JP5288176B2 - Ip回線選択機能を有する通信制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IP技術を用いたIP電話サービスを提供する電話事業者を複数契約し適切な電話事業者を選択して通話料を節約させる発信経路選択技術に関する。
インターネット通信網を利用して音声通信を行うIP電話サービスが、従来の加入者電話サービスPSTN、ISDNと比較して通信コストが安いことから、近年契約数を伸ばしている。
各電話事業者は、加入者が持つIP電話装置と各電話事業者の呼制御サーバと接続するためのIP電話回線(以下IP回線)を提供する。加入者がIP電話装置の発信操作によりIP回線へ接続して発信要求を行い、相手装置と通話を行う。
同一電話事業者あるいは提携関係にある電話事業者に加入している加入者間の通話は無料となるが、異なる電話事業者であって、提携関係にない電話事業者にそれぞれ加入している加入者同士の通話は、それぞれの電話事業者が提供するIP回線間を接続する際にゲートウェイを通過することになり、そのために通話料金が発生する。したがって、複数の電話事業者と契約している場合には、通話料金を節約するために、発信する際に着信側IP電話装置と接続するIP回線を適切に選択する必要がある。
従来の加入者電話回線網では、通話料金を節約する目的で所定の条件に基づき複数の通信事業者のうちのいずれかを選択するLCR技術が利用されていた(特許文献1参照)。従来の加入者電話回線網では、発側電話装置と着側電話装置の間の通信距離や通話時間帯などで通話料金が算出される。このためLCR技術では、発側電話番号と着側電話番号とから両者間の通信距離を算出し、その発信時刻に基づき最も通話料金の安価なキャリアを選択するものとなっている。
したがって、このような従来の加入者電話回線網でのLCR技術をIP電話サービスに応用して、着信側IP電話装置に応じたIP回線を選択する方法が考えられる。
特開平5−130240号公報
しかしながら、このような従来技術では、電話番号でその電話装置の設置エリアが決定することを前提として、発側電話番号と着側電話番号とから算出した両者間の通信距離に基づき通話料金を算出しているため、両者が加入しているキャリアにより通話料金が発生するIP電話サービスに対してそのまま適用できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、IP電話サービスにおいて着信側IP電話装置に応じて通話料金を節約するために、IP回線を適切に選択できる通信制御装置を提供することを目的としている。
本願発明に係る通信制御装置は、複数の電話事業者が提供する複数のIP回線を収容し自通信制御装置に帰属する1以上の内線端末からの発着信を制御する通信制御装置であって、
前記内線端末への着信があった場合に、発側電話番号情報から発側の電話事業者を識別する発側電話事業者識別手段と、
契約関係にある電話事業者と前記複数のIP回線とを対応付けて登録する契約電話事業者登録手段及び前記契約電話事業者登録手段に登録された電話事業者の各々と提携関係のある電話事業者を前記複数のIP回線と対応付けて登録する提携電話事業者登録手段とを備える。
前記発側電話事業者識別手段は、着信時に当該着信の発側の電話事業者を識別し、前記識別した発側の電話事業者が前記契約電話事業者登録手段及び前記提携電話事業者登録手段に登録されているか否かを判定し、登録されていると判定しかつ当該着信を受付けたIP回線が前記登録されている電話事業者に対応したIP回線でないならば、当該着信の発側に対して契約関係または提携関係にある別のIP回線の存在を通知する。


本発明によれば、通信制御装置内の着信事業者識別手段により、着信電話番号に係る電話事業者を探索し、通信制御装置の接続されているIP回線の内、着信電話番号より検索した該電話事業者と同一電話事業者又は提携関係にある電話事業者が提供するIP回線を適切に自動的に選択するため、当該着側IP電話装置への電話料金を節約することができる。
発明を実施するための最良の形態を以下、実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施にかかる通信制御装置が使用されるIP電話サービスのシステム構成を示す。この通信制御装置100は、宅内に設置される装置であって、各電話事業者が提供するIP回線300に接続されている。また、内線端末200は、通信制御装置100に帰属し、ダイヤル操作により通話相手を選択し、発信、通話を行う電話機であり、一般的な加入者電話回線(PSTN、ISDN、IP回線)に接続される電話機と同じものである。
IP回線300(IP回線300−1、300−2,300−3,300−4及び300−5の総称、以下同じ)は、電話事業者のネットワーク設備であり、それぞれの電話事業者の加入者が利用する電話装置500(電話装置500−1,500−2,500−3,500−4及び500−5の総称、以下同じ)ならびに通信制御装置100に対してIP電話サービスを提供する。提携グループ400(提携グループ400−1、400−2及び400−3の総称、以下同じ)は、IP回線300間の通話料金が無料となるIP回線事業者の組み合わせを示している。
電話装置500は、電話事業者が提供するIP電話回線に接続される端末である。この図では電話機の形状となっているが、通信制御装置100と同様に電話機を収容するアダプタ装置であってもよい。ゲートウェイ600(ゲートウエイ600−1、600−2及び600−3の総称、以下同じ)は、提携グループ400間の通話を中継する中継設備である。保守コンソール700は、通信制御端末100の中の登録部に対して各々のIP回線300の登録情報を通知する。
前述の通り、同一のIP回線300に加入している加入者間の無料は通話となる。また、提携グループ400の中にある異なるIP回線300に加入している加入者間同士の通話も無料となる。それ以外の通話は有料となる。
通信制御装置100がIP回線300−1を利用して同一IP回線300−1に接続される電話装置500−1と通話する場合に通話料は無料となる。通信制御装置100がIP回線300−1を利用して同一提携グループ400−1内にあるIP回線300−4に接続される電話装置500−4と通話する場合の通話料も無料となる。
しかし、通信制御装置100が提携グループ400−2内にあるIP回線300−2を利用して提携グループ400−2のゲートウェイ600−2及び提携グループ400−1のゲートウェイ600−1を経由して提携グループ400−1内にあるIP回線300−4の電話装置500−4と通話する場合には、提携関係のない通信事業者の加入者と通話することになるので、通話料は有料となる。
図2は、本発明の実施にかかる通信制御装置100の構成を示すブロック図である。中央制御部101は、通信制御装置100全体の制御を行う。着側電話事業者識別部102は、前記内線端末200からの発信要求に対して当該発信の着側電話番号情報から着側の電話事業者を識別する。契約電話事業者登録部103は、通信制御装置100が契約している複数の電話事業者を前記複数のIP回線300と対応付けて登録する。
提携電話事業者登録部104は、通信制御装置100が契約している電話事業者の各々と提携関係のある電話事業者を前記複数のIP回線300と対応付けて登録する。選択発信部105は、前記内線端末200からの発信要求に対して、前記複数のIP回線300のいずれかを選択して発信する。発信履歴記憶部106は、通信制御装置100からの発信毎の情報を記憶する。内線IF部121は、内線端末200との通信制御を行う。
外線IF部131、132は電話事業者がIP電話サービスを提供するIP回線300−1、300−2それぞれとの通信制御を行う。保守IF部141は、保守コンソール700が直接或いはネットワークを介して接続される。発側電話事業者識別部107は、前記電話装置500から着信した場合、通知された発番号情報から発側の電話事業者を識別する。
着信回線識別部108は、前記電話装置500から着信した場合、どのIP回線300に着信したかを識別する。音声生成部109は、前記内線端末200および電話装置500に通知する音声を生成する。
図3に契約電話事業者登録部103の登録情報の構成例を示す。図3に示すように 通信制御装置100が接続される複数のIP回線300と対応付けて契約した複数の電話事業者の情報を登録する。登録される情報はIP回線300と対応するIP回線のフィールド1030、契約電話事業者名のフィールド1031、契約電話番号のフィールド1032、識別電話番号情報のフィールド1033、番号通知のフィールド1034、基本料金のフィールド1035、累計料金のフィールド1036、通常利用のフィールド1037を示す情報である。加入者が電話事業者と加入契約した時に保守インタフェース141に直接或いはネットワークを介して接続される保守コンソール700により登録内容が指示され、中央制御部101を通じて契約電話事業者登録部103に登録情報として記憶される。更新も同様の手順で行われる。
例えば、図3において、回線1は契約した電話事業者がA社であって、A社との契約電話番号が050−10xx−xxxxであること、A社の加入者に割当てられる電話番号が050−10xx及び050−11xxで始まる番号であること、回線1を利用して発信する場合に発番号が相手方に通知されることを示している。さらに図3は、回線1が通常利用回線として使用されることを示している。ここで通常利用回線として使用されるとは、最適通話経路の検索によって無料のIP回線300が見つからなかった場合に、A社のIP回線300を通常利用回線として使用することを意味している。
図4に、提携電話事業者登録部104の登録情報の構成例を示す。 通信制御装置100が接続される複数のIP回線300と対応付けて、契約したそれぞれの電話事業者及び提携関係のある電話事業者の情報が登録される。登録される情報はIP回線300と対応するIP回線のフィールド1030、契約電話事業者名のフィールド1031と提携電話事業者のフィールド1041である。このフィールド1041には、提携電話事業者の名前及び該事業者を識別する電話番号情報からなっている。加入者が電話事業者と加入契約した時に保守IF部141に直接或いはネットワークを介して接続される保守コンソール700により登録内容が指示され、中央制御部101を通じて提携電話事業者登録部104の登録情報として登録される。更新も同一手順でおこなわれる。
例えば、図4の回線1は契約している電話事業者がA社であり、A社と提携関係にある電話事業者としてC社があり、C社の加入者に割当てられる電話番号が050−40xx及び050−41xxで始まる番号であることを示している。さらに同じくA社と提携関係にある電話事業者としてD社があり、D社の加入者に割当てられる電話番号が050−42xx及び050−43xxで始まる番号であることを示している。
次に、上記構成における、最適なIP回線300を選択する動作について説明する。図5は、本発明の実施にかかる通信制御装置100が、発信時に加入者が所望するIP回線300を選択する処理を概略的に示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、加入者が所望するIP回線300とは通話が無料となる回線をいう。
このフローチャートは、例えば内線端末200に対して加入者が発信操作を行なった結果、内線端末200が発信要求を送出し、その発信要求が通信制御装置100の内線IF部121に到達した時に処理が開始する。
まず、内線IF部121が受取った発信要求から中央制御部101は、通話相手となる着側電話番号情報を抽出する(S101)。抽出した着側電話番号情報は着側電話事業者識別部102に通知される。着側電話事業者識別部102は通知された着側電話番号情報を基に契約電話事業者登録部103に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S102)。
契約電話事業者登録部103に着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S103:Y)、選択発信部105は登録されていた電話番号情報に対応付けられたIP回線の契約電話番号を着信相手に通知するための発番号として設定し(S104)、その契約電話番号情報に対応付けられたIP回線が接続されている外線IF部131/132を選択し発信を行って(S105)処理を終了する。
一方、契約電話事業者登録部103に着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S103:N)、着側電話事業者識別部102は着側電話番号情報を基に提携電話事業者登録部104に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S106)。
提携電話事業者登録部104に着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S107:Y)、選択発信部105は登録されていた電話番号情報に対応付けられたIP回線300を選定し(S108)、選定されたIP回線300の契約電話番号を通知する発番号として設定し(S109)、選定したIP回線300が接続されている外線IF部131/132を選択し発信を行って(S110)処理を終了する。
上記の実施形態によれば、複数の電話事業者のIP回線300から通話が無料となるIP回線300を自動的に選択することができる。
なお、契約電話事業者登録部103にも提携電話事業者登録部104にも着側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S107:N)、選択発信部105は、図3の契約電話事業者登録部103の登録情報である通常利用1037に「●」と登録されているIP回線300の契約電話番号を通知する発番号として設定し(S112)、該IP回線300が接続されている外線IF部131/132を選択し発信を行って(S113)処理を終了する。尚、発信を行う際に、有料通話であることを音声生成部109で生成された音声で発側の加入者へ通知しても良い。
この実施形態により無料となる通話経路が検索できなかった場合にも、通話料金が発生するもののIP回線300へ発信することが可能となる。以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の応用が可能である。
例えば、上記実施の形態では通信制御装置100が発信を行うIP回線300を自動的に選択するため、内線端末200に発信操作を行った加入者はどのIP回線300から発信したのかを認識することができない。通信制御装置100に実装された音声生成部109により通信制御装置100が発信するIP回線300の選択を完了した時に、例えば、選択されたIP回線300の情報を音声で内線端末200に対して送出し、内線端末200の発信操作を行った加入者へ通知しても良い。
また、上記の実施の形態に加え、図6に示すような発信履歴情報を記憶する発信履歴記憶部106を搭載し、発信履歴記憶部106に記憶された情報により着側宛先番号毎の通話料金を累計し、宛先番号毎に任意の期間の累計通話料金を音声生成部109で生成した音声により加入者に通知するサービスもが可能である。
また、発信履歴記憶部106には、無料通話で無かった場合の通話料金を通話時間から算出して記憶でき、その算出通話料金を月毎に累計し、該累計料金を音声生成部109で生成した音声により加入者に知らせることが可能であり、更に契約電話事業者登録部103に該累計料金を記憶し、同じ登録部103に別途記憶されている基本料金と該累計料金とを比較した結果を音声生成部109で生成した音声により加入者に知らせることも可能である。
発信履歴記憶部106に、記憶される発信履歴情報は着側電話番号のフィールド1060、発IP回線のフィールド1061、発信日時のフィールド1062、通話時間のフィールド1063、通話料金のフィールド1064といった情報であり、内線端末200から発信操作により通信制御装置100が発信を行い着側電話番号のIP回線300に接続された電話装置500が応答し通話が成立した場合に、その通話が終了した時に記憶される。
本発明のもう一つの実施形態として、電話事業者の提供するIP回線300から本通信制御装置100に電話がかかってきた場合の実施の形態について説明する。図1で示したシステム構成図において、例えばIP回線300−4の電話装置500−4が本通信制御装置100に対して電話をかける場合に、着側電話番号として050−10xx−xxxxと050−20xx−xxxxと2つの電話番号を選択することが可能である。
IP回線300−4の電話装置500−4が着側電話番号として050−10xx−xxxxを選択して電話をかけた場合は提携グループ400−1のIP回線300−4,300−1を経由する為に通話は無料となるが、着側電話番号として050−20xx−xxxxを選択して電話をかけた場合は、提携グループ400−1と提携グループ400−2とをゲートウェイ600−1および600−2を介して接続する為に通話が有料となってしまう。
本発明によれば、本通信制御装置100は通話が有料となる場合に、本通信制御装置100が持つ他の電話番号宛にかけた方が通話料が割安になる場合には、発側の加入者に対してその旨を通知することができる。図7は、本発明の実施にかかる通信制御装置100が、着信時に割安となる着側電話番号を選択し発側へその電話番号情報を通知する処理を概略的に示すフローチャートである。
このフローチャートは、例えば電話装置500が通信制御装置100の複数の電話番号のうち一つをターゲットとして発信し通信制御装置100の外線IF部131、132いずれかに着信信号が到達した時に処理が開始する。
まず、外線IF部131が受取った着信信号の中の発番号表示情報から中央制御部101は発側電話番号情報を抽出する(S201)。抽出した発側電話番号情報は発側電話事業者識別部107に通知される。発側電話事業者識別部107は通知された発側電話番号情報を基に契約電話事業者登録部103に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S202)。
契約電話事業者登録部103に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S203:Y)、着信回線識別部108は登録されていた電話番号情報と外線IF部131に接続されている着信回線の契約電話番号との対応を同登録部103の登録情報を参照して調査する(S204)。対応していれば(S205:Y)、通常の手順で内線端末200を呼出して(S207)処理を終了する。対応していなければ(S205:N)、自動応答して音声生成部109が他の電話番号に電話すれば通話が無料となるとの音声ガイダンスを発側の電話装置500に向けて送出し(S206)、その後内線端末200を呼出して(S207)処理を終了する。
一方、契約電話事業者登録部103に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S203:N)、発側電話事業者識別部107は発側電話番号情報を基に提携電話事業者登録部104に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S208)。
提携電話事業者登録部104に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S209:Y)、着信回線識別部108は登録されていた電話番号情報と外線IF部131に接続されている着信回線の契約電話番号との対応を同登録部104の登録情報を参照して調査する(S210)。対応していれば(S211:Y)、通常の手順で内線端末200を呼出して(S207)処理を終了する。対応していなければ(S211:N)、自動応答して音声生成部109が他の電話番号に電話すれば通話が無料となるとの音声ガイダンスを発側の電話装置500に向けて送出し(S212)、その後内線端末200を呼出して(S207)処理を終了する。
なお、契約電話事業者登録部103にも提携電話事業者登録部104にも発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S209:N)、通常の手順で内線端末200を呼出して(S207)処理を終了する。上記の実施形態によれば、電話をかけてくる相手に対して本通信制御装置100が持つ複数の電話番号から通話が無料となる電話番号を選択して発信する機会を与えることができる。
なお、上記の実施形態では発側電話端末に対して他に無料となる経路が存在することを音声ガイダンスにより通知するだけであるが、発側電話端末と着側電話端末の端末間でのメッセージのやり取りを行う手段を設けることにより、無料となる経路を検索し自動的にその経路に通話経路を変更することも可能である。
図8は、着信があった通信制御装置100からの指示により無料となる経路を自動的に選択することを可能とするIP電話サービスのシステム構成を示す図である。
図8で示したシステム構成図において、IP回線300−4の電話装置500−4が本通信制御装置100−2に対して電話をかける場合に、着側電話番号として050−10xx−xxxxを選択すると通話経路が提携グループ400−1の中で収まり通話が無料となる。一方、着側電話番号として050−20xx−xxxxを選択すると通話経路が提携グループ400−1から外れるので通話が有料となる。
本通信制御装置100−2はIP回線300−4の電話装置500−4が着側電話番号として通話が有料となる050−20xx−xxxxを選択した場合に、通話を開始する前に、電話装置500−4との間でメッセージ交換を行い、電話装置500−4へ通話が無料となる050−10xx−xxxxを着側電話番号として選択し再発信を行うよう指示することにより、自動的に通話が無料となる経路で通話を行うことを可能とする。
なお、本実施の形態では電話装置500−4は、指定した着側電話番号へ再発信を行う機能を実装していることを前提とする。通信制御装置100−2と電話装置500−4間のメッセージ交換は、呼制御メッセージの一部を利用して行っても良いし、RTCP上で伝達可能であって両端末間で共通認識可能なメッセージを定義し、それを用いて行っても良いし、一旦通話を成立させ通話チャネル内で交換可能な信号(例えばPB信号)にメッセージを変換しそれを利用して行っても良い。
図9は、着信時に無料通話経路を自動的に選択する通信制御装置100−2の構成を示すブロック構成図である。中央制御部101、着側電話事業者識別部102、契約電話事業者登録部103、提携電話事業者登録部104、選択発信部105、発信履歴記憶部106、内線IF部121、外線IF部131、132、保守IF部141、発側電話事業者識別部107、着信回線識別部108はそれぞれ図1と同様である。
メッセージ交換部110は、前記電話装置500−4との間で交換するメッセージを生成したり、前記電話装置500−4から受取ったメッセージの内容を理解する。メッセージ変換部111は、前記電話装置500−4との間で伝達可能な形にメッセージを変換する。
図10は、本発明の実施にかかる通信制御装置100−2が、着信時に無料となる通話経路へ自動的に切り換えて通話を開始するまでの動作を概略的に示すフローチャートである。このフローチャートは、例えば電話装置500−4が通信制御装置100−2の複数の電話番号のうち一つをターゲットとして発信し通信制御装置100−2の外線IF部131、132いずれかに着信信号が到達した時に処理が開始する。
まず、外線IF部131が受取った着信信号の中の発番号表示情報から中央制御部101は発側電話番号情報を抽出する(S301)。抽出した発側電話番号情報は発側電話事業者識別部107に通知される。発側電話事業者識別部107は通知された発側電話番号情報を基に契約電話事業者登録部103に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S302)。
契約電話事業者登録部103に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S303:Y)、着信回線識別部108は登録されていた電話番号情報と外線IF部131に接続されている着信回線の契約電話番号との対応を同登録部103の登録情報を参照して調査する(S304)。対応していれば(S305:Y)、通常の手順で内線端末200を呼出して(S308)処理を終了する。対応していなければ(S305:N)、メッセージ交換部110が無料通話とすることが可能な着側電話番号情報を含むメッセージを発側IP電話装置500−4に向けて送出し(S306)、再発信を指示する。
その時メッセージ変換部111は発側IP電話装置が受取れる形に送信メッセージを変換する。発側IP電話装置500−4から再発信による着信が外線IF部131、132に到着したら(S307)、内線端末200を呼出して(S308)処理を終了する。
一方、契約電話事業者登録部103に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S303:N)、発側電話事業者識別部107は発側電話番号情報を基に提携電話事業者登録部104に登録された事業者を識別する電話番号情報を検索し、発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されているかどうか検索する(S309)。
提携電話事業者登録部104に発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていた場合(S310:Y)、着信回線識別部108は登録されていた電話番号情報と外線IF部131に接続されている着信回線の契約電話番号との対応を同登録部104の登録情報を参照して調査する(S311)。対応していれば(S312:Y)、通常の手順で内線端末200を呼出して(S308)処理を終了する。対応していなければ(S312:N)、メッセージ交換部110が無料通話とすることが可能な着側電話番号情報を含むメッセージを発側IP電話装置500−4に向けて送出し(S313)再発信を指示する。
その時メッセージ変換部111は発側IP電話装置が受取れる形に送信メッセージを変換する。発側IP電話装置500−4から再発信による着信が外線IF部131、132に到着したら(S314)、内線端末200を呼出して(S308)処理を終了する。なお、契約電話事業者登録部103にも提携電話事業者登録部104にも発側電話番号情報と合致する電話番号情報が登録されていなかった場合(S310:N)通常の手順で内線端末200を呼出して(S308)処理を終了する。
上記の実施形態によれば、着信に対しても無料となる通話経路を自動的に選択することが可能となり、電話をかけてきた相手の通話料金を節約することができる。なお、これまでの実施形態の説明は通信制御装置100および100−2には電話機能(通話機能と発着信操作機能)が含まれていなかったが、通信制御装置に電話機能を含め、通信制御装置100および100−2と内線端末200を統合した形態による実施であっても良い。
システム構成図 通信制御装置のブロック構成図 契約電話事業者登録情報の構成例 提携電話事業者登録情報の構成例 発信時に最適なIP回線を選択するフローチャート 発信履歴記憶部に記録される発信履歴情報の例 着信時に割安となる電話番号情報を発側へ通知するフローチャート 着信時に無料通話経路を自動的に選択する通信制御装置を説明するシステム構成図 着信時に無料通話経路を自動的に選択する通信制御装置のブロック構成図 着信時に無料通話経路を自動的に選択するフローチャート
符号の説明
100 通信制御装置
101 中央制御部
102 着側電話事業者識別部
103 契約電話事業者登録部
104 提携電話事業者登録部
105 選択発信部
106 発信履歴記憶部
107 発側電話事業者識別部
108 着信回線識別部
109 音声生成部
110 メッセージ交換部
111 メッセージ変換部
121 内線IF部
131、132 外線IF部
141 保守IF部
200 内線端末
300 IP回線
400 提携グループ
500 電話装置
600 ゲートウェイ
700 保守コンソール

Claims (1)

  1. 複数の電話事業者が提供する複数のIP回線を収容し自通信制御装置に帰属する1以上の内線端末からの発着信を制御する通信制御装置であって、
    前記内線端末への着信があった場合に、発側電話番号情報から発側の電話事業者を識別する発側電話事業者識別手段と、
    契約関係にある電話事業者と前記複数のIP回線とを対応付けて登録する契約電話事業者登録手段及び前記契約電話事業者登録手段に登録された電話事業者の各々と提携関係のある電話事業者を前記複数のIP回線と対応付けて登録する提携電話事業者登録手段と、を有し、
    前記発側電話事業者識別手段は、着信時に当該着信の発側の電話事業者を識別し、前記識別した発側の電話事業者が前記契約電話事業者登録手段及び前記提携電話事業者登録手段に登録されているか否かを判定し、登録されていると判定しかつ当該着信を受付けたIP回線が前記登録されている電話事業者に対応したIP回線でないならば、当該着信の発側に対して契約関係または提携関係にある別のIP回線の存在を通知することを特徴とするIP回線選択機能を有する通信制御装置。
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