
破壊を防止しながら、しかも電源電圧に乗る駆動素子の
内部昇圧回路の動作によるノイズを効果的に低減する。 【構成】スマートMOS形FET1の出力端子1bと負
荷2とを接続する電気配線3に、ノイズカット用コンデ
ンサ4の一側端子が接続され、他側端子は接地されてい
る。また、スマートMOS形FET1の接地端子1dと
大地との間に素子保護用抵抗5が設けられている。更
に、スマートMOS形FET1の電源端子1cと電源
(不図示)との間を接続する配線6に、電源電圧変動ノ
イズカット用コンデンサ7の一端が接続されると共に、
他端が接地されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に搭載
される電気回路において用いられている駆動素子から発
生されるノイズを低減するための車載電気回路における
駆動素子のノイズ低減回路に関し、特に駆動素子内に立
上り時の電圧の昇圧を早くする内部昇圧回路を有する駆
動素子のノイズ低減回路に関するものである。
される電気回路において用いられている駆動素子から発
生されるノイズを低減するための車載電気回路における
駆動素子のノイズ低減回路に関し、特に駆動素子内に立
上り時の電圧の昇圧を早くする内部昇圧回路を有する駆
動素子のノイズ低減回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年自動車においては、各種の装置をマ
イクロコンピュータによって制御することが行われてお
り、そのために自動車には、それらの装置を制御するた
めの各種の電気回路が搭載されている。
イクロコンピュータによって制御することが行われてお
り、そのために自動車には、それらの装置を制御するた
めの各種の電気回路が搭載されている。
【0003】例えば自動車には、制動時に車輪がスキッ
ド傾向となったことを検出したとき、その車輪のブレー
キ力を弱めてスキッド傾向を解消し、その後再びブレー
キ力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させる
と共に、制動距離ができるだけ短くなるようにブレーキ
制御を行う、アンチスキッドブレーキ制御システムが搭
載されている。このアンチスキッドブレーキ制御システ
ムには、ブレーキ作動流体によるブレーキ圧を調整する
ためにモジュレータが配設されており、またこのモジュ
レータを制御するための電気回路が自動車に搭載されて
いる。更にこの電気回路にはモジュレータを駆動するた
めの駆動素子が用いられており、この駆動素子は、例え
ばスマートMOS形FET等の素子から形成されてい
る。
ド傾向となったことを検出したとき、その車輪のブレー
キ力を弱めてスキッド傾向を解消し、その後再びブレー
キ力を大きくすることにより、車両の操縦を安定させる
と共に、制動距離ができるだけ短くなるようにブレーキ
制御を行う、アンチスキッドブレーキ制御システムが搭
載されている。このアンチスキッドブレーキ制御システ
ムには、ブレーキ作動流体によるブレーキ圧を調整する
ためにモジュレータが配設されており、またこのモジュ
レータを制御するための電気回路が自動車に搭載されて
いる。更にこの電気回路にはモジュレータを駆動するた
めの駆動素子が用いられており、この駆動素子は、例え
ばスマートMOS形FET等の素子から形成されてい
る。
【0004】ところで、このようなスマートMOS形F
ET等の素子においては、内部に立上り時の電圧の昇圧
を速くする内部昇圧回路を有している場合が多いが、こ
の内部昇圧回路の動作時に素子から高周波ノイズが発生
する場合がある。この高周波ノイズは例えば車載ラジオ
等の他の外部装置に影響を与えるようになり、その結
果、外部装置は正確に動作することができなくなる場合
が生じる。そこで、このようなノイズを低減するための
ノイズ低減回路が従来から電気回路に設けられている。
ET等の素子においては、内部に立上り時の電圧の昇圧
を速くする内部昇圧回路を有している場合が多いが、こ
の内部昇圧回路の動作時に素子から高周波ノイズが発生
する場合がある。この高周波ノイズは例えば車載ラジオ
等の他の外部装置に影響を与えるようになり、その結
果、外部装置は正確に動作することができなくなる場合
が生じる。そこで、このようなノイズを低減するための
ノイズ低減回路が従来から電気回路に設けられている。
【0005】従来の一般的なノイズ低減回路として、例
えば図5に示すようなノイズ低減回路がある。図5に示
すように、このノイズ低減回路は、スマートMOS形F
ET1の出力端子1bと負荷2とを接続する電気配線3
に、ノイズカット用コンデンサ4の一側端子を接続する
と共に、ノイズカット用コンデンサ4の他側端子を接地
した構成となっている。なお図中、1aは入力端子、1
cは電源端子、および1dは接地端子である。
えば図5に示すようなノイズ低減回路がある。図5に示
すように、このノイズ低減回路は、スマートMOS形F
ET1の出力端子1bと負荷2とを接続する電気配線3
に、ノイズカット用コンデンサ4の一側端子を接続する
と共に、ノイズカット用コンデンサ4の他側端子を接地
した構成となっている。なお図中、1aは入力端子、1
cは電源端子、および1dは接地端子である。
【0006】このノイズ低減回路によれば、スマートM
OS形FET1の動作時に発生するノイズはノイズカッ
ト用コンデンサ4により吸収されるようになるので、ノ
イズが他の外部装置に及ぼす影響は効果的に抑制され
る。
OS形FET1の動作時に発生するノイズはノイズカッ
ト用コンデンサ4により吸収されるようになるので、ノ
イズが他の外部装置に及ぼす影響は効果的に抑制され
る。
【0007】しかしながら、このようなノイズ低減回路
において、例えば電源充電時等に電源電圧Vddにサージ
電圧が発生すると、このサージ電圧によりスマートMO
S形FET1に過電流が流れてしまうことがある。この
過電流によりスマートMOS形FET1が破壊してしま
うおそれがあり、そのために従来は、図6に示すように
スマートMOS形FET1の接地端子1dと大地との間
に素子保護用抵抗5を設けている。この素子保護用抵抗
5により、スマートMOS形FET1を流れるサージ電
圧による電流が小さくなり、したがってスマートMOS
形FET1の破壊を防止することができる。
において、例えば電源充電時等に電源電圧Vddにサージ
電圧が発生すると、このサージ電圧によりスマートMO
S形FET1に過電流が流れてしまうことがある。この
過電流によりスマートMOS形FET1が破壊してしま
うおそれがあり、そのために従来は、図6に示すように
スマートMOS形FET1の接地端子1dと大地との間
に素子保護用抵抗5を設けている。この素子保護用抵抗
5により、スマートMOS形FET1を流れるサージ電
圧による電流が小さくなり、したがってスマートMOS
形FET1の破壊を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな素子保護用抵抗を追加したことにより、内部昇圧回
路の動作による高周波ノイズが電源電圧Vddに乗じるよ
うになる。すなわち、スマートMOS形FET1は、そ
の内部にある内部昇圧回路(不図示)の作動時に、例え
ば内部昇圧回路の昇圧動作時に高速のスイッチングによ
るノイズが電源電圧Vddに乗ってしまい、電源電圧Vdd
に接続された他の外部装置に影響を及ぼしてしまう。実
際に試験をした結果、図7に示すようにこのノイズの最
大振幅は約100mvときわめて大きなもとのとなってい
る。
うな素子保護用抵抗を追加したことにより、内部昇圧回
路の動作による高周波ノイズが電源電圧Vddに乗じるよ
うになる。すなわち、スマートMOS形FET1は、そ
の内部にある内部昇圧回路(不図示)の作動時に、例え
ば内部昇圧回路の昇圧動作時に高速のスイッチングによ
るノイズが電源電圧Vddに乗ってしまい、電源電圧Vdd
に接続された他の外部装置に影響を及ぼしてしまう。実
際に試験をした結果、図7に示すようにこのノイズの最
大振幅は約100mvときわめて大きなもとのとなってい
る。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、車載電気回路における駆
動素子の過電流による破壊を防止しながら、しかも電源
電圧の変動による駆動素子のノイズを効果的に低減する
ことのできる車載電気回路における駆動素子のノイズ低
減回路を提供することである。
たものであって、その目的は、車載電気回路における駆
動素子の過電流による破壊を防止しながら、しかも電源
電圧の変動による駆動素子のノイズを効果的に低減する
ことのできる車載電気回路における駆動素子のノイズ低
減回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、車両搭載された電気回路に用
いられ、内部に立上り時の電圧の昇圧を速くする内部昇
圧回路を有する駆動素子と、前記駆動素子の出力端子に
接続されたノイズカット用コンデンサと、前記駆動素子
の電源端子に接続された電源と、前記駆動素子の接地端
子に接続された素子保護用抵抗と、一端側が前記駆動素
子の電源端子と前記電源とを接続する配線に接続され、
他端側が接地された電源変動ノイズカット用コンデンサ
とからなることを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、車両搭載された電気回路に用
いられ、内部に立上り時の電圧の昇圧を速くする内部昇
圧回路を有する駆動素子と、前記駆動素子の出力端子に
接続されたノイズカット用コンデンサと、前記駆動素子
の電源端子に接続された電源と、前記駆動素子の接地端
子に接続された素子保護用抵抗と、一端側が前記駆動素
子の電源端子と前記電源とを接続する配線に接続され、
他端側が接地された電源変動ノイズカット用コンデンサ
とからなることを特徴としている。
【0011】また請求項2の発明は、車両搭載された電
気回路に用いられ、内部に立上り時の電圧の昇圧を速く
する内部昇圧回路を有する駆動素子と、前記駆動素子の
出力端子に接続されたノイズカット用コンデンサと、前
記駆動素子の電源端子に接続された電源と、前記駆動素
子の接地端子に接続された素子保護用抵抗と、一端側が
前記駆動素子の電源端子と前記電源とを接続する配線に
接続され、他端側が前記駆動素子の接地端子と前記素子
保護用抵抗とを接続する配線に接続された電源変動ノイ
ズカット用コンデンサとからなることを特徴としてい
る。
気回路に用いられ、内部に立上り時の電圧の昇圧を速く
する内部昇圧回路を有する駆動素子と、前記駆動素子の
出力端子に接続されたノイズカット用コンデンサと、前
記駆動素子の電源端子に接続された電源と、前記駆動素
子の接地端子に接続された素子保護用抵抗と、一端側が
前記駆動素子の電源端子と前記電源とを接続する配線に
接続され、他端側が前記駆動素子の接地端子と前記素子
保護用抵抗とを接続する配線に接続された電源変動ノイ
ズカット用コンデンサとからなることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】このように構成された請求項1の発明にかかる
車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路におい
ては、駆動素子の内部昇圧回路が作動しているときに、
内部昇圧回路の動作によるノイズが電源電圧に乗って
も、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コンデン
サにより吸収されるようになる。したがって、ノイズの
他の外部装置に及ぼす影響を効果的に抑制できる。ま
た、素子保護用抵抗を設けているので、車載電気回路に
用いられている駆動素子へ過電流が流れるのを阻止でき
る。したがって、駆動素子の破壊が確実に防止される。
車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路におい
ては、駆動素子の内部昇圧回路が作動しているときに、
内部昇圧回路の動作によるノイズが電源電圧に乗って
も、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コンデン
サにより吸収されるようになる。したがって、ノイズの
他の外部装置に及ぼす影響を効果的に抑制できる。ま
た、素子保護用抵抗を設けているので、車載電気回路に
用いられている駆動素子へ過電流が流れるのを阻止でき
る。したがって、駆動素子の破壊が確実に防止される。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、電
源電圧変動ノイズカット用コンデンサが駆動素子の電源
端子と接地端子との間に設けられるようになるので、素
子保護用抵抗の影響を受けることなく、電源電圧に乗っ
た内部昇圧回路の動作によるノイズを更に一層効果的に
低減することができる。他の作用は請求項1の発明と同
様である。
源電圧変動ノイズカット用コンデンサが駆動素子の電源
端子と接地端子との間に設けられるようになるので、素
子保護用抵抗の影響を受けることなく、電源電圧に乗っ
た内部昇圧回路の動作によるノイズを更に一層効果的に
低減することができる。他の作用は請求項1の発明と同
様である。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明に係る車載電気回路における
駆動素子のノイズ低減回路の一実施例を示す電気回路図
である。なお、前述の従来のノイズ低減回路と同じ構成
要素には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明
は省略する。
説明する。図1は、本発明に係る車載電気回路における
駆動素子のノイズ低減回路の一実施例を示す電気回路図
である。なお、前述の従来のノイズ低減回路と同じ構成
要素には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明
は省略する。
【0015】図1に示すように、この実施例において
は、スマートMOS形FET1の電源端子1cと電源
(不図示)との間を接続する配線6に、電源電圧変動ノ
イズカット用コンデンサ7の一端を接続すると共に、他
端を接地している。
は、スマートMOS形FET1の電源端子1cと電源
(不図示)との間を接続する配線6に、電源電圧変動ノ
イズカット用コンデンサ7の一端を接続すると共に、他
端を接地している。
【0016】このように構成された本実施例のノイズ低
減回路においては、スマートMOS形FET1の内部昇
圧回路の動作によるノイズが電源電圧Vddに乗るように
なるが、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コン
デンサ7により吸収されるようになる。また、内部昇圧
回路の動作によるノイズは、出力端子1bより負荷2に
流れるが、そのノイズはノイズカット用コンデンサ4に
よって吸収され、ノイズが他の外部装置に及ぼす影響が
低減する。
減回路においては、スマートMOS形FET1の内部昇
圧回路の動作によるノイズが電源電圧Vddに乗るように
なるが、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コン
デンサ7により吸収されるようになる。また、内部昇圧
回路の動作によるノイズは、出力端子1bより負荷2に
流れるが、そのノイズはノイズカット用コンデンサ4に
よって吸収され、ノイズが他の外部装置に及ぼす影響が
低減する。
【0017】実際に、この実施例のノイズ低減回路を試
験した結果、図2に示すような結果が得られた。図2に
示すようにノイズの最大振幅が約15mvであり、従来の
ノイズ低減回路におけるノイズの最大振幅の約15%に
低減している。これにより、本実施例のノイズ低減回路
によれば、ノイズが低減することがわかる。
験した結果、図2に示すような結果が得られた。図2に
示すようにノイズの最大振幅が約15mvであり、従来の
ノイズ低減回路におけるノイズの最大振幅の約15%に
低減している。これにより、本実施例のノイズ低減回路
によれば、ノイズが低減することがわかる。
【0018】図3は、本発明の他の実施例を示す、図1
と同様の電気回路図である。なお、前述の従来のノイズ
低減回路と同じ構成要素には、同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
と同様の電気回路図である。なお、前述の従来のノイズ
低減回路と同じ構成要素には、同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
【0019】前述の実施例では、電源電圧変動ノイズカ
ット用コンデンサ7を、スマートMOS形FET1の電
源端子1c側と大地との間に設けているが、本実施例に
おいては、図3に示すようにスマートMOS形FET1
の電源端子1cと電源との間を接続する配線6に、電源
電圧変動ノイズカット用コンデンサ7の一端を接続する
と共に、他端をスマートMOS形FET1の接地端子1
dと素子保護用抵抗5とを接続する配線8に接続されて
いる。
ット用コンデンサ7を、スマートMOS形FET1の電
源端子1c側と大地との間に設けているが、本実施例に
おいては、図3に示すようにスマートMOS形FET1
の電源端子1cと電源との間を接続する配線6に、電源
電圧変動ノイズカット用コンデンサ7の一端を接続する
と共に、他端をスマートMOS形FET1の接地端子1
dと素子保護用抵抗5とを接続する配線8に接続されて
いる。
【0020】このように構成された本実施例のノイズ低
減回路においては、スマートMOS形FET1の内部昇
圧回路の動作によるノイズが電源電圧Vddに乗るように
なるが、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コン
デンサ7により吸収されるようになる。その場合、電源
電圧変動ノイズカット用コンデンサ7がスマートMOS
形FET1の電源端子1cと接地端子1dとの間に設け
られるので、素子保護用抵抗5の影響を受けない。した
がって、電源電圧Vddに乗ったノイズは更に一層抑制さ
れる。また、内部昇圧回路の動作によるノイズは出力端
子1bより負荷に流れるが、そのノイズはノイズカット
用コンデンサ4によって吸収される。
減回路においては、スマートMOS形FET1の内部昇
圧回路の動作によるノイズが電源電圧Vddに乗るように
なるが、そのノイズは電源電圧変動ノイズカット用コン
デンサ7により吸収されるようになる。その場合、電源
電圧変動ノイズカット用コンデンサ7がスマートMOS
形FET1の電源端子1cと接地端子1dとの間に設け
られるので、素子保護用抵抗5の影響を受けない。した
がって、電源電圧Vddに乗ったノイズは更に一層抑制さ
れる。また、内部昇圧回路の動作によるノイズは出力端
子1bより負荷に流れるが、そのノイズはノイズカット
用コンデンサ4によって吸収される。
【0021】実際に、この実施例のノイズ低減回路を試
験した結果、図4に示すような結果が得られた。図4に
示すように、ノイズの最大振幅が約5.3mvであり、従
来のノイズ低減回路におけるノイズの最大振幅の約5.
3%に低減している。このように本実施例のノイズ低減
回路によれば、ノイズが更に一層効果的に低減すること
がわかる。
験した結果、図4に示すような結果が得られた。図4に
示すように、ノイズの最大振幅が約5.3mvであり、従
来のノイズ低減回路におけるノイズの最大振幅の約5.
3%に低減している。このように本実施例のノイズ低減
回路によれば、ノイズが更に一層効果的に低減すること
がわかる。
【0022】なお、本発明は、アンチスキッドブレーキ
制御システムにおけるモジュレータを駆動するための駆
動素子以外に、自動車に搭載した電気回路に用いられて
いる駆動素子全般に適用できる。
制御システムにおけるモジュレータを駆動するための駆
動素子以外に、自動車に搭載した電気回路に用いられて
いる駆動素子全般に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路によ
れば、素子保護用抵抗を設けているので、車載電気回路
に用いられている駆動素子へ過電流が流れるのを阻止で
きるようになる。したがって、駆動素子が破壊するのを
確実に防止できる。また、電源変動ノイズカット用コン
デンサを設けているので、電源電圧に乗る駆動素子の内
部昇圧回路の動作によるノイズを効果的に低減すること
ができるようになる。
の車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路によ
れば、素子保護用抵抗を設けているので、車載電気回路
に用いられている駆動素子へ過電流が流れるのを阻止で
きるようになる。したがって、駆動素子が破壊するのを
確実に防止できる。また、電源変動ノイズカット用コン
デンサを設けているので、電源電圧に乗る駆動素子の内
部昇圧回路の動作によるノイズを効果的に低減すること
ができるようになる。
【図1】 本発明にかかる車載電気回路における駆動素
子のノイズ低減回路の一実施例を概略的に示す電気回路
図である。
子のノイズ低減回路の一実施例を概略的に示す電気回路
図である。
【図2】 図1に示す実施例の試験結果を示す図であ
る。
る。
【図3】 本発明の他の実施例を示す、図1と同様の電
気回路図である。
気回路図である。
【図4】 図3に示す実施例の試験結果を示す図であ
る。
る。
【図5】 従来のノイズ低減回路を示す図である。
【図6】 素子への過電流を防止した従来のノイズ低減
回路を示す図である。
回路を示す図である。
【図7】 図6に示す実施例の試験結果を示す図であ
る。
る。
1…スマートMOS形FET、2…負荷、3…配線、4
…ノイズカット用コンデンサ、5…素子保護用抵抗、6
…配線、7…電源変動ノイズカット用コンデンサ、8…
配線
…ノイズカット用コンデンサ、5…素子保護用抵抗、6
…配線、7…電源変動ノイズカット用コンデンサ、8…
配線
Claims (2)
- 【請求項1】 車両搭載された電気回路に用いられ、内
部に立上り時の電圧の昇圧を速くする内部昇圧回路を有
する駆動素子と、前記駆動素子の出力端子に接続された
ノイズカット用コンデンサと、前記駆動素子の電源端子
に接続された電源と、前記駆動素子の接地端子に接続さ
れた素子保護用抵抗と、一端側が前記駆動素子の電源端
子と前記電源とを接続する配線に接続され、他端側が接
地された電源変動ノイズカット用コンデンサとからなる
ことを特徴とする車載電気回路におけるノイズ低減回
路。 - 【請求項2】 車両搭載された電気回路に用いられ、内
部に立上り時の電圧の昇圧を速くする内部昇圧回路を有
する駆動素子と、前記駆動素子の出力端子に接続された
ノイズカット用コンデンサと、前記駆動素子の電源端子
に接続された電源と、前記駆動素子の接地端子に接続さ
れた素子保護用抵抗と、一端側が前記駆動素子の電源端
子と前記電源とを接続する配線に接続され、他端側が前
記駆動素子の接地端子と前記素子保護用抵抗とを接続す
る配線に接続された電源変動ノイズカット用コンデンサ
とからなることを特徴とする車載電気回路におけるノイ
ズ低減回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190654A JPH0638368A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190654A JPH0638368A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638368A true JPH0638368A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16261688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4190654A Pending JPH0638368A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車載電気回路における駆動素子のノイズ低減回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638368A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1306680A1 (de) * | 2001-10-24 | 2003-05-02 | Delphi Technologies, Inc. | Schaltungsanordnung zur Laststromüberwachung |
US7459965B2 (en) * | 2004-04-07 | 2008-12-02 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit |
WO2012018044A1 (ja) | 2010-08-05 | 2012-02-09 | 矢崎総業株式会社 | 負荷制御装置 |
JP2012039293A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Yazaki Corp | 負荷制御装置 |
JP2012110096A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電子制御装置 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4190654A patent/JPH0638368A/ja active Pending
Cited By (7)
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