JP5288599B2 - シャッターカーテンの巻取装置、及び、それを備えるシャッター装置 - Google Patents

シャッターカーテンの巻取装置、及び、それを備えるシャッター装置 Download PDF

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Description

本発明は、建物開口部に設置され、手動操作によって昇降するシャッターカーテンを備えるシャッターに関するものであり、より詳しくは、シャッターカーテンの巻取装置の構造に関する。
従来、手動操作によって昇降するシャッターカーテンを巻取るための巻取装置において、収容ケースに固定される支持シャフトにて巻取シャフトを軸支し、この巻取シャフトにてシャッターカーテンを巻取る構成が知られている。また、支持シャフトと巻取シャフトの間に、巻上方向に巻取シャフトを付勢するコイルスプリングを介装する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の構成では、例えば、図11、及び、図12に示すような構成となっている。
収容ケース95内に設置される巻取シャフト90には、シャッターカーテン91の一端が固定され、巻取シャフト90を回転させることで、シャッターカーテン91が巻取シャフト90に巻上げられる、又は、巻取シャフト90から巻下げられるようになっている。また、シャッターカーテン91は、複数のスラット93a・93bを有して構成されている。また、シャッターカーテン91の最下部を構成する位置には、幅木94が設けられる。
また、図11及び図12に示すごとく、巻取シャフト90には、シャッターカーテン91を巻上げる方向に巻取シャフト90を回転させるスプリングトルクT1(図12参照)が、コイルスプリング92によって付与されるようになっている。また、巻取シャフト90には、シャッターカーテン91を巻下げる方向に巻取シャフト90を回転させるスラットトルクT2(図12参照)が、シャッターカーテン91の巻き下げられている部位の自重Gによって付与されるようになっている。なお、本明細書中において、シャッター(シャッターカーテン)の巻下げとは、シャッターの閉操作がなされる際の動作をいい、シャッター(シャッターカーテン)の巻上げとは、シャッターの開操作がなされる際の動作をいう。
また、図12に示すごとく、スプリングトルクT1とスラットトルクT2は、互いに向きが逆であり、両者の大きさが釣合った状態で、シャッターカーテン91が静止されるようになっている。また、幅木94を押し上げる方向の操作力Fが付与されると、この操作力Fがシャッターカーテン91を通じて巻取シャフト90を巻上方向に回転させるように作用し、これにより、巻取シャフト90によるシャッターカーテン91の巻上げが進行するようになっている。
特許第2599516号明細書
上述した従来の構成において、図12に示すごとく、巻取シャフト90に巻かれたシャッターカーテン91の巻径Rは、シャッターカーテン91の巻上量に応じて変化することになる。また、シャッターカーテン91を構成するスラット93a・93bは、金属、若しくは、樹脂にて構成され、その形状を保ったまま巻取られるため、巻径Rは段階的に変化することになる。このため、シャッターカーテン91の巻き下げられている部位の自重Gにより付与されるスラットトルクT2は、図13に示すように段階的に変化することになる。一方で、スプリングトルクT1は、シャッターカーテン91の巻径R(図12)、つまりは、シャッターカーテン91の巻上量(巻下量)に応じて、略線形に変化することになる。なお、図13において、縦軸はトルクの大きさ、横軸はシャッターカーテンの閉鎖度合である。
そして、図13に示すように、スラットトルクT2が段階的に変化することになると、図12に示す幅木94を押し上げる際において、スプリングトルクT1とスラットトルクT2の大きさの大小の逆転が起きるために、幅木94の押し上げに必要な力も一定にならないため、押し上げる速度を一定に保つことが困難となり、結果として巻取シャフト90の回転速度を一定に保つのが困難なものとなる。そして、巻取シャフト90の回転速度が速くなったタイミングで、スラット93aがスラット93bに衝突すると、大きな衝撃が発生し、これに伴って大きな衝突音が発生してしまうことになる。このような衝突音は、不快な騒音となってしまうのである。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、手動にて昇降操作されるシャッターカーテンの巻取装置について、巻上時におけるスラット同士の衝突による大きな衝突音の発生を防止し、静かな巻上操作を実施できるための新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、巻取シャフトを一側回転方向に回転させる第一のトルクを付与するための第一の弾性部材と、前記巻取シャフトを一側回転方向に回転させる第二のトルクを付与するための第二の弾性部材とを備え、前記第一のトルクと前記第二のトルクが個別に調整可能に構成され、前記第一のトルクと第二のトルクの合計トルクは、昇降操作の際に、シャッターカーテンの自重により前記巻取シャフトに付与される第三のトルクと略同一、若しくは、前記第三のトルクよりも大きくなるように調整される、シャッターカーテンの巻取装置とする。
また、請求項に記載のごとく、前記第二のトルクは、前記第一のトルクよりも小さい構成とするものである。
また、請求項に記載のごとく、前記第二の弾性部材は、前記巻取シャフトの端部に固定されるケーシングに設けられ、一端が固定軸に係合され、他端が前記ケーシングに固定されるゼンマイスプリングであって、前記ケーシングを回転させることで前記第二のトルクを調整可能とするものである。
また、請求項に記載のごとく、前記巻取シャフトを回転させるためのトルクが付与された際に、前記巻取シャフトの回転を妨げるための抵抗を付与するための抵抗付与機構を更に備える構成とするものである。
また、請求項に記載のごとく、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の巻取装置を備えるシャッター装置とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、適宜、巻取シャフトに付与される第一のトルクと第二のトルクを調整することができる。また、前記第一のトルクと第二のトルクの合計トルクは、シャッターカーテンの自重により前記巻取シャフトに付与される第三のトルクと略同一、若しくは、前記第三のトルクよりも大きくなるように調整されるため、変動する負荷に伴う不快感の発生を防止することができ、良好な操作感を実現することができる。
また、請求項に記載の発明においては、第二のトルクを調整することで、合計トルクを微調整することが可能となり、第一のトルクと第二のトルクの調整を使い分けることで、合計トルクの最適な設計を実現することができる。
また、請求項に記載の発明においては、第二のトルクの調整を容易に行なうことができる。特に、微調整の際には、その調整の回数が多くなるため、調整の容易性を向上することは重要となるものであり、本発明によれば、調整作業の時間短縮を図ることが可能となる。
また、請求項に記載の発明においては、シャッターカーテンを巻上げる際には、抵抗付与機構に起因する適度な負荷が操作する人の手にかけられることになり、急激なシャッターカーテンの巻上げが妨げられ、安定した巻上速度にてシャッターカーテンを巻上げることが可能となる。そして、安定した巻上速度となることで、巻取シャフトに巻き取られる際において、シャッターカーテンのスラット同士の急激な衝突に起因する、大きな衝突音の発生を防止することができ、静かな巻上操作を実施できる。
また、請求項に記載の発明においては、良好な操作感や、静かな巻上操作を実現できるシャッター装置とすることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるシャッター装置1について説明する図である。
シャッター装置1の上部には、収容ケース2が配置されており、この収容ケース2内の巻取シャフト7にシャッターカーテン8が巻取られる構成としている。また、シャッターカーテン8は、幅木8aに手を添えて昇降操作することによって、シャッターカーテン8を巻下げ・巻上げできるようになっている。また、シャッターカーテン8は、長尺の複数のスラット8b・8bを上下方向に連結することで構成される。また、このスラット8b・8bは、金属や樹脂などにて構成され、各スラット8b・8bの断面形状を略保ったまま巻取シャフト7に巻き取られる。
図2は、収容ケース2内の巻取シャフト7の構造について説明する図である。この図2の説明において、紙面右側を右とし、紙面左側を左とする。
収容ケース2の左端部に配置されるブラケット21Lの縦壁部には、支持シャフト9Lが右方向へ突出するように固定される。また、支持シャフト9Lは、巻取シャフト7の左端部側から巻取シャフト7内に挿入される。また、この支持シャフト9Lには、筒状のシャフト端部キャップ10Lが回転自在に設けられる。シャフト端部キャップ10Lには、巻取シャフト7の左端部が固定される。
また、図2に示すごとく、収容ケース2の右端部に配置されるブラケット21Rの縦壁部には、支持シャフト9Rが左方向へ突出するように固定される。また、支持シャフト9Rは、巻取シャフト7の右端部側から巻取シャフト7内に挿入される。また、この支持シャフト9Rには、ドラム10M・10Rが回転自在に設けられる。ドラム10Mには、巻取シャフト7の中途部が固定され、ドラム10Rには、巻取シャフト7の右端部が固定される。
以上の構成により、図2に示すごとく、巻取シャフト7は、シャフト端部キャップ10Lを介して支持シャフト9Lに対し回転自在に支持されるとともに、ドラム10M・10Rを介して支持シャフト9Rに対し回転自在に支持される。
また、図2に示すごとく、巻取シャフト7の内部におけるドラム10M・10Rの間には、支持シャフト9Rの周囲を囲むようにして、支持シャフト9Rの軸方向に、第一の弾性部材としてのコイルスプリング3が設けられる。このコイルスプリング3の右端部は、支持シャフト9Rに固定される一方、コイルスプリング3の左端部は、ドラム10Mに固定される。また、コイルスプリング3の巻方向は、シャッターカーテン8を巻上げる方向のトルク(以下、「スプリングトルク」とする)を巻取シャフト7に付与する方向としている。また、このスプリングトルクとは、シャッターカーテン8を巻上げる方向に巻取シャフト7を回転させるために、コイルスプリング3により巻取シャフト7に付与されるトルクである。また、コイルスプリング3は、スプリングトルクを発生させるための第一の弾性部材となる。
そして、図2に示すごとく、シャッターカーテン8が巻下げられて巻取シャフト7が回転される際には、コイルスプリング3の一端が支持シャフト9Rに固定されて静止した状態とされる一方で、コイルスプリング3の他端がドラム10Mとともに支持シャフト9Rに対し相対的に回転するため、コイルスプリング3のスプリングトルクは増加されるようになっている。
また、図2に示すごとく、このスプリングトルクの値は、巻取シャフト7に対してドラム10Mを固定する際における、ドラム10Mの回転角度や回転数を設定することで、調整することができる。具体的には、例えば、巻取シャフト7にシャッターカーテン8が取り付けられていない状態において、巻取シャフト7を巻下げ方向に回転させることで、巻取シャフト7に付与されるスプリングトルクを調整することができる。このようなスプリングトルクの調整は、例えば、シャッター装置を施行する際において、スプリングトルクの初期設定をする際に行われる。
また、図3は、図2に示す本実施形態のシャフト端部キャップ10Lについて示す分解斜視図である。この図3の説明において、紙面右側を右とし、紙面左側を左とする。
また、このシャフト端部キャップ10Lは、巻取シャフト7の左端部の開口7aを塞ぐとともに、巻取シャフト7を回転自在に支持するものである。
図3に示すごとく、シャフト端部キャップ10Lは、軸受10a・10bを介して支持シャフト9Lに対し回転自在に固定される。このシャフト端部キャップ10Lは、巻取シャフト7の左端部に挿入されて、巻取シャフト7の開口7aを塞ぐように巻取シャフト7に固定される。また、シャフト端部キャップ10Lの左右端の開口は、シールリング10d・10dにて閉じられるようになっている。
また、図2に示すごとく、支持シャフト9Lにおける巻取シャフト7内の端部には抵抗付与機構11が連結され、この抵抗付与機構11が巻取シャフト7に固定される。この抵抗付与機構11は、巻取シャフト7を回転させるためのトルクが付与された際に、巻取シャフト7の回転を妨げるための抵抗を付与するための機構である。換言すれば、巻取シャフト7の回転方向と逆方向に巻取シャフト7に作用する抵抗(トルク)を付与するための機構である。
また、図3は、本実施形態の抵抗付与機構11について示す分解斜視図である。この図3の説明において、紙面右側を右とし、紙面左側を左とする。
図3に示すごとく、支持シャフト9Lの右端部には、連結軸10cが固定される。この連結軸10cの右端部には、ダンパー本体11aの固定軸11bが固定される。また、ダンパー本体11aのケーシング11cは、ダンパーブラケット11dの内部に挿入されつつダンパーブラケット11dに固定される。このダンパーブラケット11dは、巻取シャフト7内に挿入されて、巻取シャフト7に固定される。また、ダンパーブラケット11dにダンパー本体11aが挿入された状態において、ダンパーブラケット11dの左側の開口は、ダンパーキャップ11eにて閉じられるようになっている。
また、図3に示すごとく、ダンパー本体11aは、ケーシング11cと固定軸11bとが相対回転自在に構成されるとともに、ケーシング11cが回転する際には、ケーシング11cと固定軸11bの間に油圧による抵抗を発生させることで、ケーシング11cの回転方向と逆方向にケーシング11cに作用する抵抗が付与されるように構成されている。この構成により、巻取シャフト7とともにダンパーブラケット11dが回転すると、このダンパーブラケット11dには、ダンパー本体11aによる抵抗が付与される構成となっている。
そして、図1に示すごとく、幅木8aに手を添えてシャッターカーテン8を昇降操作する際には、抵抗付与機構11によって巻取シャフト7に抵抗が付与されることになり、幅木8aに添えられる手には、抵抗付与機構11に起因する負荷がかかることになる。これにより、シャッターカーテン8を昇降操作する際には、抵抗付与機構11に起因する適度な負荷が操作する人の手にかけられることになり、急激なシャッターカーテン8の巻下げ、巻上げが妨げられ、安定した巻上速度にてシャッターカーテン8の昇降操作を行うことが可能となる。このようにして、抵抗付与機構11は、シャッターカーテン8を安定した巻上速度で昇降操作することを可能とする、スピードコントローラとして機能するようになっている。なお、抵抗付与機構11に起因する負荷の大きさについては、ダンパー本体11a(図3参照)の仕様などにより適宜設計することが可能となり、これにより、シャッターカーテン8を操作する際の操作感を設計することが可能となる。なお、ダンパー本体11aに代えて、例えば、空圧によるものや、更には、電磁ブレーキなど、摩擦抵抗や、粘性抵抗を利用して回転負荷を加えられる機構について、周知の機構を採用することができる。
次に、図2に示すごとく、巻取シャフト7に対して固定されるアシスト機構40について説明する。このアシスト機構40は、アシストトルクを発生させるための第二の弾性部材としてのゼンマイスプリング43を備える機構である。また、アシストトルクとは、シャッターカーテン8を巻上げる方向に巻取シャフト7を回転させるために、アシスト機構40により巻取シャフト7に付与されるトルクである。また、「アシスト」とは、コイルスプリング3により巻取シャフト7に付与されるスプリングトルクに対し追加的に巻取シャフト7に付与されるという意味合いである。
図4及び図5に示すごとく、支持シャフト9Rには、筒状のカラー45が相対回転不能に同軸上に設けられている。また、支持シャフト9Rには、ドラム10Rが回転自在に同軸状に設けられている。また、支持シャフト9Rには、アシスト機構40が同軸上に設けられるようになっている。
また、図6に示すごとく、アシスト機構40は、ケーシング41と、ケースカバー42と、ゼンマイスプリング43を具備して構成される。
ケーシング41は、底板部41aと、外周板部41bを有する筒状の部材で構成されており、底板部41aには、支持シャフト9R(図4参照)及びカラー45(図4参照)を貫装するための貫通孔41cが形成されている。また、底板部41aと外周板部41bにて囲まれる空間41dには、ゼンマイスプリング43が収容される。また、このゼンマイスプリング43が収容されたケーシング41に対し、底板部41aの反対側からケースカバー42が取り付けられる。このケースカバー42の閉塞板面42aにも、支持シャフト9R(図4参照)及びカラー45(図4参照)を貫装するための貫通孔42cが形成されている。
また、図6に示すごとく、ゼンマイスプリング43は、板バネ材が巻かれてなる渦巻バネとして構成されており、その中央には、支持シャフト9R(図4参照)及びカラー45(図4参照)を貫装するための貫装部43kが形成されている。また、ゼンマイスプリング43の外径は、ケーシング41の空間41dに収容される大きさに設定されている。
また、図6に示すごとく、ケーシング41の外周板部41bには、周方向に位置をずらした複数箇所に窪み部41e・41eが形成されている。本実施形態では、互いに90度の位置をずらすようにして、合計4箇所に、窪み部41e・41eが形成されている。また、ケースカバー42の閉塞板面42aには、窪み部41e・41eに挿入されるための係合部42e・42eが、ケーシング41側に向けて突設されている。
また、図6に示すごとく、ケーシング41の外周板部41bには、窪み部41e・41eに対応する位置において、ケースカバー42側に向けて固定板部41f・41fが突設される。また、ケースカバー42の閉塞板面42aには、固定板部41f・41fを貫装するためのスリット開口部42f・42fが設けられている。
そして、図6に示すごとく、ケーシング41にゼンマイスプリング43を内装した状態として、ケーシング41の窪み部41e・41eにケースカバー42の係合部42e・42eを挿入するとともに、ケースカバー42のスリット開口部42f・42fにケーシング41の固定板部41f・41fを貫装することで、ケースカバー42がケーシング41に対して取り付けられ、図4に示すごとく、ユニットとしてのアシスト機構40が構成される。そして、図5に示すごとく、このようにして組立てられたアシスト機構40においては、ケースカバー42からケーシング41の固定板部41f・41fが突出された状態となる。
また、図4及び図5に示すごとく、ケーシング41の固定板部41f・41fは、ドラム10Rの内側に挿入されるようになっており、図8に示すごとく、ドラム10Rに形設される窪み部10e・10eの内側に、ケーシング41の固定板部41f・41fが対向された状態となる。また、ケーシング41の固定板部41f・41fの幅方向側部には突起部41m・41mが設けられ、この突起部41m・41mの間に、ドラム10Rの窪み部10e・10eの内壁部10g・10gがガイドされるようにして挿入されるようになっている。また、巻取シャフト7には、巻取シャフト7にドラム10Rを挿入した状態で、ドラム10Rの窪み部10e・10eに係合するための窪み部7e・7eが設けられている。そして、各窪み部7e・10eと固定板部41fの位置を合わせた状態で、巻取シャフト7の外側から固着具71を螺挿することにより、窪み部7e・10eと固定板部41eが連結され、これにより、巻取シャフト7とドラム10Rとアシスト機構(ケーシング41)が一体として回転されるようになっている。
また、図4及び図7(a)(b)に示すごとく、支持シャフト9Rに固定されるカラー45には、ゼンマイスプリング43が巻回固定される筒状固定部45aが設けられている。この筒状固定部45aには、筒軸方向に線状の欠落部45bが形成されるとともに、この欠落部45bの内側に、更に幅の広い線状の欠落部45cが形成されている。また、ゼンマイスプリング43の内側終端部43a(図7(b))には、折返し部43bが形成されており、この折返し部43bが欠落部45c(図7(a))に対し挿入されることで、内側終端部43aがカラー45に対して係合されるようになっている。また、図4に示すごとく、線状の欠落部45b・45cにおけるドラム10Mと反対側の端部45eは開放される構成としており、これにより、図7(a)(b)に示すごとく、折返し部43bの位置を欠落部45b・45cに合わせしつつ、ゼンマイスプリング43の貫装部43kに筒状固定部45aを挿入することにより、折返し部43bを欠落部45cに対して挿入できるようになっている。以上のようにして、カラー45には、ゼンマイスプリング43の内側終端部43aを係合するための係合部45dが、カラー45の軸方向に長く構成される欠落部45b・45cによって形成されるようになっている。
また、図6及び図7(a)(b)に示すごとく、アシスト機構40のケーシング41において、外周板部41bには、略棒状の係合部41gが形成されている。この係合部41gは、外周板部41bにおいて、底板部41aと反対側の端部41jが開放される線状の欠落部41h・41hを筒軸方向に形成することで構成されている。また、ゼンマイスプリング43の外側終端部43c(図7(b))には、巻状部43dが形成されており、この巻状部43dに係合部41gを挿入することで、外側終端部43cが係合部41gに対して係合されるようになっている。
そして、以上の構成とすることで、図7(c)に示すごとく、ゼンマイスプリング43がケーシング41に収容される際には、ゼンマイスプリング43の外側終端部43cがケーシング41の係合部41gに係合される。また、アシスト機構40をカラー45に対して取り付けた際には、ゼンマイスプリング43の内側終端部43aがカラー45の係合部45dに係合される。そして、このゼンマイスプリング43の巻方向は、シャッターカーテンを巻上げる方向のアシストトルクを巻取シャフト7に付与する方向としており、シャッターカーテンが巻下げられ、巻取シャフト7とともにケーシング41が回転する際には、その回転と逆方向のアシストトルクが、ゼンマイスプリング43によってケーシング41に付与されるようになっている。
また、図7(c)(d)に示すごとく、カラー45に対するケーシング41の相対角度(係合部41gの支持シャフト9Rに対する相対回転角度位置)を調整することによって、アシストトルクを調整することが可能となる。
具体的には、図7(c)では、カラー45の係合部45dの角度位置に、ケーシング41の係合部41gの角度位置を合わせた状態として、図5に示すごとく、ドラム10Rと巻取シャフト7に対し、アシスト機構40(ケーシング41)を固定するものである。一方、図7(d)では、カラー45の係合部45dの角度位置から90度ずらした位置にケーシング41の係合部41gを配置した状態として、図5に示すごとく、ドラム10Rと巻取シャフト7に対し、アシスト機構40(ケーシング41)を固定するものである。そして、図7(c)(d)の両者においては、カラー45に対するケーシング41の角度が90度ずらされるため、ゼンマイスプリング43に生じる反力、即ち、アシストトルクが異なることになる。このようにケーシング41のカラー45に対する角度位置を変更するとともに、その変更した角度位置においてケーシング41をドラム10Rと巻取シャフト7に固定することで、巻取シャフト7に付与されるアシストトルクを調整することが可能となる。
このようなアシストトルクの調整は、例えば、シャッター装置を施行する際において、アシストトルクの初期設定をする際に行われる。具体的には、図9(a)に示す調整前の状態において固着具71を取外し、図9(b)に示すごとく、アシスト機構40を巻取シャフト7から離すようにスライドさせる。そして、この図9(b)の状態で、例えば、ケーシング41を支持シャフト9Rを軸として90度回転させた後に、アシスト機構40の固定板部41f・41fを巻取シャフト7内に挿入して再び図9(a)の状態とし、固着具71にてアシスト機構40を巻取シャフト7に固定する。ここで、ケーシング41を90度回転させる際の回転方向を、ゼンマイスプリング43の反力が増加する方向、即ち、シャッターカーテンを巻下げる方向とすることで、アシスト機構40により巻取シャフト7に付与されるアシストトルクを増加させる調整が可能となる。逆に、ケーシング41を90度回転させる際の回転方向を、ゼンマイスプリング43の反力が減少する方向、即ち、シャッターカーテンを巻上げる方向とすることで、アシスト機構40により巻取シャフト7に付与されるアシストトルクを減少させる調整が可能となる。
また、図9(a)(b)に示すアシストトルクの調整の操作においては、カラー45の係合部45dが、カラー45の軸方向に長く構成されているため、図9(b)に示すごとく、アシスト機構40を巻取シャフト7から離した場合でも、図7(c)に示される係合部45dとゼンマイスプリング43の内側終端部43aとの係合が維持されることになり、この図7(c)の状態から図7(d)の状態へとケーシング41を回転させるだけで、アシストトルクを調整することが可能となる。このように、図9(a)(b)に示すごとく、ゼンマイスプリング43は、巻取シャフト7の端部7bに固定される巻取シャフト7と別体のアシスト機構40に設けられ、アシスト機構40のケーシング41のみを回転させることでアシストトルクを調整することが可能であり、その調整を容易に行なうことができる。特に、微調整の際には、その調整の回数が多くなるため、調整の容易性は重要となる。
以上のようにして、図1及び図2に示すごとく、巻取シャフト7と、コイルスプリング3と、抵抗付与機構11と、アシスト機構40を有する、シャッターカーテン8の巻取装置20が構成されるようになっている。そして、このように構成する巻取装置20においては、図10に示すごとく、巻取シャフト7に対し、スプリングトルクT1、スラットトルクT2、及び、アシストトルクT3が付与されるようになる。
この図10において、スプリングトルクT1とは、図1に示すコイルスプリング3によって、シャッターカーテン8を巻上げる方向に巻取シャフト7に作用するトルクである。
また、スラットトルクT2とは、図1に示すシャッターカーテン8の巻き下げられている部位の自重によって、シャッターカーテン8を巻下げる方向に巻取シャフト7に作用するトルクである。
また、アシストトルクT3とは、図1に示すシャッターカーテン8を巻上げる方向に巻取シャフト7を回転させるために、アシスト機構40により付与されるトルクである。なお、「アシスト」とは、スプリングトルクT1に対し追加的に巻取シャフト7に付与されるという意味合いである。
また、図10のグラフにおける横軸は、シャッターカーテンによる開口部の閉鎖度合に対応するものであり、横軸右側の閉鎖度合S1はシャッター装置の開口部の大部分が閉じられた状態、横軸左側の閉鎖度合S2はシャッター装置の開口部の大部分が開かれた状態に対応する。また、縦軸は巻取シャフトに付与される各トルクT1〜T3の大きさである。
また、図10に示すごとく、スプリングトルクT1は、コイルスプリング3の線形特性により、シャッターカーテンによる閉鎖度合に応じて線形の挙動を示す。つまり、閉鎖度合が増加すると、それに比例して、スプリングトルクT1は増加する。
また、図10に示すごとく、スラットトルクT2については、シャッターカーテンの閉鎖度合が増加すると、シャッターカーテンの巻き下げられている部位が増加するため、これに伴って、スラットトルクT2は増加する。ただし、シャッターカーテンの各スラットがその断面形状を略保ったまま巻取られるため、巻取シャフト7に巻かれたシャッターカーテンの巻径は、段階的に変化することになるので、巻取シャフト7に付与されるスラットトルクT2は、波を打つように段階的に変化することになる。
また、図10に示すごとく、アシストトルクT3については、スプリングトルクT1とアシストトルクT3の合計による合計トルクT4が、スラットトルクT2と略同一、若しくは、スラットトルクT2よりも大きくなるように調整される。このアシストトルクT3の調整は、上述した手順により実施することができる。また、スプリングトルクT1についての調整も、上述した手順により適宜実施することができる。このようなスプリングトルクT1とアシストトルクT3の調整によって、合計トルクT4の最適な設定を行うことができる。
また、本実施形態によれば、図10に示すスプリングトルクT1とアシストトルクT3の調整は個別に行うことができるものとなっている。例えば、図9(b)に示すように、巻取シャフト7の回転を規制した状態で、アシスト機構40を巻取シャフト7から離してケーシング41を回転させた後、再度、アシスト機構40を巻取シャフト7に固定することによれば、アシスト機構40によって付与されるアシストトルクT3のみを調整することが可能となる。また、ゼンマイスプリング43について、バネ定数を小さいものにすることによれば、ゼンマイスプリング43の反力に起因することになるアシストトルクT3(図10参照)の微調整を行うことが可能となり、合計トルクT4の微調整を行うことが可能となる。このように、アシスト機構40は、特に、合計トルクT4を微調整するための機構として有効なものとなる。
また、図10に示すスプリングトルクT1による合計トルクT4の調整も可能であるが、スラットトルクT2の大きさに近いスプリングトルクT1を発生させるコイルスプリング3(図1参照)を採用することが、調整の手間を少なくする観点からも好ましいことになる。つまり、合計トルクT4の調整の際には、例えば、まず大まかに合計トルクT4をスラットトルクT2に近づけためにスプリングトルクT1を調整し、その後、厳密に合計トルクT4をスラットトルクT2と略同一に近づけるためにアシストトルクT3を調整するものである。このように、スプリングトルクT1とアシストトルクT3の調整を使い分けることで、合計トルクT4の最適な設計を実現することができる。
そして、図10に示すごとく、合計トルクT4を調整することで、閉鎖度合S1から閉鎖度合S2に亘る範囲において、合計トルクT4をスラットトルクT2と略同一、若しくは、合計トルクT4をスラットトルクT2よりも大きく設定することができる。なお、ここでいう、「合計トルクT4をスラットトルクT2と略同一、若しくは、スラットトルクT2よりも大きく設定する」とは、幅木8a(図1参照)を押し上げた際に、押し上げる際に手にかかる負荷の変動が殆ど感じられないことが実現されることを意味するものであり、また、このことが実現されたことをもって、設定が完了したことが確認できるものである。
これにより、図1に示すごとく、幅木8aに手を添えてシャッターカーテン8を巻上げる際には、合計トルクT4がスラットトルクT2と略同一、若しくは、合計トルクT4がスラットトルクT2よりも大きくなるため(図10参照)、スラットトルクT2に起因する負荷は、合計トルクT4によって打ち消され、幅木8aに添えられる手にはかからなくなる。このように、スラットトルクT2に起因して変動する負荷が手にかからなくなるため、シャッターカーテン8を巻上げる際において、変動する負荷を感じることによる不快感の発生を防止することができ、良好な操作感を実現することができる。
一方で、図1に示すごとく、シャッターカーテン8が巻上げられる際(巻取シャフト7が回転する際)には、抵抗付与機構11に起因する負荷が発生することになるため、幅木8aに添えられる手には、主に、この抵抗付与機構11に起因する負荷がかかることになる。
以上のようにして、図1に示すごとく、シャッターカーテン8を巻上げる際には、抵抗付与機構11に起因する適度な負荷が操作する人の手にかけられることになり、急激なシャッターカーテン8の巻上げが妨げられ、安定した巻上速度にてシャッターカーテン8を巻上げることが可能となる。そして、安定した巻上速度となることで、巻取シャフト7に巻き取られる際において、シャッターカーテン8のスラット8b・8b同士の急激な衝突に起因する、大きな衝突音の発生を防止することができ、静かな巻上操作を実施できる。また、安定した巻上速度となることで、良好な操作感を実現することができる。
また、図1に示すごとく、シャッターカーテン8を巻下げる際においても、抵抗付与機構11に起因する適度な負荷が操作する人の手にかけられることになり、急激なシャッターカーテン8の巻下げが妨げられ、安定した巻下速度にてシャッターカーテン8を巻下げることが可能となる。そして、安定した巻下速度となることで、良好な操作感を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる一実施形態では、図1に示すごとく、巻取シャフト7を一側回転方向に回転させる第一のトルク(スプリングトルク)を付与するための第一の弾性部材(コイルスプリング3)と、巻取シャフト7を一側回転方向に回転させる第二のトルク(アシストトルク)を付与するための第二の弾性部材(ゼンマイスプリング43)とを備え、前記第一のトルクと前記第二のトルクが個別に調整可能に構成される巻取装置20とするものである。
この構成により、適宜、巻取シャフト7に付与される第一のトルクと第二のトルクを調整することができる。
また、図1に示すごとく、前記第一のトルクと第二のトルクの合計トルクT4(図10参照)は、シャッターカーテンの自重により前記巻取シャフト7に付与される第三のトルク(スラットトルクT2)と略同一、若しくは、前記第三のトルクよりも大きくなるように調整されることとする。
この構成により、第三のトルク(スラットトルクT2)に起因して変動する負荷が手にかからなくなるため、変動する負荷に伴う不快感の発生を防止することができ、良好な操作感を実現することができる。
また、図1に示すごとく、前記第二の弾性部材(ゼンマイスプリング43)によって付与される第二のトルクは、前記第一の弾性部材(コイルスプリング3)によって付与される第一のトルクよりも小さい構成とするものである。
これにより、第二のトルクを調整することで、合計トルクT4(図10参照)を微調整することが可能となり、第一のトルクと第二のトルクの調整を使い分けることで、合計トルクT4の最適な設計を実現することができる。
また、図1に示すごとく、前記第二の弾性部材は、巻取シャフト7の端部に固定されるケーシング41に設けられ、一端が固定軸(支持シャフト9Rのカラー45)に係合され、他端が前記ケーシング41に固定されるゼンマイスプリング43であって、前記ケーシング1を回転させることで前記第二のトルクを調整可能とするものである。
これにより、第二のトルクの調整を容易に行なうことができる。特に、微調整の際には、その調整の回数が多くなるため、調整の容易性を向上することは重要となるものであり、本実施形態によれば、調整作業の時間短縮を図ることが可能となる。
また、図1に示すごとく、巻取シャフト7を回転させるためのトルクが付与された際に、巻取シャフト7の回転を妨げるための抵抗を付与するための抵抗付与機構11を更に備える構成とするものである。
この構成により、図1に示すごとく、シャッターカーテン8を巻上げる際には、抵抗付与機構11に起因する適度な負荷が操作する人の手にかけられることになり、急激なシャッターカーテン8の巻上げが妨げられ、安定した巻上速度にてシャッターカーテン8を巻上げることが可能となる。そして、安定した巻上速度となることで、巻取シャフト7に巻き取られる際において、シャッターカーテン8のスラット8b・8b同士の急激な衝突に起因する、大きな衝突音の発生を防止することができ、静かな巻上操作を実施できる。
また、以上に説明した巻取装置20を備えるシャッター装置1を構成することで、良好な操作感や、静かな巻上操作を実現できるシャッター装置1とすることができる。
本発明は、手動で昇降操作がなされるシャッターカーテンを具備するシャッター装置のほか、例えば、ロール網戸、ロールスクリーンなど、いわゆる巻取り軸を有する遮蔽装置の巻取装置について、広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係るシャッター装置の全体構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る巻取装置の構成について示す図。 本実施形態の抵抗付与機構11について示す分解斜視図。 アシスト機構をドラムに固定する前の状態について示す斜視図。 アシスト機構をドラムに固定する前の状態について示す他の斜視図 ケーシングとケースカバーの構成について説明する斜視図。 (a)は、ケーシング及びカラーの構成について示す軸断面図。(b)は、ケーシングに収容されるゼンマイスプリングについて示す側面図。(c)は、第一の回転角度においてケーシングを固定した状態について示す軸断面図。(d)は、第二の回転角度においてケーシングを固定した状態について示す軸断面図。 ケーシングとドラムと巻取シャフトの関係について示す軸断面図。 (a)は、アシスト機構が巻取シャフト7に固定された状態について示す正面図。(b)は、アシスト機構によるアシストトルクを調整する際の状態について示す正面図。 巻取シャフトに付与される各トルクの関係について示す図。 従来のシャッター装置の全体構成の一例を示す図。 従来のシャッターカーテンの巻取りの形態について説明する図。 従来のスプリングトルクとスラットトルクの関係について示す図。
符号の説明
1 シャッター装置
2 収容ケース
3 コイルスプリング
7 巻取シャフト
8 シャッターカーテン
8a 幅木
11 抵抗付与機構
20 巻取装置
40 アシスト機構
41 ケーシング
43 ゼンマイスプリング

Claims (5)

  1. 巻取シャフトを一側回転方向に回転させる第一のトルクを付与するための第一の弾性部材と、
    前記巻取シャフトを一側回転方向に回転させる第二のトルクを付与するための第二の弾性部材とを備え、
    前記第一のトルクと前記第二のトルクが個別に調整可能に構成され、
    前記第一のトルクと第二のトルクの合計トルクは、
    昇降操作の際に、
    シャッターカーテンの自重により前記巻取シャフトに付与される第三のトルクと略同一、若しくは、前記第三のトルクよりも大きくなるように調整される、
    シャッターカーテンの巻取装置。
  2. 前記第二のトルクは、前記第一のトルクよりも小さい構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシャッターカーテンの巻取装置。
  3. 前記第二の弾性部材は、前記巻取シャフトの端部に固定されるケーシングに設けられ、一端が固定軸に係合され、他端が前記ケーシングに固定されるゼンマイスプリングであって、
    前記ケーシングを回転させることで前記第二のトルクを調整可能とする、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のシャッターカーテンの巻取装置。
  4. 前記巻取シャフトを回転させるためのトルクが付与された際に、前記巻取シャフトの回転を妨げるための抵抗を付与するための抵抗付与機構を更に備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシャッターカーテンの巻取装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のシャッターカーテンの巻取装置を備えるシャッター装置。
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