JP5287644B2 - 薄膜コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜コンデンサに関する。
基板上に下部電極層、誘電体薄膜、上部電極層が積層され、さらにポリイミド等の保護膜で被覆される薄膜コンデンサにおいて、保護膜上に設けられた開口部を介して下部電極層及び上部電極層と端子電極とが電気的に接続される(例えば特許文献1を参照)。開口部は下部電極層及び上部電極層の表面が露出するように形成される。そして、この開口部の内面にシード層が形成され、さらに、このシード層を給電層として導電材料が充填され、端子電極が形成される。
特開2008−78299号公報
特許文献1に記載される構成をとる薄膜コンデンサにおいて、一般に、端子電極には、保護膜との密着性を確保するための密着層がシード層の下に形成されている。つまり、密着層(例えばTi、Cr、Ni−Crなど)が上部電極層に接している。ここで、上部電極層が薄すぎる場合、または上部電極層に欠陥がある場合には、密着層が直接誘電体層に接することになる。一般に誘電体層には酸化物が好適に用いられ、また、密着層は還元力が大きい材料が用いられるため、このように密着層が誘電体層に接触すると、誘電体層の還元反応が促進され、誘電体層の組成が変質し、この結果、誘電体層の電気特性が損なわれ、例えば耐電圧や絶縁抵抗値の低下などが生じる虞がある。近年の電子部品の薄型化に伴い、薄膜コンデンサの上部電極も薄くなる傾向にあり、このような問題が発生する可能性が高くなるものと考えられる。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することによる電気特性の劣化を防ぎ、信頼性を高めることができる薄膜コンデンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る薄膜コンデンサは、下地電極上に積層された誘電体層と、誘電体層上に積層された上部電極層と、密着層、該密着層上に積層されたシード層、及び該シード層上に設けられためっき層を有する端子電極と、を備える薄膜コンデンサであって、上部電極層と端子電極との間に設けられ、上部電極層と端子電極とを絶縁する絶縁層と、絶縁層を貫通するよう設けられ、密着層に接しており、上部電極層と端子電極とを電気的に接続する導電層と、を備え、導電層の組成が端子電極の密着層と異なるものであり、導電層の誘電体層に対する還元力が、密着層のものより小さいことを特徴とする。
このような薄膜コンデンサによれば、絶縁層により上部電極層及び端子電極が絶縁され、この絶縁層を貫通するよう設けられた導電層により上部電極層と端子電極とが電気的に接続される。この構成により、上部電極層と端子電極とが直接接触しないため、上部電極層が薄すぎる場合や欠陥があった場合にも、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することを防ぐことができ、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することによる電気特性の劣化を防ぐことが可能となる。さらに、上部電極層と端子電極とを電気的に接続する導電層の組成が、端子電極の密着層と異なるものであり、また、導電層の誘電体層に対する還元力が、密着層のものより小さいため、上部電極層の欠陥などにより導電層が誘電体層に直接接触した場合でも、誘電体の還元反応を抑制することができ、この結果、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサの信頼性を向上させることができる。加えて、シード層上にめっき等により端子電極を形成する際に、シード層や上部電極層の欠陥によりめっき液成分が直接誘電体層に影響することがなく、信頼性の高い薄膜コンデンサを得ることができる。
また、導電層における還元性金属の含有率が、密着層のものより小さいことが好適である。これにより、導電層が誘電体層に直接接触した場合でも、誘電体の還元反応を好適に抑制することが可能となり、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサの信頼性を向上させることができる。
また、導電層の組成が上部電極層と同一であることが好適である。これにより、導電層が、従来より誘電体層と直接接触している上部電極層と同一の組成となるため、導電層の誘電体層に対する還元力を小さくできる信頼性が向上する。また、上部電極層と導電層の組成を共通にすることで、薄膜コンデンサの製造に用いる材料の種類を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。
また、導電層が、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有することが好適である。
また、導電層の酸化物生成自由エネルギーが、室温において−600kJ/molO以上であることが好適である。
上記課題を解決するために、本発明に係る薄膜コンデンサは、下地電極上に積層された誘電体層と、誘電体層上に積層された上部電極層と、密着層、該密着層上に積層されたシード層、及び該シード層上に設けられためっき層を有する端子電極と、を備える薄膜コンデンサであって、上部電極層と端子電極との間に設けられ、上部電極層と端子電極とを絶縁する絶縁層と、絶縁層を貫通するよう設けられ、密着層に接しており、上部電極層と端子電極とを電気的に接続する導電層と、を備え、端子電極の密着層が、Ti、Cr、Ni−Cr、Taの少なくともいずれか1つを含有し、導電層が、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有することを特徴とする。
このような薄膜コンデンサによれば、絶縁層により上部電極層及び端子電極が絶縁され、この絶縁層を貫通するよう設けられた導電層により上部電極層と端子電極とが電気的に接続される。この構成により、上部電極層と端子電極とが直接接触しないため、上部電極層が薄すぎる場合や欠陥があった場合にも、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することを防ぐことができ、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することによる電気特性の劣化を防ぐことが可能となる。さらに、上部電極層と端子電極とを電気的に接続する導電層がCu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有し、端子電極の密着層が、Ti、Cr、Ni−Cr、Taの少なくともいずれか1つを含有する。つまり、導電層には、密着層と比べて誘電体に対する還元力が小さい、すなわち還元作用が弱い材料が用いられている。この構成により、上部電極層の欠陥などにより導電層が誘電体層に直接接触した場合でも、誘電体の還元反応を抑制することができ、この結果、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサの信頼性を向上させることができる。
本発明に係る薄膜コンデンサによれば、端子電極の密着層と誘電体層とが直接接触することによる電気特性の劣化を防ぎ、信頼性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサの構造を示す概略断面図である。 本実施形態に係る薄膜コンデンサの製造方法を説明する図である。 本実施形態の変形例に係る薄膜コンデンサの製造方法を説明する図である。 図3の製造方法により製造された薄膜コンデンサの構造を示す概略断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサ10の構造を示す概略断面図である。図1に示すように、薄膜コンデンサ10は、下地電極11と、この下地電極11の上に積層された誘電体層12と、誘電体層12の上に積層された上部電極層13と、誘電体層12及び上部電極層13を被覆する配線用樹脂層(絶縁層)14と、下地電極11及び上部電極層13と、後述の端子電極17とを電気的に接続する一対の配線層(導電層)15と、表面保護膜としてのパシベーション層16と、下地電極11及び上部電極層13と電気的に接続する一対の端子電極17と、を備えて構成されている。端子電極17は、パシベーション層16との密着性を確保するため最下層に密着層17aが形成され、この密着層17aの上にシード層17bが形成され、シード層17bの上にめっき層17cが形成される。
特に本実施形態においては、上部電極層13と端子電極17との間に配線用樹脂層14が設けられ、上部電極層13と端子電極17とが直接接触しないように構成されており、両者は配線用樹脂層14を貫通するように設けられた配線層15により電気的に接続されている。配線層15は、上部電極層13と、端子電極17の密着層17aと接している。
なお、図1では、端子電極17と下地電極11との間にも配線用樹脂層14が設けられ、端子電極17と下地電極11とが配線層15を介して電気的に接続されている。この代わりに、端子電極17と下地電極11とが直接接触する構成としてもよい。
下地電極11は、例えば、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、Cu、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含むように構成してもよい。支持基板がある場合の下地電極11の膜厚は50〜2000nmであることが好ましい。また、下地電極11と支持基板を同一の材料とすることも出来る。このような場合、低コスト化のため、安価なNi、Cu、Al、などの卑金属またはこれらの合金を主成分としたもの、ステンレス鋼、インコネルが好ましく、特にNi箔が好ましい。下地電極11と支持基板を同一材料とした場合の合計の厚さは5〜500μmであることが好ましい。本実施形態では、下地電極11には、Ni箔を用いており、これは誘電体層12を保持する保持部材としての機能と、下部電極としての機能と、誘電体層12を形成する基体として機能と、を兼ね備えている。このように、本実施形態に係る下地電極11は、金属箔などの基板と電極とを兼用する構成であることが好ましいが、Siやアルミナなどからなる基板と、金属膜からなる電極とを備える基板/電極膜構造を下地電極11として用いてもよい。
誘電体層12は、BTすなわちチタン酸バリウムBaTiO、BSTすなわちチタン酸バリウムストロンチウム(BaSr)TiO、STすなわちチタン酸ストロンチウムSrTiO、CZすなわちジルコン酸カルシウムCaZrO、(BaSr)(TiZr)O、BaTiZrOなどのペロブスカイト型酸化物が好適に用いられる。誘電体層12は、これらの酸化物のうち一つ以上を含んでいてもよい。誘電体層12の膜厚は、100〜800nm程度が好ましい。
上部電極層13は、低コスト化のため、安価な卑金属材料を主成分として構成されるのが好ましく、特にCuを主成分として構成されるのが好ましい。なお、上部電極層13は、例えば、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、Cu、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含むように構成してもよい。上部電極層13の厚みは、100〜800nm程度が好ましい。
配線層15は、後述する端子電極17の密着層17aと異なる組成であり、誘電体層12に対する還元力が、密着層17aのものより小さいことが好ましく、より詳細には、還元性金属の含有率が、密着層17aのものより小さいことが好ましい。具体的には、上部電極層13に用いられる材料を用いることが好ましく、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有することが好ましい。また、上部電極層13の組成と同一であることがさらに好ましい。
端子電極17の密着層17aは、Ti、Cr、Ni−Cr、Taなどが好適に用いられる。シード層17bは、Cuなどの電気めっきなどを施し形成される。さらに必要によりNi層、Sn層、またはAu層などが形成される。めっき層17cは、導電材料、例えばSn−Agはんだが好適に用いられる。
端子電極17の密着層17aに用いられる材料は、上述のようにTi、Cr、Ni−Cr、Taなどの還元性金属である。ここで、本発明でいう「還元性金属」とは、誘電体層12に対して還元作用を発揮する金属をいう。これらの金属の還元作用により、誘電体の特性が劣化してしまう。即ち本発明でいう「還元力が大きい/小さい」とは、誘電体に対する還元作用の強い/弱いを意味するものである。そして、この還元作用の強弱は、室温(例えば15〜30℃程度)における、その金属の酸化物生成に対する標準生成自由エネルギーΔGが−600kJ/molO未満(還元力大)か否(還元力小)かで判断し得る。
このような還元性金属で構成される密着層17aが、ペロブスカイト型酸化物が好適に用いられる誘電体層12と直接接触すると、誘電体層12の還元反応が促進され、誘電体層12が変質し、電気特性が劣化する虞がある。そこで、本実施形態では、上部電極層13と端子電極17との間に配線用樹脂層14を設けて両者を絶縁状態とし、さらに配線層15を設けて両者を電気的に接続する構成をとる。つまり、本実施形態では、上部電極層13には、端子電極17の密着層17aが直接接触せず、その代わりに配線層15が接触する構成となる。配線層15は、密着層17aのように還元性金属とは異なる材料(Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、LaNiOなど)により構成される。これらの材料は、密着層17aに比べて還元性金属の含有率が小さい組成であり、また、密着層と比べて誘電体に対する還元力が小さい、すなわち還元作用が弱い。このため、上部電極層13の欠陥などにより配線層15が誘電体層12と直接接触した場合でも、密着層17aが接触した場合と比べて誘電体層12の還元反応が抑制される。この結果、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサの信頼性を向上させることができる。
配線用樹脂層14及びパシベーション層16は、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ベンゾシクロブテン系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂などの絶縁樹脂または無機絶縁材料などが用いられ、具体的には、例えば感光性ポリイミド樹脂を用いるのが好適である。
次に、図2を参照して、薄膜コンデンサ10の製造方法を説明する。
まず、図2(a)に示すように、下地電極11上に誘電体層12の成膜及び上部電極層13のマスク成膜を施し、例えばフォトエッチングにより誘電体層12及び上部電極層13のパターニングを行う。
次に、図2(b)に示すように、配線用樹脂層14を、例えば感光性ポリイミド樹脂を用いてパターン形成する。このとき、下地電極11及び上部電極層13の表面が露出するように一対の開口部21a,21bを配線用樹脂層14の上に設ける。
さらに、図2(c)に示すように、配線用樹脂層14の上に配線層15を成膜し、配線層15が開口部21a,21bをそれぞれ覆う2つの領域15a,15bをもつように、例えばフォトエッチングによりパターニングを行う。
次に、図2(d)に示すように、パシベーション層16を、例えば感光性ポリイミド樹脂を用いてパターン形成する。このとき、配線層15の2つの領域15a,15bが露出するように一対の開口部22a,22bをパシベーション層16の上に設ける。
そして、図2(e)に示すように、パシベーション層16の上に設けられた開口部22a,22bを覆うように端子電極17の密着層17aを成膜し、この密着層17aの上にシード層17bを成膜し、さらにめっき層17cを例えば電気めっき法により形成して、端子電極17を形成する。
なお、本実施形態に係る薄膜コンデンサ10は、図3に示す製造方法でも作成可能である。図3に示す製造方法では、一度の製造工程により2つの薄膜コンデンサを形成することができる。なお、図3には2つの薄膜コンデンサを形成する過程を例示したが、同様の製造方法により2以上の薄膜コンデンサを同時に形成することが可能である。
まず、図3(a)に示すように、下地電極11上に誘電体層12を成膜する。誘電体層12の上に上部電極層13を成膜して、上部電極層13が2つの領域13a,13bをもつようにパターニングを行う。
次に、図3(b)に示すように、配線用樹脂層14を、例えば感光性ポリイミド樹脂を用いてパターン形成する。このとき、2つの上部電極層13a,13bが露出するように一対の開口部23a,23bを配線用樹脂層14の上に設ける。
さらに、図3(c)に示すように、配線用樹脂層14の上に配線層15を成膜し、配線層15が開口部23a,23bをそれぞれ覆う2つの領域15a,15bをもつように、例えばフォトエッチングによりパターニングを行う。
次に、図3(d)に示すように、パシベーション層16を、例えば感光性ポリイミド樹脂を用いてパターン形成する。このとき、配線層15の2つの領域15a,15bが露出するように一対の開口部22a,22bをパシベーション層16の上に設ける。
そして、図3(e)に示すように、パシベーション層16の上に設けられた開口部22a,22bを覆うように端子電極17の密着層17aを成膜し、この密着層17aの上にシード層17bを成膜し、さらにめっき層17cを例えば電気めっき法により形成して、端子電極17を形成する。
図3に示す製造方法により製造された薄膜コンデンサ30の構成を図4に示す。図4に示すように、薄膜コンデンサ30は、2つのコンデンサを形成する構造となっている。なお、図4に示す薄膜コンデンサ30の各構成要素の組成や性質は、図1に示して説明したものと同一である。
このように、本実施形態に係る薄膜コンデンサ10,30によれば、配線用樹脂層14により上部電極層13及び端子電極17が絶縁され、この配線用樹脂層14を貫通するよう設けられた配線層15により上部電極層13と端子電極17とが電気的に接続される。この構成により、上部電極層13と端子電極17とが直接接触しないため、上部電極層13が薄すぎる場合や欠陥があった場合にも、端子電極17の密着層17aと誘電体層12とが直接接触することを防ぐことができ、端子電極17の密着層17aと誘電体層12とが直接接触することによる電気特性の劣化を防ぐことが可能となる。さらに、上部電極層13と端子電極17とを電気的に接続する配線層15の組成が、端子電極17の密着層17aと異なるものであり、また、配線層15の誘電体に対する還元力が、密着層17aのものより小さいため、上部電極層13の欠陥などにより配線層15が誘電体層12に直接接触した場合でも、誘電体の還元反応を抑制することができ、この結果、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサ10,30の信頼性を向上させることができる。加えて、シード層17b上にめっき等により端子電極を形成する際に、シード層17bや上部電極層13の欠陥によりめっき液成分が直接誘電体層12に影響することがなく、信頼性の高い薄膜コンデンサを得ることができる。
また、配線層15における還元性金属の含有率が、密着層17aのものより小さいため、配線層15が誘電体層12に直接接触した場合でも、誘電体の還元反応を好適に抑制することが可能となり、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサの信頼性を向上させることができる。
また、配線層15の組成が上部電極層13と同一であることが特に好適である。この場合、配線層15が、従来より誘電体層12と直接接触している上部電極層13と同一の組成となるため、配線層15の誘電体層12に対する還元力を小さくできる信頼性が向上する。また、上部電極層13と配線層15の組成を共通にすることで、薄膜コンデンサ10,30の製造に用いる材料の種類を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。
以下、実施例を挙げて本発明についてより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例)
Ni箔の下地電極11上に誘電体層(BaTiO系)12、上部電極層(Cu)13を順に成膜した後、上部電極層13をフォトエッチングにて加工し、さらに、誘電体層12を下部電極となるNi箔11と電気的に接続できるようにフォトエッチングにて加工した。このとき、静電容量が約12nFとなるように誘電体層12の厚さ、電極形状を設定した。
つぎに、配線用樹脂層14を、感光性ポリイミド樹脂を用いてパターン形成した。つぎに配線層15となる金属箔(Cu)を成膜し、フォトエッチングによりパターニングした。さらに、感光性ポリイミド樹脂を用いてパシベーション層16のパターンを形成した。Tiを密着層17aとするCuシード層17bを成膜した。さらに端子部分にCuめっきを施し不要の密着層17a及びシード層17bを除去し、端子電極17を形成した。
このような手法で1000個の薄膜コンデンサを作製した。そして、これらの薄膜コンデンサについて、容量測定(12nF±15%を良品とした)、耐圧試験(30Vdc印加、0.1MΩ以下を不良とした)、及び絶縁抵抗試験(16Vdc印加 1MΩ以下を不良とした)を実施し、それぞれの不良数を集計した。
さらに、上記試験に用いた1000個の薄膜コンデンサのうちから100個を抽出し、125℃/16Vdc印加の高温負荷試験を240Hr実施し、試験後の絶縁抵抗の劣化による不良を計数した(16Vdc印加 1MΩ以下を不良とした)。
(比較例)
実施例と同様にNi箔の下地電極11上に誘電体層12、上部電極層13を成膜し、順にフォトエッチングにて加工した。その上に、配線用樹脂層14及び配線層15を形成せずに、パシベーション層16のパターンを形成した。そして、実施例と同様に、密着層17a、シード層17bを形成し、端子電極17の加工を行い、1000個の薄膜コンデンサを作製した。そして、実施例と同様に、容量測定、耐圧試験、絶縁抵抗試験、及び高温負荷試験を実施し、それぞれの不良数を集計した。
上述の実施例及び比較例について、を表1に示す。
Figure 0005287644

表1に示すように、上部電極層13と端子電極17との間に配線用樹脂層14が設けられ、上部電極層13と端子電極17とを電気的に接続する配線層15が形成された実施例は、各試験の不良率を最大でも0.4%までに低く抑えることができることが確認された。一方、配線用樹脂層14及び配線層15を備えない比較例は、耐圧試験、絶縁抵抗試験及び高温負荷試験において、実施例と比較して不良率が格段に増加することが確認された。なお、容量測定試験においては、実施例及び比較例の不良率は同様であった。
すなわち、実施例の薄膜コンデンサは、比較例に比べて、容量測定、耐圧試験、絶縁抵抗試験、及び高温負荷試験による不良品の発生を低く抑えることができ、電気特性の劣化を抑制して薄膜コンデンサ10の信頼性を向上させることができることが確認された。
次に、上部電極層13及び配線層15の材料による、誘電体層12の特性劣化の影響について説明する。
BT、BST等の酸化物誘電体は、還元雰囲気化の熱処理で容易に導電化することが知られている。そこで、このような誘電体に対して特性を劣化させるような還元力を示さない電極材料を選定するために、SiウエハにPt下部電極を形成した基板上にBT、BSTの薄膜を200〜300nm成膜し、さらに各種の電極材料(Ag、Au、Ni、Ti、Cu、Al、Cr、Ni−Cr、Ta、Pt)を上部電極として形成した後、400〜700℃の熱処理を行った。その後、電気特性を測定しリーク電流、耐電圧などの特性から電極材料の使用の可否を決定した。すなわち、上記の熱処理を施した後のリーク電流、耐電圧などの電気特性が、熱処理前のものより所定値以上劣化しなかった場合に、電極材料(すなわち上部電極層13及び配線層15の材料)として使用可能と判定した。
上述の判定結果について、各電極材料ごとに、誘電体材料としてBTを使用したとき、及びBSTを使用したときの判定結果を示す。なお、表中において、電極材料(すなわち上部電極層13及び配線層15の材料)として使用可能と判定した場合には「○」と表記し、使用不可と判定した場合には「×」と表記している。
Figure 0005287644

表2に示すように、電極材料としてAg、Au、Ni、Cu、Ptを使用した場合には、熱処理後に誘電体の電気特性の劣化が生じなかったため、これらの材料は電極材料(上部電極層13及び配線層15の材料)として使用可能と判定された。一方、電極材料としてTi、Al、Cr、Ni−Cr、Taを使用した場合には、熱処理後に誘電体の電気特性の劣化が生じたため、これらの材料は電極材料として使用不可と判定された。そして、電極材料として使用可能と判定された材料Ag、Au、Ni、Cu、Ptについては、酸化物の生成自由エネルギーが室温で−600kJ/molO以上であり、一方、電極材料として使用不可と判定された材料Ti、Al、Cr、Ni−Cr、Taについては、酸化物の生成自由エネルギーが室温で−600kJ/molO未満であった。
この結果から金属の酸化物の生成自由エネルギーが室温で−600kJ/molO以上の金属材料であれば、おおむね誘電体の特性を劣化させないことが確認された。すなわち、本発明において、上部電極層13及び配線層15として用いられるAg、Au、Ni、Cu、Ptなどは、酸化物の生成自由エネルギーが−600kJ/molO以上の金属であるので、誘電体の特性を劣化させないものと考えられる。同様に、上部電極層13及び配線層15として用いられる上記以外の材料、すなわち、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOに関しても、これらの酸化物の生成自由エネルギーが−600kJ/molO以上であるから、誘電体の特性を劣化させないものと考えられる。
一方、酸化物の生成自由エネルギーが室温で−600kJ/molO未満の金属材料であれば、誘電体の特性を劣化させる還元力を有することが確認された。すなわち、本発明において、密着層17aとして用いられるTi、Cr、Ta、Ni−Crなどは酸化物の生成自由エネルギーが−600kJ/molO未満の金属であるので、誘電体の特性を劣化させる還元力を有するものと考えられる。
10,30…薄膜コンデンサ、11…下地電極、12…誘電体層、13…上部電極層、14…配線用樹脂層(絶縁層)、15…配線層(導電層)、16…パシベーション層、17…端子電極、17a…密着層、17b…シード層、17c…めっき層。

Claims (6)

  1. 下地電極上に積層された誘電体層と、
    前記誘電体層上に積層された上部電極層と、
    密着層、該密着層上に積層されたシード層、及び該シード層上に設けられためっき層を有する端子電極と、
    を備える薄膜コンデンサであって、
    前記上部電極層と前記端子電極との間に設けられ、前記上部電極層と前記端子電極とを絶縁する絶縁層と、
    前記絶縁層を貫通するよう設けられ、前記密着層に接しており、前記上部電極層と前記端子電極とを電気的に接続する導電層と、を備え、
    前記導電層の組成が前記端子電極の密着層と異なるものであり、
    前記導電層の前記誘電体層に対する還元力が、前記密着層のものより小さいことを特徴とする薄膜コンデンサ。
  2. 前記導電層における還元性金属の含有率が、前記密着層のものより小さいことを特徴とする、請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 前記導電層の組成が前記上部電極層と同一であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の薄膜コンデンサ。
  4. 前記導電層が、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  5. 前記導電層の酸化物生成自由エネルギーが、室温において−600kJ/molO以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  6. 下地電極上に積層された誘電体層と、
    前記誘電体層上に積層された上部電極層と、
    密着層、該密着層上に積層されたシード層、及び該シード層上に設けられためっき層を有する端子電極と、
    を備える薄膜コンデンサであって、
    前記上部電極層と前記端子電極との間に設けられ、前記上部電極層と前記端子電極とを絶縁する絶縁層と、
    前記絶縁層を貫通するよう設けられ、前記密着層に接しており、前記上部電極層と前記端子電極とを電気的に接続する導電層と、を備え、
    前記端子電極の密着層が、Ti、Cr、Ni−Cr、Taの少なくともいずれか1つを含有し、
    前記導電層が、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Ru、Rh、Re、Os、Au、Ag、IrO、RuO、SrRuO、およびLaNiOの少なくともいずれか1つを含有することを特徴とする薄膜コンデンサ。


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