JP2011147016A - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Koichi Genda
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Takeshi Miyasaka
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Takayuki Takabayashi
孝行 高林
Yasuhiko Yoshimura
康彦 吉村
Sei Furukawa
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Abstract

【課題】IP網においてeコールサービス等の発呼の転送サービスを提供する。
【解決手段】IP網内のAS10または加入者サーバ20、あるいは網外ASに転送先情報14を用意する。加入者サーバ20は、この転送先情報14を参照して、発端末からの発呼(INVITEメッセージ)に対し、着端末が応答しなかったときの転送先の端末80を特定する。そして、この特定した転送先の端末80へINVITEメッセージを送信し、この転送先の端末80を呼び出す。そして、この端末80からも応答がなかったときには、再度転送先情報14を参照して、次の転送先の端末80に対しINVITEメッセージを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)網における電話転送技術に関する。
従来、PSTN(公衆回線網)において、eコールサービス等の電話転送サービスが提供されている。このeコールサービスは、交換機が、「060」で始まる着信番号への発呼を受け付けると、ユーザにより登録された複数の端末へ、この発呼を順次転送するサービスである。例えば、まずユーザの自宅の電話機を発呼し、この自宅の電話機が応答しない場合、この発呼を携帯電話機へ転送する。このようなサービスによれば、例えば、着端末のユーザが自宅を留守にしていたため電話に応答が得られない場合でも、ユーザの携帯電話機等へ発呼を転送することができる(非特許文献1参照)。
NTTコム、eコール、[online]、[平成21年12月2日検索]、インターネット、<URL: http://www.ntt.com/e-call/ >
しかし、このような電話転送サービスを、IP網で実現するための技術は検討されていなかった。例えば、IP網内の加入者サーバが、060等の転送サービスの電話番号を含むINVITEメッセージ(発呼)を受信した場合において、着端末からの応答が得られなかったとき、このINVITEメッセージ(発呼)の転送先の端末を特定し、この端末へ発呼を転送する技術は検討されていなかった。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、IP網において電話転送サービスを提供すること目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、加入者サーバからの問い合わせに応じて、呼制御における接続先の端末を指示するAS(Application Server)とを備える通信システムとした。この加入者サーバは、IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、INVITEメッセージに含まれる着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号を、ASに問い合わせる。また、ASへの問い合わせの応答として送信された物理番号を受信し、物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末またはゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行う。そして、ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、発端末との接続処理を行う。一方、この端末から、所定時間経過しても、INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、応答が得られなかった端末の物理番号を含む不出通知をASへ送信する。また、ASは、着端末のIDごとに、着端末の物理番号と、着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部を備える。そして、このASは、加入者サーバから、(1)着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、転送先情報を参照して、着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、特定した物理番号を加入者サーバへ送信し、(2)不出通知を受信したとき、転送先情報を参照して、応答が得られなかった端末へのINVITEメッセージの転送先の端末の物理番号を特定し、特定した物理番号を加入者サーバへ送信する。
このようにすることで、IP網内の加入者サーバが、060等の転送サービスの電話番号(サービスID)を含むINVITEメッセージ(発呼)を受信した場合において、着端末からの応答が得られなかったとき、このINVITEメッセージ(発呼)の転送先の端末を特定し、この端末へ発呼を転送する。これにより、通信システムはIP網における転送サービスを提供することができる。
また、本発明の通信システムは、着端末または転送先の端末を呼び出し中である旨を伝える音声ガイダンスを発端末へ送信するメディアサーバを備える。そして、ASの接続先指示部は、加入者サーバから、着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせ、または、不出通知を受信したとき、発端末とメディアサーバとの接続指示を、加入者サーバへ送信し、加入者サーバは、接続指示に基づき、発端末とメディアサーバとの接続処理を行う。
このようにすることで、発端末は、通信システムが転送サービスにより転送先の端末を呼び出し中であるとき、その旨の音声ガイダンスを受信することができる。
また、本発明の通信システムのASは、入力部経由で、転送先情報の更新情報の入力を受け付け、入力された更新情報に基づき、転送先情報を更新する。
このようにすることで、通信システムは、転送先情報に新たな転送先の端末の追加設定を受け付けたり、転送先の端末の削除設定を受け付けたりすることができる。
また、本発明の加入者サーバは、IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバであって、着端末のIDごとに、着端末の物理番号と、着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部を備える。そして、加入者サーバは、(1)IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、転送先情報を参照して、着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定する。また、加入者サーバは、(2)ルーチング先の端末から、所定時間経過しても、INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき転送先情報を参照して、この応答が得られなかった端末の物理番号を特定する。そして、特定された物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末またはゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行う。
このようにすることでも、通信システムはIP網における転送サービスを提供することができる。
また、本発明は、IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、IP網外に設置され、加入者サーバからの問い合わせに応じて、呼制御における接続先の端末を指示する網外ASと、IP網に設置され、網外ASから送信された信号および加入者サーバから送信された信号の相互変換を行う網内ASと備える通信システムとした。この加入者サーバは、IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、INVITEメッセージに含まれる着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号を、網内AS経由で、網外ASに問い合わせる。また、ASへの問い合わせの応答として送信された物理番号を受信し、物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末またはゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行う。そして、ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、発端末との接続処理を行う。着端末から、所定時間経過しても、INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、AS問い合わせ部により、応答が得られなかった着端末または転送先の端末の物理番号を含む不出通知を、網内AS経由で、網外ASへ送信する。この網外ASは、着端末のIDごとに、着端末の物理番号と、着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部を備える。そして、この網内ASは、網内AS経由で加入者サーバから、(1)着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、転送先情報を参照して、着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、特定した物理番号を加入者サーバへ送信し、(2)不出通知を受信したとき、転送先情報を参照して、応答が得られなかった端末へのINVITEメッセージの転送先の端末の物理番号を特定し、特定した物理番号を、網内AS経由で加入者サーバへ送信する。そして、加入者サーバは、網内AS経由で、網外ASから、応答が得られなかった端末の物理番号を受信したとき、この物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、当該作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末またはゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信する。
このようにすることで、IP網外の装置に転送先情報の設定を行い、その設定された転送先情報に基づき、転送サービスを提供できる。つまり、わざわざIP網内のASや加入者サーバに転送先情報の設定を行わなくても、転送サービスを提供できる。
本発明によれば、IP網で電話転送サービスを提供できる。
第1の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。 第1の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。 第2の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。 第2の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。 第3の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。 第3の実施の形態のシステムの構成例を示した図である。
<第1の実施の形態>
本発明の実施の形態を、第1の実施の形態から第3の実施の形態に分けて説明する。ここでは、呼制御プロトコルとして、SIP(Session Initiation Protocol)を用いる場合を例に説明する。
まず、図1を用いて第1の実施の形態の通信システム(システム)を説明する。システムは、IP網と、IP(Internet Protocol)変換装置90、このIP変換装置90経由で接続される端末80とを備える。また、IP網内には、加入者サーバ20、中継サーバ40、AS(アプリケーションサーバ)10およびMS(メディアサーバ)30が設置される。なお、このIP網は、PSTN−GW50経由で、PSTNと接続されていてもよい。このPSTN−GW50は、PSTN(公衆回線網)とIP網とのゲートウェイであり、IP網のプロトコルとPSTNのプロトコルとの相互変換を行う。このPSTNは、IGS交換機(関門交換機)60と、GC交換機(加入者交換機)70とを備え、PSTNに接続する端末80は、このGC交換機70経由でPSTNに接続される。
端末80は、インタフェースがメタル回線である端末であり、ダイヤル番号送出を行う。なお、この端末80に代えて、インタフェースが光回線であるNGN(Next Generation Network)端末を用いるようにしてもよい。このNGN端末は、IP網と直接IPによりメッセージの送受信を行う端末である。
IP変換装置90は、メタル回線による端末80を収容し、端末80とIP網との間でプロトコル変換等を行う装置である。
中継サーバ40は、加入者サーバ20からの発呼(INVITEメッセージ)を中継する装置である。
加入者サーバ20は、IP変換装置90からの発呼(INVITEメッセージ)を受け付けると、他の端末80やMS30との接続制御を行う。このINVITEメッセージが加入者サーバ20は、サービス判定部21と、AS問い合わせ部22と、接続処理部23と、ルーチング部24と、端末不出通知部25とを備える。課金処理部26については後記する。
サービス判定部21は、受信したINVITEメッセージに含まれるIDが、所定のID(例えば、060で始まる番号)を含むINVITEメッセージか否かを判断する。そして、サービス判定部21は、このINVITEメッセージが所定のIDを含むとき、このINVITEメッセージを転送サービスの契約者の端末80へのINVITEメッセージであると判断する。そして、このINVITEメッセージをAS問い合わせ部22へ出力する。
AS問い合わせ部22は、サービス判定部21から出力されたINVITEメッセージを、中継サーバ40経由でAS10へ送信することで、AS10へ、端末80(着端末)の物理番号の問い合わせを送信する。そして、AS10への問い合わせの応答として、着端末の物理番号を含むINVITEメッセージを受信すると、この受信したINVITEメッセージに含まれる着端末の物理番号をルーチング部24へ出力する。
接続処理部23は、ルーチング部24によりルーチングされた着端末からの応答(200メッセージ)を受信すると、この着端末と発端末とを接続し、通話可能な状態にする。また、この接続処理部23は、発端末と、MS30とを接続し、発端末がMS30からの音声ガイダンスを受信できるようにする。
ルーチング部24は、AS問い合わせ部22から出力された物理番号を含むINVITEメッセージを作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末80またはPSTN−GW50経由でPSTN内の端末80へ送信し、ルーチング処理を行う。また、このルーチング部24は、発呼に対する応答が得られなかったとき、AS10から、次に発呼する端末80(発呼の転送先の端末80)の物理番号を受信し、この物理番号を含むINVITEメッセージを作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、IP網内の着端末またはPSTN−GW50経由で、PSTNの端末80へ送信し、ルーチング処理を行う。
端末不出通知部25は、ルーチング先である着端末から、所定時間経過しても、INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、AS問い合わせ部22経由で、この応答が得られなかった着端末または転送先の端末の物理番号を含む不出通知をAS10へ送信する。つまり、AS10へ不出通知を送信することで、次にINVITEメッセージを送信すべき端末80(転送先の端末80)をAS10へ問い合わせる。
この加入者サーバ20は、中継サーバ40との通信インタフェースである入出力インタフェース、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体を備えるコンピュータにより実現される。
AS10は、加入者サーバ20からの問い合わせに応じて、着端末の物理番号やMS30(MS30のアドレス)を指示する。このようなAS10は、接続先指示部11と、課金レート通知部12と、転送先設定部13とを備える。また、このAS10は、記憶部(図示省略)の所定領域に転送先情報14、MS30のアドレス情報(図示省略)を記憶する。課金レート通知部12については後記する。
接続先指示部11は、加入者サーバ20から、着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、転送先情報14を参照して、着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、この特定した物理番号を加入者サーバへ送信する。また、加入者サーバ20から、着端末(または転送先の端末80)の不出通知を受信したとき、転送先情報を参照して、この応答が得られなかった端末80への発呼(INVITEメッセージ)の転送先の端末80の物理番号を特定し、特定した物理番号を加入者サーバ20へ送信する。また、加入者サーバ20から、着端末のID(電話番号)に対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、MS30への接続指示を、加入者サーバ20へ送信する。
転送先設定部13は、入力部(図示省略)経由で入力された情報をもとに転送先情報14における転送先の端末80等の情報を更新する。例えば、この転送サービスの利用者や管理者のPC(Personal Computer)から、ネットワーク経由で、転送先情報14の更新情報を受信すると、この情報をもとに転送先情報14を更新する。
転送先情報14は、着端末のID(電話番号)ごとに、この着端末の物理番号および、この着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末80の物理番号を示した情報である。例えば、表1に例示するように、着端末のID(電話番号)ごとに、この着端末の物理番号と、この着端末への発呼に対し、所定時間応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号が記載される。ここで転送先の端末80は、表1に例示するように1以上設定されていてよい。ここで、表1に例示する転送先情報14において、着端末から所定時間応答が得られなかったとき、発呼(INVITEメッセージ)を第1の転送先の端末80へ転送することを示す。そして、この第1の転送先の端末80からも所定時間応答が得られなかったとき、発呼(INVITEメッセージ)を第2の転送先の端末80へ転送することを示す。
Figure 2011147016
この転送先情報14は、接続先指示部11が、加入者サーバ20に対し、接続先を指示する際に参照され、着端末および各転送先の端末80の物理番号は、IP網の端末80の物理番号であってもよいし、PSTNの端末80の物理番号であってもよい。
MS30は、ガイダンス送出部31を備え、加入者サーバ20からの指示に基づき、発端末と接続されると、この発端末へ音声ガイダンスを送出する。この音声ガイダンスは、例えば、着端末や転送先の端末80を呼び出し中であることを伝える音声ガイダンスである。このMS30も、中継サーバ40との通信インタフェースである入出力インタフェース、CPU、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ等の記憶媒体を備えるコンピュータにより実現される。
<処理手順(1)発端末がIP網の端末の場合>
次に、図1,図2を用いて第1の実施の形態のシステムの処理手順を説明する。ここでは、発端末が、IP網に接続される端末80Aである場合を例に説明する。
まず、図1のIP変換装置90が端末80Aから、転送サービスのIDを含む着端末の電話番号のダイヤルを受け付けると、この転送サービスのIDを含む着端末の電話番号を有する発呼(INVITEメッセージ)を作成し、加入者サーバ20へ送信する(S1)。
加入者サーバ20のサービス判定部21は、受信したINVITEメッセージに含まれる着端末の電話番号から、この着端末が転送サービスの契約者の端末80か否かを判断する。例えば、INVITEメッセージの電話番号に「060」等の番号が含まれているとき、この着端末を、転送サービスの契約者の端末80であると判断する。そして、サービス判定部21は、着端末が転送サービスの契約者の端末80であると判断すると、受信したINVITEメッセージをAS問い合わせ部22へ出力する(S2)。そして、AS問い合わせ部22は、中継サーバ40経由で、受信したINVITEメッセージをAS10へ送信することで、この着端末の物理番号の問い合わせる(S3)。
AS10の接続先指示部11は、加入者サーバ20から、着端末の物理番号の問い合わせを受信すると、まず加入者サーバ20へ、発端末とMS30との接続先を指示するINVITEメッセージを送信する(S4)。このときの接続先指示は、MS30から発端末へ送信するガイダンスパターンの指示内容も含む。そして、加入者サーバ20の接続処理部23は、このINVITEメッセージに基づき、発端末とMS30とを接続し(S5)、MS30は発端末へ音声ガイダンスを送信する。
そして、音声ガイダンス終了後、AS10の接続先指示部11は、加入者サーバ20から受信した着端末の物理番号の問い合わせに含まれる着端末の電話番号をキーとして、転送先情報14を検索し、この着端末の物理番号を特定する。そして、この着端末の物理番号を、加入者サーバ20のルーチング部24へ出力する(S6)。次に、ルーチング部24は、この着端末の物理番号を含む発呼(INVITEメッセージ)を作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、例えば、着端末である、IP網内の端末80Bや、PSTN内の端末80Cへ送信し、ルーチング処理を行う(S7)。なお、INVITEメッセージをPSTN内の端末80Cへ送信する場合、PSTN−GW50は、このINVITEメッセージをPSTNで用いるプロトコルの信号(IAMメッセージ)に変換する。そして、この変換後の信号は、IGS交換機60およびGC交換機70経由で、端末80Cへ到達し、これにより、着端末が呼び出される。この後、加入者サーバ20の接続処理部23は、着端末のオフフック(発呼に対する応答)を検出すると、発端末と着端末とを接続し、端末80間で通話可能な状態を確立する。なお、PSTNに接続される端末80Cのオフフックを伝える信号は、PSTN−GW50において、IP網内で用いられるプロトコルの信号(200メッセージ)に変換され、加入者サーバ20へ送信される。
一方、加入者サーバ20において、着端末から、当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したとき、端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の転送先の端末80を問い合わせる(S8)。これを受けて、加入者サーバ20のAS問い合わせ部22は、この着端末への発呼の転送先の端末80をAS10に問い合わせる。この問い合わせを受信したAS10の接続先指示部11は、転送先情報14を参照して、この着端末への発呼の転送先の端末80の物理番号を特定する。そして、この特定した物理番号を加入者サーバ20へ出力する。加入者サーバ20のルーチング部24は、加入者サーバ20から受信した転送先の端末80の物理番号をもとに、S7と同様のルーチング処理を行う。すなわち、この第1の転送先の端末80の物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、この第1の転送先の端末80へINVITEメッセージを送信する。ここで、所定時間経過しても第1の転送先の端末80からも当該呼び出しに対する応答が得られないとき、S8と同様に端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の第2の転送先の端末80を問い合わせ、加入者サーバ20のルーチング部24は、加入者サーバ20から受信した第2の転送先の端末80の物理番号をもとに、S7と同様のルーチング処理を行う。
このような処理を行うことで、通信システムは、IP網に接続される端末80から転送サービスを契約している着端末への発呼について、この着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。
<処理手順(2)発端末がPSTN網の端末の場合>
次に、図2を用いて、発端末がPSTN網の端末の場合について説明する。ここでは、発端末が、PSTNに接続される端末80Dである場合を例に説明する。図2のGC交換機70は、端末80Dから、転送サービスのIDを含む着端末の電話番号のIAMメッセージを受信すると、このIAMメッセージをIGS交換機60経由で、PSTN−GW50へ送信する(S11)。PSTN−GW50は、この転送サービスのIDを含む着端末の電話番号のIAMメッセージをIP網で用いるプロトコルの信号(INVITEメッセージ)に変換し、中継サーバ40経由で、加入者サーバ20へ送信する(S12)。
S13,S14の処理は、S2,S3と同様なので説明を省略する。加入者サーバ20の接続処理部23は、AS10からの接続先指示に基づき、発端末である端末80DとMS30とを接続し(S16)、MS30は端末80Dへ音声ガイダンスを送信する。つまり、接続処理部23は、中継サーバ40、PSTN−GW50、IGS交換機60およびGC交換機70経由で、MS30と端末80Dとを接続し、MS30は端末80Dへ音声ガイダンスを送信する。
S17の処理は、S6と同様なので説明を省略する。ルーチング部24は、S17で受信した着端末の物理番号をもとに、発端末からの発呼(INVITEメッセージ)を作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末80AまたはPSTN−GW50経由でPSTN内の端末80Cへ送信し、ルーチング処理を行う(S18)。この後、S8と同様に、加入者サーバ20において、着端末から、当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したとき、端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の転送先の端末80を問い合わせる(S19)。これを受けて、加入者サーバ20のAS問い合わせ部22は、この着端末への発呼の転送先の端末80をAS10に問い合わせる。この問い合わせを受信したAS10の接続先指示部11は、転送先情報14を参照して、この着端末への発呼の転送先の端末80の物理番号を特定する。そして、この特定した物理番号を加入者サーバ20へ出力する。加入者サーバ20のルーチング部24は、加入者サーバ20から受信した転送先の端末80の物理番号をもとに、S7と同様のルーチング処理を行う。そして、第1の転送先の端末80からも当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したとき、S8と同様に端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の転送先の端末80を問い合わせ、加入者サーバ20のルーチング部24は、加入者サーバ20から受信した第2の転送先の端末80の物理番号をもとに、S7と同様のルーチング処理を行う。
このような処理を行うことで、通信システムは、PSTNに接続される端末80から転送サービスを契約している着端末への発呼について、この着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。なお、加入者サーバ20とは別個のAS10に設けることで、1つのAS10に設定された転送先情報14を複数の加入者サーバ20が参照することができる。
<第2の実施の形態>
次に、図3,図4を用いて、第2の実施の形態のシステムを説明する。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施の形態のシステムは、第1の実施の形態のAS10が保持していた転送先情報14を、加入者サーバ20Aが保持することを特徴とする。
加入者サーバ20Aは、IP変換装置90経由で発端末からの発信(INVITEメッセージ)を受け付けると、着端末やMS30との接続制御を行う。この加入者サーバ20Aは、サービス判定部21と、接続処理部23と、ルーチング部24と、端末不出通知部25と、転送先設定部13と、転送先情報14と、接続先特定部27とを備える。この接続先特定部27は、サービス判定部21から出力されたINVITEメッセージを受信すると、このINVITEメッセージに含まれる着端末のIDをキーとして、転送先情報14を検索して、着端末の物理番号を特定する。そして、この特定した着端末の物理番号をルーチング部24へ出力する。そして、ルーチング部24は、着端末の物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、これを送信することにより、着端末からの発呼のルーチング処理を行う。
<処理手順(1)発端末がIP網の端末の場合>
次に、図3を用いて、第2の実施の形態の通信システムの処理手順を説明する。ここでは、発端末が、IP網に接続される端末80Aである場合を例に説明する。
S21は、S1と同様なので説明を省略し、S22から説明する。加入者サーバ20Aのサービス判定部21は、受信したINVITEメッセージに含まれる着端末の電話番号から、着端末が転送サービスの契約者の端末80か否かを判断する。そして、サービス判定部21は、着端末が転送サービスの契約者の端末80であると判断すると、受信したINVITEメッセージを接続先特定部27へ出力する(S22)。このINVITEメッセージを受信した接続先特定部27は、発端末とMS30との接続先指示を接続処理部23へ出力し(S23)、この接続指示に応じて、接続処理部23は、発端末とMS30とを接続する(S24)。そして、MS30は発端末へ音声ガイダンスを送信する。
音声ガイダンス終了後、接続先特定部27は、受信したINVITEメッセージに含まれる着端末の電話番号をキーとして、転送先情報14を検索し、この着端末の物理番号を特定する。そして、この着端末の物理番号を、ルーチング部24へ出力する(S25)。この後、ルーチング部24は、S7と同様に、着端末の物理番号を含む発呼(INVITEメッセージ)を作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末80BまたはPSTN内の端末80Cへ送信し、ルーチング処理を行う(S26)。
なお、ここでも、INVITEメッセージをPSTN内の端末80Cへ送信する場合、PSTN−GW50は、このINVITEメッセージをPSTNで用いるプロトコルの信号(IAMメッセージ)に変換する。そして、この変換後の信号は、IGS交換機60およびGC交換機70経由で、端末80Cへ到達し、これにより、着端末が呼び出される。この後、加入者サーバ20は、着端末のオフフック(発呼に対する応答)を検出すると、発端末と着端末とを接続し、端末80間で通話可能な状態を確立する。また、PSTNに接続される端末80Cのオフフックを伝える信号は、PSTN−GW50において、IP網内で用いられるプロトコルの信号(200メッセージ)に変換され、加入者サーバ20Aへ送信される。
一方、加入者サーバ20Aにおいて、着端末から、当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したとき、端末不出通知部25は、接続先特定部27へ、この着端末への発呼の転送先の端末80を問い合わせる(S27)。これを受けて、接続先特定部27は、転送先情報14を参照して、この着端末への発呼の転送先の端末80の物理番号を特定する。そして、この特定した物理番号をルーチング部24へ出力する。そして、ルーチング部24は、接続先特定部27から受信した転送先の端末80の物理番号をもとに、S26と同様のルーチング処理を行う。すなわち、この転送先の端末80の物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、第1の転送先の端末80へ送信する。ここで、第1の転送先の端末80から当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないとき、S27と同様に端末不出通知部25は、接続先特定部27へ、この着端末への発呼の第2の転送先の端末80を問い合わせ、ルーチング部24は、問い合わせの結果得られた第2の転送先の端末80の物理番号をもとに、S26と同様のルーチング処理を行う。
このような処理を行うことで、通信システムは、IP網に接続される端末80から転送サービスを契約している着端末への発呼について、この着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。
<処理手順(2)発端末がPSTN網の端末の場合>
次に、図4を用いて、発端末が、PSTNの端末80である場合について説明する。ここでは、発端末が、PSTNの端末80Dである場合を例に説明する。S31,S32は、S11,S12と同様の処理を行う。また、S33,S34は、S22,S23と同様なので、説明を省略する。
MS30による音声ガイダンス終了後、加入者サーバ20Aの接続先特定部27は、サービス判定部21から受信したINVITEメッセージに含まれる着端末の電話番号をキーとして、転送先情報14を検索し、この着端末の物理番号を特定する。そして、この着端末の物理番号を、ルーチング部24へ出力する(S34)。この後、ルーチング部24は、S7と同様に、着端末の物理番号を含む発呼(INVITEメッセージ)を作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末80AまたはPSTN内の端末80Cへ送信し、ルーチング処理を行う(S35)。
なお、ここでも、INVITEメッセージをPSTN内の端末80Cへ送信する場合、PSTN−GW50は、このINVITEメッセージをPSTNで用いるプロトコルの信号(IAMメッセージ)に変換する。そして、この変換後の信号が、IGS交換機60およびGC交換機70経由で、端末80Cへ到達することで、着端末が呼び出される。この後、加入者サーバ20Aは、着端末のオフフック(発呼に対する応答)を検出すると、発端末と着端末とを接続し、端末80間で通話可能な状態を確立する。なお、PSTNに接続される端末80Cのオフフックを伝える信号は、PSTN−GW50において、IP網内で用いられるプロトコルの信号(200メッセージ)に変換され、加入者サーバ20Aへ送信される。
この後、加入者サーバ20Aにおいて、着端末から、当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したときの処理は、前記した処理手順(1)発端末がIP網の端末の場合と同様なので説明を省略する。
このような処理を行うことで、第2の実施の形態の通信システムにおいて、転送サービスを契約している着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。
なお、MS30は、IP網内に設置してもよいし、IP網外に設置してもよいが、図3,4に示すように、IP網外に設置する場合、中継サーバ40はNNI(Network-Network Interface )41を備えるものとする。このNNI41は、IP網内の信号と、IP網外の信号との相互変換を行うインタフェースであり、中継サーバ40は、このNNI41経由で、MS30との間で信号の送受信を行うものとする。
<第3の実施の形態>
次に、図5,6を用いて、第3の実施の形態のシステムを説明する。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。第3の実施の形態のシステムは、第1の実施の形態のシステムにおけるAS10が、IP網外の網外AS10Aとして設置されることを特徴とする。また、IP網には、加入者サーバ20と網外AS10Aとの信号のやりとりにおいて、ANI(Application to Network Interface)を提供する網内AS10Bが設置される。つまり、加入者サーバ20と網外AS10Aとは、網内AS10B経由で信号の送受信を行う。このようにIP網外のサーバ(網外AS10A)を設け、この網外AS10Aにより転送先情報14を管理することで、転送先情報14の設定変更等を行いやすくなる。
網外AS10Aは、接続先指示部11と、課金レート通知部12と、転送先設定部13とを備える。また、この網外AS10Aの記憶部(図示省略)は、所定領域に転送先情報14、MS30のアドレス情報(図示省略)を記憶する。また、IP網内には、網内AS10Bが設置される。この網内AS10Bは、ANI15を備える。このANI15は、網外AS10Aからの信号を受信すると、この信号をIP網内で用いるプロトコルの信号に変換し、加入者サーバ20へ送信する。また、加入者サーバ20から送信された信号を、IP網外で利用可能な信号に変換して、網外AS10Aへ送信する。
<処理手順(1)発端末がIP網の端末の場合>
次に、第3の実施の形態のシステムの処理手順を説明する。まず、図5を用いて、発端末が、IP網に接続される端末80Aである場合を例に説明する。
S41,S42は、S1,S2と同様なので説明を省略する。加入者サーバ20のAS問い合わせ部22は、着端末の電話番号を含むINVITEメッセージを網内AS10B経由で、網外AS10Aへ送信し、着端末の物理番号の問い合わせる(S43)。つまり、網内AS10Bは、加入者サーバ20から送信されたINVITEメッセージを、ANI15により、網外AS10Aとの間で用いる信号に変換して、網外AS10Aへ送信する。この信号は着端末の電話番号を含むものである。
網内AS10Bから送信された信号を受信した網外AS10Aの接続先指示部11は、網内AS10B経由で、加入者サーバ20へ、発端末とMS30との接続先指示を送信する。つまり、網内AS10Bは、網外AS10Aから発端末とMS30との接続先指示を受信すると、この指示を、ANI5によりIP網で用いる信号(INVITEメッセージ)に変換して、加入者サーバ20へ送信する(S44)。このときの接続先指示は、MS30から発端末へ送信するガイダンスパターンの指示内容も含む。そして、加入者サーバ20の接続処理部23は、この接続先指示に基づき、発端末とMS30とを接続し(S45)、MS30は発端末へ音声ガイダンスを送信する。
そして、音声ガイダンス終了後、網外AS10Aの接続先指示部11は、加入者サーバ20から受信した着端末の物理番号の問い合わせに含まれる着端末の電話番号をキーとして、転送先情報14を検索し、この着端末の物理番号を特定する。そして、この着端末の物理番号を、網内AS10B経由で、加入者サーバ20のルーチング部24へ出力する(S46)。つまり、網内AS10Bは、網外AS10Aから送信された着端末の物理番号を、IP網で用いる信号(INVITEメッセージ)に変換して、加入者サーバ20へ送信する。
この後、ルーチング部24は、この着端末の物理番号を含む発呼(INVITEメッセージ)を作成する。そして、この作成したINVITEメッセージを、着端末である、IP網内の端末80Bや、PSTN内の端末80Cへ送信し、ルーチング処理を行う(S47)。以降の処理は第1の実施の形態のシステムと同様なので説明を省略するが、加入者サーバ20において、着端末から、当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないと判断したとき、端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の転送先の端末80を問い合わせる(S48)。これを受けて、加入者サーバ20のAS問い合わせ部22は、網内AS10B経由で、この着端末への発呼の転送先の端末80を網外AS10Aに問い合わせる。この問い合わせを受信した網外AS10Aの接続先指示部11は、転送先情報14を参照して、この着端末への発呼の転送先の端末80の物理番号を特定する。そして、この特定した物理番号を、網内AS10B経由で、加入者サーバ20へ出力する。加入者サーバ20のルーチング部24は、加入者サーバ20から受信した転送先の端末80の物理番号をもとに、ルーチング処理を行う。すなわち、この第1の転送先の端末80の物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、この第1の転送先の端末80へINVITEメッセージを送信する。ここで、第1の転送先の端末80からも当該呼び出しに対する応答が所定時間経過しても得られないとき、端末不出通知部25は、AS問い合わせ部22へ、この着端末への発呼の第2の転送先の端末80を問い合わせ、加入者サーバ20のルーチング部24は、網内AS10B経由で加入者サーバ20から受信した第2の転送先の端末80の物理番号をもとに、ルーチング処理を行う。
このような処理を行うことで、通信システムは、IP網に接続される端末80から転送サービスを契約している着端末への発呼について、この着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。
<処理手順(2)発端末がPSTN網の端末の場合>
なお、発端末が、PSTNの端末80である場合、第3の実施の形態のシステムは、図6に示すような処理手順を実行する。ここで、発端末が、PSTNの端末80Dである場合を例に説明する。S51,S52は、S11,S12と同様であり、S53〜S58の処理は、処理手順(2)発端末がPSTN網の端末の場合と同様なので説明を省略する。
このような処理を行うことで、システムは、PSTNに接続される端末80から転送サービスを契約している着端末への発呼について、この着端末からの応答が得られないとき、この着端末の転送先の端末80(IP網の端末80またはPSTNの端末80)へ転送することができる。
なお、各実施の形態のシステムは、発端末と着端末との間で通話可能な状態が確立すると、発端末に対し課金処理を行うようにしてもよい。例えば、図1に示す第1の実施の形態のシステムにおいて、AS10が課金レート通知部12を備え、加入者サーバ20が課金処理部26を備える。そして、発端末と着端末との間で通話可能な状態が確立されると、発端末が接続される加入者サーバ20は課金レート通知部12から課金情報を受信し(S9)、この課金情報を課金処理部26へ送信し、また課金処理部26は、SIPにおける200メッセージ等により、課金情報を、この発端末に接続されるIP変換装置90へ送信する。
また、発端末がPSTN内の端末80の場合、図2に示すように、加入者サーバ20の課金処理部26は、AS10の課金レート通知部12から、課金情報を受信すると(S20)、この課金情報をSIPのINFOメッセージにより中継サーバ40経由でPSTN−GW50へ送信する。その後、PSTN−GW50は、この課金情報をPSTNで用いるプロトコルの信号に変換して、IGS交換機60経由でGC交換機70へ送信する(S21)。
また、第2の実施の形態のシステムにおいて課金処理を行う場合、図3に示すように加入者サーバ20Aが課金処理部26を備える。そして、発端末と着端末との間で通話可能な状態が確立されると、発端末の接続される加入者サーバ20Aの課金処理部26がSIPにおける200メッセージ等により、課金情報を発端末に接続されるIP変換装置90へ送信する(S28)。また、発端末がPSTN内の端末80の場合、図4の加入者サーバ20Aの課金処理部26は、課金情報をSIPのINFOメッセージにより中継サーバ40経由でPSTN−GW50へ送信する。その後、PSTN−GW50は、この課金情報をPSTNで用いるプロトコルの信号に変換して、IGS交換機60経由でGC交換機70へ送信する。
さらに、第3の実施の形態のシステムにおいて課金処理を行う場合、図5に示すように網外AS10Aが課金レート通知部12を備える。そして、発端末と着端末との間で通話可能な状態が確立されると、加入者サーバ20の課金処理部26は、網内AS10B経由で、課金情報を受信し(S49)、SIPにおける200メッセージ等により、課金情報を、発端末に接続されるIP変換装置90へ送信する(S50)。また、発端末がPSTN内の端末80の場合、第1の実施の形態のシステムと同様に、図6の加入者サーバ20の課金処理部26は、課金情報をSIPのINFOメッセージにより中継サーバ40経由でPSTN−GW50へ送信する。その後、PSTN−GW50は、この課金情報をPSTNで用いるプロトコルの信号に変換して、IGS交換機60経由でGC交換機70へ送信する。
このようにすることで、各実施の形態のシステムは、発端末への課金処理を行うことができる。
また、各実施の形態のシステムにおけるGC交換機70は、例えば、転送先サービスを示す所定のID(例えば、060で始まる番号)を含む電話番号の発呼を受け付けたとき、この電話番号がIP網内のサーバ(加入者サーバ20,20A)で転送サービスを提供するものか、PSTN内で転送サービスを提供するものか判断する。そして、PSTN内で転送サービスを提供するものと判断した場合、PSTN内のSCP(サービス制御局)へ発呼を転送し、IP網内のサーバ(加入者サーバ20)で転送サービスを提供するものと判断した場合、IGS交換機60へ発呼を転送するようにしてもよい。このようにすることで、PSTN内のSCPを用いた転送サービスと、IP網における転送サービスとを並存させることができる。
さらに、各実施の形態のシステムにおいて、MS30を含まない構成としてもよい。すなわち、各実施の形態のシステムは、発端末へ音声ガイダンスを送信しないようにしてもよい。
10 AS
11 接続先指示部
12 課金レート通知部
13 転送先設定部
14 転送先情報
15 ANI
20,20A 加入者サーバ
21 サービス判定部
22 AS問い合わせ部
23 接続処理部
24 ルーチング部
25 端末不出通知部
26 課金処理部
27 接続先特定部
30 MS
31 ガイダンス送出部
40 中継サーバ
41 NNI
50 PSTN−GW
60 IGS交換機
70 GC交換機
80 端末
90 IP変換装置

Claims (6)

  1. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、前記加入者サーバからの問い合わせに応じて、前記呼制御における接続先の端末を指示するAS(Application Server)とを備える通信システムであって、
    前記加入者サーバは、
    前記IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、前記着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、前記INVITEメッセージに含まれる着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号を、前記ASに問い合わせるAS問い合わせ部と、
    前記ASへの問い合わせの応答として送信された物理番号を受信し、前記物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、前記作成したINVITEメッセージを、着端末である、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部と、
    前記ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、前記発端末との接続処理を行う接続処理部と、
    前記ルーチング先の端末から、所定時間経過しても、前記INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、前記AS問い合わせ部経由で、前記応答が得られなかった端末の物理番号を含む不出通知を前記ASへ送信する端末不出通知部とを備え、
    前記ルーチング部は、
    前記ASから、前記応答が得られなかった端末の物理番号を受信したとき、この物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、当該作成したINVITEメッセージを、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、
    前記ASは、
    前記着端末のIDごとに、前記着端末の物理番号と、前記着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部と、
    前記加入者サーバから、(1)前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を前記加入者サーバへ送信し、(2)前記不出通知を受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記応答が得られなかった着端末へのINVITEメッセージの転送先の端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を前記加入者サーバへ送信する接続先指示部とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信システムは、
    前記着端末または前記転送先の端末を呼び出し中である旨を伝える音声ガイダンスを前記発端末へ送信するメディアサーバを備え、
    前記接続先指示部は、
    前記加入者サーバから、前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせ、または、前記不出通知を受信したとき、前記発端末と前記メディアサーバとの接続指示を、前記加入者サーバへ送信し、
    前記接続処理部は、
    前記接続指示に基づき、前記発端末と前記メディアサーバとの接続処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ASは、
    入力部経由で、前記転送先情報の更新情報の入力を受け付け、前記入力された更新情報に基づき、前記転送先情報を更新する転送先設定部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバであって、
    着端末のIDごとに、前記着端末の物理番号と、前記着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部と、
    (1)前記IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、前記着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、(2)前記端末の不出通知を受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記応答が得られなかった端末の物理番号を特定する接続先特定部と
    前記特定された物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、前記作成したINVITEメッセージを、前記着端末である、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部と、
    前記ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、前記発端末との接続処理を行う接続処理部と、
    前記ルーチング先の端末から、所定時間経過しても、前記INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、前記応答が得られなかった端末の物理番号を含む不出通知を、前記接続先特定部へ出力する端末不出通知部とを備えることを特徴とする通信システム。
  5. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、前記IP網外に設置され、前記加入者サーバからの問い合わせに応じて、前記呼制御における接続先の端末を指示する網外ASと、前記IP網に設置され、前記網外ASから送信された信号および前記加入者サーバから送信された信号の相互変換を行う網内ASと備える通信システムであって、
    前記加入者サーバは、
    前記IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、前記着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、前記INVITEメッセージに含まれる着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号を、前記網内AS経由で、前記網外ASに問い合わせるAS問い合わせ部と、
    前記ASへの問い合わせの応答として送信された物理番号を受信し、前記物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、前記作成したINVITEメッセージを、着端末である、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部と、
    前記ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、前記発端末との接続処理を行う接続処理部と、
    前記端末から、所定時間経過しても、前記INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、前記AS問い合わせ部により、前記応答が得られなかった端末の物理番号を含む不出通知を、前記網内AS経由で、前記網外ASへ送信する端末不出通知部とを備え、
    前記ルーチング部は、前記網内AS経由で、前記網外ASから、前記応答が得られなかった端末の物理番号を受信したとき、この物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、当該作成したINVITEメッセージを、前記着端末である、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、
    前記網外ASは、
    前記着端末のIDごとに、前記着端末の物理番号と、前記着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号とを対応付けて示した転送先情報を記憶する記憶部と、
    前記網内AS経由で前記加入者サーバから、(1)前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を前記加入者サーバへ送信し、(2)前記不出通知を受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記応答が得られなかった端末へのINVITEメッセージの転送先の端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を、前記網内AS経由で前記加入者サーバへ送信する接続先指示部とを備えることを特徴とする通信システム。
  6. IP網に接続される端末の呼制御を行う加入者サーバと、前記加入者サーバからの問い合わせに応じて、前記呼制御における接続先の端末を指示するASとを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記加入者サーバは、
    前記IP網に接続される発端末、または、当該IP網とPSTNとのゲートウェイ装置経由で接続される発端末から、前記着端末のIDとして所定のサービスIDを含むINVITEメッセージを受信したとき、
    前記INVITEメッセージに含まれる着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号を、前記ASに問い合わせるステップを実行し、
    前記着端末のIDごとに、前記着端末の物理番号および、前記着端末から応答が得られなかったときの転送先の端末の物理番号を示した転送先情報を記憶する記憶部を備える前記ASは、
    前記着端末のIDに対応する、当該着端末の物理番号の問い合わせを受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記着端末のIDに対応する着端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を前記加入者サーバへ送信するステップを実行し、
    前記加入者サーバは、
    前記ASへの問い合わせの結果送信された物理番号を受信し、前記物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、前記作成したINVITEメッセージを、前記着端末である、前記IP網内の端末または前記ゲートウェイ装置経由でPSTN内の端末へ送信し、ルーチング処理を行うステップと、
    前記ルーチング先の端末からの応答があったとき、この端末と、前記発端末との接続処理を行うステップと、
    前記端末から、所定時間経過しても、前記INVITEメッセージに対する応答が得られなかったとき、前記応答が得られなかった端末の物理番号を含む不出通知を前記ASへ送信するステップとを実行し、
    前記ASは、
    前記不出通知を受信したとき、前記転送先情報を参照して、前記応答が得られなかった端末へのINVITEメッセージの転送先の端末の物理番号を特定し、前記特定した物理番号を前記加入者サーバへ送信するステップを実行し、
    前記加入者サーバは、
    前記ASから、前記応答が得られなかった端末の物理番号を受信したとき、この物理番号を含むINVITEメッセージを作成し、前記作成したINVITEメッセージを、前記着端末である、前記IP網内の端末または前記PSTN内の端末へ送信するステップを実行することを特徴とする通信方法。
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