JP5287424B2 - 発泡化粧シート - Google Patents
発泡化粧シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5287424B2 JP5287424B2 JP2009081185A JP2009081185A JP5287424B2 JP 5287424 B2 JP5287424 B2 JP 5287424B2 JP 2009081185 A JP2009081185 A JP 2009081185A JP 2009081185 A JP2009081185 A JP 2009081185A JP 5287424 B2 JP5287424 B2 JP 5287424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- foamed
- foaming
- decorative sheet
- zinc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
1. 基材上に少なくとも発泡樹脂層を有する発泡化粧シートであって、
(1)前記発泡樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより形成され、
(2)前記発泡剤含有樹脂層は、熱分解型発泡剤と発泡助剤と樹脂成分とを含有する樹脂組成物を製膜することにより成形され、
(3)前記発泡助剤は、ステアリン酸亜鉛及びオクチル酸亜鉛を含有し、酸化亜鉛を含有しない
ことを特徴とする発泡化粧シート。
2. 前記発泡助剤に含まれるステアリン酸亜鉛とオクチル酸亜鉛の含有量の比率が、それぞれ金属亜鉛の重量に換算して90:10〜10:90である上記項1に記載の発泡化粧シート。
3. 全亜鉛量が、前記発泡剤含有樹脂層に含まれる樹脂成分100重量部に対して、0.1重量部以上となるように発泡助剤を含有した上記項1又は2に記載の発泡化粧シート。
4. 前記熱分解型発泡剤は、アゾジカルボンアミド系である、上記項1〜3のいずれかに記載の発泡化粧シート。
5. 前記発泡樹脂層のおもて面に更に非発泡樹脂層Aが形成されている、上記項1〜4のいずれかに記載の発泡化粧シート。
6. 前記基材と前記発泡樹脂層との間に更に非発泡樹脂層Bが形成されている、上記項1〜5のいずれかに記載の発泡化粧シート。
7. 前記非発泡樹脂層Aは、メタクリル酸含有量が15重量%以下のエチレン−メタクリル酸共重合体を樹脂成分として含有する、上記項5又は6に記載の発泡化粧シート。
8. 最表面層の上からエンボス加工が施されている、上記項1〜7のいずれかに記載の発泡化粧シート。
(1)前記発泡樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより形成され、
(2)前記発泡剤含有樹脂層は、熱分解型発泡剤と発泡助剤と樹脂成分とを含有する樹脂組成物を製膜することにより成形され、
(3)前記発泡助剤は、ステアリン酸亜鉛及びオクチル酸亜鉛を含有する、
ことを特徴とする。
基材は、化粧シート基材として適した機械強度、耐熱性等を有する限り特に限定されず、例えば、樹脂シート、繊維質シート(紙等)などが一般に使用できる。
本発明では、必要に応じて基材と発泡樹脂層との間に非発泡樹脂層(非発泡樹脂層B)が形成されていてもよい。特に、非発泡樹脂層Bが接着剤層として形成される場合は、優れた密着性を得ることができる。非発泡樹脂層Bとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等を好適に用いることができる。
発泡樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより形成される。
発泡樹脂層のおもて面には、更に非発泡樹脂層Aを形成してもよい。
本発明では、非発泡樹脂層Aのおもて面に必要に応じて絵柄模様層を有してもよい。
本発明では、絵柄模様層の表面に艶調整及び/又は絵柄模様層の保護を意図して表面保護層を有してもよい。表面保護層の種類は限定的ではない。艶調整を目的とする表面保護層であれば、例えば、シリカなどの既知フィラーを含む表面保護層がある。表面保護層の形成方法としては、グラビア印刷などの公知の方法が採用できる。なお、絵柄模様層と表面保護層との密着性が十分に得られない場合には、絵柄模様層の表面を易接着処理(プライマー処理)した後に表面保護層を設けることもできる。
本発明では、適宜エンボス模様を付してもよい。この場合、発泡化粧シートの最表面層(基材と反対側)の上からエンボス加工すれば良い。エンボス加工は、エンボス版の押圧等、公知の手段により実施することができる。例えば、最表面層が表面保護層である場合は、そのおもて面を加熱軟化後、エンボス版を押圧することにより所望のエンボス模様を賦型できる。エンボス模様としては、例えば木目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
発泡化粧シートの製造方法は特に限定されない。例えば、紙等の基材上に発泡樹脂層と非発泡樹脂層Aとを有する発泡化粧シートを製造するには、Tダイ押出し機による同時押出しが好適である。2つの層に対応する溶融樹脂を同時に押出すことにより2層の同時成膜が可能なマルチマニホールドタイプのTダイを用いることができる。この場合、発泡剤含有樹脂層を形成するための樹脂組成物及び非発泡樹脂層を形成するための樹脂組成物をそれぞれ別個のシリンダー中に入れ、2種2層を同時に押出し成膜・積層すればよい。この方法では、同時押出し積層体は、基材上に同時積層(成膜)する。基材上に押出しと同時に積層された樹脂層は、熱溶融により接着性を有するため基材と接着される。
3種3層マルチマニホールドTダイ押出し機を用いて、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層Bの順に厚み10μm/60μm/10μmになるように基材(裏打紙)に押出し製膜した。これにより、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層B/基材からなる積層体を得た。
実施例及び比較例で作製した発泡化粧シートに関して、1)発泡化粧シートの耐候変色 2)発泡特性を評価した。結果を下記表2に示す。
2.非発泡樹脂層B
3.発泡樹脂層
4.非発泡樹脂層A
5.絵柄模様層
Claims (8)
- 基材上に少なくとも発泡樹脂層を有する発泡化粧シートであって、
(1)前記発泡樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより形成され、
(2)前記発泡剤含有樹脂層は、熱分解型発泡剤と発泡助剤と樹脂成分とを含有する樹脂組成物を製膜することにより成形され、
(3)前記発泡助剤は、ステアリン酸亜鉛及びオクチル酸亜鉛を含有し、酸化亜鉛を含有しない
ことを特徴とする発泡化粧シート。 - 前記発泡助剤に含まれるステアリン酸亜鉛とオクチル酸亜鉛の含有量の比率が、それぞれ金属亜鉛の重量に換算して90:10〜10:90である請求項1に記載の発泡化粧シート。
- 全亜鉛量が、前記発泡剤含有樹脂層に含まれる樹脂成分100重量部に対して、0.1重量部以上となるように発泡助剤を含有した請求項1又は2に記載の発泡化粧シート。
- 前記熱分解型発泡剤は、アゾジカルボンアミド系である、請求項1〜3のいずれかに記載の発泡化粧シート。
- 前記発泡樹脂層のおもて面に更に非発泡樹脂層Aが形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の発泡化粧シート。
- 前記基材と前記発泡樹脂層との間に更に非発泡樹脂層Bが形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の発泡化粧シート。
- 前記非発泡樹脂層Aは、メタクリル酸含有量が15重量%以下のエチレン−メタクリル酸共重合体を樹脂成分として含有する、請求項5又は6に記載の発泡化粧シート。
- 最表面層の上からエンボス加工が施されている、請求項1〜7のいずれかに記載の発泡化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009081185A JP5287424B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 発泡化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009081185A JP5287424B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 発泡化粧シート |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013112704A Division JP5598571B2 (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 発泡化粧シートの発泡前の積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010228416A JP2010228416A (ja) | 2010-10-14 |
JP5287424B2 true JP5287424B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=43044706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009081185A Expired - Fee Related JP5287424B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 発泡化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5287424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6536172B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2019-07-03 | 凸版印刷株式会社 | 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3002673B1 (ja) * | 1998-10-15 | 2000-01-24 | 昭島化学工業株式会社 | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 |
JP3462431B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2003-11-05 | アキレス株式会社 | 発泡複合シート及びその製造方法 |
JP2008069480A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙の製造方法 |
JP4816369B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2011-11-16 | 大日本印刷株式会社 | 発泡壁紙 |
JP2008081887A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙 |
JP4872856B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2012-02-08 | 大日本印刷株式会社 | 発泡化粧シート |
JP4962458B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2012-06-27 | 大日本印刷株式会社 | 防カビ性を有する発泡壁紙 |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009081185A patent/JP5287424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010228416A (ja) | 2010-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007313900A (ja) | 壁装用化粧シート | |
JP4816369B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5146383B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP4872856B2 (ja) | 発泡化粧シート | |
JP5569290B2 (ja) | 発泡積層シート | |
JP4811218B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP4910836B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP4893565B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP2008081887A (ja) | 発泡壁紙 | |
JP4775213B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP4816368B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5287424B2 (ja) | 発泡化粧シート | |
JP5725696B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5152066B2 (ja) | 発泡壁紙の製造方法 | |
JP5488657B2 (ja) | 壁装用化粧シートの発泡前の積層体 | |
JP5598571B2 (ja) | 発泡化粧シートの発泡前の積層体 | |
JP4910835B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5617820B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5699319B2 (ja) | 発泡積層シート | |
JP4905217B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5786560B2 (ja) | 発泡積層シートの製造方法 | |
JP5240351B2 (ja) | 発泡壁紙 | |
JP5621200B2 (ja) | 発泡化粧シートの発泡前の積層体 | |
JP5800066B2 (ja) | 発泡積層シートの発泡前の積層体、発泡積層シートの発泡前の積層体の製造方法、及び発泡積層シートの製造方法 | |
JP2007291597A (ja) | 発泡壁紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5287424 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |