JP2008076901A - 背面投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面を大きくした大型の背面投射型表示装置であっても、反射ミラーをリアカバーに取り付ける構成とし、且つ、そのリアカバーに撓み等の変形が生じないようにする。
【解決手段】ボトムキャビネット2と、ボトムキャビネット2に搭載されると共に映像光を出射する光学ユニット3と、ボトムキャビネット2に支持されるリアカバー4と、リアカバー4に取り付けられると共に光学ユニット3から出射された映像光を反射する反射ミラー5と、リアカバー6の前面を覆うと共にミラーによって反射された映像光が投射されるスクリーン7を有するフロントカバー6と、備える構成とし、リアカバー4の底面部16bに、そのリアカバー4の強度を高めるリア側補強部材31を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学ユニットから出射した映像光を反射ミラーにより反射させてスクリーンの背面側に投射し、そのスクリーンに映像を表示させる背面投射型表示装置に関するものである。
従来の、この種の背面投射型表示装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、光学ユニット、光源及びミラー等が装備され、上部の前面側にスクリーンが取り付けられたリアプロジェクションテレビに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたリアプロジェクションテレビは、「少なくともスクリーンとミラーとを装備した上部キャビネットと、少なくとも映像機器、駆動及び制御回路、投射レンズを含む光学ユニット及び光源からなる主要構成部分が装備された下部キャビネットとからなり、前記上部キャビネットの少なくとも一方の側面に開閉できる蓋部材によって施蓋されている開口部を設けた」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載のリアプロジェクションテレビによれば、「上部キャビネットの内部が長期使用によって汚れた時に、上部キャビネットを下部キャビネットから取り外すことなく、前記蓋部材を取り外すだけで、前記開口部から所定の清掃具を用いて内部を清掃することができるばかりでなく、光学系の部品の微調整も簡単にできる(段落[0062]を参照)」等の効果が期待される。
特開平10−97000号公報
この特許文献1に記載されたリアプロジェクションテレビは、上部キャビネットに台座が設けられており、この台座にミラーを取り付ける構成となっていた。このような上部キャビネット及び台座は、一般的にポリスチレン(PS)やポリカーボネート(PC)等の合成樹脂により形成されている。そのため、例えば、表示画面が70インチ以上の大型のリアプロジェクションテレビでは、表示画面に伴って大型化されたミラーの重量により上部キャビネットが撓んで変形してしまうという問題があった。
この対策として、従来の大型の背面投射型表示装置(リアプロジェクションテレビ)は、強度の大きいフレーム部材を備え、そのフレーム部材にミラー(反射ミラー)を取り付ける構成となっていた。ここで、従来の大型の背面投射型表示装置について、図14を参照して説明する。
図14に示すように、従来の大型の背面投射型表示装置は、スクリーン102及びミラー103が取り付けられるフレーム部材101と、このフレーム部材101を覆う図示しないフロントカバー及びリアカバーとを備えて構成されていた。そして、フレーム部材101は、大型に形成されたスクリーン102及び反射ミラー103を取り付けても撓んで変形しないように、十分に大きな強度を発揮できる鋼材によって構成されていた。
しかしながら、図14に示すようなフレーム部材101を備えた背面投射型表示装置では、フレーム部材101によって装置全体の重量が増加すると共に、部品点数が増加してコストアップを招くという問題があった。
また、フレーム部材101を備えた背面投射型表示装置の構成は、それよりも小型でフレーム部材101を必要としない背面投射型表示装置の構成と大きく異なってしまため、両者を同じ製造ラインで製造することができなかった。その結果、フレーム部材101を必要とする大型のものとそれよりも小型のものを含めた背面投射型表示装置を全体として効率よく製造することが困難であるという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来の背面投射型表示装置では、大型のものにすると反射ミラーを取り付けるフレーム部材が必要になり、装置全体の重量が嵩むと共に部品点数が増加してコストアップを招く、という点である。また、大型でフレーム部材を必要とするものと、それよりも小型でフレーム部材を必要としないものがあるため、その構成の違いから製造ラインを分ける必要があり、製造効率を向上させることが難しい、という点である。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、表示画面を大きくした大型のものであっても、フレーム部材を用いることなく、ミラーをリアカバーに取り付ける構成とし、且つ、そのリアカバーに撓み等の変形が生じない背面投射型表示装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の背面投射型表示装置は、載置面に載置されるボトムキャビネットと、ボトムキャビネットに搭載されると共に映像光を出射する光学ユニットと、ボトムキャビネットに支持されるリアカバーと、リアカバーに取り付けられると共に光学ユニットから出射された映像光を反射するミラーと、リアカバーの前面を覆うと共にミラーによって反射された映像光が投射されるスクリーンを有するフロントカバーと、を備えている。そして、リアカバーの底面に、そのリアカバーの強度を高めるリア側補強部材を設けたことを特徴としている。
本発明の背面投射型表示装置によれば、表示画面及び装置全体の大型化に伴ってリアカバーに取り付けるミラーが大きいものになっても、リア側補強部材によってリアカバーに撓み等の変形が生じることを防止することができる。また、本発明の背面投射型表示装置は、これよりも小型であってミラーの重量によりリアカバーに撓み等の変形が生じない背面投射型表示装置と基本的な構成を同じにすることができる。そのため、両者を同じ製造ラインで製造することができ、製造効率を向上させることができる。
以下、本発明の背面投射型表示装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
図1〜図13は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1〜図5は、本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態を示すもので、図1は正面側から見た斜視図、図2は正面図、図3は平面図、図4は側面図、図5は分解斜視図である。図6はフロントカバー及びスピーカユニットをリアカバー側から見た斜視図、図7はフロントカバーに着脱可能に取り付けられるカバープレートの斜視図である。図10はスピーカユニットを取り付けた状態の背面投射型表示装置を表す説明図、図11はカバープレートを取り付けた状態の背面投射型表示装置を表す説明図である。図12はリア側補強部材とフロント側補強部材の係合状態を表す斜視図、図13は同じく側面図である。
図1〜図5は、本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態を示すリアプロジェクションテレビ1である。このリアプロジェクションテレビ1は、いわゆるテレビジョン受像機であり、CRTやLCD素子等の画像表示デバイスを有する光学ユニットから映像光を出射し、その映像光をミラーで反射してスクリーンに拡大投射することで映像(画像)を表示するものである。
図1〜図5に示すように、リアプロジェクションテレビ1は、載置面に載置されるボトムキャビネット2と、このボトムキャビネット2に搭載される光学ユニット3と、ボトムキャビネット2に支持されるリアカバー4と、このリアカバー4に取り付けられる反射ミラー5と、リアカバー4の前面側を覆うと共にスクリーン7を有するフロントカバー6とを備えて構成されている。
図5等に示すように、ボトムキャビネット2は、上方から見た平面形状が略台形に形成された中空の筐体からなっている。このボトムキャビネット2の上面の略中央部には、開口部11が設けられており、この開口部11には、光学ユニット3の後述する投射レンズ13が貫通されている。ボトムキャビネット2の材質としては、ポリスチレン(PS)やポリカーボネート(PC)等の合成樹脂を挙げることができるが、例えば、アルミニウム合金等の金属を用いることもできる。
ボトムキャビネット2の内部には、投射レンズ13を含む光学ユニット3と、図には表れない電源回路や駆動回路を有する駆動制御装置と、その駆動制御装置及び光学ユニット3を冷却するファン等が設けられている。光学ユニット3は、投射レンズ13の他に、光源、照明光学系、色分離光学系、リレー光学系、画像表示デバイスである3つの液晶パネル、クロスダイクロイックプリズム等を有している。
光学ユニット3の光源は、白色光を出射する。この光源としては、例えば、高輝度放電ランプを挙げることができる。光源から出射された白色光は、照明光学系によって色分離光学系及びリレー光学系に導かれ、それら色分離光学系及びリレー光学系で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の光束に分離される。画像表示デバイスは、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画像情報を表示する3つの液晶パネルからなっている。これら3つの液晶パネルには、分離された3色の光束がそれぞれ通過され、これにより、3色の光束が画像情報に基づいてそれぞれ変調される。そして、変調された3つの光束は、クロスダイクロイックプリズムによって1つの映像光として合成され、投射レンズ13を介して出射される。
更に、ボトムキャビネット2の内部には、図10及び図11に示すように、背面に沿って上下方向に延在される背面支柱14aと、左右の側面に沿って上下方向に延在される複数の側面支柱14bが設けられている。これら背面支柱14a及び複数の側面支柱14bは、十分に大きな強度を発揮できる金属材料、例えば、鋼材等から形成されており、一端がボトムキャビネット2の底面部に固定され、他端がボトムキャビネット2の上面部に固定されている。これらの支柱14a,14bにより、ボトムキャビネット2は、反射ミラー5が取り付けられたリアカバー4を支持することが可能な強度になっている。
リアカバー4は、ポリスチレン(PS)やポリカーボネート(PC)等の合成樹脂により形成されていて、図5に示すように、前面に開口部を有する筐体をなしている。即ち、リアカバー4は、上面を形成する上面部16aと、底面を形成する底面部16bと、背面を形成する背面部16cと、正面から見て左側面を形成する左側面部16dと、右側面を形成する右側面部16eから構成されている。
リアカバー4の背面部16cは、対向する開口部よりも小さい横長の長方形に形成されている。そのため、上面部16a、底面部16b及び左右の側面部16d,16eは、それぞれ略台形に形成されている。また、背面部16cの内面には、複数のミラー係合片18が設けられており、この複数のミラー係合片18に反射ミラー5の下辺部が係合される。
上面部16a、背面部16c及び左右の側面部16d,16eの内面には、強度を増加させるための複数の補強リブ17が設けられている。これら複数の補強リブ17により、上面部16a、背面部16c及び左右の側面部16d,16eは、反射ミラー5の重量や輸送時の振動等の影響を受けても、撓み等の変形が生じない程度の強度に設定されている。
リアカバー4の底面部16bは、ボトムキャビネット2の上面よりも大きく設定されていて、背面部16c側及び左右の側面部16d,16e側がボトムキャビネット2の外側に突出されている。この底面部16bの略中央部には、光学ユニット3の投射レンズ13を臨ませる貫通穴21が設けられている。この貫通穴21には、投射レンズ13から反射ミラー5に向けて出射された映像光が貫通される。
また、底面部16bの開口部側の一辺には、ボトムキャビネット2の外側に突出される両端部に連続して下方に展開される一対の当接面22,22が設けられている。これら一対の当接面22,22には、フロントカバー6の後述する一対のフロント側補強部材45,45が当接される。更に、底面部16bの開口部側の一辺には、フロントカバー6の後述する3つの脚部56a,56b,56cとの干渉を避けるための3つの切欠き23a,23b,23cが設けられている。
上述したような底面部16bの内面には、その底面部16bの強度を高めるリア側補強部材31が取り付けられている。このリア側補強部材31は、ボトムキャビネット2の形状に対応した形状とされていて、底面部16bの背面部16cに連続する辺に沿って延在されるベース補強32と、底面部16bの左側面部16d及び右側面部16eに連続される2つの辺にそれぞれ略平行に延在される一対のアーム補強33,33とを備えて構成されている。このリア補強部材31の材質としては、十分に大きな強度を発揮できる金属材料、例えば、鉄やステンレス鋼等の鋼材を挙げることができる。
リア側補強部材31のベース補強32は、図10に示すように、リアカバー4がボトムキャビネット2に支持された状態において、ボトムキャビネット2の背面支柱14aに対応する位置に配置されている。一対のアーム補強33,33は、リアカバー4がボトムキャビネット2に支持された状態において、ボトムキャビネット2の複数の側面支柱14bに対応する位置にそれぞれ配置されている。
これら一対のアーム補強33,33は、それぞれ一端がベース補強32にビス止めされており、これにより、ベース補強32と一対のアーム補強33,33が一体に構成されている。また、一対のアーム補強33,33の他端は、フロントカバー6の一対のフロント側補強部材45,45に係合される係合部33a,33aとされている。これら係合部33a,33aは、それぞれリアカバー4の開口部から外側に突出されている。
一対のアーム補強33,33の各係合部33a,33aには、一対のアーム補強33,33と一対のフロント側補強部材45,45とを確実に導通させるための導通部材35,35がそれぞれ設けられている。これら導通部材35,35は、ステンレスやアルミ等の導電性の高い金属からなり、弾性変形可能に形成されている。図13に示すように、導通部材35は、係合部33aがフロント側補強部材45に係合した際に、弾性変形してフロント側補強部材45に面接触される。
アーム補強33とフロント側補強部材45を導通させる理由は、他の電子機器の動作に影響を及ぼす電磁妨害(Electro Magnetic Interference)を防止するためである。即ち、金属により形成されたリア側補強部材31の長さが、電気回路等を有する駆動制御装置の発する電磁波の周波数の倍数となる場合、その電磁波の周波数がリア側補強部材31によって増幅されてしまう。これにより、駆動制御装置の発する電磁波が、他の電子機器の動作に影響を及ぼす妨害電磁波となる可能性がある。そのため、本実施の形態では、リア側補強部材31とフロント側補強部材45を導通させることにより、金属から形成される部材の長さが駆動制御装置の発する電磁波の周波数の倍数にならないようにして、妨害電磁波の発生を防止している。
図5に示すように、反射ミラー5は、略台形の板状に形成されていて、その大きさは、リアカバー4の上面部16a及び背面部16cの大部分を覆い隠す大きさに設定されている。この反射ミラー5は、下辺部を背面部16cの複数のミラー係合片18に係合させた状態で、ミラーホルダ26によってリアカバー4に取り付けられている。
ミラーホルダ26は、反射ミラー5の左辺部を保持する左側ミラーホルダ26aと、右辺部を保持する図に表れない右側ミラーホルダと、上辺部を保持する図に表れない上側ミラーホルダから構成されている。左側ミラーホルダ26aは、リアカバー4の左側面部16dにビス止めされ、同様に、右側ミラーホルダ及び上側ミラーホルダは、それぞれ右側面部16e及び上面版16aにビス止めされる。
フロントカバー6は、図5及び図6に示すように、ベース枠41と、このベース枠41の前面側に取り付けられる化粧枠42と、ベース枠41の背面側に配置されるスクリーン7と、このスクリーン7をベース枠41に固定するスクリーン枠43と、ベース枠41の両側部に取り付けられる一対の化粧板44,44と、スクリーン枠43に取り付けられる一対のフロント側補強部材45,45と、これらフロント補強部材45,45とスクリーン枠43に一体に取り付けられる支持ブラケット46と等を備えて構成されている。
フロントカバー6のベース枠41は、ポリスチレン(PS)やポリカーボネート(PC)等の合成樹脂により形成されていて、リアカバー4の開口部に見合った大きさに設定されている。化粧枠42は、ベース枠41の前面から露出されるスクリーン7の外周を囲うように配置されていて、ベース枠41にビス止めされている。この化粧枠42は、主にデザイン性の観点から設けられたものであり、ベース枠41のとは異なる色に設定することで、スクリーン7を際立たせる役割を有している。
スクリーン7は、反射ミラー5側に配置されるフレネルレンズと、このフレネルレンズの反射ミラー5と反対側に配置されるレンチキュラーレンズとの組合せにより構成されている。スクリーン枠43は、上下方向に対向された互いに平行をなす上部片43a及び下部片43bと、左右方向に対向された互いに平行をなす左右の側部片43c,43dとを有している。このスクリーン枠43とベース枠41の間にスクリーン7を介在させ、スクリーン枠43をベース枠41にビス止めすることにより、スクリーン7がベース枠41に固定されている。また、一対の化粧版44,44は、透明な樹脂によって形成されており、ベース枠41にビス止めされている。
一対のフロント側補強部材45,45は、適度な強度を有する金属材料、例えば、鉄やステンレス鋼等の鋼材によって形成されており、スクリーン枠43の下部片43bの両端にそれぞれビス止めされている。これら一対のフロント側補強部材45,45は、フロントカバー6をリアカバー4に取り付けた状態で、リアカバー4の一対の当接面22,22に当接されると共にリア側補強部材31の一対のアーム補強33,33が係合される。
図13及び図14に示すように、フロント側補強部材45には、リア側補強部材31の係合部33aが係合される係合溝51と、導通部材35の先端が係止される係止爪52が設けられている。この係止爪52によって導通部材35の先端を係止することにより、導通部材35は、フロント側補強部材45に面接触するように弾性変形される。
支持ブラケット46は、一対のフロント側補強部材45,45に取り付けられる本体部54と、この本体部54とスクリーン枠43の下部片43bとを連結する連結部55と、本体部54に取り付けられる3つの脚部56a,56b,56cを備えて構成されている。これら本体部54、連結部55及び3つの脚部56a,56b,56cは、適度な強度を有する金属材料、例えば、鉄やステンレス鋼等の鋼材によって形成されている。
支持ブラケット46の3つの脚部56a,56b,56cは、それぞれリアカバー4の3つの切欠き23a,23b,23cを挿通して、ボトムキャビネット2の前面にビス止めされる。これにより、フロントカバー6の重量は、支持ブラケット46を介してボトムキャビネット2に付与され、その結果、リアカバー4に対する重量の負担を軽くすることができる。
このような構成を有するフロントカバー6の両側部には、一対のスピーカユニット61,61が着脱可能に装着される。これらスピーカユニット61,61をフロントカバー6に着脱可能に構成することにより、リアプロジェクションテレビ等の従来の表示装置が有する問題点を解決することができる。ここで、従来の表示装置が有する問題点について説明する。
近年、リアプロジェクションテレビ等の表示装置は、多重音声を実現する外部装置としてのスピーカ装置に有線或いは無線によって接続し、多重音声による臨場感あふれる映像を楽しむことが好まれている。このように、外部装置であるスピーカ装置を使用して音声を聴く場合、表示装置に設けられたスピーカは使用されないため不要となる。
しかしながら、従来の表示装置においては、スピーカが装置本体と一体に構成されていた。そのため、外部装置であるスピーカ装置を使用して音声を聴く場合であっても、表示装置の設置スペースは、使用されないスピーカを含めた広さが必要になり、余分なスペースを占領するという問題があった。また、外部装置であるスピーカ装置を含めた設置状態において、表示装置に設けた使用されないスピーカが見えると、見栄えが良くないという問題があった。
図6に示すように、スピーカユニット61は、縦長とされた偏平の筐体を有し、その内部にスピーカ装置が設けられたスピーカ本体62と、このスピーカ本体62の上面部に連続する上係合凸部63と、スピーカ本体62の下面部に連続する下係合凸部64を備えて構成されている。
スピーカ本体62のフロントカバー6に対向される面には、接続端子65が設けられている。各接続端子65,65は、スピーカユニット61,61をフロントカバー6に装着した際に、スクリーン枠43の左右の側部片43c,43dにそれぞれ取り付けられたコネクタ59,59に着脱可能に接続される。なお、接続端子65が接続されるコネクタ59は、図示しない配線部材によって駆動制御装置に電気的に接続される。
スピーカユニット61の上係合凸部63は、ベース枠41の上部に設けられた上係合凹部41aに着脱可能に係合される。また、スピーカユニット61の下係合凸部64は、ベース枠41の下部に設けられた下係合凹部41bに着脱可能に係合される。これら上係合凸部63及び下係合凸部64により、スクリーンユニット61は、フロントカバー6に着脱可能に装着される。
図7は、リアプロジェクションテレビ1を外部装置であるスピーカ装置に接続して使用する場合に、スピーカユニット61の代わりにベース枠41に取り付けるカバープレート71を示すものである。このカバープレート71は、プレート本体72と、このプレート本体72の上面部に連続する上係合凸部73と、プレート本体72の下面部に連続する下係合凸部74を備えて構成されている。カバープレート71の上係合凸部73及び下係合凸部74は、スピーカユニット61の上係合凸部63及び下係合凸部64と同一の形状とされていて、ベース枠41の上係合凹部41a及び下係合凹部41bにそれぞれ着脱可能に係合される。
上述したようなスピーカユニット61及びカバープレート71は、ボトムキャビネット2及びリアカバー4に取り付けた状態のフロントカバー6に対して着脱可能とされている。即ち、リアプロジェクションテレビ1は、設置された状態でスピーカユニット61とカバープレート71の交換を行うことができ、図8に示すスピーカユニット61を取り付けた形態と、図9に示すカバープレート71を取り付けた形態とを選択的に取ることができる。
その結果、リアプロジェクションテレビ1を外部装置であるスピーカ装置に接続して使用する場合には、図9に示すように、フロントカバー6にカバープレート71を取り付けてリアプロジェクションテレビ1が占有する設置スペースを削減することができる。しかも、リアプロジェクションテレビ1から不要なスピーカユニット61を削除して外観をシンプルにすることができ、外部装置であるスピーカ装置を含めた設置状態の見栄えを良くすることができる。
このような構成を有するリアプロジェクションテレビ1は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、リア側補強部材31を、リアカバー4の底面部16bに取り付ける。これにより、底面部16bの強度を増加することができ、次の工程でリアカバー4に取り付ける反射ミラー5の重量によって底面部16bに撓み等の変形が生じることを防止することができる。
次に、反射ミラー5を、リア側補強部材31を取り付けたリアカバー4に取り付ける。即ち、反射ミラー5の下辺部をリアカバー4の複数のミラー係合片18に係合させると共に、ミラーホルダ26によって反射ミラー5の上辺部、左辺部及び右辺部をリアカバー4の上面部16a及び左右の側面部16d,16eに取り付ける。これにより、リアカバー4、リア側補強部材31及び反射ミラー5等から構成されるリアカバー組立体81(図5を参照)が組み立てられる。
次に、リアカバー組立体81を、光学ユニット3や駆動制御装置を搭載したボトムキャビネット2の上面に取り付ける。これにより、底面部16bのボトムキャビネット2の上面と接する部分に、反射ミラー5の重量及びリアカバー4の重量、即ちリアカバー組立体81の自重が加わる。しかしながら、底面部16bは、ボトムキャビネット2の形状に対応した形状のリア側補強部材31によって強度が増加されているため、底面部16bのボトムキャビネット2の上面と接する部分に撓み等の変形が生じる心配がない。
また、ボトムキャビネット2には、リアカバー組立体81のリア側補強部材31に対応した位置に背面補強14a及び複数の側面補強14bが設けられている。そのため、リアカバー組立体81の重量によってボトムキャビネット2に撓み等の変形が生じる心配がない。
次に、フロントカバー6をリアカバー4にビス止めし、リアカバー4の開口部をフロントカバー6で覆う。このとき、図12及び図13に示すように、リアカバー4に取り付けたリア側補強部材31の係合部33a,33aが、フロントカバー6に設けた一対のフロント側補強部材45,45の係合溝51,51にそれぞれ係合される。これにより、リア側補強部材31と一対のフロント側補強部材45,45が一体的に組み立てられる。
これと同時に、係合部33a,33aに設けた導通部材35,35が、一対のフロント側補強部材45,45に接触され、リア側補強部材31の一対のアーム補強33,33と一対のフロント側補強部材45,45がそれぞれ導通される。このとき、導通部材35は、アーム補強33の係止爪52により係止されて弾性変形するため、フロント側補強部材45に面接触される。その結果、導通部材35は、一対のアーム補強33と一対のフロント側補強部材45を確実に導通させることができる。
更に、底面部16bの一対の当接面22,22が、一対のフロント側補強部材45,45に当接される。これにより、底面部16bにおけるボトムキャビネット2の左右方向の外側に突出される突出部分の強度を増加することができる。その結果、ボトムキャビネット2の左右方向の外側に突出される底面部16bの突出部分が、リアカバー組立体81の重量によって撓んでしまうことを防止することができる。
次に、フロントカバー6の支持ブラケット46に設けた3つの脚部56a,56b,56cを、ボトムキャビネット2の前面にビス止めする。これにより、リアプロジェクションテレビ1が組み立てられる。
このようにして組み立てられたリアプロジェクションテレビ1のフロントカバー6は、3つの脚部56a,56b,56cを介してボトムキャビネット2に支持される。これにより、リアカバー4の底面部16bに加わる重量をリアカバー組立体81の重量のみにすることができ、底面部16bの負担を軽減することができる。
以上説明したように、本発明の背面投射型表示装置によれば、リアカバーの強度を増加させるリア側補強部材を設けたため、リアカバーに取り付ける大型の反射ミラーの重量によってリアカバーが撓んで変形してしまうことを防止することができる。その結果、光学ユニットの投射レンズ、反射ミラー及びスクリーンの位置関係にズレが生じる心配がなく、安定した映像を表示することができる。
しかも、本発明の背面投射型表示装置は、それよりも小型であって反射ミラーの重量によりリアカバーに撓み等の変形が生じない背面投射型表示装置と構成を略同じにすることができる。これにより、両者を同じ製造ラインで製造して製造効率を向上させることができる。
また、本発明の背面投射型表示装置は、ボトムキャビネットがリアカバーの底面部よりも小さい場合に、ボトムキャビネットの外側に突出した底面部の強度を増加させるフロント側補強部材を設けた。そのため、ボトムキャビネットの外側に突出した底面部が撓んで変形してしまうことを防止することができる。
更に、リアカバーの前面を覆うフロントカバーをボトムキャビネットで支持する構成にしたため、フロントカバーの重量がリアカバーに加わらないようにすることができる。これにより、リアカバーに加わる重量を、リアカバーの自重とそれに取り付けられる反射ミラー等の部品の重量を足した重量のみにすることができ、リアカバーの変形防止に貢献することができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態においては、背面投射型表示装置としてリアプロジェクションテレビを適用した例について説明したが、パーソナルコンピュータや遊技機のディスプレイ装置、その他の背面投射型表示装置にも適用できるものである。
本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビを、正面側から見た斜視図である。 本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビの正面図である。 本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビの平面図である。 本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビの側面図である。 本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビの分解斜視図である。 本発明の背面投射型表示装置の第1の実施の形態に係るリアプロジェクションテレビのフロントカバーと、このフロントカバーに着脱可能に取り付けられるスピーカユニットをリアカバー側から見た斜視図である。 図6に示すフロントカバーに着脱可能に取り付けられるカバープレートの斜視図である。 図6に示すフロントカバーにスピーカユニットを取り付けた状態のリアプロジェクションテレビを説明する説明図である。 図6に示すフロントカバーにカバープレートを取り付けた状態のリアプロジェクションテレビを説明する説明図である。 図1に示すリアプロジェクションテレビのリア側補強部材及びフロント側補強部材を説明する第1の説明図である。 図1に示すリアプロジェクションテレビのリア側補強部材及びフロント側補強部材を説明する第2の説明図である。 図1に示すリアプロジェクションテレビのリア側補強部材とフロント側補強部材の係合状態を表した斜視図である。 図1に示すリアプロジェクションテレビのリア側補強部材とフロント側補強部材の係合状態を表した側面図である。 従来の背面投射型表示装置を説明する説明図である。
符号の説明
1…リアプロジェクションテレビ(背面投射型表示装置)、 2…ボトムキャビネット、 3…光学ユニット、 4…リアカバー、 5…反射ミラー、 6…フロントカバー、 7…スクリーン、 13…投射レンズ、 14a…背面支柱、 14b…側面支柱、 16a…上面部、 16b…底面部、 16c…背面部、 16d…左側面部、 16e…右側面部、 17…補強リブ、 18…ミラー係合片、 22…当接面、 26…ミラーホルダ、 31…リア側補強部材、 32…ベース補強、 33…アーム補強、 33a…係合部、 35…導通部材、 41…ベース枠、 42…化粧枠、 43…スクリーン枠、 44…化粧板、 45…フロント側補強部材、 46…支持ブラケット、 51…係合溝、 56a,56b,56c…脚部、 61…スピーカユニット、 71…カバープレート

Claims (6)

  1. 載置面に載置されるボトムキャビネットと
    前記ボトムキャビネットに搭載されると共に映像光を出射する光学ユニットと、
    前記ボトムキャビネットに支持されるリアカバーと、
    前記リアカバーに取り付けられると共に前記光学ユニットから出射された前記映像光を反射する反射ミラーと、
    前記リアカバーの前面を覆うと共に前記反射ミラーによって反射された前記映像光が投射されるスクリーンを有するフロントカバーと、を備え、
    前記リアカバーの底面部に、当該リアカバーの強度を高めるリア側補強部材を設けたことを特徴とする背面投射型表示装置。
  2. 前記リア側補強部材は、前記ボトムキャビネット外形に対応させて形成したことを特徴とする請求項1記載の背面投射型表示装置。
  3. 前記ボトムキャビネットは、前記リアカバーと一体に組み立てられた前記フロントカバーを支持することを特徴とする請求項1記載の背面投射型表示装置。
  4. 前記リアカバーの前記底面部を、前記ボトムキャビネットの左右方向の両側から突出する大きさに形成し、
    前記フロントカバーは、前記底面部の前記ボトムキャビネットから突出する部分の剛性を高めるフロント側補強部材を有することを特徴とする請求項3記載の背面投射型表示装置。
  5. 前記リア側補強部材及び前記フロント側補強部材は、導電性を有する鋼材により形成したことを特徴とする請求項6記載の背面投射型表示装置。
  6. 前記リア側補強部材と前記フロント側補強部材を電気的に導通させたことを特徴とする請求項5記載の背面投射型表示装置。
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