JP5284582B2 - 有機薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜トランジスタ及びその製造方法に関するもので、特に、有機薄膜トランジスタ及びその製造方法に関するものである。
通常、薄膜トランジスタは、イメージ表示用ディスプレイにおいてスイッチ素子として用いられるもので、薄膜トランジスタのうち有機薄膜トランジスタは、半導体層材料として半導体性有機物質を使用し、ガラス基板の代りにフレキシブルな基板を使用する点を除けば、シリコン薄膜トランジスタと構造的に類似した形態を有する。
有機薄膜トランジスタは、図1に示すように、下部基板51上に金属を用いて形成されたゲート電極52aと、ゲート電極52aを含む下部基板51に形成されるゲート絶縁膜53と、ゲート電極52aの両エッジにオーバーラップされるようにゲート絶縁膜53上にそれぞれ形成されたソース電極55a及びドレーン電極55bと、ソース/ドレーン電極55a,55bを含むゲート絶縁膜53上に形成された有機半導体層54とから構成される。
ソース/ドレーン電極55a,55bは、パラジウム(Pd)、銀(Ag)などの金属無機物質を用いて形成する。
また、上記のような有機薄膜トランジスタにおいては、ゲート絶縁膜53を有機物質によって形成することもできるが、有機物質によって形成されたゲート絶縁膜53と、無機物質、すなわち、金属によって形成されるソース/ドレーン電極55a,55bとの間の接着力を向上させるために、ゲート絶縁膜53にプラズマ表面処理が行われる。
しかしながら、プラズマ処理が行われたゲート絶縁膜53は、親水性を有するようになり、親水性のゲート絶縁膜53上に有機半導体層が形成される場合、小さいグレイン(grain)を有する有機半導体層に成長する。
図2Aには、プラズマ処理が行われず、疎水性を有するゲート絶縁膜上に形成された有機半導体層のグレイン構造を示しており、図2Bには、プラズマ処理が行われ、親水性を有するゲート絶縁膜上に形成された有機半導体層のグレイン構造を示している。これらを比較してみると、親水性のゲート絶縁膜上に形成された有機半導体層のグレイン構造は、疎水性のゲート絶縁膜上に形成された有機半導体層のグレイン構造より小さいことが分かる。
従来の有機薄膜トランジスタにおいては、親水性のゲート絶縁膜上に、小さいグレインサイズを有する有機半導体層が形成される場合、小さいグレインサイズによってチャージトラップサイト(charge trap site)として作用するグレインバウンダリ(grain boundary)が多くなるので、有機半導体層の電気的特性が低下するという問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、ソース/ドレーン電極と有機半導体との間の接触面で発生する接触抵抗を減少させることで、素子の特性を向上できる有機薄膜トランジスタ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る有機薄膜トランジスタは、基板上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲート電極の両エッジにそれぞれオーバーラップされるソース/ドレーン電極と、前記ソース/ドレーン電極を含むゲート絶縁膜上に形成された有機半導体層と、前記ソース/ドレーン電極と前記ゲート絶縁膜との間に形成された親水性の第1接着層と、前記ゲート絶縁膜と前記有機半導体層との間に形成された疎水性の第2接着層と、を含む。
上記目的を達成するための本発明に係る有機薄膜トランジスタは、基板上に形成されたバッファ膜と、前記バッファ膜上にそれぞれ島状に形成されたソース/ドレーン電極と、前記ソース/ドレーン電極にかけて形成された有機半導体層と、前記有機半導体層を含む基板に形成されたゲート絶縁膜と、前記ソース/ドレーン電極にオーバーラップされるように前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ソース/ドレーン電極と前記バッファ膜との間に形成された親水性の第1接着層と、前記バッファ膜と前記有機半導体層との間に形成された疎水性の第2接着層と、を含む。
上記目的を達成するための本発明に係る有機薄膜トランジスタの製造方法は、基板上にゲート電極を形成する段階と、前記ゲート電極を含む基板の全面にゲート絶縁膜を形成する段階と、前記ゲート絶縁膜上にプラズマ処理工程を行い、親水性の第1接着層を形成する段階と、前記第1接着層上にソース/ドレーン電極を形成する段階と、前記ソース/ドレーン電極の間の前記第1接着層にプラズマ再処理工程を行い、疎水性の第2接着層を形成する段階と、前記第2接着層が含まれたゲート絶縁膜上に有機半導体層を形成する段階と、を含む。
上記目的を達成するための本発明に係る有機薄膜トランジスタの製造方法は、基板上にバッファ膜を形成する段階と、前記バッファ膜上にプラズマ処理工程を行い、親水性の第1接着層を形成する段階と、前記第1接着層上にソース/ドレーン電極を形成する段階と、前記ソース/ドレーン電極間の前記第1接着層にプラズマ再処理工程を行い、疎水性の第2接着層を形成する段階と、前記第2接着層が形成されたバッファ膜上に有機半導体層及びゲート絶縁膜を順次形成する段階と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する段階と、を含む。
前記モールドは、ポリジメチルシロキサン(Poly−dimethyl Siloxane:PDMS)を含む熱硬化性物質を用いることによって形成される。
上記目的を達成するための本発明に係る有機薄膜トランジスタの製造方法は、基板上にバッファ膜を形成する段階と、前記バッファ膜上にプラズマ処理工程を行い、親水性の第1接着層を形成する段階と、前記第1接着層の所定領域にモールドを接触させ、疎水性の第2接着層を形成する段階と、前記第1接着層上にソース/ドレーン電極を形成する段階と、前記ソース/ドレーン電極及び第2接着層が形成されたバッファ膜上に有機半導体層を形成する段階と、前記有機半導体層上にゲート絶縁膜及びゲート電極をそれぞれ形成する段階と、を含む。
本発明に係る有機薄膜トランジスタ及びその製造方法によると、疎水性に変換された有機物質の絶縁膜上に有機半導体層を形成することで、チャネル領域として定義される有機半導体層のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層の電気的特性を向上できるという効果がある。
また、本発明に係る有機薄膜トランジスタ及びその製造方法によると、プラズマ処理工程でソース/ドレーン電極と有機物質のバッファ膜との間に形成された親水性の接着膜によって、これら膜間の接着力を増加できるという効果がある。
図3A乃至図3Dは、本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図で、図4は、本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。
まず、本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタは、図3Dに示すように、基板110上に金属物質によって形成されたゲート電極112と、ゲート電極112を含む基板110の全面に有機物質によって形成されたゲート絶縁膜114と、ゲート電極112の両エッジにオーバーラップされるように、ゲート絶縁膜114上に金属物質によって形成されたソース電極116a及びドレーン電極116bと、ソース/ドレーン電極116a,116bを含むゲート絶縁膜114上にLCPBC(liquid Crystalline Polyfluorene Block copolymer)、ペンタセン、ポリチオフェンなどによって形成された有機半導体層120と、ソース/ドレーン電極116a,116bとゲート絶縁膜114との接触領域に形成された親水性の接着層114aと、有機半導体層120とゲート絶縁膜114との接触領域、すなわち、チャネル領域に形成された疎水性の接着層114bとを備えて構成される。
尚、親水性の接着層114aは、ソース/ドレーン電極116a,116bとゲート絶縁膜114との接触領域のみに形成され、これら膜間の接着力を向上させる。また、疎水性の接着層114bが形成されたゲート絶縁膜114上に有機半導体層120が形成されることで、有機半導体層120のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層の電気的特性が向上する。
以下、上記のような有機薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
まず、図3Aに示すように、ガラスまたは透明なプラスチックの基板110上に金属を蒸着した後、フォトエッチング技術でパターニングしてゲート電極112を形成する。
ゲート電極112は、クロム(Cr)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、タングステン(W)系列などの低抵抗金属物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
その後、ゲート電極112を含む基板100の全面に有機絶縁物質を塗布し、ゲート絶縁膜114を形成する。
ゲート絶縁膜114は、BCB(Benzocyclobutene)、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。
引き続いて、ゲート絶縁膜114にプラズマ処理工程を行い、親水性の接着膜114aをゲート絶縁膜114の表面に形成する。
プラズマ処理は、O、H、He、H、SF及びCFのうち何れか一つのガスまたはこれらの混合ガスを用いて行う。
図3Bに示すように、接着膜114aの上面に金属層を形成し、この金属層上にフォトレジスト118を塗布し、フォトレジスト118の上部に所定のパターンが形成されたフォトマスクを整列した後、光線を照射して露光し、その後、現像してフォトレジスト118をパターニングする。引き続いて、パターニングされたフォトレジスト118をマスクとして用いて上記金属層を選択的にエッチングし、ソース/ドレーン電極116a,116bを形成する。
ソース/ドレーン電極116a,116bは、クロム、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金などの低抵抗金属無機物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
また、プラズマ処理工程によって形成された親水性の接着膜114aは、有機物質のゲート絶縁膜114と、無機物質、すなわち、金属層のソース/ドレーン電極116a,116bとの接着力を増加させる。
引き続いて、図3Cに示すように、ソース/ドレーン電極116a,116bの上側にフォトレジスト118を残した状態で、基板100の全面にプラズマ再処理工程を行う。その結果、パターニングされたフォトレジスト118を通して露出された接着層114aは、疎水性の接着層114bに変わり、ソース/ドレーン電極116a,116bとゲート絶縁膜114との接触部分のみに親水性の接着層114aが残るようになる。
プラズマ再処理工程は、OとCFとの混合ガスを用いて行う。
図3Dに示すように、パターニングされたフォトレジスト118を除去し、ソース/ドレーン電極116a,116bを含むゲート絶縁膜114の全面に有機物質を塗布した後、パターニングして有機半導体層120を形成することで、有機薄膜トランジスタを完成する。
有機半導体層は、LCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどの有機物質によって形成する。
このとき、疎水性の接着層114bが形成されたゲート絶縁膜114上に、有機半導体層120が形成されることで、有機半導体層120のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層の電気的特性が向上する。
また、上記のような第1実施形態による有機薄膜トランジスタを含む液晶表示素子は、図4に示すように、有機薄膜トランジスタが形成された基板110上に、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成された保護膜122と、コンタクトホール119を通してドレーン電極116bに連結されるように、保護膜122の画素領域にITOまたはIZOによって形成される画素電極124とをさらに備えている。そして、下部基板110に対向して合着された上部基板132には、画素領域を除いた部分で光を遮光するブラックマトリックス130と、色相を実現するためのカラーフィルター層128と、画素を駆動するための共通電極126とが備わる。これら上部基板132と下部基板110とが所定空間を有して合着され、それらの間に液晶層131が形成される。
また、上記のような第1実施形態による有機薄膜トランジスタが形成された有機発光電界素子(図示せず)において、有機薄膜トランジスタが形成された基板110と対向して合着された上部基板には、第1電極と、第2電極と、これら第1電極と第2電極との間の有機発光層とを有する有機発光ダイオードが形成される。
上記のように、本発明の第1実施形態では、有機薄膜トランジスタの構造のうちボトム-ゲート構造を説明したが、次に説明する本発明の第2実施形態では、有機薄膜トランジスタの構造のうちトップ-ゲート構造を説明する。
図5A乃至図5Dは、本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図で、図6は、本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。
まず、本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタは、図5Dに示すように、基板210上に有機物質によって形成されたバッファ膜212と、バッファ膜212上にそれぞれ島状の金属層によって形成されたソース/ドレーン電極214a,214bと、ソース/ドレーン電極214a,214b及びバッファ膜212上にLCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどによって形成された有機半導体層216と、有機半導体層217上に形成されたゲート絶縁膜218と、ソース/ドレーン電極214a,214bとオーバーラップされるようにゲート絶縁膜218上に形成されたゲート電極220と、ソース/ドレーン電極214a,214bとバッファ膜212との接触領域に形成された親水性の接着層212aと、有機半導体層216とバッファ膜212との接触領域、すなわち、チャネル領域に形成された疎水性の接着層212bとから構成される。
但し、親水性の接着層212aは、ソース/ドレーン電極214a,214bとバッファ膜212との接触領域のみに形成され、これら膜間の接着力を向上させる。また、疎水性の接着層212bが形成されたバッファ膜212上に有機半導体層217を形成することで、有機半導体層217のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層217の電気的特性が向上する。
以下、上記のような有機薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
まず、図5Aに示すように、ガラスまたは透明なプラスチックの基板210上にバッファ膜212を形成する。
バッファ膜212は、以後に形成される有機半導体層の結晶成長を良好にするために蒸着され、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。
引き続いて、バッファ膜212上にプラズマ処理工程を行い、親水性の接着膜212aをバッファ膜212の表面に形成する。
プラズマ処理は、O、H、He、H、SF及びCFのうち何れか一つのガスまたはこれらの混合ガスを用いて行う。
引き続いて、図5Bに示すように、接着膜212aの上面に金属層を形成し、この金属層上にフォトレジスト216を塗布し、このフォトレジスト216の上部に所定のパターンが形成されたフォトマスクを整列した後、光線を照射して露光し、その後、現像してフォトレジスト216をパターニングする。引き続いて、パターニングされたフォトレジスト216をマスクとして用いて金属層を選択的にエッチングし、ソース/ドレーン電極214a,214bを形成する。
ソース/ドレーン電極214a,214bは、クロム、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金などの低抵抗金属無機物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
尚、プラズマ処理工程で形成された親水性の接着膜212aは、上記有機物質のバッファ膜212と、無機物質、すなわち、金属層のソース/ドレーン電極214a,214bとの接着力を増加させる。
引き続いて、図5Cに示すように、パターニングされたフォトレジスト216が形成された基板210の全面にプラズマ再処理工程を行う。その結果、パターニングされたフォトレジスト216を通して露出された接着層212aは、疎水性の接着層212bに変わり、ソース/ドレーン電極214a,214bとバッファ膜212との接触部分のみに親水性の接着層212aが残るようになる。
プラズマ再処理工程は、OとCFとの混合ガスを用いて行う。
最後に、図5Dに示すように、パターニングされたフォトレジスト216を除去し、ソース/ドレーン電極214a,214bを含む基板の全面に有機物質を塗布した後、パターニングして有機半導体層217を形成する。
有機半導体層217は、LCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどの有機物質によって形成される。
このとき、疎水性の接着層212bが形成されたバッファ膜212上に有機半導体層217が形成されることで、チャネル領域として定義される有機半導体層217のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層217の電気的特性が向上する。
引き続いて、有機半導体層217上に無機絶縁物質を蒸着したり、または、有機絶縁物質を塗布してゲート絶縁膜218を形成する。
ゲート絶縁膜218は、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)などの無機絶縁物質によって形成するか、または、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。ただし、その後に形成される有機半導体層との接触特性のために、無機絶縁物質より有機絶縁物質を用いてゲート絶縁膜を形成することが好ましい。
ゲート絶縁膜218上に金属を蒸着した後、フォトエッチング技術でパターニングし、ソース/ドレーン電極214a,214bとオーバーラップされるようにゲート電極220を形成することで、有機薄膜トランジスタが完成する。
ゲート電極220は、クロム、銅、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金、タングステン系列などの金属物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
また、第2実施形態による有機薄膜トランジスタを含む液晶表示素子は、図6に示すように、有機薄膜トランジスタが形成された基板210上にBCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成された保護膜222と、コンタクトホール219を通してドレーン電極214bに連結されるように、保護膜222の画素領域にITOまたはIZOによって形成された画素電極224とがさらに備わる。そして、下部基板210に対向して合着された上部基板232には、画素領域を除いた部分で光を遮光するブラックマトリックス230と、色相を実現するためのカラーフィルター層228と、画素を駆動するための共通電極226とが備わる。これら上部基板232と下部基板210とが所定空間を有して合着され、それらの間に液晶層231が形成される。
また、上記のような第2実施形態による有機薄膜トランジスタが形成された有機発光電界素子(図示せず)において、有機薄膜トランジスタが形成された基板210と対向して合着された上部基板には、第1電極と、第2電極と、これら第1電極と第2電極との間の有機発光層とを有する有機発光ダイオードが形成される。
図7A乃至図7Dは、本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図で、図8は、本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。
まず、本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタは、図7Dに示すように、基板410上に金属物質によって形成されたゲート電極412と、ゲート電極412を含む基板410の全面に有機物質によって形成されたゲート絶縁膜414と、ゲート電極412の両エッジがオーバーラップされるように、ゲート絶縁膜414上に金属物質によって形成されたソース電極416a及びドレーン電極416bと、ソース/ドレーン電極416a,416bを含むゲート絶縁膜414上にLCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどによって形成された有機半導体層420と、ソース/ドレーン電極416a,416bとゲート絶縁膜414との接触領域に形成された親水性の接着層414aと、有機半導体層420とゲート絶縁膜414との接触領域に形成された疎水性の接着層414bとから構成される。
尚、親水性の接着層414aは、ソース/ドレーン電極416a,416bとゲート絶縁膜414との接触領域のみに形成され、これら膜間の接着力を向上させる。また、疎水性の接着層414bが形成されたゲート絶縁膜414上に有機半導体層420が形成されることで、有機半導体層420のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層420の電気的特性が向上する。
以下、上記のような有機薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
まず、図7Aに示すように、ガラスまたは透明なプラスチックの基板410上に金属を蒸着した後、フォトエッチング技術でパターニングしてゲート電極412を形成する。
ゲート電極412は、クロム、銅、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金、タングステン系列などの低抵抗金属物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
次いで、ゲート電極412を含む基板410の全面に有機絶縁物質を塗布し、ゲート絶縁膜414を形成する。
ゲート絶縁膜414は、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。
引き続いて、ゲート絶縁膜414にプラズマ処理工程を行い、ゲート絶縁膜414の表面に親水性の接着膜414aを形成する。
プラズマ処理は、O、H、He、H、SF及びCFのうち何れか一つのガスまたはこれらの混合ガスを用いて行う。
引き続いて、図7Bに示すように、親水性の接着膜414a上の所定領域にモールド415を接触させ、モールド415が接触した領域が疎水性の接着膜414bに変化する。
ここで、モールド415は、ポリジメチルシロキサン(以下、「PDMS」という。)を含む熱硬化性物質であり、別途の工程によって製作される。
具体的には、PDMSが含まれたモールド415を親水性の接着膜414aに加圧すると、モールド415と接触した領域は、その表面の末端基の−OH基が分離されて疎水領域に変わり、疎水性の接着膜414bとなる。
したがって、接着膜としては、疎水性の接着膜414bと、親水性の接着膜414aとが共存している。
図7Cに示すように、モールド415を除去し、疎水性の接着膜414b及び親水性の接着膜414aが形成されたゲート絶縁膜414上に金属層を形成する。引き続いて、金属層上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、このフォトレジストの上部に所定のパターンが形成されたフォトマスクを整列した後、光線を照射して露光し、その後、現像してフォトレジストをパターニングする。引き続いて、パターニングされたフォトレジストをマスクとして用いて金属層を選択的にエッチングし、親水性の接着膜414aの上部にソース/ドレーン電極416a,416bを形成する。
ソース/ドレーン電極416a,416bは、クロム、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金などの低抵抗金属無機物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
尚、プラズマ処理工程で形成された親水性の接着膜414aは、ソース/ドレーン電極416a,416bと有機物質のゲート絶縁膜414との間の接着力を増加させる。
引き続いて、図7Dに示すように、ソース/ドレーン電極416a,416b及び疎水性の接着膜414bが形成されたゲート絶縁膜414の全面に有機物質を塗布した後、パターニングして有機半導体層420を形成することで、有機薄膜トランジスタが完成する。
有機半導体層420は、LCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどの有機物質によって形成される。
このとき、モールド415の接触によって疎水性の接着膜414bが形成されたゲート絶縁膜414上に有機半導体層420が形成されることで、チャネル領域として定義される有機半導体層420のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層420の電気的特性が向上する。
また、上記のような第3実施形態による有機薄膜トランジスタを含む液晶表示素子は、図8に示すように、有機薄膜トランジスタが形成された基板410上にBCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成された保護膜422と、コンタクトホール419を通してドレーン電極416bに連結されるように、保護膜422の画素領域にITOまたはIZOによって形成される画素電極424とがさらに備わる。そして、下部基板410に対向して合着された上部基板432には、画素領域を除いた部分で光を遮光するブラックマトリックス430と、色相を実現するためのカラーフィルター層428と、画素を駆動するための共通電極426とが備わる。これら上部基板432と下部基板410とが所定空間を有して合着され、それらの間に液晶層431が形成される。
また、上記のような第3実施形態による有機薄膜トランジスタが形成された有機発光電界素子(図示せず)において、有機薄膜トランジスタが形成された基板410と対向して合着された上部基板には、第1電極と、第2電極と、これら第1電極と第2電極との間の有機発光層とを有する有機発光ダイオードが形成される。
尚、上記のように、本発明の第3実施形態では、有機薄膜トランジスタの構造のうちボトム-ゲート構造を説明したが、以下、本発明の第4実施形態では、有機薄膜トランジスタの構造のうちトップ-ゲート構造を説明する。
図9A乃至図9Dは、本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図で、図10は、本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。
まず、本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタは、図9Dに示すように、基板510上に有機物質によって形成されたバッファ膜512と、バッファ膜512上にそれぞれ島状の金属層によって形成されたソース/ドレーン電極514a,514bと、ソース/ドレーン電極514a,514b及びバッファ膜512上に形成されたLCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどの有機半導体層516と、有機半導体層516上に形成されたゲート絶縁膜518と、ソース/ドレーン電極514a,514bとオーバーラップされるようにゲート絶縁膜518上に形成されたゲート電極520と、ソース/ドレーン電極514a,514bとバッファ膜512との接触領域に形成された親水性の接着層512aと、有機半導体層516とバッファ膜512との接触領域に形成された疎水性の接着層512bとから構成される。
但し、親水性の接着層512aは、ソース/ドレーン電極514a,514bとバッファ膜512との接触領域のみに形成され、これら膜間の接着力を向上させる。また、疎水性の接着層512bが形成されたバッファ膜512上に有機半導体層516が形成されることで、有機半導体層516のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層516の電気的特性が向上する。
以下、上記のような有機薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
まず、図9Aに示すように、ガラスまたは透明なプラスチックの基板510上にバッファ膜512を形成する。
バッファ膜512は、その後に形成される有機半導体層の結晶成長を良好にするために蒸着され、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。
引き続いて、バッファ膜512上にプラズマ処理工程を行い、バッファ膜512の表面に親水性の接着膜512aを形成する。
プラズマ処理は、O、H、He、H、SF及びCFのうち何れか一つのガスまたはこれらの混合ガスを用いて行う。
引き続いて、図9Bに示すように、親水性の接着膜512a上の所定領域にモールド513を接触させ、モールド513が接触した領域が疎水性の接着膜512bに変換される。
ここで、モールド513は、PDMSを含む熱硬化性物質であって、別途の工程によって製作される。
具体的には、PDMSが含まれたモールド513を親水性の接着膜512aに加圧すると、モールド513と接触した領域は、その表面の末端基の−OH基が分離されて疎水領域に変わり、疎水性の接着膜512bとなる。
したがって、接着膜としては、疎水性の接着膜512bと、親水性の接着膜512aとが共存している。
図9Cに示すように、モールド513を除去し、親水性の接着膜512a及び疎水性の接着膜512bが形成されたバッファ膜512上に金属層を形成し、この金属層上にフォトレジスト(図示せず)を塗布し、このフォトレジストの上部に所定のパターンが形成されたフォトマスクを整列した後、光線を照射して露光し、その後、現像してフォトレジストをパターニング(図示せず)する。引き続いて、パターニングされたフォトレジストをマスクとして用いて金属層を選択的にエッチングし、接着膜512aの上部にソース/ドレーン電極514a,514bを形成する。そして、パターニングされたフォトレジスト(図示せず)を除去する。
ソース/ドレーン電極514a、514bは、クロム、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金などの低抵抗金属無機物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
尚、プラズマ処理工程によって形成された親水性の接着膜512aは、ソース/ドレーン電極514a,514bと有機物質のバッファ膜512との間の接着力を増加させる。
引き続いて、図9Dに示すように、ソース/ドレーン電極514a,514b及び疎水性の接着膜512bが形成されたバッファ膜512の全面に有機物質を塗布した後、パターニングして有機半導体層516を形成する。
有機半導体層516は、LCPBC、ペンタセン、ポリチオフェンなどの有機物質によって形成する。
このとき、モールド513の接触によって形成された疎水性の接着膜512b上に有機半導体層516が形成されることで、チャネル領域として定義される有機半導体層のグレインサイズが増加し、チャージトラップサイトとして作用するグレインバウンダリが減少するので、有機半導体層516の電気的特性が向上する。
引き続いて、有機半導体層516上に無機絶縁物質を蒸着するか、または、有機絶縁物質を塗布してゲート絶縁膜518を形成する。
ゲート絶縁膜518は、シリコン酸化物またはシリコン窒化物などの無機絶縁物質によって形成するか、または、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成する。ただし、以後に形成される有機半導体層との接触特性のために、無機絶縁物質より有機絶縁物質を用いてゲート絶縁膜518を形成することが好ましい。
ゲート絶縁膜518上に金属を蒸着した後、フォトエッチング技術でパターニングし、ソース/ドレーン電極514a,514bとオーバーラップされるようにゲート電極520を形成することで、有機薄膜トランジスタが完成する。
ゲート電極520は、クロム、銅、モリブデン、アルミニウム、アルミニウム合金、タングステン系列などの金属物質のうち少なくとも一つまたはそれ以上からなる。
また、第4実施形態による有機薄膜トランジスタを含む液晶表示素子は、図10に示すように、有機薄膜トランジスタが形成された基板510上に、BCB、アクリル系物質、ポリイミドなどの有機絶縁物質によって形成された保護膜522と、コンタクトホール519を通してドレーン電極514bに連結されるように、保護膜522の画素領域にITOまたはIZOによって形成される画素電極524とがさらに備わる。そして、下部基板510に対向して合着された上部基板532には、画素領域を除いた部分で光を遮光するブラックマトリックス530と、色相を実現するためのカラーフィルター層528と、画素を駆動するための共通電極526とが備わる。これら上部基板532と下部基板510とが所定空間を有して合着され、それらの間に液晶層531が形成される。
また、上記のような第4実施形態による有機薄膜トランジスタが形成された有機発光電界素子(図示せず)において、前記有機薄膜トランジスタが形成された基板410と対向して合着された上部基板には、第1電極と、第2電極と、これら第1電極と第2電極との間の有機発光層とを有する有機発光ダイオードが形成される。
以上説明した本発明は、上述した実施形態及び添付の図面によって限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、多様な置換、変形及び変更が可能であることは、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかである。
従来の有機薄膜トランジスタの概略的な構成を示した断面図である。 従来の有機半導体層の結晶構造を示した写真である。 従来の有機半導体層の結晶構造を示した写真である。 本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第1実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。 本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。 本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を示した断面図である。 本発明の第3実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。 本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態における有機薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置の断面図である。
符号の説明
110 基板
112 ゲート電極
114 ゲート絶縁膜
114a,114b 接着層

Claims (5)

  1. 基板上にゲート電極を形成する段階と、
    前記ゲート電極を含む基板の全面に有機絶縁物質のゲート絶縁膜を形成する段階と、
    前記ゲート絶縁膜上にプラズマ処理工程を行い、親水性の第1接着層を形成する段階と、
    前記第1接着層上にソース/ドレーン金属層を形成し、そのソース/ドレーン金属層上にパターニングされたフォトレジストを形成し、前記パターニングされたフォトレジストをマスクで利用て前記ソース/ドレーン金属層をパターニングして、ソース/ドレーン電極を形成する段階と、
    前記パターニングされたフォトレジストを残した状態で、前記ソース/ドレーン電極の間の前記第1接着層にOとCFとの混合ガスを利用してプラズマ再処理工程を行い、疎水性の第2接着層を形成した後、前記パターニングされたフォトレジストを除去する段階と、
    前記第2接着層が含まれたゲート絶縁膜上に有機半導体層を形成する段階と、
    を含み、
    前記疎水性の第2接着層は、前記水性の第1接着層より前記有機半導体層の グレインサイズを増加させてグレインバウンダリを減少させることを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 基板上に有機絶縁物質のバッファ膜を形成する段階と
    前記バッファ膜上にプラズマ処理工程を行い、親水性の第1接着層を形成する段階と、
    前記第1接着層上にソース/ドレーン金属層を形成し、そのソース/ドレーン金属層上にパターニングされたフォトレジストを形成し、前記パターニングされたフォトレジストをマスクで利用て前記ソース/ドレーン金属層をパターニングして、ソース/ドレーン電極を形成する段階と、
    前記パターニングされたフォトレジストを残した状態で、前記ソース/ドレーン電極の間の前記第1接着層にOとCFとの混合ガスを利用してプラズマ再処理工程を行い、疎水性の第2接着層を形成した後、前記パターニングされたフォトレジストを除去する段階と、
    前記第2接着層が形成されたバッファ膜上に有機半導体層及びゲート絶縁膜を順次形成する段階と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する段階と、
    を含み、
    前記疎水性の第2接着層は、前記水性の第1接着層より前記有機半導体層の グレインサイズを増加させてグレインバウンダリを減少させることを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 前記第1接着層を形成するプラズマ処理工程は、O、H、He、H、SF及びCFのうち何れか一つのガスまたはこれらの混合ガスを用いて行うことを特徴とする請求項1及び2うち何れか一つに記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 前記有機半導体層は、LCPBC、ペンタセン及びポリチオフェンのうち何れか一つを用いることによって形成されることを特徴とする請求項1ないし3うち何れか一つに記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 前記ソース/ドレーン電極は、金属無機物質を用いることによって形成されることを特徴とする請求項1ないし4うち何れか一つに記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
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