JP2011250036A - 割込み着信通知システム、割込み着信通知システムにおける加入者サーバ、ip変換装置、ホームゲートウェイ装置および割込み着信通知方法 - Google Patents

割込み着信通知システム、割込み着信通知システムにおける加入者サーバ、ip変換装置、ホームゲートウェイ装置および割込み着信通知方法 Download PDF

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Koichi Genda
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Takaho Shibata
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Abstract

【課題】IP網で割込み電話通知サービスを提供する。
【解決手段】加入者サーバ30は、割込み着信通知サービスの契約者の端末80Bが他の端末80Cと通話中である場合において、PSTNの端末80またはIP網の端末80から、発信者番号の通知を許可する識別子が付与されている端末80Bへの発呼のIP信号を受信したとき、端末80Bに接続されるIP変換装置40Bへ、当該発信者番号の表示指示を含む割込み着信のIP信号を送信する。IP変換装置40Bは、この割込み着信のIP信号に基づき端末80Bに割込み着信の発信者番号を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、割込み着信通知システムをIP(Internet Protocol)網で提供するものである。
従来、通話中に、割込みで電話をかけてきた相手の電話番号を電話機等のディスプレイに表示する割込み電話番号通知サービスがある。このサービスは、(1)通話中に割込みで電話をかけてきたことを通知する割込み電話通知サービスと、(2)電話をかけてきた相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示する着信電話番号通知サービスとを合わせたサービスである(非特許文献1参照)。
キャッチホンディスプレイサービス、[online]、[平成22年5月20日検索]、インターネット、<URL:http://web116.jp/shop/benri/catd/catd_00.html>
しかし、この割込み電話通知サービスをIP網で提供する技術については、検討されていなかった。そこで、本発明は、前記した課題を解決し、IP網で割込み電話通知サービスを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が他の端末と通話中であるとき、着端末へ、発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおける加入者サーバであって、割込み着信があったとき、その割込み着信の発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、発端末から受信した発呼のIP信号を、IP信号に示される接続先番号に基づき、着端末である、IP網内の端末、または、IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由でPSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部と、発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断する割込み着信処理部と、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示を含む割込み着信のIP信号を送信する割込み着信指示部とを備える加入者サーバとした。
請求項7に記載の発明は、発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、着端末へ、発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおいて、割込み着信通知システムにより発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、発端末から受信した発呼のIP信号を、IP信号に示される接続先番号に基づき、着端末である、IP網内の端末、または、IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由でPSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部とを備える加入者サーバが、発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断するステップと、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示を含む割込み着信のIP信号を送信するステップとを実行し、IP変換装置またはホームゲートウェイ装置が、割込み着信のIP信号を受信したとき、IP信号の接続先番号の着端末に、IP信号に含まれる発信者番号を表示させる信号を送信するステップを実行することを特徴とする割込み着信通知方法とした。
このようにすることで、割込み着信通知システムは、IP網またはPSTNの発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、この着端末へ、割込み着信の発信者番号を通知することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の加入者サーバにおける割込み着信指示部が、割込み着信通知音の出力指示をさらに含む前記割込み着信のIP信号を前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ送信することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の割込み着信通知方法の加入者サーバが、発呼のIP信号をIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ送信するステップにおいて、割込み着信通知音の出力指示をさらに含む割込み着信のIP信号を送信し、IP変換装置またはホームゲートウェイ装置は、割込み着信のIP信号を受信したとき、IP信号の接続先番号の着端末に、割込み着信通知音を送信するステップを実行することを特徴とする。
このようにすることで、割込み着信通知システムは、IP網またはPSTNの発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、この着端末への割込み着信があったことを着信通知音で通知できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の割込み着信通知システムにおけるIP変換装置であって、自身に接続される端末のフッキングを検出するフッキング検出部と、フッキング検出部により、割込み着信の着端末のフッキングが検出されたとき、当該着端末と他の端末との間に確立されていた通話パスを、割込み着信の発端末との通話パスへ切り替える通話パス切り替え部と、通話パスの切り替え後、当該他の端末へ保留音を送信する保留音送信部とを備えることを特徴とする。また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の加入者サーバから割込み着信のIP信号を受信するホームゲートウェイ装置であって、自身に接続される端末のフッキングを検出するフッキング検出部と、フッキング検出部により、割込み着信の着端末のフッキングが検出されたとき、当該着端末と他の端末との間に確立されていた通話パスを、割込み着信の発端末との通話パスへ切り替える通話パス切り替え部と、通話パスの切り替え後、当該他の端末へ保留音を送信する保留音送信部とを備えることを特徴とする。
このようにすることで、割込み着信通知システムは、割込み着信の着端末のフッキングを検出したとき、通話パスを、割込み着信の発端末へ切り替えることができる。つまり、割込み着信の着端末は、フッキングにより、割込み着信の発端末と通話可能な状態になる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の加入者サーバと、この加入者サーバからの割込み着信のIP信号を受信するIP変換装置またはホームゲートウェイ装置とを含んでなることを特徴とする割込み着信通知システムとした。
このようにすることで、請求項1または請求項2に記載の加入者サーバを含む割込み着信通知システムを実現することができる
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の加入者サーバと、請求項3に記載のIP変換装置または請求項4に記載のホームゲートウェイ装置とを含んでなることを特徴とする割込み着信通知システムとした。
このようにすることで、請求項1または請求項2に記載の加入者サーバと、請求項3に記載のIP変換装置または請求項4に記載のホームゲートウェイ装置とを含む割込み着信通知システムを実現することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の割込み着信通知方法において、割込み着信のIP信号の接続先番号の着端末が、ホームゲートウェイ装置に接続されているとき、加入者サーバが、発信者番号の表示指示および割込み着信通知音の出力指示を含む割込み着信のIP信号を、着端末に接続されるホームゲートウェイ装置へ送信するステップを実行し、ホームゲートウェイ装置は、割込み着信のIP信号に含まれる発信者番号の表示指示に基づき、自身の表示部に当該発信者番号を表示するステップと、割込み着信のIP信号に含まれる割込み着信通知音の出力指示に基づき、自身の音声出力部により割込み着信の通知音を出力するステップとを実行することを特徴とする。
このようにすることで、割込み着信通知システムは、着端末のホームゲートウェイ装置に割込み着信の発信者番号を表示させ、割込み着信の通知音を出力させることができる。これにより、ホームゲートウェイ装置から着端末への割込み着信音の出力や、モデム信号による発信者番号の出力が不要となる。よって、着端末への割込み着信により、この着端末と通話中の他の端末(割り込まれた端末)との通話音が、断続的に無音となってしまうことを避けることができる。また、着端末がファックス機能を備える場合、着端末への割込み着信により、ファックスの画像等が乱れるのを避けることができる。
請求項10に記載の発明は、発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、着端末へ、発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおいて、割込み着信通知システムにより発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、発端末から受信した発呼のIP信号を、IP信号に示される接続先番号に基づき、着端末である、IP網内の端末、または、IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由でPSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部とを備える加入者サーバが、発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断するステップと、受信した発呼のIP信号の接続先番号が、契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示および割込み着信の通知音の出力指示を含む割込み着信のIP信号を送信するステップとを実行し、IP変換装置またはホームゲートウェイ装置が、割込み着信の着端末に、割込み着信のIP信号に含まれる発信者番号を表示させる信号を、着端末に送信するステップと、割込み着信のIP信号の接続先番号の着端末に、割込み着信の通知音を送信させるIP信号を、メディアサーバに送信するステップとを実行し、メディアサーバが、IP信号に基づき、着端末へ、割込み着信の通知音を送信するステップを実行することを特徴とする。
このように、割込み着信通知システムのメディアサーバが、割込み着信の通知音を出力するので、IP変換装置それぞれが割込み着信の通知音を出力する必要がなくなる。
本発明によれば、IP網で割込み着信通知サービスを提供できる。
第1の実施の形態の割込み着信通知システムの構成例を示した図である。 図1の加入者サーバおよびIP変換装置の構成例を示した図である。 図1の割込み着信通知システムの処理手順を示したシーケンス図である。 第2の実施の形態の割込み着信通知システムの構成例を示した図である。 図4の加入者サーバ、IP変換装置およびメディアサーバの構成例を示した図である。 第2の割込み着信通知システムの処理手順を示したシーケンス図である。 第3の実施の形態の割込み着信通知システムの構成例を示した図である。 図7のエッジルータおよびホームゲートウェイの構成例を示した図である。 図1の割込み着信通知システムにおいて、IP網の端末同士が通話中に、PSTNの端末からの割込み着信を受け付けたときの処理例を示した図である。 図1の割込み着信通知システムにおいて、PSTNの端末同士が通話中に、IP網の端末からの割込み着信を受け付けたときの処理例を示した図である。
本発明の実施の形態を、第1の実施の形態から第3の実施の形態に分けて説明する。なお、以下の説明において、IP網の装置間でやりとりされる発呼の信号のプロトコルは、SIP(Session Initiation Protocol)である場合を例に説明するが、これに限定されない。例えば、MEGACO、MGCP、H.323等であってもよい。
まず、第1の実施の形態の割込み着信通知システムを説明する。第1の実施の形態の割込み着信通知システムにおいて、割込み着信通知サービスの契約者の端末80B(端末80D)も、この端末80Bの通話相手の端末80Cも、契約者の端末80Bへの割込み者の端末80AもIP網の端末とする。
図1を用いてシステムの全体構成と、処理概要を説明する。システムは、端末80(端末80A,80B,80C)と、IP変換装置40(40A,40B,40C)と、加入者サーバ30(30A,30B,30C)と、中継サーバ20(20A,20B)とを備える。なお、図1のエッジルータ50およびホームゲートウェイ60については後記する。
端末80は、アナログ回線またはISDN(Integrated Services Digital Network)回線に接続される端末であり、この回線を介してダイヤル番号を含む発呼の送信や、発呼の着信を受け付ける。また、IP変換装置40からの指示に基づき、端末80の表示部(図示省略。例えば、ディスプレイ等)に通話相手の端末の発信者番号(発信者ID)や割込み者の端末の発信者番号を表示する。また、音声出力部(図示省略)に着信(割込み着信を含む)通知音等を出力する。
IP変換装置40は、端末80で用いる信号とIP信号とのプロトコル変換を行う装置である。また、加入者サーバ30から受信した信号に基づき、端末80に発信者IDを表示させたり、端末80に着信(割込み着信を含む)通知音等を出力させたりする。これにより、着端末の利用者は、どの発信者IDの端末80から割込み着信があったかを知ることができる。さらに、発端末と着端末との間に通話パスを確立した後、割込み着信があったとき、この通話パスを、この割込み着信の発端末との通話パスに切り替える。これにより、着端末の利用者は割込み者の端末80と通話できる。
中継サーバ20(20A,20B)は、加入者サーバ30からのIP信号を中継する装置である。加入者サーバ30は、IP変換装置40からの発呼のIP信号(例えば、SIPのINVITE)を受け付けると、このIP信号を着側の加入者サーバ30へ転送する。また、他の加入者サーバ30から、発呼のIP信号を受信すると、このIP信号を接続先番号の端末80(着端末)を収容するIP変換装置40へ転送する。
ここでは、端末80B,80C間が通話中(第一呼通話中)である場合において、端末80Bが端末80Aからの割込み着信(第二呼割込み)を受け付ける場合について説明する。
(1)端末80Aが端末80Bの電話番号のダイヤルを受け付けると、端末80Aを収容する加入者サーバ30Aへ、この電話番号を接続先番号とする発呼のIP信号が送信される。加入者サーバ30Aは、端末80Aが発信者番号(発信者ID)の表示を許可している端末か否か(非通知端末か通知端末か)を判断する。そして、その端末80Aが非通知端末か通知端末かを示す番号通知識別子と、発信者番号(発信者ID)とを含む発呼のIP信号を、端末80Bが収容されている加入者サーバ30B(着側の加入者サーバ30)へ送信する。
(2)発呼のIP信号を受信した加入者サーバ30Bは、この発呼が割込み着信か否かを判断する。つまり、加入者サーバ30Bは、このIP信号の接続先番号から、着端末が割込み着信通知サービスの契約者の端末80か否かを判断する(契約者確認)。また、このIP信号に含まれる番号通知識別子により、発端末が通知端末であることを確認する(番号通知識別子確認)。ここで、着端末が割込み着信通知サービスの契約者の端末80であり、かつ、発端末が通知端末であることが確認できると、この発呼が割込み着信であると判断する。そして、(3)加入者サーバ30Bは、IP変換装置40へ割込み着信指示(割込み着信通知音を送信し、発信者IDの通知指示を送信)をする。
(4−A)IP変換装置40Bは、割込み者の着端末(端末80B)に割込み着信通知音を送信し、発信者IDをモデム信号で通知する。(5)端末80Bは、このモデム信号に基づき、割込み着信の発信者IDをディスプレイ等に表示する。
(6−A)IP変換装置40Bは、着端末(端末80B)のフッキングを検出すると、通話パスを、割込み者の端末80Aとの通話パスに切り替え、通話相手の端末80Cへ保留音を送信する。
このようにすることで、契約者の端末80Bは、割込み着信とその割込み着信の発信者IDとを、契約者に通知できる。また、契約者の端末80Bのフッキングにより、端末80Bは、割込み者の端末80Aと通話可能な状態となる。
次に、このような割込み着信通知システムの加入者サーバ30と、IP変換装置40の詳細を、図2を用いて説明する。
<加入者サーバ>
加入者サーバ30は、図2に示すように、ルーチング部31と、番号通知識別子通知部32と、割込み着信処理部33と、割込み着信指示部34とを備える。また、加入者サーバ30は、記憶部(図示省略)に、契約者情報35と、番号通知許可端末情報36とを記憶する。まず、契約者情報35を説明する。
契約者情報35は、割込み着信システムの契約者の端末80の電話番号(契約者ID)を示した情報である。つまり、割込み着信の発信者IDの通知を受ける着端末の電話番号を示した情報である(表1参照)。
Figure 2011250036
番号通知許可端末情報36は、端末80の発信者IDごとに、当該端末からの発呼について着端末への発信者IDの通知をする端末か否かを示した情報である(表2参照)。
Figure 2011250036
ルーチング部31は、発端末から受信した発呼のIP信号を、このIP信号に示される接続先番号の着端末へ送信するルーチング処理を行う。
番号通知識別子通知部32は、自身の加入者サーバ30に接続されるIP変換装置40から発呼のIP信号を受信したとき、番号通知許可端末情報36を参照して、そのIP信号の発端末が発信者IDの通知を許可している端末か否か(非通知端末か通知端末か)を判断する。そして、その判断結果(発端末が非通知端末か通知端末か)を示す番号通知識別子を、発呼のIP信号に付して、中継サーバ20経由で、他の加入者サーバ30へ送信する。なお、受信した発呼のIP信号に、ユーザ指定の発信者IDの通知/非通知を示す識別子が付されている場合、番号通知識別子通知部32は、この番号通知許可端末情報36よりも、この識別子を優先して、表示を許可している端末か否か(非通知端末か通知端末か)を判断する。例えば、受信した発呼のIP信号に、発信者IDの通知を示す番号「186」が含まれていれば、番号通知許可端末情報36において、この発端末が「非通知端末」だとしても、番号通知識別子通知部32は、発端末が通知端末であると判断する。そして、その判断結果(発端末が通知端末であること)を示す番号通知識別子を、発呼のIP信号に付して、中継サーバ20経由で、他の加入者サーバ30へ送信する。
割込み着信処理部33は、発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合、この接続先番号が、契約者情報35に示される接続先番号であるかを判断する。つまり、受信した発呼のIP信号が、契約者情報35に示される端末80への割込み着信の発呼か否かを判断する。また、この受信した発呼のIP信号に発端末が通知端末であることを示す通知識別子が付与されているか否かを判断する。すなわち、割込み着信処理部33は、受信した発呼のIP信号が、割込み着信通知システムの契約者の端末80への割込み着信であり、かつ、その割込み着信の発端末が通知端末か否かを判断する。
割込み着信指示部34は、割込み着信処理部33により、受信した発呼のIP信号が、契約者の端末80への割込み着信であり、かつ、その割込み着信の発端末が通知端末である判断されたとき、以下の処理を行う。すなわち、割込み着信指示部34は、着端末に接続されるIP変換装置40へ、割込み着信通知音の送信指示(割込み着信通知)および当該発信者番号の表示指示を含む発呼のIP信号を送信する。割込み着信指示部34が送信する発呼のIP信号がSIPである場合、例えば、SIPのヘッダ部分に以下の内容をマッピングすることで実現可能である。なお、割込み着信指示部34は、前記発呼のIP信号をIP変換装置40へ送信するとき当該発信者番号の表示指示を送信し、割込み着信通知音の送信指示を送信しないようにしてもよい。
番号通知識別子:Privacy
発信者ID:P-Asserted-Identity
割込み着信通知音の送信指示:Alert-Info
なお、割込み着信処理部33により、契約者の端末80への割込み着信であるが、この割込み着信の発端末が発信者IDの通知を許可していないと判断されたとき、割込み着信指示部34は、IP変換装置40へ割込み着信通知を送信し、当該発信者番号の表示指示を送信しないようにする。
<IP変換装置>
次に、IP変換装置40を説明する。IP変換装置40は、IP変換部41と、通話パス確立部42と、割込み着信通知音送信部43と、発信者番号通知部44と、フッキング検出部45と、通話パス切り替え部46と、保留音送信部47とを備える。
IP変換部41は、端末80で用いる信号と、IP信号とのプロトコル変換を行う。例えば、IP変換部41は、端末80から送信された発呼の信号を、発呼のIP信号に変換し、加入者サーバ30へ送信する。また、加入者サーバ30から送信された発呼のIP信号を、端末80で用いる信号に変換して、端末80へ送信する。
通話パス確立部42は、発呼のIP信号の接続先番号の端末80(着端末)からの応呼があったとき、発端末と、この着端末との間に通話パスを確立する。これにより、発端末と着端末とが通話可能な状態になる。
割込み着信通知音送信部43は、加入者サーバ30から割込み着信通知音の出力指示を含む発呼のIP信号を受信したとき、このIP信号の接続先番号の端末80(着端末)に割込み着信通知音を送信する。ここでの割込み着信通知音の送信は、例えば、当該IP変換装置40に搭載される音源等により行う。
発信者番号通知部44は、発信者IDの表示指示を含む発呼のIP信号を受信したとき、IP信号の接続先番号の着端末に、発信者IDを表示させる信号を送信する。つまり、発信者番号通知部44は、着端末のディスプレイ等に、割込み着信の発信者IDを表示させる。ここでの発信者IDを表示させる信号の送信は、例えば、IP変換装置40に搭載されるモデムからのモデム信号等により行う。
フッキング検出部45は、着端末のフッキングを検出する。
通話パス切り替え部46は、フッキング検出部45により、着端末のフッキングが検出されたとき、当該着端末と他の端末との間に確立されていた通話パスを、割込み着信の発端末との通話パスへ切り替える。
保留音送信部47は、通話パス切り替え部46により、割込み着信の発端末との通話パスへ切り替えられた後、この通話パスが確立されていた他の端末80(通話相手の端末80)へ保留音を送信する。
なお、以下に説明する、各サーバ、装置、ゲートウェイは、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。さらに、各サーバ、装置、ゲートウェイそれぞれの記憶部(図示省略)は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。なお、プログラム実行処理により実現する場合、記憶部には、この各サーバ、装置、ゲートウェイの機能を実現するためのプログラムが格納される。
<処理手順>
次に、適宜図2を参照しつつ、図1の割込み着信通知システムの処理手順を、図3を用いて説明する。
まず、契約者の端末80Bと、通話相手の端末80Cとが通話中である場合において(S1)、割込み者の端末80Aに接続されるIP変換装置40Aが、端末80Aのオフフックを検出すると(S2)、端末80AへDT(ダイヤルトーン)を送信する(S3)。そして、IP変換装置40Aが、端末80Aからのダイヤルを受け付けると(S4)、IP変換装置40AのIP変換部41(図2参照)により、このダイヤルを、このダイヤルの示す接続先番号の端末80(端末80B)への接続要求(発呼のIP信号)に変換し、加入者サーバ30Aへ送信する(S5)。加入者サーバ30Aのルーチング部31は、発端末から受信した接続要求のルーチング処理を行い、この接続要求を中継サーバ20経由で、着端末に接続される加入者サーバ30Bへ送信する(S6,S7)。ここで、加入者サーバ30Aの番号通知識別子通知部32は、番号通知許可端末情報36を参照して、受信した接続要求の発端末(端末80A)が非通知端末か通知端末かを判断する。そして、受信した接続要求に、非通知端末か通知端末かの判断結果である番号通知識別子と、発信者IDとを付して、この中継サーバ20経由で着端末へ向けて転送する。この接続要求を受信した加入者サーバ30Bは、接続要求を、着端末を収容するIP変換装置40Bへ送信する(S8)。このとき、加入者サーバ30Bの割込み着信処理部33は、受信した接続要求の着端末が、契約者情報35に示される接続先番号の端末であり、かつ、この接続要求に発信者IDの通知を許可する識別子が付与されていることを確認すると、割込み着信指示部34により、IP変換装置40Bへ、割込み着信指示を含む接続要求を送信する。つまり、割込み着信指示部34は、IP変換装置40Bへ、割込み着信通知音の送信指示および発信者IDの通知(表示)指示(割込み着信指示)を含む接続要求を送信する。
このような割込み着信指示を含む接続要求を受信したIP変換装置40Bは、割込み着信通知音送信部43により、着端末へ割込み着信通知音(割込み着信音)を送信する(S9)。なお、端末80B,80C間が通話中であるときに、端末80Bに割込み着信音が送信されると、端末80Cが受信する通話音は断続無音になる。
IP変換装置40Bは、割込み着信音を端末80Bへ送信すると、この端末80Bを呼び出し中であることを伝えるIP信号を、割込み着信の発端末(端末80A)を収容するIP変換装置40Aへ送信する(S10,S11,S12,S13)。そして、このIP信号を受信したIP変換装置40Aは、端末80AへRBT(リングバックトーン)を送信する(S14)。これにより、IP変換装置40Bは、割込み着信の発端末である端末80Aへ、端末80Bを呼び出し中であることを伝えることができる。また、IP変換装置40Bは、S8で接続要求を受信すると、端末80Bへ発信者IDの出力指示を送信する。つまり、IP変換装置40Bは、端末80Bへ割込み着信の発信者IDを通知する(S15)。
その後、IP変換装置40Bのフッキング検出部45により、端末80Bのフッキングを検出すると(S16)、IP変換装置40Bは、S8で受信した接続要求の応答(要求応答)を、IP変換装置40Aへ送信する(S17,S18,S19,S20)。そして、IP変換装置40Bの保留音送信部47は、通信相手の端末80Cへ保留音を送信する(S21)。そして、IP変換装置40Bの通話パス切り替え部46は、端末80B,80C間の通話パスを、割込み者の端末80Aとの通話パスに切り替え、端末80B,80Aを通話可能な状態とする(S22の“通話中”)。
このような割込み着信通知システムによれば、IP網においても割込み着信通知サービスを提供できる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の割込み着信通知システムは、図4に示すように、メディアサーバ70を備える。このメディアサーバ70は、システム内の各加入者サーバ30と接続され、割込み着信通知サービスの契約者の着端末への割込み着信通知音の送信や、この着端末の通話相手の端末80Cへの保留音の送信を行う。これにより、IP変換装置400が、割込み着信音の送信や、通話相手の端末80への保留音の送信を行う必要がなくなる。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。なお、エッジルータ50およびホームゲートウェイ60の説明は後記する。
例えば、図4に示すように割込み者の端末80Aからの割込み着信があったとき、IP変換装置400は、加入者サーバ30経由でメディアサーバ70に対し、着端末への割込み着信音の送信指示を行う。そして、着端末が割込み者の端末80へ通話パスを切り替えたとき、IP変換装置400は、加入者サーバ30経由でメディアサーバ70へ、通話相手の端末80Cへの保留音の送信を指示する。
図5を用いて、第2の実施の形態の割込み着信通知システムにおけるIP変換装置400とメディアサーバ70を詳細に説明する。IP変換装置400は、図5に示すように、割込み着信通知音送信部43(図2参照)に代えて、メディアサーバ指示部48を備える。このメディアサーバ指示部48は、メディアサーバ70に対し、割込み着信の着端末への割込み着信通知音の送信(出力)指示を行う。また、フッキング検出部45により、着端末のフッキングを検出すると、メディアサーバ70に対し、この着端末の通話相手の端末80Cへの保留音の送信を指示する。
また、メディアサーバ70は、IP変換装置400からの指示に従い、割込み着信の着端末への割込み着信通知音を送信する割込み着信通知音送信部43と、フッキング検出後、この着端末の通話相手の端末80Cへ保留音を送信する保留音送信部47とを備える。
このような割込み着信通知システムの処理手順を、適宜図5を参照しつつ、図6を用いて、説明する。S81〜S88までは、S1〜S8と同様の処理なので説明を省略し、S89から説明する。S88の後、IP変換装置400Bのメディアサーバ指示部48(図5参照)は、端末80Bとのパス接続指示と、端末80Bへの割込み着信通知音(割込み着信音)送信指示とをメディアサーバ70へ送信する(S89)。このような指示を受信したメディアサーバ70は、端末80Bとの間にパスを確立する。そして、メディアサーバ70の割込み着信通知音送信部43は、このパスにより、端末80Bへ割込み着信音を送信する(S90)。その後のS91〜S101は、S10〜S20と同様なので説明を省略する。
S102において、IP変換装置400Bのメディアサーバ指示部48は、メディアサーバ70へ、端末80Cへのパス接続指示と、保留音送信指示とを送信する。そして、この指示を受信したメディアサーバ70の保留音送信部47は、端末80Cとの間にパスを確立し、そのパスを用いて保留音を送信する(S103)。S104は、S22と同様なので説明を省略する。
このようにすることで、割込み着信通知システムは、メディアサーバ70により、契約者の端末80への割込み着信音の送信や、割込み着信により割り込まれた利用者の端末80への保留音の送信を行うことができる。よって、IP変換装置400が、割込み着信の送信や、保留音の送信を行う必要がなくなる。
なお、前記した第1の実施の形態および第2の実施の形態の割込み着信通知システム網において、端末80と加入者サーバ30とをエッジルータ50およびホームゲートウェイ60経由で接続してもよい(図1および図4参照)。このホームゲートウェイ60は、端末80の設置される宅内等に置かれる装置であり、IP変換装置40と同様、端末80で用いる信号とIP信号とのプロトコル変換を行う装置である。ホームゲートウェイ60は、IP変換装置40と同様にIP変換部41と、通話パス確立部42と、割込み着信通知音送信部43と、発信者番号通知部44と、フッキング検出部45と、通話パス切り替え部46と、保留音送信部47とを備える。そして、エッジルータ50経由で加入者サーバ30と、発呼のIP信号等の送受信を行う。なお、このようにホームゲートウェイ60による割込み着信通知音の送信は、例えば、当該ホームゲートウェイ60に搭載される音源等により行う。また、発信者IDを表示させる信号の送信は、例えば、ホームゲートウェイ60に搭載されるモデムからのモデム信号等により行う。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態の割込み着信通知システムは、図7に示すように、ホームゲートウェイ600を備える。このホームゲートウェイ600は、加入者サーバ30からのIP信号による指示に基づき、割込み着信通知音を出力(鳴動)させたり(図7の(4))、割込み着信の発信者IDを表示したりする(図7の(5))。つまり、自身に接続される端末80への割込み着信があったとき、ホームゲートウェイ600は、自身の備える音声出力部62(後記)により割込み着信音を出力したり、自身の備える表示部61(後記)により割込み着信の発信者IDを表示したりする。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。
このようなホームゲートウェイ600は、図8に示すように、発信者IDを表示する表示部61(例えば、ディスプレイ)と、着信音等を出力する音声出力部62とを備える。また、IP変換装置40の割込み着信通知音送信部43(図2)に代えて、割込み着信通知音出力処理部63を備え、発信者番号通知部44に代えて、発信者番号表示処理部64を備える。割込み着信通知音出力処理部63は、自身の収容する端末80への割込み着信があったとき、音声出力部62に割込み着信通知音を出力させる。また、発信者番号表示処理部64は、自身の収容する端末80への割込み着信があったとき、表示部61に、割込み着信の発信者IDを表示させる。このようにすることで、ホームゲートウェイ600は、割込み着信通知音の送信や、モデム信号による発信者IDの必要がなくなるので、割込み着信があったとき、着端末と通話中の通話者の端末80との間に断続した無音状態が発生することを避けることができる。また、着端末がファックス機能を備える場合、着端末への割込み着信により、ファックスの画像等が乱れるのを避けることができる。
なお、各実施の形態の割込み着信通知システムは、IP網の端末80同士で通話中にPSTNの端末80からの割込み着信を受け付けた場合にも、割込み着信の発信者IDの通知等を行うことできる。例えば、第1の実施の形態の割込み着信通知システムにおいて、IP網の端末80間で通話中にPSTNの端末80からの割込み着信を受け付けた場合の処理概要を、図9を用いて説明する。ここでは、IP網の端末80B,80C間で通話中に、PSTNの端末80Eが、端末80Bへの割込み着信を行う場合を例に説明する。
図9に示すように、PSTNは、GC(県内中継局)110、IC(区域内中継局)120、IGS(相互接続用関門交換機)100および端末80Eを備える。IP網とPSTNとの境界には、PSTN−GW90が設置される。IGS100は、PSTN−GW(PSTN関門装置)90とIC120とを相互の接続するための装置である。PSTN−GW90は、IP信号とPSTNで用いる信号との相互変換を行い、例えば、SIPの信号をISUPの信号に変換する。
(1)端末80Eが端末80Bの電話番号のダイヤルを受け付けると、端末80Eを収容するGC110へ、この電話番号を接続先番号とする発呼信号を送信する。GC110は、端末80Eが発信者IDの表示を許可している端末か否か(非通知端末か通知端末か)を判断する。そして、その端末80Eが非通知端末か通知端末かを示す番号通知識別子と、発信者IDとを含む発呼信号を、GC110、IC120およびIGS100経由で、PSTN−GW90へ送信する。
(2)PSTN−GW90は、受信した番号通知識別子と、発信者IDとを含む発呼信号を、発呼のIP信号(例えば、SIPの信号)に変換して、中継サーバ20A経由で、加入者サーバ30Bへ送信する。この後の処理は、前記した図1の(2)〜(6−A)と同様なので説明を省略する。なお、(7−A)において、IP変換装置40は、フッキング検出部45により、契約者の端末80Bのフッキングを検出すると、通話相手の端末80Cとの通話パスを、PSTN−GW90経由で割込み者の端末80Eと通話するための通話パスを切り替える。そして、IP変換装置40の保留音送信部47は、通話相手の端末80Cに対し保留音を送信する。
なお、割込み着信通知システムは、PSTNの端末80同士で通話中にIP網の端末80からの割込み着信を受け付けた場合にも、割込み着信通知サービスを提供可能である。例えば、第1の実施の形態の割込み着信通知システムにおいて、PSTNの端末80間で通話中(第一呼通話中)にIP網の端末80からの割込み着信(第二呼割込み着信)を受け付けた場合の処理概要を、図10を用いて説明する。ここでは、PSTN網の端末80E,80F間の通話中に、IP網の端末80Cが、端末80Eへの割込み着信を行う場合を例に説明する。
(1)端末80Cが、PSTNの端末80Eの電話番号のダイヤルを受け付けると、IP変換装置40B(または、図1,4,7のホームゲートウェイ60およびエッジルータ50経由で)加入者サーバ30Bへ、この電話番号を接続先番号とする発呼のIP信号を送信する。加入者サーバ30Bは、図1の場合と同様に、発端末である端末80Cが発信者IDの表示を許可している端末であることを確認すると、その旨を示す番号通知識別子と発信者IDとを含む発呼のIP信号(例えば、SIPの信号)をPSTN−GW90へ送信する。
(2)PSTN−GW90は、受信した番号通知識別子と、発信者IDとを含む発呼のIP信号を、PSTNの信号(例えば、ISUP)に変換して、IGS100、IC120B経由で、端末80Eを収容するGC110Bへ送信する。
(3)GC110Bは、IC120B経由で番号通知識別子と、発信者IDとを含む割込み着信の発呼信号を受信すると、この発呼が割込み着信か否かの判断を行う。すなわち、GC110Bは、まず、自身の備える契約者情報をもとに着端末が契約者の端末80であることを確認する。さらに、GC110Bは、この発呼信号に含まれる番号通知識別子が、発信者IDの表示の許可を示すものであることを確認すると、この発呼信号が割込み着信の発呼であると判断する。そして、(4)GC110Bは、端末80Eへ割込み着信通知音を送信し、発信者IDを通知する。また、(5)端末80Eは、この発信者IDの通知を受信して、発信者IDを表示する。その後、GC110Bは、端末80Eのフッキングを検出すると、端末80Eの通話パスを端末80Cに切り替え、通話相手の端末80Fへ保留音を送信する。
このように割込み着信通知システムは、PSTNの端末80同士で通話中にIP網の端末80からの割込み着信を受け付けた場合にも、割込み着信通知サービスを提供可能である。
なお、前記した各実施の形態の割込み着信通知システムは、着端末に、割込み着信の発信者IDを通知し、割込み着信通知音の送信、着端末のフッキング検出後の通話者の端末80への保留音の送信を行うものとしたが、これに限定されない。例えば、割込み着信通知音の送信、着端末のフッキング検出後の通話者の端末80への保留音の送信を行わないようにしてもよい。
20 中継サーバ
30(30A〜30C) 加入者サーバ
31 ルーチング部
32 番号通知識別子通知部
33 割込み着信処理部
34 割込み着信指示部
35 契約者情報
36 番号通知許可端末情報
40(40A,40B),400 IP変換装置
41 IP変換部
42 通話パス確立部
43 割込み着信通知音送信部
44 発信者番号通知部
45 フッキング検出部
46 通話パス切り替え部
47 保留音送信部
48 メディアサーバ指示部
49 発信者番号表示処理部
50 エッジルータ
60,600 ホームゲートウェイ
61 表示部
62 音声出力部
63 割込み着信通知音出力処理部
64 発信者番号表示処理部
70 メディアサーバ
80(80A〜80F) 端末
90 PSTN−GW
100 IGS
110 GC
120 IC

Claims (10)

  1. 発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が他の端末と通話中であるとき、前記着端末へ、前記発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおける加入者サーバであって、
    割込み着信があったとき、その割込み着信の発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、
    前記発端末から受信した発呼のIP信号を、前記IP信号に示される接続先番号に基づき、前記着端末である、前記IP網内の端末、または、前記IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由で前記PSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部と、
    前記発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、前記受信した発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断する割込み着信処理部と、
    前記受信した前記発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、前記着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示を含む割込み着信のIP信号を送信する割込み着信指示部とを備えることを特徴とする加入者サーバ。
  2. 前記割込み着信指示部は、割込み着信通知音の出力指示をさらに含む前記割込み着信のIP信号を前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の加入者サーバ。
  3. 請求項2に記載の加入者サーバから前記割込み着信のIP信号を受信する前記IP変換装置であって、
    自身に接続される端末のフッキングを検出するフッキング検出部と、
    前記フッキング検出部により、前記割込み着信の着端末のフッキングが検出されたとき、当該着端末と他の端末との間に確立されていた通話パスを、前記割込み着信の発端末との通話パスへ切り替える通話パス切り替え部と、
    前記通話パスの切り替え後、当該他の端末へ保留音を送信する保留音送信部とを備えることを特徴とするIP変換装置。
  4. 請求項2に記載の加入者サーバから前記割込み着信のIP信号を受信する前記ホームゲートウェイ装置であって、
    自身に接続される端末のフッキングを検出するフッキング検出部と、
    前記フッキング検出部により、前記割込み着信の着端末のフッキングが検出されたとき、当該着端末と他の端末との間に確立されていた通話パスを、前記割込み着信の発端末との通話パスへ切り替える通話パス切り替え部と、
    前記通話パスの切り替え後、当該他の端末へ保留音を送信する保留音送信部とを備えることを特徴とするホームゲートウェイ装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の加入者サーバと、前記加入者サーバからの割込み着信のIP信号を受信するIP変換装置またはホームゲートウェイ装置とを含んでなることを特徴とする割込み着信通知システム。
  6. 請求項1または請求項2に記載の加入者サーバと、請求項3に記載のIP変換装置または請求項4に記載のホームゲートウェイ装置とを含んでなることを特徴とする割込み着信通知システム。
  7. 発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、前記着端末へ、前記発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおいて、前記割込み着信通知システムにより発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、前記発端末から受信した発呼のIP信号を、前記IP信号に示される接続先番号に基づき、前記着端末である、前記IP網内の端末、または、前記IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由で前記PSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部とを備える加入者サーバが、
    前記発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、前記受信した発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断するステップと、
    前記受信した前記発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、前記着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示を含む割込み着信のIP信号を送信するステップとを実行し、
    前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置が、
    前記割込み着信のIP信号を受信したとき、前記IP信号の接続先番号の着端末に、前記IP信号に含まれる発信者番号を表示させる信号を送信するステップを実行することを特徴とする割込み着信通知方法。
  8. 前記加入者サーバが、前記発呼のIP信号を前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ送信するステップにおいて、
    割込み着信通知音の出力指示をさらに含む前記割込み着信のIP信号を送信し、
    前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置は、前記割込み着信のIP信号を受信したとき、前記IP信号の接続先番号の着端末に、前記割込み着信通知音を送信するステップを実行することを特徴とする請求項7に記載の割込み着信通知方法。
  9. 前記加入者サーバから前記発信者番号の表示指示および前記割込み着信通知音の出力指示を含む前記割込み着信のIP信号を受信した前記ホームゲートウェイ装置が、
    前記割込み着信のIP信号に含まれる前記発信者番号の表示指示に基づき、自身の表示部に当該発信者番号を表示するステップと、
    前記割込み着信のIP信号に含まれる前記割込み着信通知音の出力指示に基づき、自身の音声出力部により前記割込み着信の通知音を出力するステップとを実行することを特徴とする請求項8に記載の割込み着信通知方法。
  10. 発端末から発呼のIP信号を受け付けた場合において、このIP信号の宛先である着端末が通話中であるとき、前記着端末へ、前記発端末の番号である発信者番号を通知する割込み着信通知システムにおいて、前記割込み着信通知システムにより発信者番号の通知を受ける着端末の接続先番号を示した契約者情報を記憶する記憶部と、前記発端末から受信した発呼のIP信号を、前記IP信号に示される接続先番号に基づき、前記着端末である、前記IP網内の端末、または、前記IP網とPSTNとの間を接続するゲートウェイ装置経由で前記PSTNの端末へ送信し、ルーチング処理を行うルーチング部とを備える加入者サーバが、
    前記発呼のIP信号の接続先番号の着端末が他の端末と通話中である場合において、前記受信した発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されているか否かを判断するステップと、
    前記受信した前記発呼のIP信号の接続先番号が、前記契約者情報に示される接続先番号であり、かつ、前記発呼のIP信号に発信者番号の通知を許可する識別子が付与されていると判断されたとき、前記着端末に接続されるIP変換装置またはホームゲートウェイ装置へ、当該発信者番号の表示指示および前記割込み着信の通知音の出力指示を含む割込み着信のIP信号を送信するステップとを実行し、
    前記IP変換装置またはホームゲートウェイ装置が、
    前記割込み着信の着端末に、前記割込み着信のIP信号に含まれる発信者番号を表示させる信号を、前記着端末に送信するステップと、
    前記割込み着信のIP信号の接続先番号の着端末に、前記割込み着信の通知音を送信させるIP信号を、メディアサーバに送信するステップとを実行し、
    前記メディアサーバが、
    前記IP信号に基づき、前記着端末へ、前記割込み着信の通知音を送信するステップを実行することを特徴とする割込み着信通知方法。
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JP2016163289A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 日本電気株式会社 通話システム、通話制御装置、及び通話制御方法

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