JP2007161366A - 回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 - Google Patents
回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007161366A JP2007161366A JP2005356515A JP2005356515A JP2007161366A JP 2007161366 A JP2007161366 A JP 2007161366A JP 2005356515 A JP2005356515 A JP 2005356515A JP 2005356515 A JP2005356515 A JP 2005356515A JP 2007161366 A JP2007161366 A JP 2007161366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- holder
- damper
- rotation
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Pile Receivers (AREA)
Abstract
【課題】 印刷装置のトレイやカバーで、トレイの回転力を規制して、滑らかに開くようにするための機構で、欠歯やコストのかかる複数のダンパーを用いずにトレイの回動力の変化(最初ゆっくり、最後早い)に対応する機構の提案を目的とする。
【解決手段】 トレイやカバーの回転軸に連れ回りするホルダとホルダに回転自在に固定されたダンパーを設け、ホルダの連れ回りする動きを設定された位置で規制することにより、トレイの回転の変化に対応した回転の抵抗を設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 トレイやカバーの回転軸に連れ回りするホルダとホルダに回転自在に固定されたダンパーを設け、ホルダの連れ回りする動きを設定された位置で規制することにより、トレイの回転の変化に対応した回転の抵抗を設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は印刷装置の構成において、紙を保持するトレイの回転緩衝機構の構造に関するものである。
近年の印刷装置では、差別化の為、質感や動作の高級感が求められている。印字装置で用紙を保持するトレイや、インク等を交換する為のカバーも、ロックを外すと自重で回転して開くタイプはそのまま開くとトレイの静止位置に衝撃的に当る場合があり、高級感を出す為に、オイルの粘性等を利用した抵抗ダンパーを用いてトレイの回転力を規制して、滑らかに開くような機構を組み込む印字装置も増えてきた。
具体的には、特開2003-4078で開示されている扉の回転を歯車で抵抗ダンパーに伝え、扉の回転力を規制するものである。
しかしながら、回動力に自重を用いている為、トレイの姿勢で回動力が変化する。
具体的には開き初めは回動力が小さく、開くにつれて回動力は大きくなる。
よって、静止位置付近の回動力にダンパーの特性を合わすと、トレイの開き始めはダンパーの抵抗が大きすぎ、トレイの開ききる時間が掛かりすぎる問題があった。
この点を改良する例として特開平8-127434に開示されている、欠歯周りにダンパーを配置し、欠歯の回転によって噛合うダンパーの数を変えて抵抗力を調整する方法があるが、欠歯とダンパーの噛合い時、歯車の歯に大きな力がかかるため、歯の負担が大きい問題があった。
また、高価なダンパーを複数必要とするためコスト高となる問題があった。
特開2003−4078号公報
特開平8−127434号公報
本発明は以上の点に鑑み、欠歯やコストのかかる複数のダンパーを用いずにトレイの回動力の変化に対応する機構の提案を目的とする。
筐体と、筐体から自重を利用して回転しながら開くトレイを持ち、トレイの回転軸には歯車があり、歯車を持つ回転式ダンパーが配置され、前記トレイの回転軸、ダンパーの回転軸はホルダに回動自由に保持される印刷装置において、
トレイの回転によってホルダは連れ回りし、設定された角度まで回転すると、ホルダは筐体に設置されたストッパに当接しホルダはそれ以上回転しない構造である事を特徴とする。
トレイの回転によってホルダは連れ回りし、設定された角度まで回転すると、ホルダは筐体に設置されたストッパに当接しホルダはそれ以上回転しない構造である事を特徴とする。
以上本発明によれば、ひとつのダンパーでトレイの回転の変化に対応した回転の抵抗を設定する事ができ、トレイの回転時間の増加無しに高級感のある滑らかな動きを、コストを上げることなく実現することが可能となる。
図4は本発明の収納状態の模式的外観図で、101は収納状態の排紙トレイである。
図5は本発明の使用状態の模式的外観図である。501は印刷装置、101は開いた状態の排紙トレイで、印字後排紙された用紙502を図の様に支える。503は排紙トレイ101を開く為のレバーで、これを押すと排紙トレイ101のロックが外れ、トレイ自身の自重で、図4で示した収納位置から図5で示す回動後の静止位置まで動作する。
図1は本発明の回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置の部分的模式図である。
101は回転式トレイで102が回転軸である。回転軸には歯車が切ってあり、中間歯車103を介して回転型抵抗ダンパー104の回転軸へ回転を伝える。
中間歯車103は回転式トレイ102と回転型抵抗ダンパーの位置を調整するもので、無くても良い。
回転式トレイ101の回転軸、中間歯車103、回転型抵抗ダンパー104の回転軸はホルダ105に回転可能に勘合されている。
特に回転式トレイ101の回転軸とホルダ105は回転可能だが、ある程度の抵抗を持ち、回転式トレイ101が回転すると、ホルダ105はそれにつられて連れ回りする設定になっている。
106はホルダ105の動きを規制するストッパ106で印字装置501本体に装着されている。
図5で示したレバー503を押すと回転式トレイ101の図示しないロックが外れ回転を始めるが、開き始めは回転式トレイ101の重心108は回転式トレイ101の回転中心107からのずれは小さい為回転式トレイ101の回転トルクは小さい。
回転式トレイ101の回転にしたがってホルダ105は連れ回りを始め、それに回転可能に勘合している中間歯車103、回転式抵抗ダンパー104も一緒に回る。
但し回転式抵抗ダンパー104自体に回転は伝わらないので、回転式トレイ101の回転に回転式抵抗ダンパー104の抵抗は無いため回転が不必要に遅くなる事は無い。
図2は回転式トレイ101がある程度回転した状態の模式図である。回転式トレイ101の重心108は次第に回転式トレイ101の回転中心107から離れて回転トルクが増加してくる。回転式トレイ101の回転にしたがってA方向に連れ回りしていたホルダ105は、ストッパ106と当接し、ホルダ105の連れ回りはここで停止する。
ホルダ105とストッパ106の当る位置は、回転式トレイ101の重量や回転式抵抗ダンパー104の特性を考慮して、自由に設定できる。
図3はホルダ105が連れ回りが停止した後の模式図である。
回転式トレイ101の重心108は回転中心107から更に離れ、回転トルクは更に増し回転式トレイ101の回転は勢いを増そうとするが、ホルダ105がストッパ106に当接した時点から、回転式トレイ101の回転は回転軸102の歯車から中間歯車103を介して回転式抵抗ダンパー104に伝達され、回転の抵抗となる様になる。
よって回転式トレイ101の回転の勢いは規制され、回転式トレイ101の静止位置まで滑らかに回転して停止する。
101 回転式トレイ
104 回転型抵抗ダンパー
105 ホルダ
104 回転型抵抗ダンパー
105 ホルダ
Claims (2)
- 筐体と、筐体から自重を利用して回転しながら開くトレイを持ち、トレイの回転軸には歯車があり、歯車を持つ回転式ダンパーが配置され、前記トレイの回転軸、ダンパーの回転軸はホルダに回動自由に保持される印刷装置において、
トレイの回転によってホルダは連れ回りし、設定された角度まで回転すると、ホルダは筐体に設置されたストッパに当接しホルダはそれ以上回転しない構造である事を特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載された回転式ダンパーは、前記ホルダが筐体に設置されたストッパに当接した後、前記トレイの回転が歯車を介して伝達される事を特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005356515A JP2007161366A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005356515A JP2007161366A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007161366A true JP2007161366A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38244707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005356515A Withdrawn JP2007161366A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007161366A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109781A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | シート積載装置および画像形成装置 |
WO2017202476A1 (en) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | Hewlett-Packard Development Company L.P. | Braking system |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2005356515A patent/JP2007161366A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109781A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | シート積載装置および画像形成装置 |
WO2017202476A1 (en) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | Hewlett-Packard Development Company L.P. | Braking system |
US10625523B2 (en) | 2016-05-27 | 2020-04-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Braking system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5393462B2 (ja) | 羽根駆動装置及び光学機器 | |
JP4724621B2 (ja) | 画像読取記録装置 | |
EP0995627B1 (en) | Openable and closable device for a vehicle interior | |
JP2010522862A (ja) | マルチリンクヒンジ | |
JP2009115928A (ja) | 原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器 | |
JP6815949B2 (ja) | プリント装置 | |
JP2008053903A5 (ja) | ||
JP2007251934A5 (ja) | ||
US8789863B2 (en) | Lock apparatus | |
JP2007161366A (ja) | 回転式トレイのダンパーを用いた緩衝装置 | |
JP4945280B2 (ja) | クラッチ機構 | |
JP2007205537A (ja) | 開閉装置におけるヒンジダンパー | |
JP2010209648A (ja) | 車両のドアハンドル装置 | |
JP2012007635A (ja) | 回転慣性質量ダンパー | |
JP2011012750A (ja) | 一方向回転ダンパ並びに該ダンパを備えたヒンジ機構、開閉機構及びレンジフード | |
JP6044757B2 (ja) | 記録装置 | |
CN201041192Y (zh) | 枢纽器 | |
JP4839057B2 (ja) | 鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉制御装置 | |
JP4897615B2 (ja) | ダンパー装置 | |
JP5135958B2 (ja) | ヒンジ装置及びそのヒンジ装置を備えた機器 | |
JP6893798B2 (ja) | 引戸用クローザ装置 | |
JP2009014173A (ja) | バルブ用アクチュエータ | |
JP3142661U (ja) | 遠心クラッチ装置 | |
JP2009243056A (ja) | 引き戸の閉扉阻止装置及び閉扉阻止装置を備える自動閉扉装置 | |
JP4240473B2 (ja) | 給紙装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090303 |