JP5286022B2 - 車両ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドア構造に関し、特にアッパサッシュとドアパネルとの接続部構造に関する。
車両ボディのドア開口を開閉する車両ドアは一般に、ドアパネル(インナパネルとアウタパネル)の上部に、窓開口を形成するドアサッシュを一体に設けている。ドアサッシュは、立柱サッシュとアッパサッシュとからなり、両サッシュの下端部はそれぞれドアパネルのインナパネルとアウタパネルの間に挿入固定されている。このうち、アッパサッシュとドアパネルとの接続部構造に着目すると、ロール成形品からなるアッパサッシュは一般に、車内側に位置する袋状部と、車外側に位置する意匠部と、上記袋状部と意匠部を接続する車幅方向部と、上記車幅方向部より車両ボディ側に位置していて意匠部から車内側に突出するウェザーストリップ支持縁(ビード)とを有している。アッパサッシュとドアパネルの接続部は、フロントドアではその前方に存在し、リヤドアではその後方に存在する。
実開昭57-109014号公報
このウェザーストリップ支持縁は従来、ドアパネル内において切除されていた(特許文献1)。しかし、切除部分の錆びの発生を防止するため、シーラの塗布が不可欠であり、作業性が悪く、コストアップ要因であった。一方、このウェザーストリップ支持縁をそのままドアパネル内に挿入すると、インナパネルとアッパサッシュとの間に大きな隙間が発生する。雨水の浸入を防ぐためには、この隙間にシーラを充填しなければならず、同様に作業性が悪くコストアップ要因であった。また、アッパサッシュ先端のウェザーストリップ支持縁をプレスで潰して後ドアパネル内に挿入することも行われているが、同様の問題がある。
本発明は、以上の問題意識に基づき、ウェザーストリップ支持縁の切除による錆の問題がなく、インナパネルとアッパサッシュとの間に大きな隙間が発生することのない車両ドア構造を得ることを目的とする。
本発明は、鉄系材料のロール成形品からなるアッパサッシュの下端部を、ドアパネルのインナパネルとアウタパネルの間に挿入固定する車両ドア構造であって、アッパサッシュは、車内側に位置する袋状部と、車外側に位置する意匠部と、上記袋状部と意匠部を接続する車幅方向部と、上記車幅方向部より車両ボディ側に位置していて意匠部から車内側に突出するウェザーストリップ支持縁とを有する車両ドア構造において、アッパサッシュのウェザーストリップ支持縁は、ドアパネル内において、その先端部がドアパネル外よりも車幅方向部に接近する方向に曲折されていて該ドアパネルの内外において異形状とされていること、及びドアパネルのインナパネルは、この曲折縁に沿う傾斜面を備えていること、を特徴としている。
本発明は、ウェザーストリップ支持縁が、U字状に折り返した(曲折した)板材を密着させたヘム構造であるときに適用するのが実際的である。
本発明によるドア構造の一態様では、インナパネルに、アッパサッシュの意匠部の車内側の面に沿う平面部と、車幅方向部に沿う車幅方向延長部とを設け、この平面部と車幅方向延長部に対してそれぞれ傾斜させて上記傾斜面を設けることができる。
本発明は、別の態様では、以上のいずれかの車両ドアサッシュのフレーム構造を有する車両ドアである。
さらに別の態様では、以上の車両ドアを有する車両である。
本発明は、鉄系材料のロール成形品からなるアッパサッシュの下端部を、ドアパネルのインナパネルとアウタパネルの間に挿入固定する車両ドア構造であって、アッパサッシュは、車内側に位置する袋状部と、車外側に位置する意匠部と、上記袋状部と意匠部を接続する車幅方向部と、上記車幅方向部より車両ボディ側に位置していて意匠部から車内側に突出するウェザーストリップ支持縁とを有し、アッパサッシュのウェザーストリップ支持縁は、ドアパネル内において、その先端部が車幅方向部に接近する方向に曲折され、ドアパネルのインナパネルは、この曲折縁に沿う傾斜面を備えている。このため、ドアパネル内においてアッパサッシュのウェザーストリップ支持縁を切除する必要がないので、錆の発生を未然に防止し、また該パネルとアッパサッシュの間の隙間を最小にしてシーラの使用を最小限にし、作業性を向上させてコストダウンを図ることができる。
図1は、本発明による車両ドア構造を適用する乗用車の側面形状を示している。車両ボディBのドア開口(ボディ開口)Aを開閉する車両ドア10は、ドア本体(インナパネルとアウタパネル)11の上部に窓開口12を形成するドアサッシュ(窓枠)20を備えている。
ドアサッシュ20は、鉄系材料のロール成形品からなるもので、窓ガラスGの上縁を受け入れる側面視で曲折したアッパサッシュ20Aと、車両ボディBのセンターピラー16に沿い窓ガラスGの上下方向縁部を受け入れる立柱サッシュ20Bとを有している。立柱サッシュ20Bの上端部とアッパサッシュ20Aの端部とは周知手段で接続固定される。本実施形態は、アッパサッシュ20Aの下端部(前端部)とドアパネル11の接続構造を対象としている。図示例は、フロントドア10であるが、リヤドアのアッパサッシュ20Aの下端部(後端部)とドアパネル11の接続構造も本発明の対象となる。つまり、アッパサッシュ20Aとドアパネル11の接続部は、フロントドア10ではその前方に存在し、リヤドア10ではその後方に存在するだけで、実質的な構成は同じである。以下、フロントドア10に本発明を適用した実施形態を図2ないし図4について説明する。以下の説明では、同図に図示したように、車内側IN、車外側OUT(車幅方向)、車両ボディ側B及び窓ガラス側Gを方向の基準とする。なお、図4は、アッパサッシュ20Aの断面形状として示しているが、立柱サッシュ20Bの基本的な断面形状も同一である(同一とすることができる)。
ロール成形品からなるアッパサッシュ20Aは、車内側INに位置する袋状部21と、車外側OUTに位置する意匠部22と、袋状部21と意匠部22を接続する車幅方向部23と、車幅方向部23より車両ボディ側Bに位置していて意匠部23の車内側の面から車内側に突出するウェザーストリップ支持縁24とを有している。より具体的には、ロール成形品からなるアッパサッシュ20Aは、断面形状において、車幅方向部23が3枚合わせ構造であり、3枚合わせの中心に位置する始端部23sからこの始端部23sの車両ボディ側Bの面に最終的に重ね合わされる終端部23eに至る一筆書き構造を有している。
始端部23sは、車内側に延長されて袋状部21を構成した後、始端部23sの窓ガラス側Gに重ね合わせ縁23aとして重ね合わされ、次いで、窓ガラス側G側に延びた後折り返され、車幅方向部23を超えて車両ボディ側Bに延長されて意匠部22を構成する。意匠部22の車両ボディ側Bの端部は、折り返されて再び車幅方向部23側に延び、車幅方向部23との間に、車内側INに突出するヘム構造のウェザーストリップ支持縁24を形成した後、始端部23sに重ね合わされる終端部23eを構成している。ウェザーストリップ支持縁24のヘム構造とは、U字状に曲折した板材を密着させた構造を意味する。
また、袋状部21には、車幅方向部23の底部にガラスラン保持凹部25を形成する凹部26が形成され、意匠部22の窓ガラス側Gの端部には、車内側に曲折されたガラスラン保持縁27が形成されている。凹部26とガラスラン保持縁27の間には合成樹脂材料からなる一様断面のガラスランGRが保持される。ガラスランGRは、窓ガラスGが閉位置に移動するとき、窓ガラスGの縁部を受け入れる溝を有するもので、その形状、材料ともに各種が周知である。
車幅方向部23の終端部23eには、その車内側の端部に、車両ボディ側Bに向かうウェザーストリップ支持縁28が形成されており、このウェザーストリップ支持縁28とウェザーストリップ支持縁24とで、ウェザーストリップ保持凹部29が形成されている。車両ドア10を閉じたときの水密を図る一様断面のウェザーストリップWS(図4)は、このウェザーストリップ支持縁28とウェザーストリップ支持縁24によって保持されている。ウェザーストリップWSは、ガラスランGRと同様に、形状、材料ともに各種が周知である。
ウェザーストリップ支持縁24は、ロール成形終了時点では、意匠部22と直交し車幅方向部23と平行をなしており(図2上部、図4)、アッパサッシュ20Aには、窓開口Aに沿った曲率が与えられている。
一方、以上の断面形状を有するアッパサッシュ20Aの先端部は、図2、図3に示すように、車両ドア10のドアパネル11を構成するアウタパネル11Aとインナパネル11Bの間に挿入されて固定される。アッパサッシュ20Aのウェザーストリップ支持縁24は、そのドアパネル11内に位置する部分及びドアパネル11内に入る直前部分が、ロール成形後の後加工(プレス加工)によって、車幅方向部23に接近する方向に曲折されている。この曲折部を曲折縁24Xとすると、インナパネル11Bには、この曲折縁24Xに沿う傾斜面17が形成されている。この傾斜面17の車両ボディ側Bには、意匠部22と平行な平面部18が形成され、車内側には、車幅方向部23に沿う車幅方向延長部19が形成されている。
このように、アッパサッシュ20Aのウェザーストリップ支持縁24に、ドアパネル11への挿入部分において、車幅方向部23に接近する方向に曲折された曲折縁24Xを形成し、インナパネル11Bに、この曲折縁24Xに沿う傾斜面17を形成すると、アッパサッシュ20Aとドアパネル11との間に、不必要な大きい隙間が生じることがない。このため、その隙間にシーラを使用(充填)するとしても、最小限の量ですみ、作業性が向上するともに、コストも低減させることができる。また、アッパサッシュ20Aをドアパネル11への挿入部分において部分的に切除することもないので、錆の発生のおそれがない。
曲折縁24Xの意匠部22に対する角度α(図3)、従って傾斜部17の平面部18に対する角度は、例えば30〜60゜程度が好ましい。
なお、ドアパネル11のアウタパネル11Aの上端部には周知のようにベルトモールが装着され、インナパネル11Bの内面にはドアトリムが装着されるが、その図示を省略している。
本発明による車両ドアサッシュ構造を適用した車両ドアの一例を示す側面図である。 同アッパサッシュとドアパネルとの接続部構造を示す斜視図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う断面図である。
符号の説明
B 車両ボディ
A ドア開口(ボディ開口)
G 窓ガラス
10 車両ドア
11 ドア本体
11A アウタパネル
11B インナパネル
12 窓開口
16 センターピラー
17 傾斜面
18 車幅方向延長部
19 平面部
20 ドアサッシュ
20A アッパサッシュ
20B 立柱サッシュ
21 袋状部
22 意匠部
23 車幅方向部
24 ウェザーストリップ支持縁
24X 曲折縁
25 ガラスラン保持凹部
26 凹部
27 ガラスラン保持縁
28 ウェザーストリップ支持縁
29 ウェザーストリップ保持凹部
GR ガラスラン
WS ウェザーストリップ

Claims (5)

  1. 鉄系材料のロール成形品からなるアッパサッシュの下端部を、ドアパネルのインナパネルとアウタパネルの間に挿入固定する車両ドア構造において、
    上記アッパサッシュは、車内側に位置する袋状部と、車外側に位置する意匠部と、上記袋状部と意匠部を接続する車幅方向部と、上記車幅方向部より車両ボディ側に位置していて上記意匠部から車内側に突出するウェザーストリップ支持縁とを有し、
    上記アッパサッシュのウェザーストリップ支持縁は、上記ドアパネル内において、その先端部が上記ドアパネル外よりも車幅方向部に接近する方向に曲折されていて該ドアパネルの内外において異形状とされており
    上記ドアパネルのインナパネルは、この曲折縁に沿う傾斜面を備えていることを特徴とする車両ドア構造。
  2. 請求項1記載の車両ドア構造において、上記ウェザーストリップ支持縁は、U字状に曲折した板材を密着させたヘム構造である車両ドア構造。
  3. 請求項1または2記載の車両ドア構造において、上記インナパネルは、アッパサッシュの意匠部の車内側の面に沿う平面部と、車幅方向部に沿う車幅方向延長部と、この平面部と車幅方向延長部に対してそれぞれ傾斜した上記傾斜面とを備えている車両ドア構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の車両ドア構造を有する車両ドア。
  5. 請求項4記載の車両ドアを有する車両。
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