JP4908108B2 - コーナー棚 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室等の内隅コーナーを形成する両側のコーナー壁面にわたって取付けるコーナー棚に関するものである。
従来のコーナー棚1は、図11の底面図に示す如く、一方の方向(矢符F方向)に沿う一方の取付部3と、一方の方向(矢符F方向)に90度で交差する他方の方向(矢符G方向)に沿う他方の取付部4と、これら両方の取付部3,4の間に形成され上面を棚面とした棚板部2とを一体に備え、両方の取付部3,4の各々に二つのビス用挿通孔5,5が穿設されているものがある(特許文献1)。このコーナー棚1の取り付け施工は、施工現場で壁パネル6,7を建て込む等して内隅コーナーを形成し、作業者が壁パネル6,7それぞれの所定位置にビス用下孔9,9…を設け、その後に壁パネル6,7のコーナー壁面6a,7aにコーナー棚1の取付部3,4を対向させた状態で、取付ビス8をビス用挿通孔5を介して各ビス用下孔9に螺着し、コーナー壁面6a,7aに取付部3,4を圧接した状態でコーナー棚1を取り付ける。
特開2000−41901公報
ところで、内隅コーナーを形成する両側のコーナー壁面6a,7aは、交差角度θが90度となるように設計されているが、施工上の種々の要因により、交差角度θが90度より若干小さい状態(例えば、コーナー壁面7a−1に位置する状態)、または、交差角度θが90度より若干大きい状態(例えば、コーナー壁面7a−2に位置する状態)に施工されることがある。この場合、交差角度θが90度でない両側のコーナー壁面6a,7a−1(または7a−2)にコーナー棚1の90度で交差する取付部3,4を取付ビス8の緊締で当接させるように取り付ける、コーナー棚1の取付部3,4を変形させることになり、取付部3,4等に大きな内部応力が生じる。
コーナー棚1は、取付ビス8の緊締で取付部3,4等に大きな内部応力が生じると、取付部3,4等にクラックが入る等して損傷することがある。もし、損傷させた場合には、新たなコーナー棚1と交換して、交換したコーナー棚1とコーナー壁面6a及び/又は7a−1(又は7a−2)との間に調節用シムを介在させる等して、取付部3,4に大きな内部応力を生じさせないように調整しつつ作業を行わなければならないので、新たに交換するコーナー棚1の取り寄せや調節用シムの準備を必要とすると共に、コーナー棚1の交換及び調整の作業に多くの手間を必要とする問題が生じる。
本発明は、両側のコーナー壁面の交差角度が90度になっていない内隅コーナーに、破損させることなく取り付けることができるコーナー棚の提供を目的とする。
請求項1記載の本発明が採用した手段は、一方の方向に沿う一方の取付部と、一方の方向に90度で交差する他方の方向に沿う他方の取付部と、これら両方の取付部の間に形成され上面を棚面とした棚板部と、を一体に備えたコーナー棚において、一方の取付部には、複数本のビスを挿通できる一つ又は複数個のビス用挿通孔が穿設され、他方の取付部には、ビス用挿通孔とコーナー壁面側となる外側面から突出した離隔支持用凸部との一組を備え、前記他方の取付部におけるビス用挿通孔と離隔支持用凸部とを同一又は略同一の位置に設けたことを特徴とするコーナー棚である。
請求項2記載の本発明が採用した手段は、前記他方の取付部において、前記離隔支持用凸部の形成領域内に前記ビス用挿通孔を設けるか、または、前記ビス用挿通孔に近接する位置であって前記ビス用挿通孔の上下領域に、前記離隔支持用凸部を設けた請求項1記載のコーナー棚である。
なお前記コーナー棚において、前記一方の取付部前記ビス用挿通孔を前記一方の方向に沿う長孔とし、また、前記他方の取付部前記ビス用挿通孔を前記他方の方向に沿う長孔とし、前記離隔支持用凸部の内側に該長孔を設けることもある。
この場合のコーナー棚は、両方のコーナー壁面に予めビス用下孔を設けるときに、ビス用下孔の位置に多少の誤差があっても、長孔であるビス用挿通孔の範囲内にビス用下孔を位置させて取付ビスを螺着させることができる。また、他方の取付部における離隔支持用凸部の内側に長孔を形成してあるので、ビス頭部が当接する長孔の開口縁部が常に離隔支持用凸部の形成領域内に位置することになり、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺に生じる内部応力を極力小さくできる。
また前記コーナー棚において、前記一方の取付部前記ビス用挿通孔を前記一方の方向に沿う長孔とし、また、前記他方の取付部前記ビス用挿通孔を前記他方の方向に沿う長孔とし、該長孔が形成されている前記他方の方向に沿う領域内に前記離隔支持用凸部を設けることもある。
この場合のコーナー棚は、両方のコーナー壁面に予めビス用下孔を設けるときに、ビス用下孔の位置に多少の誤差があっても、長孔であるビス用挿通孔の範囲内にビス用下孔を位置させて取付ビスを螺着させることができる。また、他方の取付部における長孔が形成されている他方の方向に沿う領域内に離隔支持用凸部を設けてあるので、ビス頭部が当接する長孔の開口縁部と離隔支持用凸部とを接近させて、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺に生じる内部応力を極力小さくできる。
更に、コーナー棚は、一方の方向に沿う一方の取付部と、一方の方向に90度で交差する他方の方向に沿う他方の取付部と、これら両方の取付部の間に形成され上面を棚面とした棚板部と、を一体に備えたコーナー棚において、一方の取付部に付着させる接着剤又は粘着テープを備え、他方の取付部には、ビス用挿通孔とコーナー壁面側となる外側面から突出した離隔支持用凸部との一組を備え、一方の取付部からビス用挿通孔までの距離と、一方の取付部から離隔支持用凸部までの距離とを同一又は略同一としたものとすることもある。
この場合のコーナー棚は、内隅コーナー部を形成する一方のコーナー壁面及び他方のコーナー壁面に取付け施工するとき、一方の取付部が、一方のコーナー壁面に接着剤又は粘着テープで接合されて取り付けられ、また、他方の取付部が、他方のコーナー壁面に対して、当接する離隔支持用凸部で離隔させた状態にして、ビス用挿通孔へ挿通した取付ビスで取り付けできるので、両方のコーナー壁面の交差角度が90度になっていない場合でも、他方のコーナー壁面に対して他方の取付部を、離隔支持用凸部以外の部分で当接させないようにして取り付けでき、更に、離隔支持用凸部と取付ビスとが近接するので、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺を破損に至らしめるような大きな内部応力を生じさせないように、適度の緊締力で取付ビスを螺着できる。
請求項1記載の本発明に係るコーナー棚は、内隅コーナー部を形成する一方のコーナー壁面及び他方のコーナー壁面に取付け施工するとき、一方の取付部が、一方のコーナー壁面に当接した状態、ビス用挿通孔へ挿通した複数本の取付ビスにより取り付けられ、また、他方の取付部、他方のコーナー壁面に対して当接する離隔支持用凸部で離隔した状態、ビス用挿通孔へ挿通した取付ビスにより取り付けられる。このため、両方のコーナー壁面の交差角度が90度になっていない場合でも、他方のコーナー壁面に対し他方の取付部を、離隔支持用凸部以外の部分当接ないようにして取り付けることができる。更に、離隔支持用凸部と取付ビスとを同一又は略同一の位置に設けたので、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺を破損に至らしめるような大きな内部応力を生じさせないように、適度の緊締力で取付ビスを螺着できる。
請求項2記載の本発明に係るコーナー棚は、前記離隔支持用凸部の形成領域内に前記ビス用挿通孔を設け場合ビス頭部が当接するビス用挿通孔の開口縁部が常に離隔支持用凸部の形成領域内に位置することになり、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺に生じる内部応力を極力小さくできる。また、前記ビス用挿通孔に近接する位置であって、前記ビス用挿通孔の上下領域に前記離隔支持用凸部を設けた場合、ビス頭部が当接するビス用挿通孔の開口縁部と離隔支持用凸部とを接近させて、離隔支持用凸部や取付ビスの近辺に生じる内部応力を極力小さくできる。
本発明に係るコーナー棚(以下、「本発明コーナー棚」と言う。)を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図8は本発明の第1の実施の形態を示すものであり、図1は本発明コーナー棚11をコーナー側上方から見た斜視図、図2は本発明コーナー棚11の底面図、図3は一方の取付部13を正視した側面図、図4は図3のIV−IV線で断面して拡大したビス用挿通孔15近辺の拡大断面図、図5は他方の取付部14を正視した側面図、図6は図5のVI−VI線で断面して拡大したビス用挿通孔16近辺の拡大断面図、図7(A)は図5のVII−VII線で断面して拡大したビス用挿通孔16近辺の拡大断面図、図7(B)は図5のVII−VII線で断面して拡大した別態様を示す拡大断面図、図8(A)〜(C)は施工手順を示す底面図、図8(D)は他方のコーナー壁面7aに離隔支持用凸部17を当接させて他方の取付部14を取付ビス8で止め付けた構造を拡大した平面断面図である。
本例の本発明コーナー棚11は、図1及び図2に示す如く、一方の方向(矢符Fで示す方向:以下「基準方向」と言う)に沿う一方の取付部13と、基準方向(矢符F方向)に角度θが90度で交差する他方の方向(矢符Gで示す方向:以下「交差方向」と言う)に沿う他方の取付部14と、これら両方の取付部13,14の間に形成され上面を棚面12aとした棚板部12と、棚板部12の円弧縁に沿って設けた湾曲縁部18とを一体に備えており、ABS等の合成樹脂素材等で成形されている。両方の取付部13,14は、図3及び図5に示す如く、上半部(13a,14a)が棚板部12から上方へ突設していると共に、上半部(13a,14a)に比べて高さ寸法の大きな下半部(13b,14b)が棚板部12から下方へ垂下し、コーナー側の各々が湾曲するコーナ部21で連結されている。湾曲縁部18は、棚板部12の円弧縁を囲み、上半部18aが棚板部12から上方へ突設していると共に、上半部18aに比べて高さ寸法の短い下半部18bが棚板部12から下方へ垂下し、両側が両方の取付部13,14に連結している。棚板部12は、コーナー側に開口部19を開設して、排水や清掃等がし易くなっている。
前記一方の取付部13は、図3及び図4に示す如く、下半部13bに二個のビス用挿通孔15,15が穿設され、ビス用挿通孔15の外側面周辺が肉厚T−1だけ突出した突出領域13cとしてある。各ビス用挿通孔15は、基準方向(矢符F方向)に沿う長孔に形成されている。なお、ビス用挿通孔15は、図示は省略したが、一個の長孔に形成して、複数本の取付ビス8(図8参照)を挿通できるようにすることもある。また、一方の取付部13は、コーナー側から棚板部12の円弧縁近辺まで延設する帯状とすることに限定するものではなく、図示は省略したが、二個のビス用挿通孔15,15を設ける二箇所のみに、短冊状にして部分的に設けることも可能である。
前記他方の取付部14は、図1、図5〜7に示す如く、一方の取付部13の外側面を延長した平面から距離Xだけ離れた箇所に、ビス用挿通孔16及びコーナー壁面側となる外側面14cから突出した離隔支持用凸部17の一組を設けてある。なお、他方の取付部14ビス用挿通孔16と離隔支持用凸部17の位置若干異ならせる場合、すなわち、一方の取付部13の外側面を延長した平面からビス用挿通孔16の中心までの距離と、一方の取付部13の外側面を延長した平面から離隔支持用凸部17の中心までの距離とを略同一とすることもある。ビス用挿通孔16及び離隔支持用凸部17の位置は、一方の取付部13から他方の取付部14と湾曲縁部18との連結部までの距離の半分の位置よりも若干寸法だけ連結部寄りとし、棚板部12の手前側(末広側)に重い載置物を載置したときに、ビス用挿通孔16を介して他方のコーナー壁面7aへ止め付けた取付ビス8(図8(c)参照)に生じる反力をできるだけ小さくするようにして、安定よく支持できるようにしてある。
前記他方の取付部14は、ビス用挿通孔16を交差方向(矢符G方向)に沿う長孔とし、離隔支持用凸部17の形成領域内設けてある(特に図5〜7参照)。離隔支持用凸部17は、平面に投影した形状が、交差方向(矢符G方向)に沿う円弧状に形成され(図7参照)且つ、他方のコーナー壁面7aとの接触部が上下方向に延びる線状となる形態としてある。また、離隔支持用凸部17の最大突出部(矢符G方向に添った中央部)の肉厚T−2(図6参照)を、例えばT−2=1.0mm程度にしてある。前記一方の取付部13の突出領域13cの肉厚T−1図4参照)と他方の取付部14の離隔支持用凸部17の最大突出部の肉厚T−2(図6参照)とは、等しく又は略等しくしてあり(例えば、1.0mm程度)一方のコーナー壁面6aと一方の取付部13との間に形成される隙間と、他方のコーナー壁面7aと他方の取付部14との間に形成される隙間と略等しくなるようにして、施工後の美観上のバランスをとってある。
なお、他方の取付部14は、図7(B)に示す如く、外側面14cに離隔支持用凸部17を設けると共に、内側面14dに離隔支持用凸部17と略同形状のビス頭部当接用座部20を対向配置するように設けて、斜めに螺進させた取付ビス8の頭部8aをビス頭部当接用座部20に当接させるようにすることもある。
本例の本発明コーナー棚11は、図2に示す如く、一方の取付部13の二箇所の突出領域13c,13cが一方のコーナー壁面6aと当接し、他方の取付部14の離隔支持用凸部17が他方のコーナー壁面7aと当接することができる。ところで、他方のコーナー壁面7aは、一方のコーナー壁面6aとの交差角度θが90度より大きい場合(コーナー壁面7a−2と、一方のコーナー壁面6aとの交差角度θが90度より小さい場合(コーナー壁面7a−1とがあり得るが、他方の取付部14は、他方のコーナー壁面7aに対して離隔支持用凸部17を線状に当接させて離隔するため、コーナー壁面7a−2は勿論のことコーナー壁面7a−1にも離隔支持用凸部17を当接させることができる。離隔支持用凸部17は、前述の如く、平面形状が交差方向(矢符G方向)に沿って延びる円弧状に形成してあるので、他方のコーナー壁面7aと接触する上下方向に延びる線状の接触所を他方のコーナー壁面7a−1や7a−2交差角度θの違いに応じて変更させることができる。
次に、本例の本発明コーナー棚11の施工手順を、本発明コーナー棚11の底面を示す図8に基づいて説明する。図8図(A)に示す如く、本例は、内隅コーナー部を形成するコーナー壁面6a,7aの交差角度θが90度より大きい場合の施工手順を示すものである。なお、コーナー壁面6a,7aの交差角度θが90度より小さい場合も同様の手順で施工される。
先ず、同図(A)に示す如く、コーナー壁面6a,7aの所定位置にビス用下孔9,9,9を設ける。各ビス用下孔9には、必要に応じてアンカー用プラ9aが埋設される。本発明コーナー棚11及び三の取付ビス8を準備しておく。本例の場合には、取付ビス8用の化粧部材10として化粧キャップ10aとキャップ取付用座部材10bを併せて用いる。
次に、同図(A)の状態から、一方のコーナー壁面6aに本発明コーナー棚11の一方の取付部13を当接させつつ、二の取付ビス8,8で一方の取付部13を一方のコーナー壁面6aに仮止めし、同図(B)に示す状態にする。続けて、本発明コーナー棚11を矢符K方向へ押圧して他方のコーナー壁面7aに向かって移動させて、他方のコーナー壁面7aに離隔支持用凸部17を当接させ、この状態で他方のコーナー壁面7aに本発明コーナー棚11の他方の取付部14を一の取付ビス8で止め付ける。
最後に、同図(C)に示す如く、一方のコーナー壁面6aに一方の取付部13の二箇所の突出領域13c,13cが当接している状態と、他方のコーナー壁面7aに離隔支持用凸部17を当接している状態とを確認しつつ、三の取付ビス8,8,8を交互に増し締めして施工を完了する。
以上の如く、本例の本発明コーナー棚11は、一方のコーナー壁面6a及び他方のコーナー壁面7aからなる内隅コーナー部に取付け施工するとき、一方の取付部13が、一方のコーナー壁面6aに当接した状態にして、ビス用挿通孔15,15へ挿通した二本の取付ビス8,8で取り付けられ、また、他方の取付部14が、他方のコーナー壁面7aに対して、当接する離隔支持用凸部17で離隔させた状態にして、ビス用挿通孔16へ挿通した取付ビス8で取り付けられるので、両方のコーナー壁面6a,7aの交差角度が90度になっていない場合でも、他方のコーナー壁面7aに対して他方の取付部14を、離隔支持用凸部17以外の部分で当接させないようにして取り付けでき(図8(C)、図2参照)、更に、離隔支持用凸部17と取付ビス8とが近接するので、強度の緊締力で取付ビス8を螺着しても、離隔支持用凸部17やビス8の近辺を破損に至らしめるような大きな内部応力を生じさせないようにできる。
本例の本発明コーナー棚11は、両方のコーナー壁面6a,7aに予め設けた各ビス用下孔9の位置に多少の誤差があっても、長孔のビス用挿通孔15,15,16で誤差を吸収させることができる。また、本例の本発明コーナー棚11は、他方の取付部14における離隔支持用凸部17の内側に挿通孔(長孔)16を形成してあるので、ビス頭部が当接する長孔16の開口縁部が常に離隔支持用凸部17の形成領域内に位置し(図8(D)参照)、離隔支持用凸部17やビス8の近辺に生じる内部応力を極力小さくできる。
また、本例の本発明コーナー棚11は、取付ビス8用の前記座部材10bの材質がゴム等の軟質のものであれば、取付ビス8の螺着で変形する座部材10bと長孔16の開口縁部との接触面積が増大して、前記内部応力をより小さくできる。また、前記ビス用挿通孔15,16は、長孔とせずに大径の円孔とし、両方のコーナー壁面6a,7aに予め設けた各ビス用下孔9の位置に多少の誤差があっても、大径の円孔で誤差を吸収できるようにすることもある。
(第2の実施の形態)
図9は本発明コーナー棚31の第2の実施の形態の要部を拡大して示す斜視図である。第2の実施の形態の特徴は、他方の取付部14ビス用挿通孔16を、交差方向(矢符G方向)に沿う長孔とし、該挿通孔(長孔)16に近接する位置であって、挿通孔16の上下領域内(好ましくは、この領域の中央)に二つの離隔支持用凸部27,27を上下に延設させて設けたことである。この特徴以外の構成は、前記第1の実施の形態と実質的に同一であるので、ここでの詳細な説明を省略する。離隔支持用凸部27は、平面に投影した形状を円弧状とする以外に、三角形や台形等の多角形で形成することも可能である。本例の本発明コーナー棚31は、他方の取付部14におけるビス用挿通孔(長孔)16の上下であって近接する領域内に離隔支持用凸部27,27を設けてあるので、ビス用挿通孔(長孔)16を挿通する取付ビス8(図8(D)参照)のビス頭部が当接する挿通孔16の開口縁部と離隔支持用凸部27と接近し、離隔支持用凸部27や取付ビス8と接する挿通孔16の開口縁部の近辺に生じる内部応力を極力小さくできるようになる。
(第3の実施の形態)
図10は本発明コーナー棚41の第3の実施の形態の要部を拡大して示す斜視図である。第3の実施の形態の特徴は、他方の取付部14が、ビス用挿通孔16を交差方向(矢符G方向)に沿う長孔とし、該ビス用挿通孔(長孔)16が形成されている位置から交差方向(矢符G方向)に離れた位置に、離隔支持用凸部27を上下に延設させて設けたことである。この特徴以外の構成は、前記第1の実施の形態と実質的に同一であるので、ここでの詳細な説明を省略する。本例の本発明コーナー棚41は、一方の取付部13の外側面を延長した平面(図1参照)からビス用挿通孔16までの距離Yと、一方の取付部13の外側面を延長した平面(図1参照)から離隔支持用凸部27までの距離Zとの寸法差Rを5〜10mm程度と小さくして両距離Y,Zを略同一としてある。本例の本発明コーナー棚41は、挿通孔(長孔)16を挿通する取付ビス8(図8(D)参照)のビス頭部が当接する挿通孔(長孔)16の開口縁部と離隔支持用凸部27とを接近させて、離隔支持用凸部27や取付ビス8と接する挿通孔16の開口縁部の近辺に生じる内部応力を極力小さくできるようになる。
(その他の実施の形態)
前記第1及び2の実施の形態においては、図8に示す如く一方のコーナー壁面6aに対して一方の取付部13を取付ビス8,8で接合して取り付けているが、ビス接合に限定するものではなく、コーナー棚は、図示は省略したが、一方の取付部13にビス用挿通孔15を形成する代わりに接着剤又は粘着テープを備え、一方のコーナー壁面6aに一方の取付部13を接着剤又は粘着テープで接合して取り付けることも勿論可能である。一方のコーナー壁面6aに一方の取付部13を接着剤又は粘着テープで接合して取り付ける以外の構成は、前記第1及び2の実施の形態と実質的に同一であり、ここでの詳細な説明を省略する。
本発明コーナー棚は、現場組み立て式の浴室ユニットの如く、建て込ん交差する二枚の壁パネルで形成した浴室内コーナーに適用するもの以外に、建物躯体がコンクリート等で形成された室内コーナーや、二つのキャビネットを外側面どうしが90度で交差するように配置して形成されたキャビネットコーナー等にも適用できる。
本発明コーナー棚の第1の実施の形態を示すものであって、コーナー側上方から見た斜視図である。 同実施の形態における本発明コーナー棚の底面図である。 同実施の形態における一方の取付部を正視した側面図である。 図3のIV−IV線で断面して拡大した拡大断面図である。 同実施の形態における他方の取付部を正視した側面図である。 図5のVI−VI線で断面して拡大した拡大断面図である。 (A)は図5のVII−VII線で断面して拡大した拡大断面図、(B)は図5のVII−VII線で断面して拡大した別態様を示す拡大断面図である。 (A)〜(C)は施工手順を示す底面図、(D)は他方のコーナー壁面に離隔支持用凸部を当接させて他方の取付部を取付ビスで止め付けた構造を拡大した平面断面図である。 本発明コーナー棚の第2の実施の形態の要部を拡大して示す斜視図である。 本発明コーナー棚の第3の実施の形態の要部を拡大して示す斜視図である。 従来のコーナー棚の施工状態の底面を示すものである。
11…本発明コーナー棚、12…棚板部、12a…棚面、13…一方の取付部、13a…上半部、13b…下半部、13c…突出領域、14…他方の取付部、14a…上半部、14b…下半部、14c…外側面、15…ビス用挿通孔、16…ビス用挿通孔、16…長孔、17…離隔支持用凸部、18…湾曲縁部、18a…上半部、18b…下半部、19…開口部、20…ビス頭部当接用座部、T−1,T−2…肉厚、X…距離

Claims (2)

  1. 一方の方向に沿う一方の取付部と、一方の方向に90度で交差する他方の方向に沿う他方の取付部と、これら両方の取付部の間に形成され上面を棚面とした棚板部と、を一体に備えたコーナー棚において、一方の取付部には、複数本のビスを挿通できる一つ又は複数個のビス用挿通孔が穿設され、他方の取付部には、ビス用挿通孔とコーナー壁面側となる外側面から突出した離隔支持用凸部との一組を備え、前記他方の取付部におけるビス用挿通孔と離隔支持用凸部とを同一又は略同一の位置に設けたことを特徴とするコーナー棚。
  2. 前記他方の取付部において、前記離隔支持用凸部の形成領域内に前記ビス用挿通孔を設けるか、または、前記ビス用挿通孔に近接する位置であって前記ビス用挿通孔の上下領域に、前記離隔支持用凸部を設けた請求項1記載のコーナー棚。
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