JP5286978B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は機体の後部にロータリ耕耘装置を装着したトラクタに関し、該ロータリ耕耘装置の下降時に生じるダッシングを効果的に防止する防止装置に関する。
従来、硬質の圃場において、ロータリ耕耘装置を昇降自在に装着した作業車両を使用して作業を行う場合、ロータリ耕耘装置が接地するとき耕耘爪の掘削抵抗による反力を受けてトラクタが前に跳びだすダッシング現象を生じる。このため、走行速度を検知する手段と、走行速度を設定する手段と、無段変速機構の速度変更手段と、作業機の昇降を検知する手段と、耕深を検知する手段と、耕深設定手段とを制御手段と接続し、走行速度と設定速度からダッシングを検知するとともに、ダッシング発生時に耕深設定値に応じて減速するようにしたので、ダッシングを阻止する技術がある(特許文献1)。
特開2002−320402号公報
ところが、上記の特許文献1の構成では、走行速度と設定速度とからダッシングを検出するものであるから、ダッシング検出の遅れが否めない。即ちダッシング量を抑えながら減速時間及び復帰過程時間をできるだけ短くする必要がある。
この発明は、ダッシング現象およびその大きさをPTO軸の回転ひずみによって測定することによりダッシング量の大きさをいち早く判定しようとする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、機体後部にロータリ耕耘装置25を昇降自在に連結し、該ロータリ耕耘装置25には機体側PTO軸62の駆動力を受けて正転連動する耕耘軸33に複数の耕耘爪29を設けたトラクタにおいて、前記PTO軸62の回転トルクを測定するトルク測定手段71を設け、ロータリ耕耘装置25が非作業状態から作業状態へ降下する際の回転トルクの変動に基づいて機体のブレーキ機構60,60に制動出力し、機体の車速を検出する手段54を設け、検出された車速とトルク測定手段71から算出されたトルク差から加速度を推定し、この加速度と予め設定した加速度とからブレーキ機構60,60への制動出力の要否を判定する手段を構成する制御部42を設けたことを特徴とするトラクタの構成とする。
このように構成すると、ロータリ耕耘装置25を駆動する状態で降下させて接地させるとPTO軸62の回転トルクは、ロータリ耕耘装置25が非作業状態の上昇位置にあるときの値が、ロータリ耕耘装置25が下降して作業状態に達し接地したときの負荷状態下での値に変動し、このトルク差を測定する。そして、この測定結果に基づき、予め設定した制動力をブレーキ機構60,60に出力する。
また、トラクタが走行中にロータリ耕耘装置25を下げて作業を開始する場合に、トルク測定によってトラクタの加速度を推定し、予め設定した加速度を超えるか否かが検出され、許容の加速度を超えるときは、ブレーキ機構60,60が制動される。
請求項2に記載の発明は、車速と加速度とに応じて予め設定した制動力をブレーキ機構(60,60)に出力する制御部(42)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタの構成とする。
のように構成すると、トルク変動に伴う推定の加速度と検出車速との関係に基づいてブレーキ機構に適正な制動力を付与する。
請求項1に記載の本発明によると、ロータリ耕耘装置25に回転駆動された状態で非作業の上昇姿勢から作業姿勢に接地するとき、トルク測定手段71によりPTO軸62のトルク変動を検出し、ダッシング力の程度を予測して、ブレーキ機構60,60の制動力を付与しておくことができ、作業開始に際してロータリ耕耘装置25がダッシングすることを抑制でき、しかもPTO軸62のトルクの変動を捉えてダッシング力を予測するものであるから、制御手段70は機体の走行停止状態に関わらず、ダッシング力を迅速に予測できる。また、推測された加速度と予め設定している加速度からブレーキ機構(60,60)への出力の要否を判定するので、適切に判定できる。
請求項2に記載の発明によると、機体が走行中であって、ロータリ耕耘装置25が下降操作されたとき、加速度を予測しながら車速の状態に応じて該予測加速度から制動出力の有無あるいはその大きさをブレーキ機構60,に付与することができ、耕耘作業開始時の安全を確保できる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施態様について説明する。
図1はロータリ耕耘装置の装着状態を示したものであり、トラクタ11の油圧シリンダケース12の左右外側にリフトアーム13が回動自在に枢着され、機体下部に取り付けられたロワリンク14とリフトアーム13間にはリフトロッド15が介装されている。符号16はトップリンク、17はトップリンクホルダである。
左右のロワリンク14,14の後端部間には門形のヒッチフレーム18を架設し、このヒッチフレーム18の上部中央位置に上部フック19を固設するとともにトップリンク16の後端部を連結し、更に、ヒッチフレーム18の左右下端部に下部フック20,20を装着してクイックヒッチ装置21が構成されている。
尚、下部フック20にはレバー22の前後動によって回動するロックプレート23が枢着されており、後述するロータリ耕耘装置側の下部ピン24が下部フック20へ嵌入されたときに、該ロックプレート23によって下部ピン24をロックできるようにしてある。
一方、ロータリ耕耘装置25の上部中央にはマスト26が設けられており、このマスト26の前端部に上部ピン27を設ける。また、ロータリ耕耘装置25のフレーム28には前記下部フック20,20に対峙して下部ピン24,24を左右へ突設する。
而して、ロータリ耕耘装置25の耕耘爪29の上方はメインカバー30により被蔽され、メインカバー30の後部にリヤカバー31を回動自在に枢着する。之等メインカバー30とリヤカバー31は電動モータ32の駆動により一体となって耕耘軸33の軸回りに回動可能に形成され、耕深を浅く設定するとメインカバー30とリヤカバー31が後方へ回動し、耕深を深く設定するとメインカバー30とリヤカバー31が前方へ回動する。
尚、メインカバー30に突設されたハンガプレート35に水平軸芯を有した支持軸35aを回動可能に設け、下端側をリヤカバー31に取り付けたプレッシャロッド36の途中を上記支持軸35aに形成した貫通孔に通して上下動自在に装着し、このプレッシャロッド36に巻装した下部バネ36aにてリヤカバー31の所定角度以上の上昇を許容するがそれ以上の上昇を抑制すべく下方へ押圧し、リヤカバー31の跳ね上がりを抑止する一方、プレッシャロッド36の上端側にはリヤカバー31の過剰な下方揺動を規制する上部バネ36bを巻装している。
前記リヤカバー31の上下動を検出して耕深変化を捉え、トラクタ側11側の油圧昇降装置Rを作動させて耕深を一定に保持する耕深制御機構Cが構成される。即ち、リヤカバー31の動きは、耕深リンクを介してメインカバー30上に設けた角度センサ34を連動してリヤカバー31角度に変換され、制御部42に入力される構成である。
角度センサ41はポテンショメータ形態とされ検出角度θ情報は制御部42に入力され、予め設定した設定角度θ0との偏差を算出しリフトアーム13を昇降制御することによりロータリ耕耘装置25を適正耕深状態に維持する構成である。
なお、旋回など必要に応じてロータリ耕耘装置25を昇降させるときは、ステアリングハンドル近傍に配置した昇降スイッチレバー46の上昇・下降操作により任意に行うことができる。
図2において、トラクタ11のミッションケースには、主クラッチ(図示せず)、主変速機構51、副変速機構52等を備え、エンジンEからの回転駆動力は、これらを介して左右後車軸53,53および左右前車軸(図示せず)に変速して伝達される構成である。なお後進側変速は主変速機構51に組み込まれる公知の構成としている。一方、エンジンEの駆動力は途中のPTO変速部59、PTOクラッチ60を介してPTO伝動軸61を経由し、機体後部のPTO軸62に伝達される構成である。このPTO軸62の駆動力は、前記ロータリ耕耘装置25の入力伝動ケース25aから前方に突出する入力軸63に自在継手軸64を介して伝達される構成としている。入力軸63に入力された駆動力は入力伝動ケース25a内の図外ギヤ群、伝動軸を介して耕耘爪29を装着する耕耘軸33に伝達される構成である。66,66は前記後車軸53,53を夫々独立あるいは両者共に制動できるブレーキ機構である。
次いで制御部42について説明する。
制御部42の入力情報としては、前記各種スイッチ情報、角度センサ41の各検出情報のほか、トルク測定手段71、車速検出手段としての車速センサ54等の検出情報を入力し、一方出力情報としては前記油圧昇降機構Rの上昇出力あるいは下降出力等がある。
前記トルク測定手段71は、その原理は特開2003−270063号公報に記載のように、PTO軸62の負荷に伴う捻れ量をひずみセンサ71aにより検出する構成とし、PTO軸62の先端部付近に設けられ、ロータリ耕耘装置25の作業負荷増大に伴うトルク測定を行うことができる構成としている。すなわち、ロータリ耕耘装置25への動力伝達が可能に接続し、PTOクラッチ60をONすると、PTO軸62にはエンジンE側からの駆動トルクが発生し、一方ロータリ耕耘装置25の駆動負荷によるPTO軸62への負荷に伴うトルク差が発生している。ロータリ耕耘装置25が上昇する非作業姿勢では、耕耘爪に土壌抵抗のかからない空転状態での負荷が作用する。
ところで、このロータリ耕耘装置25が降下すると土壌耕耘の負荷が作用し、ひずみセンサ71aのひずみ量が大となり、即ちトルク差が上記の非作業時に比較して大となり、予め設定した基準値Lを超える状態が所定時間t経過すると制御手段はダッシングが想定される駆動状態であると判定する構成である(図4、ダッシング判定手段)。
また、前記左右後車軸53,53にギヤ歯部をピックアップして単位時間あたりのピックアップ数から後車軸回転数ひいては車速を検出しうる車速センサ54を構成している(車速検出手段)。左右にそれぞれ設ける構成とすることにより、平均車速の算出、あるいは相互の検出車速の異常診断を行わせる。
前記のダッシング判定手段、車速検出手段を備えたブレーキ制御について、図5のフローチャートに基づき説明する。トラクタのエンジンEを起動し、ロータリ耕耘装置25は非作業状態の上昇姿勢にしておくと(ステップ101〜102)、トルク測定手段71のひずみセンサ71aは所定短時間間隔で検出を行い、そのひずみセンサ71a出力を記憶する(ステップ103)。ここで、作業機降下スイッチ等に基づき、ロータリ耕耘装置25を降下させる(ステップ104)。このひずみセンサ71aの検出値が所定値以上、所定時間以上を継続すると推定トルク差が所定以上であるから、制御手段42はダッシング状態と判定する(ステップ106)。ダッシング状態と判定されると、制御手段70は、ダッシング有りモードに切り換えられ(ステップ107)、車速センサ54の読み込みと共に(ステップ108)、予め制御手段70に設定記憶させたブレーキ機構の制動力が読み込まれる(ステップ110)。未だトラクタ機体が前進していない場合(ステップ109)、すなわち車速ゼロの場合には、図6に示したように、上記読み込まれた制動力を具現する制動出力がトルク差の大小に略比例した制動力として、ブレーキ機構66,66に向けてなされる(ステップ111〜112)。トラクタは停止状態でありながら所定の制動状態に置かれていて、ロータリ耕耘装置25によるダッシングを防止して作業に入ることができる。
一方ステップ109で車速がゼロでなく所定に前進中であるとき、ひずみセンサ71aの検出によりトルク判定手段71がトルク差を演算して車速の加速度を推定する。図7 に示すように、この加速度推定が予め設定した車速ごとの加速度の許容範囲であるときは(ステップ113)、安全性に影響のない加速度と判定してブレーキ制動出力はなされないが(ステップ114)、該加速度が許容範囲外に大きいときは、車速に応じて予め設定した制動力を付与すべくブレーキ機構66,66に制動出力するものである(ステップ115、116)。
ロータリ耕耘装置25を駆動する状態で降下させて接地させるとPTO軸62の回転トルクが、ロータリ耕耘装置25が非作業状態の上昇位置にあるときの値が、ロータリ耕耘装置が下降して作業状態に達し接地したときの負荷状態下での値に変動し、このトルク差が測定され、そして、この測定結果に基づき、予め設定した制動力をブレーキ機構に出力するものである。ここで、PTO軸62にひずみゲージ71aを設け、トルク測定手段71を構成するから、ロータリ耕耘装置25が降下した直後のトルク変動を捉えてダッシングの推定を行い、ブレーキ機構を制動する構成であるから、機体の停止、走行に関わらずダッシングを推定できるため、特に停止状態下でロータリ耕耘装置25を下降させたときでのダッシングを防ぐことができる。
また、走行中におけるロータリ耕耘装置25の下降に伴うダッシング現象の推定をトルク差による推定加速度の大小で行い、制動の要否を判定するため、不要なダッシングのための制動動作を引起さず作業効率を低下させない。
上記の実施例では、ブレーキ機構66,66の制動出力は、制御部42に予め設定して記憶するが、制動力(ブレーキ力)を強弱に補正し、あるいは制動時間(ブレーキ時間)を長短に補正する補正ダイヤル73を設けてある。図8では、内外2重構造のダイヤル73a,73bを備え、外側のダイヤル73aで制動力を補正し、内側ダイヤル73bで制動時間を補正する構成である。このように構成すると、オペレータの熟練度や圃場条件等に応じて設定記憶値を補正でき、ダッシング現象の防止にきめ細かく対応できる。
図9は、ダッシング現象を推測したときの改良構成に関する。前記のトルク差判定等に基づきダッシング現象を判定すると、ロータリ耕耘装置25に上昇出力する(ステップ201〜203)。予め設定した上昇量になると停止し、次いで車速センサ54に基づき車速を検出し(ステップ205)、車速が検出されるとロータリ耕耘装置25に下降出力し、基の高さまで復帰させる(ステップ206〜208)。このように構成すると、ダッシング現象を防止でき作業者は安全に作業開始することができる。
図10は、更に他の改良構成に関する。前記のトルク差判定等に基づきダッシング現象を判定すると、PTOクラッチ60を解放出力する(ステップ301〜303)。即ち、PTOクラッチ60は多板油圧クラッチ形態とし、圧油の供給を抑制することによってクラッチ解放状態を具現できる構成としている。予め設定した解放量に達することで(ステップ304)、ダッシング力を抑制でき、ダッシング現象による危険を回避できる。なお、前記の例に同じく車速センサ54に基づき車速を検出し(ステップ305)、車速が検出されるとPTOクラッチ入りに復帰させる(ステップ306〜307)。
又、トラクタ11には前輪の操舵角を検出する操舵角検出センサ47を設け、該操舵角センサ47による検出操舵角Sが予め設定した角度βを超えると、油圧昇降装置Rを作動させ、ロータリ耕耘装置を上昇制御する構成である。なお、旋回後のロータリ耕耘装置下降制御は上記旋回角度が所定の直進状態に復帰したと検出されるか、あるいはハンドル近傍に配置した上記昇降スイッチレバー46の下降操作による。
以上のように構成したトラクタ11にロータリ耕耘装置25を装着して作業を行うときには、作業機連結作業に基づいて、耕深制御機構Cが構成され、リヤカバー31の動きは、耕深リンク37、第1連動ワイヤ38、連動リンク39、第2連動ワイヤ40を介して角度センサ41を連動しリヤカバー31角度に変換され、制御部42に入力される。
制御部42では、耕耘作業中のリヤカバー31角度を検出し、予め耕深設定器によって設定された耕深との比較によってその偏差を解消すべく油圧昇降機構Rに圧油を給排してリフトアーム13他を作動させる。
図11、12は耕深設定器の変形例を示す。即ち、副変速機構52の副変速レバー67の操作グリップ部に、主変速機構51の増速スイッチ68U、減速スイッチ68Dを設けており、この耕深調整モードへのモード切換スイッチ(図示せず)によるモード切換中、増速スイッチ68Uを押すごとに設定する耕耘深さが深くなり、減速スイッチ68Dを押すごと耕耘深さは浅くなるよう構成している。なお、モード切換スイッチに代替して、表示パネルの液晶表示部69の表示が複数パターンに設けてこれを順次切換えるとき、耕耘深さ調整モード69eに切換えられた状態で、上記増減速スイッチ68U,68Dを操作すると耕耘深さを設定できる構成としてもよい。
このように構成すると、増減速スイッチ68U,68Dを耕耘深さ設定用に兼用するためのコストダウン効果が得られる。
図13は2輪駆動走行状態の走行モード、4駆動モード、旋回時作業機上昇等の旋回モード、および作業機モード(耕耘)までを1つの設定ダイヤル75によって切換えできる構成としたものにおいて、作業機モード位置に選択操作されると、予め設定した耕耘深さが設定される構成とし、なお、この耕耘深さを変更するときは、前記のように増減速スイッチ68U,68Dの操作による。
図13において、設定ダイヤル75はステアリングハンドル76の下位近傍に配置され、さらにこれらの近傍には、アクセルレバー77、前記昇降スイッチレバー46、コンビネーションスイッチ79等を配設している。
このうち、昇降スイッチレバー46は以下の構成である。即ち、作業機(ロータリ耕耘装置25)降下時の操作構成は、該昇降スイッチレバー46の下降操作の初回目では、作業機を所定高さまで降下させ、引き続き2回目の操作で所定の作業機対地位置(ロータリ耕耘装置25の場合は設定耕耘深さ)に降下される構成とした。このように構成すると、トラクタを後退させながら枕地で圃場の畦際に作業機をセットしたいとき、昇降スイッチレバー46の初回操作で接地はしないが低い位置に下がるため、オペレータの後方視界を遮らず、上記畦際寄せ確認を容易化し、続く昇降スイッチレバー46操作で所定の作業機位置に低下して作業を再開できる。
図14は、ロータリ耕耘装置25のリヤカバー31の側面に着脱自在に装着するコーナカバー80,80の着脱構成に関する。リヤカバー31の左右端部に台形状に切欠部31a,31aを形成し、該切欠部31a,31aにて培土器などを装着して畝を整形できる構成とするが、標準の耕耘時にはこの切欠部31a,31aは塞ぐ必要がある。このため台形状のコーナカバー80,80を着脱自在に装着するものである。ところで該コーナカバー80,80には耕耘爪側からの土の飛散を受け、下縁側には圃場面に接地して抵抗を受けるため下方側が開き易く、改善が望まれる。図Lの構成では、リヤカバー31側にフック部81を設け、コーナカバー80側に設けたリヤカバー31との重合部82のうち、該フック部81に対応する部分82aを切り欠き、係合させるパッチン錠83側の係止アーム部83aの肩部83bを重合部82に圧接させてリヤカバー31の上面から重合部82を被せてパッチン錠83で固定するよう構成している。84はリヤカバー31側の固定ピンを嵌合させる孔部で、コーナカバー80,80のずれを防止する。
ロータリ耕耘装置の側面図 トラクタ伝動部の概要図 制御ブロック図 ひずみセンサ出力一例を示すグラフ フローチャート 推定トルク差―制動力関係グラフ 検出車速−許容加速度関係グラフ 補正ダイヤルの正面図 フローチャート フローチャート 変速レバー斜視図 液晶表示一例を示す正面図 ステアリングハンドル近傍の操作部斜視図 リヤカバー用コーナカバーの要部背面図(A)、その側面図(B)、コーナカバー単体の背面図(C)
25 ロータリ耕耘装置
29 耕耘爪
33 耕耘軸
42 制御部
54 車速センサ(車速検出手段)
60 ブレーキ機構
62 PTO軸

Claims (2)

  1. 機体後部にロータリ耕耘装置(25)を昇降自在に連結し、該ロータリ耕耘装置(25)には機体側PTO軸(62)の駆動力を受けて正転連動する耕耘軸(33)に複数の耕耘爪(29)を設けたトラクタにおいて、前記PTO軸(62)の回転トルクを測定するトルク測定手段(71)を設け、ロータリ耕耘装置(25)が非作業状態から作業状態へ降下する際の回転トルクの変動に基づいて機体のブレーキ機構(60,60)に制動出力し、機体の車速を検出する手段(54)を設け、検出された車速とトルク測定手段(71)から算出されたトルク差から加速度を推定し、この加速度と予め設定した加速度とからブレーキ機構(60,60)への制動出力の要否を判定する手段を構成する制御部(42)を設けたことを特徴とするトラクタ。
  2. 車速と加速度とに応じて予め設定した制動力をブレーキ機構(60,60)に出力する制御部(42)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
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