JP5287193B2 - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は投射型画像表示装置の構造に関し、特に奥行きが小さい薄型の投射型画像表示装置の構造に関するものである。
投射型画像表示装置では、光源からの光に光学エンジンにおいて情報を与えて映像光とし、その映像光をミラーで反射してスクリーンに投射することで画像が表示される。投射型画像表示装置のバックキャビネット等は樹脂で形成するのが一般的であるが、長年の使用の結果、構成部品の荷重によりバックキャビネット等が変形してしまう恐れがある(クリープ現象)。そこでバックキャビネットの変形を防止するために、投射型画像表示装置の構造に関する技術が考案されてきた。例えば特許文献1には、光学ユニットが搭載されるボトムキャビネットと、そのボトムキャビネットに支持されるリアカバー(バックキャビネット)と、リアカバーに取り付けられるミラーと、映像光が投射されるスクリーンを有するフロントカバーとから構成される背面投射型画像表示装置において、リアカバーの底面に補強部材を設け、リアカバーの撓み等の変形を防止する技術が記載されている。
一方、室内の壁面に取り付け可能、ないしは床置き時に設置面積が小さくてよい奥行きが小さい薄型の投射型画像表示装置のニーズが高まってきている。奥行きを小さくするためには、映像光を反射するミラーを非平面とすることで光学ユニットを小型化して光学エンジンに含め、この光学エンジンをバックキャビネットの底面に搭載する方法がある。この場合、従来ではスクリーンと光学エンジンをバックキャビネットが支持していた。
特開2008−76901号公報(第9頁、第5図)
しかしながら、そのような従来の投射型画像表示装置の構造では、スクリーンや、ミラーを含む光学エンジンの重量が大きく、バックキャビネットに多大な荷重がかかっていた。例えば投射型画像表示装置を壁面に設置する場合等、投射型画像表示装置の荷重を背面側で支持する構造とする場合には、特許文献1のようにバックキャビネットを底面側からボトムキャビネットで支持する構造ではないので、バックキャビネットの底面に補強部材を設けても、バックキャビネットの撓み等の変形を抑制できない。
さらに投射型画像表示装置を壁面に取り付ける際に地面に対して完全に水平に取り付けるのは困難である。このように投射型画像表示装置を地面に対して完全に水平に保てない場合には、バックキャビネットに対してかかるスクリーンや光学エンジン等の荷重が、地面に対して垂直ではない方向にかかる。以上のようにしてバックキャビネットが経年変形していくと、映像光を投射する光学エンジンとスクリーンとの間の相対角度がずれ、その結果スクリーン上に表示される画像にずれが生じてしまう。特に近年では投射型画像表示装置の薄型化が進み奥行きが小さくなってきており、光学エンジンにおいてミラーに反射された映像光は急峻な角度でスクリーンに投射される。そのため、光学エンジンとスクリーンとの間のわずかな相対角度のずれが、スクリーン上の大きな画像ずれを招くようになってきた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、光学エンジンとスクリーンとの間の相対角度のずれによって生じる、スクリーン上の画像ずれを防止することが可能な投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投射型画像表示装置では、スクリーンと光学エンジンとを一体化して保持する保持ベースを備え、この保持ベースを投射型画像表示装置の背面側に位置する設置対象に接続する構成とした。
本発明に係る投射型画像表示装置では、光学エンジンとスクリーンとの間の相対角度のずれによって生じる、スクリーン上の画像ずれを防止することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構成を概略的に示す、組み立て前の斜視図である。なお、この投射型画像表示装置は設置方法として壁掛けと床置きとが可能で、実施の形態1では壁掛け時について説明する。壁掛け時における投射型画像表示装置の設置対象は壁面である。
図1において、光学エンジン1は、光源100と、画像表示素子110と、ミラー120と、非平面ミラー130で構成され、これらの構成部品は垂直断面がL字状の光学エンジン支持板2に固定されている。光源100からの光が画像表示素子110で映像情報を与えられてミラー120で反射され、次に非平面ミラー130で反射されてスクリーン3に投射されることで、映像がスクリーン3に表示される。この長方形のスクリーン3は、長方形の枠状のスクリーンフレーム4に嵌め込まれ、スクリーンフレーム4によってスクリーン3の四辺が保持される。光学エンジン1が搭載されている光学エンジン支持板2はスクリーンフレーム保持板5に固定される。また、投射型表示装置の背面側はバックキャビネット10で覆われている。
以上の構成により、スクリーンフレーム4とスクリーン3とバックキャビネット10とで筐体が形成され、その筐体内部に、光学エンジン1が、光学エンジン支持板2及びスクリーンフレーム保持板5と共に内包される形になる。各部品の材質については、バックキャビネット10が樹脂で形成される一方で、スクリーンフレーム4、スクリーンフレーム保持板5及び光学エンジン支持板2は金属製である。
スクリーンフレーム4が固定されるスクリーンフレーム保持板5の形状は、スクリーン3の面と対峙して並行な板と、その左右からスクリーン3の面の垂直方向に幅が広くなるように延在する2枚の板から形成される。また、スクリーンフレーム保持板5は、スクリーン3の面と対峙して並行な板の背面の四隅に金属製で円筒形状の突起部材6を有している。また、この円筒の内部はねじ孔となっており、雌ねじが形成されている。一方、バックキャビネット10にはこれらの突起部材6に対応する位置に、突起部材6が貫通するための貫通孔11が設けられている。
一方、光学エンジン1が搭載される光学エンジン支持板2は垂直断面がL字状に形成され、底面と背面を有する。底面は光学エンジン1の構成部品を固定するために設けられたものであり、背面は、光学エンジン支持板2をスクリーンフレーム保持板5に対して固定するために設けたられたものである。本実施の形態1では、光学エンジン支持板2と、突起部材6と、スクリーンフレーム保持板5とで保持ベースが構成される。
この保持ベースが光学エンジン1とスクリーン3とを一体化して保持することにより、光学エンジン1とスクリーン3との間の相対角度を保ち、スクリーン3上の画像ずれを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構造について、図2〜5を用いて詳しく説明する。図2は光学エンジン支持板2を、図3はスクリーンフレーム保持板5を、図4はスクリーンフレーム4を拡大した外観図である。図5は実施の形態1に係る投射型画像表示装置の一部であって、設置対象である例えば室内の壁面に接続した状態を示す垂直断面図である。
図2に示すように、光学エンジン支持板2の背面の四隅には通し穴21が設けられている。一方、図3に示すスクリーンフレーム保持板5には、光学エンジン支持板2の通し穴21のそれぞれに対向する位置に、雌ねじである4つのねじ孔51が設けてある。光学エンジン支持板2の通し穴21とスクリーンフレーム保持板5のねじ孔51とを用いて雄ねじであるボルトでねじ止めすることで、光学エンジン支持板2はスクリーンフレーム保持板5に固定される。
スクリーンフレーム4もスクリーンフレーム保持板5に対して固定されるが、これも同様にねじ止めによって行う。具体的には、図4に示すように、スクリーンフレーム4には通し穴41が4つ設けられており、スクリーンフレーム保持板5も、図3に示すように、それらの通し穴41に対応する位置に、スクリーン3の面と対峙して並行な板の左右から延在する2枚の板それぞれの隅に2つずつ計4つの雌ねじであるねじ孔52を有している。これらのねじ孔を用いて、スクリーンフレーム4はスクリーンフレーム保持板5に対して雄ねじであるボルトで固定される。
一方、図4に示すように、スクリーンフレーム4には、バックキャビネット10を固定するための通し穴43も4つ設けられている。バックキャビネット10にもそれらの通し穴43に対応する位置に、4つねじ孔を有している。これらのねじ孔及び通し穴を用いて、バックキャビネット10は、スクリーンフレーム保持板5とは独立に、スクリーンフレーム4に対して固定される。バックキャビネット10は材質が樹脂であり、重量が大きいスクリーン3が固定されたスクリーンフレーム4を持続的に支持するには強度が十分でない。しかし、バックキャビネット10をスクリーンフレーム4に固定することで、スクリーンフレーム4とスクリーン3とバックキャビネット10とで空間的に閉じられた筐体を形成する。これにより、当該筐体内に内包された光学エンジン1を筐体外のほこり等から保護するとともに光学エンジンの迷光が筐体外に漏れることを防ぐことができる。
図5は実施の形態1に係る投射型画像表示装置の一部であって、設置対象である壁面に接続した状態を示す垂直断面図である。図5に示すように、突起部材6はスクリーンフレーム保持板5に固定されている。突起部材6はバックキャビネット10に設けられた円形の貫通孔11を貫通するが、貫通孔11の直径は突起部材6の直径より大きく設計されており、突起部材6はバックキャビネット10に接触しておらず浮動自在になっている。これによりバックキャビネット10にはスクリーンフレーム保持板5から荷重が伝わらないようにすることができる。
また、円筒形状の突起部材6はその内側が、バックキャビネット10を跨いだ貫通方向の反対側から雄ねじであるボルト400を挿入できるようなねじ孔になっており、壁面に設けられた4つの通し孔とを用いて、4つの突起部材6を壁面300にねじ止めして接続することができる。
以上により、スクリーン3と光学エンジン1との荷重を、バックキャビネット10ではなく保持ベースが支持する構造となる。そして投射型画像表示装置全体が壁面300に支えられる。
また、直接壁面300に接続する代わりに、投射型画像表示装置と壁面300の間に壁掛け用保持部材を介在させ、壁掛け用保持部材を壁面300に固定し、その上で突起部材6に設けられたねじ孔と壁掛け用保持部材に設けられた雄ねじにより、突起部材6をこの壁掛け用保持部材に対して接続するように構成してもよい。
なお、ここではスクリーンフレーム保持板5の背面に、ねじ孔を有する突起部材6を設け、この突起部材6を設置対象である壁面300や壁掛け用保持部材にねじ止めにより接続したが、他の接続方法で突起部材6を壁面300や壁掛け用保持部材に接続してもよい。例えば、接着剤を用いて突起部材6を設置対象に接続してもよい。
次に、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置では、光学エンジン1を光学エンジン支持板2に搭載し、当該光学エンジン支持板2の背面を介してスクリーンフレーム保持板5に取り付けるため、光学エンジン1の取り付け時において、光学エンジン1とスクリーン3との間の角度誤差を小さくできる点について説明する。
図6(a)は、光学エンジン1の従来の投射型画像表示装置における固定方法の例を示している。図6(b)は、図6(a)の四角で囲ったX部分の拡大図を示している。
図6(a)、(b)に示すように、従来では光学エンジン1を搭載する光学エンジン支持板12は垂直断面がL字状ではなく、バックキャビネット10の底面にねじ止めして固定されていた。この場合、バックキャビネット13の奥行き方向の長さD1に応じてとれる光学エンジン支持板12の奥行き方向の長さL1が光学エンジン1とスクリーン3との角度誤差を決定する要因の一つとなる。その理由は、図6(b)に示す、光学エンジン支持板12の、バックキャビネット13の底面と固定される面201と、バックキャビネット13側の面101それぞれの面の形状誤差等で決まる、筐体前方での取り付け位置誤差Aと、筐体後方での取り付け位置誤差Bにより、光学エンジン1とスクリーン3との間の傾きは、(A−B)/L1以上設計値からずれることになるためである。
一方、図7(a)は、光学エンジン1の本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置における固定方法を示す。図7(b)はその拡大図を示している。図7(a)、(b)に示すように、本発明の実施の形態1では、スクリーンフレーム保持板5をスクリーン3と所定の距離を置いて対峙させ、光学エンジン1が搭載される光学エンジン支持板2は垂直断面がL字状に形成され、底面と背面を有する。光学エンジン支持板2の背面は、垂直方向に長さL2を有しており、光学エンジン支持板2の背面を、スクリーンフレーム保持板5に対してねじ止めして固定する。
この場合は、図7(b)に示すように、光学エンジン支持板2の背面の、スクリーンフレーム保持板5と固定される面211と、スクリーンフレーム保持板5の、光学エンジン支持板2側の面501とのそれぞれの形状誤差等で決まる、スクリーンフレーム保持板5上方での取り付け位置誤差Cと、スクリーンフレーム保持板5下方での取り付け位置誤差Dにより、光学エンジン2とスクリーン3との間の傾きの設計値からのずれの下限は(C−D)/L2になる。
図6を用いて説明した従来の固定方法における筐体前方での取り付け位置誤差Aと、図7を用いて説明した本発明の実施の形態1の固定方法におけるスクリーンフレーム保持板5上での取り付け位置誤差Cが等しいとし、また、従来の固定方法における筐体後方での取り付け位置誤差Bと、本発明の実施の形態1の固定方法におけるスクリーンフレーム保持板5下での取り付け位置誤差Dが等しいとする。また、光学エンジン支持板2の奥行き方向の長さL1は、筐体の奥行き方向の長さD1以下である必要があるが、光学エンジン支持板2の背面の垂直方向の長さL2は筐体の垂直方向の長さまで長くできる余裕がある。奥行きが小さい投射型画像表示装置では一般にL2のほうがL1より長くなる。この場合、(A−B)/L1>(C−D)/L2となることから、光学エンジン1の取り付け時において、本発明の構造による固定方法のほうが従来の固定方法より光学エンジン1とスクリーン3との間の角度誤差を小さくし得る。
なお、上の説明では光学エンジン支持板2とスクリーンフレーム保持板5と突起部材6とを別部品として取り扱ったが、これらを一体形成してもよい。また、ねじにより接続した箇所は、別の接続方法、例えば接着剤などで接続してもよい。あるいは別部品として設けず、はじめから一体形成していてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置では、光学エンジン1とスクリーン3との間の角度精度を保つ役割を、バックキャビネット10ではなく、保持ベースに持たせる。これにより光学エンジン1とスクリーン3との間の相対角度を保ち、スクリーン3上の画像のずれを防ぐことができる。
また、バックキャビネット10には、光学エンジン1及びスクリーン3の荷重がかからないため、光学エンジン1及びスクリーン3の荷重によるバックキャビネット10の経年変形を防ぐことができる。
また、光学エンジン1を搭載する光学エンジン支持板2を取り付ける際に当該光学エンジン支持板2の背面でねじ止めするため、奥行きが小さい投射型画像表示装置において、取り付け時の角度誤差を小さくすることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置の構成を示す図である。スクリーンフレーム保持板以外の構成は実施の形態1と同様で、実施の形態1との相違点は、スクリーンフレーム保持板の形状と、スクリーンフレームの通し穴の数である。
図1で示したように、実施の形態1におけるスクリーンフレーム保持板5の形状は、スクリーン3の面と対峙して並行な板と、その左右からスクリーン3の面の垂直方向に幅広になるように延在する2枚の板からなっていた。この左右から延在する2枚の板に代えて、図8に示すように、実施の形態2におけるスクリーンフレーム保持板14では、細く軽量な背面フレーム8を6本設ける。背面フレーム8は金属製であり、その断面形状は四角形である。各背面フレーム8は、スクリーン3の面と対峙して並行な板の上及び左右からそれぞれ2本ずつ延在し、バックキャビネット10の形状に沿うように伸びている。それぞれの背面フレーム8の一端にはねじ孔が設けられている。
図9は本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置のスクリーンフレーム17の外観図である。スクリーンフレーム17には、背面フレーム8に設けた6つのねじ孔に対応して6つの通し穴171が設けられている。また、図4に示した実施の形態1のスクリーンフレーム4におけるバックキャビネット10を固定するための通し穴43と同様に、バックキャビネット10を固定するための通し穴173も設けられている。各背面フレーム8は、それぞれのねじ孔とスクリーンフレーム17に設けられた6つの通し穴171とを用いて、雄ねじであるボルトで固定される。
なお、ここでは背面フレーム8は金属製であり、その断面形状は四角形で、計6本配置するとしたが、画像のずれの発生しにくさや投射型画像表示装置の重量などを考慮して、材質、形状、フレームの本数などは別の構成としてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置では、細く軽量な複数の背面フレーム8をスクリーンフレーム17に固定することで、あまり重量を増加させずにスクリーンフレーム保持板5とスクリーンフレーム17を複数箇所で連結することを可能にし、スクリーンフレーム17とスクリーンフレーム保持板14の接続を強固にすることができる。また、これにより、映像光を投射する光学エンジン1とスクリーン3との間の相対角度がずれるのを防ぎ、画像のずれを防止することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では壁掛け時の場合について説明した。本発明に係る投射型画像表示装置は床置きも可能で、実施の形態3では床置きの場合について説明する。
図10は本実施の形態3の投射型画像表示装置の組み立て前の斜視図、図11は組み立て後の斜視図である。実施の形態3では、壁面ではなく、垂直断面がL字形状で、金属製のボトムフレーム7を設置対象とする。図12(a)はこの投射型画像表示装置の垂直断面図、(b)はその一部を拡大した図であるが、これらを見れば分かるように、投射型画像表示装置は床面に直接接してはおらず、床面に直接接して自立するボトムフレーム7に宙吊りの状態で支持される。
実施の形態1では、4つの突起部材6を、突起部材6に設けられたねじ孔と壁面に設けられた4つの通し孔を用いて雄ねじであるボルトで壁面に接続していた。本実施の形態3では、4つの突起部材6を、突起部材6に設けられたねじ孔とボトムフレーム7に設けられた4つの通し穴72とを用いて、ボルトでボトムフレーム7に接続する。ボトムフレーム7通し穴72が設けられる位置のボトムフレーム7の底面からの高さは、バックキャビネット10の貫通孔11が設けられる位置のバックキャビネット10の底面からの高さより高く設計されている。これにより、ボトムフレーム7は投射型画像表示装置を宙吊りの状態にして支持される。このようにすると、投射型画像表示装置を実施の形態1のように壁面に固定して設置する場合と本実施の形態のように床に置いて設置する場合とで、投射型画像表示装置に加わる荷重が変化しない。
図10では、実施の形態1と同じ形状のスクリーンフレーム保持板5を示している。しかし実施の形態2と同じ形状のスクリーンフレーム保持板17を用いても良い。つまり、実施の形態1と実施の形態2において、壁面を設置対象とする代わりに本実施の形態3で説明したボトムフレーム7を設置対象として用いることができる。
なお、ここではスクリーンフレーム保持板5又は17の背面に、ねじ孔を有する突起部材6を設け、この突起部材6を設置対象であるボトムフレーム7に接続したが、他の接続方法で突起部材6をボトムフレーム7に接続してもよい。例えば、接着剤を用いて突起部材6をボトムフレーム7に接続してもよい。
以上のように、本実施の形態における投射型画像表示装置の構造によれば、床置きが可能となる。
また、従来の壁面設置と床面設置とが可能な投射型画像表示装置では、壁面設置時と床面設置時との両方の場合の荷重のかかり方に対応するために補強部材を余分に設ける必要があったが、本発明では壁面設置時と床面設置時の荷重のかかり方が変わらないために余分な補強部材が必要なくなり、強度設計も容易になる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態3と同様、床置き時の場合について説明する。実施の形態3との相違点は、設置対象であるボトムフレーム及びバックキャビネットの形状である。
図13(a)は実施の形態4における投射型画像表示装置の垂直断面図、(b)はその一部を拡大した図であるが、これらを見れば分かるように、ボトムフレーム15をバックキャビネット16の内側に配置する構造とする。
本実施の形態4において、ボトムフレーム15は実施の形態3と同様に垂直断面がL字形状であるが、当該ボトムフレーム15の底面の4箇所に突起部71を有している。これに対応してバックキャビネット16の底面には円形の貫通孔が4箇所設けられており、床面に接するボトムフレーム15の底面に設けられた円柱形状の突起部71がこれらの貫通孔に浮動自在に貫通する。貫通孔は突起部71の直径より大きく設計されており、ボトムフレーム15とバックキャビネット16とは接触しないようになっている。また、ボトムフレーム15には通し穴が設けられており、これらとスクリーンフレーム保持板5に設けられたねじ孔とを用いてボトムフレーム15とスクリーンフレーム保持板5が接続される。これにより、投射型画像表示装置全体がボトムフレーム15に支持される構成になる。なお、ボトムフレーム15の背面には突起部6を貫通させるための貫通孔が設けられており、壁面設置に切換える場合にはボトムフレーム7を取り外し又は取り外さずに突起部材6に設けられたねじ孔を用いて壁面に固定することができる。
本実施の形態4で用いるスクリーンフレーム保持板5の形状は、実施の形態1の場合について説明した形状であるが、実施の形態2のスクリーンフレーム14の形状であっても同様の効果を奏する。
以上のように、本実施の形態における投射型画像表示装置の構造によれば、床置きが可能となる。
また、従来では床面設置時と壁面設置時の両方の場合の荷重のかかり方に対応するために、補強部材を余分に設ける必要があったが、本発明では床面設置時と壁面設置時の荷重のかかり方が変わらないために余分な補強部材が必要なくなり、強度設計も容易になる。
本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構成を概略的に示す、組み立て前の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光学エンジンが搭載された光学エンジン支持板の外観図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリーンフレーム保持板の外観図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリーンフレームの外観図である。 本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の一部であって、壁面に接続した状態を示す垂直断面図である。 光学エンジンの従来の投射型画像表示装置における固定方法の例を示す垂直断面図である。 光学エンジンの本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置における固定方法を示す垂直断面図である。 本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置の概略を示す組み立て前の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るスクリーンフレームの外観図である。 本発明の実施の形態3に係る投射型画像表示装置の概略を示す組み立て前の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る投射型画像表示装置の組み立て後の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る投射型画像表示装置をボトムフレームに接続した状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施の形態4に係る投射型画像表示装置をボトムフレームに接続した状態を示す垂直断面図である。
符号の説明
1 光学エンジン、 2光学エンジン支持板、 3 スクリーン、 4 スクリーンフレーム、 5 スクリーンフレーム保持板、 6 突起部材、 7 ボトムフレーム、 8 背面フレーム、 10 バックキャビネット、 21 通し穴、 41 通し穴、 51 ねじ孔、 52 ねじ孔、 71 突起部、 72 通し穴、 300 壁面、 400 ボルト

Claims (7)

  1. 光に映像情報を与えてスクリーンに投射する光学エンジンと、
    前記スクリーンを保持するスクリーンフレームと、
    このスクリーンフレーム及び前記スクリーンと共に筐体を形成し、その筐体内部に前記光学エンジンを内包するバックキャビネットと、
    前記筐体に内包され、前記光学エンジンと前記スクリーンフレームを保持し、前記バックキャビネットの背面に位置する設置対象に対して接続される保持ベースと
    を備え
    前記保持ベースは、接続部を有する突起部材を有し、この突起部材がバックキャビネットの背面に設けられた貫通孔に浮動自在に貫通し設置対象に接続されることで、前記保持ベースが設置対象に対して接続されたことを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 接続部はねじ部であり、突起部材はねじ止めにより設置対象に接続されることを特徴とする請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  3. 保持ベースは、光学エンジンが搭載される光学エンジン支持板と、スクリーンフレームを保持するスクリーンフレーム保持板とを有し、光学エンジン支持板の背面に設けられたねじ部とスクリーンフレーム保持板に設けられたねじ部とがねじ止めされることで組み立てられることを特徴とする請求項2に記載の投射型画像表示装置。
  4. 設置対象は、壁面であることを特徴とする請求項1または2に記載の投射型画像表示装置。
  5. 設置対象は、壁掛け用保持部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の投射型画像表示装置。
  6. 設置対象は、床面に対して自立するボトムフレームであることを特徴とする請求項1または2に記載の投射型画像表示装置。
  7. 保持ベースは、バックキャビネットの形状に沿うように形成された複数の背面フレームを有し、その複数の背面フレームそれぞれの一端が、スクリーンフレームに対して固定されることを特徴とする請求項1に記載の投射型画像表示装置。
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